JPH06133321A - Ccd撮像装置 - Google Patents

Ccd撮像装置

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Publication number
JPH06133321A
JPH06133321A JP4302989A JP30298992A JPH06133321A JP H06133321 A JPH06133321 A JP H06133321A JP 4302989 A JP4302989 A JP 4302989A JP 30298992 A JP30298992 A JP 30298992A JP H06133321 A JPH06133321 A JP H06133321A
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JP
Japan
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ccd
signal
field
shift register
ccds
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Pending
Application number
JP4302989A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sekine
義之 関根
Osamu Kuno
治 久野
Yasumasa Kodama
安正 児玉
Takahisa Tsuchiya
堯央 土屋
Shinichi Kato
伸一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH06133321A publication Critical patent/JPH06133321A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 奇数偶数フィールド間に時間差のない高速の
フレーム画を電子シャッタを使用して得るようにした電
子カメラに好適なCCD撮像装置を提供する。 【構成】 撮像装置を構成する3個のインタライン型C
CDのうち、2個は輝度信号の主成分であるG(緑)チ
ャンネル用CCD5及びCCD6で構成し、他の1個は
R(赤)とB(青)のストライプ配列したCCD7で構
成する。撮像装置は同時露光され、CCD5からは奇数
フィールドを、CCD6からは偶数フィールドの信号を
同時に読み出し、読み出した信号をデジタル信号に変換
して、フィールドメモリ11〜13に格納する。フィー
ルドメモリから信号を順次読み出してフレーム画を再生
する。奇数フィールドと偶数フィールドの時間差1/6
0秒の画ずれのないフレーム画をメカニカルシャッタに
代えて電子シャッタで得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージセンサとして
CCDを使用した多板式CCD電子カメラに適用して好
適なCCD多板式撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来の一般的なCCDイ
メージセンサを使用した撮像装置においては、垂直方向
のセンサーの数は、NTSC方式では約500、PAL
方式では約600あり、テレビジョンの1フレーム画像
に対応しているが、1度に1フレーム分の信号を取り出
すことはできず、1フィールドずつ順次取り出す構造に
なっている。したがって、この撮像装置を電子カメラに
適用した場合、1/60秒以上のフィールド画なら電子
シャッタにより簡単に得られるが、奇数・偶数フィール
ド間に時間差のない高速なフレーム画像を得るためには
メカニカルシャッタを設けざるを得ない状況にある。し
かし、メカニカルシャッタは電子シャッタに比べると耐
久性、コスト、性能(精度、シャッタスピード)等が格
段に劣るため、メカニカルシャッタを使用しないものが
望まれる。
【0003】図6に電子カメラ等の撮像装置に使用され
ているCCDの転送方式としてインタライン型CCDの
転送例を示しているが、フォトセンサ18で光電変換さ
れて蓄積された信号電荷を垂直シフトレジスタ(垂直C
CD)19へ読み出すのに、以下に説明するように1度
に1フィールド分の読み出し(転送)しかできないもの
である。この読み出しは、垂直ブランキング期間に奇数
フィールド、偶数フィールドの順に行うが、その読み出
