JPH08124775A - 鉄心用鋼板の段積み方法及び装置 - Google Patents

鉄心用鋼板の段積み方法及び装置

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JPH08124775A
JPH08124775A JP26063194A JP26063194A JPH08124775A JP H08124775 A JPH08124775 A JP H08124775A JP 26063194 A JP26063194 A JP 26063194A JP 26063194 A JP26063194 A JP 26063194A JP H08124775 A JPH08124775 A JP H08124775A
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unit
steel plates
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宏平 有坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端部に段部を有する鋼板積層体を能率良く形成
できる鉄心用鋼板の段積み方法を提供する。 【構成】帯状の鋼板SSを切断機22により順次異なる
長さに切断して形成した単位鋼板を固定テーブル20上
に供給して積層する。固定テーブル20上の単位鋼板を
その先端部側で一括してクランプする第1及び第2のク
ランプ34及び35を設け、奇数枚目の単位鋼板が供給
されたときに第1のクランプ34により固定テーブル上
の全単位鋼板U1 をクランプして搬送方向に所定距離前
進させる第1のステップ送り動作と、偶数枚目の単位鋼
板U2 が供給されたときに第2のクランプ35により全
単位鋼板をクランプして搬送方向に前進させる第2のス
テップ送り動作とを交互に行なわせて端部に段を有する
鋼板積層体を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻鉄心を製造する過程
で、複数枚の短冊状の単位鋼板をそれぞれの端部位置を
順次長手方向にずらして積層した構造を有する鋼板積層
体を形成するために用いる鉄心用鋼板の段積み方法及び
該方法を実施するために用いる段積み装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】変圧器等の静止誘導電気機器に用いる1
ターンカット形の巻鉄心は、1ターンをなすように巻回
して両端を所定のラップ代(重ね代)La をもってラッ
プさせた短冊状の単位鋼板を複数枚積層した構造の鉄心
ブロック、またはラップ代が零の状態で両端を突き合わ
せた短冊状の単位鋼板を突き合わせ部の位置をずらして
複数枚積層した構造の鉄心ブロックを更に複数個積層し
た構造を有している。
【0003】図9は円形に形成された1ターンカット形
巻鉄心の構造の一例を示したもので、この巻鉄心では、
3つの鉄心ブロックB1 〜B3 が設けられ、3つの鉄心
ブロックは、それぞれを構成する短冊状単位鋼板の両端
の接合部(重ね合わせた部分または突き合わせた部分)
JをO1 −O1 線とO2 −O2 線との間のほぼ同じ範囲
に階段状に分布させた状態で形成されている。
【0004】巻鉄心の形状を矩形にする場合には、図9
に示した円形の巻鉄心を矩形状に成形した後焼鈍し、図
10に示すように、継鉄部Y1 及びY2 と、脚部C1 及
びC2 とを有する矩形状の鉄心を形成する。
【0005】巻鉄心の巻回構造としては種々のものが提
案されているが、その接合部附近の構造の一例を図11
に示した。
【0006】図11はラップ巻回として知られている巻
回構造を示したもので、この例では、各鋼板を巻枠の外
周に右回りに巻回するものとしている。この巻回構造で
は、先ず最内周の1枚目の単位鋼板U1 の長さL1 を巻
枠の外周面の周長R1 に等しい長さとして、1枚目の単
位鋼板U1 を巻枠に巻き付けてその両端を突き合わせ接
合する。
【0007】なお図11においては、鋼板の接合部に隙
間が図示されているが、実際の鉄心の望ましい状態で
は、この隙間が実質的に零の状態にある。
【0008】次に最内周から2枚目の単位鋼板U2 の長
さをL2 =R1 +La +2πt[tは鋼板の厚さ、La
(≦Lo )はラップ代]とし、2枚目の単位鋼板U2 の
先端位置を1枚目の単位鋼板U1 の後端位置からLo だ
けずらした状態で1枚目の単位鋼板の上に巻回して、両
端を所定のラップ代La だけラップさせる。以下同様
に、巻鉄心の最内周からn枚目の位置で鉄心ブロックを
構成する単位鋼板の長さLn をLn =Rn-1 +La +2
πtとし、各鉄心ブロックを構成する単位鋼板の両端を
ラップ代La だけラップさせた状態で接合する。ここで
Rn-1 は、Rn-1=R1 +(n−2)・2πt[但しn
≧2]で与えられる。
【0009】そして、1つの鉄心ブロックの巻回が終了
した後、次に巻回する単位鋼板の先端位置を既に巻回さ
れた鉄心ブロックの先頭位置に一致させ、上記と同様に
して次の鉄心ブロックを巻回する。
【0010】従来、上記のような巻鉄心を製造する場合
に用いる装置として、図12に示したような鋼板段積み
装置と、図13に示したような巻込み装置とが知られて
いる。図12に示した段積み装置は、特公平5−670
46号として知られたもので、この段積み装置は、鋼板
SSをフィードローラ1Aと押えローラ1Bとの間に挟
んで送給する鋼板フィーダ1と、送給された鋼板を所定
の長さに切断して単位鋼板を形成する切断機(シヤー)
2と、切断機2の前方に配置された固定テーブル4と、
固定テーブル4と切断機2との間に配置された移動テー
ブル5と、シリンダ6により駆動されて切断された単位
鋼板を移動テーブル5に対してクランプするステップ送
りクランプ7と、移動テーブル5をステップ送りクラン
プ7とともに所定の距離移動させてステップ作りをする
ステップ送り装置8と、シリンダ9により駆動されて鋼
板の積層体をその先端側で固定テーブル4に対してクラ
ンプする先端クランプ10と、電動機11aにより駆動
されるネジ棒11bと、該ネジ棒に螺合されたナットと
を有して先端クランプ10を鋼板の搬送方向に移動させ
る先端クランプ移動機構11とを備えている。ステップ
送り装置8は、切断機2を駆動する電動機を駆動源とし
て移動テーブルを往復移動させるカム機構を備えてい
て、切断機が鋼板SSの切断を完了した後に(切断機の
可動切断刃が退避した後に)移動テーブルをラップ代L
a に鋼板の板厚による周長の増加分2πtを加えた分だ
け固定テーブル4側に前進させ、ステップ送りクランプ
7がアンクランプ状態になった後に移動テーブル5を原
位置に復帰させる。
【0011】また図13に示した巻回装置は、回転自在
に支持された巻枠(マンドレル)Mと、ループ状に形成
されてプーリPにより巻枠Mに沿って走行するようにガ
イドされた巻込みベルトVと、巻込みベルトVを駆動す
