JPH1012471A - 巻鉄心の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

巻鉄心の製造方法及びその製造装置

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JPH1012471A
JPH1012471A JP18682396A JP18682396A JPH1012471A JP H1012471 A JPH1012471 A JP H1012471A JP 18682396 A JP18682396 A JP 18682396A JP 18682396 A JP18682396 A JP 18682396A JP H1012471 A JPH1012471 A JP H1012471A
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JP
Japan
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sheet
amorphous
sheet material
state
laminating
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JP18682396A
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English (en)
Inventor
Masumi Shiraishi
真澄 白石
Fumio Kawase
文雄 河瀬
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Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の長さに切断した複数枚のアモルファス
シートを、その表面と裏面を交互に対向配置して積層し
たシート素体を用いて、幅方向の積厚を均一にした巻鉄
心を製造することを目的とする。 【構成】 アモルファスシートAを複数枚積層して順次
所定の長さ寸法で切断し、この切断したシート材料Bを
交互に表面と裏面とを対向配置して積層することにより
シート素板Cを形成し、このシート素板Cを更に複数層
階段状に積層し、1ブロックの巻回シート素体Dをその
幅方向両端の積層厚を均一にして形成し、この巻回シー
ト素体Dを順次巻回してアモルファスシートAからなる
巻鉄心80を形成するようにしたもので、前記シート材
料Bの表面と裏面との交互配置、これを所定数積層して
形成したシート素板Cを、更に、所定層数積層してなる
巻回シート素体Dを用いて巻鉄心80を巻回する作業を
すべて自動化したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状の非晶質磁性合金
薄帯からなる鉄心材料を1ターンカット方式で巻回し、
例えば、配電用の変圧器に用いる巻鉄心を円滑、良好に
形成するようにした、巻鉄心の製造方法及びその製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、配電用変圧器等に使用する巻鉄心
の磁性材料としては、従来から使用している方向性のけ
い素鋼帯に代えて、アモルファスシート(非晶質磁性合
金薄帯あるいは単にアモルファスという)が使用される
ようになってきた。然るに、前記アモルファスのシート
材料(以下、単にシート材料という)は、その製造過程
がこれまでの方向性けい素鋼帯と異なり、溶融金属を結
晶化させることなく固化するためには、高速冷却を必要
としていた。即ち、溶融金属を固定冷媒である冷却ロー
ルの外周面上に噴出させ、これを極めて短時間で冷却固
化させることにより、非晶質状態を得るようにしていた
ので、シート材料の厚さは極く薄いものに限定され、一
般に、20〜30μmの板厚偏差があった。
【0003】そして、前記シート材料を用いて巻鉄心を
製造する場合は、シート材料を直接円形又は矩形状に連
続巻回してノーカット方式の巻鉄心を形成する場合と、
シート材料を所定の長さに切断し、これを順次巻芯に巻
回してそれぞれの両端を接合することにより、1ターン
カット方式の巻鉄心とを形成する場合がある。
【0004】ところが、前記のようにシート材料を巻回
してノーカット方式又は1ターンカット方式の巻鉄心を
形成した場合、シート材料自体が図31で示すように。
一方の板厚t1 が他方の板厚t2 に対して幅方向に板厚
偏差(t1 −t2 )が生じている関係上、この状態で、
シート材料100の巻回を続行すると、シート材料10
0の板厚偏差はその巻回数が増せば増すほど大きくな
り、図32に示す如く、巻回された巻鉄心101の断面
は、その形状が傾斜している。
【0005】前記の場合、巻鉄心はその積層厚があらか
じめ設定されているので、図32で示す巻鉄心101の
板厚の厚い部位(t1n側)は規定厚に達しているため、
固く巻回でき鉄心の占積率を高くすることができる。一
方、板厚が 薄い部位(t2n側)は、規定厚に達してい
ないため、シート材料100間に隙間が生じ鉄心の占積
率が低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、巻鉄心
の板厚がその幅方向において、一方の板厚が他方に比べ
て薄い場合の巻鉄心における締付圧力は、板厚の厚い方
が強くなり、薄い方は逆に弱く、巻鉄心自体に剛性にア
ンバランスが生じるという問題があった。又、鉄心の占
積率低下は所定の鉄心重量が得られないばかりか、磁束
が流れる鉄心断面積は小さく、この結果、磁束密度が低
くなり損失を増大させるという問題があった。
【0007】前記鉄心の占積率に関する問題を解決して
その向上をはかるために、例えば、特公平2−2824
3号には、シート材料を1ターンカット方式又はノーカ
ット方式で巻回して巻鉄心を製造する過程において、シ
ート材料をその巻回途中で一旦切断し、その幅方向を1
80°転回させて巻回作業を行うようにしたもので、前
記転回作業は1個の巻鉄心を巻回するにあたり、数回行
うことによって板厚偏差の悪影響を排し、巻鉄心の占積
率向上をはかるようにした方法が示されている。
【0008】しかし、前記の方法では、巻鉄心の巻回途
中でその動作を数回停止させながらその都度シート材料
を切断し、この状態で、シート材料(フープ状に巻回さ
れているもの)を180°転回させ、この後再度シート
材料を継ぎ合せて巻回を再開していたので、巻鉄心の巻
回作業は非常に手間と時間がかかることはもとより、フ
ープ状に巻回したシート材料を、巻回途中で数回反転さ
せることは、フープ状のシート材料自体が相当大きく、
しかも、重量があるため、前記反転作業は手間がかか
り、巻回作業の稼働率が低下し、この種巻鉄心の製造効
率を阻げる大きな要因をなしていた。
【0009】本発明は、前記の種々な問題点に鑑み、非
晶質磁性合金薄帯からなる鉄心材料を用いて形成した巻
鉄心の幅方向の板厚偏差によって生ずる弊害を確実に解
消し、巻鉄心の幅方向両側の積層面の板厚を均等となし
て、鉄心の占積率の向上をはかり、かつ、その磁気特性
を向上させるようにした巻鉄心の製造方法及びその製造
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
したアモルファスシートからなる巻鉄心の製造方法は、
アモルファスシートを複数枚積層した状態で所定の長さ
に設けたアモルファスのシート材料を、その長さ方向と
直交する幅方向に給送する工程と、前記給送されたアモ
ルファスのシート材料を、所定枚数毎に正方向及び反転
方向に交互に反転させた状態で積層・整列して前記アモ
ルファスのシート材料を1つの積層板の厚さに積層して
アモルファスのシート素板を形成する工程と、前記アモ
ルファスのシート素板を1層分づつ順次階段状に所定段
数積層して1ブロックのアモルファスの巻回シート素体
を形成する工程と、前記アモルファスの巻回シート素体
を1ブロックづつ巻回する工程とを備えて、巻鉄心の巻
回を行うようにした。
【0011】本発明の請求項2に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造装置は、アモルファスシー
トを複数枚積層した状態で所定の長さに所定の長さに順
次切断して設けたアモルファスのシート材料を、所定枚
数毎に反転させる反転装置と、前記反転させたシート材
料を各シート材料毎に交互に反転させたままの状態と正
方向に反転させた状態で1つの積層板の厚さにアモルフ
ァスのシート素板を積層する積層装置と、前記アモルフ
ァスのシート素板を順次搬送しこれを階段状に複数段積
層して1ブロックのアモルファスの巻回シート素体を形
成するシート素体積層装置と、搬送手段により給送され
る1ブロック分の前記巻回シート素体を順次巻回する巻
回装置と、更に、前記各装置を駆動制御する制御手段と
を具備して巻鉄心の巻回を行うようにした。
【0012】本発明の請求項3に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造方法は、アモルファスシー
トを複数枚積層した状態で所定の長さに順次切断して設
けたアモルファスのシート材料を、所定枚数毎に長手方
向に沿って給送しながら反転させてこれを前記反転した
状態で複数段に区分して乗載する工程と、前記複数段に
区分して反転・乗載した各段のシート材料を、それぞれ
幅方向に給送しながら反転したままの状態と正方向に反
転させた状態で交互に積層し、かつ、幅方向の端面を整
列して前記シート材料を1つの積層板の厚さに積層して
アモルファスのシート素板を形成する工程と、前記アモ
ルファスのシート素板を1層分づつ順次階段状に所定段
数積層して1ブロックのアモルファスの巻回シート素体
を形成する工程と、前記アモルファスの巻回シート素体
を1ブロックづつ巻回する工程とを備えて、巻鉄心の巻
回を行うようにした。
【0013】本発明の請求項4に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造装置は、アモルファスシー
トを複数枚積層した状態で所定の長さに順次切断して設
けたアモルファスのシート材料を、所定枚数毎に長手方
向に給送しながら反転させる反転装置と、前記反転した
シート材料を複数段に区分して乗載する乗載装置と、前
記乗載装置に反転・乗載した各シート材料を、それぞれ
の幅方向に給送しながら交互に反転させたままの状態と
正方向に反転させた状態で1つの積層板の厚さにアモル
ファスのシート素板を幅方向の端面を整列させながら積
層する積層装置と、前記アモルファスのシート素板を順
次搬送しこれを階段状に複数段積層して1ブロックのア
モルファスの巻回シート素体を形成するシート素体積層
装置と、搬送手段により給送されて前記1ブロック分の
巻回シート素体を順次巻回する巻回装置と、更に、前記
各装置を駆動制御する制御手段とを具備して巻鉄心の巻
回を行うようにした。
【0014】本発明の請求項5に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造方法は、アモルファスシー
トを複数枚積層した状態で所定の長さに順次切断して設
けたアモルファスのシート材料を、所定枚数毎に長手方
向に沿って給送しながら反転させてこれを前記反転した
状態で複数段に区分して乗載する工程と、前記複数段に
区分して反転・乗載した各段のシート材料を、それぞれ
幅方向に給送しながら反転したままの状態と正方向に反
転させた状態で交互に1つの積層分の厚さに満たない所
定層数で上段の位置に積層し、かつ、幅方向の端面を整
列させる第1の積層・整列工程と、前記第1の積層・整
列工程で積層したシート材料を下段の積層・整列位置に
降下させると同時に、その位置で更にシート材料を正及
び反転させた状態で積層し、かつ、幅方向の端面を整列
させて1つの積層板の厚さにアモルファスのシート素板
を積層する第2の積層・整列工程と、前記1つの積層板
