JPH10118347A - 押釦玩具 - Google Patents

押釦玩具

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Publication number
JPH10118347A
JPH10118347A JP29568996A JP29568996A JPH10118347A JP H10118347 A JPH10118347 A JP H10118347A JP 29568996 A JP29568996 A JP 29568996A JP 29568996 A JP29568996 A JP 29568996A JP H10118347 A JPH10118347 A JP H10118347A
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JP
Japan
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locking
button
push
push buttons
push button
Prior art date
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Pending
Application number
JP29568996A
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English (en)
Inventor
Yuji Sakakida
祐士 榊田
Chizuko Kirifuchi
千鶴子 桐渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bandai Co Ltd
Konami Sports Club Co Ltd
Original Assignee
Bandai Co Ltd
People Co Ltd
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Publication date
Application filed by Bandai Co Ltd, People Co Ltd filed Critical Bandai Co Ltd
Priority to JP29568996A priority Critical patent/JPH10118347A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで簡単な構成により、二つの押釦を
同時に押圧操作したり、あるいは複数の押釦を前後して
押圧操作しても夫々の押釦の押し込み状態を保持するこ
とができ、且つ複数の押釦を同時に復帰させることがで
きるようにした押釦玩具を提供することを目的とする。 【解決手段】 収容体1と、収容体1の一側面に設けら
れた複数の押釦3、4および復帰釦2から構成されてい
る。各押釦3、4は、対応する弾性部材32、42によ
ってそれぞれ収容体1から突出する方向に附勢されてい
る。各押釦3,4には、個々に押し込み状態を保持する
ための作動部材6、7が設けられている。押し込み状態
が保持された全ての押釦3、4は、復帰釦2を押すこと
によって作動部材6、7が移動して係止を解除すること
により、初期状態に復帰される様に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押し込み状態が保
持される複数の押釦と、これらの押釦の押し込み状態を
復帰させる復帰釦とを具えた押釦玩具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用の各種電気機器装置では複
数個の押釦が用いられ、これらの複数個の押釦を相互に
連係させて動作させるようにしている(実開昭56−9
9722号公報)。上記従来例では、押釦が取り付けら
れる複数個の操作杆が第1の位置と第2の位置に移動可
能に併設されている。そして、この操作杆に連動する操
作杆用錠止杆が設けられている。この操作杆用錠止杆が
介在することにより、1の操作杆が第2の位置に移動す
ると当該操作杆を第2の位置に錠止させると共に、この
とき第2の位置に錠止されている他の操作杆の錠止を解
