JPH10113769A - 管溶接用インサート金具及びこれを使用してなる管溶接構造 - Google Patents

管溶接用インサート金具及びこれを使用してなる管溶接構造

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JPH10113769A
JPH10113769A JP8270675A JP27067596A JPH10113769A JP H10113769 A JPH10113769 A JP H10113769A JP 8270675 A JP8270675 A JP 8270675A JP 27067596 A JP27067596 A JP 27067596A JP H10113769 A JPH10113769 A JP H10113769A
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pipes
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Toshiaki Ichida
利昭 市田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶接作業に先立った準備作業の手間を削減しな
がら溶接作業のコスト低減をも図ることができる管溶接
用インサート金具及びこれを使用してなる管溶接構造の
提供をする。 【解決手段】本発明に係る管溶接用インサート金具1
は、突き合わせ溶接でもって接合される管体11同士ま
たは管体及び管継手の端面間に介装される溶着部2と、
管体11同士または管体及び管継手双方、もしくは、一
方側の管体11または管継手の内部に挿入して支持され
る筒部3とを具備しており、溶着部2は筒部3の径方向
に沿った外向きに突出して形成されたものであることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管溶接用インサート
金具(以下、インサート金具という)及びこれを使用し
てなる管溶接構造に係り、特には、ガス輸送用の配管系
統において用いられるインサート金具と、これを使用し
てなる管溶接構造とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、都市ガスなどの配管系統を構
築する際には、ガス漏れなどの発生を防止する必要上、
管体同士を溶接でもって接合することが行われており、
この際においては、図3で例示するように、接合される
べき管体11それぞれの端面に対して予め開先部を形成
しておき、これらの端面同士を互いに突き合わせたうえ
での溶接、つまり、突き合わせ溶接を行うのが一般的と
なっている。なお、図3における符号12は、管体11
同士を溶接するのに用いられた溶着金属を示している。
【0003】さらに、近年においては、溶接強度の向上
を実現すべく、図4で例示するように、突き合わせ溶接
でもって接合される管体11とほぼ同一の内直径を有す
る円輪形状のバックリングともいわれるインサート金具
13を用意し、かつ、対面配置された管体11同士の端
面間にインサート金具13を介装したうえで溶接するこ
とも行われるようになってきている。なお、本従来の技
術では、配管系統を構築する際に突き合わせ溶接でもっ
て接合されるのが管体11同士であるとしているが、管
体11同士の接合のみに限定されることはなく、図示省
略しているが、管体及び管継手の接合についても同様で
あることは勿論である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
管溶接構造を採用した際には、管体11同士を直接的に
接合する場合及びインサート金具13を用いる場合のい
ずれであっても、溶接作業に先立って管体11同士また
は管体及び管継手の軸心合わせを行う必要があるにも拘
わらず、両者の軸心合わせが困難であるため、治具など
を利用したうえでの軸心合わせを行う必要があり、溶接
作業の開始までに多大な手間を要することになってい
た。また、管体11の内部にまで溶接がはみ出さないよ
う留意する必要もあるため、熟練した溶接作業者による
作業が要求されることになり、作業コストの増大を招く
という不都合も生じていた。
【0005】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであり、溶接作業に先立った準備作業の手間
を削減しながら溶接作業のコスト低減をも図ることがで
きるインサート金具及びこれを使用してなる管溶接構造
の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
インサート金具は、突き合わせ溶接でもって接合される
管体同士または管体及び管継手の端面間に介装される溶
着部と、管体同士または管体及び管継手双方の内部に挿
入して支持される筒部とを具備しており、溶着部は筒部
の径方向に沿った外向きに突出して形成されたものであ
ることを特徴としている。
【0007】本発明の請求項2に係るインサート金具
は、突き合わせ溶接でもって接合される管体同士または
管体及び管継手の端面間に介装される溶着部と、一方側
の管体または管継手の内部のみに挿入して支持される筒
部とを具備しており、溶着部は筒部の径方向に沿った外
向きに突出して形成されたものであることを特徴として
いる。
【0008】本発明の請求項3に係る管溶接構造は、請
求項1または請求項2に記載のインサート金具を使用し
てなる管溶接構造であって、管体または管継手の内部に
はインサート金具の筒部が挿入して支持されており、管
体同士または管体及び管継手の端面間に介装されたイン
サート金具の溶着部は突き合わせ溶接でもって接合され
た管体同士または管体及び管継手と溶着されていること
を特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0010】図1は本実施の形態に係るインサート金具
を示す外観斜視図、図2は本実施の形態に係るインサー
ト金具を使用してなる管溶接構造を簡略化して示す側断
面図であり、これらの図における符号1はインサート金
具を示している。なお、この図2において、図3及び図
4と互いに同一もしくは相当する部品、部分には同一符
号を付している。
【0011】本実施の形態に係るインサート金具1は、
図1で全体外観形状を、また、図2中で側断面形状を示
すように、突き合わせ溶接でもって接合される管体11
同士の端面間、つまり、開先部が形成された管体11同
士の端面同士の間に介装される溶着部2と、管体11同
士双方の内部にそれぞれ挿入されたうえで支持される筒
部3とを具備して作製されたものであり、筒部3は管体
11の内直径よりも若干小さな外直径を有し、かつ、厚
みの薄い円形管形状を有するものである一方、溶着部2
は筒部3の径方向に沿った外向きに突出して形成された
うえで矩形状断面を有するものとなっている。すなわ
ち、このインサート金具1の溶着部2は筒部3の長手方
