JPH10118850A - 放電加工機 - Google Patents

放電加工機

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JPH10118850A
JPH10118850A JP27841596A JP27841596A JPH10118850A JP H10118850 A JPH10118850 A JP H10118850A JP 27841596 A JP27841596 A JP 27841596A JP 27841596 A JP27841596 A JP 27841596A JP H10118850 A JPH10118850 A JP H10118850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
machine frame
electric discharge
tank
lower base
Prior art date
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Pending
Application number
JP27841596A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Shimizu
宏一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降式加工槽を備えた放電加工機において、
加工液の温度変化に伴う機枠の熱変形を吸収して、電極
と加工物との相対変位を効果的に抑制する。 【手段】 機枠7の内側に加工槽4を昇降可能に設け、
その内側に加工物18を載せるテーブル19を配置し、
機枠7の底壁27にテーブル19を支持する下台2を立
設する。ベッド1上にサドル21、コラム22、ヘッド
16を介し電極17を直交3軸方向へ移動位置決め可能
に支持する。ベッド1を機枠7と別体に設置するととも
に、連結部材3を介し下台2と一体に連結する。加工槽
4に下台2が貫通する貫通孔と、連結部材3が嵌合する
嵌合孔とを形成し、これらの孔をシール部材10,11
で密閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降式加工槽を備
えた放電加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、機枠101の
内側に加工槽104を駆動装置(図示略)により昇降可
能に設けた放電加工機が知られている。加工槽104の
内側には加工物118を載せるテーブル119が配置さ
れ、機枠101の底壁127にはテーブル119を支持
する下台102が立設されている。加工槽104の底面
には、下台102が貫通する貫通孔109と、この貫通
孔109を密閉するシール部材110とが設けられてい
る。そして、加工液が給液装置105から下台102の
内部を通して加工槽104に供給され、そのオーバフロ
ー液は加工槽104上端の排液口106から機枠101
の底部に排出される。
【0003】一方、機枠101にはベッド100が一体
的に設けられ、この上にサドル125がサーボモータ
(図示略)によりボールネジ126を介してX軸方向へ
移動可能に設置されている。サドル125にはコラム1
22がサーボモータ124によりボールネジ123を介
してY軸方向へ移動可能に支持され、コラム122には
電極117を備えたヘッド116がサーボモータ120
によりボールネジ121を介してZ軸方向へ昇降可能に
支持されている。なお、ベッド100を含む機枠101
の成形材料としては、振動吸収性に優れ、熱容量が大き
くて熱変位に対し有利なレジンコンクリートが用いられ
ている。
【0004】この放電加工機によれば、加工槽104が
昇降可能に設けられているため、加工物118を交換す
る場合等に、加工槽104を降下させ、その内部におけ
る下台102の体積増加分の加工液をオーバフローさせ
ることで、加工槽104内の液面を速やかに低下させる
ことができる。また、加工物118の交換終了後には、
加工槽104を上昇させ、下台102の体積減少分の加
工液を給液装置105から補充することで、加工槽10
4内の液面を上昇させて、加工準備を速やかに行うこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昇降式加工
槽104を備えた放電加工機の場合、機枠101が加工
液の回収容器を兼ねているため、その底壁127の表面
は加工液に常時さらされている。従って、加工液の温度
変化に伴い底壁127の表面部と芯部とに温度差が生
じ、これによって底壁127に反りが発生しやすい。従
来の放電加工機によると、機枠101とベッド100と
が一体成形されているので、底壁127に反りが発生し
た場合、この上に支持された加工物118とベッド10
0上に支持された電極117との間に相対的な変位が生
じ、これが加工精度を悪化させる原因になるという問題
点があった。
【0006】そこで、本発明の課題は、昇降式加工槽の
利点を生かし、しかも加工液の温度変化に伴う電極と加
工物との相対変位を抑制できる放電加工機を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の放電加工機は、機枠の内側に加工槽を昇
降可能に設け、加工槽の内側に加工物を載せるテーブル
を配置し、機枠の底壁にテーブルを支持する下台を立設
し、機枠とは別体にベッドを設置し、ベッド上に電極を
加工物に対し位置決め可能に支持し、ベッドと下台とを
連結部材で一体に連結し、加工槽には、下台が貫通する
貫通孔と、連結部材が嵌合する嵌合孔と、貫通孔及び嵌
合孔を密閉するシール部材とを設けて構成される。
【0008】好ましくは、ベッドが機枠の底壁上に接点
部材を介し点接触状態で設置される。また、ベッド及び
下台をレジンコンクリートで成形し、該コンクリートの
表面をカバー部材で覆い、カバー部材の表面にシール部
材を摺接させるとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、こ
の放電加工機においては、従来と同様、機枠7の内側に
加工槽4が昇降可能に設けられている。加工槽4の内側
には加工物18を載せるテーブル19が配置され、機枠
7の底壁27にはテーブル19を支持する下台2が立設
されている。加工液は給液装置5から下台2の内部を通
して加工槽4に供給され、オーバフロー液は加工槽4上
端の排液口6から機枠7の底部に排出される。また、ベ
ッド1上にはサドル21、コラム22、及びヘッド16
を介して電極17が直交3軸方向へ移動位置決め可能に
支持されている。
【0010】ベッド1は、従来と異なり、機枠7と別体
に設置されるとともに、連結部材3を介して下台2と一
体に連結されている。加工槽4には、図2及び図3に示
すように、下台2が貫通する貫通孔8と、貫通孔8を密
閉するシール部材10と、連結部材3が嵌合するL字形
の嵌合孔9と、嵌合孔9を密閉するシール部材11とが
設けられている。そして、加工槽4の昇降時には、シー
ル部材10が下台2の表面を摺動するとともに、シール
部材11は連結部材3及びベッド1の表面を摺動して、
加工液を加工槽4内に貯留保持できるように構成されて
いる。
【0011】従って、この放電加工機によれば、加工槽
4を降下又は上昇させることで、加工槽4内における加
工液の液面を速やかに低下又は上昇させることができ
て、昇降式加工槽特有の利点が得られる。しかも、ベッ
ド1が機枠7と別体で下台2とは一体に設置されている
ため、加工液の温度変化による底壁27の変形を吸収し
て、電極17と加工物18との相対変位を効果的に抑制
でき、加工精度を向上させることができる。
【0012】図4に示す放電加工機においては、底壁2
7の熱変形をより効果的に吸収できるように、ベッド1
がその垂立面にてボルト12により底壁27に締結され
ている。また、ベッド1及び下台2はそれぞれ接点部材
13を介し底壁27上に点接触状態で設置され、ベッド
1及び下台2が底壁27に対し相対的に摺動できるよう
に構成されている。
【0013】図5に示す放電加工機においては、ベッド
1及び下台2がレジンコンクリートで成形され、ベッド
1のコンクリート表面はカバー部材14で、下台2のコ
ンクリート表面はカバー部材15でそれぞれ所定の隙間
を介して覆われ、カバー部材14,15の表面にシール
部材10,11が摺接するようになっている。この構成
によれば、加工液がベッド1及び下台2に直接接触しな
いため、ベッド1及び下台2自体の熱変形を抑制できる
とともに、シール部材10,11をコンクリート面では
なくカバー部材14,15の平滑面に摺接させて、これ
らの摩耗を抑制し寿命を向上できる利点もある。
【0014】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の
形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能
である。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
昇降可能な加工槽を備えた放電加工機において、ベッド
を機枠と別体で下台と一体に設置したので、昇降式加工
槽の利点を生かし、しかも、加工液の温度変化に伴う機
枠の熱変形を吸収して、電極と加工物との相対変位を効
果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す放電加工機の断面図
である。
【図2】同放電加工機の加工槽を示す斜視図である。
【図3】同加工槽を図2とは異なる角度で示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の別の実施形態を示す放電加工機の断面
図である。
【図5】本発明のさらに別の実施形態を示す放電加工機
の断面図である。
【図6】従来の放電加工機を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・ベッド、2・・下台、3・・連結部材、4・・加
工槽、5・・給液装置、6・・排液口、7・・機枠、8
・・貫通孔、9・・嵌合孔、10,11・・シール部
材、12・・ボルト、13・・接点部材、14,15・
・カバー部材、16・・ヘッド、17・・電極、18・
・加工物、19・・テーブル、21・・サドル、22・
・コラム、27・・底壁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠の内側に加工槽を昇降可能に設け、
    加工槽の内側に加工物を載せるテーブルを配置し、機枠
    の底壁にテーブルを支持する下台を立設し、機枠とは別
    体にベッドを設置し、ベッド上に電極を加工物に対し位
    置決め可能に支持し、ベッドと下台とを連結部材で一体
    に連結し、加工槽には、下台が貫通する貫通孔と、連結
    部材が嵌合する嵌合孔と、貫通孔及び嵌合孔を密閉する
    シール部材とを設けてなる放電加工機。
  2. 【請求項2】 ベッドを機枠の底壁上に接点部材を介し
    点接触状態で設置した請求項1記載の放電加工機。
  3. 【請求項3】 ベッド及び下台をレジンコンクリートで
    成形し、該コンクリートの表面をカバー部材で覆い、カ
    バー部材の表面にシール部材を摺接させた請求項1記載
    の放電加工機。
JP27841596A 1996-10-21 1996-10-21 放電加工機 Pending JPH10118850A (ja)

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JP27841596A JPH10118850A (ja) 1996-10-21 1996-10-21 放電加工機

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