の厚さにアモルファスのシート素板を1層分づつ順次階
段状に所定段数積層して1ブロック分のアモルファスの
巻回シート素体を形成する工程と、前記アモルファスの
巻回シート素体を1ブロックづつ巻回する工程とを備え
て、巻鉄心の巻回を行うようにした。
【0015】本発明の請求項6に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造装置は、アモルファスシー
トを複数枚積層した状態で所定の長さに順次切断して設
けたアモルファスのシート材料を、所定枚数毎に反転す
る反転装置と、前記反転したシート材料を複数段に区分
して乗載する乗載装置と、前記乗載装置に前記反転・乗
載した各シート材料を、前記反転したままの状態と正方
向に反転させた状態で交互に1つの積層板の厚さに満た
ない層数分を順次積層し、かつ、幅方向の端面を整列さ
せる第1の積層・整列手段及び前記積層・整列した所定
層数の第1のシート材料を第1の積層・整列手段より受
継ぎ、かつ、前記第1のシート材料上に更に正方向及び
反転させた第2のシート材料を乗載してその幅方向の端
面を整列させる第2の積層・整列手段によって形成し
た、1つの積層板の厚さにアモルファスの第1,第2の
シート素板を積層する積層装置と、前記アモルファスの
シート素板を順次搬送しこれを階段状に複数段積層して
1ブロックのアモルファスの巻回シート素体を形成する
シート素体積層装置と、搬送手段により給送されて前記
1ブロック分の巻回シート素体を順次巻回する巻回装置
と、更に、前記各装置を駆動制御する制御手段とを具備
して巻鉄心の巻回を行うようにした。
【0016】本発明の請求項7に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造方法は、アモルファスシー
トを複数枚積層した状態で所定の長さに順次切断して設
けたアモルファスのシート材料を、所定枚数毎に長手方
向に沿って給送しながら反転させてこれを前記反転した
状態で複数段に区分して乗載する工程と、前記複数段に
区分して反転・乗載した各段のシート材料を、それぞれ
幅方向に給送しながら反転したままの状態と正方向に反
転させた状態で交互に積層し、かつ、幅方向の端面を整
列して前記シート材料を1つの積層板の厚さに積層して
アモルファスのシート素板を形成する工程と、前記1つ
の積層板の厚さに積層したシート素板の長さ方向の端面
を整列する工程と、前記幅方向及び長さ方向の各端面を
整列させたシート素板を、順次搬送して搬送手段上に複
数段にわたり階段状に積層して1ブロックのアモルファ
スの巻回シート素体を形成する工程と、前記アモルファ
スの巻回シート素体を1ブロックづつ巻回する工程とを
備えて巻鉄心の巻回を行うようにした。
【0017】本発明の請求項8に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造装置は、アモルファスシー
トを複数枚積層した状態で所定の長さに順次切断して設
けたアモルファスのシート材料を、所定枚数毎に長手方
向に給送しながら反転させる反転装置と、前記反転した
シート材料を複数段に区分して乗載する乗載装置と、前
記乗載装置に反転・乗載した各シート材料を、長さ方向
と直交する幅方向に給送しながら交互に反転させたまま
の状態と正方向に反転させた状態で1つの積層板の厚さ
にアモルファスのシート素板を幅方向の端面を整列させ
ながら積層する積層装置と、前記1つの積層板の厚さに
積層したシート素板の長さ方向の端面を整列する整列手
段と、前記長さ方向を整列させたシート素板の一方端を
挟着し、前記シート素板を搬送手段の位置まで搬送して
これを順次階段状に積層して1ブロックのアモルファス
の巻回シート素体を形成するシート素体積層装置と、更
に、前記各装置を駆動制御する制御手段とを具備して巻
鉄心の巻回を行うようにした。
【0018】本発明の請求項9に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造方法は、アモルファスシー
トを複数枚積層した状態で所定の長さに順次切断して設
けたアモルファスのシート材料を、所定枚数毎に長手方
向に沿って給送しながら反転させてこれを前記反転した
状態で複数段に区分して乗載する工程と、前記複数段に
区分して反転・乗載した各段のシート材料を、それぞれ
幅方向に給送しながら反転したままの状態と正方向に反
転させた状態で交互に積層し、かつ、幅方向の端面を整
列して前記シート材料を1つの積層板の厚さに積層して
アモルファスのシート素板を形成する工程と、前記アモ
ルファスのシート素板を1層分づつ順次階段状に所定段
数積層して1ブロックのアモルファスの巻回シート素体
を形成する工程と、更に、前記巻回シート素体を1ブロ
ック分積層した後搬送手段を駆動して搬送し、前記1ブ
ロック分の巻回シート素体を押圧手段により挟持する工
程と、前記押圧手段により挟持した巻回シート素体を巻
回手段にて順次1ブロックづつ巻回する工程とを備えて
巻鉄心の巻回を行うようにした。
【0019】
【作用】本発明の請求項1に記載したアモルファスシー
トからなる巻鉄心の製造方法においては、巻鉄心の幅方
向の板厚偏差による偏りを良好に解消し、鉄心占積率を
向上させた巻鉄心の巻回を可能とした。
【0020】本発明の請求項2に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造装置においては、複数枚積
層して切断した所定長さのアモルファスのシート材料
を、その長さ方向と直交する幅方向に給送しながら反転
させ、更に、前記シート材料を、反転させたままの状態
と、正方向に反転して戻したものとを交互に対向配置し
ながら適当数積層して巻回装置により巻回するようにし
たので、巻鉄心はその幅方向の板厚偏差による偏りをな
くし、幅方向両端面の積層厚を均一にして自動的に巻回
することを可能とした。
【0021】本発明の請求項3に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造方法においては、複数枚積
層して所定の長さに切断したアモルファスのシート材料
を、その長さ方向に給送しながら反転させ、これを上下
方向に複数段に区分する工程の採用により、切断したア
モルファスのシート材料をその給送中において容易に反
転させることを可能とした。
【0022】本発明の請求項4に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造装置においては、複数枚積
層して所定の長さに順次切断したアモルファスのシート
材料は、前記切断と同時に反転装置により次工程への給
送途中において、迅速・確実に自動反転させることがで
きるため、シート材料の切断及び反転作業は人手を頼る
ことなく、容易に自動化を可能とした。
【0023】本発明の請求項5に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造方法においては、切断後の
給送中に反転させたシート材料を、反転させたままの状
態と、反転状態から正方向に再度反転させたものを交互
に積層してシート素板の積層を、その幅方向の板厚偏差
を是正して行うことを可能とした。
【0024】本発明の請求項6に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造装置においては、アモルフ
ァスのシート材料を反転状態のままのものと、反転状態
から正方向に反転させたものとを交互に積層して積層物
の積層厚を左右対称としたシート素板の、幅方向の端面
整列と積層作業の自動化を可能とした。
【0025】本発明の請求項7に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造方法においては、シート材
料をその積層厚さに偏りのないように積層して設けたア
モルファスのシート素板を、所定数順次搬送してこれを
階段状に積層することにより、1ブロックの巻回シート
素体を形成し、この巻回シート素体を1ブロックづつ巻
回するようにしたもので、これにより、前記シート素板
を用いて巻回シート素体を1ブロック分づつ積層する作
業の自動化を可能とした。
【0026】本発明の請求項8に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造装置においては、アモルフ
ァスのシート材料を板厚偏差を生じることなく積層して
設けたシート素板を順次搬送し、これを階段状に所定層
自動的に積層して1ブロックの巻回シート素体を形成す
るようにしたので、アモルファスシートの切断からシー
ト素板,巻回シート素体を形成するまでの作業は全て自
動化を可能とした。
【0027】本発明の請求項9に記載したアモルファス
シートからなる巻鉄心の製造方法においては、複数枚積
層して所定の長さに切断したアモルファスのシート材料
と、このシート材料を板厚偏差が生じないように積層し
て形成したシート素板と、前記シート素板を所定段数積
層して形成した1ブロックの巻回シート素体と、更に、
前記アモルファスシートの切断から巻回シート素体を用
いて巻鉄心を巻回するまでの全作業工程の自動化を可能
とした。この結果、アモルファスシートを用いた巻鉄心
の巻回を、板厚偏差を生じさせることなく、巻鉄心全体
の積層厚の偏りを解消しての巻回を可能とした。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図20に
おいて説明する。本発明は、次に示す製造工程を経てア
モルファスシートからなる巻鉄心の製造を行うもので、
各製造工程においては、それぞれ巻鉄心を製造するため
に必要な装置と製造手段が具備されている。最初に、本
発明の製造工程を説明する。各製造工程は大別すると次
に示す工程からなる。
【0029】即ち、アモルファスシートの切断工程と、
シート材料の反転工程と、シート材料を所要数積層して
シート素板を形成する工程と、前記シート素板を所要数
積層して1ブロック分の巻回シート素体を形成する工程
と、前記1ブロック分の巻回シート素体を巻回して巻鉄
心を形成する工程とからなる。又、各工程においては、
図1,2に示すようにアモルファスシート素板Aを所定
枚数づつ事前に設定した長さ寸法で切断する切断装置1
と、前記切断したアモルファスのシート材料Bを給送し
ながら反転させる反転装置11と、前記反転させたシー
ト材料Bを乗載する乗載装置21と、乗載装置21に乗
載したシート材料Bを、反転状態を維持させたものと正
方向に反転させたものとを交互に積層してアモルファス
のシート素板Cを形成する積層装置31と、前記シート
素板Cを所要段数階段状に積層して1ブロック分の巻回
シート素体Dを形成するシート素体積層装置45と、更
に、この巻回シート素体Dを搬送するコンベア装置61
と、前記搬送された巻回シート素体Dを円形に順次巻回
するための巻回装置65とがそれぞれ具備されている。
【0030】次に、巻鉄心の各製造工程と、その工程に
具備される各製造装置の構造を、アモルファスシートA
を切断してそれぞれシート材料B,シート素板C,シー
ト素体Dを形成する順序に従って説明する。
【0031】最初に、アモルファスシートAを切断する
場合について説明する。図1において、2はフープ材と
してアモルファスシート(非晶質磁性合金薄帯)Aを所
定の長さづつ巻戻しを行う巻戻し装置で、前記アモルフ
ァスシートAはそれぞれ図示しない電動機によって駆動
するドラム3に巻取られており、本実施例では、アモル
ファスシートAを5枚重ねて切断する関係上、アモルフ
ァスシートAをフープ状に巻取ったドラム3を5個用い
た例について説明する。各ドラム3に巻取られたアモル
ファスシートAは、ドラム3を電動機にてアモルファス
シートAを巻戻す方向に駆動させることにより、それぞ
れガイドローラ4,5を介して切断装置1側に巻戻され
る。そして、前記個々にドラム3から巻戻された各アモ
ルファスシートAは、図1で示すように、巻戻し装置2
