JP3393543B2 - 内部リブ構造を有するブロー成形品の製造方法及び成形品 - Google Patents

内部リブ構造を有するブロー成形品の製造方法及び成形品

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一体的に形成された内部
リブ構造で全体的に、或いは重点的に補強されたブロー
成形品の製造方法、及びそのようにして得られる成形品
に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決するための課題】プラスチッ
ク製品はあらゆる分野で用いられているが、製造に際し
ては使用目的に応じて様々な成形法の中から適当な方法
が採用される。例えば、製品の特定の箇所に荷重や大き
い力が作用する可能性がある場合、安全性を確保するた
めに、補強が容易なインジェクション成形法が採用され
ることが多い。そのような製品として、ドア、自動車等
のリクライニングシート、椅子のヘッドレストやアーム
レスト、ベッドのガード、ヨット、車のバンパー等が例
示できる。即ち、ドアやリクライニングシートは、取り
付け箇所のヒンジ部分にピンやパイプ等の連結管を挿入
することで連結され、該ピン−ヒンジ機構により揺動自
在に支持されるものであるが、該連結部分にはドア等の
自重と、開閉動作に伴う力が繰り返し作用するために、
適切な補強が必要となる。又、自動車の部品であるバン
パー、ヘッドレスト、及びヨット(マスト等の取付け部
分)も非常に大きい力を受けることから、十分な補強を
要する。プラスチック製品を補強するには、インジェク
ション成形法によって力が作用する箇所のみを肉厚に成
形したり、成形品に補強材を接着又はネジ止めする方法
がとられる。
【0003】しかし、前者の方法による製品は、単純な
荷重に対してはある程度補強効果があるが、繰り返し加
わる力、様々な方向からの衝撃力には効果が不十分であ
る。後者の方法による製品は、補強部位が破損し易く、
材質の相違によるトラブルが多いという問題点を有す
る。又、繁雑な操作と2種以上のプラスチック及び/又
は金属等の複数の材料を用いるので、製造コストが高く
資源の再利用が妨げられるという問題を有する。これら
の課題は、ブロー成形法で適切に補強された製品が得ら
れれば解決されると考えられる。しかし、従来のブロー
成形法では、ごく狭い範囲であれば金型を適宜操作して
肉厚に成形することも可能であるが、十分な補強が達成
できる程、肉厚に成形することはできず、金属等の補強
材を接着又はネジ止めする方法に頼らざるを得なかっ
た。このようにして得られる製品は、上記のごとく様々
な問題点を有する。
【0004】例えば、ドアやヘッドレスト等の連結管−
ヒンジ機構を介して連結される製品の場合、通常、ブロ
ー成形で製造した部品の、ヒンジとの連結に相当する部
分に適当な大きさの穴をあけるか、予め穴をあけた部品
を成形し、そこに連結管を挿入し、ビスやリベットで連
結しているが連結管挿入部分のみに十分な厚みを持たす
ことは困難であった。そこで、全体を肉厚にするか細い
連結管を用いることになり問題点が解決されるに至って
いない。一例として、従来法で得られるドアの支柱取付
け部位の構造を図19に示す。図19から明らかに、こ
のドアの一側には上下方向に貫通するパイプ状の支柱1
6が設けられている。このように長いパイプを用いなけ
ればならない理由は、それが中空のドアの2側面で支え
られているに過ぎず、強度が弱いことにある。徒に長い
パイプが必要なばかりか、安全性の観点から支柱16を
太くするには、ドアを分厚く成形しなければならず、設
計上も問題であった。同様の問題点は、補強を要する様
々なプラスチック製品全般に共通して存在しており、補
強されたプラスチック製品を効率良く製造する方法が必
要とされていた。
【0005】既に、内部に平面的なリブ構造を有するブ
ロー成形品が提案されている(特公平2−49975号
公報及び特開平6−71739号公報)が、この従来構
造のリブはリブが形成する平面に垂直な圧力に対しては
抵抗力が弱いという問題点を有していた。従って、上記
の技術的課題を解決し、全体的に或いは重点的に補強さ
れた、安全性の高いプラスチック製品を効率良くブロー
成形法で製造する一般的な方法の開発が待たれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決することを目的として鋭意研究を重ねた結果、
