JPH10116526A - グロメット拡径装置 - Google Patents

グロメット拡径装置

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JPH10116526A
JPH10116526A JP8271122A JP27112296A JPH10116526A JP H10116526 A JPH10116526 A JP H10116526A JP 8271122 A JP8271122 A JP 8271122A JP 27112296 A JP27112296 A JP 27112296A JP H10116526 A JPH10116526 A JP H10116526A
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JP
Japan
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grommet
claw
wire bundle
diameter
claw member
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JP8271122A
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English (en)
Inventor
Masanari Tafuku
勝成 田福
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的容易にグロメットGの引抜き動作を行う
こと。 【解決手段】グロメットGが爪部材11〜14から離脱
するのを加勢する加勢手段30を設けている。加勢手段
30は、エアシリンダ32で駆動される押圧部材34に
よって、爪部材11〜14がグロメットGの内周部G1
を縮径する過程でグロメットGを軸方向に押圧する。 【効果】作業者がグロメットGを引き抜く際に加勢手段
30が爪部材11〜14からグロメットGが引き抜かれ
るのを援助するので、作業者は、加勢されたグロメット
Gの変位に電線束Wを追従させながら、抜き出し空間か
ら電線束Wを抜き出すだけで引抜き作業を行うことが可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグロメット拡径装置
に関し、特に、グロメットをワイヤーハーネスやワイヤ
ーハーネスを構成するサブアセンブリ(以下、「ワイヤ
ーアセンブリ」と総称する)の主要素である電線束に装
着する際に、グロメットを複数の爪部材で拡径するため
のグロメット拡径装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤーアセンブリの外装部品と
して知られているグロメットは、環状のゴム製品であ
り、防水や遮音を図るために、ワイヤーアセンブリを構
成する電線束の外周に装着されるものである。このグロ
メットの防水性能や遮音性能を高めるために、電線束が
挿通される内周部に硬質のリング部材を樹脂で固めたグ
ロメットが普及しており、これにより、装着時において
強い緊迫力で電線束の外周を締めつけ、液密性や遮音性
を保持している。
【0003】そして、そのようなグロメットを電線束に
装着するために、グロメットを拡径するための装置とし
ては、グロメットの内周部に挿入される複数の爪部材
と、グロメットに挿入された爪部材を当該グロメットの
径方向に変位させる変位機構とを含んでいるものが知ら
れている(例えば、特開平5−342928号公報参
照)。そして、グロメットの内周部を爪部材で一旦拡径
し、拡径された内周部に電線束を挿通させた後、作業者
が手作業でグロメットを爪部材から抜き出すようにして
いた。これにより、グロメットの内周部が自己の弾性に
よって縮径し、電線束の外周部を締めつけることによっ
て、装着されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電線束に装
着されたグロメットを爪部材から抜き出すための引抜き
動作においては、一の爪部材とこれに隣接する別の爪部
材との間に区画される抜き出し空間に作業者が臨み、こ
の抜き出し空間を電線束が挿通するように電線束を両手
で把持してガイドしながらグロメットの径方向に電線束
を引っ張りつつ、グロメットを爪部材から抜き出すため
に軸方向に電線束を引き抜く必要があった。しかもこの
引抜き動作は、各爪部材がある程度縮径した頃合を見計
らってタイミングよく行う必要がある。引抜き動作が早
すぎる場合には、爪部材とグロメットとの抵抗が大きい
