JPH10107453A - 電子機器のストラップおよびストラップ取り付け構造 - Google Patents
電子機器のストラップおよびストラップ取り付け構造Info
- Publication number
- JPH10107453A JPH10107453A JP25712196A JP25712196A JPH10107453A JP H10107453 A JPH10107453 A JP H10107453A JP 25712196 A JP25712196 A JP 25712196A JP 25712196 A JP25712196 A JP 25712196A JP H10107453 A JPH10107453 A JP H10107453A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 信頼性が高く、使いやすい、電子機器の新規
なストラップおよびストラップ取り付け構造を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 ストラップベルトと、このストラップベ
ルトの一端に固定されている第一係合部と、上記ストラ
ップベルトに挿通され、かつ、ストラップベルトから着
脱可能に取り付けられている第二係合部と、上記ストラ
ップベルトの長さを調整するとともに、第二係合部のス
トラップベルトからの脱落を防止するベルト留め具から
なるストラップを提供する。また、電子機器の筐体の離
れた位置に二カ所のストラップ取り付け部を設け、この
第一ストラップ取り付け部と、上記ストラップの第一係
合部とを係合し、第二ストラップ取り付け部と、上記第
二係合部とを係合したストラップ取り付け構造を提供す
る。
なストラップおよびストラップ取り付け構造を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 ストラップベルトと、このストラップベ
ルトの一端に固定されている第一係合部と、上記ストラ
ップベルトに挿通され、かつ、ストラップベルトから着
脱可能に取り付けられている第二係合部と、上記ストラ
ップベルトの長さを調整するとともに、第二係合部のス
トラップベルトからの脱落を防止するベルト留め具から
なるストラップを提供する。また、電子機器の筐体の離
れた位置に二カ所のストラップ取り付け部を設け、この
第一ストラップ取り付け部と、上記ストラップの第一係
合部とを係合し、第二ストラップ取り付け部と、上記第
二係合部とを係合したストラップ取り付け構造を提供す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用の電子機器
に用いられるストラップおよびこのストラップと筐体の
取り付け構造に関する。
に用いられるストラップおよびこのストラップと筐体の
取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、電子機器などのストラップおよび
ストラップと筐体の取り付け構造において、種々の発明
が出願されている。その一例として、実開平5−183
21号公報を挙げる。この先行発明の概略図を図5に示
す。筐体11の一部には、第一ストラップ取り付け部1
2および第二ストラップ取り付け部13が設けられてい
る。ストラップ14には、その一端に第一ストラップ取
り付け部12と係合する第一係合部16が、他の一端に
は、第二ストラップ取り付け部13と係合する第二係合
部17が設けられている。第二係合部17は環状を呈し
ており、面状ファスナー18を剥したり貼りつけたりす
ることで、第二係合部17を開いたり閉じたりできるよ
うになっている。これにより、第二ストラップ取り付け
部13と第二係合部17を、容易に係合させたり係合解
除させたりすることができる。すなわち、筐体を一カ所
で支持する従来の方法に加え、筐体を二カ所で支持する
こともできる。
ストラップと筐体の取り付け構造において、種々の発明
が出願されている。その一例として、実開平5−183
21号公報を挙げる。この先行発明の概略図を図5に示
す。筐体11の一部には、第一ストラップ取り付け部1
2および第二ストラップ取り付け部13が設けられてい
る。ストラップ14には、その一端に第一ストラップ取
り付け部12と係合する第一係合部16が、他の一端に
は、第二ストラップ取り付け部13と係合する第二係合
部17が設けられている。第二係合部17は環状を呈し
ており、面状ファスナー18を剥したり貼りつけたりす
ることで、第二係合部17を開いたり閉じたりできるよ
うになっている。これにより、第二ストラップ取り付け
部13と第二係合部17を、容易に係合させたり係合解
除させたりすることができる。すなわち、筐体を一カ所
