JP2012176598A - 携帯用切削工具及び集塵構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯用切削工具1は、防護カバー体11と集塵部14とを有する集塵構造体10を備え、集塵部は、矩形集塵開口15cを一方に有し、集塵ホースShを接続する接続開口15eを他方に有する筒状本体部15と、矩形集塵開口を中央にして回転刃9の側面に沿って筒状本体部にそれぞれ配置した一側補助板16A及び他側補助板16Bを有する補助集塵板16と、筒状本体部と防護カバー体との接続機構19とを有し、接続機構は防護カバー体に設けた設置基部17と、この設置基部に取付けた支持部材17Eと、この支持部材に支持されて筒状本体部を係合する係合部材18と、設置基部に係止され係合部材を被切削部材側に付勢する弾性部材18Eとを備える
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1の電動カッターは、切削刃の防護カバーの一部に集塵ホースを取りつけ、その集塵ホースを外部に設置した電気集塵機等に接続し、切削作業時に発生する粉塵を電気集塵機等によって吸引して回収するものである。
この携帯用切削機は、被切削部材上を移動するベースと、このベースの一端に回動可能に連結された工具本体に内蔵された駆動源と、この駆動源により回転駆動される回転刃と、この回転刃の外周の一部を覆う保護カバーと、この保護カバーに設けた集塵カバーと、を備え、集塵カバーの吸入口に案内するための案内板を前記ベースに回動可能に設けた構成としている。
そして、この携帯用切削機は、集塵カバーにホースを介して接続した集塵機から吸引することで、回転刃が回転して被切削部材から発生する粉塵を集塵しながら、切削作業を行っている。
特許文献3の携帯用切削機では、切削作業を行うときに、先端の案内板が回動して、保護カバーに固定している集塵路の吸引口に粉塵を案内するように構成されているので、案内板が回動するために形成される吸引口との隙間から粉塵が漏れやすくなってしまった。また、固定されているベースを基準にして移動する構成であると、水平方向あるいは垂直方向に直線的に切削作業する以外の場合、ベースが返って邪魔をして、自由な作業方向に対して使用し難い構成となってしまう。
かかる構成により、携帯用切削工具は、補助集塵板が弾性部材に抗して押されて回転刃の最大切込み深さになったときに、切欠凹部が取付部材に対面して移動の障害にならないため、補助集塵板の可動範囲および板幅を大きくすることができる。
かかる構成により、携帯用切削工具は、補助集塵板の平面端部が回転刃の両側面において近接した位置に形成されていることで、切削時に発生する粉塵に対して回転刃の回転に伴って連れ回りの防止をより確実にする。また、携帯用切削工具は、補助集塵板の平面端部が被切削部材に当接するために被切削部材に凹凸があっても面接触となりスムーズに切削作業における移動を可能とする。
かかる構成により、携帯用切削工具は、第1湾曲平面部及び第2湾曲平面部が被切削部材に当接する側の平面端部に対応する位置(移動先端側)に形成されていることにより、被切削部材を切削するときに、よりスムーズな切削作業における移動を可能とする。
かかる構成により、携帯用切削工具は、補助集塵板の平面端部が被切削部材に当接する部分となり、補助集塵板における一側補助板及び他側補助板の隙間、あるいは、矩形開口から粉塵が筒状本体部の矩形集塵開口に案内されて集塵される。
かかる構成により、携帯用切削工具は、筒状本体部の筒外周に設けた接続部にエアホースを接続することで、環状部材(又はC形環状部材)と筒内周面との間に形成したエア吹出口からエアを吹出し、エアの流れを矩形集塵開口から筒状本体部内に向かう集塵方向に形成している。携帯用切削工具は、環状部材を用いることで筒状本体部の筒軸方向におけるどの位置にもエア吹出口を容易に形成することができる。なお、ここでいう環状部材には、環の一部が切り離されているC字に形成されているものも含むこととする。
かかる構成により、携帯用切削工具は、エア吹出口から吹き出されるエアが、筒内周面の傾斜面を介して集塵ホース側に流れるため、吹き出したエアの流速を傾斜面により高めることができる。
かかる構成により、携帯用切削工具は、筒状本体部の筒内に臨ませて設置したエアノズルからエアが集塵方向に吹き出されることで集塵方向のエアの流れを形成し、筒状本体部の矩形集塵開口から粉塵を集塵する。
