JPH10112239A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

Info

Publication number
JPH10112239A
JPH10112239A JP28127896A JP28127896A JPH10112239A JP H10112239 A JPH10112239 A JP H10112239A JP 28127896 A JP28127896 A JP 28127896A JP 28127896 A JP28127896 A JP 28127896A JP H10112239 A JPH10112239 A JP H10112239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
movable
movable piece
plunger
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28127896A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Kishi
成信 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP28127896A priority Critical patent/JPH10112239A/ja
Publication of JPH10112239A publication Critical patent/JPH10112239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマイクロスイッチから部品点数を増や
すことなく強制開離を可能にしたので、小形で安価なス
イッチ装置が実現できるスイッチ装置を提供する。 【解決手段】 ケース1に移動可能に設けられ且つプラ
ンジャ本体8Aの先端側に可動片押圧部27を、前記プ
ランジャ本体8Aの側面側に傾斜面部28をそれぞれ形
成した操作プランジャ8と、前記操作プランジャ8の前
記傾斜面部28で押されて揺動支点22を中心に揺動し
て、可動片5を、圧縮ばねである可動ばね7を圧縮する
方向に引っ張り、前記可動片5にスナップアクション動
作を行なわせるレバー6と、前記操作プランジャ8の押
し込みにより、前記可動片押圧部27で前記可動片5を
直接押圧して、可動接点20を固定接点13から強制的
に開離させる開離手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接点同士の溶着を
強制的に開離させる開離手段を有するマイクロスイッチ
のようなスイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチ装置にあっては、図5に
示すようにケース60に設けられた共通端子61と、ケ
ース60に設けられた固定端子62、63とを備え、共
通端子61の支点用係止部61aに、受け部材64の一
端部を揺動可能に係止し、また、受け部材64の可動片
保持部64aで可動片65を揺動可能に保持し、共通端
子61で可動ばね66の一端部を受けて、この可動ばね
66の他端部を可動片65のばね係止部65aに係止
し、ケース60に設けた操作プランジャ67の内端部を
受け部材64の自由端に当接させ、ケース60にカバー
(図示せず)を装着して構成してある。
【0003】そして、このようなスイッチ装置における
強制開離手段は、上記したスイッチ装置の構成部品とは
別に、図6及び図7に示すようにケース60に、その中
央部に揺動支点68を有するカム部材69を設け、ま
た、操作プランジャ67に、前記カム部材69の一端部
が当接する傾斜面部70を形成して構成されていた。
【0004】そして、可動片65の可動接点71が固定
接点72に溶着した場合には、強制開離位置まで操作プ
ランジャ67を押し込むと、この操作プランジャ67の
傾斜面部70でカム部材69を作動させて、可動片65
の可動接点71近傍部分を直接押し上げ、可動接点71
を固定接点72から強制的に開離させるようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例にあっては、マイクロスイッチの構成部品とは
別にカム部材69を設けるために、部品点数が増えて、
コスト高になるばかりか、スイッチ装置の小形化を妨げ
るという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、部品点数を
増やすことなく強制開離を可能にして、小形で安価なス
イッチ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わるスイッチ装置は、ケース