し方には2通りの方法が採用されている。以下、図5に
基づいて概略説明する。
【0004】まず、図5の(A)には、フィールド読み
出しが示されている。この読み出しは、奇数フィールド
及び偶数フィールドとも全画素の信号が、垂直ブランキ
ング期間に毎回垂直シフトレジスタ19に垂直方向に2
画素ずつ読み出される。読み出された信号電荷は、奇数
フィールドでは1行目と2行目、3行目と4行目・・・
n行目とn+1行目を垂直CCD19内部でそれぞれ加
算し、その後水平ブランキング期間に水平シフトレジシ
タ20(図6)に1ラインずつ転送され、順次水平方向
に出力部21(図6)へ出力される。
【0005】次に、偶数フィールドでは、前記信号が加
算されるフォトセンサ18の組み合わせを変更して、2
行目と3行目、4行目と5行目・・・n+1行目とn+
2行目の信号をそれぞれ垂直シフトレジスタ19内部で
加算し、その後、水平シフトレジスタ20に一ラインず
つ転送されて出力部21へ出力される。このフィールド
読み出しは、毎フィールド、フォトセンサ18から信号
が読み出されるため、信号の光電変換時間は1フィール
ド時間(1/60秒)となる。
【0006】一方、図4の(B)には、他の読み出し法
であるフレーム読み出し法を示している。このフレーム
読み出し法は、奇数フィールドでは、奇数行のフォトセ
ンサの信号電荷のみを垂直シフトレジスタ19に読み出
し、偶数フィールドでは、偶数行のフォトセンサの信号
電荷のみを垂直シフトレジスタ19へ読み出す。この読
み出された信号電荷をフィールド毎に水平シフトレジス
タ20に1ラインずつ転送して順次水平方向に出力部2
1へ出力される。
【0007】前記いずれの読み出し法を採用しても、フ
ォトセンサ18から垂直シフトレジスタ19への読み出
しは1度に1フィールド分しかできず、奇数フィールド
と偶フィールド間の読み出し時間差が1/60秒あるこ
とになる。
【0008】ところで、電子カメラに使用する撮像装置
おいて、1/60秒以上の高速シャッタによりスチル画
を得るために、従来、電子シャッタとメカニカルシャッ
タによる方式が採用されている。しかし、両シャッタ方
式には次のような問題点が存在する。まず、電子シャッ
タは、1/60〜1/10000秒程度までのスチル画
を得ることはできるが、前記フォトセンサから垂直シフ
トレジスタへの読み出しからも明らかなように、1フィ
ールド分ずつ順次読み出すため、次フィールド画との合
成でフレーム画を得たとしても、奇数フィールドと偶両
フィールド間の読み出し時間差が1/60秒あるため、
画のずれたフレーム画しか得られない。
【0009】例えば、電子シャッタにおいて1/500
秒のシャッタ速度の場合、図7の(A)に示すように、
1/60秒の1フィールド期間内で掃き出しパルスを立
てることにより最初フォトセンサに蓄積されている電荷
を掃き出してフォトセンサを空にし、その後1/500
秒だけ信号電荷を蓄積する。この掃き出し処理をフィー
ルド毎に行なった蓄積電荷を奇・偶フィールド毎に読み
出すと、奇数・偶数各々の読み出しパルス直前の情報が
読み出されるため、奇・偶各フィールドでは画が止まる
が、フレーム再生すると各フィールドの情報には1/6
0秒の時間差が生じて画が2か所にぶれて再生されるこ
とになる。
【0010】一方、メカニカルシャッタの場合は、図7
の(B)に示すようにシャッタスピードを1/500秒
に設定してシャッタを切るとフォトセンサには1/50
0秒分の信号電荷が蓄積され、シャッタを切った後は完
全に遮光される。この場合は、フィールド毎の信号電荷
の蓄積はないから、この電荷を奇・偶フィールド毎に読
み出しても、ぶれのないフレーム画が得られる。尚、こ
のメカニカルシャッタは、遮光後最低1/60秒垂直レ
ジスタを空送りして不要なブルーミング、スミア成分を
除去した後、奇・偶フィールド毎に読み出しパルスを立
てて信号を読み出している
【0011】このように、メカニカルシャッタを用いれ
ば、奇数フィールドと偶数フィールド間で時間差のない
高速フレームスチル画が得られるが、電子シャッタと比
較すると耐久性、精度、大きさ、コスト等に問題があ
り、さらにシャッタスピードにも限界がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点に
鑑み、奇数・偶数フィールド間に時間差のない高速のフ
レーム画をメカニカルシャッタを使うことなく電子シャ
ッタを使用して得るようにした多板式CCD撮像装置を
