JPH10111647A - リミッタ装置及びそれを用いたドライビングシミュレータ - Google Patents

リミッタ装置及びそれを用いたドライビングシミュレータ

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JPH10111647A
JPH10111647A JP8283004A JP28300496A JPH10111647A JP H10111647 A JPH10111647 A JP H10111647A JP 8283004 A JP8283004 A JP 8283004A JP 28300496 A JP28300496 A JP 28300496A JP H10111647 A JPH10111647 A JP H10111647A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暴走による異常動作と、激しい動作ではある
けれども異常動作ではない動作とを区別でき、しかもソ
フトウエアを必要としないリミッタ装置を提供する。 【解決手段】 反力用モータ7の回転数に応じてタコジ
ェネレータ14から連続パルス信号P1が出力される。
n進カウンタ17は、タコジェネレータ14の出力パル
スを計測時間(ΔT1)毎に計数してそれが第1限界値
を越えたときに信号P2を出力する。m進カウンタ18
は、その出力パルスP2を一定の計測時間(ΔT2)毎
に計数してそれが第2限界値を越えたときに信号P3を
出力する。ハンドルの回転が高速であるが異常ではない
とき、信号P2が発生するが信号P3は発生しない。異
常回転のときは信号P3が発生する。これにより、高速
の正常回転と暴走による異常回転とを区別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体等の可動体
に関して回転数等の移動速度に異常が発生したかどうか
を検出するリミッタ装置に関する。また、そのリミッタ
装置を用いたドライビングシミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】CRTディスプレイ等といった表示装置
にドライビング風景の映像を表示し、この映像を見なが
らオペレータがハンドル操作を行い、そのハンドル操作
に対応して表示装置上の映像を変化させるドライビング
シミュレータは、従来より、広く知られている。このド
ライビングシミュレータでは、ハンドル操作に対する臨
場感を高めるために、ハンドルがオペレータによって操
作されて左方向又は右方向へ回されるときに、それに対
応してハンドルに反力を付与する必要がある。
【0003】ハンドルに反力を付与するための装置とし
て、従来、ハンドルの回転軸に反力用モータを連結し、
その反力用モータによってハンドルの回転方向と反対の
方向にトルクを加えてオペレータに反力を感じさせるよ
うにした装置が知られている。この反力用モータを用い
た反力付与装置に関しては、オペレータの安全を確保す
るため、何等かの理由で反力用モータが暴走してその回
転軸が異常回転したときには、それを検知して何等かの
安全策を採る必要がある。このような安全装置として、
従来、ハンドルの回転速度を検出し、それが許容限界値
を越えたときには、ドライビングシミュレータの主電源
をOFFするようにした装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな安全装置をドライビングシミュレータに用いると、
オペレータがハンドルを左右いずれかの方向へ瞬間的に
勢い良く回したときに、安全装置が誤ってそれを反力用
モータの異常回転として検出してしまい、ドライビング
シミュレータが無意味に停止してしまうという問題があ
った。本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので
あって、暴走による異常動作と、激しい動作ではあるけ
れども異常動作ではない動作とを区別でき、しかもソフ
トウエアを必要としないリミッタ装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリミッタ装
置は、可動体の移動速度が許容限界を越えたかどうかを
検出するリミッタ装置において、(1)可動体の移動速
度に応じて信号を出力する移動速度検出手段と、(2)
その移動速度検出手段の出力信号を一定の計測時間(Δ
T1)毎に計数してその計数値が第1限界値を越えたと
きに信号を出力する第1カウンタと、(3)第1カウン
タの出力信号を一定の計測時間(ΔT2)毎に計数して
その計数値が第2限界値を越えたときに信号を出力する
第2カウンタとを有することを特徴とする。
【0006】「可動体」というのは、何等かの動作を行
う物体のことであり、例えば、直線移動するスライダー
や、回転移動する回転体等が考えられる。また、より具
