JP3381519B2 - 情報提供装置 - Google Patents

情報提供装置

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JP3381519B2
JP3381519B2 JP15515296A JP15515296A JP3381519B2 JP 3381519 B2 JP3381519 B2 JP 3381519B2 JP 15515296 A JP15515296 A JP 15515296A JP 15515296 A JP15515296 A JP 15515296A JP 3381519 B2 JP3381519 B2 JP 3381519B2
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秀子 栗田
浩司 幡野
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/10File systems; File servers

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示すべき情報を別
の情報に置き換え、新しい情報を可搬性媒体および必要
に応じてネットワーク上から取得し表示する情報提供装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子的な情報を提示する場合、効果的な
コンテンツには動画や詳細な画像、音声が欠かせない。
しかしそれらの情報はテキストのみの情報に比べ、デー
タ量が飛躍的に大きくなるという問題がある。従来、ネ
ットワークを介して大規模な情報の一部ないし全部を取
得し、ユーザに提示するような処理をおこなうには、次
のような方法があった。 (1)転送速度に合わせて情報量を減らし、高速に情報
を提供する (2)圧縮方法を工夫する (3)長い転送時間をかけて情報量の多いコンテンツを
提供する (4)ネットワーク上には情報量の少ないコンテンツの
みをおく (5)データを分散する (6)キャッシュを用いる このうち、(5)についてはデータを分散し、ローカル
に大規模なコンテンツを保持しておき、ネットワーク経
由でどれを提示するか明示的に指示することにより、線
が細くてもコンテンツに合わせた動画を提供する特開平
6−102888号公報のカラオケシステムの手法があ
る。
【0003】この方式を用いたカラオケシステムの構成
と動作を図27を用いて説明する。図27において、2
700はカラオケ端末、2701はこのカラオケ端末の
ユーザがリクエスト曲を指定する選曲手段、2702は
動画組み合わせ情報にもとづいて画像要素パターンを組
み合わせてリクエストに応じた画像を構成する画像要素
パターン合成手段、2703は画像要素をパターンに分
けて管理している画像要素パターン記憶手段、2704
は地方データベースから送られてきた情報や、画像要素
パターン記憶手段から読み込んだ一次的な情報を記憶す
る一時記憶手段、2705は地方サーバから読み込まれ
た音楽データと、画像要素パターン合成手段で合成され
た画像を組み合わせて再生表示する再生表示手段、27
06はユーザからのリクエストによってリクエスト番号
を地方サーバに送り、対応する音楽データと動画組み合
わせ情報を受けとる通信手段、2707はユーザからの
リクエストを受け付け、対応する情報を提示する中央処
理手段、2710は以下に述べる音楽データ記憶手段2
711と動画組み合わせ情報記憶手段2712と通信手
段2713と中央処理手段2714とからなる地方デー
タベース、2711は音楽データ記憶手段、2712は
動画組み合わせ情報記憶手段、2713は通信手段、2
714は通信手段2713から受けとったリクエスト番
号に合わせて対応する音楽データを音楽データ記憶手段
2711から読みだし、またリクエスト番号に対応する
動画組み合わせ情報記憶手段2712から動画組み合わ
せ情報を読み出して、通信手段2713を用いてリクエ
ストを送ってきた端末に送る中央処理手段である。
【0004】ユーザが選曲手段2701を操作して所望
の曲のリクエスト番号を選定すると、中央処理手段27
07は通信手段2706を用いて所定の地方データベー
スに指定されたリクエスト番号を送信する。
【0005】地方データベース2710はこの要求を受
け、リクエスト番号に対応する音楽データと動画の組み
合わせ指令信号を返信する。
【0006】端末2700は音楽データと動画の組み合
わせ指令信号を一次記憶手段2704に記憶する。
【0007】次に端末2700は一次記憶手段2704
から音楽データを読み出し、再生表示手段2705を用
いて再生すると共に、受信した動画の組み合わせ指令信
号にもとづいて画像要素パターン記憶手段2703から
画像要素パターンを読みだし、これを画像要素パターン
合成手段2702で合成する。合成された画像は再生表
示手段2705を介して再生される。
【0008】このように、特開平6−102888号公
報の方式を用いると、、サーバ側がユーザのリクエスト
に応じてユーザの手元にあるコンテンツを再生するため
の情報を送り、端末側でその情報に従って画像情報を提
示することにより、ネットワークを介して大容量の情報
を転送することなく、ユーザのリクエストに応じた大容
量の情報を提供することができる。
【0009】また、ネットワークを通じて情報を読み込
み、表示するシステム、例えばWorldWideWe
bのブラウザには一旦読み込んだ情報をローカルな記憶
手段に格納し、二回目以降はローカルな記憶手段を参照
する(6)の方法をとるものが少なくない。本明細書で
はこの方式を仮にキャッシュ利用方式と呼ぶ。
【0010】キャッシュ利用方式を用いた情報提供装置
の構成について、図28を用いて説明する。
【0011】図28において2800は情報端末、28
01はユーザが必要な情報の格納場所を指定する入力手
段、2802はリモートから情報が読み込まれたら、リ
モートの情報の格納場所と、情報記憶手段中のその情報
の格納場所とを対応づけて記憶する対応情報記憶手段、
2803はリモートから読み込んだ情報を記憶するデー
タ記憶手段、2804は表示手段、2805は情報端末
がネットワークを介して情報をやりとりするための通信
手段、2806は入力手段2801で指定された情報が
対応情報記憶手段2802にあれば対応情報記憶手段2
802から取得し、なければ指定された場所から読み込
んで表示する中央処理手段、2810は情報端末280
0と一つ以上の情報サーバをつなぐネットワーク、28
20はネットワーク2810に繋がっている情報サーバ
群、2821、2825、2826、2827は情報サ
ーバ群2820に含まれる情報サーバ、2822は情報
サーバ2821が参照する情報の実体を格納したデータ
記憶手段、2823は情報サーバ2821の通信手段、
2824は情報サーバ2821の中央処理手段である。
【0012】次に図28を用いて、ユーザがある情報を
情報サーバ2821から情報を取得する場合のこの情報
提供装置の動作を説明する。
【0013】入力手段2801からユーザが必要な情報
の格納場所を指定すると、中央処理手段2806はこの
格納場所が対応情報記憶手段2802に格納されている
0個以上のリモートの情報の格納場所と一致するか調べ
る。この対応情報は一旦リモートから情報を読み込んで
から成立するものなので、ここでは格納場所は一致しな
い。
【0014】次に、中央処理手段2806は通信手段2
805を用いて、リモートの格納場所の示す情報の実体
を、その情報を持つ情報サーバ2821に要求する。情
報サーバ2821の中央処理手段2824は通信手段2
823を介してこの要求を受け、データ記憶手段282
2から指定された情報の実体を読みだす。読みだした情
報は通信手段2823を用いてネットワーク2810を
介して情報端末2800に転送する。
【0015】情報端末2800の中央処理手段2806
は通信手段2805から情報の実体を読み込み、データ
記憶手段2803に情報を保存する。また、取得したリ
モートの情報の格納場所と、対応情報記憶手段2803
における格納場所とを対応づけた対応情報を作成し、対
応情報記憶手段2802に登録する。中央処理手段28
05は表示手段2804を用いて情報を表示する。
【0016】次に、入力手段2801から同じ情報の格
納場所が指定されると、中央処理手段2806はこの格
納場所が対応情報記憶手段2802のリモートの情報の
格納場所と一致するか調べる。ここではすでに対応情報
が登録されているので一致する。中央処理手段2806
は対応情報記憶手段2802の変換候補の格納場所を読
みだし、対応するデータ記憶手段2803から情報の実
体を取得する。取得した情報は表示手段2804を用い
て表示される。
【0017】このように、キャッシュ利用方式の情報提
供装置では、情報サーバ2821にある情報の実体を表
示する場合、最初に情報サーバ2821から情報の実体
を転送したときに、情報の実体をローカルなデータ記憶
手段2803に読み込み、情報サーバ2821にある情
報の格納場所と、データ記憶手段2803にある情報の
格納場所を対応づけることにより、同じ情報を二度目以
降ネットワークを介して取得する必要がなくなり、情報
を表示する前に転送にかかっていた時間をなくすことが
できる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)−(4)の
方法では、ネットワーク経由で動画のように大規模な情
報を送ろうとすると、情報のサイズに対して転送に用い
られる線が細いために情報の転送に時間がかかり、情報
をすぐに提示することができなかった。
【0019】また(5)では情報をリクエストしたユー
ザ側にどのような情報があるか、サーバ側があらかじめ
知っている必要があり、特定のユーザをサーバ側が認識
して専用のプログラムを提供する、閉じたネットワーク
でのやりとりとなる。
【0020】また(6)のキャッシュ利用方式では最初
に情報をネットワーク経由で読み込み、ローカルな記憶
媒体に一旦収納する必要があるため、映画のように大規
模な情報への適用は実際的でない。
【0021】また、(6)ではリモートの情報の格納場
所と、ローカルな情報の格納場所の対応関係は、情報の
実体が情報サーバから一旦転送され、ローカルな情報記
憶手段に読み込まれてから生成されるので、同じものを
何度も転送する時間をなくす効果はあるが、リモートの
情報サーバにあるテキストに対する要求をローカルな記
憶媒体に存在する動画に対する要求に変えるような、自
由な対応関係を記述することはできない。
【0022】また、可搬性記憶媒体にどの格納場所の情
報をどの格納場所の情報と読み変えるか記述する場合、
可搬性記憶媒体の中の情報の格納場所をどのように絶対
パスに直すかが問題になる。可搬性記憶媒体を配布する
段階では可搬性記憶媒体内のパスしか記述できないが、
実際のシステムではドライブ装置によってパスにドライ
ブ名が加わる。
【0023】これに対し、格納場所を含む情報を必要と
するソフトウエアをインストールする時に、可搬性記憶
媒体が入っているドライブ名をその可搬性記憶媒体内の
パスに付加する方法もあるが、これではこのソフトウエ
アのインストール後にたまたま別の可搬性記憶媒体がド
ライブ装置に入っていて、そのファイル構成が似ていた
場合、本来別のファイルであるものを誤って参照してし
まう。
【0024】また、種類の同じ可搬性媒体に対応したド
ライブ装置が複数存在するシステムにおいては、どのド
ライブにメディアを入れるかによってドライブ名が変わ
るため、ローカルな情報の格納場所を指定するのにドラ
イブ名が入っていると、そのファイルが指定された場所
にない可能性があった。これはドライブ装置の接続順序
が変わり、ドライブ名が変わる場合も同様である。
【0025】そこで、本発明の情報提供装置は、ユーザ
の指定した情報に対応する情報をローカルな記憶媒体か
ら読み込む際に、以下の点を向上させることを目的とす
る。
【0026】つまり、ユーザの指定した情報を他の情報
に読み替える際に参照される変換対象と変換候補と適用
条件からなる変換情報の内容は任意に決められる点、可
搬性記憶媒体の情報の格納場所を表現するのに、インス
トール時にドライブ名のついた固定的な表現にしない
点、前述の変換情報は後から追加/更新できるようにす
る点、一つの変換対象に対し、複数の変換候補がある場
合は適切な候補を選択する点、そして、関連する複数種
類の情報も変換対象とし、また変換候補にも関連する複
数種類の情報を指示できるようにする点である。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本発明の情報提供装置は、変換対象と
なるある情報の格納状態を表す変換対象アドレスと変換
候補となる前記ある情報に対応する情報の格納状態を表
す変換候補アドレスと前記両アドレス間の変換関係とを
示す変換情報を利用者側で予め入手・保持しておき、利
用者が情報の提供を要求すると、利用者側のシステム内
において、変換情報をもとに要求した情報(変換対象)
からより良い情報(変換候補)への変換を行い、利用者
に情報提供することを可能としたものである。
【0028】従って、本発明によれば、変換情報を予め
利用者側で入手・保持しておくことにより、各利用者の
環境に応じた情報提供の管理をサーバ側で行う煩わしさ
が解消されるとともに、利用者側のシステム内で変換を
行うため当然利用者の環境に最適な変換、つまり利用者
に最適な情報の提供を行うことがでる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