で支持する従来の方法に加え、筐体を二カ所で支持する
こともできる。
【0003】先行発明の特徴は、筐体とストラップが二
カ所同時に係合できることにより、新しいストラップの
使用形態を可能にした点にある。すなわち、筐体11の
第一ストラップ取り付け部12と、第一係合部16が係
合している状態で、第二ストラップ取り付け部13と第
二係合部17を係合させると、筐体11を二カ所で支え
ることができ、ストラップを取っ手のように使用するこ
とができる。例えば、第二ストラップ取り付け部13と
第二係合部17が係合していない状態で、手荷物の取っ
手などにベルト15を通した後、面状ファスナー18を
貼りつけて第二ストラップ取り付け部13と第二係合部
17を係合させることで、筐体11を、ストラップを手
に持つことなく、手荷物などに懸吊させ、保持すること
ができる。
カ所同時に係合できることにより、新しいストラップの
使用形態を可能にした点にある。すなわち、筐体11の
第一ストラップ取り付け部12と、第一係合部16が係
合している状態で、第二ストラップ取り付け部13と第
二係合部17を係合させると、筐体11を二カ所で支え
ることができ、ストラップを取っ手のように使用するこ
とができる。例えば、第二ストラップ取り付け部13と
第二係合部17が係合していない状態で、手荷物の取っ
手などにベルト15を通した後、面状ファスナー18を
貼りつけて第二ストラップ取り付け部13と第二係合部
17を係合させることで、筐体11を、ストラップを手
に持つことなく、手荷物などに懸吊させ、保持すること
ができる。
【0004】しかし、上記の先行発明には、まだ問題点
が存在する。第一に、第二ストラップ取り付け部13と
第二係合部17を係合させて筐体11を支持したとき、
筐体11の重量が面状ファスナー18を剥がす方向に作
用してしまうことが挙げられる。面状ファスナー18
は、着脱容易性に優れているが、大きな重量負荷に耐え
ることはできない。そのため、面状ファスナー18が筐
体11の重量を支えられない場合は、先行発明のストラ
ップは使用できない。あるいは、ストラップ使用中に、
ストラップ14に大きな負荷がかかり、面状ファスナー
18が剥離した場合、第二ストラップ取り付け部13と
第二係合部17の係合が解除され、筐体11が落下して
破損してしまう可能性がある。
が存在する。第一に、第二ストラップ取り付け部13と
第二係合部17を係合させて筐体11を支持したとき、
筐体11の重量が面状ファスナー18を剥がす方向に作
用してしまうことが挙げられる。面状ファスナー18
は、着脱容易性に優れているが、大きな重量負荷に耐え
ることはできない。そのため、面状ファスナー18が筐
体11の重量を支えられない場合は、先行発明のストラ
ップは使用できない。あるいは、ストラップ使用中に、
ストラップ14に大きな負荷がかかり、面状ファスナー
18が剥離した場合、第二ストラップ取り付け部13と
第二係合部17の係合が解除され、筐体11が落下して
破損してしまう可能性がある。
【0005】第二に、ベルト15に面状ファスナー18
を、直接縫いつけるなどの手段で固定していることが挙
げられる。例えば、第一ストラップ取り付け部12に第
一係合部16を取り付けた形で、筐体11を懸吊して保
持する場合、ベルト15を手に持った際に、面状ファス
ナー18や、その固定部分が手に触れ、触り心地、使い
勝手に欠ける。また、ストラップに手を通した場合、第
二係合部17が、ストラップから突出してしまい、スト
ラップを使用しにくく、外観にも悪い影響を与える。
を、直接縫いつけるなどの手段で固定していることが挙
げられる。例えば、第一ストラップ取り付け部12に第
一係合部16を取り付けた形で、筐体11を懸吊して保
持する場合、ベルト15を手に持った際に、面状ファス
ナー18や、その固定部分が手に触れ、触り心地、使い
勝手に欠ける。また、ストラップに手を通した場合、第
二係合部17が、ストラップから突出してしまい、スト
ラップを使用しにくく、外観にも悪い影響を与える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の点に鑑み、本発
明は、信頼性が高く、使いやすい、電子機器の新規なス
トラップおよびストラップ取り付け構造を提供すること
を目的とする。
明は、信頼性が高く、使いやすい、電子機器の新規なス
トラップおよびストラップ取り付け構造を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のストラップは、
ストラップベルトと、このストラップベルトの一端に固
定されている第一係合部と、ストラップベルトに挿通さ
