JPH0947318A - 電動爪切り器 - Google Patents

電動爪切り器

Info

Publication number
JPH0947318A
JPH0947318A JP20247095A JP20247095A JPH0947318A JP H0947318 A JPH0947318 A JP H0947318A JP 20247095 A JP20247095 A JP 20247095A JP 20247095 A JP20247095 A JP 20247095A JP H0947318 A JPH0947318 A JP H0947318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
cutter
claw
polishing
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20247095A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Yoshida
敏之 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP20247095A priority Critical patent/JPH0947318A/ja
Publication of JPH0947318A publication Critical patent/JPH0947318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、従来迅速に爪切りをなす爪切り器が
存在しないという事情に鑑みてなされた電動爪切り器に
関する。 【解決手段】電動機12を収納した本体10と、前記電
動機12によって回転駆動される回転体20と、爪挿入
孔47a〜47cが設けられた基板47(爪固定板)を
保持して前記本体10に取り付けられる保持枠40と、
前記基板と対向する面を平面部とした平板状部材から形
成され一側端縁に刃33を有し前記平面に研磨面36
(研磨手段)を有するとともに前記平面部を前記基板4
7の内面と対向させて前記回転体20に取り付けられる
カッター30とを備え、このカッター30を回転させ前
記刃33により爪を切断するとともに前記研磨面36で
研磨するようにした電動爪切り器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機によって
カッターを回転させて爪を切断するとともに爪を研磨す
る電動爪切り器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、把手部を兼用する棒形状の本体の
内部に電動機を収納し、この本体の先端部から前記電動
機の出力軸を突出させこの出力軸の先端にヤスリ部材を
取り付け、電動機によって前記ヤスリ部材を回転させて
爪を磨く爪磨器は知られているが電動爪切り器は存在し
ていなかった。そして、前記爪磨器はその名のとおりい
わゆる爪を磨いて爪の手入れをするものであるが、前記
回転するヤスリ部材を爪の先端部に当てて爪を削ること
によって爪を短くすることができることから爪切り器の
代用として用いられることもある。しかしながら、この
爪磨器は所詮磨き器としての機能を有するにすぎず爪切
り器としての機能を有するものでないことから、爪切り
器として使用したとしても迅速に爪切りができず、ま
た、削られた爪の粉が周囲に飛散するなど爪切り器とし
て満足のいくものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来は爪
の手入れをすることを目的とした電動爪磨器は存在する
ものの電動爪切り器は存在していなかった。この発明は
上記事情に鑑み安全にしかも迅速に爪切りと研磨のでき
る電動爪切り器を提供することを目的としてなされたも
のである。
【0004】この発明の第一の目的は、安全かつ迅速に
しかも簡単な操作で爪切りと爪の研磨つまり爪磨きを同
時になすことができる電動爪切り器を提供することにあ
り、また、第二の目的は爪切りと研磨を同時になすこと
ができるとともにこの爪切りと研磨を同時に行うことと
は別に単独に研磨のみを行うことができる電動爪切り器
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記第一の目的を達成する電動爪切り器を提供すること
にあり、電動機を収納した本体と、前記電動機によって
回転駆動される回転体と、爪挿入孔が設けられた爪固定
板を保持して前記本体に取り付けられる保持枠と、前記
爪固定板と対向する面を平面部とした平板状部材から形
成され一側端縁に刃を設け前記平面部に研磨手段を設け
るとともに前記平面部を前記爪固定板の内面と対向させ
て前記回転体に取り付けられるカッターとを備えた電動
爪切り器としたものであり、また、請求項2記載の発明
は、上記第一の目的に加えて第二の目的を達成する電動
