JP3584086B2 - ゴム組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、表面光沢度(グロス)の低い、いわゆる艶消し表面を有する外観に優れた成形体を形成し得るゴム組成物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
近年ゴム部品は自動車をはじめ、建物、OA機器等、日常生活の至る所で使用されている。ゴムは通常加硫して使用されているが、長期使用しているうちに表面の摩耗やブルーム、ブリードにより表面光沢が著しく低下してくるという問題がある。したがって、加硫成形時より、表面光沢度の低い、均一な艶消し表面を有する加硫ゴム成形体が求められていた。
【0003】
ところで、加硫方法の中でも、配合ゴムを押出機により所定の形状に押出した後に連続加硫する方法では、配合ゴム中に粒径の大きいカーボンブラックや無機フィラーを多量に充填することにより加硫ゴム成形体の表面光沢度を低下させることができる。
【0004】
これに対し、圧縮成形、射出成形および注入成形のような型成形において加硫する方法では、型の表面を梨地加工し艶消し状態にすることによって、表面光沢度の低い加硫ゴム成形体を得ることができる。
【0005】
しかしながら、このような型成形では、艶消し用の型を繰り返し使用すると、その型表面が汚染により徐々に平滑になり、それが転写されると、得られる加硫ゴム成形体の表面も平滑になる。そこで、型表面を掃除する意味で研磨していくと、製品寸法が合わなくなったり、最初と同じ艶消し状態の型表面を得ることができなくなったりする。また、加硫ゴム成形体の表面を削ったり、腐食性の強い溶剤に浸積し加硫ゴム成形体の表面を荒らすなどの二次加工により加硫ゴム成形体の表面を艶消し状態にする場合には、工程が煩雑化するといった問題が生じる。
【0006】
したがって、型成形の場合でも、表面光沢度の低い、均一な艶消し表面を有する加硫ゴム成形体を提供することができるゴム組成物の出現が望まれている。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題を解決しようとするものであって、機械的強度特性などの加硫物性に優れ、しかも、圧縮成形、射出成形、注入成形などの型成形の場合でも、表面光沢度の低い、均一な艶消し表面を有する加硫ゴム成形体を供給することができるゴム組成物を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】
本発明に係るゴム組成物は、
[I]ポリオレフィン系ゴム(A)100重量部と、
[II]合成樹脂(B)5〜80重量部とを含有してなり、
合成樹脂(B)は、
(i)DSCで測定された融点が120℃以上であり、
(ii)粘度平均分子量が300,000以上であり、
(iii)平均粒子径が1〜50μmであるゴム組成物であって、
前記ゴム組成物を合成樹脂(B)の融点以上の温度で加硫して得られた成形体の表面グロスが40%以下となることを特徴としている。
【0009】
上記ゴム組成物は、加硫剤(C)を含有していてもよい。
本発明に係るゴム組成物は、ゴム(A)と合成樹脂(B)とが合成樹脂(B)の融点未満の温度で混合されている。
【0011】
【発明の具体的説明】
以下、本発明に係るゴム組成物について具体的に説明する。
本発明に係るゴム組成物は、天然ゴムおよび合成ゴムから選ばれる少なくとも1種のゴム(A)と、合成樹脂(B)と、必要に応じて加硫剤(C)とから構成されている。
【0012】
ゴム(A)
本発明で用いられるゴム(A)は、天然ゴム(NR)と合成ゴムである。
合成ゴムとしては、具体的には、エチレン・プロピレン共重合体ゴム(EPR)、エチレン・プロピレン・ジエン共重合体ゴム(EPDM)などが挙げられる。
【0013】
これらのうち、耐候性が要求される外装材の用途には、EPR、EPDMなどのポリオレフィン系ゴムが好ましく用いられる。
合成樹脂(B)
本発明で用いられる合成樹脂(B)としては、具体的には、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4− フェニルブテン−1等のポリオレフィン;
ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテル等のポリエーテル;
ナイロン−12、ナイロン−7等のポリアミド
などが挙げられる。これらのうち、ポリエチレン、ポリプロピレンが好ましく用いられる。
【0014】
本発明で用いられる合成樹脂(B)は、DSC(示差走査熱量計)で測定された融点が120℃以上である。
融点が120℃未満の合成樹脂は、バンバリーミキサーなどの実用混練機を用いて混合させた際に溶融し、冷却された後に配合ゴムが加工できなくなる危険がある。また、融点が120℃未満の合成樹脂を用いて得られた加硫ゴム成形体は、高温下での性質、たとえば圧縮永久歪が大きくなる等の熱的特性が悪化する。よって、本発明では、120℃以上の温度で加硫する温度未満の融点を有する合成樹脂を使用する。
【0015】
本発明で用いられる合成樹脂(B)は、粘度法(ASTM D2857)による平均分子量(粘度平均分子量)が300,000以上、好ましくは500,000以上、さらに好ましくは1,000,000以上である。
【0016】
このような超高分子量の合成樹脂を使用することにより、加硫時に合成樹脂が配合ゴムの流れ方向に偏平したりフローすることなく均一な表面状態を得ることができる。よって、合成樹脂の分子量は、高ければ高い程好ましい。
【0017】
また、本発明で用いられる合成樹脂(B)は、コールターマルチサイザー II(Coulter Electronics、Inc.社製)で測定した平均粒子径が1〜50μm、好ましくは1〜40μm、さらに好ましくは1〜35μmである。
【0018】
このような平均粒子径を有する合成樹脂(B)を用いることによって、加硫ゴム成形体表面の凹凸が微細になり優れた艶消し状態を得ることができる。
本発明においては、合成樹脂(B)は、ゴム(A)100重量部に対して、5〜80重量部、好ましくは10〜70重量部、さらに好ましくは20〜60重量部の割合で用いられる。
【0019】
ゴム(A)中に混合分散させる合成樹脂(B)の量が5重量部未満であると、艶消し表面の加硫ゴム成形体を得ることができない。また、この合成樹脂(B)の量が80重量部を超えると、配合ゴム(未加硫)の加工性と加硫ゴム成形体の機械的性質が悪化するため好ましくない。
【0020】
加硫剤(C)
加硫剤(C)は、本発明に係るゴム組成物に含有されていなくてもよいし、また含有されていてもよい。加硫剤(C)を含有していない本発明に係るゴム組成物は、加硫を行なう際に、加硫剤(C)が配合される。
【0021】
加硫の際に使用される加硫剤(C)としては、イオウ、イオウ化合物および有機過酸化物が挙げられる。
イオウとしては、具体的には、粉末イオウ、沈降イオウ、コロイドイオウ、表面処理イオウ、不溶性イオウなどが挙げられる。
【0022】
イオウ化合物としては、具体的には、塩化イオウ、二塩化イオウ、高分子多硫化物などが挙げられる。また、加硫温度で活性イオウを放出して加硫するイオウ化合物、たとえばモルフォリンジスルフィド、アルキルフェノ−ルジスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、ジメチルジチオカルバミン酸セレンなども使用することができる。中でもイオウが好ましく用いられる。
【0023】
イオウないしイオウ化合物は、ゴム(A)100重量部に対して、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部の割合で用いられる。
また、加硫剤(C)としてイオウ、イオウ化合物を使用するときは、加硫促進剤を併用することが好ましい。
【0024】
加硫促進剤としては、具体的には、
N−シクロヘキシル−2− ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2− ベンゾチアゾ−ルスルフェンアミド、N,N−ジイソプロピル−2− ベンゾチアゾ−ルスルフェンアミドなどのスルフェンアミド系化合物;
2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(2’,4’−ジニトロフェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(4’− モルホリノジチオ)ベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド等のチアゾール系化合物;
ジフェニルグアニジン、ジオルソトリルグアニジン、ジオルソニトリルグアニジン、オルソニトリルバイグアナイド、ジフェニルグアニジンフタレート等のグアニジン化合物;
アセトアルデヒド− アニリン反応物、ブチルアルデヒド− アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒドアンモニア等のアルデヒドアミンまたはアルデヒド− アンモニア系化合物;
2−メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン系化合物;
チオカルバニリド、ジエチルチオユリア、ジブチルチオユリア、トリメチルチオユリア、ジオルソトリルチオユリア等のチオユリア系化合物;
テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム系化合物;
ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジメチルジチオカルバミン酸テルル等のジチオ酸塩系化合物;
ジブチルキサントゲン酸亜鉛等のザンテート系化合物;
亜鉛華等の化合物を挙げることができる。
【0025】
これらの加硫促進剤は、ゴム(A)100重量部に対して、0.1〜20重量部、好ましくは0.2〜10重量部の割合で用いられる。
有機過酸化物としては、通常ゴムの過酸化物加硫に使用されるものであればよい。具体的には、ジクミルパーオキサイド、ジ−t− ブチルパーオキサイド、ジ−t− ブチルパーオキシ−3,3,5− トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルヒドロパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t− ブチルパーオキシン)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5− ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5− モノ(t−ブチルパーオキシ)− ヘキサン、α,α’− ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼンなどが挙げられる。中でも、ジクミルパーオキサイド、ジ−t− ブチルパーオキサイド、ジ−t− ブチルパーオキシ−3,3,5− トリメチルシクロヘキサンが好ましく用いられる。これらの有機過酸化物は、1種または2種以上組み合わせて用いられる。
【0026】
有機過酸化物は、ゴム(A)100gに対して、0.0003〜0.05モル、好ましくは0.001〜0.03モルの割合で使用されるが、要求される物性値に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
【0027】
加硫剤(C)として有機過酸化物を使用するときは、加硫助剤を併用することが好ましい。
加硫助剤としては、具体的には、イオウ;p− キノンジオキシム等のキノンジオキシム系化合物;ポリエチレングリコールジメタクリレート等のメタクリレート系化合物;ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート等のアリル系化合物;その他マレイミド系化合物;ジビニルベンゼンなどが挙げられる。
【0028】
このような加硫助剤は、使用する有機過酸化物1モルに対して、0.5〜2モル、好ましくは約等モルの量で用いられる。
その他の成分
本発明に係るゴム組成物には、意図する加硫物の用途、性能に応じて、ゴム(A)、合成樹脂(B)および加硫剤(C)の他に、ゴム補強剤、充填剤、軟化剤の種類およびその配合量、また加硫助剤などの化合物の種類およびその配合量、老化防止剤、加工助剤の種類およびその配合量、また必要に応じ発泡剤、発泡助剤などの発泡のための化合物の種類およびその配合量、脱泡剤、さらに加硫物を製造する工程を適宜選択できる。
【0029】
加硫物中に占めるゴム(A)と合成樹脂(B)との総量は、意図する加硫物の性能、用途に応じて適宜選択できるが、通常20重量%以上、好ましくは25重量%以上である。
[ゴム補強剤および充填剤]
上記ゴム補強剤は、加硫ゴムの引張り強さ、引裂き強さ、耐摩耗性などの機械的性質を高める効果がある。
【0030】
このようなゴム補強剤としては、具体的には、SRF、GPF、FEF、MAF、HAF、ISAF、SAF、FT、MT等のカーボンブラック、シランカップリング剤などにより表面処理が施されているこれらカーボンブラック、シリカ、活性化炭酸カルシウム、微粉タルク、微粉ケイ酸などが挙げられる。
【0031】
上記充填剤は、物性にあまり影響を与えることなく、ゴム製品の硬度を高くしたり、コストを引き下げることを目的として使用される。
このような充填剤としては、具体的には、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレーなどが挙げられる。
【0032】
これらのゴム補強剤および充填剤の種類および配合量は、その用途により適宜選択できるが、これらの配合量は、通常、ゴム(A)100重量部に対して、最大300重量部、好ましくは最大200重量部である。
[軟化剤]
上記軟化剤としては、通常ゴムに使用される軟化剤を用いることができる。
【0033】
具体的には、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリン等の石油系軟化剤;
コールタール、コールタールピッチ等のコールタール系軟化剤;
ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤;
トール油;
サブ;
蜜ロウ、カルナウバロウ、ラノリン等のロウ類;
リシノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛等の脂肪酸および脂肪酸塩;
石油樹脂、アタクチックポリプロピレン、クマロンインデン樹脂等の合成高分子物質などを挙げることができる。中でも石油系軟化剤が好ましく用いられ、特にプロセスオイルが好ましく用いられる。
【0034】
これらの軟化剤の配合量は、加硫物の用途により適宜選択できるが、その配合量は、通常、ゴム(A)100重量部に対して、最大150重量部、好ましくは最大100重量部である。
[老化防止剤]
老化防止剤を使用すれば、さらに材料寿命を長くすることが可能である。このことは、通常のゴムの場合と同様である。
【0035】
本発明で用いられる老化防止剤としては、具体的には、
フェニルナフチルアミン、4,4’− (α,α− ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N’− ジ−2− ナフチル−p−フェニレンジアミン等の芳香族第二アミン系安定剤;
2,6−ジ−t− ブチル−4− メチルフェノール、テトラキス− [メチレン−3−(3’,5’− ジ−t− ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等のフェノール系安定剤;
ビス[2−メチル−4− (3−n− アルキルチオプロピオニルオキシ)−5−t− ブチルフェニル]スルフィド等のチオエーテル系安定剤;
2−メルカプトベンゾイミダゾール等のベンゾイミダゾール系安定剤;
ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル等のジチオカルバミン酸塩系安定剤;
2,2,4−トリメチル−1,2− ジヒドロキノリンの重合物等のキノリン系安定剤などが挙げられる。これらの老化防止剤は、単独あるいは2種以上が併用して用いられる。
【0036】
このような老化防止剤は、ゴム(A)100重量部に対して、5重量部以下、好ましくは3重量部以下の割合で用いられるが、要求される物性値に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
[加工助剤]
上記加工助剤としては、通常のゴムの加工に使用される化合物を使用することができる。具体的には、リシノール酸、ステアリン酸、パルチミン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸塩、リシノール酸エステル、ステアリン酸エステル、パルチミン酸エステル、ラウリン酸エステル等の高級脂肪酸エステル類などが挙げられる。
【0037】
このような加工助剤は、通常ゴム(A)100重量部に対して、10重量部以下、好ましくは5重量部以下の割合で用いられるが、要求される物性値に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
[発泡剤および発泡助剤]
本発明に係るゴム組成物は、上述したように、必要に応じ通常ゴムに使用される発泡剤および発泡助剤を配合し、成形、発泡、加硫を行うことで得ることができる。
【0038】
発泡剤としては、具体的には、
重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム等の無機発泡剤;
N,N’− ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミド、N,N’− ジニトロソペンタメチレンテトラミン等のニトロソ化合物;
アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノベンゼン、バリウムアゾジカルボキシレート等のアゾ化合物;
ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラジド、p,p’− オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホニルヒドラジド等のスルホニルヒドラジド化合物;
カルシウムアジド、4,4−ジフェニルジスルホニルアジド、p−トルエンスルホルニルアジド等のアジド化合物などが挙げられる。
【0039】
これらの発泡剤は、ゴム(A)100重量部に対して、0.5〜30重量部、好ましくは1〜20重量部の割合で用いられる。
必要に応じて、発泡剤と併用される発泡助剤は、発泡剤の分解温度の低下、分解促進、気泡の均一化などの作用をする。このような発泡助剤としては、サリチル酸、フタル酸、ステアリン酸、しゅう酸などの有機酸、尿素またはその誘導体などが挙げられる。
【0040】
これらの発泡助剤は、ゴム(A)100重量部に対して、0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部の割合で用いられるが、要求される物性値に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
[脱泡剤]
配合ゴムを加硫する場合、内包する水分により気泡ができたり、発泡度が異なったりすることがある。これらを防止するために、脱泡剤として酸化カルシウムを添加してもよい。
【0041】
このような脱泡剤は、通常ゴム(A)100重量部に対して、20重量部以下、好ましくは10重量部以下の割合で用いられるが、要求される物性値に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
【0042】
ゴム組成物の調製
本発明に係るゴム組成物は、ゴム(A)、合成樹脂(B)および必要に応じて用いられる上述した加硫剤(C)、加硫促進剤、加硫助剤、ゴム補強剤、充填剤、軟化剤、老化防止剤、加工助剤、発泡剤、発泡助剤、脱泡剤などのゴム配合剤から、一般的なゴム配合物の調製方法によって調製することができる。
【0043】
本発明においては、合成樹脂(B)の混合分散をその融点未満の温度で行なうこと、すなわち合成樹脂(B)が配合ゴム中に連続相を形成せずに分散されていることが重要である。
【0044】
合成樹脂(B)を融点以上の温度でゴム(A)と混合した場合、合成樹脂(B)は、連続相を形成するかあるいはゴム(A)と相溶し、その結果、一旦融点以下まで冷却された配合ゴムは粘度が著しく増加する。したがって、この配合ゴムは、融点未満、すなわち120℃未満の温度下でのロール作業等が困難になり、実際に成形することができなくなる。
【0045】
したがって、本発明に係るゴム組成物(未加硫の配合ゴム)は、たとえば次のような方法で調製される。
すなわち、バンバリーミキサー、ニーダー、インターミックスのようなインターナルミキサー類により、ゴム(A)および充填剤、軟化剤などの添加剤を80〜170℃の温度で3〜10分間混練した後、オープンロールのようなロール類、あるいはニーダーを使用して、合成樹脂(B)、加硫剤、必要に応じて加硫促進剤または加硫助剤、発泡剤を120℃未満の温度下で追加混合し、ロール温度40〜80℃で5〜30分間混練した後、分出しすることにより調製することができる。
【0046】
また、インターナルミキサー類での混練温度が低い場合には、ポリマー、充填剤、軟化剤などとともに合成樹脂(B)、加硫剤、加硫促進剤、発泡剤などを同時に混練してもよい。
【0047】
以上のようにして調製されたゴム組成物は、自動車部品をはじめ種々の用途に用いることができ、特に型成形により調製される用途に好適に用いることができる。
【0048】
加硫ゴム成形体の調製
本発明に係るゴム組成物から加硫ゴム成形体を調製するには、通常一般のゴムを加硫するときと同様に、未加硫の配合ゴムを上述したような方法で一度調製し、次に、この配合ゴムを意図する形状に成形した後に加硫を行なえばよい。
【0049】
上記のようにして調製された未加硫の配合ゴムは、種々の成形法により、成形、加硫することができるが、圧縮成形、射出成形、注入成形などの型成形により、成形、加硫する場合に最もその特性を発揮することができる。
【0050】
すなわち、圧縮成形の場合、予め秤量した未加硫の配合ゴムを型に入れ、型を閉じた後120〜270℃の温度で、30秒〜120分加熱することにより、目的とする加硫ゴム成形体が得られる。
【0051】
射出成形の場合、リボン状あるいはペレット状の配合ゴムをスクリューにより予め設定した量だけポットに供給する。引き続き予備加熱された配合ゴムをプランジャーにより金型内に1〜20秒で送り込む。配合ゴムを射出した後120〜270℃の温度で、30秒〜120分加熱することにより、目的とする加硫ゴム成形体が得られる。
【0052】
注入成形の場合、予め秤量した配合ゴムをポットに入れピストンにより金型内に1〜20秒で注入する。配合ゴムを注入した後120〜270℃の温度で、30秒〜120分加熱することにより、目的とする加硫ゴム成形体が得られる。
【0053】
本発明においては、これらの型成形の場合、加硫の際に合成樹脂(B)は融解して、ゴム(A)や他の配合剤よりも体積膨張が大きくなり、成形後冷却されてもとの体積に戻ることが重要となる。
【0054】
上記のように加硫して得られたゴム成形体の表面グロスは、40%以下であることが好ましい。この表面グロスの測定方法は、実施例において後述する。
【0055】
【発明の効果】
本発明に係るゴム組成物は、ゴム(A)と特定の合成樹脂(B)とを特定の割合で含有しているので、機械的強度特性などの加硫物性に優れ、しかも、圧縮成形、射出成形、注入成形などの型成形の場合でも、表面光沢度の低い、均一な艶消し表面を有する外観に優れた加硫ゴム成形体を提供することができる。
【0056】
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例で用いた合成樹脂を、第1表に示す。
【0057】
また、実施例、比較例で得られた加硫物について行なった引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験およびグロス測定試験の試験方法は、次の通りである。
(試験方法)
(1)引張試験
長さ135mm、幅120mm、厚み2mmの加硫ゴムシートからJIS K 6301(1989年)に記載してある3号型ダンベルで打ち抜いて試験片を得た。
【0058】
この試験片を用いて同JIS K 6301第3項に規定されている方法に従い、測定温度25℃、引張速度500mm/分の条件で引張試験を行ない、引張破断点応力(T )と引張破断点伸び(E )を測定した。
(2)硬さ試験
硬さ試験は、厚み2mmの加硫ゴムシートを6枚重ね、JIS K 6301(1989年)に準拠してスプリング硬さHS(JIS−A硬度)を測定した。
(3)圧縮永久歪試験
直径29mm、高さ12.7mmの加硫したゴムブロックを、JIS K 6301(1989年)第10項に記載してある方法に従い、圧縮装置に取り付け、試験片の高さが荷重をかける前の高さの3/4になるよう圧縮し、金型ごと70℃のギヤーオーブン中に22時間熱処理した。
【0059】
熱処理後、試験片を圧縮装置から取り出し、30分間放冷した後、試験片の高さを測定し、以下の計算式で圧縮永久歪を算出した。
圧縮永久歪[%]=[(t − t)/(t − t)]×100
: 試験片の試験前の高さ
: 試験片を熱処理し30分放冷した後の高さ
: 試験片の測定金型に取り付けた状態での高さ
(4)グロス測定試験
加硫ゴムの表面光沢度は、グロスメーター[グロスチェッカIG−310、入射角60°、受光角60°:(株)堀場製作所製]を、加硫ゴムシートの表面に当てて測定した。
【0060】
【比較例1】
エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2− ノルボルネン三元共重合体[商品名:三井EPT4021、三井石油化学工業(株)製]100重量部と、
亜鉛華 5重量部と、
ステアリン酸 1重量部と、
ポリエチレングリコール#4000 1重量部と、
FEFカーボンブラック[商品名:シーストSO、東海カーボン(株)製]65重量部と、
パラフィン系プロセスオイル[商品名:ダイアナプロセスPW−380、出光興産(株)製]40重量部と
を1.7リットル容量のバンバリーミキサーで5分間混練した。
【0061】
さらに、この配合物を表面温度が50℃の8インチロールに巻き付けた後、この配合物212重量部に対し、N−シクロヘキシル−2− ベンゾチアゾリルスルフェンアミド[商品名:サンセラーCM、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]1.5重量部、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛[商品名:サンセラーPZ、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]0.2重量部、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛[商品名:サンセラーBZ、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]0.5重量部、イオウ[加硫剤]2.0重量部、および脱泡剤[商品名:ベスタ18、井上石灰社製]4重量部を加えて8分間混練し、得られた配合物を放冷した。
【0062】
この配合物からプレス成形機を用いて180℃で5分間加硫を行なって厚み2mmのゴムシートを調製した。また、圧縮永久歪試験用のゴムブロックは、180度で10分間加硫して調製した。
【0063】
上記のようにして得られた加硫物について、引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験およびグロス測定試験を上記方法により行なった。
その結果を第2表に示す。
【0064】
【実施例1】
比較例1において、加硫剤と加硫促進剤を加える前にポリエチレン[融点:136℃、粘度平均分子量:1,700,000、平均粒子径:30μm、合成樹脂(1)]20重量部をロールで加えた以外は、比較例1と同様に行なった。
【0065】
結果を第2表に示す。
【0066】
【実施例2】
実施例1において、合成樹脂(1)の添加量を40重量部にした以外は、実施例1と同様に行なった。
【0067】
結果を第2表に示す。
【0068】
【比較例2】
比較例1において、合成樹脂(1)をバンバリーミキサーで添加し、比較例1と同様に混練し、145℃の配合物を排出した。この配合物を表面温度が50℃の8インチロールに巻き付けたが、配合物が冷却されるに従い、急速に硬化しロール加工できなかった。
【0069】
【実施例3】
実施例2において、合成樹脂(1)の代わりにポリエチレン[融点:136℃、粘度平均分子量:1,800,000、平均粒子径:25μm、合成樹脂(2)]を用いた以外は、実施例2と同様に行なった。
【0070】
結果を第2表に示す。
【0071】
【比較例3】
実施例2において、合成樹脂(1)の代わりにポリエチレン[融点:136℃、粘度平均分子量:3,600,000、平均粒子径:150μm、合成樹脂(3)]を用いた以外は、実施例2と同様に行なった。
【0072】
結果を第2表に示す。
【0073】
【実施例4】
実施例2において、合成樹脂(1)の代わりにポリプロピレン[融点:156℃、粘度平均分子量:450,000、平均粒子径:36μm、合成樹脂(4)]を用いた以外は、実施例2と同様に行なった。
【0074】
結果を第2表に示す。
【0075】
【表1】
Figure 0003584086
【0076】
【表2】
Figure 0003584086
【0077】
第2表の結果より、合成樹脂を融点に満たない温度で添加し加硫すると、引張強度が低下を招くことなくゴムシートの表面グロスが低下することがわかる(実施例1〜4)。
【0078】
また、融点以上の温度で合成樹脂の混練を行なうと加工性が不良であり、合成樹脂の粒径が大きいとグロス低下の効果が小さいことがわかる(比較例2、3)。
【0079】
【比較例4】
スチレン・ブタジエンゴム[商品名:ニッポール1502、日本ゼオン(株)製]100重量部と、
亜鉛華 5重量部と、
ステアリン酸 1重量部と、
FEFカーボンブラック[商品名:旭#60G、旭カーボン(株)製]80重量部と、
ナフテン系プロセスオイル[商品名:サンセン4240、日本サン石油(株)製]60重量部と、
フェニル−1− ナフチルアミン[商品名:ノクラックPA、大内新興化学工業(株)製]1.5重量部と
を1.7リットル容量のバンバリーミキサーで5分間混練した。
【0080】
さらに、この配合物を表面温度が50℃の8インチロールに巻き付けた後、この配合物247.5重量部に対し、ジベンゾチアジルジスルフィド[商品名:サンセラーDM、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]1.2重量部、N,N’− ジ−o− トリルグアニジン[商品名:サンセラーDT、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]0.2重量部、およびイオウ[加硫剤]1.75重量部を加えて8分間混練し、得られた配合物を放冷した。
【0081】
この配合物からプレス成形機を用いて160℃で20分間加硫を行なって厚み2mmのゴムシートを調製した。また、圧縮永久歪試験用のゴムブロックは、160度で30分間加硫して調製した。
【0082】
上記のようにして得られた加硫物について、引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験およびグロス測定試験を上記方法により行なった。
その結果を第3表に示す。
【0083】
【参考例1】
比較例4において、加硫剤と加硫促進剤を加える前にポリエチレン[合成樹脂(1)]30重量部をロールで加えた以外は、比較例1と同様に行なった。
【0084】
結果を第3表に示す。
【0085】
【比較例5】
天然ゴム(NR)100重量部と、
亜鉛華 5重量部と、
ステアリン酸 1重量部と、
FEFカーボンブラック[商品名:旭#60G、旭カーボン(株)製]50重量部と、
ナフテン系プロセスオイル[商品名:サンセン4240、日本サン石油(株)製]20重量部と、
フェニル−1− ナフチルアミン[商品名:ノクラックPA、大内新興化学工業(株)製]1重量部と
を1.7リットル容量のバンバリーミキサーで5分間混練した。
【0086】
さらに、この配合物を表面温度が50℃の8インチロールに巻き付けた後、この配合物177重量部に対し、2−メルカプトベンゾチアゾール[商品名:サンセラーM、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]0.7重量部、N,N’− ジ−o−トリルグアニジン[商品名:サンセラーDT、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]0.1重量部、テトラメチルチウラムモノスルフィド[商品名:サンセラーTS、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]0.1重量部、およびイオウ[加硫剤]2.5重量部を加えて8分間混練し、得られた配合物を放冷した。
【0087】
この配合物からプレス成形機を用いて150℃で20分間加硫を行なって厚み2mmのゴムシートを調製した。また、圧縮永久歪試験用のゴムブロックは、150度で30分間加硫して調製した。
【0088】
上記のようにして得られた加硫物について、引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験およびグロス測定試験を上記方法により行なった。
その結果を第3表に示す。
【0089】
【参考例2】
比較例5において、加硫剤や加硫促進剤を加える前にポリエチレン[合成樹脂(1)]30重量部をロールで加えた以外は、比較例5と同様に行なった。
【0090】
結果を第3表に示す。
【0091】
【比較例6】
イソプレン・イソブチレンゴム[商品名:ブチル268、日本合成ゴム(株)製]100重量部と、
亜鉛華 5重量部と、
ステアリン酸 2重量部と、
HAFカーボンブラック[商品名:旭#70、旭カーボン(株)製]50重量部と、
ナフテン系プロセスオイル[商品名:サンセン4240、日本サン石油(株)製]25重量部と
を1.7リットル容量のバンバリーミキサーで5分間混練した。
【0092】
さらに、この配合物を表面温度が50℃の8インチロールに巻き付けた後、この配合物181重量部に対し、ジベンゾチアジルジスルフィド[商品名:サンセラーDM、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]1.0重量部、ジエチルジチオカルバミン酸テルル[商品名:サンセラーTE−G、三新化学工業(株)製]1.9重量部、およびイオウ[加硫剤]1.5重量部を加えて8分間混練し、得られた配合物を放冷した。
【0093】
この配合物からプレス成形機を用いて160℃で20分間加硫を行なって厚み2mmのゴムシートを調製した。また、圧縮永久歪試験用のゴムブロックは、160度で30分間加硫して調製した。
【0094】
上記のようにして得られた加硫物について、引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験およびグロス測定試験を上記方法により行なった。
その結果を第3表に示す。
【0095】
【参考例3】
比較例6において、加硫剤と加硫促進剤を加える前にポリエチレン[合成樹脂(1)]30重量部をロールで加えた以外は、比較例6と同様に行なった。
【0096】
結果を第3表に示す。
【0097】
【表3】
Figure 0003584086
【0098】
第3表の結果から、合成樹脂を融点未満の温度で添加し融点以上の温度で加硫すると、種々のゴムにおいてもグロスが低下することがわかる(参考例1〜3)。

Claims (4)

  1. [I]ポリオレフィン系ゴム(A)100重量部と、
    [II]合成樹脂(B)5〜80重量部とを含有してなり、
    合成樹脂(B)は、
    (i)DSCで測定された融点が120℃以上であり、
    (ii)粘度平均分子量が300,000以上であり、
    (iii) 平均粒子径が1〜50μmであるゴム組成物であって、
    前記ゴム組成物を合成樹脂(B)の融点以上の温度で加硫して得られた成形体の表面グロスが40%以下となることを特徴とするゴム組成物。
  2. 加硫剤(C)を含有していることを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  3. ゴム(A)と合成樹脂(B)とが合成樹脂(B)の融点未満の温度で混合されていることを特徴とする請求項1または2に記載のゴム組成物。
  4. 型加硫成形(圧縮成形、射出成形、注入成形)用であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物。
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