JP4888898B2 - リベット締結装置 - Google Patents

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本発明は、マンドレル及びリベット本体を具備するブラインドリベットの締結装置に関する。
ブラインドリベットは、一般的には、アルミニウム(変形容易な金属)製の如きのリベット本体と、該リベット本体に挿入(挿通)されたマンドレルとを有する。更に、特に、ワッシャをも有する。尚、前記リベット本体は、中空状のスリーブ(管状体)からなり、該スリーブの一端側(頭側)にはフランジ(頭)が構成されている。
このようなブラインドリベットによる被締結部材(例えば、二枚のパネル)の締結は、次のようにして行なわれる。
先ず、被締結部材に貫通形成された孔にブラインドリベットを挿通する。この挿通に際しては、フランジ(頭)が形成されていない側のスリーブ先端側(足側)から差し込む。勿論、この時には、スリーブにはマンドレルが装填されている。そして、ブラインドリベットを被締結部材(パネル)の貫通孔に差し込んだ後、スリーブに挿通しているマンドレルをフランジ側に強く引き込む。そうすると、この引込みによって、マンドレルがスリーブの他端側(先端側:足側)の一部を拡膨変形させる。そして、この拡膨変形部分と前記フランジとによって被締結部材(二枚のパネル)が両側から挟持される。
上記締結機構によれば、締結作業が、パネル等の被締結部材の片側(手前側)のみからの作業で可能になる。この利点は非常に大きなものである。
さて、ブラインドリベットによる締結に際しては、前記マンドレルを強く引込んでスリーブの一部を拡膨変形させる為、例えば油圧作動などの締結装置が用いられる。この締結装置は、マンドレルを受け入れる凹部が構成されたノーズを有する。このノーズにはブラインドリベットのマンドレルを把持する為のジョーが設けられている。そして、ノーズにブラインドリベットのマンドレルを挿入してジョーにマンドレルを把持させ、ノーズから突出するリベット本体をパネル等の被締結部材の貫通孔に挿通した状態で締結装置のトリガを引くと、空気圧シリンダのピストンが作動し、ピストンが油圧シリンダ内を移動して高い油圧を発生し、この油圧によりジョーが締結装置内で引込方向に駆動され、マンドレルが破断予定部で破断するほど強く引っ張られてリベット本体のスリーブ先端部を拡膨変形させ、この拡膨変形部分とリベット本体のフランジとによって締結が行なわれる。
特開2000−351042号公報 特開2002−18544号公報 特開2006−187787号公報
上述の通り、ブラインドリベットによる締結は、パネル等の被締結部材の片面側のみからの作業で出来ることから、非常に好都合である。
さて、ブラインドリベットによる締結に際して、ワッシャが用いられることも多い。すなわち、マンドレルには鉄製のワッシャが挿通されており、マンドレルを締結装置のノーズに設けられた凹部(穴部)に差し込み、そして締結装置のトリガを引き、マンドレルに引込力を作用させた際、スリーブのフランジ面がノーズに衝突する。この時、ノーズからリベット本体側に作用する力を良好ならしめる為、ワッシャが用いられている。
ところで、ブラインドリベットによる締結に際して、上述した通り、マンドレルは破断される。この為、マンドレルに嵌めていたワッシャはマンドレルの破断によってマンドレルから脱落するようになる。そして、マンドレルから脱落した金属製のワッシャは転がり散り、行方が分からなくなり、時には放置されたままとなる。
しかしながら、例えば航空機部品などの輸送機械における締結に用いられる場合において、小さなワッシャと雖も余計な物が残存・放置されていることは好ましくない。例えば、対象が航空機の場合、運用時に転がり出て来てエンジンに吸い込まれたりすると、重大な事故にもなり兼ねない。従って、締結作業に際しては、脱落したワッシャを丹念に拾い集めているのが現状である。但し、この拾い集める作業は煩瑣であり、作業効率の低下を招いている。
従って、本発明が解決しようする課題は、ブラインドリベットによる締結に際して、作業効率良く行なえる締結装置を提供することである。特に、ブラインドリベットによる締結を良好ならしめる為、マンドレルにワッシャが配されているブラインドリベットが用いられた場合において、ブラインドリベットによる締結作業が効率良く行なえる締結装置を提供することである。
前記の課題は、
マンドレル、鉄製ワッシャ及びリベット本体を具備するブラインドリベットのリベット締結装置であって、
前記マンドレルを受け入れる凹部が構成されたノーズを備え、
前記ノーズ先端部に形成された凹部内にリング状マグネットが嵌め込まれ、
かつ、前記マグネットを覆うキャップが設けられ、
前記キャップには前記リング状マグネットの孔に対応して孔が形成されており、
前記キャップは前記マグネットの磁力を遮ることが無い
ことを特徴とするリベット締結装置によって解決される。
本発明によれば、ブラインドリベットによる締結を良好ならしめる為、マンドレルにワッシャが配されているブラインドリベットが用いられた場合において、締結によってマンドレルが破断した場合でも、ワッシャがマンドレルから脱落して転がり散ることは起きない。すなわち、ワッシャは締結装置のノーズに設けられた磁石に吸着・保持されていることから、脱落したワッシャを探す煩瑣な手間が解消される。すなわち、ブラインドリベットによる締結作業が効率良く行なえる。
しかも、ブラインドリベットによる締結製品の中にワッシャが残されたままと言ったことが皆無となるから、ワッシャが製品内に入ったままの場合に起きる不測の事故が引き起こされることも無い。
そして、ワッシャ使用タイプのブラインドリベットを難なく用いることが出来るから、ブラインドリベットによる締結具合も良好なものとなる。
