JPH10118359A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH10118359A
JPH10118359A JP28413796A JP28413796A JPH10118359A JP H10118359 A JPH10118359 A JP H10118359A JP 28413796 A JP28413796 A JP 28413796A JP 28413796 A JP28413796 A JP 28413796A JP H10118359 A JPH10118359 A JP H10118359A
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outer blade
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JP28413796A
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Masatoshi Tanaka
正俊 田中
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、外刃の肉厚を薄くするとともに変形
を防止しできる電気かみそりの提供にある。 【解決手段】モータ2を収納するとともに内刃台配設室
10が設けられた本体ケース1と、ドーム状に形成され
るとともに中央部に凹陥部26が形成され多数の髭導入
孔27を有し前記内刃台配設室10に取り付けられる外
刃25と、前記内刃台配設室10に配設されモータ2に
より回転駆動される内刃台30と、弾性部材(ばね3
4)によって付勢されて内刃台30に取り付けられ外刃
25の内面に摺接する内刃50とを備えた電気かみそり
において、前記内刃台30の前記外刃25の凹陥部26
と対向する側に内刃台30の回転中心を軸心とするとと
もに先端部を球面状とした突起28aを設け、この突起
先28の端部と前記凹陥部26の内面との間に微小間隙
Gを形成し、外刃25の内側への変形を防止した電気か
みそり。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドーム状の外刃
を有する電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】ドーム状に形成されるとともに中央部に
凹球面とした凹陥部が形成され多数の髭導入孔を有する
外刃を備えた形式の電気かみそりは広く用いられてい
る。そして、この種の電気かみそりの構成は(外刃と内
刃台との関係)は図9に示すようになっている。すなわ
ち図9に示すように本体ケース100に内刃台収納部1
01を設け、この内刃台収納部101に中央部に凹陥部
102aが形成れた外刃102を着脱可能に取り付け、
また本体ケース100の内部にはモータ103が設けら
れ、このモータ103の回転軸104を前記内刃台収納
部101に突出させ、この回転軸104の先端部に内刃
台105を取り付け、また、この内刃台105には内刃
107がばね106に付勢され刃先107aを外刃10
2の内面に圧接させて設けられているものである。そし
て、髭剃りは前記モータ103を駆動して内刃台105
を回転させ、この内刃台105によって内刃107の刃
先107aを外刃102の内面に摺接させて髭を剃るも
のである。
【0003】そして、良好な髭剃りをなすうえでは外刃
102の厚みつまり肉厚はできるだけ薄いことが望まし
いものである。しかし、上記従来の構成では外刃102
の肉厚を薄くすると、髭剃り中に深剃りをしたいとき等
のように外刃を肌に強く当てた場合あるいは誤って強く
押しつけた場合等のように外刃102に大きな外力が作
用すると、外刃102が図9に二点鎖線で示すように内
側に変形する。外刃102がこのように変形すると外刃
102の内面と内刃107の刃先107aとが良好な摺
接関係を維持できなくなり、その結果良好な髭剃りがで
きなくなるという事態が生じる。このため、従来のもの
は外刃102の肉厚を薄く形成できず、したがって深剃
等良好な髭剃りができないとものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、ドーム状
の外刃を用いた上記従来の電気かみそりでは、外刃を肌
に強く当てる等してこの外刃に大きな外力が作用した際
