JPH10112953A - 防水型モータ - Google Patents
防水型モータInfo
- Publication number
- JPH10112953A JPH10112953A JP26619496A JP26619496A JPH10112953A JP H10112953 A JPH10112953 A JP H10112953A JP 26619496 A JP26619496 A JP 26619496A JP 26619496 A JP26619496 A JP 26619496A JP H10112953 A JPH10112953 A JP H10112953A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- waterproof
- cover
- coating film
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のモータにおいては、前蓋と後蓋間のス
テータは、外部に露出されたままの状態であったため、
このステータの各ステータ片間の隙間から内部へ水分が
侵入し、モータの耐久性、信頼性に問題があった。 【解決手段】 本発明による防水型モータは、少なくと
も前蓋(2)、輪状ステータ(1)及び後蓋(3)の外面に防水
塗装膜(13)を形成し、この防水塗装膜(13)によりモータ
内部への水分の侵入を防止する構成である。
テータは、外部に露出されたままの状態であったため、
このステータの各ステータ片間の隙間から内部へ水分が
侵入し、モータの耐久性、信頼性に問題があった。 【解決手段】 本発明による防水型モータは、少なくと
も前蓋(2)、輪状ステータ(1)及び後蓋(3)の外面に防水
塗装膜(13)を形成し、この防水塗装膜(13)によりモータ
内部への水分の侵入を防止する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水型モータに関
し、特に、ステータがケースを兼ねて外部へ直接露出す
る場合に、防水塗装膜を形成することにより防水性を向
上させるための新規な改良に関する。
し、特に、ステータがケースを兼ねて外部へ直接露出す
る場合に、防水塗装膜を形成することにより防水性を向
上させるための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のモータと
しては、図示していないが、前蓋と後蓋とによって挟持
されたステータの内部にロータを回転自在に配設し、ス
テータの外周は外部に直接露出しケースを兼ねた状態で
用いられていた。
しては、図示していないが、前蓋と後蓋とによって挟持
されたステータの内部にロータを回転自在に配設し、ス
テータの外周は外部に直接露出しケースを兼ねた状態で
用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータは、以上
のように構成されていたため、次のような課題が存在し
ていた。すなわち、ステータは多数のステータ片を積層
させて一体化しているために、このステータをケースと
兼ねさせること、各ステータ片間に形成された微小な間
隙によって外部からモータ内に水分や塵等が侵入し、モ
ータとしての機能に悪影響を与えることになっていた。
のように構成されていたため、次のような課題が存在し
ていた。すなわち、ステータは多数のステータ片を積層
させて一体化しているために、このステータをケースと
兼ねさせること、各ステータ片間に形成された微小な間
隙によって外部からモータ内に水分や塵等が侵入し、モ
ータとしての機能に悪影響を与えることになっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ステータがケースを兼ねて
外部へ直接露出する場合に、防水塗装膜を形成すること
により防水性を向上させるようにした防水型モータを提
供することを目的とする。
めになされたもので、特に、ステータがケースを兼ねて
外部へ直接露出する場合に、防水塗装膜を形成すること
により防水性を向上させるようにした防水型モータを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による防水型モー
タは、前蓋と後蓋により輪状ステータを挟持し、前記前
蓋と後蓋に設けられた軸受に回転自在に設けられ前記ス
テータ内に配設されたロータを有し、前記輪状ステータ
の外周が外部に直接露出している構成からなるモータに
おいて、少なくとも前記前蓋、輪状ステータ及び後蓋の
外面に形成された防水塗装膜を有する構成である。
タは、前蓋と後蓋により輪状ステータを挟持し、前記前
蓋と後蓋に設けられた軸受に回転自在に設けられ前記ス
テータ内に配設されたロータを有し、前記輪状ステータ
の外周が外部に直接露出している構成からなるモータに
おいて、少なくとも前記前蓋、輪状ステータ及び後蓋の
外面に形成された防水塗装膜を有する構成である。
【0006】さらに詳細には、前記後蓋には、前記ロー
タの回転軸に設けられた回転検出器を覆うためのカバー
体が設けられ、前記防水塗装膜は、前記輪状ステータの
外面と連続して前記カバー体の外面に形成されている構
成である。
タの回転軸に設けられた回転検出器を覆うためのカバー
体が設けられ、前記防水塗装膜は、前記輪状ステータの
外面と連続して前記カバー体の外面に形成されている構