除して第1の位置に復帰させるようにしている。ところ
で、任意の1の操作杆Aを第2の位置に錠止させた状態
で、他の操作杆Bを同時に第2の位置に錠止させようと
すると、操作杆用錠止杆が介在するので操作杆Aは強制
的に第1の位置に復帰され、上記他の操作杆Bのみが第
2の位置に錠止されるようになっている。そこで、上記
操作杆用錠止杆の他に錠止杆用停止杆を第1の位置と第
2の位置に移動可能に設けている。例えば、錠止杆用停
止杆が第2の位置に存在する場合は、前記操作杆と操作
杆用錠止杆との連動を停止させると共に、錠止杆用停止
杆が第1の位置に存在する場合は、前記操作杆と操作杆
用錠止杆との連動停止を解除させるようにしている。こ
のように錠止杆用停止杆を設けたので、当該錠止杆用停
止杆が第2の位置に存在する場合には、操作杆と操作杆
用錠止杆との連動が停止されるので、同時に複数の操作
杆を第2の位置に錠止させることができる。また、錠止
杆用停止杆が第1の位置に存在する場合には、操作杆と
操作杆用錠止杆との連動停止が解除されるので、前記複
数の操作杆を第2の位置から第1の位置に復帰させるこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、錠止
杆用停止杆が第2の位置に存在する場合は、同時に複数
の操作杆を第2の位置に錠止させることができ、また、
錠止杆用停止杆が第1の位置に存在する場合は、前記複
数の操作杆を同時に第1の位置に復帰させることができ
る反面、以下に示すような問題点を有していた。すなわ
ち、操作杆用錠止杆の他に、特別に錠止杆用停止杆を第
1の位置と第2の位置に移動可能に設ける必要があるの
で、構造が複雑であるばかりでなくコストが上昇してし
まうという問題点を有していた。また、複数の操作杆を
同時に第1の位置に復帰させる場合は、まず、錠止杆用
停止杆を操作して第1の位置に移動させて操作杆と操作
杆用錠止杆との連動停止を解除させる必要があり、その
後に、第1の位置に存在す操作杆を操作して当該操作杆
を第2の位置に移動させることにより、第2の位置に存
在する複数の操作杆が同時に第1の位置に復帰されるも
のである。このように、操作杆と操作杆用錠止杆との連
動停止を解除させるための操作と、複数の操作杆を復帰
させるための操作との2種類の操作が必要であるので、
迅速に復帰操作を行うことができないという問題点を有
していた。さらに、全ての操作杆が第2の位置に存在す
る場合は、復帰用の操作杆が存在しないことになり、復
帰操作を行うことができないという重大な問題点を有し
ていた。
【0004】本願請求項1乃至4に記載の本発明は、上
記問題点に鑑みてなされたもので、低コストで簡単な構
成により、複数の押釦を同時に押圧操作したり、あるい
は複数の押釦を前後して押圧操作しても夫々の押釦の押
し込み状態を保持することができるようにした押釦玩具
を提供することを目的とする。また、簡単な操作で複数
の押釦を同時に、且つ確実に復帰させることができるよ
うにした押釦玩具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が提供する第1の手段は、以下の要件を備えた
ことを特徴とする。すなわち、 (イ)収容体と、複数の押釦と、少なくとも1つの復帰
釦とを有すること。 (ロ)前記各押釦及び復帰釦は、前記収容体にそれぞれ
押し込み可能に設けられていること。 (ハ)前記各押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾
性部材を有すること。 (ニ)前記各押釦は、係止部を有すること。 (ホ)前記収容体には、前記それぞれの押釦に対応して
複数の作動部材が移動自在に設けられていること。 (ヘ)前記各作動部材をそれぞれ対応する押釦の係止部
と係止させる方向に附勢する第2の弾性部材を有するこ
と。 (ト)前記各作動部材は、対応する押釦の係止部と係止
する係止爪を有すること。 (チ)前記係止爪は、押し込まれた押釦の係止部と係止
することにより前記第1の弾性部材の弾発力に抗して当
該押釦の押し込み状態を保持すること。 (リ)前記復帰釦が押し込まれたときに、前記係止部と
係止爪との係止を解除して前記押し込み状態の押釦を復
帰させること。
【0006】また、上記課題を解決するために本発明が
