JPH10111254A - ハードディスク外観検査装置 - Google Patents

ハードディスク外観検査装置

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JPH10111254A
JPH10111254A JP1013297A JP1013297A JPH10111254A JP H10111254 A JPH10111254 A JP H10111254A JP 1013297 A JP1013297 A JP 1013297A JP 1013297 A JP1013297 A JP 1013297A JP H10111254 A JPH10111254 A JP H10111254A
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JP
Japan
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hard disk
light
photodetector
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diffracted
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JP1013297A
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Inventor
Hiroshi Kawahara
洋 河原
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Ono Sokki Co Ltd
Original Assignee
Ono Sokki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コンピュータの記憶媒体として用
いられるハードディスクの外観を検査する外観検査装置
に関し、実用的なハードディスク外観検査装置を提供す
る。 【解決手段】 レーザ光源11から発せられたレーザ光
11aの発光光量を検出する第1の光検出器13と、レ
ーザ光源11から発せられハードディスク1で反射した
光のうち0次光を除く回折散乱光を、ハードディスクの
テクスチャによる回折光と、そのテクスチャによる回折
光の回折方向とは異なる方向に回折散乱した回折散乱光
とに分けて検出する第2の光検出器14と、レーザ光源
11から発せられハードディスク1で反射した光のうち
の0次光の光量と0次光の反射方向の変化を検出する第
3の光検出器15とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの記
憶媒体として用いられるハードディスクの外観を検査す
る外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータの記憶媒体とし
てハードディスクが広く用いられているが、ハードディ
スクの製造元ではハードディスクの外観を検査するにあ
たっては未だ自動化に堪える検査装置はなく、官能検査
に頼っているのが実情である。その理由の1つは、表1
に一般的な名称を示すように欠陥の種類が多いことであ
る。
【0003】
【表1】
【0004】また、ハードディスクには、ハードディス
クに極めて接近してハードディスクをアクセスするヘッ
ドによるアクセスを円滑に行なわせるために、ハードデ
ィスク円周方向に延びる、テクスチャと呼ばれる無数の
引っ掻き傷状の凹凸が形成されており、この凹凸は欠陥
として判定してはならず、むしろこのテクスチャが形成
されていないものを欠陥として判定する必要があり、こ
のこともハードディスクの自動検査の妨げの1つとなっ
ている。
【0005】ハードディスクの様々な欠陥のうちのある
特定の種類の欠陥のみを検出する方法はこれまでにも種
々提案され、それらを寄せ集めれば欠陥の種類が多くて
も一応検査は可能であるが、全体としての装置が極めて
複雑となり、極めて高価なものとなり、大型化し、メン
テナンス性に劣り、実用的ではない。さらに、ハードデ
ィスク表面を画像として取り込んで、人間が官能検査を
行なっているのを真似た画像処理を行なうことにより欠
陥検出を行なうことも考えられ、現在の画像処理技術を
もってすれば十分な精度で欠陥を検出することが可能で
あると考えられる。ところが、このような画像処理には
厖大な計算を必要とし、欠陥検出に時間がかかり過ぎて
ハードディスクの製造に検査が追いつかず、やはり実用
的ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、実用的なハードディスク外観検査装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のハードディスク外観検査装置は、ハードディスクの