本発明の締結装置は、マンドレル及びリベット本体を具備するブラインドリベットのリベット締結装置である。中でも、ワッシャがマンドレルに配されたブラインドリベットのリベット締結装置である。該装置はマンドレルを受け入れる凹部が構成されたノーズを有する。勿論、その他にもブラインドリベット締結装置が具備する一般的な機構を持っている。例えば、ノーズに差し込まれたマンドレルを引き込む引込機構(引込手段)を持っている。
本発明のブラインドリベット締結装置は、そのノーズに金属材吸着手段(永久磁石などのマグネット)が設けられている。特に、ノーズ先端部、中でもノーズ先端面に金属材吸着手段(永久磁石などのマグネット)が設けられている。
以下、更に詳しく説明する。
図1は本発明になるブラインドリベット締結装置の要部概略側面図、図2はブラインドリベット締結装置に用いられるブラインドリベットの概略側面図、図3はブラインドリベット締結作業後におけるワッシャの状況を示す説明図である。
図中、1は、ブラインドリベット締結装置である。
2は、ブラインドリベット締結装置のノーズである。
3は、ノーズ2先端面2aに接着剤により取り付けられたリング状の永久磁石である。勿論、接着に寄らずに圧入・固着の方式で取り付けられても良い。すなわち、ブラインドリベット11のマンドレル12が挿入されるノーズ2に設けられた穴4の周囲におけるノーズ2の先端面2aに凹部が形成されており、該凹部にリング状の永久磁石3が嵌め込まれ、リング状の永久磁石3は接着剤によってノーズ2の先端面2aに固着されたものである。
5は、永久磁石3の磁力を遮ることが無い金属製のキャップである。そして、キャップ5は、永久磁石3に設けられた穴4の周囲がブラインドリベット締結時の繰り返しにより欠落することを防止する為に、永久磁石3を覆う如くに設けられたものである。尚、キャップ5はマグネット3に圧入・固定されたものである。
上記した如きのブラインドリベット締結装置が用いられてブラインドリベットによる締結作業が行なわれると、ブラインドリベット11のマンドレル12に配されていたワッシャ13はマンドレル12の破断に伴って、本来なら、床に落下して転がり散るようになる。
しかしながら、締結作業に際して、鉄製のワッシャ13は、ノーズ先端面2aに設けられている永久磁石3に当っており、永久磁石3に吸着されている状態である。従って、マンドレル12が破断されても、即ち、ノーズ2の穴4に差し込まれているマンドレル12からワッシャ13が抜け落ちることが可能な状態のものとなっても、ワッシャ13は永久磁石3によって吸着されているから、マンドレル12から抜け落ちることは無い。よって、従来、ブラインドリベット11による締結(マンドレル12の破断)によって起きていたワッシャ13の脱落事故を効果的に防止できる。そして、抜け落ちたワッシャを探し出すと言った煩瑣な作業が無くなるから、締結作業を効率よく行なえる。
しかも、ブラインドリベット11による締結製品の中にワッシャ13が残されたままと言ったことが皆無となるから、ワッシャ13が製品内に入ったままの場合に起きる不測の事故が引き起こされることも無い。すなわち、航空機などの輸送機器における製品内部にワッシャが入っていたりすると、ワッシャが小さな部品と雖も好ましく無い。
そして、ワッシャ13を使用のブラインドリベット11を用いることが出来るから、即ち、締結装置1によってマンドレル12に引込力を作用させた場合に、締結装置1のノーズ2との間にはワッシャ13が存するものとなることから、ブラインドリベット11による締結具合が良好なものとなる。
尚、上記実施形態にあっては、マグネットやキャップをノーズ先端面2aに取り付けるようにした。すなわち、締結に際してはノーズ先端面2aには大きな力が作用することから、繰り返して使用されると、マグネットが損傷することも無くは無いことから、その時には、交換できるようにする為、ノーズ2先端面2aに凹部を形成し、この凹部内にリング状のマグネットを配置するようにした。
そして、リング状のマグネットを用いたのは、ノーズ2にはマンドレル12が挿入される穴4が設けられており、ワッシャ13はマンドレル12に配されていることから、穴4に対応した孔を有するリング状のマグネットとした場合、ワッシャ13をマグネットで吸着する為には好都合であるからによる。
本発明になるブラインドリベット締結装置の要部概略側面図 本発明で用いるブラインドリベットの概略側面図 本発明の装置によるブラインドリベット締結作業後におけるワッシャの状況を示す説明図
符号の説明
1 ブラインドリベット締結装置
2 ノーズ
3 リング状永久磁石
4 穴
11 ブラインドリベット
12 マンドレル
13 ワッシャ
14 リベット本体
特許出願人 日本飛行機株式会社
代 理 人 宇 高 克 己

Claims (3)

  1. マンドレル、鉄製ワッシャ及びリベット本体を具備するブラインドリベットのリベット締結装置であって、
    前記マンドレルを受け入れる凹部が構成されたノーズを備え、
    前記ノーズ先端部に形成された凹部内にリング状マグネットが嵌め込まれ、
    かつ、前記マグネットを覆うキャップが設けられ、
    前記キャップには前記リング状マグネットの孔に対応して孔が形成されており、
    前記キャップは前記マグネットの磁力を遮ることが無い
    ことを特徴とするリベット締結装置。
  2. キャップは金属製のものである
    ことを特徴とする請求項1のリベット締結装置。
  3. マグネットは凹部に嵌め込まれて接着剤で取り付けられてなる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のリベット締結装置。
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