JPH10123589A - 測光系を備えたファインダー - Google Patents
測光系を備えたファインダーInfo
- Publication number
- JPH10123589A JPH10123589A JP8294356A JP29435696A JPH10123589A JP H10123589 A JPH10123589 A JP H10123589A JP 8294356 A JP8294356 A JP 8294356A JP 29435696 A JP29435696 A JP 29435696A JP H10123589 A JPH10123589 A JP H10123589A
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- JP
- Japan
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- prism
- light
- finder
- deflection prism
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素な構成で、ファインダー視野が明るく、
ファインダー倍率の高い、測光系を備えたファインダ
ー。 【解決手段】 対物レンズ系Oと、正立光学系と、接眼
レンズ系Eと、物体からの光の強さを測定するための測
光系Qとを備えている。正立光学系は、偏角プリズムP
1と、2つの反射面を有するプリズムP2とを有する。
偏角プリズムP1の入射面A3に入射した物体からの光
のうち、偏角プリズムP1の射出面A2を透過した光は
プリズムP2を介して接眼レンズ系Eに導かれ、偏角プ
リズムP1の射出面A2で反射された光は測光系Qに導
かれる。
ファインダー倍率の高い、測光系を備えたファインダ
ー。 【解決手段】 対物レンズ系Oと、正立光学系と、接眼
レンズ系Eと、物体からの光の強さを測定するための測
光系Qとを備えている。正立光学系は、偏角プリズムP
1と、2つの反射面を有するプリズムP2とを有する。
偏角プリズムP1の入射面A3に入射した物体からの光
のうち、偏角プリズムP1の射出面A2を透過した光は
プリズムP2を介して接眼レンズ系Eに導かれ、偏角プ
リズムP1の射出面A2で反射された光は測光系Qに導
かれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は測光系を備えたファ
インダーに関し、特にスチルカメラやビデオカメラなど
に好適な測光系を内蔵したファインダーに関する。
インダーに関し、特にスチルカメラやビデオカメラなど
に好適な測光系を内蔵したファインダーに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカメラでは、撮影レンズとフ
ァインダーとが互いに独立している。一方、一眼レフカ
メラでは、撮影レンズがファインダーの対物レンズを兼
ねている。コンパクトカメラは、一眼レフカメラに比べ
て小型軽量であるため、気軽に扱えるカメラとして広く
普及している。ところで、コンパクトカメラにはオート
フォーカス機能および自動露出機能が装備され、撮影レ
ンズやファインダーとは独立に測距装置および測光装置
が設けられているのが通常である。なお、近年、コンパ
クトカメラも、ズームレンズを内蔵するタイプが主流に
なっている。
ァインダーとが互いに独立している。一方、一眼レフカ
メラでは、撮影レンズがファインダーの対物レンズを兼
ねている。コンパクトカメラは、一眼レフカメラに比べ
て小型軽量であるため、気軽に扱えるカメラとして広く
普及している。ところで、コンパクトカメラにはオート
フォーカス機能および自動露出機能が装備され、撮影レ
ンズやファインダーとは独立に測距装置および測光装置
が設けられているのが通常である。なお、近年、コンパ
クトカメラも、ズームレンズを内蔵するタイプが主流に
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮影レ
ンズやファインダーと独立に設けられた測光装置では、
撮影レンズのズーミング(変倍動作)と連動して測光範
囲を変化させることは困難であり、望遠側や広角側にお
いて正しい測光値を得ることができない恐れがある。そ
こで、近年、撮影レンズのズーミングと連動して視野の
変化するファインダーの内部に測光装置を組み込むこと
によって、望遠側や広角側においても正しい測光値を得
ようとするファインダーが提案されている。しかしなが
ら、提案されたファインダーの構成では、測光装置に光
を導くための半透過面をファインダー光学系の内部に配
置しなければならず、ファインダー倍率が低下したり、
ファインダー視野が暗くなるという不都合があった。
ンズやファインダーと独立に設けられた測光装置では、
撮影レンズのズーミング(変倍動作)と連動して測光範
囲を変化させることは困難であり、望遠側や広角側にお
いて正しい測光値を得ることができない恐れがある。そ
こで、近年、撮影レンズのズーミングと連動して視野の
