JPH10119572A - 自動車用サンバイザーおよびその製造方法 - Google Patents
自動車用サンバイザーおよびその製造方法Info
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- JPH10119572A JPH10119572A JP29720196A JP29720196A JPH10119572A JP H10119572 A JPH10119572 A JP H10119572A JP 29720196 A JP29720196 A JP 29720196A JP 29720196 A JP29720196 A JP 29720196A JP H10119572 A JPH10119572 A JP H10119572A
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Abstract
たサンバイザー、およびかかるサンバイザーを簡単でし
かも効率よく経済的に得ることのできる製造方法を提供
する。 【解決手段】 軸部の側面に抜け防止突起15を有する
天井取付スティ11と、前記天井取付スティに回動可能
に取りつけられるサンバイザー本体20とよりなり、前
記サンバイザー本体はブロー成形品からなる中空板状体
内に、スティ挿通路23の形成されたスティ挿通部材2
2が、中空板状体の外面で開口させて設けられており、
前記スティ挿通路にサンバイザー本体外から前記天井取
付スティの軸部14が挿通されて、前記抜け防止突起が
スティ挿通路の内端に係止する。
Description
ザーおよびその製造方法に関する。
を示す。このサンバイザー50は、サンバイザー本体5
1が天井取付スティ57を介して回動可能に車体天井5
6に取り付けられている。前記天井取付スティ57は金
属棒などが略L字形に形成され、サンバイザー本体51
の取付側では当該サンバイザー本体51をそのスティ5
7の回りに回動可能とし、天井取付側では天井56の面
に沿って回動可能としている。それにより、サンバイザ
ー本体51を、フロントウインド60側だけでなくドア
ウインド61側へも移動させるようにして、乗員が前方
および側方から受ける日光やライト、ネオンなどの眩し
さを軽減するようになっている。
6に示す。符号51はサンバイザー本体、57は天井取
付スティである。図示のように、サンバイザー本体51
の略外形状に形成された軟質ポリウレタン芯材52と段
ボール芯材53とワイヤーフレーム54とを積層し、そ
の表裏を軟質塩化ビニールやファブリックなどからなる
表皮材55,55で一体に覆い、高周波ウェルダーなど
で、点線で示す所定のサンバイザー本体51の形状に溶
着する。さらに、必要であれば前記溶着部分に所定のト
リミングなどを施して製品となしている。前記サンバイ
ザー本体51と天井取付スティ57は、サンバイザー本
体の製造前または後に、前記ワイヤーフレーム54の所
定位置に設けられた筒状のスティ保持部54aに前記天
井取付スティ57の軸部58を挿入し、スティ外れ防止
用のビス59により、サンバイザー本体51をスティ5
7に回動可能に固定することにより組立てられる。
さまざまな材質よりなる複数の部品が組み合わせられて
製造されている。そのため、リサイクルを行なう際の分
解作業が煩雑となる問題があった。特にワイヤーフレー
ム54および前記ワイヤーフレーム54に固定される天
井取付スティ57など、金属製部品も用いられることが
あるので粉砕が困難となっていた。さらに、前記サンバ
イザー50を製造する際には、かかる複数の部品を組み
合わせ正確に位置決めして溶着するのに手間がかかるた
め、製造効率が上げにくくコスト高となりやすい問題も
ある。
問題を解決するために提案されたものであって、外観お
よび精度が良好でリサイクル性に優れたサンバイザー、
およびかかるサンバイザーを簡単でしかも効率よく経済
的に得ることのできる製造方法を提供しようとするもの
である。
軸部を一端側に有する天井取付スティと、前記天井取付
スティの軸部に回動可能に取りつけられるサンバイザー
本体とよりなる自動車用サンバイザーであって、前記天
井取付スティは軸部の側面に抜け防止突起を有し、一
方、前記サンバイザー本体はブロー成形品からなる中空
板状体内に、前記天井取付スティの抜け防止突起位置に
おける断面形状と略等しい形状の溝または孔からなるス
ティ挿通路の形成されたスティ挿通部材が、前記スティ
挿通路の一端を中空板状体の外面で開口させて設けられ
ており、前記スティ挿通路にサンバイザー本体外から前
記天井取付スティの軸部が挿通されて、前記抜け防止突
起がスティ挿通路の内端に係止されるようにしたことを
特徴とする。
形成された軸部を一端側に有する天井取付スティと、前
記軸部が内部に挿通されて回動可能に天井取付スティに
取りつけられるサンバイザー本体とよりなる自動車用サ