る図示しない駆動機構とを備えている。
【0012】図12に示した段積み装置の動作を示すタ
イムチャートを示すと図14の通りで、同図(A)は鋼
板フィーダ1の搬送動作を示している。また図14
(B)は切断機2の動作を示し、同図(C)はステップ
送りクランプ7のクランプ動作を示している。更に図1
4(D)はステップ送り装置8によるステップ送り動作
を示し、同図(E)は先端クランプ10の動作を示して
いる。
【0013】図12に示した段積み装置により例えば図
11に示したラップ巻回構造で、図9の巻鉄心を製造す
る場合には、先ず鋼板フィーダ1により鋼板SSを巻枠
Mの周長R1 に等しい長さL1 だけ送ったところで該フ
ィーダを停止させ、切断機2により鋼板SSを切断して
第1の鉄心ブロックB1 の1枚目の単位鋼板U1 を形成
する。この単位鋼板U1 をステップ送りクランプ7によ
り移動テーブル5に対してクランプし、ステップ送り装
置8により単位鋼板U1 を移動テーブル5とともに図1
2の左方向にステップ送り量La +2πtだけ前進させ
る(ステップ送りを行なわせる)。次いでステップ送り
クランプ7をアンクランプ状態(クランプを解除した状
態)にした後、移動テーブル5を原位置まで後退させ、
先端クランプ10により単位鋼板U1 の先端を固定テー
ブル4に対してクランプする。
【0014】次に鋼板フィーダ1を再起動させて鋼板S
Sを単位鋼板U1 の上に搬送し、鋼板フィーダによる鋼
板の送り量が単位鋼板U1 の長さL1 に2πt(tは鋼
板の厚み)を加えた値に等しくなったことが検出された
ときに鋼板SSを切断機2により切断する。これにより
2枚目の単位鋼板U2 を形成し、この単位鋼板U2 を単
位鋼板U1 の上に重ねる。その後単位鋼板U1 ,U2 の
積層体をステップ送りクランプ7により移動テーブル5
に対してクランプし、先端クランプ10をアンクランプ
状態にした後、ステップ送り装置8により移動テーブル
5を鋼板U1 ,U2 及びクランプ7とともにステップ送
り量La +2πtだけ前進させる。次いでステップ送り
クランプ7をアンクランプ状態にし、移動テーブル5を
原位置に復帰させた後、先端クランプ10を単位鋼板U
2 の先端に当接する位置まで移動させて該先端クランプ
10により単位鋼板U1 ,U2 の積層体の先端をクラン
プする。
【0015】以下同様に、La +2πtだけ鋼板積層体
をステップ送りする操作と、ステップ送りされた鋼板積
層体の上に、板厚による周長の増加分2πtだけ前より
も長さを増大させた単位鋼板を重ね合わせる操作とを所
定回数繰り返すことにより鉄心ブロックB1 を構成する
鋼板積層体B1 ´を形成する。この鋼板積層体B1 ´は
鉄心ブロックB1 を平面上に展開したものに相当し、そ
の先端部にはラップ代La に等しいずれ代を有するステ
ップ(段部)が形成され、後端部には先端部側のずれ代
La と2πtとの和に等しいずれ代La +2πtを有す
るステップ(段)が形成されている。
【0016】同様にして他の鉄心ブロックB2 及びB3
を展開したものに相当する鋼板積層体B2 ´及びB3 ´
を形成する。
【0017】上記のようにして構成した鋼板積層体B1
´〜B3 ´を図13に示した巻込み装置の巻枠Mと巻込
みベルトVとの間に順次巻込んで図11に示したような
ラップ巻回構造の巻鉄心を形成する。
【0018】図12に示した鋼板段積み装置では、n枚
目の単位鋼板Un の上に該単位鋼板Un よりも2πtだ
け長さが長いn+1枚目の単位鋼板Un+1 を重ねる際
に、既に積層されているn枚目以下の単位鋼板Un ,U
n-1 ,…U1 をラップ代La に2πtを加えた分だけ予
めステップ送りしておく必要があり、しかもn+1枚目
の単位鋼板Un+1 をn枚目の単位鋼板Un の上に重ねる
際には、両鋼板Un ,Un+1 間に生じる摩擦力により既
に積層されているn枚目以下の鋼板の位置がずれること
がないようにする必要がある。鋼板の積層体を形成する
過程で単位鋼板の位置がずれると、鉄心の品質を低下さ
せ、その特性を劣化させることになる。
【0019】そのため、図12に示した従来の段積み装
置では、既に積層されている単位鋼板のステップ送りを
するために、移動テーブル5とシリンダ6とステップ送
りクランプ7とステップ送り装置8とを設け、既に積層
された単位鋼板の位置ずれを防止するために、シリンダ
9と先端クランプ10と先端クランプ移動機構11とを
設けている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
鋼板段積み装置では、既に積層された単位鋼板をクラン
プしてステップ送りする機構を切断機と固定テーブルと
の間(単位鋼板の後端部側)に設けていたため、ステッ
プ送り動作を行なっている間は固定テーブル側に次の鋼
板を供給することができなかった。そのため、ステップ
送り動作が完了した後に鋼板フィーダを起動させる必要
があり、鋼板フィーダが所定長さの鋼板の搬送を完了し
てから次の鋼板の搬送を開始するまでの1サイクルの期
間が長くなって、全工程に要する時間が長くなり、作業
能率が低下するという問題があった。
【0021】また巻鉄心においては、単位鋼板の両端の
ラップ代を常に一定にすることが望ましいとは限らず、
例えば、接合部の位置を調整したり、鉄心の形状を整え
たりするために、鉄心の内周側と外周側とで単位鋼板の
端部のラップ代を異ならせることが望ましい場合があ
る。このようなことを可能にするためには、鋼板段積み
装置で積層する鋼板積層体の端部のずれ代を任意に設定
し得るようにしておくことが望ましいが、従来の鋼板段
積み装置では、ステップ送り装置8がカム機構を用いて
移動テーブル5を往復移動させるように構成されていた
ため、ステップ送り量La +2πtを容易に変更するこ
とができないという問題があった。
【0022】また単位鋼板のラップ代を正確に出すため
には、ステップ送り量La +2πtを板厚tの微細な変
化に応じて制御する必要があるが、従来の鋼板段積み装
置では、ステップ送り装置8がカム機構を用いて移動テ
ーブル5を往復移動させるように構成されていて、ステ
ップ送り量がカム機構のカムにより一義的に決まってし
まうため、鋼板の板厚tの変化に応じてステップ送り量
La +2πtを制御することができないという問題があ
った。
【0023】本発明の目的は、ステップ送りを行なって
いる過程で、次の鋼板の搬送を開始させることができる
ようにして作業能率を向上させた鉄心用鋼板の段積み方
法及び該方法を実施するために用いる段積み装置を提供
することにある。
【0024】本発明の他の目的は、ステップ送り量を容
易に変更することができるようにした鉄心用鋼板の段積
み方法及び該方法を実施するために用いる段積み装置を
提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる鉄心用鋼
板の段積み方法は、鋼板フィーダにより搬送された鋼板