外観を検査するハードディスク外観検査装置において、 (1)ハードディスク表面に斜めに照射されるレーザ光
を発するレーザ光源 (2)レーザ光源から発せられたレーザ光の発光光量を
検出する第1の光検出器 (3)レーザ光源から発せられハードディスクで反射し
た光のうち0次光を除く回折散乱光を、ハードディスク
のテクスチャによる回折光と、そのテクスチャによる回
折光の回折方向とは異なる方向に回折散乱した回折散乱
光とに分けて検出する第2の光検出器 (4)レーザ光源から発せられハードディスクで反射し
た光のうちの0次光の光量と0次光の反射方向の変化を
検出する第3の光検出器 (5)上記第1、第2および第3の光検出器で得られた
信号に基づいてハードディスクの外観の良否を判定する
外観良否判定部 を備えたことを特徴とする。
【0008】ここで、上記本発明のハードディスク外観
検査装置において、上記(3)の第2の光検出器が、 (3−1)0次光を後方に通過させる孔が形成された基
板 (3−2)基板表面の、上記孔を挟む、テクスチャによ
る回折方向両側に配置された第1の光センサ (3−3)基板表面の、上記孔を挟む、テクスチャによ
る回折方向に対し交わる方向両側に配置された第2の光
センサ を備えたものであることが好ましい。
【0009】また、上記(4)の第3の光検出器として
は、4分割光センサを採用することができる。また、上
記本発明のハードディスク外観検査装置において、上記
レーザ光源から発せられハードディスクで反射した光を
偏光させる偏光子を備えることも好ましい態様である。
【0010】また、上記外観良否判定部が、上記第1、
第2および第3の光検出器で得られた信号もしくはそれ
らの信号に基づいて生成された複数の信号それぞれを、
互いにレベルの異なる複数のしきい値と比較し、これら
複数のしきい値との比較結果を総合して欠陥の種類を認
識する欠陥種認識手段を備えたものであることも好まし
い態様である。
【0011】また、ハードディスクの外観を検査するハ
ードディスク外観検査装置において、ハードディスクの
半径方向に直線状に延びた光をハードディスクに照射す
る第2の光源と、ハードディスクに照射された、該ハー
ドディスクの半径方向に直線状に延びた光の正反射光の
光量を検出する第4の光検出器とを備えたハードディス
ク外観検査装置を構成することが好ましい。
【0012】表1に例示したようにハードディスクの欠
陥は多種類にわたっているが、本発明者らの実験、検討
により、これらの欠陥を、 (a)反射率変化として検出できる欠陥(例えば、汚
れ、成膜前シミ、油シミ、スパッタ抜け等) (b)回折光ないし散乱光の強度変化として検出できる
欠陥(例えば、接触傷、異物付着、テクスチャムラ、縦
傷、テープヘッド傷等) (c)物理的な凹凸変化に伴う、反射0次光の光路の変
化として検出できる欠陥(例えば、シワ、外周打痕、チ
ャック傷、打痕、基板膨れ等) の3種類に分類することができることを見い出した。
【0013】本発明は、この知見に基づくとともに、さ
らに光学系、特に光検出器を工夫することによって完成
されたものである。すなわち、本発明では、第3の光検
出器として、例えば4分割光センサ等光強度と光路変化
を検出することのできる光検出器を配備し、第1の光検
出器との組合せで上記(a)の反射率変化を検出し、ま
た、第2の光検出器として、0次光を除く回折散乱光
を、ハードディスクのテクスチャによる回折光と、その
テクスチャによる回折光の回折方向とは異なる方向に回
折散乱した回折散乱光とに分けて検出する光検出器を配
備し、これにより、テクスチャを欠陥とは検出せずにテ
クスチャの抜けないし乱れを欠陥として検出することを
含め、上記(b)に分類される欠陥を検出し、さらに上
記第3の光検出器により上記(c)に分類される欠陥を
検出し、本発明では、このような少数の光検出器を含む
光学系と、単なる信号強度比較等のリアルタイム処理が
可能な若干の信号処理により、ハードディスクの広範な
種類の欠陥を検出することができ、装置構成が簡単なこ
とから、低コスト化、高信頼性、良好なメンテナンス
性、装置の小型化が図られたハードディスク外観検査装
置が実現する。
【0014】本発明において、第2の光検出器として、
上記の、0次光を後方に通過させる孔を設けた光検出器
を配備すると、S/Nがさらに向上する。また、本発明
者らの知見によると、ハードディスクの周縁からの例え
ば数mm以内の周辺領域では、ハードディスクの製造過
程に起因する、例えばハードディスクの基板の反り、テ
クスチャの凹凸どうしの間隔の違い等により、光検出器
で得られる信号も、その数mmの周辺領域よりも内側の