の終端側のガイドローラ5の位置において、自重により
ループ状に一旦弛ませて5枚重ねとする。
【0032】前記ループ状に弛ませたアモルファスシー
トAのループLの長さ設定は、例えば、図示しない発光
素子と受光素子とからなる検出装置にて、ループLの下
方端が所定の長さ垂下すると、発光素子の光がアモルフ
ァスシートAに遮ぎられ受光素子に受光されなくなった
とき、前記受光素子から発する信号にてドラム3を駆動
する巻戻し装置2の電動機を停止させてアモルファスシ
ートAの巻戻しを一旦中止し、逆に、発光素子の光を受
光素子が受光したときは電動機を再起動させてアモルフ
ァスシートAの巻戻しを行うことによってループLの長
さを設定する。前記ループLの調整、即ち、巻戻し装置
2は図21に示すコントローラC1 によって駆動制御さ
れる。
【0033】前記ループ状に弛ませたアモルファスシー
トAは、5枚重ねとなした状態で、ガイドローラ6を介
して送込ローラ8によって切断装置1側に送出される。
そして、前記アモルファスシートAを給送する送込ロー
ラ8は、図2で示すように、従動ローラ8aと電動機M
1 にて駆動するロータリエンコーダ7を具備した駆動ロ
ーラ8bとによって構成されており、前記電動機M1
図21で示すコントローラC1 からの指令信号によって
その回転数が設定されている。即ち、アモルファスシー
トAの送込み長さとその回数が事前に設定されている。
又、前記切断装置1は固定カッタ1aと、可動カッタ1
bとからなり、この切断装置1もアモルファスシートA
の送込ローラ8と同様に前記コントローラC1 からの指
令信号にて駆動するように構成されている。
【0034】そして、前記ドラム3に巻回されたアモル
ファスシートAは、図21,22に示す説明図及びフロ
ーチャートのように、アモルファスシートAはステップ
1により巻戻しされ、ステップS2 にて5枚重された
状態でガイドローラ6を介して送込ローラ8に送出す
る。送込ローラ8はステップS2 にてアモルファスシー
トAを所定の長さ寸法で所定回数順次切断装置1に送り
込み、切断装置1はステップS3 にてアモルファスシー
トAの切断動作を行う。即ち、送込ローラ8にて定量送
込まれたアモルファスシートAを同一寸法で複数回(本
例では6回)順次切断してアモルファスシートAを5枚
重ねたシート材料B(図1,2参照)を形成する。
【0035】前記切断されたアモルファスのシート材料
Bは、ステップS4 にて5枚積層された状態で、順次搬
送コンベア9,10により図6に示す反転装置11に搬
送される。なお、前記した搬送コンベア9,10は、図
2で示すように、切断装置1の前方(図2の左方向)に
設置された搬送台枠910上に2つに区分して直線状に
配置したベルト91,92を、電動機M2 ,M3 により
それぞれ個別に多数のガイドローラを介して直線移動で
きるように張架して構成されており、前記電動機M2
3 は搬送台枠910内に収納されて、コントローラC
1 からの指令信号により送込ローラ8の電動機M1 と同
期して駆動し、切断装置1が駆動している間、即ち、ア
モルファスシートAを切断しているときは駆動を停止す
るようにコントローラC1 にて制御されている。
【0036】そして、前記搬送コンベア9,10の駆動
に伴い、切断装置1により順次所定の長さ寸法で切断し
たシート材料Bは、ステップ5にて次に説明する反転装
置11に搬送される。
【0037】前記反転装置11は、図2,6で示すよう
に、搬送コンベア9,10で搬送されたシート材料Bを
その搬送途中で反転させて、シート材料Bを乗載装置2
1に給送するように構成されている。前記反転装置11
は図示しない支持手段により取付けられて、図2で示す
ように、搬送コンベア10の終端にほぼ垂直に立設した
状態で形成されており、図6により大別して示すと、搬
送振分ローラ12と、縦長でコ字形に形成した第1の反
転コンベア13と、第1の反転コンベア13の内側に収
容した状態でほぼT字形に形成した第2の反転コンベア
14からなり、前記第1,第2の各反転コンベア13,
14は、搬送コンベア9,10により水平に搬送された
シート材料Bを縦向に変換して一旦垂直に給送したあ
と、再び横向きに変換して後述する乗載装置21に水平
状態で乗載できるように構成されている。
【0038】そして、前記搬送振分ローラ12は、図6
で示すように、その基端は歯車12aを介して搬送コン
ベア10に駆動結合されており、先端は図示しない油
圧,空圧,電動等の駆動源を有するシリンダ16にて前
記基端を支点として、第1,第2の反転コンベア13,
14にシート材料Bが送り込めるように一定角度傾斜で
きるように構成されている。
【0039】又、第1の反転コンベア13は図6で示す
ように、無端ベルトB1 をコ字形に配置できるようにガ
イドローラRを複数個配設して形成されており、コンベ
アの中枢をなす無端ベルトB1 は、その縦方向に張架し
た部位の一部を重ね合せて重合部13aを形成し、この
部位でシート材料Bを挟持して縦方向に給送するもので
ある。
【0040】更に、第2の反転コンベア14は図6で示
すように、第1の反転コンベア13の内懐となる凹部1
5の下側に配置されており、その構造は第1の反転コン
ベア13を小形化したように、無端ベルトB2 を縦向き
に張架してシート材料Bを縦向きに給送する部位のみを
重ね合せて重合部14aが形成できるように、ガイドロ
ーラR1 を複数個配設して構成されており、シート材料
Bは無端ベルトB2 の重合部14aで垂直状態に保持さ
れて給送される。
【0041】前記のように、第1の反転コンベア13と
第2の反転コンベア14は、図6に示すように、上下方
向に2段に区分して形成されている。そして、前記各コ
ンベア13,14は電動機M4 ,M5 にて個別に駆動さ
れる。又、図6に示す17,18は油圧,圧等図示し
ない駆動源を有して各コンベア13,14の終端に配置
したシート材料Bの搬送を抑制するブレーキ用のシリン
ダで、図6のように、第1,第2の各反転コンベア1
3,14の終端に位置する最終のガイドローラR,R1
に設けたそれぞれ歯車13b,14bと噛合して回転す
るローラR3 ,R4 の上方に垂設されており、該シリン
ダ17,18に取付けた押圧ローラR5 ,R6 と前記歯
車13b,14bを介してローラR,R1 と連動するロ
ーラR3 ,R4 との間を流通するシート材料Bが、ロー
ラR3 ,R4 とローラR5 ,R6 との間を流通するまで
作動して、シート材料Bを前記ローラR3 ,R4 とロー
ラR5 ,R6 とで軽く押圧し、前記シート材料Bの乗載
装置21への搬送速度を制動力により抑制し、シート材
料Bを常時搬送コンベア9,10上に設置した乗載装置
21の定位置に乗載できるように構成されている。
【0042】又、図6に示すK1 ,K2 は、シリンダ1
7,18に近接して配置したシート材料B検出用のセン
サであり、これらセンサK1 ,K2 は、第1,第2の反
転コンベア13,14の終端からシート材料Bが繰出さ
れたとき、これを検知し、前記検知した時点から図23
に示すコントローラC2 からの指令信号によりローラR
5 ,R6 をシリンダ17,18にてシート材料B側に押
動し、ローラR3 ,R5 あるいはR4 ,R6 により搬送
中のシート材料Bを軽く押動してその搬送に制動力を加
え、前記シート材料Bを乗載装置21の定位置に乗載さ
せる。
【0043】そして、前記反転装置11に具備したシリ
ンダ16,17,18と電動機M4,M5 は、図23に
示すコントローラC2 によって駆動制御されている。つ
づいて、前記切断装置1によりアモルファスシートAを
切断して形成したシート材料Bを、反転して乗載装置2
1に乗載する場合について図23,24により説明す
る。前記シート材料Bを反転給送する反転装置11は、
アモルファスシートAの切断が開始されてシート材料B
が形成されると、図23に示すコントローラC2からの
指令信号により駆動する(図24のステップS6
照)。シート材料Bが搬送コンベア10に搬送されて搬
送振分ローラ12の位置に達すると、図24に示すステ
ップS7 により該ローラ12は、コントローラC2 から
の指令信号によりシリンダ16にて図6に示すように、
搬送コンベア10と同様に水平状態に維持されて歯車1
2aにて搬送コンベア10と共動している。
【0044】シート材料Bは搬送コンベア10から搬送
振分ローラ12に水平移動し、そのままステップS8
示す如く、第1の反転コンベア13の無端ベルトB1
重合部13aに進入する。シート材料Bが第1の反転コ
ンベア13の重合部13aに進入して該重合部13a内
で挟持されると、第1の反転コンベア13は垂直方向に
変換されて第1の反転コンベア13内を上動する。そし
て、重合部13aの頂部にシート材料Bの先端が達する
と、シート材料Bは再び水平方向に変換されて給送され
る。即ち、第1の反転コンベア13はその全体形状がコ
字形に形成されているので、シート材料Bは第1の反転
コンベア13内を給送される間に、その進行方向が水平
→垂直→水平と繰り返すことにより反転された状態で乗
載装置21に給送される。
【0045】シート材料Bの先端が乗載装置21の上に
給送されると、ステップS9 によりこれを第1のセンサ
1 が検出して検出信号をコントローラC2 に送出す
る。コントローラC2 は検出信号を受信すると、ステッ
プS10にてシリンダ17を駆動する指令信号を出力し、
乗載装置21側に給送されるシート材料Bの後端側をロ
ーラR3 ,R5 にて軽く挟持させてステップS11で示す
ようにその給送速度を抑制させる。このため、シート材
料BはステップS12にて第1の反転コンベア13から離
脱する時点では、その給送速度は相当低下しているた
め、ほぼ乗載装置21の定位置に、搬送コンベア10の
搬送時とは逆向きに、即ち、反転して乗載される。
【0046】前記のように、最初のシート材料Bが第1
の反転コンベア13終端から押出されると、ステップS
13によりセンサK1 によるシート材料Bの検出が解除さ
れるので、コントローラC2 からの指令信号によりシリ
ンダ17は原位置に上動する。このあと、引続いて搬送
コンベア10から材料振分ローラ12に次のシート材料
Bが搬送されると、ステップS7 ,S14にてコントロー
ラC2 からの指令信号によりシリンダー16が起動し、
ローラ12を歯車12aを支点として先端側を、図6に
2点鎖線で示すように上動(傾斜)させ、シート材料B
をその先端を斜め上向きの状態として第2の反転コンベ
ア14に進入させる。この結果、シート材料Bは第2の
反転コンベア14の重合部14aにて垂直方向に変換さ
れるものの、直ちに水平方向に戻り、第2の反転コンベ
ア14と対応する乗載装置21側に反転して給送され
る。シート材料Bが乗載装置21側に移動しはじめる
と、センサK2 がこれを検出する。センサK2 によりシ
ート材料Bを検出すると、前記センサK1 にて検出した
場合と同様に、シリンダ18が駆動してシート材料Bを
ローラR4 ,R6 により軽く挟持して制動をかけ、その
給送速度を落して乗載装置21の定位置に給送する(図
24のステップS17〜S19参照)。
【0047】このように、搬送コンベア10から順次搬
送されるシート材料Bは、材料振分ローラ12により第
1及び第2の反転コンベア13,14に交互に振分けら
れて進入し、それぞれの反転コンベア13,14にて搬
送コンベア10にて搬送された状態とは正反対の方向に
反転されて、各反転コンベア13,14と対応する乗載
装置21,21上に反転・給送されて乗載される。
【0048】前記シート材料Bは、アモルファスシート
Aを本実施例では6回分同じ長さ寸法で切断装置1によ
り切断すると、次に切断されるシート材料Bは前のシー
ト材料Bの長さ寸法に2πt(tはシート材料Bの板厚
を示す)を加算した長さに設定されて切断され、これ
を、前記同様反転装置11にて順次反転させながら乗載
装置21,21に反転給送する、又、本実施例では、シ
ート材料Bは反転装置11内を移動させることにより、
