JP7103951B2 - 車両試験システム、車両試験システム用制御装置、車両試験システム制御方法、及び車両試験システム用プログラム - Google Patents

車両試験システム、車両試験システム用制御装置、車両試験システム制御方法、及び車両試験システム用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両試験システム、車両試験システム用制御装置、車両試験システム制御方法、及び車両試験システム用プログラムに関するものである。
従来、車両試験システムとしては、車両やその一部に負荷を与えるダイナモメータと、実物を模擬したステアリングホイールやアクセルペダルなどを有するシミュレータとを備えたものがある。この構成により、前記車両を仮想した車両(以下、仮想車両という)をシミュレータを用いて所定の走行コースで模擬走行させるとともに、そのときの走行抵抗に基づいてダイナモメータの負荷を変動させることで、車両やその一部の性能を試験することができる。
このような車両試験システムとして特許文献1に示すものは、テストドライバの目の前に設けたスクリーンに風景を模したものを投影して、その映像を仮想車両の走行速度に応じて移動させることで、車両の加速感を直接体感しながら模擬走行できるようにしている。
しかしながら、この車両試験システムは、車両の加速感を体感できるようにしているに過ぎず、スクリーンの映像には例えば坂道が近づいていることや、路面が滑りやすくなっていることや水溜りがあることなど、路面状態は反映されていない。
このことから、テストドライバは路面状態を認識できないまま模擬走行しなければならないので、例えば坂道に差し掛かる際など実際の運転とは異なる感覚でシミュレータを操作することになり、同じ走行コースを模擬走行した場合などの再現性が低く、車両やその一部の性能を正しく評価することができないという問題が生じ得る。
特開平10-104126号公報
そこで、本願発明は、路面状態を認識しながら模擬走行できるようにして、車両やその一部の性能を従来よりも正しく評価できるようにすることをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る車両試験システムは、車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部とを具備し、ディスプレイに表示させた走行コースを前記各操作量入力部を用いて模擬走行できるように構成された車両試験システムであって、供試体である車両又はその一部に負荷を与える負荷装置と、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報を視認できるように、前記走行コースをディスプレイに表示する表示部と、前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記表示部によって表示される前記路面情報を用いて走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御する制御部と、を備えることを特徴とするものである。
このような車両試験システムであれば、表示部が路面の摩擦係数に関する情報や路面の勾配を視認できるように走行コースを表示するので、テストドライバは路面状態を認識しながら模擬走行することができる。これにより、テストドライバは感性や経験を活かして実際に運転しているような感覚でシミュレータを操作できるようになり、同じ走行コースを模擬走行した場合などの再現性を向上させることができ、車両やその一部の性能を従来よりも正しく評価することが可能になる。
車両試験システムが、前記ハンドル操作量入力部、前記アクセル操作量入力部及び前記ブレーキ操作量入力部に入力された各操作量を時系列で記憶する操作量記憶部をさらに具備し、前記制御部が、前記操作量記憶部に記憶された各操作量に基づいて前記負荷装置を制御することが好ましい。
このような構成であれば、テストドライバの模擬走行を再現することができるようになり、走行試験の再現性をより向上させることができる。
車両試験システムが、前記ハンドル操作量入力部、前記アクセル操作量入力部及び前記ブレーキ操作量入力部に入力された各操作量を時系列で記憶する操作量記憶部と、前記操作量記憶部に記憶された各操作量を、台上試験で使用可能なデータとして出力する出力部とをさらに具備することが好ましい。
このような構成であれば、例えば完成車両をシャシダイナモメータ上に載せて行う性能試験において、操作量記憶部に記憶されている操作量を例えば完成車両に搭載された自動運転装置に送信することで、シャシダイナモメータ上でユーザの模擬走行を再現することができる。
模擬走行の運転感覚を実際の運転感覚により近づけるためには、前記表示部が、前記ハンドル操作量入力部、前記アクセル操作量入力部及び前記ブレーキ操作量入力部に入力された各操作量に応じて前記走行コースを走行する仮想車両を前記ディスプレイに表示することが好ましい。
供試体の挙動と仮想車両の挙動とを同期させるためには、前記表示部により表示された前記仮想車両の走行状態が、前記負荷装置から前記供試体に与えられる負荷に応じて変化することが好ましい。
実際の車両と同じ感覚で運転条件を入力できるようにするためには、前記ハンドル操作量入力部が、ステアリングホイールを有しており、前記アクセル操作量入力部が、アクセルペダルを有しており、前記ブレーキ操作量入力部が、ブレーキペダルを有していることが好ましい。
供試体がマニュアルミッション(手動変速機)を有するものの場合には、車両のクラッチ操作に対応するクラッチ操作量を入力するクラッチ操作量入力部をさらに備えることが好ましい。
例えばカーブを走行する場合、左右の車輪の間や前後の車輪の間には回転数差やトルク差が生じる。
そこで、表示される走行路面を走行した際に生じる回転数差やトルク差を再現するためには、前記表示部により表示される前記路面情報が、前記供試体の左右の車輪又は前後の車輪それぞれに対して独立して設定することができ、前記供試体の左右の車輪の一方又は前後の車輪の一方が接続される第1出力軸に第1負荷装置が接続されており、左右の車輪の他方又は前後の車輪の他方が接続される第2出力軸に第2負荷装置が接続されており、前記制御部が、前記2つの車輪に対して独立して設定された前記路面情報、及び、前記各ハンドル操作量に基づいて、前記2つの車輪の間で生じる回転数差及び/又はトルク差を模擬すべく前記第1負荷装置及び前記第2負荷装置を制御することが好ましい。
