JP7064424B2 - 運転教習システム - Google Patents

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Description

本発明は、受講者が模擬車両を運転した際の結果を用いて、当該受講者を対象とした車両運転教習を実施するための装置に関する。
受講者が模擬車両を運転した際の前回教習結果および今回教習結果を1枚のシートにまとめてプリントアウトし、このシートを参照しながら運転技術の上達度合いなどを当該受講者に示しながら運転教習を実施する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。シートを参照することにより、受講者は前回受講時から今回受講時までの期間における車両運転技術の上達度合いを容易に把握することができる。
特開2012-128375号公報
しかし、受講者が、運転シミュレータを操作してあらかじめ模擬車両の運転操作を体験し、かつ、当該運転操作に応じて生じる走行状況を疑似的に体験することができる機会が不足している。特に、二輪車の免許システムが国によって異なるので、免許システムの相違を踏まえた二輪車の運転訓練のための装置が必要とされている。
そこで、本発明は、受講者による模擬車両の運転操作態様に基づく、車両運転教習の成果の向上を図ることができるシステムを提供することを目的とする。
本発明の運転教習システムは、受講者による模擬車両の運転操作態様に基づき、当該受講者を対象として運転教習を実施する運転教習システムにおいて、複数の体験メニューのうち一の体験メニューを指定させるための入力インターフェースと、前記入力インターフェースを通じて指定された体験メニューに応じた指定走行状況を、前記受講者が体験可能な形態で模擬的に実現するための出力インターフェースと、前記受講者による前記模擬車両の運転操作態様を検出する運転操作態様検出要素と、前記運転操作態様検出要素により検出された前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて模擬的に実現されている前記指定走行状況において実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定する走行状況推定要素と、前記走行状況推定要素により推定された前記実車両の仮想的な走行状況を、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が体験可能な形態で模擬的に実現する第1出力制御要素と、前記走行状況推定要素により推定された前記実車両の仮想的な走行状況に関する教習情報を生成したうえで、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が認識可能な形態で前記教習情報を出力する第2出力制御要素と、を備えていることを特徴とする。
当該構成の運転教習システムによれば、受講者が入力インターフェースを通じて体験メニューを指定することにより、当該指定された体験メニューに応じた指定走行状況を、出力インターフェースを通じて経験することができる。さらに、受講者が模擬車両を運転することにより、当該運転操作態様にしたがって実車両が指定走行状況において走行した際に推定される走行状況を、出力インターフェースを通じて経験することができる。そして、受講者は、当該推定走行状況に関する教習情報を、出力インターフェースを通じて認識することができる。
よって、受講者が単独でも車両運転に関する教習が可能になるため、受講者は車両運転操作によって生じる走行状況を疑似的に体験し、かつ、当該走行状況に関する教習情報を認識することができ、車両運転教習の成果の向上を図ることができる。
本発明の運転教習システムにおいて、前記第1出力制御要素が、前記入力インターフェースを通じて前記受講者により指定された一の前記体験メニューに応じて異なる複数の前記指定走行状況のそれぞれを、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が複数の期間のそれぞれにおいて体験可能な形態で模擬的に実現し、前記走行状況推定要素が、前記運転操作態様検出要素により検出された前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて模擬的に実現されている前記複数の指定走行状況のそれぞれにおいて実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定し、前記第2出力制御要素が、前記走行状況推定要素により推定された前記複数の指定走行状況のそれぞれにおける前記実車両の仮想的な走行状況に関する教習情報を生成したうえで、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が認識可能な形態で前記教習情報を出力することが好ましい。
当該構成の運転教習システムによれば、受講者が入力インターフェースを通じて一の体験メニューを指定することにより、当該指定された一の(単一の)体験メニューに応じた複数の指定走行状況のそれぞれを、異なる複数の期間のそれぞれにおいて出力インターフェースを通じて経験することができる。さらに、受講者が模擬車両を運転することにより、当該運転操作態様にしたがって実車両が複数の指定走行状況のそれぞれにおいて走行した際に推定される複数の走行状況を、出力インターフェースを通じて経験することができる。そして、受講者は、当該複数の推定走行状況の対比結果等を伴う教習情報を、出力インターフェースを通じて認識することができる。
このように、受講者が講師不在の状況でも、指定された体験メニューに応じた複数の指定走行状況のそれぞれにおける車両運転に関する教習が実施可能になるため、車両運転教習の成果のさらなる向上を図ることができる。
本発明の運転教習システムにおいて、前記第1出力制御要素が、前記入力インターフェースを通じて前記受講者により指定された一の前記体験メニューに応じて、複数の走行状況因子のうち一の走行状況因子が異なる前記複数の指定走行状況のそれぞれを、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が複数の期間のそれぞれにおいて体験可能な形態で模擬的に実現することが好ましい。