爪切り器を提供することにあり、請求項1記載の発明に
おける回転体を正逆回転させる回転切換手段を設けこの
回転切換手段によって前記回転体を選択的に正逆正回転
させる電動爪切り器としたものである。
【0006】上記のように構成した請求項1記載の発明
は、爪固定板に形成した爪挿入孔に挿入された爪を電動
機によって回転するカッターによって切るつまり切断す
るものであることから、安全にしかも迅速に爪切りがで
きるとともに切断と同時に爪の研磨ができるものであ
り、また、請求項2記載の発明は、安全にしかも迅速に
爪の切断ができるとともに切断と同時に研磨するという
作用に加えて、爪の切断とは別に爪の研磨のみを単独に
行うことができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の第一の実施の
形態を図1ないし図9に基づいて説明する。電動爪切り
器1は図1、図3に示すように、本体10とこの本体1
0に着脱可能に設けられるカッター30を備えた回転体
20、前記本体10に着脱可能に取り付けられる保持枠
40と、この保持枠40に取着つまり保持される爪固定
板としての基板47とから構成されている。そして、前
記本体10は、本体ケース11とこの本体ケース11内
に収納された電動機12とこの電動機12に電力を供給
する蓄電池13およびこの蓄電池13を充電するための
図示しない充電用回路装置、この充電回路装置に接続さ
れ本体ケース11から出没可能に設けられた図示しない
プラグ装置等から構成されている。
【0008】前記本体ケース11は図3において上部に
天井壁11aを有し図示しないが下方を開口した有底筒
状に形成され、前記開口は図示しない底蓋によって閉蓋
されている。なお、前記電動機12、蓄電池13、充電
回路装置、プラグ装置の本体ケース11への収納は前記
開口から組み込まれ収納されるものである。そして、前
記天井壁11aの中央部には貫通孔11bが設けられて
おり、また、この貫通孔11bの周囲に下方に延出して
形成された環状の支持壁11cが形成されている。ま
た、前記天井壁11aの外周には上方に突出して形成さ
れた環状壁11dが形成され、この環状壁11dと前記
天井壁11aの上面とで囲まれた空間部は爪片収納室1
4となっている。また、前記環状壁11dの外周には雄
ねじ11eが形成されている。
【0009】また、前記電動機12は一端側に出力軸1
2aが突出して設けられており、この出力軸12aを前
記天井壁11aに形成した貫通孔11bを貫通させて前
記支持壁11cにその外周を嵌合するとともに図示しな
い固定具によって前記本体ケース11内に取り付けられ
て収納されている。また、前記出力軸12aには係合軸
15が一体的に取着されている。この係合軸15はその
上端部を断面D字状に形成した係合部15aを設けた嵌
合部15bを有している。なお、前記本体10には前記
蓄電池13から電動機12への電力の供給および停止を
する電源スイッチ2が設けられている。
【0010】そして、前記電動機12は前記蓄電池13
から供給される電流の極性つまり流れる方向が切り換え
られたときは回転方向が逆転する正逆回転する直流電動
機であり、また、前記電源スイッチ2は前記電動機12
を正回転させるように前記蓄電池13から電流を供給し
て爪切りをする(爪切)位置、蓄電池からの電流の供給
を停止して電動機12を停止させる(OFF)位置およ
び前記蓄電池13から供給する電流を前記正転の場合と
逆極性つまり逆に流して供給し電動機12を逆回転させ
爪の研磨をする(研磨)位置とに切り換えられる構成と
なっているものである。そして、前記正逆回転可能な電
動機12とこの電動機12に対して蓄電池から供給する
電流の極性を切り換える前記電源スイッチ2とで回転切
換手段を構成しているものである。
【0011】つぎに、前記回転体20は、合成樹脂から
なるとともに図3、図6に示すように円板状の台板21
とこの台板21の中心部から下方に向けて突設された結
合軸22から構成されており、この結合軸22には前記
係合軸15の嵌合部15bに嵌合する嵌合穴22bが形
成され、この嵌合穴22bの奥部には前記断面D字状に
形成された係合部15aと係合する断面D字状の係合穴
22aが形成されている。そして、この結合軸22の嵌
合穴22bおよび係合穴22aをそれぞれ前記係合軸1
5の嵌合部15bおよび係合部15aに嵌合して回転体
20は前記係合軸15に取り付けられるものである。そ
して、取り付けられた状態では前記係合部15aと係合
穴22aの係合によって回転体20は係合軸15つまり
電動機12の出力軸12aとともに回転することにな
る。なお、前記回転体20は前記係合軸15に対して着
脱可能に設けられているものである。
【0012】また、前記台板21には前記カッター30
によって切断つまり切られた爪を前記爪片収納室14内
に落下させる扇状の貫通孔23が4個等間隔離間して形
成されている。また、台板21には中心部および前記そ
