JPH10124509A - 図面と文章を関連付ける方法 - Google Patents

図面と文章を関連付ける方法

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JPH10124509A
JPH10124509A JP8282038A JP28203896A JPH10124509A JP H10124509 A JPH10124509 A JP H10124509A JP 8282038 A JP8282038 A JP 8282038A JP 28203896 A JP28203896 A JP 28203896A JP H10124509 A JPH10124509 A JP H10124509A
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JP
Japan
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text
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JP8282038A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Nakaizumi
義典 中泉
Masamitsu Yamada
真佐光 山田
Yasushi Nagano
靖 永野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本文文章と図面に関する情報とを関連付け、
両者に出現する同一の情報について整合性を維持する。 【解決手段】 図面36には図面識別子23が付けら
れ、図面を構成する要素(図オブジェクト37)には図
オブジェクト識別子24が付けられている。また図オブ
ジェクト識別子24に対応して図説明オブジェクト25
が設定される。本文文章(編集用本文オブジェクト2
1)に図面識別子23、図オブジェクト識別子24又は
図説明オブジェクト25を取り込んでこれらの図面情報
が格納される記憶領域と関連付けることができる。図面
36あるいは図説明オブジェクト編集領域38中の図面
識別子23、図オブジェクト識別子24又は図説明オブ
ジェクト25を更新すると、関連付けをたどって編集用
本文オブジェクト21の同一情報が更新される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図面と本文文章と
を有する文書に係わり、特に図面と本文文章とを関連付
ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】文書を作成したり編集するためにワード
プロセッサが広く用いられている。ワードプロセッサに
よって本文文章ばかりでなく図面も作成可能であるが、
本文文章と図面中の図面番号、図面中の構成要素に付さ
れた名称とを関連付ける手段が用意されていないため
に、利用者が表示装置上に表示される図面と本文文章の
両方を見比べて図面番号や図面を構成する要素の名称や
符号と本文中の対応する同一のものが整合するよう注意
を払わねばならない。また例えば特開平3−19246
2号公報に開示されるようにハイパーテキストの技術を
用いて文書と文書又は文書と図面の関連付けを行うこと
は可能であるが、それはある文書から他の文書又は図面
が参照可能であることを意味するのであり、本文文章中
に図面の構成要素の名称や構成要素の説明文を取り込む
ことではない。図面構成要素の名称やその説明文が本文
文章に取り込まれたとき、これら図面についての情報は
図面から離れ、図面情報が修正又は削除されても本文中
に取り込まれたこれらの情報が修正又は削除されること
はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のワードプロセッサでは本文文章と図面とを作成でき
てもこれらは別々の生産物であり、本文文章で参照して
いる図面に関する情報と図面に関する情報そのものとの
整合をとるためには利用者の介入が必要であるという問
題があった。またハイパーテキストの技術を用いて本文
文章から図面情報を参照可能であるが、本文文章中に図
面情報を取り込みかつ元の図面情報との整合性を維持す
ることが困難であるという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、本文
文章と図面に関する情報とを関連付け、両者に出現する
同一の情報について整合性を維持することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を構成す
る1つ以上の構成要素(以下図オブジェクトと呼ぶ)と
各図オブジェクトに対応する図オブジェクト識別子とを
格納する記憶手段と、本文文章(以下本文オブジェクト
と呼ぶ)を格納する記憶手段とを有する情報処理装置に
よって、本文オブジェクトに図オブジェクト識別子を挿
入するとともに本文オブジェクトと図オブジェクトとを
関連付ける方法であって、挿入すべき図オブジェクト識
別子と本文オブジェクト中の図オブジェクト識別子の挿
入位置とが指定されたとき、図オブジェクト識別子に対
応する制御コードを生成し、生成された制御コードと図
オブジェクト識別子とから図オブジェクト識別子と図オ
ブジェクトの記憶手段中の格納場所まで到達可能なよう
にテーブル手段によって関連付け、本文オブジェクトの
指定された挿入位置に制御コードと指定された図オブジ
ェクト識別子とを挿入し、本文オブジェクト中に挿入し
た図オブジェクト識別子が指定されたとき、挿入した制
御コードと図オブジェクト識別子とに基づいてテーブル
手段を検索して到達した記憶手段中の図オブジェクト識
別子と対応する図オブジェクトとを表示手段に表示する
方法を特徴とする。
【0006】この方法によって図面の図オブジェクト識
別子が更新されたとき、対応する制御コードと図オブジ
ェクト識別子によって本文オブジェクトを検索して本文
オブジェクト中の対応する図オブジェクト識別子が同一
となるよう更新することが可能である。
【0007】また本発明は、さらに各図オブジェクトに