ところで、この種の車両試験システムを用いて、例えば、法規等により定められた規定速度パターンに従って仮想車両を模擬走行させる場合、テストドライバは、主としてディスプレイに表示される走行コースの変化から、走行させる仮想車両の速度感を感じ取ることになる。しかしながら、ディスプレイに表示される映像から得られる視覚情報のみでは、実際の車両を運転しているようなリアルな速度感を十分に感じ取ることは困難である。そのため、テストドライバは、規定速度パターンに従うように仮想車両を模擬走行させているつもりでも、知らず知らずのうちに、予想以上(あるいは予想以下)の速度で運転をしてしまい、求められていない速度パターンで運転してしまう恐れがある。
このような問題を解決するためには、車両試験システムは、風速が可変な送風装置を更に具備し、前記制御部は、前記走行コースを走行する仮想車両の車速に応じて前記風速を変化させるように前記送風装置を制御するものであればよい。
このような構成であれば、仮想車両の車速に応じて風速が変化するので、テストドライバは、視覚に加えて触覚を通じて速度感を感じながら、模擬走行することができる。これにより、テストドライバは、より一層実際に車両を運転しているような感覚でシミュレータを操作できるようになる。そのため、知らず知らずのうちに規定速度パターンから逸脱するような運転を行うことを効果的に防止することができる。さらには、同じ走行コースを模擬走行した場合などの再現性をより一層向上させることができ、車両やその一部の性能をより正しく評価することが可能になる。
この場合、前記制御部は、前記車速と前記仮想車両の所定の目標速度との差に応じて、前記風速の変化率が変わるように前記送風装置を制御するものであることが好ましい。
このような構成であれば、例えば車速が所定の速度範囲から逸脱した場合に、車速の変化に対して風速が急激に変化するので、テストドライバはすぐさまそのことに気づき、仮想車両の速度が所定の範囲内に収まるようにすぐに修正することができる。
また、本発明に係る車両試験システム用制御装置は、車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部とを具備し、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報を視認できるように、前記走行コースをディスプレイ表示して、前記各操作量入力部を用いて模擬走行できるように構成された車両試験システムに用いられる制御装置おいて、前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記ディスプレイに表示される前記路面情報を用いて走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御することを特徴とするものである
さらに、本発明に係る車両試験システム制御方法は、車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部とを具備し、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報を視認できるように、前記走行コースをディスプレイ表示して、前記各操作量入力部を用いて模擬走行できるように構成された車両試験システムの制御方法おいて、前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記ディスプレイに表示される前記路面情報を用いて走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御することを特徴とする方法である。
加えて、本発明に係る車両試験システム用プログラムは、車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部とを具備し、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報を視認できるように、前記走行コースをディスプレイ表示して、前記各操作量入力部を用いて模擬走行できるように構成された車両試験システムに用いられるプログラムにおいて、前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記ディスプレイに表示される前記路面情報を用いて走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御する制御部としての機能をコンピュータに発揮させることを特徴とするプログラムである。
このような車両試験システム用制御装置、車両試験システム制御方法、及び車両試験システム用プログラムであれば、上述した車両試験システムと同様の作用効果を発揮させることができる。
このように構成した本発明によれば、路面状態を認識しながら模擬走行できるようになり、テストドライバは感性や経験を活かして実際に運転しているような感覚でシミュレータを操作することができ、模擬走行の再現性が高まり、車両やその一部の性能を従来よりも正しく評価することができる。
本実施形態の車両試験システムの全体構成を示す模式図。 同実施形態の情報処理装置の機能を示す機能ブロック図。 同実施形態の表示装置による表示内容を示す図。 同実施形態の表示装置による表示内容を示す図。 その他の実施形態の情報処理装置の機能を示す機能ブロック図。 その他の実施形態の表示装置による表示内容を示す図。 その他の実施形態の情報処理装置の機能を示す機能ブロック図。 その他の実施形態の制御室の構成を示す模式図。 その他の実施形態の仮想車両の車速と送風装置の風速との関係を示すグラフ。 その他の実施形態の仮想車両の車速と送風装置の風速との関係を示すグラフ。 その他の実施形態の仮想車両の車速と送風装置の風速との関係を示すグラフ。 その他の実施形態の仮想車両の車速と送風装置の風速との関係を示すグラフ。
100・・・車両試験システム
51a・・・ハンドル操作量入力部
51b・・・アクセル操作量入力部
51c・・・ブレーキ操作量入力部
