JP3765123B2 - 文書表示方法及び文書管理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
ハイパーテキスト、特にWWW(World Wide Web)の文書の作成、参照、公開、蓄積、および共有に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一人あるいは複数の利用者がハイパーテキスト、特にWWWの文書を作成してリンクを記述すること、その作成した文書を公開すること、公開された文書のディレクトリを作成すること、このディレクトリを参照すること、アノテーションなどの付加価値情報を参照するために次に述べる方法が用いられる。
【0003】
〔リンクの作成〕
まず、ハイパーテキストの作成において、特徴的なことはリンクの記述である。リンクとは、ある文書から関連する文書を簡単に呼び出すために、呼出しの元となる文書内に、呼出先の文書のアドレスを記述したものである。通常、アドレスとして呼出先の文書のファイル名を記述することで、呼出先の文書のまず先頭から表示させることができる。
【0004】
このリンクの記述としての文書のアドレスの記述方法には絶対アドレスと相対アドレスがある。絶対アドレスとは、そのアドレス表現だけでリンク先となる文書を特定可能な表現である。相対アドレスとは、リンクを記述する呼出元の文書からの相対的な位置を記述したアドレス表現である。WWW文書を別の計算機に複写することを想定して作成する場合、例えば、下記のようにWWWの文書の公開のために複写すること想定して作成する場合は、その複写する範囲内の文書では、リンクとして記述するアドレスは、相対アドレスによって記述する方法が用いられる。
【0005】
リンクには、上記ように呼出先の文書テキストを指定するだけでなく、リンクに記述するアドレス表記を拡張して、呼出先の文書の途中の位置を文書のアドレスに付随させた表現を使用することができる。これは、リンクをたどった結果として表示する位置の先頭を指定するために用いられることが多い。
【0006】
呼出先の文書の途中の位置を記述する方法としては、先頭からの文字位置を記述したり、予めあるいはリンクを作成するたびに呼出先の文書内に定義したラベルを記述したりする。先頭からの文字位置を記述する方法を外付けリンクと呼び、呼出先の文書内に定義したラベルを記述する方法を埋めこみリンクと呼ぶこととする。
【0007】
上記のリンクの呼出先の文書の途中の位置の記述方法の内、先頭からの文字位置を記述する方法は、呼出先の文書の作成者とリンクを記述する文書の作成者が何等合意をする必要が無く、また、呼出先の文書を変更することなく、リンクを自由に記述できるという利点がある。その反面、呼出先の文書に修正が施され文字位置にずれが生じた場合には、リンクの記述が無効になるという欠点がある。
【0008】
本発明では、この場合のリンクの記述が無効になるという問題点については、別の発明によって解決するものとして、リンクにおける呼出先の文書の途中の位置の記述方法としては、先頭からの文字位置を記述する方法を前提とする。
【0009】
上記のリンクの呼出先の文書の途中の位置の記述方法の内、呼出先の文書内に予め定義されたラベルを記述する方法は、呼出先の文書に細かな修正を施してもリンクの記述自体を修正する必要はなくそのまま利用できるという利点がある。しかし、その反面、リンク先として、そのラベルが定義されていない部分を指定できないという欠点を持つ。あらゆる場合を想定して細かくラベルを定義することも考えられるが、現実問題として、あらゆる場合を想定することは困難であるし、コスト的に現実的でない。また、リンクを記述するたびに呼出先の文書を修正してラベルを定義することも考えられるが、呼出先の文書がCD-ROMなどの修正不可能なメディアに格納されている場合や、呼出し元の文書が膨大になりリンク先として指定する位置が多様になる場合などを考慮すると、これは実用的な実現が難しい。この欠点は、ハイパーテキストを様々な分野の文書に適用する場合、致命的である。この理由により、上記の前提の元で説明を進める。
【0010】
〔文書の公開〕
次に、ハイパーテキスト、特にWWWの文書を公開する従来の方法を説明する。
【0011】
文書の公開の第1の方法として、httpdと呼ばれるプログラムが動作する文書公開用の計算機上のそのhttpdが参照可能な記憶装置の領域に、利用者が文書を作成した計算機から公開したい文書を複写する方法がある。文書を参照する利用者は、文書参照用の計算機上でWWWブラウザと呼ばれるプログラムを動作させ、WWWブラウザがhttpdとネットワーク経由で通信して文書を取り出すことで、参照用計算機に文書を表示する。httpdが動作する計算機は、文書を作成した計算機であっても、別の計算機であっても良い。
【0012】
文書の公開の第2の方法として、利用者が文書を作成する計算機の上でhttpdを動作させてhttpdが参照可能な記憶装置の領域で文書を作成し、文書を複写することなく公開する方法がある。
【0013】
〔ディレクトリ文書〕
次に、公開された文書のディレクトリとホットリストについて説明する。
【0014】
文書の参照者の便宜のために、文書の作成に関る利用者が各文書のアドレスを列挙して、このアドレスをリンクとしてたどることができる別の文書を作成し、この文書を公開された文書のディレクトリとする。この文書をディレクトリ文書と呼ぶことにする。このディレクトリ文書を上記のhttpdが動作する計算機上のhttpdが参照可能な記憶装置の領域に置いて公開する。従来はディレクトリ文書と通常の文書には区別はないが、本発明の説明のために区別して扱うこととする。
【0015】
〔ホットリスト〕
利用者は一度参照した文書やディレクトリ文書を後でもう一度参照する際の便宜のために、それら文書が格納されているファイルのアドレスをホットリストあるいはブックマークと呼ばれる形式で保存することができる。ホットリストあるいはブックマークは、利用者が個人的に作成するディレクトリ文書である。
【0016】
また、しばしば参照する文書公開用の計算機上のディレクトリ文書について、その配列が利用者の好みにそぐわない場合には、そのディレクトリ文書を文書参照用の計算機上に複写して、利用者が編集し、その編集結果を個人用のディレクトリ文書として参照する。
【0017】
〔付加価値情報〕
次に、公開文書に対するアノテーションなど、公開文書に対する付加価値情報を作成して記憶する方法がある。ここで、付加価値情報の記憶場所を付加価値情報アドレスと呼ぶことにする。文書を後で再び参照したときに該当する付加価値情報アドレスを指定する方法について説明する。
【0018】
付加価値情報アドレスの指定の第1の方法は、公開文書のアドレスと付加価値情報アドレスとの対を一覧表にしたファイルを文書参照用の計算機上でただ一つ作成して、公開文書を表示中に、公開文書のアドレスをキーにして一覧表ファイルを検索し、表示の中にそれら付加価値情報へのリンクを表示する方法である。これは、従来、米国イリノイ大学で開発されたMCSA Mosaic(バージョン2.0)として知られるWWWブラウザで用いられている方法である。付加価値情報表示方法としては、この他、公開文書上に表示に重ねていわゆる付箋のごとく付加価値情報の内容を表示する方法がある。この付加価値情報アドレスの指定の第1の方法は、個人用の付加価値情報の管理方法である。
【0019】
付加価値情報アドレスの指定の第2の方法は、メタ情報サーバと呼ぶ、文書参照用の計算機および文書公開用の計算機とは別の計算機を指定して、そのメタ情報サーバ上で、公開文書のアドレスと付加価値情報アドレスとの対を一覧表にしたファイルを作成し、文書参照用の計算機で文書を表示する際にメタ情報サーバのアドレスを指定して、メタ情報サーバを経由して公開文書を取得することとして、メタ情報サーバ上で公開文書の中に付加価値情報アドレスをリンクとして埋めこんで、付加価値情報へのリンクを表示する方法である。これは、従来、米国スタンフォード大学で開発されたシステムが採用した方法であり、メタ情報サーバを介して公開する付加価値情報の管理方法である。
【0020】
〔文書のバージョン蓄積〕
次に、文書の蓄積について説明する。文書の内容を更新した場合、その更新前の内容の文書を引き続き蓄積するためには、従来は、次の3通りの方法が持ちいられる。ここで、更新前の文書を文書1、更新後の文書を文書1’と呼ぶことにする。
【0021】
従来の蓄積の第1の方法は、文書1を格納するファイルには実際の更新をせずに、文書1の複写を作成して別のファイルに格納し、その別のファイルの内容を更新して文書1’とする方法である。
【0022】
従来の蓄積の第2の方法は、文書1を複写して別のファイルに格納し、その別のファイルを更新せずに保存し、複写元のファイルを更新して文書1’とする方法である。
【0023】
従来の蓄積の第3の方法は、ファイルのバージョン管理システムを設け、利用者が文書1を更新して文書1'を作成して元のファイルに格納する操作をした際に、文書1'を格納するファイルのアドレスは同一に見せて、ファイルのアドレスの他に情報ID番号などのバージョン指定を定義し、ファイルを参照する際には、ファイルのアドレスとバージョン指定によって文書1と文書1'を区別して取り出すことを可能にした方法がある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
ハイパーテキスト、特にWWWによる文書の公開、蓄積、参照、ディレクトリの作成、および、ディレクトリの参照、における課題を説明する。
【0025】
〔第1の課題〕
第1の課題は、付加価値情報ファイルの指定に関する。
【0026】
上記従来の付加価値情報ファイル検索の第1の方法は、一つの文書に対する付加価値情報の集合を、複数個の集合に分割して、WWWブラウザ上に同時に表示する付加価値情報ファイルへのリンクを各集合毎に切り替えることができないことが問題点である。この切り替えは、付加価値情報の内容を内容別に分類したり、アノテーションが想定する読者の違いごとに分類したりする場合に必要である。
【0027】
上記従来の付加価値情報ファイル検索の第2の方法は、上記の付加価値情報の集合の切り替えが付加価値情報ファイルの蓄積及び検索を行うメタ情報サーバの切り替えによって実現できるが、そのためには、WWWブラウザの利用者がメタ情報サーバのアドレスを指定する必要があることが問題点である。つまり、WWWブラウザの利用者が、公開文書のアドレスとメタ情報サーバのアドレスをそれぞれ指定する操作が必要であることが問題点である。
【0028】
上記問題点を解決し、利用者が文書のアドレスと付加価値情報のアドレスを意識することなく、単一の操作によって参照したい文書と付加価値情報の組み合わせを指定できる手段を提供し、個人用の付加価値情報、公開された付加価値情報などの選択を容易にすることが第1の課題である。
【0029】
〔第2の課題〕
本発明が解決する第2の課題は、文書に付けられたリンクをたどりながら次々と文書を参照する際の、付加価値情報と文書との対応付け、また、このとき、付加価値情報として複数の候補がある場合のその選択、および、第4の課題で説明するアドレス変換規則集と文書との対応付け、第7の課題で説明する様に、リンク先の文書に複数の候補が存在する場合のその選択に関する。第2の課題における問題点は、従来、文書に付けられたリンクをたどりながら次々と文書を参照する際に、リンク先の文書に既に付加されている付加価値情報を容易に取り出すことができないことであり、また、同一の文書に異なる付加価値情報が存在する場合、リンク先の文書およびその付加価値情報に複数の候補が存在する場合に利用者にはその選択を制御する手段が無いことである。
【0030】
上記課題を解決し、リンクをたどると同時にその文書に既に付加されている付加価値情報を利用者が容易に取り出すことができる手段を提供し、更に、同一の文書に異なる付加価値情報が存在する場合、リンク先の文書に複数の候補が存在する場合に利用者にその選択を制御する手段を提供することが第2の課題である。
【0031】
〔第3の課題〕
本発明が解決する第3の課題は、文書に付けられたリンクをたどりながら次々と文書を参照する際の、ディレクトリ文書に登録された文書との対応付けに関する。第3の課題における問題点は、従来、文書に付けられたリンクをたどりながら次々と文書を参照する際に、参照中の文書が既に個人用記憶手段のディレクトリ文書テキストあるいはブックマークに登録されているものであるかを利用者は容易に知ることができないことである。
【0032】
上記問題点を解決し、文書に付けられたリンクをたどりながら次々と文書を参照する際に、参照中の文書が既に個人用記憶手段のディレクトリ文書テキストあるいはブックマークに登録されているものであるかを利用者が容易に知ることができ、また、ディレクトリ文書テキストまたはブックマーク上の表示におけるアンカーとの対応を示す手段を提供することが第3の課題である。
【0033】
〔第4の課題〕
本発明が解決する第4の課題は、ハイパーテキスト文書の移動に伴うリンクの変更に関する。第4の課題における問題点は、従来、絶対アドレスで示されたリンク先の文書が別の計算機に複写された場合に、その複写先の文書をたどることができないことである。
【0034】
この問題点は、上記従来の技術の内の、文書の公開の第1の方法を用いる場合、すなわち、WWWの文書の公開のために別の計算機に複写する場合に生じる。この場合、リンクの記述に絶対アドレスを使用することが必要な場合があり、絶対アドレスで示されたリンク先の文書が別の計算機に複写された場合に、その複写先の文書をたどることができない。以下、その内容を詳しく説明する。
【0035】
この場合は、リンクの記述方法に関して述べたように、その複写する範囲内の文書では、相対アドレスによってリンクを記述する方法が用いられる。従来は、WWW文書は少数の人間がその作成にかかわっており、WWW文書を作成する計算機をそのすべての人間が共同で使用することで相対アドレスを記述することができた。
【0036】
しかし、大規模なハイパーテキストを作成する際には、その作成には多くの人間が関り、文書を作成する計算機をそのすべての人間が共同で使用することは不可能である。異なる計算機上で文書を作成し、それらの文書間のリンクを記述することが必要であり、このリンクは絶対アドレスを使用する。この結果、すべてのリンクを相対アドレスによって記述することは不可能であり、絶対アドレスを使用せざるをえない。
【0037】
また、現在広く使用されているマイクロソフト社のMS-DOSおよびMS-Windowsでは、ファイル記憶装置についてドライブという単位で管理しており、異なるドライブに格納した文書間のリンクの記述は、相対アドレスによって記述することは不可能であり、絶対アドレスを使用せざるをえない。
【0038】
このようにして作成したハイパーテキストを別の計算機上に複写する場合、上述したように、絶対アドレスで記述されたリンク先の文書の複写先の文書をたどれないということが問題点である。
【0039】
この問題点の回避策として、文書の複写に伴い文書に記述されたリンクのアドレスを修正する方法および上記従来の文書の公開の第2の方法すなわち利用者が文書を作成する計算機の上でhttpdを動作させる方法が考えられる。しかし、これは新たな問題を発生させ、したがって問題点の解決とはならない。その理由は後述する。
【0040】
上記問題点を解決し、文書を修正することなく、文書の複写に伴う文書のリンクの変更に対処する手段を提供することが、第4の課題である。
【0041】
〔第5の課題〕
本発明が解決する第5の課題は、公開を意図した文書とリンクで結ばれた他の文書の公開に関する。
【0042】
ハイパーテキストは複数の文書をリンクで結ぶことで文書の関連を示す。ここで、ある文書の公開した場合に、その文書からリンクが結ばれている文書が未公開の文書である場合があり得る。この場合、その公開された文書を参照した利用者がそのリンクをたどろうとしたときにエラーとなる。文書を公開する利用者は、その文書からリンクで結んだ文書には未公開が無いことが求められる。
【0043】
ここの問題点は、利用者がある文書の公開を意図したときに、その文書から未公開の文書に張られたリンクを明示的に示し、利用者が公開する情報としてリンクと文書を意識させ、公開する文書の追加あるいはリンクの削除の必要性を提示する手段が無いことである。
【0044】
この問題点は、プライバシーおよびセキュリティに関する問題点でもある。この観点からも説明する。
【0045】
リンクされた文書を漏れなく公開するか否かは、公開文書を作成した利用者の責任である。文書が未公開であることは、未公開の文書に公開できない秘密情報を含む場合が考えられる。文書の公開の可否の判断は最終的には利用者が行うべきものである。また、秘密情報はその存在自体を秘密にする必要もあり、その場合には公開文書から秘密文書へのリンクの存在自体が望ましくない。そのリンクの存在の可否の判断も利用者が行うべきものである。ここの問題点も、上述したように、利用者が公開する情報としてリンクと文書を意識させ、公開する文書の追加あるいはリンクの削除の必要性を提示する手段が無いことである。
【0046】
上記問題点を解決し、公開しようとしている文書から未公開の文書に張られたリンクを提示し、リンクを削除するか否かの判断をするための簡便な方法を提供し、同時に、公開する文書の追加の手間を省く手段を提供することが第5の課題である。
【0047】
〔第6の課題〕
本発明が解決する第6の課題は、公開情報の個人化と共有の両立に関する。
【0048】
文書公開用の計算機上のディレクトリ文書の参照時のカスタマイズすなわちディレクトリ文書の個人化と、ディレクトリ文書の変更の反映すなわちディレクトリ文書の共有が両立できないことが問題点である。
【0049】
上記従来の方法によるディレクトリ文書の作成および参照の方法では、利用者は、常に文書データベースの入り口となる、文書公開用の計算機上のディレクトリ文書を参照し、そのディレクトリ文書にある公開文書のリストを精査し、必要に応じてディレクトリ文書の階層をたどる。このとき、一つのディレクトリ文書が大きくなって公開文書のリストを精査しにくくなるという問題点がある。この問題点を回避するために、例えば、ディレクトリ文書をダウンロードして適宜編集して、しばしば参照する文書標識を目立つ位置に置くというような編集を適宜施して、ディレクトリ文書を利用者の好みに応じて見易くしたり、ホットリストあるいはブックマークを利用して、しばしば参照する文書のアドレスをホットリストに登録することが行われる。しかし、この方法では、文書公開用計算機上のディレクトリ文書に新しい文書が追加された場合にその内容がダウンロードして編集した結果やブックマークに反映されないという問題点が生じる。
【0050】
また、文書を参照する利用者全員が文書公開用計算機上のディレクトリ文書を編集可能とすることも考えられるが、これはこの問題の解決にはならない。なぜならば、利用者毎に望ましい編集結果が異なり、異なる編集結果を同時に一つのディレクトリ文書で実現することはできないからである。
【0051】
上記問題点を解決し、ディレクトリ文書の配列を利用者の好みに応じて編集可能とすると同時に、文書公開用計算機上のディレクトリ文書に新しい文書が追加された場合にその追加内容が利用者に分かる手段を提供することが第6の課題である。
【0052】
〔第7の課題〕
第7の課題は、ハイパーテキストの蓄積に関する。
【0053】
上記従来の蓄積の第1の方法によって、更新後の文書1'を異なるアドレスのファイルに格納した場合、WWWの意図した利点である「常に最新の文書、情報を参照すること」が不可能になるという問題点がある。
【0054】