当該構成の運転教習システムによれば、受講者は、複数の走行状況因子のうち、入力インターフェースを通じて指定された一の体験メニューに応じた一の走行状況因子が相違する複数の指定走行状況を、出力インターフェースを通じて体験することができる。これにより、当該一の走行状況因子の相違に受講者の意識を集中させた形での教習が実施可能になるため、車両運転教習の成果のさらなる向上を図ることができる。
本発明の運転教習システムにおいて、前記第1出力制御要素が、前記複数の走行状況因子として路面状況、車速、交通参加者の飛び出しの可能性および前走車の急停止の可能性のうち一の走行状況因子が異なる前記複数の指定走行状況のそれぞれを、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が複数の期間のそれぞれにおいて体験可能な形態で模擬的に実現し、前記運転操作態様検出要素が、前記受講者による前記模擬車両の運転操作態様として、前記模擬車両の制動操作態様を検出し、前記走行状況推定要素が、前記実車両の仮想的な走行状況として、前記実車両の減速態様を推定することが好ましい。
当該構成の運転教習システムによれば、受講者は、複数の走行状況因子のうち、入力インターフェースを通じて指定された一の体験メニューに応じた一の走行状況因子としての「路面状況」、「車速」、「交通参加者の飛び出しの可能性」および「前走車の急停止の可能性」のうちいずれか1つが相違する複数の指定走行状況を、出力インターフェースを通じて体験することができる。さらに、受講者は、実車両の推定走行状況として、模擬車両の制動操作態様に応じた当該実車両の減速態様を、出力インターフェースを通じて体験することができる。そして、受講者は、実車両の推定減速態様に関する教習情報を、出力インターフェースを通じて認識することができる。これにより、当該一の走行状況因子の相違に受講者の意識を集中させた形での教習が実施可能になるため、車両運転教習の成果のさらなる向上を図ることができる。
本発明の運転教習システムにおいて、前記運転操作態様検出要素が、前記受講者による前記模擬車両の運転操作態様として、前記模擬車両の前輪および後輪のそれぞれの制動操作態様を検出することが好ましい。
当該構成の運転教習システムによれば、受講者は、前輪および後輪のそれぞれの制動操作が必要な実車両を模擬した模擬車両の制動態様に関する教習情報を、出力インターフェースを通じて認識することができる。
本発明の運転教習システムにおいて、前記入力インターフェースを通じて前記受講者による指定操作があった場合、前記走行状況推定要素が、前記運転操作態様検出要素により前記複数の期間のうち一の期間において検出された前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて前記複数の期間のうち他の期間において模擬的に実現されている他の前記指定走行状況において実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定することが好ましい。
当該構成の運転教習システムによれば、運転教習者は、入力インターフェースを通じて指定操作を行うことにより、単一のメニューに応じた複数の指定走行状況のうち一の指定走行状況(第1指定走行状況)を体験した際の模擬車両の運転操作態様が、当該複数の指定走行状況のうち他の指定走行状況(第2指定走行状況)に適用された場合における実車両の仮想的な走行状況の推定結果を体験することができる。すなわち、運転教習者は、模擬車両の1回の運転操作態様に応じて、異なる複数の指定走行状況のそれぞれにおける、実車両の仮想的な走行状況の推定結果を体験することができる。さらに、運転教習者は、模擬車両の1回の運転操作態様に応じて、指定走行状況の相違に応じた実車両の仮想的な走行状況の推定結果の相違を認識することができる。
本発明の運転教習システムにおいて、前記入力インターフェースを通じて前記受講者による指定操作があった場合、前記運転操作態様検出要素により検出された前回以前の前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて今回期間において模擬的に実現されている前記複数の指定走行状況のそれぞれにおいて実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定することが好ましい。
当該構成の運転教習システムによれば、運転教習者は、入力インターフェースを通じて指定操作を行うことにより、一の指定走行状況(第1指定走行状況)を体験した際の模擬車両の運転操作態様が、他の指定走行状況(第2指定走行状況)に適用された場合における実車両の仮想的な走行状況の推定結果を体験することができる。すなわち、運転教習者は、模擬車両の1回の運転操作態様に応じて、異なる複数の指定走行状況のそれぞれにおける、実車両の仮想的な走行状況の推定結果を体験することができる。
本発明の運転教習システムにおいて、前記第1出力制御要素が、前記入力インターフェースを通じて前記受講者により指定された前記体験メニューに応じた前記模擬車両の運転に関する注意事項を、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が認識可能な形態で出力することが好ましい。
当該構成の運転教習システムによれば、受講者は、入力インターフェースを通じて体験メニューを指定することにより、模擬車両の運転に関する注意事項を、出力インターフェースを通じて認識することができる。これにより、受講者は、当該注意事項を踏まえて模擬車両を指定走行状況において運転することができるので、教習効果のさらなる向上が図られる。
本発明の一実施形態としての運転教習システムの構成説明図。 運転操作装置により構成される入力インターフェースの構成説明図。 入力インターフェースの構成説明図。 運転教習の手順を表わすフローチャート。 車両選択用の入力インターフェースに関する説明図。 コース選択用の入力インターフェースに関する説明図。 体験メニュー選択用の入力インターフェースに関する説明図。 運転に関する情報の出力態様に関する説明図。 体験メニューに関する第1の説明の出力態様に関する説明図。 体験メニューに関する第2の説明の出力態様に関する説明図。 模擬車両の運転操作態様に関する説明の出力態様に関する説明図。 指定走行状況および推定走行状況の出力態様に関する説明図。 第1の教習情報の出力態様に関する説明図。 第2の教習情報の出力態様に関する説明図。 第3の教習情報の出力態様に関する説明図。 第4の教習情報の出力態様に関する説明図。