ンバイザーの製造方法において、前記サンバイザー本体
の成形に際し、前記サンバイザー本体の成形キャビティ
を備えて型開き状態とされたブロー成形型間にパリソン
を供給するとともに、前記パリソン内に、前記天井取付
スティの抜け防止突起位置における断面形状と略等しい
形状の溝または孔からなるスティ挿通路の形成されたス
ティ挿通部材を保持し、次いで前記ブロー成形型を閉じ
てパリソンをブロー成形することによって、前記パリソ
ンから形成された中空板状体内に前記スティ挿通部材が
固着され、前記スティ挿通路の一端が中空板状体の外面
で開口してなるサンバイザー本体を得ることを特徴とす
る。
を詳細に説明する。図1は本発明の自動車用サンバイザ
ーの分解斜視図、図2はその2−2断面図、図3は天井
取付スティとスティ挿通部材の一例を示す斜視図であ
る。
体に取り付けた状態を概略的に示す断面図、図5は前記
サンバイザーの使用状態を概略的に示す断面図、図6は
サンバイザー本体に天井取付スティを取り付ける工程を
示す要部の斜視図、図7は抜け防止突起がスティ挿通路
に係止された状態を示す要部の斜視図である。
例を示す図で、図8はサンバイザー本体に制動感を付与
することのできるスティ挿通部材の断面図、図9はその
他の例を示す断面図、図10はスティ挿通路を孔によっ
て構成した例を示す断面図、図11はスティ挿通部材に
樹脂流入防止用壁を設けた例を示す斜視図である。
方法の一例を示すもので、図12はブロー成形型間にパ
リソンを供給する工程を示す断面図、図13はスティ挿
通部材の保持構造の一例を示す要部の斜視図、図14は
前記パリソンをブロー成形する工程を示す断面図であ
る。
ー10は、天井取付スティ11とサンバイザー本体20
とからなる。天井取付スティ11は、図のような略L字
形に屈曲形成されており、一端側にサンバイザー本体取
付部12、他端側に天井取付部13がそれぞれ設けられ
ている。この天井取付スティ11の材質としては、ポリ
アセタールやガラス強化ナイロンなどが好ましいが、金
属などを用いることもある。サンバイザー本体取付部1
2は、先端側面に抜け防止突起15を備えた軸部14を
有している。この軸部14は、サンバイザー本体20の
側部外面のスティ取付部21を介してサンバイザー本体
20内部に挿入され、図中の点線で示すスティ挿通部材
22に挿通され、サンバイザー本体20を回動可能に保
持する。
ザー本体20内に埋設されているスティ挿通部材22の
端部と係合して、サンバイザー本体20が当該天井取付
スティ11から脱落するのを防ぐためのもので、前記軸
部14の前端側面から適当な高さに突設されている。
が回動可能に挿通されている。前記天井取付スティ11
は、この取付ブラケット16を自動車天井に取り付ける
ことによって、自動車天井に回動可能に固定される。な
お、前記天井取付部13の先端も、取付ブラケット16
から抜けないように、ブラケットの孔16aよりも大径
とされている。
すように、適当な樹脂をブロー成形して得られる中空の
板状体よりなり、その側部外面の所定位置にスティ挿通
部21が形成されている。このサンバイザー本体20を
構成する材質としては、成形性や経済性など考慮する
と、ポリプロピレンやフィラー入りポリプロピレンなど
が好ましい。なお、前記サンバイザー本体20は中空板
状体の表面を表皮で覆ったものでもよい。
11が回動可能に挿通することのできる孔よりなり、前
記サンバイザー本体20の外面に開口している。前記ス
ティ挿通部21内部には、スティ挿通部材22が固着さ
れている。
20を、前記天井取付スティ11の軸部14に対して回
動自在にかつ抜け落ちることなく保持するためのもの
で、図3に示すように、スティ挿通路23を有してい
る。なお、スティ挿通部材22の材質としては樹脂また
は金属などからなる。
理解されるように、その断面形状が天井取付スティ11
の抜け防止突起15の位置での断面形状と略等しくなる
ように形成されており、前記天井取付スティ11の軸部
14を通すことができるようになっている。このスティ
挿通路23の直径は、前記軸部14の直径と略等しくす
ることが好ましい。軸部14に対してスティ挿通路23
が余りに太いと、サンバイザー本体20ががたついたり
天井取付スティ11に対するサンバイザー本体20の角
度の固定が困難になる。逆に軸部14に対してスティ挿
通路23が細くなると、軸部14の挿入およびサンバイ
ザー本体20の回動が困難となる。符号24はこのステ
ィ挿通路23内で抜け防止突起15が通る切欠部であ
る。なお、本実施例では、この切欠部24をスティ挿通
部材22の外側面に開口させ、スティ挿通路23を図の
ような溝状に形成しているが、スティ挿通路23は外周
の閉じた孔形状でもよい。すなわち、スティ挿通部材2
2を略筒状に形成し、その長手方向に沿った筒内面所定
位置に、前記抜け防止突起15が通る切欠部を溝状に設
けてもよい。
ー本体20が天井取付スティ11を介して自動車天井に