上記従来の蓄積の第2の方法によって、文書1の提供元のサーバにおいて、そのアドレスが示すファイルの内容が更新され文書1’となった場合、そのアドレスでは利用者がホットリストに記憶したときに意図した内容である文書1をもう一度参照することができないという問題点がある。これは、WWWが「常に最新の文書、情報を参照すること」を第一に意図しているために生じる問題点である。
【0055】
また、従来の蓄積の第2の方法には更に別の問題点がある。他の文書2から文書1に向けてリンクによって関連を示されている場合に、そのリンクは更新後の文書1’を指し示すことになり、文書2の作成者の意図した内容である文書1とは異なってしまう場合がある。文書2に格納されているリンクを修正すれば事足りるようにみえるが、これは、事実上不可能であるという問題点がある。次にその理由を述べる。
【0056】
WWWは、その名の通り、世界規模の広がりを持つ情報システムである。上記の説明では便宜上、文書1を指し示すリンクを持つ文書は文書2ただ一つであるかのように記述しているが、実際は、この文書2に相当する文書は世界中に存在する。このため、文書1の更新の通知を世界中の文書2の作成者に通知し、そのリンクの更新の要否の判定、および更新を促すことは事実上、不可能であることが問題となる。
【0057】
また、もし、仮に、すべての文書2のリンクの更新が可能であったとしても、その文書2に向けたリンクを持つ文書3が存在し、この文書3の更新に要否の判定、および更新の作業について、再び、文書2とまったく同様の問題が生じる。結果として、このような連鎖が延々と続くこととなる。この意味でも、リンクの更新は事実上不可能であることが問題となる。
【0058】
次に、上記従来の蓄積の第3の方法の問題点を説明する。
【0059】
WWWのハイパーテキストによる文書は、紙媒体の文書が紙の一束であったり、これまでのワードプロセッサのように一つのファイルに文書を格納してきたりした形態とは異なり、利用者には一つの文書にみえても実際には、複数のファイル(オブジェクト)から構成される。つまり、中心となるテキストデータを格納するファイルと、文書中に挿入される静止画や動画などのそれぞれを格納するデータファイルである。これらのデータファイルはテキストデータに記述されたリンクで示される。リンクは、具体的にはそのデータファイルのアドレスで表現する。この、挿入すべきデータへのリンクを記述したテキストファイルをハブテキストと呼ぶことにする。
【0060】
利用者が文書を参照する時は、まずハブテキストのファイルのアドレスを指定すると、後は自動的に、ハブテキストが取り出され、更にハブテキストの解析が行われ、ハブテキスト中に記述されたリンクにしたがって挿入するデータが取り出され、文書としてレイアウトした結果が表示される。
【0061】
このとき、挿入するデータが更新された場合、例えば静止画1が更新されて静止画1'となった場合、文書としては更新されており異なるバージョンが存在することになるが、ハブテキストのファイルは更新されていない。ここで、利用者は、ハブテキストのファイルのアドレスによって文書を指定するのであり、このときはハブテキストのファイルのバージョンを指定することはできるが挿入されるデータのバージョンを指定することはできない。結果として、文書としてのバージョンを指定することができないという問題点がある。
【0062】
上記問題点を解決し、利用者がブックマークなどに保存した文書アドレスを再び参照する場合に保存した時点の文書を再び取出すことができ、また、利用者が文書ファイルのアドレスを指定した場合、また、文書間のリンクをたどる場合に、利用者が希望する文書のバージョンの設定ができてその設定後は特別な操作を要することなくそのバージョンの文書が簡単に取り出すことができ、また、その設定を簡単に変更することができる手段を提供することが第7の課題である。
【0063】
本発明の目的は、上記第1から第7の課題を解決し、ハイパーテキストの文書の流通を達成することにある。
【0064】
〔課題の説明の補足〕
ここで、上記の第4の課題で述べた、すなわち、絶対アドレスで示されたリンク先の文書が別の計算機に複写された場合に、その複写先の文書をたどることができないという問題点に対して、従来の方法はその回避策とはならないことの説明を補足する。まず、文書の複写に伴いリンクのアドレスを修正する方法が回避策とはならない理由を説明する。
【0065】
第1の理由は次の通りである。上記従来の方法の説明において、リンクの記述方法における文書の途中の位置を記述する方法として、先頭からの文字位置を記述する方法を採用することを説明した。ここで、文書の複写に伴い絶対アドレスによるリンクを修正すると、絶対アドレスの記述の文字数の違いから、文書のファイル内の文字位置にずれが生じる。このため、その文書をリンク先とする別の文書において、リンクに記述された文書の途中の位置の記述をも同時に修正する必要が生じる。このようにして、リンクの修正は連鎖的にすべての文書に及ぶこととなる。これは、ハイパーテキストが大規模である場合に現実的でなく、上記の問題点の解決とはならない。
【0066】
第2の理由を次に述べる。ハイパーテキストが大規模になった場合、文書の消失、改竄防止のために文書データがCD-ROMなどの書き換え不可能記憶メディアに記憶される可能性がある。このような記憶メディアの文書は、記憶メディア自体を移動させて装着しなおす運用が求められ、リンクに関しては複写と同様の問題が生じるが、このとき、文書内のリンクのアドレスの修正は書き換え不可能記憶メディアのために不可能であり、上記の問題点の解決とはならない。
【0067】
次に、上記従来の技術の内の、文書の公開の第2の方法、すなわち、利用者が文書を作成する計算機の上でhttpdを動作させる方法が上記第4の課題で述べた問題点の解決にはならないことの理由を説明する。
【0068】
第1の理由は、公開された文書が参照される時刻と、httpdを動作させる計算機、および計算機群が運転される時刻のずれから生じる。公開された文書は、一日24時間の内、常に参照される可能性がある。このため、その文書を格納して、公開のためのhttpdを動作する計算機は一日24時間、停止することなく運転されることが望ましい。一方、文書の作成は、通常、利用者の机上の計算機上で行われるが、一般的な企業ではその様な計算機は夜間は停止することが推奨され、また、利用者の異動とともに計算機も移動され、その結果、計算機のアドレスが変更される。その計算機が停止中の場合はその文書は参照できないし、また、計算機のアドレスが変更された場合にはその計算機中の文書へのリンクをたどることができなくなるという問題が生じる。これを解決するためには、文書の公開のために一日24時間、停止することなく運転される計算機を設けて、その計算機に文書を複写する、すなわち、従来の文書の公開の第1の方法しか手だてはない。結局、第4の課題で述べた問題点を避けて通ることができない。
【0069】
第2の理由は、プライバシーおよびセキュリティに関する問題点が生じることである。httpdから参照可能な領域で文書作成作業を行うことは、未完成の文書を実質的に公開することになるという問題点がある。これを回避するためには、従来の文書の公開の第1の方法、すなわち、httpdから参照できない領域で文書作成作業を行って文書の完成後にhttpdから参照できる領域に複写するか、あるいは、各文書ごとに参照できる利用者を指定するアクセス制御が必要となる。従来の文書の公開の第1の方法の問題点は既に述べた通りである。アクセス制御については、本発明で対象とする文書がハイパーテキストであることからリンクで結ばれた複数の文書について管理する必要が生じるという問題点が生じ、これは、すなわち、本発明で解決する第4の課題である。
【0070】
本発明の目的は、上記課題の解決にある。すなわち、利用者が参照したい公開文書の指定と、付加価値情報の集合の指定を同時に簡便に行うことができる手段を提供すること、絶対アドレスで示されたリンクについて、リンク先の文書の複写に伴いその複写先をたどる際に、文書内に記述されたリンクを修正することなく、その複写先の文書をたどる手段を提供すること、利用者が公開を意図した文書からリンクで結ばれた未公開の文書を示す手段を提供すること、ディレクトリ文書を個人化しつつも共有情報の変更を容易に個人化結果に反映する手段を提供すること、利用者が文書ファイルのアドレスを指定した際に、また、文書間のリンクをたどる際に、利用者が希望する文書のバージョンの設定ができてその設定後は特別な操作を要することなくそのバージョンの文書が簡単に取り出すことができ、また、その設定を簡単に変更することができる手段を提供することにある。
【0071】
【課題を解決するための手段】
上記の本発明の目的の達成のためには、従来、通信路で結合された文書参照作成装置と文書中継装置と文書公開装置からなる文書共有システムで、文書参照作成装置は個人用記憶手段と文書参照作成用通信処理手段と文書参照用情報取得手段と文書表示手段と文書解析手段とディレクトリ文書表示手段とディレクトリ文書編集手段とディレクトリ文書解析手段とインライン表示情報取得手段とからなり、文書中継装置は文書中継用記憶手段と文書中継用通信処理手段と文書中継用情報送出手段と文書中継用情報取得手段とからなり、文書公開装置は文書公開用記憶手段と文書公開用通信処理手段と文書公開用情報送出手段とからなる文書共有システムにおいて、
上記第1の課題に対して、文書参照作成装置に、文書取得手段と付加価値情報取得手段を設けて、
上記第2の課題に対して、上記第1の課題を解決する手段に加えて、文書参照作成装置に、ディレクトリ文書検索手段と文書標識検索手段と文書標識比較手段とを設けて、
上記第3の課題に対して、上記第1および第2の課題を解決する手段に加えて、文書参照作成装置に、ディレクトリ文書アンカー表示変更手段を設けて、
上記第4の課題に対しては、上記第1の課題を解決する手段に加えて、文書参照作成装置に、文書公開用複写手段とアドレス変換規則集取得手段とアドレス変換規則集アドレス作成手段とアドレス絶対化手段とアドレス変換手段と文書登録手段とインライン表示情報登録手段と登録用アドレス変換規則追加手段と情報登録手段とリンク先アドレス変換規則作成手段と仮登録手段と付加価値情報登録手段とアドレス変換規則集登録手段とを設けて、また、文書公開装置に、文書公開用情報登録手段を設けて
上記第5の課題に対しては、上記第4の課題を解決する手段に加えて、文書参照作成装置には、リンク文書自動取得手段とリンク先文書選択手段とを設けて、
上記第6の課題に対しては、上記第1の課題を解決する手段に加えて、文書参照作成装置に、ディレクトリ文書仮想共有手段を設けて、
上記第7の課題に対しては、文書参照作成装置に、バージョン記述集取得手段と新規バージョン記述集取得手段とバージョン記述集アドレス作成手段とバージョン指定設定手段と登録用バージョン記述集作成手段とバージョン記述集登録手段とを設けて、文書中継装置に、文書中継用記憶手段にかえてバージョン蓄積用記憶手段を設けて、更に、文書中継装置に、文書中継用情報登録手段とを設けて、
更に、上記第1から第7の課題に対して、いくつかの手段の作用を変更する。
【0072】
〔第1の課題を解決するための作用〕
上記の第1の課題、すなわち、利用者が文書のアドレスと付加価値情報のアドレスを意識することなく、単一の操作によって参照したい文書と付加価値情報の組み合わせを指定できる手段を提供するための作用を説明する。
【0073】
記憶手段アドレスの上位概念として、付加価値情報とその付加対象となる文書の対応を示す文書標識を設けたことである。付加価値情報の付加対象の文書としては、文書テキスト、ディレクトリ文書テキストが考えられるが、文書標識においては、付加価値情報の付加対象の文書のアドレスを総称してハブアドレスと呼ぶ。文書標識は、ハブアドレスと後で説明する付加価値情報アドレスの組みである。ハブアドレス以外の項目、ここでは付加価値情報アドレスが省略されている場合は、文書標識はハブアドレス、すなわち、従来の記憶手段アドレスと同じ記述になるものとする。これにより、文書標識の記述は記憶手段アドレスの記述に対して上位互換性を保つ。
【0074】
ディレクトリ文書テキストや文書テキストでリンクを表す記憶手段アドレスを文書標識によって表現することとして、各手段の間で出力および取得されていた記憶手段アドレスを文書標識に置き換える。すなわち、ディレクトリ文書解析手段は、それが作成する表示データのアンカーに、従来はリンクを表す記憶手段アドレスを対応付けていたことに代えて、リンクを表す文書標識を対応付けることとし、ディレクトリ文書表示手段は、利用者がアンカーを選択した場合に、従来はアンカーに対応付けられていた記憶手段アドレスを文書解析手段に出力していたことに代えて、アンカーに対応付けられた文書標識を文書解析手段に出力することとし、文書解析手段は、従来は、記憶手段アドレスによって情報を取得して、また、記憶手段アドレスをキーとしてその付加価値情報を取得していたことに代えて、文書標識を文書取得手段に出力して情報を取得して、また、文書標識を付加価値情報取得手段に出力してその付加価値情報を取得することとし、また、それが作成する表示データのアンカーに、従来はリンクを表す記憶手段アドレスを対応付けていたことに代えて、リンクを表す文書標識を対応付けることとし、文書表示手段は、利用者がアンカーを選択した場合に、従来はアンカーに対応付けられていた記憶手段アドレスを文書解析手段に出力していたことに代えて、アンカーに対応付けられた文書標識を文書解析手段に出力することとし、文書取得手段は、文書標識のハブアドレスによって情報を取得して、付加価値情報取得手段は文書標識の付加価値情報アドレスによって情報を取得する。
【0075】
以上が、第1の課題を解決するための特徴となる作用である。
【0076】
〔第2の課題を解決するための作用〕
上記の第2の課題、すなわち、リンクをたどると同時にその文書に既に付加されている付加価値情報を利用者が容易に取り出すことができる手段を提供し、更に、同一の文書に異なる付加価値情報が存在する場合、第4の課題で説明するアドレス変換規則集と文書との対応付け、第7の課題で説明するリンク先の文書に複数の候補が存在する場合に利用者にその選択を制御する手段を提供するための作用を説明する。
【0077】
上記第1の課題を解決するための作用の説明において導入した文書標識に、ハブアドレス、付加価値情報アドレスの他に、格納元ディレクトリ文書標識を記憶できることとし、この格納元ディレクトリ文書標識は、ディレクトリ文書テキストや文書テキストの中の文書標識においては空であるものとし、ディレクトリ文書解析手段は、それが作成した表示データのアンカーにリンクを表す文書標識を対応付ける際に、表示データの元となったディレクトリ文書テキストの文書標識をそれらリンクを表す文書標識の格納元ディレクトリ文書標識とし、文書表示手段は、利用者がアンカーを選択した場合に、上記第1の課題を解決するための作用の説明では、アンカーに対応付けられた文書標識を文書解析手段に出力していたことに代えて、表示中の文書の文書標識の格納元ディレクトリ文書標識をアンカーに対応付けられた文書標識の格納元ディレクトリ文書標識としてからアンカーに対応付けられた文書標識をディレクトリ文書表示手段に出力することとし、ディレクトリ文書表示手段は、文書標識を文書表示手段から取得した場合はその文書標識を、また、利用者が表示中のディレクトリ文書のアンカーを選択した場合にはそのアンカーに対応する文書標識を、ディレクトリ文書検索手段に出力して、ディレクトリ文書検索手段が出力する文書標識を文書解析手段に出力することとし、ディレクトリ文書検索手段は、呼出し元の手段から文書標識を取得した場合に、まず、その文書標識の格納元ディレクトリ文書標識が示すディレクトリ文書テキストを取得した文書標識を検索キーとして文書標識検索手段および文書標識比較手段によって検索し、検索に失敗した場合は個人用記憶手段内の各ディレクトリ文書テキストを同様に検索して、検索に成功した場合は検索結果の文書標識があったディレクトリ文書テキストを示す文書標識を検索結果の文書標識の格納元ディレクトリ文書標識とし、その検索結果の文書標識を呼出し元の手段に出力し、この検索の時に複数の文書標識が検索された場合にはその旨を利用者に提示して一つを選択させる。
【0078】
〔第3の課題を解決するための作用〕
上記第3の課題、すなわち、文書に付けられたリンクをたどりながら次々と文書を参照する際に、参照中の文書が既に個人用記憶手段のディレクトリ文書テキストあるいはブックマークに登録されているものであるかを利用者が容易に知ることができ、また、ディレクトリ文書テキストまたはブックマーク上の表示におけるアンカーとの対応を示す手段を提供することができる手段を提供するための作用を説明する。
【0079】
ディレクトリ文書表示手段が、文書標識を文書解析手段に出力する際に、それに加えてその文書標識をディレクトリ文書アンカー表示変更手段に出力することとし、ディレクトリ文書アンカー表示変更手段は、呼出し元の手段から文書標識を取得した場合に表示中のディレクトリ文書テキストの各アンカーで、取得した文書標識と一致するとみなせる文書標識と対応するアンカーの表示方法を変更する。
【0080】
〔第4の課題を解決するための作用〕
上記の第4の課題、すなわち、文書を修正することなく、文書の複写に伴う文書のリンクの変更に対処する手段を提供するための作用を説明する。
【0081】
上記第1の課題を解決するための作用において導入した文書標識において、上記で説明したものに加えて、アドレス変換規則集アドレスを記憶することとし、アドレス変換規則集アドレスは、個人用記憶手段、あるいは、公開用記憶手段が記憶するアドレス変換規則集を示すものとし、アドレス変換規則集には、文書の公開などのための複写に伴って変更する必要が生じるリンクについて、アドレス変換規則を記述することとし、文書公開用複写手段は、文書表示手段、ディレクトリ文書表示手段、ディレクトリ文書編集手段を介して利用者が公開を指示した文書の文書標識を取得し、公開用の各文書標識を文書登録手段によって文書公開装置に登録して、登録後の文書標識からディレクトリ文書テキストを作成し、文書登録手段は、公開用の文書標識が示す文書テキストについて、インライン表示情報登録手段と情報登録手段と登録用アドレス変換規則追加手段によってインライン表示情報を登録するとともにインライン表示情報の文書標識についてアドレス変換規則集を作成し、リンク先アドレス変換規則作成手段と仮登録手段と登録用アドレス変換規則追加手段とによって、文書テキストの中のリンクを表す文書標識および付加価値情報のリンク先文書標識についてアドレス変換規則を作成してアドレス変換規則集に追加し、情報登録手段と付加価値情報登録手段とアドレス変換規則集登録手段とアドレス変換規則集アドレス作成手段とによって文書テキストと付加価値情報とアドレス変換規則集を登録するとともに登録後の文書標識を作成し、文書取得手段は、上記第1の課題を解決するための説明では文書標識のハブアドレスによって情報を取得していたことに加えて、文書標識のアドレス変換規則集アドレスによってアドレス変換規則集取得手段からアドレス変換規則集を取得し、インライン表示情報取得手段は、アドレス絶対化手段とアドレス変換手段とによってインライン表示情報の文書標識の各アドレスを変換してインライン表示情報を取得して、文書解析手段は、アドレス絶対化手段とアドレス変換手段とによって表示データの各アンカーと対応付ける文書標識の各アドレスを変換し、文書公開装置の文書公開用情報登録手段は、情報登録要求を受け付けて、その要求内の情報を文書公開用記憶手段に登録し、登録した内容を示す記憶手段アドレスを返す。
【0082】
以上が、第4の課題を解決するための各手段の作用である。
【0083】
〔第5の課題を解決するための作用〕