(構成)
図1に示されている本発明の一実施形態としての運転教習システムは、受講者Mによる模擬車両20の第1運転操作装置21および第2運転操作装置22を通じた運転操作態様に基づき、当該受講者Mを対象として運転教習を実施するための装置である。運転教習システムは、入力インターフェース11と、出力インターフェース12と、運転教習用コンピュータ100と、を備えている。運転教習用コンピュータ100は、走行状況推定要素112と、第1出力制御要素121と、第2出力制御要素122と、を備えている。
模擬車両20は、二輪自動車を模擬する車両である。第1運転操作装置21はハンドルであり、兼用レバー211、サイドビュースイッチ212、前照灯上下切換スイッチ213、方向指示スイッチ214、ホーンスイッチ215、スタータスイッチ216、エンジン停止スイッチ217、前輪ブレーキレバー218およびスロットルグリップ219を有している。
兼用レバー211は、MT車の運転教習時にはクラッチレバーとして機能し、AT車の運転教習時には後輪ブレーキレバーとして機能するように切換可能に構成されている。サイドビュースイッチ212は、出力インターフェース12を構成する画像表示装置に表示されるサイドビュー(サイドミラーの映像(図10/X6211,X6212,X6221,X6222参照))の表示および非表示を切り換えるためのスイッチである。前照灯上下切換スイッチ213は、模擬車両20の前照灯のハイビームおよびロービームを切り換えるためのスイッチである。方向指示スイッチ214は、左右の方向指示器の点滅および停止を切り換えるためのスイッチである。ホーンスイッチ215は、押下して警告音を発生するためのスイッチである。スタータスイッチ216は模擬車両20のエンジンを始動させるためのスイッチである。エンジン停止スイッチ217はエンジンを停止させるためのスイッチである。前輪ブレーキレバー218は、前輪ブレーキ操作を実行するためのものである。スロットルグリップ219は、回動させることよってエンジン回転数を上昇させるためのものである。
第2運転操作装置22は後輪ブレーキレバーであり、MT車の運転教習時、右足で後輪ブレーキ操作を実行するためのものである。模擬車両20には、そのほか、MT車の運転教習時、左足で変速動作を実行するための変速レバーが設けられている(図示略)。模擬車両20は、第1運転操作装置21および第2運転操作装置22のそれぞれの操作態様に応じた信号を出力するセンサ群24を有している。
模擬車両20のサイドミラー、前照灯、エンジン、前輪、後輪、前輪ブレーキおよび後輪ブレーキなどの実車両の構成要素は仮想的なものであり、模擬車両20に実際に搭載されているわけではない。
本実施形態では、模擬車両20の第1運転操作装置21の少なくとも一部の構成要素が入力インターフェース11を構成している。例えば、第1運転操作装置21としてのハンドル、ホーンスイッチ215およびスタータスイッチ216が入力インターフェース11を構成している。
出力インターフェース12を構成する画像出力装置に、図3上段に示されているように、ハンドル、ホーンスイッチ215およびスタータスイッチ216のそれぞれを表わすアイコンのほか、「選択」、「戻る」、「次へ」および「解説へ」などのメニュー、ハンドル(第1運転操作装置21)、ホーンスイッチ215、スタータスイッチ216および前照灯上下切換スイッチ213のそれぞれの操作と教習進行における意味との関連性についての説明文を含む画像41、42、40、44が表示される。このため、当該アイコンおよび当該説明文を含む画像を、受講者Mが視認可能な形態で出力する画像出力装置も入力インターフェース11を構成している。ハンドルを左側に操舵すると出力インターフェース12の表示画面において一の選択事項から左側の選択事項への仮選択対象の遷移が可能であり、ハンドルを右側に操舵すると出力インターフェース12の表示画面において一の選択事項から右側の選択事項への仮選択対象の遷移が可能である。ハンドル、ホーンスイッチ215およびスタータスイッチ216などのうち少なくとも1つの操作について複数の意味が関連付けられていてもよい(図3下段参照)。
なお、「選択」、「戻る」、「次へ」および「解説へ」などの各メニューと、方向指示スイッチ214、前輪ブレーキレバー218およびスロットルグリップ219のそれぞれとが対応するなど、選択事項の選択および画像切り替えのための各メニューと第1運転操作装置21およびその構成要素ならびに第2運転操作装置22との対応関係は、別の形態の対応関係であってもよい。出力インターフェース12を構成するタッチパネル式の画像出力装置によって、入力インターフェース11が構成されていてもよい。
出力インターフェース12は、画像出力装置のほか、例えば、模擬車両20の前方において左右に配置されたステレオスピーカなどの音響出力装置を備えていてもよい。出力インターフェース12は、ホログラムのように3次元映像を生成する装置であってもよい。出力インターフェース12は、例えば、受講者Mの頭部に装着されるアイウェアのような形態の、バーチャルリアリティ(VR)を体験させるための装置であってもよい。
運転操作態様検出要素111、走行状況推定要素112、第1出力制御要素121および第2出力制御要素122のそれぞれは、CPU、シングルプロセッサコアまたはマルチプロセッサコアなどの演算処理機能を有する装置により構成され、プロセッサコアを構成するプロセッサが、同じくプロセッサコアを構成するメモリまたは外部メモリから必要なデータおよびプログラム(ソフトウェア)を読み取り、担当する演算処理(後述)を実行するように構成されている。
(作用)
