JPH10109964A - 触媒として塩基処理されたゼオライトを使用するトリエチレンジアミンの合成 - Google Patents
触媒として塩基処理されたゼオライトを使用するトリエチレンジアミンの合成Info
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- JPH10109964A JPH10109964A JP9255859A JP25585997A JPH10109964A JP H10109964 A JPH10109964 A JP H10109964A JP 9255859 A JP9255859 A JP 9255859A JP 25585997 A JP25585997 A JP 25585997A JP H10109964 A JPH10109964 A JP H10109964A
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- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
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- B01J29/04—Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
- B01J29/06—Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
- B01J29/40—Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the pentasil type, e.g. types ZSM-5, ZSM-8 or ZSM-11, as exemplified by patent documents US3702886, GB1334243 and US3709979, respectively
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アミン化合物からトリエチレンジアミンを合
成する触媒として使用するゼオライトの反応選択性を高
め、そしてその失活を防止する。 【解決手段】 ペンタシル型ゼオライト上にアミン化合
物を高温で通過させることによりトリエチレンジアミン
を製造する方法において、苛性水溶液で予め処理した水
素型又はアンモニウム型のペンタシル型ゼオライトを使
用する。
成する触媒として使用するゼオライトの反応選択性を高
め、そしてその失活を防止する。 【解決手段】 ペンタシル型ゼオライト上にアミン化合
物を高温で通過させることによりトリエチレンジアミン
を製造する方法において、苛性水溶液で予め処理した水
素型又はアンモニウム型のペンタシル型ゼオライトを使
用する。
Description
【0001】
【発明の技術的分野】本発明は窒素を含む化合物を高温
でゼオライトと接触させることによりトリエチレンジア
ミン(TEDA)を製造することに関する。
でゼオライトと接触させることによりトリエチレンジア
ミン(TEDA)を製造することに関する。
【0002】
【発明の背景】金属珪酸塩を使用して様々なアミン化合
物から(TEDA)を合成することは技術上周知であ
る。米国特許第3,956,329号は、SiO2/Al2
O3(シリカとアルミナ)の比が2〜12である、処理
されていないゼオライト触媒を使用し多くのアミン化合
物からTEDAを製造する方法を開示している。米国特
許第4,804,758号は、触媒としての硼珪酸塩およ
び/または珪酸鉄ゼオライトの存在である種の複素環式
アミンからTEDAを製造することを開示している。米
国特許第4,966,969号および第5,041,548
号は、シリカ/酸化金属モル比12/1またはそれを超
える結晶性金属珪酸塩、特に有機結晶化剤の存在で結晶
化された金属珪酸塩を含む触媒を使用してアミン化合物
からTEDAを製造することを開示している。
物から(TEDA)を合成することは技術上周知であ
る。米国特許第3,956,329号は、SiO2/Al2
O3(シリカとアルミナ)の比が2〜12である、処理
されていないゼオライト触媒を使用し多くのアミン化合
物からTEDAを製造する方法を開示している。米国特
許第4,804,758号は、触媒としての硼珪酸塩およ
び/または珪酸鉄ゼオライトの存在である種の複素環式
アミンからTEDAを製造することを開示している。米
国特許第4,966,969号および第5,041,548
号は、シリカ/酸化金属モル比12/1またはそれを超
える結晶性金属珪酸塩、特に有機結晶化剤の存在で結晶
