JPH0947317A - 電動爪切り器 - Google Patents

電動爪切り器

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JPH0947317A
JPH0947317A JP20246995A JP20246995A JPH0947317A JP H0947317 A JPH0947317 A JP H0947317A JP 20246995 A JP20246995 A JP 20246995A JP 20246995 A JP20246995 A JP 20246995A JP H0947317 A JPH0947317 A JP H0947317A
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JP
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claw
nail
cutter
substrate
cutting length
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JP20246995A
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Toshiyuki Yoshida
敏之 吉田
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、従来迅速に爪切りをなす爪切り器が
存在しないという事情に鑑みてなされた電動爪切り器に
関する。 【解決手段】電動機12を収納するとともにこの電動機
12の出力軸12aを外部に延出して設けた本体10
と、前記出力軸12aに取り付けられるとともにカッタ
ー30を備えた回転体20と、薄板からなり長孔状の爪
挿入孔47aが設けられた基板47(爪固定板)と、前
記本体10に取り付けられるとともに前記基板47を前
記カッター30に対向させて保持する保持枠40とを備
え、前記爪挿入孔47aに挿入された爪を前記カッター
30によって切断することにより迅速に爪切りをなすこ
とができる電動爪切り器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機によって
カッターを回転させて爪を切る電動爪切り器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、把手部を兼用する棒形状の本体の
内部に電動機を収納し、この本体の先端部から前記電動
機の出力軸を突出させこの出力軸の先端にヤスリ部材を
取り付け、電動機によって前記ヤスリ部材を回転させて
爪を磨く爪磨器は知られているが電動爪切り器は存在し
ていなかった。そして、前記爪磨器はその名のとおりい
わゆる爪を磨いて爪の手入れをするものであるが、前記
回転するヤスリ部材を爪の先端部に当てて爪を削ること
によって爪を短くすることができることから爪切り器の
代用として用いられることもある。しかしながら、この
爪磨器は所詮磨き器としての機能を有するにすぎず爪切
り器としての機能を有するものでないことから、爪切り
器として使用したとしても迅速に爪切りができず、ま
た、削られた爪の粉が周囲に飛散するなど爪切り器とし
て満足のいくものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来は爪
の手入れをすることを目的とした電動爪磨器は存在する
ものの電動爪切り器は存在していなかった。この発明は
上記事情に鑑み安全にしかも迅速な爪切り器を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0004】この発明の第一の目的は、安全かつ迅速に
しかも簡単な操作で爪切りができる電動爪切り器を提供
することにあり、また、第二の目的は爪の切断長を任意
に選択できるとともに所望の切断長に正確に切断できる
電動爪切り器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記第一の目的を達成する電動爪切り器を提供すること
にあり、電動機を収納するとともにこの電動機の出力軸
を外部に延出して設けた本体と、前記出力軸に取り付け
られるとともにカッターを備えた回転体と、薄板からな
り長孔状の爪挿入孔が設けられた爪固定板と、前記本体
に取り付けられるとともに前記爪固定板を前記カッター
に対向させて保持する保持枠とを備えた電動爪切り器と
したものであり、また、請求項2記載の発明および請求
項2に従属する請求項3記載の発明は、上記第一の目的
に加えて第二の目的を達成する電動爪切り器を提供する
ことにあり、請求項2記載の発明は、電動機を収納する
とともにこの電動機の出力軸を外部に延出して設けた本
体と、前記出力軸に取り付けられるとともにカッターを
備えた回転体と、薄板からなり長孔状の爪挿入孔が設け
られた爪固定板と、前記本体に取り付けられるとともに
前記爪固定板を前記カッターに対向させて保持する保持
枠とを備えるとともに前記爪挿入孔に挿入された爪の切
断長を調節する爪切断長調節手段を設けた電動爪切り器
としたものであり、また、請求項3記載の発明は、請求
項2記載の発明における爪切断長調節手段を前記長孔状
の爪挿入孔の近傍に位置して配設されるそれぞれ肉厚の
異なる複数の調節板によって構成した電動爪切り器とし
たものであり、また、請求項4記載の発明は、上記第一
の目的に加えて第二の目的を達成するとともに切断長を
細かく設定できる電動爪切り器を提供することにあり、
請求項2記載の爪固定板に形成する長孔状の爪挿入孔を
爪固定板の中心から異なる半径の円周上に位置してそれ
ぞれ形成し、前記爪切断長調節手段を前記爪固定板とこ