ため、グロメットを引き抜くのに非常に大きな力が必要
となる一方、爪部材が縮径し過ぎた場合には、上記抜き
出し空間が狭くなって電線束が抜き出せなくなり、爪部
材に電線束が挟み込まれてしまうからである。
【0005】この抜き出し動作は熟練を要する作業であ
り、しかも、通常は大きな引張力を要する重労働であっ
た。本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、
比較的容易にグロメットの引抜き動作を行うことのでき
るグロメット拡径装置を提供することを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電線束に装着されるべきグロメットの内
周部に挿入可能な複数の爪部材と、複数の爪部材が内周
部に挿入されたグロメットを拡径するように、当該グロ
メットの径方向に各爪部材を相対的に変位させる変位機
構とを含み、爪部材で拡径されたグロメットの内周部に
電線束を挿通した後、爪部材がグロメットを縮径させる
過程において、各爪部の内側に挿通された電線束を、一
の爪部材とそれに隣接する別の爪部材との間の抜き出し
空間から抜き出しながら当該グロメットの軸方向に引き
抜くことにより、電線束に装着されたグロメットが取り
出されるグロメット拡径装置において、上記爪部材がグ
ロメットの内周部を縮径する過程でグロメットを軸方向
に押圧することにより、グロメットが爪部材から離脱す
るのを加勢する加勢手段を設けていることを特徴とする
グロメット拡径装置である。
【0007】この特定事項を含む発明では、作業者がグ
ロメットを引き抜く際に加勢手段がグロメットを軸方向
に加勢して、グロメットが爪部材から引き抜かれるのを
援助するので、作業者は、加勢されたグロメットの変位
に電線束を追従させながら電線束を抜き出し空間から抜
き出すだけで引抜き作業を行うことが可能になる。なお
「各爪部材を相対的に変位させる」とは、いずれかの爪
部材を選択的に固定し、残余の爪部材を駆動する場合で
あってもよく、全ての爪部材を駆動する場合であっても
よい。また、「爪部材がグロメットを縮径させる過程」
は、爪部材が完全に開いている状態を含む概念である。
【0008】また、好ましい態様において、上記複数の
爪部材の一つは、定位置に固定された固定爪であり、上
記加勢手段は、固定爪と一体的に設けられたエアシリン
ダと、エアシリンダによって固定爪と相対的に進退可能
に変位することにより、グロメットを軸方向に押圧する
押圧部材とを含んでいる。この特定事項を含む発明で
は、加勢手段のエアシリンダが固定爪に固定されている
ので、装着が容易になり、しかも、正確にグロメットを
加勢することが可能になる。
【0009】また、別の好ましい態様において、上記加
勢手段は、グロメットの装着時に当該グロメットの内周
部に導入される導入部と、グロメットの端面に当接する
当接部とを一体に有するL字形に形成されている。この
特定事項を含む発明では、グロメットの装着時に導入部
がグロメットの内周部に導入されることにより、押圧時
において、グロメットを位置ずれさせることなく押圧す
ることが可能になる。
【0010】また、別の態様において、上記抜き出し空
間は、電線束を上方から下方へ抜き出すように区画され
ているものであり、上記加勢手段は、グロメットの上部
を軸方向に押圧するものである。この特定事項を含む発
明では、グロメットに対する押出動作によって、電線束
を上方から下方へ追従させやすくなるので、電線束の抜
き出し空間からの抜き出し動作が一層容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1は
本発明の実施の一形態におけるグロメット拡径装置10
の要部を示す斜視図であり、図2は図1の実施の形態に
おけるグロメット拡径装置10の正面部分略図である。
なお、以下の説明において、図2の紙面の表側並びにそ
れに対応する方向を仮に前方とする。
【0012】図1を参照して、図示のグロメット拡径装
置10は、複数の爪部材11〜14を有しており、図示
しないワイヤーアセンブリの組立図板の作業空間に吊り
下げられた枠状のフレーム体15によって支持されてい
る。各爪部材11〜14は、先端部分がテーパ状に先細
りする円柱形状の部材を中心線方向にみて4分割した形
状に形成されている。第1の爪部材11は、ブラケット
16を介して上記フレーム体15の下面に固定されてい
る固定爪であり、上記ブラケット16は、正面でみて概
ね逆向きのL字形に屈曲している。そして、このブラケ
ット16の自由端から前方に突出することにより、上記
