JPH10123724A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10123724A
JPH10123724A JP8301136A JP30113696A JPH10123724A JP H10123724 A JPH10123724 A JP H10123724A JP 8301136 A JP8301136 A JP 8301136A JP 30113696 A JP30113696 A JP 30113696A JP H10123724 A JPH10123724 A JP H10123724A
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JP
Japan
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paper
recording medium
exposure
roller
photosensitive recording
Prior art date
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JP8301136A
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English (en)
Inventor
Takao Iwasaki
岳雄 岩崎
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/002Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor using materials containing microcapsules; Preparing or processing such materials, e.g. by pressure; Devices or apparatus specially designed therefor
    • G03F7/0022Devices or apparatus
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/002Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor using materials containing microcapsules; Preparing or processing such materials, e.g. by pressure; Devices or apparatus specially designed therefor

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体ケースの前面側から給排紙可能で、全高
を含めて小型化し得、安価で他のコンピュータ等に容易
に組み込める感光感圧プリンタを提供すること。 【解決手段】 マイクロカプセルを担持した自己発色型
のマイクロカプセル紙2は前面のカートリッジ7からY
方向に繰り出され、フィルムヒータ41により予備加熱
されて感度を高められ、LED発光式の露光ヘッド52
の主走査移動により露光走査されつつその前面に露光潜
像が形成される。その後、現像機構70の上ニップロー
ラ71が離隔位置から加圧位置に移動され、露光済みの
マイクロカプセル紙2が−Y方向に復動されて機械強度
の弱いカプセルが加圧破壊されカプセル紙2にフルカラ
ー画像が形成され、前記フィルムヒータ41により加熱
定着され、本体ケース前面から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色材を内包し所定
波長の光に感光して強度が変化する多数のマイクロカプ
セルを備え且つ露光により潜像を形成可能な感光記録媒
体を画像情報に基づく露光により潜像を形成してから加
圧現像することで発色させるようにした画像形成装置に
関し、特にパーソナルコンピュータに組み込み可能にし
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、米国特許第4,440,846 号公報、第
4,399,209 号公報に記載された画像形成システムにおい
ては、色材を内包し感光物質からなるマイクロカプセル
を含む感光層を備えた感光記録媒体を、放射線により画
像情報に基づく露光を行い、その後加圧現像により発色
させる。露光によりマイクロカプセルの機械的強度が変
化し、加圧現像によりマイクロカプセルが破壊されて、
その内部から色材等の内包物が流れ出して現像がなされ
る。ほぼ無色の色彩発生物質のような画像形成発色剤
は、通常はマイクロカプセルに内包されており、マイク
ロカプセルが破れると色材としての色彩発生物質が現像
物質とし反応して発色する。
【0003】前記公報の画像形成システムにおいて、加
圧現像の際、露光後の感光記録媒体を上下1対のニップ
ローラ間を通過させることで、感光硬化してないマイク
ロカプセルや感光軟化したマイクロカプセルが破壊され
て現像がなされる。但し、特開昭62−161153号
公報には、前記1対のニップローラの代わりに、点接触
ボールを感光記録媒体に走査して現像する技術が記載さ
れている。
【0004】その他に、特開昭62−231758号公
報には白色光源からの白色光を印字パターンに従って選
択的に感光記録媒体に導いて露光するようにした画像形
成装置が記載され、特開昭63−31364号公報には
複数色の光源光を感光記録媒体に導いて露光するように
した画像形成装置が記載され、米国特許第4,992,822号
公報には、複数色発現可能な感光記録媒体における同一
画素をポリゴンミラー等を介して複数回露光するように
した画像形成装置が記載されている。
【0005】次に、前記複数の公報に記載の感光感圧方
式画像形成装置(以下、感光感圧プリンタという)から
類推し得る感光感圧プリンタについて説明する。図19
に示す感光感圧プリンタ200は、本体ケース201、
その前部に着脱自在に装着され感光記録媒体202を収
容する遮光性カートリッジ203、給紙ローラ204を
含む給紙機構、給紙ローラ204から排紙ローラ205
まで感光記録媒体を搬送するほぼストレート状の搬送路
206、その送りローラ207及び排紙ローラ205、
感光記録媒体202を予熱する予熱用ヒータ208、搬
送中の感光記録媒体202を図の紙面直交方向に走査し
つつ露光する露光機構209(これは、案内ロッド21
0とキャリッジ211と露光ヘッド211とを含む)、
スプリング213で付勢されたローラを含む上下1対の
ニップローラ214,215にて加圧現像する現像機構
212、現像後の感光記録媒体202を加熱して定着す
る定着用ヒータ216、本体ケース201の後端部に設
けれた排紙トレイ217等を有する。
【0006】図20に示す感光感圧プリンタ220は、
本体ケース221の前面側から給紙して、本体ケース2
21の前面側に排紙するように構成したものである。こ
のプリンタ220は、本体ケース221、その前部に着
脱自在に装着され感光記録媒体222を収容する遮光性
カートリッジ223、給紙ローラ224を含む給紙機
構、給紙ローラ224から排紙ローラ229まで感光記
録媒体222を搬送する側面視ほぼ横向きU形の搬送路
225、その送りローラ226〜228及び排出ローラ
229、感光記録媒体222を予熱する予熱用ヒータ2
30、搬送中の感光記録媒体222を図の紙面直交方向
に走査しつつ露光する露光機構231(これは、案内ロ
ッド232とキャリッジ233と露光ヘッド234とを
含む)、スプリング235で付勢されたローラを含む上
下1対のニップローラ237,238にて加圧現像する
現像機構234、現像後の感光記録媒体222を加熱し
て定着する定着用ヒータ239、本体ケース221の後
端部に設けれた排紙トレイ240等を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記感光感圧プリンタ
をパーソナルコンピュータのタワー型本体ケースの前面
開放状の所定サイズの収容部(例えば、幅149mm 、高さ
42mm、奥行き208mm の5インチファイルベイ)に組み込