提供する第2の手段は、以下の要件を備えたことを特徴
とする。すなわち、 (イ)収容体と、複数の押釦と、少なくとも1つの復帰
釦とを有すること。 (ロ)前記各押釦及び復帰釦は、前記収容体にそれぞれ
押し込み可能に設けられていること。 (ハ)前記各押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾
性部材を有すること。 (ニ)前記各押釦は、係止爪を有すること。 (ホ)前記収容体には、前記それぞれの押釦に対応して
複数の作動部材が移動自在に設けられていること。 (ヘ)前記各作動部材をそれぞれ対応する押釦の係止爪
と係止させる方向に附勢する第2の弾性部材を有するこ
と。 (ト)前記各作動部材は、対応する押釦の係止爪と係止
する係止部を有すること。 (チ)前記係止部は、押し込まれた押釦の係止爪と係止
することにより前記第1の弾性部材の弾発力に抗して当
該押釦の押し込み状態を保持すること。 (リ)前記復帰釦が押し込まれたときに、前記係止部と
係止爪との係止を解除して前記押し込み状態の押釦を復
帰させること。
【0007】また、上記課題を解決するために本発明が
提供する第3の手段は、以下の要件を備えたことを特徴
とする。すなわち、 (イ)収容体と、複数の押釦と、少なくとも1つの復帰
釦とを有すること。 (ロ)前記復帰釦は、前記収容体のほぼ中央部に押し込
み可能に設けられていること。 (ハ)前記各押釦は、前記復帰釦の周囲にそれぞれ押し
込み可能に設けられていること。 (ニ)前記各押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾
性部材を有すること。 (ホ)前記各押釦は、係止部を有すること。 (ヘ)前記収容体には、前記それぞれの押釦に対応して
複数の作動部材が移動自在に設けられていること。 (ト)前記作動部材を前記係止部と係止させる方向に附
勢する第2の弾性部材を有すること。 (チ)前記各作動部材の一端側には、対応する押釦の係
止部と係止する係止爪を有すること。 (リ)前記係止爪は、押し込まれた押釦の係止部と係止
することにより前記第1の弾性部材の弾発力に抗して当
該押釦の押し込み状態を保持すること。 (ヌ)前記各作動部材の他端側には、前記復帰釦の下端
に当接する傾斜部が設けられていること。 (ル)前記復帰釦が押し込まれたときに、当該復帰釦の
下端が前記傾斜部と当接して作動部材を前記第2の弾性
部材の弾発力に抗して係止解除方向に移動させることに
より、前記係止部と係止爪との係止を解除して前記押し
込み状態の押釦を復帰させること。
【0008】また、上記課題を解決するために本発明が
提供する第4の手段は、以下の要件を備えたことを特徴
とする。すなわち、 (イ)収容体と、複数の押釦と、少なくとも1つの復帰
釦とを有すること。 (ロ)前記復帰釦は、前記収容体のほぼ中央部に押し込
み可能に設けられていること。 (ハ)前記各押釦は、前記復帰釦の周囲にそれぞれ押し
込み可能に設けられていること。 (ニ)前記各押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾
性部材を有すること。 (ホ)前記各押釦は、係止爪を有すること。 (ヘ)前記収容体には、前記それぞれの押釦に対応して
複数の作動部材が移動自在に設けられていること。 (ト)前記作動部材を前記係止爪と係止させる方向に附
勢する第2の弾性部材を有すること。 (チ)前記各作動部材の一端側には、対応する押釦の係
止爪と係止する係止部を有すること。 (リ)前記係止部は、押し込まれた押釦の係止爪と係止
することにより前記第1の弾性部材の弾発力に抗して当
該押釦の押し込み状態を保持すること。 (ヌ)前記各作動部材の他端側には、前記復帰釦の下端
に当接する傾斜部が設けられていること。 (ル)前記復帰釦が押し込まれたときに、当該復帰釦の
下端が前記傾斜部と当接して作動部材を前記第2の弾性
部材の弾発力に抗して係止解除方向に移動させることに
より、前記係止部と係止爪との係止を解除して前記押し
込み状態の押釦を復帰させること。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る押釦玩具の分
解斜視図であり、図2は本発明に係る押釦玩具の外観斜
