JPH10108033A - スキャナおよびその補間画素生成方法 - Google Patents

スキャナおよびその補間画素生成方法

Info

Publication number
JPH10108033A
JPH10108033A JP8276931A JP27693196A JPH10108033A JP H10108033 A JPH10108033 A JP H10108033A JP 8276931 A JP8276931 A JP 8276931A JP 27693196 A JP27693196 A JP 27693196A JP H10108033 A JPH10108033 A JP H10108033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
blue
red
green
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8276931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3702051B2 (ja
Inventor
Masashi Kantani
正史 乾谷
Kenichiro Ayaki
健一郎 綾木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP27693196A priority Critical patent/JP3702051B2/ja
Priority to US08/940,812 priority patent/US6028971A/en
Publication of JPH10108033A publication Critical patent/JPH10108033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3702051B2 publication Critical patent/JP3702051B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/58Edge or detail enhancement; Noise or error suppression, e.g. colour misregistration correction
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration using local operators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキャナによって対象画像を読取り表示した
場合にエッジ部分に生じる偽色の発生を防止する。 【構成】 画像データが欠如している補間対象画素を表
わす画像データを生成する場合に,補間対象画素の両側
に隣接する画素(たとえばR1 およびR5 )の相加平均
を演算し((R1 +R5 )/2),この相加平均を表わ
すデータに補正データΔ3 を加算する。これによりエッ
ジ部分の偽色の発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,画素に対応した複数のフォト
ダイオードが一列に配置され,これらのフォトダイオー
ドの受光面上に緑色の光成分の透過を許すフィルタが設
けられ,対象画像を表わす緑色画像信号を出力する緑色
用ライン・センサと,上記緑色用のライン・センサと平
行に配置され,かつ画素に対応した複数のフォトダイオ
ードが一列に配置され,これらのフォトダイオードの受
光面上に赤色の光成分の透過を許すフィルタと青色の光
成分の透過を許すフィルタとが交互に設けられ,対象画
像を表わす赤色画像信号および青色画像信号を出力する
赤色青色兼用ライン・センサとからなる2ライン・セン
サ,ならびに上記対象画像と上記2ライン・センサとを
相対的に搬送させる搬送手段を備えたスキャナ(カラー
・コピー機,カラー・ファクシミリ等を含む)およびそ
の補間画素生成方法に関する。
【0002】
【発明の背景】上記のようなスキャナでは,赤色青色兼
用ライン・センサには赤色の光成分の透過を許すフィル
タと青色の光成分の透過を許すフィルタとがフォトダイ
オードの受光面上に交互に設けられているため緑色画像
信号によって表わされる対象画像の画素数と,青色画像
信号または赤色画像信号によって表わされる対象画像の
画素数とが一致しない。このため青色画像信号または赤
色画像信号によって表わされる対象画像については画素
補間が行なわれ,緑色画像信号によって表わされる対象
画像の画素数と一致させられる。この画素補間のため
に,スキャナを用いて読取られた対象画像を表わすとエ
ッジ部分に偽色が生じることがある。
【0003】この偽色の発生を防止するために,撮像光
学系に光学的ロウ・パス・フィルタを挿入し偽色の発生
原因となる高域成分を取り除いている。
【0004】上記2ライン・センサでは緑色ライン・セ
ンサから出力される緑色画像信号のサンプリング周波数
と赤色青色兼用ライン・センサから出力される赤色画像
信号および青色画像信号のサンプリング周波数とは異な
る。このため光学的ロウ・パス・フィルタのカットオフ
周波数を緑色用ライン・センサから出力される緑色画像
信号のサンプリング周波数に合わせると,赤色画像信号
によって表わされる対象画像および青色画像信号によっ
て表わされる対象画像に依然として偽色が発生すること
がある。光学的ロウ・パス・フィルタのカットオフ周波
数を赤色青色兼用のライン・センサから出力される赤色
画像信号および青色画像信号のサンプリング周波数に合
わせると表示される対象画像の解像度が低下する。
【0005】
【発明の開示】この発明は解像度を低下させることな
く,かつ偽色の発生も防止できるようにすることを目的
とする。
【0006】この発明は,画素に対応した複数のフォト
ダイオードが一列に配置され,これらのフォトダイオー
ドの受光面上に緑色の光成分の透過を許すフィルタが設
けられ,対象画像を表わす緑色画像信号を出力する緑色
用ライン・センサと,上記緑色用のライン・センサと平
行に配置され,かつ画素に対応した複数のフォトダイオ
ードが一列に配置され,これらのフォトダイオードの受
光面上に赤色の光成分の透過を許すフィルタと青色の光
成分の透過を許すフィルタとが交互に設けられ対象画像
を表わす赤色画像信号および青色画像信号を出力する赤
色青色兼用ライン・センサとからなる2ライン・セン