む場合、前記図19に示す感光感圧プリンタ200で
は、本体ケースの後側に排紙トレイが突出しているた
め、パーソナルコンピュータの収容部に組み込むことが
不可能である。しかも、本体ケースの前側から給紙し、
後側に排紙するため、感光記録媒体の取扱いの面でも不
利である。
【0008】一方、図20に示す感光感圧プリンタ22
0では、本体ケースの前面側から給紙可能で本体ケース
の前面側にプリント済みの感光記録媒体を排出できるの
で、図19のものよりは有利であるが、感光記録媒体を
搬送する側面視ほぼ横向きU形の搬送路を形成しなけれ
ばならないため、本体ケースの全高が大きくなり、パー
ソナルコンピュータの標準的なサイズの収容部に組み込
むことが殆ど不可能である。しかも、感光記録媒体を搬
送する搬送路の合計長さも大きくなるため、搬送機構の
為の部品数も多くなり製作コスト的に不利である。
【0009】一方、前記の感光感圧プリンタのように、
予熱用ヒータと定着用ヒータの2つのヒータを設ける場
合には、ヒータの部品や配線が多くなり製作コスト的に
不利である。本発明の目的は、感光感圧プリンタにおい
て、本体ケースの前面側から給紙可能で且つ前面側に排
紙可能にすること、本体ケースの全高を小さくするこ
と、パーソナルコンピュータの収容部に組み込み得るよ
うにすること、感光記録媒体を搬送する搬送系を簡単化
すること、ヒータの必要数を少なくすること等である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像形成装置
は、色材を内包し所定波長の光に感光して強度が変化す
る多数のマイクロカプセルを備え且つ露光により潜像を
形成可能な感光記録媒体と、この感光記録媒体に画像情
報に基づく露光を行って潜像を形成する露光手段と、こ
の露光手段で潜像が形成された感光記録媒体を加圧しマ
イクロカプセルから出る色材を介して潜像を顕在化させ
る現像手段とを備えた画像形成装置であって、前記現像
手段が、感光記録媒体の搬送路を挟んで対向する1対の
ニップローラと、一方のニップローラを他方のニップロ
ーラの方へ付勢する付勢手段と、前記一方のニップロー
ラを他方のニップローラに加圧状に当接する加圧位置と
他方のニップローラから離隔する離隔位置とに択一的に
切換えるローラ切換え手段とを備え、前記感光記録媒体
を搬送する搬送路は、その感光記録媒体が給紙される給
紙口側の給紙側搬送路と、この給紙側搬送路の下流端付
近に上流端を有し記録済みの感光記録媒体を排出する排
出側搬送路と、給紙側搬送路の下流端と排出側搬送路の
上流端に連なり感光記録媒体を往復搬送する往復搬送路
とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】感光記録媒体は、給紙側搬送路から往復搬
送路に搬送され、その往復搬送路に沿って往搬送され、
その往搬送中に露光手段により感光記録媒体に対して画
像情報に基づく露光がなされる。そして、その往復搬送
路の往搬送終端に達した後復搬送され、その復搬送中に
感光記録媒体に対して現像手段により加圧現像がなされ
る。その加圧現像により画像が発現した感光記録媒体
は、往復搬送路の復搬送終端から排出側搬送路に搬送さ
れて排出される。但し、感光記録媒体の復搬送中に露光
手段により露光を行なうように構成してもよい。
【0012】前記現像手段の上下1対のニップローラ
は、往復搬送路を挟んで対向しており、一方のニップロ
ーラは、付勢手段により他方のニップローラの方へ付勢
されており、この一方のニップローラはローラ切換え手
段により他方のニップローラに加圧状に当接する加圧位
置と他方のニップローラから離隔する離隔位置とに択一
的に切換えられる。最初、感光記録媒体が往復搬送路を
往搬送される際には、前記一方のニップローラは離隔位
置に保持され、感光記録媒体が往復搬送路を復搬送され
る際には、前記一方のニップローラは加圧位置に保持さ
れ、露光後の感光記録媒体に対して上下1対のニップロ
ーラにより加圧現像がなされる。
【0013】このように、ローラ切換え手段を設けたた
め、感光記録媒体を往復搬送路に沿って往復搬送させる
ことが可能になる。また、往復搬送路を設けるため、感
光記録媒体を搬送する搬送路の全長を短くし、その搬送
系の部品数を少なくし、搬送系を簡単な構成とすること
ができる。また、給紙側搬送路と排出側搬送路を、本体
ケースの前面に近い前面側部分に設け、本体ケースの前
面側から給紙し前面側へ排紙するように構成できるた
め、感光記録媒体の取扱いの面でも有利である。また、
給紙側搬送路及び排出側搬送路と、往復搬送路とをほぼ
ストレート状に形成することも可能であり、その場合に
は本体ケースの全高を小さくすることができる。前記の
ように、本体ケースの前面側から給紙し前面側へ排紙す
るように構成でき、本体ケースの全高を小さくすること
ができるため、この画像形成装置をパーソナルコンピュ
ータの収容部に組み込むことが可能になる。
【0014】請求項2の画像形成装置は、請求項1の発
明において、前記往復搬送路の往搬送時の上流部に臨む
ように、感光記録媒体を加熱する加熱手段を設けたこと
を特徴とするものである。この加熱手段を往復搬送路の
往搬送時の上流部に臨むように設けたため、この加熱手
段により、感光記録媒体を露光前に予熱することがで
き、また、露光、現像後に定着加熱するように構成する
ことができる。こうして、この加熱手段を予熱と定着加
熱とに共用することができ、加熱手段の部品数と配線を
減らすことができる。その他、請求項1と同様の作用を
奏する。
【0015】請求項3の画像形成装置は、請求項2の発
明において、前記加熱手段と現像手段と露光手段とが、
往復搬送路に臨むように且つ往搬送時の上流側から順に
並ぶように配設されたことを特徴とするものである。従
って、感光記録媒体の往搬送中に加熱手段で感光記録媒
体を予熱してから往搬送中又は復搬送中に露光手段で露
光でき、また、感光記録媒体の復搬送中に現像手段で感
光記録媒体を現像してから加熱手段で定着加熱すること
ができる。その他、請求項2と同様の作用を奏する。
【0016】請求項4の画像形成装置は、請求項1〜3
の何れか1項の発明において、前記ローラ切換え手段
は、駆動モータと、その駆動力を倍力して一方のニップ
ローラに伝達するテコ式の倍力機構とを備えたことを特
徴とするものである。一方のニップローラを他方のニッ
プローラに付勢する付勢手段は、強力な付勢力で付勢す
るものであるから、一方のニップローラを離隔位置に切
換える為には大きな力が必要であるが、ローラ切換え手
段は、テコ式の倍力機構により駆動モータの駆動力を倍
力して一方のニップローラに伝達する構成であるので、
駆動モータの小型化を図ることができる。その他、請求
項1〜3の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0017】請求項5の画像形成装置は、請求項1〜3
の何れか1項の発明において、前記ローラ切換え手段
は、駆動モータと、その駆動力を倍力して一方のニップ
ローラに伝達する楔式の倍力機構とを備えたことを特徴
とするものである。前記のように、一方のニップローラ
を離隔位置に切換える為には大きな力が必要であるが、
ローラ切換え手段は、楔式の倍力機構により駆動モータ
の駆動力を倍力して一方のニップローラに伝達する構成
であるので、駆動モータの小型化を図ることができる。
その他、請求項1〜3の何れか1項と同様の作用を奏す
る。
【0018】請求項6の画像形成装置は、請求項1〜3
の何れか1項の発明において、前記ローラ切換え手段
は、駆動モータと、その駆動力を倍力して一方のニップ
ローラに伝達する偏心スリーブ式の倍力機構とを備えた
ことを特徴とするのである。前記のように、一方のニッ
プローラを離隔位置に切換える為には大きな力が必要で
あるが、ローラ切換え手段は、偏心スリーブ式の倍力機
構により駆動モータの駆動力を倍力して一方のニップロ
ーラに伝達する構成であるので、駆動モータの小型化を
図ることができる。その他、請求項1〜3の何れか1項
と同様の作用を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面で参照しながら説明する。本実施形態に係る感光感
圧プリンタ1は、感光記録媒体であるマイクロカプセル
