JP2000013584A - 画像処理装置および複写方法 - Google Patents

画像処理装置および複写方法

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JP2000013584A
JP2000013584A JP10171146A JP17114698A JP2000013584A JP 2000013584 A JP2000013584 A JP 2000013584A JP 10171146 A JP10171146 A JP 10171146A JP 17114698 A JP17114698 A JP 17114698A JP 2000013584 A JP2000013584 A JP 2000013584A
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JP10171146A
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Joji Tanaka
丈二 田中
Kazuyuki Murata
和行 村田
Hideyuki Kuwano
秀之 桑野
Yuji Okada
雄治 岡田
Naoki Takahashi
直樹 高橋
Takehito Yamaguchi
岳人 山口
Kenji Hisatomi
健治 久富
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書IDマーク付き文書画像の複写回数を重
ねると、文書IDマークが劣化して、文書画像の特定が
できなくなる。 【解決手段】 画像読取手段の上記画像読取手段と画像
出力手段とを用いての複写処理を行う際、画像読取手段
より得られる文書IDマークをデコードする上記デコー
ド手段と、上記デコード手段より得られる文書IDコー
ドに基づいて対応する文書の特定をするとともに、該文
書に付される文書IDマークの位置データを出力する上
記文書管理手段と、上記画像読取手段より入力された画
像データの上記文書IDマーク位置に、所定の画像を合
成して出力手段に渡すパターン合成手段とを備える。上
記所定の画像として文書IDマークを用いると、ユーザ
は常に鮮明な文書IDマークを用いることができる。上
記所定の画像としてマスク画像を用いるとユーザは他人
に文書IDコードを知られることはない。また、上記所
定の画像として文書IDマーク位置に対応する文書画像
を用いると、ユーザは欠落の無い文書画像を所持するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル化され
た文書画像データを扱う画像処理装置と、該画像処理装
置を用いての複写方法に関し、特に文書画像データの蓄
積及び取り出しが可能なディジタル複写機能と文書ファ
イリング機能を併せ持つディジタル複合機等の画像処理
装置と、該画像処理装置を用いての複写方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル技術の発達により、文書画像
データは紙へ印刷して記録するだけでなく、ハードディ
スクや光磁気ディスク等へファイルとして文書画像デー
タを記憶することができるようになっている。このよう
に文書画像データをファイルとして光ディスクや光磁気
ディスクなどへ記憶するファイリング機能は、例えば、
特開昭62−219769号公報に開示されている。
【0003】すなわち、まず、文書画像データをハード
ディスクや光磁気ディスク等の記憶手段にファイルとし
て記憶する際に、各ファイルに該ファイルを特定するI
Dを割り当て、そのIDをバーコードリーダ等の器具で
判別できるようにバーコード等にマーク化する。次い
で、そのバーコードを、上記記憶手段に記憶された文書
画像データの1ページ目の所定位置に合成して印刷し、
ユーザがその文書画像データの内容を把握するための登
録シートを作成する。また、記憶された文書画像データ
を取り出す場合には、その登録シートのバーコード部分
をバーコードリーダで読み取らせ、登録シートのバーコ
ードをIDに変換し、そのIDをもとにファイルを特定
することによって、所望の文書画像データを容易に取り
出せるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の例のように、記
憶された文書画像データを取り出す場合には、バーコー
ドの付いた登録シートをバーコードリーダーで読みとる
ことになる。このとき、登録シートのオリジナルがあれ
ば問題はないが、複写機等で複写回数を重ねた登録シー
トを使う場合、複写画像の画像劣化等により、バーコー
ドリーダーで正しく読めないことがある。そのため、記
