JPH1012118A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH1012118A
JPH1012118A JP16171196A JP16171196A JPH1012118A JP H1012118 A JPH1012118 A JP H1012118A JP 16171196 A JP16171196 A JP 16171196A JP 16171196 A JP16171196 A JP 16171196A JP H1012118 A JPH1012118 A JP H1012118A
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circuit breaker
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Yoshiaki Kobayashi
義昭 小林
Masahiro Fushimi
征浩 伏見
Toshiyuki Yabe
俊幸 谷辺
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/08Terminals; Connections
    • H01H2071/086Low power connections for auxiliary switches, e.g. shunt trip
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/02Housings; Casings; Bases; Mountings
    • H01H71/0207Mounting or assembling the different parts of the circuit breaker
    • H01H71/0228Mounting or assembling the different parts of the circuit breaker having provisions for interchangeable or replaceable parts

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付属装置の装着位置の変更が困難である。 【解決手段】 下カバー12の両側面の上下にわたり表
面側に開口して設けられその内面の両側部の対向する位
置に上下に延在して溝13aが形成される凹部13と、
凹部13を覆うように配設されその両側面に凹部13の
両溝13aに嵌合して上下に摺動可能な係合部18aが
それぞれ形成されるとともに付属装置15の複数のリー
ド線17を保持する長穴18bが上下に貫通して形成さ
れるリード線保持部材18とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筐体内にカセッ
ト方式の付属装置を収納してなる回路遮断器に係り、特
に付属装置のリード線を筐体外に取り出す部分の保持構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は例えば特開平6−139904
号公報に示された従来の回路遮断器の構成を示す分解斜
視図である。図において、1はケース2、下カバー3お
よび上カバー4で構成される筐体、5は警報スイッチ、
補助スイッチ、電圧引外し装置あるいは不足電圧引外し
装置等の付属装置で、取付ベース6に取り付けられ複数
のリード線5aはリード線保持部7で結束されている。
8は筐体1内に形成された付属装置5を収納するための
付属装置収納部、9は上カバー4を下カバー3上に締め
付けて固定するネジである。
【0003】次に、上記のように構成される従来の回路
遮断器の付属装置の取付け方法について説明する。ま
ず、ネジ9を緩めて上カバー4を取り外し、付属装置5
を図中矢印方向に挿入して付属装置収納部8に装着す
る。次いで、上カバー4を下カバー3の上に被せてネジ
9を締め付けることにより固定する。そして、付属装置
5の各リード線5aは上カバー4の両側から下方に突出
して形成された側壁と、下カバーの側面とで形成される
隙間を通って筐体1外に引き出される。なお、各リード
線5aはリード線保持部7で結束されているので、各リ
ード線5aを外方向に引っ張っても付属装置5から離脱
することはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路遮断器は以
上のように構成され、付属装置5は各リード線5aがい
ずれか一方向の側部で、リード線保持部7により結束さ
れ引き出されているので、付属装置5の装置位置(図示
の場合は右側)が左、右になる場合、各リード線5aを
結束するリード線保持部7の位置も左、右に合わさなけ
ればならないため、交換性がなく装着位置により2種類
の付属装置5が必要になり、又、複数の付属装置5を並
べて装着する場合、内側に装着される付属装置5の各リ
