JPH10128139A - 籾摺選別装置における自動制御方法 - Google Patents

籾摺選別装置における自動制御方法

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JPH10128139A
JPH10128139A JP30720296A JP30720296A JPH10128139A JP H10128139 A JPH10128139 A JP H10128139A JP 30720296 A JP30720296 A JP 30720296A JP 30720296 A JP30720296 A JP 30720296A JP H10128139 A JPH10128139 A JP H10128139A
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JP
Japan
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hulling
rice
current value
roll
motor
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Application number
JP30720296A
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English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Eiji Ito
栄二 伊藤
Fumio Hayakawa
文雄 早川
Tsuneyoshi Goto
恒義 後藤
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Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 完全な籾摺方法を得る。 【解決手段】 ロール間隙調節モータ63により籾摺ロ
ールの間隙を自動的に僅かに広げて初期設定し、籾米を
手動で供給して籾摺を開始し、選別板上に混合米が供給
され分離したら玄米と籾米の巾を目視で測定して玄米が
多いときは手動で微動スイッチを操作してロール籾摺ロ
ールの間隙を広げ、目視で籾米が多いときは籾摺ロール
の間隙をせばめ、手動の微動調節が終了したらロール間
隙自動調節スイッチ80を押して自動調節とし、開始直
後の籾摺ロール用モータ74の電流値を測定して平均籾
摺基準電流値cとし、その後は所定時間置きに籾摺ロー
ル用モータの電流値を測定して平均籾摺作業電流値dを
求め、c<dのときはロール間隙調節モータにより籾摺
ロール間隙を自動的に広げ、c>dのときは籾摺ロール
間隙を自動的にせばめ、以後これを反覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、籾摺選別装置における
自動制御方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、公知の、特公昭63−15026号
公報には、供給ホッパーに投入した籾米を一対の籾摺ロ
ールで籾摺するものにおいて、籾摺開始に当り、副軸ロ
ールを主軸ロールに向けて自動的に接合させ、その後タ
イマーで1mm 開いて初期設定をなす装置について記載さ
れている。また、別に公知の、特開昭58−11474
2号公報には、脱ぷ率と電流値からロール間隙を自動調
節するものが記載されている。また、図1の籾摺選別装
置も公知である。図1において、Aは籾摺風選部、Bは
揺動選別部で、籾摺風選部Aは上部に左右一対のゴムロ
ールaを軸架し、ゴムロールaの下方に籾ガラを風選す
る風選部bを形成する。揺動選別部Bには、選別板cを
5〜6段位多段に重架した選別装置dを設け、籾摺風選
部Aの後方にはバケットエレベーターeを設けて混合米
を揚穀し、バケットエレベーターeの排出口に貯留タン
クfを設け、分配装置gを経て各段の揺動選別板cに均
等分配されるようにする。前記籾摺風選部Aの上方には
供給ホッパーhが設けられ、供給ホッパーhに籾米を供
給すると、ゴムロールaで籾摺され、風選部bで風選さ
れた籾ガラはブロアーiで吹送され、籾摺されたものは
バケットエレベーターeにより揚穀されて貯留タンクf
に流入し、分配装置gより選別装置dに供給される。選
別装置dでは、揺動により、籾米と、混合米と、玄米と
に分離され、玄米は仕上米として仕上米スロワーjで取
出され、混合米はバケットエレベーターeに戻されて再
選別され、籾米は供給ホッパーhに戻されて再び籾摺り
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公知の、特公昭6
3−15026号公報に記載された籾摺装置の自動制御
は、終始決められたロール間隔で籾摺するようにしてい
るから、品種品質による籾摺の強弱には対応できない。
また、公知の、特開昭58−114742号公報に記載
されたものは、品種品質の相違による脱ぷ率の相違は、
電流値では検出できない点に問題がある。よって、本願
は、摺出し籾の状態によりいったん目視による手動調節
をして、その後自動調節するようにしたものである。
【0004】
【発明の目的】完全な、自動制御にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、供給
ホッパーに投入した籾米を一対の籾摺ロールにより籾摺
し、籾ガラは籾ガラ排出ブロワーにより吸引排出し、風
選された籾玄米の混合米は揺動選別板で籾米と玄米と混
合米とに分離し、籾米は前記供給ホッパーに戻して再籾
摺し、混合米は前記揺動選別板に戻して再選別し、玄米
は仕上米として取出す籾摺選別装置において、籾摺作業
を開始するにあたり、手動操作で供給シャッター78を
閉じて籾米を供給せず空運転の状態で籾摺ロール用モー
タ74に通電して籾摺ロール33、34を回転させ、つ
いでロール間隙調節モータ63により籾摺ロール33、
34の間隙を自動的に開き、そのときの籾摺ロール用モ
ータ74の電流値aを自動的に測定し、ついでロール間
隙調節モータ63により籾摺ロール33、34の間隙を
自動的にせばめて籾摺ロール用モータ74の電流値bを
自動的に測定し、前記電流値aと電流値bとを対比して
電流値a<電流値bとなれば籾摺ロール33、34接触
と判断し、ついでロール間隙調節モータ63により籾摺
ロール33、34の間隙を自動的に僅かに広げて初期設
定し、この状態で籾米を手動で供給して籾摺を開始し、
籾摺開始により選別板9上に混合米が供給され分離した
ら玄米と籾米の巾を目視で測定して玄米が多いと判断さ
れたときは手動で微動スイッチ77を操作してロール間
隙調節モータ63により籾摺ロール33、34の間隙を
広げ、目視で籾米が多いと判断されたときは手動で微動
スイッチ77を操作してロール間隙調節モータ63によ
り籾摺ロール33、34の間隙をせばめ、手動の微動調
節が終了したらロール間隙自動調節スイッチ80を押し
て自動調節とし、自動調節では開始直後の籾摺ロール用
モータ74の電流値を測定して平均籾摺基準電流値cと
し、その後の作業では所定時間置きに前記籾摺ロール用
モータ74の電流値を測定する方法で平均籾摺作業電流