2、3・・・負荷装置
54 ・・・制御部
61 ・・・表示部
以下に本発明に係る車両試験システムの一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の車両試験システム100は、トランスミッション(マニュアル、オートマチック又はCVT)やディファレンシャルギア、アクスル、ドライブシャフト等のパワートレイン(ドライブラインともいう。)の性能を試験するためのものであり、図1に示すように、ディスプレイDSに車両を仮想した仮想車両と走行コースとを表示して、この走行コース上で仮想車両を模擬走行させることができるように構成されている。
ここで、パワートレインの性能試験には、ギアチェンジ・ギアシンクロ試験、オートマチックトランスミッションのシフト校正、主要部品(クラッチ、トルクコンバータ、ディファレンシャルギア、動力ユニット、ダンパ、電子制御装置、サスペンション、排気システム)のチェック、駆動系及び駆動系構成部品の耐久試験/寿命試験、騒音・振動試験、性能・効率試験、機能試験等が含まれる。
具体的にこの車両試験システム100は、図1に示すように、パワートレインPTの第1出力軸PT1及び第2出力軸PT2にそれぞれ連結される第1負荷装置2及び第2負荷装置3と、パワートレインPTの入力側(具体的にはトランスミッションTMの入力軸TM1)に連結された駆動装置4と、前記各負荷装置2、3及び駆動装置4を制御する制御装置5と、仮想車両及び走行コースをディスプレイに表示する表示装置6とを備えている。なお、以下においては、オートマチックトランスミッション又はCVTを有するパワートレインPTの試験装置について説明する。また、供試体であるパワートレインPT、各負荷装置2、3及び駆動装置4は、試験室に配置されており、制御装置5及び表示装置6は、試験室とは別の制御室に配置されている。
第1負荷装置2及び第2負荷装置3は、各出力軸PT1、PT2に接続される車輪に作用する走行抵抗を模擬するものであり、吸収用ダイナモメータ(以下、区別する場合は第1吸収用ダイナモメータ2、第2吸収用ダイナモメータ3という。)により構成されている。ここで、2つの出力軸PT1、PT2は、ディファレンシャルギアDFにより、互いに連結された軸であり、第1出力軸PT1には、左右の車輪の一方が接続されるものであり、第2出力軸PT2には、左右の車輪の他方が接続されるものである。また、駆動装置4は、エンジンの挙動を模擬するものであり、駆動用ダイナモメータにより構成されている。
制御装置5は、前記第1吸収用ダイナモメータ2、前記第2吸収用ダイナモメータ3及び駆動用ダイナモメータ4を所定の試験条件で制御するものであり、図2に示すように、車両のハンドル操作、アクセル操作及びブレーキ操作に対応する操作量を入力可能に構成されたシミュレータたる入力部51と、当該入力部51に入力された各操作量に基づく信号を受け付ける受付部52と、走行コースの路面情報を記憶している路面情報記憶部53と、前記受付部52が受け付けた各操作量に基づいて各ダイナモメータ2~4を制御する制御部54とを備えている。なお、この制御装置5は、CPU、内部メモリ、AD変換器、入出力インターフェイス、マウス又はキーボード等の入力手段等を備えた専用乃至汎用のコンピュータである。
具体的には図1に示すように、前記入力部51は、車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部51aと、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部51bと、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部51cとを有する。
ハンドル操作量入力部51aは、車両の実際のステアリングホイールを模擬したステアリングホイールを有するハンドルコントローラであり、回転中立位置からの回転角度(操舵角度)に基づく出力信号を出力するものである。このハンドル操作量入力部51aは、例えば机の天板上に載置されてオペレータにより手で操作される。
アクセル操作量入力部51bは、車両の実際のアクセルペダルを模擬したアクセルペダルを有しており、当該アクセルペダルの踏み込み量に基づく出力信号を出力するものである。
ブレーキ操作量入力部51cは、車両の実際のブレーキペダルを模擬したブレーキペダルを有しており、当該ブレーキペダルの踏む込み量に基づく出力信号を出力するものである。
本実施形態では、アクセル操作量入力部51b及びブレーキ操作量入力部51cは、共通のベース部材に搭載された一体型とされており、例えば机の下に載置されてオペレータにより足で操作される。
なお、入力部51としては、シフトレバー(セレクトレバー)操作を入力するためのシフトレバー操作入力部51dを有するものであっても良いし、パワートレインPTがマニュアルトランスミッションを有するものの場合には、当該マニュアルトランスミッションのクラッチを操作するためのクラッチ操作量を入力するクラッチ操作量入力部51eをさらに備えるものであっても良い。なお、これらのシフトレバー操作入力部51dやクラッチ操作量入力部51eは、必ずしも設ける必要はない。
受付部52は、前記ハンドル操作量入力部51aからの操作量である出力信号を受け付けるハンドル操作量受付部52aと、前記アクセル操作量入力部51bからの操作量である出力信号を受け付けるアクセル操作量受付部52bと、前記ブレーキ操作量入力部51cからの操作量である出力信号を受け付けるブレーキ操作量受付部52cとを有する。
なお、本実施形態のように、入力部51がシフトレバー(セレクトレバー)操作入力部51dを有する場合には、前記受付部52はシフトレバーの操作を示す出力信号を受け付けるシフトレバー操作受付部52dを有し、入力部51がクラッチ操作量入力部51eを有する場合には、前記受付部52はクラッチの操作量を示す出力信号を受け付けるクラッチ操作量受付部52eを有している。
これら各受付部52a~52eは、受け付けた各出力信号を後述の制御部54に出力する。
路面情報記憶部53は、前記メモリの所定領域に形成されており、走行コースを予め作成するうえで、ユーザが走行コースの路面に関して設定した路面情報を記憶している。
路面情報とは、路面の表面状態を示す種々のパラメータから構成されたており、少なくとも路面の摩擦係数又は路面の勾配が前記パラメータとして含まれている。
本実施形態では、路面の摩擦係数、路面の勾配、路面の温度、カーブの曲率等を前記パラメータとしており、路面情報記憶部53は、これらのパラメータの値を走行コースにおけるスタート地点からの距離と結び付けて記憶している。
ここでは路面情報が、前記供試体の左右の車輪又は前後の車輪それぞれに対して独立して設定することができ、路面情報記憶部53は、左右の車輪又は前後の車輪それぞれに対して設定された各種パラメータの値を記憶している。
制御部54は、入力部51により入力された各操作量及び路面情報記憶部53に記憶されている路面情報に基づいて、各ダイナモメータ2~4を制御するものであり、ここではハンドル操作量入力部51a、アクセル操作量入力部51b及びブレーキ操作量入力部51cにより入力された操作量と、路面情報を構成する種々のパラメータの値とを用いて走行コースを走行する仮想車両に加わる走行抵抗を算出する。ここでの制御部54は、走行抵抗をリアルタイムに算出しており、具体的には、入力された各操作量と、走行コースにおいて仮想車両が走行している箇所に設定されている路面情報とを用いて、仮想車両にその時々で加わる走行抵抗を算出している。そして、制御部54は、この走行抵抗に基づいて仮想車両の状態を供試体であるパワートレインPTで模擬するように吸収用ダイナモメータ2、3及び駆動用ダイナモメータ4を制御する。
なお、ここでの制御部54は、前記走行抵抗を逐次算出するとともに、この走行抵抗に基づいて各ダイナモメータ2~4をリアルタイムに制御するように構成されている。
具体的に制御部54は、例えば、アクセル操作量入力部51bにより入力されたアクセル操作量(アクセルペダルの踏み込み量)に基づいて、駆動用ダイナモメータ4にトルク指令値又は回転数指令値を入力し、当該アクセル操作量及びハンドル操作量入力部51aにより入力されたハンドル操作量(ハンドルの操舵角度)に基づいて、吸収用ダイナモメータ2、3にトルク指令値又は回転数指令値を入力する。
本実施形態の制御部54は、ハンドル操作量入力部51aにより入力されたハンドル操作量(ハンドルの操舵角度)と路面情報に含まれる摩擦係数等に基づいて、例えば左車輪と右車輪との速度差(回転数差)により生じる回転数差及び/又はトルク差を模擬すべく、左右の吸収用ダイナモメータ2、3への指令値を設定する。より詳細に制御部54は、ハンドル操作量に基づいて、左右2つのダイナモメータ2、3に入力する指令値に回転数差及び/又はトルク差を持たせて入力する。
ここで、ハンドル操作量と指令値における回転数差及び/又はトルク差との関係は予め設定されており、当該関係を示す関係データは、内部メモリ又は外部メモリに格納してある。そして、制御部54は、ハンドル操作量入力部51aにより入力されたハンドル操作量と前記関係データとから、左右の吸収用ダイナモメータ2、3に入力する指令値を設定する。
前記関係データとしては、ハンドル操作量に応じて左右の吸収用ダイナモメータ2、3に入力する指令値に所定の関係を持たせたものが考えられる。ここで、所定の関係とは、例えば、ハンドル操作量が大きくなるにつれて比例的に左右のダイナモメータに入力する回転数及び/又はトルクの比率を大きくする(小さくする)又はそれらの差分を大きくする等である。
関係データの具体的な態様としては、例えばハンドル操作量と、左右のダイナモメータに入力する回転数及び/又はトルクの指令値とをルックアップテーブルで記憶している態様を挙げることができる。また、ハンドル操作量を変数として、左右のダイナモメータに入力する回転数及び/又はトルクの指令値を算出する算出式を記憶している態様を挙げることができる。
また、関係データとしては、ハンドル操作量に加えて、アクセル操作量(アクセル踏む込み量)又はブレーキ操作量(ブレーキ踏み込み量)をパラメータとして、左右の吸収用ダイナモメータ2、3に入力する指令値に所定の関係を持たせたものとしてもよい。
なお、制御部54は、ハンドル操作量、アクセル操作量、ブレーキ操作量及び/又は路面情報を構成する種々のパラメータの値に基づいて、仮想車両の左右それぞれの車輪の回転数及び/又はトルクをシミュレーションにより決定し、当該決定した値を指令値として、左右の吸収用ダイナモメータ2、3に入力するように構成されてもよい。
本実施形態では、制御装置5が、前記受付部52が受け付けた各操作量を記憶する操作量記憶部55としての機能をさらに備えている。
この操作量記憶部55は、前記メモリの所定領域に形成されており、前記入力部51により入力された各操作量を時系列で記憶する。ここでの操作量記憶部55は、仮想車両を少なくとも1周走行コースを模擬走行させた際の各操作量の時系列データを1まとまりのデータとして記憶するように構成されている。
ここでは、操作量記憶部55に記憶された各操作量に基づいて、前記制御部54が各負荷装置2~4を制御できるように構成されており、ユーザの模擬走行を制御装置5によって再現することができる。
表示装置6は、前記入力部51に入力された操作量等の操作内容及び路面情報記憶部53に記憶されている路面情報の内容等をディスプレイDSに表示するものであり、CPU、内部メモリ、AD変換器、入出力インターフェイス、マウス又はキーボード等の入力手段、ディスプレイDS等の表示手段等を備えた専用乃至汎用のコンピュータである。
この表示装置6は、前記CPUやその周辺機器が協働することにより、図2に示すように、表示部61としての機能を発揮するものである。
表示部61は、路面情報記憶部53に格納されている路面情報を取得して、その路面情報を反映させて走行コースの路面RをディスプレイDSに表示するものである。この表示部61は、図3に示すように、路面状態が変わる箇所X(以下、路面状態変化箇所Xという)を認識できるように走行コースを表示するように構成されており、ここでは例えば路面Rの摩擦係数が変わる箇所を路面状態変化箇所Xとして表示している。
ここでの路面状態変化箇所Xは、路面Rの滑りやすさを表しており、例えば路面R上の凍結箇所や水溜りなどを色や模様などで模して表示されている。