の爪固定板と対向した前記カッターとのいずれか一方を
他方に対して異なる距離離間させることにより両者間の
間隙を法線方向に沿って変化させることによって構成し
た電動爪切り器としたものである。
【0006】また、請求項5記載の発明は、上記第一の
目的に加えて第二の目的を達成するとともに多くの切断
長の設定ができ、しかも小さな回転力により爪切りを可
能とした電動爪切り器を提供することにあり、請求項4
記載の発明における前記爪固定板に形成した長孔状の爪
挿入孔をその長手方向を円周方向に沿って形成した電動
爪切り器としたものである。
【0007】上記のように構成した請求項1記載の発明
は、爪固定板に形成し爪挿入孔に挿入された爪を電動機
によって回転するカッターによって切るものであること
から、安全にしかも迅速に爪切りができるものであり、
また、請求項2および請求項3記載の発明は、安全にし
かも迅速に爪切りができるという作用に加えて、切断長
調節手段により爪の切断長を任意に選択できるとともに
所望の切断長に正確に切断できるものである。また、請
求項4記載の発明は、安全にしかも迅速に爪切りができ
ることおよび爪の切断長を任意に選択して所望の切断長
に正確に切断できることに加えて、爪固定板の中心から
異なる複数の半径の円周上のそれぞれに爪挿入孔を形成
するようにしたことおよび爪固定板とカッターとの間に
形成される間隙を法線方向に沿って変化させる構成とし
たことから爪固定板上に多数の爪挿入孔を形成できため
多くの切断長が設定できるものであり、また、請求項5
記載の発明は、安全にしかも迅速に爪切りができるこ
と、爪の切断長を任意に選択して所望の切断長に正確に
切断できることおよび多くの切断長が設定できることに
加えて、爪導入孔の長手方向を周方向にして形成したこ
とからカッターは爪の厚み方向つまり側面から切断する
ことになり、カッターが爪の幅方向つまり正面から切断
するのに比べ切断時の切断力を小さくすることができ電
動機の回転力は小さくて済むものであり、したがって、
小型つまり小出力の電動機の使用を可能とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の第一の実施の
形態を図1ないし図9に基づいて説明する。電動爪切り
器1は図3に示すように、本体10とこの本体10に着
脱可能に設けられるカッター30を備えた回転体20、
前記本体10に着脱可能に取り付けられる保持枠40
と、この保持枠40に取着つまり保持される爪固定板と
しての基板47とから構成されている。そして、前記本
体10は、本体ケース11とこの本体ケース11内に収
納された電動機12とこの電動機12に電力を供給する
蓄電池13およびこの蓄電池13を充電するための図示
しない充電用回路装置、この充電回路装置に接続され本
体ケース11から出没可能に設けられた図示しないプラ
グ装置等から構成されている。
【0009】前記本体ケース11は図3において上部に
天井壁11aを有し図示しないが下方を開口した有底筒
状に形成され、前記開口は図示しない底蓋によって閉蓋
されている。なお、前記電動機12、蓄電池13、充電
回路装置、プラグ装置の本体ケース11への収納は前記
開口から収納されるものである。そして、前記天井壁1
1aの中央部には貫通孔11bが設けられており、ま
た、この貫通孔11bの周囲に下方に延出して形成され
た環状の支持壁11cが形成されている。また、前記天
井壁11aの外周には上方に突出して形成された環状壁
11dが形成され、この環状壁11dと前記天井壁11
aの上面とで囲まれた空間部は爪片収納室14となって
いる。また、前記環状壁11dの外周には雄ねじ11e
が形成されている。
【0010】また、前記電動機12は一端側に出力軸1
2aが突出して設けられており、この出力軸12aを前
記天井壁11aに形成した貫通孔11bを貫通させて前
記支持壁11cにその外周を嵌合するとともに図示しな
い固定具によって前記本体ケース11内に取り付けられ
て収納されている。また、前記出力軸12aには係合軸
15が一体的に取着されている。この係合軸15はその
上端部を断面D字状に形成した係合部15aを設けた嵌
合部15bを有している。なお、前記本体10には前記
蓄電池13から電動機12への電力の供給および停止を
する電源スイッチ2が設けられている。
【0011】つぎに、前記回転体20は、合成樹脂から
なるとともに図3、図8に示すように円盤状の台板21
とこの台板21の中心部から下方に向けて突設された結
合軸22から構成されており、この結合軸22には前記
係合軸15の嵌合部15bに嵌合する嵌合穴22bが形
成され、この嵌合穴22bの奥部には前記断面D字状に
形成された係合部15aと係合する断面D字状の係合穴
22aが形成されている。そして、この結合軸22の嵌
合穴22bおよこび係合穴22aをそれぞれ前記係合軸
15の嵌合部15bおよび係合部15aに嵌合して回転
体20は前記係合軸15に取り付けられるものである。
そして、取り付けられた状態では前記係合部15aと係
合穴22aの係合によって回転体20は係合軸15つま
り電動機12の出力軸12aとともに回転することにな
る。なお、前記回転体20は前記係合軸15に対して着
脱可能に設けられているものである。また、前記回転体
20は図示しないが使用中の回転すなわち爪切り動作中
に上方つまり後述する基板47側に移動しないように規
制手段によって規制されている。
【0012】また、前記台板21には120度の間隔を
おいてつまり周方向に沿って三等配された位置に前記カ
ッター30によって切断つまり切られた爪を前記爪片収
納室14内に落下させる貫通孔23(3個)が形成され
ている。また、台板21には中心部および前記それぞれ
