JPH11244811A - 生ゴミ処理機 - Google Patents

生ゴミ処理機

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Publication number
JPH11244811A
JPH11244811A JP10047778A JP4777898A JPH11244811A JP H11244811 A JPH11244811 A JP H11244811A JP 10047778 A JP10047778 A JP 10047778A JP 4777898 A JP4777898 A JP 4777898A JP H11244811 A JPH11244811 A JP H11244811A
Authority
JP
Japan
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garbage
heating
stirring
amount
drying
Prior art date
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Application number
JP10047778A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kamiide
博之 上出
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11244811A publication Critical patent/JPH11244811A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥開始から乾燥終了までの全体を通して、
できるだけ蒸気発生量を平均化させることにより、臭気
発生量の平均化を図るとともに、撹拌手段の動力負担を
も軽減できるようにする。 【解決手段】 回転駆動される撹拌羽根7を有する生ゴ
ミ処理槽4と、該生ゴミ処理槽4を加熱することによっ
て生ゴミを乾燥させるワークコイル8a,8bとを備え
てなる生ゴミ処理機において、前記ワークコイル8a,
8bによる乾燥開始後所定時間が経過した時点で前記撹
拌羽根7の駆動を開始させる撹拌開始制御手段を付設し
て、乾燥開始後所定時間が経過した時点で前記撹拌羽根
7の駆動が開始されるようにし、生ゴミに含まれる水分
が多い乾燥初期における蒸気発生量を抑えるとともに、
撹拌羽根7の動力負担をも軽減できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、生ゴミ処理機に
関し、さらに詳しくは生ゴミ処理機の運転制御に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えば野菜屑などの家庭で生
じる生ゴミを加熱手段を作動させて乾燥させながら撹拌
羽根を回し、生ゴミを粉砕処理する生ゴミ処理機が提供
されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
生ゴミは、一般に多量の水分を含んでおり、その含有量
も一定ではない。したがって、加熱乾燥させるのに必要
な時間も一定ではなく、また最終的な粉砕処理に要する
時間も一定ではない。さらに、撹拌羽根の回転制御も生
ゴミの加熱乾燥状態の進行状況を考慮して適切に行わな
いと、効率的な粉砕作業を実現することができない。
【0004】また、生ゴミの乾燥時には、乾燥時間の経
過とともに蒸気発生量が増大し、一定時間が経過すると
蒸気発生量が減ってくるという現象が見られるが、蒸気
発生量の多い乾燥初期において撹拌手段を作用させる
と、一気に蒸気発生量がピークになり、それに伴う臭気
発生量もピークとなる。すると、臭気を除去するために
通常付設されている脱臭装置の処理能力を大きくしなけ
ればならないこととなり、コストアップにつながる。
【0005】さらに、乾燥初期においては、生ゴミが十
分柔らかくなってていないため、乾燥開始と同時に撹拌
手段を作動させると、撹拌手段の動力負担が大きくなる
