JPH10123019A - 車両制御装置及びそれを使用する交換タイミング検出方法 - Google Patents

車両制御装置及びそれを使用する交換タイミング検出方法

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JPH10123019A
JPH10123019A JP8274957A JP27495796A JPH10123019A JP H10123019 A JPH10123019 A JP H10123019A JP 8274957 A JP8274957 A JP 8274957A JP 27495796 A JP27495796 A JP 27495796A JP H10123019 A JPH10123019 A JP H10123019A
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JP
Japan
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control actuator
control
actuator
operation frequency
control device
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JP8274957A
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Mamoru Sawada
護 沢田
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Denso Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T17/00Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
    • B60T17/18Safety devices; Monitoring
    • B60T17/22Devices for monitoring or checking brake systems; Signal devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低いコストにて、適切な時期に制御アクチュ
エータを交換することができる車両制御装置及びそれを
使用する交換タイミング検出方法を提供すること。 【解決手段】 ステッフ゜110では、E2PROM50cから
制御アクチュエータ毎に記憶されている総通電時間を読
み出しXの値とする。ステッフ゜120では、制御アクチュエー
タが交換タイミングに至ったか否かを、総通電時間を示
すXの値が交換タイミングを示す判定値Yを上回るか否
かによって判断する。ステッフ゜130では、交換タイミングに
至った制御アクチュエータを、報知ランプ51を点灯さ
せて報知する。ステッフ゜160では、今回の通電時間を示すΔ
Xの値を、前回までに積算した総通電時間を示すXの値
に加えXの値を更新する。ステッフ゜180では、Xの値をE2
PROM50cに総通電時間として書き込んでそのデー
タを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータや電磁弁等
の制御アクチュエータを備えた車両制御装置及びそれを
使用する交換タイミング検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗用車やトラック等の車両の
走行状態等を制御するために、電力の供給を受けて駆動
される各種の制御アクチュエータが使用されている。例
えばブレーキ用の油圧回路には、ブレーキ油圧を供給す
る油圧ポンプを駆動する電動ポンプモータや、ホイール
シリンダに加えるブレーキ油圧を制御する電磁弁(制御
弁)等の各種の制御アクチュエータが配置されている。
【0003】この種の制御アクチュエータは、走行中な
どに故障が発生しない様に、通常は、ある一定期間毎に
(例えば所定の定期点検の際に)、定期的に交換してい
た。例えば電動ポンプモータでは、長期間使用している
と、モータのブラシやポンプ駆動部の偏心部の摩耗等が
発生し、また、電磁弁では、台座シール部の摩耗により
ブレーキ油の漏れが発生することがあるので、適切な時
期にこれらの制御アクチュエータを交換することが重要
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、制御アクチ
ュエータの使用可能な期間は、通常、作動頻度が少なけ
れば長くなるが、車両によっては(特にトラックでは)
走行距離(車両寿命)に大きな差があり、そのため、制
御アクチュエータの作動頻度に大きな差があるので、単
