JPH10109220A - 鋼材の拘束装置 - Google Patents

鋼材の拘束装置

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JPH10109220A
JPH10109220A JP26295996A JP26295996A JPH10109220A JP H10109220 A JPH10109220 A JP H10109220A JP 26295996 A JP26295996 A JP 26295996A JP 26295996 A JP26295996 A JP 26295996A JP H10109220 A JPH10109220 A JP H10109220A
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JP
Japan
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restraining
steel material
steel
reference plate
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP26295996A
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English (en)
Inventor
Atsushi Hatanaka
淳 畠中
Hiroshi Yokogawa
浩 横川
Eiji Nakajima
英二 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH10109220A publication Critical patent/JPH10109220A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼種の違いに係わらず鋼材を確実に拘束す
る。 【解決手段】 拘束装置を、上下に貫く開口を有し、鋼
材を載置して昇降可能な拘束基準プレートと、この拘束
基準プレートの開口部分で該プレートとは個別に上下に
移動して鋼材の下側面の少なくとも一部分を押圧する下
側拘束手段と、鋼材の幅方向に沿って伸びる拘束アーム
を備えこのアームを上下に移動させて鋼材の上側面の少
なくとも一部分を押圧する上側拘束手段と、鋼材をその
幅方向より挟み込んで左右の位置決めを行うサイド拘束
手段とを組み合わせて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スラブやシート
バーのような矩形断面の鋼材あるいはU形断面になる鋼
矢板やH形鋼等の鋼材を、ホットソーによって切断する
際に不可避であった切断部近傍域の変形(上反り等)、
切断面の直角度の不良を軽減して歩留りの向上を図ろう
とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼材をホットソー等によって鋸断
するに際しては、鋼材をその幅方向の両側から挟み込む
サイドガイド状のクランプ装置にて位置固定を行うか、
あるいは鋼材を上下において挟み込むクランンプ装置に
て位置固定を行うのが普通であった。
【0003】ところで、鋼材をその幅方向から拘束して
鋸断する場合においては、鋸断中の刃の抵抗によって鋼
材が局所的に変形する不具合がある一方、鋼材をその上
下で拘束して鋸断する場合には、鋼材に生じている上反
りの軽減には有効ではあるものの、鋼材の搬送用ローラ
テーブルが存在するためとくに、既存設備への適用に際
してはホットソー直近への装置の適用はスペースの面で
困難があった。
【0004】なお、鋼材を上下で拘束するクランプ装置
に関してはホットソーから幾分離れた位置への設置も試
みられたが、この場合には鋼材に局所的な下反りが発生
すること、また、この反りによって鋼材の鋸断面が水平
面に対して直角にならないため、のちの工程でその部分
を切り落として鋼材の端面を直角にする必要があり、歩
留りの著しい低下をきたす不具合があった。
【0005】この点に関する先行文献としては、例え
ば、特開昭57−149115号公報、特開昭62−2
8115号公報、特公平7−256512号公報等が参
照され、ここに開示の技術は、ある程度の効果は認めら
れてはいるものの、U形鋼矢板やH形鋼等、適用鋼種が
限定されるため、他の鋼材への適用が困難であって、汎
用性に欠けるところに問題を残していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は鋼材
を変形させることなく水平面に対して直角に鋸断するこ
とができること、しかも、どのような断面形状の鋼材で
あっても適用できる汎用性に富む新規な拘束装置を提案
するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上下に貫く
開口を有し、鋼材を載置して昇降可能な拘束基準プレー
トと、この拘束基準プレートの開口部分で該プレートと
は個別に上下に移動して鋼材の下側面の少なくとも一部
分を押圧する下側拘束手段と、鋼材の幅方向に沿って伸
びる拘束アームを備えこのアームを上下に移動させて鋼
材の上側面の少なくとも一部分を押圧する上側拘束手段
と、鋼材をその幅方向より挟み込んで左右の位置決めを
行うサイド拘束手段との組み合わせになる、鋼材の拘束
装置であり、上記の装置において、拘束基準プレートは