領域と比べ大分趣きを異にし、内側の領域よりもS/N
が極端に悪化する。その場合に、上記の偏光子を備え、
その偏光子による偏光方向を調整することにより、上記
の周辺領域のS/Nを大幅に改善することができる。た
だしこの場合、内側の領域ではS/Nがかえって低下す
ることも考えられ、これらを両立させるために、光学系
を、周辺領域用と内側の領域用とに二系統備え、あるい
はハーフミラー、偏光ビームスプリッタ等により光路を
二分割することが考えられる。
【0015】また、上述の欠陥種認識手段を備え、ハー
ドディスクの外観の良否の判定のみでなく欠陥の種類を
知ることにより、ハードディスクの製造工程の改善策の
対策を速やかに立案することができる。また、ハードデ
ィスクの欠陥の1つにハードディスクの半径方向に延び
るストライプ状の濃度ムラ欠陥が存在する。この欠陥を
検出するにあたっては、上述のレーザ光源、第1の光検
出器および第3の光検出器を用いて0次光の反射光量の
変化を捉えてもよいが、上述の第2の光源を用いてその
ストライプに沿う直線状の光を照射し上述の第4の光検
出器を用いてその直線状の照射光の反射光量を検出する
ことにより、S/Nの高い検出が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明のハードディスク外観検査装
置の一実施形態の光学系の全体図である。レーザ光源1
1から発せられたレーザ光11aは、ガラス板12を透
過しハードディスク1の表面1aに斜めに入射する。こ
こで、ガラス板12で反射した一部のレーザ光は第1の
光検出器13に入射し、その光量が検出される。ハード
ディスク1の表面1aに入射したレーザ光は、ハードデ
ィスク1の表面1aで反射し、その反射光のうちの正反
射光(0次光)を除く回折散乱光は第2の光検出器14
に入射する。またその反射光のうちの0次光は、第2の
光検出器14の中央に設けられた孔14aを通過し第3
の光検出器15に入射する。
【0017】図2は、本実施形態における第2の光検出
器14の構成を示す図である。この第2の光検出器14
には、その中央に0次光を後方に通過させる孔14aが
形成された基板140上に、ハードディスク1の表面1
aのテクスチャにより回折した光を受光する第1の光セ
ンサ141a,141bと、そのテクスチャによる回折
方向に対し交わる方向の散乱回折光を受光する第2の光
センサ142a,142bが配置されている。ここで
は、第1の光センサ141a,141bも、第2の光セ
ンサ142a,142bも、孔14aを挟む両側に1つ
ずつ配置されている。
【0018】図3は、本実施形態における第3の光検出
器15の構成を示す図である。この第3の光検出器15
には、基板150上に、上下左右に4分割された形状の
4つの光センサ151a,151b,151c,151
dが配置されている。図4は、図1〜図3に示す光学系
の各光検出器に接続される信号処理回路のブロック図で
ある。
【0019】図1に示す第1の光検出器13で検出され
た、入射レーザ光の光量をあらわす信号S13は、増幅器
201を経由して信号処理回路221に入力される。ま
た、図3に示す第3の光検出器15を構成する4つの光
センサ151a,151b,151c,151dのそれ
ぞれで得られた信号S151a,S151b,S151c,S
151dは、それぞれ増幅器202,203,204,20
5を経由し、さらに、各加算器211,212,21
3,214,215で、それぞれ、S151a+S151b,S
151c+S151d,S151a+S151c,S151b+S151d,S
151a+S151b+S151c+S 151dの加算演算が行なわれ、
その後、加算器215の出力は信号処理回路221に入
力され、各加算器211,212,213,214の出
力は信号処理回路221に入力される。
【0020】信号処理回路221では、増幅器201の
出力と加算器215の出力に基づいて、ハードディスク
1への入射レーザ光の光量で規格化したときの正反射レ
ーザ光(0次光)の光量変化が演算され、その演算結果
a は、欠陥の有無を判定する判定回路230に入力さ
れる。判定回路230では、信号処理回路221の演算
結果に基づいて、反射率変化として検出することのでき
る欠陥の有無を判定する。
【0021】また、信号処理回路222は、0次光のス
ポットが4つの光センサ151a,151b,151
c,151dの中央に形成されているか、あるいは中央
からどれだけ片寄っているかを演算し、その演算結果S
b を判定回路230に渡す。判定回路230では、信号
処理回路222の演算結果に基づいては、ハードディス
ク1の表面1aの、物理的な凹凸変化を伴う欠陥の有無
が判定される。
【0022】また、図2に示す第2の光検出器14のう
