JPH1165418A - 運転シミュレータ装置および運転シミュレート方法 - Google Patents

運転シミュレータ装置および運転シミュレート方法

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JPH1165418A
JPH1165418A JP24464497A JP24464497A JPH1165418A JP H1165418 A JPH1165418 A JP H1165418A JP 24464497 A JP24464497 A JP 24464497A JP 24464497 A JP24464497 A JP 24464497A JP H1165418 A JPH1165418 A JP H1165418A
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Makoto Mishina
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TASUKU NET KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転操作に相当する作業を運転者に行わせな
がら、目的とする検査を行うことができる運転シミュレ
ータ装置および運転シミュレート方法を提供することを
目的とするものである。 【解決手段】 検査を行う装置そのものを運転シミュレ
ータ装置に組み込んだものであり、これによって、運転
操作に相当する作業を運転者に行わせながら、目的とす
る検査を行うことができるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転操作による車
両の走行状況を動画表示によって模擬する運転シミュレ
ータ装置に係り、特に、2つ以上の異なる種類の課題を
同時に操作者に課すことによって、操作者の車両運転に
関る認知、作業能力の特性を評価、診断する診断用運転
シミュレータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両を運転する際には、刻々
と変化する外界の状況に応じて、極めて複雑な情報の処
理と運転操作とを運転者が実行する。これらの能力には
個人差があり、また加齢とともにその能力が変化するこ
とが知られている。このような情報の処理と運転操作と
について、次のようにモデル化して段階的に考えること
ができる。つまり、 ・段階(1):視覚的に情報が受容される。 ・段階(2):受容された情報がパターン記憶と照合さ
れ、運転に必要な情報が抽出される。 ・段階(3):抽出された情報に意味づけが行われる
(情報が認知される)。 ・段階(4):認知された情報が、交通規則や定型的な
処理のパターン記憶と照合され、所定の運転操作のパタ
ーンが惹起される。 ・段階(5):操作のパターンが個別の運転操作行動と
して実行される。のようにモデル化して段階的に考える
ことができる。
【0003】ところで、職業適性の診断や、雇用者によ
る職業運転者に対する安全教育や、交通違反者に対する
安全運転教育等を行う場合、運転者の運転能力をこのよ
うな個別の側面ごとに客観的に評価する手段が求められ
ることが多い。さらに、最近では高齢運転者による交通
事故が社会問題化し、高齢運転者の運転能力を正しく評
価し、適切な助言等を行う必要性が高まっており、その
ための手段としても、客観的に評価する手段の実現が望
まれている。
【0004】上記段階(1)を評価する手段としては、
静止視力、動体視力、夜間視力を個別に測定する視力測
定装置が知られている。また、遠近感を測定する深視力
計、視野の広さを測定する視野角計等が知られている。
色覚検査チャートによる色覚検査も、上記段階(1)に
対応する検査手段である。
【0005】上記段階(2)〜(4)に対応する評価手
段としては、たとえば危険予知チャートとして知られる
交通場面を描写した絵や、写真を用いる方法が知られて
いる。この方法は、潜在的な危険要因が含まれる映像を
被検者に提示し、その要因ととるべき行動とを指摘させ
ることによって、危険場面を認知する能力を評価する検
査手段である。
【0006】また、もっと抽象化された視覚刺激に対す
る反応課題の遂行能力を調べることによって、認知・判
断から行動までの能力を評価する検査手段も種々知られ
ている。これらの代表的なものとして、たとえば、 ・「警察庁方式CRT運転適性検査」(実開平2−51
510号公報 参考文献[1]:大塚ら、「警察庁方式
CRT運転適性検査の開発」科学警察研究所報告交通編
VOL.31 NO.1 p57−65 199
0)、 ・「KM式運転適性安全運転助言検査」(特開平4−2
46337) ・「周辺刺激とハンドル追従作業との多重課題による反
応」(参考文献[2]:「高齢ドライバの運転基礎特
性」 自動車研究 VOL.16 NO.3 p116
−119 1994 参考文献[3]:「複合作業下に
おける高齢ドライバの基礎特性」 自動車技術会学術講
演会前刷集 NO.941 p13−161994) 等の検査方法も提案されている。
【0007】なお、上記「警察庁方式CRT運転適性検
査」、「KM式運転適性安全運転助言検査」は、それぞ
れ市販され、実際に交通安全教育に利用されている。
「周辺刺激とハンドル追従作業との多重課題による反
応」は、研究目的段階のものである。
【0008】上記「実開平2−51510号公報」に
は、視覚刺激パターンを提示するCRTディスプレイ装
置、反応操作を行う模擬ハンドル、模擬アクセル、模擬
ブレーキ、スイッチ、処理部によって構成され、目的に
応じていくつかの課題を組み合わせ、評価を実施する点
が開示されている。
【0009】これらの課題のうちで、たとえば「連続緊
急反応検査」は、画面中央に赤い丸が表示されたら、踏
んでいた模擬アクセルペダルを速やかに離すという課題
によって、反応時間やそのばらつきが評価される。
【0010】また、上記「側方警戒検査」は、画面中央
に順に1づつ増加して表示される数字が、重複したり抜
けたりしたら、一定の操作で反応し、さらに、同時にラ
ンダムな出現順番、出現位置で画面周辺部に表示される
×●▲■の図形の内から×のみに、先の反応とは別の方
法で反応することを求めるものであり、画面中央の課題
と画面周辺部の課題との誤り反応数や反応時間が評価さ
れる。
【0011】さらに、上記「ハンドル操作検査」は、被
験者のハンドル操作で自由に画面上を左右に移動できる
カーソルを、視野内のランダムな位置に出現する一対の
拍子木状のパターンの間に、速やかに挿入することを求
めるものであり、操作の速さ、正確さが評価される。
【0012】上記「特開平4−246337号公報」に
は、視覚刺激パターンを提示するCRTディスプレイ装
置、反応操作を行う模擬アクセル、模擬ブレーキ、スイ
ッチ、処理部によって構成される技術が開示されてい
る。そして、CRTディスプレイ装置に赤、黄、緑の図
形がランダムな時間間隔をおいて表示され、「黄」に対
しては、模擬アクセルを離す操作が要求され、「赤」に
対しては、模擬ブレーキを踏む操作が要求され、それぞ