を順次異なる長さに切断して形成した複数枚の短冊状の
単位鋼板を固定テーブル上に供給して、該複数枚の単位
鋼板のそれぞれの先端部の位置を順次長手方向にずらし
た状態で固定テーブル上に積み重ねることにより長手方
向の端部に段部を有する鋼板積層体を形成する方法であ
って、本発明においては、固定テーブル上の単位鋼板を
最上部の単位鋼板の先端部付近の位置で一括してクラン
プする第1及び第2のクランプを互いに干渉しない位置
に設けておき、固定テーブル上の全ての単位鋼板を最上
部に位置する単位鋼板の先端部付近の位置で第1のクラ
ンプにより一括してクランプし、第2のクランプをアン
クランプ状態にして第1のクランプをクランプしている
単位鋼板とともに鋼板フィーダによる搬送方向の前方側
に所定距離移動させる第1のステップ送り動作と、固定
テーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位置する単位鋼
板の先端部付近の位置で第2のクランプにより一括して
クランプし、第1のクランプをアンクランプ状態にして
第2のクランプをクランプしている単位鋼板とともに搬
送方向に所定距離移動させる第2のステップ送り動作と
を、新たな単位鋼板が供給される毎に交互に行なわせる
ことにより鋼板積層体の端部に段部を形成する。
【0026】また本発明に係わる鉄心用鋼板の段積み装
置は、固定テーブルと、帯状の鋼板を前記固定テーブル
側に搬送する鋼板フィーダと、該鋼板フィーダにより搬
送された鋼板を順次異なる長さに切断して複数枚の短冊
状の単位鋼板を形成する切断機とを備えて、固定テーブ
ル上に順次供給される単位鋼板を、それぞれの端部位置
を順次長手方向にずらした状態で積み重ねることにより
段付きの端部を有する鋼板積層体を形成する装置であっ
て、本発明においては、互いに干渉しない位置に配置さ
れ、第1及び第2のクランプ駆動機構により駆動されて
固定テーブル上の単位鋼板を板厚方向から挟持してクラ
ンプするクランプ状態と該クランプを解除して固定テー
ブル上の単位鋼板の移動を許容するアンクランプ状態と
をとるように構成された第1及び第2のクランプと、数
値制御されるサーボモータを駆動源として第1及び第2
のクランプをそれぞれ単位鋼板の長手方向に沿って個別
に移動させる第1及び第2のクランプ送り機構と、固定
テーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位置する単位鋼
板の先端部付近の位置で第1のクランプにより一括して
クランプし、第2のクランプをアンクランプ状態にして
第1のクランプをクランプしている単位鋼板とともに鋼
板フィーダによる搬送方向の前方側に所定距離移動させ
る第1のステップ送り動作と、固定テーブル上の全ての
単位鋼板を最上部に位置する単位鋼板の先端部付近の位
置で第2のクランプにより一括してクランプし、第1の
クランプをアンクランプ状態にして第2のクランプをク
ランプしている単位鋼板とともに搬送方向に所定距離移
動させる第2のステップ送り動作とを、新たな単位鋼板
が供給される毎に交互に行なわせるように第1及び第2
のクランプ駆動機構と第1及び第2のクランプ送り機構
とを制御する制御装置とを設けた。
【0027】
【作用】上記のように、固定テーブル上の単位鋼板の先
端部側の位置で単位鋼板を第1のクランプ及び第2のク
ランプにより交互にクランプしてステップ送りをするよ
うにすると、各クランプが単位鋼板をクランプしてステ
ップ送りを行なっている間に鋼板フィーダを起動させて
次の単位鋼板を形成する過程を開始させることができる
ため、鋼板フィーダが所定長さの鋼板の搬送を完了して
から次の鋼板の搬送を開始するまでの1サイクルの期間
を短縮して作業能率を向上させることができる。
【0028】また上記のように、第1及び第2のクラン
プ送り機構をサーボ機構により構成するとステップ送り
量を容易に調整できるため、鉄心ブロック毎にラップ代
を変更したり、鋼板の板厚に応じてステップ送り量を制
御したりすることが可能になり、鉄心の品質の向上に寄
与することができる。
【0029】
【実施例】図1及び図2は本発明の方法を実施するため
に用いる段積み装置の実施例の構成を示したもので、図
1は同実施例の要部の構成を示す斜視図、図2は同実施
例の全体的な構成を概略的に示した構成図である。
【0030】図1において20は、図示しないフレーム
に支持された固定テーブルで、固定テーブル20の後端
部20aの後方にはフィードローラ21Aと押えローラ
21Bとを備えた鋼板フィーダ21が配置され、固定テ
ーブル20と鋼板フィーダ21との間には、固定刃(下
刃)22Aと、可動刃(上刃)22Bとを備えた切断機
(シヤー)22が配置されている。
【0031】図2に示したように、鋼板フィーダ21の
後方には、ガイドローラ23とアンコイラ24とが配置
されていて、アンコイラ24によりドラム25から巻戻
された帯状の鋼板SSが、ガイドローラ23を経由して
フィーダ21のフィードローラ21Aと押えローラ21
Bとの間に供給され、フィードローラ21Aの回転によ
り鋼板SSが固定テーブル20側に送給されるようにな
っている。図示してないが、フィードローラ21Aの回
転軸には、鋼板SSの送給量(長さ)を計測するセンサ
が取り付けられ、該センサにより所定の長さの鋼板が送
給されたことが検出されたときにフィーダが停止させら
れる。切断機22は、フィーダ21が停止したときに鋼
板SSを切断して、短冊状の単位鋼板U1 ,U2 ,…を
形成する。これらの単位鋼板は固定テーブル20上に順
次積層されていく。
【0032】固定テーブル20の下方には、鋼板の搬送
方向に沿って互いに平行に伸びる第1及び第2のガイド
レール26及び27が配置されている。これらのガイド
レールは、固定テーブル20の幅方向の両端にそれぞれ
相応する位置に配置されて図示しない固定フレームに固
定され、第1及び第2のガイドレール26及び27にそ
れぞれ第1及び第2のスライダ28及び29がスライド
自在に支持されている。
【0033】第1及び第2のスライダ28及び29には
それぞれ鋼板の搬送方向に伸びるネジ孔が設けられてい
て、両スライダ28及び29のネジ孔に第1及び第2の
ボールネジ30及び31が螺合され、これらのボールネ
ジ30及び31はそれぞれ第1及び第2のサーボモータ
32及び33(図2参照)の出力軸に連結されている。
【0034】第1及び第2のスライダ28及び29には
それぞれ第1のクランプ34及び第2のクランプ35が
支持されている。第1のクランプ34は、スライダ28
から垂直上方に起立した主フレーム34aと、該主フレ
ーム34aの中間部から固定テーブル20の前端部20
b側に突出したクランプアーム34bと、主フレーム3
4aの上端から突出してクランプアーム34bの上方を
該クランプアームと平行に伸びるサポートアーム34c
と、ピストンロッド34d1を下方に向けた状態でサポー
トアーム34cの先端に取り付けられたエアシリンダ3
4dと、該シリンダ34dのピストンロッドの下端に固
