JP2004058388A - 携帯用切断機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホイルカバー3に対してベース4を移動自在に係止すると共に、巻きバネ7をベース4とホイルカバー3間に配設して、巻きバネ7の弾性力によりベース4とホイルカバー3が常に離れる方向に保持させるように働かせることにより達成される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転刃物で切断する携帯用切断機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯用切断機について図6〜図8を用いて説明する。
【0003】
モータにより回転される回転刃物の外周部および側面部は、作業者が回転刃物に誤って接触するのを防止するためと、切断時に発生する粉じんの飛散防止を目的に、切断作業に必要な回転刃物の露出部と回転刃物の交換に必要な開口部を除きホイルカバーで覆われている。該ホイルカバーの開放部で切断作業に必要な回転刃物の露出部近傍にはベースが配設されている。回転刃物の回転力により粉じんが飛散する方向となるベースの一端部は、ロールピンを介してホイルカバーで連結され、ロールピンを軸心としてベースがホイルカバーに対して回転することにより、回転刃物がベースから突き出す量(図中C寸法)を可変することができる。ベースの移動範囲には、ベースとホイルカバーが係合するように案内溝付リンク16がベースに突設されている。該リンクの案内溝17とホイルカバーに穿設された穴18に、固定ボルト19とノブナット20を配設し、ノブナットを締め付けることにより、ホイルカバーに対して移動するベースの位置を任意の設定位置で固定することができる。ベースの位置をホイルカバーに対して任意の位置で固定した後、ベースを被削材に当接して切断作業を行うことにより、切断深さを一定に保つことができ、安定した切断作業を行うことができる。切断作業時に被削材から発生する粉じんは、回転刃物が被削材の内部から空間に開放される位置から回転刃物の円周部接線方向に慣性力により飛散する。ホイルカバー内部には、回転刃物の円周部接線方向に飛散した粉じんを一ヶ所に集めて排出するための粉じん吐出口を配設する。集じん機等のダクトホースを粉じん吐出口に直結して粉じんを吸引することにより周囲への粉じん飛散を防止することができ、切断作業環境を快適にすることができる。ホイルカバー内部に飛び込んだ粉じんは、その慣性力によってホイルカバー内壁に沿いながら粉じん吐出口まで誘導することができるが、ホイルカバーに飛び込まない粉じんを集じんするためには、粉じんの持つ慣性力より大きな吸引力を持った集じん機を接続して、粉じんの飛散方向を曲げなければならない。そのような大きな吸引力を持つ大形の集じん機を、切断作業現場へ持ち込むのは現実的には難しい。携帯用切断機は、切り込み調整量を小さく設定すると、ベースとホイルカバー間の開放部が大きくなり、粉じんがホイルカバー内部に飛び込まなくなるため、一般的には粉じん飛散方向にベースとホイルカバーを連結する軸支部を配設する。これにより切り込み調整量に関わらず、粉じんの飛散方向におけるベースとホイルカバーの隙間を少なく設定することが可能となり、粉じんがホイルカバーに飛び込みやすくなる。
【0004】
従来の携帯用切断機は、ベースを被削材に当接させてベースと被削材間の空間がなくなると効率良く粉じんを集じんすることができる構造に設計されているが、切断作業開始時など、回転刃物が被削材に接触してから、ベースが被削材に当接するまでの間(図中e寸法分を被削材側に押し付ける間)は、回転刃物の円周部接線方向に慣性力により飛散する粉じんをホイルカバー内部に飛び込ませることができず、粉じんが周囲に飛散してしまうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
携帯用切断機から発生する粉じんの発生量は被削材により差異があるが、特にセメント系成分を有する被削材(コンクリートや、外壁材など)は切削粉じんが微粒子になるため、集じん構造を有しない携帯用切断機で被削材を加工すると、周囲空間に飛散・浮遊する粉じんが大量に発生して作業環境が劣悪になる。集じん構造を有する従来の携帯用切断機であっても、被削材の切断開始時には、被削材とベース間に空間部(図中c寸法)があるために、この空間部に粉じんが飛散してしまう。実際に粉じんが飛散する時間はベースが被削材に当接するまでの短い時間ではあるが、飛散粉じんが微粒子のため、周囲空間に粉じんが浮遊して作業環境が悪くなるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は回転刃物が被削材に接触する際は、常に発生粉じんをホイルカバー内部に飛び込まさせることにより、粉じんの飛散を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、ベースをホイルカバーに対して固定して使用することをやめ、ベースをホイルカバーに対して常に移動可能な状態にするとともに、巻きバネをベースとホイルカバーの軸支部に配設して、巻きバネの弾性力によりベースとホイルカバーが常に離れる方向に保持させるように働かせることにより達成される。切り込み量の調整は、ホイルカバーがベースに対して移動する範囲を規制するための突き当て構造をベースとホイルカバーに配設することにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明携帯用切断機の一実施形態を図1〜図5により説明する。
【0009】
モータ1により回転される回転刃物2の外周部および側面部は、切断作業に必要な回転刃物2の露出部と回転刃物2の交換に必要な開口部を除きホイルカバー3で覆われている。該ホイルカバー3の開放部で切断作業に必要な回転刃物2の露出部近傍にはベース4が配設されている。回転刃物2の回転力により粉じん5が飛散する方向となるベース4の一端部は、ロールピン6を介してホイルカバー3で連結され、ロールピン6を軸心としてベース4がホイルカバー3に対して回転することにより、回転刃物2がベース4から突き出す量(図中c寸法)を可変することができる。
【0010】
