JPH10113273A - 衣類用ハンガー - Google Patents

衣類用ハンガー

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JPH10113273A
JPH10113273A JP27244096A JP27244096A JPH10113273A JP H10113273 A JPH10113273 A JP H10113273A JP 27244096 A JP27244096 A JP 27244096A JP 27244096 A JP27244096 A JP 27244096A JP H10113273 A JPH10113273 A JP H10113273A
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clip
crosspiece
hanger
posture
pair
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Masatomo Shinko
政友 新子
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SHINKO HANGER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップに挟持された衣類に皺や癖が生じな
いようにする。 【解決手段】 中央部から左右に向けて先下がりに設け
られた左右一対のハンガー腕21を有するハンガー本体
と、上記一対のハンガー腕21の先端部間に差し渡され
た円柱状の桟材本体31と、この桟材本体31に摺接状
態で長手方向に移動可能に付設された少なくとも一対の
クリップ4とを備え、上記クリップ4は、上記桟材本体
31回りに回動することによって衣類を挟持して吊持す
る鉛直姿勢と、この鉛直姿勢から所定角度傾斜した傾斜
姿勢との間で姿勢変更可能に桟材本体31に取り付けら
れ、上記桟材本体31は、上記クリップ4の移動を規制
する複数の突部34を有し、上記クリップ4は、鉛直姿
勢に設定された状態で上記突部34によって上記移動が
規制され、傾斜姿勢に設定された状態で上記移動の規制
が解除されるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上着、ズボン、ス
カート、靴下等の衣類を保持して保存する衣類用ハンガ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図14に示すような衣類用のハン
ガー100が知られている。このハンガー100は、頂
部にフック101を有する円弧状に形成されたハンガー
本体102と、このハンガー本体102の両側部間に差
し渡された円筒状の桟材103と、この桟材103を跨
いで摺動自在に設けられた一対のクリップ104とを備
えて形成されている。そして、上記ハンガー本体102
には上着が吊持されるとともに、上記クリップ104に
はズボン等が挟まれるようになっている。
【0003】このようなハンガー100においては、手
で操作することによって各クリップ104を桟材103
の長手方向に移動させることができるため、例えばズボ
ンの幅に応じて各クリップ104間の距離を調節し、こ
れによって各クリップ104を桟材103上で常にズボ
ンの幅寸法に応じた状態に位置設定することが可能にな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のハンガー100においては、一旦クリップ104の
位置設定を行っても、クリップ104が桟材103に沿
って移動し得るため、各クリップ104間の距離が縮ま
ると、クリップ104に吊持されたズボン等の衣類の幅
方向の緊張状態が解除され、これによって衣類に皺が寄
ったり、好ましくない癖が付いたりするという不都合が
存在する。
【0005】このような不都合を解消するために、桟材
103に長手方向の全長に亘って所定ピッチで環状突起
を突設し、クリップ104が上記環状突起を乗り越える
ことによって桟材103に沿って移動し得るようにする
ことが考えられる。こうすることによってクリップ10
4は、環状突起間に位置設定された状態が安定するが、
クリップ104の移動操作時にクリップ104が上記環
状突起を乗り越えるための大きな力が必要になり、移動
操作が困難になるという新たな問題点が提起される。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、桟材に摺接状態で移動可能
に装着されたクリップの移動が容易であるとともに、ク
リップの位置設定状態を安定させることができる衣類用
ハンガーを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
衣類用ハンガーは、中央部に上方に向かってフックが突
設され、かつ、中央部から左右に向けて先下がりに設け
られた左右一対の衣類吊持杆を有するハンガー本体と、
上記一対の衣類吊持杆の先端部間に差し渡された桟材
と、この桟材に摺接状態で長手方向に移動可能に付設さ
れた衣類挟持用の少なくとも一対のクリップとを備えて
形成された衣類用ハンガーにおいて、上記クリップは、
上記桟材回りに回動することによって衣類を挟持して吊