値dを求め、前記平均籾摺基準電流値cと前記平均籾摺
作業電流値dとを対比してc<dのときはロール間隙調
節モータ63により籾摺ロール間隙を自動的に広げ、c
>dのときは前記ロール間隙調節モータ63により籾摺
ロール間隙を自動的にせばめ、以後これを反覆する籾摺
選別装置における自動制御方法としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、図
2において、1は籾摺部、2は揺動選別部であり、籾摺
部1も揺動選別部2も正面四角箱形状にデザインされ、
籾摺部1の方が揺動選別部2方よりも稍高く、籾摺部1
側の左側部に籾ガラ排出ブロワー3を設け、揺動選別部
2側の右側部に仕上米スロワー4を設ける。籾摺部1の
後方には混合米バケットエレベーター5を設け、混合米
バケットエレベーター5の排出部には固定貯留タンク6
を設ける。
【0007】前記揺動選別部2内に設けてある揺動選別
装置7は、図3、図4のように、上部に分配装置8を、
その下部に数段の重積した選別板9群を設け、選別板9
は台枠10に揺動支杆11で支持され(図3)、カム輪
12がモータ13で回転すると左右に揺動するように形
成されている。前記選別板9は前後方向の流出角度は一
定であるが、左右方向の分布角度は選別状態に応じて調
節自在に形成され、第1調節モータ14で回転するネジ
杆15により左側の軸着部16を中心に右側を上下動さ
せると左右傾斜が変更される。この調節は、透視窓17
(図2)から選別状態を見てスイッチ18を操作して行
なう。前記分配装置8は図4のように、その底板19は
階段状に形成されて揺動で穀粒は右側に移動するように
し、移動方向の突当部には各段の選別板9に至る分割口
20が形成されている。
【0008】前記選別板9はいずれも前側は低く後側は
高く前後方向に傾斜しており、前側には第1仕切板21
と第2仕切板22が設けられ、第1仕切板21より右側
は玄米排出部23となり、第1仕切板21と第2仕切板
22の間が混合米排出部24となり、第2仕切板22よ
り左側が籾米排出部25となり、図4のように、第1仕
切板21は第2調節モータ26で回転するネジ杆27に
より、第2仕切板22は第3調節モータ28で回転する
ネジ杆29により左右方向に自由に移動する構造であ
る。
【0009】次に前記籾摺部1の構成について述べる。
正面形状四角箱状に形成した籾摺部1は、最上部に供給
ホッパー30が設けられ、供給ホッパー30の底板31
は右側の揺動選別部2側に至る程低く形成されて右側に
片寄った位置に供給口32が形成され、供給口32の下
部に一対の籾摺ロール33、34が設けられる。籾摺ロ
ール33、34のうち高さの低い右側の籾摺ロール34
は固定ロールで回転はするが固定である。高さの高い左
側の籾摺ロール33は可動ロールであって、固定ロール
に対して遠近自在に設けられる。
【0010】前記籾摺ロール33、34の下方位置には
左側が高くなる風選路35が設けられ、風選路35の左
側の下部に軸心が前後方向である翼車36を有する籾ガ
ラ排出ブロワー3が設けられる。37は風選路35の傾
斜底板であり、傾斜底板37の右端には混合米受樋38
が設けられ、混合米受樋38上には、後方に混合米を搬
送するコンベア39が設けられ、コンベア39の排出部
は混合米バケットエレベーター5の下端に連結される。
40は前記翼車36に至る籾ガラ受樋40であり、混合
米受樋38と籾ガラ受樋40の間には2番受樋41が設
けられ、2番受樋41上には2番コンベア42が設けら
れ、2番コンベア42には2番スロワー43が取付けら
れる。
【0011】2番スロワー43は、混合米受樋38の上
部に設けられた戻し籾受樋44に連絡されるが、その跳
揚筒45の中途には、図6のように切替弁46を介して
取出樋47が設けられ、切替弁46を実線の位置に切替
えると2番物は取出樋47を介して機外に取出される。
【0012】前記揺動選別部2の選別板9の排出側の下
部には、玄米取出口48と混合米取出口49と、籾米取
出口50が設けられ、玄米取出口48と混合米取出口4
9の下部には左右方向の一軸反対螺旋の仕上米螺旋51
と混合米螺旋52が設けられて、玄米取出口48からの
玄米を搬送する右側の仕上米螺旋51は翼車53を有す
る前記仕上米スロワー4に連結され、混合米取出口49
からの混合米を搬送する混合米螺旋52は前記混合米受
樋38上に臨むように連結される。前記籾米取出口50
は前記戻し籾受樋44に臨むように連結され、前記戻し
籾受樋44に集った戻し籾は、戻しスロワー54で前記
供給ホッパー30に戻されて再処理される。
【0013】図2において、60は固定貯留タンク6の
前後両側に設けた点検窓であり、点検窓60により混合
米の留り具合を見て籾摺量を調節する。
【0014】図7は供給ホッパー30と籾摺ロール3
3、34の拡大図の一例であり、供給ホッパー30の側
部には戻し室61が形成され、供給ホッパー30と戻し
室61の間には切替弁62が設けられ、切替弁62を一
方に切替えると供給ホッパー30より穀粒が供給され、
切替弁62を他方に切替えると戻し室61より穀粒が供
給される。また、籾摺ロール33の支持腕65aに設け
たコマ65には、ロール間隙調節モータ63により回転
する螺杆64を螺合し、ロール間隙調節モータ63を正
逆回転させるとロール間隙が調節される。
【0015】図8は籾摺部1の断面図であり、最上部に
前記供給ホッパー30を、供給ホッパー30の下部に前
記籾摺ロール33、34を有する籾摺室67を、該籾摺
室67の下部に風選室68を夫々形成し、前記供給ホッ
パー30と前記籾摺室67と前記風選室68とを後壁7
2と前壁73で包囲して略四角形状の籾摺部1とし、前
記籾摺室67と前記後壁72の間には籾摺駆動室69
を、前記風選室68と前記後壁72との間には伝導室7
1を、前記風選室68と前記前壁73との間には戻し装
置室70を形成する。74は籾摺ロール用モータであ
る。
【0016】図9と図10は、本発明の籾摺ロール3
3、34の間隙制御フローを、図11は制御用スイッチ
盤を示し、75は籾摺ロール用モータ74の運転スイッ
チ、76は同停止スイッチ、77はロール間隙調節モー
タ63を微回転させる微動スイッチ(寸動スイッチ)、
78は供給ホッパー30の供給シャッター(図8)、7
9は供給シャッター78を開放するとこれを検出してオ
ンになる供給シャッター検出スイッチ、80はロール間
隙自動調節スイッチで、籾摺開始前に押されるとロール
間隙の初期設定が行われ、ロール間隙の初期設定後の籾
摺作業中におされると、ロール間隙の自動調節が行われ
る。即ち、籾摺ロール用モータ74の運転スイッチ75
がオンで、かつ、供給ホッパー30が閉じているとき
に、ロール間隙自動調節スイッチ80が手動で押される
と、所定時間(例えば5秒)だけロール間隙調節モータ
63が正転方向に通電されて、ロール間隙が広がり、籾
摺ロール33、34は無負荷で回転する。このときの籾
摺ロール用モータ74の無負荷電流aを測定してCPU
に記憶させる。ついで、自動的に籾摺ロール用モータ7
4を互いのロールが接触するまで逆転させる。ロールの
接触は、逆転中の籾摺ロール用モータ74の電流値bと
前記無負荷電流値aとを比較することで検出でき、籾摺
