JPH10126607A - 隠蔽化画像処理システム - Google Patents

隠蔽化画像処理システム

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JPH10126607A
JPH10126607A JP9083188A JP8318897A JPH10126607A JP H10126607 A JPH10126607 A JP H10126607A JP 9083188 A JP9083188 A JP 9083188A JP 8318897 A JP8318897 A JP 8318897A JP H10126607 A JPH10126607 A JP H10126607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写装置において、特定の者が複写した場合
にのみ元情報が復元されるようにする。 【解決手段】 隠蔽化画像14において、元情報とユー
ザー識別情報とが符号化されている。隠蔽化画像14が
複写機10によって読み取られた時に、復号化されたユ
ーザー情報と入力されたユーザー識別情報とが一致した
場合、復元複写モードが実行され、復元された元情報が
隠蔽情報に代わって印刷される。動作モードの選択はユ
ーザーの指定によって行うこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像複写装置及び画
像生成装置に関し、特に、電子的に読み取り可能である
が人間には不可読の符号化データ(隠蔽情報)が埋め込
まれた画像(隠蔽化画像)の複写及び生成に関する。
【0002】
【従来の技術】データを符号化して原稿に埋め込む各種
の技術が実用化されている(例えば、特開平4−232
564号公報参照)。埋め込み符号としては、例えば二
次元バーコードやデータグリフ(米国ゼロックス社の商
標)などが知られている。このような電子的に読取り可
能で人間には不可読の埋め込み符号によれば、原稿上の
データの読み取りを迅速かつ高精度に行うことができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平4−
232564号公報に見られるように、従来から埋め込
み符号に関しては各種の応用例が提案されているが、埋
め込み符号の不可読性あるいは隠蔽性を積極的に利用し
た複写システム、特に、特定の者のみが元情報を参照で
きるような画像複写装置は提案されていない。
【0004】なお、特開平6−22119号公報には、
不正コピーを判別するために、原稿中に付加情報(コピ
ー番号、コピー世代数、など)を埋め込み符号として埋
め込み、原稿読取り時にはその付加情報を抽出してコピ
ー枚数などを集計する装置が開示されている。また、特
開平5−12288号公報には、文章情報の伝達、修
正、保存などの情報管理を容易にするために、文章情報
をバーコードに符号化して記録紙に記録し、その文章情
報が必要になった場合にはバーコードを復号化して元の
文章情報を復元する装置が開示されている。しかしなが
ら、いずれの文献にも、原稿複写時における埋め込み符
号の復号化技術に関しては言及されていない。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、埋め込み符号の不可読性ある
いは隠蔽性を積極的に活用できる画像複写装置及び方法
を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の目的は、特定の者が複写し
た場合のみ元情報を復元できる画像複写装置及び方法を
提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、通常の複写と隠蔽
情報が復元される複写とをユーザーが任意に選択できる
画像複写装置及び方法を提供することにある。
【0008】また、本発明の目的は、複数の情報を符号
化しておき、復元時にはユーザーに対応した情報のみを
復元できる画像複写装置及び方法を提供することにあ
る。
【0009】また、本発明の目的は、上記のような画像
複写装置へ供給する隠蔽化画像を生成する画像生成装置
及び方法を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、上記のような画像
複写装置及び画像生成装置を備えた画像処理システムを
提供することにある。
【0011】更に、本発明の目的は、上記のような画像
複写方法及び画像生成方法を複写装置又は複写システム
上で実現するためのプログラムを記憶した媒体を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、隠蔽した
い元情報を符号化した隠蔽情報が埋め込まれた隠蔽化画
像を読み取る画像入力手段と、前記読み取られた隠蔽化
画像中の隠蔽情報を認識する隠蔽情報認識手段と、前記
隠蔽情報を復号化して前記元情報を復元する復号化手段
と、前記読み取られた隠蔽化画像に前記復元された元情
報を合成して合成画像を生成する画像合成手段と、前記
合成画像を出力する画像出力手段と、を含むことを特徴
とする。
【0013】上記構成によれば、例えばスキャナ装置で
構成される画像入力手段によって隠蔽化画像が読み取ら
れると、隠蔽情報認識手段によってその画像中の隠蔽情
報が抽出・認識され、復合化手段によって隠蔽情報が復
合化され、元情報が復元される。このように復合化され
た元情報は読み取られた隠蔽化画像に合成され、印刷装
置などで構成される画像出力装置において合成画像が出