視図であり、図3は本発明に係る押釦玩具の下部体を外
した状態の中仕切板側の底面図であり、図4は本発明に
係る押釦玩具の作用を示した説明図である。
【0010】図1乃至図3に示すように、本発明に係る
押釦玩具は収容体1と、少なくとも1つの復帰釦2と、
複数の押釦3,4を有する。復帰釦2は収容体1のほぼ
中央部に押し込み可能に設けられている。また、復帰釦
2の周囲には、複数の押釦3(3a,3b,3c,3
d,3e,3f,3g,3h)がそれぞれ押し込み可能
に設けられている。更に、これらの押釦3a,3b,3
c,3d,3e,3f,3g,3hの周囲には、複数の
押釦4(4a,4b,4c,4d,4e,4f)がそれ
ぞれ押し込み可能に設けられている。押圧玩具の収容体
1は上部体11と下部体12からなる二つ割の円盤形の
箱型に形成されている。この収容体1の内部中間には複
数の取付けボスによってビス止めされた中仕切板5が設
けられている。
【0011】上記収容体1の上部体11の中央部には穴
13が開口され、同穴13の周囲には八個の丸穴14が
開口され、同丸穴14の外側には六個の円弧状の長穴1
5が開口されている。上記穴13には復帰釦2が設けら
れ、丸穴14には押釦3、長穴15には円弧状の押釦4
が夫々設けられている。
【0012】復帰釦2には抜け止め用の突出縁22が形
成されている。また、復帰釦2には突出縁22の下端側
に筒型の作動端21と突出軸23が形成されている。上
記中仕切板5には穴51が形成され、当該穴51には前
記筒型の作動端21及び突出軸23が突出可能に設けら
れている。
【0013】上記各押釦3には、それぞれ抜け止め用の
突出縁31が形成され、夫々中仕切板5上に装設された
弾性部材32により収容体1から上方へ突出する方向に
附勢されている。この弾性部材32はコイルバネ等から
成り、各押釦3を復帰させる方向に附勢する第1の弾性
部材である。各押釦3の下端にはそれぞれ引掛け穴を有
する係止部33が設けられている。これらの係止部33
は、夫々中仕切板の穴52を通して下方へ突出可能に設
けられている。
【0014】同様に、上記各押釦4にはそれぞれ抜け止
め用の突出縁41が形成され、夫々中仕切板5上に装設
された弾性部材42により収容体1から上方へ突出する
方向に附勢されている。この弾性部材42はコイルバネ
等から成り、各押釦4を復帰させる方向に附勢する第1
の弾性部材である。各押釦4の下端にはそれぞれ引掛け
穴を有する係止部43が設けられている。これらの係止
部43は、夫々中仕切板の穴53を通して下方へ突出可
能に設けられている。
【0015】上記複数の押釦3の直下の中仕切板5の下
側には、夫々復帰釦2を中心として放射状に複数のガイ
ド部材55が突設され、各ガイド部材55によって、該
当する板状の作動部材6が移動可能にガイドされてい
る。これらの作動部材6は、それぞれ押釦3に対応して
設けられている。作動部材6の一端側には、上記復帰釦
2の作動端21に夫々当接する様に、外方に高い傾斜部
61が形成されている。また、作動部材6の他端側には
上記押釦3の係止部33に係止させるための係止爪62
が設けられている。作動部材6の後端にはコイルバネ等
から成る弾性部材63が装設され、前記係止部33が降
下した時に、当該係止部33を係止爪62で係止できる
様に附勢している。すなわち、弾性部材63は、作動部
材6を前記係止部33と係止させる方向に附勢する第2
の弾性部材である。また、前記係止爪62は、押し込ま
れた押釦3の係止部33と係止することにより前記第1
の弾性部材32の弾発力に抗して当該押釦3の押し込み
状態を保持するものである。そして、前記復帰釦2が押
し込まれたときに、当該復帰釦2の下端が前記傾斜部6
1と当接して作動部材6を前記第2の弾性部材63の弾
発力に抗して係止解除方向に移動させることにより、前
記係止部33と係止爪62との係止を解除して前記押し
込み状態の押釦3を初期状態に復帰させるものである。
【0016】上記複数の押釦4の直下の中仕切板5の下
側には、夫々復帰釦2を中心として放射状に複数のガイ
ド部材56が突設され、各ガイド部材56によって、該
当する板状の作動部材7が移動可能にガイドされてい
る。これらの作動部材7は、それぞれ押釦4に対応して
設けられている。作動部材7の一端側には、上記復帰釦