第1の爪部材11は、上記円柱形状の下部を構成してい
る。
【0013】上記第1の爪部材11の真上には、第2の
爪部材12が対向している。第2の爪部材12は、上下
に延びる垂直アーム17を介して、上記フレーム体15
に支持されているエアシリンダ20のロッド21に連結
されており、上下に昇降できるようになっている。第
1、第2の爪部材11、12の両側に配置された第3、
第4の爪部材13、14は、それぞれリンクアーム2
2、23を介して、上記エアシリンダ20のロッド21
に連結されている。図2に示すように、各リンクアーム
22、23は、一端が上記ロッド21と支点P1によっ
てリンクされている上腕部22A、23Aと、一端が対
応する上腕部22A、23Aと支点P2、P3によって
リンクされているとともに、他端部が対応する爪部材1
3、14を担持する下腕部22B、23Bとを有してい
る。一方のリンクアーム22の上記支点P2には、一端
がフレーム体15の下部に支点P4によってリンクされ
ているリンクレバー24の他端が、他方のリンクアーム
23の上記支点P3には、一端がフレーム体15の下部
に支点P5によってリンクされているリンクレバー25
の他端が、それぞれリンクしている。これらリンクレバ
ー24、25によって、各リンクアーム22、23は、
互いに離反する方向に突出して屈曲している。そして、
この姿勢が維持されることにより、各リンクアーム2
2、23に保持されている第3、第4の爪部材13、1
4、並びに第1、第2の爪部材11、12は、互いに円
柱形状に接合して、グロメットGの内周部G1に挿通可
能な挿通姿勢(閉姿勢)になるように構成されている。
【0014】図示の具体例において、フレーム体15の
下部には、一対の引張コイルばね26の一端が取り付け
られており、その他端が上記支点P1に取り付けられて
いる。そして、この引張コイルばね26の付勢力によ
り、垂直アーム17が下方に引き下げられ、各リンクア
ーム22、23が各支点P2、P3を互いに離反するよ
うに付勢されるので、各リンクアーム22、23の自由
端が互いに近接し、各爪部材11〜14は、上記挿通姿
勢に維持される。
【0015】他方、上記エアシリンダ20が引張コイル
ばね26の付勢力に抗して垂直アーム17を上方に引き
上げると、各リンクアーム22、23は、その支点P
2、P3が互いに接近するように変形するので、各リン
クアーム22、23の自由端が互いに離反し、各爪部材
11〜14は、拡径することになる(図3参照)。図1
を参照して、上述のような変位機構を有するグロメット
拡径装置10において、図示の具体例では、上記ブラケ
ット16の自由端に、加勢手段の要部を構成する押圧ユ
ニット30が配置されている。
【0016】押圧ユニット30は、ブラケット16の自
由端背面に後方へ突出する取付けフレーム31と、取付
けフレーム31に取り付けられて前後に延びるエアシリ
ンダ32と、エアシリンダ32の前方に向けられたロッ
ド33に取り付けられ、前後に進退可能な押圧部材34
とを備えている。上記エアシリンダ32は、操作部35
によって、上記エアシリンダ20と連動し、所定のタイ
ミングで駆動されるように構成されている。
【0017】上記押圧部材34は、ロッド33から上方
に延びる立設部34Aと、立設部34Aの上端部から前
方に延びて、後述するグロメットGの内周部に導入可能
な導入部34Bとを一体に備えている板金部材である。
上記操作部35は、各エアシリンダ20、32毎に設け
られた電磁弁36、37と、各電磁弁36、37の開閉
動作を制御する駆動回路38と、駆動回路38のフット
スイッチ39とを備えている。
【0018】エアシリンダ20には、ロッド21を縮長
させて爪部材11〜14を拡径させるための拡径用エア
供給路36Aと、ロッド21を伸長させて爪部材11〜
14を縮長させるための縮径用エア供給路36Bとがそ
れぞれ接続されており、これら各供給路36A、36B
に択一的に加圧空気が供給されるように、各供給路36
A、36Bが、電磁弁36のポートに接続されている。
また、エアシリンダ32には、ロッド33を縮長させ
て、図示の退避位置に押圧部材34が戻る戻り用エア供
給路37Aと、ロッド33を伸長させてグロメットGの
離脱を加勢するための加勢用エア供給路37Bとがそれ
ぞれ接続されており、これら各供給路37A、37Bに
択一的に加圧空気が供給されるように、各供給路37
A、37Bが、電磁弁37のポートに接続されている。
【0019】上記駆動回路38は、自己保持機能を有す
るものであり、作業者によってフットスイッチ39が一
度操作されることにより、エアシリンダ20の電磁弁3