上記の第5の課題、すなわち、公開しようとしている文書から未公開の文書張られたリンクを提示し、リンクを削除するか否かの判断をするための簡便な方法を提供し、同時に、公開する文書の追加の手間を省く手段を提供するための各手段の作用を説明する。
【0084】
に、各手段は、従来の作用あるいは上記第1および第4の課題を解決するため作用に加えて、次のように作用する。
【0085】
文書公開用複写手段は、上記第4の課題を解決するための作用の説明では公開用の各文書標識を文書登録手段によって文書公開装置に登録する際に、その前に、リンク文書自動取得手段によって公開用の各文書標識が示す文書テキストの中のリンクを表す文書標識および付加価値情報の中のリンク先文書標識を収集し、リンク先文書選択手段によって利用者にそのリンク先文書標識を選別して、選択したリンク先文書標識を公開用の文書標識に付け加える。
【0086】
〔第6の課題を解決するための作用〕
上記第6の課題、すなわち、ディレクトリ文書テキストの配列を利用者の好みに応じて編集可能とすると同時に、文書公開装置上のディレクトリ文書テキストに新しい文書が追加された場合にその追加内容が利用者に分かる手段を提供するための作用を説明する。
【0087】
ディレクトリ文書テキストは、上記第1の課題を解決するための説明ではリンクを表す文書標識のリストであったが、これに加えて、共有ディレクトリ文書標識を記憶できるものとし、ディレクトリ文書表示手段は、文書公開装置上のディレクトリ文書テキストを利用者による個人化する旨の指示を取得した場合に個人用記憶手段にそのディレクトリ文書テキストを記憶して、このときに、複写元の文書公開装置上のディレクトリ文書テキストの文書標識を個人用記憶手段上のディレクトリ文書テキストの共有ディレクトリ文書標識とし、個人用記憶手段上のディレクトリ文書テキストを参照する際に、それに共有ディレクトリ文書標識が記憶されている場合にはその文書標識が示すディレクトリ文書テキストを取得して、参照しようとしたディレクトリ文書テキストとマージして表示する。
【0088】
〔第7の課題を解決するための作用〕
上記の第7の課題、すなわち、利用者がブックマークなどに保存した文書アドレスを再び参照する場合に保存した時点の文書を再び取出すことができ、また、利用者が文書ファイルのアドレスを指定した場合、また、文書間のリンクをたどる場合に、利用者が希望する文書のバージョンの設定ができてその設定後は特別な操作を要することなくそのバージョンの文書が簡単に取り出すことができ、また、その設定を簡単に変更することができる手段を提供するための作用を説明する。
【0089】
上記の説明で用いた文書標識の各アドレスに、バージョン指定を記憶できるものとし、また、文書テキストに記述されたインライン表示情報の文書標識にバージョン指定が無い場合にはそのバージョン指定を記憶するためのバージョン記述集を設けることとし、文書標識にバージョン記述集アドレスを記憶して文書テキストとバージョン記述集の対応を示すこととし、
利用者がブックマークなどに保存した文書アドレスを再び参照する場合に保存した時点の文書を再び取出すことができる手段を提供するためには、文書参照作成装置において、文書取得手段は、バージョン記述集取得手段と新規バージョン記述集取得手段とバージョン記述集アドレス作成手段とによって、バージョン記述集を取得し、インライン表示情報取得手段は、アドレス絶対化手段とバージョン指定設定手段とによって、インライン表示情報のバージョン指定を指定してインライン表示情報を取得し、文書解析手段は、バージョン指定がないインライン表示情報について、登録用バージョン記述集作成手段とバージョン記述集登録手段とによって、バージョン記述集を作成してそれを文書中継装置に登録し、文書標識にはそのバージョン記述集アドレスと登録時のバージョン指定を記録することとして、文書中継装置において、文書中継用記憶手段にかえてバージョン蓄積用記憶手段を設けて、文書中継用情報送出手段は、従来は、情報送出要求の中の記憶手段アドレスによって文書中継用記憶手段を検索していたことにかえて、情報送出要求記憶手段アドレスとそのバージョン指定によってバージョン蓄積用記憶手段を検索することとし、文書中継用情報取得手段は、取得した情報の記憶手段アドレスを検索キーとして文書中継用記憶手段に情報を記憶していたことに代えて記憶手段アドレスとそのバージョン指定を検索キーとしてバージョン蓄積用記憶手段に情報を記憶することとし、文書中継用情報登録手段は、情報登録要求の中の記憶手段アドレスと現在の時刻をバージョン指定とした検索キーとしてバージョン蓄積用記憶手段に情報を記憶して、その記憶手段アドレスとバージョン指定を情報登録要求の出力元に返すこととし、
利用者が文書ファイルのアドレスを指定した場合、また、文書間のリンクをたどる場合に、利用者が希望する文書のバージョンの設定ができる手段を提供するためには、バージョン記述集登録手段によって、バージョン記述集を作成を文書中継装置に登録する際のそのバージョン記述集アドレスを、そのバージョン記述集が対応する文書の文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定から一意に決定するようにバージョン記述集アドレス作成手段によって作成して指定することとし、バージョン指定集取得手段は、取得を指定された文書標識にバージョン指定集アドレスがない場合には、その文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定によって一意に決定するようにバージョン記述集アドレス作成手段によって作成して、そのバージョン記述集アドレスのバージョン指定を「一覧」にしていして、文書中継装置からバージョン記述集アドレスが示すバージョン記述集のバージョン指定の一覧を取得して、それを利用者に提示して選択することとし、
利用者が文書間のリンクをたどる場合のバージョンの指定を設定できてその設定後は特別な操作を要することなくそのバージョンの文書が簡単に取り出すことができ、また、その設定を簡単に変更することができる手段を提供するためには、文書表示手段は、利用者が表示中の文書の保存を指示した場合に、従来は、その文書の記憶手段アドレスをブックマークなど個人用記憶手段のディレクトリ文書に記憶していたことに代えて、その文書の文書標識を個人用記憶手段のディレクトリ文書に記憶することとし、リンクをたどる場合には、各リンクを表す文書標識を検索キーとして、上記第2の課題を解決するための作用で説明したように、格納元ディレクトリ文書標識をまず検索することで達成され、利用者は、その取出したいバージョンの文書をディレクトリ文書編集手段によって同一のディレクトリ文書テキストに格納することで、取り出したいバージョン指定の文書の設定ができ、また、ディレクトリ文書テキストの内容を変更することで、その設定を変更することができる。
【0090】
【発明の実施の形態】
まず、概要を述べて、次に、各装置が通信するデータの形式および各記憶手段が記憶する内容を説明し、各装置内の手段の作用の詳細を説明する。
【0091】
まず、概要を述べる。
【0092】
〔概要〕
本発明の対象とする分野は、ハイパーテキスト型の文書であるから、特に断りが無い場合に「文書」とは、ハイパーテキスト型文書を意味する。ハイパーテキストでない、単一のファイルから構成される文書を意味する場合には、「従来型文書」と呼ぶこととする。
【0093】
図1に、システムの全体構成の一例を示す。本発明による文書参照作成装置1001、1006、文書公開装置1004、文書中継装置1003、1007は、従来型の文書参照作成装置1002、文書公開装置1005、1009、1010、文書中継装置1008と混在して接続して使用する。図1に示す結合は、ハイパーテキスト伝送のための論理的な結合を表しており、各装置の物理的な結合とは異なる。
【0094】
文書参照作成装置は、図2、図3、図4、図5、図6、図7に示すよう、従来の文書参照作成装置を構成する文書表示手段2001と文書解析手段2002とディレクトリ文書表示手段2004とディレクトリ文書解析手段2005とディレクトリ文書編集手段2009とインライン表示情報取得手段2006と個人用記憶手段2015と文書参照用情報取得手段2014と文書参照作成用通信処理手段2016とに加えて、文書取得手段2003と付加価値情報取得手段2007とディレクトリ文書仮想共有手段2008とディレクトリ文書アンカー表示変更手段2010と文書公開用複写手段2011とリンク文書自動取得手段2012とリンク先文書選択手段2013とディレクトリ文書検索手段3001と文書標識検索手段3002と文書標識比較手段3003とアドレス変換規則集取得手段4001とアドレス変換規則集アドレス作成手段4002とアドレス絶対化手段5001とアドレス変換手段5002とバージョン指定設定手段5003と文書登録手段6001とインライン表示情報登録手段6002と登録用バージョン記述集作成手段6003と登録用アドレス変換規則追加手段6004とバージョン記述集登録手段6005と情報登録手段6006とリンク先アドレス変換規則作成手段6007と仮登録手段6008と付加価値情報登録手段6009とアドレス変換規則集登録手段6010とバージョン記述集取得手段7001と新規バージョン記述集取得手段7002とバージョン記述集アドレス作成手段7003とからなる。図中の実線は、各手段の接続を表す。
【0095】
文書中継装置は、図8に示すように、従来の文書中継装置を構成する文書中継用通信処理手段8001と文書中継用情報送出手段8002と文書中継用情報取得手段8003とに加えて、文書中継用情報登録手段8004と、また、従来の文書中継装置を構成する文書中継用記憶手段に代えてバージョン蓄積用記憶手段8005とからなる。
【0096】
文書公開装置は、従来の文書公開装置を構成する文書公開用通信処理手段9001と文書公開用情報送出手段9002と文書公開用記憶手段9004に加えて、文書公開用情報登録手段9003とからなる。
【0097】
本発明による文書参照作成装置1001、1006は、本発明による文書中継装置1003、1007または従来型の文書中継装置1008を介して、本発明による文書公開装置1004または従来型の文書公開装置1005、1009、1010に記憶されている文書を参照する。つまり、本発明による文書中継装置1003、1007は、本発明による文書参照作成装置1001のために、本発明による文書公開装置1004に記憶されている文書を中継するだけでなく、従来型の文書公開装置1005、1009、1010に記憶されている文書を中継することもでき、また、従来型の文書参照作成装置1002のために従来型の文書公開装置1005、1009、1010に記憶されている文書を中継することもできる。文書中継装置1003、1007、1008と文書公開装置1004、1005、1009、1010の間の通信を減らすために、従来型および本発明の文書中継装置1003、1007、1008は、中継した文書を自分自身で記憶して、その文書に関して文書公開装置としての役割を果たす。
【0098】
〔バージョン管理の概要〕
このとき、従来型の文書中継装置1008を介して従来型あるいは本発明の文書参照作成装置1006で本発明あるいは従来型による文書公開装置1010に記憶されている文書を参照するとき、本発明あるいは従来型による文書公開装置1010に記憶されている文書の内容が更新された場合には、更新後の文書のみ参照できて更新前の文書を参照することができなかったのに対して、本発明による文書中継装置1003、1007を介して本発明による文書参照作成装置1001で上記の文書を参照することで、上記場合でも、更新前の文書と更新後の文書を同時に参照することができる。すなわち、従来型の文書中継装置1008が更新前の文書を消去して更新後の文書を記憶するのに対して、本発明による文書中継装置1003、1007は、更新前の文書と更新後の文書を同時に記憶して、バージョンによって区別する。また、従来型の文書参照作成装置1002が文書を参照する際にそのバージョンの区別をできないのに対して、本発明による文書参照作成装置1001、1006は、文書を参照する際にそのバージョンの区別をする。
【0099】
〔文書の登録の概要〕
従来型および本発明による文書参照作成装置1001、1002、1006は、従来型または本発明による文書公開装置1004、1005、1009、1010に従来型文書を記憶させる場合に、従来は、従来型または本発明による文書中継装置1003、1007、1008を介さずに文書の参照で用いる通信形式とは異なる通信形式を用いて、従来型または本発明による文書公開装置1004、1005、1009、1010に直接、ハイパーテキスト型文書を記憶させ、このとき、登録する文書を参照するリンクに絶対アドレスが記述されている場合には、その絶対アドレスをエディタなどによって文書参照作成装置1001、1002、1006上の文書を示すものから文書公開装置1004、1005、1009、1010上の文書を示すものに変更する方法があったが、これに対して、本発明による文書参照作成装置1001は、本発明による文書公開装置1004にハイパーテキスト型文書を記憶させる場合に、従来型または本発明による文書中継装置1003を介して、すなわち、文書の参照と同じ通信方法で記憶させ、このとき、登録する文書を参照するリンクに絶対アドレスが使用されている場合には、その絶対アドレスについて文書参照作成装置1001上の文書を示すものから文書公開装置1004上の文書を示すものに変換する規則を文書参照作成装置1001上で作成してその規則を本発明による文書公開装置1004に記憶し、本発明による文書参照作成装置1001は、その文書を参照するときに、その変換規則を用いてアドレス変換を実行する。これにより、文書自体を変更しないで済む。
【0100】
〔通信の種類〕
次に、各手段の間で行われる通信の種類を述べる。
【0101】
従来型または本発明による文書参照作成装置1001、1002、1006は、文書を参照するときに、従来型または本発明による文書公開装置1004、1005、1009、1010、または、従来型または本発明による文書中継装置1003、1007、1008に向けて、情報送出要求を出力し、その出力先の装置の応答を取得する。
【0102】
従来型または本発明による文書中継装置1003、1007、1008は、情報送出要求を取得したときに、その要求内容を自分が記憶している場合は、その記憶内容を応答として情報送出要求の出力元の装置に出力し、記憶していない場合には、情報送出要求を他の文書公開装置1004、1005、1009、1010、または文書中継装置1008に出力してその出力先の装置の応答を取得して、その応答を情報送出要求の出力元の装置に出力する。
【0103】
従来型または本発明による文書公開装置1004、1005、1009、1010は、情報送出要求を取得したときに、その要求内容に従って自分の記憶を検索して、検索の結果得た情報を応答としてを情報送出要求の出力元の装置に出力する。
【0104】
従来型または本発明による文書参照作成装置1001、1006は、情報を登録するときに、従来型または本発明による文書公開装置1004、1005、1009、1010、または、従来型または本発明による文書中継装置1003、1007、1008に向けて、情報登録要求を出力し、その出力先の装置の応答を取得する。
【0105】
従来型または本発明による文書中継装置1003、1007、1008は、情報登録要求を取得したときに、情報登録要求が自装置に向けられたものである場合に、その情報登録要求の内容を記憶して、その記憶先を示す記憶手段アドレスを含む応答を情報送出要求の出力元に出力し、情報登録要求が他装置に向けられたものである場合に、情報登録要求を他の文書公開装置1004、1005、1009、1010または文書中継装置1008に出力してその出力先の装置の応答を取得して、その応答を情報送出要求の出力元の装置に出力する。
【0106】
従来型または本発明による文書公開装置1004、1005、1009、1010は、情報登録要求を取得したときに、その要求内容に従って自分の記憶に追加して、その結果を表す情報を応答としてを情報登録要求の出力元の装置に出力する。
【0107】
〔通信データの形式〕
次に、通信データの形式を説明する。
【0108】
情報送出要求10001は、本発明による文書参照作成装置1001、1006が作成するものは、図10に示すように、後で説明する記憶手段アドレス10002と、バージョン指定10003と、最新情報要求フラグ10004からなる。従来型の文書公開装置1005、1009、1010および文書中継装置1008がこの情報送出要求を取得した場合は、バージョン指定10003を無視してバージョン指定の無い従来型の情報送出要求を取得したものとして処理をする。
【0109】
情報登録要求11001は、図11に示すように、文書公開装置または文書中継装置上の情報登録手段を示す情報登録手段アドレス11002と、登録ヘッダー11003と、登録情報本体11004とからなる。
【0110】
応答12001は、図12に示すように、応答ヘッダー12002と応答本体12003からなる。情報送出要求に対する応答の応答ヘッダー12002には、要求された情報のバージョン指定を記述し、応答本体12003は、要求された情報を記述する。この、文書送出要求に対する応答は、従来の文書公開装置と本発明による文書公開装置で同じである。情報登録要求に対する応答は、従来型の文書公開装置の情報登録手段毎に異なっているが、本発明の文書公開装置の公開用情報登録手段は、文書公開装置が記憶した情報の文書公開装置におけるバージョン指定を記述し、応答本体は、文書公開装置が記憶した情報を示す記憶手段アドレスを記述する。
【0111】
〔各データの形式〕
次に、各装置の記憶手段の作用と記憶する各データの形式を説明する。
【0112】
個人用記憶手段2015は、図13の13001に示すように、複数のディレクトリ文書テキスト13002、文書テキスト13003、インライン表示情報13004、付加価値情報13005、アドレス変換規則集13006、バージョン記述集13007を記憶する。これらは、ディレクトリ文書テキストアドレス、文書テキストアドレス、インライン表示情報アドレス、付加価値情報アドレス、アドレス変換規則集アドレス、バージョン記述集アドレスによって示される。個人用記憶手段は、これらアドレスによって指定された情報を出力する。
【0113】
個人用記憶手段2015に記憶されているこれらの情報のアドレスを総称して、個人用記憶手段アドレスと呼ぶことにする。この個人用記憶手段アドレスと、後で説明する文書公開用記憶手段アドレスとを総称して、記憶手段アドレスと呼ぶことにする。この記憶手段アドレスは、そのアドレス自体から記憶手段がある装置を知ることができる。この記憶手段アドレスは、上記従来の技術で説明したWWWにおけるURLに相当する。
【0114】
ディレクトリ文書テキスト13002は、図14の14001に示すように、従来のリンクを表す文書標識14003のリストであったことに加えて、仮想的な共有を実現する先のディレクトリ文書テキストを示す共有ディレクトリ文書標識14002とを記憶する。文書標識については、概要は既に説明したが、詳細は後で述べる。従来は、ディレクトリ文書テキストを文書テキストが兼ねていた。図中の点線の枠は、その要素は1個であり、省略可能であることを示し、枠の重なりは、0個以上のくり返しを表す。
【0115】
文書テキスト13003は、図15の15001に示すように、その文書の内容を表すテキスト15002と、複数のインライン表示情報への文書標識15003と、複数の文書テキストあるいはディレクトリ文書テキストへのリンクを表す文書標識15004を記憶する。
【0116】
