JPH10113930A - タイヤの加硫方法と装置 - Google Patents

タイヤの加硫方法と装置

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JPH10113930A
JPH10113930A JP9138362A JP13836297A JPH10113930A JP H10113930 A JPH10113930 A JP H10113930A JP 9138362 A JP9138362 A JP 9138362A JP 13836297 A JP13836297 A JP 13836297A JP H10113930 A JPH10113930 A JP H10113930A
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JP
Japan
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tire
bead ring
press
ring
heating
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JP9138362A
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English (en)
Inventor
Ralf Dipl-Ing Haase
ハーセ ラルフ
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Semperit AG Holding
Original Assignee
Semperit AG Holding
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0602Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres the vulcanising medium being in direct contact with the tyre
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0603Loading or unloading the presses

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの加硫方法の改良 【解決手段】本発明による乗り物タイヤのための自動作
動式加熱プレスは金型セグメント、側盤を有し、かつま
たタイヤ円環部を位置ぎめし、成型するためのビードリ
ングを有している開閉可能な2つまたはそれ以上の部分
からなる加硫金型を含む。下側ビードリングの上に加硫
されるべきタイヤの位置ぎめするための装填装置が設け
られている。プレス−金型−タイヤの系はビードリング
(6"、6'"、57'、81a)の内側では加熱金型及び
/またはプレスによって、そしてビードリング(6"、
6'"、57'、81a)の外側ではタイヤによって密閉
される。少なくとも下側ビードリング(6"、57')は
金型側盤(5'、68')と独立的に運動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はタイヤの加硫のための方法と装置
に関する。タイヤ、特にタイヤ素材(未加硫タイヤ)、
の加硫のための一般的方法は膨張可能な加熱ブラダー(H
eizbalg)を使用し、使用される加熱プレスのタイプとは
無関係に、被加硫タイヤをふくらませそして加熱金型に
押しつけるものである。
【0002】ブラダー(Balg)は一連の機能を遂行する装
置である。すなわち、金型が閉じられていない間、未加
硫タイヤを心合わせすること、加熱媒体を未加硫タイヤ
から分離すること、タイヤのビードベース(Wulstzehe)
および内層を成形すること、外部に対して系を密閉する
ことなどの機能を果たす。
【0003】ブラダー加硫の方法が多くの欠陥を有する
ものである事は以前から公知となっている。ブラダーの
ふくらみ形状は、特にタイヤのショルダーの領域におい
て、未加硫タイヤの輪郭から大きく逸脱する。このた
め、ブラダーと未加硫タイヤの間に比較的大きい空気室
が生じてしまう。この空気室は金型成形の間消滅させる
必要がある。このような理由から、ブラダーの外側には
排気溝が設けられる。しかしながら、この排気溝はタイ
ヤの内側材料を削るから、その結果として層厚が減少さ
れてしまう。
【0004】さらに、ブラダーは最初に未加硫タイヤの
頂部およびビード領域に接し、タイヤショルダー領域に
は最後に接する。これによってベルトコード糸に沿って
ベルト端縁まで未加硫タイヤ内で空気が運ばれる。そこ
に集まった空気はショルダー部分から排除されねばなら
ずそして布帯領域内の網目形成能が弱められる。内層成
型中の平坦化作用によって、あらゆる構成部材接合部に
おいてタイヤ材料はかすめ取られ、カーカス内の糸の分
布がずれてしまうことがある。これは完成し、空気が入
れられたタイヤの側壁に凹凸や引きつれを生じさせるお
それがある。
【0005】一般に1つのブラダーが多種のタイヤ寸法
に対して使用されるから、ブラダーと未加硫タイヤとの
間の排気の問題が常に起こる。ブラダーで加熱されて完
成したタイヤの品質は、ふくらみに片寄りがあり、プレ
ス内でのタイヤの心合わせがずれるようなブラダーを使
用することによって、影響を受け、更にまた加硫中にブ
ラダーに欠陥、たとえば、穴あきなどが生じることによ
っても影響を受ける。
【0006】プレス休止後、ブラダーは新規のタイヤ装
填が行われる前に手動でふくらませなければならない。
このことは、自動的時間/温度設定方法にエラーを引き
起こしてしばしば運転開始の際に品質問題を招く。さら
に、ブラダーはその肉厚のために加熱媒体とタイヤとの
間の熱の流れを減速させてしまう。これは加熱時間とエ
ネルギーのコストアップにつながる。
【0007】さらに加えて、ブラダーは未加硫タイヤの
内面処理を必要とする。たとえば、シリコーン含有ベン
ジン溶液または水性溶液によるパージ洗滌が必要であ
る。このよう溶液はすべてのタイヤ内側構成要素に接合
妨害的に作用するものであり、さらに環境も汚染され
る。さらに、ブラダー製造費用および保守点検費用もか
なりの経済的負担を課すものである。
【0008】タイヤの構造的最適化は加硫されたタイヤ
の半径方向および円周方向断片および研磨くずを調べる
ことによって行われる。これは1つの二次元的判定方法
である。すべての方向に平等に働く中間圧力によってタ
イヤ内部に毎日三次元的に生じる構造材料分布薄弱化は