ちの、2つの光センサ141a,141bは1つの光セ
ンサとして作用するように接続されており、その光セン
サで得られた信号S141 は、増幅器206を経由するこ
とにより適切に増幅され、その増幅された信号Sc が判
定回路230に入力される。光センサ141a,141
bは、前述したように、ハードディスク1の表面1aに
形成されたテクスチャで回折した光を受光する光センサ
であり、判定回路230では、その信号Sc に基づいて
テクスチャが正常に形成されているか否かが判定され
る。
【0023】さらに、図2に示す第2の光検出器14の
うちの、2つの光センサ142a,142bも、1つの
光センサとして作用するように接続されており、その光
センサで得られた信号S142 は、増幅器207を経由す
ることにより適切に増幅され、その増幅された信号Sd
が判定回路230に入力される。判定回路230では、
その信号Sd の変化に基づいて、テクスチャの欠陥以外
の、回折光ないし散乱光の強度変化としてあらわれる欠
陥の有無を判定する。
【0024】判定回路230による判定結果は、図示し
ない警告装置を経てオペレータに通知され、あるいは、
ハードディスク1を良品と不良品とに選別する図示しな
い自動選別装置に通知される。上述の実施形態によれ
ば、簡単な光学系および処理回路で、ハードディスク上
にあらわれる広範な種類の欠陥をリアルタイムで検出す
ることができる。
【0025】図5は、図4に1つのブロックで示す判定
回路230の一構成例を示す回路ブロック図である。こ
こでは欠陥の有無のみでなく、欠陥の種類も判定する構
成について説明する。図4に示す信号処理回路221で
の演算結果をあらわす信号Sa は、ヒストグラム作成部
2301に入力され、ハードディスク表面全面にわた
る、信号Sa のレベルの分布をあらわすヒストグラムが
作成され、そのヒストグラムが演算部2302に入力さ
れる。この演算部2302には、あらかじめ正常な(欠
陥の存在しない)ハードディスクについて同様にして求
めておいたヒストグラム(これを参照ヒストグラムと称
する)も入力される。演算部2302では、ヒストグラ
ム作成部2301で今回作成されたヒストグラムと参照
ヒストグラムとを比較し欠陥種Aの程度をあらわす値
(以下、単に欠陥種Aと称する。以下に説明する欠陥種
B〜Eについても同様である)を生成する。
【0026】この欠陥種Aは比較器2303に入力さ
れ、しきい値ThA と比較される。ここで、このしきい
値ThA および以下において説明する各しきい値Th
B ,…,ThE ;Th21,Th22,…,Th2n;Th
n ,Th32,…,Th3n,Th 41,Th42,…,Th4n
は全てあらかじめ値が調整されて、図示しないコンピュ
ータ等に一覧表の形式で格納されており、必要に応じて
図5に示す各ブロックに入力される。 比較器2303
では、入力された欠陥種Aとしきい値ThA とが比較さ
れ、その欠陥種Aが合格レベル(そのハードディスクが
良品であるレベル)であるか不合格レベル(そのハード
ディスクが不良品であるレベル)であるかをあらわす合
否結果が出力される。
【0027】また、図4に示す信号処理回路222での
演算結果をあらわす信号Sb は、n個の比較器2304
_1,2304_2,…,2304_nに入力される。
また各比較器2304_1,2304_2,…,230
4_nには互いにレベルの異なるn個のしきい値T
21,Th22,…,Th2nがそれぞれ入力され、信号S
bとの比較演算が行なわれ、それらの比較結果が演算部
2307に入力される。
【0028】また、これと同様に、図4に示す増幅器2
06で増幅されることにより得られた信号Sc は、n個
の比較器2305_1,2305_2,…,2305_
nに入力される。また、それらの比較器2305_1,
2305_2,…,2305_nには、互いにレベルの
異なる各しきい値Th31,Th32,…,Th3nがそれぞ
れ入力され、各比較器2305_1,2305_2,
…,2305_nにより信号Sc と各しきい値Th31
Th32,…,Th3nとの比較演算が行なわれ、それらの
比較結果が演算部2307に入力される。
【0029】さらに、これと同様に、図4に示す増幅器
207での増幅により得られた信号Sd は、n個の比較
器2306_1,2306_2,…,2306_nに入
力される。またそれらの比較器2306_1,2306
_2,…,2306_nには、互いにレベルの異なる各
しきい値Th41,Th42,…,Th4nがそれぞれ入力さ
れ、各比較器2306_1,2306_2,…,230
6_nにより信号Sdと各しきい値Th41,Th42
…,Th4nとの比較演算が行なわれ、それらの比較結果
が演算部2307に入力される。
【0030】このようにして、演算部2307には、3
n個の比較器2304_1,2304_2,…,230
4_n;2305_1,2305_2,…,2305_
n;2306_1,2306_2,…,2306_nに
よる3n個の比較結果が入力され、演算部2307では
それらの比較結果を総合して、欠陥種B,C,D,E
(の程度をあらわす各値)を生成する。生成された各欠
陥種C,D,Eは、それぞれ各比較器2308,230
9,2310,2311に入力される。各比較器230
8,2309,2310,2311には、それぞれ欠陥
種B,C,D,Eの合否判定のための各しきい値Th
B ,ThC ,ThD ,ThE ,も入力され、各欠陥種
B,C,D,Eの合否結果が出力される。
【0031】5つの比較器2303,2308,230
9,2310,2311で得られた合否結果は、前述し
たように、図示しない警告装置を経てオペレータに通知
され、あるいは、ハードディスクを良品と不良品とに選
別する図示しない自動選別装置に通知される。図6は、
本発明のハードディスク外観検査装置のもう1つの実施
形態の光学系の全体図である。
【0032】図1に示す光学系との相違点は、第2の光
検出器14の前面に偏光子16が配置されている点であ
る。この位置に偏光子16を配置し偏光子16を0次光
の光軸を中心に回転させて偏光方向を調整すると、ハー
ドディスク1の周縁から数mm以内の周辺領域ではS/
Nが大幅に改善され欠陥検出の能力が大幅に向上する。
ただしその周辺領域よりも内側の領域ではS/Nがかえ
って低下する傾向が見られた。これは、詳細な原因は不
明だが、ハードディスク1の周辺領域は、その内側の領
域と比べ表面性状が異なることに起因するものと考えら
れる。そこで、偏光子16として、周辺領域と内側の領
域とでバランスのとれたS/Nが得られる性能のものを
配置し、あるいは、ハードディスク1の表面1aでの反
射光をハーフミラーあるいは偏光ビームスプリッタで二
分し、あるいは、図1に示す光学系と図6に示す光学系
との双方を備えることにより、ハードディスク1の表面
1aの全面にわたって欠陥検出能力をさらに高めた装置
を構成することができる。
【0033】図7は、ハードディスク1の半径方向に延
びるストライプ状の濃度ムラとしてあらわれる欠陥をあ
らわした模式図である。このような濃度ムラ欠陥は、図
7(A)のように一本の場合もあり、図7(B)のよう
に複数本の場合もある。このような表面欠陥を検出する
にあたり、図1もしくは図5に示す光学系を採用しても
よいが、以下に説明する光学系を採用すると検出精度を
さらに向上させることができる。
【0034】図8は、図7に示すような半径方向にスト
ライプ状に延びる濃度ムラを検出するのに好適な光学系
を上方から見た状態の模式図である。ここには、ハード
ディスク1の表面に、ハードディスク1の半径方向に直
線状に延びた光の帯が形成されるように、光を直線状に
広げてハードディスク1に照射する光源31と、ハード
ディスク1には照射された、そのハードディスク1の半
径方向に直線状に延びた光の正反射光の光量を検出する
第4の光検出器32が示されている。この第4の光検出
器32とともに、図1に示す光検出器13と同様に入射
光の光量をモニタする光検出器(図示せず)も備えても
よい。このような直線状に延びた光を照射しその反射光
を受光するように光学系を構成すると、図7に示すよう
な、ハードディスク1の半径方向に延びるストライプ状
の欠陥の検出にあたりS/Nが向上し、一層高精度な検
出が可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハードディスク表面にあらわれる広範な種類の欠陥を検
出することができる、装置構成が簡単であってタクトタ
イムの短いハードディスク外観検査装置が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハードディスク外観検査装置の一実施
形態の光学系の全体図である。
【図2】本実施形態における第2の光検出器の構成を示
す図である。
【図3】本実施形態における第3の光検出器の構成を示
す図である。
【図4】図1〜図3に示す光学系の各光検出器に接続さ
れる信号処理回路のブロック図である。
【図5】図4に1つのブロックで示す判定回路230の
一構成例を示す回路ブロック図である。
【図6】本発明のハードディスク外観検査装置のもう1
つの実施形態の光学系の全体図である。
【図7】ハードディスク1の半径方向に延びるストライ
プ状の濃度ムラとしてあらわれる欠陥をあらわした模式
図である。
【図8】図7に示すような半径方向にストライプ状に延
びる濃度ムラを検出するのに好適な光学系を上方から見
た態様の模式図である。
【符号の説明】
1 ハードディスク 1a ハードディスクの表面 11 レーザ光源 11a レーザ光 12 ガラス板 13 第1の光検出器 14 第2の光検出器 14a 孔 15 第3の光検出器 16 偏光子 31 第2の光源 32 第4の光検出器 140 基板 141a,141b 第1の光センサ 142a,142b 第2の光センサ 150 基板 151a,151b,151c,151d 光センサ 201,202,203,204,205,206,2
07 増幅器 211,212,213,214,215 加算器 221 信号処理回路 222 信号処理回路 230 判定回路 2301 ヒストグラム作成部 2302,2307 演算部 2303;2304_1,2304_2,…,2304
_n;2305_1,2305_2,…,2305_
n;2306_1,2306_2,…,2306_n;
2308,2309,2310,2311 比較器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードディスクの外観を検査するハード
    ディスク外観検査装置において、 ハードディスク表面に斜めに照射されるレーザ光を発す
    るレーザ光源と、 前記レーザ光源から発せられたレーザ光の発光光量を検
    出する第1の光検出器と、 前記レーザ光源から発せられハードディスクで反射した
    光のうち0次光を除く回折散乱光を、ハードディスクの
    テクスチャによる回折光と、該テクスチャによる回折光
    の回折方向とは異なる方向に回折散乱した回折散乱光と
    に分けて検出する第2の光検出器と、 前記レーザ光源から発せられハードディスクで反射した
    光のうちの0次光の光量と該0次光の反射方向の変化を
    検出する第3の光検出器と、 前記第1、第2および第3の光検出器で得られた信号に
    基づいてハードディスクの外観の良否を判定する外観良
    否判定部とを備えたことを特徴とするハードディスク外
    観検査装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の光検出器が、 前記0次光を後方に通過させる孔が形成された基板と、 前記基板表面の、前記孔を挟む、前記テクスチャによる
    回折方向両側に配置された第1の光センサと、 前記基板表面の、前記孔を挟む、前記テクスチャによる
    回折方向に対し交わる方向両側に配置された第2の光セ
    ンサとを備えたものであることを特徴とする請求項1記
    載のハードディスク外観検査装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の光検出器が、4分割光センサ
    であることを特徴とする請求項1記載のハードディスク
    外観検査装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザ光源から発せられハードディ
    スクで反射した光を偏光させる偏光子を備えたことを特
    徴とする請求項1記載のハードディスク外観検査装置。
  5. 【請求項5】 前記外観良否判定部が、前記第1、第2
    および第3の光検出器で得られた信号もしくは該信号に
    基づいて生成された複数の信号それぞれを、互いにレベ
    ルの異なる複数のしきい値と比較し、これら複数のしき
    い値との比較結果を総合して欠陥の種類を認識する欠陥
    種認識手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のハ
    ードディスク外観検査装置。
  6. 【請求項6】 ハードディスクの外観を検査するハード
    ディスク外観検査装置において、 ハードディスクの半径方向に直線状に延びた光をハード
    ディスクに照射する第2の光源と、 ハードディスクに照射された、該ハードディスクの半径
    方向に直線状に延びた光の正反射光の光量を検出する第
    4の光検出器とを備えたことを特徴とするハードディス
    ク外観検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138754A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Hitachi High-Tech Electronics Engineering Co Ltd ディスク表面検査方法及びその装置
WO2011155294A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 シャープ株式会社 基板処理装置、基板搬送装置および打痕検出装置

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