力される。よって、複写装置において、画像の複写を行
う場合、その画像が隠蔽画像であれば所定の条件の下で
その隠蔽部分が解読され、元情報が復元された画像を印
刷できる。これにより、多様な用途を実現でき、画像複
写装置に単なる複写機能を越える隠蔽解読機能を具備さ
せることができる。
【0014】本発明の好適な態様では、前記画像合成手
段は、前記読み取られた隠蔽画像中の前記隠蔽情報に代
えて、前記復元された元情報を合成することを特徴とす
る。すなわち、隠蔽画像を複写する場合、その隠蔽情報
が存在していた領域に復元された元情報が合成される。
この場合、隠蔽情報すなわち符号化ブロックは視覚的に
はあたかも元情報のマスク(隠蔽カバー)のように機能
する。ちなみに、元情報が復元される領域以外の領域に
隠蔽情報を記録しておくこともできる。この場合、元情
報の復元後において、隠蔽情報を画像中から消去させる
こともできるが、そのまま残すこともできる。
【0015】本発明の好適な態様では、所定条件に基づ
いて、通常複写モード又は復元複写モードを選択する複
写モード選択手段を含み、前記通常複写モードでは、前
記画像入力手段で読み取られた画像が出力され、前記復
元複写モードでは、前記合成画像が出力されることを特
徴とする。
【0016】上記構成によれば、通常複写モードでは、
複写装置は本来の複写機として動作し、たとえ隠蔽化画
像であってもそのままコピーされる。その一方、復元複
写モードでは、隠蔽情報が復合化されて元情報が復元さ
れ、その元情報が含まれる画像が出力される。動作モー
ドの選択は、以下のように人為的又は自動的に行わせる
ことができる。
【0017】本発明の好適な態様では、ユーザーにより
入力されるユーザー識別情報に基づいてユーザー適否を
判定するユーザー適否判定手段を含み、前記複写モード
選択手段は、前記ユーザー適否の判定結果に基づいて複
写モードを選択することを特徴とする。すなわち、ユー
ザー識別情報の適否判定により、複写装置を使用してい
るユーザーが当該隠蔽情報を解読する資格を有するか否
かを判定し、適正なユーザーである場合にのみ、復元複
写モードを選択するものである。これにより、元情報の
保護及びその元情報の利用範囲の制限を図ることができ
る。
【0018】本発明の好適な態様では、前記複写モード
選択手段は、ユーザーの入力指定に基づいて複写モード
を選択することを特徴とする。すなわち、ユーザーの意
思に基づいて動作モードを選択するものである。なお、
入力画像の性質すなわち通常画像か隠蔽化画像かを自動
的に判断して、その判断結果に基づいて動作モードを自
己設定させてもよい。
【0019】(2)上記目的を達成するために、本発明
は、隠蔽したい元情報及び認証情報を符号化した隠蔽情
報が埋め込まれた隠蔽化画像を読み取る画像入力手段
と、前記読み取られた隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識す
る隠蔽情報認識手段と、前記隠蔽情報を復号化して前記
元情報及び前記認証情報を復元する復号化手段と、前記
読み取られた隠蔽化画像に前記復元された元情報を合成
して合成画像を生成する画像合成手段と、認証情報を入
力する認証情報入力手段と、前記入力された認証情報と
前記復合化された認証情報とが一致する場合に復元複写
モードを選択し、それらが不一致の場合に通常複写モー
ドを選択する複写モード選択手段と、前記通常複写モー
ドでは読み取られた画像を出力し、前記復元複写モード
では前記合成画像を出力する画像出力手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0020】上記構成によれば、あらかじめ隠蔽情報と
して認証情報が符号化されて埋め込まれ、画像の複写時
にはその認証情報と同じ認証情報が入力された場合にの
み、復元複写モードが設定されて合成画像の出力が許可
される。その一方、認証情報の一致が得られなければ、
通常複写モードで複写が実行され、隠蔽化画像はそのま
ま複写される。この構成を利用し、例えば成績を隠蔽情
報としつつ成績表を作成すれば、その本人のみが複写に
より成績を見ることができる。なお、認証情報は例えば
ユーザー識別のためのパスワードや特定コードである。
【0021】本発明の好適な態様では、前記隠蔽化画像
には、前記元情報及び前記認証情報を1つのデータセッ
トとして、複数のデータセットが符号化されて隠蔽情報
として埋め込まれ、前記画像合成手段は、前記入力され
た認証情報に一致する認証情報に関連付けられた元情報
だけを合成することを特徴とする。このように、埋め込
むデータセットは1つには限定されず、複数のデータセ
ットを画像中に埋め込むことができる。この場合、各デ
ータセットの元情報は認証情報によりそれぞれ個別に管
理される。
【0022】(3)上記目的を達成するために、本発明
は、隠蔽したい元情報及び属性情報を符号化した隠蔽情
報が埋め込まれた隠蔽化画像を読み取る画像入力手段
と、前記読み取られた隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識す
る隠蔽情報認識手段と、前記隠蔽情報を復号化して前記
元情報及び前記属性情報を復元する復号化手段と、前記
読み取られた隠蔽化画像に前記復元された元情報を合成
して合成画像を生成する画像合成手段と、前記合成画像
を出力する画像出力手段と、を含み、前記合成画像の成
形又は前記合成画像の出力の少なくとも一方の処理にお
いて前記復合化された属性情報が利用されることを特徴