ブロー成形法において、金型と該金型のキャビティーに
挿入するインサートとを特定の方法で組合わせて用いる
ことにより、一体成形された内部リブ構造を有する製品
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、相対する一対の金型の間に筒状の樹脂
パリソンを垂下させ、該金型を閉じた後、加圧空気を吹
込んでキャビティー内に樹脂の中空体を形成することか
らなるブロー成形法において、一対の金型で形成される
キャビティーの位置に、予めその外側から侵入自在なイ
ンサートを挿入して垂下する筒状の樹脂パリソンを折曲
げ、その折曲げ部分を介してインサートと閉じた金型の
少なくとも一方の金型の内側面とを接触させた後、加圧
空気を吹込むことにより該樹脂の折曲げ部分からなるリ
ブを有する中空体を形成することを特徴とする、一体的
な内部リブ構造を有するプラスチック製品の製造方法を
提供するものである。
【0007】上記の構成から明らかに、本発明方法で
は、一対の金型で形成されるキャビティーにインサート
を挿入し、少なくとも一方の金型の内側面と、折曲げら
れた樹脂を介して接触させて成形するので、樹脂の折曲
げ部分に由来するリブが一体的に形成される。所望の構
造及び/又は位置にリブを有する成形品は、金型内側面
の構造、インサートの数や構造、金型とインサートの相
互関係を適宜変化させることにより随意製造できる。以
下に、本発明の実施態様について説明するが、本発明は
これらに限定されるものではなく、本発明の範囲内で可
能な様々な態様を包含することは、当業者ならば容易に
認識するところである。
【0008】インサートは、樹脂の折曲げ部分を介して
一対の金型の少なくとも一方の内側面と接触するが、そ
の数に応じて形成されるリブの数が適宜増加される。金
型のいずれか一方又は両方の内側面に突部を設け、該突
部とインサートとを、樹脂の折曲げ部分を介して接触さ
せることにより、中空体の内部空間をより広くすること
ができると同時に、リブ構造の立体化が可能となる。突
部は固定して、又はスライド可能に設けることができ
る。突部の位置、数、サイズ、方向等は任意である。例
えば、ドア等、連結部分が1カ所である製品の場合は1
つでもよいが、ヘッドレストやリクライニングシート
等、連結部分が2カ所以上の製品の場合は少なくとも2
つ以上、自動車のバンパー等、様々な方向からの衝撃を
受ける製品の場合は複数の突部が必要となるであろう。
【0009】突部は、金型が閉じられたとき、樹脂を外
側から押し込み或いは折曲げ、インサートによって折曲
げられた樹脂部分と接触するので、成形品には突部に起
因する痕跡が残ることになる。従って、表面が露出した
まま用いられ、かつ表裏がある製品(例、アームレス
ト)の場合は、一方の金型のみに突部を設けるとよい。
他方、表面が露出しない、或いは痕跡が問題でない製品
であれば、金型の両方に突部を設けることができる。こ
の場合、相対する突部は協同して、あるいは単独でイン
サートとの間にリブを形成する。前者の場合、成形品の
1側から他側まで連続するリブを形成することができ、
補強効果はさらに増大する。この方法はヘッドレスト、
バンパービーム、ヨットなど多くの製品に好適である。
突部の形状は任意であるが、成形品に残る瘢痕が小さ
く、リブの形成に要する樹脂の量が少ないことから、ピ
ン状が好ましく、丸又は少し平らなピン状体がより好ま
しい。
【0010】インサートは、パリソンの垂下前、垂下と
連動して、あるいは、垂下した後のいずれに挿入しても
よい。インサートの形状、数及びサイズは、目的に応じ
て任意に選択されるが、好ましくはロッド、パイプ又は
ピン状の棒状体である。先端や中間部分が太くあるいは
細く形成されてもよい。或いは、適当な位置に突起が設
けられたり、L、T字形、又は複数のインサートが基部
で1体となった櫛形であってもよい。インサートの挿入
位置、方向は、キャビティー内に垂下するパリソンを外
側から折曲げ、少なくとも1カ所で金型の内側面又は突
部と鋭角〜鈍角の角度で適切な間隔を空けて接近する限
り、任意である。ここに、適切な間隔とは、インサート
が突部と樹脂を介して接触するに必要な間隔を意味す
る。インサートの先端はキャビティー内部に止まるか、
貫通して外部に突出する。金型からの挿入部位は、一対
の金型の合わせ目が好ましいが、それ以外の部位であっ
てもよい。