一対一対応する図説明オブジェクトについて、挿入すべ
き図説明オブジェクトと本文オブジェクト中の図説明オ
ブジェクトの挿入位置とが指定されたとき、指定された
図説明オブジェクトに対応する図オブジェクト識別子に
基づいて制御コードを生成し、制御コードと図オブジェ
クト識別子とから図説明オブジェクトの格納場所まで到
達可能なようにテーブル手段によって関連付け、本文オ
ブジェクトの指定された挿入位置に制御コードと指定さ
れた図説明オブジェクトとを挿入する方法を特徴とす
る。
【0008】この方法によって図オブジェクトに対応す
る図説明オブジェクトが更新されたとき、対応する制御
コードと図オブジェクト識別子によって本文オブジェク
トを検索して本文オブジェクト中の対応する図説明オブ
ジェクトが同一となるよう更新することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を用いて説明する。
【0010】図1は、本実施形態による情報処理装置の
構成図である。情報処理装置は、処理装置1、表示装置
2、入力装置3及び記憶装置4から構成される。処理装
置1内の主記憶装置には図面作成部5、文章作成部6、
関連チェック部7、指令受付部8及びユーザインタフェ
ース部9などのプログラムが格納され、実行される。記
憶装置4は主記憶装置又は処理装置1に接続されるハー
ドディスクなどの外部記憶装置であり、本文オブジェク
ト領域10、図面領域11及びテーブル領域12から構
成される。本文オブジェクト領域10は、明細書の本文
である文書を本文オブジェクトとして格納する領域であ
る。図面領域11は、この明細書に付属する図面を格納
する領域である。テーブル領域12は、本文オブジェク
トと図面とを関連付ける各種テーブルを格納する領域で
ある。
【0011】図面作成部5は、入力装置3からの指示に
従って図面の作成と編集を支援する処理を行い、作成さ
れた図面を図面領域11に格納し、図面領域11中の図
面を表示装置2に表示する。また図面作成部5はテーブ
ル領域12中の図面に関するテーブルの作成と更新を行
う。文章作成部6は、入力装置3からの指示に従って明
細書本文と後述する図の説明文について作成と編集を支
援する処理を行い、作成された本文オブジェクトを本文
オブジェクト領域10に格納し、本文オブジェクト領域
10中の本文オブジェクトを表示装置2に表示する。ま
た文章作成部6は本文オブジェクト領域10中の本文オ
ブジェクトと図面とを関連付けるテーブルの作成と更新
を行う。関連チェック部7は、テーブル領域12中のテ
ーブルを参照して図面と本文オブジェクトとが関連付け
られているか否かのチェックを行う。指令受付部8は、
入力装置3から入力された指令を解釈して図面作成部
5、文章作成部6又は関連チェック部7に制御を渡す受
付部である。図面作成部5、文章作成部6、関連チェッ
ク部7及び指令受付部8は、オペレーティングシステム
(OS)の制御下で走行するアプリケーションプログラ
ムである。ユーザインタフェース部9は、表示装置2及
び入力装置3とこれらアプリケーションプログラムとの
間に介在してマンマシン・インタフェースを実現するO
S、ウィンドウシステムなどである。
【0012】図2は、明細書と図面との関連をオブジェ
クトの関連によって表現するオブジェクト関連図であ
る。一般に1つの明細書には1つの本文オブジェクト2
2が存在し、本文オブジェクト22には0個以上の図面
36が関連付けられる。1つの図面36には1つ以上の
図オブジェクト37が存在し、図オブジェクト37には
対応する1つの図説明オブジェクト25が存在する。こ
こで図オブジェクト37は、図面36を構成する構成要
素であり、一般に符号によって参照される。図説明オブ
ジェクト25は、対応する図オブジェクト37の説明文
である。
【0013】図3は、本文オブジェクト領域10に格納
される編集用本文オブジェクト21と本文オブジェクト
22のデータ形式を示す図である。編集用本文オブジェ
クト21は、明細書本文の内容そのものであり、表示装
置2に表示され、本文編集の対象となる表示形式の本文
オブジェクトである。本文オブジェクト22は、編集用
本文オブジェクト21にタグを加えた内部形式の本文オ
ブジェクトである。図面識別子23、図オブジェクト識
別子24及び図説明オブジェクト25は、それぞれ開始
を示すタグと終了を示すタグによって挟まれる識別子又
は図の説明文である。図面識別子23は各図面を識別す
る識別子、図オブジェクト識別子24は図オブジェクト
を識別する識別子、図説明オブジェクト25は対応する
図オブジェクトの説明文である。26は図面識別子23
の開始を示す図面識別子タグ、27は図オブジェクト識
別子24の開始を示す図オブジェクト識別子タグ、28
は図説明オブジェクト25の開始を示す図説明オブジェ
クトタグである。タグによって挟まれる図面に関する識
別子又は図説明文は、本文オブジェクトと関連付けられ
ていることを示している。編集用本文オブジェクト21
と本文オブジェクト22は、タグを除いて常に同一内容
となるよう維持される。編集用本文オブジェクト21中
のいずれかの文字位置が指定されると、本文オブジェク
ト22中の対応する文字位置を得ることができる。また
逆に本文オブジェクト22中のいずれかの文字位置が指
定されると、編集用本文オブジェクト21中の対応する
文字位置を得ることができる。またタグが指定されたと
き本文オブジェクト22を検索してそのタグが付された
文字位置にアクセスすることができる。なお編集用本文
オブジェクト21を表示装置2に表示するとき、タグが
表示されないので、その代わり開始タグと終了タグで挟
まれる部分の文字列を他と区別するために表示色が変更
される。タグ中の記号aは挟まれる文字列の表示属性を
示す。表示色変更の代わりに文字フォントを変更するな
ど他の方法によってもよい。
【0014】図4は、タグ一覧テーブル30と図面関係
のテーブルの関連を示す図である。これらのテーブルは
テーブル領域12に格納される。タグ一覧テーブル30
は、本文オブジェクト22に出現するタグをすべて登録
するテーブルであり、各エントリはタグとその図面関係
テーブルのエントリを指すポインタとを格納する。図オ