ード線5aを引き出すときに、外側の付属装置5が邪魔
になり配線、固定等の組立作業が面倒となるため、急な
設計変更等で付属装置5の追加や交換が必要となったと
きに迅速に対応できない等の問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、付属装置の装着位置が左、右い
ずれの場合にも対応でき、又、付属装置の追加、交換が
必要になったときに迅速に対応できる回路遮断器を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る回路遮断器は、ケース、下カバーおよび上カバーで構
成される筐体内にカセット方式の付属装置を収納してな
る回路遮断器において、下カバーの両側面の上下にわた
り表面側に開口して設けられその内面の両側部の対向す
る位置に上下に延在して溝が形成される凹部と、凹部を
覆うように配設されその両側面に凹部の両溝に嵌合して
上下に摺動可能な係合部がそれぞれ形成されるとともに
付属装置の複数のリード線を保持する長穴が上下に貫通
して形成されるリード線保持部材とを備えたものであ
る。
【0007】又、この発明の請求項2に係る回路遮断器
は、請求項1において、リード線保持部材を表裏対称に
形成したものである。
【0008】又、この発明の請求項3に係る回路遮断器
は、請求項1において、長穴を複数個形成したものであ
る。
【0009】又、この発明の請求項4に係る回路遮断器
は、ケース、下カバーおよび上カバーで構成される筐体
内にカセット方式の付属装置を収納してなる回路遮断器
において、下カバーの両側面の上下にわたり表面側に開
口して設けられその内面の両側部の対向する位置に上下
に延在して溝が、また、その内面の底部に傾斜面を介し
て下部が表面側に迫り出す段差部がそれぞれ形成される
凹部と、凹部を覆うように配設されその両側面に凹部の
両溝に嵌合して上下に摺動可能な係合部がそれぞれ形成
されるとともに付属装置の複数のリード線を保持する長
穴が上下に貫通し下部において裏面側に開口するように
形成され、且つ表面の上部側および長穴の内面の下部表
面側に傾斜部が形成されるリード線保持部材とを備えた
ものである。
【0010】又、この発明の請求項5に係る回路遮断器
は、請求項4において、リード線保持部材を複数段設置
したものである。
【0011】又、この発明の請求項6に係る回路遮断器
は、請求項1、3、4、5のいずれかにおいて、リード
線保持部材を弾性部材で形成するとともに裏面の上下に
わたって長穴内と連通し弾性によりリード線の長穴内へ
の挿脱を可能とする切欠きを形成したものである。
【0012】又、この発明の請求項7に係る回路遮断器
は、ケース、下カバーおよび上カバーで構成される筐体
内にカセット方式の付属装置を収納してなる回路遮断器
において、下カバーの両側面の上下にわたり表面側に開
口して設けられその内面の両側部の対向する位置に上下
に延在して溝が、また、その内面の底部に傾斜面を介し
て下部が表面側に迫り出す段差部がそれぞれ形成される
凹部と、凹部を覆うように配設され両側面に上記凹部の
両溝に嵌合して上下に摺動可能な係合部と、上部に裏面
から表面に向けて漸次下方に迫り出す傾斜面が、また、
裏面には凹部の段差部に沿った折曲面がそれぞれ形成さ
れるとともに上部の両側から水平に突出して固定縁部が
それぞれ形成されるリード線保持部材とを備えたもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
回路遮断器の構成を示す分解斜視図、図2は図1におけ
る回路遮断器の付属装置の構成を示す斜視図、図3は図
2における付属装置を筐体内に装着した状態を示す斜視
図、図4は付属装置を筐体内に装着し上カバーを被せた
状態を示す斜視図、図5は付属装置のリード線を筐体外
に取り出す部分の詳細を示す断面図である。
【0014】図において、11は下ケース、12はこの
下ケース11を被うように取り付けられた下カバーで、
内部に回路遮断器の機構部(図示せず)が収納されてい
る。13は下カバー12の両側面に、上下にわたって表
面側に開口して形成された凹部で、その内面の両側部の
対向する位置には上下に延在する溝13aが、また、そ
の内面の底部には傾斜面を介して下部が表面側に迫り出
す段差部13bがそれぞれ形成されている。14は下カ
バー12に開閉可能に軸支された上カバーで、両側部の
下カバー12の凹部13と対応する位置には下方に突出
する側壁14aが形成されている。
【0015】15は図2に示すように、両側部に後述の
付属装置収納部に装着するための取付爪16a、16b
が形成され絶縁部材でなるケース16内に収納されるカ
セット方式の付属装置で、一側からは内蔵されたスイッ
チ(図示せず)からの電気信号を外部に出力したり、外
部からの電気信号を内部に入力する複数のリード線17
が取り出されている。18は両側面に下カバー12の凹