加熱ブラダーによって平滑化され、もはや認知できなく
なる。この結果、かくれた薄弱箇所や接合部衰弱あるい
は内部構造部材結合域における品質劣化となる材料ずれ
などは、場合によっては疱や皺によって認知できること
もあろうが、ほとんど見過ごされてしまう。
【0009】ブラダーを使用しないで未加硫タイヤを加
硫するための装置がすでに種々提案されている。たとえ
ば、このような装置がドイツ特許公開第2228504
号明細書から公知となっている。この提案の場合には、
タイヤ金型の中にタイヤ円環部のための固定装置が設け
られ、この装置はタイヤ円環部を押しつけるプレッサー
を有している。このプレッサーを使用すると、未加硫タ
イヤの内部空間は実質的に気密に密閉されるはずであ
る。しかしながら、このようなシステムの実用化は余り
にも製造コストがかかり過ぎること、および故障が起こ
りやすいことのために失敗に終わっている。
【0010】本発明の目的はあらゆるタイプのタイヤに
使用できるブラダーレス加硫を行うための方法と装置を
提供することである。この方法と装置はラジアルモデル
やダイアゴナルモデルなどあらゆる種類の自家用車タイ
ヤおよびトラックタイヤのみならず、更生自家用車タイ
ヤおよびトラックタイヤに適用できるものである。さら
にまた、相互に分離した2つの製造方法で製造される、
たとえば、欧州特許公開第0729825号明細書から
公知の方法で製造されるタイヤにも適用できるものであ
る。この場合、第1の部分で製造された部分タイヤの加
硫のためにも、第2の部分で製造された完成タイヤの加
硫のためにも本発明は適用できる。本発明の方法は従来
のタイヤ加熱プレスを適用した場合よりも安い費用で実
施することができ、しかも機能的にも品質的にも高い価
値のある完成タイヤを保証するものである。
【0011】本発明によれば、この目的は次のようにし
て達成される。すなわち、プレス−金型−タイヤの系が
ビードリング(Wulstring) の内側では加熱金型及び/又
はプレスによって密閉され、ビードリングの外側ではタ
イヤによって密閉され、加熱プレスの閉鎖の第1段階に
おいて、両ビードリングが加硫されるべきタイヤの固有
剛性が該ビードリンクに上昇力を加えるまで、あるいは
両ビードリングが互いに接触するまで相互に接近し、続
いて、好ましくは、プレス閉鎖の停止位置において、該
密閉されたプレス内部空間および該密閉されたタイヤ内
部空間に圧力蒸気が導入され、これによってタイヤ円環
部(Reifenwulst) は両ビードリングに対して気密に押し
つけられ、該ビードリングの終点位置において該プレス
の閉鎖が完結されるようにするのである。
【0012】したがって、本発明の方法は加熱プレスの
タイプの如何にかかわらず、従来のタイヤ加熱プレス
に、比較的わずかな適用変更をするだけで、有利に適用
することができる。加熱ブラダーを使用した従来の加硫
の上記した欠点のすべてが排除できる。したがって、顕
著な合理化効果が得られる。たとえば、タイヤ内面洗滌
が不用となること、ブラダー製作コストおよびブラダー
操作コストがなくなること、加熱時間が短縮されること
などである。本発明の方法で加熱されたタイヤは高品質
である。なぜならば、ブラダー加熱にともなう上記した
不都合な作用、たとえば、平滑化作用、ぴったりと適合
しないブラダーまたは欠陥のあるブラダーの使用による
上記した品質への悪影響がなくなるからである。本発明
の方法の重要な特徴はタイヤ自体がその円環部全体にわ
たってビードリングを密閉し、そしてただ圧力蒸気を導
入するだけですむことである。本発明の1つの実施例に
おいては、下側ビードリングは、加硫されるべきタイヤ
の装填前に、持ち上げられた位置に移動する。
【0013】本発明のいま1つの特徴によれば、圧力蒸
気は次のように調節される。すなわち、下側ビードリン
グに下向きに作用する力は作動機構を介して該下側ビー
ドリングに加えられる上昇力よりもわずかに大であり、
これによって該下側ビードリングが下側側盤(untere Se
itenschale) 内のその終点位置に到達するように調節さ
れる。この場合、0.4乃至1.8バール、特に0.8
乃至1.5バールの過圧を有する圧力蒸気が導入され
る。
【0014】本発明のさらにいま1つの実施態様によれ
ば、加熱プレスの閉鎖の第1段階において両ビードリン
グは互いに接近しながら移動し、この際上側ビードリン
グも側盤とは独立的に移動できる。この場合、コンテナ
ー自体が金型を作動する。これはつぎのようにして構造
的に簡単な方法で達成できる。すなわち、開放と閉鎖の
間、上側金型側盤を安定化するために、下側コンテナー
プレートに、コンテナーセグメントに固定されたセグメ
ント鈎部を係合させるのである。下側ビードリングおよ
び場合によっては上側ビードリングの下降運動のスター
トの制御は調節可能な溢流弁を介して特に簡単に実施す
ることができる。
【0015】本発明の方法は、コンテナーと金型セグメ
ントの閉鎖をそれ自体公知の方法で実施でき、さらにま
た、閉鎖圧形成と加熱媒体の導入もそれ自体公知の方法
で実施できるので特に有利である。タイヤ構成要素の熱
による損傷を回避するために、加熱媒体の温度管理(Tem
peraturfuehrung)と加硫されるべきタイヤの構成部材の
温度負荷能力を互いに調節するのが好ましい。これによ
って加熱媒体自体またはそれらの混合組成の選択ならび
にタイヤ原料の選択が可能になる。
【0016】加熱サイクルの終わりにおける残留水の除
去もきわめて簡単に実施することができる。この目的の
ためには、たとえば、タイヤの加熱サイクルの終わりに
おいて、タイヤ内部に蒸気流または空気流を導入するか
または真空を加えればよい。あるいはまた、加熱の間凝
縮物を内圧によって定常的に排出するようにしてもよ
い。
【0017】本発明はさらに乗り物タイヤ(Fahrzeugrei
fen)のための自動運転可能な加熱プレスにも関する。そ
の加熱プレスは金型セグメント、側盤(Seitenschale)を
有し且つタイヤの円環部を位置ぎめし、成型するための
ビードリングを有する開閉可能な2個またはそれ以上の
部分からなる加硫金型を含み、該ビードリングは作動機
構を介して加熱プレスのタイヤの位置に関して軸方向に
移動可能であり、加硫されるべきタイヤを下側ビードリ
ングの上に位置させるための装填装置(ローダー)が設
けられているタイプの加硫プレスである。
【0018】本発明による加熱プレスにおいては、プレ
ス−金型−タイヤの系がビードリングの内側では加熱金
型および/またはプレスによって、そしてビードリング
の外側ではタイヤによって密閉され、少なくとも下側の
ビードリングは金型側盤とは独立的に運動可能となって