という問題もある。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、乾燥開始から乾燥終了までの全体を通して、でき
るだけ蒸気発生量を平均化させることにより、臭気発生
量の平均化を図るとともに、撹拌手段の動力負担をも軽
減できるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成(請
求項1の発明)では、上記課題を解決するための手段と
して、回転駆動される撹拌手段を有する生ゴミ処理槽
と、該生ゴミ処理槽を加熱することによって生ゴミを乾
燥させる加熱手段とを備えてなる生ゴミ処理機におい
て、前記加熱手段による乾燥開始後所定時間が経過した
時点で前記撹拌手段の駆動を開始させる撹拌開始制御手
段を付設している。
【0008】上記のように構成したことにより、乾燥開
始後所定時間が経過した時点で前記撹拌手段の駆動が開
始されることとなり、生ゴミに含まれる水分が多い乾燥
初期における蒸気発生量が抑えられることとなる。従っ
て、臭気発生量も抑制されることとなる。また、生ゴミ
からある程度の水分が蒸発して柔らかくなった状態で撹
拌が開始されることとなるため、撹拌手段の動力負担を
も軽減できる。
【0009】請求項2の発明におけるように、前記撹拌
開始制御手段による撹拌開始から所定時間経過するまで
の間は前記加熱手段による加熱量を低減させる加熱量低
減手段を付設した場合、撹拌手段の駆動開始と同時に蒸
気発生量が急増するが、加熱手段による加熱量を低減す
ることで、蒸気発生量の急増を抑えることができる。
【0010】請求項3の発明におけるように、前記加熱
量低減手段による加熱量低減制御の終了後においては時
間の経過に応じて前記加熱手段による加熱量を増加させ
る加熱量増加手段を付設した場合、加熱量低減制御の終
了後においては時間の経過に応じて蒸気発生量が減少す
るので、加熱量を増加させることで、蒸気発生量の増大
に気遣うことなく、生ゴミの乾燥を速めることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】この生ゴミ処理機1は、図1に示
すように、箱形の本体ケース2の内部を大容積の処理槽
収納部2aと小容積の脱臭装置収納部2bとに形成し、
前記処理槽収納部2a側に保護枠30を介して内鍋構造
の磁性金属よりなる生ゴミ処理槽4を、また前記脱臭装
置収納部2b側の排気ガス通路12(後述する)の途中
部分に脱臭装置11をそれぞれ収納設置して構成されて
いる。
【0012】そして、前記保護枠30には、前記生ゴミ
処理槽4の底面および側面部に対応して処理槽加熱用の
電磁誘導型の加熱手段(IH加熱手段)である第1,第
2のワークコイル8a,8bが設けられている。
【0013】また、前記生ゴミ処理槽4の内底部中央に
は、軸受10が設けられており、該軸受10には、撹拌
手段として作用する撹拌羽根7の回転軸13が回転自在
に枢支されている。該撹拌羽根7は、駆動用のモータ5
により、駆動プーリ6、ベルト16、従動プーリ17、
減速歯車18,19、クラッチ機構20を介して回転駆
動され、前記生ゴミ処理槽4内に収納された生ゴミを撹
拌するとともに、前記生ゴミ処理槽4の内側壁に設けら
れた固定刃31との間で生ゴミを破砕するように作用す
る。
【0014】即ち、前記撹拌羽根7は、水平方向側面か
ら見てクランク状に形成されており、両端側が生ゴミ処
理槽4の側部内周面付近まで延設されているとともに半
径方向片側片7aは処理槽4の側部内周面側に固定され
た固定刃31の上方側を、同半径方向他方の片側片7b
は同固定刃31の下方側を各々回転することによって、
生ゴミの全てが生ゴミ処理槽4の全周面に当たりながら
撹拌されて、かつ固定刃31との間で確実に破砕され得
るようになっている。
【0015】前記クラッチ機構20は、減速歯車19側
に取り付けられた六角形の駆動側クラッチ20aと前記
撹拌羽根7の回転軸13側に取り付けられた六角形の従
動側クラッチ20bとからなっており、両者が係脱する
ことにより、撹拌羽根7への動力伝達が接離されること
となっている。
【0016】また、前記生ゴミ処理槽4を収納した処理