の外刃の内側への変形が生じるために外刃の肉厚を薄く
形成できなことから、深剃り等良好な髭剃りができない
という問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、内部に
モータを収納するとともに内刃台配設部が設けられた本
体ケースと、ドーム状の中央部に凹球面状の凹陥部を形
成するとともに多数の髭導入孔を有し前記内刃台配設部
に着脱可能に取り付けられる外刃と、前記内刃台配設部
に配設され前記モータにより回転駆動される内刃台と、
弾性部材によって付勢されて前記内刃台に取り付けられ
この内刃台の回転に伴って前記外刃の内面に摺接する内
刃とを備えた電気かみそりにおいて、前記内刃台の前記
外刃の凹陥部と対向する側に内刃台の回転中心を軸心と
するとともに先端部を球面状とした突起を設け、この突
起先端部と前記凹陥部の内面との間に微小間隙を形成し
た電気かみそりとしたものである。
【0006】このように構成した請求項1記載のの発明
は、外刃に大きな外力が作用し変形が生じたとしても、
内刃台に設けた突起によって所定以上の変形が防止しさ
れ外刃の内面と内刃の刃先との良好な摺接関係が維持さ
れることから良好な髭剃りができるという作用を有する
ものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明における、モータの出力軸を金属で形成し、突
起を内刃台を貫通した前記モータの出力軸の先端部によ
って構成した電気かみそりとしたものである。
【0008】このように構成した、請求項2記載の発明
は、請求項1記載の発明の作用に加えて、突起が金属で
形成されていることから突起の摩耗が防止され長期に亘
って微小間隙を維持できるという作用を有するものであ
る。
【0009】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1または請求項2記載の発明において、凹陥部に髭導入
孔を形成しない電気かみそりとしたものである。
【0010】このように構成した請求項3記載の発明
は、請求項1および請求項2記載のそれぞれの発明の作
用に加えて、凹陥部の強度を増加させることができると
ともに摩耗を防止できるという作用を有するものであ
る。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、突起にこの突起を覆
うキャップ部材を遊嵌状態に嵌合した電気かみそりとし
たものである。
【0012】このように構成した、前記請求項1ないし
請求項6記載のそれぞれの発明の作用に加えて、キャッ
プ部材が突起が凹陥部に当接した際に、回転する突起と
凹陥部との摺接速度を緩和できることから、突起の先端
と凹陥部の内面の摩耗を防止できるという作用を有する
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図5に基づいて説明する。
【0014】図1において、Aは電気かみそりであり、
この電気かみそりAは、前ケース1aと後ケース1bと
からなる本体ケース1、この本体ケース1内に設けられ
たモータ2、外刃25および内刃50が設けられた内刃
台30等から構成されている。そして、前記本体ケース
1の前ケース1aにはこの前ケース1aの一端側に突出
して形成した環状突出壁1cが形成されこの環状突出壁
1cの先端側の内部には後に詳述する前記内刃台30等
を収納して配設する内刃台配設部としての内刃台配設室
(以下単に配設室という)10が形成されている。
【0015】そして、前記配設室10は図2に示すよう
に底壁11とこの底壁11の外周部に形成した環状壁1
2とで構成され外側つまり図2において上側に開口13
が形成された有底筒状に形成されている。また、前記底
壁11には貫通孔14が形成され、この貫通孔14から
前記モータ2の出力軸2aが突出して設けられ、この出
力軸2aにはモータ2の回転力を伝達する駆動軸である
カップリング3が取り付けられており、このカップリン
グ3の先端部には芯出軸部3aが形成され基部には凹凸
からなる係合部3bが設けられている。また、前記配設
室10の環状壁12の外周壁には雄ねじ15が形成され
ている。
【0016】また、前記モータ2は前記配設室10の底
壁11に図示しないねじによって取り付けられ、前記本
体ケース1に収納されている。また、前記本体ケース1