に定期的に交換すると、まだ充分に使用可能な制御アク
チュエータも交換することになって、無駄が多くなると
いう問題があった。
【0005】また、極端に走行距離が長い車両に合わせ
て制御アクチュエータを設計すると、コストの高いシス
テムになってしまい好ましくない。本発明は前記課題に
鑑みなされたものであり、低いコストにて、適切な時期
に制御アクチュエータを交換することができる車両制御
装置及びそれを使用する交換タイミング検出方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、電
力供給を受けて作動する制御アクチュエータを有する車
両制御装置において、検出手段によって、制御アクチュ
エータの作動頻度を検出し、報知手段によって、作動頻
度に応じて制御アクチュエータの交換タイミングを報知
する。尚、ここで、作動頻度とは、作動回数の頻度のみ
を意味するのではなく、作動時間の合計等、作動の度合
(程度)を意味するものである。
【0007】つまり、通常は、作動頻度が多ければ制御
アクチュエータの劣化する時期が早まり、作動頻度が少
なければその劣化の時期が遅れるので、制御アクチュエ
ータの作動頻度を検出して、作動頻度が所定の交換タイ
ミングに相当する作動頻度になった場合には、その旨を
報知するものである。
【0008】これによって、適切な時期に制御アクチュ
エータを交換することができるので、制御アクチュエー
タの劣化によるトラブルを未然に防止できるとともに、
制御アクチュエータの不要な交換による無駄がなくな
る。また、過大な耐久性を有する制御アクチュエータを
使用しなくても済むので、コスト的に有利である。更
に、作動頻度が非常に多い制御アクチュエータに関して
は、早めに制御アクチュエータを交換できるので、安全
性が一層向上するという効果がある。
【0009】請求項2の発明では、制御アクチュエータ
が使用される装置として、流体により作動する装置が挙
げられる。つまり、車両において流体によって作動する
例えばブレーキの様な装置は、通常、高い圧力に加圧さ
れて使用され、しかも車両の制御に重要であるので、こ
の様な装置に使用される制御アクチュエータの交換タイ
ミングを知ることは、安全上非常に重要である。特に、
作動頻度が予想を上回る場合には、この交換タイミング
の報知に基づいて、交換すべき時期に至る前に交換でき
るので、一層安全性の向上に寄与するものである。
【0010】請求項3の発明では、制御アクチュエータ
として、車両の制動時に車輪制動力を発生する車輪制動
力発生手段(例えばホイールシリンダ)へ供給されるブ
レーキ液圧を調圧する手段が挙げられる。上述した様
に、ブレーキ液圧の調節に使用される制御アクチュエー
タは、安全上非常に重要であるので、制御アクチュエー
タの交換タイミングを知ることにより、通常の交換時期
にかかわらず、適切に制御アクチュエータを交換できる
ので、無駄な交換を排除できるばかりでなく、安全性が
一層向上する。
【0011】請求項4の発明では、制御アクチュエータ
として、ブレーキ液を吸引吐出するポンプを作動させる
電動ポンプモータ又はブレーキ液の流動を遮断・連通す
る制御弁が挙げられる。よって、ブレーキの液圧回路の
重要部品である電動ポンプモータ又は制御弁を、適切な
タイミングで交換することができる。特に、電動ポンプ
モータでは、モータのブラシやポンプ駆動部の偏心部の
摩耗が発生したり、制御弁(電磁弁)では、台座シール
部の摩耗によりブレーキ油の漏れが発生することがある
が、本発明によれば、この様な問題が発生する前に、電
動ポンプモータ又は制御弁を交換することが可能であ
る。
【0012】請求項5の発明では、制御アクチュエータ
の作動頻度を、制御アクチュエータの総駆動時間から検
出する。この総駆動時間とは、制御アクチュエータに通
電する総通電時間に相当するものであり、駆動時間が長
ければ、通常、制御アクチュエータが劣化する時期が早
まるので、制御アクチュエータの総駆動時間から適切な
交換タイミングを知ることができる。
【0013】請求項6の発明では、制御アクチュエータ
の作動頻度を、制御アクチュエータを駆動する回数から
検出する。制御アクチュエータを駆動する回数が多けれ
ば、通常、制御アクチュエータが劣化する時期が早まる
と考えられるので、制御アクチュエータの駆動回数から
適切な交換タイミングを知ることができる。
【0014】請求項7の発明では、電力供給を受けて作
動する制御アクチュエータを有する車両制御装置におい
て、検出手段によって制御アクチュエータの作動頻度を
検出し、記憶手段によってその作動頻度を記憶し、外部
からの出力要求がある場合には作動頻度を出力してい
る。
【0015】これにより、記憶している作動頻度のデー
タに基づいて、どの程度、制御アクチュエータが使用さ