上記構成において、ロールピン6を軸心として巻きバネ7をベース4とホイルカバー3間に配設する。巻きバネ7の一端部はベース4に掛止させ、他端部はホイルカバー3内壁に掛止させる。該バネ力により、切断作業時などの外力が働かない状態の場合には、ベース4はホイルカバー3に対して常に離れる方向に保持される。またベース4には、前記ロールピン6の円周延長上にストッパーアーム8を突設し、同じくホイルカバー3側面でロールピン6の円周延長上には前記ストッパーアーム8の回転軌跡上にストッパーアーム8を突き当てるためのストッパリブ9および位置調整用の六角穴付止めネジ10とナット11を配設する。該六角穴付止めネジ10の出張り量(図中a寸法)を調整し、ナット11を締め付けて調整位置を固定することにより、ホイルカバー3に対してベース4の移動範囲(図中b寸法)を設定することができるため、回転刃物2がベース4から突出する量(図中c寸法)を任意に設定することができる。上記した携帯用切断機は、切断作業開始前にベース4を被削材12に当接させた後に、切断機本体を被削材12側(図中矢印d方向)に押し込むことにより、切断作業を開始することができる。また、切り込み調整量(図中c寸法)は上記ストッパーアーム8が六角穴付止めネジ10に突き当たり、切断機本体を被削材12側に押し込めなくなることにより設定することができる。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、切断作業を開始する前からベース4を被削材12に当接させることができるため、切断切断開始時に被削材12の表面とほぼ平行に飛散する粉じん5も含めて、ほとんどの飛散粉じんをホイルカバー3内に飛び込まることができる。ホイルカバー3内部に飛び込んだ粉じん5は、その慣性力によってホイルカバー内壁13に沿いながら粉じん吐出口14まで誘導することができるため、粉じん吐出口14に集じん機のダクトホース15を直結すれば、周囲空間に粉じん5を飛散・浮遊させることがなくなり、快適な作業環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明携帯用切断機の一実施形態を示す要部拡大正面図。
【図2】図1の携帯用切断機の一切断作業状態を示す要部拡大正面図。
【図3】図2の携帯用切断機の要部断面側面図。
【図4】図1の携帯用切断機の一切断作業状態を示す要部拡大正面図。
【図5】図1の携帯用切断機の一切断作業状態を示す要部拡大正面図。
【図6】従来の携帯用切断機の一例を示す背面図。
【図7】図6の携帯用切断機の一作業状態を示す要部拡大正面図。
【図8】図6の携帯用切断機の一作業状態を示す要部拡大正面図。
【符号の説明】
1はモータ、2は回転刃物、3はホイルカバー、4はベース、7は巻きバネである。
Claims (1)
- モ−タにより回転される回転刃物と、この回転刃物を覆うホイルカバーと、被削材切断時に前記回転刃物を案内するベースが前記ホイルカバーに移動可能に係止されることにより、任意の切断深さに調整する切り込み量調整機構を有する携帯用切断機において、ホイルカバーに対してベースが離れる方向に保持させるバネなどの弾性材を、ベースとホイルカバー間に介在させたことを特徴とする携帯用切断機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002218169A JP2004058388A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 携帯用切断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002218169A JP2004058388A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 携帯用切断機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004058388A true JP2004058388A (ja) | 2004-02-26 |
JP2004058388A5 JP2004058388A5 (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=31939436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002218169A Pending JP2004058388A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 携帯用切断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004058388A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008529817A (ja) * | 2005-02-18 | 2008-08-07 | ヨハンソン,マッツ | 切断および集塵アセンブリ、並びにそのようなアセンブリを備えた加工機器 |
JP2012176598A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-09-13 | Goei Seisakusho:Kk | 携帯用切削工具及び集塵構造体 |
GB2495208A (en) * | 2011-09-30 | 2013-04-03 | Bosch Gmbh Robert | Spring biased base with offset pivot point |
CN110253770A (zh) * | 2019-06-29 | 2019-09-20 | 嵊州摩天自动化设备有限公司 | 一种建筑墙体施工用开槽设备 |
-
2002
- 2002-07-26 JP JP2002218169A patent/JP2004058388A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9156182B2 (en) | 2011-09-30 | 2015-10-13 | Robert Bosch Gmbh | Spring biased base with offset pivot point |
GB2495208B (en) * | 2011-09-30 | 2016-05-18 | Bosch Gmbh Robert | Spring biased base with offset pivot point |
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CN110253770B (zh) * | 2019-06-29 | 2020-10-27 | 嵊州摩天自动化设备有限公司 | 一种建筑墙体施工用开槽设备 |
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