憶された文書画像データを取り出す際には、多くの場
合、登録シートのオリジナルが要求されることになる。
【0005】更に、本願出願人は記憶手段への画像登録
と同時に文書IDに対応する文書IDマークを付した文
書IDマークつき画像(上記文書画像を構成する第1
頁、あるいは、表題等を表示した別途の頁)を出力する
内容の出願をしている。この出願においては、画像入力
に使用する画像読取手段で、上記文書IDマークを読み
取って、文書画像の特定をするようになっているが、こ
こにおいても、上記文書IDマーク付き画像の複写の繰
り返しによる文書IDマークの劣化が問題となる。
【0006】上記文書IDマークは、文書ファイリング
装置にファイリングされている文書画像データの画像属
性情報を表す文書IDコードを、2次元の画像パターン
に置き換えたものであり、この画像パターンの画素毎の
オンオフ情報が、重要な意味をもっている。元画像を取
り出す際には、この文書IDマークを読みとり文書ID
コードにデコードすることで、ファイリングされている
文書画像データを特定している。
【0007】このため、複写による画像劣化が著しい文
書IDマーク付き画像からは、文書IDマークを正しく
デコードすることがむずかしく、文書ファイリング装置
にファイリングされている文書画像データを取り出すこ
とが困難になる。
【0008】また、文書IDマーク付き文書画像は、文
書ファイリング装置にファイリングされている文書画像
データを取り出す際には、必要であるが、文書IDマー
ク付き画像の文書IDマークを除いた部分を必要な情報
として複写したい場合、または、文書IDマークから文
書ファイリング情報を他人に知られたく無い場合は、文
書IDマークは不要となる。
【0009】更に、資料として文書IDマーク付き文書
画像を使用する場合には、文書IDマークの部分の画像
欠落が問題になることがある。本発明は上記従来の事情
に鑑みて提案されたものであって、文書IDマーク付き
画像を複写しても、文書IDマークの劣化が発生しない
画像処理装置とその複写方法を提供することを目的とす
る。また、文書IDマークが不要な場合には、該文書I
Dマークを消去して出力できる画像処理装置とその複写
方法を提供することを目的とする。更に、文書IDマー
クの位置に元画像の欠落を発生しない画像処理装置とそ
の複写方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の画像処理装置は、以下の手段を採用して
いる。まず、本発明は画像データ入力手段102を構成
する画像読取手段より入力された文書画像データを記憶
手段105に記憶するとともに、上記入力された文書画
像データに対して文書IDコードを付して文書管理手段
103で管理し、また、画像出力手段109を備えて上
記記憶した文書に文書IDエンコード手段107で生成
された上記文書IDコードに対応する文書IDマークを
付して出力し、更に、上記文書IDマークを文書IDデ
コード手段で解読して対応する文書を特定することがで
きる画像処理装置を前提としている。
【0011】更に、上記記画像処理装置において、上記
画像読取手段102と画像出力手段109とを用いての
複写処理を行うことが本発明の前提である。上記複写処
理において、まず、上記デコード手段111が画像読取
手段102より得られる文書IDマークをデコードす
る。ついで、上記文書管理手段103が、上記文書ID
デコード手段111より得られる文書IDコードに基づ
いて対応する文書の特定をするとともに、該文書に付さ
れる文書IDマークの位置データを出力する。更に、パ
ターン合成手段108が、上記画像読取手段102より
入力された文書画像データの上記文書IDマーク位置
に、所定の画像を合成して出力手段109に渡すように
なっている。これによって、上記文書IDマーク位置に
所定の画像が嵌め込まれた文書画像が印刷されることに
なる。
【0012】上記所定の画像として、上記文書IDエン
コード手段107より得られる文書IDマークを用いる
場合、ユーザは常に鮮明な文書IDマークを印刷した文
書画像を所持することになり、これを用いての文書画像
取り出し等のときにエラーが発生するおそれはなくな
る。
【0013】上記所定の画像として、クリップ手段10
6がクリップした当該文書画像の文書IDマーク位置の
元画像を用いる場合には、ユーザは欠落のない文書画像
を所持することができる。
【0014】更に上記所定の画像として、マスク処理手
段110が出力するマスク画像を用いる場合、ユーザは
他人に文書IDコードを公開することなく文書画像を配
付できることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態の画像処