6が制御され、図示しない加圧空気供給源より加圧空気
が拡径用エア供給路36Aからエアシリンダ20に供給
され、上記垂直アーム17を上方へ引上げることによっ
て各爪部材11〜14を拡径させるように設定されてい
るとともに、作業者が再度フットスイッチ39を操作す
ることにより、拡径用エア供給路36Aへの加圧空気の
供給が停止され、徐々に拡径した爪部材11〜14が縮
径するように設定されている。
【0020】さらに、上記駆動回路38には、遅延制御
部が含まれており、この遅延制御部によって、二度目の
フットスイッチ39の操作が行われた際に、エアシリン
ダ20への加圧空気の停止に一定時間(例えば1秒)遅
れて電磁弁37が制御され、加圧空気が加勢用エア供給
路37Bからエアシリンダ32に供給されるようになっ
ている。そして、これにより、上記押圧部材34は、爪
部材11〜14がグロメットGの内周部G1を縮径する
過程でグロメットGを軸方向に押圧し、グロメットGが
爪部材11〜14から離脱するのを加勢することにな
る。上記遅延制御部としては、例えば可変コンデンサを
用いて動作タイミングを遅らせることにより、容易に実
現することが可能である。
【0021】次に、上述した構成によるグロメット拡径
装置10の作用について図1並びに図3以下を参照しな
がら説明する。図3ないし図6は、図1の実施の形態に
おけるグロメット拡径装置10の作用を示す斜視図であ
る。先ず、図3を参照して、初期状態において、上記駆
動回路38は、各電磁弁36、37を制御することによ
り、各爪部材11〜14を上記挿通姿勢に縮径させ、加
勢ユニット30の加圧部材34を後方へ退避させてお
く。この状態で、作業者は、電線束W(図5、図6参
照)が挿通されるべきグロメットGの内周部G1に、各
爪部材11〜14を挿通させる。この際、加圧部材34
の導入部34Bも、内周部G1内に導入される。これに
より、後述する加圧部材34による加圧時において、グ
ロメットGが位置ずれすることなく、軸方向に沿って爪
部材11〜14から離脱できるようになる。
【0022】次に、図1および図4を参照して、グロメ
ットGの内周部G1が挿通されると、作業者はフットス
イッチ39を一度操作し、各爪部材11〜14を拡径さ
せる。これにより、図4の二点鎖線で示すように、グロ
メットGは、電線束Wを挿通可能に拡径する。そして、
この拡径変位により、固定側の第1の爪部材11とこの
爪部材11に隣接する第3の爪部材13との間には、挿
通後の電線束Wを抜き出すための抜き出し空間Sが区画
されることになる。
【0023】図5を参照して、作業者は、拡径されたグ
ロメットGの内周部G1に、電線束Wを挿通させる。電
線束Wは、通常テーピングされて束ねられた複数の被覆
電線W1によって構成されており、その端部には、コネ
クタCが接続されている。図6を参照して、電線束Wの
挿通が終了すると、作業者は、両手で電線束Wの一端側
と他端側とを把持し、再びフットスイッチ39(図1参
照)を操作する。これにより、各爪部材11〜14がゆ
っくりと縮径するとともに、縮径動作が開始されてから
1秒後に加勢ユニット30が作動し、押圧部材34が前
方に突出してグロメットGのフランジ部分G2を当該グ
ロメットGの軸方向に押圧する。
【0024】このように、図示の具体例では、作業者が
グロメットGを引き抜く際に加勢ユニット30の押圧部
材34がグロメットGのフランジ部G2を軸方向に加勢
して、グロメットGが爪部材11〜14から引き抜かれ
るのを援助するので、作業者は、加勢されたグロメット
Gの変位に電線束Wを追従させながら、抜き出し空間S
(図4参照)から電線束Wを抜き出すだけで引抜き作業
を行うことが可能になる。
【0025】従って、図示の具体例では、比較的容易に
グロメットGの引抜き動作を行うことができるという顕
著な効果を奏する。上述した実施の形態は本発明の好ま
しい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した
実施の形態に限定されない。図7は本発明の別の実施の
形態におけるグロメット拡径装置10の側面略図であ
る。例えば、図7に示すように、加勢ユニット30を垂
直アーム17に取り付けて、上方からグロメットGを軸
方向に押圧することも可能である。その構成では、可動
部材にエアシリンダ32を取り付ける必要があるため、
装着が困難になるものの、上方から軸方向へグロメット
Gを押圧することにより、電線束Wを抜き出し空間Sに
より追従させやすくなるという利点がある。