いる。前記したように、本発明の加熱プレスの重要な利
点は、従来のタイヤ加熱プレスに、比較的簡単な適用変
更をするだけで、それが製造できることである。
【0019】特に簡単にこれを実現するために、ビード
リングはそのベース領域(Zehenbereich)に排気孔を有し
ないでつくられ、そして2つのビードリングにはそれぞ
れ1つの心合わせ部材が設けられる。この加熱プレスに
おいては、プレス上側部分内に、上側加硫金型部分を運
動させるための上下運動可能な放出管、加熱されて仕上
がったタイヤを放出するためクローバー機構(Kleeblatt
mechanismus)を作動するためのラムシリンダーが設けら
れており、プレス下側部分内には上昇、下降可能なウェ
ルが設けられている。この場合、下側ビードリングが該
ウェルに取りつけられており、この系が外側に対してシ
ール部材、特にゴムシール部材によって密閉されていれ
ばシステムの密閉が簡単に達成できる。
【0020】ウェルの垂直方向案内は、心合わせリング
(Zentrierring)またはそれに類似するものを設け、その
心合わせリング等を、好ましくは、加熱プレスの加熱板
に取りつけることによって簡単に達成することができ
る。上記加熱プレスの1つの実施例においては、上側ビ
ードリングも金型側盤とは独立的にかつ放出管と一緒に
上下運動可能である。
【0021】上側ビードリングがスリーブ円筒と固定結
合されており、該スリーブ円筒が一端においてビードリ
ングに対して、他端において放出管に対して、特にゴム
シール部材を介在させて密閉されていれば、放出管と上
側ビードリングとの間の密閉が構造的に簡単に達成でき
る。また、ラムシリンダー(Rammzylinder)の領域の密閉
も簡単に行うことができる。すなわち、このためには、
放出管とラムシリンダーの間にシールパッキングを配置
するのである。
【0022】上記したタイプの加熱プレスでは、前記し
たように、上側ビードリングは上下運動可能である。コ
ンテナーを順序よく適切に作動させるため、特にタイヤ
内圧によってコンテナーセグメントがコンテナープレー
トからはずれるのを有効に防止するため、コンテナーセ
グメントにセグメント鈎部を固定させ、該鈎部がコンテ
ナー金型が閉じられている時には下側コンテナープレー
トに設けられている溝に係合するようにするのが有利で
ある。
【0023】いま1つの実施例においては、下側ビード
リングのための作動機構が上下運動可能な下側ブラダー
はめ込みリング(Balgeinspannring)を有するセントラル
機構(Zentralmechanismus)を包含し、該はめ込みリング
は少なくとも1つのシール部材、特にゴムシール部材に
よって外側に対して密閉される加熱プレスの場合、本発
明によれば、ビードリングと下側ブラダー固定リングの
間にブラダーに代わってシール部材が固定される。これ
によって加熱プレスのこの領域内での装置の密閉が保証
される。このシール部材は有利には切り取られたビード
リング脚部(Balgfuss)であるうる。
【0024】本発明のさらにいま1つの特徴によれば、
上側プレス部分でこのタイプの加熱プレスを密閉するた
めに、上側ビードリングは蓋状につくられたビードリン
グプレートに、該プレートの一部として又はそれと別個
体の部材として設けられ、そして該ビードリングプレー
トまたはビードリングは側盤に固定され、該側盤と一緒
に運動可能である。したがって、この実施例による加熱
プレスはきわめて簡単である。
【0025】本発明はさらに本発明の方法によって加硫
された、または本発明の加熱プレスで加硫されたタイヤ
も発明に対象として包含する。以下、本発明のいくつか
の実施例を示した添付図面を参照しながら本発明をさら
に詳細に説明する。
【0026】図1に示されているように、加熱プレスの
上側部分は放出管12、上側支持板1、加熱板2、加熱
板2と支持板1との間に存在する絶縁板3およびセグメ
ントダイ(金型)の側盤5を受容するためのコンテナー
プレート4を有している。側盤5のラグ(Pfanne)5aに
はセグメントダイの上側ビードリング6があり、側盤5
にねじ止めされている。ラジアルタイヤのための常用の
セグメントダイである加熱プレスのその他の部分は図示
されていないが、輪郭成型を行う多数の半径方向に移動
可能なセグメントを有するものである。プレスからタイ
ヤを取り外すためにクローバー機構13が設けられてい
る。図2に見られるように、放出管12の内部には、こ
の管に関して移動可能なラムシリンダー15が配設され
ており、クローバー機構13(図1参照)を作動する。
ラムシリンダーの球状端15aは図示してない加熱ブラ
ダーを心合わせする。ラムシリンダー15はまたブラダ
ー陥入機能(Balgeinstuelpen)も果たす。
【0027】プレスの下側の主要部分は図3に示されて
いる。この部分には円筒形の底が閉じられたウェル21
を含む。このウェルにはそれ自体公知の方法で加熱媒体
の流入口と流出口が設けられている。さらに図示下側部
分はプレス台板1'、下側加熱板2'、台板1'と加熱板
2'の間に存在する絶縁板3'、下側コンテナープレート
4'ならびにセグメントダイに属する部材を包含し、セ
グメントダイに属する部材としては、図面には下側側盤
5'と下側ビードリング6'が図示されている。ビードリ
ング6'は下側側盤5'にねじで結合されている。ビード
リング6'とウェル21との間の切欠き21aの中に加
熱ブラダー(図示なし)がはめ込まれている。
【0028】上記の様なタイヤプレスを使用した従来の
ブラダー加熱方法は次のようにして実施される。未加硫
タイヤ、すなわち加硫されるべきタイヤをローダー(装
填装置)と一緒に下側ビードリング上の真ん中にかつリ
ングと面平行に置く。未加硫タイヤの中にブラダーを挿
入し、そして保持圧力が得られるまで蒸気圧負荷を与え
た後、ローダーを未加硫タイヤから離し、そしてブラダ
ーを未加硫タイヤの中心に合わせする。プレスを上側ビ
ードリング6が未加硫タイヤ円環部に軽く接触する位置
まで閉じる。この状態でブラダーの圧力上昇(ふくらま
せ圧)を行う。即ち、ブラダーと未加硫タイヤの間に存
在する空気をブラダー外側に設けられたブラダー溝を通
じてビード領域の方向に吹き込む。プレスを更に閉じる
と、ブラダー容積は縮小してブラダーは球形からタイヤ
に従った円環形になる。この際、ブラダー内の圧力は上
昇する。これはタイヤコードに負荷を加える。あるいは
また、圧力ほぼ一定のまま圧力蒸気が隔板を通って流出
してしまう。これは不必要なエネルギーコストを生む。
【0029】プレスを完全に閉じ、そして閉鎖圧が完成
された後、加熱媒体がブラダーに導入される。圧力が高
まると、一方においてタイヤ外側のタイヤ成形が実行さ
れ、他方においてタイヤ内側のすべての構成部分の平滑
化と均等化及び加硫が実行される。この段階において、
少量の残留空気がブラダー溝とビードリング6、6'内
の排気孔を通じて排出される。加硫および内部空気抜き
後にブラダー内に存在する凝縮物、すなわち残留水はブ
ラダーの休止位置への運動によって抜気ネット内に排出
される。
【0030】次に図4乃至7を参照して、タイヤのブラ
ダーレス加硫を行う電動式自動プレスの本発明の実施例
を説明する。ただし説明は、前記図1乃至3とは異なる
構成部分のみについて記載する。図1乃至3の場合と同
じ構成部分には同じ参照数字がつけられており、変化し
た部分および新規構成部分には新規参照数字がつけられ
ている。
【0031】図4に示されているように、本発明による
加熱プレスの場合には、側盤5とビードリング6"との
間に結合は存在していない。さらにビードリング6"に
は従来の装置ではビードベース領域に設けられていた排
気口が存在しない。図4aに示されているように、ビー
ドリング6"にはその上に取りつけられ、環状にそれを
包囲する心合わせ部材6"aを設けることができる。こ
の心合わせ部材6"aはビードリング6"にねじ結合され
る特別な部材としてつくることもできるし、またビード
リング6"と一体的につくることもできる。円錐形の傾
斜をつけることによって加硫されるべきタイヤの摩擦の
ない引上げができる。この心合わせ部材6"aは、素材
としてプレス内に持ち込まれたタイヤの場合に、ビード
リングのベースにタイヤのどこかが引っかかるというト
ラブルが回避されるという利点をもつ。
【0032】このような心合わせ部材は第二のビードリ
ングにも設けるのが好ましい。本発明による装置のすべ
ての実施例にはこのような心合わせ部材付きのビードリ
ングを設けることができる。放出管12と上側ビードリ
ング6"との間に配置されたスリーブ円筒7はそれら2
つの構成部材の間の密閉を達成する。スリーブ円筒7は
円筒形部分7aと円形部分7bとからなる。円筒形部分
7aは側盤5、コンテナープレート4および加熱板に接
してこれらの内側を密閉し、円形部分7bは円筒形部分
7aから放出管12までのびており、放出管12の領域
の密閉がO−リングシール8によって達成される。この
O−リングシール8は円形部分7bの環状隆起部17と
円形部分7bにねじによって固定されたフランジ9との
間に保持されている。スリーブ円筒7の円筒形部分7a
の下遊端はビードリング6"の環周みぞ16の中に入っ
ており、この環周みぞの中には同じくO−リングシール
11が配置されている。ビードリング6"にはスリーブ
円筒7および図には示唆されているだけであるクローバ
ー機構13がねじで固定されている。図示実施例では、
この結合はクランプボルト14によって行われている。
したがって、ビードリング6"はスリーブ円筒7、クロ
ーバー機構13、放出管12と共に図示してない作動シ
リンダーによって上下に運動可能である。
【0033】図5は放出管12に対してラムシリンダー
を密閉するためのいま1つの方法を示す。放出管12に
関して移動可能なラムシリンダー15は公知の方法で構
成されているが、この場合には更にクローバー機構作動
の機能を果たす。もちろん、従来技術による加熱プレス
の場合の機能であるブラダーの心合わせとビードリング
の陥入機能もこのラムシリンダーは果たす。放出管12
とラムシリンダー15との間には円筒形スリーブ、特に
ブロンズスリーブ18が挿入されている。そして放出管
12に固定された、同じく放出管12とラムシリンダー
15との間に存在する円筒部分から突出している停止カ
ラー19がシールパッキング20をスリーブ18に対し
て押圧保持している。
【0034】図6は本発明による加熱プレスの下側部分
の構成を説明するものである。従来の加熱プレスの場合
と同様に、この部分は円筒形の底が閉じられたウェル2
1'を含む。このウェルにはそれ自体公知の方法で加熱
媒体の流入口と流出口が設けられている。さらに図示下
側部分はプレス台板1'、下側加熱板2"、絶縁板3'、
下側コンテナープレート4"ならびにセグメントダイに
属する部材を包含し、セグメントダイに属する部材とし
ては、図面には、下側の側盤5'と下側のビードリング
6'"が図示されている。ビードリング6'"は、従来通常
の構成とは異なって、下側盤5'にねじで結合されては
おらず、ウェル21'に固定されている。この目的のた
めに、下側ビードリング6'"には、たとえば、そのウェ
ル21'に対面する領域に差込溝6'aが設けられおり、
この中にウェル21'を貫通するねじピン22が差し込
まれ、そしてナット24と座金23とによって保持され
ている。
【0035】加熱板2"に配設された心合わせリング2
5がウェル21'の垂直移動を保証する。外側からの密
閉は環状シール30によって行われる。これは切り取ら
れたブラダー脚部でありうる。そしてこの密閉はねじピ
ン22の下方位置でウェル21’の外側に形成された切
欠き内に座着され、クランプリング31によって保持さ
れている。クランプリング31はビードリング6’”の
段部ならびにウェル21'の段部に座着されている。
【0036】下側ビードリング6'"はしたがってウェル
21'と一緒に垂直方向に移動可能であり、その垂直運
動は図示してないウェル作動シリンダーによって行われ
る。さらに、下側ビードリング6'"は排気孔およびビー
ドベース領域の排気溝なしでつくられている。本発明に
よる加熱を実施するためには、適当なローダーと一緒に
未加硫タイヤが上記した(ウェル21'と一緒に垂直方
向に持ち上げられる)下側ビードリング6'"の上にのせ
られる。これによって、ビードリング6'"に隣接する未
加硫タイヤ側壁が高温の側盤によって望ましくない熱負
荷を加えられるのが回避される。1段階工程(Einstufen
verfahren)で完成された未加硫タイヤの場合、または加
硫されたタイヤカーカスの場合には、タイヤの心合わせ
は窪んだビードリング6'"によっては不可能であろう。
なぜならば、このようなタイヤまたはタイヤカーカス
は、下側の金型側壁によって邪魔されて、ビードリング
の上にのることができないからである。
【0037】本加熱プレスの閉鎖はビードリング6"、
6'"の同時的接近運動を伴って実施され、したがって未
加硫タイヤビード部はビードリング6"、6'"に強制的
に押しつけられる。加熱プレスの閉鎖運動は両方のビー
ドリング6"、6'"が十分に接近した時あるいはビード
リング6"、6'"が接触した時に停止される。未加硫タ
イヤの固有剛性が大きい時にはわずかな距離をおいてビ
ードリング6"、6'"を十分に接近させる。この場合に
は、続いて高温蒸気をタイヤ内側空間とプレス内空間に
吹き込むことによってビードリング6"、6'"とタイヤ
との間の密閉が保証される。固有剛性が小さいタイヤの
場合は両方のビードリング6"、6'"が接触するまで閉
鎖運動が実施される。この段階でいわゆる圧力蒸気充填
が行われ、加熱プレス内の空間に高温蒸気が導入され
る。この際、0.4乃至1.8バール、特に0.8乃至
1.5バールの過圧が生じる。この蒸気がタイヤを膨張
させ、ビードリング6"、6'"とタイヤとの間の密閉が
達成される。この際下側ビードリング6'"の約0.8バ
ールの過圧は側盤5'のラグ(Pfanne)5'a内の内圧によ
って低減され、ウェル作動装置の持上げ機構(空気圧
式)内の溢流弁が過負荷になるのが避けられる。ウェル
作動シリンダー上の下降インパルス(Senkimpuls)によっ
てビードリング6'"が十分に側盤5'のラグ5'a内に位
置することが保証される。
【0038】続いて上側ビードリング6"のための上昇
インパルス(Hebenimpuls)が導入される。同時にそれ自
体公知の方法でコンテナーの閉鎖が行われ、ここでコン
テナーセグメントが、それらに固定されたタイヤトレッ
ドを刻印するダイセグメントと一緒に半径方向に移動す
る。この際、ビードリング6"は、セグメント鈎部が下
側コンテナープレート4"に形成された溝(Nuten)4'a
に係合した時にはじめて側盤ラグ(Seitenwandpfanne)5
aと接触する。図7はこれに関連する構成を詳細に示し
ている。セグメント鈎部33はコンテナーセグメント3
4がコンテナープレート4、4"から(タイヤ内部の圧
力によって)はずれそしてタイヤの脱アライメント状態
になるのを防止する。プレスを開くと、コンテナー閉鎖
リング36が上に移動し、コンテナーセグメント34は
半径方向運動の最初の部分の間セグメント鈎部33によ
って下に保持される。
【0039】閉鎖圧力が形成される前には、ビードリン
グ6"は十分に側盤5のラグ5a内に位置する。閉鎖圧
の形成と共に、従来の加熱プレスの場合と同様に、未加
硫タイヤ内への加熱媒体の導入が開始される。加熱媒体
としては、蒸気、熱水、不活性ガスなどが考慮される。
加熱媒体は約16乃至25バールに加圧して使用され、
タイヤ内部にすべての方向に均等な圧力を加える。した
がって、タイヤ内部構成要素の平滑化、均衡化は行われ
ず、また肥厚も起こらず、望ましくない空気移動も起こ
らない。
【0040】本発明によるブラダーレス加硫によれば、
完成タイヤの内部は実質的に未加硫タイヤの視覚的外観
を呈する。また、完成タイヤの外側の外観像は丸みをお
びたビードベース先端で形成されたビードベースの数ミ
リメーターの範囲まで、従来のタイヤの外観像に一致す
る。加硫と内部空所化(Innenentleerung) 後に完成タイ
ヤ内に存在する凝縮物、すなわち残留水はウェルからノ
ズルを通じてタイヤ内部に噴射される蒸気流によって排
出ネットの中に導かれる。また、加熱工程の間の内圧に
よって凝縮水を排出することもできる。
【0041】離型の際にタイヤは上側のビードリング
6"を下降させることによって側盤5、5"から離され
る。タイヤトレッドの彫りからの分離は、前記したよう
に、開放過程の間セグメント鈎部33によって行うこと
ができる。
【0042】本発明のいま1つの実施例においては、下
側ビードリング6'"のみが側盤5'から離れて移動可能
であり、上側ビードリング6"は上側側盤5と、特にね
じによって、結合される。したがって、この実施例にお
いては、閉鎖の最初の段階においてすでに上側ビードリ
ング6"は側盤と一緒にその最終位置に押さえられ、下
側ビードリング6'"のみが前記したタイヤ押圧力が保証
される距離だけ持ち上げられる。この場合、金型の作動
は放出管を介して行うことができ、特別なセグメント鈎
部33は省略できる。なぜならば、コンテナーの作動は
常用の技術及び方法によって実施されるからである。
【0043】さらにいま1つの実施例を図8乃至10を
参照して説明する。図8と図9は従来技術による電動式
BOM−加熱プレスの主要部分の断面図である。図8は
セントラル機構を示し、図9は加熱ブラダーの固定具と
加熱金型を示す。BOM−プレスは両側で張られた加熱
ブラダーおよび上下にそれぞれ移動可能な上側と下側の
ブラダーはめ込みリングとを有する。
【0044】図8に示したように、セントラル機構は二
重作動シリンダー50を含み、これはプレス台51に取
りつけられており、そして作動シリンダー52およびレ
バー53を介して加熱媒体のための導入管、導出管5
4、55と一緒に上下に運動可能である。二重作動シリ
ンダー50はねじ56aのついたシリンダー蓋56を有
し、これに図9を参照してさらに説明するように、下側
加熱ブラダー固定リングが取りつけられている。ピスト
ンロッド71には上側の固定リングが取りつけられてい
る。これについても後述する。
【0045】図9はシリンダー蓋56における下側ブラ
ダー固定リング61の配置を示す。この実施例では、下
側ブラダー固定リング61はシリンダー蓋56にねじ止
めされており、外側はO−リングシール56bによって
密閉されている。加熱ブラダー70はその一端が下側ビ
ードリング57'と下側ブラダー固定リング61との間
に、他端がピストンロッド71に取りつけられた2つの
上側加熱ブラダー固定リング58、59の間に固定され
ている。なお、ブラダー固定リング59はクランプ連結
部60を介してピストンロッド71に取りつけられてお
り、外側に対しては同じくO−リングシール59aによ
って密閉されている。加熱ブラダー固定リング58は固
定リング59とねじで結合されている。
【0046】図9にはさらに金型の部分が示されてい
る。即ち、金型閉鎖リング62、金型セグメントを往復
移動させるための通常の作動機構65、彫り(Profil)を
成型する金型セグメントの1つ66、上側側盤68並び
に下側側盤68'が見られる。下側ビードリング57'は
ブラダーはめ込み具(下側ブラダー固定リング61)と
固定結合されている。上側ビードリング57は上側側盤
68にねじで固定されている。したがって、上側加熱ブ
ラダーはめ込み具(ピストンロッド71を含むブラダー
固定リング58、59)と上側ビードリング57は互い
に別々に運動可能である。未加硫タイヤの装填のために
金型が開かれる、すなわち、上側金型部分が上昇または
旋回する。この時に、作動スタンピング部材67によっ
て、上側側盤68はプレス上側部分に固定された金型閉
鎖リング62に関して下方に押され、金型セグメント6
6は半径方向外向きに移動する。
【0047】ピストンロッド71の上昇によって加熱ブ
ラダー70が拡ろげられ、ピストンロッド71に対して
負圧が印加されることによって吸引される。下側ビード
リング57'は下側側盤68'の中に下りる(図9の状
態)。
【0048】適当な装填装置により、未加硫タイヤが拡
ろげられた加熱ブラダー70によって下側ビードリング
57'の高さまで下げられる。蒸気導入管54を通じて
圧力蒸気が導入され、同時に上側のブラダーはめ込み具
(ピストンロッド71を含むブラダー固定リング58、
59)が下がり、これにより加熱ブラダーがタイヤ75
に接触する。ブラダー内に圧力蒸気による保持圧力が形
成された後、タイヤは装填装置から解放され、プレスは
公知方法で閉じられる。
【0049】次に、図10を参照して図9に対して構造
的に変更された本発明の実施例を説明する。この実施例
の加熱プレスを使用すればブラダーレス加硫が可能であ
る。なお、変更されていない構成部材には図9において
使用したものと同じ参照数字が使用されている。構造的
に変更された構成部材には新しい参照数字が使用されて
いる。
【0050】下側プレス領域における装置の密閉のた
め、下側ブラダー固定リング61(これはもはや密閉の
機能をもたない)と下側ビードリング57'との間にシ
ール部材80、特にゴムシール(これは切取られた加熱
ブラダー脚部でありうる)、が固定されている。
【0051】上側プレス領域における装置の密閉のため
には、ビードリング81aを有するビードリングプレー
ト81が設けられている。このプレートは上側側盤68
にねじで結合されている。セントラル機構のピストンロ
ッド71(図8参照)はもはや作動されず、その下降位
置にとどまる。2つのビードリング57'、81aはこ
の実施例の場合もビードベース領域に排気孔を有してい
ない。
【0052】下側ビードリング57'は前記と同様下側
固定リング61を介してセントラル機構の蓋56(図8
参照)にねじで固定されており、外側に対してはO−リ
ング56bによって密閉されている。したがって、下側
ビードリング57'はセントラル機構により上下に移動
可能である。
【0053】プレスが開放され(ビードリングプレート
81を有する上側プレス部分が持ち上げられている)、
金型が開いている時に、未加硫タイヤを適当な装填装置
(従来技術のものと同様でありうる)によって、あらか
じめ持ち上げられていた下側ビードリング57'の上
に、ビードリングを中心に且つ平行にして乗せる。上側
側盤68に螺合されたビードリングプレート81は作動
スタンピング部材(Betaetigungsstempel) 67によって
プレス上側部分内に固定された金型閉鎖リング62に関
して下方に押す。金型セグメント66は外向きに移動す
る。そして、プレスはビードリングプレート81はその
最も深い位置、従ってその最終位置に到達するまで閉じ
る。この時に金型セグメントはちょうど下側側盤68'
に接触する。
【0054】このプレス閉鎖の第1段階においては、後
続の閉鎖段階においてタイヤ円環部と下側ビードリング
57'との間の気密性を保証するために、未加硫タイヤ
の固有剛性によって与えられた押上げ力が十分である様
に、2つのビードリング81aと57'の両方を十分に
接近させることを確保する必要がある。したがって、上
記した下側ビードリング57'の上昇位置を相応的に調
節しなければならない。
【0055】このプレス停止位置に到達したら、0.4
乃至1.8バール、特に0.8乃至1.5バールに調整
された圧力蒸気が蒸気導入管54を通じて導入される。
これが最初に未加硫タイヤ円環部を両ビードリング81
aと57'に対して気密に押しつける。その結果、下側
ビードリング57'は下側側盤68'に接触するまで下方
に移動する。
【0056】ブラダー無しでビードリングの運動を開始
させるため、内圧によって下向きに働く下降力はセント
ラル機構によって与えられる上昇力よりもやや高く選択
される。これは特にセントラル機構の作動シリンダーに
内蔵された調節可能な溢流弁によって行われる。
【0057】下側ビードリング57'が下側側盤68'に
接触すると、直ちにセントラル機構の作動シリンダーに
よってビードリング57' は下方に牽引される。これに
よって、後で内圧が高くなった場合に、ビードリング5
7'と下側側盤68'との間の離別が回避される。
【0058】さらにプレス閉鎖が進行する間、金型セグ
メントは閉鎖リングによって半径方向内向きに移動し、
金型は完全に閉じられる。閉鎖圧力が形成された後、加
熱媒体が導入される。加圧架橋(Druckvernetzung)実施
後、加熱媒体は排出され、そしてタイヤは離型される。
【0059】この実施例の場合にも、加硫後に完成タイ
ヤ内に存在する凝縮物、すなわち残留水は前記実施例の
場合と類似の方法で、シリンダー蓋に設けた流入口を通
じてタイヤ内部に流入された蒸気流を使用して排出する
ことができる。あるいはまた、吸引によって排出するこ
ともできる。
【0060】本発明はタイヤ自体によってビードリング
との間を密閉することができるという発見に基礎をおく
ものである。したがって、ビードリングの運動、プレス
の運動およびセグメントの運動の制御は圧力推移曲線を
次のように設定して行うことができる。すなわち、タイ
ヤビード部自体がビードリングを密閉し、タイヤ側壁お
よびカーカスに熱的、機械的過負荷が全くかからないよ
うに、且つまた上側金型側壁が持ち上げられることがな
いように設定されるのである。どのように制御を実行す
べきかはそれぞれのタイヤ寸法に対してあらかじめ決定
する事ができ、自動制御に組み込むことができる。この
事はタイヤ加硫の分野の当業者によって実施可能であ
る。この場合、加熱媒体の温度管理とタイヤ構成部分の
温度負荷も対応して相互に決定されるべきである。
【0061】本発明による方法ならびに本発明による加
熱プレスは新タイヤまたは未加硫タイヤの加硫に適する
のみならず、更生タイヤまたは部分加硫タイヤの場合も
適用できる。本発明によるブラダーレス加硫のための方
法を使用すると、自家用車タイヤや貨物自動車タイヤ、
さらにまたラジアルタイヤもダイアゴナルタイヤも加硫
可能である。
【0062】なおここで、部分加硫タイヤとは欧州特許
公開第0729825号明細書に開示された方法によっ
て製造または組立てられたタイヤと理解される。この方
法においては、タイヤは2つの製造部分に分けられ、最
初に、たとえば、トレッドに至る前までの部分タイヤが
製作されれ、そして加硫される。その後でこの部分タイ
ヤに未加硫トレッドが組み合わせられ、加硫されるなど
の操作によって1つの完全なタイヤが仕上げられる。こ