サ,ならびに上記対象画像と上記2ライン・センサとを
相対的に搬送させる搬送手段を備えたスキャナにおい
て,上記緑色画像信号によって表わされる画素に対応す
る画素であって,上記赤色画像信号によって表わされる
画素が欠如している部分である赤色補間対象画素の両側
に存在する上記赤色画像信号によって表わされる画素の
信号の平均を演算する赤色平均信号演算手段,上記赤色
平均信号演算手段によって演算された平均信号を補正す
る赤色補間対象画素補正手段,上記緑色画像信号によっ
て表わされる画素に対応する画素であって,上記青色画
像信号によって表わされる画素が欠如している部分であ
る青色補間対象画素の両側に存在する上記青色画像信号
によって表わされる画素の信号の平均を演算する青色平
均信号演算手段,ならびに上記青色平均信号演算手段に
よって演算された平均信号を補正する青色補間処理画素
補正手段をさらに備えていることを特徴とする。
【0007】この発明は,スキャナにおける補間画素生
成方法も提供している。すなわち,画素に対応した複数
のフォトダイオードが一列に配置され,これらのフォト
ダイオードの受光面上に緑色の光成分の透過を許すフィ
ルタが設けられ,対象画像を表わす緑色画像信号を出力
する緑色用ライン・センサと,上記緑色用のライン・セ
ンサと平行に配置され,かつ画素に対応した複数のフォ
トダイオードが一列に配置され,これらのフォトダイオ
ードの受光面上に赤色の光成分の透過を許すフィルタと
青色の光成分の透過を許すフィルタとが交互に設けられ
対象画像を表わす赤色画像信号および青色画像信号を出
力する赤色青色兼用ライン・センサとからなる2ライン
・センサ,ならびに上記対象画像と上記2ライン・セン
サとを相対的に搬送させる搬送手段を備えたスキャナに
おいて,上記緑色画像信号によって表わされる画素に対
応する画素であって,上記赤色画像信号によって表わさ
れる画素が欠如している部分である赤色補間対象画素の
両側に存在する上記赤色画像信号によって表わされる画
素の信号の平均を演算し,上記赤色平均信号演算処理に
よって演算された平均信号を補正し,上記緑色画像信号
によって表わされる画素に対応する画素であって,上記
青色画像信号によって表わされる画素が欠如している部
分である青色補間対象画素の両側に存在する上記青色画
像信号によって表わされる画素の信号の平均を演算し,
上記青色平均信号演算処理によって演算された平均信号
を補正することを特徴とする。
【0008】この発明によると,上記赤色平均信号演算
処理によって演算された平均信号および上記青色平均信
号演算処理によって演算された平均信号がそれぞれ補正
される。この補正された平均信号が上記赤色補間対象画
素および上記青色補間対象画素を表わすこととなる。
【0009】上記補正処理が行なわれているので,上記
2ライン・センサによって読取られた対象画像のエッジ
部分に偽色が発生することを防止できる。対象画像を表
示させる場合であっても解像度が低下することもない。
【0010】上記補正処理は,たとえば上記緑色画像信
号にもとづいて行なう。具体的には上記赤色補間対象画
素および上記青色補間対象画素に対応する,上記緑色映
像信号によって表わされる緑色画素およびこの緑色画素
の両側に隣接する緑色画素の信号にもとづいて補正すれ
ばよい。この補正は,上記平均信号に補正値を加えれば
よい。具体的には,上記赤色補間対象画素および上記青
色補間対象画素に対応する緑色画素を表わす緑色映像信
号からこの緑色画素の両側に隣接する緑色画素を表わす
緑色映像信号の平均信号を減算することにより得られる
値を,上記平均信号に加算する。
【0011】上記緑色用ライン・センサと上記赤色青色
兼用ライン・センサとが1/2画素ずれていてもよい。
【0012】そして,縮小画像の作成のために,上記2
ライン・センサから出力される上記緑色画像信号によっ
て表わされる緑色画素,上記赤色画像信号によって表わ
される赤色画素および上記青色画像信号によって表わさ
れる青色画素を,与えられる間引率にしたがってそれぞ
れ同じ間引率で間引く。
【0013】この場合には,上記赤色平均信号演算処理
は,上記間引処理によって間引かれた緑色画素に対応す
る上記間引処理によって間引かれた赤色画素が欠如して
いる赤色補間対象画素の両側に存在する赤色画素の信号
の平均を演算し,上記青色平均信号演算処理は,上記間
引処理によって間引かれた緑色画素に対応する上記間引
処理によって間引かれた青色画素が欠如している青色補
間対象画素の両側に存在する青色画素の信号の平均を演
算する。
【0014】この場合にも,上記補正処理が行なわれて
いるので,上記対象画像を縮小した画像のエッジ部分に
偽色が発生することを防止できる。縮小画像を表示させ
る場合でも解像度の低下を抑えることができる。
【0015】
【実施例の説明】この発明による実施例について説明す
る前に,2ライン・センサを用いて対象画像を読取り表
示(または印刷)する場合に,表示された対象画像のエ
ッジ部分に偽色が発生する原理について説明する。
【0016】図3は2ライン・センサの電気的構成の一
例を示している。
【0017】2ライン・センサ21は緑色用ライン・セン
サ22と赤色青色兼用ライン・センサ23とから構成されて
いる。
【0018】緑色用ライン・センサ22においては,画素
に対応した複数のフォトダイオード2が一列に配置され
ている。フォトダイオード2の受光面上には緑色の光成
分の透過を許すフィルタが設けられている。一列に配置
されている複数のフォトダイオード2の出力端子はリー
ドアウト・ゲート3を介してシフト・レジタス4と接続
されている。
【0019】入射光量に応じた信号電荷がフォトダイオ
ード2に蓄積される。リードアウト・ゲート3にゲート
・パルスが与えられることにより,信号電荷はリードア
ウト・ゲートを介してシフト・レジスタ4に与えられ
る。シフト・レジスタ4に転送パルスが与えられること
により信号電荷はシフト・レジスタ4内を転送し増幅回
路5を介して,対象画像の緑色成分を表わすG信号とし
て2ライン・センサ21から出力される。
【0020】赤色青色兼用ライン・センサ23においても
緑色用ライン・センサ22と同様に画素に対応した複数の
フォトダイオード6が一列に配置されている。ここでは
赤色青色兼用ライン・センサ23は緑色用ライン・センサ
22に対して1/2画素ずれている。赤色青色兼用ライン
・センサ23の場合には,フォトダイオード6の受光面上
には赤色の光成分の透過を許すフィルタと青色の光成分