取り付けられ、使用される際の回動範囲において切欠部
24と天井取付スティ11の抜け防止突起15の位置が
一致しない向きとされる。すなわち、図4および図5に
示すように、サンバイザー本体20は、必要により自動
車のフロントウインド60から天井部56まで回動させ
るのであるが、前記切欠部24は、その範囲内では抜け
防止突起15と一致しない位置とする。それにより、サ
ンバイザー使用時の抜け防止突起15とスティ挿通部材
22との係合が完全となり、使用中にサンバイザー本体
20が天井取付スティ11から外れることがなくなる。
20内に、このスティ挿通路23の一端が前記スティ挿
通部21を介してサンバイザー本体20の外面に開口
し、他端がサンバイザー本体20内に開口するようにし
て配置され、サンバイザー本体20構成樹脂に一体に固
着されている。また、前記スティ挿通路23が塞がれな
い範囲で一部が樹脂内に埋設されていてもよい。
20に、前記天井取付スティ11が取り付けられる。図
1および図6に示すように、前記天井取付スティ11の
軸部14が前記サンバイザー本体20のスティ挿通部2
1に挿入される。前記軸部14は、抜け防止突起15と
スティ挿通部材22の切欠部24との位置を合わせるこ
とにより、そのスティ挿通路23内に挿入される。前記
天井取付スティ11の抜け防止突起15が、スティ挿通
部材22のスティ挿通路23を通過して中空成形品内部
に入ったところで、図7に示すように、スティ11また
はサンバイザー本体20を適当に回転させる。それによ
り、前記抜け防止突起15がスティ挿通路23の開口端
面23aに係合して天井取付スティ11がサンバイザー
本体20に速やかに取り付けられ、その後、天井取付ス
ティ11が自動車天井に固定される。
は、前記天井取付スティ11を天井から外し、次いで天
井取付スティ11またはサンバイザー本体20を回し
て、再び図6のように前記抜け防止突起15とスティ挿
通路23の切欠部24との位置を合わせれば、サンバイ
ザー本体20から天井取付スティ11を速やかにかつ確
実に抜き取ることができ、リサイクルなどで分解が必要
な場合に極めて便利で作業性にも優れている。
実施例に使用した天井取付スティ11には、軸部14に
段部17を設けている。この段部17は、当該段部17
と抜け防止突起15との間の長さaをスティ挿通路23
の筒方向の長さbと略等しくし、その位置の天井取付ス
ティ11の直径を前記スティ挿通部材22のスティ挿通
路23の直径よりも大としている。この構造によれば、
前記天井取付スティ11を、前記段部17が前記スティ
挿通部材22の開口端面23bに当接するまで挿入して
回動させれば、軸部14の挿入長さが決定し抜け防止突
起15をスティ挿通路23の開口端面23aに速やかに
係合させることができる。
例を示す。図8に示すスティ挿通部材22Aはスティ挿
通路23Aを図のような略六角形に形成し、その一側を
スティ挿通部材22Aの外側に開口する切欠部24Aと
している。この構造のスティ挿通部材と共に用いられる
天井取付スティの断面を並べて示した。図示のように、
この天井取付スティ11Aは、軸部14Aを前記六角形
のスティ挿通路23に嵌合する断面六角形とし、その一
側に前記切欠24Aに嵌合する抜け防止突起15Aが設
けられている。この構造によれば、スティ挿通部材22
Aを軸部14Aの回りに回動させる場合、スティ挿通路
23Aと軸部14Aとが60°回転させる毎に嵌まり合
うので、スティに対するサンバイザー本体の回動に制動
感を与えることができる。
挿通路に沿って複数の凹面部26Bが設けられている。
天井取付スティ11Bの軸部14Bの外面には、前記凹
面部26Bと嵌合する凸部16Bを設けているので、ス
ティ挿通部材22Bの回動に伴い前記凹面部26Bと凸
部16Bとが順次嵌合するため、サンバイザー本体の回
動時の感触が良好で、しかも、サンバイザー本体を所望
の角度位置で確実に固定させることができる。
な筒状とし、その筒孔部分をスティ挿通路23Cとした
例である。前記スティ挿通路23Cの内面所定位置に
は、天井取付スティの抜け防止突起が嵌まる切欠部24
Cが溝状に設けられている。
スティ挿通路23Dの開口端面25Dの外周に樹脂流入
防止用壁26Dを設けた例である。この樹脂流入防止用
壁26Dは、サンバイザー本体をブロー成形する際、前
記スティ挿通路23D内にパリソンの溶融樹脂が流入す
るのを阻止し、スティのスムーズな挿通および回動を確
実に行なうようにするためのものである。
ば、サンバイザー本体がブロー成形で得られる中空成形
品よりなるので、従来のように多くの種類のシートなど
を積層する必要がなく製造が簡単で製品精度も良好であ
る。また、天井取付スティはサンバイザー本体に簡単に
取り付けることができて係合は確実である。しかも、天
井取付スティとサンバイザー本体とは、天井取付スティ
またはサンバイザー本体を回動させて前記抜け防止突起