また、前記表示部61は、図3に示すように、ディスプレイDSに表示された路面R上に仮想車両Vを表示するとともに、仮想車両Vの走行状態を、上述した入力部51により入力された各操作量に応じて表示する。すなわち、この表示部61は、仮想車両Vの走行状態を、入力部51により入力された各操作量に応じて操作されるパワートレインPTの操作状態と同期させて表示するように構成されており、これによりユーザが入力部51に入力した操作量がリアルタイムで前記仮想車両Vの走行状態に反映される。
さらに、表示部61は、各ダイナモメータ2~4が供試体であるパワートレインPTに与える負荷を制御部54から取得し、この負荷に応じて仮想車両Vの走行状態を変化させて(例えば、加減速させて)表示する。これにより、仮想車両Vは、あたかも供試体に与えられている負荷を受けながら走行しているように表示され、仮想車両Vの挙動と供試体の挙動とを同期させることができる。
さらに、走行コースの途中にカーブがある場合、表示部61は、図4に示すように、カーブの曲率が視認できるように路面Rを表示する。
なお、本実施形態の表示部61は、上述した操作量記憶部55に記憶されている操作量の時系列データを取得して、過去の操作量に基づいて、仮想車両Vの走行状態を表示できるように構成されている。
このように構成された本実施形態に係る車両試験システム100によれば、走行コースの路面情報を反映させて該路面RをディスプレイDSに表示するので、テストドライバは路面状態を認識しながら模擬走行することができる。これにより、テストドライバは感性や経験を活かして実際に運転しているような感覚で各入力部51を操作できるようになり、同じ走行コースを模擬走行した場合などの再現性を向上させることができ、供試体の性能を従来よりも正しく評価することが可能になる。
また、制御装置5が操作量記憶部55としての機能を備えているので、テストドライバによる模擬走行を制御装置5で再現させることができ、例えば繰り返し試験などの再現性が高まり、供試体の性能をより正しく評価することができる。
さらに、制御部54が、ハンドル操作量入力部51aにより入力されたハンドル操作量(ハンドルの操舵角度)と路面情報に含まれる摩擦係数等に基づいて、例えば左車輪と右車輪との速度差(回転数差)により生じる回転数差及び/又はトルク差を模擬すべく、左右の吸収用ダイナモメータ2、3への指令値を設定するので、ディスプレイDSに表示されたカーブを走行したときの走行抵抗等を正確に再現することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、表示部61が路面Rの摩擦係数に関する情報を視認できるように走行コースを表示していたが、路面Rの勾配やカーブなどを視認できるように走行コースを表示しても良い。
前記実施形態では、パワートレインPTの性能を試験する場合について説明したが、本発明の車両試験システムを用いて完成車両やエンジンなどの性能を試験しても構わない。
このような場合、例えばパワートレインPTの性能試験において操作量記憶部55に記憶された各操作量を、完成車両やエンジンなどの性能試験において制御部へ出力することで、模擬走行を同じ走行条件にしたまま、複数種類の供試体の性能を比較することができる。
また、前記実施形態では、受付部52、路面情報記憶部53、制御部54及び操作量記憶部55としての機能を制御装置5に備えさせ、表示部61としての機能を表示装置6に備えさせていたが、これらの機能を1つの情報処理装置に備えさせても構わないし、各機能をどの装置に備えさせるかは適宜変更して構わない。
さらに、制御装置5は、操作量記憶部55に記憶されている各操作量を、入力部51を用いることなく行われる台上試験で使用可能なデータとして出力する出力部56をさらに備えていても良い。
このような台上試験としては、例えば完成車両をシャシダイナモメータ上に載せて性能試験するものが挙げられ、前記出力部56としては、例えば完成車両に搭載される自動運転装置7に各操作量を示すデータを出力するものが挙げられる。なお、台上試験としては、エンジンダイナモを用いてエンジンの性能試験をするものであっても良いし、パワートレインの性能試験をするものであっても良い。
具体的にこの出力部56は、各操作量を示すデータを例えば有線や無線を介して自動運転装置7等に出力するものであっても良いし、外部メモリなどに出力してその外部メモリに記憶させたデータを用いて自動運転装置7を制御するようにしても良い。
このような構成であれば、例えば完成車両をシャシダイナモメータ上に載せて性能試験する車両試験システムにおいて、シャシダイナモメータ上でユーザの模擬走行を再現することができる。
そのうえ、制御装置5は、制御部54が各操作量及び路面情報を用いて算出した走行抵抗を記憶する走行抵抗記憶部(不図示)を備えていても良い。
このようなものであれば、制御部54が、走行抵抗記憶部に記憶された走行抵抗を用いて負荷装置2~4を制御することができるし、例えば完成車両をシャシダイナモメータ上に載せて性能試験する車両試験システムにおいては、走行抵抗記憶部に記憶された走行抵抗をシャシダイナモメータに出力することで、シャシダイナモメータ上でユーザの模擬走行を再現することができる。
前記実施形態では、駆動用ダイナモメータ4を用いてパワートレインPTに動力を入力してパワートレインPTの試験を行う態様について説明したが、実エンジンを用いてパワートレインPTに動力を入力してパワートレインPTの試験又は実エンジンの燃費などの試験を行うものであっても良い。
さらに、前記実施形態の負荷装置は、吸収用ダイナモメータを用いたものであったが、その他、吸収用モータを用いたものであっても良い。
他の実施形態では、車両試験システム100は、仮想車両を所定の速度パターンで走行コース上を模擬走行させるように構成されてもよい。この場合表示部61は、ディスプレイDSの画面上に、図6に示すような速度パターン表示欄T1を表示するように構成されてもよい。ここで該表示欄T1には、時間を縦軸、車速を横軸にそれぞれ取ったグラフG1(軸が逆でもよい)を示し、このグラフG1に、例えば、所定速度パターンBと、該所定速度パターンBに対して設定された上限速度パターンH及び下限速度パターンLを表示するように構成されてもよい。