ブジェクト識別子タグ27と図説明オブジェクトタグ2
8とは、タグ種別がimgsubとimgtextのよ
うに異なるが、n=によって指定されるタグ番号は同一
である。図面識別子テーブル31は、図面識別子23の
一覧であり、各図面識別子23はタグ一覧テーブル30
中の対応する図面識別子タグ26からポイントされる。
図面識別子テーブル31の各エントリは、図面識別子2
3と対応して図面領域11中のその図面の先頭アドレス
を格納する。図オブジェクト識別子テーブル32は、図
面ごとに存在し、その図面に含まれる図オブジェクト識
別子24の一覧であり、各図オブジェクト識別子24は
タグ一覧テーブル30中の対応する図オブジェクト識別
子タグ27からポイントされる。図オブジェクト識別子
テーブル32の各エントリは、図オブジェクト識別子2
4が配置される図面内の相対アドレスを格納する。図説
明オブジェクトテーブル33は、図面ごとに存在し、そ
の図面中の図オブジェクト識別子24に対応する図説明
オブジェクト25の一覧であり、図説明オブジェクト2
5そのものを格納する。図説明オブジェクト25は可変
長サイズであり、図説明オブジェクト25と隣接する図
説明オブジェクト25とはnulコードによって区切ら
れている。タグ一覧テーブル30によって本文オブジェ
クト22で使用される図面識別子23、図オブジェクト
識別子24及び図説明オブジェクト25と図面関係のテ
ーブルとが関連付けられる。
【0015】図5は、図面関係のテーブル間の関連を示
す図である。図面識別子テーブル31の各図面識別子2
3を格納するエントリは、その図面識別子23が付され
た図面に関する図オブジェクト識別子テーブル32の先
頭アドレスを指すポインタを格納する。また図オブジェ
クト識別子テーブル32の各図オブジェクト識別子24
を格納するエントリは、その図オブジェクト識別子24
に対応する図説明オブジェクトテーブル33中の図説明
オブジェクト25を指すポインタを格納する。これら図
面関係のテーブル間の関連付けによって、各図面識別子
23からその図面に含まれる図オブジェクト識別子24
にアクセスすることができる。図面領域11の図オブジ
ェクト識別子24にアクセスできれば、その対応する図
オブジェクト37に直ちにアクセスできるものとする。
また図面内の図オブジェクト識別子24から対応する図
説明オブジェクト25にアクセスすることができる。
【0016】図6は、表示装置2に表示される図面3
6、図説明オブジェクト編集領域38及び編集用本文オ
ブジェクト21のデータ形式とこれらのオブジェクトの
関連を示す図である。図面36、図説明オブジェクト編
集領域38及び編集用本文オブジェクト21は、それぞ
れ固有のウィンドウに表示される。図面36中の各図オ
ブジェクト37には図オブジェクト識別子24が設定さ
れる。図オブジェクト識別子テーブル32によって図オ
ブジェクト識別子24から図説明オブジェクト編集領域
38中の図説明オブジェクト25にリンクがとられてい
る。図説明オブジェクト編集領域38中の図説明オブジ
ェクト25は、図説明オブジェクトテーブル33中の図
説明オブジェクト25そのものである。タイトル39
は、図説明オブジェクト25に付けられたタイトルであ
る。タイトル39は図オブジェクト識別子24に固定し
た文字列「の説明」を付加したものである。編集用本文
オブジェクト21中の図面識別子23からタグ一覧テー
ブル30を介して図面36にリンクがとられている。ま
た編集用本文オブジェクト21中の図オブジェクト識別
子24からタグ一覧テーブル30を介して図面36中の
図オブジェクト識別子24及び図説明オブジェクト編集
領域38中の図説明オブジェクト25にリンクがとられ
ている。図説明オブジェクト編集領域38中の図説明オ
ブジェクト25が指定されると、タイトル39からその
図オブジェクト識別子24が得られ、タグ一覧テーブル
30のタグを順に検索してそのポインタによって指され
る図オブジェクト識別子24が一致する図オブジェクト
識別子タグ27から対応する図説明オブジェクト25の
図説明オブジェクトタグ28が得られ、本文オブジェク
ト22中の図説明オブジェクト25を格納する領域にア
クセスすることができる。従って図説明オブジェクト編
集領域38中の図説明オブジェクト25を更新すると、
その更新を本文オブジェクト22の図説明オブジェクト
25に反映することができ、従って編集用本文オブジェ
クト21の図説明オブジェクト25に反映することがで
きる。また編集用本文オブジェクト21中の図説明オブ
ジェクト25が指定されると、本文オブジェクト22を
参照することによってその図説明オブジェクトタグ28
が得られ、この図説明オブジェクトタグ28に基づいて
タグ一覧テーブル30を検索することによって図説明オ
ブジェクトタグ28が一致するエントリのポインタをた
どって図説明オブジェクト編集領域38中の図説明オブ
ジェクト25にアクセスすることができる。従って編集
用本文オブジェクト21中の図説明オブジェクト25を
更新すると、その更新を図説明オブジェクト編集領域3
8中の図説明オブジェクト25に反映することができ
る。
【0017】次に図面の作成と更新、本文オブジェクト
の作成と更新について処理の手順を説明する。入力装置
3から図面作成の要求が入力されると、指令受付部8及
びユーザインタフェース部9を介して図面作成部5に制
御が渡される。図面作成部5は、表示装置2上に図面3
6を作成するウィンドウを開く。図面識別子23が設定
されると、図面作成部5はこれを図面識別子テーブル3
1に登録し、図面領域11中に記憶領域を確保してその
先頭アドレスを図面識別子テーブル31に設定する。図
面36中の図オブジェクト37が作成され、図オブジェ
クト識別子24が設定されると、図面作成部5はこの図
オブジェクト識別子24と図面36中のその位置を図オ
ブジェクト識別子テーブル32に登録する。この図オブ
ジェクト識別子24が図オブジェクト識別子テーブル3
2の先頭の図オブジェクト識別子24である場合には、
図面識別子テーブル31中の当該図面識別子23のポイ
ンタをこの図オブジェクト識別子テーブル32の先頭ア
ドレスに設定する。続いて図面作成部5は、この図オブ