体的には、ドライビングシミュレータで用いられるハン
ドル及びそれに備えられた回転軸を可動体として考える
ことができる。
【0007】「移動速度検出手段」としては、例えば、
回転軸の回転に応じて一定周波数のパルス信号を出力す
るタコメータ・ジェネレータ等を用いることができる。
「第1カウンタ」及び「第2カウンタ」は、例えば、い
わゆるn進カウンタを用いて構成できる。このn進カウ
ンタというのは、周知の通り、所定の計測時間内にn個
以上のパルスを計数したときに信号を出力し、計数した
パルスがn個を越えないときには信号を出力しない形式
のカウンタである。
【0008】本発明のリミッタ装置によれば、モータ等
の動力源の暴走によってハンドル等の可動体が異常な高
速度で長時間、連続して移動、例えば回転する場合に
は、第1カウンタから連続して信号が出力される。第2
カウンタは、そのように第1カウンタから連続して出力
される信号をカウントし、そのカウント値が限界値を越
えたときに信号を出力する。この第2カウンタの出力信
号に基づき、可動体の動作が異常であると判断できる。
【0009】一方、可動体の動作が激しいもののそれが
異常な動作ではない場合、例えば、ドライビングシミュ
レータにおいてオペレータがハンドルを左右いずれかの
方向へ瞬間的に勢い良く回した場合等においては、第1
カウンタから短時間の間、信号が出力されるが、その信
号は暴走時のように長く連続するものではない。従っ
て、この場合には、第2カウンタからは信号は出力され
ない。従って、可動体の動作は異常であるとは判断され
ない。このようにして、暴走による異常動作と、激しい
動作ではあるけれども異常動作ではない動作とを区別す
る。また、その区別を、ソフトウエアを必要としない回
路構成によって行う。
【0010】上記のように、第1カウンタ及び第2カウ
ンタは、いわゆるn進カウンタによって構成でき、その
場合には、第1カウンタは計測時間(ΔT1)内のパル
ス数を計数してその計数値が第1限界値を越えたときに
パルス信号を出力する。また、第2カウンタは計測時間
(ΔT2)内のパルス数を計数してその計数値が第2限
界値を越えたときに信号を出力する。
【0011】より具体的にいえば、n進カウンタによっ
て構成される第1カウンタ及び第2カウンタは、パルス
信号を入力するクロック端子と、カウント値を初期値へ
戻すためのトリガパルスを入力するクリア端子と、そし
て、信号を出力する出力端子とを有し、クリア端子にト
リガパルスが入力されるまでのカウント数が第1限界値
又は第2限界値を越えたときに出力端子からパルス信号
を出力する。なお、第1カウンタの計測時間(ΔT1)
及び第2カウンタの計測時間(ΔT2)に関しては、Δ
T1<ΔT2に設定されるのが望ましい。
【0012】次に、本発明に係るドライビングシミュレ
ータは、(A)回転軸を有するハンドルと、(B)回転
軸に連結された反力用モータと、(C)その反力用モー
タに接続されたリミッタ装置とを有する。そして、その
リミッタ装置は、(1)可動体の移動速度に応じて信号
を出力する移動速度検出手段と、(2)その移動速度検
出手段の出力信号を一定の計測時間(ΔT1)毎に計数
してその計数値が第1限界値を越えたときに信号を出力
する第1カウンタと、(3)第1カウンタの出力信号を
一定の計測時間(ΔT2)毎に計数してその計数値が第
2限界値を越えたときに信号を出力する第2カウンタと
を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は、本発明に係るリミッタ装置及
びドライビングシミュレータのそれぞれの実施形態を示
している。まず、このドライビングシミュレータは、表
示装置としてのCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレ
イ1と、オペレータによって操作される可動体としての
ハンドル2と、制御装置3とを含んで構成される。ハン
ドル2は回転軸2aを備え、その回転軸2aには減速器
4が連結され、そして、その減速器4の入力軸にはカッ
プリング6によって反力用モータ7の出力軸が連結され
る。
【0014】制御装置3は、反力用モータ7に接続され
たリミッタ装置8と、リミッタ装置8の動作を制御する
モータ制御用CPU9と、ドライビングシミュレータの
全般の制御を司るシミュレータ用CPU11と、反力用
モータ7へ電力を供給する給電回路12と、そして、給
電回路12から反力用モータ7へ流れる電流を計測する
電流検出回路13とを含んで構成される。リミッタ装置
8は、図2に示すように、反力用モータ7の出力軸に連
結された移動速度検出手段としてのタコメータジェネレ
ータ14及びリミッタ回路16を有する。
【0015】タコメータジェネレータ14は、反力用モ
ータ7の出力軸の回転に応じて一定周波数のパルス信号
である回転パルスP1を出力する。リミッタ回路16
は、n進カウンタ17及びm進カウンタ18を含んで構
