JPH06339077A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH06339077A
JPH06339077A JP5152862A JP15286293A JPH06339077A JP H06339077 A JPH06339077 A JP H06339077A JP 5152862 A JP5152862 A JP 5152862A JP 15286293 A JP15286293 A JP 15286293A JP H06339077 A JPH06339077 A JP H06339077A
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JP5152862A
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Hiroshi Fukui
博 福井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フレーム蓄積モードで動作され、2ライン同
時読み出しができるCCDイメージセンサ1の水平レジ
スタ4を介して一方のフィールドの撮像出力を読み出
し、水平レジスタ5を介して他方のフィールドの撮像出
力としてスミア成分のみの撮像出力を読み出し、それら
各フィールドの撮像出力を減算器8が減算合成するの
で、スミア成分を除去できる 【効果】 特別な回路を設けることなくスミア成分のな
い画素情報を出力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCCDイメージセンサ等
の固体撮像素子を有した固体撮像装置に関し、特にその
スミア成分を除去できるような固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置に用いられる受光部を有す
るCCDイメージセンサ等の固体撮像素子においては、
光が垂直レジスタに直接入射することによってスミアが
発生する。
【0003】このようなスミアによる悪影響を抑える技
術として、従来、水平レジスタの出力端にスミア補正回
路を設ける技術や、前フィールドのスミアレベルに応じ
たポテンシャルバリアを形成する技術等が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スミアを除
去するために、スミア補正回路を設ける場合では回路構
成が複雑化する。また、低スミア化のために、前フィー
ルドのスミアレベルに応じたポテンシャルバリアを形成
する技術では、スミアレベルを検出するための領域やポ
テンシャルバリアを形成するための領域が必要であり、
その制御も複雑となる。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、複雑な回路を設けることなくスミアのない画素
情報を得られる固体撮像装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像装
置は、垂直転送部を介して転送されてくる撮像電荷を2
つの水平転送部を介して2ライン分同時に読み出し、フ
ィールド毎に全画素分の撮像情報を出力する2ライン同
時読み出し型の固体撮像素子を備える固体撮像装置であ
って、一方の水平転送部を介して一方のフィールドの撮
像出力を読み出すと共に、他方の水平転送部を介して他
方のフィールドの撮像出力としてスミア成分のみの撮像
出力を読み出し、各水平転送部を介して読み出される各
フィールドの撮像出力を減算手段により減算合成するこ
とによって上記課題を解決する。
【0007】ここで、上記固体撮像素子をフレーム蓄積
モードで動作させてもよい。このフレーム蓄積モードと
は、一方のフィールドの撮像出力及び他方のフィールド
のスミア成分のみの撮像出力の読み出しを一方の水平転
送部及び他方の水平転送部を介してフレーム単位で行う
ものである。
【0008】また、上記固体撮像素子をフィールド蓄積
モードで動作させてもよい。このフィールド蓄積モード
とは、一方のフィールドの撮像出力及び他方のフィール
ドのスミア成分のみの撮像出力の読み出しを一方の水平
転送部及び他方の水平転送部を介してフィールド単位で
行うものである。
【0009】また、上記固体撮像素子を電子シャッタ機
能により動作させ、一方のフィールドの画素の撮像電荷
をフィールド毎に交互に掃き捨てるようにしてもよい。
【0010】また、本発明に係る固体撮像装置は、受光
部に得られる撮像電荷を1フレーム期間毎に垂直転送部
に読み出し、上記垂直転送部を介して転送されてくる撮
像電荷を2つの水平転送部を介して2ライン分同時に読