変化するファインダーの内部に測光装置を組み込むこと
によって、望遠側や広角側においても正しい測光値を得
ようとするファインダーが提案されている。しかしなが
ら、提案されたファインダーの構成では、測光装置に光
を導くための半透過面をファインダー光学系の内部に配
置しなければならず、ファインダー倍率が低下したり、
ファインダー視野が暗くなるという不都合があった。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、簡素な構成で、ファインダー視野が明るく、
ファインダー倍率の高い、測光系を備えたファインダー
を提供することを目的とする。
のであり、簡素な構成で、ファインダー視野が明るく、
ファインダー倍率の高い、測光系を備えたファインダー
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、物体側から順に、正の屈折力を
有する対物レンズ系と、観察される物体像を正立化する
ための正立光学系と、正の屈折力を有し前記対物レンズ
系を介して形成された物体の実像を拡大観察するための
接眼レンズ系とを備えたファインダーにおいて、前記フ
ァインダーは、物体からの光の強さを測定するための測
光系をさらに備え、前記正立光学系は、物体側から順
に、偏角プリズムと、2つの反射面を有するプリズムと
を有し、前記偏角プリズムの入射面に入射した物体から
の光のうち、前記偏角プリズムの射出面を透過した光は
前記プリズムを介して前記接眼レンズ系に導かれ、前記
偏角プリズムの射出面で反射された光は前記測光系に導
かれることを特徴とするファインダーを提供する。
に、本発明においては、物体側から順に、正の屈折力を
有する対物レンズ系と、観察される物体像を正立化する
ための正立光学系と、正の屈折力を有し前記対物レンズ
系を介して形成された物体の実像を拡大観察するための
接眼レンズ系とを備えたファインダーにおいて、前記フ
ァインダーは、物体からの光の強さを測定するための測
光系をさらに備え、前記正立光学系は、物体側から順
に、偏角プリズムと、2つの反射面を有するプリズムと
を有し、前記偏角プリズムの入射面に入射した物体から
の光のうち、前記偏角プリズムの射出面を透過した光は
前記プリズムを介して前記接眼レンズ系に導かれ、前記
偏角プリズムの射出面で反射された光は前記測光系に導
かれることを特徴とするファインダーを提供する。
【0006】本発明の好ましい態様によれば、前記偏角
プリズムP1の入射面と射出面とのなす頂角ωは、 20°<ω<35° (1) の条件を満足する。
プリズムP1の入射面と射出面とのなす頂角ωは、 20°<ω<35° (1) の条件を満足する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のファインダーでは、正立
光学系が、物体側から順に、偏角プリズムと、2つの反
射面を有するプリズムとを有する。そして、偏角プリズ
ムの入射面に入射した物体からの光のうち、偏角プリズ
ムの射出面を透過した光は、プリズムを介して接眼レン
ズ系に導かれる。一方、偏角プリズムの入射面に入射し
た物体からの光のうち、偏角プリズムの射出面で反射さ
れた光は、物体からの光の強さを測定するための測光系
に導かれる。
光学系が、物体側から順に、偏角プリズムと、2つの反
射面を有するプリズムとを有する。そして、偏角プリズ
ムの入射面に入射した物体からの光のうち、偏角プリズ
ムの射出面を透過した光は、プリズムを介して接眼レン
ズ系に導かれる。一方、偏角プリズムの入射面に入射し
た物体からの光のうち、偏角プリズムの射出面で反射さ
れた光は、物体からの光の強さを測定するための測光系
に導かれる。
【0008】偏角プリズムでは、その入射面と射出面と
のなす角度すなわち頂角を調整することによって、射出
面での反射率を調整することができる。したがって、測
光に必要な最小限の光を測光系に導いて正しい測光値を
得るとともに、残部の光を接眼レンズ系にひいてはアイ
ポイントに導いて明るいファインダー視野を確保するこ
とができる。また、本発明では、正立光学系の一部を構
成する偏角プリズムの射出面が光分割の機能を果してい
るので、従来技術のように半透過面などをファインダー
光学系の内部に配置する必要がない。その結果、本発明
のファインダーでは、簡素な構成で、高いファインダー
倍率を確保することができる。
のなす角度すなわち頂角を調整することによって、射出
面での反射率を調整することができる。したがって、測
光に必要な最小限の光を測光系に導いて正しい測光値を
得るとともに、残部の光を接眼レンズ系にひいてはアイ
ポイントに導いて明るいファインダー視野を確保するこ
とができる。また、本発明では、正立光学系の一部を構
成する偏角プリズムの射出面が光分割の機能を果してい
るので、従来技術のように半透過面などをファインダー
光学系の内部に配置する必要がない。その結果、本発明
のファインダーでは、簡素な構成で、高いファインダー
倍率を確保することができる。
