JPH10116957A - リードフレーム部材とその製造方法 - Google Patents

リードフレーム部材とその製造方法

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JPH10116957A
JPH10116957A JP28905196A JP28905196A JPH10116957A JP H10116957 A JPH10116957 A JP H10116957A JP 28905196 A JP28905196 A JP 28905196A JP 28905196 A JP28905196 A JP 28905196A JP H10116957 A JPH10116957 A JP H10116957A
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lead frame
etching
lead
insulating adhesive
frame material
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JP28905196A
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Masahito Sasaki
将人 佐々木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
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    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
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    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一層の多端子化に対応でき生産面やコスト
面、さらには品質面で有利な樹脂封止型半導体装置用リ
ードフレーム部材を提供する。 【解決手段】 外形加工されたリードフレームとインナ
ーリードを固定するための絶縁性接着剤とを備えた樹脂
封止型半導体装置用のリードフレーム部材であって、リ
ードフレームは、少なくともインナーリードの先端をリ
ードフレーム素材の厚さよりも薄肉に形成し、且つ、イ
ンナーリード間は互いに分離して形成されており、絶縁
性接着剤は、薄肉化されたインナーリード間に充填さ
れ、硬化した状態でインナーリード先端部を固定してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,樹脂封止型半導体
装置用のリードフレーム部材に関し、特にインナーリー
ドの先端を薄肉化して外形加工されたリードフレームと
インナーリードを固定するための絶縁性接着剤とを備え
た樹脂封止型半導体装置用のリードフレーム部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置は、電子機器の高性能
化と軽薄短小の傾向からLSIはASICに代表される
ように、ますます高集積化、高機能化の一途をたどって
きている。多端子IC、特にゲートアレイやスタンダー
ドセルに代表されるASICあるいは、マイコン、DS
P(Digital Signal Processo
r)等をコストパーフォーマンス高くユーザに提供する
パッケージとしてリードフレームを用いたプラスチック
QFP(Quad Flat Package)が主流
となり、現在では300ピンを超えるものまで実用化に
至ってきている。
【0003】QFPは、図7(b)に示す単層リードフ
レーム710を用いたもので、図7(a)に示すよう
に、ダイパッド711上に半導体素子720を搭載し、
銀めっき等の表面処理がなされたインナーリード712
先端部と半導体素子720の端子721とをワイヤ73
0にて結線し、封止用樹脂740で封止を行い、この
後、ダムバー部714をカットし、アウターリード71
3をガルウイング状に成形したものである。このよう
に、QFPは、パッケージの4方向に外部回路と電気的
に接続するためのアウターリード713を設けた構造で
多端子化に対応できるものとして開発されてきた。尚、
図7(b)(ロ)は、図7(b)(イ)のF1−F2に
おける断面図である。ここで用いられる単層リードフレ
ーム710は、通常、42合金(42%ニッケル−鉄合
金)あるいは銅合金などの電気伝導率が高く,且つ機械
的強度が大きい金属材を素材とし、フォトエッチング法
かあるいはスタンピング法により、図7(b)に示すよ
うな形状に作製されていた。
【0004】しかし、半導体素子の信号処理の高速化、
高機能化は、更に多くの端子数を必要とするようになっ