提供する点にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、光電変換機能
を有する複数の画素と、この画素からの信号電荷が転送
される垂直シフトレジスタと、この垂直シフトレジスタ
からの信号電荷が転送される水平シフトレジスタとから
なる少なくとも2個のCCDを備えるCCD多板式撮像
装置において、前記CCDは同時に露光され且つ蓄積さ
れた信号電荷を前記垂直シフトレジスタに同時に転送す
ることを特徴とし、例えば、3個のCCDを備え、前記
CCDのうち2個はG(緑)チャンネル用CCDであ
り、他の1個はR(赤)及びB(青)チャンネル用CC
Dでり、2つのGチャンネル用CCDの一方のCCDか
ら奇数フィールドに対応した信号電荷を、他方のCCD
から偶数フィールドに対応した信号電荷を同時に前記垂
直シフトレジスタに転送するようにした奇数・偶数フィ
ールド間に時間差のない電子カメラのCCD多板式撮像
装置である。
【0014】
【実施例】図1には、本発明撮像装置において使用する
色フィルタを図のように配列した3枚のCCDで構成し
た3板式CCD撮像装置の信号読み出し例を2つ示して
いる。図1において、3板式CCDの構成は、輝度
(Y)信号の主成分であるG(緑)チャンネル用の2個
のCCD5及びCCD6と、R(赤)とB(青)のスト
ライプ配列とした一個のR/Bチャンネル用CCD7で
構成される。以下にこのように構成された各チャンネル
CCDに同時露光により蓄積された信号電荷の垂直シフ
トレジスタへの読み出し法を説明する。
【0015】まず、図1の(A)の読み出し例について
説明する。この読み出しは、同時露光された2枚のGチ
ャンネル用CCDのうち、CCD5からは奇数フィール
ド分のG信号を1行目と2行目、3行目と4行目、・・
・と垂直方向に2画素ずつ合成して同時に読み出し、C
CD6からは偶数フィールド分のG信号を2行目と3行
目、4行目と5行目、・・・と垂直方向に2画素ずつ同
時に読み出す。また、CCD7からのR/B信号を垂直
方向に2画素ずつ奇数フィールドで同時に読み出す。こ
の読み出し法は全体としてフレーム読み出しとなり、同
時に読み出して合成することにより、3枚のCCDから
は時間差のないフレーム読み出しが可能となり、高速フ
レームスチル画を電子シャッターで実現できる。また、
R/B情報の偶数フィールド分は後述するように補間処
理を行う。
【0016】次に、図1の(B)において、前記2枚の
Gチャンネル用CCDを同時露光してCCD5からは奇
数フィールド分のG信号として偶数行から読み出し、C
CD6からは偶数フィールド分のG信号を奇数行から同
時に読み出してフレーム読み出しを行う。これらを合成
することにより時間差のないフレーム読み出しが可能と
なり、高速フレームスチル画を電子シャッタで実現でき
る。
【0017】また、同時露光された他の1枚のCCD7
からはR/B情報を垂直方向に2画素ずつ奇数フィール
ドで読み出し、偶数フィールド分は垂直方向の補間処
理、例えば、CCD7において前記奇数フィールドにお
いて垂直方向に2画素ずつ読み出した情報のうち隣接す
る2つの情報の平均値を用いて補間する。
【0018】本発明撮像装置において、前記両読み出し
いずれの方式を採用してもよいが、図1の(B)の読み
出し方法は、図1の(A)よりもGの垂直解像度は大き
いが、感度は半分となる。
【0019】前記各読み出し方法において、R及びB
は、Gに比べて水平・垂直とも解像度が落ちるが、色情
報は輝度情報に比べれば狭帯域は可能であり、その分G
により輝度情報の解像度を高めていることになる。前記
各チャンネルCCDから同時に読み出した2つのGチャ
ンネル信号及びR/Bチャンネル信号は、以下、図2で
説明するように、一旦、各チャンネルのフィールドメモ
リに入れて奇数・偶数フィールドの順にR、G、B成分
を読み出すようにする。その後は、一般的な信号処理を
施せば、モニタ上への表示や記録媒体へ奇数・偶数フィ
ールドで、ずれのないフレーム画の記録が可能である。
【0020】以下、図2に示すブロック図に基づいて前
記図1の3板式CCDを使用した撮像装置を電子カメラ
システムに適用した例を説明する。図1の前記2個のG
チャンネル用CCD5、CCD6及びR/Bチャンネル
用CCD7からなる撮像装置を備える電子カメラにおい
て、レンズ1を通過した光はプリズム2に入射し、ダイ
クロイックミラー3の面でG信号は直進し、R/B信号
は反射される。G信号は、さらにハーフミラー4で50
%ずつ反射と直進に分けられ、各々CCD5及びCCD