向におけるほぼ中央の外側に位置しており、溶着部2を
介して2分された筒部3の両側長さはほぼ等しくなって
いる。
【0012】なお、ここでは筒部3の両側長さがほぼ等
しいとしているが、これらがほぼ等しい長さを有してい
る必然性があるわけではなく、例えば、一方側の長さが
他方側よりも短くなっていたり、溶着部2の一方側にの
み筒部3が設けられたうえで他方側には筒部3が全く設
けられていない場合もあり、このインサート金具1にお
ける筒部3の長さや配置箇所は使用時の必要に応じて選
択されることになっている。すなわち、これらインサー
ト金具1のうちには、図示していないが、突き合わせ溶
接でもって接合される管体11同士の端面間に介装され
る溶着部2と、一方側の管体11のみに挿入して支持さ
れる筒部3とを具備し、かつ、溶着部2が筒部3の径方
向に沿った外向きに突出した構成とされたものもあり、
このような構成のインサート金具1も必要によっては使
用されている。
【0013】また、これらのインサート金具1が管体1
1同士間に配置されるものであるとは限定されず、図示
省略しているが、配管系統の構築に際して突き合わせ溶
接されるエルボやT字形などのような管継手と管体との
間にインサート金具1を配置したうえ、その溶着部2を
介して対面配置された管体及び管継手の端面同士を突き
合わせ溶接でもって接合することも行われている。つぎ
に、図2に基づき、本実施の形態に係るインサート金具
1を使用してなる管溶接構造を説明する。
【0014】本実施の形態に係る管溶接構造では、図2
の側断面図で示すように、互いに突き合わせ溶接された
管体11同士の内部にインサート金具1の筒部3が挿入
したうえで支持されており、管体11同士の端面間に介
装されたインサート金具1の溶着部2は突き合わせ溶接
でもって接合された管体11同士と溶着されている。そ
して、この際においては、インサート金具1の筒部3が
管体11同士の軸心合わせ時の案内治具として機能して
おり、かつ、これら管体11の内部への溶接のはみ出し
が筒部3によって阻止されることになっている。
【0015】なお、このような構造を採用した場合に
は、インサート金具1の筒部3が管体11の内部に存在
しているため、ガスの圧力損失が増大するとも考えられ
る。しかしながら、ガス輸送用の配管系統におけるガス
そのものの圧力は元々さほど高く設定されていないのが
通常であり、しかも、図1及び図2で示すように、筒部
3の端縁に沿って内向き傾斜のテーパ部4を形成してお
けば、実用上問題となるほど圧力損失が増大することは
起こらないのが実情である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
サート金具及びこれを使用してなる管溶接構造によれ
ば、インサート金具の筒部が管体同士または管体及び管
継手の軸心合わせ時の案内治具として機能し、かつ、管
体または管継手の内部への溶接のはみ出しを阻止するも
のとなっているので、溶接作業に先立った準備作業とし
て必要な軸心合わせに要する手間を削減することが可能
となるばかりか、未熟練の溶接作業者によっても確実な
溶接を行えることとなる結果、溶接作業の大幅なコスト
低減を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るインサート金具を示す外観
斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るインサート金具を使用して
なる管溶接構造を簡略化して示す側断面図である。
【図3】従来の技術に係る第1の管溶接構造を簡略化し
て示す側断面図である。
【図4】従来の技術に係る第2の管溶接構造を簡略化し
て示す側断面図である。
【符号の説明】
1 インサート金具(管溶接用インサート金具) 2 溶着部 3 筒部 11 管体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16L 1/024 F16L 13/02 13/02 1/02 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突き合わせ溶接でもって接合される管体
    同士または管体及び管継手の端面間に介装される溶着部
    と、管体同士または管体及び管継手双方の内部に挿入し
    て支持される筒部とを具備しており、溶着部は筒部の径
    方向に沿った外向きに突出して形成されたものであるこ
    とを特徴とする管溶接用インサート金具。
  2. 【請求項2】 突き合わせ溶接でもって接合される管体
    同士または管体及び管継手の端面間に介装される溶着部
    と、一方側の管体または管継手の内部のみに挿入して支
    持される筒部とを具備しており、溶着部は筒部の径方向
    に沿った外向きに突出して形成されたものであることを
    特徴とする管溶接用インサート金具。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の管溶接
    用インサート金具を使用してなる管溶接構造であって、 管体または管継手の内部には管溶接用インサート金具の
    筒部が挿入して支持されており、管体同士または管体及
    び管継手の端面間に介装された管溶接用インサート金具
    の溶着部は突き合わせ溶接でもって接合された管体同士
    または管体及び管継手と溶着されていることを特徴とす
    る管溶接構造。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100426124B1 (ko) * 2001-09-25 2004-04-08 포철기연주식회사 용접용 다층코팅 슬리브
JP2006511814A (ja) * 2002-12-20 2006-04-06 コンパニー・ゼネラル・デ・マティリエ・ニュクレール 密閉コンテナを製造する方法並びに当該密閉コンテナ及びその構成要素
CN100434227C (zh) * 2004-11-22 2008-11-19 上海工程技术大学 薄壁小直径铝合金管焊接接头构造及其焊接方法
CN100441355C (zh) * 2004-11-23 2008-12-10 上海工程技术大学 一种用于薄壁小直径铝合金管对接专用机及焊接方法
KR101002027B1 (ko) 2008-06-10 2010-12-16 주식회사 한국번디 석션파이프 연결 어셈블리 및 그의 제조방법
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CN114952069A (zh) * 2022-05-30 2022-08-30 攀钢集团西昌钢钒有限公司 一种管道焊接接头结构及焊接方法
KR200496213Y1 (ko) * 2021-12-08 2022-11-30 주식회사 에네스지 발전소용 이종배관의 용접부 구조

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