と切欠部との位置を合わせれば容易に分離することがで
きるので、リサイクルにも大変都合がよい。さらに、前
記切欠部と天井取付スティの抜け防止突起との位置関係
を、サンバイザー本体の使用時にはその回動外の範囲で
のみ両者の位置が一致するように設けることによってサ
ンバイザー本体が使用時にスティから抜けるということ
がなくなる。
製造方法について説明する。この製法は、公知のブロー
成形を利用して前記サンバイザー本体を製造するもので
ある。本実施例ではパリソンの供給工程とブロー成形工
程とに分けて説明する。図12に示すように、パリソン
供給工程では、二つの分割型31a,31aよりなるブ
ロー成形型31の間に、パリソン供給装置32から所定
厚みのパリソンPが押し出される。前記分割型31a,
31aのパーティング面34には、型閉めにより合着し
て一の製品キャビティを構成する成形キャビティ33を
備えている。また、パリソン供給装置32は、前記分割
型31a,31aの対向するパーティング面34間に、
溶融状態のパリソンPを連続的または断続的に供給す
る。なお、本発明の自動車用サンバイザーの成形に好ま
しく用いられる樹脂材料としては、所望によりフィラー
などを添加して物性が調整されたポリプロピレンであ
る。
すように、サンバイザー本体20の成形に際し、前記ス
ティ挿通部材22が、あらかじめキャビティ33内の所
定位置に所定の方向に向けて保持されている。すなわ
ち、前記スティ挿通部材22は、そのスティ挿通路23
の両方の開口端面のうち一方23aはキャビティ33の
内方に位置し、他方23bはキャビティ33の外方側に
配置されるように保持される。すなわち、パリソンPを
中空板状体にブロー成形した際、スティ挿通部材22を
中空板状体の樹脂内に埋設するとともに、成形品内と成
形品外面とを連通して開口させるようにする。
2を保持する方法としては、種々考えられるが、パリソ
ンにガスを注入するブローピンを利用するのが好適であ
る。それにより、スティ挿通部材を保持するための新た
な治具を用いることなく、しかも成形品の他の部分にブ
ロー用の孔を設ける必要がないので、経済的で製品外観
も良好となる。図13にその例を示す。図示されるよう
に、ブローピン40のエア吹き出し口41に、外周が前
記スティ挿通路23の断面形状と略等しいホルダー部4
2が設けられている。このホルダー部42は前記エア吹
き出し口41と連通する筒状に形成されており、前記ス
ティ挿通部材22を嵌めた状態で保持しながらエアの吹
き出しができるようになっている。前記ホルダー部42
は前記エア吹き出し口41に着脱可能とし、スティ挿通
路23の形状に合わせていくつか用意しておくことが望
ましい。それにより、前記サンバイザー本体20の形状
や材質の変更などにより、スティ挿通路23の形状が変
わった場合でも速やかに対応することができる。
定肉厚のパリソンPが前記分割型31a,31aの両パ
ーティング面34間に必要長押し出され、前記ブローピ
ン40先端のホルダー部42に嵌められたスティ挿通部
材22がパリソンP内の所定位置に配置される。その
後、前記分割型31a,31aを合着型閉めする。図1
2から理解されるように、前記ブロー成形型31の所定
位置にはブローピン挿通溝35が形成されており、その
ブローピン挿通溝35によって前記ブローピン40が挟
持される。
形工程では、型外に設けられた適当なガス供給装置によ
り、前記ブローピン40のエア吹き出し口41からガス
を出し、キャビティ33内のパリソンPをブロー成形す
る。ガスにより膨らんだパリソンPは、キャビティ33
面に密着しその形状に賦形される。スティ挿通部材22
は、溶融したパリソンにより、スティ挿通路23の一端
の開口23aが中空成形品の外面に向けて開口した状態
で当該中空成形品内部に固着されている。成形後、前記
ブローピン40を成形型31から引き抜くとともに、成
形品を冷却する。そして成形型を開いて成形品を脱型
し、所望によりバリなどの不要部分のトリミングなどを
施してサンバイザー本体とする。また、得られたサンバ
イザー本体を芯材とし、その表面を所望の表皮材によっ
て被覆してもよい。なお、天井取付スティは、公知の金
属切削加工や曲げ加工あるいは樹脂の射出成形成形など
によって容易に成形され、その後のサンバイザーの組み
立てに用いられる。
自動車用サンバイザーおよびその製造方法によれば、サ
ンバイザー本体がブロー成形よりなる中空板状体である
ため、製造が極めて簡単で精度もよく、成形コストを大
幅に低減することができる。また、サンバイザー本体と
天井取付スティとの組み付けは、スティ挿通部材のステ
ィ挿通路と抜け防止突起とを嵌合し、前記スティ挿通路
内端と抜け防止突起とを係合させるだけなので、組立が
簡単でその係合も確実である。また、サンバイザー本体
と天井取付スティとの分解も速やかに効率よく行なうこ
とができて、リサイクル性も良好である。さらに、前記
