JPH11179722A - ハンドカッター - Google Patents
ハンドカッターInfo
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- JPH11179722A JPH11179722A JP35041997A JP35041997A JPH11179722A JP H11179722 A JPH11179722 A JP H11179722A JP 35041997 A JP35041997 A JP 35041997A JP 35041997 A JP35041997 A JP 35041997A JP H11179722 A JPH11179722 A JP H11179722A
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- Japan
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- dust
- spring
- cover
- cutter
- blade
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粉塵の捕集率を向上すること。
【解決手段】 モータ1に連繋して回転するカッターブ
レード3と、カッターブレード3の後部側に配置されて
これと連繋して回転し、かつカッターブレード3の切削
作業に伴い発生する粉塵を吸引する吸塵用の排気ファン
6と、排気ファンを収容したファンケーシング8とを備
えたハンドカッターにおいて、ファンケーシング8の吸
塵口8aの底面近傍に軸支されたバネ部30と、バネ部
30の一端に略長円形をなしてループ状に一体に延長形
成され、かつカッターブレード3と同一線上に配置され
る線加工バネよりなる粉塵の後流防止用ダストスプリン
グ29とを備え、バネ部30の付勢圧により、ダストス
プリング29をカッターブレードにより切り分けられた
溝W1内に回動付勢するようにした。
レード3と、カッターブレード3の後部側に配置されて
これと連繋して回転し、かつカッターブレード3の切削
作業に伴い発生する粉塵を吸引する吸塵用の排気ファン
6と、排気ファンを収容したファンケーシング8とを備
えたハンドカッターにおいて、ファンケーシング8の吸
塵口8aの底面近傍に軸支されたバネ部30と、バネ部
30の一端に略長円形をなしてループ状に一体に延長形
成され、かつカッターブレード3と同一線上に配置され
る線加工バネよりなる粉塵の後流防止用ダストスプリン
グ29とを備え、バネ部30の付勢圧により、ダストス
プリング29をカッターブレードにより切り分けられた
溝W1内に回動付勢するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドカッターに
関し、特に、吸塵機能を強化したハンドカッターに関す
る。
関し、特に、吸塵機能を強化したハンドカッターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】はつり工事に用いられるハンドカッター
では、コンクリート面、石材面などの、はつりの境界と
なる部分に数センチの切込みを入れるようにしており、
この切込み工事後に、はつり工事を実施している。
では、コンクリート面、石材面などの、はつりの境界と
なる部分に数センチの切込みを入れるようにしており、
この切込み工事後に、はつり工事を実施している。
【0003】このはつり工事においては、ハンドカッタ
ーにより溝状の切込みを形成する際に、相当の粉塵が飛
散し、作業環境が悪化する上に、特に室内でこの種の工
事を実施する場合、室内に配置されてある設備機器、例
えば、電話器、ファックス、コンピュータなどに対する
影響が非常に大きくなる。
ーにより溝状の切込みを形成する際に、相当の粉塵が飛
散し、作業環境が悪化する上に、特に室内でこの種の工
事を実施する場合、室内に配置されてある設備機器、例
えば、電話器、ファックス、コンピュータなどに対する
影響が非常に大きくなる。
【0004】このため、このような工事を施工する際に
は、周囲の養生や、機器類の移動などの準備作業を必要
とするほか、工事後の清掃などに多大な手数を要してい
た。
は、周囲の養生や、機器類の移動などの準備作業を必要
とするほか、工事後の清掃などに多大な手数を要してい
た。
【0005】そこで、従来では、例えば図7に示す吸塵
機能付きの電動式ハンドカッターがこの種の工事に用い
られていた。
機能付きの電動式ハンドカッターがこの種の工事に用い
られていた。
【0006】同図に示すハンドカッターは、モータ1
と、モータ1の先端に設けたギアボックス2a内で90
度方向を転換して回転する出力軸2と、出力軸2に着脱
可能に軸結されたカッターブレード3と、カッターブレ
ード3の後部側にあって、出力軸2に一対のプーリ4お
よびベルト5を介して連繋した吸塵用の排気ファン6
と、カッターブレード3の上部側から後部側にかけて、
これの周囲を包囲するブレードカバー7と、ブレードカ
バー7の後部に一体化され、排気ファン6を収容したフ
ァンケーシング8とから構成されている。
と、モータ1の先端に設けたギアボックス2a内で90
度方向を転換して回転する出力軸2と、出力軸2に着脱
可能に軸結されたカッターブレード3と、カッターブレ
ード3の後部側にあって、出力軸2に一対のプーリ4お
よびベルト5を介して連繋した吸塵用の排気ファン6
と、カッターブレード3の上部側から後部側にかけて、
これの周囲を包囲するブレードカバー7と、ブレードカ
バー7の後部に一体化され、排気ファン6を収容したフ
ァンケーシング8とから構成されている。
【0007】この構成のハンドカッターでは、ファンケ
ーシング8の底面開口部を吸塵口8aとし、この底面を
被切削物Wの表面に押し当てつつ、カッターブレード3
を回転させてこれを切削することにより、矢印に示すよ
うに後方に吹飛ばされる粉塵を吸引捕集している。
ーシング8の底面開口部を吸塵口8aとし、この底面を
被切削物Wの表面に押し当てつつ、カッターブレード3
を回転させてこれを切削することにより、矢印に示すよ
うに後方に吹飛ばされる粉塵を吸引捕集している。
【0008】そして、このファンケーシング8の後部側