定されてクランプアーム34bに対向するクランプ金具
34eとからなり、主フレーム34aとクランプアーム
34bとサポートアーム34cとにより、先端部が鋼板
の搬送方向の後方側に開口したコの字形のフレームが構
成されている。
【0035】クランプアーム34bは、その上面が固定
テーブル20の上面と同一平面上に位置するように設け
られ、シリンダ34dのピストンロッド34d1が下方に
付勢されたときに、第1のクランプ34がクランプ状態
になり、シリンダ34dの付勢が解除されてそのピスト
ンロッド34d1が上方の位置に退避させられたときに第
1のクランプ34がアンクランプ状態(固定テーブル2
0上の単位鋼板を拘束しない状態)になるようになって
いる。第1のクランプ34がクランプ状態にあるときに
は、クランプ金具34eが固定テーブル20上の単位鋼
板の内の最上部の単位鋼板の先端に当接して、固定テー
ブル上の単位鋼板をクランプ金具34eとクランプアー
ム34bとの間に挟んで一括してクランプする。
【0036】クランプ金具34eは円柱状に形成されて
いて、単位鋼板をクランプする際には該クランプ金具の
下端の端面が最上部に位置する単位鋼板に面接触するよ
うになっている。
【0037】同様に、第2のクランプ35は、スライダ
29から垂直上方に起立した主フレーム35aと該主フ
レーム35aの中間部から固定テーブル20の前端部2
0b側に突出したクランプアーム35bと、主フレーム
35aの上端から突出してクランプアーム35bの上方
を該クランプアームと平行に伸びるサポートアーム35
cと、ピストンロッド35d1を下方に向けた状態でサポ
ートアーム35cの先端に取り付けられたエアシリンダ
35dと、該シリンダ35dのピストンロッドの下端に
固定されてクランプアーム35bに対向するクランプ金
具35eとからなっており、主フレーム35aとクラン
プアーム35bとサポートアーム35cとにより、先端
部が鋼板の搬送方向の後方側に開口したコの字形のフレ
ームが構成されている。
【0038】クランプアーム35bは、その上面が固定
テーブル20の上面と同一平面上に位置するように設け
られ、シリンダ35dのピストンロッド35d1が下方に
付勢されたときに第2のクランプ35がクランプ状態に
なり、シリンダ35dの付勢が解かれたときにピストン
ロッド35d1が上方に変位して第2のクランプ35がア
ンクランプ状態になるようになっている。第2のクラン
プ35がクランプ状態にあるときには、クランプ金具3
5eが固定テーブル20上の単位鋼板の内の最上部の単
位鋼板の先端に当接し、固定テーブル上の単位鋼板をク
ランプ金具35eとクランプアーム35bとの間に挟ん
で一括してクランプする。
【0039】クランプ金具35eは、前記クランプ金具
34eと同様に、単位鋼板に面接触するように円柱状に
形成されている。
【0040】上記第1及び第2のクランプ34及び35
においては、一連の単位鋼板をそれぞれの先端部の位置
を順次ずらして積層していく過程で、鋼板積層体の先端
が主フレーム34a及び35aに突き当たることがない
ように、クランプ金具34eと主フレーム34aとの間
の距離及びクランプ金具35eと主フレーム35aとの
間の距離(クランプ34及び35の懐寸法)が十分に大
きく設定されている。即ち、第1のクランプ34の主フ
レーム34aとクランプアーム34bとサポートアーム
34cとにより構成されるコの字形の部分の内側、及び
第2のクランプ35の主フレーム35aとクランプアー
ム35bとサポートアーム35cとにより構成されるコ
の字形の部分の内側に、鋼板積層体の段が付けられた先
端部を収容し得るように各クランプの懐寸法が設定され
ている。
【0041】この実施例では、シリンダ34d及び35
dによりそれぞれ第1及び第2のクランプを駆動する第
1及び第2のクランプ駆動機構が構成されている。また
第1及び第2のクランプを指定された位置まで移動させ
るようにサーボモータ32及び33の回転角度を数値制
御する制御部が設けられており、ボールネジ30及び3
1と、サーボモータ32及び33と、サーボモータ32
及び33の回転角度を制御する制御部とにより、第1及
び第2のクランプ送り機構36及び37が構成されてい
る。
【0042】本実施例の装置ではまた、固定テーブル2
0上の全ての単位鋼板U1 ,U2 ,…を最上部に位置す
る単位鋼板の先端部付近の位置で第1のクランプ34に
より一括してクランプし、第2のクランプ35をアンク
ランプ状態にして第1のクランプ34をクランプしてい
る単位鋼板とともに鋼板フィーダ21による搬送方向の
前方側(図1において左側)に所定距離移動させる第1
のステップ送り動作と、固定テーブル20上の全ての単
位鋼板を最上部に位置する単位鋼板の先端部付近の位置
で第2のクランプ35により一括してクランプし、第1
のクランプ34をアンクランプ状態にして第2のクラン
プ34をクランプしている単位鋼板とともに搬送方向に
所定距離移動させる第2のステップ送り動作とを、新た
な単位鋼板が供給される毎に交互に行なわせるように、
第1及び第2のクランプ駆動機構を構成するシリンダ3
4d及び35dと第1及び第2のクランプ送り機構36
及び37とを制御する制御装置(図示せず。)が設けら
れている。
【0043】更に本実施例では、鋼板フィーダ21とア
ンコイラ24との間に鋼板SSの板厚tを計測するセン
サが設けられ、該センサにより計測された鋼板の板厚t
が制御装置に随時与えられている。
【0044】上記制御装置をマイクロコンピュータを用
いて構成する場合の制御アルゴリズムの一例を示すフロ
ーチャートを図6に示した。
【0045】次に上記の装置を用いて行なう本発明の段
積み方法の実施例を、図3及び図4の説明図と図5に示
したタイムチャートと、図6のフローチャートとを用い
て説明する。
【0046】図3は以下に説明する例で積層する鋼板積
層体B´を示し、図4(A)〜(E)は単位鋼板U1 〜
U5 を順次積層する過程を示している。この例では、鋼
板の板厚tによる周長の増加分2πtずつ順次長さが長
くなっている単位鋼板U1 〜U5 をそれぞれの先端部の
位置をずれ代La (巻鉄心を構成したときのラップ代)
ずつずらした状態で積層して鋼板積層体B´を構成する
ものとする。
【0047】図4(A)〜(E)において黒く塗り潰し
た三角印P1 は第1のクランプ34がクランプする位置
を示し、白抜きの三角印P2 は第2のクランプ35がク
ランプする位置を示している。
【0048】なお図3及び図4においては、便宜上単位
鋼板の端部のずれ代La と板厚tとを誇張して示してお
り、鋼板積層体B´の長さを実際の鋼板積層体の長さよ
りもかなり短めに図示してある。実際の鋼板積層体B´
においては、段部が形成された傾斜端部の長さが全長に
対して占める割合はごく僅かである。
【0049】図5(A)〜(F)は、本実施例の動作を
示すタイムチャートで、同図(A)は鋼板フィーダ21
の動作を示し、同図(B)は切断機(シヤー)22の動