化された金属珪酸塩を含む触媒を使用してアミン化合物
からTEDAを製造することを開示している。
【0003】EP158319号は、シリカとアルミナ
との比が少なくとも20対1である、処理されていない
高シリカゼオライトに非環式または複素環式アミンを接
触させることによりTEDAを製造する方法を開示して
いる。EP382055号は、アルミニウム、硼素、ガ
リウムおよび/または鉄の珪酸塩のゼオライト上でエチ
レンジアミンと0〜200モル%のピペラジンとからT
EDAを合成する方法を開示している。EP42352
6号は、エチレンジアミン−水混合物からTEDAおよ
びピペラジンを製造することを開示しており、この場
合、酸性度が弱められたペンタシル型ゼオライト、つま
りアルカリ金属イオンを含むもの、あるいはそのゼオラ
イト骨格のアルミニウムが鉄により同形的に置換されて
いるものによって接触される。EP312734号は、
ゼオライト、望ましくはペンタシル構造、特にZSM−
5構造を有する処理されていないゼオライトの存在でピ
ペラジンがTEDAに直接転化されうることが開示され
ている。EP313753号は、処理されていないペン
タシルゼオライトを使用することによりポリエチレンポ
リアミンおよび/またはエタノールアミンからTEDA
とピペラジンとの混合物を製造することを開示してい
る。
との比が少なくとも20対1である、処理されていない
高シリカゼオライトに非環式または複素環式アミンを接
触させることによりTEDAを製造する方法を開示して
いる。EP382055号は、アルミニウム、硼素、ガ
リウムおよび/または鉄の珪酸塩のゼオライト上でエチ
レンジアミンと0〜200モル%のピペラジンとからT
EDAを合成する方法を開示している。EP42352
6号は、エチレンジアミン−水混合物からTEDAおよ
びピペラジンを製造することを開示しており、この場
合、酸性度が弱められたペンタシル型ゼオライト、つま
りアルカリ金属イオンを含むもの、あるいはそのゼオラ
イト骨格のアルミニウムが鉄により同形的に置換されて
いるものによって接触される。EP312734号は、
ゼオライト、望ましくはペンタシル構造、特にZSM−
5構造を有する処理されていないゼオライトの存在でピ
ペラジンがTEDAに直接転化されうることが開示され
ている。EP313753号は、処理されていないペン
タシルゼオライトを使用することによりポリエチレンポ
リアミンおよび/またはエタノールアミンからTEDA
とピペラジンとの混合物を製造することを開示してい
る。
【0004】以下の参考文献はゼオライトの苛性処理を
開示している。米国特許第4,730,025号は、複数
の固体結晶相を含むゼオライト物質を精製する方法を開
示しており、この方法ではこの物質を構成する相の成分
の間の溶解度の違いが用いられる。純粋でないゼオライ
トは、相の少なくとも一つを溶解する條件下で苛性溶液
と接触されそして得られるゼオライト物質が濾過されそ
して洗浄されて精製された製品が得られる。第3欄23
行以降には、ゼオライトを高アルカリ性條件に曝らして
変化を起こさせることが技術上知られていることが記載
されている。Liuら(J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,1
986,p.582)は、超安定のゼオライトYをKOHの水溶
液で処理することを報告しており、この場合、立体網状
構造内にないAlが処理に際してゼオライト格子内に再
び挿入された。Dessauら(Zeolites,1992,vol.12,p.
776)は、塩基水溶液でZSM−5結晶を処理すると、
試料の部分的溶解が起き、シリカが優先的に除去される
ことを示している。
開示している。米国特許第4,730,025号は、複数
の固体結晶相を含むゼオライト物質を精製する方法を開
示しており、この方法ではこの物質を構成する相の成分
の間の溶解度の違いが用いられる。純粋でないゼオライ
トは、相の少なくとも一つを溶解する條件下で苛性溶液
と接触されそして得られるゼオライト物質が濾過されそ
して洗浄されて精製された製品が得られる。第3欄23
行以降には、ゼオライトを高アルカリ性條件に曝らして
変化を起こさせることが技術上知られていることが記載
されている。Liuら(J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,1
986,p.582)は、超安定のゼオライトYをKOHの水溶
液で処理することを報告しており、この場合、立体網状
構造内にないAlが処理に際してゼオライト格子内に再
び挿入された。Dessauら(Zeolites,1992,vol.12,p.