持する鉛直姿勢と、この鉛直姿勢から所定角度傾斜した
傾斜姿勢との間で姿勢変更可能に桟材に取り付けられ、
上記桟材は、上記クリップの桟材に沿った長手方向への
移動を規制する複数のクリップ移動規制部を有し、上記
クリップは、鉛直姿勢に設定された状態で上記クリップ
規制部によって上記移動が規制され、傾斜姿勢に設定さ
れた状態で上記移動の規制が解除されるように構成され
ていることを特徴とするものである。
【0008】この衣類用ハンガーによれば、クリップを
傾斜姿勢に設定してクリップに対する移動規制を解除し
た状態でクリップを桟材に沿って移動させることによ
り、クリップ間の距離を衣類の幅寸法に応じたものにす
ることができる。そして、クリップ間の距離設定が完了
した後に傾斜姿勢に設定されているクリップを鉛直姿勢
に戻すことにより、クリップは移動規制された状態にな
るため、一対のクリップに止められて吊持された衣類
は、クリップの移動による皺寄りや、好ましくない癖付
きの生じることが回避される。
【0009】本発明の請求項2記載の衣類用ハンガー
は、請求項1記載の衣類用ハンガーにおいて、上記クリ
ップは付勢手段の付勢力によって上記桟材を挟持するよ
うに構成され、クリップ移動規制部は、上記桟材に長手
方向の全長に亘って所定ピッチで突設された複数の突部
によって形成され、上記クリップは鉛直姿勢で上記突部
間に嵌まり込むとともに、傾斜姿勢で上記突部間から抜
け出る嵌合片を有していることを特徴とするものであ
る。
【0010】この衣類用ハンガーによれば、クリップが
鉛直姿勢に設定された状態で、クリップの嵌合片がいず
れかの突部間に嵌まり込み、これによってクリップの桟
材に沿った移動が抑制される。また、クリップが傾斜姿
勢に設定された状態で、クリップの嵌合片が突部間から
抜け出た状態になり、これによって上記移動規制が解除
され、クリップは桟材に沿って移動可能になる。
【0011】本発明の請求項3記載の衣類用ハンガー
は、請求項1記載の衣類用ハンガーにおいて、上記クリ
ップは付勢手段の付勢力によって上記桟材を挟持するよ
うに構成され、上記クリップ移動規制部は、上記桟材に
長手方向の全長に亘って所定ピッチで凹設された複数の
凹部によって形成され、上記クリップは鉛直姿勢で上記
凹部に嵌まり込むとともに、傾斜姿勢で上記凹部から抜
け出る嵌合片を有していることを特徴とするものであ
る。
【0012】この衣類用ハンガーによれば、クリップが
鉛直姿勢に設定された状態で、クリップの嵌合片がいず
れかの凹部に嵌まり込み、これによってクリップの桟材
に沿った移動が抑制される。また、クリップが傾斜姿勢
に設定された状態で、クリップの嵌合片が凹部から抜け
出た状態になり、これによって上記移動規制が解除さ
れ、クリップは桟材に沿って移動可能になる。
【0013】本発明の請求項4記載の衣類用ハンガー
は、請求項3記載の衣類用ハンガーにおいて、上記桟材
は、クリップが傾斜姿勢に設定された状態で上記嵌合片
が嵌まり込む長手方向に延びた嵌合溝を有していること
を特徴とするものである。
【0014】この衣類用ハンガーによれば、クリップが
傾斜姿勢に設定された状態で嵌合片が嵌合溝に嵌まり込
んだ状態になるため、クリップの傾斜姿勢が安定する。
そして、傾斜姿勢のクリップは嵌合片が嵌合溝に案内さ
れつつ姿勢変更が容易に行い難い状態で移動し得るよう
になる。
【0015】本発明の請求項5記載の衣類用ハンガー
は、請求項1乃至4のいずれかに記載の衣類用ハンガー
において、上記桟材は、両側部に一対の連結片を有し、
上記ハンガー本体は下部が開放した空洞状態に形成さ
れ、上記空洞に上記各連結片に対応した一対の連結板が
設けられ、上記連結片および上記連結板の内にいずれか
一方には先端部にフック部を有する弾性片が設けられる
とともに、他方には上記フック部に係止される係止孔が
穿設され、上記連結片を上記連結板に沿わせた状態でハ
ンガー本体に向けて押圧することにより、上記弾性片が
撓んだのち復元して上記フック部が上記係止孔に係合す
るように構成されていることを特徴とするものである。
【0016】この衣類用ハンガーによれば、桟材の両側
部の連結片を、それぞれ対応したハンガー本体内の連結
板に沿わせた状態でハンガー本体の方向に押圧すること
により、弾性片が撓んでその先端部に設けられたフック
部が係止孔に係合し、これによって桟材がハンガー本体
に装着された状態になる。このように、連結片を連結板
に沿わせてハンガー本体内に向けて押圧するというワン
タッチ操作のみで桟材をハンガー本体に装着することが
でき、組み付け作業の簡素化が図られる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る衣類用ハン
ガーの第1実施形態を示す一部切欠き分解斜視図であ
り、図2は、図1に示す衣類用ハンガーの組立て斜視図
である。これらの図に示すように、ハンガー1は、中央
頂部にフック22が設けられたハンガー本体2と、この
ハンガー本体2に取り付けられる桟材3と、この桟材3
に装着される一対のクリップ4とを備えた基本構成を有
している。
【0018】上記ハンガー本体2は、中央部から互いに
反対方向に先下がりに延びる左右一対のハンガー腕(衣
類吊持杆)21によって全体的に円弧状に形成され、こ
れによって上着等が形崩れしない状態で装着し得るよう
になっている。ハンガー本体2の中央部には上方に向か