紙2を画像情報に基づいて露光して潜像を形成し、その
潜像を現像してマイクロカプセル紙2にカラー画像を形
成する画像形成装置である。この感光感圧プリンタ1
(以下、プリンタという)の全体構成について説明す
る。図1に示すように、このプリンタ1は、パーソナル
コンピュータのタワー型本体ケース3内に装着されるも
のであり、本体ケース3の前面に開口した収容部4に取
り外し可能に装着されている。このプリンタ1は、本体
ケース5、給紙部ケース6、マイクロカプセル紙2を収
容した給紙用カートリッジ7、給紙ローラ8を含む給紙
機構、マイクロカプセル紙2を搬送する搬送機構20、
マイクロカプセル紙2(以下、MC紙という)を予熱す
るとともに定着加熱する加熱機構40、露光ヘッド52
とキャリッジ51とその駆動系を含む露光機構50、現
像機構70、制御ユニット90等を有するものである。
【0020】前記収容部4の奥側にはコンピュータに接
続されたコネクタ91が設けられ、そのコネクタ91は
ポート部92と基板93を介して制御ユニット90に接
続され、パーソナルコンピュータから画像データ(RG
Bデータ、種々の指令信号等)が制御ユニット90に供
給され、また、プリンタ1側の種々の信号がコンピュー
タの制御装置へ供給される。露光ヘッド52を駆動する
駆動信号はフレキシブルケーブル59を介して露光ヘッ
ド52に伝送される。図2の端部10に、搬送中のMC
紙2の側縁を当接させることで、幅寸法の異なるMC紙
2の搬送路の基準位置とする。
【0021】このプリンタ1において、給紙部ケース6
の内部の諸部品は給紙部ケース6に取付けられており、
この給紙部ケース6はそれら諸部品とともに本体ケース
5に対して着脱自在に装着され、給紙部ケース6の前面
の左右1対の係止用クラッチノブ6aを回動操作するこ
とで、給紙部ケース6を本体ケース5から取り外し可能
である。この給紙部ケース6の前面部には、遮光性カー
トリッジ7が着脱可能に装備され、複数の未露光のMC
紙2は、その光透過性支持体2eが上になるように積層
してカートリッジ7に収容されている。尚、カートリッ
ジ7を出た後のMC紙2は、本体ケース5の遮光カバー
等により未露光状態が保持される。また、本実施形態に
おけるMC紙2はA6版サイズ以下の複数のサイズのも
のが適用されるが、MC紙2の構成については後述す
る。給紙機構は、カートリッジ7からMC紙2を1枚ず
つ給紙する給紙ローラ8と、この給紙ローラ8を駆動す
る駆動系と、MC紙2を上から押さえる板バネ9とを有
する。
【0022】次に、MC紙2を搬送する搬送機構20に
ついて説明する。図1、図2に示すように、搬送機構2
0は、給紙されたMC紙2を図の左方へ搬送する給紙側
搬送路21と、この給紙側搬送路21のすぐ上側に位置
し給紙側搬送路21の下流端の近傍に上流端を有し画像
が記録されたMC紙2を前面側へ排出搬送する排出側搬
送路23と、給紙側搬送路21の下流端と排出側搬送路
23の上流端に連なり水平にストレートに左方へ延びる
往復搬送路22とを有する。尚、給紙側搬送路21と排
出側搬送路23との分岐部には、搬送路を切換える回動
可能な楔状の切換え板20aが設けられ、切換え板20
aは、MC紙2の給紙時には図示外のソレノイドアクチ
ュエータ106(図12参照)により上方へ回動し、M
C紙2の排出時には下方へ回動する。さらに、搬送路2
1〜23を形成する案内板24〜29と、送りローラ3
1〜35が設けられ、案内板27の左端部には往復搬送
路22の終端においてMC紙2を受け止めるストッパ3
0が形成されている。前記送りローラ31〜35と下ニ
ップローラ72は、紙送り用ステッピングモータ105
(図12参照)によりギヤ系を介して同期駆動される。
【0023】次に、加熱機構40と露光機構50の概要
について説明する。図1、図2に示すように、切換え板
20aの左側近傍に送りローラ31が配設され、この送
りローラ31の左側近傍に加熱機構40のフィルムヒー
タ41が往復搬送路22の往搬送方向における上流部に
上から近接して臨むように配設されている。給紙部ケー
ス6の左側近傍でフィルムヒータ41の左側近傍には現
像機構70が往復搬送路22を上下から挟むように配設
され、この現像機構70の左側近傍には露光機構50が
設けられ、その露光機構50のキャリッジ51に搭載さ
れた露光ヘッド52が往復搬送路22に上から近接して
臨みつつキャリッジ51と共に図1の紙面直交方向に往
復移動可能に構成されている。
【0024】前記キャリッジ51は、MC紙2の搬送方
向と直交する水平方向向きの2本の案内ロッド53に摺
動自在に案内され、それら案内ロッド53と平行向きに
配設されたタイミングベルト54の両端がキャリッジ5
1に連結され、このタイミングベルト54は、往復搬送
路22の両側のタイミングプーリ55,56に支持さ
れ、一方のタイミングプーリ55をステッピングモータ
57で駆動することで、キャリッジ51を往復移動する
ようになっている。前記露光機構50の露光ヘッド52
が移動する移動領域の下方には、案内板26を兼ねる露
光台58が露光ヘッド52に対して微少距離を保つよう
に平行に設けられ、MC紙2が図1のY方向へ往搬送さ
れるときには往復移動する露光ヘッド52と露光台58
の間を通過し、MC紙2が復搬送されるときには、露光
ヘッド52が往復搬送路22の側方へ退避する。
【0025】図1、図2に示すように、MC紙2が往搬
送されるときには、上ニップローラ71(図10、図1
1参照)が離隔位置に保持され、カートリッジ7から供
給された未露光のMC紙2は、往搬送中に、フィルムヒ
ータ41により45〜50℃程度に予熱され、その直後
になされる露光の感度を向上させる。MC紙2が露光機
構50の所を通過中に、図1の紙面直交方向(主走査方
向)へ往復走査される露光ヘッド52によって露光さ
れ、MC紙2にカラー画像の赤成分と青成分と緑成分に
対応した潜像が形成される。その後、MC紙2が往復搬
送路22の端部のストッパ30で受け止められた停止
後、MC紙2は、所定の速度にて復搬送されるこの復搬
送中には上ニップローラ71が加圧位置に保持され、M
C紙2が現像機構70の上下1対のニップローラ71,
72間を通過するときにMC紙2が加圧現像されて潜像
が顕在化され、フィルムヒータ41を通過中に加熱定着
され、画像情報に基づくカラー画像が記録されたMC紙
2が送りローラ35によりプリンタ1外に排出される。
【0026】フィルムヒータ41は、ポリイミド等の薄
膜フィルム上に、導電性発熱体を印刷等にてパターン化
し、その導電性発熱体に通電することでフィルム自身が
発熱するように構成され、加圧現像を経てカラー画像が
発色したMC紙2を80℃〜100℃程度に加熱するこ
とで、MC紙2のマイクロカプセルを完全に硬化させ、
多数のマイクロカプセル内にある余分の染料前駆体をマ
イクロカプセル内に閉じこめて定着させる。
【0027】次に、MC紙2(マイクロカプセル紙)に
ついて説明する。図3に図示のMC紙2の断面構造に示
すように、例えば白色のシート状支持体2aの表面に
は、色材としての共反応体(顕色剤)と接触して発色す
る色材としての染料前駆体(以下、色原体ということも
ある)を少なくとも内包した多数のマイクロカプセル2
bであって所定波長の光に感光してその機械的強度が変
化する光硬化性樹脂と重合開始剤とを内包した多数のマ
イクロカプセル2bと、そのマイクロカプセル2b中の
染料前駆体(色原体)と反応する共反応体(顕色剤)2
cとを含む混合塗着層2dが形成され、その混合塗着層
2dの上面には、光透過性支持体2eが積層されてい
る。
【0028】前記多数のマイクロカプセル2bには、3
種の異なるマイクロカプセルが均等に含まれている。そ
の3種のマイクロカプセルは、イエロー、マゼンタ、シ
アンの内の各色の発色用の無色の染料前駆体を内包し、
光の3原色の何れかの光に感光して硬化する光硬化性樹
脂と重合開始剤とを内包したマイクロカプセルである。
例えば、ブルー光(約470nmの波長光)をMC紙2
に露光した場合、イエローのみの染料前駆体を含んだマ
イクロカプセルの光硬化性樹脂が感光硬化し、このMC
紙2を加圧現像してもこのマイクロカプセル(イエロ
ー)は破壊されず、感光硬化しなかったマイクロカプセ
ル(マゼンタ、シアン)が破壊されてマゼンタ、シアン