インライン表示情報13004は、文書テキストをレイアウトして表示する際に、テキストに挿入して表示されるデータであって、文書テキスト、ディレクトリ文書テキスト、その他の様々な形式のデータが可能であるが、本発明ではビットマップデータであるものとして説明する。
【0117】
付加価値情報13005は、図16の16001に示すように、その付加対象の文書標識16002と複数のアノーテーション16003とリンク16006とからなり、アノーテーション16003は、アノーテーションの付加対象の文書のテキスト内の位置を表す文書標識16004とその内容16005とからなり、リンク16006は、リンクの付加対象の文書テキスト内の位置を表す文書標識16007とリンク先の他の文書の文書標識16008からなる。
【0118】
アドレス変換規則集13006は、図17の17001に示すように、複数のアドレス変換規則17002から構成する。アドレス変換規則17002は、文書テキスト内でインライン表示情報の文書標識15003、および、リンクとして記述された文書標識15004の中の各アドレスについて変換前のアドレス17003およびバージョン指定17004と変換後のアドレス17005およびバージョン指定17006を記述する。バージョン指定17004、17006は省略される場合がある。アドレス変換規則集13006は、人手で作成することもできるし、後で説明するように文書の公開に伴って自動的に作成することもできる。
【0119】
バージョン記憶集13007は、文書テキスト15001の中でインライン表示情報の文書標識15003にバージョン指定が記述されていない場合にそのバージョン指定を補うために作成し、図18の18001に示すように、複数のインライン表示情報の文書標識18002を記憶する。文書標識の構成は、次に説明する。
【0120】
文書標識19001は、図19に示すように、ハブアドレス19002、文書内文字位置19003、付加価値情報アドレス19005、アドレス変換規則集アドレス19007、バージョン記述集アドレス19009、格納元ディレクトリ文書標識19011、文書解析規則アドレス19012、文書レイアウト規則アドレス19014と、それぞれの記憶手段アドレス19005、19005、19007、19009、19012、19014ごとにその記憶手段アドレスが示す情報のバージョン指定19004、19006、19008、19010、19013、19015、および、削除フラグ19016、最新情報要求フラグ19017の組みである。
【0121】
ここで、ハブアドレス19002は、本発明の説明では、文書テキストアドレス、ディレクトリ文書テキストアドレス、インライン表示情報アドレスがハブアドレス19002となり得る。文書内文字位置19003は、文書の内部の特定の位置を示すために使用し、範囲を指定することもあり、リンク先や付加価値情報の記述で用いる。付加価値情報アドレス19005は、ハブアドレス19002が示す情報に対する付加価値情報16001を示し、アドレス変換規則集アドレス19007は、ハブアドレス19002が示す情報に対するアドレス変換規則集17001を示し、バージョン記述集アドレス19009は、ハブアドレス19002が示す情報に記述されたインライン表示情報に対するバージョン記述集18001を示す。文書解析規則アドレス19012、文書レイアウト規則アドレス19014は、ハブアドレス19002が示す情報がSGML形式のテキストであるときの、そのテキストを解析するためのDTD、およびDSSSLを示す。
【0122】
格納元ディレクトリ文書標識19011は、文書標識19001が格納されていたディレクトリ文書テキスト14001を示す。これは、表示中の文書のリンク先文書に対応する文書標識をディレクトリ文書テキスト内で検索する範囲を制御したり、文書を公開する先を制御するために使用し、各記憶手段に記憶されている文書テキスト15001およびディレクトリ文書テキスト14001に記憶されている文書標識には、この格納元ディレクトリ文書テキストアドレスは記憶せずに省略する。ディレクトリ文書解析手段2005で表示データ作成したとき、および、文書表示手段2001でアンカーからリンクをたどるとき、ディレクトリ文書検索手段3009で検索されたときに設定する。
【0123】
削除フラグ19016は、アンカーの表示の際に、そのアンカーに対応する文書標識19001に削除フラグ19016があるときにそのアンカーを削除されたものとして表示しない旨を表す。
【0124】
最新情報要求フラグ19017は、そのフラグがある場合に、その文書標識19001の各アドレス19002、19005、19007、19009、19013、19015、および文書標識19011が示す情報を取得する際に、文書中継装置1003、1007、1008に蓄積されている情報ではなく、文書公開装置1004、1005、1009、1010上の情報を取得する旨を表す。
【0125】
文書標識19001においては、ハブアドレス19002以外の項目は省略可能である。ハブアドレス19002以外の項目が省略された文書標識は、従来の記憶手段アドレスと同じ記述になるものとする。これにより、文書標識の記述は記憶手段アドレスの記述に対して上位互換性を保つ。
【0126】
文書公開用記憶手段9004は、図20の20001に示すように、複数のディレクトリ文書テキスト20002、文書テキスト20003、インライン表示情報20004、付加価値情報20005、アドレス変換規則集20006を記憶する。これらは、個人用記憶手段と同様、ディレクトリ文書テキストアドレス、文書テキストアドレス、インライン表示情報アドレス、アドレス変換規則集アドレスによって示され、それらが示す情報の構成は、個人用記憶手段について説明したものと同じである。文書公開用記憶手段9004は、これらアドレスによって示された情報と必要に応じてバージョン指定を出力する。
【0127】
公開文書のバージョン記述集は、文書中継装置あるいはアドレス変換規則集に記憶することになるので、文書公開用記憶手段にはバージョン記述集を記憶する必要が無い。
【0128】
文書公開用記憶手段9004に記憶されているこれらの情報のアドレスを総称して、文書公開用記憶手段アドレスと呼ぶこととする。また、この文書公開用記憶手段アドレスと、個人用記憶手段アドレスを総称して、記憶手段アドレスと呼ぶことは既に述べた。
【0129】
バージョン蓄積用記憶手段8005は、図21の21001に示すように、情報送出要求10001に対する文書公開装置1004、1005、1009、1010、および他の文書中継手段1007、1008が出力する応答12001を記憶する応答21005とし、情報送出要求10001の記憶手段アドレスと応答12001内の応答ヘッダー12002の中のバージョン指定を検索キー21002の中の記憶手段アドレス21003とバージョン指定21004として記憶し、あるいは、文書参照作成手段1001、1002、1006が出力する情報登録要求11001の登録情報本体を記憶する応答21005の応答本体21007、その時の時刻を応答ヘッダー21006とし、情報登録要求11001の登録ヘッダー11003の中で指定された記憶手段アドレスを検索キー21002の中の記憶手段アドレス21003とその時の時刻登録をバージョン指定21004として記憶する。
【0130】
バージョン蓄積用記憶手段8005は、検索を実行するときに記憶手段アドレスとバージョン指定を検索キーとした場合は、記憶している検索キー21002の記憶手段アドレス21003とバージョン指定21004が一致する情報がある場合に、そのアドレスとバージョン指定が示す応答21005を出力し、
検索のためのバージョン指定が省略された場合は、記憶している検索キー21002の記憶手段アドレス21003が一致する情報がある場合に、検索に成功したものとしてその内の最新の応答21005を出力し、
バージョン指定に「一覧」が指定された場合は、記憶している検索キー21002の記憶手段アドレス21003が一致する情報がある場合に、検索に成功したものとして、記憶手段アドレス21003が一致する情報のバージョン指定21004のリストを応答本体12003とし空を応答ヘッダー12002とした応答を作成して、その応答を出力して、
上記各場合の検索に一敗した場合は、応答ヘッダー12002を空とし応答本体12003を「失敗」とする応答を作成して、その応答を出力する。すなわち、同一のアドレスであってもバージョン指定が異なる情報を区別して記憶し、出力することができるものとする。これは、上記従来の蓄積の第3の方法によるものである。
【0131】
では、各手段の作用の詳細を説明する。
【0132】
本発明による文書参照作成装置1001、1006において、各手段は次の通りに作用する。
【0133】
文書表示手段2001は、図22、図23、図24に示すように、ステップ22001で、利用者からの入力および他の手段からの出力を待ち、終了指示を取得した場合はステップ22002を経て処理を終了し、文書解析手段が出力する表示データと表示データ文書標識を取得した場合に、ステップ22003を経てステップ22004で、表示データを利用者に表示する。
【0134】
また、利用者から文書テキストアドレスまたはディレクトリ文書テキストアドレスが入力された場合は、ステップ23001を経てステップ23002でそれら入力されたアドレスをハブアドレスとし、ステップ23003でハブアドレスのみからなる文書標識をリンク先文書標識とし、また、利用者が表示の更新を指示した場合は、ステップ23004を経てステップ23005で表示中の文書の文書標識をリンク先文書標識とし、また、表示中文書で利用者がアンカーを選択した場合は、ステップ23006を経てステップ23007でそのアンカーに対応する文書標識をリンク先文書標識として、ステップ23008で表示データ文書標識の格納元ディレクトリ文書テキストアドレスとそのバージョン指定をリンク先文書標識の格納元ディレクトリ文書テキストアドレスとそのバージョン指定とし、ステップ23009で上記各場合のリンク先文書標識をディレクトリ文書表示手段に出力する。
【0135】
また、文書表示手段は、表示中の文書を保存する旨の利用者による指示を受け付けた場合は、ステップ24001を経てステップ24002で表示中文書の表示データ文書標識を保存用文書標識とし、ステップ24003で保存用文書標識の最新情報要求フラグを利用者による指定にしたがって設定あるいは削除して、ステップ24004で保存用文書標識を個人用記憶手段のディレクトリ文書テキストの一覧を表示して利用者に選択させ、利用者が選択したディレクトリ文書テキストに記憶する。このとき、保存用文書標識の格納元ディレクトリ文書テキストアドレスが示す個人用記憶手段のディレクトリ文書テキストを記憶先の第一候補として利用者に提示する。ステップ24005で、ステップ24004で記憶した保存用文書標識の格納元ディレクトリ文書テキストアドレスを削除する。
【0136】
また、文書表示手段は、表示中文書を公開する旨の利用者の指示を受け付けた場合は、ステップ24006を経てステップ24007で表示中文書の文書標識を公開用文書標識とし、ステップ24008で公開用文書標識を文書公開用複写手段に出力する。
【0137】
ディレクトリ文書表示手段2004は、図25、図26、図27、図28、図29に示すように、ステップ25001で利用者からの入力および他の手段からの出力を待ち、終了指示を取得した場合はステップ25002を得て終了し、ディレクトリ文書解析手段が出力する表示データと共に表示データ文書標識を取得した場合は、ステップ25003を経てステップ25004でその表示データを表示する。このときに、削除フラグを設定された文書標識のアンカーを表示しないこととする。
【0138】
また、ディレクトリ文書表示手段は、文書表示手段がリンク先文書標識を出力した場合は、ステップ26001を経てステップ26002でそのリンク先文書標識を取得し、
また、利用者から文書テキストアドレスまたはディレクトリ文書テキストアドレスが入力された場合は、ステップ26003を経てステップ26004でその入力されたアドレスをハブアドレスとし、ステップ26005でハブアドレスのみからなる文書標識をリンク先文書標識とし、
また、表示中のディレクトリ文書に対して利用者が更新を指示した場合は、ステップ26006を経てステップ26007でそのディレクトリ文書の表示データ文書標識をリンク先文書標識とし、
表示中のディレクトリ文書テキストで利用者がアンカーを選択した場合は、ステップ26008を経てステップ26009でそのアンカーに対応する文書標識をリンク先文書標識とし、
ステップ26010で上記各場合のリンク先文書標識をディレクトリ文書検索手段に出力して、ステップ27001でディレクトリ文書検索手段が出力する文書標識を取得して新たにリンク先文書標識として、ステップ27002でリンク先文書標識をディレクトリ文書アンカー表示変更手段に出力して、利用者が最新情報を要求する指定を行った場合は、ステップ27003を経てステップ27004でリンク先文書標識に最新情報要求フラグを設定し、ステップ27005でリンク先文書標識のハブアドレスのバージョン指定とバージョン記述集アドレスを削除して、ステップ27006でリンク先文書標識を文書取得用文書標識として文書解析手段に出力する。
【0139】
また、ディレクトリ文書表示手段は、表示中のディレクトリ文書テキストを保存する旨の利用者による指示を受け付けた場合は、ステップ28001を経てステップ28002で表示中ディレクトリ文書テキストに対応する表示データ文書標識を保存用文書標識として、ステップ28003で保存用文書標識の格納元ディレクトリ文書標識を削除して、ステップ28004で保存用文書標識の最新情報要求フラグを利用者による指定にしたがって設定あるいは削除して、ステップ28005で保存用文書標識を個人用記憶手段の任意のディレクトリ文書テキストに記憶する。 また、ディレクトリ文書表示手段は、表示中のディレクトリ文書テキストが文書公開装置上のものであってそれを個人化する旨の指定を受け付けた場合は、ステップ28006を経てステップ28007でそのディレクトリ文書テキスト自体を個人用記憶手段の任意のディレクトリ文書テキストに記憶して、このときステップ28008で表示中のディレクトリ文書テキストの表示データ文書標識を共有ディレクトリ文書標識として個人用記憶手段のディレクトリ文書テキストに記憶する。
【0140】
また、ディレクトリ文書表示手段は、表示中のディレクトリ文書テキストの中のアンカーについて利用者による公開指示を受け付けた場合は、ステップ29001を経てステップ29002でそのアンカーに対応する文書標識を公開文書標識として、ステップ29003で公開用文書標識を文書公開用複写手段に出力する。
【0141】
また、ディレクトリ文書表示手段は、表示中のディレクトリ文書テキストについて利用者による公開指示を受け付けた場合は、ステップ29004を経てステップ29005でそのディレクトリ文書テキストに含まれる各アンカーに対応する文書標識を公開文書標識として、ステップ29006でそれらの公開文書標識を文書公開用複写手段に出力する。
【0142】
ディレクトリ文書検索手段3001は、図30、図31に示すように、ステップ30001で呼出し元の手段から文書標識を検索キー文書標識として取得して、
検索キー文書標識に格納元ディレクトリ文書標識がある場合は、ステップ30002を経てステップ30003でその格納元ディレクトリ文書標識が示すディレクトリ文書テキストと検索キー文書標識を文書標識検索手段に出力して、ステップ30004で文書標識検索手段が出力する検索結果文書標識を取得して、
検索結果文書標識のハブアドレスが空でない場合は、ステップ30005を経てステップ30006で検索キー文書標識の格納元ディレクトリ文書標識を検索結果文書標識の格納元ディレクトリ文書標識とし、また、ステップ30007で検索キー文書標識の各フラグを検索結果文書標識に反映させて、ステップ30008で検索結果文書標識を呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ30005で検索結果文書標識のハブアドレスが空である場合、および、ステップ30002で検索キー文書標識に格納元ディレクトリ文書標識がない場合は、ステップ31001からステップ31008のループで個人用記憶手段の中のディレクトリ文書テキストごとに、ステップ31002でそのディレクトリ文書テキストアドレスをハブアドレスとする文書標識を検索先ディレクトリ文書標識とし、ステップ31003で検索先ディレクトリ文書標識が示すディレクトリ文書テキストと検索キー文書標識を文書標識検索手段に出力して、ステップ31004で文書標識検索手段が出力する検索結果文書標識を取得して、
ステップ31005で検索結果文書標識のハブアドレスが空である場合は、個人用記憶手段の中の別のディレクトリ文書テキストの記憶手段アドレスを検索先ディレクトリ文書テキストアドレスとして上記ステップ31001から処理をくり返し、
ステップ31005で検索結果文書標識のハブアドレスが空でない場合には、ステップ31006で検索先ディレクトリ文書標識を検索結果文書標識の格納元ディレクトリ文書標識とし、また、ステップ31007で検索キー文書標識の各フラグを検索結果文書標識に反映させて、ステップ31008で検索結果文書標識を呼出し元の手段に出力して終了し、
個人用記憶手段の中のすべてのディレクトリ文書テキストについて上記処理を経たら、ステップ31009で空を検索キー文書標識の格納元ディレクトリ文書標識として作成して、ステップ31010で検索キー文書標識を検索結果文書標識として呼出し元の手段に出力して終了する。
【0143】
ディレクトリ文書検索手段においては、検索先ディレクトリ文書標識が示すディレクトリ文書テキストは、検索先ディレクトリ文書標識によって情報送出要求を作成して文書参照用情報取得手段を介して取得するものとする。
【0144】
文書標識検索手段3002は、図32に示すように、ステップ32001で呼出し元の手段が出力するディレクトリ文書テキストと検索キー文書標識を取得して、まず、ステップ32002で空を一致文書標識リストとし、ステップ32003からステップ32007のループでディレクトリ文書テキストに含まれる文書標識の一つ一つを検索対象文書標識として、ステップ32003で未比較の文書標識がある場合は、ステップ32004で未比較の文書標識を検索対象文書標識として、ステップ32005で文書標識比較手段によって検索対象文書標識と検索キー文書標識とを比較して、一致する場合はステップ32006を経てステップ32007で検索対象文書標識を一致文書標識リストに追加して、ステップ32003で未比較の文書標識が無くなれば、ステップ32008で一致文書標識リストが空でない場合は、ステップ32009で一致文書標識リストに唯一の文書標識がある場合は、それを検索結果文書標識とし、複数の文書標識がある場合には、利用者にその旨を提示して一つを選ばせてそれを検索結果文書標識とし、ステップ32008で一致文書標識リストが空である場合には、ステップ32010でハブアドレスが空の文書標識を作成して検索結果文書標識とし、ステップ32011で上記各場合に作成した検索結果文書標識を呼出し元の手段に出力して終了する。
【0145】
文書標識比較手段3003は、図33に示すように、ステップ33001で呼出し元の手段が出力する検索対象文書標識と検索キー文書標識と取得し、ステップ33002で検索対象文書標識に削除フラグがある場合は、ステップ33006で比較は失敗するものとし、また、ステップ33003で両文書標識の格納元ディレクトリ文書テキストアドレス以外の各記憶手段アドレスについて、対応する各記憶手段アドレスを比較し、このとき、検索キーにそれら記憶手段アドレスが省略されている場合には一致するものとし、一致する場合は、ステップ33004で各々のバージョン指定を比較し、このとき、検索キーにそれら記憶手段アドレスのバージョン指定が省略されている場合には一致するものとし、この比較で一致する場合はステップ33005で検索対象文書標識と検索キー文書標識は一致するものとして、それ以外の場合はステップ33006で一致しないものとして、ステップ33007で呼出し元の手段に結果を出力する。
【0146】
ディレクトリ文書アンカー表示変更手段2010は、図34に示すように、ステップ34001で文書標識を取得して表示変更文書標識とし、ステップ34002で表示変更文書標識の格納元ディレクトリ文書標識が空である場合はこれで終了し、ステップ34002でそれが空でなく、ステップ34003でそれが示すディレクトリ文書テキストが表示中で無い場合は、ステップ34004でその格納元ディレクトリ文書標識を文書取得用文書標識として文書解析手段に出力して、ステップ34005でディレクトリ文書解析手段が出力する表示データと表示データ文書標識をディレクトリ文書表示手段に出力して表示し、ステップ34006で表示中のディレクトリ文書テキストに、表示変更文書標識に対応するアンカーの表示の方法を変更する。
【0147】
文書解析手段2002は、図35、図36、図37、図38、図39に示すように、ステップ35001でディレクトリ文書表示手段が出力する文書取得用文書標識を取得して、ステップ35002で文書取得用文書標識を文書取得手段に出力して、ステップ35003で文書取得手段が出力する応答本体と、文書取得用文書標識と、バージョン記述集と、アドレス変換規則集とインライン表示情報文書標識リストとを取得して、文書取得手段が出力した文書取得用文書標識を新たに文書取得用文書標識とし、ステップ35004で応答本体がディレクトリ文書テキストである場合は、ステップ35005でそのディレクトリ文書テキストと文書取得用文書標識とをディレクトリ文書解析手段に出力して処理を終わり、
ステップ35004で応答本体が文書テキストである場合は、
ステップ36001からでステップ36003のループでインライン表示情報文書標識リスト内の各文書標識ごとに、ステップ36002でそれら文書標識と文書取得用文書標識とバージョン記述集をインライン表示情報取得手段に出力してステップ36003でインライン表示情報とバージョン記述集とを取得し、
ステップ37001で文書取得用文書標識と、インライン表示情報文書標識リストのハブアドレスの全てが文書公開用記憶手段アドレスであり、また、そのバージョン指定がバージョン記述集に記述されていて、また文書取得用文書標識のバージョン記述集アドレスが個人用記憶手段である場合は、ステップ37002で文書取得用文書標識とバージョン記述集をバージョン記述集登録手段に出力してステップ37003で登録先バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を取得し、ステップ37004で登録先バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を新たに文書取得用文書標識のバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ38001で文書テキストと各インライン表示情報に基づいて、文書テキスト中のリンクを表す文書標識を表示データ中のアンカーとして各アンカーと文書標識とを対応付けながら表示データを作成して、このとき、必要に応じて、文書取得用文書標識の文書解析規則アドレスや文書レイアウト規則アドレスに基づいて文書解析規則や文書レイアウト規則を取得して、
ステップ38002からステップ38005のループで各アンカーと対応付けた各文書標識について、ステップ38003で文書標識とアドレス変換規則集とバージョン記述集とをアドレス絶対化手段に出力してステップ38004でアドレス絶対化文書標識を取得して、ステップ38005でアドレス絶対化文書標識をアンカーと対応付けた文書標識と置換して、
ステップ39001で付加価値情報取得手段に文書取得用文書標識を出力して、ステップ39002で付加価値情報取得手段から付加価値情報と付加価値情報バージョン指定付き文書標識を取得して、
ステップ39003で付加価値情報バージョン指定付き文書標識を新たに文書取得用文書標識とし、ステップ39004で付加価値情報の表示データを作成しながら、この時、付加価値情報の中のリンク先文書標識と表示データ中のアンカーとを対応付けて、各アンカーと対応付けた各文書標識について、文書標識とアドレス変換規則集とバージョン記述集とをアドレス絶対化手段に出力してアドレス絶対化文書標識を取得して、アドレス絶対化文書標識をアンカーと対応付けた文書標識と置換えて、
ステップ39005で先に作成した表示データに付加価値情報の表示データ追加して、ステップ39006で表示データを文書表示手段に出力して、ステップ39007で同時に、文書取得用文書標識を表示データ文書標識として文書表示手段に出力する。
【0148】
文書取得手段2003は、図40、図41、図42、図43、図44に示すように、ステップ40001で呼出し元の手段が出力する文書取得用文書標識を取得して、
ステップ40002で文書取得用文書標識をアドレス変換規則集取得手段に出力してステップ40003でアドレス変換規則集を取得して、
ステップ40004で文書取得用文書標識にバージョン記述集アドレスが無く、かつ、文書取得用文書標識のハブアドレスにバージョン指定がある場合は、ステップ41001で空をバージョン記述集とし、空をバージョン記述集アドレスとし、ステップ41002で文書取得用文書標識のハブアドレス、そのバージョン指定、文書取得用文書標識の最新情報要求フラグとから情報送出要求を作成して、ステップ41003で情報送出要求を文書参照用情報取得手段に出力してステップ41004で応答を取得して、ステップ41005からステップ41007のループでその応答の中の応答本体である文書テキストまたはディレクトリ文書テキストの中の各インライン表示情報の文書標識について、ステップ41006でその文書標識とアドレス変換規則集とバージョン記述集をアドレス絶対化手段に出力してアドレス絶対化文書標識を取得して、ステップ41007でアドレス絶対化文書標識をアドレス絶対化文書標識のリストに追加して、ステップ41008でそれらアドレス絶対化文書標識のリストをインライン表示情報文書標識リストとし、
ステップ41009でインライン表示情報文書標識リストのすべての文書標識のハブアドレスにバージョン指定がある場合は、ステップ41010で文書取得用文書標識と、応答本体と、バージョン記述集とアドレス変換規則集とインライン表示情報文書標識リストとを呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ41009でインライン表示情報文書標識リストにハブアドレスのバージョン指定がない文書標識がある場合は、ステップ42001で文書取得用文書標識をバージョン記述集取得手段に出力してステップ42002でバージョン記述集とバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を取得して、ステップ42003でバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を、文書取得用文書標識のバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ42004で文書取得用文書標識と、応答本体と、バージョン記述集とアドレス変換規則集とインライン表示情報文書標識リストとを呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ40004で文書取得用文書標識にバージョン記述集アドレスがある場合、または、文書取得用文書標識のハブアドレスにバージョン指定がない場合には、ステップ43001で文書取得用文書標識をバージョン記述集取得手段に出力してステップ43002でバージョン記述集とバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を取得して、ステップ43003で文書取得用文書標識のハブアドレス、そのバージョン指定、その最新情報要求フラグとから情報送出要求を作成して、ステップ43004で情報送出要求を文書参照用情報取得手段に出力してステップ43005で応答を取得し、
ステップ44001で文書取得用文書標識のハブアドレスのバージョン指定が無い場合は、ステップ44002で応答ヘッダーの中のバージョン指定を書取得用文書標識のハブアドレスのバージョン指定とし、
ステップ44003からステップ44005のループで応答の中の応答本体である文書テキストまたはディレクトリ文書テキストの中の各インライン表示情報の文書標識について、ステップ44004でインライン表示情報の文書標識とアドレス変換規則集とバージョン記述集とをアドレス絶対化手段に出力してステップ44005でアドレス絶対化文書標識を取得して、ステップ44006でそれらアドレス絶対化文書標識のリストをインライン表示情報文書標識リストとし、ステップ44007で文書取得用文書標識と、応答本体と、バージョン記述集とアドレス変換規則集とインライン表示情報文書標識リストとを呼出し元の手段に出力して終了する。
【0149】
バージョン記述集取得手段7001は、図45、図46、図47、図48に示すように、ステップ45001で呼出し元の手段から文書取得用文書標識を取得して、
ステップ45002で文書取得用文書標識に最新情報要求フラグがある場合は、ステップ45003で新規バージョン記述集作成手段が出力するバージョン記述集とそのバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定とを取得して、ステップ45004でバージョン記述集とバージョン記述集アドレスとバージョン指定を呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ45005で文書取得用文書標識にバージョン記述集アドレスがなく、かつ、文書取得用文書標識のハブアドレスが個人用記憶手段アドレスである場合は、ステップ45006で空をバージョン記述集とし、空をバージョン記述集アドレスとし、空をバージョン指定とし、ステップ45007でバージョン記述集とバージョン記述集アドレスとバージョン指定とを呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ46001で文書取得用文書標識にバージョン記述集アドレスがなく、かつ、文書取得用文書標識のハブアドレスが個人用記憶手段アドレスでない場合は、ステップ46002で文書取得用文書標識をバージョン記述集アドレス作成手段に出力してステップ46003でバージョン記述集アドレスを取得して、ステップ46004でそのバージョン記述集アドレスと、「一覧」のバージョン指定と、文書取得用文書標識の最新情報要求フラグとから情報送出要求を作成して、ステップ46005で情報送出要求を文書参照用情報取得手段に出力してステップ46006で応答を取得し、ステップ46007で応答の応答本体をバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定のリストとし、
ステップ47001でそのリストが空である場合は、ステップ47002で新規バージョン記述集作成手段を作用させて、新規バージョン記述集作成手段が出力するバージョン記述集とバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を取得して、ステップ47003で取得したバージョン記述集とバージョン記述集アドレスとバージョン指定とを呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ47004でそのリストに唯一のバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定がある場合は、ステップ47004でそれらを文書取得用バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定とし、
ステップ47005でそのリストに複数のバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定がある場合には、ステップ47006でバージョン記述集アドレスとバージョン指定のリストから、利用者に一つのバージョン記述集アドレスとバージョン指定を選択させるかあるいは、最新のバージョン記述集アドレスを一つ自動的に選択して、ステップ47007でその選択したバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を文書取得用バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定とし、
また、ステップ45005で文書送出要求内の文書標識にバージョン記述集アドレスがある場合には、ステップ48001でそのバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を文書取得用バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定とし、
ステップ48002で上記各場合に作成した文書取得用バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定と文書取得用文書標識の最新情報要求フラグとからバージョン記述集取得用の情報送出要求を作成して、ステップ48003でバージョン記述集取得用の情報送出要求を文書参照用情報取得手段に出力してステップ48004で応答を取得し、ステップ48005でその応答の応答本体をバージョン記述集として、ステップ48006で取得したバージョン記述集と文書取得用バージョン記述集アドレスと応答ヘッダーのバージョン指定とを呼出し元の手段に出力して終了する。
【0150】
新規バージョン記述集作成手段7002は、図49に示すように、ステップ49001で個人用記憶手段2015に内容が空であるバージョン規則集を作成して、個人用記憶手段はバージョン管理は行わないのでステップ49002でバージョン指定を空とし、ステップ49003でそのバージョン規則集とそのバージョン規則集アドレスとバージョン指定を呼出し元の記憶手段に出力する。
【0151】
バージョン記述集アドレス作成手段7003は、図50に示すように、ステップ50001で呼出し元の手段が出力する文書標識を取得し、ステップ50002で文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定を結合し、更にバージョン記述集アドレスを示す拡張子を結合してそれをバージョン記述集アドレスとし、ステップ50003でバージョン記述集アドレスを呼出し元の手段に出力して終了する。
【0152】
バージョン記述集登録手段6005は、図51、図52に示すように、ステップ51001で呼出し元の手段が出力する文書標識とバージョン記述集を取得して、
ステップ51002でバージョン記述集が空である場合は、ステップ51003で空を登録先バージョン記述集アドレスとし、空をバージョン指定とし、ステップ51004で登録先バージョン記述集アドレスとバージョン指定を呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ51002でバージョン記述集が空でない場合は、ステップ52001で文書標識のハブアドレスをバージョン記述集アドレス作成手段に出力してステップ52002で登録先バージョン記述集アドレスを取得し、ステップ52003で文書中継装置の文書中継用情報登録手段を情報登録手段アドレスとし登録先バージョン記述集アドレスを登録ヘッダーとしバージョン記述集を登録情報本体としてステップ52004で情報登録要求を作成して、ステップ52005で情報登録要求を文書参照用通信処理手段に出力し、ステップ52006で文書参照用通信処理手段の応答を取得して、ステップ52007で応答の応答本体を登録先バージョン記述集アドレスとし、応答ヘッダーのバージョン指定を登録先バージョン指定とし、ステップ52008で登録先バージョン記述集アドレスと登録先バージョン指定とを呼出し元の手段に出力する。
【0153】
アドレス変換規則集取得手段4001は、図53、図54、図55、図56に示すように、ステップ53001で呼出し元の手段が出力する文書取得用文書標識を取得して、ステップ53002で文書取得用文書標識にアドレス変換規則集アドレスがなく、かつ、文書取得用文書標識のハブアドレスが個人用記憶手段アドレスである場合は、ステップ53003で空をアドレス変換規則集とし、ステップ53004でアドレス変換規則集を呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ54001で文書取得用文書標識にアドレス変換規則集アドレスがなく、かつ、文書取得用文書標識のハブアドレスが個人用記憶手段アドレスでない場合は、ステップ54002で文書取得用文書標識をアドレス変換規則集アドレス作成手段に出力してステップ54003でアドレス変換規則集アドレスを取得して、ステップ54004でそのアドレス変換規則集アドレスと、「一覧」のバージョン指定と、文書取得用文書標識の最新情報要求フラグとから情報送出要求を作成して、ステップ54005で情報送出要求を文書参照用情報取得手段に出力してステップ54006で応答を取得し、ステップ54007で応答の応答本体をアドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定のリストとし、
ステップ55001でそのリストが空である場合は、ステップ55002で空をアドレス変換規則集とし、ステップ55003でアドレス変換規則集を呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ55004でそのリストに唯一のアドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定がある場合は、ステップ55005でそれらを文書取得用アドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定とし、
ステップ55004でそのリストに複数のアドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定がある場合には、ステップ55006でアドレス変換規則集アドレスとバージョン指定のリストから、利用者に一つのアドレス変換規則集アドレスとバージョン指定を選択させるかあるいは、最新のアドレス変換規則集アドレスを一つ自動的に選択して、ステップ55007でその選択したアドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定を文書取得用アドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定とし、
また、ステップ54001で文書取得用文書標識にアドレス変換規則集アドレスがある場合は、ステップ56001でそのアドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定を文書取得用アドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ56002で上記各場合の作成した文書取得用アドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定と文書取得用文書標識の最新情報要求フラグとからアドレス変換規則集取得用の情報送出要求を作成して、ステップ56003でその情報送出要求を文書参照用情報取得手段に出力して、ステップ56004で文書参照用情報取得手段が出力する応答を取得して、ステップ56005で応答の中の情報応答をアドレス変換規則集としてステップ56006でアドレス変換規則集を呼出し元の手段に出力する。