2の作動端21に夫々当接する様に、外方に高い傾斜部
71が形成されている。また、作動部材7の他端側には
上記押釦4の係止部43に係止させるための係止爪72
が突設されている。作動部材7の後端にはコイルバネ等
から成る弾性部材73が装設され、前記係止部43が降
下した時に、当該係止部43を係止爪72で係止できる
様に附勢している。すなわち、弾性部材73は、作動部
材7を前記係止部43と係止させる方向に附勢する第2
の弾性部材である。また、前記係止爪72は、押し込ま
れた押釦4の係止部43と係止することにより前記第1
の弾性部材42の弾発力に抗して当該押釦4の押し込み
状態を保持するものである。そして、前記復帰釦2が押
し込まれたときに、当該復帰釦2の下端が前記傾斜部7
1と当接して作動部材7を前記第2の弾性部材73の弾
発力に抗して係止解除方向に移動させることにより、前
記係止部43と係止爪72との係止を解除して前記押し
込み状態の押釦4を初期状態に復帰させるものである。
【0017】上記収容体1の上部体11と下部体12の
間には、組立て用のボス81を用いて把手部材8が取付
けられている。
【0018】次に、作用を説明する。上記の構成におい
て、図4(a)に示すように、押釦3および押釦4はそ
の初期状態において、夫々弾性部材32および弾性部材
42によって復帰方向へ附勢されているので、収容体1
から突出している。また作動部材6および作動部材7は
夫々弾性部材63および弾性部材73によって突出軸2
3方向、すなわち中心部方向へ附勢されている。また、
復帰釦2の作動端21は、傾斜部61および傾斜部71
の高い位置に接触し、これらの傾斜部61および傾斜部
71によって復帰釦2は上方に押し上げられた状態に保
持されている。
【0019】次に、図4(b)に示すように、任意の押
釦3を弾性部材32に抗して押圧すると、該当する係止
部33が降下する。この係止部33は、作動部材6の係
止爪62に係止し、この押釦3は押し込まれた状態に保
持される。同じく、任意の押釦4を弾性部材42に抗し
て押圧すると、該当する係止部43が降下する。この係
止部43は、作動部材7の係止爪72に係止し、この押
釦4は押し込まれた状態に保持される。従って、複数の
押釦、例えば押釦3aと押釦4aを同時に、若しくは相
前後して押圧すると、これらの複数の押釦が押し込まれ
た状態に保持される。
【0020】次に、図4(c)に示すように、上記復帰
釦2を押圧すると作動端21が降下する。この作動端2
1の降下に伴って、傾斜部61および傾斜部71により
それぞれの作動部材6および作動部材7は、外向き、す
なわち係止を解除する方向に移動する。この作動部材6
および作動部材7の移動により、上記係止爪62および
係止爪72によって係止されていた係止部33および係
止部43の係止が解除され、押釦3および押釦4は夫々
弾性部材32および弾性部材42によって瞬時に押し上
げられ、上記図4(a)の初期状態に復帰する。
【0021】尚、上記実施の形態では、複数の押釦3の
下端側にはそれぞれ引掛け穴を有する係止部33が設け
られ、これらの係止部33と係止する係止爪62が対応
する作動部材6側に設けられた場合を示したが、上記係
止部と係止爪とを逆に設けるように構成してもよい。す
なわち、複数の押釦3の下端側に係止爪を設けると共
に、これらの係止爪と係止する係止部を作動部材6側に
設けてもよい。同様に、複数の押釦4の下端側にはそれ
ぞれ引掛け穴を有する係止部43が設けられ、これらの
係止部43と係止する係止爪72が対応する作動部材7
側に設けられた場合を示したが、上記係止部と係止爪と
を逆に設けるように構成してもよい。すなわち、複数の
押釦4の下端側に係止爪を設けると共に、これらの係止
爪と係止する係止部を作動部材7側に設けてもよい。
【0022】
【実施例】発明の一実施例によると、収容体1の大きさ
は、直径12cm、高さ3cmの円盤形に形成されてい
る。上記復帰釦2の復帰状態での高さは4cm、上記把
手部材8を含む収容体1の大きさは14.5cmであ
る。収容体1の中央部に復帰釦2が設けられ、この復帰
釦2を中心として、その周囲を囲む様に、8個の押釦3
が設けられ、その外側に6個の押釦4が設けられてい
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように本願請求項1に
記載の発明は、収容体と複数の押釦と少なくとも1つの
復帰釦とを有し、各押釦及び復帰釦は収容体にそれぞれ
押し込み可能に設けられ、各押釦を復帰させる方向に附
勢する第1の弾性部材を有する。各押釦は係止部を有
し、収容体にはそれぞれの押釦と対応して複数の作動部
材が移動自在に設けられ、各作動部材をそれぞれ対応す
る押釦の係止部と係止させる方向に附勢する第2の弾性
部材を有する。各作動部材は対応する押釦の係止部と係
止する係止爪を有し、当該係止爪は押し込まれた押釦の
係止部と係止することにより第1の弾性部材の弾発力に
抗して当該押釦の押し込み状態を保持するように構成し
たので、低コストで簡単な構成により、複数の押釦を同
時に押圧操作したり、あるいは複数の押釦を前後して押
圧操作してもそれぞれの押釦の押し込み状態を確実に保
持することができるという効果を有する。また、復帰釦
が押し込まれたときに、係止部と係止爪との係止を解除
して押し込み状態の押釦を復帰させるように構成したの
で、簡単な単一の操作で複数の押釦を同時に、且つ確実
に復帰させることができ、低コストで簡略な構造の押釦
玩具を提供することができるという効果を有する。
【0024】また、本願請求項2に記載の発明は、収容
体と複数の押釦と少なくとも1つの復帰釦とを有し、各
押釦及び復帰釦は収容体にそれぞれ押し込み可能に設け
られ、各押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾性部
材を有する。各押釦は係止爪を有し、収容体にはそれぞ
れの押釦と対応して複数の作動部材が移動自在に設けら
れ、各作動部材をそれぞれ対応する押釦の係止爪と係止
させる方向に附勢する第2の弾性部材を有する。各作動
部材は対応する押釦の係止爪と係止する係止部を有し、
当該係止部は押し込まれた押釦の係止爪と係止すること
により第1の弾性部材の弾発力に抗して当該押釦の押し
込み状態を保持するように構成したので、低コストで簡
単な構成により、複数の押釦を同時に押圧操作したり、
あるいは複数の押釦を前後して押圧操作してもそれぞれ
の押釦の押し込み状態を確実に保持することができると
いう効果を有する。また、復帰釦が押し込まれたとき
は、係止部と係止爪との係止を解除して押し込み状態の
押釦を復帰させるように構成したので、簡単な単一の操
作で複数の押釦を同時に、且つ確実に復帰させることが
でき、低コストで簡略な構造の押釦玩具を提供すること
ができるという効果を有する。
【0025】また、本願請求項3に記載の発明は、収容
体と複数の押釦と少なくとも1つの復帰釦とを有し、復
帰釦は収容体のほぼ中央部に押し込み可能に設けられ、
各押釦は復帰釦の周囲にそれぞれ押し込み可能に設けら
れ、当該押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾性部
材を有する。各押釦は係止部を有し、収容体にはそれぞ
れの押釦と対応して複数の作動部材が移動自在に設けら
れ、当該作動部材を係止部と係止させる方向に附勢する
第2の弾性部材を有する。各作動部材の一端側には対応
する押釦の係止部と係止する係止爪を有し、この係止爪
は押し込まれた押釦の係止部と係止することにより第1
の弾性部材の弾発力に抗して当該押釦の押し込み状態を
保持するように構成したので、低コストで簡単な構成に
より、二つの押釦を同時に押圧操作したり、あるいは複
数の押釦を前後して押圧操作してもそれぞれの押釦の押
し込み状態を確実に保持することができるという効果を
有する。また、各作動部材の他端側には復帰釦の下端に
当接する傾斜部が設けられ、この復帰釦が押し込まれた
ときに当該復帰釦の下端が傾斜部と当接して作動部材を
第2の弾性部材の弾発力に抗して係止解除方向に移動さ
せることにより、係止部と係止爪との係止を解除して押
し込み状態の押釦を復帰させるように構成したので、簡
単な単一の操作で複数の押釦を同時に、且つ確実に復帰
させることができ、低コストで簡略な構造の押釦玩具を
実現することができるという効果を有する。また、本発
明の押釦玩具は、幼児が押釦を押すという簡単な動作の
遊びの他、押圧という操作を利用して、ゲーム遊びなど
の複数の項目の記憶の補助手段として利用することがで