簡単にその進行方向(シート材料Bの長手方向)におい
て、アモルファスシートAに悪影響を与えることなく反
転させることができる。
【0049】次に前記シート材料Bを反転した状態で乗
載する乗載装置21の構成を図2〜4及び図6により説
明する。乗載装置21は前記反転装置11の構成で説明
したように、搬送コンベア9,10の上方において、図
2で示すように、反転装置11の第1,第2の反転コン
ベア13,14の終端と同一線上の位置で上下2段に配
置した乗載装置21,21は、図3,4で示すように、
複数本の長尺状のローラ(巻鉄心の最外周を巻回する際
に用いるシート材料Bが充分に乗載できる長さを備えて
いる)22を、図3で示すように、各ローラ22の端末
に取付けた歯車23と、これら歯車23間において各ロ
ーラ22を相互に連動させる連結歯車24とを駆動結合
し、前記ローラ22を、歯車23,23aを介して電動
機M6 に駆動連結することによって構成されている。
【0050】そして、各ローラ22は電動機M6 の起動
により、歯車23,24を介して所要の回転速度で回転
する。従って、前記乗載装置21は、反転装置11から
反転して給送されたシート材料Bが乗載され、かつ、セ
ンサK1 又はK2 がシート材料B無しと判断したとき、
コントローラC2 からの指令信号にて電動機M6 が起動
し、ローラ22上に乗載したシート材料Bを、図3で示
すように、幅方向を先頭にして図3の手前側に設けた積
層装置31に、反転したままの状態で転送する。又、乗
載装置21は次に乗載されるシート材料Bの先端がセン
サK1 ,K2 にて検出されると、電動機M6 はコントロ
ーラC2 からの指令信号にて一旦停止し、次のシート材
料Bの乗載に備える。
【0051】本発明は、これまで説明したようにアモル
ファスシートAを例えば、5枚積層した状態で、これを
所定の長さ寸法で順次切断したシート材料Bは、搬送コ
ンベア9,10にて反転装置11に移動する。反転装置
11は上下方向に2ケ所形成され、順次切断されて搬送
されるシート材料Bは、上下2ケ所の反転コンベア1
3,14内を交互に横U字状に移動しながら反転し、反
転コンベア13,14の終端と対応して同一線上に配置
した上下一対の乗載装置21,21に交互に乗載され
る。
【0052】前記シート材料Bは前述したように、アモ
ルファスシートAを所定枚数(本例では5枚)一定の長
さ寸法に切断したシート材料Bを所定回数(本例では6
回)切断したら、以下前層のシート材料Bの長さ寸法に
順次2πtの長さ分だけ加算してアモルファスシートA
を切断し、これを次層のシート材料Bとすべく、前記の
ように反転装置11内を給送させながら反転させ、順次
上下一対の乗載装置21,21に交互に乗載し、乗載装
置21,21に乗載されたシート材料Bは、これが乗載
された時点で駆動する乗載装置21,21によって、次
の積層装置31に反転したまま交互に幅方向を先頭とし
て横すべりの状態で転送する。
【0053】次に、前記乗載装置21から幅方向を先頭
として転送されるシート材料Bを、正方向と反転方向と
に交互に組合せてシート素板Cを積層する積層装置31
の構成を図3〜5及び図7によって説明する。図3,図
7において、積層装置31は乗載装置21,21の手前
側(図3では下側,図7では左側を示す)において、搬
送台枠910上に設置されており、大別すると、上部側
の乗載装置21と共動可能に連系して配置した鉤形の反
転戻しコンベア32と、下部側の乗載装置21と共動す
る平板状の搬送コンベア33と、シート材料Bを積層す
る第1,第2のの積層・整列手段34,35と、シート
材料Bの幅方向の端面を整列手段36とによって概略構
成されている。
【0054】そして、前記反転戻しコンベア32は、図
7で示すように、その入口(上部)側は上部側の乗載装
置21と同一高さの位置で図示しない支持手段にて設置
され、一方、出口(下部)側は搬送台枠910上方に設
置される整列手段36の上部に位置し、シート材料Bを
給送途中に反転させて表面である正方向に戻すために複
数のガイドローラR7 が、無端ベルトB3 を鉤形に配置
すべく取付けられて構成されている。又、上部側の乗載
装置21とは歯車32bを介して共動可能に連結されて
いる。
【0055】つづいて、図示しない取付手段にて水平状
態に配置した搬送コンベア33は、入口側が下部側の乗
載装置21に歯車33bを介して駆動結合されており、
出口側は反転戻しコンベア32の出口と所定の間隔(シ
ート材料Bの幅寸法以上の間隔)を保ち、かつ、同一線
上の位置となるようにガイドローラR8 を介して張架し
た無端ベルトB4 を用いて構成されている。そして、前
記反転戻しコンベア32と搬送コンベア33の各出口側
の下部には、シート材料Bの滑落を円滑に行うために上
方を各コンベア32,33側に傾斜させて搬送台枠91
0上に、その長さ方向に沿って図3,5,7で示すよう
に、一定の間隔を保って複数のガイド板37が、各コン
ベア32,33に互いに相対向して植設されている。
【0056】次に、第1,第2の積層・整列手段34,
35は、図3で示すように、搬送台枠910の長手方向
と直交する端部に取付けた取付枠体38(図7参照)
に、図5,7に示す如く上下2段に区分して取付けたシ
リンダ39a,39bの駆動部(ピストン)に基端を止
着してガイド板37,37間を横切って先端部分を、搬
送コンベア33側のガイド板37の上端と平行する位置
まで延出した第1,第2の整列樋40a,40bとによ
って構成されている。そして、前記整列樋40a,40
bは図5に示すように、各ガイド板37間に所定数(シ
ート材料Bを水平に受止めることができる間隔)配列さ
れている。更に、前記整列樋40a,40bは、図7に
示すように、基端側が水平な先端側に比べて一定の高さ
となる傾斜を有して形成されている。
【0057】更に、整列手段36は図7に示すように、
反転戻しコンベア32の出口側と対応する取付枠体38
の上端に取付けたシリンダ36aと、このシリンダ36
aと対向して搬送コンベア33側の下側に支持台36c
を介して取付けたシリンダ36bと、前記各シリンダ3
6a,36bの駆動ピストンの先端に取付けた整列板4
1,41とによって構成されており、各ガイド板37間
に整列樋40a,40bと衝接しない位置で配設されて
いる。前記整列手段36,36,第1,第2の積層・整
列手段34,35は、図25で示すように、コントロー
ラC3 により個別に駆動制御されている。
【0058】なお、図5,8で示す42は第2の整列手
段で、この整列手段42は第2の積層・整列手段35上
に積層されたシート素板Cの長さ方向の端面を整列する
もので、図5に示すように、第1の積層・整列手段34
上に横向に配置した長尺状の進退位置調節可能なシリン
ダ43と、このシリンダ43の駆動部43bに取付けら
れてシート素板Cの長手方向の一方を整列させる整列当
片43aと、シート素板Cの長手方向の他方(図5の左
側)に縦設したシリンダ44のピストン先端に垂設した
整列当板44aとによって構成されている。
【0059】次に前記反転装置31によって乗載装置2
1から給送されるシート材料Bを6回重ね合せてシート
素板Cを積層する場合について説明する。積層装置31
を構成する第1,第2の積層・整列手段34,35と、
整列手段36,第2の整列手段42は、図25で示すよ
うに、コントローラC3 によって駆動制御されている。
そして、前記シート材料Bが上部側の乗載装置21から
転送されると、図26のステップS20,S21で示すよう
に、積層装置31の反転戻しコンベア32及び搬送コン
ベア33は、歯車32b,33bを介して乗載装置21
と駆動結合されているので、図7で示すように、乗載装
置21の上部側において給送されたシート材料Bは、そ
のまま駆動している反転戻しコンベア32の入口X側か
ら無端ベルトB3 の重合部32aに挟持されてコンベア
32に搬送され、ステップS22で示すように、シート材
料Bは乗載装置21から転送された時点では反転状態に
保持されているものの、コンベア32が鉤形に形成され
ているため、コンベア32の出口側から導出されるとき
は、正方向(表面)側に再び反転されて導出される。
【0060】反転戻しコンベア32から導出したシート
材料Bは、正方向に反転された状態で、ガイド板37の
傾斜面を滑落してステップS23にて第1の整列樋40a
に載置される。前記反転戻しコンベア32からシート材
料Bが導出されると、該コンベア32はセンサK1 がシ
ート材料Bを検出しない限り乗載装置21は駆動してい
るので、駆動を続行する。そして、前記乗載装置21に
次のシート材料Bを乗載すべく、センサK1 がシート材
料Bを検出すると、前記反転戻しコンベア32はステッ
プS24により乗載装置21の停止と同時に駆動を中止す
る。なお、この場合、反転戻しコンベア32の出口O側
に図示しないセンサを設置し、シート材料Bがコンベア
32から排出されたことを検出して、乗載装置21と反
転戻しコンベア32の運転を止めるようにしてもよい。
第1の整列樋40aに載置されたシート材料Bはステッ
プS25により整列手段36のシリンダ36aにて整列板
41を押動してシート材料Bの幅方向端面をガイド板3
7に押し当ててシート材料Bを整列させる。
【0061】つづいて、ステップS26,S27において、
下部側の乗載装置21から転送されたシート材料Bは、
図7に示すように、平板状に形成された搬送コンベア3
3に反転されたまま無端ベルトB4 の重合部33aの重
合部33aに挟入され、ステップS28にて前記乗載装置
21に乗載されたままの状態でガイド板37の傾斜面上
に落下し、そのまま、ステップS29で示すように第1の
整列樋40aにおいて、既に反転戻しコンベア32から
導出されたシート材料B上に積載される。即ち、反転戻
しコンベア32から搬送されたシート材料Bは、搬送途
中に反転されて正方向(表向)に戻った状態で整列樋4
0aに載置され、逆に、搬送コンベア33から搬送され
たシート材料Bは、整列樋40aに既に載置されている
シート材料Bの上に反転したままの状態(裏面)で積載
される。
【0062】前記のように、搬送コンベア33からシー
ト材料Bが第1の整列樋40a上に滑落すると、ステッ
プS30にてステップS24と同様に搬送コンベア33と下
部側の乗載装置21は一旦停止する。このあと、ステッ
プS31にて整列手段36のシリンダ36bにより整列板
41をシリンダ36a側に押動して、第1の整列樋40
a上のシート材料Bをガイド板37に押し当ててその幅
方向の端面を整列させる。
【0063】そして、ステップS32によりシート材料B
が所定数(本例では4層分)積載されていないときは、
ステップS20〜S31までの工程を所定回数繰返し、第1
の整列樋40a上に表,裏を交互にしてシート材料Bを
4層分積層すると、ステップS33において第1の整列樋
40aが、シリンダ39aにて後退(図7の左側に2点
鎖線で示すように移動して第1の整列樋40aを開放)
し、4層分のシート材料BをステップS34により直下の
第2の整列樋40b上に降下・乗載させる。このあと、
ステップS35にて整列手段36のシリンダ36aが起動
し、整列板41をシリンダ36b側に押動して、シート
材料Bをガイド板37に押し当ててその幅方向端面の整
列を行う。つづいて、前記ステップS36により、ステッ
プS20〜S31までの工程を繰返(本例ではあと1回繰返
す)し、シート材料Bを反転戻しコンベア32からは表
向きに、搬送コンベア33からは裏向きのまま、第2の
整列樋40bに降下させて積層することにより、第2の
積層・整列手段35の第2の整列樋40bにシート材料
Bを図20で示すように、積層面の表,裏を交互に繰返
し、本例の如く6層にシート素板Cを形成する。
【0064】シート材料Bを前記6層(本例場合であ
り、これに限定するものではない)に積層したら、ステ
ップS38にて第1の整列樋40aを図7に実線で示すよ
うに、シリンダ36b側に突出(第1の整列樋40a閉