れぞれの貫通孔23の外側に位置して5個の円柱状の取
付ボス24が形成されている。
【0013】つぎに、前記回転体20に取り付けられる
カッター30について説明する。このカッター30は、
金属板からなり図3、図5および図7に示すように中心
部に設けた連結部31から十字状に90度の間隔で放射
状に延出されるとともに図において上方に向けて凸とし
てコ状に折り曲げられた所定幅の4個の刃板32から構
成されており、これら各刃板32の上面は平らな平面部
に形成されており、そして、これら各刃板32のそれぞ
れの一側側には刃33が形成されており、また、他側側
には図9に示すように曲面部37が形成されている。ま
た、前記刃板32の上面の平面部にはヤスリ状面あるい
はいわゆるローレットと呼ばれる細い凹凸条からなる研
磨手段としての研磨面36が形成されており、この研磨
面36によって切断された爪の切断面等を研磨するもの
である。また、前記各刃板32の外側先端部にはそれぞ
れ取付部34が形成されている。そして、この取付部3
4と前記連結部31にはそれぞれ前記回転体20の台板
21に形成した取付ボス24が挿入される取付孔35が
形成されている。そして、このカッター30の回転体2
0への取り付けは、図7に示すように前記連結部31お
よび取付部34に形成された各取付孔35を前記回転体
20の台板21に形成した取付ボス24に対応させつい
でこれら取付孔35を取付ボス24に嵌合してカッター
30を回転体20上に配置した後、各取付ボス24の頭
部を加熱溶融して径大とすることによりなされるもので
ある。図8はこのカッター30を回転体20に取り付け
た状態を示すものであり、また、同図に示すようにカッ
ター30が回転体20に取り付けられた状態では前記各
刃板32は前記貫通孔23の中央上部に位置するように
なっており、カッター30で切断された爪は切断と同時
にこの貫通孔23から爪片収納室14に落下するように
なっている。また、前記各刃板32は所定幅に形成され
ていることからカッター30が爪の切断時に受ける衝撃
力による変形あるいは破損を防止することができるもの
である。
【0014】つぎに、保持枠40について説明する。こ
の保持枠40は合成樹脂からなり筒状に形成され、その
筒状壁41の下方部内周には前記本体10の環状壁11
dに形成した雄ねじ11eと螺合する雌ねじ42が形成
されている。そして、前記筒状壁41の上方部には爪固
定板としての基板47が一体成型等により一体的に取り
付けられている。この基板47は円板状に形成された金
属板からなるとともに3個の爪挿入孔47a、47bお
よび47cが形成されている。この爪挿入孔47aない
し47cは一般的つまり平均的な爪の曲面に対応させた
円弧状とするとともに爪の厚みより僅かに幅の大きい長
孔状に形成されている。また、前記爪挿入孔47aは例
えば小指の爪等比較的小さい爪を挿入するために小さく
形成され、また、爪挿入孔47bは人差し指、中指およ
び薬指等中程度の大きさの爪を挿入するために中程度の
大きさに形成され、また、爪挿入孔47cは親指等の大
きい爪を挿入するため大きく形成されている。
【0015】なお、基板47の保持枠40への取り付け
は上記のように一体成型等による方法ではなく、例えば
筒状壁41上端部に環状のフランジ部を形成しこのフラ
ンジ部に取付ボスを形成するとともに基板47にこの取
付ボスに嵌合する嵌合孔を設け、この嵌合孔に前記取付
ボスを嵌合した後加熱溶融して取り付けるようにするこ
ともできる。
【0016】そして、基板47が取り付けられた保持枠
40は前記筒状壁41に形成した雌ねじ42を本体ケー
ス11の環状壁11dに形成した雄ねじ11eに螺合す
ることによって本体10に取り付けられるものである。
【0017】そして、保持枠40を本体10に取り付け
た状態では、図3および図9に示すようにカッター30
の各刃板32の上面は前記基板47の内面に微小間隙G
を介して位置する位置関係に設定されており、前記電動
機12によって回転体20とともにカッター30が正逆
回転するときは前記各刃板32は前記基板47の内面に
接近した状態で回転することになる。したがって、前記
回転体20が正回転つまり図2および図9の矢印a方向
に回転している状態で爪挿入孔47aに爪の先端部が挿
入されると、この挿入された爪の内側面は爪挿入孔47
aの口縁に当接して固定され外側面方向から回転するつ
まり図9における矢印a方向に移動するカッター30の
刃33によって切断つまり切られるとともに爪の切断面
は前記研磨面36によって滑らかに研磨されるものであ
る。そして、この切られた爪片は回転体20の台板21
に形成された貫通孔23を通って爪片収納室14に落下
し、この爪片収納室14内に集められるようになってい
る。また、回転体20が逆回転(図2および図9の矢印
b方向)している状態で爪挿入孔47aに爪の先端部が
挿入されると、この挿入された爪の先端部は前記各刃板