変換対象となるある情報の格納状態を表す変換対象アド
レスと変換候補となる前記ある情報に対応する情報の格
納状態を表す変換候補アドレスと前記両アドレス間の変
換関係とを示す変換情報を記憶する変換情報記憶手段
と、任意のアドレスの指定や命令の入力などを受け付け
る入力手段と、任意の情報の表示または出力、あるいは
その両方を行う表示・出力手段と、前記入力手段と前記
変換情報記憶手段と前記表示・出力手段との制御を行う
制御手段とを少なくとも備え、前記入力手段により指定
されたアドレスに相当する変換対象アドレスが前記変換
情報記憶手段に記憶されている場合、前記制御手段の指
示により、前記変換情報記憶手段に記憶されている変換
対象アドレスに対応する変換候補アドレスが示す実体情
報を前記表示・出力手段に送出することを特徴とする情
報提供装置であり、変換情報をユーザ側で所有すること
により、情報サーバの面倒なユーザ管理を最小限に抑え
ることができ、また、ユーザ側では気づいていない情報
を入手することが可能になり、更に、これら変換情報の
対応関係は提供者側にゆだねられているので、自由に設
定することができるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項2記載の発明は、あるスク
リプトの記述の一部または全部である変換対象スクリプ
トと前記変換対象スクリプトに対応する変換候補スクリ
プトと前記両スクリプト間の変換関係とを示す変換情報
を記憶する変換情報記憶手段と、任意のアドレスの指定
や命令の入力などを受け付ける入力手段と、任意の情報
の表示または出力、あるいはその両方を行う表示・出力
手段と、前記入力手段と前記変換情報記憶手段と前記表
示・出力手段との制御を行う制御手段とを少なくとも備
え、前記入力手段により指定されたアドレスの示すスク
リプトの記述の一部または全部が、前記変換情報記憶手
段に変換対象スクリプトとして記憶されている場合、前
記制御手段の指示により、前記変換情報記憶手段に記憶
されている変換対象スクリプトを変換候補スクリプトに
変換して、前記入力手段により指定されたアドレスの示
すスクリプトに替えて、前記変換により得られるスクリ
プトが表す実体情報を前記表示・出力手段に送出するこ
とを特徴とする情報提供装置であり、スクリプトを解釈
して別のスクリプトに読み替えることにより、1つの情
報の実体を別の1つの情報の実体に単に変換することに
比べ、より詳細な情報を利用者に提供できるという作用
を有する。
【0031】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の情報提供装置において、ネット
ワークを介して情報の送受信を行う通信手段を更に備
え、制御手段の指示により、ネットワーク上に存在し、
かつ前記ネットワークを介して情報を提供することので
きる情報サーバから、前記通信手段を用いて変換情報を
入手し、前記変換情報を変換情報記憶手段に記憶するこ
とを特徴とする情報提供装置であり、ネットワークを介
して変換情報を提供することにより、ネットワーク上で
まとめて管理されている変換情報を利用者に配布する煩
わしさが解消されるという作用を有する。
【0032】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の情報提供装置において、変換情
報が記録されている記憶媒体を有し、前記記憶媒体から
のデータの読み出し、またはデータの読み出し/書き込
みを行う記憶媒体駆動手段を更に備え、制御手段の指示
により、前記記憶媒体から記憶媒体駆動手段を用いて変
換情報を読み出し、前記変換情報を変換情報記憶手段に
記憶することを特徴とする情報提供装置であり、変換情
報を記憶媒体に持たせることにより、ネットワーク接続
のしていない閉じた環境の利用者も変換情報を入手する
ことができるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項5記載の発明は、請求項4
に記載の記憶媒体が可搬性であることを特徴とする情報
提供装置であり、変換情報を可搬性記憶媒体に持たせる
ことにより、持ち運びに便利な可搬性記憶媒体から変換
情報を入手することができるという作用を有する。
【0034】本発明の請求項6記載の発明は、請求項5
に記載の情報提供装置において、変換情報に加え、前記
変換情報が記録されている可搬性記憶媒体の種別と内容
とを一意に決めるメディア識別情報が、前記可搬性記憶
媒体に少なくとも記録されており、前記可搬性記憶媒体
のメディア識別情報を記憶するメディア識別情報記憶手
段を更に備え、制御手段の指示により、記憶媒体駆動手
段にセットされた可搬性記憶媒体のメディア識別情報を
前記メディア識別情報記憶手段に記憶することを特徴と
する情報提供装置であり、変換情報を記録した可搬性記
憶媒体にメディア識別情報を持たせ、それを有効に活用
することにより、既に登録済みの変換情報をまた改めて
登録するといった登録処理の重複を避けることができる
という作用を有する。
【0035】本発明の請求項7記載の発明は、請求項1
に記載の変換候補アドレスが表している変換候補の格納
場所、または請求項2に記載の変換候補スクリプトの中
に記されている格納場所が、ネットワーク上の情報サー
バかローカルな記憶媒体かを判別できる形式で表現され
ていることを特徴とする情報提供装置であり、情報提供
装置が入手した変換情報の変換候補がリモートかローカ
ルかを判別できる形式で表現されていることによって、
情報提供装置がネットワークに接続していないようなシ
ステムにおいて、変換候補がリモートに存在する情報で
ある場合、その変換候補は無効であるといった判断を事
前に認識でき、無効である旨を利用者にメッセージなど
により通達できるという作用を有する。
【0036】本発明の請求項8記載の発明は、請求項1
に記載の情報提供装置の構成において、可搬性記憶媒体
の種別と内容とを一意に決めるメディア識別情報が前記
可搬性記憶媒体に少なくとも記録されており、前記可搬
性記憶媒体からのデータの読み出し、またはデータの読
み出し/書き込みを行う可搬性記憶媒体駆動手段と、前
記可搬性記憶媒体駆動手段にセットされた前記可搬性記
憶媒体のメディア識別情報を記憶するメディア識別情報
記憶手段とを更に備え、変換候補アドレスが表している
変換候補の格納場所が、前記メディア識別情報記憶手段
に記憶されているメディア識別情報を持つか否かを判別
できる形式で表現されていることを特徴とする情報提供
装置であり、情報提供装置が入手した変換情報の変換候
補が、メディア識別情報記憶手段に記憶されているメデ
ィア識別情報を持つか否かを判別できることによって、
変換候補の表わしている情報が、利用者にとって有効な
ものであるか無効なものであるかの判断を行うことがで
きるという作用を有する。
【0037】本発明の請求項9記載の発明は、請求項2
に記載の情報提供装置の構成において、可搬性記憶媒体
の種別と内容とを一意に決めるメディア識別情報が前記
可搬性記憶媒体に少なくとも記録されており、前記可搬
性記憶媒体からのデータの読み出し、またはデータの読
み出し/書き込みを行う可搬性記憶媒体駆動手段と、前
記可搬性記憶媒体駆動手段にセットされた前記可搬性記
憶媒体のメディア識別情報を記憶するメディア識別情報
記憶手段とを更に備え、変換候補スクリプトの中に記さ
れている格納場所が、前記メディア識別情報記憶手段に
記憶されているメディア識別情報を持つか否かを判別で
きる形式で表現されていることを特徴とする情報提供装
置であり、情報提供装置が入手した変換情報の変換候補
が、メディア識別情報記憶手段に記憶されているメディ
ア識別情報を持つか否かを判別できることによって、変
換候補の表わしている情報が、利用者にとって有効なも
のであるか無効なものであるかの判断を行うことができ
るという作用を有する。
【0038】本発明の請求項10記載の発明は、請求項
6に記載の情報提供装置において、変換情報記憶手段に
記憶されている変換情報が、どの可搬性記憶媒体から入
手されたものであるかを判別できることを特徴とする情
報提供装置であり、情報提供装置が入手した変換情報
が、どのメディア識別情報を持つ可搬性記憶媒体から入
手されたかを判別できることによって、変換情報をグル
ープ化して管理することができるという作用を有する。
【0039】本発明の請求項11記載の発明は、請求項
1に記載の情報提供装置の構成において、変換候補アド
レスが表している変換候補の格納場所が、可搬性記憶媒
体であることを表している場合、可搬性記憶媒体の種別
と内容とを一意に決めるメディア識別情報が前記可搬性
記憶媒体に少なくとも記録されており、前記可搬性記憶
媒体からのデータの読み出し、またはデータの読み出し
/書き込みを行う可搬性記憶媒体駆動手段と、前記可搬
性記憶媒体駆動手段にセットされた前記可搬性記憶媒体
のメディア識別情報を記憶するメディア識別情報記憶手
段とを更に備え、前記格納場所を、前記可搬性記憶媒体
のシステム内における駆動場所を一意的に特定する形式
に置き換えることを特徴とする情報提供装置であり、配
布時の可搬性記憶媒体には、変換候補の格納場所は利用
者が利用するシステム内におけるドライブ名を含まない
形式で表現されているが、システム内で可搬性記憶媒体
の格納場所を一意に特定できるドライブ名を取得するこ
とによって、対応する可搬性記憶媒体がドライブにセッ
トされていなければ、対応するドライブにセットするよ
うにメッセージを出す等して注意を促せるという作用を
有する。
【0040】本発明の請求項12記載の発明は、請求項
2に記載の情報提供装置の構成において、変換候補スク
リプトの中に記されている格納場所が、可搬性記憶媒体
であることを表している場合、可搬性記憶媒体の種別と
内容とを一意に決めるメディア識別情報が前記可搬性記
憶媒体に少なくとも記録されており、前記可搬性記憶媒
体からのデータの読み出し、またはデータの読み出し/
書き込みを行う可搬性記憶媒体駆動手段と、前記可搬性
記憶媒体駆動手段にセットされた前記可搬性記憶媒体の
メディア識別情報を記憶するメディア識別情報記憶手段
とを更に備え、前記格納場所を、前記可搬性記憶媒体の
システム内における駆動場所を一意的に特定する形式に
置き換えることを特徴とする情報提供装置であり、配布
時の可搬性記憶媒体には、変換候補の格納場所は利用者
が利用するシステム内におけるドライブ名を含まない形
式で表現されているが、システム内で可搬性記憶媒体の
格納場所を一意に特定できるドライブ名を取得すること
によって、対応する可搬性記憶媒体がドライブにセット
されていなければ、対応するドライブにセットするよう
にメッセージを出す等して注意を促せるという作用を有
する。
【0041】本発明の請求項13記載の発明は、請求項
11または請求項12に記載の情報提供装置において、
前記可搬性記憶媒体のメディア識別情報と関連づけて、
前記記憶媒体駆動手段の駆動場所を記憶する駆動場所記
憶手段を更に備え、前記記憶媒体駆動手段にセットされ
た可搬性記憶媒体のメディア識別情報を、前記駆動場所
に置き換えることを特徴とする情報提供装置であり、シ
ステム内で可搬性記憶媒体の格納場所を一意に特定でき
るドライブ名を取得し、そのドライブ名を記憶すること
によって、変換候補が示している可搬性記憶媒体が変換
の都度どこにあるか判断する無駄な処理を省くことがで
きるという作用を有する。
【0042】本発明の請求項14記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の情報提供装置において、変換
情報の最新または追加の情報、あるいはその両方である
更新変換情報の格納状態を表す更新情報アドレスが、可
搬性記憶媒体に少なくとも記録されており、ネットワー
クを介して情報の送受信を行う通信手段を更に備え、制
御手段の指示により、前記可搬性記憶媒体に記録されて
いる更新情報アドレスをもとに前記通信手段を用いて、
ネットワーク上に存在し、かつ前記ネットワークを介し
て情報を提供することのできる情報サーバに存在する更
新変換情報を取得し、前記更新変換情報をもとに前記変
換情報記憶手段に記憶されている変換情報を更新するこ
とを特徴とする情報提供装置であり、ネットワーク上に
ある更新用の変換情報の格納場所を示した更新情報アド
レスを可搬性記憶媒体に記録しておくことにより、その
可搬性記憶媒体をドライブにセットすることによって自
動的に変換情報の更新が行えるという作用を有する。
【0043】本発明の請求項15記載の発明は、請求項
14に記載の情報提供装置の構成に加えて、更新情報ア
ドレスを記憶する更新情報アドレス記憶手段を更に備え
たことを特徴とする情報提供装置であり、更新情報アド
レスを更新アドレス記憶手段に複数記憶しておくことに
より、変換情報をバッチ処理で更新することができると
いう作用を有する。
【0044】本発明の請求項16記載の発明は、請求項
14に記載の情報提供装置において、更新変換情報とと
もに前記更新変換情報のバージョンに関する情報である
更新バージョン情報も情報サーバが保持しており、変換
情報記憶手段に記憶されている変換情報のバージョンに
関する情報であるバージョン情報を記憶するバージョン
情報記憶手段を更に備え、制御手段の指示により、通信
手段を用いて前記情報サーバが保持している更新バージ
ョン情報を入手し、前記入手した更新バージョン情報
と、前記バージョン情報記憶手段に記憶されている変換
情報のバージョン情報との比較をもとに前記変換情報を
更新することを特徴とする情報提供装置であり、変換情
報の更新の際、バージョン情報を設けることにより、様
々な設定ができるという作用を有する。