には排気パイプ8bが突設され、これに接続用アタッチ
メント9を介して図示しない吸塵ホース、集塵袋などに
接続し、これを回収することで粉塵の外部飛散を極力防
止している。
には排気パイプ8bが突設され、これに接続用アタッチ
メント9を介して図示しない吸塵ホース、集塵袋などに
接続し、これを回収することで粉塵の外部飛散を極力防
止している。
【0009】なお、図中符号10は、カバー7上に横向
きに固定され、カッターを手で支持するためのサイドハ
ンドル、11はモータ1の後方に接続された電気コード
である。
きに固定され、カッターを手で支持するためのサイドハ
ンドル、11はモータ1の後方に接続された電気コード
である。
【0010】しかしながら、この構造にあっても、全て
の粉塵を捕集することができず、以下に述べる技術的な
課題があった。
の粉塵を捕集することができず、以下に述べる技術的な
課題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、カッターの
切削の進行に伴い、図示のごとくカッターブレード3の
厚みや切込み深さに応じて、例えば実寸法にして、幅3
mm程度、深さ35mm程度の切削溝W1が形成される。
切削の進行に伴い、図示のごとくカッターブレード3の
厚みや切込み深さに応じて、例えば実寸法にして、幅3
mm程度、深さ35mm程度の切削溝W1が形成される。
【0012】この際に発生した粉塵の大半は、カッター
ブレード3の直後に位置する吸塵口8aに向けて巻上げ
られ、吸塵口8aを通じてファンケーシング8内に吸引
される。
ブレード3の直後に位置する吸塵口8aに向けて巻上げ
られ、吸塵口8aを通じてファンケーシング8内に吸引
される。
【0013】ところが、粉塵の一部は、図の矢印のごと
く、この切削溝W1の隙間を伝ってファンケーシング8
の後方まで吹飛ばされる。その上、ファンケーシング8
の底面と被切削物Wとが密接していると、排気風量を十
分に確保できず、吸引抵抗が高くなってしまい、十分な
吸塵能力を発揮できないものとなっていた。
く、この切削溝W1の隙間を伝ってファンケーシング8
の後方まで吹飛ばされる。その上、ファンケーシング8
の底面と被切削物Wとが密接していると、排気風量を十
分に確保できず、吸引抵抗が高くなってしまい、十分な
吸塵能力を発揮できないものとなっていた。
【0014】このため実際には粉塵の捕集率は、発生し
た全量ではなく、せいぜい80〜90%程度の捕集率と
なっていた。
た全量ではなく、せいぜい80〜90%程度の捕集率と
なっていた。
【0015】したがって、従来では、カッターブレード
3に水をかけて粉塵の飛散を防止したり、後追いで電気
掃除機をかけたりしているが、いずれも面倒で手数のか
かる作業となっていた。
3に水をかけて粉塵の飛散を防止したり、後追いで電気
掃除機をかけたりしているが、いずれも面倒で手数のか
かる作業となっていた。
【0016】本発明は、以上の問題を解決するものであ
って、その目的は、簡単な機構の付加により、粉塵の捕
集率を向上するハンドカッターを提供するものである。
って、その目的は、簡単な機構の付加により、粉塵の捕
集率を向上するハンドカッターを提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、モータに連繋して回転するカッターブレ
ードと、カッターブレードの後部側に配置されてこれと
連繋して回転し、かつカッターブレードの切削作業に伴
い発生する粉塵を吸引する吸塵用の排気ファンと、排気
ファンを収容したファンケーシングとを備えたハンドカ
ッターにおいて、前記カッターブレードの後方に設けら
れた粉塵の後流防止用ダストスプリングを備え、前記ダ
ストスプリングは、前記ファンケーシングの吸塵口の底
面近傍に軸支されたバネ部と、前記バネ部の一端に略長
円形をなしてループ状に一体延設され、前記バネ部の付
勢力により前記カッターブレードの切削溝内に挿入され
る線加工バネとで構成した。以上の構成によれば、後方
に流れようとする粉塵は、切削溝内に位置するダストス
プリングにより跳ね返されてファンケーシングの吸引口
に吸引され、粉塵の捕集率を向上できる。このとき、切
削溝内には、ループ状に形成された線加工バネが挿入さ
れるので、カッターブレード側の前端側をすり抜けた粉
塵の一部は、線加工バネの後端側でも跳ね返されること
になり、より一層粉塵の捕集率が向上する。また、この
ダストスプリングは、切削方向に対する直進性を保つた
めの舵取り機能も生ずる。本発明では、前記バネ部の付
勢力に抗して前記線加工バネを、前記カッターブレード
の下面よりも上方の位置に保持するストッパ手段を設け
ることもできる。この構成によれば、ハンドカッターを
後進動作させる場合に、ダストスプリングによる後進方
向への干渉を防止できる。本発明によるストッパ手段
は、前記ダストスプリングが切削面に接触した状態で前
記ダストスプリングから掛け外すためのストッパ解除手
段を備えることができる。この構成を採用すると、カッ
ターブレードが切削溝を切込んで行く過程で、切削の初
期から、ダストスプリングのストッパが自動的に外さ
れ、その後は、切削深さに応じてダストスプリングの線
加工バネが溝内に順次入り込む。本発明では、前記カッ
ターブレードの周囲を覆うカバーの被切削物に対する設
置面両側にガイドローラを設けるとともに、前記ファン
ケーシングの後部底面には切削面に接する後部支持プレ
ートを回動可能に設け、前記ガイドローラおよび後部支
持プレートにより前記ファンケーシングの底面と切削面
との間に所要の隙間を形成することができる。この構成
によれば、ファンによる吸込み風量が確保できると同時
に、側面からの粉塵の逃げを防止でき、捕集率をさらに
向上できる。本発明における前記カッターブレードのカ
バーは、ブレードカバーと、ブレードカバーの側面に、
二つ割状に取付けられたアウターカバーとからなり、ブ
レードカバーとアウターカバーの合わせ目にあって、カ
ッターブレードの配置位置に一致する箇所には各カバー
と異なる色に着色されたパッキンを介在することができ
る。この構成によれば、パッキンを予め被切削物表面に
描画されている切削目印線に合わせることで、正確な切
削ができる。本発明における前記カバーの内側には、前
方側に回動付勢されて前記カッターブレードの前記カバ
ーからの露出部を覆うフロントスライドカバーを設ける
ことができる。この構成によれば、カッターブレードの
露出部がフロントスライドカバーにより覆われることに
より、作業時の安全性を十分確保できる。また、前記フ
ロントスライドカバーを透明体で構成すると、安全確保
と同時に、切削状態を外方から確認できる。さらに、本
発明では、前記フロントスライドカバーは、その先端に
水平に延びる突出部を備え、この突出部を含む前記フロ
ントカバーの上面に前記パッキンに連なる切削ガイド用
のV溝を設けることができる。この構成によれば、作業
者が切削作業を行う際に、最先端の突出部に設けられた
V溝を上方から見ながら切削目印線に合わせることがで
きるので、より一層正確な切削が可能になる。本発明で
は、前記ファンケーシングの排出口に排風圧力により排
出側に向けて開く逆止弁を設けることができる。この構
成によれば、一旦捕集した粉塵がモータ停止などにより
逆戻りすることを防止できる。
に、本発明は、モータに連繋して回転するカッターブレ
ードと、カッターブレードの後部側に配置されてこれと
連繋して回転し、かつカッターブレードの切削作業に伴
い発生する粉塵を吸引する吸塵用の排気ファンと、排気
ファンを収容したファンケーシングとを備えたハンドカ
ッターにおいて、前記カッターブレードの後方に設けら
れた粉塵の後流防止用ダストスプリングを備え、前記ダ
ストスプリングは、前記ファンケーシングの吸塵口の底
面近傍に軸支されたバネ部と、前記バネ部の一端に略長
円形をなしてループ状に一体延設され、前記バネ部の付
勢力により前記カッターブレードの切削溝内に挿入され
る線加工バネとで構成した。以上の構成によれば、後方
に流れようとする粉塵は、切削溝内に位置するダストス
プリングにより跳ね返されてファンケーシングの吸引口
に吸引され、粉塵の捕集率を向上できる。このとき、切
削溝内には、ループ状に形成された線加工バネが挿入さ
れるので、カッターブレード側の前端側をすり抜けた粉
塵の一部は、線加工バネの後端側でも跳ね返されること
になり、より一層粉塵の捕集率が向上する。また、この
ダストスプリングは、切削方向に対する直進性を保つた
めの舵取り機能も生ずる。本発明では、前記バネ部の付
勢力に抗して前記線加工バネを、前記カッターブレード
の下面よりも上方の位置に保持するストッパ手段を設け
ることもできる。この構成によれば、ハンドカッターを
後進動作させる場合に、ダストスプリングによる後進方
向への干渉を防止できる。本発明によるストッパ手段
は、前記ダストスプリングが切削面に接触した状態で前
記ダストスプリングから掛け外すためのストッパ解除手
段を備えることができる。この構成を採用すると、カッ
ターブレードが切削溝を切込んで行く過程で、切削の初
期から、ダストスプリングのストッパが自動的に外さ
れ、その後は、切削深さに応じてダストスプリングの線
加工バネが溝内に順次入り込む。本発明では、前記カッ
ターブレードの周囲を覆うカバーの被切削物に対する設
置面両側にガイドローラを設けるとともに、前記ファン
ケーシングの後部底面には切削面に接する後部支持プレ
ートを回動可能に設け、前記ガイドローラおよび後部支
持プレートにより前記ファンケーシングの底面と切削面
との間に所要の隙間を形成することができる。この構成
によれば、ファンによる吸込み風量が確保できると同時
に、側面からの粉塵の逃げを防止でき、捕集率をさらに
向上できる。本発明における前記カッターブレードのカ
バーは、ブレードカバーと、ブレードカバーの側面に、
二つ割状に取付けられたアウターカバーとからなり、ブ
レードカバーとアウターカバーの合わせ目にあって、カ
ッターブレードの配置位置に一致する箇所には各カバー
と異なる色に着色されたパッキンを介在することができ
る。この構成によれば、パッキンを予め被切削物表面に
描画されている切削目印線に合わせることで、正確な切
削ができる。本発明における前記カバーの内側には、前
方側に回動付勢されて前記カッターブレードの前記カバ
ーからの露出部を覆うフロントスライドカバーを設ける
ことができる。この構成によれば、カッターブレードの
露出部がフロントスライドカバーにより覆われることに
より、作業時の安全性を十分確保できる。また、前記フ
ロントスライドカバーを透明体で構成すると、安全確保
と同時に、切削状態を外方から確認できる。さらに、本
発明では、前記フロントスライドカバーは、その先端に
水平に延びる突出部を備え、この突出部を含む前記フロ
ントカバーの上面に前記パッキンに連なる切削ガイド用
のV溝を設けることができる。この構成によれば、作業
者が切削作業を行う際に、最先端の突出部に設けられた
V溝を上方から見ながら切削目印線に合わせることがで
きるので、より一層正確な切削が可能になる。本発明で
は、前記ファンケーシングの排出口に排風圧力により排
出側に向けて開く逆止弁を設けることができる。この構
成によれば、一旦捕集した粉塵がモータ停止などにより
逆戻りすることを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1な
いし図4は本発明の第一実施形態による電動式ハンドカ
ッターを示す。なお、各図において従来と同一箇所、あ
るいは相当する箇所には同一符号を付し、異なる部材、
あるいは新たに付加された部材にのみ異なる符号を用い
て説明する。
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1な
いし図4は本発明の第一実施形態による電動式ハンドカ
ッターを示す。なお、各図において従来と同一箇所、あ
るいは相当する箇所には同一符号を付し、異なる部材、
あるいは新たに付加された部材にのみ異なる符号を用い
て説明する。
【0019】図において、このハンドカッターは、モー
タ1と、モータ1の先端に設けたギアボックス2a内で
90度方向を転換して回転する出力軸2と、出力軸2に
着脱可能に軸結されたカッターブレード3と、カッター
ブレード3の後部側にあって、出力軸2に図示しない一
対のプーリおよびベルトを介して連繋した吸塵用の排気
ファン6と、ブレードカバー7の後部に一体化され、排
気ファン6を収容したファンケーシング8とを備えてい
る。
タ1と、モータ1の先端に設けたギアボックス2a内で
90度方向を転換して回転する出力軸2と、出力軸2に
着脱可能に軸結されたカッターブレード3と、カッター
ブレード3の後部側にあって、出力軸2に図示しない一
対のプーリおよびベルトを介して連繋した吸塵用の排気
ファン6と、ブレードカバー7の後部に一体化され、排
気ファン6を収容したファンケーシング8とを備えてい
る。
【0020】ファンケーシング8の底面開口部は、吸塵
口8aとなっており、また、その後部側には、排気パイ
プ8bが突設され、これに接続用アタッチメント9を介
して図示しない吸塵ホース、集塵袋などに接続する。こ
のようなハンドカッターとしての基本的な形状および構
成は、従来のものとほぼ類似している。
口8aとなっており、また、その後部側には、排気パイ
プ8bが突設され、これに接続用アタッチメント9を介
して図示しない吸塵ホース、集塵袋などに接続する。こ
のようなハンドカッターとしての基本的な形状および構
成は、従来のものとほぼ類似している。
【0021】同図に示したハンドカッターは、以上の構
成に加えて、ブレードカバー7上に配置されるサイドハ
ンドル20を縦横両方向に取付け変更可能に固定し、ま
た、モータ1の後部に一体的に延設されたトリガーハン
ドル21を設け、その下部にトリガースイッチ22を配
置し、後端に電気コード11を接続しており、両手操作
における使い勝手を向上させた形状としている。
成に加えて、ブレードカバー7上に配置されるサイドハ
ンドル20を縦横両方向に取付け変更可能に固定し、ま
た、モータ1の後部に一体的に延設されたトリガーハン
ドル21を設け、その下部にトリガースイッチ22を配
置し、後端に電気コード11を接続しており、両手操作
における使い勝手を向上させた形状としている。
【0022】また、ブレードカバー7の外側面には、ア
ウターカバー23が二つ合わせ状に取付けられ、外側面
に対する粉塵の飛散を防止している。さらに、このブレ
ードカバー7とアウターカバー23との合わせ目には、
カッターブレード3の配置位置に一致する箇所に対応さ
せて、厚さ約2mm程度の赤色パッキン24が介在され、
この赤色パッキン24を被切削物Wに描画された切削目
印線に合わせることで、切削用ガイドとし、目視により
パッキン24の延長線を切削目印線に合致させながら、
切削作業を行うことで、正確な切削を可能としている。
ウターカバー23が二つ合わせ状に取付けられ、外側面
に対する粉塵の飛散を防止している。さらに、このブレ
ードカバー7とアウターカバー23との合わせ目には、
カッターブレード3の配置位置に一致する箇所に対応さ
せて、厚さ約2mm程度の赤色パッキン24が介在され、
この赤色パッキン24を被切削物Wに描画された切削目
印線に合わせることで、切削用ガイドとし、目視により
パッキン24の延長線を切削目印線に合致させながら、
切削作業を行うことで、正確な切削を可能としている。
【0023】なお、赤色パッキンとしたのは、本色がハ
ンドカッター各部の塗色と異なり、目立つからであっ
て、対比が明らかであれば、どのような色を用いても良
いことは勿論である。
ンドカッター各部の塗色と異なり、目立つからであっ
て、対比が明らかであれば、どのような色を用いても良
いことは勿論である。
【0024】両カバー7,23の前部側は、図1に示す
ように、被切削物Wの切込み位置において、被切削物W
に対してほぼ垂直状にとなり、その前部側にカッターブ
レード3が突出することになるが、カバー7,23の内
側には、これに同軸状であって、かつ図示しない巻バネ
などにより前方側に回動付勢されたフロントスライドカ
バー25が配置され、カバー7,23の前方側に突出す
るカッターブレード3の露出部分をさらに覆うことによ
って、作業時の安全性を確保するようにしている。
ように、被切削物Wの切込み位置において、被切削物W
に対してほぼ垂直状にとなり、その前部側にカッターブ
レード3が突出することになるが、カバー7,23の内
側には、これに同軸状であって、かつ図示しない巻バネ
などにより前方側に回動付勢されたフロントスライドカ
バー25が配置され、カバー7,23の前方側に突出す
るカッターブレード3の露出部分をさらに覆うことによ
って、作業時の安全性を確保するようにしている。
【0025】このフロントスライドカバー25は、カッ
ターブレード3の回転を外方から観察しやすいように、
アクリルなどの透明樹脂成形体から構成され、さらに、
厚み方向中央にパッキン24と連続して前述の切削ガイ
ドとなるV溝(着色V溝)25aが形成されている。
ターブレード3の回転を外方から観察しやすいように、
アクリルなどの透明樹脂成形体から構成され、さらに、
厚み方向中央にパッキン24と連続して前述の切削ガイ
ドとなるV溝(着色V溝)25aが形成されている。
【0026】また、フロントカバー25の先端には、水
平方向に延設された突出部25bが形成され、この突出
部25bの下面は、アウターカバー23の下面と同一に
なっている。
平方向に延設された突出部25bが形成され、この突出
部25bの下面は、アウターカバー23の下面と同一に
なっている。
【0027】突出部25bにもパッキン24に連なるV
溝(着色V溝)25aが設けられている。このような突
出部25bを設けると、作業者が切削作業を行う際に、
最先端の突出部25bに設けられたV溝25aを上方か
ら見ながら切削目印線に合わせることができるので、よ
り一層正確な切削が可能になる。
溝(着色V溝)25aが設けられている。このような突
出部25bを設けると、作業者が切削作業を行う際に、
最先端の突出部25bに設けられたV溝25aを上方か
ら見ながら切削目印線に合わせることができるので、よ
り一層正確な切削が可能になる。
【0028】アウターカバー23およびギアボックス2
aの前部外側部には、被切削物Wに対する設置面に接し
て転動する一対のガイドローラ26が配置されている。
また、ファンケーシング8の後部底面にはブラケット2
7を介して揺動可能に固定され、かつ前記設置面に接す
る後部支持プレート28が配置されている。
aの前部外側部には、被切削物Wに対する設置面に接し
て転動する一対のガイドローラ26が配置されている。
また、ファンケーシング8の後部底面にはブラケット2
7を介して揺動可能に固定され、かつ前記設置面に接す
る後部支持プレート28が配置されている。
【0029】各ガイドローラ26および後部支持プレー
ト28は、切削時の左右の傾きを防止するための鉛直ガ
イド機能に加え、カバー7,23およびファンケーシン
グ8の底面と被切削物Wとの間に所定の隙間Dを形成す
ることによって、ファン6の吸込み風量を確保すると同
時に、粉塵が側面へ逃げるのを防止するものであり、隙
間Dの実寸法としては、4mm程度が最も高い吸引力とな
るため、好ましい。
ト28は、切削時の左右の傾きを防止するための鉛直ガ
イド機能に加え、カバー7,23およびファンケーシン
グ8の底面と被切削物Wとの間に所定の隙間Dを形成す
ることによって、ファン6の吸込み風量を確保すると同
時に、粉塵が側面へ逃げるのを防止するものであり、隙
間Dの実寸法としては、4mm程度が最も高い吸引力とな
るため、好ましい。
【0030】さらに、本発明では、ファンケーシング8
の吸塵口8aの底面付近に、前記カッターブレード3と
同一直線位置に配置され、カッターブレード3の厚みと
ほぼ等しい厚みであって、切込み深さにほぼ等しい高さ
の後流防止用のダストスプリング29を配置している。
の吸塵口8aの底面付近に、前記カッターブレード3と
同一直線位置に配置され、カッターブレード3の厚みと
ほぼ等しい厚みであって、切込み深さにほぼ等しい高さ
の後流防止用のダストスプリング29を配置している。
【0031】このダストスプリング29は、コイル状に
巻かれたバネ部30と、このバネ部30の一端を延長
し、略長円形に形成した線加工バネ30bとから構成さ
れている。ダストスプリング29のバネ部30は、図3
に拡大して示すように、ファンケーシング8の下部側面
を貫通して配置された支軸31の外周に装着され、バネ
部30の他端側延長部30aをファンケーシング8の側
面に固定することで、線加工バネ30bは、図3中、
で示すように、常時切込み溝W側に向けて回動付勢され
る。
巻かれたバネ部30と、このバネ部30の一端を延長
し、略長円形に形成した線加工バネ30bとから構成さ
れている。ダストスプリング29のバネ部30は、図3
に拡大して示すように、ファンケーシング8の下部側面
を貫通して配置された支軸31の外周に装着され、バネ
部30の他端側延長部30aをファンケーシング8の側
面に固定することで、線加工バネ30bは、図3中、
で示すように、常時切込み溝W側に向けて回動付勢され
る。
【0032】この線加工バネ30bの先端側自由端は、
半円状に丸められ、回動位置において、前記支軸30の
後部に平行配置された回動規制ピン32にその半円部3
0cを係合することで、その最大回動角度が規制され
る。
半円状に丸められ、回動位置において、前記支軸30の
後部に平行配置された回動規制ピン32にその半円部3
0cを係合することで、その最大回動角度が規制され
る。
【0033】また、回動規制ピン32の後部側には、ス
トッパピン33が配置され、このストッパピン33にダ
ストスプリング29の線加工バネ30bのループ内側を
係止することで、図3のに示すように、線加工バネ3
0bの下端をファンケーシング8の下部よりやや下方に
突出させた中間位置に保持し、また、線加工バネ30b
のループ下端をストッパピン33に係止することで、図
3のに示す最上位置に保持するようになっている。
トッパピン33が配置され、このストッパピン33にダ
ストスプリング29の線加工バネ30bのループ内側を
係止することで、図3のに示すように、線加工バネ3
0bの下端をファンケーシング8の下部よりやや下方に
突出させた中間位置に保持し、また、線加工バネ30b
のループ下端をストッパピン33に係止することで、図
3のに示す最上位置に保持するようになっている。
【0034】ストッパピン33は、図4に示すように、
前記ファンケーシング8の側面を貫通して軸挿され、そ
の外周に介在されたストッパ解除用の圧縮コイルバネ3
4によって側面突出方向に付勢されたものであり、か
つ、このバネ34のバネ圧は、前記ダストスプリング2
9のバネ力よりも低く設定されており、また、側面突出
端を押ボタン状に形成し、この押ボタン部33aは、人
手により押圧操作が可能になっている。
前記ファンケーシング8の側面を貫通して軸挿され、そ
の外周に介在されたストッパ解除用の圧縮コイルバネ3
4によって側面突出方向に付勢されたものであり、か
つ、このバネ34のバネ圧は、前記ダストスプリング2
9のバネ力よりも低く設定されており、また、側面突出
端を押ボタン状に形成し、この押ボタン部33aは、人
手により押圧操作が可能になっている。
【0035】そして、図4(a)に示すように、ダスト
スプリング29の線加工バネ30bのループ内側に、ス
トッパピン33が交叉して突出している状態では、ダス
トスプリング29の押圧力は、バネ34による引抜き力
より大きいので、ダストスプリング29は、中間位置
に保持される。
スプリング29の線加工バネ30bのループ内側に、ス
トッパピン33が交叉して突出している状態では、ダス
トスプリング29の押圧力は、バネ34による引抜き力
より大きいので、ダストスプリング29は、中間位置
に保持される。
【0036】また、この状態からカッターブレード3に
より被切削物Wを切込み、切込み深さが増すと、(b)
に示すように、線加工バネ30bの下端が、被切削物W
の上面に接触し、やや持上げられる。このようにして線
加工バネ30bが上方に移動すると、この瞬間にストッ
パピン33は、ダストスプリング29のバネ圧による拘
束から解除され、バネ34の付勢力により側面側に突出
し、線加工バネ30bのループから掛けはずされる。
より被切削物Wを切込み、切込み深さが増すと、(b)
に示すように、線加工バネ30bの下端が、被切削物W
の上面に接触し、やや持上げられる。このようにして線
加工バネ30bが上方に移動すると、この瞬間にストッ
パピン33は、ダストスプリング29のバネ圧による拘
束から解除され、バネ34の付勢力により側面側に突出
し、線加工バネ30bのループから掛けはずされる。
【0037】線加工バネ30bがストッバピン33から
外れると、線加工バネ30bは、バネ部30の付勢力に
より切削溝W1側に押圧され、以後は、(c)に示すよ
うに、ダストスプリング29の線加工バネ30bは、切
削溝W1の溝深さに沿って、規制ピン32と係合する位
置まで溝内に浸入し、最終的には、規制ピン32に係合
する規制位置まで下降し、カッターブレード3に後続し
ての位置に保持される。
外れると、線加工バネ30bは、バネ部30の付勢力に
より切削溝W1側に押圧され、以後は、(c)に示すよ
うに、ダストスプリング29の線加工バネ30bは、切
削溝W1の溝深さに沿って、規制ピン32と係合する位
置まで溝内に浸入し、最終的には、規制ピン32に係合
する規制位置まで下降し、カッターブレード3に後続し
ての位置に保持される。
【0038】この状態では、カッターブレード3の切込
み作業によって発生した大多数の粉塵は、吸塵口8aを
伝って吸引されるが、図3の矢印に示すように、線加工
バネ30bの前端側で捕集できない粉塵の一部が、切削
溝W1内で後ろ側に流れようとすると、線加工バネ30
bの後端側に衝突して跳ね返され、そのほぼ全量が吸塵
口8aを伝ってファンケーシング8内に吸引されること
になる。
み作業によって発生した大多数の粉塵は、吸塵口8aを
伝って吸引されるが、図3の矢印に示すように、線加工
バネ30bの前端側で捕集できない粉塵の一部が、切削
溝W1内で後ろ側に流れようとすると、線加工バネ30
bの後端側に衝突して跳ね返され、そのほぼ全量が吸塵
口8aを伝ってファンケーシング8内に吸引されること
になる。
【0039】このようにして、前部側で跳ね返されなか
った粉塵を、さらに後部側で跳ね返えすことにより、捕
集率をより一層高めることが可能になる。また、このダ
ストスプリング29は、線加工バネ30bが切削溝W1
内に浸入することにより、左右方向の移動が規制される
ので、直進性を保つための舵取り機能も生ずる。
った粉塵を、さらに後部側で跳ね返えすことにより、捕
集率をより一層高めることが可能になる。また、このダ
ストスプリング29は、線加工バネ30bが切削溝W1
内に浸入することにより、左右方向の移動が規制される
ので、直進性を保つための舵取り機能も生ずる。
【0040】なお、加工状態によっては、ハンドカッタ
ーを前後進させたり、切込み方向を変える場合もある。
このような加工形態では、ダストスプリング29は、溝
内で干渉し、却って邪魔となる場合もある。
ーを前後進させたり、切込み方向を変える場合もある。
このような加工形態では、ダストスプリング29は、溝
内で干渉し、却って邪魔となる場合もある。
【0041】このような場合には、図4(d)に示すよ
うに、人手でダストスプリング29を最高位置まで回
動して持上げ、この状態で、押ボタン部33aを押圧し
てストッパピン33を線加工バネ30bの下部に交叉位
置させ、次いでダストスプリング29を離せば、ダスト
スプリング29は、最上位置に係止されたままとな
り、前述した加工形態での不都合を回避することができ
る。
うに、人手でダストスプリング29を最高位置まで回
動して持上げ、この状態で、押ボタン部33aを押圧し
てストッパピン33を線加工バネ30bの下部に交叉位
置させ、次いでダストスプリング29を離せば、ダスト
スプリング29は、最上位置に係止されたままとな
り、前述した加工形態での不都合を回避することができ
る。
【0042】さらに、ファンケーシング8において、排
気パイプ8bの吐出面一端には、ゴム板などからなる粉
塵の逆流防止用の逆止弁35がヒンジ装着され、吐出面
を覆っている。 この逆止弁35は、モータの駆動中
は、排風圧力によって開き、集塵袋内を膨張させつつ粉
塵を内部に送込む。これによって集塵袋内部は、高圧に
保たれ、この状態で、モータ停止すると、負圧により、
粉塵がファンケーシング8内に逆流しようとする。
気パイプ8bの吐出面一端には、ゴム板などからなる粉
塵の逆流防止用の逆止弁35がヒンジ装着され、吐出面
を覆っている。 この逆止弁35は、モータの駆動中
は、排風圧力によって開き、集塵袋内を膨張させつつ粉
塵を内部に送込む。これによって集塵袋内部は、高圧に
保たれ、この状態で、モータ停止すると、負圧により、
粉塵がファンケーシング8内に逆流しようとする。
【0043】ところが、本実施例の場合には、逆止弁3
5が排風圧力の喪失により、自動的に閉じるので、粉塵
の逆流を防止し、逆流による周囲の汚れを防止する。
5が排風圧力の喪失により、自動的に閉じるので、粉塵
の逆流を防止し、逆流による周囲の汚れを防止する。
【0044】図5,図6は、前記ダストスプリングの形
状変更例を示すもので、図5に示すダストスプリング4
0は、線加工バネ40bの後部側に段差40aを形成
し、最上位置に係止する場合に、この段差40aの位
置にストッパピン33を交叉させるようにしていること
以外は、前記実施形態と同じである。
状変更例を示すもので、図5に示すダストスプリング4
0は、線加工バネ40bの後部側に段差40aを形成
し、最上位置に係止する場合に、この段差40aの位
置にストッパピン33を交叉させるようにしていること
以外は、前記実施形態と同じである。
【0045】また、図6に示すダストスプリング50
は、線加工バネ30bとバネ部30との接合部位置を下
部に向けて斜めに形成し、この傾斜部50aによって略
長円形のループの幅間隔を広げているほかは、前記実施
形態と同じである。
は、線加工バネ30bとバネ部30との接合部位置を下
部に向けて斜めに形成し、この傾斜部50aによって略
長円形のループの幅間隔を広げているほかは、前記実施
形態と同じである。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次の効果がある。
によれば、次の効果がある。
【0047】掘削溝の後方側に流れようとする粉塵
は、ダストスプリングに衝突して跳ね返され、ほぼその
全量が吸塵口を通じてファンケーシング内に吸引される
ため、従来より粉塵の捕集効率を向上でき、またダスト
スプリングは、直進性を保つための舵取り機能があり、
切削方向に対する保進性も向上する。
は、ダストスプリングに衝突して跳ね返され、ほぼその
全量が吸塵口を通じてファンケーシング内に吸引される
ため、従来より粉塵の捕集効率を向上でき、またダスト
スプリングは、直進性を保つための舵取り機能があり、
切削方向に対する保進性も向上する。
【0048】ダストスプリングにストッパ手段を設け
ることで、要不要に応じてダストスプリングを切削溝内
に位置させることができ、特に後進時における干渉など
を防止できる。
ることで、要不要に応じてダストスプリングを切削溝内
に位置させることができ、特に後進時における干渉など
を防止できる。
【0049】ストッパの掛け外し手段を設けること
で、切込み当初はダストスプリングを格納しておきある
程度切込み深さが深くなることで、溝内に自動的に突出
させることができる。
で、切込み当初はダストスプリングを格納しておきある
程度切込み深さが深くなることで、溝内に自動的に突出
させることができる。
【0050】ローラおよび後部支持プレートを設ける
ことで、鉛直度を保って切削できると同時に底面と被切
削物との間に隙間ができることによる吸込み風量を十分
確保できる。
ことで、鉛直度を保って切削できると同時に底面と被切
削物との間に隙間ができることによる吸込み風量を十分
確保できる。
【0051】カバーとアウターカバーとの間に目印と
なるパッキンを介在させることで、パッキンを予め被切
削物表面に描画されている切削目印線に合わせ正確な切
削ができる。
なるパッキンを介在させることで、パッキンを予め被切
削物表面に描画されている切削目印線に合わせ正確な切
削ができる。
【0052】カッターブレードの先端部外周露出部が
フロントスライドカバーにより覆われることにより、作
業時の安全性を十分確保できる。またカバーを透明体で
構成することで、カッターブレードの状態も外方から確
認できる。
フロントスライドカバーにより覆われることにより、作
業時の安全性を十分確保できる。またカバーを透明体で
構成することで、カッターブレードの状態も外方から確
認できる。
【0053】ファンケーシングに逆止弁を備えること
により、一旦捕集した粉塵の逆流を防止できる。
により、一旦捕集した粉塵の逆流を防止できる。
【0054】既存のハンドカッターの主要部を改変す
ることなく、簡単な構成を付加するだけで、以上述べた
各種効果を達成できる。
ることなく、簡単な構成を付加するだけで、以上述べた
各種効果を達成できる。
【図1】本発明にかかる電動式ハンドカッターの側面図
である。
である。
【図2】同正面図である。
【図3】図1のA部拡大図である。
【図4】(a)〜(d)は後流防止用ダストスプリング
の各高さ位置を示す図3のB−B線断面図である。
の各高さ位置を示す図3のB−B線断面図である。
【図5】ダストスプリングの他の形態を示す拡大図であ
る。
る。
【図6】ダストスプリングのさらに他の形態を示す拡大
図である。
図である。
【図7】従来のハンドカッターの側面図である。
1 モータ 2 出力軸 3 カッターブレード 6 排気ファン 7 ブレードカバー 8 ファンケーシング 8a 吸塵口 8b 排気パイプ 23 アウターカバー 24 赤色パッキン 25 フロントスライドカバー 26 ガイドローラ 28 後部支持プレート 29,40,50 ダストスプリング 30 バネ部 33 ストッパピン(ストッパ手段) 34 圧縮コイルバネ(ストッパ解除手段) 35 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 栄二 福岡県前原市大字志登130−1 株式会社 明和製作所内
Claims (9)
- 【請求項1】 モータに連繋して回転するカッターブレ
ードと、カッターブレードの後部側に配置されてこれと
連繋して回転し、かつカッターブレードの切削作業に伴
い発生する粉塵を吸引する吸塵用の排気ファンと、排気
ファンを収容したファンケーシングとを備えたハンドカ
ッターにおいて、 前記カッターブレードの後方に設けられた粉塵の後流防
止用ダストスプリングを備え、 前記ダストスプリングは、前記ファンケーシングの吸塵
口の底面近傍に軸支されたバネ部と、 前記バネ部の一端に略長円形をなしてループ状に延設さ
れ、前記バネ部の付勢力により前記カッターブレードの
切削溝内に挿入される線加工バネとを有することを特徴
とするハンドカッター。 - 【請求項2】 請求項1記載のハンドカッターは、前記
バネ部の付勢力に抗して前記線加工バネを、前記カッタ
ーブレードの下面よりも上方の位置に保持するストッパ
手段を有することを特徴とするハンドカッター。 - 【請求項3】 前記ストッパ手段は、前記ダストスプリ
ングが切削面に接触した状態で前記ダストスプリングか
ら掛け外すためのストッパ解除手段を備えたことを特徴
とする請求項2記載のハンドカッター。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載のハンドカ
ッターは、前記カッターブレードの周囲を覆うカバーの
被切削物に対する設置面両側にガイドローラを設けると
ともに、前記ファンケーシングの後部底面には切削面に
接する後部支持プレートを回動可能に設け、前記ガイド
ローラおよび後部支持プレートにより前記ファンケーシ
ングの底面と切削面との間に所要の隙間を形成すること
を特徴とするハンドカッター。 - 【請求項5】 前記カッターブレードのカバーは、 ブレードカバーと、ブレードカバーの側面に、二つ割状
に取付けられたアウターカバーとからなり、ブレードカ
バーとアウターカバーの合わせ目にあって、カッターブ
レードの配置位置に一致する箇所には各カバーと異なる
色に着色されたパッキンを介在させたことを特徴とする
請求項1ないし請求項5の何れか記載のハンドカッタ
ー。 - 【請求項6】 前記カバーの内側には、前方側に回動付
勢されて前記カッターブレードの前記カバーからの露出
部を覆うフロントスライドカバーを設けたことを特徴と
する請求項1ないし請求項6いずれか記載のハンドカッ
ター。 - 【請求項7】 前記フロントスライドカバーが透明体に
より構成されていることを特徴とする請求項6記載のハ
ンドカッター。 - 【請求項8】 前記フロントスライドカバーは、その先
端に水平に延びる突出部を備え、この突出部を含む前記
フロントカバーの上面に前記パッキンに連なる切削ガイ
ド用のV溝を設けたことを特徴とする請求項5または6
記載のハンドカッター。 - 【請求項9】 前記ファンケーシングの排出口には、排
風圧力により排出側に向けて開く逆止弁を設けたことを
特徴とする請求項1ないし請求項7記載のハンドカッタ
ー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35041997A JPH11179722A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | ハンドカッター |
PCT/JP1998/001351 WO1998043794A1 (fr) | 1997-03-28 | 1998-03-25 | Scie circulaire manuelle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35041997A JPH11179722A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | ハンドカッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179722A true JPH11179722A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18410376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35041997A Pending JPH11179722A (ja) | 1997-03-28 | 1997-12-19 | ハンドカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11179722A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2373746A (en) * | 2001-02-14 | 2002-10-02 | Robert Henry Williams | Cutting machine |
WO2007004527A1 (en) * | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Dust collection cover attachable to cutter |
JP2011051333A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-03-17 | Goei Seisakusho:Kk | 携帯用切削工具及び集塵構造体 |
WO2011086736A1 (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-21 | 株式会社 マキタ | 切断機 |
WO2012045399A1 (de) * | 2010-10-05 | 2012-04-12 | Wacker Neuson Produktion GmbH & Co. KG | Trennschleifgerät mit staubabsaugung |
CN114474334A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-05-13 | 山东联海建筑科技股份有限公司 | 一种蒸压加气混凝土板生产用边角料去除装置 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35041997A patent/JPH11179722A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2373746A (en) * | 2001-02-14 | 2002-10-02 | Robert Henry Williams | Cutting machine |
WO2007004527A1 (en) * | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Dust collection cover attachable to cutter |
JP2007038645A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-02-15 | Hitachi Koki Co Ltd | 集塵カバー及びこれを備えたカッター |
US20090114072A1 (en) * | 2005-06-30 | 2009-05-07 | Tomomasa Nishikawa | Dust collection cover attachable to cutter |
US8371034B2 (en) | 2005-06-30 | 2013-02-12 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Dust collection cover attachable to cutter |
JP2011051333A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-03-17 | Goei Seisakusho:Kk | 携帯用切削工具及び集塵構造体 |
WO2011086736A1 (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-21 | 株式会社 マキタ | 切断機 |
JP2011143656A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Makita Corp | 切断機 |
WO2012045399A1 (de) * | 2010-10-05 | 2012-04-12 | Wacker Neuson Produktion GmbH & Co. KG | Trennschleifgerät mit staubabsaugung |
CN114474334A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-05-13 | 山东联海建筑科技股份有限公司 | 一种蒸压加气混凝土板生产用边角料去除装置 |
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