JPH08202257A - ドライバー用運転技能検査装置 - Google Patents

ドライバー用運転技能検査装置

Info

Publication number
JPH08202257A
JPH08202257A JP2890795A JP2890795A JPH08202257A JP H08202257 A JPH08202257 A JP H08202257A JP 2890795 A JP2890795 A JP 2890795A JP 2890795 A JP2890795 A JP 2890795A JP H08202257 A JPH08202257 A JP H08202257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
steering wheel
automobile
simulated
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2890795A
Other languages
English (en)
Inventor
Shotaro Inaba
正太郎 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2890795A priority Critical patent/JPH08202257A/ja
Publication of JPH08202257A publication Critical patent/JPH08202257A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 障害物を回避させてハンドル操作のうまさと
ハンドル操作の円滑さを検査し、総合的な運転技能を検
査する。 【構成】 障害物5が逐次現れる道路2及び自動車前部
相当部3が表示されるようにした画面1と、被検者が前
記画面を見ながら操作するハンドル7と、コンピュータ
ー4により構成し、コンピューターは画面に表示する道
路面を記憶しており、またハンドルの操作角度と操作速
度を検出して操作角度と操作速度に応じて自動車前部相
当部を画面上で左右に移動させて障害物の回避能力を測
るとともに、画面上での自動車全部相当部の左右への動
きの横加速度を計算し、逐次生じる横加速度を記憶しそ
の結果により乱暴運転の度合いも判定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車運転者のハン
ドル操作が適切に行われ、乱暴運転となっていないかど
うかを検査するための検査装置に関するものであり、障
害物を回避させてハンドル操作のうまさを検査するとと
もに、その時のハンドル操作の粗さを検査して総合的な
運転技能を検査するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】障害物に対して適切な回避動作を行える
ことは自動車運転者にとって重要なことであるが、その
回避動作を行う時に自動車に極端な横加速度を生じさせ
ないようなハンドル操作を行うことが、当該自動車及び
追随車や併走車の安全、並びに同乗者に不快感を与えな
いようにする見地から重要である。
【0003】そこで、従来から実車に加速時計を載せ自
動車の走行時に生ずる加速度を測定するようにしたもの
が考えられている。例えば、実開昭56−109170
号公報に示す加速度頻度測定装置や実開平4−9907
4号公報に示す車載用の加速度センサーがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実車に生ずる
加速度を測定する方法では、その自動車の車種,重量,
積載状況,構造などにより同じ値とならない。ハンドル
操作と実車の加速度との関係は、構造的,力学的に一定
の関係では表せない。
【0005】一般的に乱暴運転とは0.3g以上の横加
速度が生ずるような運転を乱暴運転と称しているが、実
車に加速時計を載せて測定したのでは、発生した横加速
度が運転者のハンドル操作のみに起因しているのか、自
動車の有する性能に起因しているのかの判断ができず、
また自動車が異なればその測定結果も違うものとなって
しまい、したがって検査結果に普遍性がないことにな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、自動車運転者
自身のハンドル操作の乱暴さを測定するには、自動車自
体の固体差を無視して測定できるようにする必要があ
り、そうすることにより運転者個人の乱暴運転の度合い
を一律に評価することができ、検査結果が普遍性を有す
ることになる。
【0007】そこでこの発明に係るドライバー用運転技
能検査装置は障害物が逐次現れる道路及び自動車前部相
当部が表示されるようにした画面と、被検者が前記画面
を見ながら操作するハンドルと、コンピューターにより
構成し、コンピューターは画面に表示する道路面を記憶
しており、またハンドルの操作角度と操作速度を検出し
て操作角度と操作速度に応じて自動車前部相当部を画面
上で左右に移動させて障害物の回避能力を測るととも
に、画面上での自動車全部相当部の左右への動きの横加
速度を計算し、逐次生じる横加速度を記憶しその結果に
より乱暴運転の度合いも判定するようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】画面上において自動車が前進するように道路を
画面上で上から下に所定の速度で進行させる。すると、
逐次出現する障害物も上から下に移動し、自動車前部相
当部に近付いてくることになる。そこで、被験者はこれ
らの障害物に自動車前部相当部が衝突しないようにハン
ドルを操作して回避動作を行う。なお、画面において上
の方では遅く、下に近付く程速くすれば実車の走行感覚
に近くなる。あるいは、ボンネット近くの遠方視野の範
囲を縮めれば一定速度でも実走感覚に近似できる。
【0009】ここで、ハンドルが左右に回されると、そ
の時のハンドルの回転角度及び回転速度をロータリーエ
ンコーダやポテンショメータなどにより検出し、その結
果に基づき自動車前部相当部を画面上で左右に移動させ
る。また、この時の画面上での自動車前部相当部の横加
速度を計測する。そして、この横加速度の大きさにより
乱暴運転の度合いを検査する。
【0010】なお、障害物に対し全く回避動作を行わな
ければ横加速度は生じないので、回避動作も適切に行わ
れたがどうかも併せて判断し、ハンドル操作のうまさ
(障害物回避能力)と粗さ(乱暴さ)により運転技能を
総合的に判断する。
【0011】
【実施例】次に、この発明に係るドライバー用運転技能
検査装置の一実施例を図面に基づいて説明する。1は道
路2と自動車前部相当部3を表示する画面である。この
画面1はブラウン管画面でも液晶画面でもどちらでもよ
い。道路2にはコンピュータ4からの出力により逐次障