とする。
【0023】すなわち、元情報と一緒に属性情報を符号
化しておくこともでき、後にその元情報を復合化する際
の画像合成条件や画像出力条件をあらかじめ設定してお
くことができる。もちろん、元情報、認証情報、属性情
報の三者を一緒に符号化してもよい。
【0024】(4)上記目的を達成するために、本発明
は、隠蔽したい元情報を入力するための元情報入力手段
と、認証情報を入力するための認証情報入力手段と、前
記元情報及び前記認証情報を符号化して隠蔽情報を生成
する符号化手段と、前記隠蔽情報を画像に埋め込んで隠
蔽化画像を生成する画像生成手段と、前記隠蔽化画像を
出力する画像出力手段と、を含むことを特徴とする。
【0025】上記構成によれば、符号化手段により元情
報と認証情報が一緒に符号化されて隠蔽情報が生成さ
れ、その隠蔽情報が基礎画像に合成される。ここで、符
号化に当たっては例えば上記の二次元バーコードやデー
タグリフなどが利用され、電子的に可読で、人間が不可
読の符号(内容を直接読むことができない符号)であれ
ば各種の符号を利用できる。もちろん、その符号は一般
に記録紙上に印刷により可視的に形成されるが、特殊光
線を利用して検出するものや磁気的な作用を利用するも
のなど不可視的な記録方式も適用できる。
【0026】(5)上記目的を達成するために、本発明
は、画像生成部及び画像複写部で構成される画像処理シ
ステムにおいて、前記画像生成部は、隠蔽したい元情報
を符号化して隠蔽情報を生成する符号化手段と、前記隠
蔽情報を画像に埋め込んで隠蔽化画像を生成する画像生
成手段と、を含み、前記画像複写部は、前記隠蔽化画像
中の隠蔽情報を認識する隠蔽情報認識手段と、前記隠蔽
情報を復号化して前記元情報を復元する復号化手段と、
前記読み取られた隠蔽化画像に前記復元された元情報を
合成して合成画像を生成する画像合成手段と、を含むこ
とを特徴とする。 (6)上記目的を達成するために、本発明は、画像入力
手段を制御し、隠蔽したい元情報を符号化した隠蔽情報
が埋め込まれた隠蔽化画像を取得する画像入力ステップ
と、前記隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識する隠蔽情報認
識ステップと、前記隠蔽情報を復号化して前記元情報を
復元する復号化ステップと、前記隠蔽化画像に前記復元
された元情報を合成して合成画像を生成する画像合成ス
テップと、画像出力手段を制御し、前記合成画像を出力
させる画像出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【0027】(7)また、上記目的を達成するために、
本発明は、隠蔽したい元情報及び認証情報を符号化して
隠蔽情報を生成する符号化ステップと、前記隠蔽情報を
画像に埋め込んで隠蔽化画像を生成する画像生成ステッ
プと、画像出力手段を制御し、前記隠蔽化画像を出力さ
せる画像出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【0028】(8)上記目的を達成するために、本発明
は、画像入力手段を制御し、隠蔽したい元情報を符号化
した隠蔽情報が埋め込まれた隠蔽化画像を取得する画像
入力手順と、前記隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識する隠
蔽情報認識手順と、前記隠蔽情報を復号化して前記元情
報を復元する復号化手順と、前記隠蔽化画像に前記復元
された元情報を合成して合成画像を生成する画像合成手
順と、画像出力手段を制御し、前記合成画像を出力させ
る画像出力手順と、をコンピュータによって実行させる
ためのプログラムを記録した媒体を提供することを特徴
とするものである。
【0029】また、上記目的を達成するために、本発明
は、隠蔽したい元情報及び認証情報を符号化して隠蔽情
報を生成する符号化手順と、前記隠蔽情報を画像に埋め
込んで隠蔽化画像を生成する画像生成手順と、画像出力
手段を制御し、前記隠蔽化画像を出力させる画像出力手
順と、をコンピュータによって実行させるためのプログ
ラムを記録した媒体を提供することを特徴とするもので
ある。
【0030】上記コンピュータの概念には、画像の読取
り及び印刷機能を備えた複写装置、そのような複写装置
を制御するサーバーマシンや複写制御装置など、プログ
ラムによって動作制御される各種の装置が含まれる。ま
た、上記のプログラムを記録した媒体の概念には、当該
プログラムを読み取り可能なすべての媒体が含まれ、例
えば、フロッピーディスク、CD−ROMなど可搬型の
記録メディアやROMなどが含まれる。なお、上記プロ
グラムを通信媒体を経由して提供・記録する方法も本発
明の態様に含まれる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0032】図1及び図2には、本実施形態の原理が概
念として示されている。図1は隠蔽化画像の生成を示す
ものであり、図2は隠蔽化画像の複写を示すものであ
る。
【0033】まず図1において、隠蔽化画像を生成する
場合には、複写機10において隠蔽化画像のベースとな
るベース画像12が読み取られる。このベース画像12
は以下に説明する隠蔽化及び複写に当たってその内容が
保持される画像である。複写機10には、ベース画像1
2に対して隠蔽情報として埋め込む元情報が入力され
る。この図1に示す例では、元情報として点数A、点数
B、点数Cに対応するそれぞれの数値65、70、85
が入力される。この図1に示す実施形態では、それらの