776)は、塩基水溶液でZSM−5結晶を処理すると、
試料の部分的溶解が起き、シリカが優先的に除去される
ことを示している。
【0005】
【発明の概要】本発明は、水素(H+)型および/また
はアンモニウム(NH4 +)型のペンタシル型ゼオライト
にアミン含有化合物を高温で接触させることによりTE
DAを製造する方法に関する。本方法で使用されるゼオ
ライト触媒は、それをH+型またはNH4 +型に転換する
のに先立って苛性水溶液で処理されているものである。
このような苛性処理は、酸で接触される反応のためのゼ
オライト触媒の外部のサイトを少なくとも部分的に失活
させそしてTEDAの生成に関する選択性を驚くほど改
善する。TEDAを製造するのに典型的に使用されるア
ミン化合物のあるもの、例えばエチレンジアミン(ED
A)は、ゼオライトの外部のサイト上で反応性が極めて
高く、好ましくない生成物ができる。
はアンモニウム(NH4 +)型のペンタシル型ゼオライト
にアミン含有化合物を高温で接触させることによりTE
DAを製造する方法に関する。本方法で使用されるゼオ
ライト触媒は、それをH+型またはNH4 +型に転換する
のに先立って苛性水溶液で処理されているものである。
このような苛性処理は、酸で接触される反応のためのゼ
オライト触媒の外部のサイトを少なくとも部分的に失活
させそしてTEDAの生成に関する選択性を驚くほど改
善する。TEDAを製造するのに典型的に使用されるア
ミン化合物のあるもの、例えばエチレンジアミン(ED
A)は、ゼオライトの外部のサイト上で反応性が極めて
高く、好ましくない生成物ができる。
【0006】
【発明の詳述】TEDAを製造するために使用すべき出
発物質として、一般式
発物質として、一般式
【化3】 (式中、Xは酸素または窒素である)によって表わされ
る部分を分子内に有する任意のアミン化合物を使用する
ことができる。好適なアミン化合物の典型例には、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタ
ノールアミンを含めたエタノールアミン;エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミンおよびトリエチレンテトラ
アミンを含めたエチレンアミン;ピペラジンおよびその
誘導体であるN−ヒドロキシエチルピペラジンおよびN
−アミノエチルピペラジン;モルホリン、また明らかに
以上のものの混合物がある。
る部分を分子内に有する任意のアミン化合物を使用する
ことができる。好適なアミン化合物の典型例には、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタ
ノールアミンを含めたエタノールアミン;エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミンおよびトリエチレンテトラ
アミンを含めたエチレンアミン;ピペラジンおよびその
誘導体であるN−ヒドロキシエチルピペラジンおよびN
−アミノエチルピペラジン;モルホリン、また明らかに
以上のものの混合物がある。
【0007】本方法で触媒として使用される結晶性金属
珪酸塩(ゼオライト)は、二酸化硅素(シリカ;SiO
2)および酸化アルミニウム(アルミナ;Al2O3)、
酸化鉄または酸化硼素から主としてなる結晶性の骨格を
有する。アルミナは好ましい金属酸化物である。シリカ
/金属酸化物のモル比は12:1またはそれ以上、望ま
しくは25:1〜1000:1、そして一層望ましくは
50:1〜500:1である。シリカ/金属酸化物のモ
ル比が12:1より低いならば、TEDAの収率は好ま
しくないほど低い。
珪酸塩(ゼオライト)は、二酸化硅素(シリカ;SiO
2)および酸化アルミニウム(アルミナ;Al2O3)、
酸化鉄または酸化硼素から主としてなる結晶性の骨格を
有する。アルミナは好ましい金属酸化物である。シリカ
/金属酸化物のモル比は12:1またはそれ以上、望ま
しくは25:1〜1000:1、そして一層望ましくは
50:1〜500:1である。シリカ/金属酸化物のモ
ル比が12:1より低いならば、TEDAの収率は好ま
しくないほど低い。
【0008】アルミノ珪酸塩が上記したシリカ/アルミ
ナモル比を満足しさえすれば、使用される結晶性アルミ
ノ珪酸塩に特別な制限はない。酸素の10員環からつく