れているかがわかるので、制御アクチュエータの交換タ
イミングも分かることになる。請求項8の発明は、請求
項7に記載の車両制御装置を使用する交換タイミング検
出方法の使用方法であって、記憶手段から制御アクチュ
エータの作動頻度を出力させ、その作動頻度に基づい
て、例えばその作動頻度を判定値と比較することによ
り、制御アクチュエータの交換タイミングを検出する。
【0016】例えば定期点検の際などに、制御アクチュ
エータの作動頻度を出力させてチェックすれば、制御ア
クチュエータの劣化の程度がわかるので、制御アクチュ
エータにトラブルが発生する前に、制御アクチュエータ
を交換することができる。それにより、前記請求項1と
同様な効果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両制御装置及び
その使用方法の好適な実施の形態を、例(実施例)を挙
げて図面に基づいて詳細に説明する。 (実施例1)本実施例は、ブレーキ制御装置に本発明を
適用したものであり、電動ポンプモータや各種の制御弁
(電磁弁)の制御アクチュエータの作動頻度を記憶し、
その作動頻度が所定の交換タイミングに至った場合に、
その旨を自動的に報知することができる車両制御装置で
ある。
【0018】a)図1は、周知のトラクション制御(T
RC制御)やアンチスキッド制御(ABS制御)、更に
は通常より制動力を上げることができるパワーブレーキ
制御(PB制御)等を行なうことができる自動車用のブ
レーキ制御装置及びその周辺構成の概略構成図である。
【0019】図1に示す様に、本発明が適用されるブレ
ーキ制御装置は、タンデム型のマスタシリンダ1を有
し、このマスタシリンダ1には、ブレーキペダル3と、
マスタリザーバ5と、X配管(ダイアゴナル配管)の油
圧2系統で構成されてブレーキ油圧を調節する油圧制御
回路7が接続されている。また、マスタシリンダ1は、
二つの油路9a,9bを介して、油圧制御回路7を構成
する第1油圧配管11a及び第2油圧配管11bにそれ
ぞれ接続されている。
【0020】前記油圧制御回路7では、第1油圧配管1
1aを経て右前(FR)輪のホイールシリンダ41と左
後(RL)輪のホイールシリンダ16とが連通されてい
る。また、第2油圧配管11bを経て右後(RR)輪の
ホイールシリンダ17と左前(FL)輪のホイールシリ
ンダ18とが連通されている。
【0021】そして、第1油圧配管11aには、FR輪
のホイールシリンダ15の油圧を制御するための周知の
増圧制御弁21及び減圧制御弁25と、RL輪のホイー
ルシリンダ16の油圧を制御するための増圧制御弁22
及び減圧制御弁26とが設けられ、第2油圧配管11b
には、RR輪のホイールシリンダ17の油圧を制御する
ための増圧制御弁23及び減圧制御弁27と、FL輪の
ホイールシリンダ18の油圧を制御するための増圧制御
弁24及び減圧制御弁28とが設けられている。
【0022】また、前記第1油圧配管11aにおいて
は、各増圧制御弁21,22よりマスタシリンダ1側
に、その油圧経路45aを連通・遮断するマスタシリン
ダカットバルブ(SMC弁)31と、ホイールシリンダ
15,16側を増圧するためのD弁42が設けられてい
る。尚、SMC弁31は、ホールシリンダ15,16側
が高圧になった場合には流路が開く構造である。
【0023】このD弁42とは、前記PB制御に使用さ
れるものであり、同じ油圧配管にて後輪側よりも前輪側
のホイールシリンダ圧を高めるために使用されている周
知の比例制御弁(P弁)を逆接したものである。従っ
て、この逆接された比例制御弁により、例えば油圧ポン
プ38を駆動させた場合には、油圧経路45a側及びマ
スタシリンダ1側の油圧を共に増圧するだけでなく、特
に、マスタシリンダ1側よりも油圧経路45a側の油圧
を大きく増圧することが可能である。
【0024】また、第1の油圧配管11aには、各減圧
制御弁25,26から排出されたブレーキ油を一時的に
蓄えるリザーバ36と、ブレーキ油を油圧経路45aに
圧送するための油圧ポンプ38が備えられている。尚、
油圧ポンプ38からのブレーキ油の吐出経路には、内部
の油圧の脈動を抑えるアキュムレータ47が設けられて
いる。
【0025】更に、第1油圧配管11aには、トラクシ
ョン制御時等にホイールシリンダ圧を加圧する際に、マ
スタシリンダ1から油圧ポンプ34に直接ブレーキ油を
供給するための油圧経路49aが設けられ、この油圧経
路49aには、その油圧経路49aを連通・遮断するリ
ザーバカットバルブ(SRC弁)34が設けられてい
る。
【0026】一方、第2油圧配管11bには、前記第1
油圧配管11aと同様に、増圧制御弁23,24、減圧
制御弁27,28、SMC弁32、D弁43、リザーバ
37、油圧ポンプ39、アキュムレータ48、SRC弁
35等が、同様な箇所に設けられている。