成される。これらのカウンタは、パルス信号を入力する
クロック端子(CLK)と、カウント値を初期値へ戻す
ためのトリガパルスを入力するクリア端子(CLR)
と、そして、信号を出力する出力端子(OUT)とを有
する。
【0016】n進カウンタ17に関しては、そのクロッ
ク端子(CLK)がタコメータジェネレータ14の出力
端子に接続され、そのクリア端子(CLR)がモータ制
御用CPU9の出力ポートに接続される。また、m進カ
ウンタ18に関しては、そのクロック端子(CLK)が
n進カウンタ17の出力端子(OUT)に接続され、そ
のクリア端子(CLR)がモータ制御用CPU9の出力
ポートに接続され、そしてその出力端子(OUT)がモ
ータ制御用CPU9の入力ポートに接続される。
【0017】モータ制御用CPU9は、それに付属する
メモリ19(図1参照)内に格納されたプログラムに従
って、一定の時間間隔ΔT1でトリガパルスT1を出力
し、そのトリガパルスT1はn進カウンタ17のクリア
端子(CLR)に送られる。n進カウンタ17は、1つ
のトリガパルスT1が入力されてから次のトリガパルス
T1が入力されるまでの時間間隔ΔT1の間、クロック
端子(CLK)に入力される回転パルスP1を計数し、
その計数値が第1限界値としての“n”に達したときに
出力端子(OUT)にパルス信号P2を出力する。時間
間隔ΔT1内のの間の計数値が“n”に達しない場合
は、出力端子(OUT)にパルス信号P2が出力される
ことなく、次のトリガパルスT1によって計数値がクリ
アされる。
【0018】また、モータ制御用CPU9は、上記の時
間間隔ΔT1よりも長い時間間隔ΔT2でトリガパルス
T2を出力し、そのトリガパルスT2はm進カウンタ1
8のクリア端子(CLR)に送られる。m進カウンタ1
8は、1つのトリガパルスT2が入力されてから次のト
リガパルスT2が入力されるまでの時間間隔ΔT2の
間、クロック端子(CLK)に入力されるn進カウンタ
17の出力パルスP2を計数し、その計数値が第2限界
値としての“m”に達したときに出力端子(OUT)に
パルス信号P3を出力する。時間間隔ΔT2の間の計数
値が“m”に達しない場合は、出力端子(OUT)にパ
ルス信号P3が出力されることなく、次のトリガパルス
T2によって計数値がクリアされる。
【0019】図1において、シミュレータ用CPU11
は、それに付属するメモリ21内に格納されたプログラ
ムに従って演算を実行し、その演算結果に従ってCRT
ディスプレイ1の画面上に所定のドライビング風景を映
し出す。オペレータは、そのドライビング風景を見なが
らハンドル2を左右に回す操作を行う。ハンドル2が回
されると、図2において、タコメータジェネレータ14
からハンドル2の回転速度、すなわち回転数に応じた回
転パルスP1が出力され、それがモータ制御用CPU9
へ送られる。
【0020】回転パルスP1を受け取ったモータ制御用
CPU9は、その回転パルスP1のパルス数に応じて給
電回路12(図1参照)を制御して反力用モータ7へ必
要量の電流を供給する。この結果、反力用モータ7の出
力トルクがハンドル2の回転軸に付加されて、ハンドル
2を握るオペレータに反力として体感され、これによ
り、臨場感のあるドライビング操作を行うことが可能と
なる。反力用モータ7へ異常電流が流れたときには電流
検出回路13を通してモータ制御用CPU9によってそ
れが検知され、給電回路12がOFF状態にセットされ
る。
【0021】図2において、タコメータジェネレータ1
4から出力される回転パルスP1は、n進カウンタ17
のクロック端子(CLK)にも送られる。n進カウンタ
17のクリア端子(CLR)には、モータ制御用CPU
9から一定時間ΔT1毎にトリガパルスT1が入力され
る。n進カウンタ17は、図3に示すように、1つのト
リガパルスT1が入力されてから次のトリガパルスT1
が入力されるまでの計測時間ΔT1の間、クロック端子
(CLK)に入力された回転パルスP1を計数し、その
計数値が第1許容限界値としての“n”を越えたとき
に、出力端子(OUT)からパルス信号P2を出力す
る。このn進カウンタ出力P2は、後段に接続されたm
進カウンタ18のクロック端子(CLK)に入力され
る。
【0022】m進カウンタ18のクリア端子(CLR)
には、モータ制御用CPU9から一定時間ΔT2毎にト
リガパルスT2が入力される。この計測時間ΔT2は、
図3に示すように、n進カウンタの計測時間ΔT1より
も長い。m進カウンタ18は、1つのトリガパルスT2
が入力されてから次のトリガパルスT2が入力されるま
での計測時間ΔT2の間、クロック端子(CLK)に入
力されたn進カウンタ17の出力パルスP2を計数し、
その計数値が第2許容限界値としての“m”を越えたと
きに、出力端子(OUT)からパルス信号P3を出力す
る。
【0023】図3に示す例では、m進カウンタ18にお