部13の両溝13aにそれぞれ嵌合して、上下に摺動可
能な係合部18aが形成されるとともに、付属装置15
の各リード線17を保持する長穴18bが上下に貫通し
て形成されるリード線保持部材、19は下カバー12に
形成され付属装置15が装着される付属装置収納部であ
る。
【0016】次に、上記のように構成される実施の形態
1における回路遮断器の付属装置の取付け方法について
説明する。まず、図1に示すようにネジ20を緩めて上
カバー14を開き、付属装置15の各リード線17をリ
ード線保持部材18の長穴18bに挿通することにより
結束させた状態で、図中矢印方向に挿入して付属装置収
納部19に装着するとともに、リード線保持部材18の
係合部18aを凹部13の溝13aに嵌合させて下方に
摺動し固定することにより図3に示す状態になる。
【0017】次に、図4に示すように上カバー14を再
び閉じてネジ20を締める。すると、付属装置15の各
リード線17は、図5に示すようにリード線保持部材1
8の長穴18bを貫通した後、下カバー12の凹部13
の一部を通って外側に引き出される。なお、この状態で
リード線17が横方向に引っ張られても、リード線保持
部材18の係合部18aが凹部13の溝13aに嵌合し
て保持されているので、各リード線17と付属装置15
の内部接続とが外れて断線することもない。なお、上記
の説明は付属装置15を回路遮断器の右側に装着した場
合について説明したが、左側に装着する場合は、図6に
示すように各リード線17を反対側に曲げて、リード線
保持部材18が左側になるようにするだけで良く、装着
位置の変更が容易に行える。
【0018】このように上記実施の形態1によれば、下
カバー12の両側面の上下にわたって表面側に開口する
凹部13を設け、この凹部13の内面の両側部の対向す
る位置に溝13aをそれぞれ形成するとともに、両側面
に両溝13aに嵌合して上下に摺動可能な係合部18a
が、また、上下に貫通する長穴18bがそれぞれ形成さ
れたリード線保持部材18を備え、このリード線保持部
材18の長穴18b内に付属装置15の各リード線17
を挿通させて結束し、両係合部18aを凹部13の両溝
13aに嵌合させて凹部13を覆うように配設したの
で、一種類の付属装置15で左、右いずれの位置への装
着も可能となり、又、カセット方式の付属装置15の適
用も可能になるため、ユーザでの取扱いが容易となる。
【0019】尚、上記リード線保持部材18を用いて装
着位置を左右に変更する場合は、図6に示すように各リ
ード線17が重なったり捩れたりするが、図7に示すよ
うに表裏対称なリード線保持部材21を適用すれば、図
中一点鎖線で示す位置から一回宙返りさせるだけで、実
線で示す位置に移動させることができるため、リード線
17の交叉等を全く無くすことができ、配線作業がさら
に容易となる。なお、図中21a、21bはリード線保
持部材18の18a、18bと同様な係合部および長穴
をそれぞれ示す。
【0020】又、各リード線保持部材18、21の長穴
18b、21bは1個でも良いが、上記のように複数個
設けると、例えば各リード線27を適当な本数毎、また
は各機能毎に分けて各長穴18b、21bでそれぞれ分
割保持できるという効果もある。さらに又、異なる回路
遮断器においては、付属装置15の装着位置と各リード
線保持部材18、21の取付位置との間隔が違う場合が
多いが、上記のように各リード線保持部材18、21は
リード線17に対して自由に動くことができるので、リ
ード線17の保持位置を調整することができ、回路遮断
器が異なっても同種類の付属装置15で共用することが
可能になる。
【0021】実施の形態2.図8はこの発明の実施の形
態2における回路遮断器の要部の構成を示す断面図、図
9は図8における回路遮断器の外観を示す斜視図、図1
0は図8における回路遮断器のリード線保持部材の外観
を示し、(A)は表面側から視た斜視図、(B)は裏面
側から視た斜視図、図11は図10における線XI−X
Iに沿う断面を示す断面図である。
【0022】図において、上記実施の形態1におけるも
のと同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。2
2は図10および図11に示すように、両側面に凹部1
3の両溝(図示せず)に嵌合して上下に摺動可能な係合
部22aが形成されるとともに、上下に貫通し下部にお
いて裏面側に開口する長穴22bが形成され、且つ表面
の上部側には第1の傾斜部22c、長穴22bの内面の
下部表面側には第2の傾斜部22dがそれぞれ形成され
るリード線保持部材で、その係合部22aが凹部13の
両溝(図示せず)に嵌合され、凹部13を覆うように積
み重ねた状態で取り付けられている。
【0023】次に、上記のように付属装置が2個装着さ
れた実施の形態2における回路遮断器の付属装置の取付
け方法について説明する。まず、外側に装着された付属
装置15のリード線17を1番目のリード線保持部材2