鋼材の搬送する向きに傾動可能な傾動手段を有するもの
とすることが、また、開口は少なくとも2つ存在し、各
開口に下側拘束手段を有することが、さらに、拘束基準
プレートの開口は鋼材の幅方向に沿って伸びる長孔であ
って、下側拘束手段は、この長孔に沿って移動できる移
動機構を有することが、とくに、この発明に有利に適合
する。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明においては、拘束基準プ
レートを昇降させて鋼材のレベルを搬送レベルに一致さ
せ、その状態で鋼材をサイドから拘束手段にて挟み込ん
で位置決めを行うとともに、上側拘束手段の拘束アーム
を上下に移動させて鋼材自体に変形をきたさない力でそ
れを上方から押しつけて拘束基準プレートとの間で挟み
込むので、鋼材のサイズの違いにかかわりなく確実な拘
束が可能となり、鋸断に際しては、拘束基準プレートと
鋼材の搬送ラインのレベルが同じであるから、鋸断面が
斜めになるようなことはない。
【0009】とくに、H形鋼やU形鋼のような鋼材の鋸
断においては、下側拘束手段にて、そのウエブ部を上方
に押圧して上側拘束手段にてウエブ部も確実に固定する
ことができるので、鋸断の際に鋼材が変形するようなこ
とはない。
【0010】拘束基準プレートに関しては昇降機構を有
するので鋼材の搬送中は搬送レベルよりも下にしてお
き、鋸断に際してのみ搬送レベルまで上昇させればよい
ので、ホットソーの直近での拘束が可能になる。
【0011】以下、図面に従いこの発明をより具体的に
説明する。図1〜3は、この発明に従う拘束装置の構成
を示したものであって、1は上下に貫く開口cを有し鋼
材をガイドロールR1 ,R2 の相互間において載置し基
台k(基台は図示はしないが液圧手段の如き駆動手段を
有する)とともに昇降移動可能な拘束基準プレート、2
は拘束基準プレート1の開口cにおいて該プレート1と
は個別に上下に移動して鋼材の下側面の少なくとも一部
分を押圧する下側拘束手段、3は上側拘束手段であっ
て、この上側拘束手段3は鋼材の幅方向に沿って伸びる
拘束アーム3aと、この拘束アーム3aを誘導するガイ
ド3bと、このガイド3bに沿って拘束アーム3aを上
下に移動させる液圧シリンダー3cからなる。
【0012】また、4は鋼材をその幅方向から挟み込ん
でその位置決めを行うサイド拘束手段であり、このサイ
ド拘束手段4は拘束基準プレート1の端部にて固定保持
する例で示した第1サイドプレート4aと、液圧シリン
ダー4bとこの液圧シリンダー4bに連結しサイドプレ
ート4aに近接離隔する向き移動可能な第2サイドプレ
ート4cからなる。
【0013】また、5は基台kと拘束基準プレート1の
相互間で揺動連結する液圧シリンダー、6は枢支軸であ
って、液圧シリンダー5と枢支軸6によって拘束基準プ
レート1の傾動手段を構成し、図4に示すように液圧シ
リンダー5の作動によって、枢支軸6を中心にして拘束
基準プレート1を傾動させることができ、これによって
鋸断に際して発生したとくに長さの長い鋸断片を図示は
しないシュートに排出することができるようになってい
る。
【0014】また、7は拘束装置の入側にて鋼材を保持
するガイド、8は拘束装置の出側において鋼材を保持す
るガイド、9は鋼材を鋸断するホットソー、10は鋸断
時に生じる切粉を排出するチップシュートである。
【0015】鋼材の搬送過程では、搬送中の擦り傷等を
回避するため拘束基準プレート1はガイドロールR1
2 の上端を結ぶ水平面よりも若干(30〜40mm程度)下
げられているが、鋸断に際しては基台kに内蔵する駆動
手段にて基台kとともに上昇させ拘束基準プレート1の
上面をガイドロールR1 〜R2 の上端を結ぶ水平面と一
致させるか、あるいはそれよりもやや高めになるように
する。
【0016】次いで、上側拘束手段3の液圧シリンダ3
cを作動させてガイド3bに沿わせて拘束アーム3aを
下降させ、拘束基準プレート1との間で鋼材を挟み込ん
で上下の位置決めを行うとともに、サイド拘束手段4の
第2サイドプレート4cにて鋼材を第1サイドプレート
4aとの間で挟み込んでその左右における位置決めを行
い、さらに、この状態で下側拘束手段2を駆動させてそ
の先端面を鋼材に押し当てたのち、ホットソー9にて鋼
材を鋸断する。
【0017】図4はU字断面になる鋼矢板を鋸断する場
合を、また、図5はH形鋼を鋸断する場合の拘束状況を
示したものであるが、何れの場合もその周囲は拘束基準
プレート1、上側拘束手段3、サイド拘束手段4、下側
拘束手段2にて取り囲まれるので、確実な拘束が可能で
あり、拘束基準プレート1の上面の水平レベルはガイド
ロールR1 〜R2 の上端レベルと同等かそれよりもやや
高めになるので鋸断時に鋼材が変形を起こすようなこと
はなく、鋸断面の直角度が損なわれるようなこともな
い。
【0018】図6は液圧シリンダー5と枢支軸6からな
る傾動手段にて拘束基準プレート1を傾動させた状況を
示したものであり、液圧シリンダー5の作動によって拘
束基準プレート1は枢支軸6を中心にして図示の如く傾
動するので、とくに、鋸断に際して発生した長い鋸断片
については、人手を煩わすことなしに廃片用のシュート
に排出することができる。
【0019】図7は、拘束基準プレート1に長孔にした
開口Cを設けた例であって、単一の下側拘束手段2を、
図示はしない移動手段にて拘束基準プレート1の幅方向
に沿って移動させることにより、種々の鋼種あるいはサ