作を示している。図5(C)は第1のクランプ34の動
作を示し、同図(D)は第1のクランプ送り機構36の
動作を示している。また図5(E)は第2のクランプ3
5の動作を示し、同図(F)は第2のクランプ送り機構
37の動作を示している。
【0050】次に上記実施例の装置を用いて行う本発明
の段積み方法を装置の動作とともに説明する。上記の段
積み装置を用いて本発明の方法を実施する場合には、先
ず第1及び第2のクランプ送り機構36及び37を制御
する制御部に原点復帰指令を与えて、クランプ34及び
35を同じ原点位置に移動させて停止させる。次いで第
1及び第2のクランプ送り機構36及び37を制御する
制御部に初期位置移動指令を与えて、第1のクランプ3
4を1枚目の単位鋼板U1 の先端部に当接し得る第1の
初期位置に移動させてアンクランプ状態にし、第2のク
ランプ35を2枚目の単位鋼板U2 の先端部に当接し得
る第2の初期位置へ移動させてアンクランプ状態にす
る。その後スタート指令が与えられるのを待つ。スター
ト指令が与えられた後に、各部のイニシャライズを行
い、1枚目の単位鋼板U1 の長さ(単位鋼板の長さの初
期値)L1 と鋼板積層体を構成する単位鋼板の枚数ns
とずれ代La とを読み込む。次いで鋼板枚数のカウント
値nを1とし、センサにより検出された鋼板SSの板厚
tを、制御装置を構成するCPUに読み込む。次いで板
厚tを用いて該板厚による周長の増加分2πtを演算
し、n番目の単位鋼板の長さLn =Ln-1 +2πtを演
算する。その後図5(A)に示すように鋼板フィーダ2
1を起動させて鋼板SSを固定テーブル20側に搬送す
る。フィードローラ21Aに取り付けられたセンサによ
り、鋼板SSの搬送長Lが1枚目の単位鋼板U1 の長さ
L1 に等しくなったことが検出されたときに鋼板フィー
ダ21による鋼板の搬送を停止させる。
【0051】このとき鋼板SSの先端が固定テーブル2
0の先端20bよりも前方に突出して第1のクランプ3
4のクランプ金具34eとクランプアーム34bとの
間、及び第2のクランプ35のクランプ金具35eとク
ランプアーム35bとの間に進入した状態になるよう
に、固定テーブル20の長さと、第1のクランプ34及
び第2のクランプ35の初期位置とが設定されている。
【0052】フィーダ21を停止させた後、鋼板枚数の
カウント値nが奇数であるか否か(今回積層する単位鋼
板が奇数番目の単位鋼板であるか否か)を判別する。そ
の結果nが奇数である(1枚目の単位鋼板の場合nは奇
数である)場合には、第1のクランプ34をクランプ状
態(第1クランプON)にし、第2のクランプ35をア
ンクランプ状態(第2のクランプOFF)にして(1枚
目の単位鋼板U1 を形成する際には第2のクランプOF
Fが最初からアンクランプ状態にある)、切断機22に
より鋼板SSを切断する。これにより1枚目の単位鋼板
U1 が形成され、該単位鋼板U1 が固定テーブル20上
に配置される。鋼板を切断した後、カウント値nが3以
上であるか否かを判別し、nが3よりも小さいとき(n
=1の場合)には、サーボモータ32を駆動して第1の
クランプ34をLa +2πtだけ前進(図1の左側に移
動)させる第1のステップ送り動作を行なわせる。この
とき第2のクランプ35は初期位置に待機させておく。
【0053】また鋼板の切断が完了したときに、nを2
としてフィーダ21を起動させ、鋼板の搬送を再開させ
る。鋼板の搬送長Lが2枚目の単位鋼板U2 の長さL2
=L1 +2πtに等しくなったときにフィーダを停止さ
せる。次いで第2のクランプ35をクランプ状態(第2
のクランプON)にした後、第1のクランプ34をアン
クランプ状態(第1クランプOFF)にし、切断機22
を動作させて鋼板を切断する。これにより2枚目の単位
鋼板U2 が形成され、該単位鋼板U2 が1枚目の単位鋼
板U1 の上に重ねられる。
【0054】鋼板が切断された後、第2のクランプ35
をLa +2πtだけ前進させて単位鋼板U1 ,U2 の積
層体をLa だけステップ送りする第2のステップ送り動
作を行なわせる。また第1のクランプ34をLa −2π
tだけ後退させる後退動作を行なわせて、次の単位鋼板
U3 のクランプに備える。単位鋼板U2 の切断を完了し
た後、カウント値nを3としてフィーダ21を起動さ
せ、鋼板の搬送長LがL3 =L1 +4πtに等しくなっ
たときにフィーダ21を停止させる。次いで第1のクラ
ンプ34をクランプ状態にした後第2のクランプ35を
アンクランプ状態にし、切断機22を動作させて鋼板を
切断する。これにより単位鋼板U3 を形成し、該単位鋼
板U3 を単位鋼板U2 の上に重ねる。単位鋼板U3 の切
断が完了した後、第1のクランプ34をLa +2πtだ
け前進させる第1のステップ送り動作を行なわせ、第2
のクランプ35をLa −2πtだけ後退させる後退動作
を行なわせて、次の単位鋼板U4 のクランプに備える。
【0055】以下同様の動作を繰返して、5枚目の単位
鋼板U5 の積層を完了したところで積層作業を終了す
る。
【0056】なお図6に示したフローチャートにおい
て、鋼板を切断した後nが3以上であるか否かの判別を
行う過程と、第1及び第2のクランプを前進または後退
させる過程(第1及び第2のクランプ送り機構の制御)
は、専用のCPUを持った制御部により行われる。
【0057】上記のように、本発明の方法によれば、固
定テーブル20上の単位鋼板の先端部側の位置で単位鋼
板を第1のクランプ34及び第2のクランプ35により
交互にクランプしてステップ送りをするので、図5のタ
イムチャートに見られるように、各クランプが単位鋼板
をクランプしてステップ送りを行なっている間に鋼板フ
ィーダ21を起動させて次の単位鋼板を形成する過程を
開始させることができる。従って、鋼板フィーダ21が
所定長さの鋼板の搬送を完了してから次の鋼板の搬送を
開始するまでの1サイクルの期間を短縮して作業能率を
向上させることができる。
【0058】また上記のように、第1及び第2のクラン
プ送り機構を数値制御されるサーボ機構により構成する
とステップ送り量を容易に調整することができる。巻鉄
心においては、その接合部付近の形状を整えるために、
鉄心の内周側と外周側とで接合部における鋼板のラップ
代を変えることが必要とされる場合があるが、本発明に
よれば、ステップ送り量を容易に変更できるため、ラッ
プ代の変更を容易にすることができる。
【0059】上記の実施例では、第1及び第2のクラン
プの主フレーム34a及び35aとクランプアーム34
b及び35bとサポートアーム34c及び35cとによ
り構成されるコの字形のフレームの先端の開口部を、鋼
板の搬送方向の後方側に向けているが、図7に示したよ
うに、第1及び第2のクランプ34及び35のそれぞれ
のコの字形フレームの先端の開口部を鋼板の幅方向に対
向させた状態で設けることもできる。
【0060】上記の各実施例では、第1及び第2のクラ
ンプ34及び35を鋼板の幅方向に間隔をあけて、固定