み出し、フィールド毎に全画素分の撮像情報を出力する
2ライン同時読み出し型の固体撮像素子と、上記固体撮
像素子の一方の水平転送部を介して読み出される撮像出
力を1フィールド期間遅延させる遅延手段と、上記固体
撮像素子の他方の水平転送部を介して読み出される撮像
出力と上遅延手段により遅延された撮像出力とを減算合
成する減算手段とを備えてなることによって上記課題を
解決する。
【0011】
【作用】本発明に係る固体撮像装置は、固体撮像素子が
垂直転送部を介して転送されてくる撮像電荷を2つの水
平転送部を介して2ライン分同時に読み出し、フィール
ド毎に全画素分の撮像情報を出力する2ライン同時読み
出し型の固体撮像素子であり、該固体撮像素子の2つの
水平転送部の内の一方の水平転送部が出力した一方のフ
ィールドの撮像出力と、他方の水平転送部が出力した他
方のフィールドのスミア成分のみの撮像出力とを減算手
段が減算合成するので、特別な回路を設けることなくス
ミア成分のない画素情報を出力できる。
【0012】また、本発明に係る固体撮像装置は、固体
撮像素子が受光部に得られる撮像電荷を1フレーム期間
毎に垂直転送部に読み出し、上記垂直転送部を介して転
送されてくる撮像電荷を2つの水平転送部を介して2ラ
イン分同時に読み出し、フィールド毎に全画素分の撮像
情報を出力する2ライン同時読み出し型の固体撮像素子
であり、該固体撮像素子の2つの水平転送部の内の一方
の水平転送部が出力した一方の撮像出力を遅延手段が遅
延させ、減算手段が該固体撮像素子の2つの水平転送部
の内の他方の水平転送部が出力する撮像出力と上記遅延
手段が遅延させた撮像出力とを減算合成するので、複雑
な回路を設けることなくスミア成分を除去できる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係る固体撮像装置の好適な
実施例を図面を参照しながら説明する。
【0014】先ず、通常のインターライン(IT)型C
CDイメージセンサのフレーム読み出しに相当する読み
出しモードであるフレーム蓄積モードで動作され、垂直
転送部を介して転送されてくる撮像電荷を2つの水平転
送部を介して2ライン分同時に読み出し、フィールド毎
に全画素分の撮像情報を出力する2ライン同時読み出し
型の固体撮像素子であるCCDイメージセンサを備えた
固体撮像装置を第1の実施例とし、その構造を図1を参
照しながら説明する。
【0015】この第1の実施例は、上記CCDイメージ
センサ1の一方の水平転送部である水平レジスタ4を介
して一方のフィールドの撮像出力を読み出すと共に、他
方の水平転送部である水平レジスタ5を介して他方のフ
ィールドの撮像出力としてスミア成分のみの撮像出力を
読み出し、各水平レジスタ4、5を介して読み出される
各フィールドの撮像出力を減算手段である減算器8によ
り減算合成する。
【0016】この第1の実施例に用いられるCCDイメ
ージセンサ1は、半導体基板を用いて形成され、その半
導体基板上にマトリクス状に受光部2aと2bが縦方向
に交互に位置するように配列される。受光部2aは、1
フレームを形成する2フィールドのライン(以下この2
フィールドのラインの内の一方のフィールドラインをOD
D フィールドライン、他方のフィールドラインをEVENフ
ィールドラインという)の内のODD フィールドライン用
受光部であり、受光部2bは、EVENフィールドライン用
受光部である。
【0017】各受光部2a及び2bは、例えばフォトダ
イオードからなり、その垂直列に沿って電荷転送部であ
る垂直レジスタ3が形成される。この垂直レジスタ3
は、上記受光部2a(ODD フィールドライン用受光部)
からの撮像電荷を転送する転送電極V5 と、上記受光部
2b(EVENフィールドライン用受光部)からの撮像電荷
を転送する転送電極V2 とを含めた計6つの転送電極V
1 、V2 ・・・V6 からなる転送電極部Vm を各受光部
2a(或いは2b)の数だけ有している。
【0018】また、このCCDイメージセンサ1は、そ
れぞれ水平方向を転送方向として並んで設けられた2本
の水平レジスタ4、5を有する。垂直レジスタ3に近い
側の水平レジスタ4は受光部2bから読み出されるEVEN
フィールドラインの撮像電荷を水平方向に転送するレジ
スタであり、垂直レジスタ3に遠い側の水平レジスタ5
は受光部2aから読み出されるODD フィールドラインの
撮像電荷を水平方向に転送するレジスタである。
【0019】この第1の実施例は、上述したような構造
を持つCCDイメージセンサ1に、上記水平レジスタ4
が転送し出力したEVENフィールドラインの撮像出力と上
記水平レジスタ5が転送し出力したODD フィールドライ
ンの撮像出力とを減算合成する減算器8をバッファ6、
7を介して接続してなる。
【0020】すなわち、水平レジスタ4の出力端をバッ
ファ6に接続し、また水平レジスタ5の出力端をバッフ
ァ7に接続する。そして、これらバッファ6、7の出力
端を出力端子9から減算結果を導出する減算器8に接続
する。
【0021】この第1の実施例は、2つのフィールドラ
インの内、一方のフィールドライン例えばODD フィール
ドラインから撮像出力である信号電荷Qsig を読み出す
ときには、他方のEVENフィールドラインからは垂直転送
部3で混入する撮像出力であるスミア電荷Qsme だけを
読み出し、この2つの撮像出力の差を減算器8で求め
て、信号電荷Qsig に含まれていたスミア電荷Qsme
除去し、スミアのない映像信号を得るものである。
【0022】この第1の実施例の動作を上記図1と新た
に図2のタイミングチャートを参照しながら説明する。
【0023】この第1の実施例は、ODD フィールドにお
いては、EVENフィールドラインの撮像電荷を垂直レジス
タ3に読み出さないようにし、EVENフィールドにおいて
は、ODD フィールドラインの撮像電荷を上記垂直レジス
タ3に読み出さないようにする。
【0024】これは、ODD フィールドラインの読み出し
パルスPORS を図2の(A)に示すタイミングで出して
から、ODD フィールドの垂直周期TODD 後に、該読み出
しパルスPORS を出さず、EVENフィールドラインの読み
出しパルスPERS を図2の(B)に示すタイミングで出
すようにすればよい。
【0025】先ず、ODD フィールドラインの読み出しパ
ルスのタイミングを図2の(A)に示すようしてEVENフ
ィールドラインの撮像電荷を読み出さないようにしたOD
D フィールドラインの撮像電荷の読み出しでは、水平レ
ジスタ4に信号電荷Qsig +スミア電荷Qsme が送り出
され、水平レジスタ5にスミア電荷Qsme が送り出され
る。
【0026】これにより、水平レジスタ4よりODD フィ
ールドラインの信号電荷Qsig +スミア電荷Qsme が撮
像出力としてバッファ6を介して減算器8に出力され、
水平レジスタ5よりEVENフィールドラインのスミア電荷
sme が撮像出力としてバッファ7を介して減算器8に
出力される。減算器8でこれらの差分をとることによ
り、ODD フィールドラインの信号電荷Qsig のみを取り
出すことができる。
【0027】次に、EVENフィールドの読み出しパルスの
タイミングを図2の(B)に示すようにしてODD フィー
ルドラインの撮像電荷を読み出さないようにしたEVENフ
ィールドラインの撮像電荷の読み出しでは、水平レジス
タ5よりEVENフィールドラインの撮像出力である信号電
荷Qsig +スミア電荷Qsme がバッファ7を介して減算
器8に出力され、水平レジスタ4よりODD フィールドラ
インの撮像出力であるスミア電荷Qsme がバッファ6を
介して減算器8に出力される。減算器8でこれらの差分
をとることにより、EVENフィールドラインの信号電荷Q
sig のみを取り出すことができる。
【0028】以上より、この第1の実施例は、特別な付
加回路を必要とせず、スミアを除去できる。
【0029】次に、通常のIT型CCDイメージセンサ
のフィールド読み出しに相当する読み出しモードである
フィールド蓄積モードで動作され、垂直転送部を介して
転送されてくる撮像電荷を2つの水平転送部を介して2
ライン分同時に読み出し、フィールド毎に全画素分の撮
像情報を出力する2ライン同時読み出し型の固体撮像素
子であるCCDイメージセンサを備えた固体撮像装置を
第2の実施例とし、その構造を図3を参照しながら説明
する。
【0030】この第2の実施例は、上記CCDイメージ
センサ11の一方の水平転送部である水平レジスタ14
を介して一方のフィールドの撮像出力を読み出すと共
に、他方の水平転送部である水平レジスタ15を介して
他方のフィールドの撮像出力としてスミア成分のみの撮
像出力を読み出し、各水平レジスタ14、15を介して
読み出される各フィールドの撮像出力を減算手段である
減算器18により減算合成する。
【0031】この第2の実施例に用いられるCCDイメ
ージセンサ11は、半導体基板を用いて形成され、その
半導体基板上にマトリクス状に受光部12aと12bが
縦方向に交互に位置するように配列される。受光部12
aは、1フレームを形成する2フィールドのライン(OD
D フィールドライン、EVENフィールドライン)の内のOD
D フィールドライン用受光部であり、受光部12bは、
EVENフィールドライン用受光部である。
【0032】各受光部12a及び12bは、例えばフォ
トダイオードからなり、その垂直列に沿って電荷転送部
である垂直レジスタ13が形成される。この垂直レジス
タ13は、上記受光部12a(ODD フィールドライン用
受光部)からの撮像電荷を転送する転送電極V15と、上
記受光部12b(EVENフィールドライン用受光部)から
の撮像電荷を転送する転送電極V12とを含めた計6つの
転送電極V11、V12・・・V16からなる転送電極部VM
を各受光部12a(或いは12b)の数だけ有してい
る。
【0033】また、このCCDイメージセンサ11は、
それぞれ水平方向を転送方向として並んで設けられた2
本の水平レジスタ14、15を有する。垂直レジスタ1
3に近い側の水平レジスタ14は受光部12bから読み
出されるEVENフィールドラインの撮像電荷を水平方向に
転送するレジスタであり、垂直レジスタ13に遠い側の
水平レジスタ15は受光部12aから読み出されるODD
フィールドラインの撮像電荷を水平方向に転送するレジ
スタである。
【0034】この第2の実施例は、上述したような構造
を持つCCDイメージセンサ11に、上記水平レジスタ
14が転送し出力したEVENフィールドラインの撮像出力
と上記水平レジスタ15が転送し出力したODD フィール
ドラインの撮像出力とを減算合成する減算器18をバッ
ファ16、17を介して接続してなる。
【0035】すなわち、水平レジスタ14の出力端をバ
ッファ16に接続し、また水平レジスタ15の出力端を
バッファ17に接続する。そして、これらバッファ1
6、17の出力端を出力端子19から減算結果を導出す
る減算部18に接続する。
【0036】この第2の実施例は、ODD フィールドライ
ン、EVENフィールドラインを同時に読み出し、例えば図
3において、垂直レジスタの転送電極V12とV15に読み
出した撮像電荷を転送電極V13、V14を通じて混合した
後、転送電極V12にまとめて、以降、通常の転送により
水平レジスタ14、15に送り、撮像電荷のない垂直レ
ジスタ13(この場合V15)が最終的に送られる水平転
送ラインより得られるスミア成分を信号電荷成分より差
し引いて、スミア成分のない映像信号を得るものであ
る。
【0037】すなわち、一方のフィールドライン例えば
ODD フィールドラインから撮像出力である信号電荷Q
sig を読み出し、他方のEVENフィールドラインからは垂
直転送部13で混入する撮像出力であるスミア電荷Q
sme を読み出し、この2つの撮像出力の差を減算部18
で求めて、信号電荷Qsig に含まれていたスミア電荷Q
sme を除去し、スミアのない映像信号を得るものであ
る。
【0038】この第2の実施例の動作を上記図3と新た
に図4のタイミングチャートを参照しながら説明する。
【0039】この第2の実施例は、ODD フィールドにお
いては、ODD フィールドライン及びEVENフィールドライ
ンを図4の(A)及び図4の(B)に示すような読み出
しパルスで読み出す。
【0040】これは、ODD フィールドラインの読み出し
パルスPORS を図4の(A)に示すタイミングで出して
から、すぐに図4の(B)に示すタイミングでEVENフィ
ールドラインの読み出しパルスPERS を出し、図4の
(A)に示すODD フィールドの垂直周期TODD 後に該読
み出しパルスPORS を出してから、すぐに図4の(B)
に示すタイミングでEVENフィールドラインの読み出しパ
ルスPERS を出すようにすればよい。
【0041】先ず、ODD フィールドにおいては、ODD フ
ィールドライン及びEVENフィールドラインが上記図4の
(A)及び図4の(B)に示すタイミングで読み出され
るので、ODD フィールドラインの信号電荷Qsig が垂直
レジスタ13の転送電極V12に、EVENフィールドライン
のスミア電荷Qsme が垂直レジスタ13の転送電極V15
に読み出される。この後、垂直レジスタ13での垂直転
送開始までの期間に、転送電極V15に入ったEVENフィー
ルドラインの信号電荷が転送電極V13、V14を通して転
送電極V12に集められ、転送電極V15が空になった状態
で垂直転送が開始される。
【0042】また、EVENフィールドにおいては、転送電
極V12に入ったODD フィールドラインの信号電荷Qsig
が転送電極V11、V16を通して転送電極V15に集めら
れ、転送電極V12が空になった状態で垂直転送が開始さ
れる。
【0043】すると、2本の水平レジスタ14、15か
ら信号電荷Qsig +スミア電荷Qsme 及びスミア電荷Q
sme の2つの信号がバッファ16及び17を介して交互
に出力され、減算器18でこれらの差分をとることによ
り、信号電荷Qsig のみの出力を得ることが可能とな
る。
【0044】以上より、この第2の実施例も、特別な付
加回路を必要とせず、スミアを除去できる。
【0045】次に、IT型CCDイメージセンサのフレ
ーム蓄積動作に近い読み出しモードで動作され、垂直転
送部を介して転送されてくる撮像電荷を2つの水平転送
部を介して2ライン分同時に読み出し、フィールド毎に
全画素分の撮像情報を出力する2ライン同時読み出し型
の固体撮像素子であるCCDイメージセンサを備えた固
体撮像装置を第3の実施例として図5を参照しながら説
明する。
【0046】上記IT型CCDイメージセンサのフレー
ム蓄積動作に近い読み出しモードを実現するには、上記
CCDイメージセンサを電子シャッタ機能により動作さ
せ、一方のフィールドの画素の撮像電荷をフィールド毎
に交互に掃き捨てるようにすればよい。
【0047】この第3の実施例は、上記第1の実施例と
同様な構成であるので、構成の説明をここでは省略し、
その動作を図5のタイミングチャートを参照しながら説
明する。
【0048】この図5において、読み出そうとするフィ
ールドが例えばODD フィールドである時は、先ず、図5
の(A)に示すようにODD ラインの読み出しパルスP
OR1 を加え、ODD フィールドラインの撮像電荷である信
号電荷Qsig を通常に読み出す。このときの垂直周期は
V1であるが、すでにODD フィールドライン用の受光部
には、図5の(D)に示すように垂直周期TV0で図示し
ないスミア電荷Qsme がODD ラインの撮像電荷として蓄
積されているので、垂直周期TV1では、信号電荷Qsig
+スミア電荷Qsme が読み出されることになる。
【0049】次に、この垂直周期TV1中の、上記ODD ラ
インの逆のEVENラインの読み出しは、図5の(B)に示
すEVENラインの読み出しパルスPER1 を加えればよいの
であるが、この第3の実施例では、上記EVENラインの読
み出しパルスPS1の前に図5の(C)に示すようなタイ
ミングでシャッタパルスPS1を加えている。このため、
EVENラインで読み出される信号は、時間の長さが上記OD
D ラインで読み出される信号電荷Qsig +スミア電荷Q
sme に等しい図5の(E)に示すようなスミア電荷Q
sme となる。
【0050】その後、通常に水平レジスタに垂直転送を
行うと、ODD フィールドラインの水平レジスタに電荷信
号Qsig +スミア電荷Qsme が得られ、EVENフィールド
ラインの水平レジスタにスミア電荷Qsme が得られるの
で、これらの差分からスミアのない図5の(F)に示す
ような電荷信号Qsig を得ることができる。
【0051】また、この図5において、読みだそうとす
るフィールドが例えばEVENフィールドである時は、先
ず、図5の(B)に示すようにEVENラインの読み出しパ
ルスPER2 を加え、EVENフィールドラインの信号電荷Q
sig を通常に読み出す。このときの垂直周期はTV2であ
るが、すでにEVENフィールドライン用の受光部には、図
5のDに示すように垂直周期TV1でスミア電荷Qsme
EVENラインの信号として蓄積されているので、垂直周期
V2では、信号電荷Qsig +スミア電荷Qsme が読み出
されることになる。
【0052】次に、この垂直周期TV2中の、上記EVENラ
インの逆のODD ラインの読み出しは、図5の(A)に示
すODD ラインの読み出しパルスPOR2 を加えればよいの
であるが、この第3の実施例では、上記ODD ラインの読
み出しパルスPOR2 の前に図5の(C)に示すようなタ
イミングでシャッタパルスPS2を加えている。このた
め、ODD ラインで読み出される信号は、時間の長さが上
記EVENラインで読み出される信号電荷Qsig +スミア電
荷Qsme に等しい図5の(D)に示すようなスミア電荷
sme となる。
【0053】その後、通常に水平レジスタに垂直転送を
行うと、EVENフィールドラインの水平レジスタに電荷信
号Qsig +スミア電荷Qsme が得られ、ODD フィールド
ラインの水平レジスタにスミア電荷Qsme が得られるの
で、これらの差分からスミアのない図5の(F)に示す
ような電荷信号Qsig を得ることができる。
【0054】そして、上述した垂直周期TV1とTV2での
それぞれの動作を垂直周期TV3とそれに続く周期で繰り
返すようにする。
【0055】以上より、この第3の実施例も、特別な付
加回路を必要とせず、スミアを除去できる。
【0056】次に、受光部に得られる撮像電荷を1フレ
ーム期間毎に垂直転送部に読み出し、上記垂直転送部を
介して転送されてくる撮像電荷を2つの水平転送部を介
して2ライン分同時に読み出し、フィールド毎に全画素
分の撮像情報を出力する2ライン同時読み出し型の固体
撮像素子であるCCDイメージセンサを備えた固体撮像
装置を第4の実施例として、その構造を図6を用いて説
明する。
【0057】この第4の実施例は、上記CCDイメージ
センサ21に、上記CCDイメージセンサ21の一方の
水平転送部を介して読み出される撮像出力を1フィール
ド期間遅延させる遅延手段であるフィールドメモリ22
と、上記CCDイメージセンサ21の他方の水平転送部
を介して読み出される撮像出力と上記フィールドメモリ
22により遅延された撮像出力とを減算合成する減算手
段である減算器25とを接続してなる。
【0058】すなわち、この第4の実施例は、フレーム
の全信号を出力端子21a、21bを介して2出力に分
割し1フィールド期間で出力するCCDイメージセンサ
21に、該CCDイメージセンサ21の上記出力端子2
1bからの信号を1フィールド遅延させるフィールドメ
モリ22を接続して、該フィールドメモリ22からの遅
延信号と上記出力端子21aからの信号とを可動接片の
切り換えがフィールド単位で行われる切り換え部23、
24に供給し、該切り換え部23、24の切り換え出力
を減算部25に供給し、該減算部25にてスミア電荷成
分を除去し、信号電荷成分のみを信号処理部26に供給
し、該信号処理部26にて所定の信号の処理を施し、出
力端子27から出力する。
【0059】上記CCDイメージセンサ21は、フィー
ルド周期単位で全画素を読み出し、フレームの全信号を
2出力に分割して出力できるので、受光部からの信号の
読み出しは1フレームに1回で良いことになる。一方、
垂直駆動を信号の読み出し終了(1フィールド後)で終
わりとせず、連続して行う。この場合、第2フィールド
目には、自動的に垂直転送部の空送り信号が得られる。
【0060】以下図7のタイミングチャートを参照しな
がら、この第4の実施例の動作を説明する。図7の
(A)に示すのは、垂直周期のパルスの発生タイミング
である。上記CCDイメージセンサ21の受光部からの
信号の読み出しは1フレームに1回、すなわち2垂直周
期に1回で良い。このため、受光部の信号読み出しパル
スは、図7の(B)に示すように発生される。
【0061】この図7の(B)のタイミングで発生され
る読み出しパルスによって、上記CCDイメージセンサ
21の出力端子21aから出力される信号を図7の
(C)に示す。また、出力端子21bから出力される信
号を図7の(D)に示す。
【0062】出力端子21bから出力される図7の
(D)に示す信号は、上記フィールドメモリ22に供給
される。すると上記フィールドメモリ22により1フィ
ールド分(期間)遅延されて、図7の(E)に示すよう
なタイミングとなる。
【0063】上記フィールドメモリ22からの遅延出力
と、上記出力端子21aからの信号出力とをフィールド
単位で連動して切り換えられる切り換え部23と切り換
え部24により切り換え、減算部25に入力するタイミ
ングを調整する。減算部25では、タイミングが調整さ
れた2つの出力、すなわち図7の(C)に示す信号と図
7の(E)に示す信号とを減算する。図7の(F)に示
すのがその減算出力信号である。この減算出力信号は、
スミア電荷が除去された信号電荷のみとなる。
【0064】そして、信号処理部26にて所定の信号処
理を施し、その出力信号を出力端子27からスミアを除
去しTV標準に沿った順次信号として出力する。
【0065】なお、この第4の実施例では、CCDイメ
ージセンサ21の内部の垂直転送部である垂直レジスタ
の転送電極V21〜V26を図8の(A)に示すように完全
に独立させても、また、例えば図8の(B)に示すよう
に転送電極V21〜V23、V24〜V26を同相駆動としても
よい。
【0066】以上、この第4の実施例によれば、自動的
に得られる垂直転送の空送り信号を利用してスミアのな
い映像を得ることができる。
【0067】なお、本発明に係る固体撮像装置は、上記
実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、スミア
電荷を除去するために用いられる減算器に、差動増幅器
を用いてもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明に係る固体撮像装置は、垂直転送
部を介して転送されてくる撮像電荷を2つの水平転送部
を介して2ライン分同時に読み出し、フィールド毎に全
画素分の撮像情報を出力する2ライン同時読み出し型の
固体撮像素子を備える固体撮像装置であって、一方の水
平転送部を介して一方のフィールドの撮像出力を読み出
すと共に、他方の水平転送部を介して他方のフィールド
の撮像出力としてスミア成分のみの撮像出力を読み出
し、各水平転送部を介して読み出される各フィールドの
撮像出力を減算手段により減算合成するので、特別な回
路を設けることなくスミア成分のない画素情報を出力で
き、低コストで完全なスミアキャンセルを実現できる。
【0069】また、本発明に係る固体撮像装置は、受光
部に得られる撮像電荷を1フレーム期間毎に垂直転送部
に読み出し、上記垂直転送部を介して転送されてくる撮
像電荷を2つの水平転送部を介して2ライン分同時に読
み出し、フィールド毎に全画素分の撮像情報を出力する
2ライン同時読み出し型の固体撮像素子と、上記固体撮
像素子の一方の水平転送部を介して読み出される撮像出
力を1フィールド期間遅延させる遅延手段と、上記固体
撮像素子の他方の水平転送部を介して読み出される撮像
出力と上遅延手段により遅延された撮像出力とを減算合
成する減算手段とを備えてなるので、スミア成分を除去
でき、複雑な回路を必要とせず完全なスミアキャンセル
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置の第1の実施例の構
造を示す模式図である。
【図2】図1に示した第1の実施例の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る固体撮像装置の第2の実施例の構
造を示す模式図である。
【図4】図3に示した第2の実施例の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図5】本発明に係る固体撮像装置の第3の実施例の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】本発明に係る固体撮像装置の第4の実施例の構
成を説明するためのブロック図である。
【図7】図6に示した第4の実施例の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図8】図6に示した第4の実施例のCCDイメージセ
ンサの垂直転送部の駆動を示す模式図である。
【符号の説明】
2a・・・・・EVENフィールド用受光部 2b・・・・・ODD フィールド用受光部 3・・・・・・垂直転送部 4、5・・・・水平転送部 8・・・・・・減算器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直転送部を介して転送されてくる撮像
    電荷を2つの水平転送部を介して2ライン分同時に読み
    出し、フィールド毎に全画素分の撮像情報を出力する2
    ライン同時読み出し型の固体撮像素子を備える固体撮像
    装置であって、 一方の水平転送部を介して一方のフィールドの撮像出力
    を読み出すと共に、他方の水平転送部を介して他方のフ
    ィールドの撮像出力としてスミア成分のみの撮像出力を
    読み出し、各水平転送部を介して読み出される各フィー
    ルドの撮像出力を減算手段により減算合成することを特
    徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記固体撮像素子をフレーム蓄積モード
    で動作させることを特徴とする請求項1記載の固体撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 上記固体撮像素子をフィールド蓄積モー
    ドで動作させることを特徴とする請求項1記載の固体撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 上記固体撮像素子を電子シャッタ機能に
    より動作させ、一方のフィールドの画素の撮像電荷をフ
    ィールド毎に交互に掃き捨てることを特徴とする請求項
    1記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 受光部に得られる撮像電荷を1フレーム
    期間毎に垂直転送部に読み出し、上記垂直転送部を介し
    て転送されてくる撮像電荷を2つの水平転送部を介して
    2ライン分同時に読み出し、フィールド毎に全画素分の
    撮像情報を出力する2ライン同時読み出し型の固体撮像
    素子と、 上記固体撮像素子の一方の水平転送部を介して読み出さ
    れる撮像出力を1フィールド期間遅延させる遅延手段
    と、 上記固体撮像素子の他方の水平転送部を介して読み出さ
    れる撮像出力と上遅延手段により遅延された撮像出力と
    を減算合成する減算手段とを備えてなることを特徴とす
    る固体撮像装置。
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