イズになる鋼材の拘束に対応させることができるだけで
なく、下側拘束手段2の構造を簡素化できる利点があ
る。
【0020】なお、鋼材を、拘束基準プレート1、上側
拘束手段3、サイド拘束手段4、下側拘束手段2にて取
り囲む際の押圧力に関しては鋸断対象となる鋼材の材質
や温度、厚さ等によっても異なるので、各鋼材に適合し
た押圧力となるように制御装置にて制御するような構成
にしておくのが好ましい。
【0021】上掲図1〜3に示したような構成の拘束装
置と、通常の拘束装置(この発明に従う装置の拘束基準
プレートに対応する部材が固定式で両側のガイドロール
よりも水平レベルが40mm低く、鋼材の上下のみにて拘束
する形式のもの)を使用して鋼材(サイズ:400mm, 200
mm, 9mm, 12mmになり、材質が SS400になるH形鋼)の
鋸断を実施した結果、この発明に従う装置によって拘束
した場合には鋼材の局部的な変形は発生することはなか
ったのに対して、通常の拘束装置を使用した場合には鋼
材の変形を完全には防止することはできず、この発明に
従う拘束装置の有用性が確認できた。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、鋼種の違いに係わら
ず確実な拘束ができる。また、拘束基準プレートが可動
式なので鋼材を搬送レベルと同等またはそれよりも高い
位置で鋸断できるので鋸断装置 (ホットソー等) の直近
で鋼材を拘束することが可能であり、レベル差に起因し
た鋸断の際の鋼材の変形を起こすようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う拘束装置の平面を示した図であ
る。
【図2】図1のA−A視図である。
【図3】図1のB−B視図である。
【図4】U形断面になる鋼材を拘束した状態を示した図
である。
【図5】H形鋼を拘束した状態を示した図である。
【図6】拘束基準プレートの傾動状況の説明図である。
【図7】拘束基準プレートに長孔の開口を設けた例を示
した図である。
【符号の説明】
1 拘束基準プレート 2 下側拘束手段 3 上側拘束手段 3a 拘束アーム 3b ガイド 3c 液圧シリンダー 4 サイド拘束手段 4a 第1サイドプレート 4b 液圧シリンダー 4c 第2サイドプレート 5 液圧シリンダー 6 枢支軸 7 ガイド 8 ガイド 9 ホットソー 10 チップシュート C 開口 R1 ガイドロール R2 ガイドロール k 基台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に貫く開口を有し、鋼材を載置して
    昇降可能な拘束基準プレートと、この拘束基準プレート
    の開口部分で該プレートとは個別に上下に移動して鋼材
    の下側面の少なくとも一部分を押圧する下側拘束手段
    と、鋼材の幅方向に沿って伸びる拘束アームを備えこの
    アームを上下に移動させて鋼材の上側面の少なくとも一
    部分を押圧する上側拘束手段と、鋼材をその幅方向より
    挟み込んで左右の位置決めを行うサイド拘束手段との組
    み合わせになる、鋼材の拘束装置。
  2. 【請求項2】 拘束基準プレートは鋼材の搬送する向き
    に傾動可能な傾動手段を有する請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 開口は少なくとも2つ存在し、各開口に
    下側拘束手段を有する請求項1または2記載の装置。
  4. 【請求項4】 拘束基準プレートの開口は鋼材の幅方向
    に沿って伸びる長孔であって、下側拘束手段は、この長
    孔に沿って移動できる移動機構を有する請求項1または
    2記載の装置。
JP26295996A 1996-10-03 1996-10-03 鋼材の拘束装置 Pending JPH10109220A (ja)

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JP26295996A JPH10109220A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 鋼材の拘束装置

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JP26295996A JPH10109220A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 鋼材の拘束装置

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JP26295996A Pending JPH10109220A (ja) 1996-10-03 1996-10-03 鋼材の拘束装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021130184A (ja) * 2020-02-21 2021-09-09 Jfe建材株式会社 切断補助治具及びそれを備えた切断設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021130184A (ja) * 2020-02-21 2021-09-09 Jfe建材株式会社 切断補助治具及びそれを備えた切断設備

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