れ、かつ、ストラップベルトから着脱可能に取り付けら
れている第二係合部と、ストラップベルトの長さを調整
するとともに、第二係合部のストラップベルトからの脱
落を防止するベルト留め具からなることを特徴とする。
また、本発明のストラップ取り付け構造は、電子機器の
筐体の離れた位置に二カ所のストラップ取り付け部を設
け、筐体の第一ストラップ取り付け部と、ストラップの
第一係合部とを係合し、筐体の第二ストラップ取り付け
部と、ストラップの第二係合部とを係合したことを特徴
とする。
ストラップベルトと、このストラップベルトの一端に固
定されている第一係合部と、ストラップベルトに挿通さ
れ、かつ、ストラップベルトから着脱可能に取り付けら
れている第二係合部と、ストラップベルトの長さを調整
するとともに、第二係合部のストラップベルトからの脱
落を防止するベルト留め具からなることを特徴とする。
また、本発明のストラップ取り付け構造は、電子機器の
筐体の離れた位置に二カ所のストラップ取り付け部を設
け、筐体の第一ストラップ取り付け部と、ストラップの
第一係合部とを係合し、筐体の第二ストラップ取り付け
部と、ストラップの第二係合部とを係合したことを特徴
とする。
【0008】ストラップに設けられた第二係合部と、筐
体の第二ストラップ取り付け部とは、嵌脱可能に係合す
ることができる。これにより、第二係合部と、第二スト
ラップ取り付け部は着脱容易に係合され、かつ、ストラ
ップ使用時には、十分な強度をもって係合されている。
この時、第二係合部は、樹脂製であることが好ましい。
体の第二ストラップ取り付け部とは、嵌脱可能に係合す
ることができる。これにより、第二係合部と、第二スト
ラップ取り付け部は着脱容易に係合され、かつ、ストラ
ップ使用時には、十分な強度をもって係合されている。
この時、第二係合部は、樹脂製であることが好ましい。
【0009】
【作用】ストラップの第二係合部は、ストラップベルト
から着脱することができる。すなわち、第二係合部を使
用しない場合は、必要のない第二係合部をストラップベ
ルトからはずしておくことができる。第二係合部を使用
する場合には、第二係合部をストラップベルトに再度取
り付けることで、対応できる。
から着脱することができる。すなわち、第二係合部を使
用しない場合は、必要のない第二係合部をストラップベ
ルトからはずしておくことができる。第二係合部を使用
する場合には、第二係合部をストラップベルトに再度取
り付けることで、対応できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施形
態例について、詳細に説明するが、本発明はこれらの実
施形態例のみに限定されるものではない。図1は、本発
明の一実施形態例を示すもので、図中符号1は筐体であ
る。この筐体1は、本形態例では折り畳み式の携帯用電
話機のものを示したが、その他にも、通常携帯すること
の多い小型の電子機器であれば、その種類を問わない。
態例について、詳細に説明するが、本発明はこれらの実
施形態例のみに限定されるものではない。図1は、本発
明の一実施形態例を示すもので、図中符号1は筐体であ
る。この筐体1は、本形態例では折り畳み式の携帯用電
話機のものを示したが、その他にも、通常携帯すること
の多い小型の電子機器であれば、その種類を問わない。
【0011】図1において、筐体1は、二つに折り畳ま
れた状態を示しており、アンテナ9が設けられている方
の筐体が受話部1a、もう一方が送話部1bとなってい
る。受話部1aと送話部1bは、幅方向の一つの接辺に
設けられた軸1cを中心に、互いに干渉しない範囲にお
いて回動自在に取り付けられている。送話部1bの、軸
1c近傍であって、送話部1bの一つの隅部に近接した
箇所には、第一ストラップ取り付け部2が設けられてい
る。この第一ストラップ取り付け部2は、筐体1の一部
分に凹部を設け、該凹部の相対向する内壁間に、金属製
のピンの両端をそれぞれ埋め込むことで形成されたもの
である。
れた状態を示しており、アンテナ9が設けられている方
の筐体が受話部1a、もう一方が送話部1bとなってい
る。受話部1aと送話部1bは、幅方向の一つの接辺に
設けられた軸1cを中心に、互いに干渉しない範囲にお
いて回動自在に取り付けられている。送話部1bの、軸
1c近傍であって、送話部1bの一つの隅部に近接した
箇所には、第一ストラップ取り付け部2が設けられてい
る。この第一ストラップ取り付け部2は、筐体1の一部
分に凹部を設け、該凹部の相対向する内壁間に、金属製
のピンの両端をそれぞれ埋め込むことで形成されたもの
である。
【0012】第二ストラップ取り付け部3は、送話部1
bの、第一ストラップ取り付け部2に近接した隅部と対
角をなす隅部に近接した箇所に形成された凹部であっ