のような場合でも、第1の製造部分で製作された部分タ
イヤのみならず、第2の製造部分で製作された完全タイ
ヤも本発明の方法によってかつまた本発明による加熱プ
レスを使用して加硫することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による電動式自動ダイプレスの加熱プ
レス上側部分の主要構成要素の断面図である。
【図2】従来技術による電動式自動ダイプレスのラムシ
リンダーと放出管の領域の断面図である。
【図3】従来技術による電動式自動ダイプレスの加熱プ
レス下側部分の主要構成要素の断面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す加熱プレスの上側部
分の断面図である。
【図4a】本発明の第1実施例の一部変更例を示す図4
の一部の詳細図である。
【図5】本発明の第1実施例の放出管の領域を示す詳細
断面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す加熱プレスの下側部
分の断面図である。
【図7】本発明の第1実施例のコンテナーの領域を示す
詳細断面図である。
【図8】従来技術による電動式BOM−加熱プレスのセ
ントラル機構の領域を示す断面図である。
【図9】従来技術による電動式BOM−加熱プレスの加
熱ブラダー固定具と加熱ダイの領域を示す断面図であ
る。
【図10】本発明を適用した加熱プレスを示す図9と同
様な断面で示す断面図である。
【符号の説明】
1 上側支持板 2 加熱板 3 絶縁板 4 コンテナープレート 5 側盤 6 ビードリング 7 スリーブ円筒 8 O−リングシール 9 フランジ 12 放出管 13 クローバー機構 14 クランプボルト 15 ラムシリンダー 21 ウェル 25 心合わせリング 30 環状シール 34 コンテナーセグメント 36 コンテナー閉鎖リング 50 二重作動シリンダー 51 プレス台 52 作動シリンダー 53 レバー 54 加熱媒体導入管 55 加熱媒体導出管 57 ビードリング 62 金型閉鎖リング 65 金型セグメント作動機構 68 側盤 70 加熱ブラダー 71 ピストンロッド 75 タイヤ 80 シール部材 81 ビードリングプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 30:00

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動運転可能な加熱プレスの中でのタイ
    ヤの加硫方法であって、その加熱プレスがタイヤの円環
    部を位置ぎめし且つ成型するためのビードリングを有す
    る開閉可能な2個またはそれ以上の部分からなる加硫金
    型を含み、該ビードリングは作動機構を介して加熱プレ
    ス中のタイヤの位置に関して軸方向に移動可能であり、
    加硫されるべきタイヤは装填装置と共に下側のビードリ
    ングの上に置かれる方式の加硫方法において、プレス−
    金型−タイヤの系がビードリング(6"、6'"、57'、
    81a)の内側では加熱金型及び/又はプレスによって
    密閉されそしてビードリング(6"、6'"、57'、81
    a)の外側ではタイヤによって密閉され、加熱プレスの
    閉鎖の第1段階において、両ビードリング(6"、
    6'"、57'、81a)が、加硫されるべきタイヤの固
    有剛性が該ビードリングに上昇力を加えるまであるいは
    両ビードリング(6"、6'"、57'、81a)が互いに
    接触するまで、相互に接近し、続いて、好ましくは、プ
    レス閉鎖の停止位置において、該密閉されたプレス内部
    空間および該密閉されたタイヤ内部空間に圧力蒸気が導
    入され、これによってタイヤ円環部は両ビードリング
    (6"、6'"、57'、81a)に対して気密に押しつけ
    られそして該ビードリング(6"、6'"、57'、81
    a)の終点位置において該プレスの閉鎖が完結すること
    を特徴とするタイヤの加硫方法。
  2. 【請求項2】 下側ビードリング(6'"、57')が、
    加硫されるべきタイヤの装填前に、持ち上げられたて運
    ばれた位置に移動することを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 圧力蒸気が、下側ビードリング(6'"、
    57')に下向きに作用する力が作動機構を介して該下
    側ビードリング(6'"、57')に加えられる上昇力よ
    りもわずかに大であり、これによって該下側ビードリン
    グ(6'"、57')が下側側盤(5'、68')内のその
    終点位置に到達するように調節されることを特徴とする
    請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 0.4乃至1.8バール、特に0.8乃
    至1.5バールの過圧を有する圧力蒸気が導入されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 加熱プレスの閉鎖の第1段階において両
    ビードリング(6"、6'")が互いに接近しながら移動
    し、この際上側ビードリング(6")もまた側盤(5)
    とは独立的に移動可能であることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 開放と閉鎖の間、上側金型側盤(3)を
    安定化するために、下側コンテナープレート(4")
    に、コンテナーセグメント(34)に固定されたセグメ
    ント鈎部が係合されることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 下側ビードリング(6'"、57')およ
    び場合によっては上側ビードリング(6")の下降運動
    のスタートが調節可能な溢流弁を介して行われることを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 コンテナーと金型セグメントの閉鎖がそ
    れ自体公知の方法で実施されることを特徴とする請求項
    1乃至7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 閉鎖圧形成と加熱媒体の導入がそれ自体
    公知の方法で実施されることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 加熱媒体の温度管理と加硫されるべき