【0026】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることは云うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加勢されたグロメットの変位に電線束を追従させながら
電線束を抜き出し空間から抜き出すだけで引抜き作業を
行うことが可能になるので、比較的容易にグロメットの
引抜き動作を行うことができるという顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるグロメット拡径
装置の要部を示す斜視図である。
【図2】図1の実施の形態におけるグロメット拡径装置
の正面部分略図である。
【図3】図1の実施の形態におけるグロメット拡径装置
の作用を示す斜視図である。
【図4】図1の実施の形態におけるグロメット拡径装置
の作用を示す斜視図である。
【図5】図1の実施の形態におけるグロメット拡径装置
の作用を示す斜視図である。
【図6】図1の実施の形態におけるグロメット拡径装置
の作用を示す斜視図である。
【図7】本発明の別の実施の形態におけるグロメット拡
径装置の側面略図である。
【符号の説明】
10 グロメット拡径装置 11 第1の爪部材(固定爪) 12 第2の爪部材 13 第3の爪部材 14 第4の爪部材 20 エアシリンダ 30 加勢ユニット(加勢手段) 32 エアシリンダ 34 押圧部材 G グロメット G1 内周部 W 電線束

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線束に装着されるべきグロメットの内周
    部に挿入可能な複数の爪部材と、 複数の爪部材が内周部に挿入されたグロメットを拡径す
    るように、当該グロメットの径方向に各爪部材を相対的
    に変位させる変位機構とを含み、爪部材で拡径されたグ
    ロメットの内周部に電線束を挿通した後、爪部材がグロ
    メットを縮径させる過程において、各爪部の内側に挿通
    された電線束を、一の爪部材とそれに隣接する別の爪部
    材との間の抜き出し空間から抜き出しながら当該グロメ
    ットの軸方向に引き抜くことにより、電線束に装着され
    たグロメットが取り出されるグロメット拡径装置におい
    て、 上記爪部材がグロメットの内周部を縮径する過程でグロ
    メットを軸方向に押圧することにより、グロメットが爪
    部材から離脱するのを加勢する加勢手段を設けているこ
    とを特徴とするグロメット拡径装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のグロメット拡径装置におい
    て、 上記複数の爪部材の一つは、定位置に固定された固定爪
    であり、 上記加勢手段は、固定爪と一体的に設けられたエアシリ
    ンダと、エアシリンダによって固定爪と相対的に進退可
    能に変位することにより、グロメットを軸方向に押圧す
    る押圧部材とを含んでいるグロメット拡径装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のグロメット拡径装
    置において、 上記加勢手段は、グロメットの装着時に当該グロメット
    の内周部に導入される導入部と、グロメットの端面に当
    接する当接部とを一体に有するL字形に形成されている
    グロメット拡径装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、または3記載のグロメット
    拡径装置において、 上記抜き出し空間は、電線束を上方から下方へ抜き出す
    ように区画されているものであり、上記加勢手段は、グ
    ロメットの上部を軸方向に押圧するものであるグロメッ
    ト拡径装置。
JP8271122A 1996-10-14 1996-10-14 グロメット拡径装置 Pending JPH10116526A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071957A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット装着装置
KR20140003049U (ko) * 2012-11-14 2014-05-26 주식회사 유라코퍼레이션 그로멧 확장장치
CN109494018A (zh) * 2018-12-21 2019-03-19 惠州住成电装有限公司 一种索环扩张装置

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