害物5を表示する三角マークが表示されるようになって
いる。なお、障害物5は三角マークに限るものではな
く、例えば矢印,台形などの記号や、道路2を実際の路
上風景とし路上障害物として電柱,自転車,歩行者,安
全柵などとしたものでもよい。液晶画面のパソコンを使
用すると装置の小型化が可能となり、運搬上便利な場合
もある。
【0012】自動車前部相当部3は図示した例では、自
動車のボンネット前端の左右に相当する位置に指針6を
表示するようにしている。そして、この指針6が障害物
5に接触しないように回避動作を行わせるようにしてい
る。なお、この自動車前部相当部3の形状は図示した例
に限るものではなく、例えば車種別に運転席から見える
ボンネット部分を表示するようにしてもよい。
【0013】7は被験者が操作するハンドルであり、図
示した例では作図上丸ハンドルの一部のみを示している
が、実際には一般の自動車で使用しているハンドルを使
用するのが望ましい。なお、検査装置の持ち運びの便宜
のためにハンドル7を抜き取れるようにしたり、棒状の
ハンドルにしてもよい。
【0014】ハンドル7の回転軸にはロータリーエンコ
ーダ8が接続してある。そして、ロータリーエンコーダ
8によりハンドル7の回転角度を測定する。そして、こ
のロータリーエンコーダ8の出力をコンピュータ4に入
力し、ハンドルの回転角度、回転速度を計算し、その結
果に基づき画面1上の自動車前部相当部3を左右に移動
させる。なお、ハンドル7の回転角度を検出できれば、
回転速度や回転角速度は計算により求めることもできる
ので、ハンドルの回転角度を例えば巻線抵抗型のポテン
ショメータなどにより検出してもよい。
【0015】また、同時にこのとき自動車前部相当部3
の画面1上での横加速度(図2においてα)をコンピュ
ータ4により計算する。そして、逐次発生する横加速度
の大きさを記憶し、検査終了後画面やカウンターに表示
するかプリントアウトするようにする。
【0016】一方、ハンドル操作のうまさを同時に検査
するため、自動車前部相当部3の左右の指針6がそれぞ
れ障害物5に接触した回数もカウントする。障害物5に
対してハンドル7による回避動作を行わなければ横加速
度は発生しないので、ハンドル操作の粗さを検査するた
めには適切な回避動作が行われた上でどの程度の横加速
度が発生したかを計測する必要があるからである。
【0017】なお、一般的な運転者のハンドル操作の反
応時間の最多値は0.3秒であり、0.3秒以内の操作
は神風運転と呼ばれ、乱暴運転の目安とされている。そ
こで、障害物5を画面1に表示する際には、一つの障害
物5から次の障害物5への通過時間が0.3秒となるよ
うな箇所が検査中に数カ所設定しておくようにする。す
ると、このような箇所では被験者にとっては緊急事態と
なり、各自の身につけた運転技能を発揮する心理的特性
が現れる。すなわち、図2において△yの距離が0.3
秒に相当するようにする。
【0018】次に、上記運転技能検査装置の使用方法に
ついて説明する。検査装置をスタートさせて、画面1に
逐次障害物5が表示される道路2を表示し、被験者に一
定時間ハンドル7を操作させてハンドル操作のうまさ
(障害物5に接触したた回数)と、ハンドル操作の粗さ
(一定レベル以上の横加速度を超えた回数、例えば0.
3g以上)を計測し、最終的にこの結果を標準と照らし
合わして総合的な運転技能の安全性を検査する。
【0019】なお、大きな横加速度が自動車の安全運転
上問題となるのは高速走行(例えば時速80km以上)
であるので、道路2は例えば時速80kmに相当する速
さで進行するようにし、この時に0.3秒で回避動作を
行う必要な場面が数カ所画面1に表示されるようにして
検査を行う。
【0020】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係るドライバー
用運転技能検査装置によれば、障害物が逐次現れる道路
及び自動車前部相当部が表示されるようにした画面と、
被検者が前記画面を見ながら操作するハンドルと、コン
ピューターにより構成し、コンピューターは画面に表示
する道路面を記憶しており、またハンドルの操作角度と
操作速度を検出して操作角度と操作速度に応じて自動車
前部相当部を画面上で左右に移動させて障害物の回避能
力を図るとともに、画面上での自動車全部相当部の左右
への動きの横加速度も計算し、逐次生じる横加速度を記
憶しその結果により乱暴運転の度合いを判定するように
したので、被験者のハンドル操作にのうまさ(回避能
力)と粗さ(横加速度)を測定することができ、実車の
車種の違いを含めた普遍的運転技能を検査することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運転技能検査装置の外観斜視図で
ある。
【図2】本発明に係る運転技能検査装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画面 2 道路 3 自動車前部相当部 4 コンピューター 5 障害物 6 指針 7 ハンドル 8 ロータリーエンコーダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】障害物が逐次現れる道路及び自動車前部相
    当部が表示されるようにした画面と、被検者が前記画面
    を見ながら操作するハンドルと、コンピューターにより
    構成し、コンピューターは画面に表示する道路面を記憶
    しており、またハンドルの操作角度と操作速度を検出し
    て操作角度と操作速度に応じて自動車前部相当部を画面
    上で左右に移動させて障害物の回避能力を測るととも
    に、画面上での自動車全部相当部の左右への動きの横加
    速度も計算し、逐次生じる横加速度を記憶しその結果に
    よりハンドル操作のうまさと粗さを判定するようにした
    ことを特徴とするドライバー用運転技能検査装置。
JP2890795A 1995-01-26 1995-01-26 ドライバー用運転技能検査装置 Pending JPH08202257A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2890795A JPH08202257A (ja) 1995-01-26 1995-01-26 ドライバー用運転技能検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2890795A JPH08202257A (ja) 1995-01-26 1995-01-26 ドライバー用運転技能検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08202257A true JPH08202257A (ja) 1996-08-09

Family

ID=12261485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2890795A Pending JPH08202257A (ja) 1995-01-26 1995-01-26 ドライバー用運転技能検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08202257A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111647A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Namco Ltd リミッタ装置及びそれを用いたドライビングシミュレータ
GB2412188A (en) * 2003-09-08 2005-09-21 Secr Defence Driver impairment test
JP2006230674A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Railway Technical Res Inst 異常時対処能力測定装置
ES2396289R1 (es) * 2010-12-30 2013-04-12 Calleja Francisco Gonzalez Procedimiento de Medida Integral de la Velocidad de Anticipación (MIVA)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111647A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Namco Ltd リミッタ装置及びそれを用いたドライビングシミュレータ
GB2412188A (en) * 2003-09-08 2005-09-21 Secr Defence Driver impairment test
JP2006230674A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Railway Technical Res Inst 異常時対処能力測定装置
ES2396289R1 (es) * 2010-12-30 2013-04-12 Calleja Francisco Gonzalez Procedimiento de Medida Integral de la Velocidad de Anticipación (MIVA)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102159136B (zh) 困意预兆检测装置
Reed et al. Comparison of driving performance on-road and in a low-cost simulator using a concurrent telephone dialling task
US5269687A (en) System and method for recursive driver training
KR101795059B1 (ko) 운전 가능성을 판단하는 시뮬레이션 시스템 및 그 시뮬레이션 방법
CN111731302B (zh) 基于副任务的汽车驾驶员大脑视觉负荷评估方法及系统
CA2904247C (en) Guidance control system for vehicle driving operation
JP6206867B2 (ja) 自動車安全運転能力測定システム
JP2001074764A (ja) 運転技能評価装置及びゲーム装置並びに運転技能評価機能付きゲーム装置
JPH08202257A (ja) ドライバー用運転技能検査装置
JP3757130B2 (ja) 自動車運転技能試験の採点システム
JPH1165418A (ja) 運転シミュレータ装置および運転シミュレート方法
WO2008038374A1 (fr) Dispositif de production de pseudo-émotion, procédé de production de pseudo-émotion, programme de production de pseudo-émotion, et support d'enregistrement lisible par ordinateur
JP2008257002A (ja) 駐車運転操作に対する駐車評価方法及びシステム
JPH04180737A (ja) 画像式運転適性検査装置
JP3393463B2 (ja) 車両運転状態検出装置
US20190339786A1 (en) Data processing device, monitoring system, awakening system, data processing method, and data processing program
JP6274982B2 (ja) 運転補助装置、運転補助方法、及び運転補助プログラム
WO2008038375A1 (fr) Processeur d'informations, procédé de traitement d'informations, programme de traitement d'informations, et support d'enregistrement lisible par ordinateur
JP6770377B2 (ja) 模擬運転装置及び模擬運転方法
Lee et al. Estimating vehicle speed by analyzing the acoustic frequency of dashboard camera sound
JP4001522B2 (ja) 車両用燃費表示装置
JPS6338056A (ja) 自動車用事故防止装置
JP2005075284A (ja) 自動車のシート制御装置
JPS58183358A (ja) 自動車のタイヤ角度検出表示装置
JP2737222B2 (ja) シャシーダイナモメータの試験車両のグラフィック表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524