て、この凹部は、図1および図2に示すように、筐体1
の上面および筐体1の側面のうち、アンテナ9が設けら
れている面に開口部を形成している。この開口部には、
係合解除防止用の突起3a、3aが設けられており、こ
れにより、第二ストラップ取り付け部3の開口部は、筐
体1の上面から見て、その平面形状がほぼΩ字状を呈す
るものである。さらに、第二ストラップ取り付け部3に
は、開口部よりも内側が広がった形状の、係合用の拡径
部3bが設けられている。
bの、第一ストラップ取り付け部2に近接した隅部と対
角をなす隅部に近接した箇所に形成された凹部であっ
て、この凹部は、図1および図2に示すように、筐体1
の上面および筐体1の側面のうち、アンテナ9が設けら
れている面に開口部を形成している。この開口部には、
係合解除防止用の突起3a、3aが設けられており、こ
れにより、第二ストラップ取り付け部3の開口部は、筐
体1の上面から見て、その平面形状がほぼΩ字状を呈す
るものである。さらに、第二ストラップ取り付け部3に
は、開口部よりも内側が広がった形状の、係合用の拡径
部3bが設けられている。
【0013】図中符号4は、ストラップである。ストラ
ップ4は、ストラップベルト5、第一係合部6、第二係
合部7、ベルト留め具8から構成されている。ストラッ
プベルト5は、皮革やポリ塩化ビニルなどから作られた
帯状物であり、その一端部には第一係合部6が固着され
るとともに、第二係合部7がストラップベルト5に挿通
されている。また、ストラップベルト5の、第一係合部
6が固定されている一端部には、第一係合部6の近傍
で、ストラップベルト5の他端部とともにベルト留め具
8により留められて、ストラップベルト5は環状を呈し
ている。
ップ4は、ストラップベルト5、第一係合部6、第二係
合部7、ベルト留め具8から構成されている。ストラッ
プベルト5は、皮革やポリ塩化ビニルなどから作られた
帯状物であり、その一端部には第一係合部6が固着され
るとともに、第二係合部7がストラップベルト5に挿通
されている。また、ストラップベルト5の、第一係合部
6が固定されている一端部には、第一係合部6の近傍
で、ストラップベルト5の他端部とともにベルト留め具
8により留められて、ストラップベルト5は環状を呈し
ている。
【0014】第一係合部6は、一本のひもの両端をスト
ラップベルト5の一端に固定してなる環状構造のもので
ある。第二係合部7は、図1および図3に示すとおり、
円柱状物7dの外周面に、その円周と平行に一周する溝
部7eを形成し、円柱状物7dの端面の1つに、貫通孔
7fを持つ突出部7cを設けてなるものである。すなわ
ち、第二係合部7の外周面には、その高さ方向中央部付
近に首部7aが形成され、さらに、第二係合部7の頭部
7bには、貫通孔7fが設けられた突出部7cが形成さ
れているものである。この貫通孔7fにストラップベル
ト5が挿通することで、第二係合部7とストラップベル
ト5が係合している。また、第二係合部7は、ポリプロ
ピレン、AS樹脂などの樹脂製であることが好ましい。
ラップベルト5の一端に固定してなる環状構造のもので
ある。第二係合部7は、図1および図3に示すとおり、
円柱状物7dの外周面に、その円周と平行に一周する溝
部7eを形成し、円柱状物7dの端面の1つに、貫通孔
7fを持つ突出部7cを設けてなるものである。すなわ
ち、第二係合部7の外周面には、その高さ方向中央部付
近に首部7aが形成され、さらに、第二係合部7の頭部
7bには、貫通孔7fが設けられた突出部7cが形成さ
れているものである。この貫通孔7fにストラップベル
ト5が挿通することで、第二係合部7とストラップベル
ト5が係合している。また、第二係合部7は、ポリプロ
ピレン、AS樹脂などの樹脂製であることが好ましい。
【0015】ベルト留め具8は、一般的なバックルと同
様の形状を有している。すなわち、ほぼ長方形の外枠
の、長手方向中央部に、枠内部の貫通孔を二等分するよ
うに橋部を設けることで形成されているものである。
様の形状を有している。すなわち、ほぼ長方形の外枠
の、長手方向中央部に、枠内部の貫通孔を二等分するよ
うに橋部を設けることで形成されているものである。
【0016】図4は、ストラップベルト5と第二係合部
7とベルト留め具8との係合手順を模式的に示したもの
である。図4(a)は、上記部材の係合前の状態を示し
たものである。ベルト端部5aは、ストラップベルト5
の、第一係合部6が設けられていない方の端部である。
図4(b)は、上記ベルト端部5aを、ベルト留め具8
の二つの貫通孔に、互い違いに挿通させた状態を示した
ものである。
7とベルト留め具8との係合手順を模式的に示したもの
である。図4(a)は、上記部材の係合前の状態を示し