れの反応時間を記録し、その平均値、変動量、最大値等
を演算し、その結果に基づく助言を印刷出力するもので
ある。
【0013】上記「参考文献[2]」に用いられる装置
は、CRTディスプレイ装置、模擬ブレーキ、模擬ステ
アリングホイル、その中央の模擬ホーンスイッチ、運転
席周りにほぼ被験者の視点の高さに左右に等間隔に設置
された多数の赤色、緑色のLED、処理部等で構成され
ている。
【0014】図10は、上記従来例において、ハンドル
追従作業時に被験者に提示される画面表示の例を示す図
である。
【0015】被験者は、CRTディスプレイ装置の画面
上方から下方に向かってスクロール表示される波形の目
標信号1001の下端に、模擬ステアリングホイルによ
って左右に制御可能な追従表示1002を合わせること
が求められる。また、周辺刺激反応作業としては、CR
Tディスプレイ装置の周辺に、赤色LED、緑色LED
が設けられ、上記赤色LEDが点灯したら、すばやく模
擬ブレーキペダルを踏み、上記緑色LEDが点灯した
ら、模擬ホーンスイッチをすばやく押すことが求められ
る。
【0016】ハンドル追従作業については、目標信号と
追従表示との位置ずれが評価され、周辺刺激反応作業に
ついては、見落とし、誤反応、反応時間が評価される。
また、65歳以上の高齢被験者群について、追従成績の
劣化、周辺刺激反応における見落とし、誤り反応、反応
時間の増加が認められることが報告されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】「実開平2−5151
0」、「特開平4−246337」に記載されている装
置は、ともに、抽象化された視覚刺激に対する反応課題
の遂行能力を調べることによって認知・判断から行動ま
での能力を評価する検査手段であるが、運転操作に相当
する作業を欠いた状態で検査が行われるので、被験者は
反応課題のみに注意を集中することができる。このよう
な検査条件は、運転操作の遂行と周辺への注意とに注意
力を配分しなければならない実際の運転状況に比べて、
注意能力が低下している状態を検出しにくい検査条件で
あるという問題がある。
【0018】また、これらの検査は、運転操作そのもの
の能力を検査する機能を欠いており、反応課題の遂行に
伴う基本的な運転操作の能力の一時的な低下等を検出す
ることも不可能であるという問題がある。
【0019】実際の道路環境下での運転行動は、極めて
複雑な複合課題の遂行であり、高齢者が関連した実際の
事故の分析結果から、ハンドル等の運転操作不適と前方
不注意運転との割合が高いことが次のように指摘されて
いる。
【0020】つまり、「死亡事故の発生場所をみると、
高齢運転者は他の年齢層に比べて信号機のない交差点、
単路部のカーブ区間での発生割合が高くなっている。ま
た、事故類型でみると、他の年齢層に比べて正面衝突、
出合い頭事故の割合が高く、対人事故の割合が低くなっ
ている。」 「高齢運転者が死亡事故をおこした法令違反行為をみる
と、他の年齢層に比べて最高速度違反の割合が非常に低
い反面、ハンドル等の運転操作不適、前方不注意運転の
割合が高くなっている。」 (参考文献[4]:「イタルダ・インフォメーション
1995 No.6 財団法人交通事故総合分析センタ
ー」6ページ)が指摘されている。
【0021】このように、特に高齢運転者の問題を考慮
した場合、ハンドル等の運転操作の問題が認知反応とと
もに重要な要素となるので、基本的な運転操作の能力を
評価できない従来技術では、運転能力の総合的な評価が
行えず、問題を指摘すべき被験者に対して問題なし、と
判定してしまう場合が生ずる可能性が高い。
【0022】「参考文献[2]」に用いられている手法
によれば、模擬ハンドルによる運転操作類似の課題の実
行が求められるので、上記「実開平2−51510」、
「特開平4−246337」記載の発明の場合よりも、
運転能力を含めた評価を行うことができる。
【0023】しかし、これは、実際の交通安全教育等に
実践的に広く利用するためには次のような点で実用性に
欠ける。
【0024】まず、第1に、周辺刺激として運転席周り
に設置されたLEDを利用しているが、このような装置
の配置は、研究用途に限定された運転シミュレータでは
容易であっても、実践的に使用する検査・教育機器とし
ては装置が大がかりになり過ぎて実用的ではないという
問題がある。
【0025】第2に、この手法においては、測定結果に
基づいた被験者に対する助言機能等を持たないので、交
通安全教育等に実践的に用いるためには実用的でないと
いう問題がある。
【0026】第3に、ハンドル追従作業でCRTディス
プレイ画面に表示される目標信号1002が、抽象的な
2次元図形であるので、求められる課題は、被験者が慣
れ親しんだ運転行動における視覚情報処理とはかなり異
なる新たな課題であり、ある意味で難易度が高すぎると
いう問題がある。
【0027】この種の検査装置にあっては、なるべく少
ない検査手続で、お互いに独立性の高い評価尺度を実現
することが望ましい。周辺刺激課題のうちで、特に緑色
に点灯したLEDに対する反応課題は、全く通常の運転
とは関連のない、その場限りの課題であるので、他の尺
度(すなわちハンドル追従作業では逆に通常の運転にお
ける技量がそのまま反映される課題)によって実現され
ることが望ましい。
【0028】これは、認知心理学の領域で言う「手続記
憶」すなわち、「やり方の記憶」または「技量」を問う
ことが、ハンドル追従作業としてはより適切であること
を意味する。
【0029】通常、「新たな課題に対する反応能力」よ
りも「通常の運転に近い課題に対する反応能力」が、加
齢によって損なわれ難いと考えられている。したがっ
て、「通常の運転に近い課題に対する反応能力」が損な
われていると判明した場合には、「より重篤な問題があ
る」と判定することができるわけである。たとえば、
「参考文献[3]」で用いられている抽象的な目標信号
追従課題よりも、もっとリアルな3次元シミュレーショ
ンによるコース映像を用いたコース追従課題等を用いた
方が、「通常の運転に近い課題に対する反応能力」を判
定することが容易である。
【0030】したがって、上記参考文献[3]に開示さ
れているハンドル追従作業における課題は、実践的に使
用する検査・教育機器としては改良の余地がある。
【0031】本発明は、運転操作に相当する作業を運転
者に行わせながら、目的とする検査を行うことができる
運転シミュレータ装置および方法を提供することを目的
とするものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は、検査を行う装
置そのものを運転シミュレータ装置に組み込んだもので
あり、これによって、運転操作に相当する作業を運転者
に行わせながら、目的とする検査を行うことができるよ
うにしたものである。
【0033】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の第
1の実施例である運転シミュレータ装置101の構成を
示すブロック図である。
【0034】運転シミュレータ装置101は、静止して
いる模擬車両の運転者の視点から見える上記模擬車両の
