JPH0764034B2 - 取付部をもつブロ−成形品の製造方法 - Google Patents

取付部をもつブロ−成形品の製造方法

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JPH0764034B2
JPH0764034B2 JP6935587A JP6935587A JPH0764034B2 JP H0764034 B2 JPH0764034 B2 JP H0764034B2 JP 6935587 A JP6935587 A JP 6935587A JP 6935587 A JP6935587 A JP 6935587A JP H0764034 B2 JPH0764034 B2 JP H0764034B2
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mounting portion
molding
molded body
blow
peripheral wall
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JP6935587A
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JPS63233825A (ja
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茂 藪谷
清彦 柘植
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はボルト、ビス等により他部品に取付けられる取
付部をもつブロー成形品の製造方法に関する。本発明の
製造方法は、自動車の空調装置に用いられるエアダクト
等を製造するのに有用である。
[従来の技術] 例えば自動車には、空調装置により供給される温風又は
冷風を車室内に供給するために、エアダクトが用いられ
ている。このエアダクトは一般に合成樹脂からブロー成
形法により形成され、車体の所定位置に固定する必要が
あるために、通常取付金具が取付けられている。
たとえば第10図に示すように、エアダクトに断面L字状
の金具100がリベット等により固定され、その金具100に
設けられた取付穴によりボルト等で車体の所定箇所に取
付けられる構成が知られている。
しかしながらこの種の取付金具を用いる場合では、部品
点数や組付工数が増大し、製造コストが高くなるという
問題があった。そこでこのような不具合を解決するもの
として、本件出願人は実開昭61−111717号公報に、パー
ティングラインから突出し中空状本体と一体的に形成さ
れた取付部をもつブロー成形品を提案している。このよ
うに取付部を一体的にブロー成形により形成すれば、金
具等を取付ける必要がないので上記不具合を解決するこ
とができる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した実開昭61−111717号公報にかかわるブロー成形
品においては、ブロー成形特有の理由により取付部はパ
ーティングライン上に位置する必要がある。そのため得
られる成形品の形状に制約があった。又ブロー成形にお
いては、パリソンが挿入されるキャビティの中央部より
遠い型面ほど得られる成形体の肉厚が薄くなる。従って
パーティングラインに取付部を形成しようとすると、取
付部は先端部ほど薄肉形状となり易く、板厚の確保が不
十分となる不具合があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、一体
的に取付部を形成でき、取付部の位置の自由度が増大
し、かつ取付部の板厚が確保できるブロー成形品の製造
方法を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の取付部をもつブロー成形品の製造方法は、ブロ
ー成形法により中空状の成形体を成形する成形工程と、 成形体の周壁の一部を切欠いて成形体に連続する舌片部
を形成する切欠き工程と、 舌片部を周壁と垂直方向へ曲げて取付部を形成する曲折
工程と、よりなることを特徴とする。
本発明の製造方法は、成形工程と、切欠き工程と、曲折
工程とより構成される。
成形工程はブロー成形法により中空状の成形体を成形す
る工程である。この成形工程は従来と同様のブロー成形
方法を利用することができ、押出ブロー成形、射出ブロ
ー成形、2枚のシート材を用いたブロー成形等を利用す
ることができる。
切欠き工程は上記成形工程により得られた成形体の周壁
の一部を切欠いて舌片部を形成する工程である。この舌
片部は少なくとも一部が成形体と連続するように切欠か
れる。なお、この舌片部は取付部の位置に形成される。
ところでブロー成形により成形された成形体は、少なく
とも一端部は袋状となっている。従ってこの成形体から
例えばエアダクト等両端が開口となっている成形品を形
成する場合には、その袋状部を切取る必要がある。そこ
で舌片部はその袋状部の一部に形成するのが望ましい。
すなわち切欠き工程ではその舌片部を残して袋状部を切
り取ることが望ましい。このようにすれば切り取られる
袋状部の有効利用を図ることができ、材料ロスの低減を
図ることができる。なお、場合によっては舌片部は成形
体の一部を切抜いて形成することもできる。
曲折工程は上記切欠き工程にて形成された舌片部を成形
体の周壁と垂直方向へ曲げて取付部とする工程である。
即ち舌片部は取付部の取付角度に曲げられる。ここで舌
片部を曲折する場合には、その所定角度に曲げられた形
状を維持させる必要がある。このようにするには、例え
ば舌片部を加温しながら、曲げる、あるいは曲げた後加
温して塑性変形させ、その形状を維持させることができ
る。また単に機械的に曲げるのみで形成することもでき
る。この場合樹脂の弾性(スプリングバック)による曲
げ角度の変化を防止するために種々の方法が考えられ
る。例えば舌片部の曲折部分の肉厚が薄くなるように成
形工程にて成形することができる。又本発明者らの実験
によれば、舌片部を周壁に近づく方向へ180度曲折した
後曲折部分を押圧して塑性変形させ、周壁から遠ざかる
方向へ90度戻すことにより形状を維持させることができ
ることも明らかになっている。
[発明の作用および効果] 本発明の取付部をもつブロー成形品の製造方法では、切
欠き工程と曲折工程とより取付部が形成される。即ちブ
ロー成形法により得られた成形体の一部を切欠いて舌片
部を形成し、その舌片部を曲げることにより取付部を形
成するものである。
従って本発明の製造方法によれば、従来のように各種の
取付金具を必要としないため、部品点数および組付工数
が減少し、製造コストも低減することができる。そして
本発明の製造方法によれば、取付部をパーティングライ
ンの位置に設ける必要がないので形状の自由度が増大
し、かつ取付部の肉厚が先端部ほど薄くなるような不具
合が防止される。
又舌片部を成形体の一端部に閉塞された袋状部の一部か
ら形成する場合には、材料のロスの低減を図ることがで
きる。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。
(成形工程) 第2図に示すように、ポリエチレンを主成分とする押出
材料によりダイ1から筒状に押出されたパリソン2をブ
ロー成形金型3内に配置した。そして第3図に示すよう
に成形型3を閉じ、ノズル11よりパリソン2内部に加圧
空気を供給してパリソンを膨張させ、成形型3の型面に
沿う成形体4を成形した。
得られた成形体4の一端部には、第4図に示すように閉
塞された袋状部41が形成されている。
(切欠き工程) 上記袋状部41は目的とするエアダクトには不必要な部分
であり、切断除去する必要がある。そこでこの切欠き工
程では第4図の破線部に沿って袋状部が切断除去され
た。なおこのとき切断と同時に、成形体4の軸方向に伸
び、端面より突出する舌片部42を切欠いた。その舌片部
42にビス穴を2個穿設し、その状態を第5図に示す。
(曲折工程) 次に第6図〜第9図に示すように、舌片部42を成形体4
の軸方向から90度の方向へ外側へ曲げた。この曲げ方法
は、まず第7図に示すように舌片部42を成形体4の周壁
に沿うように180度曲げた。そしてプレスにより曲折部
分42aを矢印A、A′方向へプレスして圧縮し、第8図
に示すように、曲折部分42aを塑性変形させた。その後
第9図に示すように曲げられた部分を90度戻し、これに
より取付部43を形成した。この取付部43は曲折部分42a
が圧縮され塑性変形しているためにスプリングバックが
生じず90度の所定角度を維持している。
得られた成形品の形状を第1図に示す。この成形品は取
付部43により、一端が車体に設けられた車湿に連室する
開口部分に取付けられる。又取付部43をもたない他端は
自動車用空調装置の開口に取付けられる。
即ち本実施例の製造方法によれば、取付部の肉厚は十分
確保でき、又取付部はパーティングライン以外の位置に
設けることができる。そして得られた成形品は従来のよ
うなL字状の金具等が不要となり、コストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の1実施例の製造方法に関する
ものであり、第1図は得られた成形体の斜視図、第2図
はパリソンを金型に配置した状態を示す成形金型の説明
断面図、第3図は型締めしてブロー成形を行っている状
態を示す成形金型の説明断面図、第4図は成形工程で得
られた成形体の一端部の斜視図、第5図は切欠き工程後
の成形体の一端部の斜視図、第6図は第5図の平面図、
第7図〜第9図は曲折工程を行っている状態を示す第6
図相当の平面図である。第10図は従来の製造方法により
得られた成形品の要部斜視図である。 1……ダイ、2……パリソン 3……金型、4……成形体 11……ノズル、41……袋状部 42……舌片部、43……取付部 42a……曲折部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形法により中空状の成形体を成形
    する成形工程と、 該成形体の周壁の一部を切欠いて該成形体に連続する舌
    片部を形成する切欠き工程と、 該舌片部を該周壁と垂直方向へ曲げて取付部を形成する
    曲折工程と、よりなることを特徴とする取付部をもつブ
    ロー成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】成形工程は一端部に閉塞された袋状部をも
    つ成形体を形成する工程であり、切欠き工程は該袋状部
    を切欠きその一部周壁から舌片部を形成する工程である
    特許請求の範囲第1項記載の取付部をもつブロー成形品
    の製造方法。
  3. 【請求項3】曲折工程は舌片部を周壁に近づく方向へ18
    0度曲折した後曲折部分を押圧して塑性変形させ、該周
    壁から遠ざかる方向へ90度戻すことにより行う特許請求
    の範囲第1項記載の取付部をもつブロー成形品の製造方
    法。
JP6935587A 1987-03-24 1987-03-24 取付部をもつブロ−成形品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0764034B2 (ja)

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JPS63233825A JPS63233825A (ja) 1988-09-29
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TR202101823A2 (tr) 2021-02-09 2021-03-22 Oezler Teknoloji Hizmetleri Anonim Sirketi Kendi̇nden montaj parçasina sahi̇p bi̇r hava kanali

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