【0154】
アドレス変換規則集アドレス作成手段4002は、図57に示すように、ステップ57001で呼出し元の手段の出力する文書標識を取得し、ステップ57002で文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定を結合し、更に、アドレス変換規則集アドレスを示す拡張子を結合してこれをアドレス変換規則集アドレスとし、ステップ57003でアドレス変換規則集アドレスを呼出し元の手段に出力して終了する。
【0155】
インライン表示情報取得手段2006は、図58に示すように、ステップ58001で呼出し元の手段が出力するインライン表示情報文書標識と文書取得用文書標識とバージョン記述集を取得して、ステップ58002でインライン表示情報文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定と文書取得用文書標識の最新情報要求フラグとから情報送出要求を作成して、ステップ58003で情報送出要求を文書参照作成用情報取得手段に出力してステップ58004で応答を取得して、
ステップ58005でインライン表示情報文書標識のハブアドレスにバージョン指定が無く、かつ、取得した応答の応答ヘッダーにバージョン指定がある場合は、ステップ58006で応答ヘッダーにあるバージョン指定をインライン表示情報文書標識のハブアドレスのバージョン指定とし、ステップ58007でインライン表示情報文書標識をバージョン記述集に追加して、
ステップ58008で取得した応答の応答本体をインライン表示情報としてステップ58009でインライン表示情報とバージョン記述集を呼出し元の手段に出力して終了する。
【0156】
付加価値情報取得手段2007は、図59に示すように、ステップ59001で呼出し元の手段が出力する文書取得用文書標識を取得して、ステップ59002で文書取得用文書標識の付加価値情報アドレスとそのバージョン指定と最新情報要求フラグとから情報送出要求を作成して、ステップ59003で情報送出要求を文書参照作成用情報取得手段に出力してステップ59004で応答を取得して、
ステップ59005で文書取得用文書標識の付加価値情報アドレスにバージョン指定が無かった場合には、ステップ59006で応答の応答ヘッダーにあるバージョン指定を文書取得用文書標識の付加価値情報アドレスのバージョン記述として、ステップ59007で取得した応答の中の応答本体を付加価値情報としてステップ59008で付加価値情報と文書取得用文書標識を呼出し元の手段に出力する。
【0157】
アドレス絶対化手段5001は、図60に示すように、ステップ60001で呼出し元の手段から文書標識とアドレス変換規則集とバージョン記述集を取得して、ステップ60002で文書標識とバージョン記述集とをバージョン指定設定手段に出力してステップ60003でバージョン指定付き文書標識を取得し、ステップ60004でバージョン指定付き文書標識とアドレス変換規則集とをアドレス変換手段に出力してステップ60005でアドレス変換後文書標識を取得し、ステップ60006でアドレス変換後文書標識をアドレス絶対化文書標識としてステップ60007でアドレス絶対化文書標識を呼出し元の手段に出力する。
【0158】
バージョン指定設定手段5003は、図61に示すように、ステップ61001で呼出し元の手段から文書標識とバージョン記述集とを取得してその文書標識を検索キー文書標識とし、ステップ61002で検索キー文書標識のハブアドレスにバージョン指定がある場合は、ステップ61006で文書標識をバージョン指定付き文書標識とし、ステップ61002で文書標識のハブアドレスにバージョン指定が無い場合には、ステップ61003でバージョン記述集から検索キー文書標識とハブアドレスが一致する文書標識を検索して、検索に成功した場合は、ステップ61004を経てステップ61005でその検索した文書標識と検索キー文書標識を統合して新たに検索キー文書標識とし、ステップ61006で文書標識をバージョン指定付き文書標識とし、検索に失敗した場合には、ステップ61004からステップ61006に進んで文書標識をバージョン指定付き文書標識とし、ステップ61007でバージョン指定付き文書標識を呼出し元の手段に出力して終了する。
【0159】
アドレス変換手段5002は、図62に示すように、ステップ62001で呼出し元の手段から文書標識とアドレス変換規則集を取得して、ステップ62002で文書標識の中の各記憶手段アドレスにアドレス変換規則集の中のアドレス変換規則を適用して変換してアドレス変換後文書標識を作成し、ステップ62003でアドレス変換後文書標識を呼出し元の手段に出力する。
【0160】
ディレクトリ文書解析手段2005は、図63に示すように、ステップ63001で文書解析手段2002が出力するディレクトリ文書テキストと文書取得用文書標識とを取得し、
ステップ63002で取得したディレクトリ文書テキストに共有ディレクトリ文書標識が記憶されている場合は、ステップ63003で取得したディレクトリ文書テキストをディレクトリ文書仮想共有手段に出力して、その結果としてディレクトリ文書仮想共有手段が出力するディレクトリ文書テキストをステップ63004で取得して、
ステップ63005でディレクトリ文書テキストに基づいてリンクを表す文書標識を表示データ中のアンカーとして各アンカーと文書標識を対応付けながら表示データを作成して、
ステップ63006で文書取得用文書標識をアンカーと対応付けた各文書標識の格納元ディレクトリ文書標識とし、
ステップ63007で文書取得用文書標識を表示データ文書標識とし、ステップ63008で表示データ文書標識と表示データをディレクトリ文書表示手段に出力して終了する。
【0161】
ディレクトリ文書編集手段2009は、図64、図65、図66に示すように、ステップ64001でディレクトリ文書表示手段2004に表示中のディレクトリ文書テキストに対して利用者による各アンカーの並替、挿入、削除などの編集操作を受け付けて、利用者の編集操作がディレクトリ文書テキストの保存であった場合はステップ64002を経てステップ64003で個人用記憶手段の任意のディレクトリ文書テキストとして記憶して、
また、利用者の編集操作がディレクトリ文書テキストのアンカーの削除であった場合は、ステップ64004を経てステップ65001に進み、編集対象のディレクトリ文書テキストに共有ディレクトリ文書標識が設定されていない場合はステップ65002で従来の削除処理を行い、設定されていない場合にはステップ65003で実際には削除せずに、そのアンカーの文書標識に非表示フラグを設定する。
【0162】
また、利用者の編集操作が文書標識の挿入であった場合は、ステップ64005を経てステップ66001に進み、挿入先のディレクトリ文書テキストは文書公開装置上に記憶されていない、すなわち個人用記憶手段に記憶されている場合は、ステップ66002で従来の挿入処理を行い、挿入先のディレクトリ文書テキストは文書公開装置上に記憶されている場合にはステップ66003でその挿入された文書標識の文書を公開する旨の指示を受けたとして挿入先のディレクトリ文書テキストの表示データ文書標識をその挿入された文書標識の格納元ディレクトリ文書標識とし、ステップ66004で挿入された文書標識を公開用文書標識として文書公開用複写手段に出力し、
利用者の編集操作がその他の編集指示であった場合は、ステップ64006を経てステップ64007で各編集操作に対する従来の編集処理を行い、
利用者の編集操作がその他の編集指示であった場合はステップ64008を経て修了する。
【0163】
文書公開用複写手段2011は、図67、図68、図69に示すように、ステップ67001で呼出し元の手段が出力する公開用文書標識のリストを取得して、ステップ67002で公開用文書標識の格納元ディレクトリ文書標識を公開先ディレクトリ文書標識とし、ステップ67003で各公開用文書標識をリンク文書自動取得手段に出力して、ステップ67004でリンク文書自動取得手段が出力するリンク先文書標識のリストを取得して、ステップ67005ですべてのリンク先文書標識からディレクトリ文書テキストを作成して一時的公開選択用ディレクトリ文書テキストとして個人用記憶手段に記憶し、ステップ67006でリンク先文書選択手段に一時的公開選択用ディレクトリ文書テキストをハブアドレスとする文書標識を出力してリンク先文書選択手段を介して利用者に公開する文書標識を選択させて、
ステップ67007でその結果のリンク先文書選択手段の出力を記憶した一時的公開選択用ディレクトリ文書テキストを取得して、ステップ67008で一時的公開選択用ディレクトリ文書テキストの中の文書標識と各公開用文書標識とをマージして新たに公開用文書標識として、ステップ68001からステップ68003のループで公開用文書標識リストの中の各公開用文書標識について、ステップ68002で各公開用文書標識を文書登録手段に出力して、ステップ68003で文書登録手段が出力する登録先文書標識を取得して、ステップ68004でその登録先文書標識のリストによって登録用ディレクトリ文書テキストを作成して、ステップ69001で情報公開装置の公開用情報登録手段を情報登録手段アドレスとし公開先ディレクトリ文書標識を登録ヘッダーとし登録用ディレクトリ文書テキストを登録情報本体としてステップ69002で情報登録要求を作成して、ステップ69003でその情報登録要求を文書参照作成用通信処理手段に出力し、ステップ69004で文書参照作成用通信処理手段の応答を取得して、ステップ69005でその応答の中の応答本体を登録済みディレクトリ文書テキストアドレスとし、ステップ69006で登録済みディレクトリ文書テキストアドレスをハブアドレスとする文書標識を作成してステップ69007で個人用記憶手段の任意のディレクトリ文書テキストに追加する。
【0164】
リンク文書自動取得手段2012は、図70、図71に示すように、ステップ70001で呼出し元の手段が出力する公開用文書標識を取得して、ステップ70002で公開用文書標識を文書取得手段に出力して、ステップ70003で文書取得手段が出力する文書取得用文書標識と、応答本体と、バージョン記述集と、アドレス変換規則集とインライン表示情報文書標識リストとを取得して、ステップ70004でその応答の中の応答本体を文書テキストとし、
ステップ70005で空をリンク先文書標識のリストとし、
ステップ70006からステップ71008のループの処理が成されていない文書テキストの中のリンクを表す各文書標識について、
ステップ71001でリンクを表す未処理の文書標識とアドレス変換規則集とバージョン記述集とをアドレス絶対化手段に出力してステップ71002でアドレス絶対化文書標識を取得して、ステップ71003で公開用文書標識の格納元ディレクトリ文書標識をアドレス絶対化文書標識の格納元ディレクトリ文書標識とし、ステップ71004でアドレス絶対化文書標識をディレクトリ文書検索手段に出力してステップ71005で検索結果文書標識を取得して、
ステップ71006で検索結果文書標識の格納元ディレクトリ文書標識が空でなく、かつ、そのアドレスが個人用記憶手段アドレスである場合に、ステップ71007で検索結果文書標識をリンク先文書標識のリストに追加してステップ71008でディレクトリ文書アンカー表示変更手段に出力し、
文書テキストの中のリンクを表す全ての文書標識について上記処理が終われば、ステップ70007でリンク先文書標識のリストを呼出し元手段に出力して終了する。
【0165】
リンク先文書選択手段2012は、図72に示すように、ステップ72001で呼出し元の出力する文書標識を取得してステップ72002で文書解析手段2002に出力し、ステップ72003でディレクトリ文書解析手段2005、ディレクトリ文書表示手段2004を介して利用者に一時的公開選択用ディレクトリ文書テキストを提示して、ステップ72004で公開したくない文書標識を利用者にディレクトリ文書編集手段2009によって削除させてその結果を一時的公開選択用ディレクトリ文書テキストに保存させて終了する。
【0166】
文書登録手段6001は、図73、図74、図75、図76、図77に示すように、ステップ73001で呼出し元の手段が出力する文書標識を文書登録用文書標識として取得して、
ステップ73002で文書登録用文書標識のハブアドレスが個人用記憶手段アドレスである場合は、ステップ73003で文書登録用文書標識を文書取得用文書標識として文書取得手段に出力して、ステップ73004で文書取得手段が出力する文書取得用文書標識と、応答本体と、バージョン記述集とアドレス変換規則集とインライン表示情報文書標識リストとを取得して、ステップ73005で応答本体を登録用文書テキストとし、文書取得手段が出力したアドレス変換規則集を登録用アドレス変換規則集とし、文書取得手段が出力したバージョン記述集を登録用バージョン記述集とし、
ステップ74001からステップ74004のループでインライン表示情報文書標識リストの各インライン表示情報文書標識について、
ステップ74002でインライン表示情報文書標識のハブアドレスが個人用記憶手段アドレスである場合は、ステップ74003でインライン表示情報文書標識と、それと対応する登録用文書テキスト内のインライン表示情報の文書標識と、登録用アドレス変換規則集と、登録用バージョン記述集とをインライン表示情報登録手段に出力して、ステップ74004でインライン表示情報登録手段が出力する登録用アドレス変換規則集と登録用バージョン記述集とを取得し、
ステップ74002でインライン表示情報文書標識のハブアドレスが個人用記憶手段アドレスでない場合には、この場合の処理は行わず、
上記ループでインライン表示情報文書標識リストのすべての各インライン表示情報文書標識について処理を終えた場合には、
ステップ75001で文書登録用文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定を情報登録手段に出力して、ステップ75002で情報登録手段が出力する登録先記憶手段アドレスとバージョン指定を取得して、ステップ75003でそれらをハブアドレスとそのバージョン指定とする文書標識を登録先文書標識として作成して、ステップ75004で登録先文書標識と登録用バージョン記述集をバージョン記述集登録手段に出力してステップ75005で登録先バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を取得し、ステップ75006で登録先バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を登録先文書標識のバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定とし、 ステップ73002で文書登録用文書標識のハブアドレスが個人用記憶手段アドレスでない場合は、ステップ76001で文書登録用文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定をハブアドレスとそのバージョン指定とする文書標識を作成して登録先文書標識とし、ステップ76002で空を登録用文書テキストとし文書登録用文書標識が示すアドレス変換規則集を登録用アドレス変換規則集としステップ76003で文書登録用文書標識のバージョン記述集アドレスについてそれが個人用記憶手段アドレスでない場合は、ステップ76004で文書登録用文書標識のバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を登録先文書標識のバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定とし、
ステップ76003で文書登録用文書標識のバージョン記述集アドレスについてそれが個人用記憶手段アドレスである場合は、ステップ76005で文書登録用文書標識のバージョン記述集アドレスが個人用記憶手段アドレスである場合は、文書登録用文書標識とそのバージョン記述集アドレスが示すバージョン記述集をバージョン記述集登録手段に出力してステップ76006で登録先バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を取得し、登録先バージョン記述集アドレスとそのバージョン指定を登録先文書標識のバージョン記述集アドレスとそのバージョン指定とし、
上記各場合の処理に続いて、ステップ77001で登録用アドレス変換規則集と登録用文書テキストと文書登録用文書標識の付加価値情報アドレスが示す付加価値情報とをリンク先文書アドレス変換規則作成手段に出力してステップ77002で登録用アドレス変換規則集を取得して、ステップ77003で登録先文書標識と登録用アドレス変換規則集をアドレス変換規則集登録手段に出力してステップ77004で登録先アドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定を取得して登録先アドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定を登録先文書標識のアドレス変換規則集アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ77005で文書登録用文書標識を付加価値情報登録手段に出力してステップ77006で付加価値情報登録手段が出力する文書登録用文書標識を取得して、ステップ77007で呼出し元の手段に登録先文書標識を出力して終了する。
【0167】
インライン表示情報登録手段6002は、図78、図79に示すように、ステップ78001で呼出し元の手段が出力するインライン表示情報文書標識と、それと対応する文書テキスト内のインライン表示情報の文書標識と、登録用アドレス変換規則集と、登録用バージョン記述集とを取得して、ステップ78002でインライン表示情報文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定を情報登録手段に出力して、ステップ78003で情報登録手段が出力する登録先記憶手段アドレスとバージョン指定を取得し、ステップ78004で登録先記憶手段アドレスとそのバージョン指定を登録先インライン表示情報アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ78005で文書テキスト内のインライン表示情報の文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定を変換前アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ78006で登録先インライン表示情報アドレスとそのバージョン指定を変換後アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ78007で、変換前アドレスとそのバージョン指定と、変換後アドレスとそのバージョン指定と、登録用アドレス変換規則集とを登録用アドレス変換規則追加手段に出力して、ステップ78008で新たに登録用アドレス変換規則集を取得し、ステップ79001でインライン表示情報文書標識と、登録先インライン表示情報アドレスと、そのバージョン指定と、登録用バージョン記述集を登録用バージョン記述集作成手段に出力してステップ79002で新たに登録用バージョン記述集を取得し、ステップ79003で登録用アドレス変換規則集と登録用バージョン記述集とを呼出し元の手段に出力して終了する。