って膨出した膨出部21aが設けられ、上記フック22
はこの膨出部21aから上方に向かって突出されてい
る。このフック22は洋服箪笥の係止ロッド等に引っ掛
けるためのものである。
【0019】このようなハンガー本体2は、下面部が開
放した状態で内部に空洞23が形成されている。そし
て、各ハンガー腕21内部の先端側には、空洞23を幅
方向に横断するように軸座24が設けられ、これら軸座
24に上記桟材3が支持されるようになっている。各軸
座24には、その上部に係止孔25が穿設されていると
ともに、係止孔25の幅方向両側部に互いに対向する方
向に向けて突設された上下方向に延びる翼片26が設け
られ、上記桟材3は両端部がこれら翼片26間の隙間を
介して係止孔25に嵌入されることによりハンガー本体
2に安定して取り付けられるようになっている。
【0020】上記桟材3は、円柱状の桟材本体31と、
この桟材本体31の両端面から外方に向かって突設され
た左右一対の係止用曲折部32とからなっている。上記
曲折部32は、桟材本体31よりも小径に設定された棒
状体が桟材本体31の延びる方向に一旦突出されてから
上方に折り曲げられ、ついで上部で外方に向かって先下
がりに折り曲げられて形成されている。この先端側の先
下がりの部分で上記軸座24の係止孔25に嵌入される
嵌入部33が形成されている。
【0021】そして、上記左右一対の嵌入部33のそれ
ぞれを翼片26間を介して左右の軸座24の各係止孔2
5に嵌入することにより、図2に示すように、桟材3が
ハンガー本体2に取り付けられた状態になるようにして
いる。このような桟材本体31は、幅方向の両外周面に
小さな半円状の複数の突部34が桟材3の長手方向の全
長に亘って突設されてなる一対の突部列(クリップ移動
規制部)340を有している。
【0022】図3は、第1実施形態のクリップ4を示す
斜視図であり、(イ)は分解斜視図、(ロ)は組立て斜
視図をそれぞれ示している。図3の(イ)に示すよう
に、クリップ4は、左右一対のクリップ板41と、これ
らクリップ板41の略中央部の対向面に互いに対向する
方向に向かって突設された軸受板42と、各クリップ板
41の下端部の対向面に互いに対向する方向に向かって
膨設された膨設部43と、一対のクリップ板41を付勢
状態で互いに結合する付勢部材44とを備えて形成され
ている。
【0023】上記クリップ板41は、クリップ板本体4
1aと、このクリップ板本体41aの外周部に裏面側に
向かって環状に突設された環状壁部41bとを備えて形
成され、この環状壁部41bに囲繞された空間に上下方
向に延びるように左右一対の軸受板42が設けられ、こ
れら軸受板42間に上記付勢部材44を装着する装着空
間41cが形成されている。
【0024】上記軸受板42は、上下の裾部から中央部
分に向けて盛り上がった軸受部(嵌合片)42aを有し
ており、この軸受部42aに上記桟材本体31の径より
僅かに大きい径を有する半円状の円弧部42bが設けら
れている。これら左右一対の円弧部42bが桟材本体3
1に外嵌された状態で一対のクリップ板41からなるク
リップ4が桟材本体31に装着されるようになってい
る。また、上記円弧部42bの下部の軸受板42間には
架橋片42cが架橋されている。この架橋片42cとク
リップ板本体41aとの間には上記付勢部材44の側部
が挿通され得る隙間が形成されている。
【0025】上記膨設部43は、クリップ板41の装着
空間41cの下部の仕切り片41dによって仕切られた
部分に嵌め込まれたゴム製の緩衝材430によって形成
されている。この緩衝材430は、上部が環状壁部41
bの上縁部と面一状態の直方体状に形成され、下部が側
面視で円弧状に膨出されて蒲鉾状に形成されている。そ
して、左右一対のクリップ板41の下縁部間に衣類を配
置して各下縁部を互いに押圧接近させることにより左右
の膨設部43が衣類を押圧挾持し、これによる膨設部4
3の弾性変形で膨設部43間に挾持された衣類が外れ難
くなるようにしている。
【0026】上記付勢部材44は、弾性変形し得る硬質
の合成樹脂がU字形状に成形され、かつ、両端部が互い
に当接するように形成されている。従って、上記両端部
を離間させると、両端部が当接する方向に付勢力が生じ
るようになっている。この付勢部材44は、幅寸法がク
リップ板41の装着空間41cの軸受板42間の隙間寸
法よりも小さく設定されているとともに、上下寸法が桟
材本体31の直径の2倍強に設定されている。また、付
勢部材44の上部の曲折部分は、内面の円弧の径寸法が
桟材本体31の径寸法より若干大きく設定され、これに
よって桟材本体31が上記曲折部分に嵌まり込み得るよ
うにしている。
【0027】このような付勢部材44は、両端部に互い
に接近する方向に突設された一対の爪片44aを有して
おり、付勢部材44の両側部が一対のクリップ板41の
クリップ板41に上方から差し込まれた状態で、爪片4
4aが架橋片42cを潜って架橋片42cに係合し、こ
れによって付勢部材44が抜け止めされた状態で一対の
クリップ板41を結合し、図3の(ロ)に示すようなク
リップ4が得られるようになっている。
【0028】このようにして形成されたクリップ4は、
付勢部材44が弾性変形した付勢力によって各クリップ
板41の架橋片42cを互いに接近する方向に押圧する
ことにより膨設部43同士が押圧当接されるようになっ
ている。そして、桟材本体31に対して円弧部42bを
外嵌させた状態で各クリップ板41を互いに対向させ、
この状態で上記のように付勢部材44の両側部をそれぞ
れの装着空間41cに挿入することによって、図2に示
すように、桟材本体31にクリップ4が装着された状態
になる。
【0029】そして、クリップ4が桟材本体31に装着
され、かつ、上下方向に伸びる鉛直姿勢に設定された状
態で軸受部42aが突部列340のいずれかの突部34
間に嵌まり込んだ状態にされ、軸受部42aが突部34
に干渉することによって水平方向に対する移動が阻止さ
れるようにしている。また、クリップ4は、それを桟材
本体31回りに略90°回すことによって水平姿勢(鉛
直姿勢に対する傾斜姿勢の一形態)に姿勢設定され、こ
れによって上記干渉が解消されて桟材本体31に沿って
水平移動し得るようになる。
【0030】このようにするために、各クリップ板41
の軸受部42aで桟材本体31を挟持した状態で、一方
のクリップ板41の軸受部42a先端部と他方のクリッ
プ板41の軸受部42aの先端部との間の隙間寸法を、
突部34の直径よりも大きくするように円弧部42bの
深さ寸法が設定されている。
【0031】図4は、クリップ4が桟材本体31に装着
された状態における軸受部42aと桟材本体31の突部
34との間の位置関係を示す拡大説明図である。この図
に示すように、左右一対の軸受板42の中心線間の距離
Dは、突部34のピッチ寸法dの3倍に設定されてい
る。これによって鉛直姿勢に姿勢設定されたクリップ4
の一方の軸受部42aが所定の突部34間に位置した状
態で他方の軸受部42aは三つ隣の突部34間に位置
し、一対の軸受部42aが突部34に干渉することによ
ってクリップ4の移動が確実に阻止されるようにしてい
る。また、軸受部42aの厚み寸法は、突部34間の距
離寸法よりも僅かに小さめにしてあり、これによって位
置設定されたクリップ4の横ずれを防止するようにして
いる。
【0032】図5は、第1実施形態のハンガー1の作用
を説明するためのクリップ4の正面視の説明図であり、
(イ)はクリップ4が鉛直姿勢に設定された状態、
(ロ)はクリップ4が水平姿勢に設定された状態を示し
ている。また、図6は、一対のクリップ4の内の一方が
水平姿勢に設定された状態のハンガー1を示す斜視図で
ある。
【0033】まず、図5の(イ)に示すように、桟材本
体31に装着されたクリップ4が鉛直姿勢に姿勢設定さ
れた状態では、各クリップ板41は、付勢部材44の付
勢力によって桟材本体31回りに互いに逆方向に向かう
力を受け、それぞれの先端側の膨設部43が互いに押圧
当止された状態になっている。また、各クリップ板41
の軸受部42aが桟材本体31の突部34間に嵌め込ま
れた状態になっているため、軸受部42aがこれらの突
部34に干渉し、これによってクリップ4は突部34に
沿った移動が阻止された状態になっている。
【0034】ついで、図5の(ロ)に示すように、クリ
ップ4を桟材本体31回りに90°回動させて水平姿勢
に設定すると、軸受部42aに対する突部34の干渉が
解消されるため、図6に矢印で示すように、クリップ4
を桟材本体31に沿って水平方向に移動させることが可
能になる。
【0035】図7は、本発明に係るハンガー1aの第2
実施形態を示す分解斜視図である。また、図8は、第2
実施形態のハンガー1aの作用を説明するためのクリッ
プ4aの正面視の説明図であり、(イ)はクリップ4a
が鉛直姿勢に設定された状態、(ロ)はクリップ4aが
水平姿勢に設定された状態を示している。この実施形態
においては、図7に示すように、桟材本体31aには、
第1実施形態の突部34に代えて上下方向に延びるスリ
ット状の凹部34aが複数個凹設され、これら複数個の
凹部34aによって桟材本体31aの両側部に長手方向
の全長に亘る凹部列(クリップ移動規制部)341が形
成されている。
【0036】一方、クリップ4aは、図8に示すよう
に、左右一対の軸受板420の軸受部に第1実施形態に
おける円弧部42bよりも深さ寸法が浅く、かつ、桟材
本体31aの外径寸法よりも大きい長径寸法を備えた楕
円弧部420bを有している。そして、図8の(イ)に
示すように、桟材本体31aに装着されたクリップ4a
が鉛直姿勢に姿勢設定された状態でこれら楕円弧部42
0bが各凹部34aに嵌まり込み、これによってクリッ
プ4aの桟材本体31aに沿った移動が阻止されるよう
にしている。
【0037】ついで図8の(イ)に示す鉛直姿勢のクリ
ップ4aを桟材本体31a回りに90°回動させると、
楕円弧部420bが凹部34aから外れて桟材本体31
aの外周面に乗り上げた状態になり、これによってクリ
ップ4aは桟材本体31aに沿って水平方向に移動可能
になる。
【0038】図9は、本発明に係るハンガー1bの第3
実施形態を示す分解斜視図である。また、図10は、第
3実施形態のハンガー1bの作用を説明するためのクリ
ップ4aの正面視の説明図であり、(イ)はクリップ4
bが鉛直姿勢に設定された状態、(ロ)はクリップ4b
が水平姿勢に設定された状態を示している。この実施形
態においては、図9に示すように、桟材本体31bに
は、第1実施形態の突部34に代えて円形孔34bが複
数個穿設され、これら複数個の円形孔34bによって桟
材本体31bの両側部に長手方向の全長に亘る円形孔列
(クリップ移動規制部)342が形成されている。ま
た、桟材本体31bの上面部および下面部には長手方向
の全長に亘ってガイド溝343が凹設されている。
【0039】一方、クリップ4bは、図10に示すよう
に、左右一対の軸受板421に第1実施形態と同様の円
弧部421bが凹設されているとともに、円弧部421
bの底部に円形孔34bに嵌入し得る突起421cが突
設されている。そして、図10の(イ)に示すように、
桟材本体31aに装着されたクリップ4bが鉛直姿勢に
姿勢設定された状態で突起421cが円形孔34bに嵌
まり込み、これによってクリップ4bの桟材本体31a
に沿った移動が阻止されるようにしている。
【0040】ついで図10の(イ)に示す鉛直姿勢のク
リップ4bを桟材本体31a回りに90°回動させる
と、突起421cが円形孔34bから外れて桟材本体3
1aの外周面に一旦乗り上げたのち桟材本体31bの上
面部および下面部に長手方向の全長に亘って凹設された
ガイド溝343に嵌まり込み、クリップ4bは、突起4
21cがこのガイド溝343に案内されつつ桟材本体3
1bに沿って移動し得るようになる。
【0041】図11は、本発明に係るハンガー1cの第
4実施形態を示す分解斜視図である。この実施形態にお
いては、桟材3cのハンガー本体2への装着方式が先の
第1〜第3実施形態のものと異なるが、その他の構成は
第1〜第3実施形態の内のいずれかと同一である。な
お、図11に示す例ではその他の構成は第1実施形態の
ものと同じにしてある。
【0042】第4実施形態のハンガー1cにおいては、
図11に示すように、桟材3cは、棒状の桟材本体31
と、この桟材本体31の両端部に取り付けられた左右一
対の合成樹脂製の連結片35とで構成されている一方、
ハンガー本体2の各ハンガー腕21内には上記連結片3
5に対応した連結板27が設けられており、左右の連結
片35を下方からハンガー本体2内に差し入れることに
よって連結片35が連結板27に接続され、これによっ
て桟材3cがハンガー本体2に装着された状態になるよ
うにしている。
【0043】図12は、連結片35の一実施形態を示す
一部切欠き斜視図であり、図13は、図12のA−A線
断面図である。これらの図に示すように、連結片35
は、縦長で横断面視が矩形状の連結片本体36と、この
連結片本体36の略上半分で三方を刳抜いた状態で形成
された縦長の弾性片37と、下部に桟材本体31の嵌入
用として穿設された嵌入孔38とを備えて構成されてい
る。
【0044】上記嵌入孔38は、内径が桟材本体31の
外径よりも僅かに小さく寸法設定され、桟材本体31の
端部を嵌入孔38に圧入することによって桟材本体31
と連結片35とが一体に結合されるようにしてある。
【0045】上記弾性片37は、連結片本体36の上部
において、両側縁部よりも若干内側の部分および上縁部
よりも若干下方に下がった部分が桟材本体31の延びる
方向にむかって刳抜かれ、さらに所定の厚み寸法るにな
るように各連結片本体36の対向面の反対側が取り除か
れることによって形成している。そして、弾性片37の
に厚み寸法dは、根本部分を起点にして上方部分が弾性
変形で撓み得るように(図13に二点鎖線で表示)寸法
設定されている。このように寸法設定することで、弾性
片37の厚み寸法dは、連結片本体36の厚み寸法Dの
半分以下になっており、これによって弾性片37の背部
(図13の右方)に逃げ穴36aが形成された状態にな
っている。
【0046】上記弾性片37の上端部には、外方に向か
って突出し、かつ、下部が開放したフック部37aが形
成されている。このフック部37aは、下部に開放部が
形成され、この開放部から上記連結板27に外嵌し得る
ように寸法設定されている。そして、弾性片37が撓ん
だ状態で、フック部37aが上記逃げ穴36a内に没入
し、かつ、弾性片37の上端部が外部に突出しないよう
に連結片本体36の厚み寸法Dが設定されている。この
ようなフック部37aの上部外面には頂部から下方に向
かって先下がりに傾斜した傾斜面37bが形成されてい
る。
【0047】一方、上記連結板27は、連結板本体28
と、この連結板本体28に上下方向に延びるように突設
された2条のガイド条29と、これら2条のガイド条2
9間に貫設された係止孔28aとを備えて形成されてい
る。上記連結板本体28は、一対の連結板27の互いに
対向した面の反対側の面に設けられ、それらの間隔寸法
は、連結片本体36が摺接状態で両ガイド条29間に嵌
まり込み得る寸法に設定されている。また、連結片35
がガイド条29間に嵌まり込んだ状態で、図13に示す
ように、フック部37aが係止孔28a内に係合するよ
うにしている。
【0048】そして、一対の連結片35間の内寸法は、
一対の連結板27間の外寸法よりも僅かに大きく寸法設
定されており、一対の連結片35で一対の連結板27を
挟持させることによって桟材3cをハンガー本体2に装
着することができるようにしてある。
【0049】第4実施形態のハンガー1cによれば、図
11に一点鎖線で示すように、桟材3cの左右一対の連
結片35をそれぞれに対応したハンガー本体2内の連結
板27のガイド条29間に下部から差し入れ、引き続き
各連結片35を歩調を合わせて上方に押し上げることに
より、各連結片35の先端部は一対のガイド条29に案