受講者Mにより入力インターフェース11を通じて運転教習システムが起動される(図4/STEP02)。これに応じて、第1出力制御要素121により出力インターフェース12を通じて車両を選択するための画像が出力される。例えば、図5に示されているように、異なる複数の二輪自動車を立体的に表現する画像X11、仮選択されている一の二輪自動車に関する情報を示す画像X12、第1運転操作装置21(ハンドル)の操舵操作により一の二輪自動車を仮選択できることを表わす画像X141、および、スタータスイッチ216の押し操作により次画面に遷移できることを表わす画像X142が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される。
受講者Mにより入力インターフェース11を通じて車両が選択される(図4/STEP04)。例えば、図5に示されている画像にしたがって、模擬車両20の第1運転操作装置21(ハンドル)の操作により一の二輪自動車が仮選択され、かつ、スタータスイッチ216の操作により次の画面への遷移指示があった場合、当該一の二輪自動車が運転教習用の車両として選択される。車両の選択のための画像出力および当該画像にしたがった車両の選択は省略されてもよい。
受講者Mにより入力インターフェース11を通じて一または複数の1次走行状況因子により特定される一の1次コースが選択される(図4/STEP06)。「1次走行状況因子」には、道路種別(高速道路、市街道路および山林道など)、道路傾斜、車線数および車線幅など、教習用の道路の属性が含まれていてもよい。
例えば、図6に示されているように、1次走行状況因子が異なる「練習走行」、「操作計測」、「ビギナーコース」、「大通りコース」、「抜け道コース」および「ツーリング」等の複数の1次コースのそれぞれを表わす画像X21、仮選択されている一の1次コースに関する情報を示す画像X22、ホーンスイッチ215の押し操作により前画面に遷移できることを表わす画像X240、第1運転操作装置21(ハンドル)の操舵操作により一の1次コースを仮選択できることを表わす画像X241、および、スタータスイッチ216の押し操作により次画面に遷移できることを表わす画像X242が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される。図6に示されている画像にしたがって、模擬車両20の第1運転操作装置21(ハンドル)の操舵操作により一の1次コースが仮選択され、かつ、スタータスイッチ216の押し操作により次の画面への遷移指示があった場合、当該一の1次コースが本選択される。1次コースの選択のための画像出力および当該画像にしたがった1次コースの選択は省略されてもよい。
受講者Mにより入力インターフェース11を通じて一または複数の2次走行状況因子により特定される一の2次コースが選択される(図4/STEP08)。「2次走行状況因子」には、車速の高低、加速度の高低、減速度の高低および空気抵抗の高低など、教習用の車両の挙動特性が含まれていてもよい。
例えば、図7に示されているように、2次走行状況因子が異なる「急停止」等の複数の2次コースのそれぞれを表わす画像X31、仮選択されている一の2次コースに関する情報を示す画像X32、ホーンスイッチ215の押し操作により前画面に遷移できることを表わす画像X340、第1運転操作装置21(ハンドル)の操舵操作により一の2次コースを仮選択できることを表わす画像X341、および、スタータスイッチ216の押し操作により次画面に遷移できることを表わす画像X342が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される。図7に示されている画像にしたがって、模擬車両20の第1運転操作装置21(ハンドル)の操舵操作により一の2次コースが仮選択され、かつ、スタータスイッチ216の押し操作により次の画面への遷移指示があった場合、当該一の2次コースが本選択される。2次コースの選択のための画像出力および当該画像にしたがった2次コースの選択は省略されてもよい。
ここで、第1出力制御要素121により、模擬車両20の運転操作態様に関する情報が出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される(図4/STEP10)。例えば、図8に示されているように、第1運転操作装置21を表わすアイコンに加えて、第1運転操作装置21を構成するスイッチの操作の意味に関する情報を含む画像X42、ホーンスイッチ215の押し操作により前画面に遷移できることを表わす画像X440、および、スタータスイッチ216の押し操作により次画面に遷移できることを表わす画像X442が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される。
さらに、体験メニューの概要を示す情報が出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される。例えば、図9に示されているように、体験内容を示す画像X50、体験手順に関する説明を示す画像X51、複数の体験メニューのそれぞれの概要を示す画像X531~X533、および、スタータスイッチ216の押し操作により次画面に遷移できることを表わす画像X542が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される。
第1出力制御要素121により出力インターフェース12を通じて体験メニューを選択するための画像が出力され、受講者Mにより入力インターフェース11を通じて体験メニューが選択される(図4/STEP12)。例えば、図10に示されているように、複数の体験メニューのそれぞれを表わすアイコンX61に加えて、仮選択されている一の体験メニューに対応する複数の(本実施形態では2つの)指定走行状況を表わす画像X621~X622(仮想的な車両前方の様子を表わす画像)、ホーンスイッチ215の押し操作により前画面に遷移できることを表わす画像X640、第1運転操作装置21(ハンドル)の操舵操作により一の体験メニューを仮選択できることを表わす画像X641、および、スタータスイッチ216の押し操作により次画面に遷移できることを表わす画像X642が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される。
第1指定走行状況を表わす画像X621には、当該第1指定走行状況における左右のサイドビューX6211およびX6212が示されている。第2指定走行状況を表わすX622には、当該第2指定走行状況における左右のサイドビューX6211およびX6212が示されている。