2の長穴22bに挿通し、両係合部22aを凹部13の
両溝(図示せず)に嵌合させることにより、1番目のリ
ード線保持部材22を凹部13を覆うように取り付け
る。次いで、内側に装着された付属装置15のリード線
17を2番目のリード線保持部材22の長穴22bに挿
通し、両係合部22aを凹部13の両溝(図示せず)に
嵌合させることにより、2番目のリード線保持部材22
を1番目のリード線保持部材22の上に積み重ねた状態
で凹部13を覆うように取り付ける。
【0024】すると、外側に装着された付属装置15の
リード線17は、凹部13の段差部13bと2番目のリ
ード線保持部材22の裏面との間を通った後、1番目の
リード線保持部材22の長穴22bを貫通し、第2の傾
斜部22dに沿って案内され外部に引き出される。一
方、内側に装着された付属装置15のリード線17は、
2番目のリード線保持部材22の長穴22bを貫通し、
1番目のリード線保持部材22の第1の傾斜部22c
と、2番目のリード線保持部材22の第2の傾斜部22
dとの間を案内されて外部に引き出される。
【0025】このように上記実施の形態2によれば、下
カバー12の両側面の上下にわたって表面側に開口する
凹部13を設け、この凹部13の内面の両側部の対向す
る位置に溝(図示せず)を、また、その内面の底部に傾
斜面を介して下部が表面側に迫り出す段差部13bをそ
れぞれ形成するとともに、両側面に凹部13の両溝(図
示せず)に嵌合して上下に摺動可能な係合部22aが、
また、上下に貫通し下部において裏面側に開口するよう
に長穴22bがそれぞれ形成され、且つ表面の上部側お
よび長穴22bの内面の下部表面側に第1および第2の
傾斜部22c、22dが形成されたリード線保持部材2
2を備えたので、付属装置15の複数の装着が可能にな
る。すなわち、リード線保持部材22の高さ寸法を適宜
設定して、取付け個数を増やすことにより付属装置15
の装着個数をさらに増やすことが可能になる。
【0026】尚、図12に示すように、リード線保持部
材22を弾性部材で形成し、裏面側に上下にわたって長
穴22b内と連通する切欠き22eを形成すれば、この
切欠き22eを弾性を利用して拡げることにより、リー
ド線17の長穴22b内への挿脱が容易となり作業性の
向上を図ることが可能になる。
【0027】実施の形態3.図13はこの発明の実施の
形態3における回路遮断器の要部の構成を示す断面図、
図14は図13における回路遮断器のリード線保持部材
の外観を示す斜視図、図15は図14におけるリード線
保持部材の構成を示す断面図である。図において、上記
各実施の形態1、2におけるものと同様な部分は同一符
号を付して説明を省略する。23は上部に裏面から表面
に向けて漸次下方に迫り出す傾斜面23aが、また、裏
面には凹部13の段差部13bに沿った折曲面23bが
それぞれ形成されるとともに、上部の両側から水平に突
出して固定縁部23cが、また、両側面には凹部13の
両溝13aに嵌合して上下に摺動可能な係合部23dが
それぞれ形成されるリード線保持部材である。
【0028】次に、上記のように構成された実施の形態
3における回路遮断器の付属装置の取付け方法について
説明する。まず、外側に装着された付属装置15のリー
ド線17を段差部13bに沿って置く。次いで、リード
線保持部材23の両係合部23dを凹部13の両溝13
aに嵌合させて凹部13を覆うように配置し、固定縁部
23cを下カバー12の所定の位置に装着する。する
と、リード線17は凹部13の段差部13bとリード線
保持部材23の折曲面23bとの間を案内され、下方か
ら外部に引き出される。
【0029】そして、今度は内側に装着された付属装置
15のリード線17を、リード線保持部材23の傾斜面
23aに沿って置き上カバー14を閉じる。すると、リ
ード線保持部材23の固定縁部23cが上カバー14の
側壁14aと下カバー12との間挟持されリード線保持
部材は固定され、リード線17はリード線保持部材23
の傾斜面23aと上カバー14の側壁14aとの間を案
内され、側方から外部に引き出される。
【0030】このように上記実施の形態3によれば、下
カバー12の両側面の上下にわたって表面側に開口する
凹部13を設け、この凹部13の内面の底部に傾斜面を
介して下部が表面側に迫り出す段差部13bをそれぞれ
形成するとともに、上部に裏面から表面に向けて漸次下
方に迫り出す傾斜面23aが、また、裏面には凹部13
の段差部13bに沿った折曲面23bがそれぞれ形成さ
れるとともに上部の両側から水平に突出して固定縁部2
3cがそれぞれ形成されるリード線保持部材23を備え
たので、1個のリード線保持部材23で2個の付属装置
15の各リード線17を保持することが可能となり、取
付が簡単で、また、経済性の向上を図ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、ケース、下カバーおよび上カバーで構成される筐
体内にカセット方式の付属装置を収納してなる回路遮断
器において、下カバーの両側面の上下にわたり表面側に
開口して設けられその内面の両側部の対向する位置に上
下に延在して溝が形成される凹部と、凹部を覆うように
配設されその両側面に凹部の両溝に嵌合して上下に摺動
可能な係合部がそれぞれ形成されるとともに付属装置の
複数のリード線を保持する長穴が上下に貫通して形成さ
れるリード線保持部材とを備えたので、付属装置の装着
位置が左、右いずれの場合にも対応でき、また、付属装
置の交換が必要になったときに迅速に対応できる回路遮
断器を提供することができる。
【0032】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、リード線保持部材を表裏対称に形成したの
で、付属装置の装着位置が左、右いずれの場合にも対応
でき、また、付属装置の交換が必要になったときに、配
線作業の容易化によりさらに迅速に対応できる回路遮断
器を提供することができる。
【0033】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1において、長穴を複数個形成したので、付属装置の装
着位置が左、右いずれの場合にも対応でき、また、付属
装置の交換が必要になったときに迅速に対応できること
は勿論のこと、各リード線を適当な本数毎、または各機
能毎に分割して保持することができる。
【0034】又、この発明の請求項4によれば、ケー
ス、下カバーおよび上カバーで構成される筐体内にカセ
ット方式の付属装置を収納してなる回路遮断器におい
て、下カバーの両側面の上下にわたり表面側に開口して
設けられその内面の両側部の対向する位置に上下に延在
して溝が、また、その内面の底部に傾斜面を介して下部
が表面側に迫り出す段差部がそれぞれ形成される凹部
と、凹部を覆うように配設されその両側面に凹部の両溝
に嵌合して上下に摺動可能な係合部がそれぞれ形成され
るとともに付属装置の複数のリード線を保持する長穴が
上下に貫通し下部において裏面側に開口するように形成
され、且つ表面の上部側および長穴の内面の下部表面側
に傾斜部が形成されるリード線保持部材とを備えたの
で、付属装置の装着位置が左、右いずれの場合にも対応
でき、又、追加、交換が必要になったときに迅速に対応
できる回路遮断器を提供することができる。
【0035】又、この発明の請求項5によれば、請求項
4において、リード線保持部材を複数段設置したので、
付属装置の装着位置が左、右いずれの場合にも対応で
き、又、追加、交換が必要になったときに迅速に対応で
きる回路遮断器を提供することができる。
【0036】又、この発明の請求項6によれば、請求項
1、3、4、5のいずれかにおいて、リード線保持部材
を弾性部材で形成するとともに裏面の上下にわたって長
穴内と連通し弾性によりリード線の長穴内への挿脱を可
能とする切欠きを形成したので、付属装置の装着位置が
左、右いずれの場合にも対応でき、又、追加、交換が必
要になったときに迅速に対応できることは勿論のこと、
リード線のリード線保持部材への挿脱が容易な回路遮断
器を提供することができる。
【0037】又、この発明の請求項7によれば、ケー
ス、下カバーおよび上カバーで構成される筐体内にカセ
ット方式の付属装置を収納してなる回路遮断器におい
て、下カバーの両側面の上下にわたり表面側に開口して
設けられその内面の両側部の対向する位置に上下に延在
して溝が、また、その内面の底部に傾斜面を介して下部
が表面側に迫り出す段差部がそれぞれ形成される凹部
と、凹部を覆うように配設され両側面に上記凹部の両溝
に嵌合して上下に摺動可能な係合部と、上部に裏面から
表面に向けて漸次下方に迫り出す傾斜面が、また、裏面
には凹部の段差部に沿った折曲面がそれぞれ形成される
とともに上部の両側から水平に突出して固定縁部がそれ
ぞれ形成されるリード線保持部材とを備えたので、付属
装置の装着位置が左、右いずれの場合にも対応でき、
又、追加、交換が必要になったときに迅速に対応できる
回路遮断器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における回路遮断器
の構成を示す分解斜視図である。
【図2】 図1における回路遮断器の付属装置の構成を
示す斜視図である。
【図3】 図2における付属装置を筐体内に装着した状
態を示す斜視図である。
【図4】 付属装置を筐体内に装着し上カバーを被せた
状態を示す斜視図である。
【図5】 付属装置のリード線を筐体外に取り出す部分
の詳細を示す断面図である。
【図6】 付属装置の装着位置を変更する場合のリード
線とリード線保持部材との連結状態を示す斜視図であ
る。
【図7】 図6におけるものとは異なる一例のリード線
保持部材を用いて、付属装置の装着位置を変更する場合
のリード線とリード線保持部材との連結状態を示す斜視
図である。
【図8】 この発明の実施の形態2における回路遮断器
の要部の構成を示す断面図である。
【図9】 図8における回路遮断器の外観を示す断面図
である。
【図10】 図8における回路遮断器のリード線保持部
材の外観を示し、(A)は表面側から視た斜視図、
(B)は裏面側から視た斜視図である。
【図11】 図10における線XI−XIに沿う断面を
示す断面図である。
【図12】 図10におけるものとは異なる一例のリー
ド線保持部材の構成を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態3における回路遮断
器の要部の構成を示す断面図である。
【図14】 図13における回路遮断器のリード線保持
部材の外観を示す斜視図である。
【図15】 図14におけるリード線保持部材の構成を
示す断面図である。
【図16】 従来の回路遮断器の構成を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
11 ケース、12 下カバー、13 凹部、13a
溝、13b 段差部、14 上カバー、15 付属装
置、17 リード線、18,21,22,23 リード
線保持部材、18a,21a,22a 係合部、18
b,21b,22b 長穴、22c 第1の傾斜部、2
2d 第2の傾斜部、22e 切欠き、23a 傾斜
面、23b 折曲面、23c 固定縁部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース、下カバーおよび上カバーで構成
    される筐体内にカセット方式の付属装置を収納してなる
    回路遮断器において、上記下カバーの両側面の上下にわ
    たり表面側に開口して設けられその内面の両側部の対向
    する位置に上下に延在して溝が形成される凹部と、上記
    凹部を覆うように配設されその両側面に上記凹部の両溝
    に嵌合して上下に摺動可能な係合部がそれぞれ形成され
    るとともに上記付属装置の複数のリード線を保持する長
    穴が上下に貫通して形成されるリード線保持部材とを備
    えたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 リード線保持部材は表裏対称に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 長穴は複数個形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 ケース、下カバーおよび上カバーで構成
    される筐体内にカセット方式の付属装置を収納してなる
    回路遮断器において、上記下カバーの両側面の上下にわ
    たり表面側に開口して設けられその内面の両側部の対向
    する位置に上下に延在して溝が、また、上記その内面の
    底部に傾斜面を介して下部が上記表面側に迫り出す段差
    部がそれぞれ形成される凹部と、上記凹部を覆うように
    配設されその両側面に上記凹部の両溝に嵌合して上下に
    摺動可能な係合部がそれぞれ形成されるとともに上記付
    属装置の複数のリード線を保持する長穴が上下に貫通し
    下部において裏面側に開口するように形成され、且つ表
    面の上部側および上記長穴の内面の下部表面側に傾斜部
    が形成されるリード線保持部材とを備えたことを特徴と
    する回路遮断器。
  5. 【請求項5】 リード線保持部材は複数段設置されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の回路遮断器。
  6. 【請求項6】 リード線保持部材は弾性部材で形成され
    るとともに裏面の上下にわたって長穴内と連通し弾性に
    よりリード線の上記長穴内への挿脱を可能とする切欠き
    が形成されていることを特徴とする請求項1、3、4、
    5のいずれかに記載の回路遮断器。
  7. 【請求項7】 ケース、下カバーおよび上カバーで構成
    される筐体内にカセット方式の付属装置を収納してなる
    回路遮断器において、上記下カバーの両側面の上下にわ
    たり表面側に開口して設けられその内面の両側部の対向
    する位置に上下に延在して溝が、また、その内面の底部
    に傾斜面を介して下部が上記表面側に迫り出す段差部が
    それぞれ形成される凹部と、上記凹部を覆うように配設
    され両側面に上記凹部の両溝に嵌合して上下に摺動可能
    な係合部と、上部に裏面から表面に向けて漸次下方に迫
    り出す傾斜面が、また、裏面には上記凹部の段差部に沿
    った折曲面がそれぞれ形成されるとともに上部の両側か
    ら水平に突出して固定縁部がそれぞれ形成されるリード
    線保持部材とを備えたことを特徴とする回路遮断器。
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