きるという効果を有する。
【0026】また、本願請求項4に記載の発明は、収容
体と複数の押釦と少なくとも1つの復帰釦とを有し、復
帰釦は収容体のほぼ中央部に押し込み可能に設けられ、
各押釦は復帰釦の周囲にそれぞれ押し込み可能に設けら
れ、当該押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾性部
材を有する。各押釦は係止爪を有し、収容体にはそれぞ
れの押釦と対応して複数の作動部材が移動自在に設けら
れ、当該作動部材を係止爪と係止させる方向に附勢する
第2の弾性部材を有する。各作動部材の一端側には対応
する押釦の係止爪と係止する係止部を有し、この係止部
は押し込まれた押釦の係止爪と係止することにより第1
の弾性部材の弾発力に抗して当該押釦の押し込み状態を
保持するように構成したので、低コストで簡単な構成に
より、複数の押釦を同時に押圧操作したり、あるいは複
数の押釦を前後して押圧操作してもそれぞれの押釦の押
し込み状態を確実に保持することができるという効果を
有する。また、各作動部材の他端側には復帰釦の下端に
当接する傾斜部が設けられ、この復帰釦が押し込まれた
ときに当該復帰釦の下端が傾斜部と当接して作動部材を
第2の弾性部材の弾発力に抗して係止解除方向に移動さ
せることにより、係止部と係止爪との係止を解除して押
し込み状態の押釦を復帰させるように構成したので、簡
単な単一の操作で複数の押釦を同時に、且つ確実に復帰
させることができ、低コストで簡略な構造の押釦玩具を
実現することができるという効果を有する。また、本発
明の押釦玩具は、幼児が押釦を押すという簡単な動作の
遊びの他、押圧という操作を利用して、ゲーム遊びなど
の複数の項目の記憶の補助手段として利用することがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す押釦玩具の分解斜視図
である。
【図2】本発明の押釦玩具の外観斜視図である。
【図3】本発明の押釦玩具の下部体を外した状態の中仕
切板側の底面図である。
【図4】本発明の押釦玩具の動作説明のための要部切欠
側面図である。
【符号の説明】
1 収容体 2 復帰釦 3 押釦 4 押釦 5 中仕切板 6 作動部材 7 作動部材 8 把手部材 21 作動端 33 係止部 43 係止部 61 傾斜部 62 係止爪 71 傾斜部 72 係止爪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする押
    釦玩具。 (イ)収容体と、複数の押釦と、少なくとも1つの復帰
    釦とを有すること。 (ロ)前記各押釦及び復帰釦は、前記収容体にそれぞれ
    押し込み可能に設けられていること。 (ハ)前記各押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾
    性部材を有すること。 (ニ)前記各押釦は、係止部を有すること。 (ホ)前記収容体には、前記それぞれの押釦に対応して
    複数の作動部材が移動自在に設けられていること。 (ヘ)前記各作動部材をそれぞれ対応する押釦の係止部
    と係止させる方向に附勢する第2の弾性部材を有するこ
    と。 (ト)前記各作動部材は、対応する押釦の係止部と係止
    する係止爪を有すること。 (チ)前記係止爪は、押し込まれた押釦の係止部と係止
    することにより前記第1の弾性部材の弾発力に抗して当
    該押釦の押し込み状態を保持すること。 (リ)前記復帰釦が押し込まれたときに、前記係止部と
    係止爪との係止を解除して前記押し込み状態の押釦を復
    帰させること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする押
    釦玩具。 (イ)収容体と、複数の押釦と、少なくとも1つの復帰
    釦とを有すること。 (ロ)前記各押釦及び復帰釦は、前記収容体にそれぞれ
    押し込み可能に設けられていること。 (ハ)前記各押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾
    性部材を有すること。 (ニ)前記各押釦は、係止爪を有すること。 (ホ)前記収容体には、前記それぞれの押釦に対応して