には図示しないが前記モータ2に電力を供給するバッテ
リーが収納され、また、前記前ケース1aの前部には図
1に示すようにバッテリーから前記モータ2に電力の供
給・停止をする操作スイッチSが設けられている。
【0017】そして、前記配設室10には、外刃25が
一体的に取り付けられた外刃枠20が着脱可能に取り付
けられており、この外刃枠20は合成樹脂からなり筒状
に形成されるとともに、内周壁には前記配設室10の環
状壁12の外周に形成された雄ねじ15に螺合する雌ね
じ21が形成され、この雌ねじ21を雄ねじ15に螺合
またはこの螺合を解くことにより前記環状壁12つまり
配設室10に対して上述のように着脱できるようになっ
ている。また、前記外刃25は金属薄板からなり図1、
図2に示すように中央部に球面状の凹陥部26が形成さ
れるとともに、図1に示すように前記凹陥部26の外周
部には多数の小孔27aおよびこの小孔27aの外周に
設けた細長孔27bからなる髭導入孔27が形成されて
おり、小孔27aおよび細長孔27bはそれぞれ通常の
髭および癖髭を導入するものである。
【0018】また、外刃25の中央部に形成された凹陥
部26には、図6に示すように変形を防止することおよ
び磨耗を防止するために髭導入孔を形成しない構成とな
っている。
【0019】なお、前記外刃枠20の図において上端部
には環状の係合凸縁23が形成されており、この係合凸
縁23は先細状となっており先端部に向かって傾斜する
案内面23aおよび23bが形成されている。
【0020】つぎに、前記配設室10に配設される内刃
台30について説明する。この内刃台30は、合成樹脂
からなり図2ないし図5に示すように円形形状に形成さ
れ、前記配設室10の底壁11と対向する側つまり図2
において下側の中央部には、内刃台30の中心軸と一致
する軸心を有し前記カップリング3の芯出軸部3aに嵌
合する芯出軸受部31aと、この芯出軸受部31aの下
方に位置して形成され前記カップリング3の係合部3b
に係脱する係合部31bが形成されたカップリング31
が設けられている。
【0021】また、内刃台30には、図3および図4に
示すようにその中心から放射状つまり法線方向に位置し
て内刃台30の中心軸と平行な方向に貫通して形成され
た3個の後詳述する内刃50を遊嵌状態に配設する取付
孔32が設けらている。
【0022】また、前記内刃台30の裏面側には図4お
よび図5に示すようにばね取付穴33が3個周方向に3
等配されて形成されている。このばね取付穴33には一
端側に略く字状に屈曲して設けた取付部34bを有し他
端側を直線状の作用部34aとした弾性部材としてのば
ね34が、図4に示すように前記取付部34bを前記ば
ね取付穴33に挿入して取り付けられている。このばね
34の前記作用部34aは前記取付孔32を前記内刃5
0の基部51の摺動方向つまり取付孔32の貫通方向と
直交する方向に取付孔32を横切って配設されており、
復元状態が図2において上方に位置するようにして内刃
台30に取り付けられている。このことによって後述す
る内刃50は図において上方に付勢されるものである。
【0023】また、内刃台30の外周壁には図3ないし
図5に示すように3個のコ字状の切欠35が3等配して
形成され、この切欠35には図2に示すように断面U字
状に形成して弾性を付与された係止片36が形成され、
この係止片36の先端部には突起37が形成され、この
突起37は前記外刃枠20に形成した係合凸縁23と係
脱するようになっている。また、前記突起37は図にお
いて上下面を傾斜した案内面37a、37bとした先端
に向かって先細状に形成されている。
【0024】そして、この内刃台30は前記外刃25が
取り付けられた外刃枠20に着脱可能に収納されるもの
である。そして、内刃台30を外刃枠20に収納する場
合は、内刃台30を外刃枠20の図2において下方側か
ら挿入して、内刃台30の係止片36の突起37が前記
外刃枠20の係合凸縁23を乗り越えるまで挿入して収
納するものである。また、内刃台30を外刃枠20から
取り外す場合は、内刃台30を外刃枠20の図において
下方側に向けて前記係止片36の突起37が係合凸縁2
3を逆に乗り越えるまで引き出すことにより取り外すこ
とができるものである。そして、前記係止片36の突起
37が係合凸縁23を乗り越えるときは前記係止片36
の弾性力と前記突起37および係合凸縁23にそれぞれ