32の上面に形成された研磨部36によって滑らかに研
磨されるものであり、このとき前記各刃板32の他側側
には曲面部37が形成されているため回転する刃板32
によって爪が破損等することは無いものである。なお、
前記爪片収納室14内に爪片が一杯となったときは保持
枠40を本体10から取り外すことにより捨てることが
できるものである。
【0018】つぎに、上記のように構成した電動爪切り
器1の動作つまり作用について説明する。まず、爪切り
を行う場合について説明する。この場合は前記電源スイ
ッチ2を(爪切)位置に入れる。すると前記蓄電池13
から前記電動機12が正回転する方向に電流が供給つま
り流され、回転体20とともにカッター30は図2およ
び図9の矢印a方向に回転する。この状態で爪の先端部
を基板47の爪挿入孔47aないし47cのうちの所望
の爪挿入孔に挿入すると爪の先端部は前記カッター30
の刃33によって切断されるとともに爪の切断面は各刃
板32の研磨面36で滑らかに研磨つまり磨かれること
になる。また、爪の切断と研磨は同時つまり爪切り動作
時に爪の研磨がなされるものである。また、爪挿入孔4
7aないし47cに爪を挿入した際は指先は基板47に
当接して爪挿入孔47aないし47cから内部に入り込
むことはなく指先がカッター30に触れることがなく安
全であり、また、切断される爪の切断長は前記基板47
の厚さによって一定に保てれるためいわゆる深爪状態に
爪切りがされることはないものである。
【0019】そして、爪切りが終了したときは前記電源
スイッチ2を(OFF)位置にして電動機12を停止さ
せる。また、爪片収納室14内の爪片が一杯になった際
には保持枠40を本体10から取り外し、爪片を捨てた
後保持枠40を本体10に取り付ければよい。
【0020】このように、爪切りおよび研磨は電動機1
2により回転駆動されるカッター30によってなされる
ことから安全かつ迅速にしかも簡単な操作で爪切りと爪
の研磨つまり爪磨きとが同時すなわち爪の切断動作時に
爪の研磨がされるものである。
【0021】なお、カッター30をコ字状に形成するこ
とにより回転体20の台板21と刃33との間に間隙が
形成されるため、爪の切断時に切断された爪片は下方に
落下することになり、爪片が基板とカッター30の刃板
32との間に入り込んで回転体20の回転が阻害される
ことはない。また、回転体20の台板21にカッター3
0の下方に位置して貫通孔23を設けたことにより、切
断された爪片は切断と同時にこの貫通孔23を通して爪
片収納室14内に落下させることができるため、切断さ
れて台板21上に落下した爪片が台板21の回転による
遠心力によって外方に飛ばされ保持枠40の筒状壁41
に衝突することはなく、この衝突による騒音あるいは振
動を防止できるとともに上述したように爪片が基板47
とカッター30の刃板32との間に入り込むことも防止
できる。また、爪片収納室14を設けることによって切
断された爪片が回転体20等の回転に起因する風圧によ
って舞い上がり回転体20等によって周囲に弾き飛ばさ
れることを防止でき騒音等の発生を防止できる。
【0022】また、基板47とカッター30の各刃板3
2との間に微小間隙Gが形成されていることから、研磨
面36によって研磨された爪の粉状片が基板47と各刃
板32の研磨面36との間に詰まることがなくカッター
30の回転が阻害されることはない。
【0023】つぎに、爪の研磨つまり爪磨きを行う場合
について説明する。この場合は前記電源スイッチ2を
(研磨)位置に入れる。すると前記蓄電池13から前記
電動機12にはこの電動機12が逆回転する方向に電流
が供給つまり流され、回転体20とともにカッター30
は図2および図9の矢印b方向に回転する。この状態で
爪の先端部を基板47の爪挿入孔47aないし47cの
うちの所望の爪挿入孔に挿入すると爪の先端部は前記カ
ッター30の各刃板32の上面に形成された研磨面36
によって滑らかに研磨されることになる。そして、この
際前記各刃板32の他側側に形成した曲面部37によっ
て爪が破損等することが防止される。また、爪挿入孔4
7aないし47cに爪を挿入した際は指先は基板47に
当接して爪挿入孔47aないし47cから内部に入り込
むことはなく指先が研磨部36に触れることがなく安全
であり、また、研磨される爪の切断長は前記基板47の
厚さによって一定に保てれるため爪が過度に研磨される
ことがなく均一に研磨されるものである。そして、爪切
りが終了したときは前記電源スイッチ2を(OFF)位
置にして電動機12を停止させる。
【0024】このように、爪の研磨は電動機12により
回転駆動されるカッター30に形成した研磨面36によ
ってなされることから、安全かつ迅速にしかも簡単な操
作で爪の研磨つまり爪磨きを行うことができるものであ
る。また、この爪磨きの場合においても上述したように
基板47とカッター30の各刃板32との間に微小間隙
Gが形成されていることから、研磨面36によって研磨