【0027】尚、前記両油圧ポンプ38,39は、電動
ポンプモータ41に連結されて駆動される構成となって
いる。 b)図2に示す様に、上述したブレーキ制御装置を制御
するECU50は、周知のCPU50a,ROM50
b,E2PROM50c,RAM50d,入出力部50
e及びバスライン50f等を備えたマイクロコンピュー
タを中心に構成されている。このE2PROM50c
は、バックアップ電源が不要な不揮発性メモリであるの
で、イグニッションをオフしてもその記憶が保持され
る。
【0028】前記ECU50には、各車輪に配置された
車輪速度センサ51、ブレーキスイッチ52等からの信
号が入力される。また、ECU50からは、電磁弁であ
る増圧制御弁21〜24、減圧制御弁25〜28、SM
C弁31,32、SRC弁34,35や、電動ポンプモ
ータ41等の制御アクチュエータを駆動する制御信号が
出力されるとともに、各制御アクチュエータが交換タイ
ミングに至ったことを報知する報知ランプ51に通電を
行うための信号も出力される。
【0029】特に本実施例では、各制御アクチュエータ
に通電した時間を前記制御信号により求め、図3に示す
様に、その通電時間を加算した総通電時間を逐次前記E
2PROM50cに記憶する。また、ROM50bに
は、各制御アクチュエータの交換タイミングを報知する
ために、各制御アクチュエータ毎に交換タイミングに相
当する交換通電時間(判定値K)を記憶している。尚、
制御アクチュエータの交換タイミングは、それぞれ異な
るので、判定値Kも図3に示す様に制御アクチュエータ
毎にそれぞれ異なっている。
【0030】c)次に、本実施例における制御制御につ
いて、図4のフローチャートに基づいて説明する。本処
理は、イグニッションがオンとなった毎に実行される。
イグニッションがオンとなった場合には、図4のステッ
プ100にて、例えば後述するΔXの値をクリアする等
の初期設定を行う。
【0031】続くステップ110では、E2PROM5
0cから、各制御アクチュエータ毎に記憶されている総
通電時間を読み出し、Xの値とする。続くステップ12
0では、制御アクチュエータが交換タイミングに至った
か否かを、各制御アクチュエータの総通電時間を示すX
の値が、交換タイミングを示す通電時間である判定値K
を上回るか否かによって判断する。ここで肯定判断され
るとステップ130に進み、一方否定判断されるとステ
ップ140に進む。
【0032】ステップ130では、交換タイミングに至
ったと判断された制御アクチュエータの報知を行う。例
えば、車両の運転パネルに設けられた報知ランプ51を
点灯(又は点滅)させて、交換タイミングであることを
報知し、ステップ140に進む。
【0033】ステップ140では、制御アクチュエータ
が作動中であるか否かを判定する。ここで肯定判断され
るとステップ150に進み、一方否定判断されるとステ
ップ160に進む。ステップ150では、制御アクチュ
エータの今回の通電時間を前記制御信号のオン時間から
求めてΔXの値とし、前記ステップ140に戻る。
【0034】一方、ステップ160では、制御アクチュ
エータの作動が停止したので、前記ステップ150にて
求めた今回の通電時間を示すΔXの値を、前回までに積
算した総通電時間を示すXの値に加え、Xの値を更新す
る。続くステップ170では、△Xの値が0であるか否
かを判定する。ここで肯定判断されると前記ステップ1
40に戻り、一方否定判断されるとステップ180に進
む。
【0035】ステップ180では、前記ステップ160
にて求めたXの値を、E2PROM50cに総通電時間
として書き込んでそのデータを更新する。続くステップ
190では、△Xの値を0に設定し、前記ステップ14
0に戻る。
【0036】この様に、本実施例では、制御アクチュエ
ータの総通電時間を求め、この総通電時間が判定値Kを
上回る場合には、制御アクチュエータの交換タイミング
であることを報知ランプ51により報知している。その
ため、適切な時期に制御アクチュエータを交換すること
ができるので、制御アクチュエータの劣化によるトラブ
ルを未然に防止できるとともに、制御アクチュエータの
不要な交換による無駄がなくなる。また、過大な耐久性
を有する制御アクチュエータを使用しなくても済むの
で、コスト的に有利である。更に、作動頻度が非常に多
い制御アクチュエータに関しては、早めに制御アクチュ
エータを交換できるので、安全性が一層向上するという
効果がある。
【0037】特に、ブレーキ制御装置の油圧制御回路7
の様に、高いブレーキ油圧による高い応力が各制御アク
チュエータに加わる装置の場合には、その作動頻度によ
り制御アクチュエータの劣化の状態は大きく変化するの
で、本実施例の様に作動頻度に基づいて制御アクチュエ
ータの交換タイミングを報知することは、極めて有用で
ある。
【0038】尚、制御アクチュエータを交換した場合に
は、E2PROM50cに記憶している制御アクチュエ
ータの総通電時間をリセットする必要がある。この方法
としては、例えば制御アクチュエータの交換時に、EC
U50に入力用の機器を接続し、ECU50に対して直
接に所定のコマンドを入力して、E2PROM50c中
の総通電時間のデータをリセットする方法が挙げられ
る。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な部分の説明は、省略又は簡略化する。
【0039】本実施例は、車両制御装置を使用する交換
タイミング検出方法に関するものであり、ブレーキ制御
装置における電動ポンプモータや制御弁などの制御アク
チュエータの作動回数を記憶し、その作動回数を定期点
検の際などにチェッカーによって求めて、制御アクチュ
エータの交換タイミングを検出するものである。
【0040】本実施例で使用する車両制御装置のハード
構成は、前記実施例1とほぼ同様であるので(但し報知
ランプは不要)、作動回数を記憶する制御処理を図5の
フローチャートに基づいて説明する。尚、図番は、実施
例1と同じものを使用する。イグニッションがオンとな
った場合には、図5のステップ200にて、例えば後述
するΔCXの値をクリアする等の初期設定を行う。
【0041】続くステップ210では、E2PROM5
0cから、各制御アクチュエータ毎に記憶されている総
作動回数を読み出し、CXの値とする。続くステップ2
20では、制御アクチュエータが作動中であるか否かを
判定する。ここで肯定判断されるとステップ230に進
み、一方否定判断されるとステップ250に進む。
【0042】ステップ230では、制御アクチュエータ
が停止したか否かを判定する。ここで肯定判断されると
ステップ240に進み、一方否定判断されると同じ判断
を繰り返す。ステップ240では、制御アクチュエータ
の今回の1回の作動を示すために、ΔCXの値を1と
し、前記ステップ220に戻る。
【0043】一方、前記ステップ220で否定判断され
て進むステップ250では、制御アクチュエータの作動
が停止したので、前記ΔCXの値を、前回までに積算し
た総作動回数を示すCXの値に加え、CXの値を更新す
る。つまり、前記ステップ220〜250での処理によ
り、制御アクチュエータの1回の作動毎に、作動回数を
示すCXの値が逐次加算されてゆく。
【0044】続くステップ260では、△Xの値が0で
あるか否かを判定する。ここで肯定判断されると前記ス
テップ220に戻り、一方否定判断されるとステップ2
70に進む。ステップ270では、前記ステップ250
にて求めたCXの値を、E2PROM50cに総作動回
数として書き込んでそのデータを更新する。
【0045】続くステップ280では、△Xの値を0に
設定し、前記ステップ220に戻る。つまり、これらの
ステップ200〜280の処理によって、制御アクチュ
エータの総作動回数がE2PROM50cに記憶され
る。
【0046】従って、例えば定期点検の際などに、チェ
ッカーをECU50の入出力部50eに接続し、ECU
50に対して直接に所定のコマンドを入力して、E2
ROM50cから総作動回数のデータを読み取ることが
できる。よって、この総作動回数のデータに基づいて、
例えばある制御アクチュエータの総作動回数が、交換タ
イミングを示す作動回数の判定値を上回っている場合
は、制御アクチュエータを交換することにより、前記実
施例1と同様に、無駄な交換を減らして、コストダウン
を実現でき、また、安全性の向上にも寄与するという効
果を奏する。
【0047】尚、この判定値の値は、今回の点検時期は
良くても次回の点検時期までに制御アクチュエータの交
換時期が来てしまうことを防止するために、予め低めの
値に設定しておくことが好ましい。尚、本発明は上記実
施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲を
逸脱しない限り、種々の態様で実施できることはいうま
でもない。
【0048】(1)前記実施例1,2の油圧制御回路以
外に、各種の油圧制御回路を採用できる。 (2)前記実施例1,2では、電力供給を受けて作動す
る制御アクチュエータについて述べたが、例えば電動ポ
ンプモータによって駆動される油圧ポンプの様に、制御
アクチュエータに連動して作動する機器についても、同
様にして劣化が進むと考えられるので、制御アクチュエ
ータの作動頻度に基づいて、同様に機器の交換タイミン
グを報知することができる。
【0049】(3)また、本発明は、ブレーキの油圧制
御回路に使用される制御アクチュエータだけでなく、例
えばパワーステアリング等の油圧にて作動する機器に使
用される制御アクチュエータ、或は油圧にかかわりなく
作動する機器に使用される制御アクチュエータにも適用
できる。
【0050】(4)更に、前記実施例1,2では、各制
御アクチュエータの総通電時間や総作動回数で作動頻度
を検出して、必要に応じて各制御アクチュエータを交換
するようにしたが、例えばABS制御の様に、ある特定
の制御の総作動回数を検出し、この制御の作動回数が判
定値を越えた場合には、例えばそのABS制御に関与す
る制御アクチュエータの全て又は特定のもの(例えば増
圧制御弁や減圧制御弁)を交換する様にしてもよい。こ
れは、他のTRC制御やPB制御等にも言えることであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の車両制御装置が適用されるブレー
キ制御装置及びその周辺構成を示す概略構成図である。
【図2】 実施例1の電子制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 実施例1のE2EPROM等に記憶されるデ
ータなどを示す説明図である。
【図4】 実施例1の制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】 実施例2の制御処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…マスタシリンダ 7…油圧制御回路 21,22,23,24…増圧制御弁 25,26,27,28…減圧制御弁 38、39…油圧ポンプ 41…電動ポンプモータ 31,32…マスタカットバルブ(SMC弁) 34,35…リザーバカットバルブ(SRC弁)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力供給を受けて作動する制御アクチュ
    エータを有する車両制御装置において、 前記制御アクチュエータの作動頻度を検出する検出手段
    と、 該検出手段によって検出した前記作動頻度に応じて前記
    制御アクチュエータの交換タイミングを報知する報知手
    段と、 を備えることを特徴と車両制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御アクチュエータは、流体により
    作動する装置を制御する手段であることを特徴とする前
    記請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御アクチュエータは、車両の制動
    時に車輪制動力を発生する車輪制動力発生手段へ供給さ
    れるブレーキ液圧を調圧する手段であることを特徴とす
    る前記請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御アクチュエータは、ブレーキ液
    を吸引吐出するポンプを作動させる電動ポンプモータ又
    は前記ブレーキ液の流動を遮断・連通する制御弁である
    ことを特徴とする前記請求項3に記載の車両制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御アクチュエータの作動頻度を、
    当該制御アクチュエータの総駆動時間から検出すること
    を特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載の車両
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御アクチュエータの作動頻度を、
    当該制御アクチュエータを駆動する回数から検出するこ
    とを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載の車
    両制御装置。
  7. 【請求項7】 電力供給を受けて作動する制御アクチュ
    エータを有する車両制御装置において、 前記制御アクチュエータの交換タイミングの検出に用い
    られる前記制御アクチュエータの作動頻度を検出する検
    出手段と、 該検出手段によって検出した前記作動頻度を記憶する記
    憶手段と、 外部からの出力要求によって前記作動頻度を出力する出
    力手段と、 を備えることを特徴とする車両制御装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載の車両制御装置を使
    用する交換タイミング検出方法であって、 前記記憶手段から前記制御アクチュエータの作動頻度を
    出力させ、該作動頻度に基づいて前記制御アクチュエー
    タの交換タイミングを検出することを特徴とする交換タ
    イミング検出方法。
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