ロール33、34が互いに接触すると、籾摺ロール用モ
ータ74の電流値bは接触抵抗により大きくなるから、
a<bがNOのときは図9のステップ7に戻して逆転を継
続させ、a<bがYES になったらつぎに進んで、タイマ
ーで所定時間(例えば約1.2 秒)だけロール間隙調節モ
ータ63を自動的に正転させて、籾摺ロール33、34
の間隔を約0.8 mmに広げると、初期設定が完了する。
【0017】ついで、供給ホッパー30の供給シャッタ
ー78を手動で開き(ステップ11)、籾摺ロール3
3、34で籾摺するが、籾摺ロール33、34の間隔は
前記のように約0.8 mmに初期設定されているので、品種
品質の相違で例えば乾燥の強い籾米のときは良く籾摺さ
れるが、乾燥の悪い籾米のときはあまり籾摺されない。
これを、目視による手動微調節するために選別板9上に
流出した混合米を見て、籾摺が強いときは微動スイッチ
77の上を押してロール間隙調節モータ63により籾摺
ロール間隔を広げ、籾摺が弱いときは微動スイッチ77
の下を押して籾摺ロール間隔を狭める。微動スイッチ7
7は1回押すとロール間隙は約0.2mm 調節される。
【0018】以上により目視による手動微調整が終了し
たら、ロール間隙を自動で調節するために、再度、ロー
ル間隙自動調節スイッチ80を押す。すると、図10の
フローのように、籾摺作業初期の籾摺ロール用モータ7
4の基準電流値cが自動的に測定される(ステップ1
5)。その後は、順次、作業中の籾摺ロール用モータ7
4の作業電流値dを測定し、基準電流値cと作業電流値
dを対比して誤差が20%を越えたときはステップ12
に戻し、調節のやりなおしを行なう。基準電流値cと作
業電流値dを対比したとき、5%以内の誤差のときは、
そのまま籾摺作業を継続し、5%を越えて作業電流値d
が小さいときは、ロール間隙調節モータ63を約0.3 秒
逆転させて、籾摺ロール33、34の間隔を約0.2 mmせ
ばめ、5%を越えて作業電流値dが大きいときは、ロー
ル間隙調節モータ63を約0.3 秒正転させて、籾摺ロー
ル33、34の間隔を約0.2 mm広げる。
【0019】
【作用】次に作用を述べる。 (一般的籾摺作用)供給ホッパー30に籾米を投入し、
供給ホッパー30の供給シャッター78を開くと籾摺ロ
ール33、34により籾摺され、籾ガラは風選室68内
の風選路35で吸引されて籾ガラ排出ブロワー3により
放出され、風選された混合米は混合米受樋38に落下し
てコンベア39で後送され、混合米バケットエレベータ
ー5の下端に供給されて揚穀され、固定貯留タンク6に
貯留される。
【0020】しかして、固定貯留タンク6の開閉シャッ
ターを適宜開くと、混合米は固定貯留タンク6より分配
装置8に供給され、分配装置8の底板19の振動で分割
口20に移動し、分割口20で分けられて各段の選別板
9に供給される。選別板9はモータ13で回転するカム
輪12により左右に揺動するが、選別板9の板面には図
において右側に揺り寄せうる多数の揺寄突起が形成され
ているから、比重の重い玄米は図において右側に移動
し、比重の軽い籾米は反動で左側に移動し、中央には分
離されない混合米が分布する。右側の玄米排出部23に
集合した玄米は玄米取出口48に落下し、仕上米螺旋5
1で右方に移送されて仕上米スロワー4の翼車53の部
分に流入し、跳上げられて取出される。
【0021】前記選別板9の選別状態は、透視窓17よ
り見ることが出来るが、もし、玄米排出部23側に穀物
が片寄り過ぎるときは、左右の傾斜が足りないのである
からスイッチ18を操作して図3の第1調節モータ14
に通電し、ネジ杆15を回転させて選別板9の右側を高
くし、その反対のときは第1調節モータ14を逆転させ
て選別板9の右側を低くする。また、仕上米スロワー4
で取出される玄米中に若干の籾米が混入するようなとき
は、第1仕切板21の位置が左に寄り過ぎているのであ
るから、第2調節モータ26に通電してネジ杆27を回
転させて第1仕切板21を右に移動させる。
【0022】上記選別で、混合米取出口49より落下し
た混合米は混合米螺旋52で左に移動させ、混合米受樋
38に集めて混合米バケットエレベーター5により揚穀
する。又、籾米取出口50に取出された籾米は戻し籾受
樋44に集められ、戻しスロワー54で供給ホッパー3
0に戻され、再度籾摺される。
【0023】(本発明独自の作用)図9と図10は、本
発明の籾摺ロール間隙制御フローを、図11はスイッチ
盤を示している。籾摺開始前に初期設定を行うときは、
供給ホッパー30の供給シャッター78は手動で閉じ
て、籾摺ロール用モータ74の運転スイッチ75を手動
でオンにし、ロール間隙自動調節スイッチ80を手動で
オンにする。すると、自動的に所定時間(例えば5秒)
だけロール間隙調節モータ63が正転方向に通電されて
(ステップ5)ロールが離間し、籾摺ロール33、34
は籾摺ロール用モータ74により無負荷で回転する。こ
のときの籾摺ロール用モータ74の無負荷電流aを測定
してCPUに記憶させ(ステップ6)、ついで、自動的
に籾摺ロール用モータ74を互いのロール33、34が
接触するまで逆転させる(ステップ7)。ロールの接触
は、籾摺ロール用モータ74の電流値の変動により検出
できるから、逆転中の籾摺ロール用モータ74の電流値
bを測定して(ステップ8)、電流値bと前記無負荷電
流値aとを比較し(ステップ9)、a<bがNOのときは
ロール未接触であるから図9のステップ7に戻して逆転
を継続させ、a<bがYES になったらつぎに進んで、タ
イマーで所定時間(約1.2 秒)だけロール間隙調節モー
タ63を自動的に正転させて、籾摺ロール33、34の
間隔を約0.8 mmに広げると(ステップ10)、初期設定
が完了する。
【0024】ついで、供給ホッパー30の供給シャッタ
ー78を手動で開き(ステップ11)、籾摺ロール3
3、34で籾摺するが、籾摺ロール33、34の間隔は
前記のように常に約0.8 mmに初期設定されているので、
品種品質の相違で、例えば乾燥の強い籾米のときは良く
籾摺されるが、乾燥の悪い籾米のときはあまり籾摺され
ない。これを、目視による手動微調節するために、選別
板9上に流出した混合米を見て、籾摺が強いときは微動
スイッチ77の上を押してロール間隙調節モータ63に
より籾摺ロール間隔を広げ、籾摺が弱いときは微動スイ
ッチ77の下を押して籾摺ロール間隔を狭める(ステッ
プ12)。微動スイッチ77は1回押すとロール間隙は
約0.2mm 調節される。
【0025】以上により目視による手動微調整が終了し
てから、ロール間隙を自動で調節するために、再度、ロ
ール間隙自動調節スイッチ80を押す(ステップ1
4)。すると、籾摺作業初期の籾摺ロール用モータ74
の基準電流値cが自動的に測定され(ステップ15)、
その後、作業中の籾摺ロール用モータ74の作業電流値
dが測定される(ステップ17)。測定した作業電流値
dは、前記基準電流値cと対比され、基準電流値cに対
して誤差が20%を越えたときは(ステップ18)、ス
テップ12に戻して、調節のやりなおしを行なう。ま
た、作業電流値dが基準電流値cに対して5%以上小さ
いときは(ステップ19)、ロール間隙調節モータ63
を約0.3 秒逆転させて、籾摺ロール33、34の間隔を
約0.2 mmせばめ(ステップ20)、作業電流値dが基準