ジェクト識別子24に対応する図説明オブジェクト編集
領域38のウィンドウを開き、図説明オブジェクトテー
ブル33として記憶領域を確保し、その先頭アドレスを
図オブジェクト識別子テーブル32の対応する図オブジ
ェクト識別子24のエントリに格納する。これによって
図面識別子23、図オブジェクト識別子24及び図説明
オブジェクト25を関連付けるリンケージが設定され
る。入力装置3を介して図説明オブジェクト編集領域3
8に図説明オブジェクト25の文字列が入力されると、
制御は文章作成部6に移り、文章作成部6が図説明オブ
ジェクト25の作成を支援する。
【0018】入力装置3を介して本文オブジェクトの作
成が指示されると、指令受付部8及びユーザインタフェ
ース部9を介して文章作成部6に制御が渡される。文章
作成部6は、表示装置2上に編集用本文オブジェクト2
1を作成するウィンドウを開き、本文オブジェクト領域
10中に編集用本文オブジェクト21及び本文オブジェ
クト22を格納する記憶領域を確保する。編集用本文オ
ブジェクト21の文字列が入力されると、文章作成部6
は編集用本文オブジェクト21の作成を支援するととも
に、入力された文字列を本文オブジェクト22にコピー
する。このようにして編集用本文オブジェクト21の作
成と更新が進められる。図面36中の図面識別子23又
は図オブジェクト識別子24を指定して編集用本文オブ
ジェクト21中への挿入と関連付けが指示されると、文
章作成部6に制御が移される。文章作成部6はタグ一覧
テーブル30を検索して、指定された図面識別子23又
は図オブジェクト識別子24に対応するタグが登録され
てなければ図面識別子タグ26又は図オブジェクト識別
子タグ27を生成してタグ一覧テーブル30に登録す
る。次に本文オブジェクト22に生成したタグと図面識
別子23又は図オブジェクト識別子24を挿入し、編集
用本文オブジェクト21中の指定された挿入位置に図面
識別子23又は図オブジェクト識別子24を挿入し、指
定された表示色に変更する。
【0019】図説明オブジェクト編集領域38中に作成
した図説明オブジェクト25を編集用本文オブジェクト
21に挿入する場合には、入力装置3を介して図説明オ
ブジェクト25と編集用本文オブジェクト21中の挿入
位置が指定されると、文章作成部6はタグ一覧テーブル
30のタグを順に検索してそのポインタによって指され
る図オブジェクト識別子24が当該図説明オブジェクト
25に対応する図オブジェクト識別子24を選択し、そ
のタグ番号と同一のタグ番号をもつ図説明オブジェクト
25のタグを生成する。次に本文オブジェクト22中の
対応する挿入位置に生成したタグで挟んだ図説明オブジ
ェクト25を挿入し、図説明オブジェクト編集領域38
中の図説明オブジェクト25を編集用本文オブジェクト
21中の指定された挿入位置に挿入して指定された表示
色で表示する。最後に生成したタグを指定された表示色
とともにタグ一覧テーブル30に登録し、そのエントリ
のポインタとして図説明オブジェクト編集領域38中の
当該図説明オブジェクト25の先頭アドレスを設定す
る。
【0020】編集用本文オブジェクト21中の図面識別
子23を指定して図面36の表示が指示されると、文章
作成部6は図面識別子23が図面識別子タグ26によっ
て関連付けられているならば図面作成部5に制御を移
し、図面作成部5は新たにウィンドウを開き、図面識別
子テーブル31を参照して指定された図面識別子23の
図面36を表示装置2に表示する。編集用本文オブジェ
クト21中の図オブジェクト識別子24又は図説明オブ
ジェクト25を指定して図説明オブジェクト編集領域3
8の表示が指示されると、文章作成部6は指定された図
オブジェクト識別子24又は図説明オブジェクト25が
図オブジェクト識別子タグ27又は図説明オブジェクト
タグ28によって関連付けられているならば図オブジェ
クト識別子24に付けられた図オブジェクト識別子タグ
27を基にしてタグ一覧テーブル30を検索して図説明
オブジェクトテーブル33のエントリを指すポインタを
取得し、図面作成部5に制御を移す。図面作成部5は指
定された図説明オブジェクト25にアクセスし、図説明
オブジェクト編集領域38のウィンドウを開いて図説明
オブジェクト25を表示する。
【0021】図面36中の図オブジェクト識別子24を
指定して対応する図説明オブジェクト25の表示が指示
されると、図面作成部5は図説明オブジェクト編集領域
38のウィンドウを開き、図オブジェクト識別子テーブ
ル32を検索し、指定された図オブジェクト識別子24
に対応する図説明オブジェクト25にアクセスし、図説
明オブジェクト編集領域38中に図説明オブジェクト2
5を表示する。
【0022】入力装置3を介して図説明オブジェクト編
集領域38中の図説明オブジェクト25が文字入力又は
更新されると、文章作成部6はこの文字入力・更新を支
援する。またタイトル39からその図オブジェクト識別
子24を取得し、図説明オブジェクト25の先頭アドレ
スを取得し、図オブジェクト識別子24を基にしてタグ
一覧テーブル30を検索する。図オブジェクト識別子2
4及び図説明オブジェクト25に対応する図オブジェク
ト識別子タグ27及び図説明オブジェクトタグ28がタ
グ一覧テーブル30に登録されていれば、本文オブジェ
クト22及び編集用本文オブジェクト21中の図説明オ
ブジェクト25の領域にアクセスし、図説明オブジェク
ト編集領域38中の図説明オブジェクト25の入力・更
新を本文オブジェクト22及び編集用本文オブジェクト
21に反映する。また編集用本文オブジェクト21中の
図説明オブジェクト25が更新されたとき、文章作成部
6は上記のようにタグ一覧テーブル30を検索し、ポイ
ンタをたどって対応する図説明オブジェクト編集領域3
8にアクセスし、編集用本文オブジェクト21中の図説
明オブジェクト25の更新を図説明オブジェクト編集領
域38中の図説明オブジェクト25に反映する。
【0023】入力装置3を介して図面36中の図面識別
子23又は図オブジェクト識別子24を更新すると、図
面作成部5は図面識別子テーブル31又は図オブジェク
ト識別子テーブル32中の図面識別子23又は図オブジ