抜け防止突起とスティ挿通路内端との係止の解除が、サ
ンバイザー本体の使用時の回動範囲外で成されるように
したものにあっては、サンバイザーの使用時に、サンバ
イザー本体がスティから抜け落ちることがまったくなく
なる。
ある。
斜視図である。
を概略的に示す断面図である。
面図である。
る工程を示す要部の斜視図である。
を示す要部の斜視図である。
きるスティ挿通部材の断面図である。
断面図である。
例を示す斜視図である。
示す断面図である。
の斜視図である。
面図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 軸部を一端側に有する天井取付スティ
と、前記天井取付スティの軸部に回動可能に取りつけら
れるサンバイザー本体とよりなる自動車用サンバイザー
であって、 前記天井取付スティは軸部の側面に抜け防止突起を有
し、 一方、前記サンバイザー本体はブロー成形品からなる中
空板状体内に、前記天井取付スティの抜け防止突起位置
における断面形状と略等しい形状の溝または孔からなる
スティ挿通路の形成されたスティ挿通部材が、前記ステ
ィ挿通路の一端を中空板状体の外面で開口させて設けら
れており、前記スティ挿通路にサンバイザー本体外から
前記天井取付スティの軸部が挿通されて、前記抜け防止
突起がスティ挿通路の内端に係止されるようにしたこと
を特徴とする自動車用サンバイザー。 - 【請求項2】 請求項1において、スティ挿通路に対す
る天井取付スティの軸部の挿入および抜き取りがサンバ
イザー本体の使用時の回動範囲外でのみ可能となるよう
に、前記スティ挿通路および抜け防止突起が形成されて
いることを特徴とする自動車用サンバイザー。 - 【請求項3】 側面に抜け防止突起の形成された軸部を
一端側に有する天井取付スティと、前記軸部が内部に挿
通されて回動可能に天井取付スティに取りつけられるサ
ンバイザー本体とよりなる自動車用サンバイザーの製造
方法において、 前記サンバイザー本体の成形に際し、前記サンバイザー
本体の成形キャビティを備えて型開き状態とされたブロ
ー成形型間にパリソンを供給するとともに、前記パリソ
ン内に、前記天井取付スティの抜け防止突起位置におけ
る断面形状と略等しい形状の溝または孔からなるスティ
挿通路の形成されたスティ挿通部材を保持し、次いで前
記ブロー成形型を閉じてパリソンをブロー成形すること
によって、前記パリソンから形成された中空板状体内に
前記スティ挿通部材が固着され、前記スティ挿通路の一
端が中空板状体の外面で開口してなるサンバイザー本体
を得ることを特徴とする自動車用サンバイザーの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29720196A JP3660766B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 自動車用サンバイザー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP29720196A JP3660766B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 自動車用サンバイザー |
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JP29720196A Expired - Fee Related JP3660766B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 自動車用サンバイザー |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3660766B2 (ja) |
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WO2019049306A1 (ja) * | 2017-09-08 | 2019-03-14 | 河西工業株式会社 | 自動車用サンバイザの取付け構造 |
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1996
- 1996-10-17 JP JP29720196A patent/JP3660766B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2019049306A1 (ja) * | 2017-09-08 | 2019-03-14 | 河西工業株式会社 | 自動車用サンバイザの取付け構造 |
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JP3660766B2 (ja) | 2005-06-15 |
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