槽収納部2aの上方部には、前記脱臭装置収納部2bの
上部側外端部にヒンジ軸3aを介して上下方向に開閉で
きるように枢着支持された蓋3が設けられている。そし
て、この蓋3は、蓋本体を構成する合成樹脂の外カバー
9aと、該外カバー9aとの間に所定の空間を保って金
属製の内カバー9bとを備えて構成されている。この内
カバー9bは、蓋3が閉められると前記生ゴミ処理槽4
の開口部4aに対応し、前記生ゴミ処理槽4の開口部4
aを蓋するようになっている。また、前記内カバー9b
の略中央部には排気ガス導出用の開口9cが設けられ、
該開口9cには、前記生ゴミ処理槽4から生ゴミの乾燥
によって生じる水蒸気を含む排気ガスを脱臭装置11を
介して外部へ排気するための排気ガス通路12が接続さ
れている。
【0017】前記排気ガス通路12は、前記開口9cか
ら前記脱臭装置収納部2bの天井壁34に至る上流側入
口パイプ12aと、該上流側入口パイプ12aに対して
ラバー製の筒状パッキン32を介して接続されて前記脱
臭装置11に至る下流側入口パイプ12bと、前記脱臭
装置11から後述する排気ファン14に至る出口パイプ
12cとからなっている。前記上流側入口パイプ12a
は、前記蓋3の外カバー9aと内カバー9bとの間に固
定されており、また下流側入口パイプ12bは、前記脱
臭装置収納部2b側にあって前記天井壁34と脱臭装置
11の下部側排気ガス導入口部との間を接続して固定さ
れている。これらの入口パイプ12a,12bは、上記
天井壁34の部分に固定されている前記筒状パッキン3
2を介して相互に離脱又は嵌合できるようになってお
り、蓋3の開放時には相互に分離されるようになってい
る。
【0018】前記排気ファン14は、前記出口パイプ1
2cから供給される脱臭後の排気ガスを排気口15を介
して外部に排出するようになっている。
【0019】前記脱臭装置11は、例えば図2に示すよ
うに、前記排気ガス通路12における下流側入口パイプ
12bが接続される排気ガス導入パイプ25と、該排気
ガス導入パイプ25の内端側において連通され且つ排気
ガス導入パイプ25の外周側に同心状に設けられた環状
通路26と、該環状通路26に充填された酸化触媒層2
1と、前記排気ガス導入パイプ25の中心部に下流側方
向から同軸状に挿入支持された棒状のヒータ(加熱手
段)24と、上記環状通路26の外周囲に巻装された断
熱材22とからなり、それらを筒状の装置筺体(ケーシ
ング)27内に収納固定するようにしている。なお、前
記環状通路24の出口側には、前記出口パイプ12cが
接続されている。
【0020】前記ヒータ24は、そのシール性を保つと
ともに前記排気ガス導入パイプ25内への挿入設置作業
を容易にするために、上記装置筺体27の側壁部から筒
状に延設されたヒータ挿入筒23が設けられており、該
ヒータ挿入筒23内に挿入することにより設けられてい
る。符号24a,24bは、同ヒータ24の電源端子で
ある。
【0021】そして、前記脱臭装置11における排気ガ
ス導入パイプ25内に供給された臭気成分を含む排気ガ
スGは、該排気ガス導入パイプ25を流れる過程におい
てにおいて前記ヒータ24によって200℃以上、例え
ば350℃以上に加熱昇温され、触媒活性化温度以上に
高温化されることとなっており、それによって所定量の
臭気成分が先ず熱によって分解脱臭される。
【0022】そして、該熱によって分解脱臭しきれない
残りの量の臭気成分が、さらにヒータ24よりも下流域
にある前記酸化触媒層21中に導入され、最終的に酸化
分解されて脱臭される。
【0023】したがって、該脱臭装置11の構成では、
前記酸化触媒層21に導入される前の排気ガス導入パイ
プ25を所定の時間をかけて流れる段階で臭気成分の相
当量が熱により分解されて脱臭されるようになり、その
分だけ酸化触媒層21の分解能力の負担量が軽減される
ようになる。その結果、生ゴミからの排気ガス発生量が
多いような時にも十分に対応し得るようになるととも
に、酸化触媒層21そのものの長寿命化にもつながる。
【0024】しかも、この場合、排気ガス導入パイプ2
5が酸化触媒層21が充填される環状通路26と同軸構
