JP4185902B2

JP4185902B2 - 浮動式カッター部を有する毛玉取り機

Info

Publication number: JP4185902B2
Application number: JP2004309699A
Authority: JP
Inventors: 文成陳
Original assignee: 文成陳
Priority date: 2003-11-20
Filing date: 2004-10-25
Publication date: 2008-11-26
Anticipated expiration: 2024-10-25
Also published as: US6941662B2; US20050132575A1; DE102004053138A1; JP2005155000A; TWI262121B; TW200517229A; DE102004053138B4

Description

本発明は、特に衣服又はペットの毛玉を除去するためのものであり、使用寿命が長い浮動式カッター部を有する毛玉取り機に関するものである。

従来の毛玉取り機は、本体の一端に複数の貫通孔を有するカバーが設けられると共に、該カバーの内側面に接触するように回転可能なカッター部が設けられることにより、該カッター部が貫通孔からカバーの内側へ入り込んだ毛玉を除去することができる。又、前記毛玉取り機は一般に広く使用されるものであるので、特に特許文献又は非特許文献には記載されていなかった。

しかしながら、前記毛玉取り機のカッターは摩損、鈍化しやすいので、毛玉をうまく除去することができない。又、起動後の空転状態又はカットを行う際には、カッターの刃部がカバーの内側面に接触するように回転するので、刃部の摩損や鈍化が進むと、優れた毛玉の除去効果が得られない。
又、毛玉は一般に静電気により服の表面に付着するので、除去し難しく場合によっては、不注意で服を切ってしまうこともある。又、ペットの毛玉を除去する場合には、不注意でペットを傷付けてしまう恐れもある。
そこで、出願されたのが本発明であって、使用寿命が長い浮動式カッター部を有する毛玉取り機を提供することを目的としている。

本願の請求項１の発明は、本体を有し、その内部に駆動軸とカッター部が設けられ、該カッター部と対応する駆動軸の一端に駆動斜面が形成され、カッター部と相異する駆動軸の端に周囲に翼部を有する回転軸が設けられ、該回転軸の一端に本体に枢設するため枢軸が設けられ、前記カッター部は中心ブロックを有し、その一面に駆動斜面と対応する連動斜面が形成されると共に、周囲に他面へ突出する三つの傾斜状の刃部が設けられ、本体の一端にカッター部を枢設するため複数の貫通孔を有するカバーが設けられ、前記連動斜面と駆動斜面が互いに接触する際、カッター部の刃部がカバーと離間することを特徴とする浮動式カッター部を有する毛玉取り機及び、
本願の請求項２の発明は、前記駆動斜面はＶ字溝であることを特徴とする請求項１に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機及び、
本願の請求項３の発明は、前記翼部は螺旋状のように回転軸に設けられることを特徴とする請求項１又は２に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機及び、
本願の請求項４の発明は、前記本体はＬ字形であり、一端に駆動軸とカッター部を収容するための空気吸入部が形成されると共に、他端に該空気吸入部と連通する空気排出部が形成され、前記カバーが空気吸入部を有する本体の一端に設けられることを特徴とする請求項１に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機及び、
本願の請求項５の発明は、前記本体はＬ字形であり、一端に駆動軸とカッター部を収容するための空気吸入部が形成されると共に、他端に該空気吸入部と連通する空気排出部が形成され、前記カバーが空気吸入部を有する本体の一端に設けられることを特徴とする請求項３に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機及び、
本願の請求項６の発明は、前記枢軸の一端に非円形の溝が形成され、本体の空気吸入部に駆動軸を枢設するための支持フレームが設けられ、該支持フレームに複数の気道が形成され、前記カバーの貫通孔が空気吸入部へ徐々に狭まる構造であり、貫通孔の周縁にカッター部へ突出する凸隆部が設けられることを特徴とする請求項５に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機及び、
本願の請求項７の発明は、前記本体の壁に摺動プレートを有する貫通溝が形成されることを特徴とする請求項６に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機、を提供する。

本発明は上記の課題を解決するものであり、浮動式カッター部によりカット作業を行わない時には、刃部とカバーとが互いに離間し、毛玉が吸引力によりカバーの貫通孔に吸い込れると、カット作業を行うことにより、カッター部の刃部の使用寿命を向上することができ、又、風の吸引力により、不注意で服を切る又はペットを傷付けることも防止できる。