られる主細孔を有する結晶性アルミノ珪酸塩、特にペン
タシル型構造を有する群に属するものが好ましく、ZS
M−5ゼオライトが最も好ましい。上記に引用した特許
明細書および参考文献によって例示されるように、好適
なペンタシルゼオライト触媒の構造は技術上熟達する者
によってよく知られている。さらに、好適なペンタシル
ゼオライトは、Degussa AGおよびCU Chemie Uetikon AG
のような多くの供給源から商業的に入手できる。
ナモル比を満足しさえすれば、使用される結晶性アルミ
ノ珪酸塩に特別な制限はない。酸素の10員環からつく
られる主細孔を有する結晶性アルミノ珪酸塩、特にペン
タシル型構造を有する群に属するものが好ましく、ZS
M−5ゼオライトが最も好ましい。上記に引用した特許
明細書および参考文献によって例示されるように、好適
なペンタシルゼオライト触媒の構造は技術上熟達する者
によってよく知られている。さらに、好適なペンタシル
ゼオライトは、Degussa AGおよびCU Chemie Uetikon AG
のような多くの供給源から商業的に入手できる。
【0009】有機結晶化剤を用いる熱水合成によって得
られるようなペンタシル族の結晶性アルミノ珪酸塩が特
に好ましい。ペンタシル型のうちZSM−5、ZSM−
11、ZSM−8およびZSM−5/ZSM−11中間
体というゼオライト構造、殊にZSM−5が好ましい。
られるようなペンタシル族の結晶性アルミノ珪酸塩が特
に好ましい。ペンタシル型のうちZSM−5、ZSM−
11、ZSM−8およびZSM−5/ZSM−11中間
体というゼオライト構造、殊にZSM−5が好ましい。
【0010】ゼオライト触媒は、苛性水溶液での予備処
理をうけた後、水素型(H+)および/またはアンモニ
ウム型(NH4)で使用される。例をあげるならば、シ
リカ源例えばコロイド状シリカ、シリカゲルまたは水ガ
ラスのような珪酸塩と、酸化アルミニウム源例えば硫酸
アルミニウムおよびアルミン酸ナトリウムのようなアル
ミナの硫酸塩、硝酸塩またはオキシ酸塩とから主として
なる混合物を、有機結晶化剤、例えば2〜5個の炭素原
子を有するテトラアルキルアンモニウムハライドのよう
なアミンの不在下であるいは望ましくは存在下で使用す
ることにより、熱水合成により実施することができる。
理をうけた後、水素型(H+)および/またはアンモニ
ウム型(NH4)で使用される。例をあげるならば、シ
リカ源例えばコロイド状シリカ、シリカゲルまたは水ガ
ラスのような珪酸塩と、酸化アルミニウム源例えば硫酸
アルミニウムおよびアルミン酸ナトリウムのようなアル
ミナの硫酸塩、硝酸塩またはオキシ酸塩とから主として
なる混合物を、有機結晶化剤、例えば2〜5個の炭素原
子を有するテトラアルキルアンモニウムハライドのよう
なアミンの不在下であるいは望ましくは存在下で使用す
ることにより、熱水合成により実施することができる。
【0011】ナトリウムなどのようなアルカリ金属の水
酸化物およびハロゲン化物のようなアルカリ金属化合物
の存在で熱水合成を実施する方法もまた知られている。
この方法によって得られる結晶性アルミノ珪酸塩は一般
にH+型またはNH4 +型のものでなく、H+およびNH4 +
が第4級アンモニウムイオンおよび/またはNa+など
のようなアルカリ金属イオンによって置き代えられてい
る型のものである。従って結晶性アルミノ珪酸塩はH+
型またはNH4 +型へと変換されねばならず、またこの交
換は苛性水溶液処理の後、既知の方法によって容易に達
成することができる。
酸化物およびハロゲン化物のようなアルカリ金属化合物
の存在で熱水合成を実施する方法もまた知られている。
この方法によって得られる結晶性アルミノ珪酸塩は一般
にH+型またはNH4 +型のものでなく、H+およびNH4 +
が第4級アンモニウムイオンおよび/またはNa+など
のようなアルカリ金属イオンによって置き代えられてい
る型のものである。従って結晶性アルミノ珪酸塩はH+
型またはNH4 +型へと変換されねばならず、またこの交
換は苛性水溶液処理の後、既知の方法によって容易に達
成することができる。
【0012】苛性処理に関してみると、調製されたアル
ミノ珪酸塩は例えば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カ