造に設けられているので、管長が短かくなり、コンパク
トであるとともに、ヒータ24による発熱が排気ガスの
加熱と酸化触媒層21の加熱の両方に同時に利用される
ようになるので、酸化触媒層21がより速やかに活性化
されるようになる。
【0025】このようにして、熱又は酸化により分解脱
臭された排気ガスGは、前記酸化触媒層21の下流側か
ら流出し、排気ガス通路12における出口パイプ12c
を介して前記排気ファン14内に導入され、該排気ファ
ン14により排気口15から外部に排出される。
【0026】また上述の生ゴミ処理槽4は、磁性金属に
よって形成されており、生ゴミ処理槽4内の生ゴミの加
熱乾燥を行うために、上述のように該生ゴミ処理槽4の
底部に対応して設けた第1のワークコイル8aと生ゴミ
処理槽4の側部に対応して設けた第2のワークコイル8
bとによる電磁誘導加熱により、当該生ゴミ処理槽4自
体を発熱させることによって当該生ゴミ処理槽4内の生
ゴミを効率良く短時間で加熱乾燥させるようになってい
る。
【0027】さらに、前記生ゴミ処理槽4は、上記蓋3
の開放時において、前記クラッチ機構20における駆動
側クラッチ20aと従動側クラッチ20bとを分離して
前記保護枠30から上方に取り出すことができるように
なっている。したがって、保護枠30の底部には、図示
のように、生ゴミ処理槽4の底部4bに当接して生ゴミ
処理槽4の収納の有無を検出するとともに生ゴミ処理槽
4の加熱温度を検出する処理槽センサー(鍋センサー)
28が設けられている。
【0028】この処理槽センサー28は、例えば図3に
示すように、保護枠30の下方部に設けられたコイル台
29上に取付けられる筒状のセンサー取付台33と、該
センサー取付台33の上部に立設された筒状のセンサー
ガイド35に対し、コイルバネ36を介して昇降可能に
嵌合された筒状のセンサーホルダー37と、該センサー
ホルダー37の上端に設けられたサーミスタSと、前記
センサーホルダー37の内側下部に設けられ、前記セン
サーガイド35内上部に設けられたマグネット38に対
応した時にONになるリードスイッチ39とから構成さ
れている。
【0029】そして、前記サーミスタSが、前記生ゴミ
処理槽4の温度を検出する温度センサーとして機能する
一方、前記リードスイッチ39が生ゴミ処理槽4の収納
状態を検知するセットセンサーとして機能する。
【0030】図1において、符号40は前記蓋3のヒン
ジ側に設けられた操作パネル部、41は該操作パネル部
40と対応して配設された操作基板、42は保護枠30
側部に設けられた断熱材、43は電磁波の漏洩を防止す
るための遮蔽部材(例えば、アルミ板)である。
【0031】図4には、上記のように構成された生ゴミ
処理機1の制御回路部の構成が示されている。
【0032】図中符号44はマイクロコンピュータを備
え、前記撹拌羽根7の正逆回転制御、排気ファン14の
回転制御、第1,第2のワークコイル8a,8bの駆動
制御を行う制御ユニットであり、該制御ユニット44に
は、運転スタートスイッチ(逆転SW)45、運転停止
スイッチ46、電源ランプ47、運転中表示部(運転表
示用LED)48、乾燥終了表示部49、取出し表示部
50、洗浄スイッチ51等を具備した操作基板41、排
気ファン14、脱臭ヒータ24、第1,第2のワークコ
イル8a,8b、保護サーモスタット52、撹拌羽根駆
動モータ5、温度ヒューズF、処理槽温度検知用のサー
ミスタS等がそれぞれ接続され、相互に入出力を行うよ
うになっている。
【0033】そして、前記制御ユニット44は、ワーク
コイル8a,8bによる乾燥開始後所定時間t1(例え
ば、60分)が経過した時点で撹拌羽根7の駆動を開始
させる撹拌開始制御手段としての機能と、該撹拌開始制
御手段による撹拌開始から所定時間t2(例えば、30
分)経過するまでの間は前記ワークコイル8a,8bに
よる加熱量を低減させる加熱量低減手段としての機能
と、該加熱量低減手段による加熱量低減制御の終了後に
おいては時間の経過に応じて前記ワークコイル8a,8
bによる加熱量を増加させる加熱量増加手段としての機
能とを有している。
【0034】ついで、本実施の形態にかかる生ゴミ処理
