JPH10107454A - 筐体接合部のシール構造 - Google Patents

筐体接合部のシール構造

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Publication number
JPH10107454A
JPH10107454A JP8277072A JP27707296A JPH10107454A JP H10107454 A JPH10107454 A JP H10107454A JP 8277072 A JP8277072 A JP 8277072A JP 27707296 A JP27707296 A JP 27707296A JP H10107454 A JPH10107454 A JP H10107454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing material
casing
positioning
fitted
insertion groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8277072A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takahashi
謙次 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP8277072A priority Critical patent/JPH10107454A/ja
Publication of JPH10107454A publication Critical patent/JPH10107454A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子機器の筐体接合部のシール構造に於いて、
防水性、気密性の向上を図ると共に筐体の組立作業性の
向上を図る。 【解決手段】電子機器の筐体1を構成するフロントケー
ス2とリアケース3の接合部にシール材4を介在させた
筐体接合部のシール構造に於いて、フロントケースとリ
アケースのいずれか一方に位置決め凹部9,10を有す
るシール材挿入溝6を設け、該シール材挿入溝に嵌設さ
れるシール材に前記位置決め凹部に嵌合する位置決め凸
部7,8を形成し、シール材の位置決め凸部をシール材
挿入溝の位置決め凹部に嵌入した後、シール材全体を前
記シール材挿入溝に嵌設することで、筐体の組立前にシ
ール材を一方のケースに対し安定良く且バランス良く装
着し、他方のケースでシール材を確実に挾圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に於いて
防水、防滴を目的とした筐体接合部のシール構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】携帯無線機等電子機器の筐体は、フロン
トケースとリアケースから構成され、該フロントケー
ス、リアケースを接合することで内部に各種部品を収納
している。
【0003】従来、筐体接合部のシール構造としては、
前記フロントケースとリアケースのいずれか一方の接合
面にパッキン挿入溝が刻設され、該パッキン挿入溝にリ
ング状のゴムパッキンを嵌設し、最終的にはボルト等の
固定手段で前記フロントケースとリアケースとを固定
し、前記ゴムパッキンを両ケース間に挾圧していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した様な筐体接合
部のシール構造では、ゴムパッキンとケースとの位置関
係を決定するものがなく、作業者の勘に頼ってパッキン
挿入溝にゴムパッキンを嵌設していた為、嵌設されるゴ
ムパッキンの状態はその時々の作業状態に大きく左右さ
れ、捩れや撓みを生じることがある。捩れや撓みが生じ
たゴムパッキンをフロントケースとリアケースとで挾圧
してもゴムパッキンに均等に圧力が掛からず、最悪の状
態ではゴムパッキンとケースとの接合部に間隙が生じ、
筐体の防水性、気密性を損なうという問題があった。
【0005】又筐体の組立時には、上記したゴムパッキ
ンの捩れや撓みに注意を払う必要がある為、組立作業が
煩雑で時間が掛かり、作業性の向上を妨げる原因となっ
ていた。
【0006】本発明は斯かる実情に鑑み、ゴムパッキン
の捩れや撓みを防止し筐体の防水性、気密性を向上させ
ると共に、筐体の組立作業性を向上させることのできる
筐体接合部のシール構造を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子機器の筐
体を構成するフロントケースとリアケースの接合部にシ
ール材を介在させた筐体接合部のシール構造に於いて、
フロントケースとリアケースのいずれか一方に位置決め
凹部を有するシール材挿入溝を設け、該シール材挿入溝
に嵌設されるシール材に前記位置決め凹部に嵌合する位
置決め凸部を形成したものである。
【0008】シール材の位置決め凸部をシール材挿入溝
の位置決め凹部に嵌入した後、シール材全体を前記シー
ル材挿入溝に嵌設することで、筐体の組立前にシール材
を一方のケースに対し安定良く且バランス良く装着し、
他方のケースでシール材を確実に挾圧する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照しつつ本
発明の実施の形態を説明する。
【0010】図1は、携帯無線機等電子機器に於いて各