された爪の粉状片が基板47と各刃板32の研磨面36
との間に詰まることがなくカッター30の回転が阻害さ
れることはないものである。
【0025】なお、上記実施の形態においては、回転切
換手段を設けて回転体20を正逆回転させて、爪切りと
爪の研磨を同時に行う機能および爪の研磨を単独で行う
機能の二つの機能を持たせる構成としたが、これは爪の
研磨を単独で行う機能を持たせることなく爪の切断と爪
の研磨を同時に行う機能のみとする構成とすることもで
きる。この場合は前記回転切換手段は省略するつまり電
動機12は一方方向に回転する電動機としまた前記電源
スイッチ2は蓄電池13からこの電動機への電力の供給
停止をするスイッチとすることができる。
【0026】また、上記実施の形態においては、正逆回
転可能な電動機12とこの電動機12に対して蓄電池1
3から供給する電流の極性を切り換える前記電源スイッ
チ2とで回転切換手段を構成したが、これは他の構成例
えば回転切換手段を複数の歯車からなるギヤー手段を前
記電動機12の出力軸12aと回転体20との間に介在
させ、このギヤー手段を切り換えて前記回転体20を正
逆回転させるようにしてもよい。
【0027】また、上記実施の形態においては、回転体
20を逆回転させて爪の研磨のみをなす際に爪の破損を
防止するためにカッター30の刃板32の他側側を曲面
状としたが、これは曲面状ではなく図10に示すように
基板47が端縁が次第に離反するような傾斜面38を形
成することによっても爪の破損を防止できるものであ
る。
【0028】また、上記実施の形態においては、爪切り
の際の爪の切断長および研磨の際の爪の研磨量は基板4
7の厚みによって定まることから一定であるが、これは
例えば図11に示すように保持枠40の筒状壁41の前
記基板47が取り付けられた上部内周面に係合凹部43
を形成し、一方前記筒状壁41の内周面に着脱可能な所
定の厚さとするとともに係合凹部43に係合する位置決
突起48eを外周に設けた薄板円板48dに前記基板4
7に形成した爪挿入孔47aないし47cに対応した同
一形状に形成した爪挿入孔48aないし48cを形成し
た調節板48を設けて、この調節板48を前記基板47
に載置し、爪の先端部を爪挿入孔48aと47a、48
bと47bおよび48cと47cを介して挿入するよう
にすれば爪の切断長等を調節することができるものであ
る。そして、それぞれ厚さの異なる調節板48を複数設
けるこれら複数の調節板48のうちから所望の調節板4
8を選択することにより所望の爪切断長等の選択が可能
となるものである。
【0029】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、爪固定板に形成し爪挿入孔に挿入された爪を電動
機によって回転するカッターによって切るものであるこ
とから、安全にしかも迅速に爪切りができるとともにこ
の爪切り動作とともにカッターに設けた研磨手段によっ
て迅速に爪磨きができるという効果を有するものであ
り、また、請求項2記載の発明は、安全にしかも迅速に
爪切りと爪磨きができるという効果に加えて爪切りとは
別に爪磨きを単独にしかも迅速にできるという効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電動爪切り器の全体を示
す斜視図。
【図2】上記実施の形態の電動爪切り器を上方から見た
平面図。
【図3】上記実施の形態の電動爪切り器の要部断面図
(図2のA−A断面図)。
【図4】上記実施の形態の基板を取り付けた保持枠を基
板側から見た図。
【図5】上記実施の形態のカッターを上から見た平面
図。
【図6】上記実施の形態の回転体の上から見た平面図。
【図7】上記実施の形態のカッターと回転体の分解図。
【図8】上記実施の形態の回転体にカッターを取り付け
た状態の平面図。
【図9】上記実施の形態のカッターと基板の関係を示す
部分拡大断面図(図2におけるB−B断面)。
【図10】上記実施の形態のカッターの他の形態を示す
部分拡大断面図。
【図11】上記実施の形態のにおける爪切断長を調節す
る調節板を設けた場合の保持枠と調節板との関係を示す
斜視図。
【符号の説明】
1 電動爪切り器 10 本体 11 本体ケース 12 電動機 12a 電動機の出力軸 20 回転体 30 カッター 33 カッターの刃 36 研磨面(研磨手段) 40 保持枠 47 基板(爪固定板) 47a 基板に形成した爪挿入孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機を収納した本体と、前記電動機によ
    って回転駆動される回転体と、爪挿入孔が設けられた爪
    固定板を保持して前記本体に取り付けられる保持枠と、
    前記爪固定板と対向する面を平面部とした平板状部材か
    ら形成され一側端縁に刃を設け前記平面部に研磨手段を
    設けるとともに前記平面部を前記爪固定板の内面と対向