鎖)させる。つづいて、ステップS39により再度シリン
ダ36aにて整列板41をシリンダ36b側に押動して
第2の整列樋40b上のシート素板Cの幅方向端面をガ
イド板37に押し当てて整列させる。
【0065】シート素板Cの幅方向の端面を整列した
ら、ステップS40において、第2の整列手段42を駆動
し、図8で示すように、シート素板Cの一方(図8の左
側)に位置するシリンダ44のピストンを降下させて整
列当板44aをシート素板Cの長手方向の端面と対向さ
せ、このあと、第2の整列手段42のもう一方のシリン
ダ43を起動して、その駆動部に取付けた整列当片43
aを、シート素板Cの他方(図8の右側)の端面に接触
すべく図8の左方に移動し、シート素板Cの長手方向の
端面を前記整列当片43a及び整列当片44aにて整列
させることにより、ステップS41のように前記シート素
板Cの積層を完了する。シート素板Cの積層を終えた
ら、シリンダ43,44はステップS42にて一旦原位置
に戻る。
【0066】なお、シート素板Cの長手方向を整列する
際、第2の整列樋40bが図7で示すように、その一部
がテーパー状に形成されているので、シート素板Cは少
し湾曲した状態で第2の整列樋40bに載置される結
果、この湾曲部の存在によって機械的強度が強くなって
いるため、その長手方向から力を加えても、長手方向に
撓むことがないので整列作業を円滑に行うことができ
る。又、シート材料Bを第1の整列樋40aで幅方向を
整列する際にも、第1の整列樋40aはその一部が傾斜
して形成されているため、シート材料Bは幅方向への動
きが容易となり、整列作業を円滑に促進することができ
るものである。
【0067】次に、前記シート素板Cを順次第2の整列
樋40bから引出してこれを階段状に積層するシート素
体積層装置45の構成を図9〜17によって説明する。
前記シート素体積層装置45は、大別すると、積層装置
31にて積層されたアモルファスのシート素板Cを挟持
する挟持(チャック)装置46と、前記挟持したシート
素板Cを積層装置31から引出してコンベア装置61ま
で搬送し、かつ、前記搬送したシート素板Cを、長さ寸
法の短いものから長いものを順に階段状に積層する搬送
・積層装置47と、前記コンベア装置61上に載置した
シート素板Cの側面(幅方向の端面)を整列させる整列
装置48と、更に前記整列したシート素板Cを次のシー
ト素板Cを積層するまでの間押圧保持する押圧装置51
とによって概略構成されている。
【0068】最初に、挟持装置46の構成について説明
すると、図9において、挟持装置46は図示しない取付
手段にて取付・支持された搬送・積層装置47の可動台
49に垂設保持されており、シート素板Cを挟持する開
閉自在な一対の挟着片a,bを先端に有し、後端には挟
着片a,bを開閉駆動するシリンダ50が取付けられて
おり、例えば、シリンダ50のピストンを進退させるこ
とにより、挟持片a,b基部の図示しないローラを左右
に回動させて挟着片a,bを上下方向において開閉させ
るもので、シリンダ50の不作動時前記挟着片a,bは
引張ばね50a(図10参照)の引張力にて図9で示す
ように閉状態に保持されている。又、前記挟持装置46
は可動台49に設置したシリンダ50bにて所定の寸法
で昇降できるように取付けられている。
【0069】次に、前記挟持装置46を図9において、
左右方向に一定の距離移動させてシート素板Cを所定段
数積層する搬送・積層装置47は、図示しない支持装置
等にてシリンダ44の前方(図9の左側)に取付けた進
退位置調節可能なシリンダ47aと、このシリンダ47
aの駆動部47bに取付けた前記可動台49とからな
り、可動台49には挟持装置46が垂設されている。こ
の搬送・積層装置47は前記挟持装置46を所定位置ま
で順次搬送・移動させるもので、これによりシート素板
Cを所定の場所(コンベア装置61)まで正確に移動さ
せる。
【0070】つづいて、整列装置48について説明す
る。図14〜16において、前記整列装置48は図7,
14に示すように、ガイド板37を配設した搬送台枠9
10上に、ガイド板37を配設した位置において、巻回
装置65のところまで、縦断面が例えば、コ字状の鉄骨
材をレール状に配置して形成したガイド部材52,52
aと、前記ガイド部材52,52aの中の一方、即ち、
図14の左側に示すガイド部材52に、コンベア装置6
1上に引出されたシート素板Cの側面と対応する位置
で、図9に示す如く複数個配列して取付けたシリンダ5
3aにてもう一方のガイド部材52a側に進退する整列
板53bを具備した整列手段53とによって構成されて
いる。
【0071】そして、前記整列板53bは図15に示す
ように、シリンダ53aのピストンに止着した固定板5
3cとの間に緩衝バネ53dを介在してソフト的にシー
ト素板Cの端面を押圧するように形成されている。又、
ガイド部材52,52aとガイド板37との関係は、ガ
イド板37がガイド部材52,52aの互いに相対向す
る面に設けた切欠部(図示せず)に基部を嵌着し、ガイ
ド板37,37とガイド部材52,52aとが図3,1
4で示すように、同一面となるように形成されている。
従って、縦長なシート素板Cはその一方の側面(幅方向
の端面)を整列板53bで押圧すると、シート素板Cの
他方は図3,14で示すように、ガイド部材52aに押
圧されてその端面をガイド板37とガイド部材52aと
によって容易に整列させることができる。
【0072】次に押圧装置51の構成について説明す
る。この押圧装置51はコンベア装置61上に引出され
たシート素板Cを整列装置48により整列させた後、次
のシート素板Cを引出して前に引出したシート素板C上
に乗載するまでの間、前に引出したシート素板Cをコン
ベア装置61上に位置ずれしないように保持するもの
で、図8,14で示すように、ガイド部材52,52a
の上面に最短のシート素板Cが押圧できる範囲で複数個
(本例では各ガイド部材52,52aに2個)配置した
シリンダ54と、このシリンダ54のピストンの下端に
取付けられて、ガイド部材52,52aのシート素板C
と対応する面を開口して設けた窓孔55(図8,16参
照)からシート素板C上に突出する押圧片56とによっ
て構成されており、シート素板Cの側面上を良好に押圧
できるように設けられている。
【0073】シート素板Cを積層して1ブロックの巻回
シート素体Dを形成する場合について説明する。シート
素体積層装置45を構成する挟持装置46,搬送・積層
装置47,整列装置48,押圧装置51は、図27で示
すコントローラC4 によって駆動制御されている。積層
装置31の第2の積層・整列手段35にシート材料Bを
所定数積層してシート素板Cが形成されると、挟持装置
46は図9で示すように、実線の位置から図28で示す
ステップS43において2点鎖線の位置(積層装置31)
まで、搬送・積層装置47のシリンダ47aの駆動によ
り移動すると同時に、挟持片a,bをシリンダ50の起
動により引張バネ50aの力に抗して開拡する。そし
て、挟持装置46が図9に示す2点鎖線の位置、即ち、
図10に示すシート素板Cが挟持できる位置まで移動す
ると、挟持装置46は停止し、挟持a,bの開拡により
図10のように、シート素板Cの長手方向の先端が挟持
片a,b間に嵌入される。
【0074】この状態で、ステップS44により挟着片
a,bをシリンダ50の操作により挟持する。シート素
板Cを挟持すると、積層装置31の第2の積層・整列手
段35は、作動してそのシリンダ39bにて第2の整列
樋40bを図7において後退(図7左方向)させ、第2
の整列樋40bをステップS45にて開放し、シート素板
CをステップS46により図11,14に示すように、挟
持装置46による挟持部分を除いてコンベア装置61上
に降下し載置する。シート素板Cが降下したら前記第2
の積層・整列手段35の整列樋40bはシリンダ39b
の起動により図7に実線で示すように、整列手段36の
シリンダ36b側に進出し、第2の整列樋40bを再閉
鎖し、次のシート素板Cの載置を行う。
【0075】前記のように、挟持装置46によってシー
ト素板Cを挟持すると、挟持装置46はステップS47
より搬送・積層装置47のシリンダ47の駆動によって
図2,11の左側方向(巻回装置65側にあらかじめ設
定し距離だけシート素板Cを引きずって移動する。そ
して、図12に示すように、挟持装置46が定位置まで
移動すると、ステップS48により挟持装置46はその移
動を停止する。
【0076】挟持部材46が定位置まで移動すると、シ
リンダ50bが始動し、前記挟持部材46をステップS
49により図10に示す第2の整列樋40bの位置から、
図12に示すガイド部材52aの近くまで降下させる。
そして、ステップS50により挟持部材46の降下が1回
目か否か判断し、1回目であれば、ステップS51にてシ
リンダ54,54を起動してガイド部材52,52aの
窓孔55から外方に突出する押圧板56,56の先端を
降下させ、シート素板Cの幅方向の端面上部をステップ
51により図12で示すようにコンベア装置61上にお
いて押圧する。シート素板Cの押圧が終了したらシリン
ダ50を起動し、挟着片a,bを開拡してステップS52
によりシート素板Cの挟持を解除すると同時に、ステッ
プS53にてシリンダ54,54によるシート素板Cの押
圧を解き、シート素板Cをコンベア装置61上に乗載す
る。この後、ステップS54にてシリンダ53aが起動
し、固定板53c,緩衝バネ53dを介して図14のよ
うに、シート素板Cの一方の側端面(図14の左側)を
整列板53bによりガイド部材52a及びガイド部材5
2a側に位置するガイド板37に押動して前記コンベア
装置61上に乗載したシート素板Cの側面を整列する。
【0077】シート素板Cの整列作業が終了したら、つ
づいて、ステップS55にて再度シリンダ54,54を起
動し図13で示すように、押圧片56,56によりシー
ト素板Cの側端面を上方から押圧する。前記シート素板
Cをコンベア装置61上に押圧装置51にて押圧してい
る間に、ステップS56により挟持装置46はシリンダ5
0bにより原位置に戻る。そして、シート素板Cの積層
段数が設定した層数に達しているか、否かをステップS
56により判断し、所定段数に達していない場合はステッ
プS43に戻り前記と同様にステップS49までの工程を実
施する。
【0078】そして、ステップS50により挟持装置46
の降下が2回目以降であると判断されると、積層作業は
図28に示すステップS57に移行し、シリンダ54,5
4の駆動を一旦解除して押圧板56,56を上動し、コ
ンベア装置61に最初に乗載したシート素板Cの押圧を
解くと同時に、ステップS58によりシリンダ54,54
を再始動し、シート素板Cを2層分、降下する押圧板5
6,56にてコンベア装置61上において押圧する。シ
ート素板Cを2層分押圧した後、ステップS59,S60
移行して挟持片a,bによりシート素板Cの挟持を解除
するとともに、シリンダ54,54により押圧片56,
56を上動させシート素板Cの押圧を解除する。
【0079】コンベア装置61上に2層分段部を有して
積層載置されたシート素板Cは、挟持及び押圧の各装置
46,51による固定手段が解除され、ステップS61
て整列手段53が作動してシート素板C側面の整列作業
が終了すれば押圧装置51が動作し、コンベア装置61
上のシート素板CをステップS62において次のシート素
板Cが積層されるまでの間押圧保持させる。
【0080】前記のように、シート材料Bを積層装置3
1にて所定回数(本例では6回)積層して形成したシー
ト素板Cを、前記シート素体積層装置45により順次積
層装置31の第2の積層・整列手段35から引出し、ス
テップS63において図17に示すように、長さ寸法の
いものから順に階段状に積層して1ブロック(本例では
シート素板Cを5層積層したものを指す)の巻回シート
素体Dを形成するもので、前記シート素板Cを図17に
示すように階段状に積層する場合は、搬送・積層装置4
7をコントローラC4 からの指令信号により停止する位
置(図17に挟持片a,bを2点鎖線で示す位置)を各
シート素板Cの長さ寸法に対応して事前に設定しておく
ことにより、1ブロックの巻回シート素体Dは順次シー
ト素板Cを積層装置31から引出して積層することによ
り、簡易に形成することができる。(ステップS64
照)。
【0081】次に、前記1ブロックの巻回シート素体D
をコンベア装置61により巻回装置65まで搬送して巻
鉄心を巻回するコンベア装置61と巻回装置65の構成
について説明する。前記コンベア装置61は図2,7,
17で示すように、搬送台枠910の中央部にその長さ
方向に沿って巻回装置65のところまで延長して形成し
たベルトコンベア62と、このベルトコンベア62上に
巻回装置65に向って巻回シート素体Dを自重によって
押圧する押圧手段63と、巻回シート素体Dを一定の押
圧力で押圧付勢しながら巻回装置65に送り込むシート
素体送込手段64とによって構成されている。
【0082】そして、前記コンベア装置61のベルトコ
ンベア62は無端ベルトをローラ間に張架して巻回シー
ト素体Dが円滑に乗載して搬送できるように形成されて
おり、又、押圧手段63は図2に示すように、一対のロ
ーラR9 ,R10間に巻回シート素体Dが簡易に挟入でき
るように、上側のローラR10はガイド体63aを利用し
て上下動できるように形成し、巻回シート素体Dがロー
ラR9 ,R10間に進入すると、上側のローラR10がガイ
ド体63aのガイド溝63bに沿って上動し、巻回シー
ト素体DをローラR10の自重で押圧できるように構成さ
れており、かつ、ローラR9 ,R10は共動回転可能な連
結手段を用いて共動回転可能に結合されている。
【0083】更に、シート素体送込手段64は図2に示
すように、巻回シート素体Dを適当な押圧力で押圧付勢
するシリンダ64aと、電動機M7 にて回転する送りロ
ーラ64bとからなり、巻回シート素体Dはシリンダ6
4aに設けたローラR11と送りローラ64bとの間に進
入すると、これを例えば、図示しないセンサが検出して
シリンダ64aを起動し、ローラR11を降下して送りロ
ーラ64bとの間で所要の押圧力で押圧すると同時に、
電動機M7 がベルトコンベア62と同期して起動し、巻
回シート素体Dを一定押圧力で押圧した状態で巻回装置
65に給送する。巻回シート素体Dが巻回装置65に巻
込まれて、図示しないセンサがコンベア装置61の上の
巻回シート素体Dが無いことを検出したらコンベア装置
61は一旦停止する。
【0084】そして、前記コンベア装置61は、次に説
明する巻回装置65とは図29に示すコントローラC5
によって、駆動制御するように構成されている。巻回シ
ート素体Dの巻回装置65への給送に際しては、巻回シ
ート素体Dが1ブロック分積層されると、この場合は、
例えば、切断装置1の切断回数が1ブロック分の巻回シ
ート素体Dを形成する回数だけ作動したとき、コントロ
ーラC1 からコントローラC5 に指令信号を送出してコ
ンベア装置61を駆動させる。従って、本例では、切断
装置は1回に5枚のアモルファスシートAを切断してシ
ート材料Bを形成する。このシート材料Bは5枚1組の
ものを正方向と反転方向に反転させたものを6回積層し
て1つのシート素板Cを形成する。
【0085】このシート素板Cは5層分を階段状に積層
して1ブロック分の巻回シート素体Dを形成している。
このため、1ブロック分の巻回シート素体Dを形成する
には、切断装置1は1つのシート素板Cを形成するのに
6回動作し、更に、これを5回乗算することにより、計
30回切断装置1を作動させると、始めてコンベア装置
61を駆動し、巻回シート素体Dを巻回装置65に搬送
することになる。なお、巻回シート素体Dの搬送中も切
断装置1はアモルファスシートAの切断作業を続行し、
巻鉄心1台分のシート材料Bを切断し、これを用いてシ
ート素板C,巻回シート素体Dを形成して巻鉄心の巻回
を行うか、コンベア装置61の駆動中は切断を中断し、
1ブロック分の巻回シート素体Dが巻回されたら、再び
切断装置1を駆動して巻回シート素体Dを形成するかは
必要に応じて図30に示す、各コントローラC1 〜C5
からなる制御手段75のタイミングを調整して決定すれ
ばよい。
【0086】次に、巻回装置65について説明する。前
記巻回装置65は、図18に示すように、巻取枠66を
取外し自在に止着した巻軸67と、巻取枠66に巻取ら
れた巻回シート素体Dの外周を取り囲み押えつけてこれ
を回転駆動させる巻込ベルト68と、この巻込ベルト6
8を回転可能に架張するために配設した複数個のガイド
ローラ69と、これらガイドローラ69の1つに駆動連
結されて巻込ベルト68を回転移動させる電動機M
8 と、更に、巻込ベルト68に一定の張力を付与するた
めのシリンダ70とによって構成されている。
【0087】巻回シート素体Dの巻回に当っては、前述
したように、コンベア装置61により巻回シート素体D
を巻回装置65側に給送し、巻回シート素体Dの先端が
シート素体送込手段64を通って巻回装置65の巻込位
置Gに達すると、これを図示しないセンサが検出して電
動機M8 を起動することにより、巻込ベルト68を回動
して巻回シート素体Dの先端を、巻取枠66あるいは巻
取枠66に既に巻回されている巻回シート素体Dと、巻
込ローラ71との間に潜り込ませ、巻取枠66等の外周
面に巻込ベルト68に圧接された状態で巻回シート素体
Dを順次円形に巻取る。
【0088】そして、所定の巻回シート素体Dを巻回
し、これを巻取枠66から取り外し、図示しない矩形成
形治具を用いて円形に巻回した鉄心を矩形成形すること
により、図19に示すように、1ターンカット方式の巻
鉄心80を形成するものである。このようにして巻回し
た巻鉄心80の積層断面は、図20で示すように、その
左右の積厚寸法は、シート材料Bを一層分ずつ、正方向
(裏面)と反転させた状態(裏面)とを交互に重ね合せ
て積層してあるので、同一寸法で巻回することが可能と
なる。
【0089】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにしてアモ
ルファスシートからなる巻鉄心を製造するようにしたの
で、次に示すような効果を有する。
【0090】請求項1の発明においては、巻鉄心の積層
端面側における板厚偏差による偏りを確実に解消し、積
層端面両端の積層寸法を均一化して鉄心占積率の優れた
巻鉄心の提供を可能とした効果がある。
【0091】請求項2の発明においては、巻鉄心の巻回
に際しては、アモルファスシートの巻戻しから切断,反
転,積層,搬送,巻回の各作業が、各作業工程毎に自動
化されているので、巻鉄心の製造作業が容易に機械化で
き、巻鉄心の製造を板厚偏差による偏りを解消して迅速
・確実に行うことができるという効果がある。
【0092】請求項3の発明においては、巻鉄心の巻回
に際しては、所定の長さに切断したアモルファスのシー
ト材料を、一律に給送途中において反転させることがで
きるので、シート材料の反転作業を的確に行うことがで
きるという効果がある。
【0093】請求項4の発明においては、所定の長さに
切断したアモルファスシートを、水平方向から縦方向に
給送する反転コンベアの採用によって、容易に180°
反転させて次工程に搬送することができるため、シート
材料の反転作業が自動化できるとともに、この自動化に
伴い省力化を図ることができるという効果がある。
【0094】請求項5の発明においては、反転させたシ
ート材料の積層に際し、前記シート材料の一つは反転し
た(裏面)したままの状態で積層位置まで搬送し、他方
のシート材料は反転させたものを再度正方向(表面)に
反転させ、これを反転させたシート材料の上に重ね合せ
る(重ね合せの順序は逆にしてもよい)ようにして、シ
ート材料を、その表面と裏面とを交互に対向配置して積
層するようにしたので、シート材料をその幅方向の板厚
偏差を是正して容易に積層可能とした効果がある。
【0095】請求項6の発明においては、反転させたま
まのシート材料を、その給送途中で正方向に戻す、即
ち、表面を上面に戻す反転戻しコンベアと、シート材料
を反転させたままの状態で給送する搬送コンベアを用い
て、前記反転させた状態のシート材料を、交互に表面と
裏面とを対向配置して積層し、しかも、これら積層した
各層のシート材料を、その積層場所において、幅方向の
端面と長さ方向の端面とを整列させるようにしたので、
前記シート材料の積層作業が自動化できることはもとよ
り、整列作業も積層と同様に行うことが可能なため、シ
ート材料を所定数積層して形成するシート素板を迅速・
容易に、かつ、人手を要することなく簡易に行うことが
できるという効果がある。
【0096】請求項7の発明においては、1ブロックの
巻回シート素体の形成に際し、シート材料の表面と裏面
とを交互に対向配置して前記シート素体が形成されてい
るので、このシート素体を所定層数階段状に積層して巻
回シート素体を形成しても、このシート素体はその幅方
向の端面が常に板厚偏差が是正されているので、1ブロ
ック分の巻回シート素体はその幅方向の板厚偏差を考慮
することなく、簡易に積層できるという効果がある。
【0097】請求項8の発明においては、板厚偏差を是
正して積層したシート素板を、挟持手段にして定位置ま
で引出して順次階段状に巻回シート素体に積層するよう
にしたので、1ブロック分の巻回シート素体の形成は、
前記シート材料を所定層数積層して形成するようにした
場合と同様に、自動化が可能であるばかりでなく、省力
化を容易に図ることができるという効果がある。
【0098】請求項9の発明においては、前記のよう
に、アモルファスシートのその幅方向における端面の板
厚偏差を、巻鉄心の巻回に先立ち解消するようにしたの
で、巻鉄心の巻回は、その幅方向の板厚偏差の解消に伴
い、巻鉄心自体のアモルファスシートの巻戻しから切断
により得られたシート材料をシート素板→巻回シート素
体へと加工して巻鉄心を全自動化に近い状態で巻装を可
能としたので、アモルファスシートからなる巻鉄心を、
その占積率を良好にし、かつ、積層端面の板厚の均一化
を図って製造することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】アモルファスシートの巻戻し装置を示す概略図
である。
【図2】本発明の巻鉄心製造装置の全体を示す構成図で
ある。
【図3】巻鉄心製造装置の要部を示す平面図である。
【図4】巻鉄心製造装置の要部を示す側面図である。
【図5】巻鉄心製造装置の要部を示す正面図である。
【図6】シート材料を反転して給送する装置の構成図で
ある。
【図7】シート材料を反転方向と反転方向から正方向に
反転させて交互に積層する積層装置の側面図である。
【図8】同じく積層装置の要部を縦断して示す正面図で
ある。
【図9】シート素板を搬送し積層する装置の構成図であ
る。
【図10】シート素板の引出状況を示す説明図である。
【図11】シート素板を引出した状態を示す説明図であ
る。
【図12】シート素板の引出途中を示す説明図である。
【図13】シート素板をコンベア装置上に乗載した状態
を示す説明図である。
【図14】シート素板の整列装置を示す要部断面図であ
る。
【図15】整列装置に用いる整列手段の要部を示す縦断
面図である。
【図16】シート素板を押圧する押圧装置の概略構成図
である。
【図17】シート素板を積層して巻回シート素体を形成
するシート素体積層装置の概略構成図である。
【図18】巻回装置の概略構成図である。
【図19】本発明の方法と装置を用いて巻回した巻鉄心
の正面図である。
【図20】本発明にて製造した巻鉄心の要部断面図であ
る。
【図21】アモルファスシートの切断工程に用いる装置
の構成図である。
【図22】本発明におけるアモルファスシートの切断工
程を示すフローチャートである。
【図23】シート材料の反転・給送工程に用いる装置の
構成図である。
【図24】シート材料の反転・給送工程を示すフローチ
ャートである。
【図25】シート材料の積層工程に用いる装置の構成図
である。
【図26】シート材料の積層工程を示すフローチャート
である。
【図27】シート素板の搬送・積層工程に用いる装置の
構成図である。
【図28】シート素板の搬送・積層工程を示すフローチ
ャートである。
【図29】巻回シート素体の搬送・巻回工程に用いる装
置の構成図である。
【図30】各工程に用いるコントローラを集めて構成し
た制御手段の説明図である。
【図31】アモルファスシート材料を示す断面図であ
る。
【図32】アモルファスシート材料を積層して構成した
従来の巻鉄心の要部を縦断して示す断面図である。
【符号の説明】
1 切断装置 9,10 搬送コンベア 11 反転装置 13 第1の反転コンベア 14 第2の反転コンベア 21 乗載装置 31 積層装置 34 第1の積層・整列手段 35 第2の積層・整列手段 36 整列手段 37 ガイド板 40a 第1の整列樋 40b 第2の整列樋 42 第2の整列手段 45 シート素体積層装置 46 挟持装置 47 搬送・積層装置 48 整列装置 51 押圧装置 53 整列手段 61 コンベア装置 65 巻回装置 80 巻鉄心 A アモルファスシート B シート材料 C シート素板 D 巻回シート素体 K1 ,K2 センサ M1 〜M8 電動機 R,R1 〜R11 ローラ
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】今日、配電用変圧器等に使用する巻鉄心
の磁性材料としては、従来から使用している方向性のけ
い素鋼帯に代えて、アモルファスシート(非晶質磁性合
金薄帯あるいは単にアモルファスという)が使用される
ようになってきた。然るに、前記アモルファスのシート
材料(以下、単にシート材料という)は、その製造過程
がこれまでの方向性けい素鋼帯と異なり、溶融金属を結
晶化させることなく固化するためには、高速冷却を必要
としていた。即ち、溶融金属を固定冷媒である冷却ロー
ルの外周面上に噴出させ、これを極めて短時間で冷却固
化させることにより、非晶質状態を得るようにしていた
ので、シート材料の厚さは極く薄いものに限定され、
の幅方向端面の板厚差は一般に数ミクロンの板厚偏差が
あった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、巻鉄心
の板厚がその幅方向において、一方の板厚が他方に比べ
て薄い場合の巻鉄心における締付圧力は、板厚の厚い方
が強くなり、薄い方は逆に弱く、巻鉄心自体に剛性にア
ンバランスが生じるという問題があった。又、鉄心の占
積率低下は所定の鉄心重量が得られないばかりか、磁束
が流れる鉄心断面積は小さく、この結果、磁束密度が
くなり損失を増大させるという問題があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】前記ループ状に弛ませたアモルファスシー
トAは、5枚重ねとなした状態で、ガイドローラ6を介
して送込ローラ8によって切断装置1側に送出される。
そして、前記アモルファスシートAを給送する送込ロー
ラ8は、図2で示すように、従動ローラ8aと電動機M
にて駆動するロータリエンコーダ7を具備した駆動ロ
ーラ8bとによって構成されており、前記電動機M
図21で示すコントローラCからの指令信号によって
その回転数が設定されている。即ち、アモルファスシー
トAの送込み長さとその回数が事前に設定されている。
又、前記切断装置1は可動カッタ1aと、固定カッタ1
bとからなり、この切断装置1もアモルファスシートA
の送込ローラ8と同様に前記コントローラCからの指
令信号にて駆動するように構成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】次に、前記乗載装置21から幅方向を先頭
として転送されるシート材料Bを、図20で示すよう
に、正方向(表面同士)と反転方向(裏面同士)とに交
互に組合せてシート素板Cを積層する積層装置31の構
成を図3〜5及び図7によって説明する。図3,図7に
おいて、積層装置31は乗載装置21,21の手前側
(図3では下側,図7では左側を示す)において、搬送
台枠910上に設置されており、大別すると、上部側の
乗載装置21と共動可能に連系して配置した鉤形の反転
戻しコンベア32と、下部側の乗載装置21と共動する
平板状の搬送コンベア33と、シート材料Bを積層する
第1,第2のの積層・整列手段34,35と、シート材
料Bの幅方向の端面を整列させる整列手段36とによっ
て概略構成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】次に前記積層装置31によって乗載装置2
1から給送されるシート材料Bを6回重ね合せてシート
素板Cを積層する場合について説明する。積層装置31
を構成する第1,第2の積層・整列手段34,35と、
整列手段36,第2の整列手段42は、図25で示すよ
うに、コントローラCによって駆動制御されている。
そして、前記シート材料Bが上部側の乗載装置21から
転送されると、図26のステップS20,S21で示す
ように、積層装置31の反転戻しコンベア32及び搬送
コンベア33は、歯車32b,33bを介して乗載装置
21と駆動結合されているので、図7で示すように、乗
載装置21の上部側において給送されたシート材料B
は、そのまま駆動している反転戻しコンベア32の入口
X側から無端ベルトBの重合部32aに挟持されてコ
ンベア32に搬送され、ステップS22で示すように、
シート材料Bは乗載装置21から転送された時点では反
転状態に保持されているものの、コンベア32が鉤形に
形成されているため、コンベア32の出口側から導出さ
れるときは、正方向(表面)側に再び反転されて導出さ
れる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】反転戻しコンベア32から導出したシート
材料Bは、正方向に反転された状態で、ガイド板37の
傾斜面を滑落してステップS23にて第1の整列樋40
aに載置される。前記反転戻しコンベア32からシート
材料Bが導出されると、該コンベア32はセンサK
シート材料Bを検出しない限り乗載装置21は駆動して
いるので、駆動を続行する。そして、前記乗載装置21
に次のシート材料Bを乗載すべく、センサKがシート
材料Bを検出すると、前記反転戻しコンベア32はステ
ップS24により乗載装置21の停止と同時に駆動を中
止する。なお、この場合、反転戻しコンベア32の出口
O側に図示しないセンサを設置し、シート材料Bがコン
ベア32から排出されたことを検出して、乗載装置21
と反転戻しコンベア32の運転を止めるようにしてもよ
い。第1の整列樋40aに載置されたシート材料Bはス
テップS25により整列手段36のシリンダ36aにて
整列板41を押動してシート材料Bの幅方向端面を
リンダ36b側のガイド板37に押し当ててシート材料
Bを整列させる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】つづいて、ステップS26,S27におい
て、下部側の乗載装置21から転送されたシート材料B
は、図7に示すように、平板状に形成された搬送コンベ
ア33に反転されたまま無端ベルトB の重合部33a
挟入され、ステップS28にて前記乗載装置21に乗
載されたままの状態でガイド板37の傾斜面上に落下
し、そのまま、ステップS29で示すように第1の整列
樋40aにおいて、既に反転戻しコンベア32から導出
されたシート材料B上に積載される。即ち、反転戻しコ
ンベア32から搬送されたシート材料Bは、搬送途中に
反転されて正方向(表向)に戻った状態で整列樋40a
に載置され、逆に、搬送コンベア33から搬送されたシ
ート材料Bは、整列樋40aに既に載置されているシー
ト材料Bの上に反転したままの状態(裏面)で積載され
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】そして、ステップS32によりシート材料
Bが所定数(本例では4層分)積載されていないとき
は、ステップS20〜S31までの工程を所定回数繰返
し、第1の整列樋40a上に図20で示すように、シー
ト材料Bの表面同士及び裏面同士を交互に重ね合せて
ート材料Bを4層分積層すると、ステップS33におい
て第1の整列樋40aが、シリンダ39aにて後退(図
7の左側に2点鎖線で示すように移動して第1の整列樋
40aを開放)し、4層分のシート材料BをステップS
34により直下の第2の整列樋40b上に降下・乗載さ
せる。このあと、ステップS35にて整列手段36のシ
リンダ36aが起動し、整列板41をシリンダ36b側
に押動して、シート材料Bをガイド板37に押し当てて
その幅方向端面の整列を行う。つづいて、前記ステップ
36により、ステップS20〜S31までの工程を繰
返(本例ではあと1回繰返す)し、シート材料Bを反転
戻しコンベア32からは表向きに、搬送コンベア33か
らは裏向きのまま、第2の整列樋40bに降下させて積
層することにより、第2の積層・整列手段35の第2の
整列樋40bにシート材料Bを図20で示すように、積
層面の表,裏を交互に繰返し、本例の如く6層にシート
素板Cを形成する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】シート材料Bを前記6層(本例場合であ
り、これに限定するものではない)に積層したら、ステ
ップS38にて第1の整列樋40aを図7に実線で示す
ように、シリンダ36b側に突出(第1の整列樋40a
閉鎖)させる。つづいて、ステップS39により再度シ
リンダ36aにて整列板41をシリンダ36b側に押動
して第2の整列樋40b上のシート素板Cの幅方向端面
をガイド板37に押し当てて整列させる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】シート素板Cの幅方向の端面を整列した
ら、ステップS40において、第2の整列手段42を駆
動し、図8で示すように、シート素板Cの一方(図8の
左側)に位置するシリンダ44のピストンを降下させて
整列当板44aをシート素板Cの長手方向の端面と対向
させ、このあと、第2の整列手段42のもう一方のシリ
ンダ43を起動して、その駆動部に取付けた整列当片4
3aを、シート素板Cの他方(図8の右側)の端面に接
触すべく図8の左方に移動し、シート素板Cの長手方向
の端面を前記整列当片43a及び整列当44aにて整
列させることにより、ステップS41のように前記シー
ト素板Cの積層を完了する。シート素板Cの積層を終え
たら、シリンダ43,44はステップS42にて一旦原
位置に戻る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】前記のように、挟持装置46によってシー
ト素板Cを挟持すると、挟持装置46はステップS47
により搬送・積層装置47のシリンダ47の駆動によっ
て図2,11の左側方向(巻回装置65側にあらかじめ
設定した距離だけシート素板Cを引きずって)に移動す
る。そして、図12に示すように、挟持装置46が定位
置まで移動すると、ステップS48により挟持装置46
はその移動を停止する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】次に、前記1ブロックの巻回シート素体D
をコンベア装置61により巻回装置65まで搬送して巻
鉄心を巻回するコンベア装置61と巻回装置65の構成
について説明する。前記コンベア装置61は図2,7,
17で示すように、搬送台枠910の中央部にその長さ
方向に沿って巻回装置65のところまで延長して形成し
たベルトコンベア62と、このベルトコンベア62上に
巻回装置65に向って移動する巻回シート素体Dを自重
によって押圧する押圧手段63と、巻回シート素体Dを
一定の押圧力で押圧付勢しながら巻回装置65に送り込