【0045】本発明の請求項17記載の発明は、請求項
6に記載の情報提供装置において、変換情報記憶手段に
記憶されている変換情報の最新または追加の情報、ある
いはその両方である更新変換情報と、前記変換情報の入
手元である可搬性記憶媒体の種別と内容とを一意に決め
る適用メディア識別情報とが少なくとも記録されている
更新情報記録媒体から、制御手段の指示により、記憶媒
体駆動手段を用いて前記適用メディア識別情報を読み出
し、前記読み出された適用メディア識別情報がメディア
識別情報記憶手段にメディア識別情報として記憶されて
いた場合、変換情報記憶手段に記憶されている変換情報
のうち、前記適用メディア識別情報に対応する変換情報
を更新することを特徴とする情報提供装置であり、ネッ
トワークに接続されていないシステムにおいて変換情報
の更新を行いたい場合にも、少なくとも更新変換情報と
適用メディア識別情報とを記録した可搬性記憶媒体を用
意することにより、この適用メディア識別情報に該当す
る変換情報の更新を行うことができ、また、この更新変
換情報を記録した可搬性記憶媒体はメディア識別情報を
特に必要としないため、従来のメディア識別情報を持た
ない可搬性記憶媒体にも対応できるという作用を有す
る。
【0046】本発明の請求項18記載の発明は、請求項
17に記載の情報提供装置において、更新情報記録媒体
に、更新情報変換と適用メディア識別情報に加え、前記
更新情報変換のバージョンに関する情報である更新バー
ジョン情報が更に記録されており、変換情報記憶手段に
記憶されている変換情報のバージョンに関する情報であ
るバージョン情報記憶手段を更に備え、前記適用メディ
ア識別情報がメディア識別情報記憶手段にメディア識別
情報として記憶されていた場合、制御手段の指示によ
り、記憶媒体駆動手段を用いて前記更新情報記録媒体に
記録されている更新バージョン情報を読み出し、前記読
み出された更新バージョン情報と、前記バージョン情報
記憶手段に記憶され、かつ前記適用メディア識別情報に
対応する変換情報のバージョン情報との比較をもとに前
記変換情報を更新することを特徴とする情報提供装置で
あり、変換情報の更新の際、バージョン情報を設けるこ
とにより、様々な設定ができるという作用を有する。
【0047】本発明の請求項19記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の情報提供装置の構成に加え
て、一つの変換対象に対して複数の変換候補が対応して
いる場合、前記複数の変換候補を絞り込む候補選択手段
を更に設けたことを特徴とする情報提供装置であり、変
換候補が複数存在する場合に候補選択手段が複数のルー
ルにもとづいて候補を絞り込むことにより、状況に応じ
て適切な候補を選び表示することができるという作用を
有する。 (実施の形態1)図1は、本発明の第1の実施の形態に
おける変換情報の概念図である。図1において、110
は任意の情報に対応するある別の情報が存在する、つま
り任意の情報からある別の情報に変換が行える場合、変
換元である情報がどこにどんな名前で格納されているか
という格納状態を表した変換対象アドレス、120は変
換対象アドレス110が示している元の情報に対応する
情報の格納状態を表した変換候補アドレス、130は変
換対象アドレス110と変換候補アドレス120との対
応関係を示した変換対象アドレス110と変換候補アド
レス120とからなる変換情報である図2は、本発明の
第1の実施の形態における情報提供装置の構成を示した
図である。図2において、210は利用者に情報を提供
する情報提供装置、211は情報提供装置210の利用
者が入力を行うためのキーボードやマウス、音声認識装
置、タブレット、ペンなどの入力手段、212は情報提
供装置210が外部から変換情報を入手したり、その他
の必要な情報などを取得するための情報入手手段、21
3は情報入手手段212によって入手された変換情報1
30を記憶しておくための変換情報記憶手段、214は
情報提供装置210が利用者に情報の表示を行うディス
プレイ装置などの表示手段、215は入力手段211、
情報入手手段212、変換情報記憶手段213および表
示手段114の制御を行う制御手段である。
【0048】図3は、本発明の第1の実施の形態におけ
る変換情報を登録する処理の流れを示したフローチャー
トである。
【0049】図4は、本発明の第1の実施の形態におけ
る情報の取得および表示処理の流れを示したフローチャ
ートである。
【0050】表1は、図1において説明した変換情報の
概念図の Uniform Resource Locators(以下、URL)
を用いた具体例である。
【0051】
【表1】
【0052】表1において、適用条件とは、変換対象か
ら変換候補への変換を行う際に、その変換が行われるの
に必要な条件を記した記載事項であり、例えば第1行目
は、httpプロトコルを用いて任意のホストの textA.htm
というファイルの参照時のみにおいて、httpプロトコ
ルを用いて farhostA というサーバにある aaa.gif と
いうファイルを入手せよというユーザの指定に対して、
nearhostX というサーバにある aaa.gif というファイ
ルを入手するように変換することを意味している。
【0053】以下、図2から図4を用いて本実施の形態
における処理の流れを説明する。まず、変換情報を登録
する場合、利用者の指定やある一定の時間帯にバッチ処
理を実行するような設定などによって、情報提供装置2
10は変換情報の登録処理を開始する(300)。
【0054】制御手段215は情報入手手段212を用
いて変換情報130を入手し(301)、変換情報13
0を変換情報記憶手段213に記憶し(302)、情報
提供装置210への変換情報の登録処理を終了する(3
03)。
【0055】次に、その変換情報を用いて情報の取得と
表示を行う場合、利用者の指定などにより、情報提供装
置210は情報の取得・表示処理を開始する(40
0)。
【0056】制御手段215は入力手段211によって
指定された格納場所に格納されている情報が、変換情報
記憶手段213に変換対象として登録されているかどう
かを調べる(401)。
【0057】登録されている場合は、制御手段215が
変換候補へ変換する(402)。なおこの時、表1で示
したような適用条件がある場合、その適用条件を満たせ
ば変換は行われ、満たさなければ変換は行われない。
【0058】一方、登録されていない場合は、当然変換
は行われないまま、次のステップへ進む。
【0059】制御手段215は、変換候補が表している
格納場所から、情報入手手段を用いて情報の実体を取得
し(403)、表示手段214を用いてその取得された
情報の実体を表示し(404)、情報の取得・表示処理
を終了する(405)。
【0060】なお、本実施の形態では説明上、図2に示
したように、情報提供装置210が外部から変換情報な
どの必要な情報を入手するためのものとして、情報入手
手段212としたが、情報の入手先が、例えばネットワ
ーク上からならば通信機能を備えたもの、また、記憶媒
体からならばその記憶媒体から情報の読み出しを行える
機能を備えたもの、あるいはその両方を備えたものな
ど、様々な形態が考えられる。
【0061】また、変換対象と変換候補との対応関係で
あるが、これは変換情報の提供する側の意志に基づくも
ので、表1に示したものに限らないことは言うまでもな
い。例えば、変換対象"X"に対して、"Y、Z"という変
換候補が対応していた場合、まずYを表示し、Zが入手
され次第Yに替えてZを表示したり、Yに重ねてZを表
示したりなど、この変換対象と変換候補との対応関係に
関しては無数の変換方法が考えられる。
【0062】また、利用者の指定した情報が変換対象と
して、変換情報記憶手段に登録されているかどうかの判
断基準であるが、変換情報を提供する側の任意の設定、
あるいは情報提供装置側での判断処理などの設定による
もので、利用者の指定した表現と変換情報の記述表現が
完全に一致した場合にのみ変換を行っても、ある程度類
似した場合に変換を行っても構わない。
【0063】また、表1に示したように、変換対象、変
換候補の格納場所の表現としてURLを用いたが、これ
に限ったものではなく、例えばURN(Uniform Resour
ce Names)など他の形式でもいっこうにかまわない。
【0064】このように、本実施の形態によれば、提供
されるこのような変換情報をユーザ側で所有することに
より、情報サーバの面倒なユーザ管理を最小限に抑える
ことができる。また、ユーザ側では気づいていない情
報、例えばユーザが指定したのと同等の情報がもっとユ
ーザに近いところに存在しているといった場合、遠くか
ら情報量の大きいデータを細い回線を経由して入手する
のではなく、より近くから入手するといったことが可能
になる。また、これら変換情報の対応関係は提供者側に
ゆだねられているので、自由に設定することができ、そ
の実用的効果は大きい。 (実施の形態2)次に、変換される情報として特にスク
リプトの変換、およびその変換された内容の表示に関し
て詳しく説明する。
【0065】図2は、本発明の第2の実施の形態におけ
る情報提供装置の構成を示した図である。なお、この図
2に関しては、実施の形態1において説明した通りなの
でここでは省略する。
【0066】図5は、本発明の第2の実施の形態におけ
る処理の流れを示したフローチャートである。
【0067】表2は、本実施の形態における変換情報の
具体例である。
【0068】
【表2】
【0069】表2において、スクリプトは Hyper Text
Markup Language(以下HTMLと略)に準じた形式で
あり、例えば第2行目は、情報提供装置210から遠い
位置に存在する farhostB の bbb.gif という画像ファ
イルを表示する代わりに、比較的近い位置に存在する n
earhostX の ccc.jpg という画像ファイルを表示するも
のであり、図6に画面例を挙げてみた。図6においてA
は変換を行なわなかった場合の画面、Bは変換を行なっ
た場合の画面を表している。
【0070】第3行目は、情報提供装置210からネッ
トワーク的に遠い位置に存在する farhostC の ddd.gif
という画像ファイルを表示する代わりに、ネットワー
ク的に比較的近い位置に存在する nearhostY の eee.mp
g という動画ファイルに nearhostZ の fff.txt という
テキストファイルを字幕として合成して表示するよう指
示するものであり、図7に画面例を挙げてみた。
【0071】第4行目は、情報提供装置210からネッ
トワーク的に遠い位置に存在する farhostC の ggg.gif
という情報を表示し、"詳しい画像"という文字列で表
示されているアンカーをクリックするといったようなユ
ーザからの要求があれば、それより容量の大きい hhh.j
pg というファイルを送れ、という意味であるが、変換
候補ではこれを情報提供装置210からネットワーク的
に比較的近い位置に存在する nearhostZ の iii.jpg と
いう画像ファイルを表示するよう指示するものであり、
この画面例を図8に挙げてみた。なお、図8において
A’はより容量の大きい hhh.jpg というファイルを送
れと指示した場合の画面例である。
【0072】第5行目は、任意のスクリプトファイルの
記述中に存在する"くらげ"という文字列を画面上に表示
する代わりに、"くらげ"という文字列表示のアンカーを
画面上に表示し、そのアンカーを指示した場合、更に比
較的近い位置に存在する nearhostZ の kurage.html と
いう関連文書を表示するという意味である。
【0073】第6行目は、任意のスクリプトファイルの
記述中に存在する"大型犬"という文字列を画面上に表示
する代わりに、"大型犬(セントバーナード、ゴールデ
ンレトリバーなど)"という文字列を表示するという意
味である。
【0074】以下、図2と図5を用いて本実施の形態の
処理の流れを説明する。まず、利用者が入力手段211
を用いて、表示させたい情報の実体のファイルを指定す
ることにより、情報提供装置210は情報の取得・表示
処理を開始する(500)。
【0075】制御手段215は情報入手手段212を用
いて、利用者の指定したファイルを取得し(501)、
その取得されたファイルの内容がスクリプトかどうかを
調べる(502)。
【0076】このファイルの内容がスクリプトであれ
ば、制御手段215はそのスクリプトの一部を読み込み
(503)、その読み込んだスクリプトが変換情報記憶
手段213に変換対象として登録されているかを調べる
(504)。
【0077】変換対象として登録されていれば、制御手
段215は変換情報記憶手段213に記憶された変換情
報にもとづき、この部分のスクリプトを変換候補に変換
し(505)、ステップ506へ進む。一方、変換対象
として登録されていなければ、当然、変換候補への変換
は行わずに、ステップ506へ進む。
【0078】そして、ステップ506において、情報入
手手段212によって取得したスクリプト全てについ
て、つまり、その記述の中で変換するべきスクリプトか
どうか、および変換するべきスクリプトならば変換が行
われたかどうかについて完了したか評価を行い(50
6)、まだ全てについて行われていない場合は再びステ
ップ503へ戻り、ステップ503からステップ505
までの処理を繰り返し、全てについて行われたらステッ
プ507へ進む。
【0079】そして、ステップ507において、制御手
段215は変換したスクリプトの内容にもとづき、指定