の透過を許すフィルタとが1画素おきに交互に設けられ
ている(図3においては赤色の光成分の透過を許すフィ
ルタが設けられているフォトダイオード6が符号Rで示
されており,青色の光成分の透過を許すフィルタが設け
られているフォトダイオード6が符号Bで示されてい
る)。一列に配置されている複数のフォトダイオード6
の出力端子はリードアウト・ゲート7を介してシフト・
レジスタ8と接続されている。
【0021】緑色用ライン・センサ22と同様に,フォト
ダイオード6に蓄積された信号電荷は,リードアウト・
ゲート7にゲート・パルスが与えられることによりシフ
ト・レジスタ8に与えられる。シフト・レジスタ8に転
送パルスが与えられることにより,信号電荷はシフト・
レジスタ8内を転送し増幅回路9を介して対象画像の赤
色成分を表わすR信号と対象画像の青色成分を表わすB
信号として2ライン・センサ21から交互に出力される
(R/B信号)。
【0022】2ライン・センサ21から出力されるG信号
およびR/B信号が図8(A) に示されている。これらの
G信号およびR/B信号はRGB分離回路においてG信
号,R信号およびB信号にそれぞれ分離させられる(図
8(B) )。赤色青色兼用ライン・センサ23においては,
フォトダイオード6の受光面上に赤色の光成分の透過を
許すフィルタと青色の光成分の透過を許すフィルタとを
交互に設けているので,R信号によって表わされる対象
画像の画素数およびB信号によって表わされる対象画像
の画素数は,G信号によって表わされる対象画像の画素
数の半分となる。R信号,B信号およびG信号によって
それぞれ表わされる対象画像の画素数を一致させる必要
がある。このためにR信号およびB信号については補間
処理が行なわれる(図8(C) )。G信号については隣接
する画素同士で平均化される。
【0023】図8(C) においては,たとえばG信号によ
って表わされる(G3 +G4 )/2の画素に対応するR
信号によって表わされる画素が欠如しており,この欠如
している部分が補間によって生成される補間対象画素で
ある。この補間対象画素を表わす信号は補間対象画素に
隣接して存在する2つの画素(R3 およびR5 )の信号
の相加平均によって生成される((R3 +R5 )/
2)。
【0024】図9(A) は対象画像のエッジ部分を表わす
信号のレベルを示している。
【0025】図9(A) において画素R3 の部分は白レベ
ルであり,画素R4 およびR5 の部分は黒レベルであ
る。画素R3 の部分と画素R4 の部分との境界が対象画
像のエッジ部分であり,この境界において信号レベルが
低下している。2ライン・センサ21においては画素R3
に対応するフォトダイオードと画素R5 に対応するフォ
トダイオード6は存在するが,画素R4 に対応するフォ
トダイオード6はB信号用に用いているため,存在しな
い。このため画素R4 を表わす信号は上述のように補間
処理によって生成される。補間処理後の信号レベルは図
9(B) に示すように画素R3 およびR5 については実際
の対象画像と同じように白レベルおよび黒レベルとなっ
ている。しかしながら,補間処理によって得られた画素
4 に相当する信号は,画素R3 とR5 との相加平均に
よって得られるので実際の対象画像は黒レベルであるに
もかかわらず白レベルと黒レベルの中間のレベルとなっ
てしまう。このために偽色が発生する。このことはR信
号にかかわらずB信号についても同様である。
【0026】この実施例によるスキャナ・システムは,
補間処理によって生成された信号を補正することにより
偽色の発生を防ぐものである。具体的には図10に示すよ
うに補間処理によって得られた画素R4 に相当する信号
に補正値Δ(Δは補間対象画素に対応するG信号によっ
て表わされる画素とこの画素の両側に隣接する画素にも
とづいて定められるものであり,R4 の場合には,具体
的にはΔ=G4 −(G3 +G5 )/2である)を加え
る。これにより補間対象画素の信号レベルは実際の対象
画像と一致し,偽色の発生を防止できる。
【0027】次にこの実施例によるスキャナ・システム
について説明する。スキャナ・システムはスキャナとコ
ンピュータ装置とから構成される。
【0028】図1はスキャナの電気的構成を示すブロッ
ク図,図2は図1に示すスキャナを制御するコンピュー
タ装置の電気的構成を示すブロック図である。図3は上
述した2ライン・センサ21の電気的構成を示すブロック
図,図4はコンピュータ装置に含まれるRGB分離回路
50および補間回路60の電気的構成を示すブロック図,図
5はスキャナまたはコンピュータ装置の各回路に流れる
G信号(Gデータ),R/B信号,R信号(Rデータ)
およびB信号(Bデータ)を示している。
【0029】図1を参照して,スキャナには搬送光学ユ
ニット10およびCCD撮像ユニット20が含まれている。
【0030】搬送光学ユニット10には写真フイルム12を
搬送させるフイルム搬送機構14が含まれている。写真フ
イルム12を挟んで光源11および撮像レンズ13が配置され
ている。光源11によって写真フイルム12の所望の駒(対
象画像)が照らされ,撮像レンズ13によって対象画像を
表わす光像が2ライン・センサ21に含まれるフォトダイ
オード2および6の受光面上に結像する。
【0031】CCD撮像ユニット20の全体の動作はCP
U25によって統括される。CPU25には,SCSI(Sm
all Computer System Interface )33を介してコンピュ
ータ装置から制御コマンドが与えられ,この制御コマン
ドにしたがってCCD撮像ユニット20の動作を制御す
る。
【0032】2ライン・センサ21はCPU25によって制
御されるCCD駆動回路24により制御される。CCD駆
動回路24からは,フォトダイオード2および6における
信号電荷蓄積制御パルス(シャッタ制御信号),上述し
たゲート・パルスおよび転送パルスが出力され,これら
のパルスは2ライン・センサ21に与えられる。これによ
り2ライン・センサ21から上述のようにG信号およびR
/B信号が出力される。G信号はフォトダイオード2の
数に対応した画素数の解像度をもつ。R/B信号はR信
号とB信号とが交互に現われる(図5(A) )。
【0033】2ライン・センサ21から出力されるG信号
は前置増幅回路26において増幅され間引回路28に与えら
れる。G信号は間引回路28において,CPU25から与え
られる間引率にしたがって間引かれる(ここでは間引率
は50%に設定されているものとする)。この間引率はコ