    複数の作動部材が移動自在に設けられていること。 (ヘ)前記各作動部材をそれぞれ対応する押釦の係止爪
    と係止させる方向に附勢する第2の弾性部材を有するこ
    と。 (ト)前記各作動部材は、対応する押釦の係止爪と係止
    する係止部を有すること。 (チ)前記係止部は、押し込まれた押釦の係止爪と係止
    することにより前記第1の弾性部材の弾発力に抗して当
    該押釦の押し込み状態を保持すること。 (リ)前記復帰釦が押し込まれたときに、前記係止部と
    係止爪との係止を解除して前記押し込み状態の押釦を復
    帰させること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする押
    釦玩具。 (イ)収容体と、複数の押釦と、少なくとも1つの復帰
    釦とを有すること。 (ロ)前記復帰釦は、前記収容体のほぼ中央部に押し込
    み可能に設けられていること。 (ハ)前記各押釦は、前記復帰釦の周囲にそれぞれ押し
    込み可能に設けられていること。 (ニ)前記各押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾
    性部材を有すること。 (ホ)前記各押釦は、係止部を有すること。 (ヘ)前記収容体には、前記それぞれの押釦に対応して
    複数の作動部材が移動自在に設けられていること。 (ト)前記作動部材を前記係止部と係止させる方向に附
    勢する第2の弾性部材を有すること。 (チ)前記各作動部材の一端側には、対応する押釦の係
    止部と係止する係止爪を有すること。 (リ)前記係止爪は、押し込まれた押釦の係止部と係止
    することにより前記第1の弾性部材の弾発力に抗して当
    該押釦の押し込み状態を保持すること。 (ヌ)前記各作動部材の他端側には、前記復帰釦の下端
    に当接する傾斜部が設けられていること。 (ル)前記復帰釦が押し込まれたときに、当該復帰釦の
    下端が前記傾斜部と当接して作動部材を前記第2の弾性
    部材の弾発力に抗して係止解除方向に移動させることに
    より、前記係止部と係止爪との係止を解除して前記押し
    込み状態の押釦を復帰させること。
  4. 【請求項4】 下記の要件を備えたことを特徴とする押
    釦玩具。 (イ)収容体と、複数の押釦と、少なくとも1つの復帰
    釦とを有すること。 (ロ)前記復帰釦は、前記収容体のほぼ中央部に押し込
    み可能に設けられていること。 (ハ)前記各押釦は、前記復帰釦の周囲にそれぞれ押し
    込み可能に設けられていること。 (ニ)前記各押釦を復帰させる方向に附勢する第1の弾
    性部材を有すること。 (ホ)前記各押釦は、係止爪を有すること。 (ヘ)前記収容体には、前記それぞれの押釦に対応して
    複数の作動部材が移動自在に設けられていること。 (ト)前記作動部材を前記係止爪と係止させる方向に附
    勢する第2の弾性部材を有すること。 (チ)前記各作動部材の一端側には、対応する押釦の係
    止爪と係止する係止部を有すること。 (リ)前記係止部は、押し込まれた押釦の係止爪と係止
    することにより前記第1の弾性部材の弾発力に抗して当
    該押釦の押し込み状態を保持すること。 (ヌ)前記各作動部材の他端側には、前記復帰釦の下端
    に当接する傾斜部が設けられていること。 (ル)前記復帰釦が押し込まれたときに、当該復帰釦の
    下端が前記傾斜部と当接して作動部材を前記第2の弾性
    部材の弾発力に抗して係止解除方向に移動させることに
    より、前記係止部と係止爪との係止を解除して前記押し
    込み状態の押釦を復帰させること。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011016704A3 (ko) * 2009-08-07 2011-06-30 Im Sambok 락타입 푸쉬버튼을 이용한 퍼즐 완구

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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