機における運転制御について、図5に示すフローチャー
トを参照して詳述する。
【0035】この生ゴミ処理機においては、生ゴミ処理
槽4内に所定量の生ゴミが収納された状態において、運
転スタートスイッチ45がON操作されると、3時間の
タイマーが作動し、その間に生ゴミの乾燥処理が行われ
ることとなっているが、その過程におけるワークコイル
8a,8bおよび撹拌羽根7の動作について説明する。
【0036】ステップS1において、運転スタートスイ
ッチ45がON操作されると、ステップS2において処
理槽センサー28からの温度情報(即ち、処理槽温度
T)が入力され、ステップS3において所定時間t1(例
えば、60分)が経過したか否かの判定がなされる。
【0037】ステップS3において否定判定された場合
には、ステップS4に進み、処理槽温度Tと第1設定温
度T1(例えば、125℃)との比較がなされ、T<T1
と判定された場合には、ステップS5に進み、ワークコ
イル8a,8bがONされて生ゴミ処理槽4の加熱が行
われるが、T≧T1と判定された場合には、ステップS6
に進み、ワークコイル8a,8bがOFFされて生ゴミ
処理槽4への加熱が停止される。つまり、生ゴミ処理槽
4の温度が125℃となるように、ワークコイル8a,
8bによる加熱が調整されるのである。その後、ステッ
プS2へリターンする。
【0038】そして、ステップS3において肯定判定さ
れると(即ち、60分が経過すると)、ステップS7
進み、モータ5が駆動開始され、撹拌羽根7による撹拌
が開始されるとともに、ステップS8において所定時間
2(例えば、30分)が経過したか否かの判定がなさ
れる。このように、撹拌羽根7による撹拌開始を遅らせ
ると、生ゴミに含まれる水分が多い乾燥初期における蒸
気発生量が抑えられることとなる。従って、臭気発生量
も抑制されることとなる。また、生ゴミからある程度の
水分が蒸発して柔らかくなった状態で撹拌が開始される
こととなるため、撹拌羽根7の動力負担をも軽減でき
る。
【0039】ステップS8において否定判定された場合
には、ステップS9に進み、処理槽温度Tと第2設定温
度T2(例えば、95℃)との比較がなされ、T<T2
判定された場合には、ステップS10に進み、ワークコイ
ル8a,8bがONされて生ゴミ処理槽4の加熱が行わ
れるが、T≧T2と判定された場合には、ステップS11
に進み、ワークコイル8a,8bがOFFされて生ゴミ
処理槽4への加熱が停止される。つまり、生ゴミ処理槽
4の温度が、最初の60分間(即ち、撹拌羽根7による
撹拌が開始されていない間)の温度(即ち、125℃)
より低い温度である95℃となるように、ワークコイル
8a,8bによる加熱量が低減されるのである。その
後、ステップS2へリターンする。このように、撹拌羽
根7による撹拌開始と同時にワークコイル8a,8bに
よる加熱量を低減させると、撹拌羽根7の駆動開始と同
時に蒸気発生量が急増するが、加熱量を低減すること
で、蒸気発生量の急増を抑えることができる。
【0040】そして、ステップS8において肯定判定さ
れると(即ち、30分が経過すると)、ステップS12
進み、所定時間t3(例えば、30分)が経過したか否
かの判定がなされる。
【0041】ステップS12において否定判定された場合
には、ステップS13に進み、処理槽温度Tと第3設定温
度T3(例えば、105℃)との比較がなされ、T<T3
と判定された場合には、ステップS14に進み、ワークコ
イル8a,8bがONされて生ゴミ処理槽4の加熱が行
われるが、T≧T3と判定された場合には、ステップS
15に進み、ワークコイル8a,8bがOFFされて生ゴ
ミ処理槽4への加熱が停止される。つまり、生ゴミ処理
槽4の温度が、撹拌羽根7による撹拌が開始されてから
30分経過するまでの温度(即ち、95℃)より高い温
度である105℃となるように、ワークコイル8a,8
bによる加熱量が増加されるのである。その後、ステッ
プS2へリターンする。
【0042】そして、ステップS12において肯定判定さ
れると(即ち、30分が経過すると)、ステップS16
進み、所定時間t4(例えば、30分)が経過したか否