かかる構成により、携帯用切削工具は、補助集塵板により案内された粉塵を、矩形集塵開口に連続する開口溝から筒状本体部に送り集塵ホースから集塵することができる。
かかる構成により、携帯用切削工具は、被切削部材が柱あるいは円筒の形状である場合に、補助集塵板がその円曲面に沿って当接できるので、切削時に粉塵が発生しても集塵しながら作業を行うことができる。
かかる構成により携帯用切削工具は、筒状本体部および補助集塵板が直線方向に移動して被切削部材に当接した状態で切削作業が行われ、補助集塵板に案内される粉塵と矩形集塵開口からに送られる粉塵とを効率よく集塵することができる。
かかる構成により、携帯用切削工具は、回転刃により被切削部材に切溝が長く形成されても、被覆シート部がその切溝を覆うように筒状本体部の他方から突出しているので、切削された粉塵が切溝側に送られても被覆シートにより飛散することが防止される。
携帯用切削工具は、筒状本体部の矩形集塵開口からの吸引により、被切削部材に当接する補助集塵板から案内された粉塵及び矩形集塵開口に送られる粉塵を、効率よく集塵することが可能となる。また、携帯用切削工具は、筒状本体部及び筒状本体部に設けた補助集塵板が接続機構の弾性部材を介して被切削部材に当接する方向に付勢されるように構成されているので、ベースを設けることなく、切削作業の自由度を確保して、粉塵を効率良く集塵するように使用でき、さらに、回転刃の少なくとも一方の側面を覆う防護カバーであっても使用でき、作業者に対して工具重量の負担を軽減して作業性を向上することができる。また、補助集塵板は筒状本体部に設けられて弾性部材により被切削部材側に付勢されているので、案内された粉塵を漏れなく集塵できる。
さらに、携帯用切削工具は、補助集塵板に第1湾曲平面部及び第2湾曲平面部を設けているので、被切削部材に当接する補助集塵板の平面端部を介しての工具の移動をよりスムーズに行うことが可能となり、また、往復方向に移動する場合についてもよりスムーズに行うことが可能となる。
携帯用切削工具は、補助集塵板が被切削部材と当接する位置を円曲面に形成していれば、被切削部材が柱あるいは円筒の曲面を有する場合に、粉塵を効率的に集塵して切削作業を行うことが可能となる。
図1及び図2に示すように、携帯用切削工具1は、エアを供給して回転刃9を高速で回転させ、作業者が本体部2あるいはハンドルHaを手指で持ちながら操作し、石材、コンクリート等の被切削部材W(図3参照)を切削するときに発生する粉塵を回収しながら切削作業をするものである。この携帯用切削工具1は、コンプレッサCPのエア供給ホースAhを接続する本体部2と、この本体部2の構造体支持部7に着脱自在に取り付けられ、回転刃9の一方の側面における所定の円弧範囲を覆い切削作業で発生する粉塵を集塵する集塵構造体10とを備えている。
図1及び図2に示すように、本体部2は、その後部側に接続介在部25を介してエア供給ホースAhを接続するホース接続部3と、このホース接続部3から内部に形成したエア流形成路4と、このエア流形成路4に沿って設けられた駆動タービン5と、この駆動タービン5の回転により回転する駆動軸6と、この駆動軸(スピンドル)6の周囲で後記する集塵構造体10を支持するための構造体支持部7と、エア流形成路4を流れるエアを外部に放出する放出部8とを備えている。なお、本体部2の駆動タービン5に対応する側面には、ハンドルHaを着脱自在に取付けるハンドル接続穴2aが形成されている。
エア流形成路4は、ホース接続部3から放出部8まで送られてきたエアの流路となるように形成されており、駆動タービン5を効率よく回転させるようにその直径および配置が設定されている。
駆動タービン5は、エア流形成路4から送られてくるエアにより高速に回転するものであり、この駆動タービン5と駆動軸6が連動して回転するように設けられている。
駆動軸6は、本体部2の躯体側から一方に筒状に突出するように設けられており、後記する回転刃9が着脱自在に設置されるように、ここでは内側にネジが形成されている。
放出部8は、エア流形成路4を流通したエアを本体部2外に放出するものであり、ここでは、本体部2の下方にエアを吹出すように躯体から突出して形成されている。