された格納場所から表示に必要な情報の実体を取得する
(507)。この場合、一つの変換候補内に複数の格納
場所で示される情報があっても構わない。また、複数の
情報を表示前にあらかじめ揃える必要がある場合、例え
ばリモートなところから字幕情報を入手し、これをロー
カルなところから読み出した情報の実体である映画と組
み合わせて表示するために、読みだしたデータを蓄えて
おく必要があるような場合にはデータを蓄える手段を設
けるなどして対処することは言うまでもない。
【0080】次に、表示に必要な情報が揃うと、制御手
段215は得られた情報を表示手段214を用いて表示
し(508)、情報取得・表示処理を終了する(50
9)。
【0081】なおステップ502において、情報入手手
段212によって取得した情報がスクリプトでない場
合、表示手段214を用いて情報を表示し(508)、
情報取得・表示処理を終了する(509)。
【0082】なお、本実施の形態では説明上、図2に示
したように、情報提供装置210が外部から変換情報な
どの必要な情報を入手するためのものとして、情報入手
手段212としたが、情報の入手先が、例えばネットワ
ーク上からならば通信機能を備えたもの、また、記憶媒
体からならばその記憶媒体から情報の読み出しを行える
機能を備えたもの、あるいはその両方を備えたものな
ど、様々な形態が考えられる。
【0083】また、変換対象と変換候補との対応関係で
あるが、これは変換情報の提供する側の意志に基づくも
ので、表2に示したものに限らないことは言うまでもな
い。
【0084】また、利用者の指定した情報が変換対象と
して、変換情報記憶手段に登録されているかどうかの判
断基準であるが、変換情報を提供する側の任意の設定、
あるいは情報提供装置側での判断処理などの設定による
もので、利用者の指定した表現と変換情報の記述表現が
完全に一致した場合にのみ変換を行っても、ある程度類
似した場合に変換を行っても構わない。
【0085】また、情報入手手段212が入手するスク
リプトはどのようなものであるかについて具体的には記
載しなかったが、インターネットのホームページを作成
するものなどを想像していただければわかるように、ス
クリプトの記述は実際にはかなり長いもので、本実施の
形態で意味するスクリプトの変換とは、情報入手手段2
12により入手されたスクリプトの全部、あるいは一部
を変換することを意味しており、その変換対象スクリプ
トは表2で示したようにタグからタグまでの文字列であ
ったり、タグを含まない単なる文字列であったりなど様
々である。つまり、本実施の形態で意味する変換対象ス
クリプトとは、一般的に認識されているタグからタグま
での文字列に限らず、情報入手手段212が入手するス
クリプトとして記載されるであろうスクリプトファイル
文字列の全部、あるいは一部を意味している。
【0086】このように、本実施の形態によれば、スク
リプトを解釈して別のスクリプトに読み替えることによ
り、1つの情報の実体を別の1つの情報の実体に単に変
換することに比べ、より詳細な情報を利用者に提供する
ことができ、その実用的効果は大きい。 (実施の形態3)次に、変換情報の入手を、特にネット
ワーク上から行う場合について詳しく説明する。
【0087】図9は、本発明の第3の実施の形態におけ
る情報提供装置の構成を示した図である。図9におい
て、910は利用者に情報を提供する情報提供装置、9
11は情報提供装置910の利用者が入力を行うための
キーボードやマウス、音声認識装置、タブレット、ペン
などの入力手段、912は変換情報を記憶するための変
換情報記憶手段、913は情報提供装置910が利用者
に情報の表示を行うディスプレイ装置などの表示手段、
914は情報提供装置910がネットワークを介して情
報の送受信を行うための通信手段、915は入力手段9
11、変換情報記憶手段912、表示手段913および
通信手段914の制御を行う制御手段、920は指定さ
れた任意の情報を提供することのできる情報サーバの集
合を表した情報サーバ群、930、940、950、9
60はそれぞれ情報サーバ群920に含まれる情報サー
バ、970は情報提供装置910と情報サーバ群920
とを結ぶネットワークである。
【0088】なお、本実施の形態においては説明上、情
報サーバ930が変換情報130を所有しているものと
する。
【0089】図10は、本発明の第3の実施の形態にお
ける情報提供装置の処理の流れを示したフローチャート
である。
【0090】以下、図9と図10を用いて本実施の形態
の処理の流れを説明する。利用者の指定やある一定の時
間帯にバッチ処理を実行するような設定などによって、
情報提供装置910は変換情報の登録処理を開始する
(1000)。
【0091】制御手段915は通信手段914を用いて
情報サーバ930から送信された変換情報130を入手
する(1002)。
【0092】制御手段915は入手された変換情報13
0を変換情報記憶手段912に記憶し(1003)、情
報サーバ930から情報提供装置910への変換情報1
30の登録処理を終了する(1004)。
【0093】なお、実施の形態2で説明したような、つ
まり「ユーザからの情報の指定に対してすぐに変換を行
わず、その指定に対して指定通りの情報をまず入手し、
その情報がスクリプトであった場合、変換を行う」とい
ったようなシステムにおいても同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0094】また、本実施の形態においては説明上、図
9に示したように情報サーバ群920は4つの情報サー
バの集合としたが、実際には情報サーバの個数は1つで
も、4つ以外の複数個でもかまわない。つまり、情報提
供装置910はネットワークを介して一つ以上の情報サ
ーバにつながっていることになる。
【0095】このように、本実施の形態では、ネットワ
ークを介して変換情報を提供することにより、実施の形
態1、および実施の形態2と同様の効果が得られること
は勿論のこと、ネットワーク上でまとめて管理されてい
る変換情報を利用者に配布する煩わしさが解消され、そ
の実用的効果は大きい。 (実施の形態4)次に、変換情報の入手を、特に可搬性
の記憶媒体から行う場合について詳しく説明する。
【0096】図11は、本発明の第4の実施の形態にお
ける情報提供装置の構成を示した図である。図11にお
いて、1101はCD−ROM、1102はCD−RO
M1101に記録されている変換情報、1110は利用
者に情報を提供する情報提供装置、1111は情報提供
装置1110の利用者が入力を行うためのキーボードや
マウス、音声認識装置、タブレット、ペンなどの入力手
段、1112は変換情報を記憶しておくための変換情報
記憶手段、1113は情報提供装置1110が必要な情
報を記憶しておくデータ記憶手段、1114は情報提供
装置1110が利用者に情報の表示を行うディスプレイ
装置などの表示手段、1115はCD−ROM1101
を駆動するためのCD−ROMドライブ、1116は入
力手段1111、変換情報記憶手段1112、データ記
憶手段1113、表示手段1114およびCD−ROM
ドライブ1115の制御を行う制御手段である。
【0097】図12は、本発明の第4の実施の形態にお
ける情報提供装置の処理の流れを示したフローチャート
である。
【0098】以下、図11と図12を用いて本実施の形
態の処理の流れを説明する。利用者の指定やある一定の
時間帯にバッチ処理を実行するような設定などによっ
て、情報提供装置1110は変換情報の登録処理を開始
する(1200)。
【0099】制御手段1116は、CD−ROMドライ
ブ1115を用いて、CD−ROM1101から変換情
報1102を読み込む(1201)。
【0100】制御手段1116は、読み込まれた変換情
報1102を変換情報記憶手段1112に記憶し(12
02)、CD−ROM1101から情報提供装置111
0への変換情報1102の登録処理を終了する(120
3)。
【0101】なお、実施の形態2で説明したような、つ
まり「ユーザからの情報の指定に対してすぐに変換を行
わず、その指定に対して指定通りの情報をまず入手し、
その情報がスクリプトであった場合、変換を行う」とい
ったようなシステムにおいても同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0102】また、本実施の形態では説明上、図11に
示したように変換情報の入手先としてCD−ROM11
01としたが、フロッピーディスク(以下FD)、M
O、DVD−ROMなどでも、また、読み出し専用型で
も書き換え可能型でも構わない。そして、CD−ROM
ドライブ1115もFDドライブ、DVD−ROMドラ
イブなどCD−ROM1101を正常に駆動させること
ができるものであれば何でも構わないことは言うまでも
ない。
【0103】また、図11に示したように変換情報の入
手先としてCD−ROM1101としたが、別にCD−
ROMのような可搬性の記憶媒体に限ったものではな
く、例えばハードディスク、特に着脱可能なハードディ
スクのような単なる記憶媒体でも構わない。その場合、
CD−ROMドライブ1115が行う機能に相当するも
のがシステムに備わっていれば何でもよく、それが制御
手段によってまかなわれても一向に構わない。
【0104】このように、本実施の形態では、変換情報
を可搬性記憶媒体に持たせることにより、実施の形態
1、および実施の形態2と同様の効果が得られるのは勿
論のこと、ネットワーク接続のしていない閉じた環境の
利用者も変換情報を入手することができ、その実用的効
果は大きい。 (実施の形態5)次に、実施の形態1乃至実施の形態4
の情報提供装置における変換情報記憶手段が記憶してい
る変換情報の一例について説明する。
【0105】表3は、実施の形態1乃至実施の形態4で
説明した情報提供装置における変換情報記憶手段が記憶
している変換情報の内容の例である。
【0106】
【表3】
【0107】表3において、最初の行は変換候補の格納
場所がローカルな記憶媒体の /data/image というディ
レクトリにあるAというファイルを意味しており、2行
目、および5、6行目も同様に、ローカルな記憶媒体の
/data/image というディレクトリにあるBというファ
イル、/data/video というディレクトリにあるEという
ファイル、/data/audio というディレクトリにあるFと
いうファイルを意味している。
【0108】また、3行目と4行目は、remotehost で
示されるリモートな場所から、httpプロトコルを用いて
得られるCおよびDというファイルという意味である。
【0109】なお、表3において、格納場所がリモート
である場合、アクセスできる情報サーバを情報提供装置
側で予め記憶しておき、アクセスできる情報サーバ上に
変換候補が存在する場合、その変換候補は有効な情報で
あり、アクセスできない情報サーバ上に存在する場合、
その変換候補は無効な情報であるといった判別を行うこ
とのできる形態にも応用することができる。
【0110】このように、本実施の形態によれば、情報
提供装置が入手した変換情報の変換候補がリモートかロ
ーカルかを判別できる形式で表現されていることによっ
て、情報提供装置がネットワークに接続していないよう
なシステムにおいて、変換候補がリモートに存在する情
報である場合、その変換候補は無効であるといった判断
を事前に認識できたり、無効である旨を利用者にメッセ
ージなどにより通達できたりなど、その実用的効果は大
きい。 (実施の形態6)次に、変換情報の入手を、特にメディ
ア識別情報を持つ可搬性記憶媒体から行う場合について
詳しく説明する。
【0111】図13は、本発明の第6の実施の形態にお
ける情報提供装置の構成を示した図である。図13にお
いて、1301は様々な情報が記録されているDVD−
ROM、1302はDVD−ROM1301の種別と内
容を一意に特定することのできるメディア識別情報、1
303は変換情報、1310は利用者に情報を提供する
情報提供装置、1311は情報提供装置1310の利用
者が入力を行うためのキーボードやマウス、音声認識装
置、タブレット、ペンなどの入力手段、1312はこれ
までのメディア識別情報を記憶しておいたり、新しいメ
ディア識別情報、例えばDVD−ROM1300のメデ
ィア識別情報1302を記憶するためのメディア識別情
報記憶手段、1313はこれまでの変換情報を記憶して
おいたり、新しい変換情報、例えばDVD−ROM13
01の変換情報1303を記憶するための変換情報記憶
手段、1314は情報提供装置1310が利用者に情報
の表示を行うディスプレイ装置などの表示手段、131
5はDVD−ROM1301を駆動するためのDVD−
ROMドライブ、1316は入力手段1311、メディ
ア識別情報記憶手段1312、変換情報記憶手段131
3、表示手段1314およびDVD−ROMドライブ1
315の制御を行う制御手段である。
【0112】図14は、本発明の第6の実施の形態にお
ける情報提供装置の処理の流れを示したフローチャート
である。
【0113】以下、図13と図14を用いて本実施の形
態における処理の流れを説明する。DVD−ROM13
01がDVD−ROMドライブ1315にセットされる
のを感知すると、制御手段1316は変換情報の登録処
理を起動する(1400)。
【0114】制御手段1316はDVD−ROMドライ
ブ1315を用いてDVD−ROM1301中のメディ
ア識別情報1302を読み込み(1401)、読み込ん
だメディア識別情報1302がメディア識別情報記憶手
段1312に既に登録されているかどうかを調べる(1
402)。