形成した案内面37a、37bおよび23a、23bと
によってその乗り越えは容易になされるようになってい
る。なお、内刃台30を外刃枠20と一緒に取り外すよ
うにしているのは、外刃25が取り外された際に内刃5
0が取り付けられた内刃台30が配設室10に露出状態
で取り残され、この状態で内刃台30が回転する等によ
る危険防止のためである。
【0025】また、内刃体30の中央部には凹部38が
形成され、この凹部38の中心部には前記芯出軸受部3
1aおよびカップリング31の軸心に一致させた軸心を
有するとともに先端部は球面状とした突起38aが形成
されている。この突起38aの先端部は前記外刃25の
凹陥部26の中心部に対応して設けられているととも
に、その先端は外刃枠20を介して外刃25が配設室1
0に取り付けられた状態では、前記凹陥部26の内面と
微小間隙Gが形成されるように設定されている。また、
前記微小間隙Gは、通常状態での髭剃り時には前記凹陥
部26の内面が突起38aと接触することなく、そし
て、髭剃りの際に外刃が肌に強く押し当てられて正常状
態よりも強く押し付けられ、凹陥部26の内面が突起2
8aに当接するまで外刃25が内側に変形しても、この
変形によっては内刃50の刃先52と外刃26の内面と
の良好な摺接が維持されるつまり通常の髭剃り性能が維
持される間隙に設定されているものである。
【0026】つぎに、前記内刃台30の取付孔32に配
設される内刃50について説明する。この内刃50は金
属薄板からなり基部51とこの基部51の一端側に一体
に形成された刃先52とから構成されている。そして、
前記基部51には前記ばね34の作用部34aを導入す
る導入溝55が形成されており、この導入溝55はその
一方側に基部51の他端側つまり図において下端側の側
縁に外部と連通させるように開口した導入口55aが形
成され、また、他方側つまり奥部には前記ばね34の作
用部34aと係合する係合孔56が形成されている。
【0027】そして、前記取付部34bを介して前記ば
ね取付穴33にばね34を取り付けた状態で、取付孔3
2に内に内刃50の基部51を挿入していくとばね34
の作用部34aは、基部51の導入口55aから導入さ
れて係合孔56に係合し、このばね34によって内刃は
図2において上方に付勢され、刃先52は外刃25の内
面に圧接するようになっている。
【0028】つぎに、内刃50の内刃台30への取り付
け、および内刃台30、外刃25の内刃台配設室10へ
の取り付けについて説明する。
【0029】まず、内刃50の内刃台30への取り付け
は、前記ばね34が取り付けられた内刃台30の取付孔
32に内刃50をその基部51の下端部から挿入してい
くと、上述のようにばね34の作用部34aは導入口5
5a、導入溝55を介して係合孔56に入り込み作用部
34aは係合孔56に係合する。そして、内刃50の挿
入方向への押込力が解除されると内刃50はばね34に
よって上方に付勢されるとともに取付孔32内を移動可
能にして内刃台30に取り付けられる。
【0030】つぎに、内刃台30、外刃25の配設室1
0への取り付けは、内刃50が取り付けられた内刃台3
0を上述したように外刃枠20に収納して、内刃台30
のカップリング31をカップリング3に結合させつつ外
刃20を前ケース1aの配設室10に取り付けることに
よって、内刃台30は外刃枠20とともに本体ケース1
に取り付けられるものである。そして、配設室10に取
り付けられた状態では、内刃50の刃部52はばね34
の付勢力により外刃25の内面に圧接された状態となっ
ており、したがって、この状態でモータ2によって内刃
台50が回転駆動されると刃部52は外刃25の内面に
圧接しながら回転つまり摺接し、外刃25の髭導入孔2
7から導入した髭を切断し髭剃りがなされるものであ
る。
【0031】つぎに、上記のように構成した電気かみそ
りの動作について説明すると、上述のように本体ケース
1の配設室10に内刃50を取り付けた内刃台30と外
刃25が取り付けられた外刃枠20とを取り付けて電気
かみそりAを使用状態とし、ついで、電源スイッチSを
閉成してモータ2を駆動して外刃25を肌に押し当てつ
つ肌面に沿って移動させて髭剃りを行う。このとき外刃
25の髭導入口27から導入された髭は内刃台30とと
もに回転する内刃50の刃先51によって切断されて髭
剃りがなされるものである。