    させて前記回転体に取り付けられるカッターとを備えた
    ことを特徴とする電動爪切り器。
  2. 【請求項2】前記回転体を正逆回転させる回転切換手段
    を設けこの回転切換手段によって前記回転体を選択的に
    正逆正回転させることを特徴とする請求項1記載の電動
    爪切り器。
JP20247095A 1995-08-08 1995-08-08 電動爪切り器 Pending JPH0947318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20247095A JPH0947318A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電動爪切り器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20247095A JPH0947318A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電動爪切り器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0947318A true JPH0947318A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16458062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20247095A Pending JPH0947318A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電動爪切り器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0947318A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012142843A1 (zh) * 2011-04-22 2012-10-26 上海中鹏岳博实业发展有限公司 自动修甲刀
KR200473340Y1 (ko) * 2013-04-09 2014-08-06 주식회사 아이젤크리에이티브 정방향 또는 역방향으로 회전을 전환할 수 있는 매니큐어 클렌저기기
CN109203723A (zh) * 2017-06-29 2019-01-15 卡西欧计算机株式会社 美甲打印装置及控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012142843A1 (zh) * 2011-04-22 2012-10-26 上海中鹏岳博实业发展有限公司 自动修甲刀
KR200473340Y1 (ko) * 2013-04-09 2014-08-06 주식회사 아이젤크리에이티브 정방향 또는 역방향으로 회전을 전환할 수 있는 매니큐어 클렌저기기
CN109203723A (zh) * 2017-06-29 2019-01-15 卡西欧计算机株式会社 美甲打印装置及控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5123430A (en) Cutter device for fingernails or toenails
JP4519285B2 (ja) 回転式電気かみそりの内刃と回転式電気かみそり
WO2006124608A2 (en) Razor sharpening apparatus
JP2006061667A (ja) 動物用の爪切り
KR200472977Y1 (ko) 면도기
WO2010064380A1 (ja) 爪研磨機
JPH0947318A (ja) 電動爪切り器
US5909928A (en) Electrical hair remover device and method
KR101324984B1 (ko) 전동식 손톱정리장치
US3768163A (en) Grass trimmer sharpening device
KR102043805B1 (ko) 스러스트 베어링을 이용한 네일 샤이너
JPH06277113A (ja) 電動式爪整形器
KR19990062335A (ko) 자동 손톱깎이
JPH022184Y2 (ja)
KR200242010Y1 (ko) 전동식 손톱소제기
KR200274570Y1 (ko) 손톱연마기
JPS6221407Y2 (ja)
JPH0947317A (ja) 電動爪切り器
KR200217603Y1 (ko) 전동식 손톱 연마기
KR200423480Y1 (ko) 전동연마 손톱깎이
KR20030037662A (ko) 손톱연마기
KR102660818B1 (ko) 유아용 손톱깎이
KR200173434Y1 (ko) 손톱연마기
CN110678100A (zh) 电动指甲锉刀
CN211890099U (zh) 一种家用电动磨刀器