理装置の概略構成を示す画像処理装置構成図である。
【0016】画像データ入力手段102より入力れた文
書画像データは一旦バッファ104に収納され、登録転
送手段112の指示に基づいて、ディスク装置等の記憶
手段105に収納される。これとともに画像管理手段1
03は登録された文書に対応する文書IDコードを発行
する。この文書IDコードは画像管理手段103が例え
ば入力された文書の順にシーケンシャルに発行する番号
となる。
【0017】尚、上記文書管理手段103は上記文書I
Dコードとそれに対応する文書画像とをテーブルにして
管理する他、文書画像のサイズ、上記文書IDコードの
用紙上の位置等文書画像の取り出し、編集等に必要な事
項を管理している。
【0018】上記画像データ入力手段102は画像読み
取り装置(スキャナ)、遠隔地のファクシミリ、あるい
は、パーソナルコンピュータ等が考えられる。更に、同
じように上記画像読み取り装置を利用する場合であって
も、複写処理をするときあれば、ファクシミリ送信のと
きもある。
【0019】上記のように文書IDコードが発行される
と、該文書IDコードはIDマークエンコード手段10
7に通知され、該文書IDコードに対応する2次元の文
書IDマークを生成する。このように生成された文書I
Dマークはパターン合成手段に入力されて、上記画像デ
ータ入力手段102より入力された文書画像の1頁目あ
るいは、表題等を表記した表紙原稿の所定の位置に合成
されて画像出力手段109より出力されることになる
(図8参照)。
【0020】複写処理と同時に記憶手段105に登録す
る場合は、画像データ入力手段102として画像読取手
段(スキャナ)が用いられ、上記1頁目への文書IDマ
ークの付与および画像出力手段109による出力がなさ
れるとともに、後続の頁を引き続き画像読取手段で読み
取ってそのまま(文書IDマークをつけないで)画像出
力手段109より出力する。これとともに上記したよう
に登録転送手段112が記憶手段105への登録処理を
する。
【0021】ファクシミリ受信、コンピュータよりのプ
リント指示に基づく場合にも上記と同様、1頁目への文
書IDマークの付与および後続の頁の出力がなされると
ともに、記憶手段105への登録処理がなされる。ファ
クシミリ送信と同時に記憶手段105への登録がなされ
る場合には、送信される全頁の中の1頁目への文書ID
マークの付与および画像出力手段109による出力がな
され、他の頁は出力されないようになっている。
【0022】上記のようにして得られた文書IDマーク
付き原稿を用いて、上記記憶手段105に格納された文
書画像を特定することができる。すなわち、文書IDマ
ーク付き原稿を上記画像読取手段に読み取らせ、当該文
書画像データをバッファ104に格納する。IDマーク
デコード手段111は該バッファ104に格納された文
書画像データの上記文書IDマーク部分を読み取って、
文書IDコードに変換する。このようにして得られた文
書IDコードを画像管理手段103に通知して、処理対
象となっている文書を特定する。このよに特定された文
書に対してどのような処理をするかは、ユーザの指示に
基づくが、代表的な処理は、画像出力手段109よりの
取り出し処理となる。
【0023】もっとも、本願画像処理装置では、上記の
ように登録を伴う複写動作だけでなく、登録を伴わない
複写動作も可能である。そこで、文書登録を必要としな
い場合いは、通常複写処理が使用されることになるが、
この通常複写処理を上記文書IDマーク付きの原稿に対
して繰り返すと、そこに印刷された文書IDマークが劣
化して、最終的には上記デコード手段111によって判
読できない状態となることがある。そこで、以下のよう
な処理がなされる。
【0024】〔モード:通常複写処理における文書I
Dマーク再生動作〕まず、通常複写処理において、文書
IDマークを再生することがなされる。図2はその手順
を示すフロー図であり、以下図1と図2に基づいて説明
する。
【0025】文書IDマーク付き原稿画像は画像読取手
段(以下画像データ入力手段102に代えて該画像読取
手段に102を用いる)に読み取られて、ディジタル化
されバッファ104に記憶される(ステップ22)。I
Dマークデコード手段111は上記バッファ104に格
納された文書画像データの所定の位置に付されている文
書IDマークを解読する(ステップ23)。
【0026】上記IDマークデコード手段111が文書
IDマークのデコードに失敗した場合、画像出力手段1
09は、直ちにバッファ104に蓄積された文書IDマ
ーク付きの文書画像をそのまま印刷することになる(ス
テップ27b)。
【0027】IDマークデコード手段111によって、