テーブル20の幅方向の両端部付近にそれぞれ配置して
いるが、両クランプは互いに干渉しないように、鋼板の
搬送方向に対して直角な方向(鋼板の幅方向)に並べて
配置すればよく、両クランプを設ける位置、及び両クラ
ンプ相互間の間隔は任意である。
【0061】図8は本発明の他の実施例の要部の構成を
切断機側から固定テーブル20´側を見て示したもの
で、この実施例では、ベースフレーム40上に支柱41
を介して支持された板状の支持台42の上に固定テーブ
ル20´が固定されている。固定テーブル20´の少な
くとも先端部付近は、単位鋼板の幅寸法よりも小さい幅
寸法を有するように形成され、単位鋼板が固定テーブル
40上に搬送されたときに、単位鋼板の幅方向の一端側
が固定テーブル20´の幅方向の一端20A´からはみ
出すようになっている。支持台42の上方には固定テー
ブル20´と平行に(水平方向に)伸びる上部フレーム
43が配置され、該上部フレームは図示しない手段によ
り支持台42に対して支持されている。
【0062】上部フレーム43の下面に固定された板4
4の下面に断面鳩尾状の第1のガイドレール26´が固
定され、該第1のガイドレールにより、第1のスライダ
28´が鋼板の搬送方向(図8の紙面と直角な方向)に
スライド自在に支持されている。第1のスライダ28´
の下部には鋼板の搬送方向と直角な方向に伸びる第1の
クランプ支持板45が固定され、固定テーブル20´の
幅方向の一端20A´側に位置する第1のクランプ支持
板45の一端45aに第1のクランプ34´が取り付け
られている。第1のクランプ34´は、クランプ支持板
45の端部から垂直下方に伸びる主フレーム34a´
と、主フレーム34a´の下端から鋼板の搬送方向の後
方側(図8の紙面の手前側)に伸びるクランプアーム3
4b´と、主フレーム34a´の上端から鋼板の搬送方
向の後方側に伸びるサポートアーム34c´と、サポー
トアーム34c´に取り付けられたシリンダ34d´
と、シリンダ34d´のピストンロッド34d1 ´の下
端に取り付けられたクランプ金具34e´とからなり、
この第1クランプは、固定テーブル20´の幅方向の一
端との間に間隔を隔てた状態で配置されている。第1の
クランプ支持板45の他端側には駆動ブロック46が固
定され、該駆動ブロック46に設けられたネジ孔に第1
のボールネジ30´が螺合されている。第1のボールネ
ジ30´は図示しないサーボモータの出力軸に連結さ
れ、該サーボモータにより第1のボールネジ30´が回
転駆動されて、クランク支持板45が第1のクランプ3
4´とともに鋼板の搬送方向に直線駆動されるようにな
っている。
【0063】支持台42の上には、固定テーブル20´
の幅方向の他端側の側方を該固定テーブルと平行に伸び
る断面鳩尾状のガイドレール27´が固定され、該ガイ
ドレール27´により第2のスライダ29´が鋼板の搬
送方向にスライド自在に支持されている。第2のスライ
ダ29´の上部には鋼板の搬送方向と直角な方向に伸び
る第2のクランプ支持板47が固定され、この第2のク
ランプ支持板47は、第1のクランク支持板47の下方
をガイドレール27´に沿って鋼板の搬送方向に直線移
動するように設けられている。
【0064】固定テーブル20´の幅方向の一端20A
´側に位置する第2のクランプ支持板47の一端47a
に第2のクランプ35´が取り付けられている。この第
2のクランプ35´は、第2のクランプ支持板47の端
部から垂直下方に伸びる主フレーム35a´と、主フレ
ーム35a´の下端から鋼板の搬送方向の後方側に伸び
るクランプアーム35b´と、主フレーム35a´の上
端から鋼板の搬送方向の後方側に伸びるサポートアーム
35c´と、サポートアーム35c´に取り付けられた
シリンダ35d´と、シリンダ35d´のピストンロッ
ド35d1 ´の下端に取り付けられたクランプ金具35
e´とからなり、この第2のクランプ35´は、固定テ
ーブル20´の幅方向の一端20A´と第1のクランプ
34´との間に配置されている。第2のクランプ支持板
47の他端側には駆動ブロック48が固定され、該駆動
ブロック48に設けられたネジ孔に第2のボールネジ3
1´が螺合されている。第2のボールネジ31´は図示
しないサーボモータの出力軸に連結され、該サーボモー
タにより第2のボールネジ31´が回転駆動されたとき
に、第2のクランプ支持板47が第2のクランプ35´
とともに鋼板の搬送方向に直線駆動されるようになって
いる。
【0065】図8に示した実施例では、第1及び第2の
クランプ34´及び35´が、互いに近接した位置を鋼
板の搬送方向に沿って直線移動して、固定テーブル20
´の幅方向の一端側からはみ出した単位鋼板の端部をク
ランプする。その他の点は前記実施例と同様である。
【0066】図8の実施例では、第1及び第2のクラン
プ34´及び35´が単位鋼板の幅方向の一端側に配置
されているが、両クランプを単位鋼板のほぼ中央に配置
するように構成することもできる。
【0067】以上、本発明の好ましい実施例につき説明
したが、本明細書に開示した発明の主な態様を以下に挙
げる。
【0068】(1) 鋼板フィーダにより搬送された鋼
板を順次異なる長さに切断して形成した複数枚の短冊状
の単位鋼板を固定テーブル上に供給して、該複数枚の単
位鋼板のそれぞれの先端部の位置を順次長手方向にずら
した状態で固定テーブル上に積み重ねることにより長手
方向の端部に段部を有する鋼板積層体を形成する鉄心用
鋼板の段積み方法において、前記固定テーブル上の単位
鋼板を最上部の単位鋼板の先端部付近の位置で一括して
クランプする第1及び第2のクランプを鋼板の搬送方向
に対して直角な方向に位置をずらして設けておき、奇数
枚目の単位鋼板を切断した後前記固定テーブル上の全て
の単位鋼板を最上部に位置する単位鋼板の先端部付近の
位置で前記第1のクランプにより一括してクランプし、
第2のクランプをアンクランプ状態にして第1のクラン
プをクランプしている単位鋼板とともに前記鋼板フィー
ダによる搬送方向の前方側に所定距離移動させる第1の
ステップ送り動作と、偶数枚目の単位鋼板を切断した後
固定テーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位置する単
位鋼板の先端部付近の位置で前記第2のクランプにより
一括してクランプし、前記第1のクランプをアンクラン
プ状態にして第2のクランプをクランプしている単位鋼
板とともに前記搬送方向に所定距離移動させる第2のス
テップ送り動作とを、所定枚数の単位鋼板が積層される
まで交互に行なわせることにより前記鋼板積層体を得る
ことを特徴とする鉄心用鋼板の段積み方法。
【0069】(2) 前記鋼板フィーダによる鋼板の搬
送は、各単位鋼板を切断した後直ちに再開させることを
特徴とする上記1項に記載の鉄心用鋼板の段積み方法。
【0070】(3) 鋼板フィーダにより搬送された板
厚tの鋼板を順次2πtずつ切断長を増加させて切断す
ることにより、順次長さが2πtずつ長くなっている複
数枚の短冊状の単位鋼板を形成し、該複数枚の単位鋼板
を固定テーブル上に供給して、該複数枚の単位鋼板のそ
れぞれの先端部の位置を順次長手方向に所定のずらし代
La だけずらした状態で固定テーブル上に積み重ねるこ
とにより長手方向の端部に段部を有する鋼板積層体を形
成する鉄心用鋼板の段積み方法において、前記固定テー
ブル上の単位鋼板を最上部の単位鋼板の先端部付近の位
置で一括してクランプする第1及び第2のクランプを鋼
板の搬送方向に対して直角な方向に位置をずらして設け
ておき、前記第1及び第2のクランプをそれぞれ固定テ
ーブル上に供給される1枚目の単位鋼板の先端部に相応
した第1の初期位置及び2枚目の単位鋼板の先端部に相
応した第2の初期位置に位置させた後に前記鋼板の搬送
を開始させ、前記固定テーブル上に順次供給される単位
鋼板の枚数のカウント値をnとして前記鋼板フィーダに
よる鋼板の搬送長がn枚目の単位鋼板の長さLn に等し
くなったことが検出されるごとに鋼板の搬送を一旦停止
させ、鋼板の搬送が停止したときにnが1である場合に
は前記第1のクランプ及び第2のクランプをそれぞれク
ランプ状態及びアンクランプ状態にして鋼板を切断した
後、前記鋼板の搬送を再開させるとともに第1のクラン
プを鋼板の搬送方向にLa+2πtだけ前進させる第1
のステップ送り動作を行なわせ、鋼板の搬送が停止した
ときにnが3以上の奇数であるときには、第1のクラン
プ及び第2のクランプをそれぞれクランプ状態及びアン
クランプ状態にして鋼板を切断した後、鋼板の搬送を再
開させるとともに、第1のクランプをLa+2πtだけ
前進させる第1のステップ送り動作と第2のクランプを
La−2πtだけ後退させる第2のクランプの後退動作
とを行なわせ、鋼板の搬送が停止したときにnが2以上
の偶数であるときには、第1のクランプ及び第2のクラ
ンプをそれぞれアンクランプ状態及びクランプ状態にし
て鋼板を切断した後、前記鋼板の搬送を再開させるとと
もに、前記第1のクランプをLa−2πtだけ鋼板の搬
送方向と反対方向に後退させる第1のクランプの後退動
作と第2のクランプをLa+2πtだけ前進させる第2
のステップ送り動作とを行なわせ、前記固定テーブル上
に所定枚数の単位鋼板が積層されるまで前記第1のステ
ップ送り動作及び第2のクランプの後退動作と第2のス
テップ送り動作及び第1のクランプの後退動作とを繰り
返し行なわせて前記鋼板積層体を形成することを特徴と
する鉄心用鋼板の段積み方法。
【0071】(4) 固定テーブルと、帯状の鋼板を前
記固定テーブル側に搬送する鋼板フィーダと、前記鋼板
フィーダにより搬送された鋼板を順次異なる長さに切断
して複数枚の短冊状の単位鋼板を形成する切断機とを備
え、前記固定テーブル上に順次供給される単位鋼板を、
それぞれの端部位置を順次長手方向にずらした状態で積
み重ねることにより段付きの端部を有する鋼板積層体を
形成する鉄心用鋼板の段積み装置において、前記鋼板の
搬送方向に対して直角な方向に位置をずらして配置さ
れ、第1及び第2のクランプ駆動機構により駆動されて
前記固定テーブル上の単位鋼板を板厚方向から挟持して
クランプするクランプ状態と該クランプを解除して固定
テーブル上の単位鋼板の移動を許容するアンクランプ状
態とをとるように構成された第1及び第2のクランプ
と、数値制御されるサーボモータを駆動源として前記第
1及び第2のクランプをそれぞれ単位鋼板の長手方向に
沿って個別に移動させる第1及び第2のクランプ送り機
構と、前記切断機により奇数枚目の単位鋼板が切断され
た後前記固定テーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位
置する単位鋼板の先端部付近の位置で前記第1のクラン
プにより一括してクランプし、第2のクランプをアンク
ランプ状態にして第1のクランプをクランプしている単
位鋼板とともに前記鋼板フィーダによる搬送方向の前方
側に所定距離移動させる第1のステップ送り動作と、前
記切断機により偶数枚目の単位鋼板が切断された後前記
固定テーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位置する単
位鋼板の先端部付近の位置で前記第2のクランプにより
一括してクランプし、前記第1のクランプをアンクラン
プ状態にして第2のクランプをクランプしている単位鋼
板とともに前記搬送方向に所定距離移動させる第2のス
テップ送り動作とを、所定の枚数の単位鋼板が積層され
るまで交互に行なわせるように、前記第1及び第2のク
ランプ駆動機構と第1及び第2のクランプ送り機構と切
断機とを制御する制御装置とを具備したことを特徴とす
る鉄心用鋼板の段積み装置。
【0072】(5) 固定テーブルと、帯状の鋼板を前
記固定テーブル側に搬送する鋼板フィーダと、前記鋼板
フィーダにより搬送された鋼板を順次異なる長さに切断
して複数枚の短冊状の単位鋼板を形成する切断機とを備
え、前記固定テーブル上に順次供給される単位鋼板を、
それぞれの端部位置を順次長手方向にずらした状態で積
み重ねることにより段付きの端部を有する鋼板積層体を
形成する鉄心用鋼板の段積み装置において、前記鋼板の
搬送方向に対して直角な方向に位置をずらして配置さ
れ、第1及び第2のクランプ駆動機構により駆動されて
前記固定テーブル上の単位鋼板を板厚方向から挟持して
クランプするクランプ状態と該クランプを解除して固定
テーブル上の単位鋼板の移動を許容するアンクランプ状
態とをとるように構成された第1及び第2のクランプ
と、数値制御されるサーボモータを駆動源として前記第
1及び第2のクランプをそれぞれ単位鋼板の長手方向に
沿って個別に移動させる第1及び第2のクランプ送り機
構と、前記切断機により奇数枚目の単位鋼板が切断され
た後前記固定テーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位
置する単位鋼板の先端部付近の位置で前記第1のクラン
プにより一括してクランプし、第2のクランプをアンク
ランプ状態にして第1のクランプをクランプしている単
位鋼板とともに前記鋼板フィーダによる搬送方向の前方
側に所定距離移動させる第1のステップ送り動作と、前
記切断機により偶数枚目の単位鋼板が切断された後前記
固定テーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位置する単
位鋼板の先端部付近の位置で前記第2のクランプにより
一括してクランプし、前記第1のクランプをアンクラン
プ状態にして第2のクランプをクランプしている単位鋼
板とともに前記搬送方向に所定距離移動させる第2のス
テップ送り動作とを、所定の枚数の単位鋼板が積層され
るまで交互に行なわせ、各単位鋼板の切断が完了したと
きに前記鋼板フィーダを直ちに起動するように、前記第
1及び第2のクランプ駆動機構と第1及び第2のクラン
プ送り機構と鋼板フィーダと切断機とを制御する制御装
置とを具備したことを特徴とする鉄心用鋼板の段積み装