周囲の環境を、上記運転者による運転操作の状況に応じ
て動画表示することによって、上記模擬車両の走行を運
転者に体感させる運転シミュレータ装置である。つま
り、運転シミュレータ装置101は、自動車のシミュレ
ーションを対象とした装置であり、被験者である運転者
106の操作に応じて、自動車の挙動の模擬を行う装置
である。
【0035】また、シミュレータ装置101は、運用者
インタフェース部102を有し、この運用者インタフェ
ース部102を構成する外部制御装置105を用いて運
用者107が、運転操作以外の装置の起動や設定等の操
作を行うものである。
【0036】シミュレータ装置101には、実際の車両
に対応してハンドル(模擬ハンドル)134、アクセル
ペダル(模擬アクセルペダル)135、ブレーキペダル
(模擬ブレーキペダル)136、シフトノブ(模擬シフ
トノブ)137、ホーンボタン(模擬ホーンボタン)1
38、コンビネーションスイッチ(模擬コンビネーショ
ンスイッチ)202が設けられている。これらの機器1
34〜138、202は、運転者106によって操作さ
れ、各機器の操作状況がセンサ(検出手段)124〜1
27とスイッチ128〜129とによって検出され、こ
れら検出信号が、入出力制御装置111を介して、CP
U108に取り込まれる。
【0037】CPU108は、予めハードディスク装置
110から読み出され、メモリ109に記憶されている
種々のデータと、入力された上記各検出信号とを用い、
後述する処理によって、模擬車両の挙動を演算し、運転
者106を視点とする外部環境の映像データ、模擬車両
の車両速度やエンジン回転数等の走行データ、模擬車両
のエンジン回転数や負荷に応じたエンジン音データ等を
算出する。メモリ109には、後述する処理プログラ
ム、音声データ、周辺環境、コースの映像描画用の座標
データ等が記憶されている。
【0038】メモリ109に記憶されたデータと、各種
運転操作装置から入出力制御装置111を介してCPU
108に取り込まれたデータとに基づいて、後述する方
法によってCPU108が、模擬車両の位置を刻々と演
算し、この演算された模擬車両の位置と、周辺環境の描
画用の座標データとが、画像生成装置112に入力され
る。
【0039】画像生成装置112は、慣性座標で3次元
的に表わされている周辺環境や走行コースの位置座標
を、「スクリーン投影演算」として知られている方法に
よって、描画用の2次元データに変換し、表示装置の表
示可能範囲を越える部分を削除する「クリッピング処
理」や物体の前後関係に基づいて見える面と見えない面
とを描き分ける「陰面処理」等の処理を行い、CRTデ
ィスプレイ装置114に表示するための映像信号を出力
する。CRTディスプレイ装置114には、模擬車両の
挙動に応じた映像が動画表示される。
【0040】音声データは、音声合成装置113によっ
て音声信号に変換され、スピーカ115から音声が出力
され、パネル表示装置131には、ランプ121、速度
計132等の装置によって模擬車両の状態が表示され
る。
【0041】臨場感のある運転感覚を得るためには、ハ
ンドルに反力を与える機構が欠かせない。上記実施例に
おいては、模擬車両の運動状態に応じて、反力を制御す
ることができるようにするために、反力モータ133と
センサ124とを用いたサーボ機構を、ハンドルに反力
を与える機構として採用している。もちろん、ハンドル
に反力を与える機構として、簡単なスプリング等によっ
て構成するようにしてもよい。
【0042】運転者106は、CRTディスプレイ装置
114、スピーカ115、パネル表示装置131の各出
力を、視覚、聴覚で認識し、また、ハンドル134を通
して得られる操舵反力によって、模擬車両の挙動を把握
することができる。
【0043】図2は、上記実施例であるシミュレータ装
置101を示す斜視図である。
【0044】図2に示すように、シミュレータ装置10
1は、基台205上にシート(模擬シート)201が設
けられ、このシート201の周囲に各種操作機器が搭載
され、実際の車両の運転席と同等な構成を有するもので
ある。シート201の周囲には、ハンドル134、アク
セルペダル135、ブレーキペダル136、シフトノブ
137、ホーンボタン138、コンビネーションスイッ
チ202、サイドブレーキ操作ノブ203等の主要な操
作機器が、実際と同等の位置に、同等の形状で設けら
れ、シート201正面のフロントウィンドウに相当する
位置には、CRTディスプレイ装置114が配置されて
いる。
【0045】また、上記実施例において、ディスプレイ
114は、運転コースを表示する表示手段の例である。
CPU108は、模擬ハンドルを介して上記模擬車両の
操舵を行った場合における上記模擬車両の走行状態を演
算する演算手段の例である。CPU108と画像生成装
置112とは、上記演算手段によって演算された模擬車
両の位置と姿勢とに基づいて、上記模擬車両の周囲環境
の画像を変化させる周囲環境画像変化手段の例であり、
特定の態様を具備する特定図形を、上記模擬車両の周囲
環境の画像に重畳して、上記表示手段に間欠的に表示さ
せる表示制御手段の例である。
【0046】また、センサ124〜127と、スイッチ
128、129は、上記特定図形を1回表示させてか
ら、次に表示させるまでの間において、上記模擬車両の
模擬操作手段を操作した状況を検出する操作状況検出手
段の例である。さらに、CPU108は、運転コースの
中心と演算された模擬車両の位置とのずれ量を検出する
ずれ量検出手段の例であり、模擬ハンドルの操作量を検
出する操作量検出手段の例である。
【0047】図4は、運転シミュレータ装置101の画
面表示例を示す図である。
【0048】CRTディスプレイ装置114に表示され
る動画は、模擬車両の挙動に応じて、運転者106の視
点に表示され、図4に示されるように、遠くの物体が小
さく表示され、近くの物体が大きく表示されている。こ
れは、慣性座標で3次元的に表わされた周辺環境や走行
コースの位置座標がメモリ109に予め記憶され、これ
ら慣性座標で3次元的に表わされた周辺環境や走行コー
スの位置座標を、上記「スクリーン投影演算」や「クリ
ッピング処理」、「陰面処理」等の処理を行い、運転者
106の視点から見た映像に変換しているためである。
【0049】また、図4に示される動画は、所定の微小
時間間隔で更新されることによって動画表示され、模擬
車両の走行に伴って遠くの物体が近づき、近くの物体が
通り過ぎるように映し出され、立体的に実際の状況を模
擬している。
【0050】次に、本発明の特徴である反応課題の提示
と、それに対する運転者の対応の検査とに関する実現手
段について説明する。
【0051】図3は、上記第1の実施例において、1回
の検査を実施した場合におけるCPU108の処理手順
を示すメインフローチャートである。
【0052】検査開始とともに、CPU108は、リア
ルタイムシミュレーション処理S321を開始する。つ
まり、運転者106によるシフトノブ137、アクセル
ペダル135等全ての操縦装置の操作は、センサ124
〜127とスイッチ128〜129とを介して入出力制