【0011】インサートはリブを形成する手段であると
同時に、他の機能をも有することができる。即ち、イン
サートを成形後、中空体から抜き取ることも残存させる
こともできる。前者の場合、用途に応じてインサートの
挿入部位を閉鎖するか開口させる。開口部はリブで補強
されており、ヒンジや取っ手取り付けの部位として有用
である。或いは、インサートが取っ手や連結部分として
機能する場合、そのまま中空体に残存させておけばよ
い。
【0012】具体的な操作法として、a)金型が閉じら
れた時点又はb)吹込み成形が完了した時点でインサー
トを除去するか、c)成形品に残存させる。その結果、
a)の場合、内部構造としてのリブを有する成形品、
b)の場合、リブで補強された開口部を有する成形品、
c)の場合、リブで補強された挿入体を有する成形品が
得られる。本発明方法で形成されるリブは、樹脂の折曲
げ部分で構成されており、2重構造を有するために、極
めて強固である。なお、本明細書では、該方法で形成さ
れるリブを折返しリブと称することもある。
【0013】本発明のブロー成形法には、当該技術分野
で用いられる熱可塑性樹脂を用いることができ、そのよ
うな樹脂原料として、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS、ナイロン及
びそれらの複合体材料を挙げることができる。本発明方
法によって製造することができる製品は多岐にわたって
いるが、ドア、自動車等のリクライニングシート、椅子
のヘッドレストやアームレスト、ベッドのガード、或い
はヨット、車のバンパー等が例示できる。
【0014】
【作用】本発明方法によれば、通常のブロー成形の工
程、垂下する筒状パリソンをインサートで折曲げて金型
の内側とインサートを該折曲げた樹脂部分を介して接触
させることで、中空体の内部に2重構造のリブ構造が一
体的に形成される。
【0015】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明方法を詳しく説
明する。ただし、この実施例は、本発明の好ましい実施
態様を例示したものであり、本発明の範囲を制限するも
のではない。実施例1 ヘッドレスト 図1〜5を参照してヘッドレストの製造工程を説明す
る。図中、1は押し出し機、2はヘッドであり、3a及
び3bは金型である。金型3aの内側にはピン状の突部
4a及び5aが設けられている。金型3bの内側には、
これら4a、5aと対称な位置にピン状突部4b、5b
が設けられている。金型3a及び3bの下方には、イン
サート挿入口6及び7を構成する溝6a、6b及び7
a、7b、並びに吹込み穴8を構成する溝8a、8bが
刻設されている。従って金型3a及び3bを閉じると、
金型の外側から内側に貫通するインサート挿入口6及び
7、並びに吹込み穴8が形成される。9及び10はイン
サートであり、金属、木、硬質又は軟質プラスチック等
でパイプ状に形成され、保持体11に着脱自在に支持さ
れている。インサート9及び10の先端には係止用の凹
部を刻設してもよい。12は吹込み口である。
【0016】工程1(図1):溶融状態の樹脂からなる
筒状パリソンPがヘッド2から射出される。 工程2(図2):保持体11をパリソンPに向かって移
動させると同時に吹込み口12を上昇させ、パリソンP
に折曲げ部分を形成する。 工程3(図3):金型3a及び3bを閉め、突部4a、
4bの先端と、挿入口6から挿入されたインサート9の
先端を、樹脂の折曲げ部分を介して接触させる。突部5
a、5bと、挿入口7から挿入されたインサート10
も、同時に、樹脂の折曲げ部分を介して接触させる。 工程4(図4):吹込み口12から加圧空気を吹込み、
成形を行った後、金型に押し付けて冷却する。 工程5(図5):金型3a及び3bを開き、保持体11
と共に吹込み口12を下降させる。ただし、インサート
9及び10は保持体11から離脱させる。図中、13及
び14は、突部4及び5と、インサート9、10との相
互作用によって形成された折返しリブであり、一緒にな
って立体的なリブを構成しており、インサート9及び1
0はヘッドレストの一部として残存している。 次に、パリソンの上バリ及び下バリを常法通り除去し、
立体的なリブ(13、14)を有する、ヘッドレストの
完成品を得る。図6は上記の方法で製造されたヘッドレ
ストの一部を切欠して内部構造を示した斜視図である。
図6から明らかに、該ヘッドレストには、リブ13及び