の染料前駆体がマイクロカプセル2bからはみ出して顕
色剤2cと反応して発色し、それらが混色して青色とな
り、この青色が透過性支持体2eを介して観察される。
【0029】また、グリーン光(約525nmの波長
光)をMC紙2に露光した場合、マゼンタのみの染料前
駆体を含んだマイクロカプセルの光硬化性樹脂が感光硬
化し、加圧現像によりイエロー、シアンのマイクロカプ
セルが破壊され、イエロー、シアンの染料前駆体と顕色
剤との反応によりそれぞれ発色して混色により緑色とな
る。更に、レッド光(約650nmの波長の光)をMC
紙2に露光した場合、シアンのみの染料前駆体を含んだ
マイクロカプセルの光硬化性樹脂が感光硬化し、加圧現
像によりイエロー、マゼンタのマイクロカプセルが破壊
され、イエロー、マゼンタの染料前駆体と顕色剤との反
応によりそれぞれ発色して混色により赤色となる。
【0030】また、前記3種の光の露光により全てのマ
イクロカプセルが感光硬化したときは加圧現像してもそ
れらが破壊されないので発色は起こらず、透過性支持体
2eを介してシート状支持体2aの表面が目視できる状
態になり、シート状支持体2aの表面の色(本実施形態
の場合、白色)が背景色となる。つまり、マイクロカプ
セル2bが破壊されて発色反応が起こった部分だけにカ
ラー画像が形成されるのである。尚、この発色原理を自
己発色と称する。尚、MC紙2における光透過性支持体
2eの表面を発色側面と称する。
【0031】本実施形態の場合、前記光透過性支持体2
eとしては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、
ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムを適用できる。マイク
ロカプセル2bに内包される色原体としては、トリフェ
ニルメタン系やスピロピラン系染料の色原体を適用で
き、また、マイクロカプセル2b自体は、ゼラチン、ポ
リアミド、ポリビニルアルコール、ポリイソシアネート
樹脂等の重合体で構成され、また、光硬化性樹脂として
はトリメチロールプロパントリアクリレートの如きアク
リロイル基含有化合物等を適用でき、光重合開始剤とし
てはベンゾフェノン、ベンゾイルアルキルエーテル等を
適用できる。
【0032】前記共反応体2c(顕色剤)としては、マ
イクロカプセル2b内の色原体の組成等との関連もある
が、酸性物質、例えば、酸性白土、カオリン、酸性亜
鉛、酸化チタン等の無機酸化物、フェノールノボラック
樹脂、あるいは有機酸等の公知の顕色剤を用いることが
できる。混合塗着層2dには、マイクロカプセル2b及
び共反応体2cに加えて、更にバインダ、充てん剤、粘
度調整剤等が添加され、光透過性支持体2e上に塗布ロ
ーラ、スプレイ、ドクタナイフ等により塗布すること
で、混合塗着層2dが形成される。シート状支持体2a
には、透明、半透明、または不透明な支持体、例えば、
紙(セルロース)、合成紙、ポリエステルやポリカーボ
ネイト等の樹脂フィルム等を用いることができる。
【0033】次に、上記のように構成されるMC紙2
の、画像形成領域(現像領域)およびその周縁領域(非
現像領域)について図4に基づいて説明する。図4はM
C紙2の平面図であり、図4において、Y方向に沿って
MC紙2をプリンタ1の搬送路に沿って搬送するものと
し、少なくとも露光ヘッド52が図4のX方向に往復移
動するものとすると、MC紙2には、高画質画像を形成
するための画像形成領域11と、この画像形成領域11
を取り囲む周縁領域12が形成されている。この周縁領
域12は、MC紙2に画像形成する際、画像形成領域1
1のような高画質画像を形成できない領域である。
【0034】この周縁領域12の形成方法の1つは、予
めこの周縁領域12のみに強力な白色光を露光し、その
領域のマイクロカプセルを全て十分に硬化させることに
よって実現できる。このように予め硬化されたマイクロ
カプセルは、加圧現像によっても破裂されないため、画
像現像に必要な染料前駆体は放出されず、その周縁領域
12は白枠となる。
【0035】また、前記のような露光に代えて、周縁領
域12に所定波長の光により簡単な模様を予め露光して
おくこともできる。その周縁領域12は画像形成領域1
1に所望の高画質画像を露光し加圧現像するときに同時
に加圧現像することもできるし、所望の画像の露光前に
周縁領域12のみ現像しておくこともできる。また、周
縁領域12を画像形成領域11と同様に形成しておき、
画像現像領域11のみに露光してその領域のみに加圧現
像を行うことも考えられる。但し、この方法は、周縁領
域12(非現像領域)に破壊されうるマイクロカプセル
が残存するため取り扱いに注意が必要である。従って、
好ましくは、周縁領域12には、所望の高画質画像の露
光の前に白色光で露光しておくか、画像形成の後に白色
光で露光しておくことが好ましい。
【0036】次に、露光機構50の露光ヘッド52につ
いて説明する。図5(a)はMC紙2を露光するための
露光ヘッド52の断面図、図5(b)は露光ヘッド52
の凹部63aの拡大断面図、図6は露光ヘッド52の下
面図であり、露光ヘッド52は、複数の発光素子60,
61,62(本実施形態の場合、9個)とそれらを支持
固定するための基板63とを有する。その露光ヘッド5
2において、アルミ製の平板状の基板63の表面に白色
ポリイミド製の絶縁層64(膜厚約100 μm)が形成さ
れ、その絶縁層64の表面には、電気信号を伝達するた
めの所定の平面視ランドパターンの電極層65が印刷形
成されている。その電極層65は銅35μm、ニッケル5
μm、金0.5 〜1.0 μmの3層からなる。このように、
所定パターンにて形成された電極層65の所定箇所に対
応するように基板63には必要数の凹部63aが形成さ
れ、その各凹部63aに発光素子としてのLED 60〜6
2が装着されている。
【0037】即ち、各凹部63aに対応する突起と、凹
部63aの下面側で材料逃がし部としての凸部63dに
対応する凹所が形成された所定の金型(図示略)を用い
て基板63を公知のファインブランキング加工により精
密にプレス加工することにより、図5(b)に示すよう
に、断面すりばち状の凹部63aが形成される。この場
合、各凹部63aの上面63bは基板63の表面と平行
に形成され、その上面63bから下方に向けて広がる傾
斜状の側面63cが形成されている。基板63の表面の
絶縁層64および電極層65も凹部63aの表面に沿っ
て所定のパターンにて形成され、各凹部63aの深さは
LED 60〜62の取付高さよりも深く形成される。
【0038】そして、凹部63aの上面63bの電極層
65の表面に導電性の接着剤65aにて、それぞれ赤LE
D 60、緑LED 61、青LED 62が配設され固定されて
いる。ここで、凹部63aの深さはLED 60〜62の取
付高さよりも若干深いため、各LED 60〜62の下端は
基板63の表面に突出しない。この赤LED 60、緑LED
61、青LED 62の下端部からは、ボンディングワイヤ
65bによってランドパターンの電極層65の所定位置
に電気的結線が施され、各LED とボンディングワイヤ6
5bは、空気に触れないように透明な封止材66にて封
止されている。
【0039】接着剤65aとしては、赤LED 60には銀
ペースト、緑LED 61、青LED 62にはエポキシ樹脂等
が用いられる。これは、赤LED 60は上端面が電気的端
子の1つとなるため導電性の接着剤によって基板65と
の電気的接続を行う必要があるのに対して、緑LED 6
1、青LED 62では、電気的端子が2点とも下端面に設
けられるため、絶縁性の透明なエポキシ樹脂で接着され
る。透明な接着剤65aを用いるので、緑LED 61、青
LED 62の内部で発生し、上面63bに進む出力光は、
この透明な接着剤65aを通過して上面63bにて反射
して再び下方へ出射されるため、出力光が強くなるとい
う効果がある。
【0040】赤LED 60としては、A1GaAsを基本
材料とするものが用いられ、公知の高出力のDDH構造
のものが適用できる。赤LED 60の出力光の中心波長は
約650nmである。電気的端子は頂面に1個、底面に
1個ある。緑LED 61、青LED 62としては、GaNを
基本材料とするものが適用できる。出力光の中心波長は