御装置111に入力され、CPU108に取り込まれる
(S301)。次に、後述の反応計測ルーチンが起動し
ている場合、所定の反応についてその内容やタイミング
が計測され、記憶される(S302)。
【0053】次に、車両の運動モデルに基づいて、運転
者106による操縦操作の内容に従って車両運動の演算
が行われる(S303)。これについては後述する。新
たに得られた自車位置は、後述のステップS310にお
ける評価演算のために記憶され、また、後述のステップ
S308における周辺環境描画のために保持される(S
304)。
【0054】次に、周辺環境に重畳して描画される特定
の態様を持った特定図形の表示について説明する。
【0055】ここで、特定の態様を持った特定図形とし
て、たとえば赤く塗り潰された丸い図形を表示画面の四
隅のいずれかに短時間(たとえば1秒間)表示する。
【0056】図5は、上記第1の実施例において、周辺
環境に重畳されて描かれた特定図形の例を示す図であ
る。
【0057】図5において、周辺環境に重畳されて描か
れた特定図形として特定図形501が示され、特定図形
501は、〇であり、ディスプレイ114の画面の4ヶ
所に同時に表示されているが、実際には、一度の表示で
は、これら4ヶ所の位置のいずれか1ヶ所のみに表示さ
れ、所定時間(たとえば2.5秒間)ごとに、その表示
位置が変化するものである。これに対応する対処(ディ
スプレイ114の画面に特定図形501が表示された場
合の対処)は、「すばやくブレーキを踏んで、再びアク
セルを踏むことである」と、運転者106に予め指示し
ておく。なお、ここで、特定図形501の表示の間隔
は、一定時間間隔ではなく、その度に、異なる時間間隔
であるとしてもよい。
【0058】上記の機能を実現するために、自車のシミ
ュレーション上の速度が所定の速度に達したか否かの判
定と描画タイミングが到来しているか否かの判定とを行
い(S305)、所定の速度に達し、かつ描画開始すべ
きタイミングである場合には(S305)、特定図形の
描画位置を決定し、描画を行い(S306)、それまで
特定図形の描画が行われていなければ、反応計測ルーチ
ンの初期化を行い(S307)、上記ステップS302
における反応内容の記憶に備える。
【0059】上記特定図形の描画を行った場合も行わな
い場合も、周辺環境の描画を行う(S308)。実際に
は、CPU108と画像生成装置112とは同時に作動
するので、CPU108は、描画に必要なデータと自車
の運転者の視点の位置と視線の方向のデータとを画像生
成装置112に転送し、描画処理を画像生成装置112
に委ね、次の処理に移る。なお、通常は陰面処理を行う
ために、より遠くの物からより近くの物へという順序で
描画を行うが、画像生成装置112においては、リアル
タイム処理を優先するので、もし描画データが多すぎる
等の理由によって全ての描画対象の描画を完了すること
ができない場合でも、より遠くのものの描画を省略し、
画面の乱れを最小限に押さえる工夫がされ、このため
に、最も手前に描かれる特定図形の描画を一番始めに実
行する。
【0060】そして、1回の計測が終了したか否かを判
定し(S309)、終了していない場合には、S301
の操作情報の取り込みに戻り、リアルタイムシミュレー
ションのループ(S321)を繰り返す(S309)。
なお、このループ(S321)の実行を、表示装置11
4の画面更新周期に合わせて行うことによって、スムー
ズな動画を得ることができる。たとえば、CRTディス
プレイ装置114の画面更新周期(1/30秒間)に同
期して、リアルタイムシミュレーション(S321)の
ループを実行する。このような演算を微小時間間隔でく
り返すことによって、あたかも実際の車両を運転してい
るかのように、滑らかな画面の動きを得ることができ、
実際の運転に類似した運転感覚を得ることが可能にな
る。
【0061】所定の時間または距離の測定が終了した
ら、処理はループから抜け(S309)、シミュレーシ
ョン終了後の処理(S322)に移る。シミュレーショ
ン終了後の処理(S322)では、検査結果が次のよう
に評価される(S310)。
【0062】ステップS304において記憶された自車
位置は、各観測点毎に、走行コースの中心位置と比較さ
れ、たとえばその横方向の誤差(位置ずれ)の絶対値の
平均を算出し、1つの評価指標を得る。さらに、ステッ
プS302で記憶された特定図形に対する反応内容が、
予め与えられた正しい反応と比較して評価され、反応忘
れや誤反応の割合、正しい反応の反応時間等を算出し、
もう1つの評価指標を得る。これらの評価結果を印刷出
力する(S311)ことによって、運用者107と運転
者106とに理解しやすい形で、運転者106の運転状
況の検査結果が得られる。運用者107は、これを参考
にし、運転者106に対して教育的な指導を行ってもよ
く、印刷出力自体の中に指導的な内容を含めることによ
って、実質的に運用者107なしでも効果的な運用を行
うことができる。シミュレーション終了後の処理(S3
22)を、検査終了後直ちに実行してもよく、ある程度
検査データが貯えられた時点で一括して実行してもよ
い。
【0063】なお、ここでは、運転コースの中心と演算
された模擬車両との位置ずれを利用した評価について述
べたが、上記位置ずれを利用した評価を行わず、特定図
形に対する反応の評価のみを行った場合でも、十分に実
用的な評価指標となり得る。
【0064】つまり、上記実施例は、所定の運転コース
の画像と、静止している模擬車両の運転者の視点から見
える上記模擬車両の周囲環境の画像とを表示する表示段
階と、模擬ハンドルを介して上記模擬車両の操舵を行っ
た場合における上記模擬車両の走行状態を演算する演算
段階と、上記演算段階によって演算された模擬車両の位
置と姿勢とに基づいて、上記模擬車両の周囲環境の画像
を変化させる周囲環境画像変化段階と、特定の態様を具
備する特定図形を、上記模擬車両の周囲環境の画像に重
畳して、上記表示手段に間欠的に表示する表示制御段階
と、上記特定図形を1回表示させてから、次に表示させ
るまでの間において、上記模擬車両の模擬操作手段を操
作した状況を検出する操作状況検出段階とを有する運転
シミュレータ方法である。
【0065】次に、上記実施例における運転モデルの演
算(S303)の概要について説明する。
【0066】運転シミュレータ装置101における運転
シミュレータは、時間的に変化する運転操作の状況をリ
アルタイムで取り込み、自動車運動の力学的モデルを逐
次数値的に解きながら、得られた解によって自車の運動
状態を表し、これに基づいて、自車周辺の映像を生成す
る、いわゆる「リアルタイムシミュレータ」である。し
たがって、運動状態は、微分方程式の数値解として得ら
れる。
【0067】運動モデルは、いわゆる「2輪モデル」を
採用している。この2輪モデルは、操舵される前輪と操
舵されない後輪とを、それぞれ1つのタイヤに置き換
え、全体で2つのタイヤに発生する力の合力と重心まわ
りのモーメントとが、それぞれ車両重心の運動と、車両
の重心の周りの回転運動とを決定するという簡略化され
たモデルであり、ドライビングシミュレータでは、既に
公知の技術である。