リウムの、あるいはまた水酸化アンモニウムの0.1〜
5モル濃度の苛性水溶液と0〜100℃で0.01〜1
00時間、望ましくは0.5〜3モル濃度の苛性溶液で
20〜80℃で0.5〜5時間接触される。このような
接触はゼオライト1gあたり10〜30mlの水溶液を使
用して実施するのが好ましい。
ミノ珪酸塩は例えば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カ
リウムの、あるいはまた水酸化アンモニウムの0.1〜
5モル濃度の苛性水溶液と0〜100℃で0.01〜1
00時間、望ましくは0.5〜3モル濃度の苛性溶液で
20〜80℃で0.5〜5時間接触される。このような
接触はゼオライト1gあたり10〜30mlの水溶液を使
用して実施するのが好ましい。
【0013】苛性で処理したゼオライトのアルカリ金属
イオンをH+またはNH4 +へと変化させるのに、アンモ
ニウム塩型の結晶性アルミノ珪酸塩を生成するために、
硝酸アンモニウムおよび硫酸アンモニウムのようなアン
モニウム塩の水溶液でアルカリ金属塩型の結晶性アルミ
ノ珪酸塩が処理される方法がしばしば用いられる。アン
モニウム塩型の結晶性アルミノ珪酸塩は次いでH+型の
結晶性ゼオライトを得るように、300〜600℃、望
ましくは400〜500℃で空気中で燃焼されてよい。
イオンをH+またはNH4 +へと変化させるのに、アンモ
ニウム塩型の結晶性アルミノ珪酸塩を生成するために、
硝酸アンモニウムおよび硫酸アンモニウムのようなアン
モニウム塩の水溶液でアルカリ金属塩型の結晶性アルミ
ノ珪酸塩が処理される方法がしばしば用いられる。アン
モニウム塩型の結晶性アルミノ珪酸塩は次いでH+型の
結晶性ゼオライトを得るように、300〜600℃、望
ましくは400〜500℃で空気中で燃焼されてよい。
【0014】本発明で使用するゼオライトはH+型およ
び/またはNH4 +型のものであるのが好ましいが、本発
明の目的が達成可能である限り、H+および/またはN
H4 +が、アルカリ、アルカリ土類、稀土類、遷移金属、
酸化物などのような他の陽イオンで置き代えられてよ
い。
び/またはNH4 +型のものであるのが好ましいが、本発
明の目的が達成可能である限り、H+および/またはN
H4 +が、アルカリ、アルカリ土類、稀土類、遷移金属、
酸化物などのような他の陽イオンで置き代えられてよ
い。
【0015】本発明の触媒は粉末、粒子、細片、球状体
およびペレットのような所望の任意の形で使用できる。
触媒は自己固結可能であるか、あるいはシリカ、アルミ
ナ、チタニア、ジルコニア、天然粘土そして/またはこ
れらの物質の混合物のような結合剤をゼオライトと混合
して成形可能である。ゼオライト触媒とともに複合され
うる天然産の粘土には、モンモリロナイト族およびカオ
リン族のものがある。これらの粘土はもともと採掘され
たままの粗製状態で使用できあるいはか焼、酸処理また
は化学的変性にまずかけられてよい。
およびペレットのような所望の任意の形で使用できる。
触媒は自己固結可能であるか、あるいはシリカ、アルミ
ナ、チタニア、ジルコニア、天然粘土そして/またはこ
れらの物質の混合物のような結合剤をゼオライトと混合
して成形可能である。ゼオライト触媒とともに複合され
うる天然産の粘土には、モンモリロナイト族およびカオ
リン族のものがある。これらの粘土はもともと採掘され
たままの粗製状態で使用できあるいはか焼、酸処理また
は化学的変性にまずかけられてよい。
【0016】上述したすべての基質材料のうち、シリカ
またはジルコニアのような低酸性の材料は、アルミナの
ような活性のより高い材料によって惹起される好ましく
ない副反応を防止する点で好ましい。しかしアルミナの
酸性を化学的変性によって変更することによってアルミ
ナの挙動を改善することができる。
またはジルコニアのような低酸性の材料は、アルミナの
ような活性のより高い材料によって惹起される好ましく
ない副反応を防止する点で好ましい。しかしアルミナの
酸性を化学的変性によって変更することによってアルミ
ナの挙動を改善することができる。
【0017】ゼオライトと基質材料との相対的割合は、
大巾に変化してよく、ゼオライトの含有率は複合体の1
0〜98wt%、そして一層普通には50〜90wt%の範
囲にある。
大巾に変化してよく、ゼオライトの含有率は複合体の1
0〜98wt%、そして一層普通には50〜90wt%の範
囲にある。
【0018】本発明の方法によると、上記したゼオライ
ト触媒を使用し、一般式
ト触媒を使用し、一般式
【化4】 によって表わされる基を分子中に有するアミン化合物を
出発物質として0.001〜200気圧(0.1〜20,
000kPa)、望ましくは0.01〜10気圧(1〜10
00kPa)の圧力下で反応させることによって所望のT
EDAを効率的に得ることができる。
出発物質として0.001〜200気圧(0.1〜20,
000kPa)、望ましくは0.01〜10気圧(1〜10
00kPa)の圧力下で反応させることによって所望のT
EDAを効率的に得ることができる。
【0019】アミン化合物の反応は、これを上記に規定
する圧力下で上記のゼオライト触媒と接触させる際に進
行する。反応温度、反応時間および出発物質/触媒の比
率のような反応條件は、アミン化合物の種類、ゼオライ
ト触媒の種類、反応圧力などとともに変化するので、こ
れらの反応條件を制約なしに決定することはできない。
通常、反応温度は100〜450℃、望ましくは300
〜400℃の範囲内に選定される。
する圧力下で上記のゼオライト触媒と接触させる際に進
行する。反応温度、反応時間および出発物質/触媒の比
率のような反応條件は、アミン化合物の種類、ゼオライ
ト触媒の種類、反応圧力などとともに変化するので、こ
れらの反応條件を制約なしに決定することはできない。
通常、反応温度は100〜450℃、望ましくは300
〜400℃の範囲内に選定される。
【0020】反応は回分方式、半連続方式あるいは連続
方式で実施することができる。連続反応の場合、WHS
V(重量時間空間速度)は臨界的でなく、通常0.01
〜10hr-1の範囲にある。好ましいWHSVは温度との
関連で決定される。例えば300℃でWHSVは0.0
2〜2hr-1であり、また350℃で0.1〜5hr-1であ
る。
方式で実施することができる。連続反応の場合、WHS
V(重量時間空間速度)は臨界的でなく、通常0.01
〜10hr-1の範囲にある。好ましいWHSVは温度との
関連で決定される。例えば300℃でWHSVは0.0
2〜2hr-1であり、また350℃で0.1〜5hr-1であ
る。
【0021】アミン化合物を出発物質とする反応におい
て、アミンは水素、窒素、水蒸気または炭化水素のよう
な不活性ガスであるいは水および不活性炭化水素のよう
な不活性溶媒で稀釈されてよい。これらの稀釈剤を使用
することによって反応を適切に制御できる。
て、アミンは水素、窒素、水蒸気または炭化水素のよう
な不活性ガスであるいは水および不活性炭化水素のよう
な不活性溶媒で稀釈されてよい。これらの稀釈剤を使用
することによって反応を適切に制御できる。
【0022】
実施例1 HZSM−5の製造 40gのNaZSM−5試料(Degussa AGより入手、Mo
dul 180)を800mlのNH4NO3の1.0M水溶液で交
換した。固形物を濾過し、脱イオン水で洗浄し、そして
110℃で乾燥してNH4−ZSM−5を得た。NH4−
ZSM−5を500℃でか焼することによりHZSM−
5を得た。化学分析により、HZSM−5はシリカ/ア
ルミナモル比が160であり、また0.01wt%より少
ないNaを含むことが示された。
dul 180)を800mlのNH4NO3の1.0M水溶液で交
換した。固形物を濾過し、脱イオン水で洗浄し、そして
110℃で乾燥してNH4−ZSM−5を得た。NH4−
ZSM−5を500℃でか焼することによりHZSM−
5を得た。化学分析により、HZSM−5はシリカ/ア
ルミナモル比が160であり、また0.01wt%より少
ないNaを含むことが示された。
【0023】実施例2 塩基処理したHZSM−5の製
造 10gのNaZSM−5試料(Degussa AGより入手、Mo
dul 180)を250mlのNaOHの2.0M溶液中で室温
において2時間撹拌した。固形物を濾過し、脱イオン水
で洗浄しそして110℃で乾燥した。塩基処理した試料
を次に200mlのNH4NO3の1.0M水溶液で交換し
てNH4−ZSM−5を得た。NH4−ZSM−5を50
0℃でか焼することによりHZSM−5を得た。化学分
析により、HZSM−5はシリカ/アルミナモル比が1
53であり、また0.01wt%より少ないNaを含むこ
とが示された。赤外線分光技術により実施例1および実
施例2の触媒の特性把握を行った。非処理のHZSM−
5物質には過剰のヒドロキシル基(スペクトルの345
8cm-1を中心とする広帯域)が存在した。赤外線分光技
術により確認すると、この過剰のヒドロキシル基は塩基
処理の後、うまく除去された。
造 10gのNaZSM−5試料(Degussa AGより入手、Mo
dul 180)を250mlのNaOHの2.0M溶液中で室温
において2時間撹拌した。固形物を濾過し、脱イオン水
で洗浄しそして110℃で乾燥した。塩基処理した試料
を次に200mlのNH4NO3の1.0M水溶液で交換し
てNH4−ZSM−5を得た。NH4−ZSM−5を50
0℃でか焼することによりHZSM−5を得た。化学分
析により、HZSM−5はシリカ/アルミナモル比が1
53であり、また0.01wt%より少ないNaを含むこ
とが示された。赤外線分光技術により実施例1および実
施例2の触媒の特性把握を行った。非処理のHZSM−
5物質には過剰のヒドロキシル基(スペクトルの345
8cm-1を中心とする広帯域)が存在した。赤外線分光技
術により確認すると、この過剰のヒドロキシル基は塩基
処理の後、うまく除去された。
【0024】実施例3および4 TEDAの合成 押出し流れ反応器内で反応を大気圧で実施した。一般
に、反応器内に18〜35メッシュの触媒粒子を1cc
(約0.6g)装入した。反応器を窒素流下で340℃
に加熱した。注射器ポンプを用いてエチレンジアミン
(EDA)水溶液(25wt%)を1時間あたり0.6ml
反応器に供給した。反応器に1時間あたり8mlの窒素ガ
スをともに供給した。実施例3では変性されていない実
施例1のHZSM−5触媒を使用する一方、実施例4で
は水酸化ナトリウムで処理された実施例2のHZSM−
5触媒を使用した。表1の結果は、塩基処理がHZSM
−5触媒に関してTEDA収率を増大するのみならず、
非処理のHZSM−5について認められる触媒の失活を
防止することを示す。
に、反応器内に18〜35メッシュの触媒粒子を1cc
(約0.6g)装入した。反応器を窒素流下で340℃
に加熱した。注射器ポンプを用いてエチレンジアミン
(EDA)水溶液(25wt%)を1時間あたり0.6ml
反応器に供給した。反応器に1時間あたり8mlの窒素ガ
スをともに供給した。実施例3では変性されていない実
施例1のHZSM−5触媒を使用する一方、実施例4で
は水酸化ナトリウムで処理された実施例2のHZSM−
5触媒を使用した。表1の結果は、塩基処理がHZSM
−5触媒に関してTEDA収率を増大するのみならず、
非処理のHZSM−5について認められる触媒の失活を
防止することを示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【工業的応用】本発明はゼオライト触媒を使用してアミ
ン化合物からTEDAを製造する際の改良を提供する。
ン化合物からTEDAを製造する際の改良を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 209/62 C07C 209/62 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ホーセ・グアダルーペ・サンテイエステバ ーン アメリカ合衆国ペンシルベニア州18103. アレンタウン.ビーチウツドレイン4461 (72)発明者 ジヨン・ネルソン・アーマー アメリカ合衆国ペンシルベニア州18069. オーアフイールド.バークウツドドライブ 1608
Claims (14)
- 【請求項1】 ペンタシル型ゼオライト上にアミン化合
物を高温で通過させることによりトリエチレンジアミン
を製造する方法において、苛性水溶液で予め処理されて
いる水素型またはアンモニウム型のペンタシル型ゼオラ
イトを使用することを特徴とする上記方法。 - 【請求項2】 苛性物質が水酸化ナトリウムまたは水酸
化カリウムである請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 0.1〜5モル濃度の苛性水溶液が使用
される請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 ゼオライト1gあたり10〜30mlの苛