夫々約525nm、約470nmである。これらの電気
的端子は下端面に2個あり、上面にはない。各LED はそ
の2端子に所定方向に電流を流すことで出力光を空間中
全方向に発する。全方向に発した出力光は、一部は直接
図中下方に向かい、他の一部は凹部63aの側面63c
で反射し同様に図中下方へ出射される。
【0041】ボンディングワイヤ65bは、金線からな
り、各LED の頂面と電極層65に対し、加熱及び超音波
にてボンディング接着される。封止材66は熱硬化樹脂
(例えば、透明なシリコーン樹脂、JCR等)で構成さ
れる。熱硬化条件は、通常は150℃時間は1時間程度
である。LED 等の一般半導体材料は空気に触れるとその
表面が酸化、吸湿等の作用を受け特性が劣化するので、
封止材66はその劣化を避ける機能と、ボンディングワ
イヤ65b等を機械衝撃から保護する機能とを有する。
【0042】基板63の下方には、ピンポール67を複
数個備えたマスク68が、マスク保持体69を介して位
置決めされ配設されている。マスク保持体69は基板6
3の位置決め用ボス穴63eに装着固定され、マスク保
持体69の下端面にはマスク保持用の位置決め溝69a
が形成され、この位置決め溝69aにマスク68が装填
されて接着やネジ止め等により基板63に一体に固定さ
れる。本実施形態では、マスク68は封止材66により
基板63に一体化されている。
【0043】マスク保持体69は、高精度耐熱プラスチ
ック材料からなる成型品であり、基板63の位置決めボ
ス穴63eを基準にマスク68の3軸方向の位置決めが
なされる。封止材66に熱硬化樹脂を用いてマスク保持
体69とマスタ68を同時に位置決め接着する場合、封
止材66の硬化温度であってもマスク保持体69が変形
しないように耐熱性の材料で構成することが必要であ
る。
【0044】前記マスク68は厚さ0.1mm 程度のステン
レス鋼の薄板で構成され、その外形とピンポール67は
エッチングで加工され、その表面はディッピング工法に
より黒染加工されて光を反射しないようにしてある。ピ
ンポール67は穴径φ0.18mm〜φ0.25mm程度に形成さ
れ、この穴径がMC紙2へ供給する光パターンの解像度
を決定している。複数のピンポール67は赤LED 60、
緑LED 61、青LED 62の頂面にそれぞれ対向して形成
される。
【0045】ここで、複数のLED は、赤色用の3個のLE
D 60a〜60cにて1セット、緑色用の3個のLED 6
1a〜61cにて1セット、青色用の3個のLED 62a
〜62cにて1セットであり、これらのLED の位置関係
は図6に示す通りであり、露光ヘッド52の往復移動方
向(図6の±X方向)の間隔X1はMC紙2に形成され
る画像の1画素(1ドット)の整数倍(例えばX1は1
6ドット長)であり、MC紙2の往搬送の搬送方向(図
6のY方向)の間隔Y1,Y2は、1画素の整数倍(例
えば、Y1は1ドット長、Y2は10ドット長)であ
る。(2Y1+Y2)は、12ドット長で、各色のLED
の設置数(3個)の整数倍に設定してある。また、マス
ク68に形成されるピンポール67の位置関係も前記の
LED 60〜62の位置関係と同じである。
【0046】露光の際、MC紙2を図6のY方向(図
1、図2の左方)に往搬送しながら、MC紙2の表面と
マスク68とを密接させつつ、露光ヘッド52を図6の
±X方向に所定速度で往復移動させる。こうして、移動
走査しながら、画像情報に基づいて選択される各組のLE
D 60〜62を独立に変調駆動し、所定の中心波長の光
を所定の光パワーにて所定時間、各画素に供給すること
でMC紙2にカラー画像の潜像を形成する。
【0047】次に、MC紙2を搬送させつつ露光ヘッド
52を往復移動走査させて潜像を形成する露光処理につ
いて詳しく説明する。図1、図2に示すように、MC紙
2はその表面側(光透過性支持体2eの側)から露光ヘ
ッド52で露光される。露光ヘッド52はピンポール6
7を有するマスク68とマスク保持体69と基板63と
を有し、露光ヘッド52は、キャリッジ51に装備さ
れ、キャリッジ51はMC紙2の搬送方向と直交する案
内ロッド53に沿って往復移動可能に取付けられ、ステ
ッピングモータ57を含む駆動系によりMC紙2の画像
形成領域11の全幅をカバーするように往復駆動され
る。
【0048】図7は、キャリッジ51の移動速度の時間
変化を示す特性図であり、キャリッジ51は、最高速度
V(m/sec )、走査周期T(sec )、速度一定時間T
c(sec )をもって台形状の速度変化パターンで往復駆
動させられる。図7に示すように、キャリッジ51を最
高一定走査速度±V (m/sec )にて図2の±X方向に
往復移動させるものとする。図7の時間軸に対して傾斜
している部分は、往復の移動端での一旦停止と最高一定
走査速度±Vとの間の加速域・減速域を示す。また、時
間TcはMC紙2の画像形成領域11の幅方向(±X方
向)距離をキャリッジ51が最高一定走査速度で通過す
るのに要する時間であり、時間Tは往復の走査周期であ
る。
【0049】MC紙2を図6のY方向に搬送しつつ露光
ヘッド52を図6の±X方向に往復走査しながら、MC
紙2の各露光ライン(図2の±X方向に沿う1ドットラ
イン)に対して、最初に緑LED 61による露光がなさ
れ、次にMC紙2を12画素分搬送後に赤LED 60によ
る露光がなされ、次にMC紙2を12画素分搬送後に青
LED 62による露光がなされる。そして、各露光ライン
の各画素を緑LED 61で露光するときは3つの緑LED 6
1a〜61cで3回の露光が同一画素に行われる。この
ことは、赤LED 60a〜60cによる露光、青LED 62
a〜62cによる露光についても同様である。
【0050】具体的に説明すると、MC紙2の1画素に
注目し、その画素を例えば白色とする場合、緑色光と赤
色光と青色光とを照射することになる。最初に、緑LED
61による露光においては、キャリッジ51の往動方向
(例えば、−X方向)への移動時に、緑LED 61aに対
向するピンポール67が前記の画素に位置している時
に、緑LED 61aを所定の短時間Δtだけ1回点灯し、
次にキャリッジ51を往動の終端で一旦停止させ、次に
MC紙2を1ドット分だけ図6のY方向に用紙送りした
後、キャリッジ51の復動方向(例えば、+X方向)へ
の移動時に、緑LED 61bに対向するピンポール67が
前記の画素に位置している時に、緑LED 61bを所定の
短時間Δtだけ1回点灯し、キャリッジ51を復動の終
端で一旦停止させ、次にMC紙2を1ドット分だけY方
向に用紙送りした後、キャリッジ51の往動方向への移
動時に、緑LED 61cに対向するピンポール67が前記
の画素に位置している時に、緑LED 61cを所定の短時
間Δtだけ1回点灯した後、キャリッジ51を往動の終
端で一旦停止させる。こうして、図8に示すように、1
つの画素点に対して走査周期Tの半分の時間ごとに、緑
LED 61a→61b→61cの順に短時間Δtずつ点灯
することになる。
【0051】次に、MC紙2を12画素(12ドット)
分だけY方向に用紙送りした後に赤LED 60による露光
を前記と同様に赤LED 60a→60b→60cの3回の
露光で実行し、次にMC紙2を12画素分だけY方向に
用紙送りした後に、青LED 62による露光を前記と同様
に青LED 62a→62b→62cの3回の露光で実行す
る。以上のようにして、前記注目した1画素に対して、
図8に示すように、各色3回の露光が3色分なされる。
その結果、その注目した1画素の3色分のマイクロカプ
セルが感光硬化して発色しないので、シート状支持体2
aの背景色である白色となる。
【0052】このように、MC紙2の同一画素に各色3
回の露光を走査周期Tの半分の時間間隔で行うので、発
色の感度が向上し少ない光照射エネルギー密度にて発色
の光濃度を変化せしめることができる。即ち、図9に示
すように、縦軸にシアンの発色光学濃度をとり、横軸に
露光エネルギー密度(J/m2 )の総量をとる。実線A
は赤LED 60を1回だけ照射したときのシアンの発色光
学濃度の変化を示し、点線Bは赤LED 60を走査周期T
の半分の時間間隔をあけて3回に分割して光照射した場
合のシアンの発色光学濃度の変化を示す。