てきた。QFPでは、インナーリードのピッチ、アウタ
ーリードピッチを狭めることにより、パッケージサイズ
を大きくすることなく多端子化に対応してきた。リード
フレームの外形加工は、比較的高精細なものはフォトリ
ソグラフィー技術を用いた図3(イ)に示すエッチング
加工方法により行われ、そうでないものはスタンピング
法により行なわれていたが、半導体装置の多端子化に伴
う、インナーリードのピッチの一層の狭ピッチ化加工に
ついては、リードフレーム素材の板厚を薄くして、エッ
チング加工することにより微細化を達成する方法が採ら
れてきた。図3(イ)に示す方法の場合、図4(a)、
図4(b)にインナーリード先端部の断面を示すよう
に、同じリード間隔Wで所定のワイヤボンディング平坦
幅Waとした場合には、リードフレーム素材の厚さが薄
い方(図4(b))が、リードフレーム素材の厚さが厚
い方(図4(a))に比べ、インナーリード間のピッチ
が小となることが分かる。即ち、インナーリードピッチ
PaよりインナーリードピッチPbが小となる。この方
法はリードフレーム素材の表裏からエッチングを行うも
のであるが、表裏からのエッチング量をほぼ同じとする
方法である。ここで、簡単に図3(イ)に示すエッチン
グ加工方法を説明しておく。先ず、銅合金、42合金
(42%ニッケル−鉄合金)等からなる薄板のリードフ
レーム素材310の両表面を洗浄処理し(図3(イ)
(a))、重クロム酸カリウムを感光剤とした水溶性カ
ゼインレジスト等のフォトレジスト320をリードフレ
ーム素材310の表裏の面に塗布する。(図3(イ)
(b)) 次いで、所定形状のパターンが形成された露光マスク基
板を介して、高圧水銀灯でフォトレジスト320を露光
した後、所定の現像液でフォトレジストを現像して所定
のリードフレーム形状と同じレジストパターン330を
形成する。(図3(イ)(c)) 表裏のレジストパターン330の寸法幅W1、W2はほ
ぼ同じにする。この後、レジストの硬膜処理、洗浄処理
等を必要に応じて行った後、塩化第2鉄水溶液を主成分
とするエッチング液をスプレイにてリードフレーム素材
310の両面に吹きつけ、表裏からのエッチング量はほ
ぼ同じとなるように、レジストパターン330にしたが
った形状にエッチングして貫通させる。(図3(イ)
(d)) この後、レジストをアルカリ溶液等で剥離除去した後、
洗浄してリードフレームを得る。(図3(イ)(e)) このようにして作製されたリードフレームは、この後、
所定のエリアに銀めっきが施され、洗浄、乾燥等の処理
を経て、インナーリード部を固定用接着剤付きポリイミ
ドテープにてテーピング処理したり、必要に応じて所定
の量だけタブ吊りバーを曲げ加工しダイパッド部をダウ
ンセットしていた。しかしながら、上記エッチング加工
方法の場合、アウターリード部の板厚の薄肉化と狭ピッ
チ化を伴い、アウターリード自体が薄く、幅が細くな
り、強度が低下するため、フォーミング等の後工程にお
けるアウターリードのスキュー対応やコープラナリイテ
ィー(平坦性)維持が難しくなり、実装に際しては、パ
ッケージ搭載精度維持が難しくなるという実装面での問
題を抱えていた。
【0005】これに対し、リードフレームの板厚は薄く
せずに、インナーリードの狭ピッチを達成するために、
リードフレーム素材の表裏からのエッチング量に差をつ
けるエッチング方法もある。このエッチング方法は、図
3(イ)に示すエッチング方法において、ワイヤボンデ
ィング面側でない裏面からのエッチング量を表面からの
エッチング量に比べて大きくして、図3(ロ)(d1)
のように加工するものである。尚、図3(ロ)(c2)
のように、裏面のレジストパターン幅W1bを表面のレ
ジストパターン幅W1aに比べ小とし、表裏面側からエ
ッチングを行い、裏面からのエッチング量を表面からの
エッチング量に比べて大きくしても良い。図4(a)、
図4(c)にインナーリード先端の断面を示すように、
同じリード間隔Wで所定のワイヤボンディング平坦幅W
aとした場合には、図3(ロ)に示す方法により作製さ
れたリードフレームのインナーリードピッチPcは、図
3(イ)に示す方法により作製されたリードフレームの
インナーリードピッチPaよりも小となる。しかし、こ
の方法の場合は、ワイヤボンディング面平坦幅Waに比
べ、イヤボンディング面側でない裏面の平坦幅Wbが極
端に狭くなり、ワイヤボンディングを行う際に、インナ
ーリード表面からのキヤピラリの圧力により、インナー
リードが倒れる転びが発生することがあり、歩留り低下
の点で問題となっていた。
【0006】これに対応するため、図5に示すようにし
て、インナーリードの先端部のみリードフレーム素材よ
り薄肉に形成する方法も提案されている。この方法によ
り作製されたリードフレームは、インナーリード先端の