【0009】本発明の実施例を、添付図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の実施例にかかる測光系を備え
たファインダーの構成を概略的に示す図である。図1の
ファインダーは、物体側から順に、正の屈折力を有する
対物レンズ系Oと、観察視野を規定するための視野枠A
と、観察される物体像を正立化するための正立光学系
と、正の屈折力を有し対物レンズ系Oを介して形成され
た物体の実像を拡大観察するための接眼レンズ系Eとを
備えている。
明する。図1は、本発明の実施例にかかる測光系を備え
たファインダーの構成を概略的に示す図である。図1の
ファインダーは、物体側から順に、正の屈折力を有する
対物レンズ系Oと、観察視野を規定するための視野枠A
と、観察される物体像を正立化するための正立光学系
と、正の屈折力を有し対物レンズ系Oを介して形成され
た物体の実像を拡大観察するための接眼レンズ系Eとを
備えている。
【0010】対物レンズ系Oは、物体側から順に、負の
屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有す
る第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ
群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから
構成されたズームレンズである。なお、第2レンズ群G
2および第3レンズ群G3は、変倍に際して光軸に沿っ
て移動する変倍レンズ群である。また、第3レンズ群G
3は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成焦
点距離を拡大する機能を有する。さらに第4レンズ群G
4は、周辺光束を所定のアイポイント位置に導くための
コンデンサーレンズ群である。対物レンズ系Oによる物
体像は、視野枠A上またはその近傍に形成される。こう
して、ルーペとしての接眼レンズ系Eにより、対物レン
ズ系Oを介して形成された物体像と視野枠Aとが拡大観
察される。
屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有す
る第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ
群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから
構成されたズームレンズである。なお、第2レンズ群G
2および第3レンズ群G3は、変倍に際して光軸に沿っ
て移動する変倍レンズ群である。また、第3レンズ群G
3は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成焦
点距離を拡大する機能を有する。さらに第4レンズ群G
4は、周辺光束を所定のアイポイント位置に導くための
コンデンサーレンズ群である。対物レンズ系Oによる物
体像は、視野枠A上またはその近傍に形成される。こう
して、ルーペとしての接眼レンズ系Eにより、対物レン
ズ系Oを介して形成された物体像と視野枠Aとが拡大観
察される。
【0011】以上のように、本実施例のファインダー
は、いわゆる実像式のファインダーであり、観察される
物体像を正立化するための正立光学系が必要である。そ
こで、本実施例のファインダーでは、対物レンズ系Oの
第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間に、屋根型
反射鏡M1が配置されている。また、視野枠Aと接眼レ
ンズ系Eと間において、偏角プリズムP1および2つの
反射面を有するプリズムP2が、偏角プリズムP1の射
出面A1とプリズムP2の一方の反射面とが互いに隣接
するように配置されている。このように、屋根型反射鏡
M1、偏角プリズムP1およびプリズムP2は、観察さ
れる物体像を正立化するための正立光学系を構成してい
る。
は、いわゆる実像式のファインダーであり、観察される
物体像を正立化するための正立光学系が必要である。そ
こで、本実施例のファインダーでは、対物レンズ系Oの
第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間に、屋根型
反射鏡M1が配置されている。また、視野枠Aと接眼レ
ンズ系Eと間において、偏角プリズムP1および2つの
反射面を有するプリズムP2が、偏角プリズムP1の射
出面A1とプリズムP2の一方の反射面とが互いに隣接
するように配置されている。このように、屋根型反射鏡
M1、偏角プリズムP1およびプリズムP2は、観察さ
れる物体像を正立化するための正立光学系を構成してい
る。
【0012】したがって、対物レンズ系Oに入射した物
体からの光は、第1レンズ群G1〜第3レンズ群G3を
介して、屋根型反射鏡M1で反射された後、第4レンズ
群G4に入射する。第4レンズ群G4を介した光は、視
野枠A上またはその近傍に物体像を形成する。物体像か
らの光は、偏角プリズムP1の入射面A3に入射し、そ
の射出面A1において分割される。すなわち、偏角プリ