元情報と共に各元情報に対応するユーザー識別情報a,
b,cも入力され、さらに必要な場合に属性情報も入力
される。
【0034】複写機10では、これらの元情報、ユーザ
ー識別情報及び属性情報を符号化して隠蔽情報を生成す
る。そして所定の合成出力指示が与えられると、その隠
蔽情報がベース画像12に画像として合成され、隠蔽化
画像14が出力される。隠蔽化画像14は具体的には記
録紙上に印刷される。この実施形態では、点数A,点数
B,点数Cごとに埋め込み符号ブロック16が生成され
ており、それらの埋め込み符号ブロック16は上述した
元情報、ユーザー識別情報及び属性情報を符号化した隠
蔽情報である。この隠蔽情報は電子的にその内容を読み
取り可能であるが、人間には直接的に理解不可能な符号
列で構成されるものである。この埋め込み符号ブロック
16の印刷位置は複写機10に入力されるレイアウト情
報に基づいて決定される。
【0035】図2には、このように生成された隠蔽化画
像14の複写を行う場合の概念が示されている。複写機
10に複写指示が与えられ、これによって隠蔽化画像1
4が読み取られる。この場合において、ユーザー識別情
報が入力されずに通常複写モードが実行されると、図2
に示すように、隠蔽化画像14がそのまま印刷されるこ
とになる。
【0036】一方、複写指示と共にユーザー識別情報を
入力して復元複写モードを選択すると、ユーザー識別情
報に一致するユーザー識別情報に対応づけられた元情報
のみが復元される。これが図2において符号20で示さ
れている。この図2に示す例では、点数Bとして70が
与えられた元情報に対応するユーザー識別情報bが入力
されたため、当該元情報70が復元されている。
【0037】以上の図1及び図2に示す構成によれば、
適正なユーザー識別情報をもった者のみが隠蔽情報の復
元を行うことができ、換言すれば、1枚の用紙上に一般
人に見せても構わない情報と特定の者のみにしか見せな
い情報とを混在させることができる。もちろん、図2の
例では、点数A、点数B、点数Cのそれぞれの元情報に
ユーザー識別情報が対応付けられていたが、全ての元情
報に1つのユーザー識別情報を対応づければ全ての元情
報を一括して復元させることもできる。ちなみに、属性
情報は復元された元情報の画像合成や画像出力に当たっ
て利用されるものであり、例えば元情報の合成位置の指
定や、印刷時の用紙サイズ及び印刷色などを指定するも
のである。
【0038】図3には、情報符号化の概念が示されてい
る。(A)に示す例では符号化を行うデータブロックが
元情報100、ユーザー識別情報102、属性情報(例
えば描画位置情報)104で構成され、それぞれのデー
タブロック毎に符号化が行われ埋め込み符号ブロック1
6が生成されている。図1に示した例を考えると、各点
数ごとに埋め込み符号ブロックが作成される。
【0039】図3(B)に示す例では、3つのデータブ
ロックが一括して符号化され1つの埋め込み符号ブロッ
ク16が生成されている。すなわち埋め込み符号ブロッ
ク16は物理的には一体的に構成されており、復号化を
行うことによってそれぞれのデータブロックを復元可能
である。なお、図3に示す例では、1つの元情報100
に対してそれぞれ1つずつのユーザー識別情報102及
び属性情報104を対応づけたが、もちろん多数の元情
報に対して1つずつユーザー識別情報102及び属性情
報104を対応づけてもよい。なお、元情報は数字や記
号に限られず図形や写真などであってもよい。
【0040】次に、図4及び図5には、図1及び図2に
示した複写機10の具体的な構成がブロック図として示
されている。図4には、複写機10の画像生成部の構成
が示されており、図5には複写機10の画像複写部の構
成が示されている。もちろん画像生成部及び画像複写部
において共通する構成は共用可能である。なお、複写機
10としてはデジタル複写機が挙げられる。
【0041】図4において、例えばスキャナ装置で構成
される画像入力部22によってベース画像12が光学的
に読み取られる。また、元情報入力部24にはユーザー
によって元情報が入力され、ユーザー識別情報入力部2
6にはパスワードなどのユーザー識別情報が入力され
る。元情報及びユーザー識別情報は符号化処理部28に
送出される。ちなみに、符号化処理部28には、図示さ
れていない属性情報入力部から入力された属性情報も必
要に応じて入力される。
【0042】符号化処理部28は、それらの情報を図1
に示したように符号化し、埋め込み符号列からなる隠蔽
情報を生成する。そして、合成部30においてその隠蔽
情報が画像入力部22を介して入力されたベース画像1
2に合成されることになる。この場合、その合成位置な
どはレイアウト設定部32によって指定されたレイアウ
ト情報に基づいて決定される、したがって、合成部30
において隠蔽情報を含む画像が合成画像として生成さ
れ、例えば印刷装置で構成される画像出力部34におい
てその合成画像が印刷される。図4にはその印刷された
合成画像としての隠蔽化画像14が示されている。この
隠蔽化画像14において元情報やユーザー識別情報は埋
め込み符号からなる隠蔽情報として不可読の形態で記録
されている。
【0043】図5には、上述のように、画像複写部の構
成が示されている。上記のように形成された隠蔽化画像
14は、スキャナ装置などで構成される画像入力部40
によって光学的に読み取られ、読み取られた隠蔽化画像
が隠蔽情報認識部42へ送出される。隠蔽情報認識部4
2は隠蔽化画像中における隠蔽情報を認識・抽出して、
その隠蔽情報を復号化処理部44へ出力する。また、隠
蔽情報認識部42を介して画像入力部40によって読み
取られた隠蔽化画像が合成部46へ出力されている。
【0044】復号化処理部44は、隠蔽情報に対する復
号化を行って、元情報、ユーザー識別情報及び属性情報
を分離・復元する。その内の元情報は合成部46へ出力
されており、ユーザー識別情報は一致判定部50へ出力
されている。また、属性情報は必要に応じて合成部46
及び画像出力部52へ出力されている。
【0045】なお、埋め込み符号ブロック16(図1参
照)が複数ある場合には、復号化処理部44は各埋め込
み符号ブロック16ごとに上述のような復号化処理を行
う。
【0046】ユーザー識別情報入力部48には、隠蔽情
報の復元を行いたいユーザーによってユーザー識別情報
が入力される。その入力されたユーザー識別情報は一致
判定部50に送られている。この一致判定部50は、復
号化されたユーザー識別情報と入力された識別情報との
一致・不一致を判定し、これに基づいて画像複写部の動
作モードを選択する。2つのユーザー識別情報が一致し
た場合には、一致判定部50から合成部46へ復元複写
モードの指令が出され、一方、両者の一致が得られなか
った場合には、一致判定部50から合成部46へ通常複
写モードの指令が出される。すなわち、この一致判定部
50は動作モードを自動的に選択する手段としても機能
している。
【0047】合成部46において、通常複写モードの場
合には画像入力部40によって読み取られた画像がその
まま画像出力部52へ出力されており、一方、復元複写
モードの場合には画像入力部40によって読み取られた
画像における隠蔽情報に代えて、復号化処理部44にて
復号化された元情報が合成されてその合成画像が画像出
力部52へ出力されている。画像出力部52は例えば印
刷装置で構成され、上述のように通常複写モードにおい
ては読み取られた画像がそのまま印刷され、復元複写モ
ードの場合には隠蔽情報に代えて元情報が印刷された画
像が出力される。
【0048】ちなみに、合成部46及び画像出力部52
の処理においては、復元複写モードを行う場合、復号化
処理部44によって復号化された属性情報に基づいてそ
の処理条件が決定されており、例えば元情報の合成位置
や元情報の大きさ、あるいは画像出力時の用紙や色など
が設定されている。
【0049】上記の実施形態では、隠蔽情報に代えて元
情報が出力されており、この場合、元情報を構成する埋
め込み符号ブロックはマスク手段として機能している。
ちなみに、元情報が隠蔽情報とは異なる位置に描画され
るような場合においては、後に説明するように、復元複
写モードにおいて隠蔽情報をそのまま維持して印刷させ
てもよいし、あるいは消去してもよい。
【0050】次に、図4を参照しながら、図6を用いて
画像生成部の動作を説明する。まず、S101では、ベ
ースとなる画像が画像入力部22によって読み取られ
る。S102においては、元情報などの各種情報の入力
が終了したか否かが判断される。まだ入力が終了してい
ないと判断された場合、S103において、図4に示し
た元情報入力部24が利用されて元情報が入力される。
例えば図1に示した例では、元情報として点数Aに対応
する65の数値が入力される。
【0051】S104では、ベース画像上に埋め込む隠
蔽情報の位置すなわち合成座標の入力が行われる。これ
はレイアウト設定部32を利用して行われる。S105
においては図4に示したユーザー識別情報入力部26を
用いて、ユーザー識別情報の入力が行われる。そしてS
106では、符号化処理部28において、符号化を行う
データの集合体としてデータブロックが生成され、さら
にS107では生成されたデータブロックとS104で
入力された合成座標とが後の処理のために関連付けされ
つつ格納される。
【0052】そして、S103〜S107の各工程が必
要な回数(図1に示す例では3回)繰り返されると、S
102に続くS108以降の工程が実行される。なお、
図6に示す例では、属性情報の入力工程は示されていな
いが、もちろんその属性情報の入力が必要な場合には、
例えばS105の工程において属性情報の入力が行われ
る。
【0053】S108では、まず画像合成処理が全て終
了したか否かが判断され、終了していないと判断された
場合、S109において、符号化処理部28によりデー
タブロックに対する符号化処理が実行される。これによ
り隠蔽情報の画像が生成される。S110では、その生
成された隠蔽情報がベース画像に合成される。そして、
このS109〜S110の工程が必要な回数(図1に示
す例では、3回)だけ繰り返され、最終的にS108か
ら処理がS111に移行し、そのS111では、画像出
力部34によって、生成された合成画像が記録紙上に印
刷される。これにより隠蔽化画像14が生成されること
になる。
【0054】次に、図5を参照しながら画像複写部の動
作を図7を用いて説明する。
【0055】まず、S201において隠蔽化画像14が
画像入力部40によって読み取られる。S202におい
ては、ユーザー識別情報入力部48を利用して、複写を
行うユーザーによりユーザー識別情報が入力される。
【0056】S203では、隠蔽情報認識部42によっ
て認識された隠蔽情報に対して、復号化処理部44にお
いて復号化処理が実行される。そして、S204では復
号化された元情報とユーザー識別情報とが分離される。
S205においては一致判定部50においてユーザー識
別情報の一致判定が行われる。ユーザー識別情報が一致
しない場合には通常複写モードが自動的に設定され、S
206において読み取られた画像がそのまま印刷され
る。
【0057】一方、S205において復号化処理部44
によって復号化された複数のユーザー識別情報の中に、
入力されたユーザー識別情報と一致するものがあれば、
S207において、一致判定が得られた元情報のみが合
成部46において隠蔽化画像に合成される。他方、S2
05において、復号化された全てのユーザー識別情報と
入力された全てのユーザー識別情報とが一致した場合、
あるいは特別のユーザーを示す識別情報が入力されたよ
うな場合、上記部分一致の場合と同様に復元複写モード
が設定され、S208において、全ての元情報が隠蔽化
画像に合成される。この場合、この実施形態においては
各元情報は隠蔽情報に代えて合成される。S209では
画像出力部52によって合成画像が印刷される。
【0058】図7に示した動作例によれば、例えば成績
表の複写などを行う場合、先生には特別ユーザーとして
のユーザー識別情報を与えておき、また各生徒にはそれ
ぞれのユーザー識別情報を与えておけば、各生徒は本人
の成績のみを復元することができ、一方、先生は全ての
生徒の成績を一括して復元させることができる。
【0059】なお、図7に示した動作例では、属性情報
の利用については示されていないが、属性情報が含まれ
ているような場合には、元情報の合成あるいは合成画像
の出力において、その属性情報が動作条件として利用さ
れる。
【0060】以上の実施形態によれば、1枚の文書上に
おいて、一般に見せても構わない情報と特定のものだけ
にしか見せたくない情報とを混在させることが可能であ
る。またドキュメントそのものの中にセキュリティ情報
を持たせることが可能であるため、例えばセキュリティ
サーバーのような装置が不要である。特に、そのような
セキュリティ情報に関し情報の一貫性を維持できるた
め、例えばセキュリティサーバーのバージョン不整合な
どに起因する認証エラーなどの問題を回避できる。さら
に、上記実施形態によれば、複写の際のユーザー識別情
報を変えることによって復元する情報を変えることがで
き、多様な用途を実現できる。もちろん、本実施形態の
装置ではユーザー識別情報が一致しないような場合、隠
蔽情報はそのまま符号化された形式で複写されるため、
通常の複写機としても使用することができる。また、こ
のような場合、隠蔽情報はそのままの符号化が維持され
るため隠蔽情報の複写による開示は完全に防止される。
さらに、本実施形態によれば、通常の複写機において隠
蔽化画像を複写しても、全ての情報が保持されるため、
そのようなコピーされた隠蔽化画像に対しても上述のよ
うな処理を実現することができる。
【0061】図8〜図10を用いて他の実施形態につい
て説明する。
【0062】図8及び図9にはこの実施形態の概念が示
されており、図8は隠蔽化画像の生成を示すものであ
り、図9は隠蔽化画像の複写を示すものである。
【0063】図8において、ベース画像12は複写機6
0によって読み取られ、これと共に元情報が入力され
る。複写機60では、元情報を符号化して埋め込み符号
ブロック62を生成し、それをベース画像12に合成す
る。図8にはその合成画像の出力結果として隠蔽化画像
64が示されている。もちろん、埋め込み符号ブロック
62のレイアウトなどは複写機60においてユーザーに
おいて設定可能である。この図8に示す例では、元情報
が記入される領域66に埋め込み符号ブロック62が印
刷されておらず、別の空き領域に埋め込み符号ブロック
62が印刷されている。また、3つの元情報に対して1
つの埋め込み符号ブロック62が生成されている。
【0064】図9において、このように生成された隠蔽
化画像64が複写機60によって読み込まれ、その際に
ユーザーによって復元複写モードの指定を行えば、埋め
込み符号ブロック62が復号化された形ですなわち隠蔽
情報が復元されて合成画像が出力される。図9にはそれ
が70で示されている。一方、複写機60において、通
常複写モードを指定すると、隠蔽化画像64がそのまま
印刷され、それが図9において72で示されている。
【0065】ちなみに、復元複写モードを実行する際
に、埋め込み符号ブロック62を図9に示すように消去
してもよいが、必要に応じて維持するようにしてもよ
い。これは複写機60においてユーザーによって指定さ
せることができる。
【0066】図10には、この実施形態における画像複
写部の構成がブロック図で示されている。なお、画像生
成部の構成は図2に示した構成と同様であるためその説
明を省略する。
【0067】図10において、隠蔽化画像14は画像入
力部74によって読み取られ、その隠蔽化画像の情報が
隠蔽情報認識部76へ送られる。隠蔽情報認識部76
は、画像中に含まれる隠蔽情報を抽出して復号化処理部
78に出力する。復号化処理部78は、その隠蔽情報を
復号化することによって元情報を復元する。その結果得
られた元情報は合成部80へ出力される。一方、モード
指定スイッチ82はユーザーによって通常複写モード又
は復元複写モードを選択するためのスイッチであり、そ
のスイッチの状態はモード選択部84によって読み取ら
れる。モード選択部84は、指定された動作モードに応
じて復号化処理部78、合成部80、画像出力部86の
動作を制御している。通常複写モードが指定されている
場合には、復号化処理部78においては、復号化処理は
行われず、また合成部80においても画像の合成は行わ
れず、読み取られた画像がそのまま画像出力部86へ出
力され、その画像が印刷されることになる。
【0068】一方、復元複写モードが指定されている場
合には、復号化処理部78において上記のような復号化
処理が行われ、これにより得られた元情報が合成部80
において読み取られた隠蔽化画像に合成される。これに
より生成された合成画像は画像出力部86において記録
紙上に印刷されることになる。
【0069】したがって、ユーザーの希望によって動作
モードを選択することができ、必要な場合にのみ元情報
を復元させることができる。
【0070】モード指定スイッチ82によらずに、隠蔽
情報認識部76が画像中に隠蔽情報が含まれると判定し
た場合に、モード選択部84が自動的に復元複写モード
を設定するように構成してもよい。
【0071】なお、図6及び図7に示した処理はプログ
ラムされたコンピュータによって実現することもでき、
その場合、そのプログラムは図1及び図2などに示した
複写機10内の記憶装置(図示せず)に格納され、CP
U(図示せず)がそのプログラムに従って実際に制御を
行う。ここで、その複写機10は、それ自体がコンピュ
ータを内蔵するものあるいは複写装置に制御装置として
のコンピュータを接続したものである。前者の場合、複
写機に搭載されたプログラム読取り装置(例えばフロッ
ピーディスクドライブ)を利用してフロッピーディスク
を介して当該プログラムがインストールされ、後者の場
合には、コンピュータに設けられているプログラム読取
り装置が利用される。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、埋め込
み符号の不可読性あるいは隠蔽性を積極的に活用するこ
とができ、例えば特定の者が複写した場合にのみ元情報
を復元できる画像複写装置を提供できる。また本発明に
よれば、通常の複写と隠蔽情報が復元される複写とをユ
ーザーが任意に選択でき、あるいはそのような選択を自
動的に行うことが可能である。また、本発明によれば認
証情報を利用して複数の元情報の中から必要な元情報の
みを復元することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 隠蔽化画像の生成概念を示す説明図である。
【図2】 隠蔽化画像の複写概念を示す説明図である。
【図3】 データブロックの符号化を示す説明図であ
る。
【図4】 画像生成部の構成を示すブロック図である。
【図5】 画像複写部の構成を示すブロック図である。
【図6】 画像生成時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】 画像複写時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】 隠蔽化画像の生成概念を示す説明図である。
【図9】 隠蔽化画像の複写概念を示す説明図である。
【図10】 画像複写部の画像複写部の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 複写機、12 ベース画像、14 隠蔽化画像、
16 埋め込み符号ブロック、22 画像入力部、24
元情報入力部、26 ユーザー識別情報入力部、28
符号化処理部、30 合成部、32 レイアウト設定
部、34 画像出力部、40 画像入力部、42 隠蔽
情報認識部、44 復号化処理部、46合成部、48
ユーザー識別情報入力部、50 一致判定部(モード選
択部)、52 画像出力部。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隠蔽したい元情報を符号化した隠蔽情報
    が埋め込まれた隠蔽化画像を読み取る画像入力手段と、 前記読み取られた隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識する隠
    蔽情報認識手段と、 前記隠蔽情報を復号化して前記元情報を復元する復号化
    手段と、 前記読み取られた隠蔽化画像に前記復元された元情報を
    合成して合成画像を生成する画像合成手段と、 前記合成画像を出力する画像出力手段と、 を含むことを特徴とする画像複写装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記画像合成手段は、前記読み取られた隠蔽画像中の前
    記隠蔽情報に代えて、前記復元された元情報を合成する
    ことを特徴とする画像複写装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 所定条件に基づいて、通常複写モード又は復元複写モー
    ドを選択する複写モード選択手段を含み、 前記通常複写モードでは、前記画像入力手段で読み取ら
    れた画像が出力され、 前記復元複写モードでは、前記合成画像が出力されるこ
    とを特徴とする画像複写装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、 ユーザーにより入力されるユーザー識別情報に基づいて
    ユーザー適否を判定するユーザー適否判定手段を含み、 前記複写モード選択手段は、前記ユーザー適否の判定結
    果に基づいて複写モードを選択することを特徴とする画
    像複写装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の装置において、 前記複写モード選択手段は、ユーザーの入力指定に基づ
    いて複写モードを選択することを特徴とする画像複写装
    置。
  6. 【請求項6】 隠蔽したい元情報及び認証情報を符号化