に移動可能に設けられ且つプランジャ本体の先端側に可
動片押圧部を、前記プランジャ本体にレバー押圧部をそ
れぞれ形成した操作プランジャと、前記操作プランジャ
の前記レバー押圧部で押されて揺動支点を中心に揺動し
て、可動片を、可動ばねを圧縮する方向に引っ張り、前
記可動片にスナップアクション動作を行なわせるレバー
と、前記操作プランジャの押し込みにより、前記可動片
押圧部で前記可動片を直接押圧して、前記可動接点を固
定接点から強制的に開離させる開離手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】かかる構成により、通常動作としては、操
作プランジャを押していくと、操作プランジャの可動片
押圧部がレバーを押して、このレバーが、その揺動支点
部を中心にして揺動し、可動片を可動ばねが圧縮する方
向に引っ張って、スナップアクション動作を行ない、可
動接点が固定接点より離れる。
【0009】もし、前記可動片の可動接点が固定接点に
溶着した場合には、スナップアクション動作をしない。
その時は、強制開離位置まで操作プランジャを押し込む
と、この操作プランジャの先端の押圧部が可動片を直接
押圧し、可動接点を固定接点から強制的に開離させる。
【0010】このように、操作プランジャに加わる操作
力をレバー(弾性体)を介することなく可動片に加え
て、溶着した接点を直接剥がす構成にしたことにより、
部品点数を増やすことなく強制開離が可能になり、小形
で安価なスイッチ装置が実現できる。
【0011】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わるスイッチ装置は、ケースに移動可能
に設けられ且つプランジャ本体の先端側に可動片押圧部
を、前記プランジャ本体の側面側に傾斜面部をそれぞれ
形成した操作プランジャと、レバー本体部に連ねて湾曲
した弾性付与部を形成し、前記レバー本体部と前記弾性
付与部との中間部に揺動支点部を設けると共に、前記レ
バー本体部の端部に引掛け部を形成し、前記弾性付与部
の先端部に湾曲した当接部を形成して構成したレバーと
を備え、共通端子に、前記レバーを、その揺動支点部で
揺動可能に取り付け、前記レバーの前記引掛け部に可動
片の引掛け部を引掛け、前記共通端子に可動ばねの一端
部を係止すると共に、前記可動ばねの他端部を、前記可
動片のばね係止部に係止し、前記レバーの先端部の前記
当接部を、前記操作プランジャの前記傾斜面部に当接さ
せ、前記操作プランジャの押し込みにより、前記可動片
押圧部で前記可動片を直接押圧して、前記可動接点を固
定接点から強制的に開離させるようにしたことを特徴と
する。
【0012】かかる構成により、通常動作としては、操
作プランジャを押していくと、操作プランジャの傾斜面
部がレバーの当接部を押して、このレバーが、その揺動
支点部を中心にして揺動し、可動片を可動ばねが圧縮す
る方向に引っ張って、スナップアクション動作を行な
い、可動接点が固定接点より離れる。
【0013】もし、前記可動片の可動接点が固定接点に
溶着した場合には、スナップアクション動作をしない。
その時は、強制開離位置まで操作プランジャを押し込む
と、この操作プランジャの先端の押圧部が可動片を直接
押圧し、可動接点を固定接点から強制的に開離させる。
【0014】このように、操作プランジャに加わる操作
力をレバー(弾性体)を介することなく可動片に加え
て、溶着した接点を直接剥がす構成にしたことにより、
部品点数を増やすことなく強制開離が可能になり、小形
で安価なスイッチ装置が実現できる。
【0015】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わるスイッチ装置は、ケースに移動可能
に設けられ且つプランジャ本体の先端側にレバー押圧部
を形成した操作プランジャと、前記操作プランジャの前
記レバー押圧部で押されて揺動支点を中心に揺動して、
可動片を、可動ばねを引張する方向に引っ張り、前記可
動片にスナップアクション動作を行なわせ且つ端部に開
離部を有するレバーと、前記操作プランジャの押し込み
により、前記レバーの前記開離部で前記可動片を押圧し
て、前記可動接点を固定接点から強制的に開離させる開
離手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】かかる構成により、通常動作としては、操
作プランジャを押していくと、操作プランジャの前記押
圧部がレバーを押して、このレバーが、その揺動支点部
を中心にして揺動して、可動片が可動ばねを引っ張っ
て、スナップアクション動作を行ない、可動接点が固定
接点より離れる。
【0017】もし、前記可動片の可動接点が固定接点に
溶着した場合には、上記したスナップアクション動作を