かの判定がなされる。
【0043】ステップS16において否定判定された場合
には、ステップS17に進み、処理槽温度Tと第4設定温
度T4(例えば、115℃)との比較がなされ、T<T4
と判定された場合には、ステップS18に進み、ワークコ
イル8a,8bがONされて生ゴミ処理槽4の加熱が行
われるが、T≧T4と判定された場合には、ステップS
19に進み、ワークコイル8a,8bがOFFされて生ゴ
ミ処理槽4への加熱が停止される。つまり、生ゴミ処理
槽4の温度が、撹拌羽根7による撹拌が開始されて30
分経過してからさらに30分経過するまでの温度(即
ち、105℃)より高い温度である115℃となるよう
に、ワークコイル8a,8bによる加熱量が増加される
のである。その後、ステップS2へリターンする。
【0044】そして、ステップS16において肯定判定さ
れると(即ち、150分が経過すると)、ステップS20
に進み、所定時間t5(例えば、30分)が経過したか
否かの判定がなされる。
【0045】ステップS20において否定判定された場合
には、ステップS21に進み、処理槽温度Tと第54定温
度T5(例えば、125℃)との比較がなされ、T<T5
と判定された場合には、ステップS22に進み、ワークコ
イル8a,8bがONされて生ゴミ処理槽4の加熱が行
われるが、T≧T5と判定された場合には、ステップS
23に進み、ワークコイル8a,8bがOFFされて生ゴ
ミ処理槽4への加熱が停止される。つまり、生ゴミ処理
槽4の温度が、撹拌羽根7による撹拌が開始されて60
分経過してからさらに30分経過するまでの温度(即
ち、115℃)より高い温度である125℃となるよう
に、ワークコイル8a,8bによる加熱量が増加される
のである。その後、ステップS2へリターンする。
【0046】そして、ステップS20において肯定判定さ
れると(即ち、30分が経過すると)、ステップS24
進み、ワークコイル8a,8bがOFFされて生ゴミ処
理槽4の加熱が停止されるとともに、ステップS25にお
いてモータ5への通電が停止され、撹拌羽根7の駆動が
停止される。
【0047】上記したように、撹拌羽根7による撹拌開
始後30分が経過した後(即ち、一旦加熱量を低減させ
た後)においては時間の経過に応じて加熱量を増加させ
ると、時間の経過に応じて蒸気発生量が減少するので、
蒸気発生量の増大に気遣うことなく、生ゴミの乾燥を速
めることができる。
【0048】ところで、上記にような構成の生ゴミ処理
機の場合、生ゴミ処理槽4がかなりの高温で加熱される
ため、生ゴミ処理槽4の内面に処理物がこびついてしま
うことが多い。
【0049】本実施の形態の場合、生ゴミ処理槽4内に
所定量の水あるいはお湯を入れ、洗浄スイッチ51をO
N操作すると、上記こびりつきが自動洗浄ができるよう
になっている。
【0050】この自動洗浄について、図6に示すフロー
チャートを参照して説明する。
【0051】ステップS1において洗浄スイッチ51が
ON操作されると、ステップS2において処理槽センサ
ー28による処理槽温度Tが100℃以上となったか否
かの判定がなされ、T<100℃と判定された場合に
は、ステップS3に進み、ワークコイル8a,8bがO
Nされて生ゴミ処理槽4が加熱され、T≧100℃と判
定された場合には、ステップS4に進み、ワークコイル
8a,8bがOFFされて生ゴミ処理槽4の加熱が停止
され、ステップS5において洗浄スイッチ51がOFF
される。つまり、生ゴミ処理槽4内で水を沸騰させるこ
とで、こびりつきの除去をし易くすることができるので
ある。
【0052】以上の説明においては、加熱手段として高
周波電磁誘導を発生させるワークコイルを用いたものを
実施の形態としているが、ワークコイルに代えて電気ヒ
ータを採用してもよい。
【0053】
【発明の効果】本願発明(請求項1の発明)によれば、
回転駆動される撹拌手段を有する生ゴミ処理槽と、該生
ゴミ処理槽を加熱することによって生ゴミを乾燥させる
加熱手段とを備えてなる生ゴミ処理機において、前記加
熱手段による乾燥開始後所定時間が経過した時点で前記
撹拌手段の駆動を開始させる撹拌開始制御手段を付設し