【0068】上記第1の実施例においては、被験者が慣
れ親しんだ通常の運転操作に相当する作業を運転者に行
わせながら、反応課題の検査を行うことが可能になり、
通常の運転における技量・特性が検査結果によって一層
反映されやすく、検査・教育機器としての実用性も備え
た装置を実現することができる。
【0069】次に、本発明における第2の実施例につい
て説明する。この第2の実施例は、上記第1の実施例に
おける運転コースの中心と演算された模擬車両との位置
ずれを利用した評価指標の代わりに、模擬ハンドルの操
作量を用い、運転操作の評価指標を得る実施例である。
なお、特定図形に対する反応の評価については、上記第
1の実施例と同様であるので、その説明を省略する。
【0070】この第2の実施例は、上記第1の実施例に
おいて記憶している自車の位置の代わりに、ハンドルの
操作量を記憶するものである。一般に、滑らかなハンド
ル操作では、ハンドル操作量の時系列的な観測値におい
て、高い周波数成分が少ない。そこで、記憶されたハン
ドル操作量のデータに対して、高速フーリエ変換として
知られる演算を行い、周波数分析を行い、与えられたコ
ース形状に相当する基本周期よりも高い周波数成分の値
を合計すると、運転操作に関する新たな評価指標を得る
ことができる。
【0071】上記第2の実施例によれば、ハンドル操作
量を検出するので、反応課題の検査とともに、運転操作
そのものを評価することも可能になる。また、ハンドル
操作量を検出する代わりに、位置ずれを検出した場合
も、反応課題の検査とともに、運転操作そのものを評価
することも可能になる。
【0072】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。第3の実施例は、上記第1、第2の実施例におけ
る走行コースとして、連続した左右のカーブである波状
コースを設定した場合の実施例である。
【0073】たとえば、運転コースを、振幅4メート
ル、周期64メートルの正弦波状のコースとする。運転
コースをこのように設定すると、第2の実施例のよう
に、ハンドル操作の周波数成分分析等を行う際に、基本
成分が明瞭なピークを形成するので、高次の成分を分離
して評価しやすいという利点がある。
【0074】第3の実施例においては、助走区間を経た
後に、周期64メートルの波状コースを連続的に4周期
分計測することによって、良好な検査結果を得ている。
つまり、第3の実施例においては、波状コースを使用す
るので、難易度の調整が容易で反応課題の遂行を重複し
て要求するのに適した運転操作課題を実現でき、運転操
作そのものを評価する指標として、ハンドル操作の滑ら
かさ、目標コースに対する自車走行軌跡の位相差等の指
標も得られる。
【0075】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。第4の実施例は、上記各実施例において、周囲の
環境の表示に重畳して表示される特定の態様を持った特
定図形が、色、形状の少なくとも一方が異なる2つ以上
の図形を所定の順序で(不定の順番に)表示する実施例
である。
【0076】ここでは、一例として、形状は同じように
内部が塗り潰された円形の特定図形を用い、色のみが
赤、黄、緑の3色を不定の順番に表示する(提示する)
ように構成されている。
【0077】反応課題としては、これらそれぞれの色に
応じて異なる反応を求める。たとえば、赤に対してはブ
レーキを踏むことを要求し、黄に対しては何もせず、緑
色に対してはアクセルを踏んだままでホーンボタン13
8を押すことを求め、それらの色ごとの誤り反応の割合
や、誤りの内容を記憶して、評価指標とする。
【0078】ここでは、4回の検査を続けて行い、その
うちの1回目と2回目とは、特定図形の表示(提示)を
伴わない測定であり、3回目と4回目とは、特定図形の
表示(提示)を伴った測定である。走行すべき運転コー
スは、全て第3の実施例に示した波状コースであり、3
回目と4回目とに用いた特定図形は、上記に示した赤、
黄、緑の丸型図形であり、運転者に求めた反応課題も上
記のとおりである。なお、この結果の例においては、後
述する第7の実施例による定速走行を行っており、その
速度は30km/hである。
【0079】図7は、上記実施例において、検査結果を
示す図であり、比較的成績の良い場合の例を示す図であ
る。図8は、上記実施例において、検査結果を示す図で
あり、比較的成績の悪い場合の例を示す図である。
【0080】図7において、走行結果の評価表701
は、各評価指標をまとめた表である。「試行」欄数字1
〜4は、上記測定回数を表わし、「2−1」は、それぞ
れの結果の値の2回目の値から1回目の値を引いた差を
示す。「4−3」、「4−2」は、同様に4回目の値か
ら3回目の値を引いた差と4回目の値から2回目の値を
引いた差とを示す。「2−1」、「4−3」で表される
数値は、同様の測定に対する1回目と2回目との測定結
果の差であるので、この間の学習効果を表わしていると
考えられる。また、「4−2」は、反応課題がある場合
と無い場合との測定結果の差であるので、この課題の遂
行による運転操作が乱れた結果であると考えられる。
【0081】図7において、「トラッキングエラー」欄
の数値は、運転コースの中心と、模擬車両のシミュレー
ション演算結果から得られる中心位置との位置ずれを評
価して得られた値である。「無補正」欄の数値は、与え
られた運転コースの中心と、模擬車両のシミュレーショ
ン演算結果から得られる中心位置との位置ずれの絶対値
の観測区間内での平均を表わす。「Offset」欄の
数値は、この区間でのコースの中心と、模擬車両のシミ
ュレーション演算結果から得られる中心位置との位置ず
れの符号を伴った値の平均値(すなわち全体としてのコ
ースずれ)を表わしている。「補正値」欄の数値は、上
記位置ずれを算出する際に、予め算出しておいた「Of
fset」の値を各観測値毎に差し引いた上で、絶対値
を取って観測区間内で平均した値である。
【0082】「ハンドル高次項」の値は、ハンドル操作
の粗さを、次のように評価した指標である。記憶された
ハンドル操作量のデータに対して、高速フーリエ変換と
して知られる演算をし、周波数分析を行う。ここでは、
正弦波状のコースの4周期分の観測を行っているので、
基本周波数成分は、ハンドル操作の周波数成分を表わす
グラフ705中、横軸「4」で表わされる成分となり、
当然大きいピークを成す。あまり高い周波数成分を論じ
ても意味がないので、ここでは、観測区間の全長に相当
する周波数を「1」とした場合、「5」〜「32」に相
当する成分の大きさの総和を、「4」の基本周波数の成
分の大きさで除した値によって、「ハンドル高次項」の
評価指標としている。
【0083】次に、コース追従操作の遅れ、進みの評価
指標である「位相 δt」欄の数値について説明する。
【0084】この「位相 δt」欄の数値は、模擬車両
の中心位置の観測結果を、上記ハンドル操作と同様に、
周波数分析した結果から得ている。ここでは、高次項を
評価する代わりに、基本周波数成分(すなわち観測区間
の全長に相当する基本周期)に相当する周波数に対して