【0115】メディア識別情報1302がすでに登録さ
れていれば、DVD−ROM1301の変換情報130
3はすでに変換情報記憶手段1313に登録されている
と判断し、登録処理を中止する(1403)。
【0116】一方、メディア識別情報1302が登録さ
れていなければ、制御手段1316はメディア識別情報
1302をメディア識別情報記憶手段1312に登録す
る(1404)。
【0117】また、制御手段1316はDVD−ROM
1301からDVD−ROMドライブ1315を用いて
変換情報1303を読み込み(1405)、メディア識
別情報1302と関連づけて変換情報1303を変換情
報記憶手段1313に記憶し(1406)、変換情報1
303の登録処理を終了する(1407)。
【0118】なお、実施の形態2で説明したような、つ
まり「ユーザからの情報の指定に対してすぐに変換を行
わず、その指定に対して指定通りの情報をまず入手し、
その情報がスクリプトであった場合、変換を行う」とい
ったようなシステムにおいても同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0119】また、本実施の形態では説明上、図13に
示したように変換情報の入手先としてDVD−ROM1
301としたが、これに限ったものではなく、フロッピ
ーディスク(以下、FD)やCD−ROMやMO、さら
にそれらが読み出し専用型か書き換え可能型かを問わ
ず、可搬型の記憶媒体であればどんなものでもかまわな
い。その場合、その可搬性記憶媒体の種別と内容を一意
に特定することのできるメディア識別情報は、FDなら
例えばボリュームラベルなどで、CD−ROMなら例え
ばタイトルなどで、代用することが可能である。
【0120】また、可搬型記憶媒体の駆動手段として、
DVD−ROMドライブ1315を用いたが、これに限
ったものではなく、FDドライブやCD−ROMドライ
ブやMOドライブといったように、前述の可搬型記憶媒
体を正常に駆動させる手段を備えていればどんなもので
もかまわない。
【0121】このように、本実施の形態では、変換情報
を記録した可搬性記憶媒体にメディア識別情報を持た
せ、それを有効に活用することにより、実施の形態4と
同様の効果が得られるのは勿論のこと、既に登録済みの
変換情報をまた改めて登録するといった登録処理の重複
を避けることができ、その実用的効果は大きい。 (実施の形態7)次に、実施の形態6の情報提供装置に
おける変換情報記憶手段が記憶している変換情報の一例
について説明する。
【0122】表4は、実施の形態6で説明した情報提供
装置おけるメディア識別情報記憶手段が記憶している内
容の例である。
【0123】
【表4】
【0124】表4を見ると、#000001,#000002,#000003,
#000005,#000009,#000200 といういずれかのメディア識
別情報を持った6枚のDVD−ROMが、これまでに図
13における情報提供装置1310のDVD−ROMド
ライブ1315にセットされたことがわかる。
【0125】表5は、実施の形態6で説明した情報提供
装置における変換情報記憶手段が記憶している変換情報
の内容の例である。
【0126】
【表5】
【0127】表5において、"メディア所有"とは、メデ
ィア識別情報記憶手段に記憶されているメディア識別情
報を持つ可搬性記憶媒体に変換候補が存在するかという
もので、本実施の形態では、メディア識別情報記憶手段
に記憶されているということは、DVD−ROMドライ
ブ1315にセットされたことがある、つまり利用者が
そのメディア識別情報を持つ可搬性記憶媒体を所有して
いる、あるいは比較的入手しやすい媒体であるというこ
とを意味しており、"メディア所有"の欄がYESならば
その変換候補は有効な情報、NOならばその変換候補は
無効な情報であるといった裏付けができるものである。
また、"出典"とは、その欄に記載されたメディア識別情
報から入手された変換情報であるというもので、入手さ
れたまとまりごとに変換情報のグループ化ができるもの
である。
【0128】以上のことからその内容について説明する
と、最初の行は、"出典"の欄より#000001のメディア識
別情報を持つ可搬性記憶媒体から入手した変換情報でる
ことが、また"変換候補"の欄より#000001のメディア識
別情報を持つ可搬性記憶媒体の /data/image というデ
ィレクトリにあるAという情報を表しており、そのメデ
ィア識別情報#000001はメディア識別情報記憶手段に記
憶されているので、"メディア所有"の欄よりYES、つ
まりその変換候補は有効な情報であることがわかる。
【0129】また、5行目を見ると、"出典"の欄より#0
00003のメディア識別情報を持つ可搬性記憶媒体から入
手した変換情報でることが、また"変換候補"の欄より#0
00012のメディア識別情報を持つ可搬性記憶媒体の /dat
a/text というディレクトリにあるEという情報を表し
ており、そのメディア識別情報#000012はメディア識別
情報記憶手段に記憶されていないので、"メディア所有"
の欄よりNO、つまりその変換候補は無効な情報である
ことがわかる。
【0130】また、10行目から12行目までの"メデ
ィア所有"の欄の " - " であるが、これは変換候補がリ
モートホスト、つまりネットワーク上に存在するためで
あり、どんなサーバにでも無条件にアクセスできるのな
らば、自動的にYESとしても構わないし、一方、アク
セスできるサーバが限定されているのならば、実施の形
態5の説明で補足したように、ネットワーク上のアクセ
スできるサーバを記憶させておく形態と組み合わせるこ
とによって、全ての変換候補に対して有効か無効かの明
確な判別を行うことができる。
【0131】このように、本実施の形態によれば、メデ
ィア識別情報を記憶しておくことによって、記憶された
メディア識別情報を持つ可搬性記憶媒体は利用者のシス
テムにセットされたことがある、つまり利用者がその可
搬性記憶媒体を所有している、あるいは比較的入手しや
すい状況にあるといったことを意味しており、そのこと
と関連して、情報提供装置が入手した変換情報の変換候
補が、メディア識別情報記憶手段に記憶されているメデ
ィア識別情報を持つか否かを判別できることによって、
変換候補の表わしている情報が、利用者にとって有効な
ものであるか無効なものであるかの判断を行うことがで
きる。
【0132】また、情報提供装置が入手した変換情報
が、どのメディア識別情報を持つ可搬性記憶媒体から入
手されたかを判別できることによって、変換情報をグル
ープ化して管理することができ、後で述べる変換情報の
更新への応用など、その実用的効果は大きい。 (実施の形態8)次に、実施の形態8における情報提供
装置のドライブ名、およびドライブ名記憶手段の機能に
ついて詳しく説明する。
【0133】図15は、本発明の第8の実施の形態にお
ける情報提供装置の構成を示した図である。図15にお
いて、1501はDVD−ROM、1502はDVD−
ROM1500の種別と内容を一意に特定することので
きるメディア識別情報、1503はDVD−ROM15
01の内容の一部である情報の実体、1510は利用者
に情報を提供する情報提供装置、1511は情報提供装
置1510の利用者が入力を行うためのキーボードやマ
ウス、音声認識装置、タブレット、ペンなどの入力手
段、1512はDVD−ROM1501のメディア識別
情報1502を記憶しておくためのメディア識別情報記
憶手段、1513はこれまでの変換情報を記憶しておい
たり、新しい変換情報などを記憶するための変換情報記
憶手段、1514はDVD−ROM1501がDVD−
ROMドライブ1516にセットされた時に、DVD−
ROM1501のメディア識別情報1502と対応させ
てそのDVD−ROMドライブ1516をシステム内に
おいて一意に示すことのできるドライブ名で記憶するド
ライブ名記憶手段、1515は情報提供装置1510が
利用者に情報の表示を行うディスプレイ装置などの表示
手段、1516はDVD−ROM1501を駆動するた
めのDVD−ROMドライブ、1517は前述の入力手
段1511、メディア識別情報記憶手段1512、変換
情報記憶手段1513、ドライブ名記憶手段1514、
表示手段1515、およびDVD−ROMドライブ15
16の制御を行う制御手段である。
【0134】図16は、本発明の第8の実施の形態にお
けるドライブ名を記憶する処理の流れを示したフローチ
ャートである。
【0135】図17は、本発明の第8の実施の形態にお
けるドライブ名(絶対パス)を合成する処理の流れを示
したフローチャートである。
【0136】表6は、本発明の第8の実施の形態におけ
るドライブ名記憶手段が記憶しているの内容の例であ
る。
【0137】
【表6】
【0138】表6を見ると、本実施の形態におけるシス
テムの eドライブには #000001 の、fドライブには #
000002 の、そしてgドライブには #000003 のメディア
識別情報を持つ可搬性記憶媒体がセットされていること
がわかる。
【0139】表7は、ドライブ名記憶手段を持たない場
合のメディア識別情報記憶手段が記憶している内容の例
である。
【0140】
【表7】
【0141】従って、表5に示した変換候補ファイルの
格納場所の記述の先頭に位置するメディア識別情報を表
6で対応づけられたドライブ名で置き換えることによ
り、システム内で一意に特定できる絶対パスに、例えば
表4の1行目に記された変換候補ファイルならば、メデ
ィア識別情報#000001を持った可搬性記憶媒体内におけ
る格納場所でしか、その存在が把握できない #000001/data/image/A という形式から、その可搬性記憶媒体を利用しているシ
ステム内において一意に特定できる e:/data/image/A という絶対パスに変換することができる。
【0142】以下、図15から図17を用いて本実施の
形態の処理の流れを説明する。まず、ドライブ名を記憶
する場合、DVD−ROM1501がDVD−ROMド
ライブ1516にセットされると制御手段1517はこ
れを感知し、登録処理を開始する(1600)。
【0143】制御手段1517はDVD−ROMドライ
ブ1516を用いてDVD−ROM1501からメディ
ア識別情報1502を読み込み(1601)、メディア
識別情報記憶手段1512に記憶されている情報の中か
ら、このメディア識別情報1502で示される可搬性記
憶媒体の情報がすでに登録されているか調べる(160
2)。
【0144】未登録であれば、制御手段1517はその
メディア識別情報1502をメディア識別情報記憶手段
1512に記憶し(1603)、現在DVD−ROM1
501が入っているドライブ名を取得し、メディア識別
情報1502と関連づけてドライブ名記憶手段1514
に登録して(1604)、登録処理を終了する(160
6)。
【0145】一方、ステップ1602でDVD−ROM
1501のメディア識別情報1502がメディア識別情
報記憶手段1512に登録されている場合は、このDV
D−ROM1501が過去にDVD−ROMドライブ1
516に入れられたことを示すので、制御手段1517
はメディア識別情報1502の登録は行なわず、メディ
ア識別情報1502に対応するドライブ名と、現在DV
D−ROM1501が入っているドライブ名を比較する
(1605)。
【0146】ここでドライブ名が等しければ再度ドライ
ブ名を設定する必要はないと判断、登録処理を終了し
(1606)、一方、ドライブ名が等しくなければ現在
DVD−ROM1501が入っているドライブ名をドラ
イブ名記憶手段1514に登録し(1604)、登録処
理を終了する(1606)。
【0147】次に、その記憶したドライブ名を合成す
る、つまり絶対パスの設定の処理の流れについて説明す
る。
【0148】利用者が情報提供装置1510の入力手段
1511を用いて、必要な情報の格納場所を指定する
(1700)と、制御手段1517はこの格納場所が変
換情報記憶手段1513の変換対象に登録されているか
調べる(1701)。
【0149】ステップ1701において、登録されてい
れば、その変換候補はローカルな可搬性記憶媒体に格納
されているか、リモートなネットワーク上の情報サーバ
に格納されているかを調べる(1702)。
【0150】ステップ1702において、ローカルな可
搬性記憶媒体に格納されていれば、制御手段1517は
この変換対象に対応する変換候補を含む可搬性記憶媒体
のメディア識別情報でドライブ名記憶手段1514を検
索し、この可搬性記憶媒体が現在入っているドライブ名
を取得して(1703)、ステップ1704へ進む。
【0151】ステップ1704において、有効なドライ
ブ名が得られた場合、ステップ1705へ進み、一方、
得られなければ、つまりドライブ名が無効であった場
合、制御手段1517はメディア識別情報の示す可搬性
記憶媒体に対応するドライブを検索し(1708)、条
件にあったドライブのうち、メディア識別情報の示す可
搬性記憶媒体が入ったドライブのドライブ名を得(17
09)、ステップ1705へ進む。
【0152】ステップ1705において、このドライブ
名をもとに格納場所とドライブ名を合成する。なお、こ
こで対応するドライブがない場合、あるいは対応する可
搬性記憶媒体が入っていない場合、図17には記載され
ていないが、制御手段1517は情報を取得するのに必
要なDVD−ROMドライブがないことと、DVD−R
OMドライブを接続するように促すようにメッセージを
表示し、ドライブが接続されれば、今度はこのドライブ
に対応するメディア識別情報を持ったDVD−ROMが
入っているかを調べ、入っていなければ、入れるように