上記文書IDマークのデコードができた場合、文書管理
手段103はデコードされた文書IDコードに基づいて
管理している文書画像データを検索する(ステップ2
4)。ここで特定の文書画像が検出されなかったとき
(既に該当文書画像が消去されたことを意味する)、画
像出力手段109は、直ちにバッファ104に蓄積され
た文書IDマーク付きの文書画像をそのまま印刷する
(ステップ27b)。
【0028】文書管理手段103がデコードされた文書
IDコードに基づいて検索した結果、特定の文書画像が
検出されたとき、上記文書管理手段103は該当文書の
属性として管理している文書IDマークの位置を抽出
し、文書IDコードとともに、上記IDマークエンコー
ド手段107に通知する。
【0029】これによって、該IDマークエンコード手
段107は文書IDコードを文書IDマークの画像パタ
ーンにエンコードする(ステップ25)。このようにエ
ンコードされた文書IDマークは上記位置情報とともに
パターン合成手段108に入力されるとともに、該パタ
ーン合成手段108には上記バッファ104より上記文
書画像データが入力され、ここで両者が合成される(ス
テップ26)。最後に、このように形成された文書画像
が、画像出力手段109より印刷出力されることになる
(ステップ27)。
【0030】上記の出力の結果、文書IDマーク付き画
像の文書IDマークが、複写処理によって再生され、再
生された文書IDマークが複写後の画像に合成されるこ
とになる。
【0031】以上のように図1に示す画像処理装置で
は、文書IDマークなし(文書IDマークの解読が不能
である場合、あるいは、対応文書IDが記憶手段105
に記憶されていない場合を含む)の文書画像を原稿とし
た場合には、単に原稿画像の複写動作を行い、文書ID
マーク付きの文書画像を原稿とした場合には、該原稿の
文書IDコードに基づいてエンコードされた文書IDマ
ークと、原稿画像を合成し、原稿の複写動作を行うこと
ができるため、原稿に付加されている文書IDマークの
複写による劣化を防ぐことができる。従って複写を重ね
た文書画像にふされた文書IDマークであっても、デコ
ードエラーが無くなり、予めファイリングされている文
書画像データの特定及び取り出しが容易にできる。
【0032】〔モード:通常複写時における文書ID
マーク消去動作〕ついで、文書IDマーク付き文書画像
を他人に渡した場合、それを悪用されるおそれがあるよ
うな場合、文書IDマークを消去する必要がある。また
文書IDマークとともにその下に文書IDコードを印刷
するのが普通であるが、このコードが一般に公開される
と誰でも当該文書画像を取り出すことができて不都合で
ある。
【0033】図3はこのような要請に対応する手順を示
すフロー図である。上記モードの場合と同様、原稿画
像は画像読取手段102で読み込まれ、読み込まれた原
稿画像の文書画像データは、ディジタル化されバッファ
104に収納される(ステップ31→32)。読み込ま
れた原稿画像の文書IDマークは、IDマークデコード
手段111で文書IDコードにデコードされる(ステッ
プ33)。ここで、IDマークデコード手段111が文
書IDマークをデコードできなかった場合、画像出力手
段109は、直ちにバッファ105に蓄積された文書I
Dマーク付きの画像を印刷する。文書IDマークのデコ
ードに成功した場合、文書管理手段103はデコードさ
れた文書IDコードから管理している文書画像データを
検索する(ステップ34)。
【0034】文書管理手段103が記憶手段105に格
納されている文書画像を検索し、した結果、特定の文書
画像を検出できなかった場合、画像出力手段109は、
直ちにバッファ104に蓄積された文書IDマーク付き
の画像を印刷する。
【0035】文書管理手段103がデコードされた文書
IDコードから特定の文書画像データを検出した場合、
文書管理手段103が当該文書画像データの属性として
管理する文書IDマークの位置を上記文書IDコードと
ともにマスク処理手段110に通知する。この通知を受
けたマスク処理手段110は、上記文書IDマーク位置
をマスクするマスクデータを、パターン合成手段108
に出力する。パターン合成手段108には、上記バッフ
ァ104に蓄積された文書文書画像データも入力されて
おり、ここで、両文書画像データが合成されて、文書I
Dマーク位置にマスクされた文書画像が形成される(ス
テップ35)。
【0036】このように文書IDマーク位置にマスクの
かかった、文書画像データを形成したパターン合成手段
108は該文書画像データを画像出力手段109に渡
し、画像出力手段109はこの文書画像データを印刷出
力する(ステップ36)。
【0037】上記のようにマスク処理をした出力の結果