【0053】図9において、シアンの発色光学濃度が10
%濃度、つまりD10=0.42を得るためには、1回の光照
射では3.3(J/m2 ) の露光エネルギー密度を与える必
要があるが、前記のように3回に分割して光照射すると
総計で2.2 (J/m2 ) の露光エネルギー密度を与えれ
ばよいことになる。この図9から判るように、露光エネ
ルギー密度(J/m2 ) が0.5 〜3.3 の範囲では、同じ
シアンの発色光学濃度の発現するためには、3回に分割
して光照射した場合は小さい露光エネルギー密度にて済
むが、1回の光照射の場合には大きい露光エネルギー密
度を必要とすることが判る。
【0054】その理由は、光照射に伴うMC紙2におけ
るマイクロカプセル2bの重合開始剤と光硬化性樹脂と
の重合反応速度はさほど高速でなく、一度に大量の露光
エネルギーを投入するよりも、適度の時間間隔にて複数
回(例えば2〜6回)に分けて少しずつ露光エネルギー
を投入したほうが重合反応が促進されやすいからであ
る。換言すると、各LED の出力を小さくしても或いはLE
D の設置数が少なくても、十分な発色光学濃度を得るこ
とができるのである。
【0055】尚、MC紙2は、少なくともその画像形成
領域11においては速度一定にて露光、現像されること
が好ましい。このため、MC紙2を露光、現像するのに
最小限必要な速度一定時間Tcに対応する速度一定での
移動距離L(m)は、少なくとも全てのピンホール67
が画像形成領域11を通過する範囲である。この速度一
定移動距離L(m)は画像形成領域11の幅とピンホー
ル67の配設パターン、最高速度V(m/sec)によって
自由に設計することができる。例えば、L=0.1118(m)
、V=0.86(m/sec.)であり、これによりA6判のサイ
ズのMC紙2の表面全体を露光することができる。
【0056】次に、前記現像機構70について説明す
る。図1、図10、図11に示すように、現像機構70
は、上下1対のニップローラ71,72と、これらニッ
プローラ71,72を支持する為の矩形枠状のフレーム
73であって本体ケース5に固定されたフレーム73
と、上ニップローラ71のローラ軸71aの両端部を下
ニップローラ72の方へ付勢する1対の圧縮スプリング
74と、その上ニップローラ71を下ニップローラ72
に加圧状に当接する加圧位置と下ニップローラ72から
離隔する離隔位置とに択一的に切換えるローラ切換え機
構75とを有する。前記各スプリング74の付勢力は例
えば150kgfであり、上ニップローラ71は合計3
00kgfの加圧力で下ニップローラ72に付勢されて
いる。
【0057】上ニップローラ71のローラ軸71aの両
端部は軸受けブロック76で回転自在に夫々支持され、
各軸受けブロック76は、フレーム73に固定された1
対のガイド部材77で昇降自在に案内され、各軸受けブ
ロック76とフレーム73の上壁73aとの間にはスプ
リング74が縮設されている。スプリング74の下端部
は軸受けブロック76の上面の凸部76aで位置規制さ
れ、スプリング74の上端部は上壁73aに固定された
突起体78で位置規制されている。
【0058】下ニップローラ72のローラ軸の両端部は
軸受け体79で回転自在に夫々支持され、各軸受け体7
9はフレーム73の縦壁73bに固定されている。尚、
下ニップローラ72は駆動側のローラであって送りロー
ラを兼ねるものであり、この下ニップローラ72は搬送
機構20を駆動するギヤ系に連動連結され、MC紙2が
往搬送される際には往搬送方向へ駆動され、MC紙2が
復搬送される際には復搬送へ駆動される。
【0059】前記ローラ切換え機構75について説明す
ると、ローラ切換え機構75は上ニップローラ71の軸
方向の両端側に設けられているが、対称の構成であるの
で片側の構成について説明する。軸受けブロック76に
は、ローラ軸71aを回転自在に支承する環状のベアリ
ング80、そのベアリング80に外嵌された偏心スリー
ブ81とが設けられ、偏心スリーブ81は軸受けブロッ
ク76に回動自在に装着されている。偏心スリーブ81
からY方向へ延びたレバー82の先端部には、スクリュ
ーナット82aが±X方向向きの軸心回りに回動自在に
設けられており、電動モータ83の縦向きの出力軸に形
成されたネジ部83aがスクリューナット82aに螺合
され、電動モータ83を所定微少時間駆動してレバー8
2を所定角度下方へ回動させると、偏心スリーブ81の
偏心作用より軸受けブロック76が約1mm程度上方移
動し、上ニップローラ71が下ニップローラ72から約
1mm程度離隔した離隔位置に切換えられる。その離隔
位置において、電動モータ83を前記と反対方向へ同時
間駆動すると、前記とは反対に上ニップローラ71が下
降して下ニップローラ72に加圧状に当接する加圧位置
になる。
【0060】MC紙2をY方向へ往搬送しながら露光す
る際には、上ニップローラ71が離隔位置に保持され、
MC紙2を復搬送しながら現像する際には、上ニップロ
ーラ71が加圧位置に保持される。尚、前記モータ83
はフレーム73の縦壁73bに固定される。この現像機
構70では、偏心スリーブ81を含む倍力機構によりモ
ータ83の駆動力を倍力して軸受けブロック76に伝達
するので、モータ83の小型化を図ることができる。
尚、前記軸受けブロック76をガイドロッドを介して昇
降自在に案内してもよく、フレーム73の縦壁73bに
設けるガイド部により軸受けブロック76を昇降自在に
案内してもよく、モータ83の代わりにソレノイドアク
チュエータによりレバー82を駆動するように構成して
もよい。
【0061】次に、プリンタ1の制御ユニット90につ
いて説明する。図12に示すように、制御ユニット90
は、CPU95とROM96とRAM97を含むコンピ
ュータと、I/Oインターフェイス98と、駆動回路9
9〜104を有し、それら駆動回路99〜104には、
紙送り用ステッピングモータ105、切換え板駆動用ソ
レノイドアクチュエータ106、フィルムヒータ41、
ローラ切換え用モータ83、キャリッジ駆動用ステッピ
ングモータ57、露光ヘッド52等が夫々接続されてい
る。制御ユニット90には、コネクタ91と操作パネル
107も接続されており、外部のホストコンピュータか
らの画像データ(RGB画像データ)はコネクタ91を
介して制御ユニット90へ供給される。
【0062】ROM96には、プリンタ1の全体の動作
を制御する制御プログラムと、入力された画像データか
ら露光ヘッド52の各色LED の点灯時間やタイミングを
演算する制御プログラム、緑赤青の露光に同期して紙送
り用ステッピングモータ105を制御してMC紙2の搬
送を制御する制御プログラム、同様に緑赤青の露光に同
期してキャリッジ駆動用ステッピングモータ57を制御
して露光ヘッド52の走査を制御する制御プログラム等
が記憶されている。
【0063】前記RAM97には、前記制御プログラム
実行の為に必要な種々のバッファやメモリ類があり、操
作者が操作パネル107から入力設定したプリント枚数
や画像の拡大縮小率やMC紙2の画像形成領域11のサ
イズ等がRAM97のメモリに記憶される。画像形成領
域11のサイズデータに基づいてキャリッジ駆動用ステ
ッピングモータ57の駆動条件が演算されて露光がなさ
れる。制御ユニット90に、画像の画像データが送られ
るとその画像データがG画像データ、R画像データ、B
画像データに分離されてRAM97のバッファに記憶さ
れる。露光ヘッド52の各LED は、駆動回路104によ
り、フレキシブルハーネス59を介して電気的に駆動さ
れる。
【0064】次に、露光ヘッド52の光利用効率につい
て数値例を用いて説明する。図13は従来のプリンタの
露光ヘッド52Aの模式的な断面構造を示し、前記露光
ヘッド52と異なり、基板63Aには凹部が無く、各LE
D 60〜62は基板63Aの表面に取付けられている。
赤LED 60からの出力光パワーは、常温にて20mAの
電流にて駆動したとき、全光束にて2mWである。ま
た、赤LED 60のチップサイズは、外形□0.3mm 、高さ
0.2mm である。チップ頂面から1mm離れているマスク
68のピンホール67から出射される光パワーは、同一
駆動条件の時、図13の如く平面基板63Aに赤LED 6
0を実装したときは64μW となり、その光利用効率は3.
2 %である。緑LED 61、青LED 62についてもその光
利用効率はほぼ同等であった。
【0065】これに対して、図5の如く凹部63aを備
えたものは、同様の条件にてチップ頂面から1mm離れ
ているマスク68のピンポール67から出射される光パ
ワーは120 μWとなり、光利用効率は6.0 %とほぼ倍増
する。緑LED 61、青LED 62についてもその効果はほ
ぼ同等であった。また、この様な光利用効率は側面63
cの表面粗さを小さくしたり、側面63cを自由曲面形
状を持った反射鏡とすることで更に上昇させることがで
きる。
【0066】次に、画像形成に必要のない迷光について
説明する。図13のような凹部のない露光ヘッド52A
では、平面基板63A上に各LEDが実装されているため
赤LED 60の横方向への出力光が、直接緑LED 61や、
緑LED 61を結線するボンディングワイヤ65bに当た
って反射し、緑光の出射すべきピンポール67から出射
してしまういわゆる迷光の問題があり、カラー画像の画
像品質を大きく劣化させてしまう。これに対して図5の
ような露光ヘッド52を用いれば、凹部63aの側面6
3cの存在により、赤LED 60の出力光が、緑LED 61
に直接当たることが無く、マスク68の裏面には無反射
処理も施してあるため、直接ピンポール67から出射さ
れることのない光もこのマスク68の裏面に吸収され
て、画像品質が著しく向上する。
【0067】前記ボンディングワイヤ65bの長さや接
着高さに関して、ワイヤーボンダー(ボンディングロボ
ット)により、ボンディング加工するとき、本実施形態
の露光ヘッド52では、ボンディングワイヤー65bの
長さが短くなること、ボンディング位置が略同一高さ位
置であるため、ボンディングロボットの動作がシンプル
になること等の効果がある。また、図5において、凹部
63aの大きさは、各LED チップを内包し得るだけの小
さい形状にすることが光利用効率を上げるために有効で
あるが、その為に、ランドパターンの電極層65中のボ
ンディングパッド(ワイヤ65bの結線位置)を凹部6
3a以外の部位に位置させることが有効である。これは
また、小型で比較的深い凹部63aを形成する必要のあ
るとき、その底面63bや側面63cに電極のランドパ
ターンを形成することは難しい場合にも有効である。
【0068】前記感光記録材料の所要エネルギー密度に
関して、MC紙2のマイクロカプセル2bを感光硬化さ
せるのに要する所要エネルギー密度は、約3(J/
2 )である。これは、銀塩写真の感度例0.1 (J/m
2 )の約300倍であり、MC紙2の露光に必要なエネ
ルギーは通常の写真撮影等で感材に与えられエネルギー
に対して非常に大きいものである。本実施形態のプリン
タ1によりMC紙2の露光を実現するために、前記の赤
LED 60を用いると、600秒で1m2 の範囲を露光す
るためには、1つの赤LED 60あたり供給可能なパワー
は120 μWであるから、書込みデューティを100 %とし
た簡単な計算式によれば赤LED 60が42個必要であ
る。これに対して、図13の如き凹部のない露光ヘッド
52Aでは、赤LED 60は倍の84個必要となってしま
う。
【0069】次に、MC紙2に形成された潜像を現像機
構70により顕在化する現像処理について説明する。M
C紙2を往搬送の搬送方向へ搬送しつつ露光するとき
は、上ニップローラ71を離隔位置に保持した状態で、
MC紙2は往搬送の搬送方向に1トットずつの間欠移動
するが、MC紙2を復搬送の搬送方向へ移動させつつ現
像機構70により加圧現像するときには、上ニップロー
ラ71を加圧位置に保持した状態で、MC紙2は所定の
一定速度で連続的に移動する。MC紙2のマイクロカプ
セル2bは、露光されると感光硬化するが、未露光のマ
イクロカプセル2bの強度は弱く、現像の際にMC紙2
が上下のニップローラ71,72間を通過するときに、
MC紙2が強力に加圧されるため、未露光のマイクロカ
プセル2bだけが破壊されて、その内部の染料前駆体が
流れ出して顕色剤2cと反応し、発色することになる。
【0070】以上説明したプリンタ1においては、一方
のニップローラ71を離隔位置と加圧位置とに択一的に
切換えるローラ切換え機構75を設けたため、MC紙2
を往復搬送路22に沿って往復搬送させることが可能に
なる。往復搬送路22を設けるので、MC紙2を搬送す
る搬送路の全長を短くし、その搬送系の部品数を少なく
し、搬送系を簡単な構成にすることができる。給紙側搬
送路21と排出側搬送路23を、本体ケース5の前面に
近い前面側部分に設け、本体ケース5の前面側から給紙
し前面側へ排紙するように構成するため、MC紙2の取
扱いの面でも有利である。給紙側搬送路21及び排出側
搬送路23と、往復搬送路22とをほぼストレート状に
形成するので、本体ケース5の全高を小さくすることが
でき、パーソナルコンピュータの収容部4に組み込むこ
とが可能になる。
【0071】そして、往復搬送路22の往搬送時の上流
部に臨むように、MC紙2を加熱する加熱機構40を設
けたので、この加熱機構40により、MC紙2を露光前
に予熱することができ、露光と現像後に定着加熱するこ
とができる。こうして、この加熱機構40を予熱と定着
加熱とに共用することができ、加熱機構40の部品数と
配線を減らすことができる。しかも、前記加熱機構40
と現像機構70と露光機構50とが、往復搬送路22に
臨むように且つ往搬送時の上流側から順に並ぶように配
設したので、MC紙2の往搬送中に加熱機構40でMC
紙2を予熱してから露光機構50で露光でき、また、M
C紙2の復搬送中に現像機構70でMC紙2を現像して
から加熱機構40で定着加熱することができる。
【0072】次に、前記実施形態を部分的に変更する変
更形態について説明する。 1)前記感光記録媒体としてのMC紙2は前記のものに
限定されず種々の変形が可能である。MC紙2のマイク
ロカプセル内に光硬化性樹脂と重合開始剤とを内包させ
る代わりに、MC紙2のマイクロカプセル自体を構成す
る材料に、光硬化性樹脂と重合開始剤とを含ませた構成
としてもよい。また、MC紙2のマイクロカプセルは、
感光硬化性のもの以外に感光軟化性のものでもよい。例
えば、未露光状態ではマイクロカプセルが十分な強度を
有し、所定波長の光で露光により軟化して強度が低下す
るものであってもよい。そして、この場合、定着加熱に
より熱硬化するものであることが望ましい。MC紙2と
しては、前記の自己発色型のものの他に、転写型のもの
も採用可能である。マイクロカプセルを担持する透明基
材シートと、その基材シートのマイクロカプセル面に対
して顕色材を担持した受像紙の顕色材面を重ね合わせて
剥離可能に一体化しておき、基材シートを露光ヘッド側
にしてカートリッジから給紙し、一体のまま露光、現像
し、装置外に排出してから受像紙を剥離するようにすれ
ば良い。加圧破壊されたマイクロカプセルから流出した
色材としての染料前駆対が受像紙の顕色剤に転写され、
これと反応して発色し顕在化するように構成してもよ
い。
【0073】また、染料前駆体の代わりに、予め着色さ
れた顔料や染料を感光物質と共にマイクロカプセルに内
包させることもできる。この場合は、顕色剤のない受像
紙(普通紙)を基材シートに剥離可能に一体化すること
により、転写型の画像形成が可能である。剥離すること
により、受像紙が画像が顕在化されるからである。ま
た、マイクロカプセル紙以外にも銀塩フィルム、ジアゾ
式感光紙等、感光によって露光作用を受け、現像作用を
受けることでこれが顕色化するような感光記録媒体を適
用してもよい。
【0074】2)発光素子は赤青緑から構成される必要
はなく、感光記録媒体の感度特性に合わせ、様々な波長
のものを選択することができる。例えば、赤外光、赤、
緑と選んでも良いし、遠赤外光、近赤外光、赤と選んで
も差し支えない。また、紫外線、遠紫外線も発光素子の
色の選択肢の有効な例である。また、発光素子の色数
は、赤青緑の3色に限るものでなく、1色または2色で
も良いし、発色剤にイエロー、マゼンタ、シアン、黒を
用いるような通常のカラープリンタの如く4色また、そ
れ以上を選択することもできる。また、発光素子はLE
Dのみに限るものでなく、EL発光素子、プラズマ発光
素子、レーザ発光素子等、様々な構造のものを適用でき
る。
【0075】3)図14に示すように、単玉プラスチッ
クレンズ等の結像光学系を用いることができる。基板6
3の位置決め穴63eに装着される保持体110に基板
63の凹部63aに対向して光通過孔111を形成し、
その光通過光111の周縁部に形成したレンズ取付部に
単玉プラスチックレンズ112を取付け、そのレンズ1
12の焦点位置にMC紙2を配置する。このようにレン
ズ系を用いると凹部63aの作用にてレンズ112に入
射する光パワーは増大するため、MC紙2へ供給できる
光パワーは増加し光利用効率を高めることができる。
【0076】4)前記現像機構70におけるローラ位置
切換え機構75に代わるローラ位置切換え機構として次
のものを適用可能である。尚、図10、図11に図示の
ものと同様のものに同一符号を付して説明を省略する。
図15、図16に示すローラ位置切換え機構120にお
いては、軸受けブロック76と軸受け体79の間に、楔
部材121が介装され、フレーム73の縦壁73bには
電動モータ122がY方向向きに配設して固定され、こ
のモータ122の出力軸にはネジ軸123が固着され、
このネジ軸123が楔部材121のネジ穴に螺合され、
モータ122によりネジ軸123を介して楔部材121
を移動駆動可能に構成し、楔部材121をY方向へ後退
させた状態では、上ニップローラ71が下ニップローラ
72に対して加圧状に当接する加圧位置となり、楔部材
121をY方向と反対方向へ移動させた状態では、楔部
材121で上ニップローラ71を押し上げて上ニップロ
ーラ71が下ニップローラ72から離隔した離隔位置に