【0032】そして、髭剃り時に深剃りあるいは何等か
の事情によって外刃25に必要以上の押圧力が加わり、
外刃25が内側に変形したとしてもこの変形は、前記外
刃25の凹陥部26の内面が内刃台30に設けた突起3
8aの先端に当接して、それ以上の変形は阻止される。
そして、この凹陥部26の内面が突起28aに当接する
までの変形は内刃50の刃先51と外刃26の内面との
良好な摺接が損なわれない範囲、つまり凹陥部26の内
面が突起28aに当接するまで変形しても内刃50の刃
先51と外刃26の内面とは良好な摺接を維持している
ことから、良好な髭剃りがなされるものであ。また、こ
のように外刃25が変形しても内刃50の刃先51と外
刃26の内面との良好な摺接が維持できることから外刃
25の肉厚つまり材厚を薄くすることができるため、深
剃等が容易にできる等良好な髭剃りができるものであ
る。
【0033】また、突起38aの先端は球面状に形成さ
れていることから、突起28aが凹陥部26の内面に接
触しながら回転しても、摩擦抵抗い小さくモータ2に対
する負荷の増加は少なくできるものである。また、図6
に示すように凹陥部26の部分には髭導入孔27を形成
していないことから滑らかであり、突起28aの先端部
および凹陥部26の磨耗を防止できるものであり、また
凹陥部26の強度が確保されて変形を防止できるもので
ある。
【0034】つぎに、外刃25の変形を阻止する前記突
起の他の実施の形態を図7に基づいて説明する。なお、
この実施の形態は前記突起をおよび突起に関係する構成
以外の構成部分は上記実施の形態と同一であることかせ
同一構成部分には同一符号を付しその説明は省略する。
【0035】図7に示すようにこの実施の形態は、内刃
台30の凹部38には芯出軸受部31aの軸心と一致す
る軸心を有するとともに、前記モータ2の出力軸2aを
貫通させる貫通孔39を形成し、また、前記モータ2の
出力軸2aを金属で形成し、この出力軸2aを前記貫通
孔39を貫通させてその先端部を凹部38から突出さ
せ、この出力軸2aの先端部を突起138aとしたもの
である。そして、この出力軸2aの先端は球面状に形成
するとともに、先端と前記外刃25の凹陥部26の内面
との間には上記実施の形態と同様に微小間隙Gが設けら
れている。この微小間隙Gによって通常髭剃りの際には
凹陥部26の内面は、出力軸2の先端には接触すること
はなく、また、髭剃り中に外刃25に所定以上の押圧力
が加わり内側に変形した場合は、凹陥部26の内面が出
力軸2の先端に当接してそれ以上の変形が阻止され、ま
た、この変形状態では内刃50の刃先51と外刃25の
内面とは良好な摺接状態に維持されていることから、良
好な髭剃りがなされるものである。このように外刃25
が変形しても内刃50の刃先51と外刃26の内面との
良好な摺接が維持できることから外刃25の肉厚つまり
材厚を薄くすることができるため、外刃の肉厚を薄くで
き深剃等が容易にできる等良好な髭剃りができるもので
ある。
【0036】また、前記モータ2の出力軸2aは金属で
形成されていることから、耐磨耗性が大きいことから磨
耗しにくく、したがって長期に亘って微小間隙Gを所定
値に維持できるものである。
【0037】なお、上記実施の形態においては、突起2
8aおよび突起としての出力軸2aの先端を直接凹陥部
26の内面に当接させる構成としたが、これは図8に示
すように、突起28a(または突起138aとした出力
軸2aの先端部)にこの先端部覆って嵌合したキャップ
部材Cを遊嵌状態に嵌合する構成としてものよいもので
ある。このようにキャップ部材Cを遊嵌状態に嵌合する
構成した場合は、回転する突起28aまたは突起として
の出力軸2aと凹陥部26の内面との摺接速度を緩和で
きることから、突起の先端と凹陥部の内面の摩耗を防止
できるものである。なお、図8において図2と同一部分
には同一符号を付して示してある。
【0038】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、内
刃台の前記外刃の凹陥部と対向する側に内刃台の回転中
心を軸心とするとともに先端部を球面状とした突起を設
け、この突起先端部と前記凹陥部の内面との間に微小間
隙を形成したことから、外刃に大きな外力が作用し変形
が生じたとしても、内刃台に設け突起によって所定以上
の変形が防止しされ外刃の内面と内刃の刃先との良好な