ける第1回目の計測時間ΔT2内において、n進カウン
タ17の計測時間ΔT1内での計数値が第1限界値
“n”を越える回数は、m進カウンタ18の第2限界値
“m”よりも少ない回数である。このような状態が発生
するのは、オペレータがハンドル2を瞬間的に勢い良く
回した場合のように、ハンドル2の回転数が瞬間的には
高くなるが、その後は正常な回転数に戻る場合である。
このような状態は、ドライビングシミュレータとしては
異常な状態ではないので、特別な保護処理を実行する必
要はない。また、このような場合に特別な保護処理、例
えば、電源をOFF状態にすること等、を実行すると、
かえってシミュレーション動作に支障が生じる。従っ
て、この場合には、m進カウンタ18の出力端子(OU
T)にはパルス信号P3は出力されない。
【0024】一方、m進カウンタ18における第2回目
の計測時間ΔT2内においては、n進カウンタ17の計
測時間ΔT1内での計数値が第1限界値“n”を越える
回数が、m進カウンタ18の第2限界値“m”よりも大
きい回数となっている。このような状態が発生するの
は、何等かの理由で反力用モータ7が暴走してその出力
軸が異常回転し、その結果、ハンドル2も異常回転する
ときと考えられる。従ってこの場合には、m進カウンタ
18の出力端子(OUT)にパルス信号P3が出力され
る。
【0025】モータ制御用CPU9は、m進カウンタ1
8の出力端子(OUT)に出力パルスP3が現れると、
それに基づいて給電回路12の動作を遮断して、反力用
モータ7への給電を停止し、もって、ハンドル2の異常
回転が継続することを禁止する。これにより、シミュレ
ータ用CPU11によって実行されるメインのソフトウ
エアを用いることなく、ハンドル2の異常回転に対処で
きる。
【0026】(第2実施形態)図4は、本発明に係るリ
ミッタ装置及びドライビングシミュレータの他の実施形
態を示している。この実施形態が図1に示した先の実施
形態と異なる点は、次の通りである。すなわち、図1の
実施形態では、リミッタ装置8の出力、すなわち、m進
カウンタ18(図2参照)の出力パルスP3をモータ制
御用CPU9へ送り、モータ制御用CPU9によるコン
ピュータ処理によって給電回路12を遮断した。
【0027】これに対し、図4に示す本実施形態では、
リミッタ装置8の出力信号P3を直接に給電回路12に
送り込み、その出力信号P3に基づいて給電回路12を
直接に遮断する。これにより、コンピュータのソフトウ
エアとは全く無関係に、ハンドル2の異常回転に対処で
きる。なお、この実施形態では当然のことながら、モー
タ制御用CPU29によって実行されるコンピュータ処
理の中には、リミッタ装置8の出力信号P3に基づいて
給電回路12を遮断するという処理は含めなくても良
い。
【0028】(その他の実施形態)以上、好ましい実施
形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形
態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した技
術的範囲内で種々に改変できる。例えば、請求項1記載
のリミッタ装置と上記の実施形態とを比較した場合に
は、上記の実施形態ではドライビングシミュレータで用
いるハンドルが異常回転しているかどうかを判別するた
めにリミッタ装置を使用したが、ドライビングシミュレ
ータ以外の任意の装置に対して本発明のリミッタ装置を
使用できる。また、上記の実施形態では、回転移動する
ハンドルを可動体と考えたが、直線移動する任意の物体
を可動体として考え、その可動体の移動速度が許容限界
を越えるか否かを判別するために本発明のリミッタ装置
を使用することもできる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載のリミッタ装置によれば、
可動体の動作が激しいもののそれが異常な動作ではない
場合、例えば、ドライビングシミュレータにおいてオペ
レータがハンドルを左右いずれかの方向へ瞬間的に勢い
良く回した場合等においては、第1カウンタに出力信号
が現れるものの、第2カウンタには出力信号は現れな
い。一方、モータ等の動力源の暴走によってハンドル等
の可動体が異常な高速度で回転する等といった異常時に
は、第1カウンタから連続して信号が出力されるので、
第2カウンタにも出力信号が現れる。この第2カウンタ
の出力信号に基づいて可動体の動作が異常であると判断
できる。このようにして、暴走による異常動作と、激し
い動作ではあるけれども異常動作ではない動作とを区別
できる。
【0030】また、その区別を、ソフトウエアを必要と
しない回路構成によって行うことができるので、ソフト
ウエアによる制御において、万が一、暴走が発生して
も、可動体の異常移動を検出できる。
【0031】請求項2記載のリミッタ装置によれば、パ
ルス信号を用いて処理を行うので、安定した確実な制御
を行うことができる。
【0032】請求項3記載のリミッタ装置は、回路構成
に関して全てをデジタル回路で構成できるので、電源変
動及び電源ノイズに対して強い。
【0033】請求項4及び請求項5記載のリミッタ装置
によれば、ソフトウエアを用いない簡単な回路構成だけ
で、回転体の異常回転を確実に検出できる。
【0034】請求項6記載のドライビングシミュレータ
によれば、ソフトウエアを用いない簡単な回路構成だけ
で、暴走によるハンドルの異常回転と、正常ではあるけ
れども非常に早いハンドルの回転とを安定して確実に検
出できる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリミッタ装置及びドライビングシ
ミュレータの一実施形態の要部を示す機構及び制御ブロ
ック図である。
【図2】図1の制御ブロック図の要部を示す制御ブロッ
ク図である。
【図3】図2に示す制御系の動作を説明するためのグラ
フである。
【図4】本発明に係るリミッタ装置及びドライビングシ
ミュレータの他の実施形態の要部を示す機構及び制御ブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 CRTディスプレイ 2 ハンドル(可動体) 2a 回転軸 3 制御装置 4 減速器 6 カップリング 7 反力用モータ 14 タコメータ・ジェネレータ(移動速度検出手
段) 17 n進カウンタ(第1カウンタ) 18 m進カウンタ(第2カウンタ) P1 回転パルス P2 n進カウンタ出力 P3 m進カウンタ出力

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動体の移動速度が許容限界を越えたか
    どうかを検出するリミッタ装置において、 可動体の移動速度に応じて信号を出力する移動速度検出
    手段と、 その移動速度検出手段の出力信号を一定の計測時間(Δ
    T1)毎に計数してその計数値が第1限界値を越えたと
    きに信号を出力する第1カウンタと、 第1カウンタの出力信号を一定の計測時間(ΔT2)毎
    に計数してその計数値が第2限界値を越えたときに信号
    を出力する第2カウンタとを有することを特徴とするリ
    ミッタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリミッタ装置において、 移動速度検出手段は可動体の移動速度に応じてパルス信
    号を出力し、 第1カウンタは計測時間(ΔT1)内のパルス数を計数
    してその計数値が第1限界値を越えたときにパルス信号
    を出力し、 第2カウンタは計測時間(ΔT2)内のパルス数を計数
    してその計数値が第2限界値を越えたときに信号を出力
    することを特徴とするリミッタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のリミッタ装
    置において、第1カウンタ及び第2カウンタは、パルス
    信号を入力するクロック端子と、カウント値を初期値へ
    戻すためのトリガパルスを入力するクリア端子と、そし
    て、信号を出力する出力端子とを有しており、 クリア端子にトリガパルスが入力されるまでのカウント
    数が第1限界値又は第2限界値を越えたときに出力端子
    からパルス信号を出力することを特徴とするリミッタ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1つに記載のリミッタ装置において、可動体は回転体で
    あり、そして、移動速度検出手段は回転体の回転数に応
    じて信号を出力することを特徴とするリミッタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のうちのいずれか
    1つに記載のリミッタ装置において、第2カウンタの計
    測時間(ΔT2)は第1カウンタの計測時間(ΔT1)
    よりも長いことを特徴とするリミッタ装置。
  6. 【請求項6】 回転軸を有するハンドルと、回転軸に連
    結された反力用モータと、反力用モータに接続されたリ
    ミッタ装置とを有するドライビングシミュレータにおい
    て、上記リミッタ装置は、 回転軸の回転数に応じて信号を出力する移動速度検出手
    段と、 その移動速度検出手段の出力信号を一定の計測時間(Δ
    T1)毎に計数してその計数値が第1限界値を越えたと
    きに信号を出力する第1カウンタと、 第1カウンタの出力信号を一定の計測時間(ΔT2)毎
    に計数してその計数値が第2限界値を越えたときに信号
    を出力する第2カウンタとを有することを特徴とドライ
    ビングシミュレータ。
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