ェクト識別子24を更新し、更新前後の図面識別子23
又は図オブジェクト識別子24とその図面識別子テーブ
ル31又は図オブジェクト識別子テーブル32中のアド
レスを文章作成部6に通知する。文章作成部6は更新前
の図面識別子23又は図オブジェクト識別子24とその
タグ種別によって本文オブジェクト22を検索し、本文
オブジェクト22中の該当する図面識別子23又は図オ
ブジェクト識別子24を更新し、次いで編集用本文オブ
ジェクト21中の対応する図面識別子23又は図オブジ
ェクト識別子24を更新する。
【0024】入力装置3を介して図オブジェクト識別子
24を指定して図オブジェクト37の削除が指示される
と、図面作成部5は指定された図オブジェクト識別子2
4とその図オブジェクト37を図面36から削除し、図
オブジェクト識別子テーブル32中の指定された図オブ
ジェクト識別子24のエントリと対応する図説明オブジ
ェクト25を削除する。また図オブジェクト識別子24
を通知して文章作成部6に制御が移り、文章作成部6は
タグ一覧テーブル30を検索して当該図オブジェクト識
別子24に対応する図説明オブジェクトタグ28のエン
トリを削除し、本文オブジェクト22中の対応する図説
明オブジェクトタグ28と図説明オブジェクト25を削
除する。
【0025】編集用本文オブジェクト21中の図面識別
子23、図オブジェクト識別子24又は図説明オブジェ
クト25についてタグの削除が指示されると、文章作成
部6は本文オブジェクト22中の指定されたオブジェク
トのタグを削除し、タグ一覧テーブル30中の当該タグ
を削除する。この処理によって編集用本文オブジェクト
21及び本文オブジェクト22中の指定されたオブジェ
クトはそのまま残るが、編集用本文オブジェクト21中
のオブジェクトの表示色は通常の表示色となる。
【0026】図7は、図オブジェクト識別子24に対応
する図説明オブジェクト25を表示する図面作成部5の
処理の流れを示すフローチャートである。入力装置3を
介して表示中の図面36内の図オブジェクト識別子24
を指定して図説明オブジェクト25の表示が指示される
と、指令はユーザインタフェース部9を介して指令受付
部8で解釈されて図面作成部5に制御が渡される。図面
作成部5は指定された図オブジェクト識別子24を入力
し(ステップ41)、図説明オブジェクト編集領域38
のウィンドウを開き、表示中の図面36に対応する図オ
ブジェクト識別子テーブル32を検索し(ステップ4
2)、図オブジェクト識別子24が一致するエントリの
ポインタを参照して図説明オブジェクト25を取得し
(ステップ43)、図説明オブジェクト編集領域38中
にこの図説明オブジェクト25を表示する(ステップ4
4)。
【0027】図8は、本文オブジェクトと図面/図オブ
ジェクトの関連付けを行う図面作成部5及び文章作成部
6の処理の流れを示すフローチャートである。入力装置
3を介して図面36中の図面識別子23または図オブジ
ェクト識別子24を指定して本文オブジェクトへの挿入
が要求されると(ステップ51)、図面作成部5はこの
要求をオブジェクト種別(すなわちタグ種別)及び図面
識別子23又は図オブジェクト識別子24とともに文章
作成部6に通知する(ステップ52)。編集用本文オブ
ジェクト21中の図面識別子23又は図オブジェクト識
別子24の挿入位置と文字列の表示色が指定されたとき
(ステップ53)、制御は文章作成部6に移り、文章作
成部6はタグ一覧テーブル30についてそのポインタに
よって指される図面識別子23又は図オブジェクト識別
子24が指定された図面識別子23又は図オブジェクト
識別子24に一致するエントリを検索する(ステップ5
4)。該当するエントリがすでに登録済であれば(ステ
ップ55Yes)、その図面識別子タグ26又は図オブ
ジェクト識別子タグ27を取得してステップ59へ行
く。そのようなエントリが登録してなければ(ステップ
55No)、指定されたタグ種別に従って図面識別子タ
グ26又は図オブジェクト識別子タグ27を生成する
(ステップ56)。次に図面識別子テーブル31又は図
オブジェクト識別子テーブル32を検索して指定された
図面識別子23又は図オブジェクト識別子24のエント
リの先頭アドレスを取得し(ステップ57)、生成した
図面識別子タグ26又は図オブジェクト識別子タグ27
と対応する図面識別子23又は図オブジェクト識別子2
4へのポインタをもつエントリをタグ一覧テーブル30
に追加する(ステップ58)。次に編集用本文オブジェ
クト21の指定された挿入位置に対応する本文オブジェ
クト22の挿入位置に生成したタグ又は既登録のタグと
図面識別子23又は図オブジェクト識別子24を挿入し
(ステップ59)、編集用本文オブジェクト21の指定
された挿入位置に図面識別子23又は図オブジェクト識
別子24を挿入し、その表示色を指定された表示色に変
更する(ステップ60)。なお図面36中の図面識別子
23又は図オブジェクト識別子24を指定する代わり
に、編集用本文オブジェクト21中に入力された図面識
別子23又は図オブジェクト識別子24を指定して編集
用本文オブジェクト21と図面識別子23又は図オブジ
ェクト識別子24との関連付けのみを行ってもよい。こ
の場合には、図面作成部5によるステップ51及び52
はない。入力装置3を介して編集用本文オブジェクト2
1中の図面識別子23又は図オブジェクト識別子24、
タグ種別及び文字列の表示色を指定して図面36中の図
面識別子23又は図オブジェクト識別子24との関連付
けが指示されると、文章作成部6はステップ53〜60
の処理を行う。ただしステップ57の処理で指定された
図面識別子23又は図オブジェクト識別子24が図面識
別子テーブル31又は図オブジェクト識別子テーブル3
2中に見当らなければ、文章作成部6はエラーメッセー
ジを表示装置2に表示する。
【0028】図9は、本文オブジェクトに図説明オブジ
ェクトを挿入する図面作成部5及び文章作成部6の処理
の流れを示すフローチャートである。入力装置3を介し
て図説明オブジェクト編集領域38中の図説明オブジェ
クト25を指定して本文オブジェクトへの挿入が要求さ
れると(ステップ71)、図面作成部5はタイトル39
から図オブジェクト識別子24を取得し、図説明オブジ
ェクト25の先頭アドレスを取得して(ステップ7
2)、文章作成部6へ通知する(ステップ73)。編集
用本文オブジェクト21中に図説明オブジェクト25の
挿入位置と文字列の表示色が指定されたとき(ステップ
74)、制御は文章作成部6へ渡り、文章作成部6はタ
グ一覧テーブル30を検索してそのポインタによって指
される図オブジェクト識別子24又は図説明オブジェク
ト25の先頭アドレスが指定された図オブジェクト識別
子24又は図説明オブジェクト25の先頭アドレスに一
致するエントリを抽出する(ステップ75)。ポインタ
が図説明オブジェクト25の先頭アドレスであるような
タグが既登録であれば、表示装置2上に警告メッセージ
を表示し、ユーザの指示を待つ。指定された図説明オブ
ジェクト25のタグが登録されていなければ、指定され
た図オブジェクト識別子24のタグ番号と同一のタグ番
号をもつタグを生成する(ステップ76)。次に本文オ
ブジェクト22中の対応する挿入位置に生成したタグと
指定された図説明オブジェクト25を挿入し(ステップ
77)、編集用本文オブジェクト21中の指定された挿
入位置に図説明オブジェクト25を挿入する(ステップ
78)。この処理によって編集用本文オブジェクト21
に挿入された図説明オブジェクト25は指定された表示
色で表示される。最後に文章作成部6はタグ一覧テーブ
ル30に生成したタグと図説明オブジェクト25へのポ
インタをもつエントリを追加する(ステップ79)。な
お本実施形態によれば、編集用本文オブジェクト21中
に図説明オブジェクト25を挿入するためには、対応す
る図オブジェクト識別子24がすでに関連付けられてい
る(タグ一覧テーブル30に登録済である)ことが前提
である。また文章作成部6は同一の図説明オブジェクト
25についてはただ1つのタグをタグ一覧テーブル30
に登録するのみである。
【0029】図10は、本文オブジェクト中のタグ領域
を指定して図面36又は図説明オブジェクト編集領域3
8を表示する文章作成部6及び図面作成部5の処理の流
れを示すフローチャートである。入力装置3を介して編
集用本文オブジェクト21中のタグによって挟まれる図
面識別子23、図オブジェクト識別子24又は図説明オ
ブジェクト25を指定して図面36又は図説明オブジェ
クト編集領域38の表示が要求されたとき(ステップ8
1)、文章作成部6は対応する本文オブジェクト22を
参照してそのタグ種別から図面識別子23か否かを判定
する(ステップ82)。図面識別子23であれば(ステ
ップ82Yes)、そのタグを基にしてタグ一覧テーブ
ル30を検索し(ステップ83)、図面識別子テーブル
31中の当該図面識別子23を格納するエントリのアド
レスを取得し(ステップ84)、図面作成部5へこのア
ドレスを通知するとともに制御を渡す。図面作成部5は
図面識別子テーブル31を参照し、指定された図面が格
納される図面領域11内のアドレスを取得し、表示装置
2上にウィンドウを開いて図面36を表示する(ステッ
プ85)。タグ領域が図オブジェクト識別子24又は図
説明オブジェクト25であれば(ステップ82No)、
図説明オブジェクトタグ28を基にしてタグ一覧テーブ
ル30を検索し(ステップ86)、図説明オブジェクト
テーブル33中の指定された図説明オブジェクト25の
先頭アドレスを取得し(ステップ87)、図面作成部5
へこのアドレスを通知するとともに制御を渡す。ただし
図オブジェクト識別子24の場合には図オブジェクト識
別子タグ27を図説明オブジェクトタグ28に変換して
からタグ一覧テーブル30を検索する。図面作成部5は
表示装置2上にウィンドウを開いて図説明オブジェクト
編集領域38を準備し、図説明オブジェクト25を表示
する(ステップ88)。なお図オブジェクト識別子タグ
27又は図説明オブジェクトタグ28のタグ番号が階層
化されていて指定された図オブジェクト識別子24又は
図説明オブジェクト25の元となる図面の図面識別子タ
グ26を得ることができる場合には、その図面識別子タ
グ26によってタグ一覧テーブル30を検索し、図説明
オブジェクト25とともに対応する図面36を表示する
ことができる。
【0030】図11は、図説明オブジェクト編集領域3
8中の図説明オブジェクト25の更新を編集用本文オブ
ジェクト21及び本文オブジェクト22に反映する文章
作成部6の処理の流れを示すフローチャートである。入
力装置3を介して図説明オブジェクト編集領域38内に
文字が入力されたとき、指令受付部8がこれを検出して
文章作成部6に制御を渡す。文章作成部6は図説明オブ
ジェクト25の入力・更新を行い(ステップ91)、タ
イトル39を参照して図オブジェクト識別子24を取得
し、図説明オブジェクト25の先頭アドレスを取得する
(ステップ92)。次に図オブジェクト識別子24及び
図説明オブジェクト25の先頭アドレスを基にしてタグ
一覧テーブル30を検索し(ステップ93)、入力・更
新された図説明オブジェクト25が本文オブジェクト2
2と関連付けられているか判断する(ステップ94)。
図オブジェクト識別子24をポインタとするタグ及び図
説明オブジェクト25の先頭アドレスをポインタとする
タグがタグ一覧テーブル30に登録されていれば関連付
けありと判断する。関連付けがなければ(ステップ94
No)、処理を終了する。関連付けがあれば(ステップ
94Yes)、図説明オブジェクトタグ28によって本
文オブジェクト22を検索して本文オブジェクト22中
の図説明オブジェクト25を更新する(ステップ9
5)。最後に編集用本文オブジェクト21の対応する図
説明オブジェクト25を更新する(ステップ96)。
【0031】図12は、図面識別子23と図オブジェク
ト識別子24が本文オブジェクト22から関連付けられ
ているか否かのチェックを行う関連チェック部7の処理
の流れを示すフローチャートである。入力装置2を介し
て関連付けチェックが指示されると、指令受付部8は関
連チェック部7に制御を渡す。関連チェック部7は、ま
ず図面識別子テーブル31を参照して図面識別子23を
すべて主記憶に読み込み、その数を計数する(ステップ
101)。次に図面識別子テーブル31の各図面識別子
23からポイントされる図オブジェクト識別子テーブル
32の図オブジェクト識別子24をすべて主記憶に読み
込み、その数を計数する(ステップ102)。両方の識
別子の数を合わせた総識別子数をレジスタXに置く(ス
テップ103)。読み込んだ識別子はインデックスIで
ポイントされる。次にタグ一覧テーブル30を検索し、
タグ種別が図面識別子タグ26又は図オブジェクト識別
子タグ27であるエントリからポイントされる図面識別
子23又は図オブジェクト識別子24をすべて抽出し、
その数を計数する(ステップ104)。両識別子の総数
をレジスタYに置く(ステップ105)。図面識別子テ
ーブル31経由で読み込んだ識別子はインデックスJで
ポイントされる。次にインデックスIとJを1に初期化
する(ステップ106)。IがXの値を越えてなく(ス
テップ107No)、JがYの値を越えてなければ(ス
テップ108No)、Iでインデックスされる識別子
(I)とJでインデックスされる識別子(J)とを比較
する(ステップ109)。両者が一致しなければ(ステ
ップ110No)、Jに1を加え(ステップ111)、
読み込んだ識別子(J)を指すポインタを次の識別子に
移動してステップ108に戻る。両識別子が一致すれば
(ステップ110Yes)、Iに1を加え、Jを初期化
し(ステップ113)、読み込んだ識別子(I)を指す
ポインタを次の識別子に移動してステップ107に戻
る。このようにしてインデックスJがYの値を越えたと
き(ステップ108Yes)、現在の識別子(I)を表
示装置2に表示し(ステップ115)、ステップ113
へ行く。このようにしてインデックスIがXの値を越え
たとき(ステップ107Yes)、処理を終了する。上
記の処理の結果、表示装置2には図面作成処理によつて
登録されている図面識別子23及び図オブジェクト識別
子24のうち本文オブジェクト22から関連付けられて
いない図面識別子23及び図オブジェクト識別子24が
すべて表示される。
【0032】その他図面識別子テーブル31を参照する
ことによって、図面識別子の一覧を明細書中に出力する
ことができる。また図オブジェクト識別子テーブル32
を参照することによって図オブジェクト識別子24から
符号の説明の一覧を明細書中に出力することができる。
図オブジェクト識別子24が図オブジェクト名称と符号
の組合わせで構成されている場合、符号:図オブジェク
ト名称の形式で出力することは容易である。
【0033】なお本文オブジェクトと図面識別子23、
図オブジェクト識別子24及び図説明オブジェクト25
を関連付けるためにタグを用いたが、タグの代わりにタ
グ以外の制御コードを使用しても本発明を実現できる。
例えば図面識別子23、図オブジェクト識別子24及び
図説明オブジェクト25に付加する制御コードとして、
図面識別子23、図オブジェクト識別子24又は図説明
オブジェクト25を区別する制御コードを設け、本文オ
ブジェクトにはこの制御コードと図面識別子23、図オ
ブジェクト識別子24又は図説明オブジェクト25とを
挿入して図面識別子23、図オブジェクト識別子24又
は図説明オブジェクト25と関連付ける。この場合には
図説明オブジェクト25の開始を示す制御コードは、対
応する図オブジェクト識別子24を含む必要がある。こ
のようにすると、図説明オブジェクト25の開始を示す
制御コードのサイズは長くなるが、タグ一覧テーブル3
0が不要になり、図面識別子テーブル31、図オブジェ
クト識別子テーブル32及び図説明オブジェクトテーブ
ル33だけで本文オブジェクトから図面識別子23、図
オブジェクト識別子24及び図説明オブジェクト25に
アクセスすることができる。図面及び本文オブジェクト
の作成は上記の通りである。また図面36中の図面識別
子23又は図オブジェクト識別子24を指定して編集用
本文オブジェクト21中への挿入と関連付けが指示され
たとき、そのオブジェクト種別に対応する制御コードを
生成して指定された図面識別子23又は図オブジェクト
識別子24とともに本文オブジェクト22中に挿入する
だけであり、タグ一覧テーブル30の検索やタグ一覧テ
ーブル30への制御コードの登録はない。また図説明オ
ブジェクト編集領域38中の図説明オブジェクト25を
編集用本文オブジェクト21に挿入する場合には、図説
明オブジェクト25に対応する図オブジェクト識別子2
4を含む制御コードを生成して図説明オブジェクト25
とともに本文オブジェクト22中の挿入位置に挿入する
だけであり、タグ一覧テーブル30の検索やタグ一覧テ
ーブル30への制御コードの登録はない。また編集用本
文オブジェクト21中の図オブジェクト識別子24又は
図説明オブジェクト25を指定して図説明オブジェクト
編集領域38の表示が指示されると、制御コードと図オ
ブジェクト識別子24から図オブジェクト識別子テーブ
ル32を経由して図説明オブジェクトテーブル33中の
目的の図説明オブジェクト25にアクセスし、図説明オ
ブジェクト編集領域38をオープンし、図説明オブジェ
クト25を表示する。タグ一覧テーブル30の検索はな
い。また図説明オブジェクト編集領域38中の図説明オ
ブジェクト25を更新したとき、タグ一覧テーブル30
の検索はないが、編集用本文オブジェクト21及び本文
オブジェクト22に図説明オブジェクト25の更新を反
映するために編集用本文オブジェクト21中の図説明オ
ブジェクト25の開始を示す制御コードを検索する必要
がある。
【0034】なお本発明は明細書/図面に限定されるも
のではなく、研究論文の作成、雑誌記事の編集などにも
適用できることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
文文章中に挿入する図面に関する情報と図面に関する情
報そのものとを関連付けるので、後者を更新したとき本
文文章中の同一情報について整合性を維持でき、文書作
成者の負担を軽減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の情報処理装置の構成図である。
【図2】実施形態の本文オブジェクトと図面との関連を
示す図である。
【図3】実施形態の編集用本文オブジェクト21と本文
オブジェクト22のデータ形式を示す図である。
【図4】実施形態のタグ一覧テーブル30と図面関係の
テーブルとの関連を示す図である。
【図5】実施形態の図面関係のテーブル間の関連を示す
図である。
【図6】実施形態の表示画面の概略を示す図である。
【図7】実施形態の図オブジェクト識別子24に対応す
る図説明オブジェクト25を表示する処理の流れを示す
フローチャートである。
【図8】実施形態の本文オブジェクトと図面/図オブジ
ェクトとの関連付けを行う処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図9】実施形態の本文オブジェクトに図説明オブジェ
クトを挿入する処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図10】実施形態の本文オブジェクトから図面/図説
明オブジェクトを表示する処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図11】実施形態の図説明オブジェクト編集領域38
中の図説明オブジェクト25の更新を本文オブジェクト
に反映する処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】実施形態の図面の識別子と本文オブジェクト
との関連付けをチェックする処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
21・・・編集用本文オブジェクト、22・・・本文オ
ブジェクト、23・・・図面識別子、24・・・図オブ
ジェクト識別子、25・・・図説明オブジェクト、26
・・・図面識別子タグ、27・・・図オブジェクト識別
子タグ、28・・・図説明オブジェクトタグ、30・・
・タグ一覧テーブル、36・・・図面、37・・・図オ
ブジェクト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図面を構成する1つ以上の図オブジェクト
    と各図オブジェクトに対応する図オブジェクト識別子と
    を格納する記憶手段と、1つ以上の文章から構成される
    本文オブジェクトを格納する記憶手段とを有する情報処
    理装置によって、該本文オブジェクトに該図オブジェク
    ト識別子を挿入するとともに本文オブジェクトと図オブ
    ジェクトとを関連付ける方法であって、 挿入すべき図オブジェクト識別子と該本文オブジェクト
    中の該図オブジェクト識別子の挿入位置とが指定された
    とき、該図オブジェクト識別子に対応する制御コードを
    生成し、該制御コードと該図オブジェクト識別子とから
    該図オブジェクト識別子と該図オブジェクトの記憶手段
    中の格納場所まで到達可能なようにテーブル手段によっ
    て関連付け、 該本文オブジェクトの指定された挿入位置に該制御コー
    ドと指定された図オブジェクト識別子とを挿入し、 該本文オブジェクト中に挿入した該図オブジェクト識別
    子が指定されたとき、挿入した制御コードと該図オブジ
    ェクト識別子とに基づいて該テーブル手段を検索して到
    達した記憶手段中の図オブジェクト識別子と対応する図
    オブジェクトとを表示手段に表示することを特徴とする
    図面と文章を関連付ける方法。
  2. 【請求項2】該図オブジェクト識別子が更新されたと
    き、対応する制御コードと図オブジェクト識別子によっ
    て本文オブジェクトを検索して本文オブジェクト中の対
    応する図オブジェクト識別子が同一となるよう更新する
    ことを特徴とする請求項1記載の図面と文章を関連付け
    る方法。
  3. 【請求項3】図面を構成する1つ以上の図オブジェクト
    と各図オブジェクトに対応する図オブジェクト識別子及
    び該図オブジェクトの説明文である図説明オブジェクト
    とを格納する記憶手段と、1つ以上の文章から構成され
    る本文オブジェクトを格納する記憶手段とを有する情報
    処理装置によって、該本文オブジェクトに該図説明オブ
    ジェクトを挿入するとともに本文オブジェクトと図説明
    オブジェクトとを関連付ける方法であって、 挿入すべき図説明オブジェクトと該本文オブジェクト中
    の該図説明オブジェクトの挿入位置とが指定されたと
    き、指定された図説明オブジェクトに対応する図オブジ
    ェクト識別子に基づいて制御コードを生成し、該制御コ
    ードと該図オブジェクト識別子とから該図説明オブジェ
    クトの記憶手段中の格納場所まで到達可能なようにテー
    ブル手段によって関連付け、 該本文オブジェクトの指定された挿入位置に該制御コー
    ドと指定された図説明オブジェクトとを挿入し、 該図オブジェクトに対応する図説明オブジェクトが更新
    されたとき、対応する制御コードと図オブジェクト識別
    子によって本文オブジェクトを検索して本文オブジェク
    ト中の対応する図説明オブジェクトが同一となるよう更
    新することを特徴とする図面と文章を関連付ける方法。
JP8282038A 1996-10-24 1996-10-24 図面と文章を関連付ける方法 Pending JPH10124509A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000222326A (ja) * 1999-01-28 2000-08-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 学習支援方法及びシステム及び学習支援プログラムを格納した記憶媒体
WO2007049800A1 (ja) * 2005-10-27 2007-05-03 Raytec Co., Ltd. 文書作成支援装置
JP2013092916A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Ib Research Kk 知的財産管理装置

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