しない。その時は、強制開離位置まで操作プランジャを
押し込むと、前記レバーの開離部が可動片を直接押圧
し、可動接点を固定接点から強制的に開離させる。
【0018】このように、可動片を保持するレバーに開
離部を設けて、操作プランジャの押し込みにより、前記
開離部で可動片を直接押圧し、溶着した接点を直接剥が
す構成にしたことにより、部品点数を増やすことなく強
制開離が可能になり、小形で安価なスイッチ装置が実現
できる。
【0019】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係わるスイッチ装置は、ケースに移動可能
に設けられ且つプランジャ本体の先端面が押圧部に成さ
れた操作プランジャと、レバー本体部に連ねて弾性付与
部を形成し、前記レバー本体部と前記弾性付与部との中
間部に揺動支点部を設けると共に、前記レバー本体部の
端部に引掛け部を形成し、前記弾性付与部の先端部に開
離部を形成して構成されたレバーとを備え、共通端子
に、前記レバーを、その揺動支点部で揺動可能に取り付
け、前記レバーの前記引掛け部に可動片の引掛け部を引
掛け、前記ケースに可動ばねの一端部を係止すると共
に、前記可動ばねの他端部を、前記可動片のばね係止部
に係止し、前記操作プランジャの押し込みにより、前記
レバーの前記開離部で前記可動片を押圧して、前記可動
接点を固定接点から強制的に開離させるようにしたこと
を特徴とする。
【0020】かかる構成により、通常動作としては、操
作プランジャを押していくと、操作プランジャの前記押
圧部がレバーを押して、このレバーが、その揺動支点部
を中心にして揺動して、可動片が可動ばねを引っ張っ
て、スナップアクション動作を行ない、可動接点が固定
接点より離れる。
【0021】もし、前記可動片の可動接点が固定接点に
溶着した場合には、上記したスナップアクション動作を
しない。その時は、強制開離位置まで操作プランジャを
押し込むと、前記レバーの開離部が可動片を直接押圧
し、可動接点を固定接点から強制的に開離させる。
【0022】このように、可動片を保持するレバーに開
離部を設けて、操作プランジャの押し込みにより、前記
開離部で可動片を直接押圧し、溶着した接点を直接剥が
す構成にしたことにより、部品点数を増やすことなく強
制開離が可能になり、小形で安価なスイッチ装置が実現
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0024】(実施の形態例1)本発明の実施の形態例
1を図1及び図2に示す。図1は本発明に係わるスイッ
チ装置(実施の形態例1)の構成説明図、図2の(1)
〜(5)は同スイッチ装置の作動説明図である。
【0025】本発明に係わるスイッチ(実施の形態例
1)としてのマイクロスイッチは、ケース1と、カバー
(図示せず)と、共通端子2と、第1固定端子(常閉固
定端子)3、第2固定端子(常開固定端子)4と、可動
片5と、レバー6と、可動ばね7と、操作プランジャ8
とにより大略構成してある。
【0026】そして、ケース1の内部にはスイッチ作動
空間Fが形成してあり、また、共通端子2は端子本体2
Aを有しており、この端子本体2Aには端子脚部9と、
レバー保持部10と、可動ばね保持部11とが形成して
ある。
【0027】また、第1固定端子3は端子本体3Aを有
しており、この端子本体3Aの一端部には端子脚部12
が形成してあり、端子本体3Aの他端部には第1固定接
点13が固着してある。また、第2固定端子4は端子本
体4Aを有しており、この端子本体4Aの一端部には端
子脚部14が形成してあり、端子本体4Aの他端部には
第2固定接点15が固着してある。
【0028】前記可動片5は可動片本体5Aを有してお
り、この可動片本体5Aの面部には長手方向の2つの開
口部16、17が形成してあり、一方の開口部16の長
手方向の一端には引掛け部17が形成してあり、また、
両開口部16、17間の架橋部18にはばね係止部19
が設けてあり、また、可動片本体5Aの先側の両面には
可動接点20、21が固着してある。
【0029】また、前記レバー6は、直線状のレバー本
体部23に連ねて湾曲した弾性付与部24を形成して構
成してあり、レバー本体部23と弾性付与部24との中
間部に揺動支点部22を有している。そして、レバー本
体部23の端部には引掛け部25が形成してあり、弾性
付与部24の先端部には湾曲した当接部26が形成して
ある。
【0030】また、前記操作プランジャ8はプランジャ
本体8Aを有しており、このプランジャ本体8Aの先端
側には押圧部27が形成してあり、また、プランジャ本
体8Aの側面側には、レバー押圧部である傾斜面部28
が形成してある。
【0031】そして、前記共通端子2と第1、第2固定
端子3、4とは前記ケース1に固着してあって、これら
端子2、3、4のそれぞれの端子脚部9、12、14は
ケース1の外方に突出させてある。また、ケース1のプ
ランジャ摺動部30には前記操作プランジャ8がその軸
線方向に摺動可能に設けてある。
【0032】そして、スイッチ作動空間Fに位置する、
前記共通端子2のレバー保持部10には、前記レバー6
が、その揺動支点部22で揺動可能になるように取り付
けてあり、このレバー6の端部の引掛け部25には前記
可動片5の引掛け部17が引掛けてあり、また、前記共
通端子2の可動ばね保持部11には可動ばね(圧縮ば
ね)7の一端部が係止してあり、この可動ばね7の他端
部は、前記可動片5のばね係止部19に係止してある。
【0033】そして、前記可動片5の先側の可動接点2
0、21の部分は、第1、第2固定端子3、4の第1、
第2固定接点13、15間に位置しており、自由状態で
は、図1及び図2の(1)に示すように可動接点20が
第1固定接点13に当接しており、前記レバー6の弾性
付与部24の先端部の当接部26が、前記操作プランジ
ャ8の傾斜面部28が当接している。
【0034】次に、上記のように構成されたスイッチ装
置の作動を説明する。通常動作としては、操作プランジ
ャ8を押していくと、操作プランジャ8の前記傾斜面部
28がレバー6の当接部26に摺接して、このレバー6
が、その揺動支点部22を中心にして、図1において反
時計回り方向に回転する。このレバー6の回転によっ
て、可動片5を可動ばね7が圧縮する方向に引っ張る。
このために、可動片5の位置が、可動ばね7と共通端子
2との係止点Pを越えたとき、可動ばね7からの力の方
向が反転し、スナップアクション動作を行ない、可動接
点20が第1固定接点13より離れ、可動接点21が第
2固定接点15に接触する。
【0035】復帰動作は可動ばね7の力により前記レバ
ー6が逆の回転し、このレバー6が操作プランジャ8を
復帰させる。
【0036】もし、前記可動片5の可動接点20が第1
固定接点13に溶着した場合には、図2の(3)に示す
ように上記した本来の反転位置を越えてもスイッチは動
作しない。その時は、強制開離位置まで操作プランジャ
8を押し込むと、この操作プランジャ8の先端の押圧部
27が可動片5の可動接点20近傍部分を直接押し下
げ、可動接点21を第1固定接点13から強制的に開離
させる。
【0037】このように、操作プランジャ8に加わる操
作力をレバー(弾性体)6を介することなく可動片5に
加えて、溶着した可動接点21を第1固定接点13から
強制的に開離させる開離手段を構成したことにより、マ
イクロスイッチの部品点数を増やすことなく強制開離が
可能になり、小形で安価なスイッチ装置が実現できる。
【0038】(実施の形態例2)本発明の実施の形態例
2を図3及び図4に示す。図3は本発明に係わるスイッ
チ装置(実施の形態例2)の構成説明図、図4の(1)
〜(5)は同スイッチ装置の作動説明図である。
【0039】本発明に係わるスイッチ(実施の形態例
2)としてのマイクロスイッチは、ケース31と、カバ
ー(図示せず)と、共通端子32と、第1固定端子(常
閉固定端子)33、第2固定端子(常開固定端子)34
と、可動片35と、レバー36と、可動ばね37と、操
作プランジャ38とにより大略構成してある。
【0040】そして、ケース31の内部にはスイッチ作
動空間Fが形成してあり、また、共通端子32は端子本
体32Aを有しており、この端子本体32Aには端子脚
部39とレバー保持部41とが形成してある。
【0041】また、第1固定端子33は端子本体33A
を有しており、この端子本体33Aの一端部には端子脚
部42が形成してあり、端子本体33Aの他端部には第
1固定接点43が固着してある。また、第2固定端子3
4は端子本体34Aを有しており、この端子本体34A
の一端部には端子脚部44が形成してあり、端子本体3
Aの他端部には第2固定接点45が固着してある。
【0042】前記可動片35は端子本体35Aを有して
おり、この端子本体35Aの面部には長手方向の2つの
開口部46、47が形成してあり、両開口部46、47
間の架橋部48にはばね係止部49が設けてあり、ま
た、端子本体35Aの先側の両面には可動接点50、5
1が固着してある。
【0043】また、前記レバー36は、直線状のレバー
本体部53に連ねて、このレバー本体部53に対して略
直角をなす弾性付与部54を形成して構成してあり、レ
バー本体部53と弾性付与部54との中間部に揺動支点
部52を有している。そして、レバー本体部53の端部
には引掛け部55が形成してあり、弾性付与部54の先
端部は折り曲げられていて、開離部56が形成してあ
る。
【0044】また、前記操作プランジャ38はプランジ
ャ本体38Aを有しており、このプランジャ本体38A
の先端面が押圧部57になっている。
【0045】そして、前記共通端子32と第1、第2固
定端子33、34とは前記ケース31に固着してあっ
て、これら端子32、33、34のそれぞれの端子脚部
39、42、44はケース31の外方に突出させてあ
る。また、ケース31のプランジャ摺動部58には前記
操作プランジャ38がその軸線方向に摺動可能に設けて
ある。
【0046】そして、スイッチ作動空間Fに位置する、
前記共通端子32のレバー保持部41には、前記レバー
36が、その揺動支点部52で揺動可能になるように取
り付けてあり、このレバー36の端部の引掛け部55に
は前記可動片35の基端部が引掛けてあり、また、前記
ケース31の可動ばね保持部40には可動ばね(引張ば
ね)37の一端部が係止してあり、この可動ばね37の
他端部は、前記可動片35のばね係止部49に係止して
ある。
【0047】そして、前記可動片35の先側の可動接点
50、51の部分は、第1、第2固定端子33、34の
第1、第2固定接点43、45間に位置しており、自由
状態では、図3及び図4の(1)に示すように可動接点
50が第1固定接点43に当接している。
【0048】次に、上記のように構成されたスイッチ装
置の作動を説明する。通常動作としては、操作プランジ
ャ38を押していくと、操作プランジャ38の前記押圧
部57がレバー36の端部を押して、このレバー36
が、その揺動支点部52を中心にして、図4の(2)に
おいて反時計回り方向に回転する。このレバー36の回
転によって、可動片35が可動ばね37を引っ張る。こ
のために、可動片35の位置が、可動ばね37と前記ケ
ース31の可動ばね保持部40との係止点P1を越えた
とき、可動ばね37からの力の方向が反転し、スナップ
アクション動作を行ない、可動接点50が第1固定接点
43より離れ、可動接点51が第2固定接点45に接触
する。
【0049】復帰動作は可動ばね37の力により前記レ
バー36が逆の回転し、このレバー36が操作プランジ
ャ38を復帰させる。
【0050】もし、前記可動片35の可動接点50が第
1固定接点43に溶着した場合には、上記した本来の反
転位置を越えてもスイッチは動作しない。その時は、強
制開離位置まで操作プランジャ38を押し込むと、前記
レバー36の開離部56が可動片35の可動接点50近
傍部分を直接押し上げ、可動接点50を第1固定接点4
3から強制的に開離させる。
【0051】このように、可動片35を保持するレバー
36に開離部56を設けて、操作プランジャ38の押し
込みにより、前記開離部56で可動片35を直接押圧
し、溶着した可動接点50を直接剥がす開離手段を構成
にしたことにより、マイクロスイッチの部品点数を増や
すことなく強制開離が可能になり、小形で安価なスイッ
チ装置が実現できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わるスイッチ装置によれば、ケースに移動可能に設け
られ且つプランジャ本体の先端側に可動片押圧部を、前
記プランジャ本体にレバー押圧部をそれぞれ形成した操
作プランジャと、前記操作プランジャの前記レバー押圧
部で押されて揺動支点を中心に揺動して、可動片を、可
動ばねを圧縮する方向に引っ張り、前記可動片にスナッ
プアクション動作を行なわせるレバーと、前記操作プラ
ンジャの押し込みにより、前記可動片押圧部で前記可動
片を直接押圧して、前記可動接点を固定接点から強制的
に開離させる開離手段とを備えたことにより、通常動作
としては、操作プランジャを押していくと、操作プラン
ジャの可動片押圧部がレバーを押して、このレバーが、
その揺動支点部を中心にして揺動し、可動片を可動ばね
が圧縮する方向に引っ張って、スナップアクション動作
を行ない、可動接点が固定接点より離れる。
【0053】もし、前記可動片の可動接点が固定接点に
溶着した場合には、スナップアクション動作をしない。
その時は、強制開離位置まで操作プランジャを押し込む
と、この操作プランジャの先端の押圧部が可動片を直接
押圧し、可動接点を固定接点から強制的に開離させる。
【0054】このように、操作プランジャに加わる操作
力をレバー(弾性体)を介することなく可動片に加え
て、溶着した接点を直接剥がす構成にしたことにより、
部品点数を増やすことなく強制開離が可能になり、小形
で安価なスイッチ装置が実現できる。
【0055】また、請求項2の発明に係わるスイッチ装
置によれば、ケースに移動可能に設けられ且つプランジ
ャ本体の先端側に可動片押圧部を、前記プランジャ本体
の側面側に傾斜面部をそれぞれ形成した操作プランジャ
と、レバー本体部に連ねて湾曲した弾性付与部を形成
し、前記レバー本体部と前記弾性付与部との中間部に揺
動支点部を設けると共に、前記レバー本体部の端部に引
掛け部を形成し、前記弾性付与部の先端部に湾曲した当
接部を形成して構成したレバーとを備え、共通端子に、
前記レバーを、その揺動支点部で揺動可能に取り付け、
前記レバーの前記引掛け部に可動片の引掛け部を引掛
け、前記共通端子に可動ばねの一端部を係止すると共
に、前記可動ばねの他端部を、前記可動片のばね係止部
に係止し、前記レバーの先端部の前記当接部を、前記操
作プランジャの前記傾斜面部に当接させ、前記操作プラ
ンジャの押し込みにより、前記可動片押圧部で前記可動
片を直接押圧して、前記可動接点を固定接点から強制的
に開離させるようにしたことにより、通常動作として
は、操作プランジャを押していくと、操作プランジャの
傾斜面部がレバーの当接部を押して、このレバーが、そ
の揺動支点部を中心にして揺動し、可動片を可動ばねが
圧縮する方向に引っ張って、スナップアクション動作を
行ない、可動接点が固定接点より離れる。
【0056】もし、前記可動片の可動接点が固定接点に
溶着した場合には、スナップアクション動作をしない。
その時は、強制開離位置まで操作プランジャを押し込む
と、この操作プランジャの先端の押圧部が可動片を直接
押圧し、可動接点を固定接点から強制的に開離させる。
【0057】このように、操作プランジャに加わる操作
力をレバー(弾性体)を介することなく可動片に加え
て、溶着した接点を直接剥がす構成にしたことにより、
部品点数を増やすことなく強制開離が可能になり、小形
で安価なスイッチ装置が実現できる。
【0058】また、請求項3の発明に係わるスイッチ装
置によれば、ケースに移動可能に設けられ且つプランジ
ャ本体の先端側にレバー押圧部を形成した操作プランジ
ャと、前記操作プランジャの前記レバー押圧部で押され
て揺動支点を中心に揺動して、可動片を、可動ばねを引
張する方向に引っ張り、前記可動片にスナップアクショ
ン動作を行なわせ且つ端部に開離部を有するレバーと、
前記操作プランジャの押し込みにより、前記レバーの前
記開離部で前記可動片を押圧して、前記可動接点を固定
接点から強制的に開離させる開離手段とを備えたことに
より、通常動作としては、操作プランジャを押していく
と、操作プランジャの前記押圧部がレバーを押して、こ
のレバーが、その揺動支点部を中心にして揺動して、可
動片が可動ばねを引っ張って、スナップアクション動作
を行ない、可動接点が固定接点より離れる。
【0059】もし、前記可動片の可動接点が固定接点に
溶着した場合には、上記したスナップアクション動作を
しない。その時は、強制開離位置まで操作プランジャを
押し込むと、前記レバーの開離部が可動片を直接押圧
し、可動接点を固定接点から強制的に開離させる。
【0060】このように、可動片を保持するレバーに開
離部を設けて、操作プランジャの押し込みにより、前記
開離部で可動片を直接押圧し、溶着した接点を直接剥が
す構成にしたことにより、部品点数を増やすことなく強
制開離が可能になり、小形で安価なスイッチ装置が実現
できる。
【0061】また、請求項4の発明に係わるスイッチ装
置によれば、ケースに移動可能に設けられ且つプランジ
ャ本体の先端面が押圧部に成された操作プランジャと、
レバー本体部に連ねて弾性付与部を形成し、前記レバー
本体部と前記弾性付与部との中間部に揺動支点部を設け
ると共に、前記レバー本体部の端部に引掛け部を形成
し、前記弾性付与部の先端部に開離部を形成して構成さ
れたレバーとを備え、共通端子に、前記レバーを、その
揺動支点部で揺動可能に取り付け、前記レバーの前記引
掛け部に可動片の引掛け部を引掛け、前記ケースに可動
ばねの一端部を係止すると共に、前記可動ばねの他端部
を、前記可動片のばね係止部に係止し、前記操作プラン
ジャの押し込みにより、前記レバーの前記開離部で前記
可動片を押圧して、前記可動接点を固定接点から強制的
に開離させるようにしたことにより、通常動作として
は、操作プランジャを押していくと、操作プランジャの
前記押圧部がレバーを押して、このレバーが、その揺動
支点部を中心にして揺動して、可動片が可動ばねを引っ
張って、スナップアクション動作を行ない、可動接点が
固定接点より離れる。
【0062】もし、前記可動片の可動接点が固定接点に
溶着した場合には、上記したスナップアクション動作を
しない。その時は、強制開離位置まで操作プランジャを
押し込むと、前記レバーの開離部が可動片を直接押圧
し、可動接点を固定接点から強制的に開離させる。
【0063】このように、可動片を保持するレバーに開
離部を設けて、操作プランジャの押し込みにより、前記
開離部で可動片を直接押圧し、溶着した接点を直接剥が
す構成にしたことにより、部品点数を増やすことなく強
制開離が可能になり、小形で安価なスイッチ装置が実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるスイッチ装置(実施の形態例