成である。
【0007】さらに詳細には、前記後蓋及びカバー体に
設けられた引出線を有し、前記防水塗装膜は、前記引出
線の防水を行うように形成した構成である。
設けられた引出線を有し、前記防水塗装膜は、前記引出
線の防水を行うように形成した構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による防
水型モータの好適な実施の形態について説明する。図1
において符号1で示されるものは、全体形状が輪状をな
すと共に多数のステータ片1aが積層されて接着剤等で
一体化された輪状ステータであり、この輪状ステータ1
の両端には前蓋2と後蓋3が設けられ、これらの前蓋
2、輪状ステータ1及び後蓋3とは、輪状ステータ1と
後蓋3とを貫通する固定用ボルト4により一体状に締付
けられている。
水型モータの好適な実施の形態について説明する。図1
において符号1で示されるものは、全体形状が輪状をな
すと共に多数のステータ片1aが積層されて接着剤等で
一体化された輪状ステータであり、この輪状ステータ1
の両端には前蓋2と後蓋3が設けられ、これらの前蓋
2、輪状ステータ1及び後蓋3とは、輪状ステータ1と
後蓋3とを貫通する固定用ボルト4により一体状に締付
けられている。
【0009】前記各蓋2,3には、第1、第2軸受4,
5が設けられており、この各軸受4,5を介して回転自
在に設けられたロータ6は、前記輪状ステータ1の空隙
内に配設されていると共に、前記ロータ6の回転軸6
a,6bは前記各蓋2,3を貫通して外方に突出して延
設されている。前記回転軸6bには、周知の回転符号板
7が設けられており、この回転符号板7に対応して前記
後蓋3側に設けられた光学素子8等により周知の回転検
出器9を構成している。
5が設けられており、この各軸受4,5を介して回転自
在に設けられたロータ6は、前記輪状ステータ1の空隙
内に配設されていると共に、前記ロータ6の回転軸6
a,6bは前記各蓋2,3を貫通して外方に突出して延
設されている。前記回転軸6bには、周知の回転符号板
7が設けられており、この回転符号板7に対応して前記
後蓋3側に設けられた光学素子8等により周知の回転検
出器9を構成している。
【0010】前記後蓋3には、前記輪状ステータ1に設
けられたステータ巻線1bに接続された第1引出線10
が外部に貫通して導出されており、前記後蓋3の外周に
は前記回転検出器9を覆う状態でカップ状のカバー体1
1が嵌合して設けられ、このカバー体11には前記回転
検出器9に接続された第2引出線12が貫通して外部に
導出されている。
けられたステータ巻線1bに接続された第1引出線10
が外部に貫通して導出されており、前記後蓋3の外周に
は前記回転検出器9を覆う状態でカップ状のカバー体1
1が嵌合して設けられ、このカバー体11には前記回転
検出器9に接続された第2引出線12が貫通して外部に
導出されている。
【0011】前記前蓋2、輪状ステータ1、後蓋3及び
カバー体11の外面には、ポリウレタン系塗料で形成さ
れた防水塗装膜13が形成されており、この防水塗装膜
13は、例えば、20μm厚さの下塗りを2回行い、2
0μm厚さの上塗りを2回行っているため、合計80μ
m厚さの塗装膜で構成されている。従って、全体が一体
の塗装膜で形成されているため、前蓋2、輪状ステータ
1、後蓋3及びカバー体11並びに各引出線10,12
の導出部分を連続して一体状に覆うことができ、完全な
防水性を得ることができる。なお、前述の実施の形態で
は、後蓋3にカバー体11を取付けた構成の場合につい
て述べたが、カバー体11及び回転検出器9を用いない
モータ本体のみの場合にも適用できることは述べるまで
もないことである。
カバー体11の外面には、ポリウレタン系塗料で形成さ
れた防水塗装膜13が形成されており、この防水塗装膜
13は、例えば、20μm厚さの下塗りを2回行い、2
0μm厚さの上塗りを2回行っているため、合計80μ
m厚さの塗装膜で構成されている。従って、全体が一体
の塗装膜で形成されているため、前蓋2、輪状ステータ
1、後蓋3及びカバー体11並びに各引出線10,12
の導出部分を連続して一体状に覆うことができ、完全な
防水性を得ることができる。なお、前述の実施の形態で
は、後蓋3にカバー体11を取付けた構成の場合につい
て述べたが、カバー体11及び回転検出器9を用いない
モータ本体のみの場合にも適用できることは述べるまで
もないことである。
【0012】
【発明の効果】本発明による防水型モータは、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、少なくとも前蓋、輪状ステータ及び
後蓋の外面を防水塗装膜で覆っているため、特に、露出
されたステータからの水の侵入を防水することができ、
モータとして特性及び信頼性を従来よりも大幅に控除さ
せることができる。
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、少なくとも前蓋、輪状ステータ及び
後蓋の外面を防水塗装膜で覆っているため、特に、露出
されたステータからの水の侵入を防水することができ、
モータとして特性及び信頼性を従来よりも大幅に控除さ
せることができる。
【図1】本発明による防水型モータを示す断面図であ
る。
る。