ンピュータ装置から与えられる制御コマンドに含まれて
いる。間引回路28における間引処理によってG信号は1
画素おきに間引かれる(図5(B) )。間引かれたG信号
は合成回路30に与えられる。
【0034】2ライン・センサ21から出力されるR/B
信号は前置増幅回路27において増幅され間引回路29に与
えられる。R/B信号は間引回路29において,CPU25
から与えられる間引率にしたがって間引かれる(間引率
50%)。間引回路29における間引処理によってR/B信
号は,R画素とB画素とを一組と考えたときに一組おき
に間引かれる(図5(B) )。間引かれたR/B信号は合
成回路30に与えられる。図5(A) において,間引回路28
または29によって間引きされる画素については×印が付
されている。
【0035】合成回路30において,入力したG信号およ
びR/B信号が点順次化される(図5(C) )。合成回路
30から出力された点順次信号はアナログ/ディジタル変
換回路31においてディジタル画像データに変換されバッ
ファ・メモリ32に与えられる。ディジタル画像データは
メモリ・コントローラ34の制御のもとバッファ・メモリ
32に一時記憶される。バッファ・メモリ32に一時記憶さ
れたディジタル画像データは読出されSCSIインター
フェイス33を介して出力される。
【0036】スキャナから出力されたディジタル画像デ
ータはSCSIインターフェイス41を介してコンピュー
タ装置に入力する。ディジタル画像データはSCSIイ
ンターフェイス41からRGB分離回路50に入力する。
【0037】コンピュータ装置にはクロック・パルス発
生器90が含まれている。クロック・パルス発生器90は第
1の画素クロック・パルスCLK1を出力する。この画
素クロック・パルスCLK1は図5(C) に示す点順次の
ディジタル画像データの画素に対応している。この第1
の画素クロック・パルスCLK1はRGB分離回路50に
与えられる。第1の画素クロック・パルスCLK1は1
/2分周回路91に与えられ,第2の画素クロック・パル
スCLK2が得られる。この第2の画素クロック・パル
スCLK2はさらに1/2分周回路92に与えられ,第3
の画素クロック・パルスCLK3が得られる(図5(D)
参照)。これらの第2の画素クロック・パルスCLK2
および第3の画素クロック・パルスCLK3は補間回路
60に与えられる。
【0038】SCSIインターフェイス41から出力され
るディジタル画像データはRGB分離回路50においてR
データ,GデータおよびBデータに分離される。RGB
分離回路50から出力されるRデータ,GデータおよびB
データは補間回路60に与えられ補間対象画素の画像デー
タ生成処理が行なわれる。RGB分離回路50におけるR
データ,GデータおよびBデータの分離処理ならびに補
間回路60における処理について詳しくは後述する。
【0039】補間回路60から出力されるRデータ,Gデ
ータおよびBデータはネガ/ポジ反転回路44に与えられ
る。スキャナに装填された写真フイルム12がネガフイル
ムであればネガ/ポジ反転回路44においてネガ/ポジ反
転処理が行なわれる。スキャナに装填された写真フイル
ム12がポジフイルムであればネガ/ポジ反転回路44に入
力したRデータ,GデータおよびBデータは回路44を単
に通過する。
【0040】ネガ/ポジ反転回路44から出力されたRデ
ータ,GデータおよびBデータは画像処理回路45に与え
られる。画像処理回路45において画像切り抜き処理,色
補正などの画像処理が行なわれ,画像データとして出力
される。
【0041】画像処理回路45から出力された画像データ
はモニタ表示装置46に与えられ表示される。また必要に
応じて画像データはプリンタ47にも与えられ印刷され
る。
【0042】次にRGB分離処理および補間処理につい
て述べる。
【0043】図4を参照して,SCSIインターフェイ
ス41から出力される点順次画像データはRGB分離回路
50に与えられる。
【0044】RGB分離回路50には切替スイッチ51が含
まれている。この切替スイッチ51はa端子〜d端子をも
ち,クロック・パルス発生回路90から出力される第1の
画素クロック・パルスCLK1が与えられることに応じ
てそれぞれの端子が順に切替えられる。これによりa端
子およびc端子にはGデータが与えられ,b端子にはR
データが与えられ,d端子にはBデータが与えられる。
【0045】切替スイッチ51のa端子およびb端子は第
1のバッファ回路61と接続されており,Gデータは第1
のバッファ回路61に与えられる。切替スイッチ51のb端
子は第2のバッファ回路71と接続されており,Rデータ
は第2のバッファ回路71に与えられる。切替スイッチ51
のd端子は第3のバッファ回路81と接続されており,B
データは第3のバッファ回路81に与えられる。
【0046】第1のバッファ回路61から出力されるGデ
ータは第1の遅延回路62に与えられ一画素分遅延させら
れて出力する。第1の遅延回路62において一画素分遅延
して出力したGデータは第2の遅延回路63に与えられさ
らに一画素分遅延させられて出力する。第2の遅延回路
63の出力が補間回路60から出力されるデータのうちの1
つとなる。第1のバッファ回路61から出力されるGデー
タおよび第2の遅延回路63から出力されるGデータは反
転増幅回路64にも与えられる。反転増幅回路64は1/2
倍の増幅率をもつもので入力する2つのGデータを加算
しかつ負に反転して出力する回路である。反転増幅回路
64の出力データは非反転増幅回路65に与えられる。非反
転増幅回路65には第1の遅延回路62から出力される画像
データも与えられる。非反転増幅回路65は1倍の増幅率
をもつもので,入力する2つのGデータを加算して出力
する。この非反転増幅回路65の出力データが上述したよ
うに偽色発生を防止する補正データとなる。
【0047】第2のバッファ回路71から出力されるRデ
ータは第3の遅延回路72に与えられ1画素分遅延させら
れて出力する。第3の遅延回路72から出力されるRデー
タは切替スイッチ75のa端子に与えられる。第3の遅延
回路72から出力されるRデータは非反転増幅回路73にも
与えられる。非反転増幅回路73には第2のバッファ回路
71から出力されるRデータも与えられる。非反転増幅回
路73は1/2倍の増幅率をもつもので,入力する2つの
Rデータを加算して出力する回路である。非反転増幅回
路73において,補間対象画素の両側に隣接する画素の画
像データの平均が演算されることとなる。非反転増幅回