電流値cに対して5%以上大きいときは(ステップ2
1)、ロール間隙調節モータ63を約0.3 秒正転させ
て、籾摺ロール33、34の間隔を約0.2 mm広げる(ス
テップ22)。順次上記作業を繰り返して、ロール間隙
の調節を行う。
【0026】
【発明の効果】本発明は、供給ホッパーに投入した籾米
を一対の籾摺ロールにより籾摺し、籾ガラは籾ガラ排出
ブロワーにより吸引排出し、風選された籾玄米の混合米
は揺動選別板で籾米と玄米と混合米とに分離し、籾米は
前記供給ホッパーに戻して再籾摺し、混合米は前記揺動
選別板に戻して再選別し、玄米は仕上米として取出す籾
摺選別装置において、籾摺作業を開始するにあたり、手
動操作で供給シャッター78を閉じて籾米を供給せず空
運転の状態で籾摺ロール用モータ74に通電して籾摺ロ
ール33、34を回転させ、ついでロール間隙調節モー
タ63により籾摺ロール33、34の間隙を自動的に開
き、そのときの籾摺ロール用モータ74の電流値aを自
動的に測定し、ついでロール間隙調節モータ63により
籾摺ロール33、34の間隙を自動的にせばめて籾摺ロ
ール用モータ74の電流値bを自動的に測定し、前記電
流値aと電流値bとを対比して電流値a<電流値bとな
れば籾摺ロール33、34接触と判断し、ついでロール
間隙調節モータ63により籾摺ロール33、34の間隙
を自動的に僅かに広げて初期設定し、この状態で籾米を
手動で供給して籾摺を開始し、籾摺開始により選別板9
上に混合米が供給され分離したら玄米と籾米の巾を目視
で測定して玄米が多いと判断されたときは手動で微動ス
イッチ77を操作してロール間隙調節モータ63により
籾摺ロール33、34の間隙を広げ、目視で籾米が多い
と判断されたときは手動で微動スイッチ77を操作して
ロール間隙調節モータ63により籾摺ロール33、34
の間隙をせばめ、手動の微動調節が終了したらロール間
隙自動調節スイッチ80を押して自動調節とし、自動調
節では開始直後の籾摺ロール用モータ74の電流値を測
定して平均籾摺基準電流値cとし、その後の作業では所
定時間置きに前記籾摺ロール用モータ74の電流値を測
定する方法で平均籾摺作業電流値dを求め、前記平均籾
摺基準電流値cと前記平均籾摺作業電流値dとを対比し
てc<dのときはロール間隙調節モータ63により籾摺
ロール間隙を自動的に広げ、c>dのときは前記ロール
間隙調節モータ63により籾摺ロール間隙を自動的にせ
ばめ、以後これを反覆する籾摺選別装置における自動制
御方法としたから、イ.籾摺作業を開始するにあたり、
手動操作で供給シャッター78を閉じて籾米を供給せず
空運転の状態で籾摺ロール用モータ74に通電して籾摺
ロール33、34を回転させ、ついでロール間隙調節モ
ータ63により籾摺ロール33、34の間隙を自動的に
開き、そのときの籾摺ロール用モータ74の電流値aを
自動的に測定し、ついでロール間隙調節モータ63によ
り籾摺ロール33、34の間隙を自動的にせばめて籾摺
ロール用モータ74の電流値bを自動的に測定し、前記
電流値aと電流値bとを対比して電流値a<電流値bと
なれば籾摺ロール33、34接触と判断し、ついでロー
ル間隙調節モータ63により籾摺ロール33、34の間
隙を自動的に僅かに広げて初期設定するから、初期設定
が容易にできる。ロ.初期設定後、籾米を手動で供給し
て籾摺を開始し、籾摺開始により選別板9上に混合米が
供給され分離したら玄米と籾米の巾を目視で測定して玄
米が多いと判断されたときは手動で微動スイッチ77を
操作してロール間隙調節モータ63により籾摺ロール3
3、34の間隙を広げ、目視で籾米が多いと判断された
ときは手動で微動スイッチ77を操作してロール間隙調
節モータ63により籾摺ロール33、34の間隙をせば
めるから、完全な最調節が容易にできる。ハ.手動の微
動調節が終了したらロール間隙自動調節スイッチ80を
押して自動調節とし、自動調節では開始直後の籾摺ロー
ル用モータ74の電流値を測定して平均籾摺基準電流値
cとし、その後の作業では所定時間置きに前記籾摺ロー
ル用モータ74の電流値を測定する方法で平均籾摺作業
電流値dを求め、前記平均籾摺基準電流値cと前記平均
籾摺作業電流値dとを対比してc<dのときはロール間
隙調節モータ63により籾摺ロール間隙を自動的に広
げ、c>dのときは前記ロール間隙調節モータ63によ
り籾摺ロール間隙を自動的にせばめ、以後これを反覆す
る籾摺選別装置における自動制御方法としたから、自動
調節が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行例の正面図。
【図2】本願の正面図。
【図3】本願の揺動選別部内の正面図。
【図4】同一部縦断正面図。
【図5】2番スロワーと戻しスロワーを表した正面図。
【図6】2番スロワーの断面図。
【図7】ロール開閉装置の正面図。
【図8】籾摺部の縦断側面図。
【図9】籾摺フロー図。
【図10】籾摺フロー図。
【図11】スイッチの正面図。
【符号の説明】
1…籾摺部、2…揺動選別部、3…籾ガラ排出ブロワ
ー、4…仕上米スロワー、5…混合米バケットエレベー
ター、6…固定貯留タンク、7…揺動選別装置、8…分
配装置、9…選別板、10…台枠、11…揺動支杆、1
2…カム輪、13…モータ、14…第1調節モータ、1
5…ネジ杆、16…軸着部、17…透視窓、18…スイ
ッチ、19…底板、20…分割口、21…第1仕切板、
22…第2仕切板、23…玄米排出部、24…混合米排
出部、25…籾米排出部、26…第2調節モータ、27
…ネジ杆、28…第3調節モータ、29…ネジ杆、30
…供給ホッパー、31…底板、32…供給口、33…籾
摺ロール、34…籾摺ロール、35…風選路、36…翼
車、37…傾斜底板、38…混合米受樋、39…コンベ
ア、40…籾ガラ受樋、41…2番受樋、42…2番コ
ンベア、43…2番スロワー、44…戻し籾受樋、45
…跳揚筒、46…切替弁、47…取出樋、48…玄米取
出口、49…混合米取出口、50…籾米取出口、51…
仕上米螺旋、52…混合米螺旋、53…翼車、54…戻
しスロワー、60…点検窓、61…戻し室、62…切替
弁、63…ロール間隙調節モータ、64…螺杆、65…
コマ、65a…支持腕、67…籾摺室、68…風選室、
69…籾摺駆動室、70…戻し装置室、71…伝導室、
72…後壁、73…前壁、74…籾摺ロール用モータ、
75…運転スイッチ、76…停止スイッチ、77…微動
スイッチ、78…供給シャッター、79…供給シャッタ
ー検出スイッチ、80…ロール間隙自動調節スイッチ。
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 籾摺選別装置における自動制御方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、籾摺選別装置における
自動制御方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、公知の、特公昭63−15026号
公報には、供給ホッパーに投入した籾米を一対の籾摺ロ
ールで籾摺するものにおいて、籾摺開始に当り、副軸ロ
ールを主軸ロールに向けて自動的に接合させ、その後タ
イマーで1mm開いて初期設定をなす装置について記載
されている。また、別に公知の、特開昭58−1147
42号公報には、脱ぷ率と電流値からロール間隙を自動
調節するものが記載されている。また、図1の籾摺選別
装置も公知である。図1において、Aは籾摺風選部、B
は揺動選別部で、籾摺風選部Aは上部に左右一対のゴム
ロールaを軸架し、ゴムロールaの下方に籾ガラを風選
する風選部bを形成する。揺動選別部Bには、選別板c
を5〜6段位多段に重架した選別装置dを設け、籾摺風
選部Aの後方にはバケットエレベーターeを設けて混合
米を揚穀し、バケットエレベーターeの排出口に貯留タ
ンクfを設け、分配装置gを経て各段の揺動選別板cに
均等分配されるようにする。前記籾摺風選部Aの上方に
は供給ホッパーhが設けられ、供給ホッパーhに籾米を
供給すると、ゴムロールaで籾摺され、風選部bで風選
された籾ガラはブロアーiで吹送され、籾摺されたもの
はバケットエレベーターeにより揚穀されて貯留タンク
fに流入し、分配装置gより選別装置dに供給される。
選別装置dでは、揺動により、籾米と、混合米と、玄米
とに分離され、玄米は仕上米として仕上米スロワーjで
取出され、混合米はバケットエレベーターeに戻されて
再選別され、籾米は供給ホッパーhに戻されて再び籾摺
りされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公知の、特公昭6
3−15026号公報に記載された籾摺装置の自動制御
は、終始決められたロール間隔で籾摺するようにしてい
るから、品種品質による籾の強弱には対応できない。
ち、同じロール間隙でも、乾燥の相違により脱▲ふ▼率
は相当に異なるし、揺動選別板による選別は脱▲ふ▼が
進んで籾米が少ないと、選別困難であるから選別可能の
状態に籾摺をしなければならない。例えば、極く少量の
籾米は、揺動選別板では選別できず、2〜3割も混入し
ていると、選別できる。また、公知の、特開昭58−1
14742号公報に記載されたものは、品種品質の相違
による脱ぷ率の相違は、電流値では検出できない点に問
題があり、かつ同様の問題がある。よって、本願は、摺
出し籾の状態によりいったん目視による手動調節をし
て、その後自動調節することを含む籾摺選別装置におけ
る自動制御方法としたものである。
【0004】
【発明の目的】完全な、自動制御にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、供給
ホッパー30に投入した籾米を一対の籾摺ロール33、
34により籾摺し、籾ガラは籾ガラ排出ブロワーによ
り吸引排出し、風選された籾玄米の混合米は揺動選別板
で籾米と玄米と混合米とに分離し、籾米は前記供給ホ
ッパー30に戻して再籾摺し、混合米は前記揺動選別板
に戻して再選別し、玄米は仕上米として取出す籾摺選
別装置において、籾摺作業を開始するにあたり、手動操
作で供給シャッター78を閉じた状態で籾摺ロールモー
タ74に通電して籾摺ロール33、34を回転させ、つ
いでロール間隙調節モータ63により籾摺ロール33、
34の間隙を自動的に開き、そのときの空運転の状態の
籾摺ロールモータ74の電流値aを自動的に測定し、つ
いでロール間隙調節モータ63により籾摺ロール33、
34の間隙を自動的にせばめて籾摺ロールモータ74の
電流値bを自動的に測定し、前記電流値aと電流値bと
を対比して電流値a<電流値bとなれば籾摺ロール3
3、34接触と判断し、ついでロール間隙調節モータ6
3により籾摺ロール33、34の間隙を自動的に僅かに
広げて初期設定し、この状態で籾米を手動で供給して籾
摺を開始し、籾摺開始により選別板9上に混合米が供給
され分離したら玄米と籾米の巾を目視で測定して玄米
が多いと判断されたときは手動で微動スイッチ77を操
作してロール間隙調節モータ63により籾摺ロール3
3、34の間隙を広げ、籾米が多いと判断されたとき
は手動で微動スイッチ77を操作してロール間隙調節モ
ータ63により籾摺ロール33、34の間隙をせばめ、
以上の手動による微動調節が終了したらロール間隙自動
調節スイッチ80を押して自動調節とし、自動調節では
開始直後の籾摺ロールモータ74の電流値を測定して平
均籾摺基準電流値cとし、その後の作業では所定時間置
きに前記籾摺ロールモータ74の電流値を測定する方法
で平均籾摺作業電流値dを求め、前記平均籾摺基準電流
値cと前記平均籾摺作業電流値dとを対比してc<dの
ときはロール間隙調節モータ63により籾摺ロール間隙
を自動的に広げ、c>dのときは前記ロール間隙調節モ
ータ63により籾摺ロール間隙を自動的にせばめ、以後
これを反覆する籾摺選別装置における自動制御方法とし
たものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、図
2において、1は籾摺部、2は揺動選別部であり、籾摺
部1も揺動選別部2も正面四角箱形状にデザインされ、
籾摺部1の方が揺動選別部2方よりも稍高く、籾摺部1
側の左側部に籾ガラ排出ブロワー3を設け、揺動選別部
2側の右側部に仕上米スロワー4を設ける。籾摺部1の
後方には混合米バケットエレベーター5を設け、混合米
バケットエレベーター5の排出部には固定貯留タンク6
を設ける。
【0007】前記揺動選別部2内に設けてある揺動選別
装置7は、図3、図4のように、上部に分配装置8を、
その下部に数段の重積した選別板9群を設け、選別板9
は台枠10に揺動支杆11で支持され(図3)、カム輪
12がモータ13で回転すると左右に揺動するように形
成されている。前記選別板9は前後方向の流出角度は一
定であるが、左右方向の分布角度は選別状態に応じて調
節自在に形成され、第1調節モータ14で回転するネジ
杆15により左側の軸着部16を中心に右側を上下動さ
せると左右傾斜が変更される。この調節は、透視窓17
(図2)から選別状態を見てスイッチ18を操作して行
なう。前記分配装置8は図4のように、その底板19は
階段状に形成されて揺動で穀粒は右側に移動するように
し、移動方向の突当部には各段の選別板9に至る分割口
20が形成されている。
【0008】前記選別板9はいずれも前側は低く後側は
高く前後方向に傾斜しており、前側には第1仕切板21
と第2仕切板22が設けられ、第1仕切板21より右側
は玄米排出部23となり、第1仕切板21と第2仕切板
22の間が混合米排出部24となり、第2仕切板22よ
り左側が籾米排出部25となり、図4のように、第1仕
切板21は第2調節モータ26で回転するネジ杆27に
より、第2仕切板22は第3調節モータ28で回転する
ネジ杆29により左右方向に自由に移動する構造であ
る。
【0009】次に前記籾摺部1の構成について述べる。
正面形状四角箱状に形成した籾摺部1は、最上部に供給
ホッパー30が設けられ、供給ホッパー30の底板31
は右側の揺動選別部2側に至る程低く形成されて右側に
片寄った位置に供給口32が形成され、供給口32の下
部に一対の籾摺ロール33、34が設けられる。籾摺ロ
ール33、34のうち高さの低い右側の籾摺ロール34
は固定ロールで回転はするが固定である。高さの高い左
側の籾摺ロール33は可動ロールであって、固定ロール
に対して遠近自在に設けられる。
【0010】前記籾摺ロール33、34の下方位置には
左側が高くなる風選路35が設けられ、風選路35の左