1 輪状ステータ 2 前蓋 3 後蓋 4,5 軸受 6 ロータ 6b 回転軸 9 回転検出器 10,12 引出線 11 カバー体 13 防水塗装膜
Claims (3)
- 【請求項1】 前蓋(2)と後蓋(3)により輪状ステータ
(1)を挟持し、前記前蓋(2)と後蓋(3)に設けられた軸受
(4,5)に回転自在に設けられ前記ステータ(1)内に配設さ
れたロータ(6)を有し、前記輪状ステータ(1)の外周が外
部に直接露出している構成からなるモータにおいて、少
なくとも前記前蓋(2)、輪状ステータ(1)及び後蓋(3)の
外面に形成された防水塗装膜(13)を有することを特徴と
する防水型モータ。 - 【請求項2】 前記後蓋(3)には、前記ロータ(6)の回転
軸(6b)に設けられた回転検出器(9)を覆うためのカバー
体(11)が設けられ、前記防水塗装膜(13)は、前記輪状ス
テータ(1)の外面と連続して前記カバー体(11)の外面に
形成されていることを特徴とする請求項1記載の防水型
モータ。 - 【請求項3】 前記後蓋(3)及びカバー体(11)に設けら
れた引出線(10,12)を有し、前記防水塗装膜(13)は、前
記引出線(10,12)の防水を行うように形成したことを特
徴とする請求項1又は2記載の防水型モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26619496A JPH10112953A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 防水型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26619496A JPH10112953A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 防水型モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10112953A true JPH10112953A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17427572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26619496A Pending JPH10112953A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 防水型モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10112953A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109038877A (zh) * | 2017-06-09 | 2018-12-18 | 发那科株式会社 | 马达 |
DE102019001649A1 (de) | 2018-03-28 | 2019-10-02 | Fanuc Corporation | Drehende elektrische Maschine |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP26619496A patent/JPH10112953A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109038877A (zh) * | 2017-06-09 | 2018-12-18 | 发那科株式会社 | 马达 |
JP2018207755A (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-27 | ファナック株式会社 | モータ |
DE102019001649A1 (de) | 2018-03-28 | 2019-10-02 | Fanuc Corporation | Drehende elektrische Maschine |
US20190305653A1 (en) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | Fanuc Corporation | Rotary electrical machine |
JP2019176628A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | ファナック株式会社 | 回転電機 |
CN110323879A (zh) * | 2018-03-28 | 2019-10-11 | 发那科株式会社 | 旋转电机 |
US10826361B2 (en) | 2018-03-28 | 2020-11-03 | Fanuc Corporation | Rotary electrical machine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040614 |
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Effective date: 20040831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050104 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |