JPH10110054A - スポンジゴム用組成物、並びにそれを用いたウェザーストリップスポンジゴムおよび型成形スポンジゴム - Google Patents

スポンジゴム用組成物、並びにそれを用いたウェザーストリップスポンジゴムおよび型成形スポンジゴム

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JPH10110054A
JPH10110054A JP26462396A JP26462396A JPH10110054A JP H10110054 A JPH10110054 A JP H10110054A JP 26462396 A JP26462396 A JP 26462396A JP 26462396 A JP26462396 A JP 26462396A JP H10110054 A JPH10110054 A JP H10110054A
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崎 雅 昭 川
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濱 秀 斉 仲
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田 拓 神
Tetsuo Tojo
條 哲 夫 東
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明のスポンジゴム用組成物は、エチ
レンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンと4-エチリ
デン-8- メチル-1,7- ノナジエン等の分岐鎖状ポリエン
化合物とからなるランダム共重合体ゴムと、加硫剤と、
発泡剤とからなり、該共重合体ゴムは、エチレンとα-
オレフィンとのモル比、ヨウ素価および極限粘度が特定
の範囲にある。本発明のウェザーストリップスポンジゴ
ムおよび型成形スポンジゴムは、このような組成物で形
成されている。 【効果】 上記スポンジゴム用組成物は、耐候性、耐オ
ゾン性、耐熱老化性、耐ブルーミング性および耐へたり
性に優れたウェザーストリップスポンジゴムを、また低
温柔軟性に優れた型成形スポンジゴムを高速成形するこ
とができ、従来のEPDMの加硫温度よりも低い温度で
加硫速度が速い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、スポンジゴム用組成物、
並びにそれを用いたウェザーストリップスポンジゴムお
よび型成形スポンジに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】自動車には、車内外の防音性、防
水性を賦与するため、ドアー周り、トランクルーム周り
等に多くのスポンジゴムが使用されている。かかるスポ
ンジゴムの基材としては、長期にわたり耐候性、耐オゾ
ン性、耐熱老化性に優れていることが要求されるため、
これらの特性に優れているエチレン・プロピレン・非共
役ジエン共重合体ゴム(以下、EPDMと称する場合が
ある)が広く一般に使用されている。
【0003】EPDMは、上記のような特性に優れてい
るものの、ジエン系ゴムと比較して加硫速度が遅いた
め、製造現場にて生産性を上げるために加硫槽を長くし
て加硫時間を長くするか、あるいは加硫槽内の温度を上
げて高温で加硫しなければならない。しかしながら、前
者の場合には、加硫槽が大型化し設備費がかさむ上に、
加硫槽の設置スペースを広く取らなければならないとい
う問題がある。また、後者の場合には、多大な熱エネル
ギーが必要となり、運転費が高くつくという問題があ
る。また、EPDMの加硫速度を上げるために加硫促進
剤を多量にEPDM配合物に配合すると、加硫促進剤が
製品の表面に浮き出るという、いわゆるブルーミングの
問題が生じる。
【0004】また、自動車部品の品質高性能化の要求が
高まる中、スポンジゴムが長期にわたり「へたり」を生
じないことが重要になってきている。しかしながら、現
行のEPDMでは、満足できるほどの耐へたり性を得る
ことはできなかった。
【0005】ところで、上述したように、EPDMは、
その優れた耐候性を活かして自動車部品に使用されてい
るが、主要な自動車部品のうちドアー等のシール用スポ
ンジゴムは、コーナー部を金型内に注入または射出し、
加硫する型成形法により作製している。このような型成
形法では、効率よく生産を行なうために、短時間で加硫
して成形時間を短くする必要がある。しかしながら、加
硫時間を短くすることにより加硫が十分に行なわれない
と、シール用スポンジゴムに不可欠なゴム弾性が乏しく
なるという問題がある。従来のEPDMでは、架橋点と
なる非共役ジエン、たとえばジシクロペンタジエン、5-
エチリデン-2- ノルボルネン等の反応性が小さいため、
十分な加硫を短時間で行なうことが困難である。
【0006】したがって、耐候性、耐オゾン性、耐熱老
化性に優れるとともに、耐ブルーミング性、耐へたり性
(耐圧縮永久歪性)に優れたウェザーストリップスポン
ジゴムを高速成形することができる、従来のEPDMの
加硫温度より低い温度で加硫速度の速いウェザーストリ
ップスポンジゴム用組成物およびそれを用いたウェザー
ストリップスポンジゴムの出現が従来より望まれてい
る。
【0007】また、従来のEPDMよりも加硫速度の速
い型成形スポンジゴム用組成物およびそれを用いた型成
形スポンジゴムの出現が従来より望まれている。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、耐候性、耐オゾ
ン性、耐熱老化性に優れるとともに、耐ブルーミング
性、耐へたり性に優れたウェザーストリップスポンジゴ
ムを高速成形することができる、従来のEPDMの加硫
温度より低い温度で加硫速度の速いスポンジゴム用組成
物およびそれを用いたウェザーストリップスポンジゴム
を提供することを目的としている。
【0009】また、本発明は、従来のEPDMよりも加
硫速度の速いスポンジゴム用組成物およびそれを用いた
型成形スポンジゴムを提供することを目的としている。
【0010】
【発明の概要】本発明に係るスポンジゴム用組成物は、
エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィンと、
下記一般式[I]で表わされる少なくとも一種の分岐鎖
状ポリエン化合物とからなるランダム共重合体ゴム
(A)、加硫剤(B)、および発泡剤(C)を含有して
なるゴム組成物であって、該ランダム共重合体ゴム
(A)は、(i)エチレンと炭素原子数3〜20のα-
オレフィンとのモル比(エチレン/α- オレフィン)が
55/45〜90/10の範囲にあり、(ii)ヨウ素価
が8〜30の範囲にあり、(iii) 135℃デカリン中
で測定した極限粘度[η]が0.5 dl/g <[η]<
5.0 dl/g で表わされる範囲にあることを特徴として
いる。
【0011】
【化4】
【0012】[式[I]中、nは1〜5の整数であり、
1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R2 およ
びR3 は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子
数1〜5のアルキル基である。] 本発明に係るウェザーストリップスポンジゴムは、エチ
レンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィンと、前記
一般式[I]で表わされる少なくとも一種の分岐鎖状ポ
リエン化合物とからなるランダム共重合体ゴム(A)、
加硫剤(B)、および発泡剤(C)を含有してなるゴム
組成物で形成され、該ランダム共重合体ゴム(A)は、
(i)エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィン
とのモル比(エチレン/α- オレフィン)が60/40
〜90/10の範囲にあり、(ii)ヨウ素価が8〜30
の範囲にあり、(iii) 135℃デカリン中で測定した
極限粘度[η]が1.0 dl/g <[η]<5.0 dl/g
で表わされる範囲にあることを特徴としている。
【0013】また、本発明に係る型成形スポンジゴム
は、エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィン
と、前記一般式[I]で表わされる少なくとも一種の分
岐鎖状ポリエン化合物とからなるランダム共重合体ゴム
(A)、加硫剤(B)、および発泡剤(C)を含有して
なるゴム組成物で形成され、該ランダム共重合体ゴム
(A)は、(i)エチレンと炭素原子数3〜20のα-
オレフィンとのモル比(エチレン/α- オレフィン)が
55/45〜85/15の範囲にあり、(ii)ヨウ素価
が8〜30の範囲にあり、(iii) 135℃デカリン中
で測定した極限粘度[η]が0.5 dl/g <[η]<
2.0 dl/g で表わされる範囲にあることを特徴として
いる。
【0014】本発明に係るウェザーストリップスポンジ
ゴムおよび型成形スポンジゴムを形成する組成物は、本
発明に係るスポンジゴム用組成物である。本発明に係る
ウェザーストリップスポンジゴムおよび型成形スポンジ
ゴムは、発泡加硫物である。
【0015】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るスポンジゴム
用組成物、並びにそれを用いたウェザーストリップスポ
ンジゴムおよび型成形スポンジゴムについて具体的に説
明する。
【0016】本発明に係るスポンジゴム用組成物は、特
定のランダム共重合体ゴム(A)と加硫剤(B)と発泡
剤(C)とを含有してなる。ランダム共重合体ゴム(A) 本発明で用いられるエチレン系共重合体ゴム(A)は、
エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィンと、
分岐鎖状ポリエン化合物とからなる。
【0017】このような炭素原子数3〜20のα- オレ
フィンとしては、具体的には、プロピレン、1-ブテン、
1-ペンテン、1-ヘキセン、3-メチル-1- ブテン、3-メチ
ル-1- ペンテン、3-エチル-1- ペンテン、4-メチル-1-
ペンテン、4-メチル-1- ヘキセン、4,4-ジメチル-1- ヘ
キセン、4,4-ジメチル-1- ペンテン、4-エチル-1- ヘキ
セン、3-エチル-1- ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、
1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オク
タデセン、1-エイコセンなどが挙げられる。中でも、プ
ロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、1-オクテンが好まし
く用いられる。
【0018】これらのα- オレフィンは、単独であるい
は2種以上組合わせて用いることができる。また、分岐
鎖状ポリエン化合物は、下記一般式[I]で表わされ
る。
【0019】
【化5】
【0020】式[I]中、nは1〜5の整数であり、R
1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R2 および
3 は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子数
1〜5のアルキル基である。
【0021】炭素原子数1〜5のアルキル基としては、
具体的に、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロ
ピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブ
チル基、n-ペンチル基、i-ペンチル基などが挙げられ
る。
【0022】このような分岐鎖状ポリエン化合物(以
下、分岐鎖状ポリエン化合物[I]ともいう)として
は、具体的に下記(1)〜(24)に例示するような化合
物が挙げられる。中でも、(5)、(6)、(9)、
(11)、(14)、(19)、(20)の分岐鎖状ポリエン化
合物が好ましく用いられる。 (1)4-エチリデン-1,6- オクタジエン (2)7-メチル-4- エチリデン-1,6- オクタジエン (3)7-メチル-4- エチリデン-1,6- ノナジエン (4)7-エチル-4- エチリデン-1,6- ノナジエン (5)6,7-ジメチル-4- エチリデン-1,6- オクタジエン (6)6,7-ジメチル-4- エチリデン-1,6- ノナジエン (7)4-エチリデン-1,6- デカジエン (8)7-メチル-4- エチリデン-1,6- デカジエン (9)7-メチル-6- プロピル-4- エチリデン-1,6- オク
タジエン (10)4-エチリデン-1,7- ノナジエン (11)8-メチル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン(EM
N) (12)4-エチリデン-1,7- ウンデカジエン (13)8-メチル-4- エチリデン-1,7- ウンデカジエン (14)7,8-ジメチル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン (15)7,8-ジメチル-4- エチリデン-1,7- デカジエン (16)7,8-ジメチル-4- エチリデン-1,7- ウンデカジエ
ン (17)8-メチル-7- エチル-4- エチリデン-1,7- ウンデ
カジエン (18)7,8-ジエチル-4- エチリデン-1,7- デカジエン (19)9-メチル-4- エチリデン-1,8- デカジエン (20)8,9-ジメチル-4- エチリデン-1,8- デカジエン (21)10- メチル-4- エチリデン-1,9- ウンデカジエン (22)9,10- ジメチル-4- エチリデン-1,9- ウンデカジ
エン (23)11- メチル-4- エチリデン-1,10-ドデカジエン (24)10,11-ジメチル-4- エチリデン-1,10-ドデカジエ
ン これらは、単独であるいは2種以上組合わせて用いるこ
とができる。
【0023】上記の分岐鎖状ポリエン化合物[I]は、
トランス体およびシス体の混合物であってもよく、トラ
ンス体単独またはシス体単独であってもよい。このよう
な分岐鎖状ポリエン化合物は、本願出願人の出願に係る
特願平6−154952号明細書に記載の方法によって
調製することができる。
【0024】すなわち、下記[I−a]で示される共役ジ
エンを有する化合物とエチレンとを、遷移金属化合物お
よび有機アルミニウム化合物からなる触媒の存在下に反
応させることにより製造することができる。
【0025】
【化6】
【0026】(式[I−a]中、n、R1 、R2 およびR
3 は、それぞれ上述した一般式[I]におけるn、
1 、R2 およびR3 と同じである。) 本発明で用いられるランダム共重合体ゴム(A)は、上
記のようなエチレン、α- オレフィンおよび分岐鎖状ポ
リエン化合物それぞれの単量体から誘導される構成単位
が、ランダムに配列して結合し、分岐鎖状ポリエン化合
物に起因する分岐構造を有するとともに、主鎖は、実質
的に線状構造となっている。
【0027】この共重合体ゴムが実質的に線状構造を有
しており実質的にゲル状架橋重合体を含有しないこと
は、この共重合体ゴムが有機溶媒に溶解し、不溶分を実
質的に含まないことにより確認することができる。たと
えば極限粘度[η]を測定する際に、この共重合体ゴム
が135℃中のデカリンに完全に溶解することにより確
認することができる。
【0028】また、このようなランダム共重合体ゴム
(A)において、分岐鎖状ポリエン化合物から誘導され
る構成単位は、実質的に下記式[II]で示される構造を
有している。
【0029】
【化7】
【0030】[式[II]中、n、R1 、R2 およびR3
は、それぞれ上述した一般式[I]におけるn、R1
2 およびR3 と同じである。] なお、分岐鎖状ポリエン化合物から誘導される構成単位
が上記構造を有していることは、この共重合体の13C−
NMRスペクトルを測定することによって確認すること
ができる。
【0031】本発明に係るスポンジゴム用組成物に用い
られるランダム共重合体ゴム(A)は、以下のような組
成および特性を有する。 (i)スポンジゴム用組成物を構成するランダム共重合
体ゴム(A)は、エチレンと炭素原子数3〜20のα-
オレフィンとのモル比(エチレン/α- オレフィン)が
55/45〜90/10、好ましくは60/40〜85
/15、さらに好ましくは60/40〜82/18の範
囲にある。
【0032】本発明に係るウェザーストリップスポンジ
ゴムに用いられる組成物を構成するランダム共重合体ゴ
ム(A)は、エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレ
フィンとのモル比(エチレン/α- オレフィン)が60
/40〜90/10、好ましくは60/40〜85/1
5、さらに好ましくは60/40〜80/20の範囲に
ある。
【0033】エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレ
フィンとのモル比(エチレン/α-オレフィン)が上記
のような範囲にあるランダム共重合体ゴム(A)を用い
ると、機械的強度に優れるとともに、低温柔軟性に優れ
たウェザーストリップスポンジゴムを提供することがで
きる組成物が得られる。
【0034】また、本発明に係る型成形スポンジゴムに
用いられる組成物を構成するランダム共重合体ゴム
(A)は、エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフ
ィンとのモル比(エチレン/α- オレフィン)が55/
45〜85/15、好ましくは60/40〜85/1
5、さらに好ましくは60/40〜82/18の範囲に
ある。
【0035】エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレ
フィンとのモル比が、上記のような範囲にあるランダム
共重合体ゴム(A)を用いると、機械的強度に優れると
ともに、低温柔軟性に優れた型成形スポンジゴムを提供
することができる組成物が得られる。
【0036】(ii)スポンジゴム用組成物を構成するラ
ンダム共重合体ゴム(A)は、ヨウ素価が8〜30、好
ましくは10〜30の範囲にある。本発明に係るウェザ
ーストリップスポンジゴムに用いられる組成物を構成す
るランダム共重合体ゴム(A)は、ヨウ素価が8〜3
0、好ましくは10〜30の範囲にある。ヨウ素価が上
記のような範囲にあるランダム共重合体ゴム(A)を用
いると、ヨウ素価が上記のような範囲にあるランダム共
重合体ゴム(A)を用いると、耐熱老化性に優れたウェ
ザーストリップスポンジゴムを提供することができる、
従来の加硫温度よりも低い温度で加硫速度の速い組成物
が得られる。
【0037】また、本発明に係る型成形スポンジゴムに
用いられる組成物を構成するランダム共重合体ゴム
(A)も、ヨウ素価が8〜30、好ましくは10〜30
の範囲にある。ヨウ素価が上記のような範囲にあるラン
ダム共重合体ゴム(A)を用いると、ヨウ素価が上記の
ような範囲にあるランダム共重合体ゴム(A)を用いる
と、低温柔軟性に優れた型成形スポンジゴムを提供する
ことができる、加硫速度の速い組成物が得られる。
【0038】ポリエン成分が4-エチリデン-8- メチル-
1,7- ノナジエン(以下、EMNと略する場合ある)で
あるEPDM(以下、EMN−EPDMと略する場合が
ある)と、ポリエン成分が5-エチリデン-2- ノルボルネ
ン(以下、ENBと略する場合がある)であるEPDM
(以下、ENB−EPDMと略する場合がある)とを同
じヨウ素価で比較すると、EMN−EPDMの方が、加
硫速度が2倍以上速い。
【0039】なお、ENB−EPDMは、そのポリエン
含量を高くしても、ポリエン含量が4モル%を超える
と、加硫速度の改善効果がなくなる。一方、EMN−E
PDMは、そのポリエン含量が7モル%になるまでポリ
エン含量に比例して加硫速度を速めることができる。
【0040】また、ENB−EPDMは、加硫速度を速
めるためにそのヨウ素価を増加させると、それに比例し
て低温柔軟性が悪化する。一方、EMN−EPDMは、
そのヨウ素価に関係なく優れた低温柔軟性を有する。
【0041】(iii) スポンジゴム用組成物を構成する
ランダム共重合体ゴム(A)は、135℃デカリン中で
測定した極限粘度[η]が、0.5 dl/g <[η]<
5.0dl/g 、好ましくは0.8 dl/g <[η]<4.
0 dl/g で表わされる範囲にある。
【0042】本発明に係るウェザーストリップスポンジ
ゴムに用いられる組成物を構成するランダム共重合体ゴ
ム(A)は、135℃デカリン中で測定した極限粘度
[η]が1.0 dl/g <[η]<5.0 dl/g 、好まし
くは2.0 dl/g <[η]<4.0 dl/g で表わされる
範囲にある。極限粘度[η]が上記のような範囲にある
ランダム共重合体ゴム(A)を用いると、機械的強度に
優れたウェザーストリップスポンジゴムを提供すること
ができる、ロール加工性、押し出し成形等の成形性に優
れた組成物が得られる。
【0043】また、本発明に係る型成形スポンジゴムに
用いられる組成物を構成するランダム共重合体(A)
は、135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が
0.5 dl/g <[η]<2.0 dl/g 、好ましくは0.
8 dl/g <[η]<1.6 dl/gで表わされる範囲にあ
る。極限粘度[η]が上記のような範囲にあるランダム
共重合体ゴム(A)を用いると、機械的強度、低温柔軟
性に優れた型成形スポンジゴムを提供することができる
組成物が得られる。
【0044】上記のようなランダム共重合体ゴム(A)
は、エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィン
と、上記一般式[I]で表わされる分岐鎖状ポリエン化
合物とを、触媒の存在下に共重合させて得ることができ
る。
【0045】このような触媒としては、たとえばバナジ
ウム(V)、ジルコニウム(Zr)、チタニウム(T
i)などの遷移金属化合物と有機アルミニウム化合物
(有機アルミニウムオキシ化合物)とからなるチーグラ
ー型触媒が使用できる。
【0046】本発明では、[a]可溶性バナジウム化合
物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒、あるいは
[b]周期律表第IVB族から選ばれる遷移金属のメタロ
セン化合物と、有機アルミニウムオキシ化合物またはイ
オン化イオン性化合物とからなる触媒が特に好ましく用
いられる。
【0047】本発明では、上記のような触媒[a](可
溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物とから
なる触媒)または触媒[b](周期律表第IV族から選ば
れる遷移金属のメタロセン化合物と有機アルミニウムオ
キシ化合物またはイオン化イオン性化合物とからなる触
媒)の存在下に、エチレンと、炭素原子数3〜20のα
- オレフィンと、分岐鎖状ポリエン化合物とを、通常液
相で共重合させる。
【0048】この際、一般に炭化水素溶媒が用いれれる
が、プロピレン等のα- オレフィンを溶媒として用いて
もよい。このような炭化水素溶媒としては、具体的に
は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカ
ン、ドデカン、灯油等の脂肪族炭化水素およびそのハロ
ゲン誘導体、シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、
メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素およびそのハ
ロゲン誘導体、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素、およびクロロベンゼン等のハロゲン誘導体
などが用いられる。
【0049】これら溶媒は組み合わせて用いてもよい。
エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンと分岐
鎖状ポリエン化合物との共重合は、バッチ法、あるいは
連続法いずれの方法で行なってもよい。共重合を連続法
で実施するに際しては、上記触媒は以下のような濃度で
用いられる。
【0050】本発明において、上記触媒[a]、すなわ
ち可溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物と
からなる触媒が用いられる場合には、重合系内の可溶性
バナジウム化合物の濃度は、通常、0.01〜5ミリモ
ル/リットル(重合容積)、好ましくは0.05〜3ミ
リモル/リットルである。この可溶性バナジウム化合物
は、重合系内に存在する可溶性バナジウム化合物の濃度
の10倍以下、好ましくは1〜7倍、さらに好ましくは
1〜5倍の濃度で供給されることが望ましい。
【0051】また、有機アルミニウム化合物は、重合系
内のバナジウム原子に対するアルミニウム原子の比(A
l/V)で、2以上、好ましくは2〜50、さらに好ま
しくは3〜20の量で供給される。
【0052】可溶性バナジウム化合物および有機アルミ
ニウム化合物からなる触媒[a]は、通常、上述の炭化
水素溶媒、および/または液状の炭素原子数3〜20の
α-オレフィンおよび分岐鎖状ポリエン化合物で希釈さ
れて供給される。この際、可溶性バナジウム化合物は上
述した濃度に希釈されることが望ましく、また有機アル
ミニウム化合物は重合系内における濃度のたとえば50
倍以下の任意の濃度に調整して重合系内に供給されるこ
とが望ましい。
【0053】また、本発明においてメタロセン化合物
と、有機アルミニウムオキシ化合物またはイオン化イオ
ン性化合物(イオン性イオン化化合物、イオン性化合物
ともいう。)とからなる触媒[b]が用いられる場合に
は、重合系内のメタロセン化合物の濃度は、通常、0.
00005〜0.1ミリモル/リットル(重合容積)、
好ましくは0.0001〜0.05ミリモル/リットル
である。
【0054】また、有機アルミニウムオキシ化合物は、
重合系内のメタロセン化合物に対するアルミニウム原子
の比(Al/遷移金属)で、1〜10000、好ましく
は10〜5000の量で供給される。
【0055】イオン化イオン性化合物の場合は、重合系
内のメタロセン化合物に対するイオン化イオン性化合物
のモル比(イオン化イオン性化合物/メタロセン化合
物)で、0.5〜20、好ましくは1〜10の量で供給
される。
【0056】また、有機アルミニウム化合物が用いられ
る場合には、通常、約0〜5ミリモル/リットル(重合
度積)、好ましくは約0〜2ミリモル/リットルとなる
ような量で用いられる。
【0057】本発明において、可溶性バナジウム化合物
と有機アルミニウム化合物とからなる触媒[a]の存在
下に、エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィン
と分岐鎖状ポリエン化合物とを共重合させる場合には、
共重合反応は、通常、温度が−50℃〜100℃、好ま
しくは−30℃〜80℃、さらに好ましくは−20℃〜
60℃で、圧力が50kg/cm2 以下、好ましくは2
0kg/cm2 以下の条件下に行なわれる。ただし、圧
力は0ではない。
【0058】また本発明において、メタロセン化合物と
有機アルミニウムオキシ化合物またはイオン化イオン性
化合物とからなる触媒[b]の存在下に、エチレンと炭
素原子数3〜20のα- オレフィンと分岐鎖状ポリエン
化合物とを共重合させる場合には、共重合反応は、通
常、温度が−20℃〜150℃、好ましくは0℃〜12
0℃、さらに好ましくは0℃〜100℃で、圧力が80
kg/cm2 以下、好ましくは50kg/cm2 以下の
条件下に行なわれる。ただし、圧力は0ではない。
【0059】また反応時間(共重合が連続法で実施され
る場合には平均滞留時間)は、触媒濃度、重合温度など
の条件によっても異なるが、通常、5分〜5時間、好ま
しくは10分〜3時間である。
【0060】本発明では、エチレン、炭素原子数3〜2
0のα- オレフィンおよび分岐鎖状ポリエン化合物は、
上述した特定組成のランダム共重合体ゴムが得られるよ
うな量で重合系に供給される。さらに共重合に際して
は、水素などの分子量調節剤を用いることもできる。
【0061】上記のようにしてエチレン、炭素原子数3
〜20のα- オレフィンおよび分岐鎖状ポリエン化合物
を共重合させると、ランダム共重合体ゴムは通常これを
含む重合液として得られる。この重合液は、常法により
処理され、ランダム共重合体ゴムが得られる。
【0062】ランダム共重合体ゴム(A)[不飽和性エ
チレン系共重合体]の上記のような調製方法は、本願出
願人の出願に係る特願平7−69986号明細書に詳細
に記載されている。
【0063】加硫剤(B) 本発明で用いられる加硫剤(B)としては、イオウ、イ
オウ化合物、有機過酸化物が挙げられる。
【0064】イオウとしては、具体的には、粉末イオ
ウ、沈降イオウ、コロイドイオウ、表面処理イオウ、不
溶性イオウなどが挙げられる。イオウ化合物としては、
具体的には、塩化イオウ、二塩化イオウ、高分子多硫化
物などが挙げられる。また、加硫温度で活性イオウを放
出して加硫するイオウ化合物、たとえばモルフォリンジ
スルフィド、アルキルフェノールジスルフィド、テトラ
メチルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラ
ムテトラスルフィドなども使用することができる。
【0065】本発明においては、イオウないしイオウ化
合物は、ランダム共重合体ゴム(A)100重量部に対
して、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量
部の割合で用いられる。
【0066】また、加硫剤(B)としてイオウないしイ
オウ化合物を使用するときは、加硫促進剤を併用するこ
とが好ましい。加硫促進剤としては、具体的には、N-シ
クロヘキシル-2- ベンゾチアゾールスルフェンアミド、
N-オキシジエチレン-2- ベンゾチアゾールスルフェンア
ミド、N,N-ジイソプロピル-2- ベンゾチアゾールスルフ
ェンアミド、2-メルカプトベンゾチアゾール、2-(2,4-
ジニトロフェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2-
(2,6-ジエチル-4- モルホリノチオ)ベンゾチアゾー
ル、ジベンゾチアジルジスルフィド等のチアゾール系化
合物;ジフェニルグアニジン、トリフェニルグアニジ
ン、ジオルソニトリルグアニジン、オルソニトリルバイ
グアナイド、ジフェニルグアニジンフタレート等のグア
ニジン化合物;アセトアルデヒド- アニリン反応物、ブ
チルアルデヒド- アニリン縮合物、ヘキサメチレンテト
ラミン、アセトアルデヒドアンモニア等のアルデヒドア
ミンまたはアルデヒド- アンモニア系化合物;2-メルカ
プトイミダゾリン等のイミダゾリン系化合物;チオカル
バニリド、ジエチルチオユリア、ジブチルチオユリア、
トリメチルチオユリア、ジオルソトリルチオユリア等の
チオユリア系化合物;テトラメチルチウラムモノスルフ
ィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチ
ルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスル
フィド、ペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等の
チウラム系化合物;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、
ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ-n-ブチルジチオ
カルバミン酸亜鉛、エチルフェニルジチオカルバミン酸
亜鉛、ブチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチ
ルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカル
バミン酸セレン、ジメチルジチオカルバミン酸テルル等
のジチオ酸塩系化合物;ジブチルキサントゲン酸亜鉛等
のザンテート系化合物;亜鉛華などの化合物を挙げるこ
とができる。
【0067】本発明においては、加硫促進剤は、ランダ
ム共重合体ゴム(A)100重量部に対して、0.1〜
20重量部、好ましくは0.2〜10重量部の割合で用
いられる。
【0068】有機過酸化物としては、通常ゴムの過酸化
物加硫に使用される化合物であればよい。たとえば、ジ
クミルパーオキサイド、ジ-t- ブチルパーオキサイド、
ジ-t- ブチルパーオキシ-3,3,5- トリメチルシクロヘキ
サン、t-ブチルヒドロパーオキサイド、t-ブチルクミル
パーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、2,5-ジメ
チル-2,5- ジ(t-ブチルパーオキシン)ヘキシン-3、2,
5-ジメチル-2,5- ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5-ジメチル-2,5- モノ(t-ブチルパーオキシ)-
ヘキサン、α,α’- ビス(t-ブチルパーオキシ-m-イ
ソプロピル)ベンゼンなどが挙げられる。なかでも、ジ
クミルパーオキサイド、ジ-t- ブチルパーオキサイド、
ジ-t- ブチルパーオキシ-3,3,5- トリメチルシクロヘキ
サンが好ましく用いられる。これらの有機過酸化物は、
1種または2種以上組合わせて用いられる。
【0069】本発明においては、有機過酸化物は、ラン
ダム共重合体ゴム(A)100重量部に対して、0.1
〜15重量部、好ましくは0.5〜8重量部の割合で使
用されるが、要求される物性値に応じて適宜最適量を決
定することが望ましい。
【0070】加硫剤(B)として有機過酸化物を使用す
るときは、加硫助剤を併用することが好ましい。加硫助
剤としては、具体的には、イオウ;p- キノンジオキシ
ムなどのキノンジオキシム系化合物;ポリエチレングリ
コールジメタクリレートなどのメタクリレート系化合
物;ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレートなど
のアリル系化合物;その他マレイミド系化合物;ジビニ
ルベンゼンなどが挙げられる。このような加硫助剤は、
ランダム共重合体ゴム(A)100重量部に対して3〜
20重量部の割合で用いられる。
【0071】発泡剤(C) 本発明で用いられる発泡剤(C)としては、具体的に
は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸アンモ
ニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム、N,N'
- ジメチル-N,N'-ジニトロソテレフタルアミド、N,N'-
ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカルボン
アミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾシクロヘキ
シルニトリル、アゾジアミノベンゼン、バリウムアゾジ
カルボキシレート、ベンゼンスルホニルヒドラジド、ト
ルエンスルホニルヒドラジド、p,p'- オキシビス(ベン
ゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニルスルホン-3,
3'-ジスルホニルヒドラジド、カルシウムアジド、4,4'-
ジフェニルジスルホニルアジド、p-トルエンホルマニ
ルアジドなどが挙げられる。
【0072】本発明においては、発泡剤(C)は、ラン
ダム共重合体ゴム(A)100重量部に対して0.5〜
30重量部、好ましくは1〜15重量部の割合で用いら
れる。
【0073】また、必要に応じて、発泡助剤を使用して
もよい。その他の成分 本発明に係るスポンジゴム用組成物中に、上記のランダ
ム共重合体ゴム(A)、加硫剤(B)および発泡剤
(C)に加えて、上述したように加硫促進剤、加硫助
剤、発泡助剤を配合することができるが、そのほかに充
填剤、軟化剤ないし可塑剤、老化防止剤、加工助剤、耐
熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、着色剤、滑剤、増
粘剤およびその他のゴム用配合剤を、本発明の目的を損
なわない範囲で配合することができる。
【0074】上記の充填剤には、補強性のある充填剤と
補強性のない充填剤とがある。補強性のある充填剤は、
加硫ゴムの引張り強さ、引裂き強さ、耐摩耗性などの機
械的性質を高める効果がある。このような充填剤として
は、具体的には、シランカップリング剤などによる表面
処理が施されていてもよいカーボンブラック、シリカ、
活性化炭酸カルシウム、微粉タルクなどが挙げられる。
本発明においては、通常ゴムに使用されるカーボンブラ
ックならば、その種類は問わず、全て用いることができ
る。
【0075】また、補強性のない充填剤は、物性にあま
り影響を与えることなく、ゴム製品の硬さを高めたり、
コストを引き下げることを目的として使用される。この
ような充填剤としては、具体的には、タルク、クレー、
炭酸カルシウムなどが挙げられる。
【0076】本発明においては、充填剤は、ランダム共
重合体ゴム(A)100重量部に対して、20〜200
重量部、好ましくは50〜150重量部の割合で用いら
れる。
【0077】上記の可塑剤(軟化剤でもある)として
は、通常ゴムに使用される可塑剤が用いられる。具体的
には、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラ
フィン、石油アスファルト、ワセリン、コールタール、
ヒマシ油、アマニ油、サブ、密ロウ、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カル
シウム、ラウリル酸亜鉛、アタクチックポリプロピレ
ン、クマロインデン樹脂などが挙げられる。中でも、特
にプロセスオイルが好ましく用いられる。このプロセス
オイルは、ランダム共重合体ゴム(A)100重量部に
対して10〜120重量部、好ましくは40〜120重
量部の割合で用いられる。
【0078】また、本発明に係るスポンジゴム用組成物
を構成するゴム成分として上記ランダム共重合体ゴム
(A)のほかに、他の種類のゴムまたは他のEPDM
を、本発明の目的を損なわない範囲で、混合して用いて
もよい。
【0079】組成物の調製 本発明に係るスポンジゴム用組成物は、たとえば次のよ
うな方法で調製することができる。
【0080】すなわち、本発明に係るスポンジゴム用組
成物は、バンバリーミキサーのようなミキサー類により
ランダム共重合体ゴム(A)、必要に応じて充填剤、軟
化剤ないし可塑剤などの添加剤を、80〜170℃の温
度で約3〜10分間混練した後、オープンロールのよう
なロール類を使用して、加硫剤(B)、発泡剤(C)、
必要に応じて脱泡剤、加硫促進剤または加硫助剤を追加
混合し、ロール温度40〜80℃で5〜30分間混練し
た後、分出しすることにより調製することができる。こ
のようにして得られるゴム組成物は、リボン状またはシ
ート状のゴム配合物である。
【0081】スポンジゴム 本発明に係るウェザーストリップスポンジゴムおよび型
成形スポンジゴムは、それぞれ上述した特定のランダム
共重合体ゴム(A)を含有する組成物の発泡加硫物であ
る。本発明に係るウェザーストリップスポンジゴムおよ
び型成形スポンジゴムは、上記のようにして得られたゴ
ム配合物を押出成形機などによって成形し、次いで、加
硫槽内に導入し、熱空気、流動床、溶融塩槽またはマイ
クロ波等の手段によって加熱することにより、加硫およ
び発泡を行なって調製することができる。
【0082】
【発明の効果】本発明で用いられるエチレンと炭素原子
数3〜20のα- オレフィンと上述した分岐鎖状ポリエ
ン化合物とからなるランダム共重合体ゴム(A)は、エ
チレンとα- オレフィンとのモル比、ヨウ素価および極
限粘度[η]が特定の範囲にあるので、低温柔軟性に優
れた加硫ゴムを提供することができ、しかも、従来のE
PDMよりも加硫速度が速い。したがって、このランダ
ム共重合体ゴム(A)を加硫するに際して加硫促進剤の
使用量を、従来のEPDMの場合と比較して、かなり減
らすことができる。また、このランダム共重合体ゴム
(A)は、耐候性、耐オゾン性および耐熱老化性等の特
性に優れている。
【0083】本発明に係るスポンジゴム用組成物は、上
記ランダム共重合体ゴム(A)と、加硫剤(B)と、発
泡剤(C)とを含有してなるので、耐候性、耐オゾン
性、耐熱老化性に優れるとともに、耐ブルーミング性、
耐へたり性(耐圧縮永久歪性)に優れたウェザーストリ
ップスポンジゴムを高速成形することができるし、また
低温柔軟性に優れた型成形スポンジゴムを高速成形する
ことができる。本発明に係るスポンジゴム用組成物は、
従来のEPDMの加硫温度よりも低い温度で加硫速度が
速く高速成形することができる。
【0084】本発明に係るウェザーストリップスポンジ
ゴムは、上記ランダム共重合体ゴム(A)と、加硫剤
(B)と、発泡剤(C)とを含有してなる組成物で形成
されているので、耐候性、耐オゾン性、耐熱老化性に優
れるとともに、耐ブルーミング性、耐へたり性(耐圧縮
永久歪性)に優れている。
【0085】また、本発明に係る型成形スポンジゴム
は、上記ランダム共重合体ゴム(A)と、加硫剤(B)
と、発泡剤(C)とを含有してなる組成物で形成されて
いるので、低温柔軟性に優れている。
【0086】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これら実施例に限定されるものではない。
【0087】なお、実施例および比較例におけるエチレ
ン・α- オレフィン・ポリエン共重合体ゴムおよび加硫
ゴムの評価試験方法は、以下のとおりである。
【0088】[1]未加硫ゴムの物性試験 上記ゴム配合物の最適加硫時間は、JIS K 6300
に準拠して、日本合成ゴム(株)製のキュラストメータ
ー(CURELAST METER)3型を用いて、トルクの最大値と
最小値との差の90%に達するまでの時間(t
90[分])とした。このときのトルク変化時のゴム配合
物の温度は160℃であった。
【0089】[2]引張試験 引張破断点応力TB および引張破断点伸びEB は、JI
S K 6301に準拠して求めた。
【0090】[3]表面粗度 スポンジゴムの表面粗度は、触針式表面粗さ測定器を用
いて、スポンジゴムの上面の凹凸を数値化して表わし
た。実際には、上記のようにして得られたチューブ状ス
ポンジゴムを長さ50mmに切断し、抜き取り部分のう
ちで最高から10番目までの凸部分の高さの総和(h
1 )から、最低から10番目までの凹部分の高さの総和
(h2 )を差引いた値(h1−h2)を10で除して算出
した値を、スポンジゴムの表面粗度とした。
【0091】[4]圧縮永久歪試験 圧縮永久歪(CS)は、チューブ状スポンジゴムを長さ
30mmに切断してスポンジゴム圧縮永久歪測定金型に
入れ、スポンジゴムのチューブの高さ、すなわちチュー
ブの径に対して50%圧縮し、次いで、金型ごと70℃
で100時間ギヤーオーブン中で熱処理した後、膨張ゴ
ムの物理試験方法(SRIS−0101)に準拠して求
めた。
【0092】また、実施例および比較例で用いたランダ
ム共重合体ゴムは、第1表に示す通りである。
【0093】
【表1】
【0094】[ウェザーストリップスポンジゴム用組成
物等についての実施例および比較例]
【0095】
【実施例1】共重合体(1)100重量部と、亜鉛華5
重量部と、ステアリン酸2重量部と、SRFカーボンブ
ラック90重量部と、パラフィン系プロセスオイル60
重量部と、ポリエチレングリコール1重量部とを、容量
1.7リットルのバンバリーミキサー[(株)神戸製鋼
所製]で6分間混練した。
【0096】このようにして得られた混練物に、イオウ
(加硫剤)1.5重量部、2-メルカプトベンゾチアゾー
ル(加硫促進剤)0.8重量部、2-(4'- モルホリノジ
チオ)ベンゾチアゾール(加硫促進剤)1.2重量部、
ジンク- ジ-n- ブチルジチオカルバメート(加硫促進
剤)2.0重量部、2-メルカプトイミダゾリン(加硫促
進剤)1.0重量部、p,p'- オキシビスベンゼンスルホ
ニルヒドラジド(発泡剤)3.5重量部および脱泡剤
5.0重量部を加えて14インチオープンロール(前ロ
ールおよび後ロールの温度40℃)で混練し、ゴム配合
物を調製した。
【0097】次いで、このゴム配合物を、チューブ状ダ
イス(内径10mm、肉厚1mm)を装着した50mm
押出機を用いてダイス温度80℃、シリンダー温度60
℃の条件で押出してチューブ状に成形した。この成形体
を220℃の熱空気加硫槽中で6分間加硫を行なってス
ポンジゴムを得た。
【0098】結果を第2表に示す。
【0099】
【実施例2,3,4】実施例1において、共重合体
(1)の代わりに第1表に示した共重合体(2)、
(3)、(4)を用いた以外は、実施例1と同様に行な
った。
【0100】結果を第2表に示す。
【0101】
【比較例1,2】実施例1において、共重合体(1)の
代わりに第1表に示した共重合体(7)、(8)を用い
た以外は、実施例1と同様に行なった。
【0102】結果を第2表に示す。
【0103】
【表2】
【0104】第2表より、次のことが判る。実施例1〜
4においては、ゴム配合物の加硫速度が速く、得られた
スポンジゴムは、熱老化後の圧縮永久歪(CS)が小さ
い。また、スポンジゴム表面の加硫が速く進行するた
め、スポンジゴム表面が平滑である。
【0105】比較例1および2では、用いられている共
重合体のジエン成分がエチリデンノルボルネンであるた
め、実施例1〜4のような速い加硫速度が得られず、圧
縮永久歪、表面粗度が大きくなっている。
【0106】
【実施例5】実施例1において、加硫時間を3.5分に
した以外は、実施例1と同様に行なった。
【0107】結果を第3表に示す。
【0108】
【実施例6】実施例1において、加硫温度を190℃に
した以外は、実施例1と同様に行なった。
【0109】結果を第3表に示す。
【0110】
【比較例3】実施例5において、共重合体(1)の代わ
りに第1表に示した共重合体(7)を用いた以外は、実
施例5と同様に行なった。
【0111】結果を第3表に示す。
【0112】
【比較例4】実施例6において、共重合体(1)の代わ
りに第1表に示した共重合体(7)を用いた以外は、実
施例6と同様に行なった。
【0113】結果を第3表に示す。
【0114】
【実施例7】実施例1において、イオウ(加硫剤)0.
8重量部、2-メルカプトベンゾチアゾール(加硫促進
剤)0.4重量部、2-(4'- モルホリノジチオ)ベンゾ
チアゾール(加硫促進剤)0.4重量部、ジンク- ジ-n
- ブチルジチオカルバメート(加硫促進剤)1.0重量
部、2-メルカプトイミダゾリン(加硫促進剤)0.5重
量部という配合に変更した以外は、実施例1と同様に行
なった。
【0115】結果を第3表に示す。
【0116】
【比較例5】比較例1において、イオウ(加硫剤)1.
5重量部、2-メルカプトベンゾチアゾール(加硫促進
剤)0.5重量部、2-(4'- モルホリノジチオ)ベンゾ
チアゾール(加硫促進剤)0.5重量部、ジンク- ジ-n
- ブチルジチオカルバメート(加硫促進剤)2.0重量
部、2-メルカプトイミダゾリン(加硫促進剤)1.0重
量部という配合に変更した以外は、比較例1と同様に行
なった。
【0117】結果を第3表に示す。なお、実施例7およ
び比較例5のスポンジゴムについては、耐ブルーミング
性を次のようにして評価した。
【0118】すなわち、スポンジゴムをオゾン濃度50
ppm、温度40℃の条件で48時間暴露してスポンジ
ゴム表面のブルーミングの状態を肉眼で観察して評価し
た。この結果を第3表に示す。
【0119】
【表3】
【0120】第3表より、次のことが判る。実施例5、
6は、実施例1よりも加硫条件が厳しくなっているが、
実施例5、6と同一条件で成形した比較例3、4では、
耐へたり性が著しく悪化している。すなわち、比較例
3、4における圧縮永久歪(CS)が、実施例5、6と
比較してかなり大きい。
【0121】また、実施例7は、比較例5に対して加硫
剤、加硫促進剤の配合量を少なくしているが、スポンジ
ゴムの物性を損なわずに、耐ブルーミング性が改良され
ている。
【0122】[型成形スポンジゴム用組成物等について
の実施例および比較例]
【0123】
【実施例8】共重合体(5)100重量部と、亜鉛華5
重量部と、ステアリン酸2重量部と、SRFカーボンブ
ラック60重量部と、FEFカーボンブラック30重量
部と、パラフィン系オイル60重量部と、酸化カルシウ
ム2重量部とを、容量4.3リットルのバンバリーミキ
サー[(株)神戸製鋼所製]で5分間混練した。
【0124】このようにして得られた混練物に、イオウ
(加硫剤)1.0重量部、2-(4'-モルホリノジチオ)
ベンゾチアゾール2.5重量部、ジブチルジチオカルバ
ミン酸亜鉛1.0重量部、テトラエチルチウラムジスル
フィド0.5重量部、エチレンチオ尿素0.5重量部、
アゾジカルボンアミド(発泡剤)7.0重量部および尿
素系発泡助剤2.0重量部を加えて8インチミキシング
ロール(前ロールおよび後ロールの温度50℃)で混練
してゴム配合物を得た。
【0125】次に、得られたゴム配合物について、JI
S K 6300に準拠して、日本合成ゴム(株)製のキ
ュラストメーター3型を用いて、トルクの最大値と最小
値との差の90%に達するまでの時間(t90[分])を
求め、これを加硫速度とした。このときのトルク変化の
測定時におけるゴム配合物の温度は180℃であった。
90が短時間程、加硫速度が速い。
【0126】また、上記のようにして得られたゴム配合
物を射出成形加硫機を用いて、180℃で2分、4分と
加硫時間を変えて内径11mm、外径15mm、長さ2
5cmのチューブ状の加硫スポンジゴムを得た。これら
のスポンジゴムについて吸水率、圧縮永久歪、比重を測
定した。圧縮永久歪は、JIS K 6301に準じて、
スポンジゴムを70℃で100時間熱老化させた後測定
した。
【0127】結果を第4表に示す。
【0128】
【実施例9】実施例8において、共重合体(5)の代わ
りに第1表に示した共重合体(6)を用いた以外は、実
施例8と同様に行なった。
【0129】結果を第4表に示す。
【0130】
【比較例6】実施例8において、共重合体(5)の代わ
りに第1表に示した共重合体(9)を用いた以外は、実
施例8と同様に行なった。
【0131】結果を第4表に示す。
【0132】
【表4】
【0133】第4表より、次のことが判る。実施例8、
9の圧縮永久歪(CS)と比較例6の圧縮永久歪をそれ
ぞれ比較すると、実施例8、9の方が同一加硫条件で圧
縮永久歪が小さく、耐圧縮永久歪性に優れている。
【0134】また、実施例8、9の加硫速度と比較例6
の加硫速度をそれぞれ比較すると、実施例8、9の方が
加硫速度が速い。したがって、実施例8、9で用いられ
ている共重合体ゴム配合物は、加硫時間を短かくして
も、比較例6で得られたスポンジゴム物性と同等以上の
スポンジゴム物性を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 236:22) (72)発明者 東 條 哲 夫 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油化 学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オ
    レフィンと、下記一般式[I]で表わされる少なくとも
    一種の分岐鎖状ポリエン化合物とからなるランダム共重
    合体ゴム(A)、 加硫剤(B)、および発泡剤(C)を含有してなるゴム
    組成物であって、 該ランダム共重合体ゴム(A)は、(i)エチレンと炭
    素原子数3〜20のα- オレフィンとのモル比(エチレ
    ン/α- オレフィン)が55/45〜90/10の範囲
    にあり、(ii)ヨウ素価が8〜30の範囲にあり、(ii
    i) 135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が
    0.5 dl/g <[η]<5.0 dl/g で表わされる範囲
    にあることを特徴とするスポンジゴム用組成物; 【化1】 [式[I]中、nは1〜5の整数であり、 R1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、 R2 およびR3 は、それぞれ独立して、水素原子または
    炭素原子数1〜5のアルキル基である]。
  2. 【請求項2】エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オ
    レフィンと、下記一般式[I]で表わされる少なくとも
    一種の分岐鎖状ポリエン化合物とからなるランダム共重
    合体ゴム(A)、 加硫剤(B)、および発泡剤(C)を含有してなるゴム
    組成物で形成され、 該ランダム共重合体ゴム(A)は、(i)エチレンと炭
    素原子数3〜20のα- オレフィンとのモル比(エチレ
    ン/α- オレフィン)が60/40〜90/10の範囲
    にあり、(ii)ヨウ素価が8〜30の範囲にあり、(ii
    i) 135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が
    1.0 dl/g <[η]<5.0 dl/g で表わされる範囲
    にあることを特徴とするウェザーストリップスポンジゴ
    ム; 【化2】 [式[I]中、nは1〜5の整数であり、 R1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、 R2 およびR3 は、それぞれ独立して、水素原子または
    炭素原子数1〜5のアルキル基である]。
  3. 【請求項3】エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オ
    レフィンと、下記一般式[I]で表わされる少なくとも
    一種の分岐鎖状ポリエン化合物とからなるランダム共重
    合体ゴム(A)、 加硫剤(B)、および発泡剤(C)を含有してなるゴム
    組成物で形成され、 該ランダム共重合体ゴム(A)は、(i)エチレンと炭
    素原子数3〜20のα- オレフィンとのモル比(エチレ
    ン/α- オレフィン)が55/45〜85/15の範囲
    にあり、(ii)ヨウ素価が8〜30の範囲にあり、(ii
    i) 135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が
    0.5 dl/g <[η]<2.0 dl/g で表わされる範囲
    にあることを特徴とする型成形スポンジゴム; 【化3】 [式[I]中、nは1〜5の整数であり、 R1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、 R2 およびR3 は、それぞれ独立して、水素原子または
    炭素原子数1〜5のアルキル基である]。
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