表裏面はともに平坦状に、且つ、平坦幅も広くとれるた
め、上記図3(ロ)に示すエッチング方法により作製さ
れたリードフレームに比べ、ワイヤボンディングの際の
転びの発生は少なくなるが、ワイヤボンディングの際、
薄肉部分の機械的強度不足により、キヤピラリに引張ら
れ(以降、これを跳ね上がりと言う)、肉薄部が板厚方
向に変形する問題が生じる。この跳ね上がりを避けるた
めに、インナーリード先端間を絶縁性のテープにて固定
する方法も試みられているが、固定にはワイボンディン
グ領域を避ける必要があり、リードフレームのデザイン
上充分な固定ができない、期待する効果がえられない等
問題が多い。また、図5に示すエッチングによる外形加
工では、図6(a)に示すように、インナーリード61
2先端に一体的に連結し、インナーリード612同志を
連結する連結部617を設けておき、図6(b)に示す
ように、インナーリード612先端間を固定する絶縁性
のテープ620を貼った後に、図6(c)に示すよう
に、プレスにより連結部617を除去する必要があり、
作業面でも問題があった。
【0007】ここで、図5に示す、インナーリードの先
端部のみリードフレーム素材より薄肉に形成するエッチ
ング加工方法を説明しておく。簡単のため、ここでは、
インナーリードのみを銅合金からなるリードフレーム素
材より薄肉化したリードフレームの作製する場合を説明
する。図5は、薄肉状に形成するインナーリード先端部
の各工程の断面図である。尚、リードフレーム素材の厚
さのままで外形加工する箇所については、リードフレー
ム素材の両面にほぼ同じ形状、サイズのレジストパター
ンを形成してエッチングを行う。図5中、510はリー
ドフレーム素材、510Aはインナーリード先端薄肉
部、520A、520Bはレジストパターン、530は
第一の開口部、540は第二の開口部、550は第一の
凹部(孔部)、560は第二の凹部(孔部)、570は
平坦状面、580はエッチング抵抗層(充填材層)であ
る。先ず、厚さが0.15mmの帯び状板からなるリー
ドフレーム素材の両面を洗浄、脱脂処理等を行った後
に、重クロム酸カリウムを感光剤としたカゼイン水溶液
の混合液からなるレジストを両面に塗布し、レジストを
乾燥後、所定のパターン版を用いてリードフレーム素材
の両面のレジストの所定領域をそれぞれ露光し、現像処
理を行い、所定形状の第一の開口部530、第二の開口
部540をもつレジストパターン520A、520Bを
形成する。(図5(a)) 第一の開口部530は、後のエッチング加工においてリ
ードフレーム素材510をこの開口部からベタ状にリー
ドフレーム素材510よりも薄肉に腐蝕するためのもの
で、レジストの第二の開口部540は、インナーリード
先端部の形状を形成するためのものである。次いで、液
温50°C、比重46ボーメの塩化第二鉄溶液を用い
て、スプレー圧3.5kg/cm2 にて、レジストパタ
ーンが形成されたリードフレーム素材510の両面をエ
ッチングし、ベタ状(平坦状)に腐蝕された第一の凹部
550の深さhが所定の深さに達した時点でエッチング
を止める。(図5(b)) 第1回目のエッチングにおいてリードフレーム素材51
0の両面から同時にエッチングする理由は、両面からエ
ッチングすることにより、後述する第2回目のエッチン
グ時間を短縮するためで、レジストパターン520B側
からのみの片面エッチングの場合と比べ、第1回目エッ
チングと第2回目エッチングのトータル時間が短縮され
る。
【0008】次いで、第一の開口部530側の腐蝕され
た第一の凹部550にエッチング抵抗層580としての
耐エッチング性のあるホットメルト型ワックスを、ダイ
コータを用いて、塗布し、ベタ状(平坦状)に腐蝕され
た第一の凹部550に埋め込む。レジストパターン52
0B上も該エッチング抵抗層580に塗布された状態と
する。(図5(c)) エッチング抵抗層580を、レジストパターン520B
上全面に塗布する必要はないが、第一の凹部550を含
む一部にのみ塗布することは難しい為に、図5(c)に
示すように、第一の凹部550とともに、第一の開口部
530側全面にエッチング抵抗層580を塗布する。エ
ッチング抵抗層580は、アルカリ溶解型のワックスで
あるが、基本的にエッチング液に耐性があり、エッチン
グ時にある程度の柔軟性のあるものが好ましく、特に上
記ワックスに限定されず、UV硬化型のものでも良い。
このようにエッチング抵抗層580をインナーリード先
端部の形状を形成するためのパターンが形成された面側
の腐蝕された第一の凹部550に埋め込むことにより、
後工程でのエッチング時に第一の凹部550が腐蝕され
て大きくならないようにしているとともに、高精細なエ
ッチング加工に対しての機械的な強度補強をしており、
スプレー圧を高く(3.5kg/cm2 )することがで
き、これによりエッチングが深さ方向に進行し易すくな