て、乾燥開始後所定時間が経過した時点で前記撹拌手段
の駆動が開始されるようにしたので、生ゴミに含まれる
水分が多い乾燥初期における蒸気発生量が抑えられるこ
ととなり、臭気発生量も抑制されることとなるという効
果がある。また、生ゴミからある程度の水分が蒸発して
柔らかくなった状態で撹拌が開始されることとなるた
め、撹拌手段の動力負担をも軽減できるという効果もあ
る。
【0054】請求項2の発明におけるように、前記撹拌
開始制御手段による撹拌開始から所定時間経過するまで
の間は前記加熱手段による加熱量を低減させる加熱量低
減手段を付設した場合、撹拌手段の駆動開始と同時に蒸
気発生量が急増するが、加熱手段による加熱量を低減す
ることで、蒸気発生量の急増を抑えることができる。
【0055】請求項3の発明におけるように、前記加熱
量低減手段による加熱量低減制御の終了後においては時
間の経過に応じて前記加熱手段による加熱量を増加させ
る加熱量増加手段を付設した場合、加熱量低減制御の終
了後においては時間の経過に応じて蒸気発生量が減少す
るので、加熱量を増加させることで、蒸気発生量の増大
に気遣うことなく、生ゴミの乾燥を速めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる生ゴミ処理機の
縦断面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる生ゴミ処理機に
おける脱臭装置の縦断面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかる生ゴミ処理機に
おける処理槽センサーの縦断面図である。
【図4】本願発明の実施の形態にかかる生ゴミ処理機に
おける制御回路の結線図である。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる生ゴミ処理機の
乾燥処理制御の内容を示すフローチャートである。
【図6】本願発明の実施の形態にかかる生ゴミ処理機の
洗浄工程の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1は生ゴミ処理機、2は本体ケース、4は生ゴミ処理
槽、5は撹拌羽根駆動モータ、7は撹拌羽根、8a,8
bは加熱手段(第1,第2のワークコイル)、28は処
理槽センサー、44は制御ユニット、45は運転スター
トスイッチ、Sはサーミスタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される撹拌手段を有する生ゴミ
    処理槽と、該生ゴミ処理槽を加熱することによって生ゴ
    ミを乾燥させる加熱手段とを備えてなる生ゴミ処理機で
    あって、前記加熱手段による乾燥開始後所定時間が経過
    した時点で前記撹拌手段の駆動を開始させる撹拌開始制
    御手段を付設したことを特徴とする生ゴミ処理機。
  2. 【請求項2】 前記撹拌開始制御手段による撹拌開始か
    ら所定時間経過するまでの間は前記加熱手段による加熱
    量を低減させる加熱量低減手段を付設したことを特徴と
    する請求項1記載の生ゴミ処理機。
  3. 【請求項3】 前記加熱量低減手段による加熱量低減制
    御の終了後においては時間の経過に応じて前記加熱手段
    による加熱量を増加させる加熱量増加手段を付設したこ
    とを特徴とする請求項2記載の生ゴミ処理機。
JP10047778A 1998-02-27 1998-02-27 生ゴミ処理機 Pending JPH11244811A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101240760B1 (ko) * 2006-02-28 2013-03-07 주식회사 동양 음식물 쓰레기 처리장치
KR20220002807A (ko) * 2020-06-30 2022-01-07 주식회사 엑스바이오 싱크대 설치용 음식물 쓰레기 처리장치

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