ズムP1の射出面A1を透過した光は、プリズムP2の
2つの反射面で順次反射された後、接眼レンズ系Eを介
してアイポイント(不図示)に達する。一方、偏角プリ
ズムP1の射出面A1で反射された光は、偏角プリズム
P1の平坦面A2から射出され、物体からの光の強さを
測定するための測光系Qに入射する。
体からの光は、第1レンズ群G1〜第3レンズ群G3を
介して、屋根型反射鏡M1で反射された後、第4レンズ
群G4に入射する。第4レンズ群G4を介した光は、視
野枠A上またはその近傍に物体像を形成する。物体像か
らの光は、偏角プリズムP1の入射面A3に入射し、そ
の射出面A1において分割される。すなわち、偏角プリ
ズムP1の射出面A1を透過した光は、プリズムP2の
2つの反射面で順次反射された後、接眼レンズ系Eを介
してアイポイント(不図示)に達する。一方、偏角プリ
ズムP1の射出面A1で反射された光は、偏角プリズム
P1の平坦面A2から射出され、物体からの光の強さを
測定するための測光系Qに入射する。
【0013】測光系Qは、図1に示すように、偏角プリ
ズムP1の平坦面A2に近接して配置された集光レンズ
Lと、集光レンズLを介した光を受光するための受光素
子Dとから構成されている。なお、受光素子Dとして、
高感度なSPDやGPDなどを用いることが望ましい。
上述のように、偏角プリズムP1は、物体像からの光を
所定の角度で曲げてプリズムP2に入射させる機能を有
する一方、物体像からの光を射出面A1で反射し平坦面
A2を介して測光系Qに入射させる機能を有する。な
お、後述するように、偏角プリズムP1の頂角を調整す
ることによって、射出面A1に半透過膜を形成しない状
態においても、たとえば5%以上の反射率を確保するこ
とが可能である。したがって、測光系Qの受光素子Dの
感度が充分高ければ、偏角プリズムP1の射出面A1に
半透過膜を形成することなく、測光に充分な光を測光系
Qへ導くことができる。
ズムP1の平坦面A2に近接して配置された集光レンズ
Lと、集光レンズLを介した光を受光するための受光素
子Dとから構成されている。なお、受光素子Dとして、
高感度なSPDやGPDなどを用いることが望ましい。
上述のように、偏角プリズムP1は、物体像からの光を
所定の角度で曲げてプリズムP2に入射させる機能を有
する一方、物体像からの光を射出面A1で反射し平坦面
A2を介して測光系Qに入射させる機能を有する。な
お、後述するように、偏角プリズムP1の頂角を調整す
ることによって、射出面A1に半透過膜を形成しない状
態においても、たとえば5%以上の反射率を確保するこ
とが可能である。したがって、測光系Qの受光素子Dの
感度が充分高ければ、偏角プリズムP1の射出面A1に
半透過膜を形成することなく、測光に充分な光を測光系
Qへ導くことができる。
【0014】本実施例において、偏角プリズムP1の頂
角ωすなわち射出面A1と入射面A3とのなす角度は、
次の条件式(1)を満足することが望ましい。 20°<ω<35° (1) 条件式(1)の下限値を下回ると、偏角プリズムP1の
頂角ωが小さくなり、入射面A3と平坦面A2とが接近
しすぎて、ファインダー視野が狭くなってしまう。ま
た、射出面A2での反射率が低くなりすぎて、測光に必
要な光を測光系Qへ導くことができなくなってしまう。
一方、条件式(1)の上限値を上回ると、射出面A2で
の反射率が高くなりすぎて、ファインダー視野が暗くな
ってしまう。
角ωすなわち射出面A1と入射面A3とのなす角度は、
次の条件式(1)を満足することが望ましい。 20°<ω<35° (1) 条件式(1)の下限値を下回ると、偏角プリズムP1の
頂角ωが小さくなり、入射面A3と平坦面A2とが接近
しすぎて、ファインダー視野が狭くなってしまう。ま
た、射出面A2での反射率が低くなりすぎて、測光に必
要な光を測光系Qへ導くことができなくなってしまう。
一方、条件式(1)の上限値を上回ると、射出面A2で
の反射率が高くなりすぎて、ファインダー視野が暗くな
ってしまう。
【0015】以上のように、本実施例のファインダーで
は、偏角プリズムP1の頂角ωを調整することによっ
て、射出面A1での反射率を調整することができる。し
たがって、測光に必要な最小限の光を測光系Qに導いて
正しい測光値を得るとともに、残部の光を接眼レンズ系
Eに導いて明るいファインダー視野を確保することがで
きる。また、本実施例では、正立光学系の一部を構成す
る偏角プリズムP1の射出面A1が光分割の機能を果し
ているので、従来技術のように半透過面などをファイン
ダー光学系の内部に配置する必要がなく、簡素な構成で
高いファインダー倍率を確保することができる。
は、偏角プリズムP1の頂角ωを調整することによっ
て、射出面A1での反射率を調整することができる。し
たがって、測光に必要な最小限の光を測光系Qに導いて
正しい測光値を得るとともに、残部の光を接眼レンズ系
Eに導いて明るいファインダー視野を確保することがで
きる。また、本実施例では、正立光学系の一部を構成す
る偏角プリズムP1の射出面A1が光分割の機能を果し