たものである。ベルト端部5aは、ストラップベルト5
の、第一係合部6が設けられていない方の端部である。
図4(b)は、上記ベルト端部5aを、ベルト留め具8
の二つの貫通孔に、互い違いに挿通させた状態を示した
ものである。
【0017】図4(c)は、上記ベルト端部5aを、第
二係合部7の貫通孔に挿通させた状態を示したものであ
る。この時、ベルト端部5aは、ストラップベルト5の
上側に重なるように位置させることが重要である。図4
(d)は、上記ベルト端部5aを、ベルト留め具8の二
つの貫通孔に、一回目とは逆の方向から、既に挿通され
ているストラップベルト5と重なるように挿通させた状
態を示したものである。この状態で、ストラップベルト
5は、ベルト留め具8の作用により留められる。また、
第二係合部7は、ストラップベルト5に挿通された状態
で、自由に摺動することができる。
二係合部7の貫通孔に挿通させた状態を示したものであ
る。この時、ベルト端部5aは、ストラップベルト5の
上側に重なるように位置させることが重要である。図4
(d)は、上記ベルト端部5aを、ベルト留め具8の二
つの貫通孔に、一回目とは逆の方向から、既に挿通され
ているストラップベルト5と重なるように挿通させた状
態を示したものである。この状態で、ストラップベルト
5は、ベルト留め具8の作用により留められる。また、
第二係合部7は、ストラップベルト5に挿通された状態
で、自由に摺動することができる。
【0018】第二係合部7とストラップベルト5の係合
を解除する場合は、上記手順を変更することで行うこと
ができる。すなわち、図4に示した手順(d)から始め
て、(c)、(b)までを逆に行い、第二係合部7とス
トラップベルト5の係合を解除する。次に、ベルト端部
5aを、手順(d)の位置まで戻せばよい。
を解除する場合は、上記手順を変更することで行うこと
ができる。すなわち、図4に示した手順(d)から始め
て、(c)、(b)までを逆に行い、第二係合部7とス
トラップベルト5の係合を解除する。次に、ベルト端部
5aを、手順(d)の位置まで戻せばよい。
【0019】次に、ストラップ4の筐体1への取り付け
について説明する。ストラップ4を筐体1に取り付ける
場合、まず、筐体1の第一ストラップ取り付け部2を第
一係合部6に係合させ、次に、第二ストラップ取り付け
部3を第二係合部7に係合させる。第一ストラップ取り
付け部2と第一係合部6の係合は、第一係合部6を、第
一ストラップ取り付け部2の凹部と、該凹部に埋め込ま
れているピンで構成された孔の中に通し、次いで、スト
ラップベルト5を第一係合部6の輪の中に通すことで行
うことができる。
について説明する。ストラップ4を筐体1に取り付ける
場合、まず、筐体1の第一ストラップ取り付け部2を第
一係合部6に係合させ、次に、第二ストラップ取り付け
部3を第二係合部7に係合させる。第一ストラップ取り
付け部2と第一係合部6の係合は、第一係合部6を、第
一ストラップ取り付け部2の凹部と、該凹部に埋め込ま
れているピンで構成された孔の中に通し、次いで、スト
ラップベルト5を第一係合部6の輪の中に通すことで行
うことができる。
【0020】第二ストラップ取り付け部3と第二係合部
7の係合は、突起3a、3aと溝部7eをかみ合わせる
ように、第二係合部7を第二ストラップ取り付け部3に
嵌入することで行うことができる。突起3a、3aの間
隔は、首部7aの直径よりわずかに小さくなっている
が、第二係合部7に適切な力を加えながら第二ストラッ
プ取り付け部3に嵌入していくと、突起3a、3aおよ
び首部7aは、各部材の持つ弾性力により、お互いが接
触部分を中心としてわずかに変形する。すなわち、首部
7aが突起3a、3aの間を通り抜けることができるよ
うになるまで、突起3a、3aの間隔は広げられ、首部
7aの、突起3a、3aとの接点間の距離は狭められ
る。これにより、第二係合部7と第二ストラップ取り付
け部3が係合することができる。第二係合部7と第二ス
トラップ取り付け部3の係合を解除する場合は、第二係
合部7に、上記嵌入時とは逆方向に力を加えればよい。
すなわち、第二係合部7に、突起3a、3aと溝部7e
のかみ合わせを解除する方向に適切な力を加えること
で、突起3a、3aおよび首部7aが、接触部分を中心
としてわずかに変形する。これにより、首部7aが突起
3a、3aの間を通り抜けることができ、第二係合部7
と第二ストラップ取り付け部3の係合を解除することが
できる。
7の係合は、突起3a、3aと溝部7eをかみ合わせる
ように、第二係合部7を第二ストラップ取り付け部3に
嵌入することで行うことができる。突起3a、3aの間
隔は、首部7aの直径よりわずかに小さくなっている