路73の出力データは非反転増幅回路74に与えられる。非
反転増幅回路74には非反転増幅回路65から出力される補
正データも与えられる。非反転増幅回路74は1倍の増幅
率をもつもので入力するデータを加算して出力する回路
である。非反転増幅回路74の出力データが補間対象画素
を表わす画像データとなる。非反転増幅回路74の出力デ
ータは切替スイッチ75のb端子に与えられる。
【0048】切替スイッチ75には第2の画素クロック・
パルスCLK2が与えられており,この第2の画素クロ
ック・パルスCLK2に応じてa端子とb端子とが切替
えられる。切替スイッチ75から補間対象画像を表わすデ
ータを含むRデータが出力され,補間回路60から出力さ
れるデータの1つとなる。
【0049】第3のバッファ回路81から出力されるBデ
ータは第4の遅延回路82に与えられ1画素分遅延させら
れて出力する。第4の遅延回路82から出力されるBデー
タは切替スイッチ85のa端子に与えられる。第4の遅延
回路82から出力されるBデータは非反転増幅回路83にも
与えられる。非反転増幅回路83には第3のバッファ回路
81から出力されるBデータも与えられる。非反転増幅回
路83は1/2倍の増幅率をもつもので,入力する2つの
Bデータを加算して出力する回路である。非反転増幅回
路83において,補間対象画素の両側に隣接する画素の画
像データの平均が演算されることとなる。非反転増幅回
路83の出力データは非反転増幅回路84に与えられる。非
反転増幅回路84には非反転増幅回路65から出力される補
正データも与えられる。非反転増幅回路84は1倍の増幅
率をもつもので入力するデータを加算して出力する回路
である。非反転増幅回路84の出力データが補間対象画素
を表わす画像データとなる。非反転増幅回路84の出力デ
ータは切替スイッチ85のb端子に与えられる。
【0050】切替スイッチ85には第2の画素クロック・
パルスCLK2が与えられており,この第2の画素クロ
ック・パルスCLK2に応じてa端子とb端子とが切替
えられる。切替スイッチ85から補間対象画素を表わすデ
ータを含むBデータが出力され,補間回路60から出力さ
れるデータの1つとなる。
【0051】補間回路60から出力されるデータのうち補
間対象画素を表わすデータについては補間対象画素の両
側に隣接する画素データの相加平均を用いるのではな
く,この相加平均によって得られるデータを補正したデ
ータを用いるので対象画像のエッジ部分であっても図10
に示すように偽色の発生を防止できる。
【0052】図4および図5(E) を参照して,補正対象
画素としてR3 に相当する画素およびB4 に相当する画
素を生成するものとする。
【0053】この場合,図4に示すように第1のバッフ
ァ回路61,第1の遅延回路62および第2の遅延回路63か
らはそれぞれ,G1 データ,G3 データおよびG5 デー
タが出力される。反転増幅回路64にはG1 データとG5
データとが入力することとなるので,G1 データとG5
データとの相加平均の負のデータが得られる。反転増幅
回路65にはG1 データとG5 データとの相加平均の負の
データとG3 データとが入力することとなるので補正デ
ータΔ3 としてG3 −(G1 +G5 )/2が得られる。
【0054】また第2のバッファ回路71および第3の遅
延回路72からはそれぞれR1 データおよびR5 データが
出力される。非反転増幅回路73にはR1 データとR5
ータとが入力するので,R1 データとR5 データとの相
加平均を表わすデータが得られる。
【0055】非反転増幅回路74からR1 データとR5
ータとの相加平均を表わすデータに補正データΔ3 を加
算したデータが出力されることとなり,R3 画素に相当
する補間対象画素を表わすデータ(R1 +R5 )/2+
Δ3 が得られる。
【0056】また第3のバッファ回路81および第4の遅
延回路82からはそれぞれB2 データおよびB6 データが
出力される。非反転増幅回路83にはB2 データとB6
ータとが入力するので,B2 データとB6 データとの相
加平均を表わすデータが得られる。
【0057】非反転増幅回路83からB2 データとB6
ータとの相加平均を表わすデータに補正データΔ3 を加
算したデータが出力されることとなり,B4 画素に相当
する補間対象画素を表わすデータ(B2 +B6 )/2+
Δ3 が得られる。
【0058】図6および図7(A) 〜(C) は他の実施例を
示すもので,図6は2ライン・センサの電気的構成を示
すブロック図,図7(A) 〜(C) は図1に示すスキャナ32
または図2に示すコンピュータ装置の各回路に流れるG
信号(Gデータ),R/B信号,RデータおよびBデー
タを示している。図6において図3に示すものと同一物
には同一符号を付して説明を省略する。
【0059】図3に示す2ライン・センサ21においては
緑色用ライン・センサ22のフォトダイオード2と,赤色
青色兼用ライン・センサ23のフォトダイオード23とは1
/2画素分ずれている。これに対して図6に示す2ライ
ン・センサ21Aにおいては緑色用ライン・センサ22Aの
フォトダイオード2と,赤色青色兼用ライン・センサ23
Aのフォトダイオード6は画素ずれがなく一致してい
る。
【0060】2ライン・センサ21からはG信号と,R信
号とB信号とが交互に現われるR/B信号が出力され
る。
【0061】図6に示す2ライン・センサ21Aによって
対象画像を読取った場合,2ライン・センサ21Aから出
力されるG信号およびR/B信号についてはいずれも間
引処理が行なわれない。すなわちG信号は間引回路28を
単に通過し,R/B信号は間引回路29を単に通過する。
【0062】G信号およびR/B信号は合成回路30にお
いて点順次化されたあとディジタル画像データに変換さ
れる。点順次化されたディジタル画像データはRGB分
離回路50においてRデータ,GデータおよびBデータに
分離される(図7(B) )。
【0063】分離回路50において分離されたRデータ,
GデータおよびBデータは補間回路60に与えられ上述し
た2ライン・センサ21によって対象画像を読取った場合
の補間対象画素の生成処理と同様にして補間対象画素が
生成される(図7(C) )。
【0064】スキャナのCCD撮像ユニット20に,図6
に示す2ライン・センサ21Aを用いた場合でも対象画像
のエッジ部分における偽色の発生を防止しつつ画素の補
間処理が実現できる。
【0065】対象画像のエッジ部分については上記補正