4倍の周波数を持つ、コース形状の基本周期に相当する
成分の位相項を、時間換算して得られた値であり、単位
は[秒]である。負の値は、コース形状に対して自車の
走行軌跡が遅れていたことを表わし、正の値は、コース
形状に対して自車の走行軌跡が進んでいたことを表わ
す。
【0085】赤反応、黄反応、緑反応の各欄のうちで、
「正」で示される欄の数値は、それぞれの反応課題に対
して正しく反応した数を表わす。ここでは、各5回づ
つ、合計15回の提示が行われているので、その全てが
「5」であった場合には、全ての反応課題に正しく対処
したことになる。また、赤反応、緑反応の各欄の内、
「<t>」で示される欄の数値は、それぞれの反応課題
が提示されてから反応が観測されるまでの時間遅れの平
均値を表わす。正しい反応が1回も得られなかった場
合、「0」が記されている。「合計正答率」は、15回
の反応課題全てに対する正しい反応の割合を%で表わし
ている。
【0086】また、図7と図8とにおいて、グラフ70
2は、走行目標コースと実際に走行したコースとを示す
グラフであり、グラフ703は、走行目標コースと実際
に走行した位置のずれを示すグラフであり、グラフ70
4は、ハンドル操作の様子を表わすグラフであり、グラ
フ705は、ハンドル操作の周波数成分を表わすグラフ
である。
【0087】このように、図7に示す「比較的成績の良
い場合の例」と、図8に示す「比較的成績の悪い場合の
例」とを比較すると、前者では、後者に比べて特に「ト
ラッキングエラー」の「4−2」の値が小さく、コース
ずれの評価結果が反応課題の遂行によって悪くなってい
ないことが特徴的である。また、「合計正答率」は、前
者が後者よりも良く、「ハンドル高次項」は、前者が後
者に比べて小さい。
【0088】上記第4の実施例によれば、複数の特定図
形を表示するので、一種類のみの図形に対する反応課題
に比べて相対的に難易度を上げることができ、運転にお
ける技量・特性のより軽微な低下も検出することができ
るようになる。また、全く種類の異なる新たな反応課題
を導入することなしに、難易度が微妙に異なる複数の反
応課題が実現できるので、運転者の課題遂行能力をより
詳細に検査することができる。
【0089】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。第5の実施例は、上記各実施例に示した各機能に
加え、これらによって得られる評価指標に基づいて、予
め定められた複数の文章等から特定の文章等を選択し、
運用者または運転者に提示する例である。
【0090】図6は、上記実施例において、運転者に教
育上効果的な診断結果を与える動作を示すフローチャー
トである。
【0091】図9は、上記実施例において、助言機能を
実現する印刷出力の例を示す図である。
【0092】ここでも、測定は4回行われ、そのうちの
1回目と2回目とは、特定図形の表示(提示)を伴わな
い測定であり、3回目と4回目とは、特定図形を伴った
測定である。図6に示すように、まず、特定図形の表示
を伴わない走行が行われ(S601)、この回は、練習
扱いとしてこのデータは評価には用いない。次に、特定
図形の表示を伴わない測定が行われ(S602)、この
データは後の評価に用いられる。次に、特定図形の表示
を伴う走行が行われ(S603)、この回は、ステップ
S601と同様に、練習扱いとしてこのデータは評価に
は用いない。最後に、特定図形の表示を伴う走行が行わ
れ(S604)、この回のデータは、後の評価に用い
る。4回の走行が終了したら、各評価指標を演算し(S
605)、その評価結果と、それに基づく助言の印刷出
力が行われる(S606)。
【0093】ここでは、走行コースは、全て上記第3の
実施例に示した波状コースであり、3回目と4回目とに
用いた特定図形は、上記第4の実施例に示した赤、黄、
緑の丸型図形であり、運転者に求めた反応課題も、上記
第4の実施例に示した内容と同じである。
【0094】図9に示す走行結果のまとめの表901に
は、各測定の内容と、それぞれの測定におけるずれの平
均、誤反応率とが示されている。「ずれの平均」は、上
記第4の実施例について説明した図7、図8に示した走
行結果の評価表701における「トラッキングエラー
補正値」に相当する値である。誤反応率は、反応課題に
対する反応を正しく行うことができなかった割合を表わ
す。
【0095】図9中、評価結果を表わすグラフ902
は、コース追従に関する評価指標と、反応課題の成績と
を2次元的に表わしたものである。プロット903は、
被験者の走行結果から得られた評価値のプロットであ
る。
【0096】横軸は、上記「ずれの平均」の4回目の測
定値から2回目の測定値のを差し引いた値である。この
値が大きい程、反応課題の遂行によってコース追従の成
績が悪化していることを表わす。この値が小さい方を横
軸の正の方向とし、プロット点の横軸の値を得る。これ
は、運転中、突発的なできごとによって基本操作が影響
を受け易い場合、成績が低下するものと考えられるか
ら、「ゆとり」の尺度と名付けている。
【0097】縦軸は、反応課題の正答率を表わしてい
る。これは、「注意力」の尺度と名付けている。これら
を2次元的にプロットすることによって、被験者の傾向
を容易に理解することができ、教育的な効果が大きい。
【0098】図9中、助言の文章904は、上記「ゆと
り」の尺度と「注意力」の尺度との評価結果をもとに、
予め用意された次のような文章から1つが選ばれ、印刷
出力される。この内容を参考にすることによって、結果
の説明に費やす運用者の負荷を軽減することができる。
ここでは、代表的な文例のみをあげる。
【0099】第1の文例(ゆとり、注意力ともに良好な
被験者に対する助言の文章の例)「今回のあなたの運転
では、マークに対して正しい反応をしていました。ま
た、マークがある場合と無い場合とのコース外れもあま
り差がありません。このテストに関しては、全体的に余
裕があり、正確な運転をしていたといえます。しかし、
運転の特性は、年齢や体調の変化によって変わりやすい
ものです。自信過剰にならないように、いつも慎重な運
転を心掛けましょう。」第2の文例(ゆとり、注意力と
もに良くない被験者に対する助言の文章の例)「今回の
あなたの運転は、マークの見逃しや対処の誤りがかなり
あり、マークがある場合には、コース外れも目立ちまし
た。慣れない事態にあわててしまい、運転操作もおろそ
かになってしまったようです。運転をする場合には、運
転に専念するようにし、周囲の人や車、駐車中の車のか
げや見通しの悪い交差点等に、今まで以上に気をつけ、
スピードを控え目に慎重な運転を心掛けましょう。」な
お、メモリ109、HDD110は、所定の文章を予め
複数設定する文章設定手段の例である。CPU108
は、ずれ量検出手段が検出したずれ量、または操作量検
出手段が検出した模擬ハンドルの操作量と、操作状況検
出手段が検出した模擬車両の模擬操作手段の操作状況と
に基づいて、文章設定手段によって設定されている上記
複数の文章から少なくとも1つを選択する文章選択手段
の例である。また、ディスプレイ114は、上記文章選
択手段によって選択された上記文章を、上記模擬車両の
運転者に提示する文章提示手段の例である。なお、印刷
出力装置116も、上記文章提示手段の例である。
【0100】第5の実施例によれば、助言機能を付加し
たので、反応課題の検査結果と、運転操作そのものの評
価結果に基づいて、被験者に対してより的確な助言を行
うことが可能になり、交通安全教育等に用いるための実
用性が高まる。
【0101】次に、本発明の第6の実施例について説明
する。第6の実施例は、上記各実施例において、所定の
速度、たとえば30km/hに達したら、速度一定の自
動制御とする例である。
【0102】所定の速度に達したことを検出したら、運
転者によるアクセルペダル135の操作に基づく運動モ
デル演算によって自車の速度を得る代わりに、アクセル
ペダル135の操作と運動モデルとの関係を切り離し、
ハンドル操作や走行抵抗等による制動力に起因する速度
低下に対して、所定の速度(ここでは30km/h)を
目標値として、現在速度と目標値との差に基づいてアク
セルペダル操作量を決定することによって、速度偏差を
運動モデル演算にフィードバックして、走行速度を自動
制御する構成を採用してもよい。
【0103】この構成によると、測定速度に関して被験
者の操作に依存せずに、正確な速度における走行が可能
になり、測定条件の統一が図れる。また、本実施例にお
いては、走行速度が所定の速度となって測定区間にさし
かかったら、ブレーキペダル136の操作も運動モデル
とは切り離した構成とした。これによって、反応課題の
一部に、ブレーキペダル136の操作を含む課題を構成
した場合でも、制動による速度の低下から、再び所定の
速度に加速するのを待つことなく、連続的に計測を実行
することができ、測定時間の短縮に役立つ。
【0104】また、上記実施例を、記録媒体の発明とし
て把握することができる。つまり、上記実施例は、所定
の運転コースの画像と、静止している模擬車両の運転者
の視点から見える上記模擬車両の周囲環境の画像とを表
示する表示手順と、模擬ハンドルを介して上記模擬車両
の操舵を行った場合における上記模擬車両の走行状態を
演算する演算手順と、上記演算手順によって演算された
模擬車両の位置と姿勢とに基づいて、上記模擬車両の周
囲環境の画像を変化させる周囲環境画像変化手順と、特
定の態様を具備する特定図形を、上記模擬車両の周囲環
境の画像に重畳して、上記表示手段に間欠的に表示する
表示制御手順と、上記特定図形を1回表示させてから、
次に表示させるまでの間において、上記模擬車両の模擬
操作手段を操作した状況を検出する操作状況検出手順と
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0105】また、上記実施例は、上記運転コースの中
心と演算された模擬車両の位置とのずれ量を検出するず
れ量検出手順、または模擬ハンドルの操作量を検出する
操作量検出手順をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
である。さらに、上記運転コースは、連続する左右のカ
ーブを有する波状コースであることを特徴とするコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0106】また、上記実施例は、所定の文章を予め複
数設定する文章設定手順と、上記ずれ量検出手順で検出
した上記ずれ量、または上記操作量検出手順で検出した
上記模擬ハンドルの操作量と、上記操作状況検出手順で
検出した上記模擬車両の模擬操作手段の操作状況とに基
づいて、上記文章設定手順によって設定されている上記
複数の文章から少なくとも1つを選択する文章選択手順
と、上記文章選択手順によって選択された上記文章を、
上記模擬車両の運転者に提示する文章提示手順とをコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0107】なお、上記コンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体は、上記実施例では、メモリ109であるが、こ
れ以外にも、HDD、FD、CD、DVD、半導体メモ
リ、磁気テープ等が考えられる。
【0108】すなわち、本発明による運転シミュレータ
装置を用いることによって、実際の運転に近い操作を被
験者に行わせながら運転能力のうちでも最も基本的な要
素である認知反応課題の遂行能力を検査することができ
るようになり、能力低下に対して検出感度の高い検査方
法を実現することができる。また、これと同じように、
運転の基本的な要素であるステアリング操作の遂行能力
もこれと同時に検査することが可能である。上記実施例
装置を用いて運転者の基本的能力を検査することによっ
て、実用性が高くきめ細かな助言を、運転者やその管理
者・指導者に対して提供することができるようになり、
基本的な運転能力の低下に気付かないうちに、それが要
因となった事故を起こしてしまうというような事態を未
然に防ぐことができる。また、安全運転の実現と交通事
故の防止とによって、事故の発生による社会の生産性の
低下を防ぐことを通して、広く産業の発達と公共の福祉
の増進に寄与するものである。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、被験者が慣れ親しんだ
通常の運転操作に相当する作業を運転者に行わせなが
ら、反応課題の検査を行うことが可能になり、通常の運
転における技量・特性が検査結果によって一層反映され
やすく、検査・教育機器としての実用性も備えた装置を
実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である運転シミュレータ
装置101の構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施例であるシミュレータ装置101を示
す斜視図である。
【図3】上記第1の実施例において、1回の検査を実施
した場合におけるCPU108の処理手順を示すメイン
フローチャートである。
【図4】運転シミュレータ装置101の画面表示例を示
す図である。
【図5】上記実施例において、周辺環境に重畳されて描
かれた特定図形の例を示す図である。
【図6】上記実施例において、運転者に教育上効果的な
診断結果を与える動作を示すフローチャートである。
【図7】上記実施例において、検査結果を示す図であ
り、比較的成績の良い場合の例を示す図である。
【図8】上記実施例において、検査結果を示す図であ
り、比較的成績の悪い場合の例を示す図である。
【図9】上記実施例において、助言機能を実現する印刷
出力の例を示す図である。
【図10】上記従来例において、ハンドル追従作業時に
被験者に提示される画面表示の例を示す図である。
【符号の説明】
101…運転シミュレータ装置 102…運用者インタフェース部 103…コンピュータ装置 104…運転者インタフェース部 105…外部制御装置 106…運転者 107…運用者 108…CPU 109…メモリ 110…ハードディスク装置 111…入出力制御装置 112…画像生成装置 113…音声合成装置 114…CRTディスプレイ装置 115…スピーカ 116…印刷出力装置 121…ランプ 122…メータ 123…モータ駆動装置 124〜127…センサ 128…ホーンスイッチ 129…スイッチ 131…パネル表示装置 132…速度計 133…操舵反力発生用モータ 134…ハンドル 135…アクセルペダル 136…ブレーキペダル 137…シフトノブ 138…ホーンボタン 139…各種操作装置 201…シート 202…コンビネーションスイッチ 203…サイドブレーキ操作ノブ 205…基台 401…コース表示 402…遠景表示 403…後方表示 404…自車のパネル表示 501…特定の態様を持った図形 701…走行結果の評価表 702…走行目標コースと実際に走行したコースのグラ
フ 703…走行目標コースと実際に走行した位置のずれの
グラフ 704…ハンドル操作の様子を表わすグラフ 705…ハンドル操作の周波数成分を表わすグラフ 901…走行結果のまとめの表 902…評価結果を表わすグラフ 903…被験者の走行結果から得られた評価値のプロッ
ト 904…助言の文章 1001…目標信号 1002…追従表示。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止している模擬車両の運転者の視点か
    ら見える上記模擬車両の周囲の環境を、上記運転者によ
    る運転操作の状況に応じて動画表示することによって、
    上記模擬車両の走行を運転者に体感させる運転シミュレ
    ータ装置において、 運転コースを表示する表示手段と;模擬ハンドルを介し
    て上記模擬車両の操舵を行った場合における上記模擬車
    両の走行状態を演算する演算手段と;上記演算手段によ
    って演算された模擬車両の位置と姿勢とに基づいて、上
    記模擬車両の周囲環境の画像を変化させる周囲環境画像
    変化手段と;特定の態様を具備する特定図形を、上記模
    擬車両の周囲環境の画像に重畳して、上記表示手段に間
    欠的に表示させる表示制御手段と;上記特定図形を1回
    表示させてから、次に表示させるまでの間において、上
    記模擬車両の模擬操作手段を操作した状況を検出する操
    作状況検出手段と;を有することを特徴とする運転シミ
    ュレータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記運転コースの中心と演算された模擬車両の位置との
    ずれ量を検出するずれ量検出手段、または模擬ハンドル
    の操作量を検出する操作量検出手段を有することを特徴
    とする運転シミュレータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記運転コースは、連続する左右のカーブを有する波状
    コースであることを特徴とする運転シミュレータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記特定図形は、色、形状のうちの少なくとも1つが異
    なる複数の図形であり、上記複数の特定図形が、所定の
    順序で表示されることを特徴とする運転シミュレータ装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 所定の文章を予め複数設定する文章設定手段と;上記ず
    れ量検出手段が検出した上記ずれ量、または上記操作量
    検出手段が検出した上記模擬ハンドルの操作量と、上記
    操作状況検出手段が検出した上記模擬車両の模擬操作手
    段の操作状況とに基づいて、上記文章設定手段によって
    設定されている上記複数の文章から少なくとも1つを選
    択する文章選択手段と;上記文章選択手段によって選択
    された上記文章を、上記模擬車両の運転者に提示する文
    章提示手段と;を有することを特徴とする運転シミュレ
    ータ装置。
  6. 【請求項6】 所定の運転コースの画像と、静止してい
    る模擬車両の運転者の視点から見える上記模擬車両の周
    囲環境の画像とを表示する表示段階と;模擬ハンドルを
    介して上記模擬車両の操舵を行った場合における上記模
    擬車両の走行状態を演算する演算段階と;上記演算段階
    によって演算された模擬車両の位置と姿勢とに基づい
    て、上記模擬車両の周囲環境の画像を変化させる周囲環
    境画像変化段階と;特定の態様を具備する特定図形を、
    上記模擬車両の周囲環境の画像に重畳して、上記表示手
    段に間欠的に表示する表示制御段階と;上記特定図形を
    1回表示させてから、次に表示させるまでの間におい
    て、上記模擬車両の模擬操作手段を操作した状況を検出
    する操作状況検出段階と;を有することを特徴とする運
    転シミュレート方法。
  7. 【請求項7】 所定の運転コースの画像と、静止してい
    る模擬車両の運転者の視点から見える上記模擬車両の周
    囲環境の画像とを表示する表示手順と;模擬ハンドルを
    介して上記模擬車両の操舵を行った場合における上記模
    擬車両の走行状態を演算する演算手順と;上記演算手順
    によって演算された模擬車両の位置と姿勢とに基づい
    て、上記模擬車両の周囲環境の画像を変化させる周囲環
    境画像変化手順と;特定の態様を具備する特定図形を、
    上記模擬車両の周囲環境の画像に重畳して、上記表示手
    段に間欠的に表示する表示制御手順と;上記特定図形を
    1回表示させてから、次に表示させるまでの間におい
    て、上記模擬車両の模擬操作手段を操作した状況を検出
    する操作状況検出手順と;をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 上記運転コースの中心と演算された模擬車両の位置との
    ずれ量を検出するずれ量検出手順、または模擬ハンドル
    の操作量を検出する操作量検出手順をコンピュータに実
    行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 上記運転コースは、連続する左右のカーブを有する波状
    コースであることを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 所定の文章を予め複数設定する文章設定手順と;上記ず
    れ量検出手順で検出した上記ずれ量、または上記操作量
    検出手順で検出した上記模擬ハンドルの操作量と、上記
    操作状況検出手順で検出した上記模擬車両の模擬操作手
    段の操作状況とに基づいて、上記文章設定手順によって
    設定されている上記複数の文章から少なくとも1つを選
    択する文章選択手順と;上記文章選択手順によって選択
    された上記文章を、上記模擬車両の運転者に提示する文
    章提示手順と;をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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