る。この後、第2回目エッチングを行い、ベタ状(平坦
状)に腐蝕された第一の凹部550形成面とは反対側の
面からリードフレーム素材510をエッチングし、貫通
させ、インナーリード先端薄肉部510Aを形成する。
(図5(d)) 第1回目のエッチング加工にて作製された、リードフレ
ーム面に平行なエッチング形成面は平坦であるが、この
面を挟む2面はインナーリード側にへこんだ凹状であ
る。次いで、洗浄、エッチング抵抗層580の除去、レ
ジスト膜(レジストパターン520A、520B)の除
去を行い、インナーリード先端が薄肉にして微細加工さ
れたリードフレームを得る。(図5(e)) エッチング抵抗層580とレジスト膜(レジストパター
ン520A、520B)の除去は水酸化ナトリウム水溶
液により溶解除去する。
【0009】尚、上記のように、エッチングを2段階に
わけて行うエッチング加工方法を、一般には2段エッチ
ング加工方法と言っており、特に、精度的に優れた加工
方法である。図5に示す、エッチング加工方法において
は、2段エッチング加工方法と、パターン形状を工夫す
ることにより部分的にリードフレーム素材を薄くしなが
ら外形加工する方法とが伴行して採られている。尚、リ
ードフレームのインナーリード先端を薄肉にして外形加
工する方法は、上記エッチング加工方法に限定されるも
のではない。
【0010】上記の方法によるインナーリードを薄肉と
した微細化加工は、第二の凹部560の形状と、最終的
に得られるインナーリード先端部の厚さtに左右される
もので、例えば、板厚tを50μmまで薄くすると、図
5(e)に示す、平坦幅W1を100μmとして、イン
ナーリード先端部ピッチpが0.15mmまで微細加工
可能となる。板厚tを30μm程度まで薄くし、平坦幅
W1を70μm程度とすると、インナーリード先端部ピ
ッチpが0.12mm程度まで微細加工ができるが、板
厚t、平坦幅W1のとり方次第ではインナーリード先端
部ピッチpは更に狭いピッチまで作製が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、図5の
工程等によって得られるリードフレームにおいては、イ
ンナーリードの薄肉化にともないインナーリード部が不
安定となるため、インナーリード先端部を連結した状態
で外形加工を施す必要があり、これに伴い、図6に示す
ように、インナーリード先端部同志を連結する連結部6
17をプレス等で除去する工程を必要とした。この為、
生産性やコストの面で問題があるばかりでなく、インナ
ーリードの位置精度や品質を維持することが難しくなっ
てきたため、その対応が求められていた。本発明は、こ
れらに対応するためのもので、一層の多端子化に対応で
き生産面やコスト面、さらには品質面で有利なリードフ
レーム部材を提供しようとするものである。同時に、該
リードフレーム部材の製造方法を提供しようとするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のリードフレーム
部材は、外形加工されたリードフレームとインナーリー
ドを固定するための絶縁性接着剤とを備えた樹脂封止型
半導体装置用のリードフレーム部材であって、リードフ
レームは、少なくともインナーリードの先端をリードフ
レーム素材の厚さよりも薄肉に形成し、且つ、インナー
リード間は互いに分離して形成されており、絶縁性接着
剤は、薄肉化されたインナーリード間に充填され、硬化
した状態でインナーリード先端部を固定していることを
特徴とするものである。そして、上記の絶縁性接着剤
が、紫外線硬化型であることを特徴とするものであり、
絶縁性接着剤が、感光性のポリマー樹脂、または感光性
のポリマー樹脂に硬化剤を混合させた樹脂であることを
特徴とするものである。
【0013】本発明のリードフレーム部材の製造方法
は、外形加工されたリードフレームとインナーリードを
固定するための絶縁性接着剤とを備えた樹脂封止型半導
体装置用のリードフレーム部材で、リードフレームは、
少なくともインナーリードの先端をリードフレーム素材
の厚さよりも薄肉に形成し、且つ、インナーリード間は
互いに分離して形成されており、絶縁性接着剤は、薄肉
化されたインナーリード間に充填され、硬化した状態で
インナーリード先端部を固定しているリードフレーム部
材の製造方法であって、(a)リードフレーム素材の両
面に感光性のレジストを塗布した後、表裏両面に所定の
絵柄をもつレジストパターンを形成する工程と、(b)
少なくともリードフレーム素材の第一の面からエッチン
グして孔部を形成する第一のエッチング加工を施し、リ
ードフレーム素材を貫通させずにエッチングを止める工
程と、(c)第一のエッチング加工により形成されたリ
ードフレーム素材の第一の面の孔部に、耐エッチング性
を有するエッチング抵抗層を埋め込む工程と、(d)リ
ードフレーム素材の第二の面からエッチングして貫通さ
せる第二のエッチング加工を施し、リードフレームを外
形加工する工程と、(e)リードフレーム素材の第二の
面側から第二のエッチング加工にて形成された孔部を埋
めるように絶縁性接着剤を充填し、かつ該絶縁性接着剤
を硬化させる工程と、(f)前記エッチング抵抗層とリ
ードフレーム素材の両面のレジストを剥離する工程とを
有するもので、且つ、第一のエッチング加工において、
少なくとも、リードフレーム素材を薄板化するための孔
部を形成するものであることを特徴とするものである。
そして、上記において、エッチング抵抗層が紫外線に対
して透光性であり、絶縁性接着剤が紫外線硬化型である
ことを特徴とするものである。
【0014】尚、上記において、2段エッチング加工と
は、エッチングの加工精度を上げる方法として従来より
知られる方法であり、簡単には、リードフレーム素材の
両面に所定の絵柄からなるレジストパターンを形成し、
少なくとも貫通させずに第一のエッチング加工を行い、
リードフレーム素材の一方の面の加工孔部に耐エッチン
グ性のエッチング抵抗層を充填した後、反対側の面から
第二のエッチング加工を行い貫通させる方法を言ってい
る。本発明における2段エッチング方法とは、更に、リ
ードフレームを作製する際にリードフレーム素材を部分
的薄肉化するハーフエッチング方法を併用したものであ
り、エッチングの加工精度を上げ、且つ、微細化を可能
とする。
【0015】
【作用】本発明のリードフレーム部材は、上記のような
構成にすることにより、インナーリードの固定を確実に
でき、インナーリードの微細化を可能とし、且つ、生産
性や生産コスト面で有利な樹脂封止型半導体装置用のリ
ードフレーム部材の提供を可能としている。詳しくは、
リードフレームは、少なくともインナーリードの先端を
リードフレーム素材の厚さよりも薄肉に形成しているこ
とにより、インナーリードの微細化、即ち狭ピッチ化を
可能としており、インナーリード間は互いに分離して形
成されており、絶縁性接着剤は、薄肉化されたインナー
リード間に充填され、硬化した状態でインナーリード先
端部を固定していることにより、インナーリードの固定
を確実にできるものとしている。特にQFP用のリード
フレーム部材としては、リードフレームのインナーリー
ド先端部のみを薄肉に形成することにより、リードフレ
ーム全体を強固に保つことができ、半導体装置作製工程
や実装工程において実用に耐えるものとしている。そし
て、絶縁性接着剤が、紫外線硬化型であることにより、
作製を比較的簡単なものとしている。
【0016】本発明のリードフレーム部材の製造方法
は、上記のような構成にすることにより、本発明のリー
ドフレーム部材の製造を可能とするものであり、図5に
示す従来の2段エッチング工程においては、外形加工を
図6に示す、インナーリードを固定するための連結部6
17を設けた状態で行う必要があったが、これを不要と
している。具体的には、(a)リードフレーム素材の両
面に感光性のレジストを塗布した後、表裏両面に所定の
絵柄をもつレジストパターンを形成する工程と、(b)
少なくともリードフレーム素材の第一の面からエッチン
グして孔部を形成する第一のエッチング加工を施し、リ
ードフレーム素材を貫通させずにエッチングを止める工
程と、(c)第一のエッチング加工により形成されたリ
ードフレーム素材の第一の面の孔部に、耐エッチング性
を有するエッチング抵抗層を埋め込む工程と、(d)リ
ードフレーム素材の第二の面からエッチングして貫通さ
せる第二のエッチング加工を施し、リードフレームを外
形加工する工程と、(e)リードフレーム素材の第二の
面側から第二のエッチング加工にて形成された孔部を埋
めるように絶縁性接着剤を充填し、かつ該絶縁性接着剤
を硬化させる工程と、(f)前記エッチング抵抗層とリ
ードフレーム素材の両面のレジストを剥離する工程とを
有するもので、且つ、第一のエッチング加工において、
少なくとも、リードフレーム素材を薄板化するための孔
部を形成するものであることによりこれを達成してい
る。即ち、2段エッチング加工の際に微細加工したい箇
所の板厚を薄くして微細化加工を可能とし、絶縁性接着
剤を薄肉化されたインナーリード間に充填し、かつ該絶
縁性接着剤を硬化させることにより、連結部を必要とし
ない外形加工を可能としている。
【0017】
【実施例】本発明のリードフレーム部材の実施例を挙げ
図に基づいて説明する。図1(a)は本実施例のリード
フレーム部材の平面図で、図1(b)は図1(a)のA
1−A2における拡大部分断面図で、図1(c)は図1
(a)のA3−A4における拡大断面図である。尚、図
1(a)に示すリードフレーム部材は簡略化した概略図
で、全体を分かり易くするため、インナーリードの数を
少なくしてある。また、銀めっきも省略して示してあ
る。図1中、100はリードフレーム部材、110はリ
ードフレーム、111はダイパッド、111Aはタプ吊
りバー、112はインナーリード、112Aは薄肉部、
112Bは厚肉部、113はアウターリード、114は
ダムバー、115は枠部、120は絶縁性接着剤、13
0は銀めっきである。本実施例のリードフレーム部材1
00は、外形加工されたリードフレーム110とインナ
ーリード112を固定するための絶縁性接着剤120と
を備えた樹脂封止型半導体装置用のリードフレーム部材
であって、リードフレーム110は、インナーリード1
12の先端をリードフレーム素材の厚さよりも薄肉に形
成し、且つ、インナーリード112間は互いに分離して
形成されている。そして、絶縁性接着剤120は、薄肉
化されたインナーリード112間に充填され、硬化した
状態でインナーリード112の先端部を固定している。
【0018】リードフレーム110は、銅材を素材と
し、後述する図2に示す2段エッチング加工方法により
作製されたQFPタイプの半導体装置用のリードフレー
ムである。そして、図6(a)に示す、従来、必要とさ
れていた、インナーリードと一体的に連結したインナー
リード同志を固定するための連結部617を固定するた
めのリードを必要としない構造である。インナーリード
112の厚さ112Tは40μm、インナーリード部1
12以外の厚さは0.15mmでリードフレーム素材の
板厚t0 のままである。また、インナーリード112の
先端部ピッチは0.12mmと狭いピッチで、半導体装
置の多端子化に対応できるものとしている。
【0019】絶縁性接着剤120は、インナーリードに
接着し、且つインナーリード間をこれにより充填するこ
とによりインナーリード112の先端部を固定するもの
であり、肉厚はインナーリード薄肉部とほぼ同じ厚さで
ある。本実施例では、絶縁性接着剤120として、紫外
線硬化型の感光性ポリイミド樹脂を用いたが特にこれに
限定はされないが、絶縁性接着剤120は、半導体装置
作製の際の金めっき、銀めっきに耐えるものでもあるこ
とが必要である。絶縁性接着剤120としては、他に、
アルリル系の感光性のポリマー樹脂、感光性のナイロ
ン、PVAにジアゾを加え感光化したもの等が挙げられ
る。また、感光性のポリマー樹脂にブロック型のイソシ
アネート等の硬化剤を混合させた樹脂でも良い。
【0020】次いで、本発明のリードフレーム部材の製
造方法の実施例を図2に基づいて説明する。本実施例
は、図1に示す上記実施例のリードフレーム部材100
の製造方法であるが、図2は、説明を分かり易くするた
め、図1(a)のA3−A4におけるインナーリード1
12の先端の薄肉部112A部の作製工程を簡略化して
示した断面図であり、インナーリードの数は少なくして
示してある。尚、図1(a)のA5−A6におけるイン
ナーリード112の加工等の、リードフレーム素材のま
まで外形加工する部分については、図3(イ)に示す方
法と同様にリードフレーム素材の両面にほぼ同じ形状、
サイズのレジストパターンを形成してエッチングを行う
ため、この部分の形成方法についての説明は省略する。
図2中、210はリードフレーム素材、220A、22
0Bはレジストパターン、230は第一の開口部、24
0は第二の開口部、250は第一の凹部(孔部)、26
0は第二の凹部(孔部)、270は平坦状面、280は
エッチング抵抗層(充填材層)、290は紫外線であ
る。また、112Aはインナーリードの薄肉部、120
は絶縁性接着剤である。
【0021】先ず、厚さが0.15mmの帯び状板から
なるリードフレーム素材の両面を洗浄、脱脂処理等を行
った後に、重クロム酸カリウムを感光剤としたPVA
(ポリビニルアルコール)水溶液からなるレジストを両
面に塗布し、レジストを乾燥後、所定のパターン版を用
いてリードフレーム素材の両面のレジストの所定領域を
それぞれ露光し、現像処理を行い、所定形状の第一の開
口部230、第二の開口部240をもつレジストパター
ン220A、220Bを形成した。(図2(a)) 第一の開口部230は、後のエッチング加工においてリ
ードフレーム素材210をこの開口部からベタ状にリー
ドフレーム素材210よりも薄肉に腐蝕するためのもの
で、レジストの第二の開口部240は、インナーリード
先端部の形状を形成するためのものである。次いで、液
温50°C、比重46ボーメの塩化第二鉄溶液を用い
て、スプレー圧3.5kg/cm2 にて、レジストパタ
ーンが形成されたリードフレーム素材210の両面をエ
ッチングし、ベタ状(平坦状)に腐蝕された第一の凹部
250の深さhが所定の深さに達した時点でエッチング
を止めた。(図2(b))
【0022】次いで、第一の開口部230側の腐蝕され
た第一の凹部250にシリコン系の離型剤をスプレーに
て塗布した後、エッチング抵抗層280としての耐エッ
チング性のある透光性樹脂を塗布し、ベタ状(平坦状)
に腐蝕された第一の凹部250に埋め込んだ。レジスト
パターン220B上も該エッチング抵抗層280に塗布
された状態とした。(図2(c)) 透光性樹脂としては樹脂型ワックスを用いたが、他の樹
脂型ワックス類、パラフィン類でも良い。このようにエ
ッチング抵抗層280をインナーリード先端部の形状を
形成するためのパターンが形成された面側の腐蝕された
第一の凹部250に埋め込むことにより、後工程でのエ
ッチング時に第一の凹部250が腐蝕されて大きくなら
ないようにしているとともに、高精細なエッチング加工
に対しての機械的な強度補強をしており、スプレー圧を
高く(3.5kg/cm2 )することができ、これによ
りエッチングが深さ方向に進行し易すくなる。この後、
第2回目エッチングを行い、ベタ状(平坦状)に腐蝕さ
れた第一の凹部250形成面と反対の面側から、即ち第
二凹部260形成面側からからリードフレーム素材21
0をエッチングし、貫通させ、インナーリード先端薄肉
部を形成した。(図2(d)) 第1回目のエッチング加工にて作製された、リードフレ
ーム面に平行なエッチング形成面は平坦であるが、この
面を挟むエッチングにより形成された2面はインナーリ
ード側にへこんだ凹状である。
【0023】次いで、透光性のエッチング抵抗層280
を充填した面とは反対の面側から感光性ポリイミド樹脂
からなる絶縁性接着剤120をスクリーン印刷により1
mm幅に塗布した。(図2(e)) これにより、絶縁性接着剤120を、第二の凹部260
のみに充填した。次いで、透光性のエッチング抵抗層2
80を充填した面側から、紫外線290を照射し、イン
ナーリード間の絶縁性接着剤120を硬化させ、リード
間の固定を強固なものとした。(図2(f)) 次いで、洗浄、レジスト膜(レジストパターン320
A、320B)、エッチング抵抗層280の除去を行
い、インナーリードの先端の薄肉部112Aが微細加工
され、且つ、インナーリードの先端同志が分離して外形
加工されたリードフレームと、インナーリード間に硬化
された状態で充填された絶縁性接着剤120とからなる
リードフレーム部材を得た。(図2(g)) レジスト膜(レジストパターン320A、320B)、
エッチング抵抗層280の除去は水酸化ナトリウム水溶
液により溶解除去した。
【0024】尚、本実施例のように、エッチングを2段
階にわけて行うエッチング加工方法を、前にも述べたよ
うに、一般には2段エッチング加工方法と言っており、
特に、精度的に優れた加工方法である。本実施例におけ
るエッチング加工方法も、図5に示す、リードフレーム
の製造方法と同様、2段エッチング加工方法と、パター
ン形状を工夫することにより部分的にリードフレーム素
材を薄くしながら外形加工する方法とが伴行して採られ
ている。
【0025】
【発明の効果】本発明のリードフレーム部材は、上記の
ように、リードフレームの多端子化、即ちインナーリー
ド先端を狭ピッチ化に対応でき、且つ、外形加工の際、
インナーリード同志を固定する連結部必要としない、即
ち、半導体装置作製において不要とされるインナーリー
ド同志を連結する連結部の除去を必要としないリードフ
レーム部材の提供を可能としている。図5に示すエッチ
ングによるリードフレームの外形加工方法においては、
インナーリードの先端を固定するための連結部が必要
で、これを後にプレス等により除去していたが、本発明
の場合は、リードフレームの外形加工の際に連結部を設
けないため、連結部の除去を必要としないものであり、
生産性の面、コスト面で優れている。この結果、生産性
の面、コスト面で優れ、且つ一層の多端子化に対応でき
る、半導体装置の提供を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のリードフレーム部材の概略図
【図2】実施例のリードフレーム部材の製造方法の工程
【図3】従来のエッチング方法の工程図
【図4】従来のエッチング方法を説明するためエッチン
グ断面図
【図5】従来の2段エッチング法によるリードフレーム
の製造方法の工程図
【図6】連結部を有するリードフレームを説明するため
の一部拡大図
【図7】単層リードフレームとそれを用いた半導体装置
の図
【符号の説明】
100 リードフレーム部材 110 リードフレーム 111 ダイパッド 111A タブ吊りバー 112 インナーリード 112A 薄肉部 112B 厚肉部 113 アウターリード 114 ダムバー(枠部) 115 枠部 120 絶縁性接着剤 130 銀めっき 210 リードフレーム素材 220A、220B レジストパターン 230 第一の開口部 240 第二の開口部 250 第一の凹部(孔部) 260 第二の凹部(孔部) 270 平坦状面 280 エッチング抵抗層 290 紫外線 310 リードフレーム素材 320 フオトレジスト 330 レジストパターン 340 インナーリード 510 リードフレーム素材 510A 薄肉部 520A、520B レジストパターン 530 第一の開口部 540 第二の開口部 550 第一の凹部(孔部) 560 第二の凹部(孔部) 570 平坦状面 580 エッチング抵抗層 611 ダイパッド 611A タプ吊りリード 612 インナーリード 617 連結部 620 絶縁性テープ 700 半導体装置 710 (単層)リードフレーム 711 ダイパッド 711A タプ吊りリード 712 インナーリード 713 アウターリード 714 ダムバー 715 フレーム(枠)部 720 半導体素子 721 電極部(パッド) 730 ワイヤ 740 封止樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形加工されたリードフレームとインナ
    ーリードを固定するための絶縁性接着剤とを備えた樹脂
    封止型半導体装置用のリードフレーム部材であって、リ
    ードフレームは、少なくともインナーリードの先端をリ
    ードフレーム素材の厚さよりも薄肉に形成し、且つ、イ
    ンナーリード間は互いに分離して形成されており、絶縁
    性接着剤は、薄肉化されたインナーリード間に充填さ
    れ、硬化した状態でインナーリード先端部を固定してい
    ることを特徴とするリードフレーム部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の絶縁性接着剤が、紫外線
    硬化型であることを特徴とするリードフレーム部材。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の絶縁性接着剤が、感光性
    のポリマー樹脂、または感光性のポリマー樹脂に硬化剤
    を混合させた樹脂であることを特徴とするリードフレー
    ム部材。
  4. 【請求項4】 外形加工されたリードフレームとインナ
    ーリードを固定するための絶縁性接着剤とを備えた樹脂
    封止型半導体装置用のリードフレーム部材で、リードフ
    レームは、少なくともインナーリードの先端をリードフ
    レーム素材の厚さよりも薄肉に形成し、且つ、インナー
    リード間は互いに分離して形成されており、絶縁性接着
    剤は、薄肉化されたインナーリード間に充填され、硬化
    した状態でインナーリード先端部を固定しているリード
    フレーム部材の製造方法であって、(a)リードフレー
    ム素材の両面に感光性のレジストを塗布した後、表裏両
    面に所定の絵柄をもつレジストパターンを形成する工程
    と、(b)少なくともリードフレーム素材の第一の面か
    らエッチングして孔部を形成する第一のエッチング加工
    を施し、リードフレーム素材を貫通させずにエッチング
    を止める工程と、(c)第一のエッチング加工により形
    成されたリードフレーム素材の第一の面の孔部に、耐エ
    ッチング性を有するエッチング抵抗層を埋め込む工程
    と、(d)リードフレーム素材の第二の面からエッチン
    グして貫通させる第二のエッチング加工を施し、リード
    フレームを外形加工する工程と、(e)リードフレーム
    素材の第二の面側から第二のエッチング加工にて形成さ
    れた孔部を埋めるように絶縁性接着剤を充填し、かつ該
    絶縁性接着剤を硬化させる工程と、(f)前記エッチン
    グ抵抗層とリードフレーム素材の両面のレジストを剥離
    する工程とを有するもので、且つ、第一のエッチング加
    工において、少なくとも、リードフレーム素材を薄板化
    するための孔部を形成するものであることを特徴とする
    リードフレーム部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、エッチング抵抗層が
    紫外線に対して透光性であり、絶縁性接着剤が紫外線硬
    化型であることを特徴とするリードフレーム部材の製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100975977B1 (ko) 2008-03-25 2010-08-13 엘지이노텍 주식회사 다열 리드형 리드프레임 및 그 제조방법
KR100983303B1 (ko) * 2003-05-03 2010-09-20 삼성테크윈 주식회사 리이드 프레임 및, 리이드 프레임의 제조 방법

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