データΔを相加平均を表わすデータに加算することによ
り補正されるが,対象画像のエッジ部分以外の部分につ
いては上記補正データΔは0となる。このため実際の対
象画像の色と異なる色が表示されてしまうことも防止で
きる。
【0066】上述の実施例においては,補間対象画素の
両側に隣接する画素を表わす画像データの相加平均を演
算し,この相加平均を表わすデータに補正データを加算
することにより補間対象画素の画像データを生成してい
るが,この相加平均に補正係数を乗じるようにしてもよ
い。
【0067】また上述の実施例においてはスキャナの各
回路およびコンピュータ装置の各回路はハードウェア回
路により構成されているが,ソフトウェアにより実現し
てもよいのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキャナの電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】コンピュータ装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図3】2ライン・センサの電気的構成を示すブロック
図である。
【図4】RGB分離回路および補正回路の電気的構成を
示すブロック図である。
【図5】(A) 〜(E) はスキャナおよびコンピュータ装置
の各回路に流れるデータ(信号)を表わしている。
【図6】2ライン・センサの電気的構成を示すブロック
図である。
【図7】(A) 〜(C) はスキャナおよびコンピュータ装置
の各回路に流れるデータ(信号)を表わしている。
【図8】(A) 〜(C) はスキャナおよびコンピュータ装置
の各回路に流れるデータ(信号)を表わしている。
【図9】(A) および(B) は偽色の発生を示している。
【図10】偽色の発生防止を示している。
【符号の説明】
2,6 フォトダイオード 12 写真フイルム 21,21A 2ライン・センサ 22,22A 緑色用ライン・センサ 23,23A 赤色青色兼用ライン・センサ 60 補間回路 61,71,83 バッファ回路 62,63,72,82 遅延回路 64 反転増幅回路 65,73,74,83,84 非反転増幅回路 75,85 切替スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素に対応した複数のフォトダイオード
    が一列に配置され,これらのフォトダイオードの受光面
    上に緑色の光成分の透過を許すフィルタが設けられ,対
    象画像を表わす緑色画像信号を出力する緑色用ライン・
    センサと,上記緑色用のライン・センサと平行に配置さ
    れ,かつ画素に対応した複数のフォトダイオードが一列
    に配置され,これらのフォトダイオードの受光面上に赤
    色の光成分の透過を許すフィルタと青色の光成分の透過
    を許すフィルタとが交互に設けられ対象画像を表わす赤
    色画像信号および青色画像信号を出力する赤色青色兼用
    ライン・センサとからなる2ライン・センサ,ならびに
    上記対象画像と上記2ライン・センサとを相対的に搬送
    させる搬送手段を備えたスキャナにおいて,上記緑色画
    像信号によって表わされる画素に対応する画素であっ
    て,上記赤色画像信号によって表わされる画素が欠如し
    ている部分である赤色補間対象画素の両側に存在する上
    記赤色画像信号によって表わされる赤色画素の信号の平
    均を演算する赤色平均信号演算手段,上記赤色平均信号
    演算手段によって演算された平均信号を補正する赤色補
    間対象画素補正手段,上記緑色画像信号によって表わさ
    れる画素に対応する画素であって,上記青色画像信号に
    よって表わされる画素が欠如している部分である青色補
    間対象画素の両側に存在する上記青色画像信号によって
    表わされる青色画素の信号の平均を演算する青色平均信
    号演算手段,ならびに上記青色平均信号演算手段によっ
    て演算された平均信号を補正する青色補間処理画素補正
    手段,をさらに備えたスキャナ。
  2. 【請求項2】 上記緑色用ライン・センサと上記赤色青
    色兼用ライン・センサとが1/2画素ずれており,上記
    2ライン・センサから出力される上記緑色画像信号によ
    って表わされる緑色画素,上記赤色画像信号によって表
    わされる赤色画素および上記青色画像信号によって表わ
    される青色画素を,与えられる間引率にしたがってそれ
    ぞれ同じ間引率で間引く間引手段をさらに備え,上記赤
    色平均信号演算手段が,上記間引手段によって間引かれ
    た緑色画素に対応する画素であって,上記間引手段によ
    って間引かれた赤色画素が欠如している赤色補間対象画
    素の両側に存在する赤色画素の信号の平均を演算するも
    のであり,上記青色平均信号レベル演算手段が,上記間
    引手段によって間引かれた緑色画素に対応する画素であ
    って,上記間引手段によって間引かれた青色画素が欠如
    している青色補間対象画素の両側に存在する青色画素の
    信号の平均を演算するものである,請求項1に記載のス
    キャナ。
  3. 【請求項3】 上記赤色補間対象画素補正手段および上
    記青色補間対象画素補正手段における上記補正処理が,
    上記緑色画像信号にもとづいて行なうものである,請求
    項1に記載のスキャナ。
  4. 【請求項4】 上記赤色補間対象画素補正手段および上
    記青色補間対象画素補正手段における上記補正処理が,
    上記赤色補間対象画素および上記青色補間対象画素に対
    応する,上記緑色映像信号によって表わされる緑色画素
    およびこの緑色画素の両側に隣接する緑色画素の信号に
    もとづいて行なうものである,請求項1に記載のスキャ
    ナ。
  5. 【請求項5】 上記赤色補間対象画素補正手段および上
    記青色補間対象画素補正手段における上記補正処理が,
    上記平均信号に補正値を加えるものである,請求項1に
    記載のスキャナ。
  6. 【請求項6】 上記補正値が,上記赤色補間対象画素お
    よび上記青色補間対象画素に対応する緑色画素を表わす
    緑色映像信号からこの緑色画素の両側に隣接する緑色画
    素を表わす緑色映像信号の平均信号を減算することによ
    り得られる値である,請求項5に記載のスキャナ。
  7. 【請求項7】 画素に対応した複数のフォトダイオード
    が一列に配置され,これらのフォトダイオードの受光面
    上に緑色の光成分の透過を許すフィルタが設けられ,対
    象画像を表わす緑色画像信号を出力する緑色用ライン・
    センサと,上記緑色用のライン・センサと平行に配置さ
    れ,かつ画素に対応した複数のフォトダイオードが一列
    に配置され,これらのフォトダイオードの受光面上に赤
    色の光成分の透過を許すフィルタと青色の光成分の透過
    を許すフィルタとが交互に設けられ対象画像を表わす赤
    色画像信号および青色画像信号を出力する赤色青色兼用
    ライン・センサとからなる2ライン・センサ,ならびに
    上記対象画像と上記2ライン・センサとを相対的に搬送
    させる搬送手段を備えたスキャナにおいて,上記緑色画
    像信号によって表わされる画素に対応する画素であっ
    て,上記赤色画像信号によって表わされる画素が欠如し
    ている部分である赤色補間対象画素の両側に存在する上
    記赤色画像信号によって表わされる赤色画素の信号の平
    均を演算し,上記赤色平均信号演算処理によって演算さ
    れた平均信号を補正し,上記緑色画像信号によって表わ
    される画素に対応する画素であって,上記青色画像信号
    によって表わされる画素が欠如している部分である青色
    補間対象画素の両側に存在する上記青色画像信号によっ
    て表わされる画素の信号の平均を演算し,上記青色平均
    信号演算処理によって演算された平均信号を補正する,
    補間画素生成方法。
  8. 【請求項8】 上記緑色用ライン・センサと上記赤色青
    色兼用ライン・センサとが1/2画素ずれており,上記
    2ライン・センサから出力される上記緑色画像信号によ
    って表わされる緑色画素,上記赤色画像信号によって表
    わされる赤色画素および上記青色画像信号によって表わ
    される青色画素を,与えられる間引率にしたがってそれ
    ぞれ同じ間引率で間引き,上記赤色平均信号演算処理
    が,上記間引処理によって間引かれた緑色画素に対応す
    る画素であって,上記間引処理によって間引かれた赤色
    画素が欠如している赤色補間対象画素の両側に存在する
    赤色画素の信号の平均を演算するものであり,上記青色
    平均信号レベル演算処理が,上記間引処理によって間引
    かれた緑色画素に対応する画素であって,上記間引処理
    によって間引かれた青色画素が欠如している青色補間対
    象画素の両側に存在する青色画素の信号の平均を演算す
    るものである,請求項7に記載のスキャナにおける補間
    画素生成方法。
  9. 【請求項9】 上記赤色補間対象画素補正処理および上
    記青色補間対象画素補正処理が,上記緑色画像信号にも
    とづいて行なうものである,請求項7に記載のスキャナ
    における補間画素生成方法。
  10. 【請求項10】 上記赤色補間対象画素補正処理および
    上記青色補間対象画素補正処理が,上記赤色補間対象画
    素および上記青色補間対象画素に対応する,上記緑色映
    像信号によって表わされる緑色画素およびこの緑色画素
    の両側に隣接する緑色画素の信号にもとづいて行なうも
    のである,請求項7に記載のスキャナにおける補間画素
    生成方法。
  11. 【請求項11】 上記赤色補間対象画素補正処理および
    上記青色補間対象画素補正処理が,上記平均信号に補正
    値を加えるものである,請求項7に記載のスキャナにお
    ける補間画素生成方法。
  12. 【請求項12】 上記補正値が,上記赤色補間対象画素
    および上記青色補間対象画素に対応する緑色画素を表わ
    す緑色映像信号からこの緑色画素の両側に隣接する緑色
    画素を表わす緑色映像信号の平均信号を減算することに
    より得られる値である,請求項11に記載のスキャナにお
    ける補間画素生成方法。
JP27693196A 1996-09-30 1996-09-30 スキャナおよびその補間画素生成方法 Expired - Fee Related JP3702051B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27693196A JP3702051B2 (ja) 1996-09-30 1996-09-30 スキャナおよびその補間画素生成方法
US08/940,812 US6028971A (en) 1996-09-30 1997-09-30 Scanner and method of generating interpolated pixels therein

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27693196A JP3702051B2 (ja) 1996-09-30 1996-09-30 スキャナおよびその補間画素生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10108033A true JPH10108033A (ja) 1998-04-24
JP3702051B2 JP3702051B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=17576408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27693196A Expired - Fee Related JP3702051B2 (ja) 1996-09-30 1996-09-30 スキャナおよびその補間画素生成方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6028971A (ja)
JP (1) JP3702051B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10341447A (ja) * 1997-04-11 1998-12-22 Fuji Photo Film Co Ltd 画像信号処理装置
TWI259408B (en) * 2003-07-29 2006-08-01 Realtek Semiconductor Corp Color edge eliminating method
JP4527505B2 (ja) * 2004-11-18 2010-08-18 株式会社リコー 画像読取装置、画像読取方法および画像処理装置
US7840086B2 (en) * 2005-10-12 2010-11-23 The Regents Of The University Of California Method for inpainting of images
JP5672872B2 (ja) * 2010-09-08 2015-02-18 株式会社リコー 画像形成装置
WO2017131618A1 (en) * 2016-01-25 2017-08-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Interpolating pixel values
US10529079B2 (en) * 2018-02-04 2020-01-07 Applied Research, LLC Target detection, tracking, and classification in compressive measurement domain

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2929455B2 (ja) * 1988-03-07 1999-08-03 カシオ計算機株式会社 複写装置
US5042079A (en) * 1988-08-12 1991-08-20 Casio Computer Co., Ltd. Method of recording/reproducing data of mesh pattern, and apparatus therefor
US4945406A (en) * 1988-11-07 1990-07-31 Eastman Kodak Company Apparatus and accompanying methods for achieving automatic color balancing in a film to video transfer system
US5038216A (en) * 1989-04-20 1991-08-06 Eastman Kodak Company Automatic brightness algorithm in a slide to video transfer unit
US5686960A (en) * 1992-01-14 1997-11-11 Michael Sussman Image input device having optical deflection elements for capturing multiple sub-images
US5537490A (en) * 1992-06-04 1996-07-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Line image processing method
US5475769A (en) * 1992-07-13 1995-12-12 Polaroid Corporation Method and apparatus for recovering image data through the use of a color test pattern
DE69431518D1 (de) * 1993-03-31 2002-11-14 Luma Corp Informationsverwaltung in einem endoskopiesystem
JPH07287325A (ja) * 1994-02-23 1995-10-31 Sony Corp 光学データ読み取り装置及びその光源装置
US5550653A (en) * 1995-06-05 1996-08-27 Xerox Corporation Color sensor array and system for scanning simple color documents

Also Published As

Publication number Publication date
US6028971A (en) 2000-02-22
JP3702051B2 (ja) 2005-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10126796A (ja) デュアル・モード・ソフトウェア処理を用いた動画・静止画像用デジタル・カメラ
WO2006041071A1 (ja) 撮像装置
JP3487361B2 (ja) フイルムスキャナの露出制御装置並びに画像信号処理方法及びガンマ補正方法
JP2977232B2 (ja) 色ずれ補正装置
JP3702051B2 (ja) スキャナおよびその補間画素生成方法
JP2000041179A (ja) 画像入力装置のシェーディング補正方法および画像入力 装置
JP3730063B2 (ja) 色成分生成装置および色成分生成方法並びにこれを用いた多色画像撮像装置
JP2003101815A (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
JP3647052B2 (ja) 撮像装置
JPH07123421A (ja) 撮像装置
JPH06339077A (ja) 固体撮像装置
JPH04275776A (ja) 画像読み取り装置
KR100338073B1 (ko) 단색 이미지 센서를 이용한 칼라 화상 스캐닝 장치
JPH09247548A (ja) 固体撮像装置
JP3601617B2 (ja) 画像読取装置
JP4478934B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2000261817A (ja) 撮像装置
JP2006180108A (ja) デジタルカメラ
JP4348789B2 (ja) 撮像装置
JP2890573B2 (ja) 撮像装置
KR100272338B1 (ko) 인터라인트랜스퍼시시디의출력신호변환장치
JP3459586B2 (ja) スキャナ装置
JP3791044B2 (ja) 映像信号処理回路およびそれを有するビデオカメラ
JPH09271030A (ja) ラインセンサカメラ
JPH07162874A (ja) 単板式高感度カラーカメラ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees