JPH10128276A - 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置 - Google Patents

生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置

Info

Publication number
JPH10128276A
JPH10128276A JP8292919A JP29291996A JPH10128276A JP H10128276 A JPH10128276 A JP H10128276A JP 8292919 A JP8292919 A JP 8292919A JP 29291996 A JP29291996 A JP 29291996A JP H10128276 A JPH10128276 A JP H10128276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garbage
drying
fresh air
processing tank
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8292919A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiro Shirata
彰宏 白田
Tadaaki Nekotsuka
忠明 猫塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd filed Critical Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Priority to JP8292919A priority Critical patent/JPH10128276A/ja
Publication of JPH10128276A publication Critical patent/JPH10128276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥処理終了後の臭気低減を迅速に行って全
体作業時間の短縮化を図る。 【解決手段】 処理槽25内に投入された生ゴミを加熱
ヒータ24により加熱して適宜乾燥させる生ゴミ乾燥処
理装置1において、生ゴミが所望する乾燥状態になった
ときに加熱ヒータを含む処理機構を停止させる自動運転
終了機構12と、自動運転終了機構12により乾燥処理
運転が停止された後の処理槽25内に新気Aを導入して
強制的に冷却するための新気導入路30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミを処理槽に
投入して適宜加熱することにより乾燥させて減容する生
ゴミ乾燥処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来にあっては、飲食店などにおいて厨
房から出る水分の多い生ゴミ(野菜クズ、残飯など)を
乾燥して処理するための装置が種々提案されている。例
えば特開平6−226237号公報に開示された廃棄物
用乾燥機は、オイルヒータを備えた容器内に回転カッタ
ーを設けて、上方から生ゴミを投入して蓋をし、粉砕・
攪拌しつつ加熱することにより水分を蒸発させて減容
(減量)するようになっている。乾燥に伴って発生する
蒸気は、気水分離器によって熱水と気体とに分離させ、
気体は空中に放出し、熱水は生ゴミの予熱に利用した
後、容器外に排出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来この種の
乾燥機では、タイマーなどにより生ゴミが充分乾燥する
時期に自動的に運転を終了させることが行われている。
ただし加熱が終了した直後は、乾燥した固形物も高温で
あるため取り扱い難く、また臭気も強いため、温度が下
がるまで放置してから固形物排出の作業を行うようにし
ていた。このため実質的な乾燥処理時間よりも全体の作
業時間が大幅に長くなってしまい、能率が悪いという問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、処理槽内に投入された生ゴミを加熱手段により
加熱して適宜乾燥させる生ゴミ乾燥処理装置において、
生ゴミが所望する乾燥状態になったときに加熱手段を含
む処理機構を停止させる自動運転終了機構と、自動運転
終了機構により乾燥処理運転が停止された後の処理槽内
に新気を導入して強制的に冷却するための新気導入路と
を備えたものである。新気導入路は、乾燥処理中に処理
槽内に新気を導入して、乾燥に伴って発生する蒸気を消
臭するための消臭排出機構に押し出すものであることが
好ましい。この構成により、生ゴミが所望する乾燥状態
になった後に、強制冷却運転に切り換えることで、迅速
に処理物の臭気を低減させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0006】図1は、本発明にかかわる生ゴミ乾燥処理
装置の全体の構成を示したものである。この生ゴミ乾燥
処理装置1は、生ゴミを加熱して乾燥させるための加熱
機構21と、加熱により発生した蒸気Bを消臭して排出
するための消臭排出機構22とで構成されている。加熱
機構21は、加熱手段たる加熱ヒータ24が備えられた
容器である処理槽25と、処理槽25の内方に設けられ
た攪拌部材26とで成る。処理槽25の上部開口には蓋
体27が設けられ、生ゴミを投入した後は蓋体27を閉
じることにより処理槽25内が密閉状態に保たれるよう
になっている。攪拌部材26は縦方向の回転軸にブレー
ドが取り付けられて成り、これを回転させるための駆動
モータ28が、スプロケット・チェーン等の回転伝達手
段29を介して連結されている。そして処理槽25には
新気導入路30が設けられ、その先端に設けたブロワー
31が外気を新気Aとして圧送することで、処理槽25
内の蒸気Bを強制的に押し出すようになっている。処理
槽25の蓋体27には、上窄まりに緩く傾斜した内蓋2
0が設けられ、この内蓋20の外周の隙間が蒸気Bを蓋
体27の内部に導くための取入口となっている。また内
蓋20の軸心の位置には、新気導入路30の末端となる
パイプが処理槽25内に臨んで設けられている。
【0007】消臭排出機構22は、処理槽25から出た
蒸気Bを気水分離するための気水分離器であるコンデン
サー32と、分離された気体Gを加熱する消臭ヒータ3
3と、消臭ヒータ33を通った気体Gによって新気導入
路30の新気Aを加熱するための熱交換器34とにより
主として構成されている。コンデンサー32には冷却フ
ァン35が設けられ、その吸引空気Cによって冷却され
るようになっている。
【0008】従って、処理槽25に投入された生ゴミ
は、攪拌部材26の回転により粉砕されつつ攪拌され、
通電された加熱ヒータ24のジュール熱により徐々にそ
の水分を失うことで重量及び容量が減ぜられる。乾燥の
結果残った固形物は、処理槽25に設けられた取出口3
6から取り出されて、土中に埋められて肥料の原料とし
てリサイクル利用されるか、或いは一般ゴミと一緒に焼
却処理される。そして乾燥に伴って発生する蒸気Bは、
蓋体27からパイプ19によりコンデンサー32に導か
れ、このコンデンサー32を通過することで凝縮水Wと
気体Gとに分離されて、凝縮水Wはタンク37等に一旦
溜められるなどしてから、順次機外に排出される。また
気体Gは、消臭ヒータ33によって高温に加熱されて酸
化されることにより消臭され、熱交換器34における新
気Aとの熱交換によって温度が下げられて大気開放され
る。
【0009】そしてこの生ゴミ乾燥処理装置1の運転制
御装置として、生ゴミが所望する乾燥状態になったとき
に乾燥処理運転を停止させる自動運転終了機構12が備
えられている。この自動運転終了機構12は、処理槽2
5の内壁23の温度Tを検出する温度センサー2と、温
度センサー2の検出値に基づいて加熱ヒータ24を含む
各機構の作動部(図中ブロック3で示す)を制御するコ
ントローラ4とで構成されている。そしてそのコントロ
ーラ4は、前記した新気導入路30を利用して、乾燥処
理運転が停止された後の処理槽25内に新気Aを導入し
て、処理物を強制的に冷却するようになっている。
【0010】図2に示すように、温度センサー2は、有
底筒体状を呈した処理槽内壁23の周面下部に設けられ
ている。この位置は、生ゴミが乾燥に伴なって減容して
も内壁23に接するような高さとすることが好ましい。
内壁23は所定の厚さを有した鋳物(鋳鉄又はアルミ合
金等)で成り、その外周は断熱材(図示せず)にて覆わ
れ、さらにステンレス等の金属板(ハウジング)によっ
て囲まれている。内壁23の外表面には、加熱ヒータ2
4を構成するシースドヒータ(図示せず)を装着させる
ための装着溝5が形成されている。なお加熱手段として
はこのような加熱ヒータ24に限らず、生ゴミを乾燥さ
せるものであればどのような構成のものでもよい。そし
て温度センサー2は、センサー本体6にネジ部7及びこ
れに螺合するロックナット8が設けられて成り、内壁2
3の外表面から処理槽25中心に向かって穿たれた取付
穴9に捩じ込まれてナット締めで固定されている。すな
わちセンサー本体6の感熱部10が、処理槽25の内部
25aに向けられた状態で保持されている。取付穴9の
長さは、内壁23の全厚よりも僅かに短い程度となって
おり、感熱部10が接近又は接触する穴端が、内壁23
の内面11からわずかな距離s(数ミリ程度)に位置さ
れている。すなわち温度センサー2は、処理槽内部25
aの温度に略等しくなる内壁温度Tを計測するようにな
っている。コントローラ4は、スイッチ操作によって起
動して、加熱ヒータ24のほか、駆動モータ28、ブロ
ワー31、消臭ヒータ33及び冷却ファン35を適宜作
動させるようになっている。そして運転が進行して、温
度センサー2により検出した処理槽内壁23の温度Tが
予め設定した終了設定値T1 になったら、これらの運転
を自動的に停止させるようになっている。
【0011】ここで、本発明者らが実測によって得た処
理槽内壁23の温度特性について説明する。図3に示す
ように、内壁温度T(図中実線)は、運転開始から急速
に立ち上がる。これは処理槽25内に投入された生ゴミ
が、加熱ヒータ24のジュール熱によって昇温していく
状態を示すものである。処理時間tの経過とともに、内
壁温度Tは、100 ℃前後の定常温度Taに達して安定す
る。これは生ゴミ中の水分が活発に蒸発している状態を
示すものであり、加熱ヒータ24のジュール熱は全て蒸
発エネルギーに消費される。そしてある時点から、内壁
温度Tは再び徐々に上昇してくる。これは生ゴミ中の水
分が少なくなって、固形分が昇温していく状態である。
そしてこの内壁温度Tが適宜上昇したとき(図中斜線部
の範囲)の生ゴミの状態を調べてみると、その含水比は
10〜15%であり、取り扱い易く減量されていることがわ
かった。従ってこのときの温度を乾燥処理運転を終了さ
せる温度(例えば135 ℃)と設定し、この乾燥処理終了
設定値T1 (=Ta+α)を検出したときに、運転終了
モードにするものとした。
【0012】そして従来の乾燥処理装置では、運転終了
の時点から放置して自然冷却とするが、その温度低下の
度合いは極めて緩慢で、常温に近い温度になるまでに長
い時間がかかる(図3中破線にて示す)。そこで本発明
においては、加熱ヒータ24などを停止させた後もブロ
ワー31の運転を続けて、新気導入路30により新気A
を処理槽25に供給するものとした。このように温度の
低い外気を圧送して強制冷却を行うことにより、図3に
示したように、処理槽内部25aの温度(処理槽内壁温
度T)は急速に低下して常温に近い温度になる。この実
施の形態では目標の冷却温度を外気温+5 ℃程度に設定
し、温度センサー2がこの冷却終了設定値T2 (例えば
25℃)を検出したときに、全負荷をOFFとし、運転の
完全停止モードにするものとした。このときの乾燥され
た生ゴミ(固形物)は、臭気の少ないものであることを
確認している。なお強制冷却に要する時間をタイマー7
2にセットして、加熱ヒータ24が停止されてから設定
時間(例えば1 時間)が経過した時点で、ブロワー31
の停止を行うようにしてもよい。
【0013】次にコントローラ4による他の運転制御内
容を説明する。図5及び図6に示すように、コントロー
ラ4には作動制御のための電気負荷回路41及び制御回
路42が備えられている。電気負荷回路41は、コント
ローラ4と、負荷である駆動モータ28、加熱ヒータ2
4、冷却ファン35のモータ38、消臭ヒータ33、及
びブロワー31のモータ39とを並列に電源に接続して
おり、電源から延線された基幹回路43からコントロー
ラ4へ分岐した分岐回路44には、ブレーカ45及びキ
ースイッチ46が設けられている。また基幹回路43か
ら各負荷へ分岐した負荷回路47,48,49,50,
51には、コントローラ4の出力信号によって作動する
電磁リレー52,53,54,55,56がそれぞれ設
けられている。また分岐回路44には温度調節計57,
58,59が並列に設けられ、内壁23に設けられた温
度センサー2と、加熱ヒータ24及び消臭ヒータ33に
それぞれ備えられた温度センサー17,18(図1参
照)とに接続されている。ヒータ用の温度センサー1
7,18は、各ヒータ24,33を設定温度に、例えば
加熱ヒータ24を140 ±25℃に、消臭ヒータ33を375
±25℃に保つためのもので、検出温度がこの設定範囲の
上限及び下限を越えると、その温度調節計58,59が
コントローラ4に信号電流を流し、電磁リレー53,5
5をON−OFFするようになっている。さらに分岐回
路44には、コントローラ4を含む制御部を冷却するた
めの冷却ファン(図示せず)のモータ60及びヒューズ
61と、キースイッチ46のON状態を表示するランプ
62とが設けられている。また基幹回路43には、キー
スイッチ46に連動してON−OFFされるメイン電磁
リレー63が分岐回路44と負荷回路47…51との間
の位置に設けられ、分岐回路44と電源との間には漏電
ブレーカ64が設けられている。
【0014】一方制御回路42は、コントローラ4の入
力側に、操作パネル(図示せず)に設けられた運転ボタ
ン65、排出ボタン66、及び停止ボタン67が接続さ
れている。また同様に、投入口となる蓋体27と、取出
口36に設けられた排出扉及び排出口とにそれぞれ設け
られたリミットスイッチ68,69,70が接続されて
いる。さらに入力側には前記の温度調節計57…59が
接続され、攪拌部材26の過負荷を感知するサーマル7
1、温度センサー2を起動させると共に自動停止のバッ
クアップのためのタイマー72が設けられている。また
コントローラ4の出力側には、前記したキースイッチ4
6及び各電磁リレー52…56,63が接続されている
と共に、過負荷を知らせるランプ73及びブザー74、
タイマー72の表示ランプ75、ランニング及びディス
チャージをそれぞれ表示するランプ76,77が接続さ
れている。
【0015】次に図4を参照して、この生ゴミ乾燥処理
装置1により生ゴミ処理を行う際の運転制御を説明す
る。
【0016】まず作業者は蓋体27を開けて、水きりな
どを行った生ゴミを処理槽25内に投入する。そして蓋
体27を閉じた後、キースイッチ46をONにしてコン
トローラ4を起動させると共に、運転ボタン65を押
す。この操作で運転中の表示のランプ76がつき、さら
に制御部の冷却ファンが作動し、タイマー72がスター
トする。そして加熱ヒータ24がONとなって処理槽2
5の昇温が開始され、駆動モータ28がONとなって攪
拌部材26が回転作動する。すなわち加熱ヒータ24へ
の通電により、そのジュール熱で生ゴミが加熱され、攪
拌部材26の攪拌及び粉砕作用と相俟って、水分の蒸発
が促進される。また加熱開始後に過昇温などの異常がな