周面板11cは、側面板11a及び刃先側面板11bの周端位置に亘って回転刃9の刃先を覆うように形成されている。この周面板11cと側面板11a及び刃先側面板11bとで回転刃9の所定円弧範囲を覆うように構成されている。なお、防護カバー体11は、回転刃9の一側面における半円弧形状で取付部11eの中央までの範囲を覆い、回転刃9の他側面のほとんどが露出している状態となっている。そのため、後記する補助集塵板16の構成により、粉塵が回転刃9と連れ回りすることを防止して防護カバー体11の開口している側面から粉塵が噴出することを防止している。したがって、防護カバー体11は、側面の他方が大きく開口した状態であっても本来の機能を果たすことができ、側面の他方がないために軽量化を図ることができる。
エア吹出口15gは、筒内部で筒内周面15dに沿って補助集塵板16の間以外の位置にCリング状に開口するように形成され、エア流路15bに供給されたエアを集塵ホースSh側に吹出すように形成されている。エア吹出口15gは、筒状内周15d1と対面する突出部15b2とによりここでは構成されている。ここで使用される環状部材15b3は、Cリング状の部材であり、突出部15b2を部材周縁から筒状本体部15の筒内の方向に突出した状態で形成されている。そして、この環状部材15b3は、エア流路15bとエア吹出口15gの両方を筒内周面15dと共に形成するように構成されている。
接続開口15eは、粉塵を集塵ホースSh側に送り出すための開口である。この接続開口15eは、筒状本体部15の他方の開口により構成されている。この接続開口15eの筒外周部分をホース接続部15fとして、接続する集塵ホースShの内径が嵌合できる外径に形成されている。
平面端部16d,16dは、被切削部材W(図8参照)に当接して切削作業における移動するときのガイドとなる部分である。この平面端部16d,16dは、粉塵を集塵する矩形開口16aの端部から第1湾曲平面部16bまで連続して形成されている。なお、この平面端部16d,16dは、板厚よりも厚い平面幅に形成されていればよい。
係合穴17bは、弾性部材18Eであるトーションバネの一方の脚部18fを係合できるように、一方の側面ブロック部17Cに形成されている。
また、側面ブロック部17Bには、ストッパ17d、17eを備える突出ブロック部17Dが設けられている。この突出ブロック部17Dは、係合部材18の所定位置に当接して係合部材18の回転角度を設定(抑制)するストッパ17d,17eを形成している。
ストッパ17eは、係合部材18の当接側辺18dが当接して、係合部材18の回転角度17Aを抑制するものでる。このストッパ17eは、当接側辺18dが当接したときに、補助集塵板16が付勢力に抗して移動する移動端の位置を設定している。
貫通支持穴18b,18bは、支持部材17Eを挿通させ支持するためのものである。なお、貫通支持穴18b,18bは、ここでは、係合側面板18B,18Cの長手方向における中央より一端側となる位置に形成されている。
図2に示すように、集塵部14の筒状本体部15におけるホース接続部15fに集塵ホースShを接続し、集塵ホースShの一端に集塵袋Sb等を接続する接続作業を行う。なお、エア供給ホースAh、接続介在部25、集塵ホースSh、集塵袋Sbの接続順序は特に問わない。携帯用切削工具1としての作業準備が整うと、コンプレッサCPからエアを送り、回転刃9の回転状態及び集塵部14のエア吹出口15gからのエアの吹出し状態を、必要があればエア調整ネジ22aにより調整する。
このように、携帯用切削工具1は、電気設備がない現場であっても、回転刃9がコンプレッサCPのエアにより回転し切削作業を行い、かつ、集塵部14にコンプレッサCPからのエアがエア分岐ホース20を介して供給されることで、集塵するための空気の流れを形成するので、発生する粉塵を効率よく回収することができる。なお、図8では、回転刃9の回転方法は左回りとなり粉塵が矩形開口16aに向かって発生する状態である。
図1から図8では、補助集塵板16の端部である平面端部16dが形成されている形成面が、筒状本体部15の矩形集塵開口15cの形成されている形成面よりも被切削部材W側に突出した状態の構成として説明したが、図9、10で示すような構成としても構わない。
つまり、図9に示すように、携帯用切削工具100では、筒状本体部150の回転刃9側に補助集塵板160を設けている。
以上のように構成された携帯用切削工具100は、図10(a)、(b)に示すように、すでに説明した携帯用切削工具1と同様に効率よく粉塵を集塵しながら切削作業を行うことができる。
すなわち、図11(a)に示すように、筒状本体部150Aを円環筒状に形成し、筒状本体部150Aの後方に漏斗状の接続管80を設ける構成としても構わない。筒状本体部150Aの接続開口150e側の他側閉塞端面150kに吹出穴を複数(周方向に等間隔で6〜12個)形成してエア吹出口150gとしている。このエア吹出口150gは、筒状本体部150Aの筒内周面150d(図10参照)と筒外周面との径方向における中央よりも筒内周面150d側となる位置に形成されている。また、筒状本体部150Aは、その筒内周面150dの径(内径)φ1の寸法と、接続管90の内周径(内径)φ2の寸法について、φ1≧φ2の関係になるように構成することで、より吸引力を大きくする集塵方向にエアの流れを形成することが可能となる。
図11(a)、(b)で示すように、エア吹出口150gあるいはエアノズル70とすることで、エア吹出口15gに換えてエアの流れを形成し、筒状本体部150A、150Bから集塵ホースShに向かって発生した粉塵を集塵する構成とすることができる。特にエアノズル70にする場合に構成が簡略化できて都合がよい。
また、図12(b)に示すように、エア吹出口15gを形成したときの筒状本体部15の筒内周面15dを、径方向に差がないフラットな周面状態として構成しても構わない。
設置基部170は、回転刃9の両側面に近接するように溝部170aを開けて設けた側面ブロック部170A、170Bと、この側面ブロック部170A、170Bの一端側で架け渡すように設けた水平ブロック部170Cと、を備え、水平ブロック部170Cに係合部材180を直線方向に移動自在に支持するスライド支持部170bを設けている。
図15(b)に示すように、筒状本体部250Bは、後部本体部250B2と前部本体部250B1とが互いに係合(当接)する位置に螺子構造250nを形成することにより、後部本体部250B2が着脱自在に設けられる構成としてもさらに好ましい。
このように後部本体部250B2が前部本体部250B1から取り外せることで、筒状本体部250Bの筒内の清掃が容易となり、かつ、磨耗により劣化した場合に容易にその部分だけ交換することが可能となる。
なお、回転刃9を駆動軸6に支持する構成としてブッシュ9bがなくてもよく、回転刃9が駆動軸6に着脱自在に支持される構成であれば、公知の機構でも全く構わない。
また、図6で示すエア吹出口15gは、筒状内周15d1と、突出部15b2とが水平方向に平行な状態で形成された例として説明したが、エア吹出口15gが傾斜面15d2に沿うように、筒内周面15d1を形成することなく、突出部15b2を傾斜させることでエア吹出口の構成としても構わない。
つまり、図6、図11、図12、図17に例示して説明したように、エア吹出口15g等の構成は、筒状本体内にエアを吹出す開口(孔、溝等)を形成し、集塵する方向にエアの流れを形成するものであればよい。したがって、接続部14aに連通するように円環状あるいはC円環状の筒体からなる環状部材(図示せず)を、筒状本体部15の筒内周面に当接するように設置し、その筒体(断面形状は円または矩形)に溝または孔が形成されていることでエアを吹出すエア吹出口としてもよい。
2a ハンドル接続穴 3 ホース接続部
4 エア流形成路 5 駆動タービン
6 駆動軸 7 構造体支持部
8 放出部 9 回転刃
9A 取付部材 9a ホイールワッシャ
9b ブッシュ 9c ナット
9d ボルト 10 集塵構造体
11 防護カバー体 11a 側面板
11b 刃先側面板 11c 周面板
11d 取付穴 11e 取付部
14 集塵部 14a 接続部
15 筒状本体部 15b1 段差
15b2 突出部 15b3 環状部材
15T 板部材 15a 開口溝
15b エア流路 15c 矩形集塵開口
15d 筒内周面 15e 接続開口
15f ホース接続部 15g エア吹出口
16 補助集塵板 16A 一側補助板
16B 他側補助板 16C 切欠凹部
16D 平面端部 16Sm 板隙間開口
16a 矩形開口 16b 第1湾曲平面部
16c 第2湾曲平面部 16d 平面端部
16e 平面端部 16h 板取付部
17 設置基部 17A 周面ブロック部
17B 側面ブロック部 17C 側面ブロック部
17D 突出ブロック部 17E 支持部材
17a 溝部 17b 支持穴
17c 係合穴 17d ストッパ
17e ストッパ 18 係合部材
18A 係合中央板 18B 係合側面板
18C 係合側面板 18E 弾性部材
18a スリット 18b 貫通支持穴
18c 係合突出片 18d 当接側辺
18e 側面部 18f 脚部
18g 脚部 18h バネ部
19 接続機構 20 エア分岐ホース
21 ホース本体 22 一端側接続部
22a エア調整ネジ 23 他端側接続部
25 接続介在部 26 介在部本体
27 供給ホース接続部 28 工具側接続部
29 分岐ホース接続部 70 エアノズル
70A エア吹出孔 80 接続管
90 接続管 Ah エア供給ホース
CP コンプレッサ Ha ハンドル
Sh 集塵ホース Sb 集塵袋
W 被切削部材 Wm 切溝
Claims (15)
- 円板状の回転刃が被切削部材を切削するときに発生する粉塵を集塵する集塵構造体を備え、前記集塵構造体に接続される集塵ホースに向かってエアの流れを形成する集塵流路形成手段を介して前記粉塵を集塵しながら前記被切削部材を切削する携帯用切削工具において、
前記集塵構造体は、前記回転刃の一部を覆う防護カバー体と、この防護カバー体の一端側に設けた集塵部とを備え、
前記集塵部は、前記粉塵を集塵する矩形集塵開口を一方に有すると共に、前記集塵ホースを接続する接続開口を他方に有する筒状本体部と、
この筒状本体部に設けられ、前記矩形集塵開口を中央にして、前記回転刃の側面に沿ってそれぞれ配置した一側補助板及び他側補助板を有する補助集塵板と、
前記筒状本体部と前記防護カバー体とを接続する接続機構とを有し、
前記筒状本体部は、前記矩形集塵開口を、当該筒状本体部の筒開口面積よりも開口面積が小さくなるように形成され、
前記接続機構は、前記防護カバー体に設けた設置基部と、この設置基部に取付けた支持部材と、この支持部材に支持されると共に前記筒状本体部を係合する係合部材と、この係合部材に一端側を係止し、かつ、前記設置基部に他端側を係止する弾性部材とを有し、
前記弾性部材が、前記係合部材に係合した筒状本体部及び当該筒状本体部に設けた前記補助集塵板を、前記被切削部材に当接する方向に付勢することを特徴とする携帯用切削工具。 - 前記補助集塵板は、前記回転刃の中央側を回転自在に固定する取付部材までの長さに形成されると共に、前記弾性部材に抗する方向の移動端において、前記取付部材に対面する位置に切欠凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用切削工具。
- 前記補助集塵板は、回転刃の側面に平行な板面の周縁の所定範囲に、前記回転刃の側面に向けて近接する折曲方向に形成した平面端部を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯用切削工具。
- 前記補助集塵板は、前記被切削部材に当接する位置の前記平面端部における長手方向の一端において、前記被切削部材から離間する方向に湾曲する第1湾曲平面部を設けると共に、前記平面端部の延長線上となる前記矩形集塵開口を越えた位置に、前記被切削部材から離間する方向に湾曲する第2湾曲平面部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の携帯用切削工具。
- 前記補助集塵板は前記被切削部材と当接する位置の平面端部が、前記矩形集塵開口の形成面よりも、前記被切削部材側に突出するように配置され、当該平面端部の前記矩形集塵開口に対向する位置に矩形開口を形成したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の携帯用切削工具。
- 前記筒状本体部は、エアを供給するエアホースの接続部を筒外周に設けると共に、円筒内周に環状部材又はC形環状部材を取り付けることで、円筒内周と環状部材あるいはC形環状部材との間にエア吹出口を設け、前記接続部に接続されたエアホースからのエアを、前記エア吹出口から前記集塵ホースに向かう流れを形成するように吹出す構成としたことを特徴とする請求項1に記載の携帯用切削工具。
- 前記筒状本体部は、前記エア吹出口からエアが吹き出された位置に、筒内周面において縮径方向に傾斜する傾斜面を設けたことを特徴とする請求項6に記載の携帯用切削工具。
- 前記筒状本体部は、エアを供給するエアホースの接続部を筒外周に設けると共に、前記接続部に接続されたエアホースからのエアを、前記集塵ホースに向かう流れを形成するように、当該筒内に臨ませて設置したエアノズルを設けたことを特徴とする請求項1に記載の携帯用切削工具。
- 前記筒状本体部は、前記補助集塵板の設置範囲において筒外周から筒内に連通する開口溝が形成され、前記開口溝が前記矩形集塵開口に連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用切削工具。
- 前記補助集塵板は、前記一側補助板及び他側補助板を互いに対向するように配置して形成した板間の板隙間開口を前記矩形集塵開口と同一平面上となるように前記筒状本体部の筒外周に設置され、
前記筒状本体部は、前記補助集塵板を設置した筒外周の範囲において筒内に連通する開口溝が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の携帯用切削工具。 - 前記筒状本体部は、矩形集塵開口から連続する開口側空間流路と、この開口側空間流路から流路径が狭くなるように形成した中央空間流路と、この中央空間流路から連続して前記接続開口に向かって流路径が拡がるように形成した後部空間流路とを備え、
前記エアノズルを前記開口側流路に臨ませる位置に設置したことを特徴とする請求項8に記載の携帯用切削工具。 - 前記補助集塵板は、被切削物に当接する位置が円曲面形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用切削工具。
- 円板状の回転刃が被切削部材を切削するときに発生する粉塵を集塵する集塵構造体を備え、前記集塵構造体に接続される集塵ホースに向かってエアの流れを形成して前記粉塵を集塵しながら前記被切削部材を切削する携帯用切削工具において、
前記集塵構造体は、前記回転刃の切断可能範囲を露出するように覆う防護カバー体と、この防護カバー体の一端側に設けた集塵部とを備え、
前記集塵部は、前記粉塵を集塵する矩形集塵開口を一方に有すると共に、前記集塵ホースを接続する接続開口を他方に有する筒状本体部と、
この筒状本体部に設けられ、前記矩形集塵開口を中央にして、前記回転刃の側面に沿ってそれぞれ配置した一側補助板及び他側補助板を有する補助集塵板と、
前記筒状本体部と前記防護カバー体とを接続する接続機構とを有し、
前記筒状本体部は、その矩形集塵開口が、当該筒状本体部の筒開口面積よりも開口面積が小さく形成され、前記補助集塵板を設置した筒外周の範囲において筒内に連通する開口溝を形成し、
前記接続機構は、前記防護カバー体に設けた設置基部と、この設置基部に直線方向に移動自在に取付けられ前記筒状本体部を支持する支持部材と、この支持部材に一端側が係止され他端側が前記設置基部に係止される弾性部材と、を有し、
前記弾性部材が、前記支持部材に支持する筒状本体部及び当該筒状本体部に設けた補助集塵板を、前記直線方向の一方となる前記切削部材に当接する方向に付勢することを特徴とする携帯用切削工具。 - 前記筒状本体部の他方から突出して、前記回転刃で切削した被切削部材の切溝の長手方向における一部を覆うシート状の被覆シート部を前記筒状本体部に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項13に記載の携帯用切削工具。
- 円板状の回転刃により被切削部材を切削するときに発生する粉塵を、接続される集塵ホースに向かってエアの流れを形成する集塵流路形成手段を介して集塵しながら前記被切削部材を切削する携帯用切削工具に用いられる集塵構造体であって、
前記集塵構造体は、前記回転刃の一部を覆う防護カバー体と、この防護カバー体の一端側に設けられた集塵部とを備え、
前記集塵部は、前記粉塵を集塵する矩形集塵開口を一方に有すると共に、前記集塵ホースを接続する接続開口を他方に有する筒状本体部と、
この筒状本体部に設けられ、前記矩形集塵開口を中央にして前記回転刃の側面に沿ってそれぞれ配置した一側補助板及び他側補助板を有する補助集塵板と、
前記筒状本体部と前記防護カバー体とを接続する接続機構とを有し、
前記矩形集塵開口は、当該筒状本体部の筒開口面積よりも開口面積が小さく形成され、
前記接続機構は、前記防護カバー体に設けた設置基部と、この設置基部に取付けた支持部材と、この支持部材に支持されると共に前記筒状本体部を係合する係合部材と、この係合部材に一端側を係止し、かつ、前記設置基部に他端側を係止する弾性部材とを有し、
前記弾性部材が、前記係合部材に係合した筒状本体部及び当該筒状本体部に設けた前記補助集塵板を、前記被切削部材に当接する方向に付勢することを特徴とする集塵構造体。
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