促すメッセージを表示するなどしてフォローを行う。
【0153】次に、ステップ1705の合成によって得
られた絶対パスで示される情報を取得し(1706)、
取得された情報を表示手段1515を用いて表示し(1
707)、情報取得・表示処理を終了する(171
1)。
【0154】なお、ステップ1701において、指定さ
れた情報が変換対象として登録されていない場合、ま
た、ステップ1702において、リモートなネットワー
ク上の情報サーバに格納されている場合、制御手段15
17は指定された格納場所から情報を取得し(171
0)、取得された情報を表示手段1515を用いてを表
示し(1707)、情報取得・表示処理を終了する(1
711)。
【0155】なお、実施の形態2で説明したような、つ
まり「ユーザからの情報の指定に対してすぐに変換を行
わず、その指定に対して指定通りの情報をまず入手し、
その情報がスクリプトであった場合、変換を行う」とい
ったようなシステムにおいても同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0156】また、本実施の形態ではドライブ名記憶手
段を設けた場合について説明したが、仮にドライブ名記
憶手段を設けていないシステムの場合、メディア識別情
報記憶手段に記憶されているメディア識別情報からメデ
ィアの種別、例えばDVD−ROMか、CD−ROM
か、FDかなどを認識し、その種別に相当する駆動手段
のドライブ名を検索した上で、その検索されたドライブ
名を変換候補に合成して、動的に絶対パス名に変換する
などの方法が考えられる。また同種別の駆動手段が複数
存在する場合、この処理を繰り返す。あるいは、表7の
ように、メディア識別情報記憶手段にもし現在そのメデ
ィア識別情報を持つ可搬性記憶媒体がセットされている
ならばそのドライブ名と併せて記憶するような形態をと
れば、ドライブ名記憶手段を設けた場合とほぼ同様の作
用・効果が得られることは言うまでもない。
【0157】また、ドライブ名記憶手段の内容の更新
は、そのドライブから可搬性記憶媒体が外された時で
も、そのドライブに別の可搬性記憶媒体がセットされた
時でもかまわない。
【0158】また、ドライブ名記憶手段がメディア識別
情報と関連づけてドライブ名を記憶する場合、表6に示
したように、直接ドライブ名との対応表のような形で関
連づけたり、ドライブ名にメディア識別情報記憶手段の
ある場所を指し示すポインタを対応させておき、メディ
ア識別情報と間接的に対応関係を持たせたり、などと様
々である。
【0159】このように、本実施の形態によれば、配布
時の可搬性記憶媒体には、変換候補の格納場所は当然、
利用者が利用するシステム内におけるドライブ名を含ま
ない形式で表現されているが、本実施の形態で述べたよ
うに、システム内で可搬性記憶媒体の格納場所を一意に
特定できるドライブ名を取得し、そのドライブ名を記憶
することによって、変換候補の正しい情報の格納場所が
即座に得ることができる、つまり変換候補が示している
可搬性記憶媒体が変換の都度どこにあるか判断するとい
った無駄な処理を省くことができる。更に、もし対応す
る可搬性記憶媒体がドライブにセットされていなけれ
ば、対応するドライブにセットするようにメッセージを
出すなど、その実用的効果は大きい。 (実施の形態9)次に、変換情報の更新をネットワーク
を経由して行う場合について詳しく説明する。
【0160】図18は、本発明の第9の実施の形態にお
ける情報提供装置の構成を示した図である。図18にお
いて、1801はDVD−ROM、18025はDVD
−ROM1801の種別と内容を一意に特定することの
できるメディア識別情報、1803は最新または追加
の、あるいはその両方の情報である更新変換情報の格納
場所を表した更新情報アドレス、1810は利用者に情
報を提供する情報提供装置、1811は情報提供装置1
810の利用者が入力を行うためのキーボードやマウ
ス、音声認識装置、タブレット、ペンなどの入力手段、
1812はメディア識別情報を記憶するためのメディア
識別情報記憶手段、1813は変換情報を記憶しておく
ための変換情報記憶手段、1814は更新情報アドレス
1803を記憶するための更新情報アドレス記憶手段、
1815は情報提供装置1810が利用者に情報の表示
を行うディスプレイ装置などの表示手段、1816はD
VD−ROM1801を駆動するためのDVD−ROM
ドライブ、1817は情報提供装置1810がネットワ
ークを介して情報の送受信を行うための通信手段、18
18は入力手段1811、メディア識別情報記憶手段1
812、変換情報記憶手段1813、更新情報アドレス
記憶手段1814、表示手段1815、DVD−ROM
ドライブ1816および通信手段1817の制御を行う
制御手段、1820は指定された任意の情報を提供する
ことのできる情報サーバの集合を表した情報サーバ群、
1830、1840、1850、1860はそれぞれ情
報サーバ群1820に含まれる情報サーバ、1870は
情報提供装置1810と情報サーバ群1820とを結ぶ
ネットワークである。
【0161】なお、本実施の形態においては説明上、情
報サーバ1830が更新変換情報を所有しているものと
する。
【0162】図19は、本発明の第9の実施の形態にお
ける更新情報アドレスを記憶する処理の流れを示したフ
ローチャートである。
【0163】図20は、本発明の第9の実施の形態にお
ける変換情報記憶手段に記憶されている変換情報を更新
する処理の流れを示したフローチャートである。
【0164】表8は、DVD−ROM1801が記録し
ている更新情報アドレスの内容の例である。
【0165】
【表8】
【0166】表8において、最初の行は、httpプロトコ
ルを用いて入手可能なネットワーク上の serverA にあ
る a というファイルという意味である。
【0167】表9は、情報サーバ1830が保持してい
る更新変換情報の内容の例である。
【0168】
【表9】
【0169】表9において、"出典"は実施の形態7の表
5で説明した通りなので省略する。ここで、最初の行
は、メディア識別情報#000001を持つDVD−ROMか
ら入手した変換情報のうち、変換対象が http://hostA/
001 に対応する変換候補の内容を、file:///#000001/da
ta/image/A に更新するという意味である。
【0170】以下、図18から図19を用いて、本実施
の形態における処理の流れを説明する。
【0171】DVD−ROM1801がDVD−ROM
ドライブ1816にセットされると制御手段1818は
これを感知し、登録処理を開始する(1900)。
【0172】制御手段1818はDVD−ROMドライ
ブ1816を用いてDVD−ROM1801からメディ
ア識別情報1802を読み込み(1901)、メディア
識別情報1802がメディア識別情報記憶手段1812
に登録されているかどうかを調べる(1902)。
【0173】ここで、すでに登録されていた場合、更新
情報アドレスはすでに登録されたものと判断し、登録処
理を終了する(1906)。
【0174】一方、メディア識別情報1802がメディ
ア識別情報記憶手段1812にまだ登録されていなけれ
ば、制御手段1818はメディア識別情報1802をメ
ディア識別情報記憶手段1812に登録し(190
3)、DVD−ROM1801から更新情報アドレス1
803を読み込み(1904)、メディア識別情報18
02と関連づけて、更新情報アドレス記憶手段1814
に登録し(1905)、登録処理を終了する(190
6)。
【0175】次に、変換情報を設定してから一定の時間
がたつと、制御手段1818は変換情報の更新処理を開
始する(2000)。
【0176】制御手段1818は更新情報アドレス記憶
手段1814からメディア識別情報と関連づけられた複
数の更新情報アドレスを読み込む(2001)。
【0177】そして、メディア識別情報と更新情報アド
レスの組それぞれについて、制御手段1818は更新情
報アドレスの値から対応する情報サーバを調べ、この情
報サーバ、本実施の形態では情報サーバ1830に対
し、メディア識別情報の示す可搬性記憶媒体に対応する
更新用の変換情報を送るよう、要求を出す(200
2)。
【0178】この要求はネットワーク1870を介して
情報サーバ1830に渡され、情報サーバ1830は渡
された要求に対応する変換情報を情報提供装置1810
に送信し、情報提供装置1810は情報サーバ1830
から送ってきたこの最新の変換情報を変換情報記憶手段
1813に登録し(2003)、更新処理を終了する
(2004)。
【0179】なお、実施の形態2で説明したような、つ
まり「ユーザからの情報の指定に対してすぐに変換を行
わず、その指定に対して指定通りの情報をまず入手し、
その情報がスクリプトであった場合、変換を行う」とい
ったようなシステムにおいても同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0180】また、本実施の形態においては説明上、情
報サーバ群1820は4つの情報サーバの集合とした
が、実際には情報サーバの個数は1つでも、4つ以外の
複数個でもかまわない。つまり、情報提供装置1810
はネットワークを介して一つ以上の情報サーバにつなが
っていることになる。
【0181】このように、本実施の形態によれば、ネッ
トワーク上にある更新用の変換情報の格納場所を示した
更新情報アドレスを可搬性記憶媒体に記録しておくこと
により、その可搬性記憶媒体をドライブにセットするこ
とによって自動的に変換情報の更新が行われる。更に、
更新情報アドレスを更新アドレス記憶手段に複数記憶し
ておくことにより、変換情報をバッチ処理で更新するこ
とも可能で、その実用的効果は大きい。 (実施の形態10)次に、変換情報の更新を可搬性記憶
媒体を用いて行う場合について詳しく説明する。
【0182】図21は、本発明の第10の実施の形態に
おける情報提供装置の構成を示した図である。図21に
おいて、2101はフロッピーディスク(以下FD)、
2102は最新または追加の、あるいはその両方の情報
である更新変換情報、2103は更新変換情報2102
が適用されるメディア識別情報を示した適用メディア識
別情報、2110は利用者に情報を提供する情報提供装
置、2111は情報提供装置2110の利用者が入力を
行うためのキーボードやマウス、音声認識装置、タブレ
ット、ペンなどの入力手段、2112はメディア識別情
報を記憶しておくためのメディア識別情報記憶手段、2
113はこれまでの変換情報を記憶しておいたり、新し
い変換情報、例えば更新変換情報2102などを記憶す
るための変換情報記憶手段、2114は情報提供装置2
110が利用者に情報の表示を行うディスプレイ装置な
どの表示手段、2115はFD2101を駆動するため
のFDドライブ、2116は前述の入力手段2111、
メディア識別情報記憶手段2112、変換情報記憶手段
2113、表示手段2114、およびFDドライブ21
15の制御を行う制御手段である。
【0183】図22は、本発明の第10の実施の形態に
おける情報提供装置の処理の流れを示したフローチャー
トである。
【0184】表10は、FD2101の適用メディア識
別情報2103の内容の例である。これを見ると、FD
2101の更新変換情報2102は、#000001 のメディ
ア識別情報に対応した変換情報に適用されるものである
ことがわかる。
【0185】
【表10】
【0186】表11は、FD2101の更新変換情報2
102の内容の例である。
【0187】
【表11】
【0188】表12は、変換情報記憶手段2113が記
憶している変換情報の内容の例の一部である。
【0189】
【表12】
【0190】表13は、更新変換情報2102によって
更新された変換情報記憶手段2113の変換情報の内容
の例の一部である。
【0191】
【表13】
【0192】表10から表13を見ると、変換情報記憶
手段2113に記憶されている変換情報のうち、出典で
適用メディア識別情報2103が示している #000001
に相当する(表10)箇所(表12の第1行目から第4
行目)を、更新変換情報2102が示しているように
(表11)更新する(表13)ことがわかる。
【0193】以下、図21、図21を用いて本実施の形
態における処理の流れを説明する。FD2101がFD
ドライブ2115にセットされると、制御手段2116
はFD2101が適用メディア識別情報2103を持っ
ていることから、変換情報の更新処理だと判断、更新処
理を開始する(2200)。
【0194】制御手段2116はFDドライブ2115
を用いてFD2101の適用メディア識別情報2103
を読み込み(2201)、この適用メディア識別情報2
103の示すメディア識別情報がメディア識別情報記憶
手段2112にすでに登録されているかどうかを調べる
(2202)。
【0195】登録されていれば、変換情報記憶手段21
13に登録されている変換情報のうち、このメディア識
別情報に対応する変換情報を更新変換情報2102に置
き換え(2203)、更新処理を終える(2205)。
【0196】一方、この適用メディア識別情報2103
の示すメディア識別情報がメディア識別情報記憶手段2
112に登録されていなければ、制御手段2116は、
このメディア識別情報で示される情報の実体を持った可
搬性記憶媒体はこの情報提供装置2110のFDドライ
ブ2115にセットされたことがないと判断し、FD2
101の更新変換情報2102を新規の情報と見なし、
変換情報記憶手段2113に追加登録し(2204)、
更新処理を終了する(2205)。なお、FDドライブ
2115にセットされたことがないとの判断の際、変換
情報の更新の必要性なしと設定した場合には、強制的に
更新処理を終了しても構わない。
【0197】なお、実施の形態2で説明したような、つ
まり「ユーザからの情報の指定に対してすぐに変換を行
わず、その指定に対して指定通りの情報をまず入手し、
その情報がスクリプトであった場合、変換を行う」とい
ったようなシステムにおいても同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0198】また、本実施の形態では説明上、更新に用
いる可搬型記憶媒体としてFDを用いたが、これに限っ
たものではなく、DVD−ROMやCD−ROMやM
O、さらにそれらが読み出し専用型か書き換え可能型か
を問わず、可搬性の記憶媒体であればどんなものでもか
まわない。
【0199】また、更新に用いる可搬型記憶媒体の駆動
手段として、FDドライブを用いたが、これに限ったも
のではなく、DVD−ROMドライブやCD−ROMド
ライブやMOドライブといったように、前述の可搬性記
憶媒体に対応した記憶媒体を正常に駆動させる手段を備
えていればどんなものでもかまわない。
【0200】このように、本実施の形態では、ネットワ
ークに接続されていないシステムにおいて変換情報の更
新を行いたい場合にも、少なくともこのような更新変換
情報と適用メディア識別情報とを記録した可搬性記憶媒
体を用意することにより、この適用メディア識別情報に
該当する変換情報の更新が行うことができ、また、この
更新変換情報を記録した可搬性記憶媒体はメディア識別
情報を特に必要としないため、従来のメディア識別情報
を持たない可搬性記憶媒体にも対応でき、その実用的効
果は大きい。 (実施の形態11)次に、変換情報をバージョン情報と
いう情報を用いて、様々な形式に更新する一例として、
特に新しいバージョンへ置き換える場合について詳しく
説明する。
【0201】図23は、本発明の第11の実施の形態に
おける情報提供装置の構成を示した図である。図23に
おいて、2301はフロッピーディスク(以下FD)、
2302は最新または追加の、あるいはその両方の情報
である更新変換情報、2303は更新変換情報2302
が適用されるメディア識別情報を示した適用メディア識
別情報、2304は更新変換情報のバージョンを表した
バージョン情報、2310は利用者に情報を提供する情
報提供装置、2311は情報提供装置2310の利用者
が入力を行うためのキーボードやマウス、音声認識装
置、タブレット、ペンなどの入力手段、2312はメデ
ィア識別情報を記憶しておくためのメディア識別情報記
憶手段、2313はこれまでの変換情報を記憶しておい
たり、新しい変換情報、例えば更新変換情報2302な
どを記憶するための変換情報記憶手段、2314はこれ
までのバージョン情報を記憶しておいたり、新しいバー
ジョン情報、例えばバージョン情報2303を記憶する
ためのバージョン情報記憶手段、2315は情報提供装
置2310が利用者に情報の表示を行うディスプレイ装
置などの表示手段、2316はFD2301を駆動する
ためのFDドライブ、2317は前述の入力手段231
1、メディア識別情報記憶手段2312、変換情報記憶
手段2313、バージョン情報記憶手段2314、表示
手段2315、およびFDドライブ2316の制御を行
う制御手段である。
【0202】図24は、本発明の第11の実施の形態に
おける情報提供装置の処理の流れを示したフローチャー
トである。
【0203】表14は、FD2301のバージョン情報
2304の内容の例である。
【0204】
【表14】
【0205】表15は、変換情報記憶手段2313が記
憶している変換情報とバージョン情報記憶手段2314
が記憶しているバージョン情報との対応関係を示した内
容の例の一部である。
【0206】
【表15】
【0207】表16は、更新変換情報2302によって
更新された後の変換情報記憶手段2313の変換情報と
バージョン情報記憶手段2314のバージョン情報との
対応関係を示したの内容の例の一部である。
【0208】
【表16】
【0209】なお、本実施の形態では説明上、更新変換
情報2302の内容は表10と、適用メディア識別情報
の内容は表9と、同様のものとする。
【0210】表10、表11、および表14から表16
を見ると、変換情報記憶手段2313に記憶されている
変換情報のうち、出典で適用メディア識別情報2303
が示している #000001 に相当する(表10)箇所のバ
ージョン(表15の第1行目から第4行目)を、更新変
換情報2302とバージョン情報2304が示している
(表11)ようなバージョン(表14)に、更新する
(表16)ことがわかる。
【0211】以下、図23と図24を用いて本実施の形
態における処理の流れを説明する。情報提供装置231
0のFDドライブ2316にFD2301がセットされ
ると制御手段2317は変換情報の更新処理を開始する
(2400)。
【0212】まず、制御手段2317はFDドライブ2
316を用いてFD2301から適用メディア識別情報
2303を読み込み(2401)、この適用メディア識
別情報2303がメディア識別情報記憶手段2312に
登録されているかどうかを調べる(2402)。
【0213】登録されていれば、制御手段2317はF
Dドライブ2316を用いてFD2301からバージョ
ン情報2304を読み込み(2403)、適用メディア
識別情報2303に対応する変換情報のバージョンをバ
ージョン記憶手段2314から読み出し(2404)、
FD2301に入っている更新変換情報2302のバー
ジョン情報2304が、現在のバージョン情報記憶手段
2314に登録されている、つまりこのメディア識別情
報に対応する変換情報よりも新しいかどうかを調べる
(2405)。
【0214】そこで、もし新しければ、制御手段231
7は適用メディア識別情報2303に対応する変換情報
記憶手段2313の変換情報を更新変換情報2302で
更新し(2406)、更新処理を終了する(240
9)。
【0215】なお、ステップ2402において適用メデ
ィア識別情報2303の示すメディア識別情報がメディ
ア識別情報記憶手段2312に登録されていなければ、
制御手段2317は更新変換情報2302が対応する情
報の実体を持つ可搬性記憶媒体は、このFDドライブ2
316にセットされたことがないとの判断より更新処理
を中断し(2407)、変換情報を新たに登録すること
なく、更新処理を終る(2409)。なお、ステップ2
407において、更新処理の中断に替えて、FD230
1の更新変換情報2302を新規登録することも考えら
れる。
【0216】また、ステップ2405において、FD2
301に入っている変換情報2302のバージョン情報
2304が、バージョン情報記憶手段2314に登録さ
れている、つまりこのメディア識別情報に対応する変換
情報と等しいか、それよりも古ければ、制御手段231
7は同じあるいは古いバージョンの情報を改めて登録す
る必要はないと判断し(2408)、変換情報を更新す
ることなく更新処理を終る(2409)。
【0217】なお、実施の形態10で示したような、ネ
ットワーク経由で情報サーバから最新の変換情報を読み
込む場合についても同様に、情報サーバ側に情報サーバ
が保持している更新用の変換情報に関するバージョン情
報を持たせ、情報提供装置側に変換情報記憶手段で記憶
している変換情報に関するバージョン情報を持たせるこ
とによって、同等の効果が得ることができる。
【0218】また、実施の形態2で説明したような、つ
まり「ユーザからの情報の指定に対してすぐに変換を行
わず、その指定に対して指定通りの情報をまず入手し、
その情報がスクリプトであった場合、変換を行う」とい
ったようなシステムにおいても同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0219】また、本実施の形態では説明上、更新に用
いる可搬型記憶媒体としてFDを用いたが、これに限っ
たものではなく、DVD−ROMやCD−ROMやM
O、さらにそれらが読み出し専用型か書き換え可能型か
を問わず、可搬性の記憶媒体であればどんなものでもか
まわない。
【0220】また、可搬型記憶媒体の駆動手段として、
FDドライブを用いたが、これに限ったものではなく、
DVD−ROMドライブやCD−ROMドライブやMO
ドライブといったように、前述の可搬性記憶媒体に対応
した記憶媒体を正常に駆動させる手段を備えていればど
んなものでもかまわない。
【0221】このように、本実施の形態では、変換情報
の更新の際、最新の変換情報への置き換えや最新の変換
情報の追加などの更新は勿論のこと、バージョン情報を
設けることにより、既にバージョン3を所有していてバ
ージョン2への更新が行われようとした時、意味がない
ので更新処理を中止させたり、改めて古いバージョンも
追加登録しておくなど新旧のバージョンに対応すること
ができ、また、更に変換情報の管理においても、初心者
には大まかな設定が、熟練者にはより細かい設定ができ
るなど、その実用的効果は大きい。 (実施の形態12)次に、変換候補が複数存在する場合
の変換の仕方について、一例を用いて詳しく説明する。
【0222】図25は、本発明の第12の実施の形態に
おける情報提供装置の構成を示した図である。図25に
おいて、2501はDVD−ROM、2502はDVD
−ROM2501の種別と内容を一意に特定することの
できるメディア識別情報、2503はDVD−ROM2
501の内容の一部である情報の実体、2510は利用
者に情報を提供する情報提供装置、2511は情報提供
装置2510の利用者が入力を行うためのキーボードや
マウス、音声認識装置、タブレット、ペンなどの入力手
段、2512はこれまでのメディア識別情報を記憶して
おいたり、新しいメディア識別情報、例えばDVD−R
OM2501のメディア識別情報2502を記憶するた
めのメディア識別情報記憶手段、2513はこれまでの
変換情報を記憶しておいたり、新しい変換情報を記憶す
るための変換情報記憶手段、2514は複数の変換候補
の中から任意のルールにもとづいて状況に応じた候補を
選び出す候補選択手段、2515は情報提供装置251
0が利用者に情報の表示を行うディスプレイ装置などの
表示手段、2516はDVD−ROM2501を駆動す
るためのDVD−ROMドライブ、2517は前述の入
力手段2511、メディア識別情報記憶手段2512、
変換情報記憶手段2513、候補選択手段2514、表
示手段2515およびDVD−ROMドライブ2516
の制御を行う制御手段である。
【0223】図26は、本発明の第12の実施の形態に
おける情報提供装置の処理の流れを示したフローチャー
トである。
【0224】表17は、変換候補が複数存在する場合に
おける変換情報記憶手段2013が記憶している内容を
示した例である。
【0225】
【表17】
【0226】表18は、候補選択手段2514が参照す
る選択ルールの一例である。
【0227】
【表18】
【0228】以下、図25と図26を用いて本実施の形
態の処理の流れを説明する。ユーザが入力手段2511
からある情報の格納場所を指定すると、制御手段251
7は情報取得・表示処理を開始する(2600)。
【0229】制御手段2517は指定された格納場所が
変換情報記憶手段2513に変換対象として登録されて
いるか調べ(2601)、登録されていれば、この変換
対象に対する変換候補が複数あるか調べる(260
2)。
【0230】複数あれば、制御手段2517は候補を絞
り込むよう、候補選択手段2514を呼びだし、候補選
択手段2514は表18に挙げたルールの最初のものを
用いて候補を絞り込む(2603)。
【0231】候補選択手段2514はルールを適用した
結果、条件に合致した候補の数を評価し(2604)、
候補が一つに絞り込めていれば、候補の絞り込みが終了
したことと選択された候補がどれであるかを制御手段2
517に知らせる。
【0232】制御手段2517は選択された候補の示す
情報、その情報が例えばDVD−ROM2501の情報
ならば、DVD−ROMドライブ2516を用いてDV
D−ROM2501の情報の実体2503を取得し(2
605)、表示手段2515を用いてその情報の実体2
503を表示して(2606)情報取得・表示処理を終
了する(2611)。
【0233】なお、ステップ2601において、入力手
段2511によって指定された格納場所が変換情報記憶
手段2513に変換対象として登録されていなければ、
指定された格納場所から情報を取得し(2610)、表
示して(2606)、情報取得・表示処理を終了する
(2611)。
【0234】また、ステップ2602において、変換対
象に対する変換候補が一つしかなければ、制御手段25
17は候補選択手段を読み出すことなく、その候補の示
す情報を取得し(2605)、表示して(2606)、
情報取得・表示処理を終了する(2611)。
【0235】また、ステップ2604において、ルール
を適用しても候補が一つに絞り込めていない状態なら
ば、まだ適用していないルールがないかどうかを調べ
(2607)、まだ適用していないルールがある場合、
決められた順番に従って順次ルールを選び出し(260
8)、再び候補の絞り込みを行う(2603)。一方、
もう適用させるルールがない場合、候補選択手段251
4は現在あるルールでは候補の絞り込みに失敗したとい
う情報と、候補列の最初の候補を選択された候補として
制御手段2517に示し(2609)、制御手段251
7はこの結果を受けて候補の示す情報を取得(260