ているので、従来技術のように半透過面などをファイン
ダー光学系の内部に配置する必要がなく、簡素な構成で
高いファインダー倍率を確保することができる。
【0016】なお、上述の実施例において、偏角プリズ
ムP1の射出面A2に、必要に応じて半透過膜を形成し
てもよいことはいうまでもない。また、上述の実施例に
おいて、対物レンズ系Oが4群構成のズームレンズであ
るが、対物レンズ系Oの構成が実施例に限定されないこ
とはいうまでもない。
ムP1の射出面A2に、必要に応じて半透過膜を形成し
てもよいことはいうまでもない。また、上述の実施例に
おいて、対物レンズ系Oが4群構成のズームレンズであ
るが、対物レンズ系Oの構成が実施例に限定されないこ
とはいうまでもない。
【0017】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、簡素な
構成で、ファインダー視野が明るく、ファインダー倍率
の高い、測光系を備えたファインダーを実現することが
できる。
構成で、ファインダー視野が明るく、ファインダー倍率
の高い、測光系を備えたファインダーを実現することが
できる。
【図1】本発明の実施例にかかる測光系を備えたファイ
ンダーの構成を概略的に示す図である。
ンダーの構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】 O 対物レンズ系 A 視野枠 E 接眼レンズ系 Q 測光系 G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群 M1 屋根型反射鏡 P1 偏角プリズム P2 プリズム L 集光レンズ D 受光素子
Claims (2)
- 【請求項1】 物体側から順に、正の屈折力を有する対
物レンズ系と、観察される物体像を正立化するための正
立光学系と、正の屈折力を有し前記対物レンズ系を介し
て形成された物体の実像を拡大観察するための接眼レン
ズ系とを備えたファインダーにおいて、 前記ファインダーは、物体からの光の強さを測定するた
めの測光系をさらに備え、 前記正立光学系は、物体側から順に、偏角プリズムと、
2つの反射面を有するプリズムとを有し、 前記偏角プリズムの入射面に入射した物体からの光のう
ち、前記偏角プリズムの射出面を透過した光は前記プリ
ズムを介して前記接眼レンズ系に導かれ、前記偏角プリ
ズムの射出面で反射された光は前記測光系に導かれるこ
とを特徴とするファインダー。 - 【請求項2】 前記偏角プリズムP1の入射面と射出面
とのなす頂角ωは、 20°<ω<35° (1) の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のフ
ァインダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8294356A JPH10123589A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 測光系を備えたファインダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8294356A JPH10123589A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 測光系を備えたファインダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10123589A true JPH10123589A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17806657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8294356A Pending JPH10123589A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 測光系を備えたファインダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10123589A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100687396B1 (ko) * | 2001-06-29 | 2007-02-26 | 주식회사 하이닉스반도체 | 플래쉬 메모리 장치 |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP8294356A patent/JPH10123589A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100687396B1 (ko) * | 2001-06-29 | 2007-02-26 | 주식회사 하이닉스반도체 | 플래쉬 메모리 장치 |
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