【0168】
リンク先文書アドレス変換規則作成手段6007は、図80、図81に示すように、ステップ80001で呼出し元の手段が出力する文書登録用文書標識と登録用文書テキストと登録用アドレス変換規則集と付加価値情報を取得して、ステップ80002からステップ81008のループで登録用文書テキストの中のリンクを表す各文書標識および付加価値情報のリンク先文書標識について、
ステップ80003からステップ81008のループで文書標識の中の各アドレスについて、ステップ80004で各アドレスを仮登録アドレスとし、
ステップ81001で仮登録アドレスが個人用記憶手段アドレスである場合は、ステップ81002で仮登録アドレスを仮登録手段に出力してステップ81003で仮登録先記憶手段アドレスを取得し、ステップ81004で仮登録アドレスとそのバージョン指定を変換前アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ81005で登録先インライン表示情報アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ81006で空を変換後アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ81007で変換前アドレスとそのバージョン指定と、変換後アドレスとそのバージョン指定と、登録用アドレス変換規則集とを登録用アドレス変換規則追加手段に出力して、ステップ81008で新たに登録用アドレス変換規則集を取得し、
ステップ81001で仮登録アドレスが個人用記憶手段アドレスでない場合は、この場合のための処理は無く、 上記のループの処理が修了したらステップ80005で登録用アドレス変換規則集を呼出し元の手段に出力して終了する。
【0169】
アドレス変換規則集登録手段6010は、図82、図83に示すように、ステップ82001で呼出し元の手段が出力する文書標識とアドレス変換規則集を取得して、
ステップ82002でアドレス変換規則集が空である場合は、ステップ82003で空を登録先アドレス変換規則集アドレスとし、空をバージョン指定とし、ステップ82004で登録先アドレス変換規則集アドレスとバージョン指定を呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ82002でアドレス変換規則集が空でない場合は、ステップ83001で文書標識のハブアドレスをアドレス変換規則集アドレス作成手段に出力してステップ83002で登録先バージョン記述集アドレスを取得し、ステップ83003で文書中継装置の文書中継用情報登録手段を情報登録手段アドレスとし登録先アドレス変換規則集アドレスを登録ヘッダーとしアドレス変換規則集を登録情報本体としてステップ83004で情報登録要求を作成して、ステップ83005で情報登録要求を文書参照用通信処理手段に出力し、ステップ83006で文書参照用通信処理手段の応答を取得して、ステップ83007で応答の応答本体を登録先アドレス変換規則集アドレスとし、応答ヘッダーのバージョン指定を登録先バージョン指定とし、ステップ83008で登録先アドレス変換規則集アドレスと登録先バージョン指定とを呼出し元の手段に出力する。
【0170】
付加価値情報登録手段6009は、図84に示すように、ステップ84001で呼出し元の出力の文書標識を取得して、ステップ84002でその文書標識の付加価値情報アドレスとそのバージョン指定を情報登録手段に出力して、ステップ84003で情報登録手段の出力する記憶手段アドレスとそのバージョン指定を文書標識の付加価値情報アドレスとそのバージョン指定とし、ステップ84004で文書標識を呼出し元の手段に出力して修了する。
【0171】
登録用アドレス変換規則作成手段6004は、ステップ85001で呼出し元の手段が出力する変換前アドレスとそのバージョン指定と変換後記憶手段アドレスとそのバージョン指定と登録用アドレス変換規則集を取得して、ステップ85002で取得した変換前アドレスとそのバージョン指定、変換後アドレスとそのバージョン指定によりアドレス変換規則を作成し、ステップ85003でアドレス変換規則が恒等変換規則でない場合は、ステップ85004で登録用アドレス変換規則集の中のアドレス変換規則で、変換前アドレスとそのバージョン指定が一致するアドレス変換規則を削除して、ステップ85005で作成したアドレス変換規則を追加して、ステップ85006で登録用アドレス変換規則集を呼出し元の手段に出力する。
【0172】
登録用バージョン記述集作成手段6003は、ステップ86001で
呼出し元の手段が出力するインライン表示情報文書標識と、登録先インライン表示情報アドレスとそのバージョン指定と、登録用バージョン記述集を取得して、ステップ86002で取得したインライン表示情報文書標識と対応する登録用バージョン記述集の中の文書標識について、登録先インライン表示情報アドレスとそのバージョン指定をその登録用バージョン記述集の中の文書標識のハブアドレスとそのバージョン指定とし、ステップ86003で登録用バージョン記述集を呼出し元の手段に出力する。
【0173】
情報登録手段6006は、ステップ87001で呼出し元の手段が出力した記憶手段アドレスを登録元記憶手段アドレスとして取得し、同時にバージョン指定を取得して、
ステップ87002で登録元記憶手段アドレスが個人用記憶手段アドレスでない場合は、ステップ87003でその記憶手段アドレスとバージョン指定を呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ87002で登録元記憶手段アドレスが個人用記憶手段アドレスである場合は、ステップ87004で登録元記憶手段アドレスとそのバージョン指定で情報送出要求を作成して、ステップ87005でその情報送出要求を文書参照用情報取得手段に出力して、ステップ87006で情報取得手段が出力する応答を取得して、ステップ87007でその応答の中の応答本体を登録情報とし、ステップ87008で情報公開装置の公開用情報手段のアドレスと登録元記憶手段アドレスと登録情報とから情報登録要求を作成して、ステップ87009でその情報登録要求を文書参照作成用通信処理手段に出力し、文ステップ87010で書参照作成用通信処理手段が出力する応答を取得して、ステップ87011でその応答の中の応答本体を登録先記憶手段アドレスとし、ステップ87012で登録先記憶手段アドレスと、応答の中の応答ヘッダーにあるバージョン指定を呼出し元の手段に出力して終了する。
【0174】
仮登録手段6008は、ステップ88001で呼出し元の手段が出力した記憶手段アドレスを登録元記憶手段アドレスとして取得し、
ステップ88002で登録元記憶手段アドレスが個人用記憶手段アドレスでない場合は、ステップ88003でその記憶手段アドレスを呼出し元の手段に出力して終了し、
ステップ88002で登録元記憶手段アドレスが個人用記憶手段アドレスである場合は、ステップ88004で空を登録情報とし、ステップ88005で情報公開装置の公開用情報手段のアドレスと登録元記憶手段アドレスと登録情報とから情報登録要求を作成して、ステップ88006でその情報登録要求を文書参照作成用通信処理手段に出力し、ステップ88007で文書参照作成用通信処理手段が出力する応答を取得して、ステップ88008でその応答の中の応答本体を登録先記憶手段アドレスとし、ステップ88009で登録先記憶手段アドレスを呼出し元の手段に出力して終了する。
【0175】
ディレクトリ文書仮想共有手段2008は、ステップ89001でディレクトリ文書解析手段からディレクトリ文書テキストを個人化ディレクトリ文書テキストとして取得して、ステップ89002で個人化ディレクトリ文書テキストの中に記憶されている共有ディレクトリ文書標識を文書取得用文書標識とし、ステップ89003で文書取得用文書標識のバージョン指定を削除し、ステップ89004で最新情報要求フラグを設定して、ステップ89005で文書取得用文書標識を文書取得手段に出力して、ステップ89006で文書取得手段が出力する応答本体と、文書取得用文書標識と、バージョン記述集と、アドレス変換規則集とインライン表示情報文書標識リストとを取得して、ステップ89007で応答本体を共有ディレクトリ文書テキストとし、ステップ89008で個人化ディレクトリ文書テキストに無く共有ディレクトリ文書テキストにある文書標識を個人化ディレクトリ文書テキストに追加して、ステップ89009で個人化ディレクトリ文書テキストをディレクトリ文書解析手段に出力する。
【0176】
文書参照用情報取得手段2014は、ステップ90001で呼出し元の出力する情報送出要求を取得し、ステップ90002で情報送出要求内の記憶手段アドレスが個人用記憶手段アドレスである場合は、ステップ90003でその記憶手段アドレスが示す情報を応答本体とし空を応答ヘッダーとした応答を作成し、ステップ90004で応答を呼出し元の手段に出力して終了し、ステップ90002で情報送出要求内の記憶手段アドレスが個人用記憶手段アドレスでない場合は、ステップ90005でその情報送出要求を文書参照作成用通信処理手段に出力し、ステップ90006でその応答を取得してステップ90007で応答を呼出し元の手段に出力して終了する。
【0177】
文書参照作成用通信処理手段2016は、ステップ91001で呼出し元の手段の出力を取得しステップ91002で呼出し元の手段の出力が情報送出要求であった場合は、ステップ91003で情報送出要求の中の記憶手段アドレスに応じて文書公開装置または文書中継装置に通信路を介して情報送出要求を出力して、ステップ91004でそれら装置が出力する応答を取得して、ステップ91005でその応答を呼出し元の手段に出力し、
ステップ91006で呼出し元の手段の出力が情報登録要求であった場合は、ステップ91007で情報登録要求の中の登録先装置アドレスに応じて文書公開装置または文書中継装置に通信路を介して情報登録要求を出力して、ステップ91008でそれら装置が出力する応答を取得して、ステップ91009でその応答を呼出し元の手段に出力する。
【0178】
文書中継装置における各手段の作用は次の通りである。
【0179】
文書中継用通信処理手段8001は、ステップ92001で文書参照作成装置および他の文書中継装置がこの文書中継装置に向けて通信路を経由して出力する情報送出要求を取得した場合に、ステップ92002で情報送出要求を文書中継用情報送出手段に出力し、ステップ92003で文書中継用情報送出手段が出力する応答を取得し、ステップ92004でその応答を情報送出要求の出力元の装置に通信路を介して出力し、
ステップ92005で文書中継用情報取得手段が出力する情報送出要求を取得た場合は、ステップ92006で情報送出要求内の記憶手段アドレスに応じて文書公開装置または文書中継装置に通信路を介して情報送出要求を出力して、ステップ92007でそれら装置が出力する応答を取得して、ステップ92008でその応答を文書中継用情報取得手段に出力して、
ステップ92009で文書参照作成装置および他の文書中継装置がこの文書中継装置に向けて通信路を経由して出力する情報登録要求を取得した場合に、
ステップ93001で情報登録要求内の情報登録手段アドレスが自装置の文書中継用情報登録手段を示す場合は、ステップ93002で情報登録要求を文書中継用情報登録手段に出力してステップ93003で応答を取得して、ステップ93004でその応答を情報登録要求の出力元の装置に通信路を介して出力し、
ステップ93001で情報登録手段アドレスが示す先が自装置の文書中継用情報登録手段でない場合には、ステップ93005で情報登録手段アドレスに応じて文書公開装置または文書中継装置に通信路を介して情報登録要求を出力して、ステップ93006でそれら装置が出力する応答を取得して、ステップ93007でその応答を情報登録要求の出力元の装置に通信路を介して出力する。
【0180】
文書中継用情報送出手段8002は、ステップ94001で文書中継用通信処理手段が出力する情報送出要求を取得し、
ステップ94002で情報送出要求に最新情報要求フラグが含まれている場合は、ステップ94003で情報送出要求を文書中継用情報取得手段に出力して、ステップ94004で文書中継用情報取得手段が出力する応答を取得し、
ステップ94002で情報送出要求に最新情報要求フラグが含まれてない場合には、ステップ94005で記憶手段アドレスとバージョン指定によってバージョン蓄積用記憶手段を検索して、
検索に成功した場合は、ステップ94006を経てステップ94007でバージョン蓄積用記憶手段から応答を取得し、
検索に失敗した場合は、ステップ94008で情報送出要求を文書中継用情報取得手段に出力して、ステップ94009で文書中継用情報取得手段が出力する応答を取得し、
ステップ94010で上記各場合に取得した応答を文書中継用通信処理手段に出力する。
【0181】
文書中継用情報取得手段8003は、ステップ95001で呼出し元の手段が出力する情報送出要求を取得して、ステップ95002で情報送出要求を文書中継装置用通信処理手段に出力し、ステップ95003で文書中継装置用通信処理手段が出力する応答を取得して、ステップ95004でその応答を情報送出要求内の記憶手段アドレスと応答ヘッダーのバージョン指定を検索キーとしてバージョン蓄積用記憶手段に記憶し、また、ステップ95005で取得した応答を文書中継用情報送出手段に出力する。
【0182】
文書中継用情報登録手段8004は、ステップ96001で呼出し元の手段が出力する情報登録要求を取得して、ステップ96002で情報登録要求内の登録ヘッダーを検索キー記憶手段アドレスとし、ステップ96003で登録情報を登録用バージョン記述集とし、ステップ96004で検索キー記憶手段アドレスを検索キーとしバージョン指定を「一覧」としてバージョン蓄積用記憶手段を検索して、検索に成功した場合は、ステップ97001を経てステップ97002でバージョン蓄積用記憶手段の応答の中の応答本体をバージョン指定のリストとして取得し、そのリストの各バージョン指定について、ステップ97003からステップ97008のループでステップ97004で検索キー記憶手段アドレスとバージョン指定を検索キーとしてバージョン蓄積用記憶手段を検索して、ステップ97005でバージョン蓄積用記憶手段の応答の本体をバージョン記述集として取得し、ステップ97006でそのバージョン記述集と登録用バージョン記述集の内容を比較して、一致する場合は、ステップ97007でその検索キー記憶手段アドレスを応答本体とし、そのバージョン指定を応答ヘッダーとする応答を作成して、ステップ97008その応答を文呼出し元の手段に出力して終了し、
上記検索あるいは比較に全て失敗した場合は、ステップ98001で現在の時刻を登録用バージョン指定として、ステップ98002で検索キー記憶手段アドレスと登録用バージョン指定を検索キーとして登録用バージョン記述集をバージョン蓄積用記憶手段に記憶して、ステップ98003で検索キー記憶手段アドレスを応答本体とし、登録用バージョン指定を応答ヘッダーとする応答を作成して、ステップ98004でその応答を文呼出し元の手段に出力して終了する。
【0183】
文書公開装置における各手段の作用は次の通りである。
【0184】
文書公開用通信処理手段9001は、この文書公開装置に向けて各装置が通信路を経由して出力する情報送出要求を取得した場合に、ステップ99001を経てステップ99002で情報送出要求を文書公開用情報送出手段に出力し、ステップ99003で文書公開用情報送出手段が出力する応答を取得して、ステップ99004でその応答を情報送出要求の出力元の装置に通信路を介して出力して終了し、
この文書公開装置に向けて各装置が通信路を経由して出力する情報登録要求を取得した場合に、ステップ9900を経てステップ99006で情報登録要求を文書公開用情報登録手段に出力し、ステップ99007で文書公開用情報登録手段が出力する応答を取得して、ステップ99008でその応答を情報登録要求の出力元の装置に通信路を介して出力して終了する。
【0185】
文書公開用情報送出手段9002は、ステップ100001で呼出し元の手段が出力する情報送出要求を取得して、ステップ100002で情報送出要求の記憶手段アドレスが示す情報を文書公開用記憶手段から取得して、ステップ100003でその情報のバージョン指定を応答ヘッダーとしその情報を応答本体とする応答を作成して、ステップ100004でその応答を呼出し元の手段に出力する。
【0186】
文書公開用情報登録手段は、ステップ101001で呼出し元の手段が出力した情報登録要求を取得して、ステップ101002で情報登録要求内の応答ヘッダーを登録元記憶手段アドレスとして、ステップ101003で登録元記憶手段アドレスに一定の変換規則を適用して公開用記憶手段アドレスに変換してその結果を登録先記憶手段アドレスとし、ステップ101004で情報登録要求内の登録情報本体が空である場合は、ステップ101005で空をバージョン指定とし、ステップ101004で情報登録要求内の登録情報本体が空でない場合には、ステップ101006で登録先記憶手段アドレスが示す公開用記憶手段の場所に情報登録要求内の情報を記憶して、ステップ101007で記憶した情報の登録先記憶手段における登録時刻をバージョン指定とし、上記各場合に続いて、ステップ101008でバージョン指定を応答ヘッダーとし登録先記憶手段アドレスを応答本体とする応答を作成し、ステップ101009でその応答を呼出し元の手段に出力する。
【0187】
【発明の効果】
本発明により、利用者が文書のアドレスと付加価値情報のアドレスを意識することなく、単一の操作によって参照したい文書と付加価値情報の組み合わせを指定できる手段を提供し、個人用の付加価値情報、公開された付加価値情報などの選択を容易にすることができる。また、SGML文書のように文書自体と文書解析規則または文書レイアウト規則とを組合せて指定する必要がある場合にも、その組み合わせの指定を容易にすることができる。
【0188】
また、リンクをたどると同時にその文書に既に付加されている付加価値情報を利用者が容易に取り出すことができる手段を提供し、更に、同一の文書に異なる付加価値情報が存在する場合、リンク先の文書に複数の候補が存在する場合に、リンクの元の文書の標識と同じディレクトリ文書に格納されている文書の標識にアドレスが記述されている付加価値情報を優先することで、利用者はディレクトリ文書を編集することで付加価値情報の選択を制御することができる。また、リンクの先の文書のアドレスを保存するときに、リンクの元の文書の標識が格納されているディレクトリ文書を保存先の第1の候補として提示することで、文書のアドレスの整理の支援ができる。
【0189】
また、保存した文書の標識に従ってその標識が示す最新の内容を表示する時に、従来は、一度、プロキシサーバなどにキャッシュされている内容を文書の標識に従って取得して表示した上で最新の内容を取得し直すことを利用者が指示していたが、文書の標識に最新情報要求フラグを記述することで、文書の標識から直ちに細心の内容を取得して表示することができる。
【0190】
また、文書に付けられたリンクをたどりながら次々と文書を参照する際に、参照中の文書が既に個人用記憶手段のディレクトリ文書テキストあるいはブックマークに登録されているものである場合にはそのディレクトリ文書テキストあいはブックマークの表示の中の文書に対応するアンカーの表示方法を変更することで、その文書が個人用記憶手段のディレクトリ文書テキストあるいはブックマークに登録されているものであるかを利用者が容易に知ることができ、また、ディレクトリ文書テキストまたはブックマーク上の表示におけるアンカーとの対応を利用者が容易に知ることができる。