が、第二係合部7に適切な力を加えながら第二ストラッ
プ取り付け部3に嵌入していくと、突起3a、3aおよ
び首部7aは、各部材の持つ弾性力により、お互いが接
触部分を中心としてわずかに変形する。すなわち、首部
7aが突起3a、3aの間を通り抜けることができるよ
うになるまで、突起3a、3aの間隔は広げられ、首部
7aの、突起3a、3aとの接点間の距離は狭められ
る。これにより、第二係合部7と第二ストラップ取り付
け部3が係合することができる。第二係合部7と第二ス
トラップ取り付け部3の係合を解除する場合は、第二係
合部7に、上記嵌入時とは逆方向に力を加えればよい。
すなわち、第二係合部7に、突起3a、3aと溝部7e
のかみ合わせを解除する方向に適切な力を加えること
で、突起3a、3aおよび首部7aが、接触部分を中心
としてわずかに変形する。これにより、首部7aが突起
3a、3aの間を通り抜けることができ、第二係合部7
と第二ストラップ取り付け部3の係合を解除することが
できる。
【0021】
【発明の効果】上述のごとく、本発明のストラップは、
ストラップベルトと、ストラップベルトの一端に固定さ
れている第一係合部と、ストラップベルトに挿通され、
かつ、ストラップベルトから着脱可能に取り付けられて
いる第二係合部と、ストラップベルトの長さを調整する
とともに、第二係合部のストラップベルトからの脱落を
防止しているベルト留め具からなるものであるので、ス
トラップの固定に第二係合部を使用しない場合、不必要
な第二係合部をストラップベルトからはずしておくこと
ができるので、ストラップを使用するときに第二係合部
が邪魔になることはない。第二係合部を、樹脂製とすれ
ば、軽量で十分な強度を有し、その弾性力を利用して筐
体との係合および係合解除を行うことができる。
ストラップベルトと、ストラップベルトの一端に固定さ
れている第一係合部と、ストラップベルトに挿通され、
かつ、ストラップベルトから着脱可能に取り付けられて
いる第二係合部と、ストラップベルトの長さを調整する
とともに、第二係合部のストラップベルトからの脱落を
防止しているベルト留め具からなるものであるので、ス
トラップの固定に第二係合部を使用しない場合、不必要
な第二係合部をストラップベルトからはずしておくこと
ができるので、ストラップを使用するときに第二係合部
が邪魔になることはない。第二係合部を、樹脂製とすれ
ば、軽量で十分な強度を有し、その弾性力を利用して筐
体との係合および係合解除を行うことができる。
【0022】本発明のストラップ取り付け構造は、電子
機器の筐体の離れた位置に二カ所のストラップ取り付け
部を設け、筐体の第一ストラップ取り付け部と、ストラ
ップの第一係合部を係合させ、筐体の第二ストラップ取
り付け部と、ストラップの第二係合部を係合させたもの
であるので、一本のストラップを用いて、筐体を二カ所
で支持することが可能である。すなわち、使用目的や好
みに応じてストラップの取り付け形状を選択することが
できる。ストラップに設けられた第二係合部は、筐体の
第二ストラップ取り付け部と嵌脱可能に係合するもので
あり、筐体とストラップを二カ所で係合させて使用する
場合には、ストラップベルトを筐体に確実に固定するこ
とができる。しかも、ストラップを使用しているときに
は、係合解除に必要な力が第二係合部に加わらない限
り、筐体から外れることはない。
機器の筐体の離れた位置に二カ所のストラップ取り付け
部を設け、筐体の第一ストラップ取り付け部と、ストラ
ップの第一係合部を係合させ、筐体の第二ストラップ取
り付け部と、ストラップの第二係合部を係合させたもの
であるので、一本のストラップを用いて、筐体を二カ所
で支持することが可能である。すなわち、使用目的や好
みに応じてストラップの取り付け形状を選択することが
できる。ストラップに設けられた第二係合部は、筐体の
第二ストラップ取り付け部と嵌脱可能に係合するもので
あり、筐体とストラップを二カ所で係合させて使用する
場合には、ストラップベルトを筐体に確実に固定するこ
とができる。しかも、ストラップを使用しているときに
は、係合解除に必要な力が第二係合部に加わらない限
り、筐体から外れることはない。
【図1】 本発明の一実施形態例を示す斜視図。
【図2】 本発明の一実施形態例を示す正面図。
【図3】 本発明の一実施形態例における、第二係合部
7を示す正面図。
7を示す正面図。
【図4】 本発明の一実施形態例における、ストラップ
ベルト5と第二係合部7とベルト留め具8との係合手順
を示す模式図。
ベルト5と第二係合部7とベルト留め具8との係合手順
を示す模式図。
【図5】 従来のストラップ取り付け構造の例を示す斜
視図。
視図。