図10に示されている画像にしたがって、模擬車両20の第1運転操作装置21(ハンドル)の操舵操作により一の体験メニューが仮選択され、かつ、スタータスイッチ216の押し操作により次の画面への遷移指示があった場合、当該一の体験メニューが本選択される。
各体験メニューには、複数の指定走行状況が対応している。複数の指定走行状況は、各指定走行状況を定義する複数の走行状況因子のうち一の走行状況因子のみが相違することにより相互に差異化されている。例えば、複数の走行状況因子に「路面状況」、「車速」、「交通参加者の飛び出しの可能性」および「前走車の急停止の可能性」が含まれている。第1の体験メニューには、「路面状況」として路面が乾燥している状況(摩擦係数が比較的高い状況)および路面が湿潤している状況(摩擦係数が比較的低い状況)の別によって相違している2つの指定走行状況が対応している。第2の体験メニューには、「車速」としての車速が比較的高い状況(例えば60km/h)および車速が比較的高い状況(例えば30km/h)の別によって相違している2つの指定走行状況が対応している。第3の体験メニューには、「交通参加者の飛び出しの可能性」の有無または高低によって相違している2つの指定走行状況が対応している。第4の体験メニューには、「前走車の急停止の可能性」の有無または高低によって相違している2つの指定走行状況が対応している。
複数の指定走行状況は、各指定走行状況を定義する複数の走行状況因子のうち2つ以上の走行状況因子が相違することにより相互に差異化されていてもよい。
選択された一の体験メニューに対応するN個の指定走行状況のそれぞれを表わす指数iが「1」に設定される(図4/STEP14)。
これに応じて、第1出力制御要素121により、第i指定走行状況における模擬車両20の運転操作態様に関する情報が出力インターフェース12を通じて出力される(図4/STEP16)。例えば、図11に示されているように、模擬車両20の運転操作態様を指導する旨の情報X71に加えて、第i指定走行状況を表わす画像X72(この段階では車両走行開始前の車両前方の様子を表わす静止画像)、ホーンスイッチ215の押し操作により前画面に遷移できることを表わす画像X740、および、スタータスイッチ216の押し操作により次画面に遷移できることを表わす画像X742が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される。第i指定走行状況を表わす画像X72には、当該第1指定走行状況における左右のサイドビューX721およびX722が示されている。
第1出力制御要素121により、出力インターフェース12を通じて受講者Mが体験可能な形態で第i指定走行状況が実現される(図4/STEP18)。具体的には、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に、第i指定走行状況を表わす動画が表示され、かつ、出力インターフェース12を構成する音響出力装置から模擬車両20の走行音などの音響が出力される。例えば、図12に示されているように、第i指定走行状況を表わす画像X820(仮想的な車両前方の様子を表わす動画)、ホーンスイッチ215の押し操作により前画面に遷移できることを表わす画像X840、および、スタータスイッチ216の押し操作により次画面に遷移できることを表わす画像X842が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される。第i指定走行状況を表わす画像X820には、当該第1指定走行状況における左右のサイドビューX821およびX822が示されている。
運転操作態様検出要素111により、模擬車両20に搭載されているセンサ群24の出力信号に基づき、受講者Mによる第1運転操作装置21および第2運転操作装置22を通じた模擬車両20の運転操作態様が検出される(図4/STEP20)。例えば、第1運転操作装置21(ハンドル)の操舵量、前輪ブレーキレバー218による前輪ブレーキの操作量、スロットルグリップ219の回動量および第2運転操作装置22(後輪ブレーキレバー)による後輪ブレーキの操作量のそれぞれが模擬車両20の運転操作態様として検出される。
走行状況推定要素112により、運転操作態様検出要素111により検出された模擬車両20の運転操作態様にしたがって、出力インターフェース12を通じて模擬的に実現されている指定走行状況において実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況が推定される(図4/STEP22)。例えば、道路の動摩擦係数μが「μi」である指定走行状況において、スロットルグリップ219の回動量に応じて時速v=viで走行している実車両に、前輪ブレーキ操作量の時間変化態様に応じて変化する前輪制動力Ffiおよび後輪ブレーキ操作量の時間変化態様に応じて変化する後輪制動力Friが作用したと仮定された場合、当該実車両の速度vまたは減速度βの時間変化態様が、車両力学にしたがった所定の演算式にしたがって実車両の仮想走行状態として導出される。
走行状況推定要素112により推定された実車両の仮想的な走行状況が、第1出力制御要素121により出力インターフェース12を通じて受講者Mが体験可能な形態で模擬的に実現される(図4/STEP24)。これにより、例えば、実車両の速度vまたは減速度βの時間変化態様にしたがって変化する、車両前方の様子を表わす動画が出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示される(図12参照)。
指数iがN以上であるか否かが判定される(図4/STEP26)。指数iがN未満であると判定された場合(図4/STEP26‥NO)、指数iが1だけ増加されたうえで(図4/STEP28)、第i指定走行状況に関する説明出力(図4/STEP16および図11参照)以降の処理が繰り返される。
その一方、指数iがN以上であると判定された場合(図4/STEP26‥YES)、走行状況推定要素112により推定された実車両の仮想的な走行状況に関する教習情報が第2出力制御要素122により生成されたうえで、出力インターフェース12を通じて受講者Mが認識可能な形態で教習情報が出力される(図4/STEP30)。