内されつつ上動し、このときフック部37aは連結板本
体28の表面に干渉することによって各弾性片37は、
図13に二点鎖線で示すように、各フック部37aが離
間する方向に撓み、ついでフック部37aが係止孔28
aに到達した時点において撓みの復元でフック部37a
は係止孔28a内に嵌まり込んだ状態になる。
【0050】この状態で桟材本体31を下方に引くこと
により、図13に実線で示すように、フック部37aが
係止孔28aの下縁部に嵌まり込み、これによって桟材
3cがハンガー本体2に装着された状態になる。そし
て、フック部37aの上部には傾斜面37bが形成され
ているため、連結片35の上端部を連結板27の下端部
に当接させた状態で、この傾斜面37bに案内されて弾
性片37は撓み易くなっており、桟材3cのハンガー本
体2への装着操作を容易に行う上で有効である。
【0051】また、第4実施形態のハンガー1cによれ
ば、連結片35は、肉厚に形成された連結片本体36
と、この連結片本体36に形成された弾性変形し得る肉
薄の弾性片37とからなり、桟材3cのハンガー本体2
への装着時に連結片本体36は変形しないで弾性片37
のみを弾性変形させるようにしているため、連結片本体
36は一対のガイド条29間に嵌まり込んで確実に案内
され、これによって桟材3cのハンガー本体2への装着
操作が容易になる。
【0052】以上詳述したように、本発明に係るハンガ
ー1,1a,1bの構成によれば、ズボン等の衣類を一
対の桟材本体31,31a,31bにクリップ4,4
a,4bを介して吊持させるに際し、いずれか一方また
は双方のクリップ4,4a,4bを一旦水平姿勢に姿勢
設定したのち桟材本体31,31a,31bに沿って動
かし、両クリップ4,4a,4b間の距離を衣類の幅寸
法に応じたものに容易に設定することが可能になる。そ
して、両クリップ4,4a,4b間の距離が設定される
と、鉛直姿勢のクリップ4,4a,4bを桟材本体3
1,31a,31b回りに90°回動することにより、
クリップ4,4a,4bは、桟材本体31,31a,3
1bに沿った移動が阻止されるため、吊持された衣類の
緊張状体が確実に維持され、衣類に皺が寄ったり、好ま
しくない癖が付くという不都合は確実に回避される。
【0053】また、第4実施形態のハンガー1cによれ
ば、フック部37aを有する弾性片37を備えた連結片
35と、上記フック部37aが係止される係止孔28a
を備えた連結板27との組み合わせによって桟材3cの
ハンガー本体2への装着操作がワンタッチで行い得るよ
うに容易になり、しかも一旦装着されると容易に外れ
ず、ハンガー1cの組み付け作業の簡素化を図る上での
効果は大きい。
【0054】本発明は、以上の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0055】(1)上記の実施形態においては、桟材本
体31,31a,31bに設けられる突部34,凹部3
4a,円形孔34bは、桟材本体31,31a,31b
の両側部にそれぞれ設けられているが、本発明は突部3
4、凹部34a、円形孔34bが桟材本体31,31
a,31bの両側部に設けられることに限定されるもの
ではなく、一方の側部にのみ設けるようにしてもよい。
【0056】(2)上記の実施形態においては、桟材本
体31,31a,31bに設けられる突部34,凹部3
4a,円形孔34bは、桟材本体31,31a,31b
の両側部にそれぞれ設けられ、一方の側部の突部34,
凹部34a,円形孔34bと、他方の側部の突部34,
凹部34a,円形孔34bとを結ぶ線は、水平線になる
ように各突部34,凹部34a,円形孔34bの設置位
置が設定されているが、本発明は、上記結ぶ線が水平線
になることに限定されるものではなく、結ぶ線が斜めに
なるように各突部34,凹部34a,円形孔34bの位
置設定を行ってもよい。
【0057】(3)上記の実施形態においては、付勢部
材44は合成樹脂製のものを用いたが、合成樹脂製のも
のに代えて金属製のもの、例えば金属製のコイルばねや
U字形に折り曲げた板ばねを用いてもよい。
【0058】(4)上記の第3実施形態においては、桟
材本体31bに長手方向に延びるガイド溝343を凹設
しているが、ガイド溝343の凹設は必須ではなく、特
に設けなくてもよい。
【0059】(5)上記の実施形態においては、桟材本
体31,31a,31bの互いに反対側の外周面に一対
の突部列340や凹部列341が設けられているが、本
発明は、突部列340や凹部列341が一対であること
に限定されるものではなく、片方の面にのみ1列だけ設
けるようにしてもよい。こうすることによって傾斜姿勢
のクリップの傾斜角度の範囲を大きくすることが可能に
なり、クリップ4を水平方向に動かす操作性が向上す
る。
【0060】(6)上記の第4実施形態においては、桟
材本体31の連結片35に弾性片37が設けられ、連結
板27に係止孔28aが穿設されているが、こうする代
わりに弾性片37に係止孔を穿設し、上記係止孔に係合
するフック部を備えた弾性片を連結板27に設けるよう
にしてもよい。
【0061】(7)上記の第4実施形態においては、連
結片35に設けられる弾性片37は、合成樹脂製の連結
片本体36と一体に合成樹脂製で形成されているが、こ
うする代わりに連結片本体36に板ばねを装着し、この
板ばねに上記弾性片37としての機能を担わせてもよ