置。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、固定テ
ーブル上の単位鋼板の先端部側の位置で単位鋼板を第1
のクランプ及び第2のクランプにより交互にクランプし
てステップ送りをするようにしたので、各クランプが単
位鋼板をクランプしてステップ送りを行なっている間に
鋼板フィーダを起動させて次の単位鋼板を形成する過程
を開始させることができ、鋼板フィーダが所定長さの鋼
板の搬送を完了してから次の鋼板の搬送を開始するまで
の1サイクルの期間を短縮して作業能率を向上させるこ
とができる利点がある。
【0074】また本発明によれば、第1及び第2のクラ
ンプ送り機構をサーボ機構により構成したので、ステッ
プ送り量を容易に調整することができる。従って、鋼板
積層体の端部のずれ代を容易に変更することができ、鉄
心の接合部の形状を整えるために鉄心の内周側と外周側
とでラップ代を異ならせることが必要とされる場合にそ
の要求に容易に応えることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部の構成を概略的に示した
斜視図である。
【図2】本発明の実施例の全体的な構成を概略的に示し
た構成図である。
【図3】本発明に係わる段積み装置により積層する鋼板
積層体の一例を示した斜視図である。
【図4】本発明の実施例において鋼板を積層する過程を
順に示した説明図である。
【図5】本発明の実施例の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図6】本発明の実施例で用いる制御装置の制御アルゴ
リズムを示したフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施例の要部の構成を概略的に示
した斜視図である。
【図8】本発明の更に他の実施例の要部の構成を切断機
側から固定テーブル側を見て示した正面図である。
【図9】円形の巻鉄心の構造の一例を示した正面図であ
る。
【図10】矩形巻鉄心の構造の一例を示した正面図であ
る。
【図11】巻鉄心の接合部の構造の一例を示した説明図
である。
【図12】従来の段積み装置の構成を示した構成図であ
る。
【図13】鋼板積層体を巻回して巻鉄心を製造する装置
の構成を概略的に示した構成図である。
【図14】図12に示した段積み装置の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【符号の説明】
20 固定テーブル 21 鋼板フィーダ 22 切断機 26 第1のガイドレール 27 第2のガイドレール 28 第1のスライダ 29 第2のスライダ 30 第1のボールネジ 31 第2のボールネジ 34 第1のクランプ 35 第2のクランプ 36 第1のクランプ送り機構 37 第2のクランプ送り機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板フィーダにより搬送された鋼板を順
    次異なる長さに切断して形成した複数枚の短冊状の単位
    鋼板を固定テーブル上に供給して、該複数枚の単位鋼板
    のそれぞれの先端部の位置を順次長手方向にずらした状
    態で固定テーブル上に積み重ねることにより長手方向の
    端部に段部を有する鋼板積層体を形成する鉄心用鋼板の
    段積み方法において、 前記固定テーブル上の単位鋼板を最上部の単位鋼板の先
    端部付近の位置で一括してクランプする第1及び第2の
    クランプを互いに干渉しない位置に設けておき、 前記固定テーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位置す
    る単位鋼板の先端部付近の位置で前記第1のクランプに
    より一括してクランプし、第2のクランプをアンクラン
    プ状態にして第1のクランプをクランプしている単位鋼
    板とともに前記鋼板フィーダによる搬送方向の前方側に
    所定距離移動させる第1のステップ送り動作と、固定テ
    ーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位置する単位鋼板
    の先端部付近の位置で前記第2のクランプにより一括し
    てクランプし、前記第1のクランプをアンクランプ状態
    にして第2のクランプをクランプしている単位鋼板とと
    もに前記搬送方向に所定距離移動させる第2のステップ
    送り動作とを、新たな単位鋼板が供給される毎に交互に
    行なわせることにより前記鋼板積層体の端部に段部を形
    成することを特徴とする鉄心用鋼板の段積み方法。
  2. 【請求項2】 固定テーブルと、帯状の鋼板を前記固定
    テーブル側に搬送する鋼板フィーダと、前記鋼板フィー
    ダにより搬送された鋼板を順次異なる長さに切断して複
    数枚の短冊状の単位鋼板を形成する切断機とを備え、前
    記固定テーブル上に順次供給される単位鋼板を、それぞ
    れの端部位置を順次長手方向にずらした状態で積み重ね
    ることにより段付きの端部を有する鋼板積層体を形成す
    る鉄心用鋼板の段積み装置において、 互いに干渉しない位置に配置され、第1及び第2のクラ
    ンプ駆動機構により駆動されて前記固定テーブル上の単
    位鋼板を板厚方向から挟持してクランプするクランプ状
    態と該クランプを解除して固定テーブル上の単位鋼板の
    移動を許容するアンクランプ状態とをとるように構成さ
    れた第1及び第2のクランプと、 数値制御されるサーボモータを駆動源として前記第1及
    び第2のクランプをそれぞれ単位鋼板の長手方向に沿っ
    て個別に移動させる第1及び第2のクランプ送り機構
    と、 固定テーブル上の全ての単位鋼板を最上部に位置する単
    位鋼板の先端部付近の位置で前記第1のクランプにより
    一括してクランプし、第2のクランプをアンクランプ状
    態にして第1のクランプをクランプしている単位鋼板と
    ともに前記鋼板フィーダによる搬送方向の前方側に所定
    距離移動させる第1のステップ送り動作と、固定テーブ
    ル上の全ての単位鋼板を最上部に位置する単位鋼板の先
    端部付近の位置で前記第2のクランプにより一括してク
    ランプし、前記第1のクランプをアンクランプ状態にし
    て第2のクランプをクランプしている単位鋼板とともに
    前記搬送方向に所定距離移動させる第2のステップ送り
    動作とを、新たな単位鋼板が供給される毎に交互に行な
    わせるように、前記第1及び第2のクランプ駆動機構と
    第1及び第2のクランプ送り機構とを制御する制御装置
    とを具備したことを特徴とする鉄心用鋼板の段積み装
    置。
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