性水溶液が使用される請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 ゼオライトが25:1〜1000:1の
シリカ/金属酸化物モル比を有する請求項3記載の方
法。 - 【請求項6】 ゼオライトがZSM−5、ZSM−8ま
たはZSM−11ゼオライトである請求項5記載の方
法。 - 【請求項7】 アミン化合物が、一般式 【化1】 (式中、Xは酸素または窒素である)によって表わされ
る部分を分子内に有する請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 ペンタシル型ゼオライト上に、一般式 【化2】 (式中、Xは酸素または窒素である)によって表わされ
る部分を分子内に有するアミン化合物を高温で通過させ
ることによりトリエチレンジアミンを製造する方法にお
いて、0.1〜5モル濃度のナトリウム水溶液またはカ
リウム水溶液で予め処理されている、水素型またはアン
モニウム型のZSM−5ゼオライトを使用することを特
徴とする上記方法。 - 【請求項9】 アミン化合物がエタノールアミン、エチ
レンアミン、ピペラジンまたはモルホリンである請求項
8記載の方法。 - 【請求項10】 アミン化合物がエチレンジアミンであ
る請求項8記載の方法。 - 【請求項11】 ゼオライト1gあたり10〜30mlの
苛性水溶液が使用される請求項3記載の方法。 - 【請求項12】 ゼオライトが25:1〜1000:1
のシリカ/アルミナモル比を有する請求項8記載の方
法。 - 【請求項13】 ペンタシル型ゼオライト上にエタノー
ルアミン、エチレンアミン、ピペラジンまたはモルホリ
ンを高温で通過させることによりトリエチレンジアミン
を製造する方法において、0.1〜5モル濃度の苛性水
溶液で予め処理されている水素型またはアンモニウム型
の、シリカ/アルミナモル比が25:1〜1000:1
であるZSM−5ゼオライトを使用することを特徴とす
る上記方法。 - 【請求項14】 ゼオライトが50:1〜500:1の
シリカ/アルミナモル比を有する請求項13記載の方
法。
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DE10132499A1 (de) * | 2001-07-05 | 2003-01-23 | Basf Ag | Verfahren zur selektiven Synthese von Triethylendiamin |
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DE10356184A1 (de) | 2003-12-02 | 2005-07-07 | Basf Ag | Zeolithisches Material vom Pentasil-Strukturtyp, seine Herstellung und seine Verwendung |
DE102004024274A1 (de) | 2004-05-15 | 2005-12-01 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung einer Lösung von reinem Triethylendiamin (TEDA) |
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GB2487845B (en) * | 2009-12-02 | 2015-02-11 | Hewlett Packard Development Co | Signal sensing devices and circuit boards |
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EP0158319A3 (en) * | 1984-04-10 | 1988-05-25 | Union Carbide Corporation | Synthesis of 1-azabicyclo(2.2.2) octanes or 1,4-diazabicyclo(2-2.2)octanes |
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