6へG1信号及びG2信号として入射される。さらに、
R/B信号はCCD7へ入射される。
【0021】前記CCD5〜CCD7から読み出した信
号において、Gチャンネル用CCD5とCCD6の信号
から1フレーム分のG信号が同時に得られる。CCD5
〜CCD7から読み出された信号は、各々相関二重サン
プリング回路(CDS)8a〜8cでCCDのランダム
雑音が低減された後、AGC回路9a〜9cに入力され
る。AGC回路9a〜9cからの各フィールド信号はア
ナログ・デジタル変換回路10a〜10cでデジタル信
号に変換されてそれぞれフィールドメモリ11、12、
13に格納される。
【0022】前記フィールドメモリ11〜13に格納さ
れた各チャンネルの信号を次のようにして読み出し、プ
ロセス回路14へ供給する。まず、Gチャンネル信号
は、CCD5の信号G1をフィールドメモリ11から奇
数フィールドの情報として、フィールド切換スイッチS
W2をG1側に切り換えて順次画素毎に読み出してプロ
セス回路14へ送る。R及びBチャンネルの情報はフィ
ールドメモリ13から各々画素毎に順次読み出してプロ
セス回路14へ送る。
【0023】次に、偶数フィールドの情報としては、C
CD6の信号G2をフィールドメモリ12から読み出し
てプロセス回路14へ送り、また、R及びB信号は再び
フィールドメモリ13から読み出してプロセス回路14
へ送る。この場合R及びB情報は後述するように垂直方
向の補間データで対応すると良い。
【0024】プロセス回路14では、ホワイトバランス
修正、γ補正等の電子カメラとしての一般的な信号処理
を施して、プロセス回路14から得られたR、G、Bの
データからマトリクス回路15でマトリクス演算により
Y信号、(R−Y)信号、(B−Y)信号を作る。その
後は、記録・再生系16へ入力して記録するか、又は出
力部17を経てモニタ上に出画する。
【0025】図3に示すブロック図は、図2のフィール
ド読み出しでフィールドメモリ13に格納されたR/B
チャンネルの情報をプロセス回路14へ送る一例を示し
ている。図3は、プロセス回路14の入力直前に設けた
奇数・偶数フィールド切換スイッチSW2を上側に切り
換えて奇数フィールドの信号をプロセス回路14へ送る
態様を示している。奇数フィールドの信号G1は、プロ
セス回路14へ1画素遅延回路22を経てプロセス回路
14へ送られる。
【0026】一方、R/Bフィールドメモリ13から読
み出されるR及びB信号は、あるラインにおいて1画素
毎R信号とB信号が繰り返されてプロセス回路14へ送
られる。今、フィールドメモリ内の特定のラインである
nラインにおいて、図4の(A)に示すようにフィール
ドメモリ13から読み出された信号がBでり、図3のa
点の信号であるとすると、図3のb点には1画素前のR
が来ていて、このR信号がそのままプロセス回路14へ
入力される。さらに、図3のd点には、1画素遅延回路
23及び24で遅延された2画素前のB信号(図3のc
点)と図3のa点に現れている現在のB信号との平均値
がBの信号として現れ、プロセス回路14へ入力され
る。
【0027】nラインの次の画素を読み出すと今度はR
であり、1画素毎切換スイッチSW1の接点は下側に切
り換わる。なお、奇数フィールドを読み出しているため
フィールド切換スイッチSW2は元の状態(上側)を保
持している。そして、図3において前記の時とは逆に今
度はa点にはR信号、c点には2画素前のR信号が現
れ、d点にはそれらの平均値となってR信号がプロセス
回路14へ入力される。また、b点は1画素前のB信号
であり、このB信号はSW1の接点が下側に切り替わっ
ているからB信号としてプロセス回路14へ入力され
る。
【0028】このように、奇数フィールドにおいてR及
びB信号がフィールドメモリ13から読み出されてプロ
セス回路14へ入力される。また、1画素前の信号が基
準となるためG1のラインも前記したように1画素遅延
回路22により1画素分遅延させてR及びBの位置情報
と合わせる。
【0029】次に偶数フィールドのR/B信号のプロセ
ス回路14への供給について説明する。前記説明したよ
うにR/BチャンネルCCD7からは元々1フィールド
分の情報しか得られていない。そこで偶数フィールドに
おいては、フィールド切換スイッチSW2の接点を下側
に切り換えて、図4の(B)に示すように前記奇数フィ
ールドにおいてnライン及び(n+1)ラインとした信
号の平均値を偶数フィールドにおける新たなnラインと
してプロセス回路14へ入力する。
【0030】そのために図3において、偶数フィールド
信号をプロセス回路14へ入力する時は、フィールド切
換スイッチSW2が下側の接点に切り換えられる。あと
は1画素切換スイッチSW1を奇数フィールドで説明し
た時と同様にして切り替え、図3のR/B(n+1)ラ
イン側の処理は奇数フィールドにおけるR/Bnライン
側の処理と全く同様の処理を、1画素遅延回路26及び
27を用いて行う。そして、n/2+(n+1)/2の
平均値処理を施して偶数フィールドにおける新たなnラ
インとして扱い、プロセス回路14へ入力する。G2信
号は、奇数フィールド時と同様1画素遅延回路25で遅
延させてプロセス回路14へ入力する。以上のようにし
てR/B信号はフィールドメモリから読み出されてプロ
セス回路14へ送られる。
【0031】また、他のR/B信号処理方法として、奇
数フィールドについては前記同様の処理を施し、偶数フ
ィールドについては全く奇数フィールドと同じ情報をプ
ロセス回路14へ供給することも可能である。
【0032】これまで説明してきたように、2個のGチ
ャンネル用CCD5及びCCD6から垂直シフトレジス
タへ信号電荷を同時に読み出すことにより、1フレーム
分のG信号が同時に得られ、電子シャッタによりさまざ
まな速度のスチル画を得ることが可能となる。以上、3
板CCDを例に説明したがメカニカルシャッタを使用す
ることなくフレームスチル画を得る形態は、他に白黒2
板CCD、単板カラーCCDを2枚使用した2板CCD
を用いても実施することができる。
【0033】ところで、前記フィールドメモリ11及び
12に格納された2つのG情報G1及びG2を前記実施
例のように読み出す代わりに、1ラインごと交互にNT
SC方式の倍速(1/120秒)で読み出せば1/60
秒に1フレームの画がノンインターレースで出力でき
る。そして、R、Bの情報も1行目、1行目と2行目の
補間値、2行目という読み出しを同様に1/120秒の
読み出し速度で行うとノンインターレースに対応できる
ので、モニタ上にノンインターレースの動画の再現も可
能となる。
【0034】また、前記実施例の場合、2個のGチャン
ネル用CCDからは各々奇数・偶数フィールドの読み出
しをして1フレームを合成するものであるが、これに代
えてCCDをプリズムに固着する際に2個のCCD間で
垂直方向に1列ずらして奇数・偶数フィールドの組み合
わせで読み出しても等価である。
【0035】
【発明の効果】本発明を電子シャッタに適用すると、奇
数・偶数フィールド間に時間差のない、すなわち奇数・
偶数フィールド画にぶれのないフレームスチル画の再生
が可能となる。また、メカニカルシャッタを使用しなく
ても前記ぶれのないフレームスチル画が得られ、耐久性
・寿命が格段に向上した電子カメラを実現できる。さら
にシャッタの精度、スピードも格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明3板式CCDの色フィルタ配列及び読み
出しの説明図である。
【図2】本発明3板式CCDを電子カメラに適用したブ
ロック図である。
【図3】R/B信号読み出しのブロック図である。
【図4】R/B読み出しの説明図である。
【図5】インタライン型CCDの読み出しの説明図であ
る。
【図6】一般的なインタライン型CCDの構成を示す図
である。
【図7】スチルカメラのシャッタ動作の説明図である。
【符号の説明】
5、6 GチャンネルCCD 7 R/BチャンネルCCD 11、12、13 フィールドメモリ 14 プロセス回路 22、23、24、25、26、27 1画素遅延回路 SW1 1画素毎切換スイッチ SW2 フィールド切換スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来の一般的なCCDイ
メージセンサを使用した撮像装置においては、垂直方向
のセンサーの数は、NTSC方式では約500、PAL
方式では約600あり、テレビジョンの1フレーム画像
に対応しているが、1度に1フレーム分の信号を取り出
すことはできず、1フィールドずつ順次取り出す構造に
なっている。したがって、この撮像装置を電子カメラに
適用した場合、1/60秒より高速のフィールド画なら
電子シャッタにより簡単に得られるが、奇数・偶数フィ
ールド間に時間差のない高速なフレーム画像を得るため
にはメカニカルシャッタを設けざるを得ない状況にあ
る。しかし、メカニカルシャッタは電子シャッタに比べ
ると耐久性、コスト、性能(精度、シャッタスピード)
等が格段に劣るため、メカニカルシャッタを使用しない
ものが望まれる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】前記各読み出し方法において、R及びB
は、Gに比べて水平・垂直とも解像度が落ちるが、色情
報は輝度情報に比べれば狭帯域は可能であり、その分G
により輝度情報の解像度を高めていることになる。前記
各チャンネルCCDから同時に読み出した2つのGチャ
ンネル信号及びR/Bチャンネル信号は、以下、図2で
説明するように、一旦、各チャンネルのフィールドメモ
リに入れて奇数・偶数フィールドの順にR、G、B成分
を読み出すようにする。その後は、一般的な信号処理を
施せば、モニタ上への表示や記録媒体へ奇数・偶数フィ
ールドで、時間差のないフレーム画の記録が可能であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 堯央 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 加藤 伸一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換機能を有する複数の画素と、こ
    の画素からの信号電荷が転送される垂直シフトレジスタ
    と、この垂直シフトレジスタからの信号電荷が転送され
    る水平シフトレジスタとからなる少なくとも2個のCC
    Dを備えるCCD多板式撮像装置において、前記CCD
    は同時に露光され且つ蓄積された信号電荷を前記垂直シ
    フトレジスタに同時に転送することを特徴とするCCD
    多板式撮像装置。
  2. 【請求項2】前記CCDのうち2個はG(緑)チャンネ
    ル用CCDであることを特徴とする請求項1記載のCC
    D多板式撮像装置。
  3. 【請求項3】3個のCCDを備え、前記CCDのうち2
    個はG(緑)チャンネル用CCDであり、他の1個はR
    (赤)及びB(青)チャンネル用CCDであることを特
    徴とする請求項1記載のCCD多板式撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記2個のGチャンネル用CCDを同時
    露光し、2つのGチャンネル用CCDの一方のCCDか
    ら奇数フィールドに対応した信号電荷を、他方のCCD
    から偶数フィールドに対応した信号電荷を同時に前記垂
    直シフトレジスタに転送することを特徴とする請求項2
    又は請求項3記載のCCD多板式撮像装置。
  5. 【請求項5】 光電変換機能を有する複数の画素と、こ
    の画素からの信号電荷が転送される垂直シフトレジスタ
    と、この垂直シフトレジスタからの信号電荷が転送され
    る水平シフトレジスタとからなる2個のGチャンネル信
    号用CCDを備えるCCD多板式撮像装置において、前
    記2個のCCDの一方のCCDから奇数フィールドに対
    応した信号電荷を、他方のCCDから偶数フィールドに
    対応した信号電荷を同時に前記垂直シフトレジスタに転
    送し、該垂直シフトレジスタに転送された前記奇数フィ
    ールド及び偶数フィールドの信号電荷を前記水平シフト
    レジスタに転送し、前記水平シフトレジスタから出力し
    た信号をデジタル信号に変換してフィールドメモリに格
    納することを特徴とするCCD多板式撮像装置。
JP4302989A 1992-10-15 1992-10-15 Ccd撮像装置 Pending JPH06133321A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4302989A JPH06133321A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 Ccd撮像装置

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JP4302989A JPH06133321A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 Ccd撮像装置

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ID=17915598

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