ければ、続いてブロワー31のモータ39及び消臭ヒー
タ33がONとなって、新気Aが処理槽25内に圧送さ
れ、発生する蒸気Bが強制的に押し出されて、蓋体27
及びパイプ19を通ってコンデンサー32に導かれ、気
体Gと凝縮水Wとに分離される。またコンデンサー32
の冷却ファン35が引き続き作動して、空冷によりコン
デンサー32の気液分離作用を促す。分離された凝縮水
Wは、コンデンサー32の下方のパイプから機外に排出
される。一方気体Gは、消臭ヒータ33により加熱され
て酸化消臭され、熱交換器34において新気Aを加熱し
た後、機外に大気開放される。また加熱ヒータ24及び
消臭ヒータ33は、コントローラ4によりそれぞれの設
定温度に保持される。
【0017】そして所定時間(例えば3 時間)が経過し
たなら、タイマー72の動作によって温度センサー2を
ONとし、処理槽内壁温度Tの計測を開始する。処理時
間tが経過して生ゴミの乾燥が進み、内壁23が設定温
度(T1 )に達したことを温度センサー2が感知する
と、その信号によりコントローラ4は乾燥処理運転から
強制冷却運転に切り換える。すなわち加熱ヒータ24、
消臭ヒータ33、及び冷却ファン35のモータ38を停
止させる一方、攪拌部材26の駆動モータ28及びブロ
ワー31のモータ39は引き続き運転させて、攪拌及び
新気Aの導入を継続する。なお加熱を停止しても蒸気B
の発生は多少あるので、消臭ヒータ33及び冷却ファン
31も短い時間だけ引き続き運転させるようにしてもよ
い。この乾燥処理運転停止時の生ゴミの状態は、例えば
1/10程度に大きく減量され、取り扱い易い含水比の状態
となっている。そして温度センサー2が、次の設定温度
(T2 )にまで低下したことを検出したなら、駆動モー
タ28及びブロワー31も停止させ、全負荷OFFとす
る。この全運転停止時の生ゴミは、略常温で排出処理作
業が容易であり、しかも臭気は高温時よりも大幅に少な
くなっている。従って作業者は、排出処理作業の煩わし
さを感じることなく処理槽25の取出口36から固形物
を取り出すことができ、リサイクル或いは焼却処理に供
する。なお運転途中に作業者によって停止ボタン67が
押されると、手動による運転停止となる。
【0018】このように、生ゴミが所望する乾燥状態に
なったときに加熱ヒータ24等を停止させる自動運転終
了機構12と、自動運転終了機構12により乾燥処理運
転が停止された後に、処理槽25内に新気Aを導入する
新気導入路30とを備えたので、乾燥処理が終了した後
の冷却を強制的に行うことができ、迅速に処理物の臭気
低減を図ることができる。すなわち生ゴミの乾燥処理に
おける作業サイクルの短縮化が達成される。またその新
気導入路30は、乾燥処理中に処理槽25内に新気Aを
導入して消臭排出機構22に押し出すものを兼用とした
ので、部品点数の大幅な増加がなく、コンパクトな構成
を保つことができる。そしてこの実施の形態の自動運転
停止機構12は、処理槽25の内壁温度Tの特性が、生
ゴミの乾燥進行によく合致していることに着目して構成
されたものであって、内壁23に設けた温度センサー2
が終了設定値T1 を感知したときに、コントローラ4が
加熱ヒータ24等を停止させるようにしたので、生ゴミ
乾燥処理装置1の確実な自動終了運転が実現できる。す
なわち従来のタイマーセットによる自動終了に比べて、
乾燥完了後の無駄な運転がなくなり、ランニングコスト
の低減及び省エネルギーが達成される。
【0019】またこの実施の形態における生ゴミ乾燥処
理装置1は、新気導入路30の上流端にブロワー31を
設けて、その新気Aの圧送によって蒸気Bを処理槽25
から排出させるようにしたので、このブロワー31は高
温で腐蝕性物質を含む蒸気Bに晒されることがなく、寿
命が短くなるのを防止することができる。また蒸気Bの
排出系として消臭排出機構22を備え、この消臭排出機
構22に空冷式のコンデンサー32を設けたので、水冷
式の気水分離器と比べて設置のための工事が簡単である
と共に、水道代が不要になるので運転費を安くすること
ができる。そしてコンデンサー32により分離されたガ
スGを消臭ヒータ33によって加熱消臭するようにした
ので、別個に消臭装置を設けることなく省スペースで環
境保全に寄与できる。さらに消臭ヒータ33の排出下流
側の新気導入路30に交差した位置に、別体で熱交換器
34を設けたので、新気Aを昇温させてから処理槽25
に送り込むことができると共に、気体Gの温度を下げて
排出することができ、高温状態の気体Gよりもさらに臭
気を少なくした状態で大気開放させることができる。ま
たブロワー31は熱交換器34よりも上流側に設けられ
ているので、熱交換後の高温な新気Aによる悪影響も避
けることができる。
【0020】なお本発明は、上記実施の形態で示したよ
うな生ゴミ乾燥処理装置に限らず、少なくとも加熱手段
を備えた処理装置に広く適用されるものである。
【0021】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、乾燥処理
が終了した後の冷却を強制的に行うことができ、迅速に
処理物の臭気低減を図ることができ、乾燥処理作業全体
の時間短縮が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる生ゴミ乾燥処理装置の運転制