例えば、図13に示されているように、模擬車両20の運転操作態様に鑑みた、実車両を運転する際の一般的な注意事項Y11、ホーンスイッチ215の押し操作により前画面(図15参照)に遷移できることを表わす画像Y140、スタータスイッチ216の押し操作により次画面(図14参照)に遷移できることを表わす画像Y142、および、前照灯上下切換スイッチ213の操作により解説画面(図16参照)に遷移できることを表わす画像Y144が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示されてもよい。一般的な注意事項Y11を含む画像の出力は省略されてもよい。
さらに、図14に示されているように、教習情報を示す画像Y211、Y212、Y221およびY222を含む画像が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示されてもよい。当該画像には、ホーンスイッチ215の押し操作により前画面(図13参照)に遷移できることを表わす画像Y240、スタータスイッチ216の押し操作により次画面(図15参照)に遷移できることを表わす画像Y242、および、前照灯上下切換スイッチ213の操作により解説画面(図16参照)に遷移できることを表わす画像Y244も含まれている。
画像Y211は、低速走行時(例えばv=27km/h)の第1指定走行状況における、受講者Mによる模擬車両20の運転操作態様にしたがった、実車両の仮想的な車速、前輪制動力および後輪制動力の時間変化態様を表わすダイヤグラムである。画像Y221は、当該時間変化態様を表わす特徴変数の推定値(例えば、空走距離および空走時間ならびに制動距離および制動時間など)を示す画像である。画像212は、高速走行時(例えばv=36km/h)の第2指定走行状況における、受講者Mによる模擬車両20の運転操作態様にしたがった、実車両の仮想的な車速、前輪制動力および後輪制動力の時間変化態様を表わすダイヤグラムである。画像Y222は、当該時間変化態様を表わす特徴変数の推定値を示す画像である。よって、一の体験メニューに応じた複数の指定走行状況における、模擬車両20の運転操作態様にしたがった実車両の推定走行状況の比較結果を受講者Mが容易に把握することができる。
また、図15に示されているように、教習情報として画像Y31を含む画像が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示されてもよい。当該画像には、ホーンスイッチ215の押し操作により前画面(図14参照)に遷移できることを表わす画像Y340、スタータスイッチ216の押し操作により次画面(図16参照)に遷移できることを表わす画像Y342、および、前照灯上下切換スイッチ213の操作により解説画面(図16参照)に遷移できることを表わす画像Y344も含まれている。
画像Y31は、実車両の仮想的な車速、前輪制動力および後輪制動力の時間変化態様における特徴的な数値を示しながら実車両の運転操作態様について注意事項を示す画像である。例えば、当該特徴変数「q」の推定値「qest」を、所定の文章雛形を補完する形で、「あなたの運転によれば、qはqestでした。」等の文章のほか、当該推定値があらかじめ定められている基準値q0と比較して改善余地がある場合、当該推定値を改善するために「後輪ブレーキの制動が弱かったので、前後輪を用いた効率のよい制動をこころがけましょう。」などの定型文章が注意事項に含まれていてもよい。
さらに、図16に示されているように、車両の推定走行状況を表わす減速度等の時間変化態様を表わすグラフのほか、当該グラフにおける注目箇所を示す画像Y41および当該注目箇所に関する説明Y42が含まれている画像が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示されてもよい。さらに、前照灯上下切換スイッチ213の操作により結果画面(図13~図15のいずれか参照)に遷移できることを表わす画像Y444が、出力インターフェース12を構成する画像出力装置に表示されてもよい。
(効果)
本発明の一実施形態としての運転教習システムによれば、受講者Mが入力インターフェース11を通じて一の体験メニューを指定することにより、当該指定された体験メニューに応じた複数の指定走行状況を、複数の期間のそれぞれにおいて出力インターフェース12を通じて経験することができる(図4/STEP12→‥→STEP18、図10および図12参照)。例えば、受講者Mは、複数の走行状況因子のうち、入力インターフェース11を通じて指定された一の体験メニューに応じた一の走行状況因子としての「路面状況」、「車速」、「交通参加者の飛び出しの可能性」および「前走車の急停止の可能性」のうちいずれか1つが相違する複数の指定走行状況を、出力インターフェース12を通じて体験することができる。
さらに、受講者Mが模擬車両20を運転することにより、当該運転操作態様にしたがって実車両が指定走行状況において走行した際に推定される走行状況を、出力インターフェース12を通じて経験することができる(図4/STEP20→STEP22→STEP24、図12参照)。例えば、模擬車両20の運転操作態様として、模擬車両20の制動操作態様が検出され、実車両の仮想的な走行状況として、実車両の減速態様が推定されることにより、受講者Mは、実車両の推定走行状況として、模擬車両20の制動操作態様に応じた当該実車両の減速態様を、出力インターフェース12を通じて体験することができる。
そして、受講者Mは、当該推定走行状況に関する教習情報を、出力インターフェース12を通じて認識することができる(図4/STEP30、図13~図16参照)。例えば、受講者Mは、前輪および後輪のそれぞれの制動操作が必要な実車両を模擬した模擬車両20の制動態様に関する教習情報を、出力インターフェース12を通じて認識することができる。
よって、受講者Mが単独でも車両運転に関する教習が可能になるため、受講者は車両運転操作によって生じる走行状況を疑似的に体験し、かつ、当該走行状況に関する教習情報を認識することができ、車両運転教習の成果の向上を図ることができる。
(本発明の他の実施形態)