むシート素体送込手段64とによって構成されている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】そして、前記コンベア装置61は、次に説
明する巻回装置65とは図29に示すコントローラC
によって、駆動制御するように構成されている。巻回シ
ート素体Dの巻回装置65への給送に際しては、巻回シ
ート素体Dが1ブロック分積層されると、この場合は、
例えば、切断装置1の切断回数が1ブロック分の巻回シ
ート素体Dを形成する回数だけ作動したとき、コントロ
ーラCからコントローラCに指令信号を送出してコ
ンベア装置61を駆動させる。従って、本例では、切断
装置は1回に5枚のアモルファスシートAを切断してシ
ート材料Bを形成する。このシート材料Bは5枚1組の
ものを図20のように、正方向(表面同士を3回重合す
る)と反転方向(裏面同士を2回重合する)に反転させ
たものを6層状積層して1つのシート素板Cを形成す
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正内容】
【0088】そして、所定の巻回シート素体Dを巻回
し、これを巻取枠66から取り外し、図示しない矩形成
形治具を用いて円形に巻回した鉄心を矩形成形すること
により、図19に示すように、1ターンカット方式の巻
鉄心80を形成するものである。このようにして巻回し
た巻鉄心80の積層断面は、図20で示すように、その
左右の積厚寸法は、シート材料Bを一層分ずつ、正方向
表面同士)と反転させた状態(裏面同士)とを交互に
重ね合せて積層してあるので、同一寸法で巻回すること
が可能となる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図28
【補正方法】変更
【補正内容】
【図28】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アモルファスシートを複数枚積層した状
    態で所定の長さに順次切断して設けたアモルファスのシ
    ート材料を、その長さ方向と直交する幅方向に給送する
    工程と、前記給送されたアモルファスのシート材料を、
    所定枚数毎に正方向及び反転方向に交互に反転させた状
    態で積層・整列して前記アモルファスのシート材料を1
    つの積層板の厚さに積層してアモルファスのシート素板
    を形成する工程と、前記アモルファスのシート素板を1
    層分づつ順次階段状に所定段数積層して1ブロックのア
    モルファスの巻回シート素体を形成する工程と、前記ア
    モルファスの巻回シート素体を1ブロックづつ巻回する
    工程とを備えたことを特徴とする巻鉄心の製造方法。
  2. 【請求項2】 アモルファスシートを複数枚積層した状
    態で所定の長さに順次切断して設けたアモルファスのシ
    ート材料を、所定枚数毎に反転させる反転装置と、前記
    反転させたシート材料を各シート材料毎に交互に反転さ
    せたままの状態と正方向に反転させた状態で1つの積層
    板の厚さにアモルファスのシート素板を積層する積層装
    置と、前記アモルファスのシート素板を順次搬送しこれ
    を階段状に複数段積層して1ブロックのアモルファスの
    巻回シート素体を形成するシート素体積層装置と、搬送
    手段により給送される1ブロック分の前記巻回シート素
    体を順次巻回する巻回装置と、更に、前記各装置を駆動
    制御する制御手段とを具備して構成したことを特徴とす
    る巻鉄心の製造装置。
  3. 【請求項3】 アモルファスシートを複数枚積層した状
    態で所定の長さに順次切断して設けたアモルファスのシ
    ート材料を、所定枚数毎に長手方向に沿って給送しなが
    ら反転させてこれを前記反転した状態で複数段に区分し
    て乗載する工程と、前記複数段に区分して反転・乗載し
    た各段のシート材料を、それぞれ幅方向に給送しながら
    反転したままの状態と正方向に反転させた状態で交互に
    積層し、かつ、幅方向の端面を整列して前記シート材料
    を1つの積層板の厚さに積層してアモルファスのシート
    素板を形成する工程と、前記アモルファスのシート素板
    を1層分づつ順次階段状に所定段数積層して1ブロック
    のアモルファスの巻回シート素体を形成する工程と、前
    記アモルファスの巻回シート素体を1ブロックづつ巻回
    する工程とを備えたことを特徴とする巻鉄心の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 アモルファスシートを複数枚積層した状
    態で所定の長さに順次切断して設けたアモルファスのシ
    ート材料を、所定枚数毎に長手方向に給送しながら反転
    させる反転装置と、前記反転したシート材料を複数段に
    区分して乗載する乗載装置と、前記乗載装置に反転・乗
    載した各シート材料を、それぞれ幅方向に給送しながら
    交互に反転させたままの状態と正方向に反転させた状態
    で1つの積層板の厚さにアモルファスのシート素板を幅
    方向の端面を整列させながら積層する積層装置と、前記
    アモルファスのシート素板を順次搬送しこれを階段状に
    複数段積層して1ブロックのアモルファスの巻回シート
    素体を形成するシート素体積層装置と、搬送手段により
    給送されて前記1ブロック分の巻回シート素体を順次巻
    回する巻回装置と、更に、前記各装置を駆動制御する制
    御手段とを具備して構成したことを特徴とする巻鉄心の
    製造装置。
  5. 【請求項5】 アモルファスシートを複数枚積層した状
    態で所定の長さに順次切断して設けたアモルファスのシ
    ート材料を、所定枚数毎に長手方向に沿って給送しなが
    ら反転させてこれを前記反転した状態で複数段に区分し
    て乗載する工程と、前記複数段に区分して反転・乗載し
    た各段のシート材料を、それぞれ幅方向に給送しながら
    反転したままの状態と正方向に反転させた状態で交互に
    1つの積層分の厚さに満たない所定層数で上段の位置に
    積層し、かつ、幅方向の端面を整列させる第1の積層・
    整列工程と、前記第1の積層・整列工程で積層したシー
    ト材料を下段の積層・整列位置に降下させると同時に、
    その位置で更にシート材料を正及び反転させた状態で積
    層し、かつ、幅方向の端面を整列させて1つの積層板の
    厚さにアモルファスのシート素板を積層する第2の積層
    ・整列工程と、前記1つの積層板の厚さにアモルファス
    のシート素板を1層分づつ順次階段状に所定段数積層し
    て1ブロック分のアモルファスの巻回シート素体を形成
    する工程と、前記アモルファスの巻回シート素体を1ブ
    ロックづつ巻回する工程とを備えたことを特徴とする巻
    鉄心の製造方法。
  6. 【請求項6】 アモルファスシートを複数枚積層した状
    態で所定の長さに順次切断して設けたアモルファスのシ
    ート材料を、所定枚数毎に反転する反転装置と、前記反
    転したシート材料を複数段に区分して乗載する乗載装置
    と、前記乗載装置に前記反転・乗載した各シート材料
    を、前記反転したままの状態と正方向に反転させた状態
    で交互に1つの積層板の厚さに満たない層数分を順次積
    層し、かつ、幅方向の端面を整列させる第1の積層・整
    列手段及び前記積層・整列した所定層数の第1のシート
    材料を第1の積層・整列手段より受継ぎ、かつ、前記第
    1のシート材料上に更に正方向及び反転させた第2のシ
    ート材料を乗載してその幅方向の端面を整列させる第2
    の積層・整列手段によって形成した、1つの積層板の厚
    さにアモルファスの第1,第2のシート素板を積層する
    積層装置と、前記アモルファスのシート素板を順次搬送
    しこれを階段状に複数段積層して1ブロックのアモルフ
    ァスの巻回シート素体を形成するシート素体積層装置
    と、搬送手段により給送されて前記1ブロック分の巻回
    シート素体を順次巻回する巻回装置と、更に、前記各装
    置を駆動制御する制御手段とを具備して形成したことを
    特徴とする巻鉄心の製造装置。
  7. 【請求項7】 アモルファスシートを複数枚積層した状
    態で所定の長さに順次切断して設けたアモルファスのシ
    ート材料を、所定枚数毎に長手方向に沿って給送しなが
    ら反転させてこれを前記反転した状態で複数段に区分し
    て乗載する工程と、前記複数段に区分して反転・乗載し
    た各段のシート材料を、それぞれ幅方向に給送しながら
    反転したままの状態と正方向に反転させた状態で交互に
    積層し、かつ、幅方向の端面を整列して前記シート材料
    を1つの積層板の厚さに積層してアモルファスのシート
    素板を形成する工程と、前記1つの積層板の厚さに積層
    したシート素板の長さ方向の端面を整列する工程と、前
    記幅方向及び長さ方向の各端面を整列させたシート素板
    を、順次搬送して搬送手段上に複数段にわたり階段状に
    積層して1ブロックのアモルファスの巻回シート素体を
    形成する工程と、前記アモルファスの巻回シート素体を
    1ブロックづつ巻回する工程とを備えたことを特徴とす
    る巻鉄心の製造方法。
  8. 【請求項8】 アモルファスシートを複数枚積層した状
    態で所定の長さに順次切断して設けたアモルファスのシ
    ート材料を、所定枚数毎に長手方向に給送しながら反転
    させる反転装置と、前記反転したシート材料を複数段に
    区分して乗載する乗載装置と、前記乗載装置に反転・乗
    載した各シート材料を、長さ方向と直交する幅方向に給
    送しながら交互に反転させたままの状態と正方向に反転
    させた状態で1つの積層板の厚さにアモルファスのシー
    ト素板を幅方向の端面を整列させながら積層する積層装
    置と、前記1つの積層板の厚さに積層したシート素板の
    長さ方向の端面を整列する整列手段と、前記長さ方向を
    整列させたシート素板の一方端を挟着し、前記シート素
    板を搬送手段の位置まで搬送してこれを順次階段状に積
    層して1ブロックのアモルファスの巻回シート素体を形
    成するシート素体積層装置と、更に、前記各装置を駆動
    制御する制御手段とを具備して構成したことを特徴とす
    る巻鉄心の製造装置。
  9. 【請求項9】 アモルファスシートを複数枚積層した状
    態で所定の長さに順次切断して設けたアモルファスのシ
    ート材料を、所定枚数毎に長手方向に沿って給送しなが
    ら反転させてこれを前記反転した状態で複数段に区分し
    て乗載する工程と、前記複数段に区分して反転・乗載し
    た各段のシート材料を、それぞれ幅方向に給送しながら
    反転したままの状態と正方向に反転させた状態で交互に
    積層し、かつ、幅方向の端面を整列して前記シート材料
    を1つの積層板の厚さに積層してアモルファスのシート
    素板を形成する工程と、前記アモルファスのシート素板
    を1層分づつ順次階段状に所定段数積層して1ブロック
    のアモルファスの巻回シート素体を形成する工程と、更
    に、前記巻回シート素体を1ブロック分積層した後搬送
    手段を駆動して搬送し、前記1ブロック分の巻回シート
    素体を押圧手段により挟持する工程と、前記押圧手段に
    より挟持した巻回シート素体を巻回手段にて順次1ブロ
    ックづつ巻回する工程とを備えたことを特徴とする巻鉄
    心の製造方法。
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