種部品を収納する筐体1を示している。該筐体1をフロ
ントケース2とリアケース3とで構成し、該フロントケ
ース2とリアケース3のいずれか一方の接合面5にゴム
パッキン等のシール材4が嵌合可能なシール材挿入溝6
を刻設する。尚、以下本実施の形態では前記シール材挿
入溝6をフロントケース2に刻設したものとして説明す
る。
【0011】前記フロントケース2のシール材挿入溝6
に前記シール材4を挾設する。該シール材4は断面を長
円形とし、外形形状を前記フロントケース2の接合面5
と前記リアケースの接合面(図示せず)がそれぞれ形成
する端面形状と同様にリング状の矩形形状に成形する。
【0012】図2は、前記シール材4の要部を示したも
のである。該シール材4の外周の適宜箇所に所要数の位
置決め凸部7を設ける。又、前記シール材4の内周の前
記位置決め凸部7に対応する箇所に位置決め凸部8を設
ける。
【0013】図3は、前記フロントケース2の接合面5
の要部を示したものである。前記シール材挿入溝6の外
周に前記位置決め凸部7に対応し且該位置決め凸部7が
嵌合可能な位置決め凹部9を設ける。又、前記シール材
挿入溝6の内周の前記位置決め凹部9に対峙する箇所に
位置決め凹部10を設ける。
【0014】次に、筐体1の組立作業について説明す
る。
【0015】フロントケース2の接合面5に設けたシー
ル材挿入溝6にシール材4を嵌合させる。この時、先ず
前記位置決め凸部7を前記位置決め凹部9に、前記位置
決め凸部8を前記位置決め凹部10にそれぞれ嵌入さ
せ、前記シール材挿入溝6に対して前記シール材4の位
置合わせ及び姿勢合わせを行う。次に、前記シール材4
の残りの部分を全体的に前記シール材挿入溝6に嵌合す
る。
【0016】最終的には、前記シール材4を挾み前記フ
ロントケース2とリアケース3を接合し、図示しないボ
ルト等の固定手段により固定する。
【0017】上記した様に、シール材4の全体をシール
材挿入溝6に嵌合するのに先立ち、前記シール材4の前
記シール材挿入溝6に於ける位置合わせ及び姿勢合わせ
を行う様にしたので、シール材4をシール材挿入溝6に
対して安定良く且バランス良く装着でき、シール材4が
シール材挿入溝6に対して適正な姿勢で嵌設され、シー
ル材に捩れや撓みが生じることなくリアケース3により
挾圧される。
【0018】尚、上記の実施の形態ではシール材4の断
面形状を長円形としたが、断面が円形のシール材の場合
も同様の効果が得られる。更にシール材4の外周、内周
のどちらか一方にのみ位置決め凸部を形成してもよい。
【0019】又、上記の実施の形態ではシール材4の外
形形状を矩形としたが、Oリング或は筐体の各種形状に
合わせて成形したシール材にも応用可能であることは言
う迄もない。
【0020】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、筐体の
組立時に接合部に設けるシール材に捩れや撓みが生じる
のを防止し得、筐体の防水性、気密性が向上する。更
に、シール材を挾設する際に位置合わせ及び姿勢合わせ
が行えるので作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の分解斜視図である。
【図2】同前実施の形態に係るシール材の要部を示す平
面図である。
【図3】同前実施の形態に係るフロントケースの接合面
の要部を示す平面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 フロントケース 3 リアケース 4 シール材 6 シール材挿入溝 7 位置決め凸部 8 位置決め凸部 9 位置決め凹部 10 位置決め凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の筐体を構成するフロントケー
    スとリアケースの接合部にシール材を介在させた筐体接
    合部のシール構造に於いて、フロントケースとリアケー
    スのいずれか一方に位置決め凹部を有するシール材挿入
    溝を設け、該シール材挿入溝に嵌設されるシール材に前
    記位置決め凹部に嵌合する位置決め凸部を形成したこと
    を特徴とする筐体接合部のシール構造。
JP8277072A 1996-09-27 1996-09-27 筐体接合部のシール構造 Pending JPH10107454A (ja)

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JP8277072A JPH10107454A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 筐体接合部のシール構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013183195A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Toshiba Corp 電子機器
JP2014013347A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Mitsubishi Electric Corp 表示装置
JP2015231514A (ja) * 2014-05-12 2015-12-24 株式会社 鋳物屋 圧力鍋及び圧力鍋のパッキン

Cited By (4)

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