の貫通孔23の外側に位置して4個の円柱状の取付ボス
24が形成されている。
【0013】つぎに、前記回転体20に取り付けられる
カッター30について説明する。このカッター30は、
金属板からなり図9に示すように中心部に設けた連結部
31から120度の間隔で放射状に延出されるとともに
図において上方に向けて凸としてコ状に折り曲げられた
所定幅の3個の刃板32から構成されており、これら各
刃板32の上面部は平面状に形成された刃体部33とな
っており、そして、これら刃体部33のそれぞれの一側
側には刃33aが形成されている。また、前記各刃板3
2の先端部にはそれぞれ取付部34が形成されている。
そして、この取付部34と前記連結部31にはそれぞれ
前記回転体20の台板21に形成した取付ボス24が挿
入される取付孔35が形成されている。そして、このカ
ッター30の回転体20への取り付けは、前記連結部3
1および取付部34に形成された各取付孔35を前記回
転体20の台板21に形成した取付ボス24に嵌合して
配置した後、各取付ボス24の頭部を加熱溶融して径大
とすることによりなされるものである。図8はこのカッ
ター30を回転体20に取り付けた状態を示すものであ
る。また、前記刃体部33は所定幅に形成されているこ
とからカッター30が爪の切断時に受ける衝撃力によっ
て変形あるいは破損を防止することができるものであ
る。
【0014】つぎに、保持枠40について説明する。こ
の保持枠40は合成樹脂からなり上部に底壁41aを有
するとともに下方つまり本体10側を開口した有底筒状
に形成され、その筒状壁41bの内周には前記本体10
の環状壁11dに形成した雄ねじ11eと螺合する雌ね
じ41cが形成されている。また、前記底壁41aには
後述する爪固定板としての基板47に形成した爪挿入孔
47aに対応して形成された貫通孔42、43および4
4が形成されている。そして、これら貫通孔42ないし
44の一側側は爪を案内する垂直なガイド壁42b、4
3b、および44bとなっている。また、前記貫通孔4
3および44の他側側にはそれぞれ前記ガイド壁43
b、44bと対向して爪の切断長を調節する爪切断長調
節手段としての調節板43aおよび44aが設けられて
いる。この調節板43a、44aは前記底壁41aの上
面つまり外側面から前記貫通孔43、44に向かって次
第にその厚みが薄くなるように傾斜した傾斜面となって
おり、また、調節板43aの先端部のつまり貫通孔43
の縁部の厚みは調節板44aの先端部の厚みよりも所定
量だけ薄く設定されている。また、前記貫通孔42は爪
の切断長を最も大きくするように設定されていることか
ら調節板は設けられておらず、ここでは前記基板47が
調節板として機能するものである。
【0015】なお、前記各爪挿入孔47aは前記貫通孔
42、43および44に一側壁の垂直ガイド壁42b、
43bおよび44bに近接して形成されていことから後
述する基板47に形成した爪挿入孔47aに誤って指先
を押し当ててもこれらガイド壁42b、43bおよび4
4bによって爪挿入孔47aへの入り込みが阻止される
ようになっている。
【0016】また、前記底壁41aの内側面には、図
3、図4および図5に示すように中心部および筒状壁4
1bの近傍位置に本体10側に向けて突設した9個の取
付ボス45が形成されている。
【0017】つぎに、前記爪固定板としての基板47に
ついて説明する。この基板47は円板状に形成された金
属板からなるとともに前記保持枠40の底壁41aに形
成した貫通孔42ないし44に対応する前述した三個の
爪挿入孔47aが三当配されて形成されている。この爪
挿入孔47aは一般的つまり標準的な爪の曲面に対応さ
せた円弧状とするとともに爪の厚みより僅かに幅の大き
い長孔状に形成されている。また、この基板47の中心
部および外周部には前記底壁41aに形成した各取付ボ
ス45に対応した9個の取付孔47b(図では図3に1
個のみ図示)が設けられている。
【0018】そして、基板47の保持枠40の底壁41
aへの取り付けは、基板47の各取付孔47bを前記底
壁41aに設けた取付ボス45に嵌合した後、これら取
付ボス45の頭部を加熱溶融し径大とすることによりな
される。図4は保持枠40に基板47を取り付けた状態
を示したものである。そして、基板47が保持枠40の
底壁41aに取り付けられた状態においては、前記爪挿
入孔47aは前記底壁41aに形成した貫通孔42ない
し44に対応しているものである。
【0019】そして、基板47が取り付けられた保持枠
40は前記筒状壁41bに形成した雌ねじ41cを本体
ケース11の環状壁11dに形成した雄ねじ11eに螺
合することによって本体10に取り付けられるものであ
る。
【0020】そして、保持枠40を本体10に取り付け
た状態では、図3および図7に示すようにカッター30
の刃体部33の上面は前記基板47の内面に微小間隙G
を介して位置する位置関係に設定されており、前記電動
機12によって回転体20とともにカッター30が回転
するときは前記刃体部33は前記基板47の内面に接近
した状態で回転することになる。したがって、前記爪挿
入孔47aに爪の先端部が挿入されると、この挿入され
た爪の内側面は爪挿入孔47aの口縁に当接して固定さ
れ外側面方向から回転するつまり図7における矢印方向
に移動するカッター30の刃33aによって切断つまり
切られるものである。そして、この切られた爪片は回転
体20の台板21に形成された貫通孔23を通って爪収
納室14に落下し、この爪収納室14内に集められるよ
うになっている。なお、この爪収納室14内に爪片が一
杯となったときは保持枠40を本体10から取り外すこ
とにより捨てることができるものである。
【0021】ここで、基板47が保持枠40の底壁41