5)、表示し(2606)情報取得・表示処理を終了す
る(2611)。
【0236】なお、本実施の形態では説明上、図26の
ステップ2603、2604、2607、2608に記
載のルールに相当するものとして表18に示したよう
に、内容の欄に書かれたルールが昇順に適用されている
が、この適用の順序も適用されるルールの内容もこれに
限ったものではなく、他の情報を選択する方法を用いて
も当然かまわない。
【0237】また、表1で示したような適用条件がある
場合、絞り込みの手順として、まず適用条件を満たして
いるものがあるかどうかを調べてから、更に選択ルール
による絞り込みを行うといった方法も考えられる。
【0238】また、実施の形態2で説明したような、つ
まり「ユーザからの情報の指定に対してすぐに変換を行
わず、その指定に対して指定通りの情報をまず入手し、
その情報がスクリプトであった場合、変換を行う」とい
ったようなシステムにおいても同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0239】また、可搬型記憶媒体としてDVD−RO
Mを用いたが、これに限ったものではなく、フロッピー
ディスクやCD−ROMやMO、さらにそれらが読み出
し専用型か書き換え可能型かを問わず、可搬性の記憶媒
体であればどんなものでもかまわない。
【0240】また、可搬型記憶媒体の駆動手段として、
DVD−ROMドライブを用いたが、これに限ったもの
ではなく、フロッピーディスクドライブやCD−ROM
ドライブやMOドライブといったように、前述の可搬性
記憶媒体に対応した媒体を駆動させる手段を備えていれ
ばどんなものでもかまわない。
【0241】このように、本実施の形態によれば、変換
候補が複数存在する場合に候補選択手段が複数のルール
にもとづいて候補を絞り込むことにより、状況に応じて
適切な候補を選び表示することができ、その実用的効果
は大きい。
【0242】
【発明の効果】本発明の情報提供装置は変換情報に任意
の対応関係を記載することができる。
【0243】また本発明の情報提供装置は、ネットワー
クとつながっていない環境においても、変換情報が対応
している限り、他の情報サーバにある情報に対するリク
エストを受け付け、対応する情報の実体を可搬性記憶媒
体から読み出して提供することができる。
【0244】また本発明の情報提供装置は、メディア識
別情報と変換情報を結び付けて利用することにより、パ
スが類似する別のファイルを誤って参照することがな
い。また適切なドライブが接続されていない場合には適
切なドライブを接続するよう、また適切な可搬性記憶媒
体が入っていない場合にはその可搬性記憶媒体を入れる
ようユーザに指示することができる。
【0245】また、ある記憶媒体、例えば光ディスクで
配布された情報を別の記憶媒体、例えばハードディスク
にコピーして不正に利用することを容易に防ぐことがで
きる。また、メディア識別情報の役割をはたすものとし
て、その記憶媒体のプロバイダしか書き込めないような
領域に書かれた情報を用いるようにすれば、たとえ同じ
種類の記憶媒体であっても、複製による不正利用を困難
にすることができる。
【0246】また、変換情報と情報の実体を配布するた
めの可搬性記憶媒体に更新情報アドレスを備えた情報提
供装置は、ネットワークを介して情報サーバから最新の
変換情報を自動的に入手することができる。
【0247】また、変換情報を後から可搬性記憶媒体で
更新する場合はこの可搬性記憶媒体の適用メディア識別
情報をもとに情報を登録するかどうか決めるので、対応
する情報の実体がユーザの手元にないのに変換情報だけ
登録してしまうようなことがない。
【0248】また、変換対象に対する候補が複数あると
きはこれらから適切なものを選択することができる。
【0249】また、情報サーバから送られてきたスクリ
プトを変換することにより情報サーバにある情報に対す
る一つのリクエストに対し、ローカルな可搬性記憶媒体
にある複数の情報を組み合わせて提示したり、ローカル
な情報とリモートの情報を組み合わせて提示したり、ま
たリモートの情報を取得する間に関連する情報をローカ
ルな可搬性記憶媒体から読み出して提示することも可能
である。
【0250】また、情報の格納場所を示すのにUniform
Resource Names(以下URNと略)のように、インターネ
ット上のリソースを一意に識別する形式を用いれば、変
換情報や更新情報アドレスの提供者の負担を軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における変換情報の
概念図
【図2】本発明の第1および第2の実施の形態における
情報提供装置の構成図
【図3】本発明の第1の実施の形態における変換情報の
登録処理の流れを示したフローチャート
【図4】本発明の第1の実施の形態における情報の取得
および表示処理の流れを示したフローチャート
【図5】本発明の第2の実施の形態における変換情報の
処理の流れを示したフローチャート
【図6】表2における第2行目のスクリプトの内容を表
示した場合の画面の例図
【図7】表2における第3行目のスクリプトの内容を表
示した場合の画面の例図
【図8】表2における第4行目のスクリプトの内容を表
示した場合の画面の例図
【図9】本発明の第3の実施の形態における情報提供装
置の構成図
【図10】本発明の第3の実施の形態における情報提供
装置の処理の流れを示したフローチャート
【図11】本発明の第4の実施の形態における情報提供
装置の構成図
【図12】本発明の第4の実施の形態における情報提供
装置の処理の流れを示したフローチャート
【図13】本発明の第6の実施の形態における情報提供
装置の構成図
【図14】本発明の第6の実施の形態における情報提供
装置の処理の流れを示したフローチャート
【図15】本発明の第8の実施の形態における情報提供
装置の構成図
【図16】本発明の第8の実施の形態におけるドライブ
名を記憶する処理の流れを示したフローチャート
【図17】本発明の第8の実施の形態におけるドライブ
名を合成する処理の流れを示したフローチャート
【図18】本発明の第9の実施の形態における情報提供
装置の構成図
【図19】本発明の第9の実施の形態における更新情報
アドレスを記憶する処理の流れを示したフローチャート
【図20】本発明の第9の実施の形態における変換情報
記憶手段の内容を更新する処理の流れを示したフローチ
ャート
【図21】本発明の第10の実施の形態における情報提
供装置の構成図
【図22】本発明の第10の実施の形態における情報提
供装置の処理の流れを示したフローチャート
【図23】本発明の第11の実施の形態における情報提
供装置の構成図
【図24】本発明の第11の実施の形態における情報提
供装置の処理の流れを示したフローチャート
【図25】本発明の第12の実施の形態における情報提
供装置の構成図
【図26】本発明の第12の実施の形態における情報提
供装置の処理の流れを示したフローチャート
【図27】カラオケシステムの概略構成図
【図28】キャッシュ利用方式の概略構成図
【符号の説明】
110・・・変換対象アドレス 120・・・変換候補アドレス 130・・・変換情報 210・・・情報提供装置 211・・・入力手段 212・・・情報入手手段 213・・・変換情報記憶手段 214・・・表示手段 215・・・制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−44643(JP,A) 特開 平9−330203(JP,A) 特開 平9−247599(JP,A) 川又行雄,「World Wide Webサーバ構築技法」,インターフェ ース,日本,CQ出版株式会社,1995年 9月 1日,Vol.21,No.9, pp.151−166 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/00 G06F 13/00 G06F 12/00 G06F 15/16 JSTファイル(JOIS) CSDB(日本国特許庁)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変換対象となるある情報の格納場所を表
    す変換対象アドレスと変換候補となる前記ある情報に対
    応する情報の格納場所を表す変換候補アドレスと前記両
    アドレス間の対応関係とを示す変換情報を記憶する変換
    情報記憶手段を備えた情報提供装置であって、可搬性記
    憶媒体の種別と内容とを一意に決めるメディア識別情報
    が前記可搬性記憶媒体に少なくとも記録されており、前
    記可搬性記憶媒体からのデータの読み出し、またはデー
    タの読み出し/書き込みを行う可搬性記憶媒体駆動手段
    と、前記可搬性記憶媒体駆動手段にセットされた前記可
    搬性記憶媒体のメディア識別情報を記憶するメディア識
    別情報記憶手段とを更に備え、前記変換候補アドレスが
    表している変換候補の格納場所が、前記メディア識別情
    報記憶手段に記憶されているメディア識別情報を持つか
    否かを判別できる形式で表現されていることを特徴とす
    る情報提供装置。
  2. 【請求項2】 あるスクリプトの記述の一部または全部
    である変換対象スクリプトと前記変換対象スクリプトに
    対応する変換候補スクリプトと前記両スクリプト間の
    関係とを示す変換情報を記憶する変換情報記憶手段
    備えた情報提供装置であって、可搬性記憶媒体の種別と
    内容とを一意に決めるメディア識別情報が前記可搬性記
    憶媒体に少なくとも記録されており、前記可搬性記憶媒
    体からのデータの読み出し、またはデータの読み出し/
    書き込みを行う可搬性記憶媒体駆動手段と、前記可搬性
    記憶媒体駆動手段にセットされた前記可搬性記憶媒体の
    メディア識別情報を記憶するメディア識別情報記憶手段
    とを更に備え、前記変換候補スクリプトの中に記されて
    いる格納場所が、前記メディア識別情報記憶手段に記憶
    されているメディア識別情報を持つか否かを判別できる
    形式で表現されていることを特徴とする情報提供装置。
  3. 【請求項3】 前記変換情報記憶手段に記憶されている
    変換情報が、どの可搬性記憶媒体から入手されたもので
    あるかを判別できることを特徴とする請求項1または2
    記載の情報提供装置。
  4. 【請求項4】 前記変換候補アドレスが表している変換
    候補の格納場所が、可搬性記憶媒体であることを表して
    いる場合、前記格納場所を前記可搬性記憶媒体のシステ
    ム内における格納場所に一意的に特定する形式に置き換
    えることを特徴 とする請求項1記載の情報提供装置。
  5. 【請求項5】 前記変換候補スクリプトの中に記されて
    いる格納場所が、可搬性記憶媒体であることを表してい
    る場合、前記格納場所を前記可搬性記憶媒体のシステム
    内における格納場所に一意的に特定する形式に置き換え
    ることを特徴とする請求項2記載の情報提供装置。
  6. 【請求項6】 前記変換情報の最新または追加の情報、
    あるいはその両方である更新変換情報の格納場所を表す
    更新情報アドレスが、可搬性記憶媒体に少なくとも記録
    されており、ネットワークを介して情報の送受信を行う
    通信手段を更に備え、前記通信手段は、前記可搬性記憶
    媒体に記録されている更新情報アドレスをもとに、ネッ
    トワークを介して情報を提供することのできる情報サー
    バから更新変換情報を取得することを特徴とする請求項
    1または2記載の情報提供装置。
  7. 【請求項7】 前記変換情報記憶手段に記憶されている
    変換情報の最新または追加の情報、あるいはその両方で
    ある更新変換情報と、前記変換情報が適用されるメディ
    アを識別する識別情報を示した適用メディア識別情報と
    が少なくとも記録されている更新情報記録媒体から、前
    記記憶媒体駆動手段を用いて前記適用メディア識別情報
    を読み出し、前記読み出された適用メディア識別情報が
    前記メディア識別情報記憶手段に既に登録されていた場
    合、前記変換情報記憶手段に登録されている変換情報の
    うち、前記適用メディア識別情報に対応する変換情報を
    前記更新変換情報に置き換えることにより更新すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の情報提供装置。
  8. 【請求項8】 前記更新情報記録媒体に、更新変換情報
    と適用メディア識別情報に加え、前記更新情報変換のバ
    ージョンに関する情報である更新バージョン情報が更に
    記録されており、前記変換情報記憶手段に記憶されてい
    る変換情報のバージョンに関する情報であるバージョン
    情報記憶手段を更に備え、前記適用メディア識別情報が
    メディア識別情報記憶手段にメディア識別情報として記
    憶されていた場合、記憶媒体駆動手段を用いて前記更新
    情報記録媒体に記録されている更新バージョン情報を読
    み出し、前記読み出された更新バージョン情報と、前記
    バージョン情報記憶手段に記憶され、かつ前記適用メデ
    ィア識別情報に対応する変換情報のバージョン情報との
    比較をもとに前記変換情報を更新することを特徴と する
    請求項7記載の情報提供装置。
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