表示部61はさらに、表示欄T1に、現時点での仮想車両の速度(車速)を示すマーカーPを表示するように構成されてよい。ここで、仮想車両の速度は、前記各入力部により入力されたハンドル操作量(ハンドル操舵角度)、アクセル操作量(アクセルペダルの踏み込み量)及び/又はブレーキ操作量(ブレーキペダルの踏み込み量)や、路面情報に含まれる摩擦係数等に基づいて、制御部54により算出される。
なお、グラフG1において上方向が未来側であり、表示部61は、マーカーPがグラフG1の車両速度軸(ここでは縦軸)における中心近傍となるように、グラフG1をスクロールしながら表示する。
これにより、テストドライバは、グラフG1上に表示された速度パターンB、H、Lや、マーカーPを見ながら、仮想車両の速度が上限速度パターンH及び下限速度パターンLの間であるトレランスTに収まるように運転することができる。
この実施形態の車両試験システム100は、図7に示すように、風速が可変なファン等の送風装置8を更に具備し、制御部54は前記仮想車両の車速に応じて送風装置8の風速を変化させるように構成されていてもよい。送風装置8は、図8に示すように、例えば制御室の机の天板上等に設けられ、テストドライバの顔等に送風できるように構成されている。このような構成であれば、テストドライバは、視覚に加えて触覚を通じて速度感を感じ取ることができるので、より一層実際に車両を運転しているような感覚でシミュレータを操作することができる。そのため、知らず知らずのうちに規定速度パターンから逸脱するような運転を行うことを効果的に防止することができる。さらには、同じ走行コースを模擬走行した場合などの再現性をより一層向上させることができ、車両やその一部の性能をより正しく評価することが可能になる。
ここで制御部54は、算出した現時点の仮想車両の車速vに応じて、送風装置8の風速Vの変化率を変更するように構成されている。より詳細には、前記車速vと所定速度パターンBが示す現時点での目標速度vとの差に応じて、風速の変化率を変更するように構成されている。例えば、車速vが目標速度vに対して所定の速度範囲内にある場合と、所定の速度範囲外にある場合とで、風速Vの変化率を変更するように構成されている。
ここで、「風速Vの変化率」とは、車速vの変化量(Δv)に対する風速Vの変化量(ΔV)の比率(ΔV/Δv)である。
図9は、ある時点における、車速vと風速Vとの関係の一例を示すグラフである。
ここで制御部54は、車速vが、下限速度パターンLが示す下限速度v以上、上限速度パターンHが示す上限速度v以下である場合には、車速vの変化量に対して風速Vが比例的に変化するように送風装置8を制御する。そして、車速vが上限速度vを超える場合や下限速度vを下回る場合には、車速vの変化に対して、風速Vが急激に(例えば、指数関数的に、二乗に比例するように、2倍に比例するように、等)変化するように送風装置8を制御する。
より具体的には、車速vが上限速度vを超える場合には、車速vの上昇に対して風速Vが急激に上昇するように、送風装置8を制御する。また車速vが、下限速度vを下回る場合には、車速vの低下に対して風速Vが急激に低下するように、送風装置8を制御する。
このような構成であれば、車速が所定の速度範囲から逸脱した場合には風速が急激に変化するので、テストドライバはすぐさまそのことに気づき、仮想車両の速度が所定の範囲内に収まるようにすぐに修正することができる。
図10は、車速vと風速Vとの関係の別の例を示すグラフである。
ここで制御部54は、車速vが目標速度vと異なる場合には、車速vの変化に対して、風速Vが急激に変化するように送風装置8を制御する。例えば、車速vが目標速度vを超える場合には、車速vの上昇に対して風速Vが急激に上昇するように、送風装置8を制御する。また車速vが、目標速度vを下回る場合には、車速vの低下に対して風速Vが急激に低下するように、送風装置8を制御する。
このような構成であれば、車速が所定の目標速度から逸脱した場合には風速が急激に変化するので、テストドライバはすぐさまそのことに気づき、仮想車両の速度が目標速度になるように修正することができる。
なお、上述した上限速度vを超えた場合や、下限速度vを下回った場合には、風速Vがさらに急激に変化するように構成してもよい。
図11は、車速vと風速Vとの関係の別の例を示すグラフである。
ここで制御部54は、車速vが、下限速度v以上、上限速度v以下である場合には、車速vの変化量に対して風速Vが比例的に変化するように送風装置8を制御する。そして、車速vが上限速度vを超える場合や下限速度vを下回る場合には、風速Vが瞬間的に大きく変化するように送風装置8を制御する。
より具体的には、車速vが上限速度vを超える場合には、風速Vが瞬間的に上昇するように送風装置8を制御する。また車速vが下限速度vを下回る場合には、風速Vが瞬間的に低下するように、送風装置8を制御する。
このような構成であれば、車速が所定の速度範囲から逸脱した場合には風速が瞬間的に変化するので、テストドライバはすぐさまそのことに気づき、仮想車両の速度が所定の範囲内に収まるようにすぐに修正することができる。
図12は、車速vと風速Vとの関係の別の例を示すグラフである。
ここで制御部54は、車速vが、下限速度v以上、上限速度v以下である場合には、車速vの変化量に対して風速Vが比例的に変化するように送風装置8を制御する。そして、車速vが上限速度vを超える場合や下限速度vを下回る場合には、送風を停止するように送風装置8を制御する。
このような構成であれば、車速が所定の速度範囲から逸脱した場合には送風が停止するので、テストドライバはすぐさまそのことに気づき、仮想車両の速度が所定の範囲内に収まるようにすぐに修正することができる。
なお上述した例において、送風装置8の風速は、実際の車両の速度に対応するものでなくてもよく、少なくとも車両の速度変化をテストドライバが感じることができる程度であればよい。また、上述した上限速度vおよび下限速度vは、任意の値に設定してもよい。
また、制御部54は、前記車速vが所定の速度範囲(例えば、下限速度v以上、上限速度v以下の範囲)から逸脱する場合に、短い時間間隔で極端に強い風を供給するように(例えばパルス的に強い風を供給するように)、送風装置8を制御してもよい。あるいは、制御部54は、車速vが所定の速度範囲から逸脱する場合に、パルス的に強い風を供給した後送風を停止するように送風装置8を制御してもよい。
送風装置8は、左右方向に対しての風向が可変なものであってもよい。この場合、制御部54は、ハンドル操作量入力部51aにより入力されたハンドル操作量(ハンドルの操舵角度)に応じて、風向を変更させるように送風装置8を制御してよい。このようなものであれば、ハンドル操作とともにテストドライバに供給される風の風向が変わるので、より一層実際に車両を運転しているような感覚でシミュレータを操作することができ、模擬走行の再現性がより高まる。
なお、車両試験システム100は、送風装置8と共に、あるいは送風装置8に替えて、風切り音を発するスピーカーを具備してもよい。この場合、制御部54は、仮想車両の車速vに応じて風切り音の音量を変化させるように構成されてもよい。具体的には、上述した送風装置8の制御と同様に、車速vと目標速度vとの差に応じて、風切り音の音量の変化率が変わるように構成されてもよい。
また、送風装置8は、供給する風の温度を調節可能に構成されていてもよい。この場合、制御部54は、仮想車両の車速vに応じて送風温度を変化させるように構成されてもよい。具体的には、上述した送風装置8の風速の制御と同様に、車速vと目標速度vとの差に応じて、送風温度の変化率が変わるように構成されてもよい。例えば、上限速度vを超過する場合には、車速vの上昇に対して風の温度が急激に低下するように送風装置8を制御してよい。また車速vが、下限速度vを下回る場合には、車速vの低下に対して風の温度が急激に上昇するように、送風装置8を制御してよい。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、各実施形態の構成の一部同士を適宜組み合わせたものを含み、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
本発明によれば、路面状態を認識しながら模擬走行できるようにして、車両やその一部の性能を従来よりも正しく評価できる車両試験システム等を提供できる。

Claims (14)

  1. 車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部とを具備し、前記各操作量入力部を用いて供試体である車両又はその一部を試験する車両試験システムであって、
    前記供試体のパワートレインに負荷を与える負荷装置と、
    走行コースにおいて予め設定されている、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報をテストドライバが予め視認できるように、前記走行コースをディスプレイに表示する表示部と、
    前記走行コースにおいて前記路面情報が設定された箇所を前記車両を仮想した仮想車両が走行すると、前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記表示部によって表示される前記路面情報を用いて、前記仮想車両に加わる走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御する制御部と、を備え
    前記負荷装置が、前記仮想車両に加わる走行抵抗と前記供試体のパワートレインに与える負荷とを同期させることで、前記仮想車両の挙動と前記供試体の挙動とを同期させる車両試験システム。
  2. 前記ハンドル操作量入力部、前記アクセル操作量入力部及び前記ブレーキ操作量入力部に入力された各操作量を時系列で記憶する操作量記憶部をさらに具備し、
    前記制御部が、前記操作量記憶部に記憶された各操作量に基づいて前記負荷装置を制御する請求項1記載の車両試験システム。
  3. 前記ハンドル操作量入力部、前記アクセル操作量入力部及び前記ブレーキ操作量入力部に入力された各操作量を時系列で記憶する操作量記憶部と、
    前記操作量記憶部に記憶された各操作量を、台上試験で使用可能なデータとして出力する出力部とをさらに備える請求項1記載の車両試験システム。
  4. 前記表示部が、前記ハンドル操作量入力部、前記アクセル操作量入力部及び前記ブレーキ操作量入力部に入力された各操作量に応じて前記走行コースを走行する前記仮想車両を前記ディスプレイに表示する請求項1乃至3のうち何れか一項に記載の車両試験システム。
  5. 前記表示部により表示された前記仮想車両の走行状態が、前記負荷装置から前記パワートレインに与えられる負荷に応じて変化する請求項4に記載の車両試験システム。
  6. 前記ハンドル操作量入力部が、ステアリングホイールを有しており、
    前記アクセル操作量入力部が、アクセルペダルを有しており、
    前記ブレーキ操作量入力部が、ブレーキペダルを有している請求項1乃至5のうち何れか一項に記載の車両試験システム。
  7. 車両のクラッチ操作に対応するクラッチ操作量を入力するクラッチ操作量入力部をさらに備える請求項1乃至6の何れかに記載の車両試験システム。
  8. 前記表示部により表示される前記路面情報が、前記供試体の左右の車輪又は前後の車輪それぞれに対して独立して設定することができ、
    前記供試体の左右の車輪の一方又は前後の車輪の一方が接続される第1出力軸に第1負荷装置が接続されており、左右の車輪の他方又は前後の車輪の他方が接続される第2出力軸に第2負荷装置が接続されており、
    前記制御部が、前記2つの車輪に対して独立して設定された前記路面情報、及び、前記各ハンドル操作量に基づいて、前記2つの車輪の間で生じる回転数差及び/又はトルク差を模擬すべく前記第1負荷装置及び前記第2負荷装置を制御する請求項1乃至7の何れかに記載の車両試験システム。
  9. 風速が可変な送風装置を更に具備し、
    前記制御部は、前記走行コースを走行する仮想車両の車速に応じて前記風速を変化させるように前記送風装置を制御する、請求項1乃至8の何れかに記載の車両試験システム。
  10. 車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部と、供試体である前記車両又はその一部のパワートレインに負荷を与える負荷装置とを具備し、走行コースにおいて予め設定されている、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報をテストドライバが予め視認できるように、前記走行コースをディスプレイ表示して、前記各操作量入力部を用いて模擬走行できるように構成された車両試験システムに用いられる制御装置において、
    前記走行コースにおいて前記路面情報が設定された箇所を前記車両を仮想した仮想車両が走行すると、前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記ディスプレイに表示される前記路面情報を用いて、前記仮想車両に加わる走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御し、
    前記負荷装置が、前記仮想車両に加わる走行抵抗と前記供試体のパワートレインに与える負荷とを同期させることで、前記仮想車両の挙動と前記供試体の挙動とを同期させる車両試験システム用制御装置。
  11. 車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部と、供試体である前記車両又はその一部のパワートレインに負荷を与える負荷装置とを具備し、走行コースにおいて予め設定されている、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報をテストドライバが予め視認できるように、前記走行コースをディスプレイ表示して、前記各操作量入力部を用いて模擬走行できるように構成された車両試験システムの制御方法において、
    前記走行コースにおいて前記路面情報が設定された箇所を前記車両を仮想した仮想車両が走行すると、前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記ディスプレイに表示される前記路面情報を用いて、前記仮想車両に加わる走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御し、
    前記負荷装置が、前記仮想車両に加わる走行抵抗と前記供試体のパワートレインに与える負荷とを同期させることで、前記仮想車両の挙動と前記供試体の挙動とを同期させる車両試験システム制御方法。
  12. 車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部と、供試体である前記車両又はその一部のパワートレインに負荷を与える負荷装置とを具備し、走行コースにおいて予め設定されている、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報をテストドライバが予め視認できるように、前記走行コースをディスプレイに表示して、前記各操作量入力部を用いて模擬走行できるように構成された車両試験システムに用いられるプログラムにおいて、
    前記走行コースにおいて前記路面情報が設定された箇所を前記車両を仮想した仮想車両が走行すると、前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記ディスプレイに表示される前記路面情報を用いて、前記仮想車両に加わる走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御する制御部としての機能をコンピュータに発揮させ
    前記制御部が、前記仮想車両に加わる走行抵抗と前記供試体のパワートレインに与える負荷とを同期させるように前記負荷装置を制御することで、前記仮想車両の挙動と前記供試体の挙動とを同期させる車両試験システム用プログラム。
  13. 車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部とを具備し、前記各操作量入力部を用いて供試体である車両又はその一部を試験する車両試験システムであって、
    前記供試体に負荷を与える負荷装置と、
    走行コースにおいて予め設定されている、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報を視認できるように、前記走行コースをディスプレイに表示する表示部と、
    前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記表示部によって表示される前記路面情報を用いて走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御する制御部と、を備え、
    前記表示部により表示される前記路面情報が、前記供試体の左右の車輪又は前後の車輪それぞれに対して独立して設定することができ、
    前記供試体の左右の車輪の一方又は前後の車輪の一方が接続される第1出力軸に第1負荷装置が接続されており、左右の車輪の他方又は前後の車輪の他方が接続される第2出力軸に第2負荷装置が接続されており、
    前記制御部が、前記2つの車輪に対して独立して設定された前記路面情報、及び、前記各ハンドル操作量に基づいて、前記2つの車輪の間で生じる回転数差及び/又はトルク差を模擬すべく前記第1負荷装置及び前記第2負荷装置を制御する車両試験システム。
  14. 車両のハンドル操作に対応したハンドル操作量を入力するためのハンドル操作量入力部と、車両のアクセル操作に対応したアクセル操作量を入力するためのアクセル操作量入力部と、車両のブレーキ操作に対応したブレーキ操作量を入力するためのブレーキ操作量入力部とを具備し、前記各操作量入力部を用いて供試体である車両又はその一部を試験する車両試験システムであって、
    前記供試体に負荷を与える負荷装置と、
    走行コースにおいて予め設定されている、路面の摩擦係数に関する情報又は路面の勾配の少なくとも一方を含む路面情報を視認できるように、前記走行コースをディスプレイに表示する表示部と、
    風速が可変な送風装置と、
    前記ハンドル操作量、前記アクセル操作量又は前記ブレーキ操作量の少なくとも1つの操作量、及び、前記表示部によって表示される前記路面情報を用いて走行抵抗を算出し、その走行抵抗に基づいて前記負荷装置を制御する制御部とを備え、
    前記制御部が、前記走行コースを走行する仮想車両の車速に応じて前記風速を変化させ、前記車速と前記仮想車両の所定の目標速度との差に応じて前記風速の変化率が変わるように前記送風装置を制御する車両試験システム。
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