aに取り付けられた状態における、爪切断長の調節につ
いて図6(A)、(B)および(C)に基づいて説明す
る。
【0022】図6(A)、(B)および(C)はそれぞ
れ図2および図4におけるB−B、C−CおよびD−D
で断面した状態を示すものであり、図6(A)は爪の切
断長を最大として最も長く切るいわゆる深爪状に爪を切
ることができる状態である。つまり、保持枠40の底壁
41aに形成した貫通孔42内に位置した基板47の爪
挿入孔47aにガイド壁42bに案内させながら爪51
の先端部51aを挿入した場合は、同図に示すように指
50の指先50aは基板47の上面に当接して位置決め
され、爪挿入孔47aに挿入された爪51の先端部51
aは指先50aから基板47の厚みLaを残して貫通す
ることになる。つまり前記基板47の厚みLaを残して
爪51の先端部51aはカッター30の刃33aによっ
て切断されることになる。
【0023】つぎに、図6(C)は爪の切断長を最小と
し切る長さを最も短くする状態であり、底壁41aに形
成した貫通孔44内に位置している基板47に設けた爪
挿入孔47aの近傍に位置して前記底壁41aに設けた
調節板44aが基板47の上面に重ねて配設されている
ことから、ガイド壁44bに案内させつつ爪挿入孔47
aに爪51の先端部51aを挿入すると指先50aは前
記調節板44aに当接して位置決めされる。したがっ
て、爪挿入孔47aに挿入された爪51は指先50aか
ら前記調節板44aの厚みに基板47の厚みを加えた厚
みLcを残して貫通することになり、この爪挿入孔47
aを貫通した爪51の先端部51aがカッター30の刃
33aによって切断されることになり、爪51の切断量
が少ないことから爪51を長爪状態にして切ることがで
きる。
【0024】つぎに、図6(B)は爪51の切断長を前
記最大と最小との中間程度とした状態であり、底壁41
aに形成した貫通孔43内に位置している基板47の爪
挿入孔47aの近傍に位置して底壁41aに設けた調節
板43aが基板47の上面に重ねて配設されていること
から、ガイド壁43bに案内させつつ爪挿入孔47aに
爪51の先端部51aを挿入すると指先50aは前記調
節板43aに当接して位置決めされる。したがって、爪
挿入孔47aに挿入された爪51は指先50aから前記
調節板43aの厚みに基板47の厚みを加えた厚みLb
を残して貫通することになり、この爪挿入孔47aを貫
通した爪51の先端部51aがカッター30の刃33a
によって切断されることになる。そして、上述したよう
に調節板43aの厚みは調節板44aの厚みより薄く設
定されているために、その切断長は前記図6(C)に示
す場合よりは長く、また、図6(A)に示す場合よりも
短くつまり両者の中間程度の切断長となるものである。
【0025】つぎに、上記のように構成した電動爪切り
器1の動作つまり作用について説明する。まず、本体1
0に回転体20および保持枠40を取り付けて使用状態
とする。ついでスイッチ2を閉成して電動機12を駆動
すると回転体20が回転しカッター30は基板47の内
面に近接した状態で回転する。この状態で切断長が設定
されている保持枠40の貫通孔42ないし44のいずれ
かを選択し、この選択した貫通孔内に位置している爪挿
入孔47aに基板47あるいは調節板43a、44aに
指先50aが当接するまで爪51の先端部51aを挿入
する。すると、前記先端部51aのうち爪挿入孔47a
を貫通した部分はカッター30の刃33aによって切断
されて所望の長さに爪切りがなされる。爪切りが終了し
たときは前記スイッチ2を開成して電動機12を停止さ
せる。また、爪片収納室14内の爪片が一杯になった際
には保持枠40を本体10から取り外し、爪片を捨てた
後保持枠40を本体10に取り付ければよい。
【0026】そして、爪切りは電動機12により回転駆
動されるカッター30によってなされることから迅速に
なされるとともに爪切り操作はスイッチ2を操作し爪挿
入孔47aに爪51の先端部51aを挿入するだけでよ
く極めて簡単な操作であり、また、調節板43a、44
aを設けたことにより所望の切断長に正確に切断するこ
とができるものである。
【0027】また、カッター30をコ字状に形成するこ
とにより回転体20の台板21と刃33aとの間に間隙
が形成されるため、爪の切断時に切断された爪片は下方
に落下することになり、爪片が基板47とカッター30
の刃体部33との間に入り込んで回転体20の回転が阻
害されることはない。また、回転体20の台板21にカ
ッター30の下方に位置して貫通孔23を設けたことに
より、切断された爪片は切断と同時にこの貫通孔23を
通して爪片収納室14内に落下させることができるた
め、切断されて台板21上に落下した爪片が台板21の
回転による遠心力によって外方に飛ばされ保持枠40の
筒状壁41bに衝突することはなく、この衝突による騒
音あるいは振動を防止できるとともに上述したように爪
片が基板47とカッター30の刃体部33との間に入り
込むことも防止できる。また、爪片収納室14を設ける
ことによって切断された爪片が回転体20等によって周
囲に弾き飛ばされることを防止でき騒音等の発生を防止
できる。
【0028】また、カッター30はコ字状に形成すると
ともに所定幅とした刃体部33を設ける構成としたこと
から爪を切断するときに加わる衝撃力による変形等を防
止できる。
【0029】なお、上記実施の形態においては切断長調
節手段としての調節板43a、44aは保持枠40の底
壁41aに一体に形成する構成としたが、これは例えば
貫通孔42の周縁部に係合手段を設けるとともにこの係
合手段に係脱可能な被係合手段を設けたそれぞれ厚みの
異なる複数の調節板を交換可能に設ける構成とすること
もできる。このように厚みの異なる複数の調節板を交換
可能にした場合は、保持枠40の底壁41aにおよび基
板47に形成する貫通孔および爪挿入あな47aは一個
とすることができることから保持枠40および基板47
の外形を小形にできるとともに調節板の枚数を任意の数
とすることができるため切断長の設定をより細かくでき
るという利点がある。
【0030】また、上記実施の形態においては、爪切断
長調節手段として調節板を用いる構成としたが、これは
他の方法例えば図示しないが爪挿入孔を形成した基板を
取り付けた保持枠を本体に対して移動可能に取り付け、
この保持枠を移動することにより前記基板をカッターに
対して接近ないし離反させ、カッターと基板との間に形
成される間隙を変えて調節するように構成することもで
きる。このように構成した場合は基板に形成する爪挿入
孔は1個とすることができ、また、調節板を省略できる
ものである。
【0031】なお、上記実施の形態においては基板47
の内面とカッター30の刃体部33との間に微小間隙G
を形成する構成としたが、これはカッター30をばね部
材を介して基板47の内面に付勢して圧接するように構
成してもよい。この場合のばね部材の付勢力の大きさは
通常の爪切り時にカッター30の刃33aが爪を切断す
る際に下方つまり基板47から離反することがない程度
の大きさとすることが望ましい。また、上記実施の形態
においては電動機12の出力軸12aに直接回転体20
を結合する構成としたが、これは出力軸12aと回転体
20との間に減速機構を介在するようにしてもよく、こ
の場合は小出力の電動機の使用が可能となるとともに爪
切り時の必要な回転力を得ることができる。
【0032】また、上記実施の形態においては回転体2
0を係合軸15を介して電動機の出力軸に取り付けるよ
うにしているが、これは出力軸12aに直接取り付ける
ようにしてもよいものである。つまり回転体20の電動
機12の出力軸12aへの取り付けは直接・間接いずれ
によって取り付けるようにしてもよいものである。
【0033】つぎに、この発明の第二の実施の形態を図
10ないし図16に基づいて説明する。なお、この第二
の実施の形態が前記第一の実施の形態と相違する構成
は、カッターを含む回転体の構成と保持枠の構成であ
り、本体その他の構成は前記実施の形態と同様な構成で
ある。したがって、第一の実施の形態における構成と同
一部分については同一符号を付すとともにその説明は省
略する。
【0034】図12に示すように電動爪切り器101
は、本体10とこの本体10に着脱可能に設けられると
ともにカッター130を備えた回転体120および前記
本体10に着脱可能に取り付けられるとともに爪固定板
としての基板147を保持する保持枠140とから構成
されている。そして、前記本体10は、前記第一の実施
の形態と同様本体ケース11とこの本体ケース11内に
収納された電動機12と図示しないが蓄電池、充電回路
装置、プラグ装置から構成されている。そして、前記電
動機12の出力軸12aには係合軸15が一体的に取り
付けられている。
【0035】そして、前記回転体120は合成樹脂から
なるとともに図12、図15に示すように円盤状の台板
121とこの台板121の中心部から下方に向けて突設
された結合軸122から構成されており、この結合軸1
22には前記係合軸15の嵌合部15bに嵌合する嵌合
穴122bが形成され、この嵌合穴122bの奥部には
前記断面D字状に形成された係合部15aと係合する断
面D字状の係合穴122aが形成されている。そして、
この結合軸122の嵌合穴122bおよび係合穴122
aをそれぞれ前記係合軸15の嵌合部15bおよび係合
部15aに嵌合して回転体120は前記係合軸15に取
り付けられるものである。そして、取り付けられた状態
では前記係合部15aと係合穴122aの係合によって
回転体120は係合軸15つまり電動機12の出力軸1
2aとともに回転することになる。なお、前記回転体1
20は前記係合軸15に対して着脱可能にとなっている
ものである。
【0036】また、前記台板121の上面中央部には上
方に向けて突設したカッター取付軸123が形成されて
おり、このカッター取付軸123の上面には取付ボス1
24が3個突設して形成されている。
【0037】つぎに、前記回転体120に取り付けられ
るカッター130について説明する。このカッター13
0は、金属板からなり図12、図14および図15に示
すように中心部に設けた連結部131から120度の間
隔で放射状に上方に折り曲げられた折曲部132とこの
折曲部132からさらに外方に向かうにしたがって下方
つまり回転体120の台板121側に向けて所定角度傾
斜させて形成された3個の刃体部133とから構成され
ており、これら刃体部133のそれぞれの一側側には刃
133aが形成されている。また、前記連結部131に
は前記回転体120のカッター取付軸123に形成され
た取付ボス124が嵌合する3個の取付孔134(図1
2に1個のみ図示)が形成されている。そして、このカ
ッター130の回転体120への取り付けは、前記連結
部131に形成された3個の取付孔134を前記回転体
120の台板121に形成した3個の取付ボス124に
嵌合して配置した後、各取付ボス124の頭部を加熱溶
融して径大とすることによりなされるものである。図1
4および図15はこのカッター130を回転体120に
取り付けた状態を示すものである。
【0038】つぎに、保持枠140について説明する。
【0039】この保持枠140は、合成樹脂からなる筒
状壁141aからなる筒状に形成され、この筒状壁14
1aの上部に設けられた環状のフランジ部142に前記
基板147が一体成型により取り付けられて保持されて
いる。また、前記筒状壁141aの内壁141bの下方
部内周には前記本体10の環状壁11dに形成した雄ね
じ11eと螺合する雌ねじ141cが形成されている。
【0040】また、前記基板147は薄い円板状の金属
板からなるとともに図13に示すように中心Oからそれ
ぞれ異なる半径RaないしRgとした円弧上に沿わせて
形成した7個の爪挿入孔147aないし147gが形成
されている。これら爪挿入孔147aないし147gは
それぞれ同一形状に形成され、その形状は一般的つまり
平均的な爪の曲面に対応させた円弧状とするとともに爪
の厚みより僅かに幅の大きい長孔状に形成されている。
【0041】そして、カッター130が取り付けられた
回転体120の結合軸122を前記出力軸12aに取り
付けられた係合軸15に嵌合して前記本体10に取り付
けるとともに前記爪保持枠140を本体10に取り付け
た状態における前記基板147とカッター130の刃体
部133つまり刃133aとの関係は、図12に示すよ
うになっている。つまり刃体部133は下方に向けて所
定角度傾斜させて形成されていることから基板147の
中心部から外周方向に向かうにつれて刃体部133つま
り刃133aの基板147の内周面から離反する間隔が
次第に大きくなる関係となっている。したがって、刃体
部133つまり刃133aと基板147の内周面との間
に形成される間隙Gは刃体部133の内周側では小さく
外周側になるほど次第に大きくなるようになるようにな
っている。
【0042】このことは前記異なる半径RaないしRg
の円弧上に沿わせて基板147に形成した挿入孔147
aないし147gのうち基板147の最も中心部に近い
位置にある爪挿入孔147aが形成された部位の前記間
隙Gが最も小さく、中心部から離れるにしたがって爪挿
入孔が形成された部位の前記間隙Gは次第に大きくな
り、爪挿入孔147gが形成されている部位の間隙Gが
最も大きく形成されることになっている。つまり前記基
板147の内周面と刃体部133つまり刃133aとの
間に形成される間隙Gは爪挿入孔147aないし147
gに挿入された爪の切断長を決定するものである。した
がって、この基板147の内周面と刃体部133に形成
した刃133aの間隙を異なる間隙とすることによって
爪の切断長を可変つまり調節できるものであり、前記爪
挿入孔147aを形成した基板147と前記カッター1
30つまり刃133aとの間隙を変化せさる構成は爪切
断長調節手段を構成するものである。
【0043】ここで、上記爪切断長の調節の仕方につい
て図16(A)、(B)および(C)に基づいて説明す
る。
【0044】図16(A)、(B)および(C)はそれ
ぞれ図11および図13における爪挿入孔147aのX
−X、147dのY−Yおよび147gのZ−Zで断面
した状態を示すものであり、図16(A)は爪の切断長
を最大として最も長く切るいわゆる深爪状に爪を切るこ
とができる状態である。すなわち、保持枠140に取り
付けられた基板147に設けられた爪挿入孔147aに
爪51の先端部51aを挿入した場合は、同図に示すよ
うに指50の指先50aは基板147の上面に当接して
位置決めされ、爪挿入孔147aに挿入された爪51の
先端部51aは指先50aから基板147の厚みL1を
残して貫通することになる。つまり前記基板147の厚
みL1を残して爪51の先端部51a(二点鎖線で示め
す部分)は切断されることになる。
【0045】つぎに、図16(C)は爪の切断長を最小
とし最も切る長さを少なくすることができる状態であ
り、基板147に設けた爪挿入孔147gに爪51の先
端部51aを挿入すると指先50aは前記基板147の
上面に当接して位置決めされる。そして、この場合は刃
体部133の前記刃133aと基板147の内周面の間
に間隙Gbが形成されていることから、爪挿入孔147
gを貫通した爪51の先端部51aは前記基板147の
厚みに前記間隙Gbを加えたL3を残しつまり二点鎖線
で示す部分が切断されることからその切断長は最も小さ
くなる。
【0046】つぎに、図16(B)は爪51の切断長を
前記最大と最小との中間程度とした状態であり、基板1
47の爪挿入孔147dに爪51の先端部51aを挿入
すると指先50aは前記基板147の上面に当接して位
置決めされる。そして、この場合は前記刃133aと基
板147の内周面の間に間隙Gaが形成されていること
から、爪挿入孔147dを貫通した爪51の先端部51
aは前記基板147の厚みに前記間隙Gaを加えたL2
を残してつまり二点鎖線で示す部分が切断される。そし
てこの間隙Gaは前記間隙Gbより小さいつまりL2は
L3より小さいことからことからその切断長は前記図1
6(C)に示す場合よりは短く、また、図16(A)に
示す場合よりも長くつまり両者の中間程度の切断長とな
るものである。
【0047】そして、図示しないが爪挿入孔147b、
147c、147eおよび147fについても、これら
爪挿入孔に爪51の先端部が挿入された場合はそれぞれ
の爪挿入口が位置している部位における基板147の内
面と刃133aとの間に形成される間隙に基板147の
厚みを加えた厚みを基板147aの上面に位置決めされ
た指先50aから残して切断されることになる。したが
って、前記爪挿入孔147aないし147gを適宜選択
することにより所望の爪切断長を選択して所望の長さに
爪を切ることができるものである。
【0048】つぎに、上記のように構成した電動爪切り
器101の動作つまり作用について説明する。まず、本
体10に回転体120および保持枠140を取り付けて
使用状態とする。ついでスイッチ2を閉成して電動機1
2を駆動すると回転体120が回転しカッター130も
回転する。この状態で切断長が設定されている保持枠1
40の基板147に設けられている爪挿入孔147aな
いし147gのうちから所望の切断長の爪挿入孔を選択
し、この選択した爪挿入孔に基板147の上面に指先5
0aが当接するまで爪51の先端部51aを挿入する。
すると、前記先端部51aのうち爪挿入孔を貫通した部
分はカッター130の刃133aによって切断されて爪
切りがなされる。爪切りが終了したときは前記スイッチ
2を開成して電動機12を停止させる。また、爪片収納
室14内の爪片が一杯になった際には保持枠140を本
体10から取り外し、爪片を捨てた後保持枠140を本
体10に取り付ければよい。
【0049】そして、この実施の形態においても爪切り
は電動機12により回転駆動されるカッター130によ
ってなされることから迅速になされるとともに爪切り操
作はスイッチ2を操作し爪挿入孔147aないし147
gのうち所望の爪挿入孔を選択しこの爪挿入孔に爪51
の先端部51aを挿入するだけでよく極めて簡単な操作
であり、また、基板147の内周面とカッター130の
刃133aの間隙Gを変化させて切断長を調節できるよ
うになっていることから所望の切断長に正確に切断する
ことができるものである。
【0050】また、上記実施の形態においては爪の切断
長が大きい場合は大きなトルクを要し、切断長が小さい
場合は大きなトルクを要せず、一方回転するカッター1
30のトルクが同じ場合は中心部での切断力は大きくま
た外周部では小さいが、カッター130の刃体部133
を中心部から下方に向けて所定の角度をもたせて傾斜さ
せて、前記基板147の中心部から外周部に向かうにつ
れて基板147の内面と刃体部133の刃133aとの
間隙が次第に大きくなるように離間させて切断長を調節
する構成としたため、切断長が大きく大きな切断力を要
する爪挿入孔147aを中心部に、切断長が小さく小さ
い切断力しか要しない爪挿入孔147gを外周部に形成
できることから効率のよい爪の切断ができるものであ
る。
【0051】なお、上記実施の形態においては、爪切断
長調節手段つまり基板147の内面とカッター130の
刃133aの間に形成される間隙Gを基板147の中心
部から外周部に向かうにしたがって次第に大きく形成す
るために、基板147を平板状に形成しこの基板147
に対向するカッター130の刃133aを中心部から外
周部に向けて所定角度傾斜させることにより構成した
が、これは図17に示すように回転板120に取り付け
られるカッター230の刃体部233つまり刃233a
を平面状に形成し、この刃体部233に対向する基板2
47を中心部から外周部に向けて図において上方に傾斜
させて、基板247の内面とカッター230の刃233
aの間に形成される間隙Gを中心部から外周部に向かう
にしたがって大きく形成して、爪切断長調節手段を構成
するようにしてもよいものである。なお、図17におい
てはカッター230および基板247に関する構成を除
いては上記実施の形態場合と同様な構成であり同一部分
については同一符号を付して示してある。
【0052】また、上記実施の形態においては、爪切断
長調節手段としては基板とこの基板に対向して配設され
るカッターつまり刃との間に形成される間隙を基板の中
心部から外周部に向かうにしたがって大きくするように
構成したが、これは逆に外周部から中心部に向かうにし
たがって大きくする構成としてもよいものである。
【0053】また、基板の内面とこの基板に対向して配
設されるカッターつまり刃との間に形成する間隙を調節
つまり可変とする構成は、上述した構成以外の構成によ
って行うようにしてもよく、要は基板とカッターの間に
形成される間隙を調節して爪の切断長を可変して調節で
きる構成であればどのような構成であってもよいもので
ある。その一つとしては、例えば図示しないが刃体部を
平坦状としたカッターを回転体に取り付け、また、この
カッターに対向して設けられる基板にその中心から外周
に向かって上昇するつまりカッターから離反するように
階段状に形成しこの各階段面に爪挿入孔を形成すること
により、カッターと基板の内面との間に形成される間隙
を変えて切断長を調節するようにすればよい。また、こ
のように基板を階段状とした場合は隣接する階段面と階
段面との間に位置する垂直壁に近接させて爪挿入孔を形
成するようにすれば、この垂直壁を爪挿入孔に爪先端部
を挿入する際のガイドとすることができるとともに爪切
り時に指先を位置決めする位置決部とすることができ、
指先を固定状態として爪切りができるものである。
【0054】また、上記実施の形態においては、基板1
47に形成した爪挿入孔147aないし147gはそれ
ぞれ異なる半径RaないしRgの円弧に沿わせて形成し
たが、これは前記各円弧に対して僅かに斜め方向に傾斜
させて形成してもよいものである。
【0055】なお、上記第一の実施の形態および第二の
実施の形態においては、電動機12として直流電動機を
用いて蓄電池13から電力を供給するようにしたが、こ
れは例えば電動機として交流電動機を用いてコードを介
して直接商用電源から電力の供給を受けるようにするこ
ともできるものである。
【0056】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、爪固定板に形成し爪挿入孔に挿入された爪を電動
機によって回転するカッターによって切るものであるこ
とから、安全にしかも迅速に爪切りができるという効果
を有するものであり、また、請求項2および請求項3記
載の発明は、安全にしかも迅速に爪切りができるという
効果に加えて、切断長調節手段により爪の切断長を任意
に選択できるとともに所望の切断長に正確に切断できる
という効果を有するものである。また、請求項4記載の
発明は、安全にしかも迅速爪切りができることおよび爪
の切断長を任意に選択して所望の切断長に正確に切断で
きることに加えて、基板の中心から異なる複数の半径の
円周上のそれぞれに爪挿入孔を形成するようにしたこと
および爪固定板とカッターとの間に形成される間隙を法
線方向に沿って変化させる構成としたことから多数の爪
挿入孔を形成できるため多くの切断長が設定できるとい
う効果を有するものであり、また、請求項5記載の発明
は、安全にしかも迅速に爪切りができること、爪の切断
長を任意に選択して所望の切断長に正確に切断できるこ
とおよび多くの切断長が設定できることに加えて、爪挿
入孔の長手方向を周方向にして形成したことからカッタ
ーは爪の厚み方向つまり側面から切断することになり、
カッターが爪の幅方向つまり正面から切断するのに比べ
切断時の切断力を小さくすることができ電動機の回転力
は小さくて済むものであり、したがって、小型つまり小
出力の電動機の使用を可能とする効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の電動爪切り器の全
体を示す斜視図。
【図2】上記実施の形態の電動爪切り器を上方から見た
平面図。
【図3】上記実施の形態の電動爪切り器の要部断面図
(図2のA−A断面図)。
【図4】上記実施の形態の基板を取り付けた保持枠を基
板側から見た図。
【図5】上記実施の形態の保持枠を内面側から見た図。
【図6】上記実施の形態の爪の切断長の調節を示す図で
あり、(A)は切断長を最大とした場合の図であり、
(B)は切断長を中程度とした場合の図であり、(C)
は切断長を最小とした場合の図である。
【図7】上記実施の形態の基板とカッターの関係を示す
拡大断面図(図2のC−Cで断面した拡大図)。
【図8】上記実施の形態の回転体にカッターを取り付け
た状態の平面図。
【図9】上記実施の形態のカッターの斜視図。
【図10】本発明の第二の実施の形態の電動爪切り器の
全体を示す斜視図。
【図11】上記実施の形態の電動爪切り器を上方から見
た平面図。
【図12】上記実施の形態の電動爪切り器の要部断面図
(図11のA−A断面図)。
【図13】上記実施の形態の基板の爪挿入孔の配設関係
を示す図。
【図14】上記実施の形態の回転体にカッターを取り付
けた状態の平面図。
【図15】上記実施の形態の回転体にカッターを取り付
けた状態の側面図。
【図16】上記実施の形態の爪の切断長の調節を示す図
であり、(A)は切断長を最大とした場合の図であり、
(B)は切断長を中程度とした場合の図であり、(C)
は切断長を最小とした場合の図である。
【図17】上記実施の形態のにおける爪切断長調節手段
の他の構成を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 電動爪切り器 10 本体 11 本体ケース 12 電動機 12a 電動機の出力軸 20 回転体 30 カッター 40 保持枠 47 基板(爪固定板) 47a 基板に形成した爪挿入孔 43a、44a 調節板(爪切断長調節手段) 101 電動爪切り器 120 回転体 130 カッター 140 保持枠 147 基板(爪固定板) 147a〜147g 基板に形成した爪挿入孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機を収納するとともにこの電動機の出
    力軸を外部に延出して設けた本体と、前記出力軸に取り
    付けられるとともにカッターを備えた回転体と、薄板か
    らなり長孔状の爪挿入孔が設けられた爪固定板と、前記
    本体に取り付けられるとともに前記爪固定板を前記カッ
    ターに対向させて保持する保持枠とを備えたことを特徴
    とする電動爪切り器。
  2. 【請求項2】電動機を収納するとともにこの電動機の出
    力軸を外部に延出して設けた本体と、前記出力軸に取り
    付けられるとともにカッターを備えた回転体と、薄板か
    らなり長孔状の爪挿入孔が設けられた爪固定板と、前記
    本体に取り付けられるとともに前記爪固定板を前記カッ
    ターに対向させて保持する保持枠とを備えるとともに前
    記爪挿入孔に挿入された爪の切断長を調節する爪切断長
    調節手段を設けたことを特徴とする電動爪切り器。
  3. 【請求項3】前記爪切断長調節手段を前記爪導入孔の近
    傍に位置して配設されるそれぞれ肉厚の異なる複数の調
    節板によって構成したことを特徴とする請求項2記載の
    電動爪切り器。
  4. 【請求項4】前記爪固定板に形成する長孔状の爪挿入孔
    を爪固定板の中心から異なる半径の円周上に位置してそ
    れぞれ形成するとともに前記爪切断長調節手段を前記爪
    固定板とこの爪固定板と対向した前記カッターとのいず
    れか一方を他方に対して異なる距離離間させることによ
    り両者間の間隙を法線方向に沿って変化させることによ
    って構成したことを特徴とする請求項2記載の電動爪切
    り器。
  5. 【請求項5】前記爪固定板に形成した長孔状の爪挿入孔
    をその長手方向を円周方向に沿って形成したことを特徴
    とする請求項4記載の電動爪切り器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006062277A1 (en) * 2004-12-09 2006-06-15 M.I Pet Co., Ltd Nail clipper for pets
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CN109363330A (zh) * 2018-12-07 2019-02-22 杨聪智 电动指甲刀

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