    タイヤの構成部材の温度負荷能力を互いに調節すること
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 加熱サイクルの終わりに該タイヤ内部
    に導入された蒸気流または空気流によるタイヤ加硫後
    に、タイヤの内部に存在する残留水を真空あるいは類似
    の手段によって排出することを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 加熱の間凝縮物を内圧によって定常的
    に排出することを特徴とする請求項1乃至10のいずれ
    かに記載の方法。
  13. 【請求項13】 乗り物用タイヤ用の自動運転可能な加
    熱プレスであって、その加熱プレスが金型セグメント、
    側盤を有し、タイヤの円環部を位置ぎめし且つ成型する
    ためのビードリングを有する開閉可能な2個又はそれ以
    上の部分からなる加硫金型を含み、該ビードリングは作
    動機構を介して加熱プレスのタイヤの位置に関して軸方
    向に移動可能であり、加硫されるべきタイヤを下側ビー
    ドリングの上に位置させるための装填装置が設けられて
    いる加熱プレスに於て、プレス−金型−タイヤの系がビ
    ードリング(6"、6'"、57'、81a)の内部では加
    熱金型及び/又はプレスによってそしてビードリング
    (6"、6'"、57'、81a)の外部ではタイヤによっ
    て密閉され、少なくとも下側のビードリング(6"、5
    7')は金型側盤(5'、68')とは独立的に運動可能
    であることを特徴とする加熱プレス。
  14. 【請求項14】 ビードリング(6"、6'"、57'、8
    1a)がそれぞれ1つの心合わせ部材(6"a)を具備
    していることを特徴とする請求項13記載の加熱プレ
    ス。
  15. 【請求項15】 該ビードリング(6"、6'"、57'、
    81a)がそのビードベース領域に排気孔を有していな
    いことを特徴とする請求項13または14記載の加熱プ
    レス。
  16. 【請求項16】 プレス上側部分内に、上側加硫金型部
    分を運動させるための上下運動可能な放出管、加熱され
    て仕上がったタイヤを取り出すためクローバー機構を作
    動するためのラムシリンダーが設けられており、プレス
    下側部分内には上昇、下降可能なウェルが設けられてい
    る加熱プレスにおいて、下側ビードリング(6")が該
    ウェル(21')に取りつけられておりそしてこの系は
    外側に対してシール部材(30)、特にゴムシール部材
    によって密閉されていることを特徴とする請求項13乃
    至15のいずれかに記載の加熱プレス。
  17. 【請求項17】 該ウェル(21')の垂直方向案内の
    ために心合わせリング(25)またはそれに類似するも
    のが設けられており、該心合わせリングは、好ましく
    は、加熱プレスの加熱板(2')に取りつけられている
    ことを特徴とする請求項13記載の加熱プレス。
  18. 【請求項18】 上側ビードリング(6")も金型側盤
    (5)とは独立的にかつ放出管(12)と一緒に上下運
    動可能であることを特徴とする請求項13乃至17のい
    ずれかに記載の加熱プレス。
  19. 【請求項19】 上側ビードリング(6")がスリーブ
    円筒(7)と固定結合されており、該スリーブ円筒は一
    端においてビードリング(6)に対して、他端において
    放出管(12)に対して、特にゴムシール部材(8、1
    1)を介在させて密閉されていることを特徴とする請求
    項18記載の加熱プレス。
  20. 【請求項20】 放出管(12)とラムシリンダー(1
    5)の間にシールパッキング(20)が配置されている
    ことを特徴とする請求項16乃至19のいずれかに記載
    の加熱プレス。
  21. 【請求項21】 コンテナーセグメント(34)にセグ
    メント鈎部(33)が固定されており、該鈎部はコンテ
    ナー金型が閉じられている時には下側コンテナープレー
    ト(4")に設けられている溝(4"a)に引き込まれて
    いることを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに
    記載の加熱プレス。
  22. 【請求項22】 下側ビードリングのための作動機構が
    上下運動可能な下側ブラダーはめ込みリングを有するセ
    ントラル機構を包含し、該はめ込みリングは少なくとも
    1つのシール部材、特にゴムシール部材によって外側に
    対して密閉されている加熱プレスにおいて、ビードリン
    グ(57)と下側ブラダー固定リング(61)の間のブ
    ラダーに代わってシール部材(80)が固定されている
    ことを特徴とする請求項13および14のいずれかに記
    載の加熱プレス。
  23. 【請求項23】 該シール部材(80)が切り取られた
    ブラダー脚部であることを特徴とする請求項22記載の
    加熱プレス。
  24. 【請求項24】 上側ビードリング(81a)が蓋状に
    つくられたビードリングプレートに、該プレートの一部
    としてまたはそれと別個体としてつくられた部材として
    設けられており、該ビードリングプレート(81)また
    はビードリングは側盤(68)に取りつけられており、
    該側盤と一緒に運動可能であることを特徴とする請求項
    23記載の加熱プレス。
  25. 【請求項25】 プレスの閉鎖の第1段階において、ビ
    ードリング距離が設定されて、その際加硫されるべきタ
    イヤの固有剛性がビードリング(6"、6'"、57'、8
    1a)に上昇力を加えることを特徴とする請求項13乃
    至24のいずれかに記載の加熱プレス。
  26. 【請求項26】 下側ビードリングの作動機構の中ある
    いは下側プレス部分の作動機構の中に調節可能な溢流弁
    が内蔵されていることを特徴とする請求項13乃至25
    のいずれかに記載の加熱プレス。
  27. 【請求項27】 請求項1乃至12の1つまたはそれ以
    上に記載の方法によって加硫されたタイヤ。
  28. 【請求項28】 請求項13乃至26の1つまたはそれ
    以上に記載の加熱プレスで加硫されたタイヤ。
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