14が一体的に形成されている。
【0017】実施例2 ドア 実施例1と同様にしてドアを製造する。ただし、図7に
示すように、保持体11に支持されたインサート9及び
10は、それぞれ、ドアの支柱及びロック用のピンを挿
嵌するための穴を形成するものであり、保持体11に固
定して設けられている。これらインサート9、10は金
型3a及び3bで形成されるキャビティー下方から挿入
され、パリソンPの両側を、外から内側に向かって折曲
げるよう配置されている。実質上、実施例1の工程1〜
5と同様にしてドアを製造する。ただし、工程3におい
て、インサート9及び10は、樹脂の折曲げ部分を介し
て金型3a及び3bの内側面と接触する(図8参照)。
又、工程5において、保持体11と共にインサート9及
び20を下げ、ドアロックのためのピン及び支柱の挿入
口を開口させる(図9参照)。図10はドア完成品の斜
視図であり、ドアロック用のピン15、及び支柱16が
挿入されている。これら各要部を図11及び12に示
す。図11及び12から明らかに、ピン15及び支柱1
6の挿入口は、一体的に形成されたリブ13で補強され
ている。
【0018】実施例3 ドア 実施例2と同様にしてドアを製造する。ただし、図13
に示すように、金型3a及び3bに突部4a,5a及び
4b,5bが設けられており、インサート9、10によ
り折曲げられた樹脂を介してインサート9及び10と接
触するよう構成されている。完成したドアのドアロック
用ピン15及び支柱16の挿入口部分を図14及び15
に示す。図14及び15から明らかに、ピン15及び支
柱16の挿入口は、立体的なリブ13及び14で補強さ
れている。実施例1と同様にして、自動車のバンパーレ
インホースメント、アームレスト及びヨットを製造し
た。各製品の1部を欠失した斜視図を図16、17及び
18に示す。なお、図18において17はマストであ
る。
【0019】
【効果】本発明方法によれば、全体的に、或いは、所望
の箇所が一体成形のリブで重点的に補強されたプラスチ
ック製品をブロー成形法で効率良く製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヘッドレストの製造工程の第1段階を示す説
明図。
【図2】 ヘッドレストの製造工程の第2段階を示す説
明図。
【図3】 ヘッドレストの製造工程の第3段階を示す説
明図。
【図4】 ヘッドレストの製造工程の第4段階を示す説
明図。
【図5】 ヘッドレストの製造工程の第5段階を示す説
明図。
【図6】 ヘッドレスト成形品の一部を切欠した斜視
図。
【図7】 ドアの製造工程の第1段階を示す説明図。
【図8】 ドアの製造工程の第2〜4段階を示す説明
図。
【図9】 ドアの製造工程の第5段階を示す説明図。
【図10】 ドア完成品の斜視図。
【図11】 ドア完成品のロックピンの取り付け部位の
内部構造を示す断面図。
【図12】 ドア完成品の支柱の取り付け部位の内部構
造を示す断面図。
【図13】 他の実施態様のドア製造工程を示す説明
図。
【図14】 他の実施態様によるドア成形品のロックピ
ンの取り付け部位の内部構造を示す断面図。
【図15】 他の実施態様によるドア成形品の支柱の取
り付け部位の内部構造を示す断面図。
【図16】 自動車のバンパーレインホースメントの一
部を切欠した斜視図。
【図17】 アームレストの一部を切欠した斜視図。
【図18】 ヨットの一部を切欠した斜視図。
【図19】 従来技術によるドアの支柱取り付け部位の
内部構造を示す断面図。
【符号の説明】
P パリソン 3a,3b 金型 4a,4b及び5a,5b 突部 6a,6b,7a,7b 挿入口 9,10 インサート 11 保持体 13,14 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−143396(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/00 - 49/80

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対する一対の金型の間に筒状の樹脂パ
    リソンを垂下させ、該金型を閉じた後、加圧空気を吹込
    んでキャビティー内に樹脂の中空体を形成することから
    なるブロー成形法において、一対の金型で形成されるキ
    ャビティーの位置に、予めその外側から侵入自在なイン