入力インターフェース11を通じて受講者Mにより指定された一の体験メニューに応じて(複数ではなく)一の指定走行状況が、出力インターフェース12を通じて受講者Mが複数の期間のそれぞれにおいて体験可能な形態で模擬的に実現されてもよい。
入力インターフェース11を通じて受講者Mによる指定操作があった場合、運転操作態様検出要素111により検出された前回以前の模擬車両20の運転操作態様にしたがって、出力インターフェース12を通じて今回期間において模擬的に実現されている今回の指定走行状況のそれぞれにおいて実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況が推定されてもよい。
当該構成の運転教習システムによれば、運転教習者は、入力インターフェース11を通じて指定操作を行うことにより、一の指定走行状況(第1指定走行状況)を体験した際の模擬車両20の運転操作態様が、他の指定走行状況(第2指定走行状況)に適用された場合における実車両の仮想的な走行状況の推定結果を体験することができる。すなわち、運転教習者は、模擬車両20の1回の運転操作態様に応じて、異なる複数の指定走行状況のそれぞれにおける、実車両の仮想的な走行状況の推定結果を体験することができる。さらに、運転教習者Mは、模擬車両20の1回の運転操作態様に応じて、指定走行状況の相違に応じた実車両の仮想的な走行状況の推定結果の相違を認識することができる。
前記実施形態では、「次へ(図3/符号42参照)」の逐次操作によって図5→図6→‥→図15→図16と出力インターフェース12に出力される画面(およびこれに伴う音声または音響)が遷移し、「戻る(図3/符号40参照)」の逐次操作によって図16→図15→‥→図6→図5と出力インターフェース12に出力される画面が遷移していた。他の実施形態として、例えば、図5~図9のうち2つ以上の画面が同時に出力インターフェース12に出力されてもよく、図5~図9および図11のうちいずれか1つの画面表示が省略されてもよく、図13~図16のうち2つ以上の画面が同時に出力インターフェース12に出力されてもよく、図13~図16のうちいずれか1つの画面表示が省略されてもよい。
11‥入力インターフェース、12‥出力インターフェース、20‥模擬車両、21‥第1運転操作装置(ハンドル)、22‥第2運転操作装置(後輪ブレーキレバー)、24‥センサ群、100‥運転教習用コンピュータ、111‥運転操作態様検出要素、112‥走行状況推定要素、121‥第1出力制御要素、122‥第2出力制御要素、211‥兼用レバー、212‥サイドビュースイッチ、213‥前照灯上下切換スイッチ、214‥方向指示スイッチ、215‥ホーンスイッチ、216‥スタータスイッチ、217‥エンジン停止スイッチ、218‥前輪ブレーキレバー、219‥スロットルグリップ、M‥受講者。

Claims (5)

  1. 受講者による模擬車両の運転操作態様に基づき、当該受講者を対象として運転教習を実施する運転教習システムにおいて、
    複数の体験メニューのうち一の体験メニューを指定させるための入力インターフェースと、
    前記入力インターフェースを通じて指定された体験メニューに応じた指定走行状況を、前記受講者が体験可能な形態で模擬的に実現するための出力インターフェースと、
    前記受講者による前記模擬車両の運転操作態様を検出する運転操作態様検出要素と、
    前記運転操作態様検出要素により検出された前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて模擬的に実現されている前記指定走行状況において実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定する走行状況推定要素と、
    前記走行状況推定要素により推定された前記実車両の仮想的な走行状況を、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が体験可能な形態で模擬的に実現する第1出力制御要素と、
    前記走行状況推定要素により推定された前記実車両の仮想的な走行状況に関する教習情報を生成したうえで、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が認識可能な形態で前記教習情報を出力する第2出力制御要素と、を備え
    前記第1出力制御要素が、前記入力インターフェースを通じて前記受講者により指定された一の前記体験メニューに応じて異なる複数の前記指定走行状況のそれぞれを、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が複数の期間のそれぞれにおいて体験可能な形態で模擬的に実現し、
    前記走行状況推定要素が、前記運転操作態様検出要素により検出された前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて模擬的に実現されている前記複数の指定走行状況のそれぞれにおいて実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定し、
    前記第2出力制御要素が、前記走行状況推定要素により推定された前記複数の指定走行状況のそれぞれにおける前記実車両の仮想的な走行状況に関する教習情報を生成したうえで、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が認識可能な形態で前記教習情報を出力し、
    前記第1出力制御要素が、前記入力インターフェースを通じて前記受講者により指定された一の前記体験メニューに応じて、複数の走行状況因子のうち一の走行状況因子が異なる前記複数の指定走行状況のそれぞれを、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が複数の期間のそれぞれにおいて体験可能な形態で模擬的に実現し、
    さらに、
    前記第1出力制御要素が、前記複数の走行状況因子として路面状況、車速、交通参加者の飛び出しの可能性および前走車の急停止の可能性のうち一の走行状況因子が異なる前記複数の指定走行状況のそれぞれを、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が複数の期間のそれぞれにおいて体験可能な形態で模擬的に実現し、
    前記運転操作態様検出要素が、前記受講者による前記模擬車両の運転操作態様として、前記模擬車両の制動操作態様を検出し、
    前記走行状況推定要素が、前記実車両の仮想的な走行状況として、前記実車両の減速態様を推定することを特徴とする運転教習システム。
  2. 請求項記載の運転教習システムにおいて、
    前記運転操作態様検出要素が、前記受講者による前記模擬車両の運転操作態様として、前記模擬車両の前輪および後輪のそれぞれの制動操作態様を検出することを特徴とする運転教習システム。
  3. 受講者による模擬車両の運転操作態様に基づき、当該受講者を対象として運転教習を実施する運転教習システムにおいて、
    複数の体験メニューのうち一の体験メニューを指定させるための入力インターフェースと、
    前記入力インターフェースを通じて指定された体験メニューに応じた指定走行状況を、前記受講者が体験可能な形態で模擬的に実現するための出力インターフェースと、
    前記受講者による前記模擬車両の運転操作態様を検出する運転操作態様検出要素と、
    前記運転操作態様検出要素により検出された前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて模擬的に実現されている前記指定走行状況において実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定する走行状況推定要素と、
    前記走行状況推定要素により推定された前記実車両の仮想的な走行状況を、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が体験可能な形態で模擬的に実現する第1出力制御要素と、
    前記走行状況推定要素により推定された前記実車両の仮想的な走行状況に関する教習情報を生成したうえで、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が認識可能な形態で前記教習情報を出力する第2出力制御要素と、を備え
    前記第1出力制御要素が、前記入力インターフェースを通じて前記受講者により指定された一の前記体験メニューに応じて異なる複数の前記指定走行状況のそれぞれを、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が複数の期間のそれぞれにおいて体験可能な形態で模擬的に実現し、
    前記走行状況推定要素が、前記運転操作態様検出要素により検出された前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて模擬的に実現されている前記複数の指定走行状況のそれぞれにおいて実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定し、
    前記第2出力制御要素が、前記走行状況推定要素により推定された前記複数の指定走行状況のそれぞれにおける前記実車両の仮想的な走行状況に関する教習情報を生成したうえで、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が認識可能な形態で前記教習情報を出力し、
    前記入力インターフェースを通じて前記受講者による指定操作があった場合、前記走行状況推定要素が、前記運転操作態様検出要素により前記複数の期間のうち一の期間において検出された前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて前記複数の期間のうち他の期間において模擬的に実現されている他の前記指定走行状況において実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定することを特徴とする運転教習システム。
  4. 受講者による模擬車両の運転操作態様に基づき、当該受講者を対象として運転教習を実施する運転教習システムにおいて、
    複数の体験メニューのうち一の体験メニューを指定させるための入力インターフェースと、
    前記入力インターフェースを通じて指定された体験メニューに応じた指定走行状況を、前記受講者が体験可能な形態で模擬的に実現するための出力インターフェースと、
    前記受講者による前記模擬車両の運転操作態様を検出する運転操作態様検出要素と、
    前記運転操作態様検出要素により検出された前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて模擬的に実現されている前記指定走行状況において実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定する走行状況推定要素と、
    前記走行状況推定要素により推定された前記実車両の仮想的な走行状況を、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が体験可能な形態で模擬的に実現する第1出力制御要素と、
    前記走行状況推定要素により推定された前記実車両の仮想的な走行状況に関する教習情報を生成したうえで、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が認識可能な形態で前記教習情報を出力する第2出力制御要素と、を備え
    前記入力インターフェースを通じて前記受講者による指定操作があった場合、前記運転操作態様検出要素により検出された前回以前の前記模擬車両の運転操作態様にしたがって、前記出力インターフェースを通じて今回期間において模擬的に実現されている前記複数の指定走行状況のそれぞれにおいて実車両が走行した場合における、当該実車両の仮想的な走行状況を推定することを特徴とする運転教習システム。
  5. 請求項1~のうちいずれか1項に記載の運転教習システムにおいて、
    前記第1出力制御要素が、前記入力インターフェースを通じて前記受講者により指定された前記体験メニューに応じた前記模擬車両の運転に関する注意事項を、前記出力インターフェースを通じて前記受講者が認識可能な形態で出力することを特徴とする運転教習システム。
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