以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図１は本発明に係る浮動式カッター部を有する毛玉取り機のカッター部を示す分解斜視図であり、図２は本発明に係る浮動式カッター部を有する毛玉取り機の断面図であり、図３は本発明に係わる浮動式カッター部を有する毛玉取り機の作動状態を示す断面図であり、図４は本発明に係わる浮動式カッター部を有する毛玉取り機の他の実施例を示す断面図である。
図１に示すように、本発明の浮動式カッター部（２０）は駆動軸（１０）により駆動され、該カッター部（２０）と対応する駆動軸（１０）の一端にＶ字溝である駆動斜面（１１）が形成され、該カッター部（２０）は中心ブロック（２１）を有し、その一面に駆動斜面（１１）と対応する連動斜面（２２）が形成されると共に、周囲に他面へ突出する三つの傾斜状の刃部（２３）が設けられる。駆動軸（１０）を回転する際、カッター部（２０）が駆動軸（１０）へ吸引されると共に、連動斜面（２２）と駆動斜面（１１）が互いに接触するように同時に回転され、又、衣服又はペットの毛玉により刃部（２３）を阻む際、カッター部（２０）の回転速度を降下すると共に、連動斜面（２２）が駆動斜面（１１）に沿って外側へ移動することにより、カット作業を行う。
以上、本発明の作動原理を概略に説明するが、以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。

図２に示すように、本発明に係わる浮動式カッター部を有する毛玉取り機はＬ字形の本体（３０）を有し、その内部に駆動軸（１０）とカッター部（２０）が設けられ、カッター部（２０）と相異する駆動軸（１０）の端に周囲に螺旋状の翼部（１２１）を有する回転軸（１２）が設けられ、該回転軸（１２）の一端に本体（３０）に枢設するため枢軸（１３）が設けられ、該本体（３０）の一端に駆動軸（１０）とカッター部（２０）を収容するための空気吸入部（３１）が形成されると共に、他端に該空気吸入部（３１）と連通する空気排出部（３２）が形成され、又、空気吸入部（３１）を有する本体（３０）の一端に複数の貫通孔（４１）を有するカバー（４０）が設けられ、該貫通孔（４１）が空気吸入部（３１）へ徐々に狭まる構造であり、カバー（４０）の中央に空気吸入部（３１）へ突出する位置決め部（４２）が設けられると共に、該位置決め部（４２）にベアリング（４４）が設けられる。又、前記カッター部（２０）の中心ブロック（２１）に該ベアリング（４４）を収容するための収容溝（２４）が形成される。
又、本体（３０）の空気吸入部（３１）に駆動軸（１０）を枢設するための支持フレーム（５０）が設けられることにより、駆動軸（１０）を回転する際の振動を吸収すると共に、駆動軸（１０）の安定性を向上させ、又、該支持フレーム（５０）に複数の気道（５１）が形成される。
本発明に係わる浮動式カッター部を有する毛玉取り機を使用する場合、該本体（３０）の空気排出部（３２）に吸気装置（例えば掃除機）が設けられ、該吸気装置（符号なし）の吸引力により空気をカバー（４０）の貫通孔（４１）から空気吸入部（３１）に吸入すると共に、該回転軸（１２）を連動して回転することにより、駆動軸（１０）とカッター部（２０）を回転させる。又、吸引力によりカッター部（２０）の連動斜面（２２）が駆動軸（１０）の駆動斜面（１１）と接触し、この際、カッター部（２０）の刃部（２３）がカバー（４０）と離間する。
又、図３に示すように、毛玉を吸引力によりカバー（４０）の貫通孔（４１）に吸い込んだ時、毛玉が刃部（２３）を阻むことにより、カッター部（２０）の回転速度を降下すると共に、連動斜面（２２）が駆動斜面（１１）に沿って外側へ移動することにより、毛玉のカット作業を行う。カットした毛玉が空気吸入部（３１）と空気排出部（３２）を通じて吸気装置のゴミ収集袋に収集する。又、カバー（４０）の貫通孔（４１）に異物のない場合、カッター部（２０）が再び駆動軸（１０）と同時に回転すると共に、刃部（２３）がカバー（４０）と離間することにより、刃部（２３）の摩損率を降下する。
又、図３に示すように、本実施例において、前記カバー（４０）は金属製であり、周縁に本体（３０）と螺合するためプラスチック製のリング部（４３）が設けられ、又、カバー（４０）の貫通孔（４１）の周縁にカッター部（２０）へ突出する凸隆部（４１０）が設けられ、本体（３０）の壁に摺動プレート（３５）を有する貫通溝（３３）が形成されることにより、空気の吸引力を制御する。