    サートを挿入して垂下する筒状の樹脂パリソンを折曲
    げ、その折曲げ部分を介してインサートと閉じた金型の
    少なくとも一方の金型の内側面とを接触させた後、加圧
    空気を吹込むことにより該樹脂の折曲げ部分からなるリ
    ブを有する中空体を形成することを特徴とする、一体的
    な内部リブ構造を有するプラスチック製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 インサートが樹脂の折曲げ部分を介して
    一対の金型の両方の内側面と接触する請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方の金型の内側面に突部が
    設けられており、該突部とインサートとが樹脂の折曲げ
    部分を介して接触する請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 相対する一対の金型の間に筒状の樹脂パ
    リソンを垂下させ、該金型を閉じた後、加圧空気を吹込
    んでキャビティー内に樹脂の中空体を形成することから
    なるブロー成形法において、少なくとも一方の金型の内
    側面に突部が設けられており、一対の金型で形成される
    キャビティーの位置に、予めその外側から侵入自在なイ
    ンサートを挿入して垂下する筒状の樹脂パリソンを折曲
    げ、その折曲げ部分を介してインサートと閉じた金型の
    少なくとも一方の金型の内側面に形成された前記突部
    を接触させた後、加圧空気を吹込むことにより該樹脂の
    折曲げ部分からなるリブを有する中空体を形成すること
    を特徴とする、一体的な内部リブ構造を有するプラスチ
    ック製品の製造方法。
  5. 【請求項5】 突部が両方の金型の内側に設けられてい
    請求項3又は4記載の方法。
  6. 【請求項6】 突部が一対の金型において、互いに対称
    的な位置に設けられている請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 突部がピン状に形成されている請求項3
    〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 インサートがキャビティーの位置に底部
    から挿入される請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 インサートがキャビティーの位置に側方
    から挿入される請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 インサートが棒状に形成されている
    求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 インサートの先端がキャビティーの内
    部に止まっている請求項1〜10のいずれかに記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 インサートの先端がキャビティーの外
    部に突出する請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 樹脂中空体からインサートを抜き取る
    工程をも含む請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 インサートの挿入部位を閉鎖する工程
    をも含む請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 インサート挿入部位を開口させておく
    工程をも含む請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 中空体にインサートを残存させる工程
    をも含む請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 リブが2重構造の折返しリブである請
    求項1〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれかに記載の方
    法で製造されたプラスチック製品。
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