御装置の実施の形態を示した構成図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】図1の作用を説明するための処理槽内壁温度の
変化図である。
【図4】図1の作用を説明するためのフローチャートで
ある。
【図5】図1の運転制御装置を示した回路図である。
【図6】図5の他の回路図である。
【符号の説明】
1 生ゴミ乾燥処理装置 2 温度センサー 4 コントローラ 12 自動運転終了機構 22 消臭排出機構 24 加熱ヒータ(加熱手段) 25 処理槽 30 新気導入路 31 ブロワー A 新気 T1 乾燥処理終了設定値 T2 冷却終了設定値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に投入された生ゴミを加熱手段
    により加熱して適宜乾燥させる生ゴミ乾燥処理装置にお
    いて、上記生ゴミが所望する乾燥状態になったときに上
    記加熱手段を含む処理機構を停止させる自動運転終了機
    構と、該自動運転終了機構により乾燥処理運転が停止さ
    れた後の処理槽内に新気を導入して強制的に冷却するた
    めの新気導入路とを備えたことを特徴とする生ゴミ乾燥
    処理装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 上記新気導入路が、乾燥処理中に上記処
    理槽内に新気を導入して、乾燥に伴って発生する蒸気を
    消臭するための消臭排出機構に押し出すものである請求
    項1記載の生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置。
JP8292919A 1996-11-05 1996-11-05 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置 Pending JPH10128276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8292919A JPH10128276A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8292919A JPH10128276A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10128276A true JPH10128276A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17788107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8292919A Pending JPH10128276A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10128276A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5980823A (en) Garbage processing apparatus having deodorizing unit
KR100686957B1 (ko) 음식물 쓰레기 처리기
WO2005080014A1 (en) Food refuge treatment apparatus
KR19990060800A (ko) 마이크로웨이브를 이용한 음식물 쓰레기 처리기
JPH10128269A (ja) 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置
KR200383472Y1 (ko) 가정용 음식물 쓰레기 처리기
JPH10128276A (ja) 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置
JPH10128277A (ja) 生ゴミ乾燥処理装置
JPH10128271A (ja) 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置
JPH08271149A (ja) 生ゴミ処理装置
KR200183875Y1 (ko) 음식물 쓰레기 건조장치
JPH1054661A (ja) 生ゴミ乾燥処理装置
JPH10128270A (ja) 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置
KR20000047528A (ko) 음식물 쓰레기 처리기 및 그 자동운전 제어방법
JP3379169B2 (ja) 厨芥処理機
KR200383027Y1 (ko) 음식물 쓰레기 처리기
JPH10118619A (ja) 生ゴミ乾燥処理方法及びその装置
KR19990018789U (ko) 음식물 쓰레기 처리장치
JP3435829B2 (ja) 厨芥処理装置
JPH0882479A (ja) 厨芥処理機
JP3233077B2 (ja) 厨芥処理機
JP4252437B2 (ja) 生ごみ処理機
JP3450871B2 (ja) 厨芥処理機
JPH1062067A (ja) 生ゴミ乾燥処理装置
JP3069472B2 (ja) 生ゴミ処理装置