の例を図5に示す。図5に示すように文書IDマーク付
き画像81の文書IDマーク83が、この画像処理装置
によって消去され、文書IDマーク印字部分がマスク画
像である白データで置き換えられた画像パターン84が
複写後の画像82に合成される。
【0038】以上のように図1に示す画像処理装置で
は、文書IDマークなしの画像を原稿画像とした場合に
は、単に原稿画像の複写動作を行い、文書IDマーク付
きの画像を原稿画像とした場合には、原稿画像の文書I
Dマーク部分を消去し、原稿画像の複写動作を行うた
め、ファイリングされている文書の文書属性情報(文書
IDコード)が第3者にもれることがなく、第3者が複
写された原稿画像からファイリングされている文書画像
データを引き出すこともできない。この画像処理装置
は、文書属性情報以外の部分を第3者と情報を共有した
い場合に使用される。
【0039】〔モード:通常複写時における文書ID
マーク部分の復元処理〕ところで、上記のように文書I
Dマーク位置に文書IDマークを印刷する場合、あるい
は、文書IDマークを消去した状態で印刷する場合に
は、そのIDマークの背景になっている部分の原画像
(例えば文字画像)は現れないことになる。しかしなが
ら、当該頁を文書IDマーク付き原稿としてではなく、
完全な資料として使用したい場合にには、このように部
分的に文字画像が欠如しているのは好ましくない。この
欠点を補う処理手順を図4に示した。
【0040】上記2つの実施の形態と同様、原稿画像を
画像読取手段102で読み込んで、バッファ104に記
憶される(ステップ41→42)。読み込まれた原稿画
像の文書IDマークの画像パターンは、IDマークデコ
ード手段111で文書IDコードにデコードする(ステ
ップ43)。文書IDマークのデコードに失敗した場
合、画像出力手段109は、直ちにバッファ104に蓄
積された文書IDマーク付きの画像をそのまま印刷す
る。文書IDマークのデコードに成功した場合、デコー
ドされた文書IDコードから文書管理手段103で管理
している、上記文書IDコードに対応する文書画像デー
タを検索する(ステップ44)。
【0041】ここで、上記のようにして得られた文書I
Dコードから特定の文書画像データが検索できなかった
とき、画像出力手段109は、直ちにバッファ104に
蓄積された文書IDマーク付きの画像をそのまま印刷す
る。
【0042】上記文書IDコードから特定される文書画
像データが検索されたとき、画像クリップ手段106
は、文書管理手段103から対応する文書画像データの
文書IDマーク位置の通知を受けて、該位置に対応する
文書画像データを記憶手段105よりバッファ104を
介して読み出してクリップする(ステップ45)。この
転送処理の制御は登録転送手段112によってなされ
る。パターン合成手段108は上記バッファ104に蓄
積されている文書IDマーク付き文書画像データに、画
像クリップ手段106にクリップされた文書画像データ
を所定位置に合成し出力する。(ステップ46→4
7)。
【0043】上記処理によって得られる出力の結果を図
6に示す。図6に示すように文書IDマーク付き画像9
1の文書IDマーク93が、この画像処理装置によって
消去され、代わりにファイリングされている文書IDコ
ードから特定された文書画像データの文書IDマーク印
字部分に相当する画像部分94が複写後の画像92に合
成される。
【0044】これによって、文書IDマーク付きの画像
を原稿画像とした場合であっても、該文書IDマークの
部分に、該文書IDマーク印字によって隠された文書画
像データを復元することができる。 [通常複写時における文書IDマーク印字部分の複写選
択動作]以上の説明においては、上記各モード〜に
対応する手順を実行するためには、ユーザが操作パネル
等の入力手段から所定の入力をする必要がある。
【0045】図7は上記各実施の形態のいずれを実行さ
せるかを選択できる操作パネルの表示画面である。すな
わち、図1に示す入力制御手段101は操作パネル10
1aとパネル制御部101bとよりなり、コピーモード
に入ると(コピーモードに入るまでの手順の説明はここ
では省略する)、操作パネル101aには、“通常コピ
ー動作”キー12、“文書IDマーク消去”キー13、
“元文書クリップ”キー14、“文書IDマーク再生”
キー15の4つのキーが表示された状態となる。
【0046】ここで、“通常コピー動作”キー12をオ
ンすると、上記のいずれの処理もしないで(もちろん登
録処理もしないで)、コピー処理のみをする。“元文書
クリップ”キー14をオンすると上記モードを、“文
書IDマーク消去”キー13をオンすると、上記モード
を、“文書IDマーク再生”キー15をオンすると、
上記モードを実行するようになるが、上記“通常コピ
ー動作”の状態が初期設定されている。
【0047】上記パネル制御部101bは上記4つのキ
ーの信号を受けて上記マスク処理手段110、IDマー
クエンコード手段107、クリップ手段106を制御す
る。すなわち、“通常コピー動作”キー12がオンのと
きは、マスク処理手段110、IDマークエンコード手
段107、クリップ手段106はいずれもオフとなり、
通常コピーが可能となる。また、“元文書クリップ”キ
ー14をオンすると、マスク処理手段110はオフ、I
Dマークエンコード手段107もオフ、クリップ手段1
06がオンとなって、上記モードを実行し、文書ID
マーク位置に元画像が嵌め込まれた状態の印刷が可能と
なる。“文書IDマーク消去”キー13をオンすると、
マスク処理手段110はオン、IDマークエンコード手
段107はオフ、クリップ手段106がオフとなって、
上記モードを実行して文書IDマーク位置は空白状態
となって印刷される。“文書IDマーク再生”キー15
をオンにすると、マスク処理手段110はオフとなり、
IDマークエンコード手段107がオン、クリップ手段
106がオフとなって、上記モードを実行し文書ID
マーク位置に新しくエンコードされた文書IDマークが
印刷される状態となる。
【0048】尚、上記マスク処理機能を、上記IDマー
クエンコード手段107に持たせてもよい。すなわち、
IDマークエンコード手段107は白い背景にエンコー
ドされたIDマークを付した画像をパターン合成手段1
08に出力するが、ここで“文書IDマーク消去”が指
示されると白い背景のみを出力するようにしてもよい。
同様に、上記マスク処理機能を、上記クリップ手段10
6に持たせてもよい。すなわち、クリップ手段106は
記憶手段105に格納された特定の文書画像の特定の位
置の画像をクリップしてパターン合成手段108に出力
するが、ここで記憶手段105に白パターンのみを用意
して、“文書IDマーク消去”が指示されると該白パタ
ーンをクリップしてマスク画像としてもよい。
【0049】上記の構成によって、ユーザは上記3つの
モードのいずれかを自由に選択できることになる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、文書ID
マークを複写処理の度に新たに生成するようにしている
ので、文書IDマーク付き画像の複写の回数を重ねても
文書IDマークの劣化を来すことがない。また、マスク
機能を備えているので文書IDマークや文書IDコード
付した文書画像を第三者に渡したくないときには、当該
文書IDマークや文書IDコードにマスクをかけて印刷
することができる。更に、文書復元機能を備えているの
で、文書IDマスク位置の文書を復元したいときに該部
分を記憶手段より読み出して原稿に付加することで、完
全な文書画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の概略構成を示す構成図
である。
【図2】文書IDマーク再生動作のフローチャートであ
る。
【図3】文書IDマーク消去動作のフローチャートであ
る。
【図4】文書IDマーク印字部分の元画像復帰動作のフ
ローチャートである。
【図5】文書IDマークが消去された出力結果の例を示
す図である。
【図6】文書IDマークが元画像の文書画像データに置
き換えられた例を示す図である。
【図7】本発明におけるコントロールパネルの概念図で
ある。
【図8】文書IDマークを合成した画像の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
102 画像データ入力手段(画像読取手段) 104 バッファ 105 記憶手段 109 画像出力出力 106 クリップ手段 107 IDマークエンコード手段 108 パターン合成手段 110 マスク処理手段 111 IDマークデコード手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑野 秀之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡田 雄治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高橋 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山口 岳人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 久富 健治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B050 AA04 BA10 BA16 DA06 EA19 FA03 GA08 5C076 AA02 AA14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取手段より入力された文書画像デ
    ータを記憶手段に記憶するとともに、上記入力された文
    書画像データに対して文書IDコードを付して文書管理
    手段で管理し、また、画像出力手段を備えて上記記憶し
    た文書に文書IDエンコード手段で生成された上記文書
    IDコードに対応する文書IDマークを付して出力し、
    更に、上記文書IDマークを文書IDデコード手段で解
    読して対応する文書画像を特定することができる画像処
    理装置において、 上記画像読取手段と画像出力手段とを用いての複写処理
    を行う際、画像読取手段より得られる文書IDマークを
    デコードする上記デコード手段と、 上記デコード手段より得られる文書IDコードに基づい
    て対応する文書画像の特定をするとともに、該文書画像
    に付される文書IDマークの位置データを出力する上記
    文書管理手段と、 上記画像読取手段より入力された文書画像データの上記
    文書IDマーク位置に、所定の画像を合成して出力手段
    に渡すパターン合成手段とを備えたことを特徴とする画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 更に、上記文書IDデコード手段によっ
    て得られる文書IDコードに基づいて文書IDマークを
    生成する上記文書IDエンコード手段を備え、上記パタ
    ーン合成手段で上記文書IDマークの位置に上記文書I
    Dエンコード手段で生成された文書IDマークを合成す
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 更に、上記文書IDマークの位置に対応
    する文書画像を、上記記憶手段より抽出するクリップ手
    段を備え、上記パターン合成手段で上記文書IDマーク
    位置に上記クリップ手段で抽出された文書画像を合成す
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 更に、所定大きさのマスク画像を形成す
    るマスク処理手段を備え、上記パターン合成手段で、上
    記文書IDマーク位置に上記マスク処理手段の出力する
    マスク画像を合成する請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記IDマーク一に所定の画像を印刷す
    るモードで作動するか、もしくは所定の画像を印刷しな
    い通常モードで作動するかを選択可能な入力制御手段を
    備えた請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 画像読取手段より入力された文書画像デ
    ータを記憶手段に記憶するとともに、上記入力された文
    書画像データに対して文書IDコードを付して文書管理
    手段で管理し、また、画像出力手段を備えて上記記憶し
    た文書画像に文書IDエンコード手段で生成された上記
    文書IDコードに対応する文書IDマークを付して出力
    し、更に、文書IDマークを文書IDデコード手段で解
    読して対応する文書画像を特定することができる画像処
    理装置による複写方法において、 上記画像読取手段と画像出力手段とを用いての複写処理
    を行う際、画像読取手段より得られる文書IDマークを
    デコードする上記デコード処理と、 上記デコード処理によって得られた文書IDコードに基
    づいて対応する文書画像を特定するとともに該文書画像
    の文書IDマーク位置を抽出する文書管理処理と、 上記画像読取手段より入力された画像の上記文書IDマ
    ーク位置に、所定の画像を合成して出力手段に渡すパタ
    ーン合成処理とを備えたことを特徴とする複写方法。
  7. 【請求項7】 上記所定の画像が、上記文書IDコード
    をエンコードした文書IDマークである請求項6に記載
    の複写方法。
  8. 【請求項8】 上記所定の画像が、上記文書IDマーク
    位置に対応する文書画像を、上記記憶手段より抽出した
    抽出画像である請求項6に記載の複写方法。
  9. 【請求項9】 上記所定の画像が、上記文書IDマーク
    位置をマスクするマスク画像である請求項6に記載の複
    写方法。
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