い。
【0062】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の衣類用ハンガー
によれば、クリップの移動を規制する複数のクリップ移
動規制部が設けられた桟材に、衣類挟持用のクリップを
摺接状態で長手方向に移動可能に設け、このクリップ
は、桟材回りに回動することによって衣類を挟持して吊
持する鉛直姿勢と、鉛直姿勢から所定角度傾斜した傾斜
姿勢との間で姿勢変更可能にしてあり、しかも鉛直姿勢
に設定された状態でクリップ規制部によって上記移動が
規制され、傾斜姿勢に設定された状態で上記移動の規制
が解除されるようにしてあるため、クリップを傾斜姿勢
に設定してクリップに対する移動規制を解除した状態で
クリップを桟材に沿って移動させることにより、クリッ
プ間の距離を衣類の幅寸法に応じたものにすることがで
きる。そして、クリップ間の距離設定が完了した後に傾
斜姿勢に設定されているクリップを鉛直姿勢に戻すこと
により、クリップは移動規制された状態になるため、一
対のクリップに止められて吊持された衣類にクリップの
移動による皺寄りや好ましくない癖付きが生じることが
確実に回避される。
【0063】本発明の請求項2記載の衣類用ハンガーに
よれば、クリップ移動規制部を桟材の長手方向の全長に
亘って所定ピッチで突設された複数の突部によって形成
し、クリップには鉛直姿勢で上記突部間に嵌まり込むと
ともに、傾斜姿勢で上記突部間から抜け出る嵌合片を設
けたため、クリップが鉛直姿勢に設定された状態で、ク
リップの嵌合片がいずれかの突部間に嵌まり込み、これ
によってクリップの桟材に沿った移動を抑制することが
できる。また、クリップを傾斜姿勢に設定すると、クリ
ップの嵌合片が突部間から抜け出た状態になり、これに
よって上記移動規制が解除され、クリップを桟材に沿っ
て移動させることができる。
【0064】このように、桟材に複数の突部を設けると
ともに、クリップに突部間に嵌まり込む嵌合片を設ける
ことにより、クリップの姿勢変更に応じた移動および移
動規制構造を簡単な構成にすることが可能になり、ハン
ガーの製造コストの低減に寄与することができる。
【0065】本発明の請求項3記載の衣類用ハンガーに
よれば、クリップ移動規制部を桟材の長手方向の全長に
亘って所定ピッチで凹設された複数の凹部によって形成
し、クリップには鉛直姿勢で上記凹部に嵌まり込むとと
もに、傾斜姿勢で上記凹部から抜け出る嵌合片を設けた
ため、クリップが鉛直姿勢に設定された状態で、クリッ
プの嵌合片がいずれかの凹部に嵌まり込み、これによっ
てクリップの桟材に沿った移動を抑制することができ
る。また、クリップが傾斜姿勢に設定された状態で、ク
リップの嵌合片が凹部から抜け出た状態になり、これに
よって上記移動規制が解除され、クリップを桟材に沿っ
て移動させることができる。
【0066】このように、桟材に複数の凹部を設けると
ともに、クリップに凹部に嵌まり込む嵌合片を設けるこ
とにより、クリップの姿勢変更に応じた移動および移動
規制構造を簡単な構成にすることが可能になり、ハンガ
ーの製造コストの低減に寄与することができる。
【0067】本発明の請求項4記載の衣類用ハンガーに
よれば、桟材にクリップが傾斜姿勢に設定された状態で
上記嵌合片が嵌まり込む長手方向に延びた嵌合溝を凹設
したため、クリップが傾斜姿勢に設定された状態で嵌合
片が嵌合溝に嵌まり込んだ状態になり、これによってク
リップの傾斜姿勢を安定させることができる。そして、
傾斜姿勢のクリップは嵌合片が嵌合溝に案内されつつ姿
勢変更が容易に行い難い状態で移動させることができ、
クリップの移動操作を容易にする上で極めて有効であ
る。
【0068】本発明の請求項5記載の衣類用ハンガーに
よれば、桟材の両側部の連結片を、それぞれ対応したハ
ンガー本体内の連結板に沿わせた状態でハンガー本体の
方向に押圧することにより、弾性片が撓んでその先端部
に設けられたフック部が係止孔に係合し、これによって
桟材がハンガー本体に装着された状態になるようにして
いるため、連結片を連結板に沿わせてハンガー本体内に
向けて押圧するというワンタッチ操作のみで桟材をハン
ガー本体に装着することができ、組み付け作業の簡素化
を図る上で極めて好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衣類用ハンガーの第1実施形態を
示す一部切欠き分解斜視図である。
【図2】図1に示す衣類用ハンガーの組立て斜視図であ
る。
【図3】第1実施形態のクリップを示す斜視図であり、
(イ)は分解斜視図、(ロ)は組立て斜視図をそれぞれ
示している。
【図4】クリップが桟材本体に装着された状態における
軸受部と桟材本体の突部との間の位置関係を示す拡大説
明図である。
【図5】第1実施形態のハンガーの作用を説明するため
のクリップの正面視の説明図であり、(イ)はクリップ
が鉛直姿勢に設定された状態、(ロ)はクリップが水平
姿勢に設定された状態を示している。
【図6】一対のクリップの内の一方が水平姿勢に設定さ
れた状態のハンガーを示す斜視図である。
【図7】本発明に係るハンガーの第2実施形態を示す分
解斜視図である。
【図8】第2実施形態のハンガーの作用を説明するため
のクリップの正面視の説明図であり、(イ)はクリップ
が鉛直姿勢に設定された状態、(ロ)はクリップが水平