1 筐体 2 第一ストラップ取り付け部 3 第ニストラップ取り付け部 4 ストラップ 5 ストラップベルト 6 第一係合部 7 第二係合部 8 ベルト留め具
Claims (4)
- 【請求項1】 ストラップベルトと、このストラップベ
ルトの一端に固定されている第一係合部と、上記ストラ
ップベルトに挿通され、かつ、ストラップベルトから着
脱可能に取り付けられている第二係合部と、上記ストラ
ップベルトの長さを調整するとともに、第二係合部のス
トラップベルトからの脱落を防止するベルト留め具から
なることを特徴とする電子機器のストラップ。 - 【請求項2】 上記第二係合部が、樹脂製であることを
特徴とする請求項1記載の電子機器のストラップ。 - 【請求項3】 請求項1記載のストラップを電子機器に
取り付ける構造であって、上記電子機器の筐体の離れた
位置に二カ所のストラップ取り付け部を設け、筐体の第
一ストラップ取り付け部と、上記ストラップの第一係合
部とを係合し、筐体の第二ストラップ取り付け部と、上
記ストラップの第二係合部とを係合したことを特徴とす
るストラップ取り付け構造。 - 【請求項4】 上記ストラップの第二係合部と、上記筐
体の第二ストラップ取り付け部とは、嵌脱可能に係合す
ることを特徴とする請求項3記載のストラップ取り付け
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25712196A JPH10107453A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 電子機器のストラップおよびストラップ取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25712196A JPH10107453A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 電子機器のストラップおよびストラップ取り付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10107453A true JPH10107453A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17302028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25712196A Pending JPH10107453A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 電子機器のストラップおよびストラップ取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10107453A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1269885A2 (en) | 2001-06-29 | 2003-01-02 | Nokia Corporation | Removable strap |
US7908715B2 (en) | 2005-08-25 | 2011-03-22 | Nec Corporation | Strap holder for a mobile device |
JP2011205342A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Fujitsu Ltd | 移動体端末 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP25712196A patent/JPH10107453A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1269885A2 (en) | 2001-06-29 | 2003-01-02 | Nokia Corporation | Removable strap |
EP1269885A3 (en) * | 2001-06-29 | 2004-12-01 | Nokia Corporation | Removable strap |
US7908715B2 (en) | 2005-08-25 | 2011-03-22 | Nec Corporation | Strap holder for a mobile device |
JP2011205342A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Fujitsu Ltd | 移動体端末 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991221 |