摺接関係が維持されることから良好な髭剃りができると
いう効果を有するものである。また、外刃の肉厚を薄く
できるため深剃り等良好な髭剃りができるものである。
【0039】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明における、モータの出力軸を金属で形成し、突
起を内刃台を貫通した前記モータの出力軸の先端部によ
って構成したことから、請求項1記載の発明の効果に加
えて、突起の摩耗が防止され長期に亘って微小間隙の維
持と良好な髭剃りの維持ができるものである。
【0040】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1または請求項2記載の発明において、凹陥部に髭導入
孔を形成しない構成としたことから、請求項1および請
求項2記載のそれぞれの発明の効果に加えて、凹陥部の
強度を増加させることができるとともに凹陥部の摩耗を
防止できるという効果を有するものである。
【0041】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、突起にこの突起を覆
うキャップ部材を遊嵌状態に嵌合する構成としたことか
ら、前記請求項1ないし請求項3記載のそれぞれの発明
の効果に加えて、キャップ部材が突起が凹陥部に当接し
た際に、回転する突起と凹陥部との摺接速度を緩和でき
ることから、突起の先端と凹陥部の内面の摩耗を防止で
きるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電気かみそりの斜視図。
【図2】上記実施の形態の外刃と内刃台の関係を示す断
面図。
【図3】上記実施の形態の内刃台と内刃の分解斜視図。
【図4】上記実施の形態の内刃台の裏面からみた平面
図。
【図5】上記実施の形態の内刃台の裏面からみた斜視
図。
【図6】上記実施の形態の外刃の凹陥部の部分断面図。
【図7】上記実施の形態における突起の他の実施の形態
を示す斜視図。
【図8】本発明の実施の形態の突起にキャップ部材を嵌
合した断面図。
【図9】従来の電気かみそりの外刃と内刃台の関係を示
す断面図。
【符号の説明】
A 電気かみそり 1 本体ケース 2 モータ 2a モータの回転軸 25 外刃 30 内刃台 28 凹陥部 28a 突起 50 内刃 C キャップ部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にモータを収納するとともに内刃台配
    設部が設けられた本体ケースと、ドーム状の中央部に凹
    球面状の凹陥部を形成するとともに多数の髭導入孔を有
    し前記内刃台配設部に着脱可能に取り付けられる外刃
    と、前記内刃台配設部に配設され前記モータにより回転
    駆動される内刃台と、弾性部材によって付勢されて前記
    内刃台に取り付けられこの内刃台の回転に伴って前記外
    刃の内面に摺接する内刃とを備えた電気かみそりにおい
    て、前記内刃台の前記外刃の凹陥部と対向する側に内刃
    台の回転中心を軸心とするとともに先端部を球面状とし
    た突起を設け、この突起先端部と前記凹陥部の内面との
    間に微小間隙を形成したことを特徴とする電気かみそ
    り。
  2. 【請求項2】前記モータの出力軸を金属で形成し、前記
    突起を前記内刃台を貫通した前記モータの出力軸の先端
    部によって構成したことを特徴とする請求項1記載の電
    気かみそり。
  3. 【請求項3】前記凹陥部に髭導入孔を形成しないことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の電気かみそ
    り。
  4. 【請求項4】前記突起にこの突起を覆うキャップ部材を
    遊嵌状態に嵌合したことを特徴とする電気かみそり。
JP28413796A 1996-10-25 1996-10-25 電気かみそり Pending JPH10118359A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013056512A1 (zh) * 2011-10-18 2013-04-25 上海奔腾电工有限公司 旋转式电动剃须刀刀头

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