姿勢に設定された状態を示している。
【図9】本発明に係るハンガーの第3実施形態を示す分
解斜視図である。
【図10】第3実施形態のハンガーの作用を説明するた
めのクリップの正面視の説明図であり、(イ)はクリッ
プが鉛直姿勢に設定された状態、(ロ)はクリップが水
平姿勢に設定された状態を示している。
【図11】本発明に係るハンガーの第4実施形態を示す
分解斜視図である。
【図12】連結片の一実施形態を示す一部切欠き斜視図
である。
【図13】図12のA−A線断面図である。
【図14】従来の衣類用ハンガーの一例を示す一部切欠
き斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c ハンガー 2 ハンガー本体 21 ハンガー腕(衣類吊持杆) 21a 膨出部 22 フック 23 空洞 24 軸座 25 係止孔 26 翼片 27 連結板 28 連結板本体 28a 係止孔 29ガイド条 3,3a,3b,3c 桟材 31,31a,31b 桟材本体 32 曲折部 33 嵌入部 34 突部 340 突部列(クリップ移動規制部) 341 凹部列 342 円形孔列 343 ガイド溝 35 連結片 36 連結片本体 36a 逃げ穴 37 弾性片 37a フック部 4 クリップ 41 クリップ板 41a クリップ板本体 41b 環状壁部 42 軸受板 42a 軸受部 42b 切込み部 43 膨設部 430 緩衝材 44 付勢部材 44a 爪片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に上方に向かってフックが突設さ
    れ、かつ、中央部から左右に向けて先下がりに設けられ
    た左右一対の衣類吊持杆を有するハンガー本体と、上記
    一対の衣類吊持杆の先端部間に差し渡された桟材と、こ
    の桟材に摺接状態で長手方向に移動可能に付設された衣
    類挟持用の少なくとも一対のクリップとを備えて形成さ
    れた衣類用ハンガーにおいて、上記クリップは、上記桟
    材回りに回動することによって衣類を挟持して吊持する
    鉛直姿勢と、この鉛直姿勢から所定角度傾斜した傾斜姿
    勢との間で姿勢変更可能に桟材に取り付けられ、上記桟
    材は、上記クリップの桟材に沿った長手方向への移動を
    規制する複数のクリップ移動規制部を有し、上記クリッ
    プは、鉛直姿勢に設定された状態で上記クリップ規制部
    によって上記移動が規制され、傾斜姿勢に設定された状
    態で上記移動の規制が解除されるように構成されている
    ことを特徴とする衣類用ハンガー。
  2. 【請求項2】 上記クリップは付勢手段の付勢力によっ
    て上記桟材を挟持するように構成され、上記クリップ移
    動規制部は、上記桟材に長手方向の全長に亘って所定ピ
    ッチで突設された複数の突部によって形成され、上記ク
    リップは鉛直姿勢で上記突部間に嵌まり込むとともに、
    傾斜姿勢で上記突部間から抜け出る嵌合片を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の衣類用ハンガー。
  3. 【請求項3】 上記クリップは付勢手段の付勢力によっ
    て上記桟材を挟持するように構成され、上記クリップ移
    動規制部は、上記桟材に長手方向の全長に亘って所定ピ
    ッチで凹設された複数の凹部によって形成され、上記ク
    リップは鉛直姿勢で上記凹部に嵌まり込むとともに、傾
    斜姿勢で上記凹部から抜け出る嵌合片を有していること
    を特徴とする請求項1記載の衣類用ハンガー。
  4. 【請求項4】 上記桟材は、クリップが傾斜姿勢に設定
    された状態で上記嵌合片が嵌まり込む長手方向に延びた
    嵌合溝を有していることを特徴とする請求項3記載の衣
    類用ハンガー。
  5. 【請求項5】 上記桟材は、両側部に一対の連結片を有
    し、上記ハンガー本体は下部が開放した空洞状態に形成
    され、上記空洞に上記各連結片に対応した一対の連結板
    が設けられ、上記連結片および上記連結板の内にいずれ
    か一方には先端部にフック部を有する弾性片が設けられ
    るとともに、他方には上記フック部に係止される係止孔
    が穿設され、上記連結片を上記連結板に沿わせた状態で
    ハンガー本体に向けて押圧することにより、上記弾性片
    が撓んだのち復元して上記フック部が上記係止孔に係合
    するように構成されていることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の衣類用ハンガー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100908476B1 (ko) 2007-05-21 2009-07-21 오창춘 자동차의 손잡이에 거는 옷걸이
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KR20190014336A (ko) * 2017-08-02 2019-02-12 이서령 의류걸이 세트
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