【0191】
また、リンク先の文書を複写することによってリンクの文書の所在が変更されても、文書を修正することなくリンクが示すアドレスを変更し、正しくリンクをたどることができる。
【0192】
また、公開しようとしている文書から未公開の文書張られたリンクを提示し、リンクを削除するか否かの判断をするための簡便な方法を提供し、同時に、公開する文書の追加の手間を省くことができる。
【0193】
また、ディレクトリ文書の配列を利用者の好みに応じて編集可能とすると同時に、文書公開用計算機上のディレクトリ文書に新しい文書が追加された場合にその追加内容を利用者は取得することができる。
【0194】
また、利用者がブックマークなどに保存した文書アドレスを再び参照する場合に保存した時点の文書を再び取出すことができ、また、利用者が文書ファイルのアドレスを指定した場合、また、文書間のリンクをたどる場合に、利用者が希望する文書のバージョンの設定ができてその設定後は特別な操作を要することなくそのバージョンの文書が簡単に取り出すことができ、また、その設定を簡単に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置を利用したハイパーテキスト型情報共有方法を実行するシステムの構成の一実施例を表す図である。
【図2】本発明による装置の一部を表す図である。
【図3】本発明による装置の一部を表す図である。
【図4】本発明による装置の一部を表す図である。
【図5】本発明による装置の一部を表す図である。
【図6】本発明による装置の一部を表す図である。
【図7】本発明による装置の一部を表す図である。
【図8】本発明による装置の一部を表す図である。
【図9】本発明による装置の一部を表す図である。
【図10】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図11】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図12】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図13】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図14】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図15】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図16】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図17】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図18】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図19】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図20】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図21】本発明における装置の内部で使用するデータ形式の一つを表す図である。
【図22】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図23】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図24】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図25】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図26】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図27】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図28】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図29】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図30】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図31】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図32】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図33】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図34】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図35】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図36】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図37】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図38】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図39】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図40】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図41】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図42】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図43】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図44】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図45】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図46】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図47】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図48】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図49】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図50】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図51】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図52】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図53】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図54】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図55】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図56】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図57】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図58】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図59】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図60】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図61】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図62】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図63】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図64】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図65】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図66】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図67】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図68】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図69】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図70】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図71】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図72】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図73】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図74】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図75】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図76】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図77】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図78】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図79】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図80】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図81】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図82】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図83】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図84】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図85】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図86】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図87】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図88】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図89】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図90】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図91】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図92】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図93】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図94】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図95】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図96】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図97】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図98】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図99】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図100】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。
【図101】本発明によるハイパーテキスト型情報共有方法の処理内容の一部を表すフロー図である。

Claims (6)

  1. 複数のディレクトリに分けられて格納される複数の文書と、該複数の文書のいずれかに関連付けられるリンク先文書へのリンクについての情報とを保持し、該リンクについての情報を表示する文書参照システムにおける文書リンク管理方法であって、
    表示する文書についての上記リンクについての情報として、ディレクトリ検索により検出した標識が示す文書を該表示中文書のリンク先文書とし、該文書のディレクトリにおける表示する各文書を指定する標識および上記リンク先文書を示す標識として、それぞれ該文書のアドレスと付加価値情報アドレスを併記して記述して記憶するステップと、上記記憶された標識に記述されたアドレスと付加価値情報アドレスが示す内容を合成して表示するステップとを有し、
    上記ディレクトリ検索呼出し元の手段から文書標識を取得した場合に、該文書標識の文書を上記表示する文書として呼出すための文書アドレスが格納される格納元ディレクトリ文書標識が示すディレクトリの中優先的に検索するステップと、上記検索に失敗した場合には他のディレクトリ中で検索するステップとを有することを特徴とする文書リンク管理方法。
  2. 複数のディレクトリに分けられて格納される複数の文書と、該複数の文書のいずれかに関連付けられるリンク先文書へのリンクについての情報とを保持し、該リンクについての情報を表示する文書参照システムにおける文書管理方法であって、表示する文書の呼び出し用アドレスが格納されていたディレクトリのアドレスを特定するステップと、該特定したディレクトリのアドレスを該表示する文書の格納元ディレクトリ文書標識として記憶するステップとを有し、さらに、上記表示する文書からのリンク先文書のアドレスの保存時に、上記格納元ディレクトリ文書標識が示すディレクトリを保存先のディレクトリの第1候補として提示するステップを有することを特徴とする文書管理方法。
  3. 複数のディレクトリに分けられて格納される複数の文書と、該複数の文書についての標識とを保持し、要求に応じて該複数の文書のいずれかを表示する文書参照システムにおける文書管理方法であって、ある文書またはディレクトリの中に標識が記述された文書を複写する要求を受け付けるステップと、該要求に応答して、該文書の複写による変換前アドレスと変換後アドレスとに基づいて上記標識に記述されたアドレスについて変換規則を作成してアドレス変換規則集に格納するステップと、そのアドレスの変換規則を上記標識にインライン表示情報文書標識として記述して上記標識を更新して記憶するステップとを有し、該文書を表示する際に該標識を参照すると前記アドレスの変換規則に基づいて変換後アドレスを取得できるようにすることを特徴とする文書管理方法。
  4. 複数のディレクトリに分けられて格納される複数の文書と、該複数の文書のいずれかに関連付けられるリンク先文書へのリンクについての情報とを保持し、該リンクについての情報を表示する文書参照システムにおける文書表示方法であって、利用者からの入力によりアドレス及びそのバージョンの指定を受け付けてその文書の表示データを作成する際に、文書テキストおよびインライン表示情報の各々について記憶されているバージョン指定の組みを作成するステップと、更に上記バージョン指定と上記指定されたアドレスを上記文書の標識として前記指定を入力した利用者のために公開用記憶手段とは別に個人的に作成され及び文書表示の際に利用されるディレクトリ文書である個人用記憶手段に記憶するステップと、該標識から上記文書を呼出す際には、上記文書テキストおよびインライン表示情報の各々についてのバージョン指定を明示して標識が示す内容を取得するステップと、該取得したバージョンの内容を前記呼び出された文書として表示するステップとを有することを特徴とする文書表示方法。
  5. 文書参照作成装置及び文書公開装置に接続される文書中継装置において文書参照作成装置からの要求を受け付け該文書中継装置に過去に同一の要求とを受け付けて該要求で指定されたバージョンの情報と該バージョンの文書の文書アドレス情報と該要求された情報とを含む応答を蓄積済みである場合にはその蓄積している応答を、上記蓄積がない場合にはその要求を文書公開装置に送出して該文書公開装置からその要求に対する応答を取得して該応答を蓄積すると共に文書参照作成装置に返す文書蓄積管理方法であって、
    上記文書中継装置におけるバージョン蓄積用記憶手段において、要求に含まれる文書の文書アドレスと指定されたバージョンとの組み合せと、蓄積されている応答に含まれるバージョンの情報および該バージョンの文書の文書アドレス情報の組み合せとが同一か否かによって、要求の同一性を判定し、上記応答を蓄積する際にその最終更新日付などのバージョン情報が異なれば異なる応答として蓄積し、上記文書参照作成装置からの要求にバージョン指定がある場合には蓄積している応答の中からそのバージョン指定に応じたものを文書参照作成装置に返すことを特徴とする文書蓄積管理方法。
  6. 複数のディレクトリに分けられて格納される複数の文書と、該複数の文書のいずれかに関連付けられるリンク先文書へのリンクについての情報とを保持し、該リンクについての情報を表示する文書参照システムにおいて表示中文書のリンク先の文書を呼出す文書表示方法であって、上記表示中の文書を呼出すための文書のアドレスが格納されていたディレクトリのアドレスを格納元ディレクトリ文書標識として記憶するステップと、上記格納元ディレクトリ文書標識が示すディレクトリの中で上記リンク先の文書のアドレスと、文書テキスト及びインライン表示情報の各々についての最終更新日付などのバージョン指定の組とを有する文書の標識をサーチするステップと、上記サーチに失敗した場合には別のディレクトリの中で上記サーチを行うステップと
    上記サーチにより発見した標識が示す文書を上記呼出す文書とし、上記文書テキストおよびインライン表示情報の各々について指定されたバージョンに対応する応答を表示するステップとを有することを特徴とする文書表示方法。
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