側の下部に軸心が前後方向である翼車36を有する籾ガ
ラ排出ブロワー3が設けられる。37は風選路35の傾
斜底板であり、傾斜底板37の右端には混合米受樋38
が設けられ、混合米受樋38上には、後方に混合米を搬
送するコンベア39が設けられ、コンベア39の排出部
は混合米バケットエレベーター5の下端に連結される。
40は前記翼車36に至る籾ガラ受樋40であり、混合
米受樋38と籾ガラ受樋40の間には2番受樋41が設
けられ、2番受樋41上には2番コンベア42が設けら
れ、2番コンベア42には2番スロワー43が取付けら
れる。
【0011】2番スロワー43は、混合米受樋38の上
部に設けられた戻し籾受樋44に連絡されるが、その跳
揚筒45の中途には、図6のように切替弁46を介して
取出樋47が設けられ、切替弁46を実線の位置に切替
えると2番物は取出樋47を介して機外に取出される。
【0012】前記揺動選別部2の選別板9の排出側の下
部には、玄米取出口48と混合米取出口49と、籾米取
出口50が設けられ、玄米取出口48と混合米取出口4
9の下部には左右方向の一軸反対螺旋の仕上米螺旋51
と混合米螺旋52が設けられて、玄米取出口48からの
玄米を搬送する右側の仕上米螺旋51は翼車53を有す
る前記仕上米スロワー4に連結され、混合米取出口49
からの混合米を搬送する混合米螺旋52は前記混合米受
樋38上に臨むように連結される。前記籾米取出口50
は前記戻し籾受樋44に臨むように連結され、前記戻し
籾受樋44に集った戻し籾は、戻しスロワー54で前記
供給ホッパー30に戻されて再処理される。
【0013】図2において、60は固定貯留タンク6の
前後両側に設けた点検窓であり、点検窓60により混合
米の留り具合を見て籾摺量を調節する。
【0014】図7は供給ホッパー30と籾摺ロール3
3、34の拡大図の一例であり、供給ホッパー30の側
部には戻し室61が形成され、供給ホッパー30と戻し
室61の間には切替弁62が設けられ、切替弁62を一
方に切替えると供給ホッパー30より穀粒が供給され、
切替弁62を他方に切替えると戻し室61より穀粒が供
給される。また、籾摺ロール33の支持腕65aに設け
たコマ65には、ロール間隙調節モータ63により回転
する螺杆64を螺合し、ロール間隙調節モータ63を正
逆回転させるとロール間隙が調節される。
【0015】図8は籾摺部1の断面図であり、最上部に
前記供給ホッパー30を、供給ホッパー30の下部に前
記籾摺ロール33、34を有する籾摺室67を、該籾摺
室67の下部に風選室68を夫々形成し、前記供給ホッ
パー30と前記籾摺室67と前記風選室68とを後壁7
2と前壁73で包囲して略四角形状の籾摺部1とし、前
記籾摺室67と前記後壁72の間には籾摺駆動室69
を、前記風選室68と前記後壁72との間には伝導室7
1を、前記風選室68と前記前壁73との間には戻し装
置室70を形成する。74は籾摺ロールモータである。
【0016】図9と図10は、本発明の籾摺ロール3
3、34の間隙制御フローを、図11は制御用スイッチ
盤を示し、75は籾摺ロールモータ74の運転スイッ
チ、76は同停止スイッチ、77はロール間隙調節モー
タ63を微回転させる微動スイッチ(寸動スイッチ)、
78は供給ホッパー30の供給シャッター(図8)、7
9は供給シャッター78を開放するとこれを検出してオ
ンになる供給シャッター検出スイッチ、80はロール間
隙自動調節スイッチで、籾摺開始前に押されるとロール
間隙の初期設定が行われ、ロール間隙の初期設定後の籾
摺作業中におされると、ロール間隙の自動調節が行われ
る。即ち、籾摺ロールモータ74の運転スイッチ75が
オンで、かつ、供給ホッパー30が閉じているときに、
ロール間隙自動調節スイッチ80が手動で押されると、
所定時間(例えば5秒)だけロール間隙調節モータ63
が正転方向に通電されて、ロール間隙が広がり、籾摺ロ
ール33、34は無負荷で回転する。このときの籾摺ロ
ールモータ74の無負荷電流aを測定してCPUに記憶
させる。ついで、自動的にロール間隙調節モータ63
互いのロールが接触するまで逆転させる。ロールの接触
は、逆転中の籾摺ロールモータ74の電流値bと前記無
負荷電流値aとを比較することで検出でき、籾摺ロール
33、34が互いに接触すると、籾摺ロールモータ74
の電流値bは接触抵抗により大きくなるから、a<bが
NOのときは図9のステップ7に戻して逆転を継続さ
せ、a<bがYESになったらつぎに進んで、タイマー
で所定時間(例えば約1.2秒)だけロール間隙調節モ
ータ63を自動的に正転させて、籾摺ロール33、34
の間隔を約0.8mmに広げると、初期設定が完了す
る。
【0017】ついで、供給ホッパー30の供給シャッタ
ー78を手動で開き(ステップ11)、籾摺ロール3
3、34で籾摺するが、籾摺ロール33、34の間隔は
前記のように約0.8mmに初期設定されているので、
品種品質の相違で例えば乾燥の強い籾米のときは良く籾
摺されるが、乾燥の悪い籾米のときはあまり籾摺されな
い。これを、目視による手動微調節するために選別板9
上に流出した混合米を見て、籾摺が強いときは微動スイ
ッチ77の上を押してロール間隙調節モータ63により
籾摺ロール間隔を広げ、籾摺が弱いときは微動スイッチ
77の下を押して籾摺ロール間隔を狭める。微動スイッ
チ77は1回押すとロール間隙は約0.2mm調節され
る。
【0018】以上により目視による手動微調整が終了し
たら、ロール間隙を自動で調節するために、再度、ロー
ル間隙自動調節スイッチ80を押す。すると、図10の
フローのように、籾摺作業初期の籾摺ロールモータ74
の基準電流値cが自動的に測定される(ステップ1
5)。その後は、順次、作業中の籾摺ロールモータ74
の作業電流値dを測定し、基準電流値cと作業電流値d
を対比して誤差が20%を越えたときはステップ12に
戻し、調節のやりなおしを行なう。基準電流値cと作業
電流値dを対比したとき、5%以内のときは、そのまま
籾摺作業を継続し、5%を越えて作業電流値dが小さい
ときは、ロール間隙調節モータ63を約0.3秒逆転さ
せて、籾摺ロール33、34の間隔を約0.2mmせば
め、5%を越えて作業電流値dが大きいときは、ロール
間隙調節モータ63を約0.3秒正転させて、籾摺ロー
ル33、34の間隔を約0.2mm広げる。
【0019】
【作用】次に作用を述べる。 (一般的籾摺作用)供給ホッパー30に籾米を投入し、
供給ホッパー30の供給シャッター78を開くと籾摺ロ
ール33、34により籾摺され、籾ガラは風選室68内
の風選路35で吸引されて籾ガラ排出ブロワー3により
放出され、風選された混合米は混合米受樋38に落下し
てコンベア39で後送され、混合米バケットエレベータ
ー5の下端に供給されて揚穀され、固定貯留タンク6に
貯留される。
【0020】しかして、固定貯留タンク6の開閉シャッ
ターを適宜開くと、混合米は固定貯留タンク6より分配
装置8に供給され、分配装置8の底板19の振動で分割
口20に移動し、分割口20で分けられて各段の選別板
9に供給される。選別板9はモータ13で回転するカム
輪12により左右に揺動するが、選別板9の板面には図
において右側に揺り寄せうる多数の揺寄突起が形成され
ているから、比重の重い玄米は図において右側に移動
し、比重の軽い籾米は反動で左側に移動し、中央には分
離されない混合米が分布する。右側の玄米排出部23に
集合した玄米は玄米取出口48に落下し、仕上米螺旋5
1で右方に移送されて仕上米スロワー4の翼車53の部
分に流入し、跳上げられて取出される。
【0021】前記選別板9の選別状態は、透視窓17よ
り見ることが出来るが、もし、玄米排出部23側に穀物
が片寄り過ぎるときは、左右の傾斜が足りないのである
からスイッチ18を操作して図3の第1調節モータ14
に通電し、ネジ杆15を回転させて選別板9の右側を高
くし、その反対のときは第1調節モータ14を逆転させ
て選別板9の右側を低くする。また、仕上米スロワー4
で取出される玄米中に若干の籾米が混入するようなとき
は、第1仕切板21の位置が左に寄り過ぎているのであ
るから、第2調節モータ26に通電してネジ杆27を回
転させて第1仕切板21を右に移動させる。
【0022】上記選別で、混合米取出口49より落下し
た混合米は混合米螺旋52で左に移動させ、混合米受樋
38に集めて混合米バケットエレベーター5により揚穀
する。又、籾米取出口50に取出された籾米は戻し籾受
樋44に集められ、戻しスロワー54で供給ホッパー3
0に戻され、再度籾摺される。
【0023】(本発明独自の作用)図9と図10は、本
発明の籾摺ロール間隙制御フローを、図11はスイッチ
盤を示している。籾摺開始前に初期設定を行うときは、
供給ホッパー30の供給シャッター78は手動で閉じ
て、籾摺ロールモータ74の運転スイッチ75を手動で
オンにし、ロール間隙自動調節スイッチ80を手動でオ
ンにする。すると、自動的に所定時間(例えば5秒)だ
けロール間隙調節モータ63が正転方向に通電されて
(ステップ5)ロールが離間し、籾摺ロール33、34
籾摺ロールモータ74により無負荷で回転する。この
ときの籾摺ロールモータ74の無負荷電流aを測定して
CPUに記憶させ(ステップ6)、ついで、自動的に
ール間隙調節モータ63を互いのロール33、34が接
触するまで逆転させる(ステップ7)。ロールの接触
は、籾摺ロールモータ74の電流値の変動により検出で
きるから、逆転中の籾摺ロールモータ74の電流値bを
測定して(ステップ8)、電流値bと前記無負荷電流値
aとを比較し(ステップ9)、a<bがNOのときはロ
ール未接触であるから図9のステップ7に戻して逆転を
継続させ、a<bがYESになったらつぎに進んで、タ
イマーで所定時間(約1.2秒)だけロール間隙調節モ
ータ63を自動的に正転させて、籾摺ロール33、34
の間隔を約0.8mmに広げると(ステップ10)、初
期設定が完了する。
【0024】ついで、供給ホッパー30の供給シャッタ
ー78を手動で開き(ステップ11)、籾摺ロール3
3、34で籾摺するが、籾摺ロール33、34の間隔は
前記のように常に約0.8mmに初期設定されているの
で、品種品質の相違で、例えば乾燥の強い籾米のときは
良く籾摺されるが、乾燥の悪い籾米のときはあまり籾摺
されない。これを、目視による手動微調節するために、
選別板9上に流出した混合米を見て、籾摺が強いときは
微動スイッチ77の上を押してロール間隙調節モータ6
3により籾摺ロール間隔を広げ、籾摺が弱いときは微動
スイッチ77の下を押して籾摺ロール間隔を狭める(ス
テップ12)。微動スイッチ77は1回押すとロール間
隙は約0.2mm調節される。
【0025】以上により目視による手動微調整が終了し
てから、ロール間隙を自動で調節するために、再度、ロ
ール間隙自動調節スイッチ80を押す(ステップ1
4)。すると、籾摺作業初期の籾摺ロールモータ74の
基準電流値cが自動的に測定され(ステップ15)、そ
の後、作業中の籾摺ロールモータ74の作業電流値dが
測定される(ステップ17)。測定した作業電流値d
は、前記基準電流値cと対比され、基準電流値cに対し
20%を越えたときは(ステップ18)、ステップ1
2に戻して、調節のやりなおしを行なう。また、作業電
流値dが基準電流値cに対して5%以上小さいときは
(ステップ19)、ロール間隙調節モータ63を約0.
3秒逆転させて、籾摺ロール33、34の間隔を約0.
2mmせばめ(ステップ20)、作業電流値dが基準電
流値cに対して5%以上大きいときは(ステップ2
1)、ロール間隙調節モータ63を約0.3秒正転させ
て、籾摺ロール33、34の間隔を約0.2mm広げる
(ステップ22)。順次上記作業を繰り返して、ロール
間隙の調節を行う。
【0026】
【発明の効果】上記公知の、特公昭63−15026号
公報に記載された籾摺装置の自動制御は、終始決められ
たロール間隔で籾摺するようにしているから、品種品質
による籾摺の強弱には対応できない。即ち、同じロール
間隙でも、乾燥の相違により脱▲ふ▼率は相当に異なる
し、揺動選別板による選別は脱▲ふ▼が進んで籾米が少
ないと、選別困難であるから選別可能の状態に籾摺をし
なければならない。例えば、極く少量の籾米は、揺動選
別板では選別できず、2〜3割も混入していると、選別
できる。また、公知の、特開昭58−114742号公
報に記載されたものは、品種品質の相違による脱ぷ率の
相違は、電流値では検出できない点に問題があり、かつ
同様の問題がある。しかるに、本発明は、供給ホッパー
30に投入した籾米を一対の籾摺ロール33、34によ
り籾摺し、籾ガラは籾ガラ排出ブロワーにより吸引排
出し、風選された籾玄米の混合米は揺動選別板で籾米
と玄米と混合米とに分離し、籾米は前記供給ホッパー
に戻して再籾摺し、混合米は前記揺動選別板に戻し
て再選別し、玄米は仕上米として取出す籾摺選別装置に
おいて、籾摺作業を開始するにあたり、手動操作で供給
シャッター78を閉じた状態で籾摺ロールモータ74に
通電して籾摺ロール33、34を回転させ、ついでロー
ル間隙調節モータ63により籾摺ロール33、34の間
隙を自動的に開き、そのときの空運転の状態の籾摺ロー
ルモータ74の電流値aを自動的に測定し、ついでロー
ル間隙調節モータ63により籾摺ロール33、34の間
隙を自動的にせばめて籾摺ロールモータ74の電流値b
を自動的に測定し、前記電流値aと電流値bとを対比し
て電流値a<電流値bとなれば籾摺ロール33、34接
触と判断し、ついでロール間隙調節モータ63により籾
摺ロール33、34の間隙を自動的に僅かに広げて初期
設定し、この状態で籾米を手動で供給して籾摺を開始
し、籾摺開始により選別板9上に混合米が供給され分離
したら玄米と籾米の巾を目視で測定して玄米が多いと
判断されたときは手動で微動スイッチ77を操作してロ
ール間隙調節モータ63により籾摺ロール33、34の
間隙を広げ、籾米が多いと判断されたときは手動で微
動スイッチ77を操作してロール間隙調節モータ63に
より籾摺ロール33、34の間隙をせばめ、以上の手動
による微動調節が終了したらロール間隙自動調節スイッ
チ80を押して自動調節とし、自動調節では開始直後の
籾摺ロールモータ74の電流値を測定して平均籾摺基準
電流値cとし、その後の作業では所定時間置きに前記
摺ロールモータ74の電流値を測定する方法で平均籾摺
作業電流値dを求め、前記平均籾摺基準電流値cと前記
平均籾摺作業電流値dとを対比してc<dのときはロー
ル間隙調節モータ63により籾摺ロール間隙を自動的に
広げ、c>dのときは前記ロール間隙調節モータ63に
より籾摺ロール間隙を自動的にせばめ、以後これを反覆
する籾摺選別装置における自動制御方法としたものであ
るから、 イ.籾摺作業を開始するにあたり、手動操作で供給シャ
ッター78を閉じて籾米を供給せず空運転の状態で籾摺
ロールモータ74に通電して籾摺ロール33、34を回
転させ、ついでロール間隙調節モータ63により籾摺ロ
ール33、34の間隙を自動的に開き、そのときの籾摺
ロールモータ74の電流値aを自動的に測定し、ついで
ロール間隙調節モータ63により籾摺ロール33、34
の間隙を自動的にせばめて籾摺ロールモータ74の電流
値bを自動的に測定し、前記電流値aと電流値bとを対
比して電流値a<電流値bとなれば籾摺ロール33、3
4接触と判断し、ついでロール間隙調節モータ63によ
り籾摺ロール33、34の間隙を自動的に僅かに広げて
初期設定するから、初期設定を容易にできる。 ロ.初期設定後、籾米を手動で供給して籾摺を開始し、
籾摺開始により選別板9上に混合米が供給され分離した
ら玄米と籾米の巾を目視で測定して玄米が多いと判断さ
れたときは手動で微動スイッチ77を操作してロール間
隙調節モータ63により籾摺ロール33、34の間隙を
広げ、目視で籾米が多いと判断されたときは手動で微動
スイッチ77を操作してロール間隙調節モータ63によ
り籾摺ロール33、34の間隙をせばめるから、常に選
別良好の状態にロール間隙を調節できる。 ハ.手動の微動調節が終了したらロール間隙自動調節ス
イッチ80を押して自動調節とし、自動調節では開始直
後の籾摺ロールモータ74の電流値を測定して平均籾摺
基準電流値cとし、その後の作業では所定時間置きに前
籾摺ロールモータ74の電流値を測定する方法で平均
籾摺作業電流値dを求め、前記平均籾摺基準電流値cと
前記平均籾摺作業電流値dとを対比してc<dのときは
ロール間隙調節モータ63により籾摺ロール間隙を自動
的に広げ、c>dのときは前記ロール間隙調節モータ6
3により籾摺ロール間隙を自動的にせばめ、以後これを
反覆する籾摺選別装置における自動制御方法としたか
ら、自動調節が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行例の正面図。
【図2】本願の正面図。
【図3】本願の揺動選別部内の正面図。
【図4】同一部縦断正面図。
【図5】2番スロワーと戻しスロワーを表した正面図。
【図6】2番スロワーの断面図。
【図7】ロール開閉装置の正面図。
【図8】籾摺部の縦断側面図。
【図9】籾摺フロー図。
【図10】籾摺フロー図。
【図11】スイッチの正面図。
【符号の説明】 1…籾摺部、2…揺動選別部、3…籾ガラ排出ブロワ
ー、4…仕上米スロワー、5…混合米バケットエレベー
ター、6…固定貯留タンク、7…揺動選別装置、8…分
配装置、9…選別板、10…台枠、11…揺動支杆、1
2…カム輪、13…モータ、14…第1調節モータ、1
5…ネジ杆、16…軸着部、17…透視窓、18…スイ
ッチ、19…底板、20…分割口、21…第1仕切板、
22…第2仕切板、23…玄米排出部、24…混合米排
出部、25…籾米排出部、26…第2調節モータ、27
…ネジ杆、28…第3調節モータ、29…ネジ杆、30
…供給ホッパー、31…底板、32…供給口、33…籾
摺ロール、34…籾摺ロール、35…風選路、36…翼
車、37…傾斜底板、38…混合米受樋、39…コンベ
ア、40…籾ガラ受樋、41…2番受樋、42…2番コ
ンベア、43…2番スロワー、44…戻し籾受樋、45
…跳揚筒、46…切替弁、47…取出樋、48…玄米取
出口、49…混合米取出口、50…籾米取出口、51…
仕上米螺旋、52…混合米螺旋、53…翼車、54…戻
しスロワー、60…点検窓、61…戻し室、62…切替
弁、63…ロール間隙調節モータ、64…螺杆、65…
コマ、65a…支持腕、67…籾摺室、68…風選室、
69…籾摺駆動室、70…戻し装置室、71…伝導室、
72…後壁、73…前壁、74…籾摺ロールモータ、7
5…運転スイッチ、76…停止スイッチ、77…微動ス
イッチ、78…供給シャッター、79…供給シャッター
検出スイッチ、80…ロール間隙自動調節スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 恒義 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給ホッパーに投入した籾米を一対の籾
    摺ロールにより籾摺し、籾ガラは籾ガラ排出ブロワーに
    より吸引排出し、風選された籾玄米の混合米は揺動選別
    板で籾米と玄米と混合米とに分離し、籾米は前記供給ホ
    ッパーに戻して再籾摺し、混合米は前記揺動選別板に戻
    して再選別し、玄米は仕上米として取出す籾摺選別装置
    において、籾摺作業を開始するにあたり、手動操作で供
    給シャッター78を閉じて籾米を供給せず空運転の状態
    で籾摺ロール用モータ74に通電して籾摺ロール33、
    34を回転させ、ついでロール間隙調節モータ63によ
    り籾摺ロール33、34の間隙を自動的に開き、そのと
    きの籾摺ロール用モータ74の電流値aを自動的に測定
    し、ついでロール間隙調節モータ63により籾摺ロール
    33、34の間隙を自動的にせばめて籾摺ロール用モー
    タ74の電流値bを自動的に測定し、前記電流値aと電
    流値bとを対比して電流値a<電流値bとなれば籾摺ロ
    ール33、34接触と判断し、ついでロール間隙調節モ
    ータ63により籾摺ロール33、34の間隙を自動的に
    僅かに広げて初期設定し、この状態で籾米を手動で供給
    して籾摺を開始し、籾摺開始により選別板9上に混合米
    が供給され分離したら玄米と籾米の巾を目視で測定して
    玄米が多いと判断されたときは手動で微動スイッチ77
    を操作してロール間隙調節モータ63により籾摺ロール
    33、34の間隙を広げ、目視で籾米が多いと判断され
    たときは手動で微動スイッチ77を操作してロール間隙
    調節モータ63により籾摺ロール33、34の間隙をせ
    ばめ、手動の微動調節が終了したらロール間隙自動調節
    スイッチ80を押して自動調節とし、自動調節では開始
    直後の籾摺ロール用モータ74の電流値を測定して平均
    籾摺基準電流値cとし、その後の作業では所定時間置き
    に前記籾摺ロール用モータ74の電流値を測定する方法
    で平均籾摺作業電流値dを求め、前記平均籾摺基準電流
    値cと前記平均籾摺作業電流値dとを対比してc<dの
    ときはロール間隙調節モータ63により籾摺ロール間隙
    を自動的に広げ、c>dのときは前記ロール間隙調節モ
    ータ63により籾摺ロール間隙を自動的にせばめ、以後
    これを反覆する籾摺選別装置における自動制御方法。
JP30720296A 1996-11-01 1996-11-01 籾摺選別装置における自動制御方法 Pending JPH10128139A (ja)

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