なる。このローラ位置切換え機構120では、楔部材1
21を含む倍力機構を介して、モータ122の駆動力を
倍力して軸受けブロック76に伝達するように構成して
あるため、モータ122の小型化を図ることができる。
【0077】図17、図18に示す別のローラ位置切換
え機構124においては、レバー125の途中部の下面
部に支点部125aが形成され、その支点部125aが
縦壁73bに固定された支点受け具126で支持され、
レバー125の一端部の環状部125bがローラ軸71
aに回動自在に外嵌され、レバー125の他端部には、
スクリューナット127が±X方向向きの軸心回りに回
動自在に設けられており、フレーム73の縦壁73bに
固定された電動モータ128の出力軸にはネジ軸129
が固着され、そのネジ軸129がスクリューナット12
7に螺合挿通している。前記モータ128によりレバー
125の他端部を図18の位置に保持すると、上ニップ
ローラ71が下ニップローラ72に加圧状態で当接する
加圧位置になり、モータ128によりレバー125の他
端部を所定距離引き下げると、テコの原理で上ニップロ
ーラ71が上昇して下ニップローラ72から離隔した離
隔位置になる。このように、テコの原理を適用した倍力
機構により、モータ128の駆動力を倍力してローラ軸
71aに伝達するため、モータ128の小型化を図るこ
とができる。
【0078】5)前記露光機構50におけるキャリッジ
51を±X方向に往復駆動する機構として、1本の案内
ロッド53とボールネジ軸とを±X方向向きに平行に配
設し、キャリッジ51側のボールネジナットをボールネ
ジ軸に螺合させ、ボールネジ軸をステッピングモータで
駆動することにより、キャリッジ51を往復駆動するよ
うに構成してもよい。
【0079】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、既述のよう
に、一方のニップローラを離隔位置と加圧位置とに択一
的に切換えるローラ切換え手段を設けたため、感光記録
媒体を往復搬送路に沿って往復搬送させることが可能に
なる。また、往復搬送路を設けるため、感光記録媒体を
搬送する搬送路の全長を短くし、その搬送系の部品数を
少なくし、搬送系を簡単な構成とすることができる。ま
た、給紙側搬送路と排出側搬送路を、本体ケースの前面
に近い前面側部分に設け、本体ケースの前面側から給紙
し前面側へ排紙するように構成できるため、感光記録媒
体の取扱いの面でも有利である。また、給紙側搬送路及
び排出側搬送路と、往復搬送路とをほぼストレート状に
形成することも可能であり、その場合には本体ケースの
全高を小さくすることができる。前記のように、本体ケ
ースの前面側から給紙し前面側へ排紙するように構成で
き、本体ケースの全高を小さくすることができるため、
この画像形成装置をパーソナルコンピュータの収容部に
組み込むことが可能になる。
【0080】請求項2の発明によれば、前記往復搬送路
の往搬送時の上流部に臨むように、感光記録媒体を加熱
する加熱手段を設けたので、この加熱手段により、感光
記録媒体を露光前に予熱することができ、また、露光、
現像後に定着加熱するように構成することができる。こ
うして、この加熱手段を予熱と定着加熱とに共用するこ
とができ、加熱手段の部品数と配線を減らすことができ
る。その他、請求項1と同様の効果を奏する。
【0081】請求項3の発明によれば、前記加熱手段と
現像手段と露光手段とが、往復搬送路に臨むように且つ
往搬送時の上流側から順に並ぶように配設されたので、
感光記録媒体の往搬送中に加熱手段で感光記録媒体を予
熱してから往搬送中又は復搬送中に露光手段で露光で
き、また、感光記録媒体の復搬送中に現像手段で感光記
録媒体を現像してから加熱手段で定着加熱することがで
きる。その他、請求項2と同様の効果を奏する。
【0082】請求項4の発明によれば、前記ローラ切換
え手段は、駆動モータと、その駆動力を倍力して一方の
ニップローラに伝達するテコ式の倍力機構とを備え、テ
コ式の倍力機構により駆動モータの駆動力を倍力して一
方のニップローラに伝達する構成であるので、駆動モー
タの小型化を図ることができる。その他、請求項1〜3
の何れか1項と同様の効果を奏する。
【0083】請求項5の発明によれば、前記ローラ切換
え手段は、駆動モータと、その駆動力を倍力して一方の
ニップローラに伝達する楔式の倍力機構とを備え、楔式
の倍力機構により駆動モータの駆動力を倍力して一方の
ニップローラに伝達する構成であるので、駆動モータの
小型化を図ることができる。その他、請求項1〜3の何
れか1項と同様の効果を奏する。
【0084】請求項6の発明によれば、前記ローラ切換
え手段は、駆動モータと、その駆動力を倍力して一方の
ニップローラに伝達する偏心スリーブ式の倍力機構とを
備え、偏心スリーブ式の倍力機構により駆動モータの駆
動力を倍力して一方のニップローラに伝達する構成であ
るので、駆動モータの小型化を図ることができる。その
他、請求項1〜3の何れか1項と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る感光感圧プリンタの縦
断側面図である。
【図2】前記プリンタの横断平面図である。
【図3】マイクロカプセル紙の要部拡大断面図である。
【図4】マイクロカプセル紙の領域説明図である。
【図5】(a)は露光ヘッドの縦断面図、(b)は基板
の凹部付近部分の拡大縦断面である。
【図6】露光ヘッドの底面拡大図である。
【図7】露光ヘッドの走査速度等の特性線図である。
【図8】同一画素に対する露光のタイムチャートであ
る。
【図9】露光エネルギー密度に対するシアン発色光学濃
度の特性線図である。
【図10】現像機構の要部斜視図である。
【図11】図10のXI−XI線断面図である。
【図12】感光感圧プリンタの制御系のブロック図であ
る。
【図13】従来技術に係る露光ヘッドの断面図である。
【図14】変更形態に係る露光ヘッドの断面図である。
【図15】変更形態に係る現像機構の要部斜視図であ
る。
【図16】図15のXVI −XVI 線断面図である。
【図17】変更形態に係る現像機構の要部斜視図であ
る。
【図18】図17のXVIII −XVIII 線断面図である。
【図19】先行技術に係る感光感圧プリンタの概略側面
図である。
【図20】先行技術に係る感光感圧プリンタの概略側面
図である。
【符号の説明】
1 感光感圧プリンタ 2 マイクロカプセル紙(MC紙) 2b マイクロカプセル 20 搬送機構 21 切換え側搬送路 22 往復搬送路 23 排出側搬送路 40 加熱機構 41 フィルムヒータ 50 露光機構 52 露光ヘッド 70 現像機構 71 上ニップローラ 72 下ニップローラ 74 スプリング 73 フレーム 75,120,124 ローラ位置切換え機構 76 軸受けブロック 81 偏心スリーブ 82 レバー 83,122,128 電動モータ 121 楔部材 125 レバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色材を内包し所定波長の光に感光して強
    度が変化する多数のマイクロカプセルを備え且つ露光に
    より潜像を形成可能な感光記録媒体と、この感光記録媒
    体に画像情報に基づく露光を行って潜像を形成する露光
    手段と、この露光手段で潜像が形成された感光記録媒体
    を加圧しマイクロカプセルから出る色材を介して潜像を
    顕在化させる現像手段とを備えた画像形成装置であっ
    て、 前記現像手段が、感光記録媒体の搬送路を挟んで対向す
    る1対のニップローラと、一方のニップローラを他方の
    ニップローラの方へ付勢する付勢手段と、前記一方のニ
    ップローラを他方のニップローラに加圧状に当接する加
    圧位置と他方のニップローラから離隔する離隔位置とに
    択一的に切換えるローラ切換え手段とを備え、 前記感光記録媒体を搬送する搬送路は、その感光記録媒
    体が給紙される給紙口側の給紙側搬送路と、この給紙側
    搬送路の下流端付近に上流端を有し記録済みの感光記録
    媒体を排出する排出側搬送路と、給紙側搬送路の下流端
    と排出側搬送路の上流端に連なり感光記録媒体を往復搬
    送する往復搬送路とを備えた、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記往復搬送路の往搬送時の上流部に臨
    むように、感光記録媒体を加熱する加熱手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段と現像手段と露光手段と
    が、往復搬送路に臨むように且つ往搬送時の上流側から
    順に並ぶように配設されたことを特徴とする請求項2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラ切換え手段は、駆動モータ
    と、その駆動力を倍力して一方のニップローラに伝達す
    るテコ式の倍力機構とを備えたことを特徴とする請求項
    1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラ切換え手段は、駆動モータ
    と、その駆動力を倍力して一方のニップローラに伝達す
    る楔式の倍力機構とを備えたことを特徴とする請求項1
    〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラ切換え手段は、駆動モータ
    と、その駆動力を倍力して一方のニップローラに伝達す
    る偏心スリーブ式の倍力機構とを備えたことを特徴とす
    る請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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