図４に示すように、本発明に係わる浮動式カッター部を有する毛玉取り機の他の実施例はモータにより駆動し、前記枢軸（１３）の一端にモータの芯軸（６０）と連接するため非円形の溝（符号なし）が形成され、本体（３０）の空気排出部（３２）にゴミ収集袋が設けられ、モータで回転軸（１２）と駆動軸（１０）を駆動すると共に、カッター部（２０）を連動し、回転軸（１２）の翼部（１２１）の回転から吸引力を発生することにより、前記実施例と等しい効果を達成できる。

本発明は上記の構成を有するので、浮動式カッター部によりカット作業を行わない時には、刃部とカバーとが互いに離間し、毛玉が吸引力によりカバーの貫通孔に吸い込れると、カット作業を行うことにより、カッター部の刃部の使用寿命を向上することができ、又、風の吸引力により、不注意で服を切る又はペットを傷付けることも防止できる。

本発明に係る浮動式カッター部を有する毛玉取り機のカッター部を示す分解斜視図である。本発明に係る浮動式カッター部を有する毛玉取り機の断面図である。本発明に係わる浮動式カッター部を有する毛玉取り機の作動状態を示す断面図である。本発明に係わる浮動式カッター部を有する毛玉取り機の他の実施例を示す断面図である。

符号の説明

１０駆動軸
１１駆動斜面
１２回転軸
１２１翼部
１３枢軸
２０カッター部
２１中心ブロック
２２連動斜面
２３刃部
２４収容溝
３０本体
３１空気吸入部
３２空気排出部
３３貫通溝
３５摺動プレート
４０カバー
４１貫通孔
４１０凸隆部
４２位置決め部
４３リング部
４４ベアリング
５０支持フレーム
５１気道
６０芯軸

Claims

本体を有し、その内部に駆動軸とカッター部が設けられ、該カッター部と対応する駆動軸の一端に駆動斜面が形成され、カッター部と相異する駆動軸の端に周囲に翼部を有する回転軸が設けられ、該回転軸の一端に本体に枢設するため枢軸が設けられ、
前記カッター部は中心ブロックを有し、その一面に駆動斜面と対応する連動斜面が形成されると共に、周囲に他面へ突出する三つの傾斜状の刃部が設けられ、本体の一端にカッター部を枢設するため複数の貫通孔を有するカバーが設けられ、さらに前記中心ブロックは、前記カバーから前記駆動軸の軸方向に向けて移動自在に支承されており、
前記カバーの貫通孔内に毛玉が嵌挿しない場合は前記貫通孔から吸引される空気の圧力により前記中心ブロックは前記カバーから前記駆動軸側に移動し、前記連動斜面と駆動斜面が互いに接触して、前記カッター部の刃部を前記カバーから離間させるとともに、前記カバーの貫通孔内に毛玉が嵌挿した場合は、前記駆動軸の駆動斜面に沿って前記中心ブロックの連動斜面が前記カバー側へ移動し前記刃部を前記カバーに接触させて前記カバーの貫通孔内に嵌挿した毛玉をカットすることを特徴とする浮動式カッター部を有する毛玉取り機。
前記駆動斜面はＶ字溝であることを特徴とする請求項１に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機。
前記翼部は螺旋状のように回転軸に設けられることを特徴とする請求項１又は２に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機。
前記本体はＬ字形であり、一端に駆動軸とカッター部を収容するための空気吸入部が形成されると共に、他端に該空気吸入部と連通する空気排出部が形成され、前記カバーが空気吸入部を有する本体の一端に設けられることを特徴とする請求項１に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機。
前記本体はＬ字形であり、一端に駆動軸とカッター部を収容するための空気吸入部が形成されると共に、他端に該空気吸入部と連通する空気排出部が形成され、前記カバーが空気吸入部を有する本体の一端に設けられることを特徴とする請求項３に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機。
前記枢軸の一端に非円形の溝が形成され、本体の空気吸入部に駆動軸を枢設するための支持フレームが設けられ、該支持フレームに複数の気道が形成され、前記カバーの貫通孔が空気吸入部へ徐々に狭まる構造であり、貫通孔の周縁にカッター部へ突出する凸隆部が設けられることを特徴とする請求項５に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機。
前記本体の壁に摺動プレートを有する貫通溝が形成されることを特徴とする請求項６に記載の浮動式カッター部を有する毛玉取り機。