JPS6041956B2 - 電気かみそりのトリマ装置 - Google Patents

電気かみそりのトリマ装置

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Publication number
JPS6041956B2
JPS6041956B2 JP17514880A JP17514880A JPS6041956B2 JP S6041956 B2 JPS6041956 B2 JP S6041956B2 JP 17514880 A JP17514880 A JP 17514880A JP 17514880 A JP17514880 A JP 17514880A JP S6041956 B2 JPS6041956 B2 JP S6041956B2
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JP
Japan
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trimmer
blade
pin
base
cutter
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Expired
Application number
JP17514880A
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English (en)
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JPS5799986A (en
Inventor
昌巳 北村
洋治 井口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電気かみそりのトリマ装置み関するものであ
る。
従来の電気かみそりのトリマ装置の出没動作構成は第1
3図および第14図に示すようなものであつた。
すなわち、トリマ基台X1の両側部を刃取付台X2のガ
イドX3で支持するするとともに、基台X、の先端部に
突起X。を設けて刃取付台X2の溝X5にガイドさせ、
さらに基台X、の後端部にスライド操作力を受けるピン
ヘを設ける。ところが、ピンX6に加わる力はスライド
方向Xに対してδの傾きをもつので、トリマ基台X、を
動作するための力の作用する点と基台X、および溝X5
がずれていることにより基台X、にがたつきによる不必
要なこじれが生じ、トリマ操作が重く、使い勝手が悪い
という欠点があつた。
したがつて、この発明の目的は、軽い操作力で”トリマ
出し入れ操作の可能な電気かみそりのトリマ装置を提供
することである。
この発明の一実施例を適用した電気かみそりを第1図な
いし第12図に示す。
すなわち、この回転式電気かみそりは、第5図のように
ハウジングブロックAと、モータカバーブロックBと、
駆動ブロックCと、偏心軸ブロックDと、刃取付台ブロ
ックEと、トリマブロックFと、キャップブロックGと
、第6図に示す電池カバーブロックHとにブロック区分
される。まずハウジングブロックAは第1図ないし第5
図のように、本体ケース1が両端部で膨大、中央部で細
小となる膨形を形成する筒体に形成され、これは中央部
で軸方向に2分割された2個ハウジング2、3を組合わ
せて形成される。
各ハウ′ング2、3は成形手段により一体形成され、上
側ハウジング2は細径部となる下端部に嵌合筒4を段設
突成するとともに、その付根部の外面に回止め突起5を
形成し、付根部の内側に係止段6を形成し、また径大部
となる上端部の内側にモータ取付台受段7を形成してい
る。下側ハウジング3は径小部となる上端部に回止め凹
部8を形成し、径大部となる下端部に取付リング係止段
9およびスイッチカバー受段10を形成している。上側
ハウジング2と下側ハウジング3とは、径小部同志を対
向し嵌合筒4を他方の径小部に嵌合するとともに、回上
め突起5を回止め凹部8に係止して組合わされ、さらに
モータブロックBのモータカバー11と取付リング12
とを互いにねじ締めすることによソー体的に結合される
すなわち、モータカバー11および取付リング12のハ
ウジング結合構成について説明すると、モータカバー1
1はモータ13を収容する底部14を有する筒部15と
、この筒部15の一端より延出して電池16を収容する
一対の対向する連接脚17,18とで主形成され、この
連接脚17,18はあたかも円筒にスリットを入れて形
成したような円弧面を形成して嵌合筒4に内接するもの
とし、その付根部の外面に係止つば19を突成し、また
連接脚17,18の先端部にハウジング2,3中最小内
径となる嵌合筒4の内径より大きいねじ径をもつ雄ねじ
部20および短絡金具係止孔2『を形成している。短絡
金具21はつば22の付いた円筒形で側面に係止突起2
3を切起している。一方取付リング12は段付筒て形成
し、内側に雌ねじ24,25を形成し、下端に操作溝2
5″を形成し、外段部26に多数のゆるみ止め爪27を
突成している。まずモータカバー11の連接脚17,1
8をハウジング2,3の組合わせ状態で上側ハウジング
2より挿入し、下側ハウジング3に貫く。このとき嵌合
筒Aでは連接脚17,18のねじ部20のねじ径が大き
いので径方向に樹脂弾性により撓む。一方、下側ハウジ
ング3より短絡金具21を連接脚17,18間に嵌着し
つば22で端面に係止するとともに、係止突起23を短
絡金具係止孔2『に係止して抜止めとする。さらに、下
側ハウジング3に取付リング12を挿入し、その雌ねじ
24を連接脚17,18の雄ねじ部20にねじ込み締付
ける。これにより連接脚17,18の付根部の係止つば
19が上側ハウジング2の係止段6に係止し、取付リン
グ12のゆるみ止め爪27のある外段部26が下側ハウ
ジング3の係止段9に係止し、ハウジング2,3が相互
に挾着されるとともに、取付リング12はゆるみ止め爪
27が係止段9に喰い込んでるみ止めされる。モータカ
バーブロックBは、前記したモータカバー11の底部1
4を支持筒28と、これを取付ける放射状に径方向に延
びた腕29と、内側段30とで形成してあり、この内側
段30にリング状の押上げばね31を係載し、支持筒2
8の下面に陽極金具32を取付けて、陽極金具32より
延出したモータ端子用接点33を上向きに突出させる。
また連接脚18とその延長線上の円筒部15に通電金具
取付孔34,35を形成し、さらに円筒部15の開口縁
の一対向部に一対の取付ねじ孔36,37を出形成して
いる。通電金具38は帯状金具で上端部に係止つめ39
を折曲し、その連接部内側に電気的一極となるモータケ
ース用接点40を形成し、その下方に段41を折曲し、
さらにその下方に係止用フック42を形成し、下端部に
短絡金具圧接用屈曲部43を形成したもので、モータカ
バー11の内側で底部14を貫通して上端の係止つめ3
9を円筒部15の取付孔34に挿入係止するとともに段
41を内側段30に係止し、係止用フック42を連接脚
18の取付孔35に係止する。この状態でモータケース
用接点40および屈曲部43はモータカバー11の内方
に突出し、屈曲部43は前記短絡金具21を連接脚17
,18に嵌着したとき短絡金具21の外側面と屈曲部4
3が電気的に接触し、またモータカバー11の上端部よ
り円筒部15にモータ13を回り止め圧入し押上けはね
31に弾座するそのモータケースの側面にモータケース
用接点40が接触し、モータ13の一極側が短絡金具2
1と導通たこととなる。一方、モータ13の下端(ない
し後.端)面に突設された十極端子(図示省略)が陽極
金具32の接点33に弾接する。したがつて、短絡金具
21を通して連接脚17,18間に電池16を装入する
とその陽極16aが陽極金具32に当接して機械的に支
持されるとともに電気接触ノし、直接+電圧がモータ1
3の十側端子に供給される。駆動ブロックCは、モータ
刃取付台44に駆動桿45、トリマハンドル46および
トリマレバー47が組立てられる構成となつている。
モータ取付台44はモータ13の前端部に冠する筒部4
8の上端に円板部49を張出し形成した形状で、中央に
円筒ボス50を突成し、この中心を含む一直径線上にね
じボス51,52を突成し、それと直角な他直径線上の
一方に駆動軸軸筒53を突成しており、2本のねじ54
によりモータカバー11のねじ孔36,37に取付けら
れると、円板部49の周縁が上側ハウジング2の受段7
に係止する。このモータ取付台44の円筒ボス50にト
リマハンドル46が回動自在に外嵌される。このトリマ
ハンドル46はその軸受部55より径方向に円板部49
の半径に相当する長さをもつた腕56を張出し、腕56
の先端部にローレットを形成したつまみ57と、その両
側部に曲率半径を円板部49と同り程度にした円弧板状
の穴隠し板58とを形成し、さらに腕56の上面にスラ
イドガイド溝59(第9図および第10図)を形成して
いる。またモータ取付台44の一方のねじボス51にト
リマレバー47が回動自在に外嵌めされる。このトリマ
レバー47は平面円弧板状で一端部の軸受孔60がねじ
ボス1に外嵌され、先端部にレバーピン61を圧着して
トリマハンドル46のガイド溝59にスライド自在に嵌
合し、中間部にストッパ付カム溝62を形成している。
したがつて、トリマレバー47は第9図および第10図
のようにトリマハンドル46の回動によつてガイド溝5
9に規制される範囲内で揺動し、同時にカム溝62が揺
動する。このカム溝62は円筒ボス50の中心と軸筒5
3の中心とを結ぶ仮想線P1の方向に摺動可能な基台ピ
ン118(詳細は後述)を係合し、トリマレバー47の
回動によつて基台ピン118を仮想線P1の方向に移動
させるもので、基台ピン118を矢印S1に移動させる
場合(トリマの突出動作となる)は溝縁の突出カム曲線
62aを摺動し、基台ピン118を矢印S1と反対向き
に移動させる場合(トリマの没退勤作となる)は没入カ
ム曲線62bを摺動して移動する。
そしてこれらの平均的傾きθ1は仮想線P1に直角でし
かもねじボス51,52を結ふ仮想線P2と平行な仮想
線P3に対して、約45結以下としてトリマハンドル4
6の操作を軽くし、一方第10図の状態(トリマの突出
状態に相当する)から基台ピン118を矢印S1と反対
方向に押圧してトリマレバー47が逆回動しないように
、カム溝62の突出カム曲線62aの一端部にストッパ
62cを突出させてある。このストッパ62cの突出量
は第11図のようにカム溝62の一端部に基台ピン11
8が位置た場合の中心点Nとトリマレバー47を枢支す
るねじボス51の中心とを結ぶ仮想線P4と、中心点N
およびストッパ62cの先端縁を結ぶ仮想線P5とのな
す角θ2が、仮想線P4を中心として右側に約300以
内、または第12図のように左側に約300以内(すな
わ“ち0″.±30う)が好ましく、ほぼ確実に逆回動
を阻止できる。さらに、モータ取付台44の軸筒53に
駆動桿45が揺動自在に嵌合される。
この駆動桿45は中心間に軸孔63を形成し、一端側に
長手方向に延びる偏心カム係合用長孔64を形成し、他
端側にその先端部にかけて先細となる遊嵌溝65を形成
しその先細部分を駆動子係合部66としており、軸孔6
3をモータ取付台44の軸筒53の嵌め頭付圧入ピン6
7を軸筒53に圧入して駆動桿45を押えると、長孔6
4が丁度円筒ボス50の上部に位置し、駆動子係合部6
6が円板部49の周縁部に位置する。偏心軸ブロックD
は、偏心軸68、カップリング69、継手はね70およ
び継手ブッシュ71よりなる。
偏心軸68は偏心カム72、爪体73およゅ段軸74a
〜74cを一体形成し、偏心カム72の下面に軸孔75
を形成してあり、モータ取付台44の円筒ボス50より
上方に突出したモータ13のモータ軸13aに偏心カム
72の軸孔75を圧着すると、偏心カム72は駆動桿4
5の長孔64に嵌合する。カップリング69は筒状体の
下部を膨径にしてその下面に係合爪76を形成し、上部
の筒部外面を内刃体回転伝達部77としたもので、偏心
軸68の3段軸4a〜74cの下2段に回転自在に嵌合
している。継手ばね70はコイルバネで、3段軸4a〜
74cの中間軸74bに通され、下端をカップリング6
9に当接している。継手ブッシュ71は筒体に形成され
、3段軸74a〜74cの最上軸74aに圧着されて継
手ばね70を圧縮している。このような構成の偏心ブ七
ツクDは、モータ13の作動によつて偏心軸68が回転
し、その偏心カム72。の回転によつて駆動桿45が揺
動運動する。またカップリング69が継手ばね70に押
されて爪体73と爪係合しているときカップリング69
も回転するが、カップリング69を上方に移動して爪係
合を外すと回転が伝達されずに停止し、カップリング6
9の上下移動によつてその回転が制御される。刃取付台
ブロックEは、円筒状取付台78の中間部に底部79を
形成するとともに中央部に筒孔80を形成し、刃取付台
78の上端縁にテーパ81を形成し、内周面に外刃体取
付雌ねじ82を形成し、下端開口縁に第7図のように係
載段83を形成するとともにその一部を切欠いてトリマ
出没窓84とトリマハンドル46のつまみ用窓85を形
成し、さらに底部79の下面の筒孔80を含む一直径線
上でトリマ出没窓84の開口方向にトリマ用ガイド溝を
形成し、筒孔80を間にして窓側をボスガイド溝86、
窓反対側を基台ピンガイド溝87とし、ガイド溝86,
87の両側中央部に筒孔80を間にしてトリマ保持用L
字状フック88を一体垂下し、フック88の各外側に取
付筒89を形成している。
この刃取付台78は取付筒89をモータ取付台44のね
じボス51,52に嵌合して2本のねじ90により取付
けられると係載段83が上側ハウジング2の上端縁に係
止するとともにつまみ用窓85にトリマハンドル46の
つまみ57が位置し(第2図、第4図)、筒孔80に偏
心軸ブロックDのカップリング69が挿通する。
そしてこの刃取付台78の雌ねじ82に外刃体91が取
付けられ、カップリング69に内刃体92が軸方向スラ
イド自在かつ回転係合関係で嵌合し、また刃取付台78
の裏面にトリマブロックFを取付けている。ます刃体9
1は、筒状の外刃保持体93の下端部に段94を介して
取付雄ねじ95を形成し、その段94にテーパ96を形
成するとともに上端縁に網状外刃97を張設しており、
刃取付台78の雌ねじ82にねじ込むと、外刃保持体9
3の段94と刃取付台78の上端面が当接し、両テーパ
81,96が相対向してキャップ係止溝98形成する。
内刃体92はカップリング69に嵌合する筒部99をも
つたきのこ形でその傘部100に放射状にスリット10
1を形成し、傘部100の下面にスリット101に臨む
押上げばね(図示省略)を設けてスリット101より内
刃102の下端部を支持してあ、外刃体91を刃取付台
78に取付ける前に内刃体92の筒部99を偏心軸ブロ
ックDの継手ブッシュ71に嵌め継手ブッシュ71の上
端面を自己の底部にスラスト軸受けするとともに、カッ
プリング69を回転係合かつ移動自在に嵌合する。
こうして外刃体91と内刃体92とは外刃体91の網状
外刃97に内刃体92の内刃102が内装し、カップリ
ング69の回転によつて内刃102が外刃97の内面を
摺動して刃穴に導入されるひげの切断作用を生じ、一方
カップリング69の上動による回転停止でかみそり動作
は停止する動作を構成し、この場合刃取付台78の底部
79がひげ屑溜部となる。トリマブロックFは、トリマ
基台103を主体とし、第8図にも示すように平面略T
字状体をなし、その頭部の中央に刃取付台78のガイド
溝86用割りボス104を突設し、頭部の両側部に垂下
片105と内突起(図示省略)とを形成し、頭部の下面
で垂下片105間に固定刃106を固定し、固定刃10
6の下面に可動刃107をスライド自在に重ね、可動刃
107に駆動子108を一体に取付け、さらに押付けば
ね109を切起した押付片110の両側片111に係止
孔112を形成た垂下片105の突起に係止し、押付け
ばね109を駆動子108に押付け、もつて可動刃10
7を固定刃106に弾接するとともに駆動子108の駆
動ピン113を駆動ることにより、可動刃107が固定
刃106を往復摺動しきわぞり動作が行われる。
一方、トリマ基台103の脚部はその長手方向″に略だ
るま形の長孔114を形成し、その大径側の両側部に樹
脂弾性による刃取付台弾接突起115を側縁に平行に張
出し、長孔114の大径部と小径側の連接部に小径側に
向けて立上り勾配となるカップリング押圧げ用テーパ1
16を形成している。
またトリマ基台103の脚部の両側部に刃取付台78の
L字状フック88にスライド自在にガイドされる摺動段
117を形成し、脚部の後端部で基台103の中心線上
に基台ピン118を圧入て上下両方に突出している。基
台ピン18をトリマ基台103の中心線上に配設するこ
とによりトリマ基台103をこじることなくスムーズに
フック88に対してスライドできる。このトリマ基台1
03のを刃取付台78の裏面に臨ませ、L字状フック8
8に押込んでフック88をトリマ基台103の摺動段1
17に係合すると弾接突起115が刃取付台78の底部
79の下面に弾接し、割りボス104がガイド溝86に
嵌合し、さらに、基台ピン118の上端部がガイド溝8
7に嵌合し、これらの係合および嵌合によりトリマ基台
103が刃取付台78にスライド自在に保持される。
こうしてトリマ基台103の略だるま形長孔114が刃
取付台78の筒孔80の下部に位置し、トリマ基台10
3の頭部がトリマ出没窓84に位置する。そして刃取付
台78をモータ取付台44に取付けるとき、長孔114
の大径側にカップリング69が遊挿されるとともに基台
ピン118の下端部がトリマレバー47のカム溝62に
係合し、さらに駆動子108の駆動ピン113が駆動桿
45の遊嵌溝65に挿入される。こうしてトリマ基台1
03の動作はつぎのようになる。すなわち、トリマハン
ドル46を第9図で方向S2に回動するとトリマレバー
47が第9図から第10図の状態へ回動し、そのカム溝
62が揺動して基台ピン118を押し、基台ピン118
がガイド溝87の方向(仮想線P1、矢印S1)へ移動
してトリマ基台103がガイド溝86,87およびフッ
ク88に沿つて移動し、その頭部が刃取付台78のトリ
マ出没窓84より突出する。トリマ基台103の突出作
動によりトリマ基台103の略だるま形長孔114が移
動してそのテーパ116にカップリング69の下面が載
り、そのテーパ116によつてカップリング69が押上
げられて小径側の孔縁にのる。これによりカップリング
69は偏心軸68の爪体73から爪係合が外れ、偏心軸
68の回転が伝達されなくなり、モータ13が作動して
も内刃体92は回転しない。またトリマ基台103の移
動によつてトリマ可動刃107の駆動子108の駆動ピ
ン113が移動し、駆動桿45の遊嵌溝65内で係合部
66に係合し、駆動桿45の揺動運動が伝達されて可動
刃107が固定刃に対して摺動し、きわぞり動作状態と
なる。さらにトリマ基台103が突出状態で基台ピン1
18はカム溝62の一端部のストッパ62cに係止する
ので前記駆動ブロックCで説明したよ・うに基台ピン1
18を押すとによりトリマレバー47の逆回動が阻止さ
れ、トリマハンドル46を矢印S2と反対向きに回動操
作しない限り、トリマ刃部に肌を押し当てても刃部が沈
むことがない。そしてトリマハンドル46を没入操作す
る駆動ピン113は駆動桿45の遊嵌溝65内で遊びと
なるので可動刃107は停止し、またカップリング69
は長孔64の大径側に位置して偏心軸68の爪体73と
係合しカップリング69に回転力が伝達される。キャッ
プブロックGは、上側ハウジング2の上端面に当接し外
刃体91と刃取付台78のテーパ96,81により形成
された係止溝98に嵌着さ゛れて、第1図のように上側
ハウジング2の外形と連続する鼓形を形成するようにし
ている。
このキャップブロックGはキャップホルダ119とキャ
ップカバー120からなる。キャップホルダ119は、
上側ハウジング2の上端に連続するテーパ曲面をもつた
円錐形筒体で、その大径側端部の内側に係合周溝121
を形成するとともに小径側端部の内側に逃げ用周溝12
2を形成している。キャップカバー120は、円弧面も
つた天板123の周縁でキャップホルダ119の大径側
端部に当接し、天板123の下面に短い外筒124を形
成して係合周溝121の嵌合するつば125を形成し、
さらに外筒124の内側に内筒126を垂下させている
。この内筒126下端に開口する複数のスリット127
を形成して径方向に可撓性をもたせるとともに内筒12
6の内面に外刃体91および刃取付台78のキャップ係
止溝98に係止する着脱用突起128を形成している。
キャップカバー120をキャップホルダー119に嵌入
すると、つば125が係合周溝121に係止して一体と
なり、内筒126の先端部はキャップホルダー119の
逃げ用周溝122に遊嵌する。このようにして、このキ
ャップブロックGを外刃体91に被冠し、着脱用突起1
28をキャップ係止溝98に嵌着すると、キャップホル
ダ119の下端面が上側ハウジング2の上端面に当接す
るとともに下端部内面が刃取付台78に外接する。電池
カバーブロックHは、第3図、第6図に示すように電池
カバー129とスイッチカバー130からなり、電池カ
バー129は筒状体の周面に雄ねじ131とスイッチカ
バー係止孔132を形成し、上面に電池ばね支持台13
3と係止孔134,134″と短絡接点用孔135とを
形成し、下端部に位置決めつば136を形成している。
電池ばね137は板ばねをうず巻形成するとともに、下
面よソー対の接点兼取付片138を折曲垂下し、その両
側部に圧入保持用爪139を突成してあり、取付片13
8を係止孔134に圧入し爪139を抜止め保持して電
池カバー129に取付け、接点兼取付片138は裏面に
突出させたままとする。この電池カバー129の裏面で
接点兼取付片138間に固定接点板140を位置し、係
止孔13『に保持させる。すなわち、この固定接点板1
40は導電板を打抜きにより形成し、爪付き取付片14
1と短絡金具用接点142を一体形成して、爪付き取付
片141を係止孔13Cに圧入保持し、短絡金具接点1
42を短絡接点用孔135より上面に突出してある。ス
イッチカバー130は、電池カバー129のつば136
の下面に当接する円板形で下面中央に回転つまみ143
を突成し、回転つまみ143の上面にスライド溝144
および取付用長孔145を形成するとともに上面に取付
用長孔145を間にして相対向する一対の電池カバー係
止突起146とクリック突起147を形成している。
クリックばね体148は矩形体の両側部にその両側部に
平行にクリックばね突起149を張出して外方に樹脂弾
性によるばね性をもたせ、クリックばね体148の両側
部縦方向にスイッチハンドル係止孔150を形成し、ま
た両端部の縦方向にスイッチばね係止用溝151を形成
している。スイッチばね体152は板状体を打抜きかつ
折曲したものて、中央に通電ばね用のスイッチばね15
3を切起して上向きにばね性をもたせ、両側片を下方に
折曲垂下して接点兼取付片138に接触するスイッチば
ね154を外方に張出してばね性をもたせ、さらに両端
の取付片155を下方に折曲垂下してその両側部に圧入
保持用爪156を形成してあり、この取付片155を溝
151に圧入して爪156て保持させてスイッチばね体
152をクリックばね体148に取付ける。さらにこの
クリックばね体148をスイッチカバー130のクリッ
ク突起147間に位置させ、ガイド溝144に位置させ
スイッチハンドル157を回転つまみ143のガイド溝
144にスライド自在に嵌めてスイッチハンドル157
のクリックばね体係止突起158を長孔145を通して
クリックばね体148のスイッチハンドル係止孔150
に嵌着し一体とする。こうしてスイッチハンドル157
をスライドするとクリックばね体148が摺動し、クリ
ックばね突起149が所定のスライド位置でクリック突
起147に係合して係合時にクリック動作が行われる。
このようにしてスイッチカバー130の電池カバー12
9の下面に臨ませて、電池カバー係止突起146をスイ
ッチカバー係止孔132に嵌着すると両者が一体となる
。またこのとき、スイッチばね154げ電池ばね137
の接点兼取付片138に対向し、スイッチばね153が
固定接定板140に接触し、スイッチハンドル157を
スライドすると、クリック動作を伴なつてスイッチばね
154と接点兼取付片138とが接離動作し、ここでス
イッチ動作することとなる。このように組合わされてな
る電池カバーブロックHをその回転つまみ143をもつ
て下側ハウジング3の下端開口部に臨ませ、取付リング
12に形成した雌ねじ25に電池カバー129の雄ねじ
131をねじ込むと、下側ハウジング3の下端部内に沈
み込んで下端面から突き出すことなく閉塞され、そのつ
ば136が下側ハウジング3の受段10に当接する。
このとき電池カバー129より突き出した短絡金具用接
点142が短絡金具21のつば22に接触し、電池16
の陰極、電池ばね137、スイッチばね15牡固定接点
板140、短絡金具21.通電金具38を通じて電気的
にモータ13のモータケースに接続されたこととなる。
したがつて、電池カバーブロックHを取付ける前にモー
タカバー11内に電池16を装入しておくと、スイッチ
ハンドル157の動作でモータ13に対して電池電源が
オンオフ制御される。この電気かみそりの動作はつぎの
とおりである。すなわち、トリマ使用の場合、トリマハ
ンドル46のつまみ57を回すとトリマ基台103の刃
部が突出し、駆動子108の駆動ピン113が駆動桿4
5に係合するとともにカップリング69を押上げて偏心
軸68との係合が外れる。そこでスイッチハンドル15
7を操作してオンにすると電池16がモータ13に接続
されてモータ軸13aが回動し、偏心カム72を通して
駆動桿45が揺動するので、トリマ基台103の刃部が
きわぞり動作するが、内刃体92は回動しない。トリマ
基台103を沈める外力に対してはカム溝62のストッ
パ係止により阻止する。つぎに通常のかみそり使用の場
合、トリマハンドルを回動操作してトリマ基台103を
没入させると、カップリング69のの偏心軸68に係合
する一方、トリマ基台103の駆動子108の駆動ピン
113は駆動桿45との係合が外れる。
したがつてスイッチハンドル157によりモータ13を
作動するとカップリング69が回転して内刃体92が回
動し、外刃刃穴より導入したひげか内刃102との協働
によつて切断されひげ屑溜室に溜められ、一方駆動桿4
5は偏心カム72を通じて揺動するがトリマ基台103
の刃部は作しない。以上のように、この発明の電気かみ
そりのトリマ装置は、複数個の刃穴を備えた網状外刃と
その内面に摺接する内刃とからなる主刃と、この主刃の
外刃を取付ける取付部を備えた刃取付台と、くし状の固
定刃とこれに摺接するくし状の可動刃と前記固定刃に前
記可動刃を押しつける押付ばねとを備えたトリマ基台と
、このトリマ基台の上面および下面に同軸状に突設され
たピンと、前記刃取付台に設けられて前記ピンの一端を
遊嵌しピンのスライドをガイドするガイド溝と、前記刃
取付台に一体に垂下されて前記トリマ基台を両側から抱
持するとともにスライド自在に案内支持する一対のL字
状フックと、前記ピンの他端に嵌合して前記ピンを横切
る方向にピンを押圧するトリマレバーとを備えたため、
つぎの作用効果がある。すなわち、前記符号を引用して
説明すると、(1)トリマ基台103の基台ピン118
を刃取付台78の溝87にガイドするとともに操作力を
加えるようにしたため、基台103に不要のこじれが生
じなくなり、軽い操作でトリマ出入れができる使い勝手
のよい電気かみそりが得られる。
(2)L字状フック88でトリマ基台103を保持ると
ともにスライドガイドさせたため、トリマ基台103を
刃取付台78に保持する手段を多部品で構成する場合に
比して構造が簡単になるとともに、寸法精度の向上によ
りがたつきを激減でき、音や振動を防止でき、性能を向
上できる。
またギャップがつまりすぎることなく、摺動がスムーズ
で操作性を良好にでき、基台103をL字状のフック8
8にスナップ結合で組み立てられ、組立が簡単になる。
(3)主刃を有するため、トリマで荒剃りした後主刃で
仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を適用した電気かみそりの
斜視図、第2図はそのキャップを取外した状態の分解斜
視図、第3図はその拡大断面図、第4図は一部破断側面
図、第5図は全体の分解斜視図、第6図は電池カバーブ
ロックの分解斜視図、第7図は刃取付台の裏面斜視図、
第8図はトリマ基台の斜視図、第9図および第10図は
トリマレバーの動作状態の平面図、第11図および第1
2図はカム溝の拡大平面図、第13図および第14図は
従来例の動作説明図である。 47・・・・・・トリマレバー、78・・・・・刃取付
台、87・・・・・・溝(ガイド溝)、88・・・・・
・L字状フック、91・・・・・・外刃体、92・・・
・・・内刃体、103・・・・・・トリマ基台、118
・・・・・・基台ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の刃穴を備えた網状外刃とその内面に摺接す
    る内刃とからなる主刃と、この主刃の外刃を取付ける取
    付部を備えた刃取付台と、くし状の固定刃とこれに摺接
    するくし状の可動刃と前記固定刃に前記可動刃を押しつ
    ける押付ばねとを備えたトリマ基台と、このトリマ基台
    の上面および下面に同軸状に突設されたピンと、前記刃
    取付台に設けられて前記ピンの一端を遊嵌しピンのスラ
    イドをガイドするガイド溝と、前記刃取付台に一体に垂
    下されて前記トリマ基台を両側から抱持するとともにス
    ライド自在に案内支持する一対のL字状フックと、前記
    ピンの他端に嵌合して前記ピンを横切る方向にピンを押
    圧するトリマレバーとを備えた電気かみそりのトリマ装
    置。 2 前記ピンはトリマ基台の中心線上に配設され、トリ
    マ基台をこじることなくスムーズにスライドできる特許
    請求の範囲第1項記載の電気かみそりのトリマ装置。
JP17514880A 1980-12-10 1980-12-10 電気かみそりのトリマ装置 Expired JPS6041956B2 (ja)

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