1)の構成説明図である。
【図2】(1)乃至(5)は同スイッチ装置(実施の形
態例1)の作動説明図である。
【図3】本発明に係わるスイッチ装置(実施の形態例
2)の構成説明図である。
【図4】(1)乃至(5)は同スイッチ装置(実施の形
態例2)の作動説明図である。
【図5】従来のスイッチ装置の構成説明図である。
【図6】従来のスイッチ装置の強制開離手段の構成説明
図である。
【図7】同強制開離手段の作動説明図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 共通端子 3 第1固定端子 4 第2固定端子 5 可動片 6 レバー 7 可動ばね 8 操作プランジャ 8A プランジャ本体 13 固定接点 20 可動接点 22 揺動支点 27 可動片押圧部 28 傾斜面部(レバー押圧部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに移動可能に設けられ且つプラン
    ジャ本体の先端側に可動片押圧部を、前記プランジャ本
    体にレバー押圧部をそれぞれ形成した操作プランジャ
    と、 前記操作プランジャの前記レバー押圧部で押されて揺動
    支点を中心に揺動して、可動片を、可動ばねを圧縮する
    方向に引っ張り、前記可動片にスナップアクション動作
    を行なわせるレバーと、 前記操作プランジャの押し込みにより、前記可動片押圧
    部で前記可動片を直接押圧して、前記可動接点を固定接
    点から強制的に開離させる開離手段とを備えたことを特
    徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 ケースに移動可能に設けられ且つプラン
    ジャ本体の先端側に可動片押圧部を、前記プランジャ本
    体の側面側に傾斜面部をそれぞれ形成した操作プランジ
    ャと、 レバー本体部に連ねて湾曲した弾性付与部を形成し、前
    記レバー本体部と前記弾性付与部との中間部に揺動支点
    部を設けると共に、前記レバー本体部の端部に引掛け部
    を形成し、前記弾性付与部の先端部に湾曲した当接部を
    形成して構成したレバーとを備え、 共通端子に、前記レバーを、その揺動支点部で揺動可能
    に取り付け、前記レバーの前記引掛け部に可動片の引掛
    け部を引掛け、前記共通端子に可動ばねの一端部を係止
    すると共に、前記可動ばねの他端部を、前記可動片のば
    ね係止部に係止し、前記レバーの先端部の前記当接部
    を、前記操作プランジャの前記傾斜面部に当接させ、前
    記操作プランジャの押し込みにより、前記可動片押圧部
    で前記可動片を直接押圧して、前記可動接点を固定接点
    から強制的に開離させるようにしたことを特徴とするス
    イッチ装置。
  3. 【請求項3】 ケースに移動可能に設けられ且つプラン
    ジャ本体の先端側にレバー押圧部を形成した操作プラン
    ジャと、 前記操作プランジャの前記レバー押圧部で押されて揺動
    支点を中心に揺動して、可動片を、可動ばねを引張する
    方向に引っ張り、前記可動片にスナップアクション動作
    を行なわせ且つ端部に開離部を有するレバーと、 前記操作プランジャの押し込みにより、前記レバーの前
    記開離部で前記可動片を押圧して、前記可動接点を固定
    接点から強制的に開離させる開離手段とを備えたことを
    特徴とするスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 ケースに移動可能に設けられ且つプラン
    ジャ本体の先端面が押圧部に成された操作プランジャ
    と、 レバー本体部に連ねて弾性付与部を形成し、前記レバー
    本体部と前記弾性付与部との中間部に揺動支点部を設け
    ると共に、前記レバー本体部の端部に引掛け部を形成
    し、前記弾性付与部の先端部に開離部を形成して構成さ
    れたレバーとを備え、 共通端子に、前記レバーを、その揺動支点部で揺動可能
    に取り付け、前記レバーの前記引掛け部に可動片の引掛
    け部を引掛け、前記ケースに可動ばねの一端部を係止す
    ると共に、前記可動ばねの他端部を、前記可動片のばね
    係止部に係止し、前記操作プランジャの押し込みによ
    り、前記レバーの前記開離部で前記可動片を押圧して、
    前記可動接点を固定接点から強制的に開離させるように
    したことを特徴とするスイッチ装置。
JP28127896A 1996-10-03 1996-10-03 スイッチ装置 Pending JPH10112239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28127896A JPH10112239A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 スイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28127896A JPH10112239A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 スイッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10112239A true JPH10112239A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17636851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28127896A Pending JPH10112239A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10112239A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012090521A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 オムロン株式会社 スイッチ
CN103681054A (zh) * 2012-09-13 2014-03-26 阿尔卑斯电气株式会社 按压型开关装置
KR200496040Y1 (ko) * 2022-02-15 2022-10-18 배범준 다중접점 구조의 푸쉬형 마이크로 스위치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012090521A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 オムロン株式会社 スイッチ
JP2012138273A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Omron Corp スイッチ
CN103681054A (zh) * 2012-09-13 2014-03-26 阿尔卑斯电气株式会社 按压型开关装置
KR200496040Y1 (ko) * 2022-02-15 2022-10-18 배범준 다중접점 구조의 푸쉬형 마이크로 스위치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04230926A (ja) 低電圧スイッチ装置のためのスイッチ機構
WO1995025333A1 (fr) Commutateur a trois positions
JPH10112239A (ja) スイッチ装置
JPH10149742A (ja) スイッチ装置
US6878894B2 (en) Pushbutton switch
JPH08102236A (ja) 押しボタンスイッチ
US3766501A (en) Electromechanical switch
US6486428B1 (en) Quick-release switch with forced opening with improved mounting tolerance
US6133538A (en) Keyswitch with rubber dome disposed within housing provided by the plunger
CN112289623A (zh) 一种隔离开关的快速合闸机构以及隔离开关
CN218730705U (zh) 用于双稳态继电器的机械操作组件和双稳态继电器组件
WO2013053308A1 (zh) 快速合闸机构
CN214012811U (zh) 操作机构及隔离开关
US2950366A (en) Manually operable electric switch
CN213691855U (zh) 一种隔离开关的快速合闸机构以及隔离开关
JP2543406Y2 (ja) プッシュスイッチ
JPH032742Y2 (ja)
JPH088502Y2 (ja) 真空しゃ断器
JP3095657B2 (ja) 開閉器用操作工具
JP3037563B2 (ja) 高圧自動開閉器の操作装置
CN112530732A (zh) 操作机构及隔离开关
JPS6217951Y2 (ja)
JP2000340090A (ja) 回路遮断器の電気操作装置
JPH0817286A (ja) スイッチ機構
JPH1167004A (ja) スイッチのu形接点ばね片