    した隠蔽情報が埋め込まれた隠蔽化画像を読み取る画像
    入力手段と、 前記読み取られた隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識する隠
    蔽情報認識手段と、 前記隠蔽情報を復号化して前記元情報及び前記認証情報
    を復元する復号化手段と、 前記読み取られた隠蔽化画像に前記復元された元情報を
    合成して合成画像を生成する画像合成手段と、 認証情報を入力する認証情報入力手段と、 前記入力された認証情報と前記複合化された認証情報と
    が一致する場合に復元複写モードを選択し、それらが不
    一致の場合に通常複写モードを選択する複写モード選択
    手段と、 前記通常複写モードでは読み取られた画像を出力し、前
    記復元複写モードでは前記合成画像を出力する画像出力
    手段と、 を含むことを特徴とする画像複写装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の装置において、 前記隠蔽化画像には、前記元情報及び前記認証情報を1
    つのデータセットとして、複数のデータセットが符号化
    されて隠蔽情報として埋め込まれ、 前記画像合成手段は、前記入力された認証情報に一致す
    る認証情報に関連付けられた元情報だけを合成すること
    を特徴とする画像複写装置。
  8. 【請求項8】 隠蔽したい元情報及び属性情報を符号化
    した隠蔽情報が埋め込まれた隠蔽化画像を読み取る画像
    入力手段と、 前記読み取られた隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識する隠
    蔽情報認識手段と、 前記隠蔽情報を復号化して前記元情報及び前記属性情報
    を復元する復号化手段と、 前記読み取られた隠蔽化画像に前記復元された元情報を
    合成して合成画像を生成する画像合成手段と、 前記合成画像を出力する画像出力手段と、 を含み、 前記合成画像の成形又は前記合成画像の出力の少なくと
    も一方の処理において前記属性情報が利用されることを
    特徴とする画像複写装置。
  9. 【請求項9】 隠蔽したい元情報を入力するための元情
    報入力手段と、 認証情報を入力するための認証情報入力手段と、 前記元情報及び前記認証情報を符号化して隠蔽情報を生
    成する符号化手段と、 前記隠蔽情報を画像に埋め込んで隠蔽化画像を生成する
    画像生成手段と、 前記隠蔽化画像を出力する画像出力手段と、 を含むことを特徴とする画像生成装置。
  10. 【請求項10】 画像生成部及び画像複写部で構成され
    る画像処理システムにおいて、 前記画像生成部は、 隠蔽したい元情報を符号化して隠蔽情報を生成する符号
    化手段と、 前記隠蔽情報を画像に埋め込んで隠蔽化画像を生成する
    画像生成手段と、 を含み、 前記画像複写部は、 前記隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識する隠蔽情報認識手
    段と、 前記隠蔽情報を復号化して前記元情報を復元する復号化
    手段と、 前記読み取られた隠蔽化画像に前記復元された元情報を
    合成して合成画像を生成する画像合成手段と、 を含むことを特徴とする画像処理システム。
  11. 【請求項11】 画像入力手段を制御し、隠蔽したい元
    情報を符号化した隠蔽情報が埋め込まれた隠蔽化画像を
    取得する画像入力ステップと、 前記隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識する隠蔽情報認識ス
    テップと、 前記隠蔽情報を復号化して前記元情報を復元する復号化
    ステップと、 前記隠蔽化画像に前記復元された元情報を合成して合成
    画像を生成する画像合成ステップと、 画像出力手段を制御し、前記合成画像を出力させる画像
    出力ステップと、 を含むことを特徴とする画像複写方法。
  12. 【請求項12】 隠蔽したい元情報及び認証情報を符号
    化して隠蔽情報を生成する符号化ステップと、 前記隠蔽情報を画像に埋め込んで隠蔽化画像を生成する
    画像生成ステップと、 画像出力手段を制御し、前記隠蔽化画像を出力させる画
    像出力ステップと、 を含むことを特徴とする画像生成方法。
  13. 【請求項13】 画像入力手段を制御し、隠蔽したい元
    情報を符号化した隠蔽情報が埋め込まれた隠蔽化画像を
    取得する画像入力手順と、 前記隠蔽化画像中の隠蔽情報を認識する隠蔽情報認識手
    順と、 前記隠蔽情報を復号化して前記元情報を復元する復号化
    手順と、 前記隠蔽化画像に前記復元された元情報を合成して合成
    画像を生成する画像合成手順と、 画像出力手段を制御し、前記合成画像を出力させる画像
    出力手順と、 をコンピュータによって実行させるためのプログラムを
    記録した媒体。
  14. 【請求項14】 隠蔽したい元情報及び認証情報を符号
    化して隠蔽情報を生成する符号化手順と、 前記隠蔽情報を画像に埋め込んで隠蔽化画像を生成する
    画像生成手順と、 画像出力手段を制御し、前記隠蔽化画像を出力させる画
    像出力手順と、 をコンピュータによって実行させるためのプログラムを
    記録した媒体。
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